JP2009095404A - 動画表示システム、動画表示方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

動画表示システム、動画表示方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】インストラクターがバーチャルインストラクターであっても、運動の負荷に応じてユーザに適宜に指示、激励等を与えられるようにする。
【解決手段】動画表示システム1の受付端末装置2は、ユーザの情報(氏名、年齢、運動目的、運動習慣等)を受け付けてサーバ装置10へ送る。サーバ装置10は、複数種類のモーションデータを格納した動作データベース、動作データベースの時系列の順序を規定したパターンを複数種類格納したパターンデータベース、運動の負荷レベルとユーザの体力レベルとの比較結果に応じた音声データを格納した負荷対応音声テーブル等を記憶しており、再生表示されるべき動作データの負荷レベルとユーザの体力レベルとの比較結果に応じた音声データを、モーションデータに基づく動画の再生表示の際に、端末装置31等で再生出力できるように所要のデータを端末装置31等へ送る。
【選択図】図1

Description

本発明は、バーチャルインストラクターのエクササイズ動作を規定したモーションデータを組み合わせて運動レッスン用の動画を表示する際に、レッスンを受けるユーザの体力レベルおよびレッスンの運動負荷レベルに応じた音声を出力して、ユーザが意欲的に楽しくレッスンを受けられるようにした動画表示システム、動画表示方法、およびコンピュータプログラムに関する。
従来、いわゆるモーションキャプチャ技術により得られたモーションデータを組み合わせて動画コンテンツを作成することが行われている(下記の特許文献1参照)。また、昨今は、各種エクササイズおよびスポーツ等に関する見本動作を行うバーチャルインストラクターの動画コンテンツを、モーションキャプチャ技術を用いて作成されることも多くなっている。モーションキャプチャ技術による動画コンテンツは、インストラクターが実際に居なくても、ユーザの都合に合わせてレッスンを受けられると云うメリットがあることに加えて、視点変更(バーチャルインストラクターを表示する方向の変更)が容易に行えるので、各種動作を様々な方向から見ることができ、習得したい動作をユーザが把握しやすいと云うメリットもある。
なお、下記の特許文献2では、エクササイズ用の動画コンテンツを作成する際に、動画コンテンツ中のバーチャルインストラクターの形態を、エクササイズを行うユーザの性別、年齢および身長体重に応じてカスタマイズする内容が開示されている。また、下記の特許文献3〜特許文献5では、モーションキャプチャ技術を用いたものではないが、ユーザが行っている運動に対する負荷状況に応じてエクササイズ用の動画内容を変更することが開示されている。
特開平10−222668号公報 特許第3472238号公報 特開2004−73272号公報 特開2006−136717号公報 特開2006−255028号公報
従来の運動レッスンにおいて、インストラクターが現実の人間である場合は、ユーザが行っている運動に対する負荷状況等をインストラクターが把握判断して、個々のユーザに種々の指示、激励等を与えることが可能である。したがって、ユーザはインストラクターからの指示、激励等に応じて運動の負荷状況が変化することを予め認識することができるので無理なく運動を行うことができると共に、運動を遂行しようと云う意欲がかきたてられる。
しかし、インストラクターがバーチャルインストラクターである場合は、ユーザが行っている運動の内容を音声で説明する程度のことはできるかもしれないが、上述したような負荷状況等に応じて各ユーザへ種々の指示、激励等を与えることはできなかった。このため、ユーザは運動の負荷状況の変化に即座に対応することができない場合が生じたり、バーチャルインストラクターが行う運動レベルに追従してエクササイズを続ける意欲が薄れたりする等のおそれがあった。また、上述した特許文献2は、ユーザの性別、年齢および身長体重に応じてバーチャルインストラクターの形態をカスタマイズするに留まるので、運動内容の負荷レベルに応じてバーチャルインストラクターの形態、例えば、顔の表情を変えることにまで対応していない。そのため、レッスン中のユーザが、バーチャルインストラクターの顔の表情を見て、現在の運動の負荷レベルを判断するようなことはできなかった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、インストラクターがバーチャルインストラクターであっても、ユーザの体力レベルおよび運動の負荷に応じて、適切な内容の指示、奨励等を音声でユーザに与えることが可能な動画表示システム、動画表示方法、およびコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
また、本発明は、運動内容の負荷レベルに応じてバーチャルインストラクターの顔の表情を変えて表示することで、レッスン中のユーザが、現在の運動に関する負荷レベルを視覚的に判断できる動画表示システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る動画表示システムは、動体が表す運動の動作を規定した動作データが複数種類格納してある動作データベースと、ユーザ情報の入力を受け付ける入力受付手段と、前記入力受付手段が入力を受け付けたユーザ情報の内容に応じた種類の動作データを前記動作データベースから複数読み出す読出手段と、前記読出手段が読み出した複数の動作データに基づき動体の動画を生成する動画生成手段と、前記動画生成手段が生成した動画の表示処理を行う表示処理手段とを備える動画表示システムにおいて、前記動作データベースには、各動作データに対応付けてそれぞれの運動の動作に係る負荷レベルが格納してあり、前記入力受付手段が入力を受け付けるユーザ情報に基づいてユーザの運動能力を表す運動能力レベルを判定する判定手段と、前記判定手段が判定したユーザの運動能力レベルと、前記動画生成手段が生成する動画の場面に応じた動作データに対応付けてある負荷レベルとの比較を行う比較手段と、前記比較手段による比較結果ごとに音声データを格納してある音声データ格納手段と、前記表示処理手段が前記比較手段の比較に係る動画データに基づく動画の場面の表示処理を行う場合に、前記音声データ格納手段に格納してある音声データの中で、前記動画の場面に対する前記比較手段の比較結果に応じた音声データの再生出力を行う音声再生出力手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、バーチャルインストラクターに応じた動体を含む動画の生成および表示処理を行う場合において、受け付けたユーザ情報から判定されるユーザの運動能力レベルと、表示対象の動画の画面に応じた動作データに対応付けられた負荷レベルとを比較し、比較に係る動画の場面の表示処理の際に、比較結果に応じた音声データを再生出力するので、ユーザの運動能力レベルと運動の動作の負荷レベルに基づいた音声データの再生出力が可能となる。そのため、たとえば、音声データ格納手段には、ユーザの運動能力レベルが動作の負荷レベルを上回るような比較結果に対して「まだまだ」と云った音声データを対応付け、また、ユーザの運動能力レベルが動作の負荷レベルに等しいような比較結果に対して「その調子」と云った音声データを対応付け、さらに、ユーザの運動能力レベルが動作の負荷レベルを下回るような比較結果に対して「がんばって」と云った音声データを対応付ければ、ユーザの体力レベルおよび運動の負荷に応じてユーザに適宜に指示、激励等を与えられるようになる。
本発明に係る動画表示システムは、前記動作データベースに格納された各動作データの時系列の順序を規定した順序データが格納してある順序データベースを備え、前記動画生成手段は、前記順序データベースに格納してある順序データが規定する順序で複数の動作データを組み合わせて動画を生成するようにしてあり、前記音声再生出力手段は、前記表示処理手段が表示処理を行う動画の場面に応じた動作データに対応付けてある負荷レベルが変化する場合に音声データの再生出力を行うことを特徴とする。
本発明にあっては、順序データで規定されている時系列の順序に従って読み出された動作データの負荷レベルが変化した場合に、音声データの再生出力が行われるので、レッスンを受けるユーザに対しては負荷レベルが変わるときの丁度良いタイミングで、指示、奨励等を与えられるようになる。そのため、レッスン中に再生出力する音声がレッスンを受けるユーザにとって煩雑に感じられることを防止して、要所で適切に音声が再生出力されるようになる。
本発明に係る動画表示システムは、前記音声再生出力手段が、前記表示処理手段が表示処理を行う動画の場面に応じた動作データに対応付けてある負荷レベルが高く変化する場合に音声データの再生出力を行うことを特徴とする。
本発明にあっては、順序データベースで規定されている順序に従って読み出された動作データの負荷レベルが高くなった場合に、音声データの再生出力が行われる。一般に、レッスンを受けるユーザは自己の体力レベルに対して運動負荷が高くなって体力的に苦しくなったときに、周囲から奨励の声がかけられると、ユーザのレッスンを遂行しようとする意欲が高まる。そのため、本発明のように、動作データに対応付けてある負荷レベルが高くなった場合に、音声データに係る音声がレッスンを受けているユーザへ発せられるので、ユーザのレッスン遂行に対するモチベーションや、やる気の向上に貢献できる。
本発明に係る動画表示システムは、前記音声データ格納手段が、前記比較手段による比較結果ごとに複数種類の音声データが格納してあり、前記動画生成手段が生成した動画の各場面の中で、前記比較手段による比較結果が同一の場面が複数ある場合、前記表示処理手段が、比較結果が同一の各場面の表示処理を行うときに、前記音声再生出力手段は、前記音声データ格納手段に格納してある同一の比較結果に応じた複数種類の音声データの中のいずれか一つを順次的に、またはランダムに再生出力することを特徴とする。
本発明にあっては、比較結果が同一の各場面の表示処理の際には、音声データ格納手段に格納されている同一の比較結果に対する複数種類の音声データの中から、いずれか一つが順次的に、またはランダムに再生出力される。そのため、同一の比較結果の各場面に対して出力される音声内容が様々に変化し、ユーザにかけられる音声が単調になることを防止し、レッスン遂行に対するユーザの意欲を高く維持することに貢献できる。
本発明に係る動画表示システムは、前記入力受付手段は、ユーザ情報としてユーザの氏名の入力を受け付けるようにしてあり、前記音声再生出力手段は、前記入力受付手段が入力を受け付けたユーザの氏名の全部または一部を音声データと共に再生出力することを特徴とする。
本発明にあっては、ユーザ情報としてユーザの氏名の入力が受け付けられ、受け付けられたユーザの氏名の全部または一部が音声データと共に再生出力されるので、レッスンを受けるユーザにしてみると、自己の名前が呼びかけられた上で、指示または奨励されるので、レッスンにおいて個別的な指導を受けられた気分となり、レッスン遂行に対するユーザの意欲を一段と高くできる。なお、ユーザの氏名に係る再生出力には、周知のテキストリーダを用いることが好適であり、この場合、音声データの再生出力とテキストリーダ技術を組み合わせた処理を行うことになる。
また、本発明に係る動画表示システムは、前記動体は人体を模したものであり、前記比較手段による比較結果ごとに前記人体の顔の異なる顔画像を示す顔画像データが格納してある顔画像データ格納手段と、前記表示処理手段は、前記比較手段の比較に係る動画データに基づく動画の場面の表示処理を行う場合に、前記顔画像データ格納手段に格納してある顔画像データの中で、前記動画の場面に対する前記比較手段の比較結果に応じた顔画像データに係る顔画像を前記人体の顔として表示処理を行うことを特徴とする。
本発明にあっては、人体を模したバーチャルインストラクターの顔の表情に応じた顔画像データを、運動に負荷に関する比較結果ごとに格納し、比較結果に係る動画の場面の表示の際に、比較結果に応じた顔画像データの顔画像のバーチャルインストラクターの顔として表示するので、レッスン中のユーザは、表示されるバーチャルインストラクターの顔の表情を見て、現在の運動に対する負荷レベルを判断できるようになると共に、運動に対するモチベーションが刺激されるようになる。
本発明に係る動画表示システムは、心拍数を取得する心拍数取得手段を備え、前記判定手段は、前記心拍数取得手段が取得した心拍数および前記ユーザ情報に基づいてユーザの運動能力を表す運動能力レベルを判定することを特徴とする。
本発明にあっては、心拍数を取得する心拍数取得手段が取得した心拍数も参酌されて、ユーザの運動能力を表す運動能力レベルが判定されるので、レッスン中のユーザのリアルタイム的な負荷状態に応じた内容の音声が再生出力されるようになる。そのため、現在の状況にマッチした音声をユーザにかけて、レッスン時のユーザのそのときの体調と乖離しない指示、奨励を与えることができる。
本発明に係る動画表示方法は、動体が表す運動の動作を規定した動作データが運動の動作に係る負荷レベルに対応付けて複数種類格納してある動作データベースと、動作に係る音声データを複数種類格納してある音声データ格納手段と、ユーザ情報の入力を受け付ける入力受付手段とを備える動画表示システムが、前記入力受付手段が入力を受け付けたユーザ情報の内容に応じた種類の動作データを前記動作データベースから複数読み出し、読み出した複数の動作データに基づき動体の動画を生成し、生成した動画の表示処理を行うと共に前記音声データ格納手段に格納してある音声データの再生出力を行う動画表示方法において、前記動画表示システムは、前記入力受付手段が入力を受け付けるユーザ情報に基づいてユーザの運動能力を表す運動能力レベルを判定し、判定したユーザの運動能力レベルと、生成する動画の場面に応じた動作データに対応付けてある負荷レベルとの比較を行い、前記比較に係る動画データに基づく動画の場面の表示処理を行う場合に、前記音声データ格納手段に比較結果ごとに格納してある音声データの中で、前記動画の場面に対する比較結果に応じた音声データの再生出力を行うことを特徴とする。
本発明にあっては、動画表示方法としても、受け付けたユーザ情報から判定されるユーザの運動能力レベルと、表示対象の動画の画面に応じた動作データに対応付けられた負荷レベルとを比較し、比較に係る動画の場面の表示処理の際に、比較結果に応じた音声データを再生出力するので、ユーザの運動能力レベルと運動の動作の負荷レベルに基づいた音声データの再生出力が行える。
本発明に係るコンピュータプログラムは、動体が表す運動の動作を規定した動作データが運動の動作に係る負荷レベルに対応付けて複数種類格納してある動作データベースと、動作に係る音声データを複数種類格納してある音声データ格納手段と、ユーザ情報の入力を受け付ける入力受付手段とを備えるコンピュータに、前記入力受付手段が入力を受け付けたユーザ情報の内容に応じた種類の動作データを前記動作データベースから複数読み出させ、読み出させた複数の動作データに基づき動体の動画を生成させ、生成させた動画の表示処理を行わせると共に前記音声データ格納手段に格納してある音声データの再生出力を行わせるためのコンピュータプログラムにおいて、コンピュータを、前記入力受付手段が入力を受け付けるユーザ情報に基づいてユーザの運動能力を表す運動能力レベルを判定する手段と、判定したユーザの運動能力レベルと、生成する動画の場面に応じた動作データに対応付けてある負荷レベルとの比較を行う手段と、前記比較に係る動画データに基づく動画の場面の表示処理を行う場合に、前記音声データ格納手段に比較結果ごとに格納してある音声データの中で、前記動画の場面に対する比較結果に応じた音声データの再生出力を行う手段として機能させることを特徴とする。
本発明にあっては、コンピュータプログラムとしても、受け付けたユーザ情報から判定されるユーザの運動能力レベルと、表示対象の動画の画面に応じた動作データに対応付けられた負荷レベルとを比較し、比較に係る動画の場面の表示処理の際に、比較結果に応じた音声データを再生出力するので、ユーザの運動能力レベルと運動の動作の負荷レベルに基づいた音声データの再生出力が行える。
本発明にあっては、表示対象となる動画の各場面を規定した動作データに対応して音声データ格納手段に格納されている音声データの中の比較結果に応じた音声データが再生出力されるので、運動の負荷レベルとユーザの運動レベルとの関係に応じて、個別にユーザに種々の指示、激励等を与えることができる。そのため、ユーザはバーチャルインストラクターが現実のインストラクターである場合と同様に、運動の負荷状況の変化に即座に対応することができるので、急激な負荷の増加に耐えることができる可能性が大きくなり、レッスンを続ける意欲を高められる。
また、本発明に係る動画表示システムによれば、運度の負荷レベルが変化した場合に音声データを再生出力するので、レッスンの間、万遍なく音声を発する場合に比べて、一連のレッスンにおける節目となるタイミングで、種々の指示、激励等を音声でユーザに与えることができる。
さらに、本発明にあっては、運度の負荷レベルが高くなった場合に、音声データの再生出力を行うので、レッスン中にユーザが苦しく感じるようなタイミングでユーザを奨励する音声を与えることができ、レッスンをやり遂げる意欲をユーザが維持されるように、ユーザを励ますことができる。
本発明にあっては、同一の比較結果に対して複数種類の音声データが準備されており、それらの各音声データを、同一の比較結果に応じた各場面の表示処理の際、順次的に、またはランダムに再生出力するので、出力される音声の内容が単調になることを防止して、様々な表現でレッスン中のユーザを指示、奨励できる。
また、本発明にあっては、音声データの再生出力に際、ユーザの氏名の全部または一部が再生出力されるので、個別的に指導されているような心地よい気持ちで、ユーザはレッスンを続けられる。
さらに、本発明にあっては、バーチャルインストラクターの顔の表情が、運動の負荷レベルに応じて変わるので、レッスン中のユーザは、バーチャルインストラクターの顔の表情を見ることにより、現在行っている運動の負荷レベルを判断できると共に、運動に対するユーザ自身のモチベーションも向上できる。
さらにまた、本発明にあっては、ユーザの心拍数に応じてユーザの運動能力を表す運動能力レベルが判定されるので、運動中のユーザの体調の変化に合わせて、再生出力される音声の内容を適宜変更できる。
図1は、本発明の実施形態に係る動画表示システム1の全体的な構成を示している。本実施形態の動画表示システム1は、バーチャルインストラクター(人体を模した動体に相当)によるエアロビクスレッスン(エクササイズ)を行うスポーツクラブ等の施設に設置されており、各種データベースを記憶するサーバ装置10に複数の端末ユニット30、40、50等および受付端末装置2がネットワークケーブルL1〜L4等で接続された構成になっている。
動画表示システム1は、受付端末装置2で入力されたユーザの情報に基づきユーザの体力および運動目的に応じたレッスンメニュー内容が決定され、その決定されたレッスンメニュー内容でバーチャルインストラクターが運動動作を行うエクササイズ動画がユーザの利用する端末ユニットの大型ディスプレイ装置に表示される。特に本発明では、動画表示システム1が、表示するエクササイズ動画の場面に応じた内容の音声を適宜出力することで、レッスン中のユーザに対してエクササイズに関する指示、エクササイズ遂行の鼓舞奨励を行えることを特徴としている。以下、動画表示システム1を構成する各端末ユニット30〜50、受付端末装置2およびサーバ装置10について説明する。
端末ユニット30、40、50は、端末装置31、41、51、大型モニタ装置32、42、52、入力操作器33、43、53およびスピーカ34、44、54を含み、各ユーザU1、U2、U3がレッスンを受けるブースB1、B2、B3ごとに設置されている。なお、図1の動画表示システム1では、計3セットの端末ユニット30、40、50を示しているが、システムの規模に応じてユニット台数は適宜増減可能になっている。
また、動画表示システム1に含まれる受付端末装置2は、一般的なパーソナルコンピュータが適用されており、端末本体2aにディスプレイ装置3および各種情報の入力用の入力デバイス4(キーボード)が接続されている。受付端末装置2は、スポーツクラブ等の施設の受付に設置されるものであり、施設を訪れたユーザからの各種情報(ユーザ情報)を受け付けるために使用される。そのため、受付端末装置2は、サーバ装置10から送られてくる各種データに基づいてメニュー等をディスプレイ装置3の画面3aに表示して、ユーザに入力すべきメニュー項目を提示すると共に、提示したメニュー項目に対して入力デバイス4を通じて入力された情報をサーバ装置10へ送る処理などを行う。
一方、図2は、サーバ装置10の主要な内部構成等を表したブロック図を示している。本実施形態のサーバ装置10は、動画表示システム1において、入力されたユーザ情報に基づいて、ユーザの体力レベルを判定し、判定した体力レベルに応じたエクササイズのメニューを作成する役目を主に担っている。サーバ装置10には汎用のサーバーコンピュータを適用しており、サーバ本体10aに、ディスプレイ装置16、ならびにシステム管理者からの各種入力操作を受け付けるキーボード17およびマウス18を接続している。サーバ装置10は、受付端末装置2で表示させるメニュー等のデータ、受付端末装置2で入力を受け付けたユーザ情報に基づいてユーザ個人に合ったパーソナルメニューを作成するための元になるデータ等をサーバ本体10aに記憶している。以下、サーバ装置10について詳説する。
サーバ装置10は、各種制御処理を行うMPU11(プロセッサ)に、RAM12、ROM13、通信インタフェース14およびハードディスク装置15を内部バス10bで接続した構成になっている。なお、内部バス10bには、ディスプレイ装置16、キーボード17およびマウス18も繋がれており、MPU11の処理に伴う各種内容をディスプレイ装置16へ表示できると共に、キーボード17またはマウス18で入力を受け付けた操作内容をMPU11へ伝えるようにしている。
サーバ装置10のRAM12は、MPU11の処理に従うデータ及びフォルダ等を一時的に記憶するものであり、ROM13はMPU11が行う基本的な処理内容を規定したプログラム等を予め記憶している。
通信インタフェース14は、ネットワークケーブルL1〜L4(図1ではL1、L2のみを示す)等の接続部であり、サーバ装置10からネットワークケーブルL1〜L4等の接続先の端末装置または各端末ユニットへデータ等の送信処理をMPU11の制御に基づき行うと共に、接続先の端末装置または各端末ユニットから送られたデータ等の受信処理を行う。
ハードディスク装置15は、サーバ装置10が行う各種処理を規定したプログラムおよび各種データを格納したデータベース等を記憶するものである。具体的に、本実施形態のハードディスク装置15は、システムプログラム19、サーバプログラム20、メニューデータベース21、体力レベルテーブル22、ユーザデータベース23、動作データベース24、運動目的テーブル25、パターンデータベース26、リズムデータベース27および負荷対応音声テーブル28等を記憶している。
ハードディスク装置15に記憶されるシステムプログラム19は、MPU11がサーバとして行う各種基本的な処理内容を規定したプログラムである。また、サーバプログラム20は、本発明に関してサーバ装置10のMPU11が行う必要のある各種処理内容を規定したものである。具体的な処理内容としては、図3(a)〜(c)に示すような各種メニュー21a〜21cを受付端末装置2で表示させてユーザから入力される情報(ユーザ情報)を受け付ける処理、受け付けたユーザ情報に基づいてユーザの体力レベル(運動能力レベルに相当)を判定する処理、受け付けたユーザ情報を格納するユーザデータベース23を構築する処理、ユーザデータベース23に登録された情報に基づいてユーザに合ったパーソナルメニューを作成する処理、そのパーソナルメニューに含まれる内容に応じた動作データをユーザが利用するブースに設置された端末ユニット30、40、50等へ送る処理等がある。
また、メニューデータベース21は、各種メニューに応じたデータを格納したものであり、これらのデータが受付端末装置2へ送られると、ユーザから情報の入力をアンケート形式で受け付ける各種メニュー(入力受付手段に相当)が受付端末装置2のディスプレイ装置3に表示される。このような各種メニューでユーザから入力を受け付けるユーザ情報の内容としては、ユーザの氏名、性別、年齢、身長、体重、運動目的、運動習慣などがある。
図3(a)〜(c)のメニュー21a〜21cは、メニューデータベース21の各種メニュー用のデータに基づき表示された具体的なメニュー内容を示す例である。図3(a)のメニュー21aは、ユーザの年齢の入力を受け付けるものであり、入力欄21a−1に年齢の数値が入力された状態で決定ボタン21a−2が選択されると、入力欄21a−1に入力された数値が受付端末装置2からサーバ装置10へ送られるようになっている。
また、図3(b)のメニュー21bは、ユーザの運動習慣の入力を受け付けるものであり、受付可能な運動習慣の項目としては「一:していない(やめて1ヶ月以上)」「二:月に2〜3日」「三:週に1日」「四:週に2日」「五:週に3日以上」と云う計5種類の運動頻度を挙げている。メニュー21bは、これらの運動習慣の項目ごとに選択用のチェックボックス21b−1〜21b−5を設けて、ユーザが自身の運動習慣を選択できるようにしている。なお、メニュー21bにおいて、チェックボックス21b−1〜21b−5のいずれか1つが選択(チェック)された状態で、決定ボタン21b−6が選択されると、チェックされた運動習慣を示す情報が受付端末装置2からサーバ装置10へ送られる。
さらに、図3(c)のメニュー21cは、ユーザの運動目的の入力を受け付けるものであり、受付可能な運動目的として「M1:全身ダイエット」「M2:上半身ダイエット」「M3:腹部ダイエット」「M4:下半身ダイエット」「M5:ストレス解消」「M6:老化防止」の計6種類を挙げている。メニュー21cは、これらの運動目的ごとにチェックボックス21c−1〜21c−6を設け、ユーザが自身の運動目的を選択できるようにしている。なお、チェックボックス21c−1〜21c−6のいずれか1つがチェックされた状態で、決定ボタン21c−7が選択されると、チェックされた運動目的を示す情報が受付端末装置2からサーバ装置10へ送られるようになっているのは、メニュー21bなどと同じである。また、上述したメニュー以外にも、ユーザの氏名、身長、体重等の入力を受け付けるメニューが存在し、氏名等もユーザ情報として受付端末装置2を通じてサーバ装置10に受け付けられる。
このようなメニュー21a〜21c等での情報入力は、ユーザが初めて施設を利用する際に受付端末装置2で行われるものである。これらの情報の入力が各種メニューで受け付けられて、サーバ装置10がユーザ情報を通信インタフェース14で取得すると、サーバプログラム20の規定内容に従って、サーバ装置10は、取得した情報に対応付ける会員番号(識別番号)をMPU11が発行し、その発行した会員番号と共に、取得したユーザ情報をユーザデータベース23に登録する。
また、2回目以降の施設の利用の際には、既に入力した情報内容を変更する場合(例えば、運動目的を変更する場合など)にのみ必要な情報の入力を行うことになる。また、2回目以降に施設を利用する場合は、受付端末装置2で会員番号を入力すれば、利用するブース番号(B1〜B3等)が受付端末装置2で示されて、ユーザは、そのブース番号のブースでスムーズにレッスンを受けることが可能になる。
図4は、ハードディスク装置15に記憶される体力レベルテーブル22の中身を示している。体力レベルテーブル22は、入力を受け付けた情報に基づいて、情報の入力を行ったユーザの体力レベル(運動能力レベルに相当)の判定をMPU11が行う際に参照されるものである。体力レベルテーブル22は、年齢を18〜29歳、30〜45歳、46歳以上の三段階に分けると共に、段階ごとに図3(b)のメニュー21bで示す計5種類の運動習慣の項目を対応付けることで、ユーザからの情報に基づきユーザの体力レベルを3種類に分けられるようにしている。
例えば、年齢が18〜29歳の範囲に含まれて、運動習慣が「四:週に2日」のユーザは、体力レベルとして「L3:体力有り(体力レベル「3」)」と判定される。また、年齢が30〜45歳の範囲に含まれて、運動習慣が「三:週に1日」のユーザは、体力レベルとして「L2:体力普通(体力レベル「2」)」と判定される。さらに、年齢が46歳以上であり、運動習慣が「二:月に2〜3日」のユーザは、体力レベルとして「L1:体力無し(体力レベル「1」)」と判定される。このような判定は、サーバプログラム20の規定内容に従って、図3(b)のメニュー21bで運動習慣の入力選択を受け付けるごとにMPU11が行っており、MPU11は判定した結果を、そのユーザの会員番号に対応付けてユーザデータベース23に登録する処理を行う。
図5は、ユーザデータベース23の中身を示している。ユーザデータベース23は、会員登録を行ったユーザの情報が登録格納されたものであり、MPU11が発行した会員番号に対応付けて、ユーザから入力を受け付けたユーザ情報が登録されると共に、図4の体力レベルテーブル22に基づき判定された体力レベルの結果も登録されている。また、施設利用中のユーザは、利用中のブース番号も会員番号に対応付けて格納されるので、ブースの使用状況もユーザデータベース23を参照すれば分かるようになっている。
図6は、サーバ装置10のハードディスク装置15に記憶される動作データベース24の中身を示している。動作データベース24は、バーチャルインストラクター(動体に相当)が表すエアロビクス用の各種運動の動作を規定したモーションデータ(動作データに該当)を複数種類格納したものであり、動作の内容ごとにID番号を対応付けている。このようなモーションデータを組み合わせることで、バーチャルインストラクターの一連の動きが繋がった動画が作り上げられる。また、動作データベース24にはそれぞれのモーションデータ、より具体的にはID番号に対応付けて運動負荷レベルを表すデータ(値)が格納されている。運動負荷レベルのデータは値が大きくなるほど、対応付けられたモーションデータに係る運動の動作の負荷が大きいことを表している。
動作データベース24が含むモーションデータの種類の例として、ID番号が「A」のモーションデータは、動作の種類が「マーチ」であり、モーションデータのファイル名が「Data-A」になっている。そして、対応する運動負荷レベルの値は「0.5」である。また、ID番号が「B1」のモーションデータは、動作の種類が「ゆっくりサイドステップ」であり、モーションデータのファイル名が「Data-B1」になっている。そして、対応する運動負荷レベルの値は「0.5」である。さらに、ID番号が「C1」のモーションデータは、動作の種類が「サイドステップ」であり、モーションデータのファイル名が「Data-C1」になっている。そして、対応する運動負荷レベルの値は、上述のID番号が「A」でモーションデータの動作の種類が「ゆっくりサイドステップ」の「0.5」に比して、「ゆっくり」ではない分だけ高くなって「1.0」である。以下同様に、運動の負荷が高くなればなるほど、高い値の運動負荷レベルが設定されて動作データベース24に格納されている。
なお、動作データベース24に格納されるモーションデータは、マーカを付した実際のインストラクターが行う動作に対し、モーションキャプチャ技術を用いることにより取得された三次元空間におけるマーカの座標等に応じた内容、すなわちバーチャルインストラクタ(動体)の動作を規定した内容になっている。1つのモーションデータは、8カウント(例えば、約4秒間)の時間帯における各マーカの座標の変動内容を規定している。
図7(a)は、具体的なモーションデータのイメージを示したものである。バーチャルインストラクターを表す人体画像5が、モーションデータに基づいて三次元コンピュータグラフィクス技術によりX軸、Y軸、Z軸で構成されるXYZ座標系に位置するように作成されることになる。なお、このXYZ座標系とは相違するカメラ6の撮像方向(動画表示時の視点方向に相当)および位置を定めるためのUVW座標系を設け、XYZ座標系とUVW座標系との相対関係を規定することで、ユーザが所望する方向及び位置からの動画表示が可能になる。
三次元コンピュータグラフィックス技術により生成される人体画像5は、図7(b)に示すように、人体の骨に相当するボーンBと云う棒状のリンク部材を連結したものに、人体の皮膚に相当するスキンを被せて作成されている。図7(b)に示すボーンBの各所に付された点P1〜P17が、実際のインストラクターに付されたマーカ位置に相当し、インストラクターの各種動作を行った所定時間(8カウント分)の各点P1〜P17の座標位置が各モーションデータの内容になっている。なお、図7(b)に示す各点P1〜P17の位置及び個数は一例であり、生成する人体画像5の仕様、要求精度およびハード的なスペック等に応じてマーカの位置及び個数は適宜変更できる。
また、図6に示す動作データベース24に格納される複数種類のモーションデータの中には、運動目的に応じたモーションデータも含まれている。すなわち、本発明の発明者は、実際のインストラクターの動作に基づく複数種類のモーションデータの中身を研究し、エアロビクスの一連の動きの中で、各モーションデータが果たす役割および機能がそれぞれ相異することに気付いた。さらに、研究を進めた結果、図3(c)のメニュー21cで挙がっている計6種類の運動目的を達成することに関連が大きいモーションデータがあることも本発明の発明者は突き止めた。本発明では、このような研究結果に基づき、ある種の運動目的とモーションデータとの関係を図8の運動目的テーブル25に整理し、ユーザにマッチしたパーソナルメニューを作成する際にサーバ装置10が参照できるように、ハードディスク装置15に記憶している。
図8に示す運動目的テーブル25は、発明者が突き止めた内容に従って運動目的ごとに関連する動作の種類と、その動作の種類に応じたモーションデータのID番号を、運動目的に係る番号ごとに対応付けた内容になっている。具体的な運動目的テーブル25の中身としては、全身ダイエット(運動目的番号はM1)には、ID番号が「F3」のモーションデータの動作となる「サイドステップと手を後ろに早くプッシュする動作の組み合わせ」と、ID番号が「G1」のモーションデータの動作となる「ヒップシェイクと手を徐々に下ろす動作の組み合わせ」を対応付けている。
上半身ダイエット(運動目的番号はM2)には、ID番号が「F2」のモーションデータの動作となる「サイドステップと手をひろげてひねる動作の組み合わせ」と、ID番号が「F3」のモーションデータの動作となる「サイドステップと手を後ろに早くプッシュする動作の組み合わせ」を対応付けている。また、腹部ダイエット(運動目的番号はM3)には、ID番号が「E2」のモーションデータの動作となる「ひねりニーアップと手の動作の組み合わせ」と、ID番号が「G1」のモーションデータの動作となる「ヒップシェイクおよび手を徐々に下ろす動作の組み合わせ」を対応付けている。さらに、下半身ダイエット(運動目的番号はM4)には、ID番号が「E1」のモーションデータの動作となる「バックキック」と、ID番号が「D1」のモーションデータの動作となる「フロントランジ右から右」を対応付けている。
また、ストレス解消(運動目的番号はM5)には、ID番号が「F1」のモーションデータの動作となる「サイドステップと手の動作の組み合わせ」と、ID番号が「G2」のモーションデータの動作となる「Vステップと早いVステップの組み合わせ」を対応付けている。さらに、老化防止(運動目的番号はM6)には、ID番号が「F4」のモーションデータの動作となる「Vステップ」と、ID番号が「J1」のモーションデータの動作となる「ニーアップをキープする動作」を対応付けている
なお、上述したような各種運動目的に関連するモーションデータは、図6の動作データベース24の中で、関連する内容の運動目的を表す番号(運動目的番号)が対応付けられている。例えば、ID番号が「F1」のモーションデータ(サイドステップ+手)には、ストレス解消の運動目的番号である「M5」が対応付けられている。
図9は、ハードディスク装置15に記憶されるパターンデータベース26(順序データベースに相当)の中身を示している。パターンデータベース26は、エアロビクスのレッスン内容の中でユーザの特性にあったメインコンテンツに応じたパーソナルメニューの中身を規定した複数種類のパターン(パターン1、2・・・)を含んだものである。各パターン(順序データに相当)は、図3(c)のメニュー21cで挙がっている計6種類の運動目的の達成に対応した中身になっている。パターンデータベース26では、各運動目的の種類を表す運動目的番号(図3(c)のメニュー21cで入力を受け付ける情報の内容に相当)、および各運動目的に関連するモーションデータのID番号が、パターンの種類ごとに対応付けられている。
パターンデータベース26に含まれる各パターン1〜8等は、図6の動作データベース24に格納された各種モーションデータの時系列の順序を規定すると共に、規定に係るモーションデータの中に達成すべき運動目的に関連するモーションデータを含ませた内容になっている。さらに、各パターン1〜8等は、達成すべき運動目的に関連するモーションデータと同じ部位を動かすモーションデータを、運動目的に関連するモーションデータより時系列の順序で前方となる時間帯に含ませることを規定している。
本発明の発明者は、エアロビクスに含まれる一連の動作と運動目的との因果関係などの研究を進めた結果、運動目的の達成のため、運動目的に関連するモーションデータの動作を行うまでに最低限必要となる動作があることを突き止めた。具体的には、運動目的に関連するモーションデータで動作対象となる人体の部位を予め動かしておくと、スムーズに運動目的に関連する動作を行えることから、運動目的に関連する動作対象となる部位と同じ部位を緩やかに動かす動作が好適となることを本発明者は解明した。
図10は、パターンデータベース26に含まれる複数のパターンの中のパターン1が規定する具体的な内容を示したものである。パターン1は、図9のパターンデータベース26でも示すように、ストレス解消(M5)を運動目的とするものであり、エアロビクスのレッスン中のメインコンテンツの総時間を最初の時間1から最後の時間40までの計40時間単位に分けて、時間単位ごとに対応付けるモーションデータを規定したものになっている。なお、1時間単位は、モーションデータの8カウント(約4秒間)に対応した時間長さ(時間帯)になっており、時間1〜40までの時系列の順序でモーションデータが並んでいる。さらに、パターン1は、第1クールから第10クールまでを設定し、各クールは計4時間単位を含んでいる。
なお、パターン1の規定内容を第1クールで説明すると、パターン1は、第1クールの時間1から時間2まで、運動負荷が比較的低いレベルの「ゆっくりサイドステップ(図6のID番号がB1の内容を参照)」を規定し、それから時間3から時間4で「サイドステップ(図6のID番号がC1の内容を参照)」を規定する。さらに、パターン1は、運動目的であるストレス解消に関連する「サイドステップ+手」のモーションデータ(ID番号はF1)を、第8クールの時間29、30、第9クールの時間33、34、および第10クールの時間37、38にそれぞれ含ませている。
さらにまた、パターン1は、ストレス解消に関連する動作である「サイドステップ+手」の中で「サイドステップ」を行う足を動作対象とするID番号がB1のモーションデータ(ゆっくりサイドステップ)を第1クールに含まると共に、ID番号がC1のモーションデータ(サイドステップ)を第1クール等に含ませている。また、パターン1は、「サイドステップ+手」の中で「手の動作」を動作対象とするID番号がD1(図6では示さず)のモーションデータ(マーチ+手ゆっくり)を第4クールに含ませている。そのため、パターン1では、ストレス解消に関連する動作(サイドステップ+手)を行う前の時間帯に同様な動作を含ませているので、スムーズにストレス解消に関連する動作を行えるようになっている。なお、図10のパターンデータベース26に含まれる他のパターン2〜8等も、図10に示すパターン1と同様、所定の運動目的を達成するために時間単位ごとにモーションデータを対応付けた内容になっている。
また、サーバ装置10のハードディスク装置15に記憶されるリズムデータベース27は、エアロビクスのレッスン用の各種音楽リズムデータを格納したものであり、これらの音楽リズムデータは端末ユニットで生成表示される動画と共に、所定のリズム(BPM :Beat Per Minute)で再生出力される。
図11は、ハードディスク装置15に記憶される負荷対応音声テーブル28の中身を示している。負荷対応音声テーブル28は、ユーザの体力レベルとモーションデータの運動負荷レベルとの比較結果に応じて予め規定された音声データを複数種類格納したものである。具体的には、ユーザの体力レベルとモーションデータの運動負荷レベルとの大小関係、つまりユーザの体力レベルがモーションデータの運動負荷レベルより大である場合(上回る場合)の第1比較結果レベルと、ユーザの体力レベルとモーションデータの運動負荷レベルとがほぼ等しい場合の第2比較結果レベルと、ユーザの体力レベルがモーションデータの運動負荷レベルより小である場合(下回る場合)の第3比較結果レベルとの計3レベルの比較結果レベルにそれぞれ応じた音声データが予め格納されている。
負荷対応音声テーブル28は、第1比較結果レベルに対応付けて計3個の音声データ11〜13を格納しており、各各音声データ11〜13は、運動負荷的に軽い状態であることを表す音声内容になっている。具体的に音声データ11は「まだまだ」と云う音声内容であり、音声データ12は「楽な運動ですよ」と云う音声内容であり、音声データ13は「リラックスして」と云う音声内容になっている。
また、負荷対応音声テーブル28は、第2比較結果レベルに対応付けて計3個の音声データ21〜23を格納しており、各各音声データ21〜23は、運動負荷的に丁度良い状態であることを表す音声内容になっている。具体的に音声データ21は「その調子」と云う音声内容であり、音声データ22は「いーですよー」と云う音声内容であり、音声データ23は「そのまま、そのまま」と云う音声内容になっている。さらに、負荷対応音声テーブル28は、第3比較結果レベルに対応付けて計3個の音声データ31〜33を格納し、各各音声データ31〜33は、運動負荷的に少し重い状態に対してユーザを励ます音声内容になっている。具体的に音声データ31は「がんばって」と云う音声内容であり、音声データ32は「もうひといき」と云う音声内容であり、音声データ33は「それいけ」と云う音声内容になっている。
図12に示す第1フローチャートは、ハードディスク装置15に記憶されるサーバプログラム20が規定する内容に従ってサーバ装置10(MPU11)が行う一連の処理(動画表示方法の一部の処理)を示したものである。このフローチャートはサーバ装置10が既にメニュー表示用のデータを受付端末装置2へ送って、各種メニューが受付端末装置2で表示された状態からの処理を示したものになっており、基本的にユーザが初めて施設を利用する場合に対応した内容を示している。以下、この第1フローチャートに従ってサーバ装置10(MPU11)が行う処理を説明する。
先ず、サーバ装置10は、受付端末装置2で表示するメニューでユーザから必要なユーザ情報の入力を受け付けたか否かを判断する(S1)。必要なユーザ情報(氏名、性別、年齢、身長、体重、運動目的、運動習慣)の入力を全て受け付けていない場合(S1:No)、サーバ装置10は、情報入力の受付待ちの状態となる。また、必要なユーザ情報の入力を全て受け付けると(S1:Yes)、サーバ装置10のMPU11はレベル判定手段として、図4の体力レベルテーブル22を参照して、ユーザ情報の入力を行ったユーザの体力レベルを判定する(S2)。なお、判定した結果は、受け付けた情報と共に図5のユーザデータベース23に、発行された会員番号と対応付けて登録される。
それから、MPU11は、受け付けた情報の中で運動目的に合致するパターンを、図8の運動目的テーブル25を参照して図9のパターンデータベース26から特定する(S3)。なお、運動目的テーブル25では、運動目的ごとに2種類の動作種類を対応付けているが、エアロビクスのレッスンの受講回数が10回未満であれば上段の動作種類をMPU11は特定し、受講回数が10回を越えると、その内容に慣れたと判断して、下段の動作種類を特定するようになる。また、パターンの具体的な特定の仕方としては、入力を受け付けた運動目的は「全身ダイエット」であれば、運動目的テーブル25を参照して、「全身ダイエット」の運動目的番号「M1」を確認し、その「M1」に対応付けられたパターンをパターンデータベース26から特定することになる。
そして、MPU11は、特定したパターンが規定するモーションデータを特定する処理を行う(S4)。例えば、特定したパターンが図10のパターン1であれば、MPU11は、ID番号がA、B1、C1、D1、E1、F1の計6種類のモーションデータを特定することになる。
さらに、MPU11は、特定したパターンを参照してパーソナルメニューを作成する(S5)。すなわち、MPU11は、例えば、図10のパターン1において、第1クールから第10クールまでのモーションデータの並び方を参照し、その内容をユーザのパーソナルメニューとする。
最後に、サーバ装置10(MPU11)は、特定したモーションデータを動作データベース24から読み出して、作成したパーソナルメニューの内容を表すデータ、リズムデータベース27に含まれる音楽リズムデータ、負荷対応音声テーブル28およびレッスンを受けるユーザのユーザ情報と共に、ユーザが利用するブースに応じた端末ユニットへ送信する(S6)。なお、本実施形態では、エアロビクスのレッスン内容は、前から順に、ウォーミングアップ、第1インターバル、メインコンテンツ、第2インターバル、アクティブレスト、第3インターバル、およびクールダウンと云う計7種類の内容を組み合わせて1つのレッスンにしており、これらの中のメインコンテンツの中身が上記フローチャートにより作成されたパーソナルメニューに応じたものになる。その他のウォーミングアップ等の中身は固定にしており、これらの固定の内容に応じたモーションデータ、メニュー内容も、上記のパーソナルメニューの内容と一緒に、サーバ装置10は端末ユニットへ送信している。
また、図12の第1フローチャートは、初めて施設をユーザが利用する場合に対応した内容を示しているが、2回目以降の利用の場合、ユーザは受付端末装置2で自身の会員番号さえ入力すれば、既に必要な情報はユーザデータベース23に登録されているので、登録されている情報に基づき、第1フローチャート中の所定のステップ以降の処理が行われることになる。さらに、2回目以降の利用時に、ユーザデータベース23の登録情報が更新された場合(例えば、運動目的が変更になった場合)、新たに入力を受け付けた情報がユーザデータベース23に上書きされると共に、新たに入力を受け付けた情報に基づき、第1フローチャート中の所定のステップ以降の処理が行われることになる。
一方、図13は、ブースB1に設置される端末ユニット30の主要な構成を示したブロック図である。端末ユニット30に含まれる端末装置31は、汎用のパーソナルコンピュータを用いており、CPU31aに通信インタフェース31b、RAM31c、ROM31d、操作インタフェース31e、表示処理部31f、音出力処理部31g、およびハードディスク装置31hを内部バス31iで接続した構成になっている。端末装置31は、サーバ装置10から送信されてきた複数種類のモーションデータを、パーソナルメニューの内容で規定される順序で用いて動画を生成して表示処理を行うと共に、表示する動画の場面に応じて音声データの再生出力を行う。
通信インタフェース31bは、ネットワークケーブルL1でサーバ装置10と接続されており、サーバ装置10から送られてくるモーションデータ、音楽リズムデータ、パーソナルメニューの内容を表すデータおよび負荷対応音声テーブル28等を受信する。また、RAM31cは、CPU31aの処理に伴うデータおよびファイル等を一次的に記憶し、ROM31dは、CPU31aが行う基本的な処理を規定したプログラムを予め記憶している。
操作インタフェース31eは、ユーザからの操作を受け付ける入力操作器33と接続されている。入力操作器33は、スタートボタン、一時停止ボタン、中止ボタン、および、図7(a)に示すカメラ6の位置および方向等を設定する設定キー等を備えており、操作インタフェース31eは、入力操作器33で入力された操作内容を受け付けて、CPU31aへ送る処理を行う。また、表示処理部31fは、大型モニタ装置32と接続されており、CPU31aの制御処理に従って、サーバ装置10から受信したモーションデータをパーソナルメニューで規定された時系列の順序に用いてバーチャルインストラクターが各種動作を行う動画を生成して、大型モニタ装置32へ出力する処理を行う。さらに、音出力処理部31gは、スピーカ34と接続されており、CPU31aの制御処理に従って、サーバ装置10から受信した音楽リズムデータおよび負荷対応音声テーブル28に格納されている音声データを、表示処理部での表示出力に合わせて再生出力する処理を行う。
ハードディスク装置31hは、OSプログラム35および動画生成プログラム36等のプログラムを記憶すると共に、通信インタフェース31bで受信したサーバ装置10からのモーションデータおよびパーソナルメニュー等を記憶することも行う。OSプログラム35は、オペーレーティングシステムに係る処理内容を規定したプログラムであり、また、動画生成プログラム36は、サーバ装置10から送られたモーションデータに基づく動画生成、表示処理、および音声データの再生出力に関するCPU31aの制御処理内容を規定したものである。
動画生成においてCPU31aは、固定内容であるウォーミングアップ等については、規定された内容に従って処理を行う。また、ユーザ個々の特性に応じたメインコンテンツの動画生成では、サーバ装置10から送信されたパーソナルメニューのパターンが規定する時系列の順序に応じた各モーションデータを組み合わせて動画を生成し、生成した内容を順次大型モニタ装置32へ表示出力する処理を行うことになる。
具体的には、サーバ装置10から送信されたパーソナルメニューの内容が、図10に示すパターン1の場合に応じたものであれば、CPU31aは、第1クールの時間1、2ではID番号が「B1」のモーションデータに基づいて、第1クールの時間3から第2クールの時間6まではID番号が「C1」のモーションデータに基づき動画を生成するように表示処理部31fの制御を行う。また、CPU31aは、第2クールの時間7、8では、ID番号が「A」のモーションデータ、第3クールの時間9、10では、ID番号が「C1」のモーションデータに基づいて、それぞれ動画を生成するように表示処理部31fの制御を行う。時間11以降も、CPU31aは、パーソナルメニューの内容に応じた時系列の順序に応じたモーションデータに基づき動画を生成するように表示処理部31fの制御を行う。
本実施形態における端末装置31は、時系列の順序で一定数のモーションデータから一定量の動画を生成し、その生成した動画をRAM31cにバッファ的に保存してから表示処理を行うと共に、表示処理の合間に、時系列順で次の時間帯の一定量の動画を生成してRAM31cに保存して表示処理を行うことを以降も繰り返し、各モーションデータに応じた場面が連なった動画を表示している。その結果、図14に示すようなバーチャルインストラクターの人体画像が各種動作を行う内容の動画の各場面に応じたフレーム画像f1〜f6が大型モニタ装置32に順次表示されるので、ユーザは、このバーチャルインストラクターの動きに合わせてエアロビクスを行えば、自己の体力レベルおよび運動目的に応じたエクササイズを行えることになる。なお、このような動画生成表示は、ブースB1の端末ユニット30で行う場合で説明したが、他のブースB2、B3の端末ユニット40、50でも、もちろん同様な動画生成処理を行うことが可能である。
さらに、端末装置31は、上述した動画生成処理を行いながら、音楽リズムデータの再生出力を音出力処理部31gで行うと共に、表示する動画の場面に応じたモーションデータに対応付けられている運動負荷レベルが時系列の順序の前後で変化する場合、ユーザの体力レベルと、その変化した運動負荷レベルとを比較して、比較結果に応じた音声データの再生出力も音出力処理部31gで行うようにしている。
具体的には、端末装置31のCPU31aは、表示対象の動画に係る時間単位(図10の時間1、時間2等)が変わると、変わる前の時間単位に係るモーションデータに対応付けられた運動負荷レベルに対して、変わった後の時間単位に係るモーションデータに対応付けられた運動負荷レベルが変化したか否かを判断する。変化したと判断した場合、CPU31aは音声データの再生出力に係る処理を行うことを決定するが、変化していないと判断した場合は、特に音声データの再生出力に係る処理を行わない。
また、CPU31aは、音声データの再生出力を行うことを決定した場合、次に、CPU31aは、再生出力の対象となる音声データの種類をユーザの体力レベルと、表示対象の画面に応じたモーションデータの運動負荷レベルとの比較結果に基づき決定する処理を行う。詳しくは、サーバ装置10から送られたユーザ情報に含まれるユーザの体力レベル(L1〜L3のいずれか)が、表示対象の画面に係るモーションデータの運動負荷レベルを上回るか、等しいか、または下回るかを比較判定する。
例えば、ユーザの体力レベルがL2(体力レベル「2」)であり、表示対象の画面に係るモーションデータがID番号「A」のデータであれば、その運動負荷レベルは図6より「0.5」であるため、体力レベルが運動負荷レベルを上回る(2>0.5)。また、ユーザの体力レベルがL2(体力レベル「2」)であり、表示対象の画面に係るモーションデータがID番号「C2」のデータであれば、その運動負荷レベルは図6より「2.0」であるため、体力レベルが運動負荷レベルと等しくなる(2=2.0)。さらに、ユーザの体力レベルがL2(体力レベル「2」)であり、表示対象の画面に係るモーションデータがID番号「F3」のデータであれば、その運動負荷レベルは図6より「3.5」であるため、体力レベルが運動負荷レベルを下回る(2<3.5)。
比較により、体力レベルが運動負荷レベルを上回れば、CPU31aは、サーバ装置10から送信されてきた図11の負荷対応音声テーブル28の第1比較結果レベルに対応付けられた音声データを読み出して、比較に係る場面に合わせて再生出力の制御処理を行う。この際、負荷対応音声テーブル28の第1比較結果レベルには、計3個の音声データが格納れているが、CPU31aは1番目の音声データ11から順次的に用いて再生出力する。そのため、動画の表示処理が進行して、再度、体力レベルが運動負荷レベルを上回る場面になると、CPU31aは2番目の音声データ12を再生出力し、さらに動画の表示処理が進行して、再々度、体力レベルが運動負荷レベルを上回る場面になると、CPU31aは3番目の音声データ13を再生出力する。また、4度目の体力レベルが運動負荷レベルを上回る場面では、CPU31aは最初に戻って1番目の音声データ11を用いることになる。なお、CPU31aは、このような順次的な音声データの再生出力を、負荷対応音声テーブル28の他の比較結果レベルでも同様に行う。
また、比較により、体力レベルが運動負荷レベルと等しければ、CPU31aは、負荷対応音声テーブル28の第2比較結果レベルに対応付けられた音声データを読み出して、比較に係る場面に合わせて再生出力の制御処理を行う。さらに、比較により、体力レベルが運動負荷レベルを下回れば、CPU31aは、負荷対応音声テーブル28の第3比較結果レベルに対応付けられた音声データを読み出して、比較に係る場面の表示処理に合わせて再生出力の制御処理を行う。
図15は、レッスンを行うユーザの体力レベルが「1」であり、パーソナルメニューの内容が図10に示すパターン1に基づく内容である場合の音声データの再生出力状態を示している。この場合、時間1から時間2になるときは、表示対象となるモーションデータ(ID番号が「B1」)が同じであることから、運動負荷レベルも「0.5」で変化が無いので、音声データの再生出力は行われない。
また、時間2から時間3になるときは、表示対象となる動画の場面に応じたモーションデータ(ID番号が「C1」)の運動負荷レベルが「0.5」から「1.0」へ変化し、時間3の運動負荷レベルが「1.0」であることより、ユーザの体力レベルの「1」と等しくなり、図11の負荷対応音声テーブル28の第2比較結果レベルに対応付けられた1番目の音声データ21の「その調子」と云う音声内容が時間3で再生出力される。
また、時間3から時間6までは運動負荷レベルに変化が無いので音声データの再生出力は行われず、時間6から時間7になるときに、運動負荷レベルが「1.0」から「0.5」へ変化するので、時間7の運動負荷レベルが「0.5」であることから、ユーザの体力レベルの「1」は時間7の運動負荷レベルを上回り、第1比較結果レベルに対応付けられた1番目の音声データ11の「まだまだ」と云う音声内容が再生出力される。さらに、時間8から時間9になるときに、運動負荷レベルが「0.5」から「1.0」へ変化するので、時間9の運動負荷レベルが「1.0」であることより、ユーザの体力レベルの「1」と等しくなり(2回目)、第2比較結果レベルに対応付けられた2番目の音声データ22の「いーですよー」と云う音声内容が再生出力される。
さらにまた、時間10から時間11になるときに、運動負荷レベルが「1.0」から「0.5」へ変化するので、時間11の運動負荷レベルが「0.5」であることより、ユーザの体力レベルは時間11の運動負荷レベルを上回り(2回目)、第1比較結果レベルに対応付けられた2番目の音声データ12の「楽な運動ですよ」と云う音声内容が再生出力される。そして、時間12から時間13になるときに、運動負荷レベルが「0.5」から「1.5」へ変化するので、時間13の運動負荷レベルが「1.5」であることより、ユーザの体力レベルの「1」は時間13の運動負荷レベルを下回り、第3比較結果レベルに対応付けられた1番目の音声データ31の「がんばって」と云う音声内容が再生出力される。
図16の第2フローチャートは、上述した端末装置(CPU31a)の処理に基づく端末ユニット30での動画生成、表示出力および音声出力に係る各処理手順を整理したものである。以下、この第2フローチャートに従って、図13の端末装置31(CPU31a)が行う一連の処理内容を説明する。なお、この第2フローチャートでは、既にユーザにより、入力操作器33のレッスン開始用のスタートボタンが操作されているものとする。
まず、CPU31aは、サーバ装置10から送信されてきたモーションデータを、パーソナルメニューの内容を表すデータ(パターン)が規定する時系列の順序に従って、所定の時間単位(例えば、最初から第3クールの時間12まで)の数に応じた動画を生成する(S20)。そして、CPU31aは、生成した動画の表示処理を行い(S21)、表示する動画の場面が変わるときに、時間的に前後する運動負荷レベルが変化するか否かを比較する(S22)。変化が無い場合(S22:NO)、CPU31aは、先の段階のS27へ処理を進める。
また、運動負荷レベルが変化した場合(S22:YES)、CPU31aは、ユーザの体力レベルを、その変化した動画の場面に応じたモーションデータの運動負荷レベルを比較する(S23)。比較の結果、体力レベルが運動負荷レベルを上回る場合(S23:上回る)、CPU31aは、図11の負荷対応音声テーブル28の第1比較結果レベルに対応付けられた音声データを読み出して、再生出力を行う(S24)。また、比較の結果、体力レベルが運動負荷レベルと等しい場合(S23:等しい)、CPU31aは、負荷対応音声テーブル28の第2比較結果レベルに対応付けられた音声データを読み出して、再生出力を行う(S25)。さらに、体力レベルが運動負荷レベルを下回る場合(S23:下回る)、CPU31aは、負荷対応音声テーブル28の第3比較結果レベルに対応付けられた音声データを読み出して、再生出力を行う(S26)。
そして最後に、CPU31aは、レッスンメニューの最後まで表示処理を行ったか否かを判断し(S27)、最後まで表示処理が終了していない場合(S27:NO)、最初の段階S20へ戻る一方、最後まで表示処理が終了した場合(S27:YES)、CPU31aは動画生成、表示出力および音声出力に係る一連の処理を終える。
このように、本実施形態では、ユーザの体力レベルと、そのときに行う運動の負荷レベルとの強弱の関係に応じた内容の音声が出力されるため、ユーザの体力レベルにマッチした指示、奨励等を音声で与えられる。しかも、ユーザの体力レベルと、運動負荷レベルとの強弱の関係が同じ結果の場面が複数回現れると、その都度、意味的には同じ内容で表現が異なる音声が出力されるので、音声内容が単調になることを防止して、多彩な表現でユーザが楽しくレッスンを続けられるようにしている。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるのではなく、種々の変形例の適用が可能になっている。例えば、エクササイズの種類はエアロビクスに限定されるものではなく、ストレッチ、ヨガ、ストリートダンスなどにも適用することが可能である。また、上述した説明では、図11の負荷対応音声テーブル28の各比較結果レベルに対応付けられた複数種類の音声データは、データ番号の小さい順から大きい順へ順次的に読み出して再生出力するようにしていたが、比較結果レベルごとに音声データをCPU31aがランダムに読み出して再生出力するようにしてもよい。このようにすることで、再生される音声内容が変化に富んだものになり、レッスン中のユーザを様々な音声表現で指示、奨励できるようになる。なお、負荷対応音声テーブル28の各比較結果レベルに対応付ける音声データの数は適宜増減可能である。
さらに、ユーザを常に指示、奨励するような仕様にする場合は、音声データの再生出力を行うタイミングは、運動負荷レベルが変化する際に限定することなく、それぞれの時間単位ごとに再生出力を行うようにしてもよい。一方、音声の再生時期にメリハリをつけたい場合などには、運動負荷レベルが高く変化する場合にだけ音声データの再生出力を行うようにしてもよく、例えば、図15のタイムチャートでは、時間3、時間9、時間13でのみ音声を出力する。この場合、運動でユーザが苦しさを感じる場合が多いときにタイミング良く音声でユーザを励ますことができる。
さらにまた、レッスン中のユーザを一段と鼓舞奨励するためには、上述した音声の出力の前に、ユーザの氏名の全部または一部に敬称を付けた内容を周知のテキストリーダ技術を用いて音出力処理部31gで音声出力することが好ましい。この場合、端末装置31(CPU31a)は、サーバ装置10から送信されてきたユーザ情報に含まれる氏名(図5参照)のテキストデータを抽出して利用することになる。具体的には、サーバ装置10から送信されてきたユーザ情報に含まれる氏名が「山田一郎」であれば、図15の時間3で、「山田一郎さん、その調子」または「山田さん、その調子」と云うように、テキストリーダ技術を用いた音声と、音声データの再生出力音を組み合わせて出力することになる。
また、視覚的にも、バーチャルインストラクターが行っている現在の運動に対する負荷レベルをユーザに伝えられる仕様にするには、運動の負荷レベルに応じてバーチャルインストラクターの顔の表情を変えることが考えられる。バーチャルインストラクターの顔の表情を変えるには、図7(b)に示すボーンBに被せるスキンに応じた画像データの中で、顔に相当する部分のスキンの画像データに対してだけ、表情の種類に応じた数の画像データ(顔画像データに相当)を準備する必要がある。また、顔の表情を負荷レベルに応じて変えるには、上述した各顔画像データを丁度、図11の負荷対応音声テーブル28のように、ユーザの体力レベルとモーションデータの運動負荷レベルとの比較結果ごとに、顔画像データを格納したテーブルを、サーバ装置10のハードディスク装置15に記憶しておくことになる。
図17は、比較結果ごとに、異なる顔の表情のバーチャルインストラクター用の顔画像を表す顔画像データ71〜75を格納した負荷対応顔画像テーブル70を示している。負荷対応画像テーブル70の中で、左欄に示す比較結果レベル(第1比較結果レベル、第2比較結果レベル、第3比較結果レベル)は、図11の負荷対応音声テーブル28の中で示される比較結果レベル(第1比較結果レベル、第2比較結果レベル、第3比較結果レベル)と同じ意味合いになっている。
第1比較結果レベルに対応付けられた第1顔画像データ71は、表情として余裕の笑顔を示す内容になっている。これは、第1比較結果レベルにおける運動負荷は、ユーザの体力レベルに比べて低いことから、ユーザの方に体力的な余裕があることを示している。また、第2比較結果レベルに対応付けられた第2顔画像データ72は、まだ大丈夫であることを表した表情(片目をつぶって、まだ少し余裕がある表情)になっている。これは、第2比較結果レベルにおける運動負荷は、ユーザの体力レベルと同等であることから、体力的にはユーザは未だ対応できることを示している。
また、第3比較結果レベル(31)は、図11の第3比較結果レベルの「がんばって」と云う音声内容に対応した意味合いになっており、第3比較結果レベル(31)に対応付けられた第3画像データ73は、少しビックリした状態を示した表情になっている。これは、第3比較結果レベルにおける運動負荷は、ユーザの体力レベルを上回ることから、体力的に少しきついことを示している(以下、同様)。
さらに、第3比較結果レベル(32)は、図11の第3比較結果レベルの「もうひといき」と云う音声内容に対応した意味合いになっており、第3比較結果レベル(32)に対応付けられた第4画像データ74は、少し苦しい状態の表情になっている。さらにまた、第3比較結果レベル(33)は、図11の第3比較結果レベルの「それいけ」と云う音声内容に対応した意味合いになっており、第3比較結果レベル(33)に対応付けられた第5画像データ75は、苦しくて少し顔色が変わった状態の表情になっている。なお、第3比較結果レベルは、運動負荷がユーザの体力レベルを上回る状態なので、少しでもユーザの気を紛らわすために本実施形態では3種類の顔画像を格納している。このような内容の負荷対応画像テーブル70は、ユーザの利用する端末ユニットへ上述したモーションデータおよび負荷対応音声テーブル28等と共に送信することになる。
図18は、ユーザの利用する端末ユニットにおいて、時間ごとに表示処理が行われる顔画像データを示したものであり、関係する条件などは図15に示す場合(ユーザの体力レベルおよび使用対象のパターン等)と同じになっている。また、各顔画像データの表示処理の条件は、基本的に音声データの出力処理と同様になっており、ユーザの体力レベルと表示対象のモーションデータの運動負荷レベルの比較結果に応じてバーチャルインストラクターの顔の表情として各顔画像データの顔画像が適宜、切替表示されるが、比較結果が異なったときだけでなく、継続的に表示出力される点が、音声データの出力処理と異なっている(図15において、音声データは、比較結果が異なるときのみに出力されるが、図18において、顔画像データは、比較結果に応じた時間帯で継続的に表示出力される)。
そのため、第1比較結果レベルになる時間1〜2、時間7〜8、時間11〜12の時間帯では、第1顔画像データ71に応じた顔画像がバーチャルインストラクターの顔として表示される。また、第2比較結果レベルになる時間3〜6、時間9〜10の時間帯では、第2顔画像データ72に応じた顔画像がバーチャルインストラクターの顔として表示される。さらに、第3比較結果レベルになる時間13では、第3顔画像データ73に応じた顔画像がバーチャルインストラクターの顔として表示される。
図18に示すような処理を経て、ユーザの利用する端末ユニットの大型モニタ装置には、図19に示すようなバーチャルインストラクターの顔の表情が運動負荷によって変化する動画の各場面に応じたフレーム画像f10〜f11等が順次表示される。それにより、ユーザは、バーチャルインストラクターの表情からも、現在の運動負荷レベルを視覚的に判断できると共に、エクササイズを行おうと云うユーザの意欲も高めることに貢献できる。
また、図1に示すように、サーバ装置10は、有線のネットワークケーブルで受付端末装置2と接続されているが、各種メニューを表示する装置とは無線のネットワークまたはインターネットのような広域のネットワークを用いてサーバ装置10と接続する変形例も可能である。このようにすれば、自宅のパーソナルコンピュータまたは携帯電話機を用いて必要な情報の入力、施設利用の予約等をサーバ装置10に対して行えるようになり、ユーザの利便性を高められる。
一方、システム仕様の簡易化を図る場合は、メニュー表示を行う受付端末装置2、サーバ装置10および端末ユニット30が行う処理を、単一の装置(コンピュータ)で行うようにしてもよい。この場合、単一の装置に接続されたモニタに図3(a)〜(c)に示すような各種メニューが表示されてユーザから情報の入力を受け付けると共に、動作データベース24(図6参照)、パターンデータベース26(図9参照)および負荷対応音声テーブル28(図11参照)等を単一の装置が備えることになる。さらに、単一の装置に記憶されたコンピュータプログラムが、単一の装置に、各種メニューで入力を受け付けた情報の内容に対応付けられたパターンをパターンデータベースから特定させる処理、特定されたパターンの規定に係る各モーションデータを動作データベースから読み出す処理、および読み出した各モーションデータを、特定したパターンが規定する時系列の順序で用いることで動画を生成して表示する処理および比較結果レベルに対応した音声データの再生出力の処理等を行わせることになる。
図20は、レッスン受講中もユーザの体調に合わせてユーザの体力レベルを判定できるようにした場合の変形例の構成を示している。この変形例では、端末ユニット100の端末装置101に無線通信部102を具備させると共に、この無線通信部102と無線通信が可能な心拍数測定装置110(心拍数取得手段に相当)をユーザUに取り付けるようにする。心拍数測定装置110は、例えば、ユーザUの胸にシール等で貼り付けられて、運動中のユーザUの心拍数を取得し、取得した心拍数を無線により、端末装置101の無線通信部102へ送信する。
また、端末装置101には、レッスン受講前に測定されたユーザ情報に相当する心拍数と、判定用心拍数が記憶された状態となっており、心拍数測定装置110から送られてくる心拍数と、レッスン受講前に測定された心拍数との差を算出し、算出した差が判定用心拍数を上回るか否かを端末装置101は判定している。算出した差が判定心拍数を上回ると判定した場合、端末装置101は、ユーザの体力レベルを下げる方向に判定する処理を行い、この結果、たとえば比較結果レベルが第2比較結果レベルから第3比較結果レベルに変わるので、レッスン中のユーザのリアルタイムに変動する体力レベルに合わせて再生出力される音声の内容を変更することができる。また、算出した差が判定心拍数を下回ると判定した場合、端末装置101は、ユーザの体力レベルを上げる方向に判定する処理を行うことになり、この場合も、リアルタイムに変動するユーザの体力レベルに応じて音声内容を変更できる。
本発明の実施形態に係る動画表示システムの全体的な構成を示す概略図である。 サーバ装置の構成を示すブロック図である。 (a)は年齢入力用のメニューを示す概略図、(b)は運動習慣入力用のメニューを示す概略図、(c)は運動目的入力用のメニューを示す概略図である。 体力レベルテーブルを示す図表である。 ユーザデータベースを示す図表である。 動作データベースを示す図表である。 (a)は、モーションデータに応じたイメージを示す概略図、(b)はマーカに対応した点およびボーンの関係を示す概略図である。 運動目的テーブルを示す図表である。 パターンデータベースを示す図表である。 時系列の順序でモーションデータの並び方を規定したパターンの中身を示す図表である。 負荷対応音声テーブルを示す図表である。 サーバ装置の処理内容を示した第1フローチャートである。 端末ユニットの構成を示すブロック図である。 生成した動画の各場面を構成する一連のフレーム画像を示す概略図である。 時間ごとに出力する音声の内容等を示したタイムチャートである。 端末装置の処理内容を示した第2フローチャートである。 負荷対応顔画像テーブルを示す図表である。 時間ごとに表示処理を行う顔画像の内容等を示したタイムチャートである。 顔の表情が変わる動画の各場面を構成する一連のフレーム画像を示す概略図である。 変形例の端末ユニットに係る構成を示す概略図である。
符号の説明
1 動画表示システム
2 受付端末装置
10 サーバ装置
11 MPU
15 ハードディスク装置
20 サーバプログラム
21 メニューデータベース
21a、21b、21c メニュー
22 体力レベルテーブル
23 ユーザデータベース
24 動作データベース
25 運動目的テーブル
26 パターンデータベース
27 リズムデータベース
28 負荷対応音声テーブル
30、40、50 端末ユニット
31、41、51 端末装置
32、42、52 大型モニタ装置
33、43、53 入力操作器
34、44、54 スピーカ
70 負荷対応顔画像テーブル
110 心拍数測定装置
L1、L2、L3、L4 ネットワークケーブル

Claims (9)

  1. 動体が表す運動の動作を規定した動作データが複数種類格納してある動作データベースと、ユーザ情報の入力を受け付ける入力受付手段と、前記入力受付手段が入力を受け付けたユーザ情報の内容に応じた種類の動作データを前記動作データベースから複数読み出す読出手段と、前記読出手段が読み出した複数の動作データに基づき動体の動画を生成する動画生成手段と、前記動画生成手段が生成した動画の表示処理を行う表示処理手段とを備える動画表示システムにおいて、
    前記動作データベースには、各動作データに対応付けてそれぞれの運動の動作に係る負荷レベルが格納してあり、
    前記入力受付手段が入力を受け付けるユーザ情報に基づいてユーザの運動能力を表す運動能力レベルを判定する判定手段と、
    前記判定手段が判定したユーザの運動能力レベルと、前記動画生成手段が生成する動画の場面に応じた動作データに対応付けてある負荷レベルとの比較を行う比較手段と、
    前記比較手段による比較結果ごとに音声データを格納してある音声データ格納手段と、
    前記表示処理手段が前記比較手段の比較に係る動画データに基づく動画の場面の表示処理を行う場合に、前記音声データ格納手段に格納してある音声データの中で、前記動画の場面に対する前記比較手段の比較結果に応じた音声データの再生出力を行う音声再生出力手段と
    を備えることを特徴とする動画表示システム。
  2. 前記動作データベースに格納された各動作データの時系列の順序を規定した順序データが格納してある順序データベースを備え、
    前記動画生成手段は、前記順序データベースに格納してある順序データが規定する順序で複数の動作データを組み合わせて動画を生成するようにしてあり、
    前記音声再生出力手段は、前記表示処理手段が表示処理を行う動画の場面に応じた動作データに対応付けてある負荷レベルが変化する場合に音声データの再生出力を行う請求項1に記載の動画表示システム。
  3. 前記音声再生出力手段は、前記表示処理手段が表示処理を行う動画の場面に応じた動作データに対応付けてある負荷レベルが高く変化する場合に音声データの再生出力を行う請求項2に記載の動画表示システム。
  4. 前記音声データ格納手段は、前記比較手段による比較結果ごとに複数種類の音声データが格納してあり、
    前記動画生成手段が生成した動画の各場面の中で、前記比較手段による比較結果が同一の場面が複数ある場合、前記表示処理手段が、比較結果が同一の各場面の表示処理を行うときに、前記音声再生出力手段は、前記音声データ格納手段に格納してある同一の比較結果に応じた複数種類の音声データの中のいずれか一つを順次的に、またはランダムに再生出力する請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の動画表示システム。
  5. 前記入力受付手段は、ユーザ情報としてユーザの氏名の入力を受け付けるようにしてあり、
    前記音声再生出力手段は、前記入力受付手段が入力を受け付けたユーザの氏名の全部または一部を音声データと共に再生出力する請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の動画表示システム。
  6. 前記動体は人体を模したものであり、
    前記比較手段による比較結果ごとに前記人体の顔の異なる顔画像を示す顔画像データが格納してある顔画像データ格納手段と、
    前記表示処理手段は、前記比較手段の比較に係る動画データに基づく動画の場面の表示処理を行う場合に、前記顔画像データ格納手段に格納してある顔画像データの中で、前記動画の場面に対する前記比較手段の比較結果に応じた顔画像データに係る顔画像を前記人体の顔として表示処理を行う請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の動画表示システム。
  7. 心拍数を取得する心拍数取得手段を備え、
    前記判定手段は、前記心拍数取得手段が取得した心拍数および前記ユーザ情報に基づいてユーザの運動能力を表す運動能力レベルを判定する請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の動画表示システム。
  8. 動体が表す運動の動作を規定した動作データが運動の動作に係る負荷レベルに対応付けて複数種類格納してある動作データベースと、動作に係る音声データを複数種類格納してある音声データ格納手段と、ユーザ情報の入力を受け付ける入力受付手段とを備える動画表示システムが、前記入力受付手段が入力を受け付けたユーザ情報の内容に応じた種類の動作データを前記動作データベースから複数読み出し、読み出した複数の動作データに基づき動体の動画を生成し、生成した動画の表示処理を行うと共に前記音声データ格納手段に格納してある音声データの再生出力を行う動画表示方法において、
    前記動画表示システムは、
    前記入力受付手段が入力を受け付けるユーザ情報に基づいてユーザの運動能力を表す運動能力レベルを判定し、
    判定したユーザの運動能力レベルと、生成する動画の場面に応じた動作データに対応付けてある負荷レベルとの比較を行い、
    前記比較に係る動画データに基づく動画の場面の表示処理を行う場合に、前記音声データ格納手段に比較結果ごとに格納してある音声データの中で、前記動画の場面に対する比較結果に応じた音声データの再生出力を行うことを特徴とする動画表示方法。
  9. 動体が表す運動の動作を規定した動作データが運動の動作に係る負荷レベルに対応付けて複数種類格納してある動作データベースと、動作に係る音声データを複数種類格納してある音声データ格納手段と、ユーザ情報の入力を受け付ける入力受付手段とを備えるコンピュータに、前記入力受付手段が入力を受け付けたユーザ情報の内容に応じた種類の動作データを前記動作データベースから複数読み出させ、読み出させた複数の動作データに基づき動体の動画を生成させ、生成させた動画の表示処理を行わせると共に前記音声データ格納手段に格納してある音声データの再生出力を行わせるためのコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータを、
    前記入力受付手段が入力を受け付けるユーザ情報に基づいてユーザの運動能力を表す運動能力レベルを判定する手段と、
    判定したユーザの運動能力レベルと、生成する動画の場面に応じた動作データに対応付けてある負荷レベルとの比較を行う手段と、
    前記比較に係る動画データに基づく動画の場面の表示処理を行う場合に、前記音声データ格納手段に比較結果ごとに格納してある音声データの中で、前記動画の場面に対する比較結果に応じた音声データの再生出力を行う手段として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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