JP2009093935A - 防水ソケット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被接続電気部品のハウジングと防水ソケットのハウジングとの間をパッキンにて止水するものであり、防水ソケットは、ハウジング内に配設した接続端子と、接続端子に接続したケーブルを有し、ハウジング内の接続端子にケーブル芯線を接続した状態でハウジングの外形部の少なくとも一部からケーブル被覆部にわたってモールド成形によりコードブッシュを一体成形してあり、且つハウジングとコードブッシュとの間に生じる境界部を電気部品のハウジングと接続するパッキンにて止水するものであることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
図3に従来の防水ソケット構造例を示し、図3(a)は防水ソケットの110の嵌合方向から見た外観図、図3(b)は防水ソケットの断面図、図3(c)は電気部品160と防水ソケット110との接続例をそれぞれ示す。
この場合に、図3(c)に示すように電気部品160は取替えが必要であるために、電気部品のハウジングとソケットのハウジング120との間に環状のパッキン165を挟み込み止水するのが一般的である。
これに対してソケットのハウジング120とケーブル140との接続は、分解する必要性が少ないためにコードブッシュ130の射出成形にて一体的に成形接続した構造例が小型で部分点数を少なく抑えることができることから広く採用されている。
従来から採用されている止水構造としては、例えば特許文献1に開示するように境界部に防水性接着剤を充填又は塗布する方法が公知である。
しかし、接着剤による止水では接着剤の充填作業が手作業にたよらざるを得ず、大きい工数が必要であり、また、接着剤の硬化に時間がかかる問題があった。
しかし、ケーブルには可撓性が要求される等の理由によりウレタン樹脂等の被覆材が用いられ、ケーブルのハウジングは強度、耐熱性等が要求されることからPBT樹脂等が採用されることから一般的にケーブル被覆樹脂とハウジング成形樹脂とが異なる樹脂であるために、その両方の熱融着性に優れた樹脂でコードブッシュを射出成形することは難しかった。
そこで本発明においては、ハウジングとコードブッシュの間に生じる境界を電気部品のハウジングとソケットのハウジングとを嵌合止水するパッキンを兼用して止水した点に特徴がある。
よって、電気部品のハウジングに嵌合する防水ソケットの嵌合面にモールド成形境界線が位置するようにコードブッシュの形状を選定することになる。
より具体的には、被接続電気部品のハウジングと接続する防水ソケットの嵌合面は、コードブッシュと防水ソケットのハウジングとで環状のシール面を形成し、当該シール面にパッキンを配設し、止水するものであるとよい。
よって、ハウジングとの融着性を考慮せずにケーブル被覆部への融着性のみを考慮してコードブッシュ材料を選定すればよいため、防水ソケットを設計しやすい。
これにより小型化しやすく、部品点数の低減が可能になる。
また、図1(c)に防水ソケット10を図2に示す被接続電気部品60と接続した状態の説明図を示す。
被接続電気部品60は、例えば、車載カメラ部品などの防水気密性が要求される部品をいい、電気部品は限定されるものではないから、図では電気部品のハウジングの嵌合面63付近のみを描いてある。
被接続電気部品60は、図1(a)に示した防水ソケット10のボルト孔33aに図1(c)に示すようにボルト66を通して防水ソケット10とボルト締結することでケーブル40に電気接続する。
なお、この電気部品と防水ソケットの接続はボルト締結に限定するものではない。
被接続電気部品60のハウジング61には、防水ソケット10との嵌合面63に嵌合凹部64を設け、嵌合凹部64内にピン状の被接続端子62を配設し、嵌合凹部64を周方向に囲む環状のパッキン65を嵌合面63に設けてある。
防水ソケット10は、ハウジング20に被接続電気部品60の嵌合凹部64と凹凸嵌合する嵌合凸部21を設けて、嵌合凸部21内にケーブル端41においてケーブル芯線43の導体部44に接続してある接続端子50を配設してある。
そして、ケーブル被覆部42を剥いて引き出してあるケーブル芯線43からハウジング20にかけてを、ケーブル被覆部42上からソケット嵌合方向に覆うコードブッシュ30を射出成形により一体成形して設けてある。
これにより、被接続電気部品60と嵌合する防水ソケット10のソケット嵌合面11は内径側をハウジング20で形成し、コードブッシュ30で外径側を形成することになる。
また、コードブッシュはハウジングの外形部に廻り込み、ハウジングと、このコードブッシュにてソケット嵌合面を形成するものであり、その範囲において、コードブッシュの形状はハウジングの外形部の一部に廻り込むものであればよい。
防水ソケット10は、嵌合凸部21を被接続電気部品60の嵌合凹部64に合わせ、ソケット嵌合面11と被接続電気部品60の嵌合面63とを合わせて嵌合することで、被接続端子62に接続端子50が電気接続して、ケーブル40が被接続端子62に電気接続する。
防水ソケット10のソケット嵌合面11には、ソケット嵌合面11に現れたハウジング20とコードブッシュ30との境界部14付近を周方向に溝状に凹ませたパッキン受け凹部12を設けてある。
パッキン受け凹部12の底面には、コードブッシュ30とハウジング20とで形成する環状のシール面13を形成してあり、防水ソケット10を被接続電気部品60にソケット嵌合させた時に、被接続側電気部品60に設けてある環状のパッキン65をシール面13に密着させて当該パッキン65より内径側を止水する。
コードブッシュ30はケーブル被覆部42に融着してケーブル被覆部42との境界部15を水密・気密にする融着部31を形成してあり、加えてシール面13においてパッキン65に水密・気密に密着することで、ケーブル被覆部42との境界部15から、被接続側電気部品60との境界部16にかけての止水を一体的に行っている。
埋込部22の周面23の嵌合方向前端にはフランジ状に突出させたパッキン受けフランジ24が設けてあり、周面23の嵌合方向後端にはフランジ状に突出させた抜止フランジ26を設けてある。
パッキン受けフランジ24は、嵌合方向側に環状のハウジングシール面25を設けて、ハウジングシール面25でパッキン受け凹部12のシール面13の内径側を形成してある。
埋込部22は、埋込部22を覆うように射出成形したコードブッシュ30に抜止フランジ26が係合して、ハウジング20をコードブッシュ30に抜止連結してある。
弾性接触部51のバネ片52はソケット嵌合方向と直角方向に対向して設けてあり、図1(c)に示すように防水ソケット10を被接続電気部品60に嵌合させることでバネ片52間にピン状の被接続端子62を挿入して電気接続する。
そして樹脂モールド部32の嵌合方向前端部において、ソケット嵌合面11の外径側を形成するようにして、ソケット嵌合面11部分をフランジ状に拡径させてフランジ部33を形成してある。
ソケット嵌合面11部分はコードブッシュ30で外径側を形成することで、コードブッシュ30とハウジング20との境界はソケット表面においてはソケット嵌合面11部分に境界部14となって現れている。
コードブッシュ30は、ソケット嵌合面11に現れたハウジング20との境界部14の外周側にコードブッシュシール面34を有し、ハウジングシール面25と、その外形側を形成するコードブッシュシール面34とが面一になっていてパッキン65とのシール面13になっている。
これにより、防水ソケット10を被接続電気部品60にソケット嵌合させた時に、コードブッシュ30はケーブル被覆部42との境界部15及び、パッキン65が密着するハウジングとコードブッシュの境界部14を止水する。
シール面13では、パッキン65の押圧力をハウジングシール面25、コードブッシュシール面34で受けることになる。
コードブッシュ30は、ケーブル被覆部42を形成する材料の融点より高温の溶融樹脂を射出成形することで融着部31を形成してケーブル被覆部42に水密に融着してある。
ケーブル被覆部42の材料としては、例えばウレタンなどが考えられ、コードブッシュ30の材料としては、例えばナイロン(ナイロン66)やポリブチレンテレフタレートなどが考えられる。
ハウジング20の材料は、コードブッシュ30との境界部融着性を考慮することなく、用途に応じて選定すればよいが例えばポリブチレンテレフタレートなどで形成する。
11 ソケット嵌合面
12 パッキン受け凹部
13 シール面
14 ソケット嵌合面に現れたハウジングとコードブッシュの境界部
14a ソケット嵌合面より内側のハウジングとコードブッシュの境界部
15 ケーブル被覆部との境界部
16 被接続側電気部品との境界部
20 ハウジング
21 嵌合凸部
22 埋込部
23 埋込部周面
24 パッキン受けフランジ
25 ハウジングシール面
26 抜止フランジ
27 端子収納孔
30 コードブッシュ
31 融着部
32 樹脂モールド部
33 フランジ部
33a ボルト孔
34 コードブッシュシール面
40 ケーブル
41 ケーブル端
42 ケーブル被覆部
43 ケーブル芯線
44 芯線の導体部
50 接続端子
51 弾性接触部
52 バネ片
53 芯線接続部
60 被接続電気部品
61 被接続端子ハウジング
62 被接続端子
63 被接続電気部品嵌合面
64 被接続端子ハウジングの嵌合凹部
65 パッキン
66 ボルト
Claims (2)
- 電気部品を電気接続する防水ソケットであって、
被接続電気部品のハウジングと防水ソケットのハウジングとの間をパッキンにて止水するものであり、
防水ソケットは、ハウジング内に配設した接続端子と、接続端子に接続したケーブルを有し、
ハウジング内の接続端子にケーブル芯線を接続した状態でハウジングの外形部の少なくとも一部からケーブル被覆部にわたってモールド成形によりコードブッシュを一体成形してあり、且つハウジングとコードブッシュとの間に生じる境界部を電気部品のハウジングと接続するパッキンにて止水するものであることを特徴とする防水ソケット。 - 被接続電気部品のハウジングと接続する防水ソケットの嵌合面は、コードブッシュと防水ソケットのハウジングとで環状のシール面を形成し、当該シール面にパッキンを配設し、止水するものであることを特徴とする請求項1記載の防水ソケット。
Priority Applications (1)
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