JP2009093336A - 読取り書込み装置との間で無線通信が可能な情報装置、プログラムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】物理的な量または状態の検出周期とキャリア・センス周期を独立に設定する。
【解決手段】アクティブ型非接触情報記憶装置(206)において、制御部(210)は、第1周期(Ts)で発生する第1の所定期間にセンサ部を動作させ、必要な場合にはセンサ部からの所要の検出データをメモリに格納させ、第2周期(Tcs)で発生する第2の所定期間に受信部を第1周波数(f1)のRF信号をキャリア・センスして検知するよう動作させる。制御部は、第1の所定期間の間および第2の所定期間の間で間欠的に発生する休止期間(51)において、送信部、受信部、センサ部およびメモリを不動作状態にする。受信部が或る第2の所定期間に第1周波数のRF信号をキャリア・センスして検知した場合、制御部は、受信部をさらに情報要求信号を受信するよう動作させ、情報要求信号に応答して、送信部を、メモリに格納されたデータを搬送する第2周波数(f)の応答信号を送信するよう動作させる。
【選択図】図7

Description

本発明は、非接触で情報の読取り書込みが可能なアクティブ型の非接触情報記憶装置に関し、特に、センサを有しセンサによる検出値を蓄積する低消費電力のアクティブ型のRF IDタグまたは非接触ICカードに関する。
バッテリ給電型すなわちアクティブ・タイプ(アクティブ型)のRF IDタグは、商品等に取り付けられまたは人によって携帯され、それら商品および人に関するIDおよび情報を搬送する所定の周波数のRF信号を送信し、そのRF信号はリーダ装置によって読み取られる。その読み取られた情報はコンピュータ等によってさらに処理され、商品の流通および人の行動を監視および管理できる。バッテリ給電によるアクティブ・タイプのRF IDタグは、電力をリーダ/ライタ装置から非接触で受け取るパッシブ・タイプのRF IDタグに比べて、通信可能距離が比較的長く、実用的である。しかし、アクティブ・タイプのRF IDタグは、一定周期でRF信号を送信するので、第三者によって追跡される危険性があり、セキュリティに問題がある。そのセキュリティ対策として、リーダ/ライタ装置からのタグIDの要求に対してのみ応答する改良型のアクティブ型RF IDタグがある。
周囲の環境における物理的量を検出するセンサを有しそのような複数の検出値のデータを蓄積するアクティブRF IDタグを、リーダ/ライタ装置によって読み取ることによって、IDと共に検出値データを収集することができる。
2000年4月21日付けで公開された特開2000−113130号公報(A)には、低消費電力のICタグ検知システムが記載されている。そのシステムは、通信回路と制御部と、これらに電池から電力を供給する電源部と、計時手段と、を備え、所定の設定時刻ごとに送信を行うICタグであって互いに設定時刻の異なるものを複数個備えるとともに、これらとの通信に基づいてそれぞれの有無を検知する検知機も備えていて、検知機が、通信回路を有し、その受信の有無をICタグそれぞれの設定時刻ごとに逐次判別して検知を行う。検知機からの問い合わせが無いので、ICタグは無駄な反応や電池消耗を回避できる。
特開2000−113130号公報
2001年9月14日付けで公開された特開2001−251210号公報(A)には、二重リンクにおいて、両ノードの送信機に、それぞれ独立した基準発振器を必要としない周波数ロックの実現方法が記載されている。全二重リンクにおいて、受信周波数の情報を利用して、送信機の搬送周波数を同調させることによって、リンクにおける両ノードの送信周波数を同時にロックする。第一の送信機の搬送周波数におけるオフセットは、対応する第二の受信機におけるオフセットとして検出される。第二の受信機は、検出したオフセットに応じて当該送信機の搬送周波数を偏移させ、第一の送信機に検出されたオフセットを知らせる。第一の受信機において検出されたオフセットによって、当該送信機の搬送周波数が補正される。
特開2001−251210号公報
2001年3月15日付けで公開された国際公開公報WO01/17804(A1)(米国特許6828905B2に対応)には、自動車の空気タイヤにおける圧力を監視し無線で信号送信するシステムが記載されている。このシステムは、自動車のホイールの空気タイヤにおける圧力または圧力の変化を監視し無線で信号送信する。そのシステムは、自動車に設けられ少なくとも1本のアンテナが設けられた受信機ユニットと、空気タイヤに設けられていてタイヤ圧力信号を測定、評価および送信するユニットと、からなる。その送信ユニットは、圧力の変化が閾値を超えない場合は、圧力信号は送信されない。それによって電気が節約される。
WO01/17804
2004年12月16日付けで公開された特開2004−355164号公報(米国出願公開US2004/239524Aに対応)には監視端末装置が記載されている。その監視端末装置は、センサ部と、センサ監視出力を無線にて伝送する無線通信機能を有する伝達部とを含む。その監視端末装置は、センサと無線通信機とを間欠的に動作させて、非動作時には、センサ部と伝達部とへの電源供給を断とし、更には制御プロセッサもスリープ状態とすることにより、消費電力を削減する。それによって、外部からの電源供給が得られない環境下でも、長時間の動作が補償される。
特開2004−355164号公報
2006年21月14日付けで公開された特開2006−340048号公報にはタグ・システムが記載されている。そのタグ・システムにおいて、タグ・リーダは、コマンドまたはIDを含むビーコン信号をICタグに向けて定期的に発信し、ICタグは、タグ・リーダから受信したビーコン信号に含まれるコマンドまたはIDを検出し、そのコマンドまたはIDにより動作条件を判定し、ICタグ自身の動作(例えば、起動周期)を変更する。それによって、ICタグの密度の増加による信号の衝突確率を低減し、ICタグの消費電力を低減し、さらに、セキュリティ・サービスが必要な場合に、迅速な警告を発することができる。
特開2006−340048号公報
前述のWO01/17804のシステムでは、バッテリの電力残量に関係なく測定値の変化量が閾値を超えたかどうかにのみ応じて信号が送信され、従ってバッテリ電力残量がなくなるとシステムは突然動作しなくなる。
発明者たちは、消費電力を低くするためにRF IDタグにおける物理量検出およびキャリア・センスの周期を長く設定して休止期間を長くすると、RF IDタグは、近づいたリーダ/ライタ装置からの要求コマンドに対して短時間で応答を送信し返すことができない、と認識した。
発明者たちは、非接触情報記憶装置においてキャリア・センスの周期を物理量検出の周期を独立に最適な値に設定すれば、消費電力を低くしつつ、リーダ/ライタ装置からの要求コマンドに対して短時間で応答を送信し返すことができる、と認識した。
本発明の目的は、物理的な量または状態の検出周期とキャリア・センス周期を独立に設定することが可能な情報装置を実現することある。
本発明の別の目的は、情報装置における消費電力を低くすることである。
本発明の特徴によれば、読取り書込み装置との間で無線通信が可能な情報装置は、その読取り書込み装置から送信される情報要求信号を検知するための受信部と、その受信部による情報要求信号の検知に応じて、応答信号をその読取り書込み装置に送信するための送信部と、物理的な量または状態を検出するセンサからその物理的な量または状態に対応する検出データを取得するための検出データ取得部と、その検出データ取得部により取得された検出データを保持するための検出データ記憶部と、その検出データ取得部を第1の時間間隔で起動させ、当該検出データ取得部からの検出データをその検出データ記憶部に入力する第1の制御部と、その受信部を第2の時間間隔で起動させ、当該受信部において情報要求信号が検知された場合に、その検出データ記憶部に保持される検出データに基づいて、その送信部を起動する第2の制御部とを備える。
本発明は、また、上述の情報装置を実現するためのプログラムおよび方法に関する。
本発明によれば、情報装置における物理的な量または状態の検出周期とキャリア・センス周期を独立に設定することができ、情報装置における消費電力を低くすることができる。
本発明の非限定的な実施形態を、図面を参照して説明する。図面において、同様の構成要素には同じ参照番号が付されている。
図1は、アクティブ型非接触情報記憶装置としてのアクティブ型RF IDタグ202とリーダ/ライタ装置302の構成を示している。アクティブ型非接触情報記憶装置として、アクティブ型RF IDタグ202の代わりに、アクティブ型RF IDタグ202と同様の構成を有する非接触ICカードを用いてもよい。この場合、RF IDタグ202とリーダ/ライタ装置302の間で送信データは暗号化され、受信データは暗号解読されて認証に用いられる。代替構成として、認証を行わなくてもよく、また、送信データを暗号化しなくてもよい。
アクティブ型RF IDタグ202は、制御部210と、メモリ214と、データ生成部222と、送信部(TX)230と、受信部(RX)250と、データ復号部242と、キャリア判定部246と、ウェイクアップ部270と、送信アンテナ(ANT)282と、受信アンテナ(ANT)284と、バッテリ290と、を具えている。
データ生成部222は、メモリ214に格納されているタグID(ID_tag)等のデータを暗号化しその暗号データを符号化して符号化データを生成する。送信部(TX)230は、データ生成部222から受け取ったベースバンドの符号化データでキャリアを変調して、周波数fまたは相異なる周波数f2i(n=1、2、...n)のRF信号を送信する。
受信部(RX)250は、周波数fのRF信号を受信して復調してベースバンド符号化データを生成し、受信RF信号のキャリア強度を表すデータを生成する。
データ復号部242は、受信部250から受け取った符号化データを復号しその復号データを暗号解読して解読データを生成する。キャリア判定部246は、上述のキャリア強度を表すデータに基づいて受信RF信号のキャリアの有無を判定する。
ウェイクアップ部270は、予め設定された時間制御シーケンスに従って、ウェイクアップ信号を生成する。
周波数fおよびfは、例えばそれぞれ300MHzおよび301MHzである。周波数f2iは、例えば301MHz、302MHz、....305MHzである。送信部(TX)230の送信出力は、例えば1mWである。
送信アンテナ(ANT)282は、送信部230に結合される。受信アンテナ(ANT)284は、受信部250に結合される。代替構成として、アンテナ282と284は1つのアンテナであってもよい。
制御部210は、乱数発生部211と、周波数切り換え部212と、タイミング調整部213とを含んでいる。
乱数発生部211は、送信タイムスロットをランダムに選択するための乱数を発生する。
周波数切り換え部212は、送信周波数f2iを切り換える。タイミング調整部213は、送信タイミングを調整する。
バッテリ290は、各構成要素210〜270等に電力を供給する。
制御部210は、電源投入後は常に活動状態になっていて、メモリ214と、データ生成部222と、送信部230と、受信部250と、データ復号部242と、キャリア判定部246と、ウェイクアップ部270とに、それぞれメモリ制御信号CTRL_M、データ生成制御信号CTRL_ENC、送信制御信号CTRL_TX、受信制御信号CTRL_RX、データ復号制御信号CTRL_DEC、キャリア判定制御信号CTRL_CSおよびウェイクアップ部制御信号を供給する。制御部210は、プログラムに従って動作するマイクロプロセッサまたはマイクロコンピュータであってもよい。
メモリ214は、RF IDタグ202のタグID(ID_tag)、認証用のシステムID(ID_system)および暗号鍵/復号鍵Ke、現在の時刻T、リーダ/ライタ装置302によるアクセスの記録、ウェイクアップ部270の制御スケジュールおよび時間制御シーケンス、バッテリ290の現在の電力残量、キャリア・センスの周期Tcs、受信処理持続時間、送信周期Tt、送信持続時間、等の情報を格納している。
これらの情報は、リーダ/ライタ装置302によって予めRF IDタグ202に送信され、制御部210によってメモリ214に予め書き込まれる。メモリ214におけるこれらの情報は、制御部210の制御の下で格納され、更新される。
メモリ214は、現在の時刻T、システムIDおよび暗号鍵/復号鍵Keを、データ生成部222およびデータ復号部242に供給する。
システムIDは、リーダ/ライタ装置302とRF IDタグ202等の複数のRF IDタグで構成される同じグループによって共有される共通のIDを表している。システムIDは、リーダ/ライタ装置302のIDであってもよい。
データ生成部222は、メモリ214に格納されている暗号鍵Keを用いて所定の暗号方式に従って送信データを暗号化する暗号化部224を含んでいる。データ復号部242は、受信データを所定の暗号方式に従って暗号鍵/復号鍵Keを用いて解読する解読部244を含んでいる。ここでは、所定の暗号方式を共通鍵暗号方式として説明するが、公開鍵暗号方式であってもよい。
ウェイクアップ部270は、時間を測定し時刻を生成するタイマ274を含み、RF IDタグ202の電源投入後は常に活動状態になっていて、タイマ274の時刻およびメモリ214から読み出した予め設定された制御スケジュールおよび時間制御シーケンスに従って例えば2秒といった所定のキャリア・センス周期Tcsでウェイクアップ信号(Wakeup)を制御部210に供給する。制御部210は、メモリ214中の時刻Tに基づいてタイマ274の時刻を修正し、タイマ274によって生成された現在の時刻Tをメモリ214に書き込み更新する。
データ生成部222は、メモリ214に格納されているタグID(ID_tag)等を含む所定のフォーマットのデータを生成して、所定の暗号化方式でそれを暗号化し、所定の符号化方式に従ってそれを符号化して送信部230に供給する。そのデータはバッテリ残量およびアクセス記録を含んでいてもよい。
データ復号部242は、受信した符号化データを所定の符号化方式に従って復号して、その復号データを所定の暗号化方式に従って暗号解読し、その解読データをデータ生成部222および制御部210に供給する。
キャリア判定部246は、受信部250から受信RF信号キャリアの電力の強度を表すデータを受け取って、受信キャリアの有無を判定して、その判定結果を制御部210に供給する。
リーダ/ライタ装置302は、制御部310と、メモリ314と、データ生成部322と、送信部(TX)330と、受信部(RX)350と、データ復号部342と、タイマ374と、送信アンテナ(ANT)382と、受信アンテナ(ANT)384と、を具えている。
制御部310は、ホスト・コンピュータ(図示せず)との間でデータを送受信する。データ生成部322は、制御部310から受け取ったコマンド(CMD)等を含む所定のフォーマットのデータを生成してそのデータを暗号化しその暗号データを符号化して符号化データを生成する。
送信部(TX)330は、データ生成部322から受け取ったベースバンド符号化データでキャリアを変調して周波数fのRF信号を送信する。送信部(TX)330の送信出力は例えば100mWである。
受信部(RX)350は、周波数fまたはf21〜f2nのRF信号を受信する。データ復号部342は、受信部350から受け取った受信データを復号しその復号データを暗号解読してベースバンド解読データを生成し、その解読データを制御部310に供給する。
タイマ374は、時間を測定し時刻を生成する。
送信アンテナ(ANT)382は、送信部330に結合される。受信アンテナ(ANT)384は、受信部350に結合される。代替構成として、アンテナ382と384は1つのアンテナであってもよい。
リーダ/ライタ装置302のメモリ314は、認証用の現在の時刻T、認証用のシステムID(ID_system)および暗号鍵/復号鍵Keを格納している。データ生成部322は、メモリ314に格納されている所定の暗号方式に従って暗号鍵Keを用いて送信データを暗号化する暗号化部324を含んでいる。データ復号部342は、所定の暗号方式に従って暗号鍵/復号鍵Keを用いて受信データを解読する解読部344を含んでいる。
制御部310は、ホスト・コンピュータからのタグIDまたはタグ情報の要求コマンド(以下、単にタグ情報要求コマンドという)等のコマンドを受け取った場合、そのようなコマンドを含むデータをデータ生成部322に供給する。そのデータは、RF IDタグ202の使用すべき送信周波数fまたはf2i、基準の現在の時刻T、新しいまたは更新された制御スケジュールおよび時間制御シーケンス等を含んでいてもよい。そのようなコマンドには、現在の時刻Tとともにタイマ274の時刻を修正または更新するよう命令するコマンドが含まれていてもよい。そのようなコマンドには、新しいまたは更新された制御スケジュールまたは時間制御シーケンスとともにメモリ214に格納されているスケジュールまたはシーケンスを修正または更新するよう命令するコマンドが含まれていてもよい。
図2Aは、リーダ/ライタ装置302のタグ情報要求コマンド(CMD)を搬送するRF信号の送信処理42のタイムチャートを示している。図2Bは、リーダ/ライタ装置302の受信待ち状態46および受信RF信号の受信処理48のタイムチャートを示している。図2Cは、アクティブ型RF IDタグ202のキャリア・センス50、52および53、受信RF信号の受信処理54および55、および認証成功の場合における応答を搬送するRF信号の送信処理56のタイムチャートを示している。
図2Aを参照すると、リーダ/ライタ装置302のデータ生成部322は、制御部310から受け取ったRF IDタグに対するタグ情報要求コマンドを含むデータを生成しそれを暗号化し、その暗号データを符号化して、符号化された暗号データを生成する。送信部330は、送信処理42の連続する各タイムスロットにおいて、そのコマンドを搬送するRF信号を充分短い間隔で周期的に送信する。
図2Cを参照すると、アクティブ型RF IDタグ202において、受信部250およびキャリア判定部246は、ウェイクアップ部274のウェイクアップ信号に従って例えば2秒といった一定の周期Tcsで例えば約1ms〜10msの所定の持続時間で発生するキャリア・センス50および52の時間期間に制御部210によってイネーブル(活動化、enable)される。それによって、受信部250は受信待ち状態になり、キャリア判定部246は受信部250からの受信RF信号キャリア電力の強度を表すデータに従って受信キャリアの有無の判定を行う。RF IDタグ202がリーダ/ライタ装置302に接近していない場合は、キャリア判定部246はキャリアを検知せず(ND)、キャリアが存在しないと判定する。
キャリア・センス50相互間の期間51において、RF IDタグ202は休止モードに入って、制御部210およびウェイクアップ部270だけがイネーブルまたはパワー・オン(付勢)されており、その他の構成要素214〜250はディセーブル(非活動化、disable)またはパワー・ダウン(消勢)されている。休止期間51の時間長は、キャリア・センス期間50の終了時点と次のキャリア・センス期間50の開始時点との間の時間長より短くてもよい。
RF IDタグ202がリーダ/ライタ装置302に接近してRF IDタグ202の受信部250がRF信号を受信した場合、キャリア判定部246は、キャリア・センス52の時間期間にRF信号のキャリアを検知し(DT)、キャリアが存在すると判定する。
そのキャリアが存在するという判定に応答して、受信部250およびデータ復号部242は直後の受信処理54の時間期間において所定の持続時間(例えば100ms)の間イネーブルされる。
受信部250はそのRF信号を受信し復調してコマンドを含む符号化された暗号データを生成し、データ復号部242はそのデータを復号し暗号データを解読してコマンドを取り出して制御部210に供給する。
制御部210は、そのコマンドに含まれている時刻TおよびシステムIDを用いてリーダ/ライタ装置302を認証する。認証が成功した場合は、そのコマンドに応答して、制御部210は、所定期間内のランダムに選択された送信処理56の時間期間において所定の持続時間(例えば100ms)の間、データ生成部222および送信部230をイネーブルする。データ生成部222は、メモリ214から取り出したタグID(ID_tag)、時刻T、システムID(ID_system)等の所要の情報を含むデータを暗号化し、その暗号データを符号化する。その他の所要の情報には、例えば、パッケージ内の商品の内容、個数および状態、発送者、移動、経由地および宛先、等に関する情報が含まれていてもよい。送信部230はその暗号化されたタグIDを含む応答データでキャリアを変調してRF信号を送信する。
一方、認証が失敗した場合は、データを生成および送信することなく処理を終了する。
図2Bを参照すると、リーダ/ライタ装置302の受信部350は、常に受信待ち状態46にあり、RF IDタグ202が接近してRF信号を受信した場合に、受信処理48の時間期間において受信RF信号を復調して符号化された暗号データを生成する。
データ復号部342は符号化された暗号データを復号し、その復号された暗号データを解読してタグIDを含む応答データを再生し、その再生された応答を制御部310に供給する。
その受信再生された応答に応答して、制御部310は、その応答に含まれている時刻TおよびシステムIDを用いてRF IDタグ202を認証し、そのタグIDをホスト・コンピュータに供給する。
ホスト・コンピュータは、タグIDを処理して、商品の流通または人を監視し管理するために用いる。
通常、RF IDタグ202がリーダ/ライタ装置302に接近していない状態にある時間は、接近した状態にある時間よりもはるかに長い。よって、アクティブ型RF IDタグ202は、上記構成により、大部分の時間期間が休止モードになる。
従って、アクティブ型RF IDタグ202の消費電力は大幅に低減され、バッテリ290の稼動時間は大幅に長くなる。
また、通常、リーダ/ライタ装置302およびRF IDタグ202が送信データを暗号化し、時刻TおよびシステムIDを用いて相互認証を行うことによって、リーダ/ライタ装置302およびRF IDタグ202によって送信されるデータが、第三者に傍受されても、そのデータを不正に使用される危険性がなくなる。従って、リーダ/ライタ装置302およびRF IDタグ202の安全性が高くなる。
図3は、リーダ/ライタ装置302によって実行される処理のフローチャートを示している。図4Aおよび4Bは、アクティブ型RF IDタグ202によって実行される処理のフローチャートを示している。
図3を参照すると、ステップ402において、リーダ/ライタ装置302の制御部310は、ホスト・コンピュータから受け取ったタグID要求があるかどうかを判定する。タグIDの要求があるまでステップ402は繰り返される。タグIDの要求があると判定された場合、手順は送信処理のステップ414および受信処理のステップ422に進む。
ステップ414において、制御部310はタグ情報要求コマンドおよび関連する情報をデータ生成部322に供給する。データ生成部322は、制御部310から受け取ったタグ情報要求コマンド、およびメモリ314から取り出した現在の時刻T、システムID(ID_system)およびリーダ/ライタ装置302のIDを含むデータを、例えばDES(Data Description Standard)、トリプルDESまたはAES(Advanced Encryption Standard)等の所定の暗号方式に従って、メモリ314から取り出した暗号鍵Keを用いて暗号化し、その暗号データを、例えばNRZ(Non Return to Zero)符号化法またはマンチェスタ符号化法等の所定の符号化方式に従って符号化し、送信部330は、図2Aの送信処理42の時間期間にその符号化データでキャリアを変調して周波数fのRF信号を送信する。制御部310は、タグ情報要求コマンド中にそのコマンドに対する応答の送信周波数fまたは可変送信周波数f2iを指定するデータ、その可変送信周波数f2iを使用すべき時刻またはタイムスロットを表すデータ、現在の時刻Tを表すデータ、制御スケジュールおよび時間制御シーケンスを含ませてもよい。
リーダ/ライタ装置302は、複数の送信周期tRW−CYにおける複数コマンド毎に(例えば、少なくとも1つのキャリア・センス周期分の数の送信周期tRW−CYにおける複数コマンド毎に)、その周波数f2iを変更するようにしてもよい。
それによって、複数のRF IDタグが同時に存在する場合でも、RF IDタグからの応答送信が衝突する確率が減り、リーダ/ライタ装置302で同時に識別できるRF IDタグの数を増大させることができる。
ステップ418において制御部210はデータ送信を終了すべきかどうかを判定する。終了すると判定された場合は、手順はこのルーチンを出る。データ送信を継続すると判定された場合は、手順はステップ414に戻る。図2Aでは、データ送信は繰り返し継続される。
図4Aを参照すると、ステップ502において、RF IDタグ202が起動された場合に、制御部210およびウェイクアップ部270がイネーブルされる。RF IDタグ202がいったん起動されると、制御部210およびウェイクアップ部270は常にイネーブルされて活動状態にある。ウェイクアップ部270は、タイマ274および時間制御シーケンスに従って、所定の周期Tcsで受信RF信号のキャリア・センスを行うタイミングを表すウェイクアップ信号を制御部210に供給する。ステップ504において、制御部210は、ウェイクアップ部270から受け取ったウェイクアップ信号がオン状態(ON)を示しているかどうかを判定する。制御部210は、ウェイクアップ信号がオン状態になるまでステップ504を繰り返す。
ステップ504においてウェイクアップ信号がオン状態(ON)を示していると判定された場合、ステップ506において、制御部210は、例えば約1ms〜10msのような短い持続時間の期間だけ受信部250およびキャリア判定部246をイネーブルする。受信部250はRF信号の受信待ち状態となり、キャリア判定部246は受信部250から受け取った受信キャリア電力を表すデータに基づいて受信RF信号のキャリアの存在を判定して、その判定結果を制御部210に供給する。ステップ508において、制御部210は、その判定結果に従ってキャリアが検知されたかどうかを判定する。キャリアが検知されなかったと判定された場合は、ステップ509において制御部210は受信部250およびキャリア判定部246をディセーブル(非可動化)する。その後、手順はステップ530に進む。
ステップ508においてキャリアが検知されたと判定された場合は、ステップ510において、制御部210は、キャリア判定部246をディセーブルし、さらに例えば100ms〜200msといった所定の持続時間において受信部250をイネーブルしたまま、リーダ/ライタ装置302からコマンドを搬送する周波数fのRF信号を受信して(図2C、受信54)、受信RF信号を復調する。ステップ512において、制御部210は、受信部250によるRF信号の受信が完了したかどうかを判定する。ステップ512はRF信号の受信が完了するまで繰り返される。
ステップ512においてRF信号の受信が完了したと判定された場合は、ステップ514において、制御部210はデータ復号部242をイネーブルする。データ復号部242は制御部210の制御の下で受信部250から受信データを受け取ってそれを所定の符号化方式に従って復号する。ステップ515において、制御部210は受信部250をディセーブルする。
図4Bを参照すると、ステップ516において、制御部210の制御の下で、データ復号部242は、メモリ214から取り出した暗号鍵/復号鍵Keを用いて復号データを所定の暗号方式に従って解読し、解読されたコマンド、タグID(ID_tag)、時刻T、システムID(ID_system)を含むデータを制御部210に供給する。そのデータは、制御スケジュールおよび時間制御シーケンスを含んでいてもよい。制御部210は、そのデータを受け取った後、暗号解読された時刻TおよびシステムIDとメモリ214に格納されている時刻TおよびシステムIDとを比較することによって、両者が一致するかどうかを判定し、それによってリーダ/ライタ装置302の認証を行う。
ステップ518において、制御部210は認証が成功したかどうかを判定する。認証が失敗したと判定された場合は、ステップ520において、制御部210はデータ復号部242をディセーブルする。その後、手順はステップ530に進む。
ステップ518において認証が成功したと判定された場合は、ステップ522において、制御部210は、データ復号部242からタグ情報要求コマンドを含む暗号解読されたデータを受け取り、その解読データに含まれている解読された受信コマンドを処理し、リーダ/ライタ装置302によるアクセス記録をメモリ214に格納する。
ステップ522において、制御部210は、データ復号部242からタグ情報要求コマンドを含む復号データを受け取り、復号データに含まれている受信コマンドを処理し、リーダ/ライタ装置302によるアクセスの記録をメモリ214に格納する。受信データ中に時刻修正コマンドおよび現在の時刻Tが含まれていた場合は、制御部210は、ウェイクアップ部270のタイマ274の時刻をその時刻Tに修正または更新する。
ステップ526において、制御部210は、そのタグ情報要求コマンドに従って、所定の期間内の所定数のタイムスロットの中からランダムに選択された1つのタイムスロットにおいてデータ生成部222および送信部230をイネーブルする。その選択されたタイムスロットが図2Cの送信処理56の時間期間である。
データ生成部222は、メモリ214から読み出したRF IDタグ202のタグID(ID_tag)、時刻T、システムID(ID_system)およびリーダ/ライタ装置302のIDを含むデータを、所定の暗号方式に従って暗号鍵Keを用いて暗号化し、その暗号データを所定の符号化方式に従って符号化して送信部230に供給する。
送信部230は、その符号化暗号データでキャリアを変調して、周波数fまたはf2iのRF信号を、アンテナ284を介して送信する(図2C、送信56)。周波数f2iの切り換えは、制御部210の周波数切り換え部212によって行われる。タイミング調整部213は、複数のタイムスロットの周期を所定周期になるように調整する。
ステップ529において、制御部210は、データ生成部222および送信部230をディセーブルする。ステップ530において、制御部210は、RF IDタグ202を休止モードにする。休止モードにおいて、基本的に制御部210およびウェイクアップ部270だけがイネーブルされた状態を維持し、その他の構成要素214〜250はディセーブルされた状態になる。
再び図3を参照すると、ステップ422において、制御部310は受信部350をイネーブルして受信待ち状態にする。受信部350は周波数fのRF信号の受信を待って(受信待ち46)、RF信号を受信する(受信処理48)。ステップ424において、制御部310は受信部350がRF信号の受信を完了したかどうかを判定する。受信が完了するまでステップ422〜424は繰り返される。受信が完了したと判定された場合は、手順はステップ428に進む。
ステップ428において、受信部350は受信データをデータ復号部342に供給する。データ復号部342は受信データを所定の符号化方式に従って復号し、その復号データを所定の暗号方式に従って暗号解読して、そのデータを受信したという判定およびその解読データを制御部310に供給する。制御部310は、暗号解読された時刻TおよびシステムIDとメモリ314に格納されている時刻TおよびシステムIDとを比較することによって、一致するかどうかを判定し、それによってRF IDタグ202の認証を行う。RF IDタグ202の制御部210およびリーダ/ライタ装置302の制御部310において、受信した時刻Tと格納されていた時刻Tとの間に所定の範囲内の誤差(例えば±0.5秒)があった場合にも、両者は一致すると判定してもよい。
ステップ430において、制御部310は認証が成功したかどうかを判定する。認証が失敗したと判定された場合は、手順はステップ422に戻る。認証が成功したと判定された場合は、手順はステップ432に進む。
ステップ432において、制御部310はその復号データをホスト・コンピュータに送出する。ステップ436において制御部310はデータ受信待ちを終了するかどうかを判定する。終了すると判定された場合は、手順はこのルーチンを出る。データ受信待ちを継続すると判定された場合は、手順はステップ422に戻る。図2Bでは、データ受信待ちは繰り返し継続される。
このように、リーダ/ライタ装置302は充分短い間隔で周期的にRF信号を送信し常にRF信号受信待ち状態にあるので、RF IDタグ202のキャリア・センス時間を大幅に減らすことができる。例えば入出管理などにおけるように1日に数回しか送受信を行わず、動作時間のほとんどがキャリア・センスである場合は、RF IDタグ202全体の消費電力は、全体の消費電力を大幅に削減できる。
メモリ214に格納される制御スケジュールとして、休日および平日の夜間(例えば、6:00pm〜6:00am)の所定の時刻と所定の時刻の間の時間期間を指定し、平日の昼間(例えば、6:00am〜6:00pm)の所定の時刻と所定の時刻の間の時間期間を指定してもよい。この場合、ウェイクアップ部270は、その休日および夜間においてウェイクアップ信号を発生せず、従ってRF IDタグ202は休止モードになってキャリア・センスを全く行わず、一方、その平日の昼間において所定の周期(例えば1秒)で、キャリア・センスを行う。
ウェイクアップ部270は、制御部210の制御の下で、メモリ214に格納されたバッテリ290の電力の残量Pに従ってウェイクアップ信号を発生させてもよい。この場合、バッテリ電力残量Pが充分である場合は、比較的短い周期で(例えば1秒)キャリア・センスを行い、電力残量Pが閾値Pthより低くなった場合は、比較的長い周期で(例えば2秒)キャリア・センスを行うようにしてもよい。
上述のようにリーダ/ライタ装置によるアクセスの記録をメモリ214に格納するようにしたことによって、リーダ/ライタ装置302以外の別のリーダ/ライタ装置によって不正にアクセスされた場合にも、ログが記録されるので、リーダ/ライタ装置302によってそのアクセス記録を読み取り、ホスト・コンピュータによって解析することによって不正なアクセスを発見することができる。
アクティブ型RF IDタグ202とリーダ/ライタ装置302の構成および動作は、特開2006−338489号公報(A)(US2006/276206−A1に対応)に開示されており、ここで、この文献全体を参照して組み込む。
周囲の環境に関する物理的値または状態を検出するセンサを有しその検出値を記録するアクティブ型RF IDタグを、リーダ/ライタ装置によって読み取ることによって、タグIDと共に物理的量または状態の検出値データを収集することができる。今回と前回の測定値の間の差が、閾値を超えない場合は、そのようなデータを記録しないように構成することによって、データ記録に要する電力を節減し、RF IDタグのバッテリの稼働時間を長くし、所要のメモリ容量を削減することができる。
図1〜4Bのアクティブ型RF IDタグ202に関連してセンサを設けて周期的にその検出値を記録する場合、ウェイクアップ部270が所定の周期でウェイクアップ信号を発生し、それに応じてセンサが一時的にイネーブルされて、検出値のデータを周期的にメモリ214に格納するよう構成することが想定される。長い期間にわたってメモリ214に格納された大量の検出値データが、後でリーダ/ライタ装置302によって読み取られる。
図5は、物理量を検出して検出値データを蓄積するよう変形されたアクティブ型非接触情報記憶装置としてのアクティブ型RF IDタグ204の構成を示している。RF IDタグ204に対して図1のリーダ/ライタ装置302を用いることができる。
RF IDタグ204は、図1のRF IDタグ202の構成要素210〜213、222〜274、282、284および290に加えて、メモリ制御部276、センサ286、センサ286における検出値を捕捉してそのデータを保持するセンサ・データ読取部288、および比較部287を具えている。RF IDタグ204のその他の構成は図1のRF IDタグ202と同様である。バッテリ290は、構成要素210〜276、286、288および287等に電力を供給する。
構成要素222〜246、270、276、287および288は別個の回路としてハードウェアの形態で実装されていても、制御部210の一部として実装されていてもよい。代替構成として、構成要素222〜246、270、276、287および288の少なくとも一部はソフトウェアの形態で、メモリ(214)に格納されたプログラムに従って動作する制御部210の機能として実装されていてもよい。
制御部210は、ウェイクアップ部270からのウェイクアップ信号に応答して、メモリ214、メモリ制御部276、比較部287、センサ286およびデータ読取部288をイネーブルしまたはディセーブルするための制御信号EN_MEM_CTRL、EN_SNSDT_CTRL、EN_CMP_CTRL、EN_SNSおよびEN_SNS_CTRLを供給する。
制御部210は、リーダ/ライタ装置302からのタグ情報要求コマンドCMDに応答して、メモリ制御部276に、メモリ214から蓄積された検出値の格納データDATAのファイルを読み出させる。RF IDタグ204のその他の構成および動作は図1のRF IDタグ202と同様である。
図6Aおよび6Bは、図5のアクティブ型RF IDタグ204の物理量検出(センス)62、比較64、キャリア・センス50および53、メモリ214への検出値データの書込み66、受信RF信号の受信処理54、メモリ214からの蓄積検出値データの読出し65、および応答データを搬送するRF信号の送信処理56のタイムチャートを示している。
RF IDタグ204において、ウェイクアップ部270からのウェイクアップ信号に従って、制御部210は、センサ286およびデータ読取部288、または受信部250およびキャリア判定部246、をイネーブルし又はディセーブルする。
比較部287は、センサ286の検出値Ddをデータ読取部288から取得してメモリ214に格納する。制御部210は、周期的にキャリア・センス50、53を行って、リーダ/ライタ装置302によるタグ情報要求コマンドに応答して、そのような検出値のデータのファイルとタグIDとを送信し返す。
図6Aを参照すると、RF IDタグ204において、制御部210は、期間62においてセンサ286に環境における物理的量(例えば周囲温度)または状態の値Dcを検出させて(S)データ読取部288に現在のデータDcを読み取らせ、期間64においてその現在の検出値Dcと前の格納した検出値Dsの差の絶対値(Dif=|Dc−Ds|)を所定の閾値Dthと比較する(C)。今回の検出値Dcと前の格納値Dsの差の絶対値Difが閾値Dthを超える場合(Dif>Dth)は、期間66において、比較部287は、メモリ制御部276にその今回の検出値Dcをメモリ214に書き込ませ(W)、さらに、検出値Dcを新しい格納値Dsとして保持する。次いで、RF IDタグ204は、期間50、53においてキャリア・センスを行う。期間65において、メモリ制御部276は、メモリ214から、所定期間にわたって記録された複数の検出値の格納データのファイルを読み取って制御部210に供給する。
図6Bを参照すると、検出値Dcが前の格納値Dsを超えない場合(Dif≦Dth)は、比較部287はその検出値Dcをメモリ214に書き込ませず、それによってデータ格納の消費電力およびメモリ容量要求を減少させる。次いで、RF IDタグ204は、期間50、53においてキャリア・センスを行う。比較部287がない場合は、RF IDタグ204は図6Bに示した動作はしない。
図6Aおよび6Bにおいて、キャリア・センス期間53において、リーダ/ライタ装置302からの送信信号のキャリアを検出した場合は、RF IDタグ204は、その送信信号を受信する。その送信信号によって搬送されたタグ情報要求コマンドに応答して、制御部210は、制御信号EN_SNSDT_CTRLおよびEN_MEM_CTRLによってメモリ制御部276およびメモリ214をイネーブルして、メモリ214に格納されていた検出値のデータのファイルをタグIDとともに読み出して送信し返す。
発明者たちは、長い周期のウェイクアップ信号に応答して物理量の検出62とキャリア・センス50、53の双方を行うと、消費電力を低くすることができるが、RF IDタグ202は、近づいたリーダ/ライタ装置302からの要求コマンドに対して適度に短い時間で応答を送信し返すことができない、と認識した。
発明者たちは、RF IDタグにおいてキャリア・センス周期と物理量検出周期とを互いに独立に最適な値に設定すれば、RF IDタグの消費電力を低くしつつ、リーダ/ライタ装置からの要求コマンドに対して適度に短い時間で応答を送信し返すことができる、と認識した。
図7は、本発明の実施形態による、アクティブ型非接触情報記憶装置としてのアクティブ型RF IDタグ206の構成を示している。RF IDタグ206に対して図1のリーダ/ライタ装置302を用いることができる。
RF IDタグ206の制御部210は、ウェイクアップ部270からのウェイクアップ信号を計数(カウント)するキャリア・センス用のカウンタ(CT_CS)291および物理量検出用のカウンタ(CT_S)292と、カウンタ291および292の計数値(CT_CS、CT_S)をそれぞれの基準値RcsおよびRsと比較してそれと等しいかどうかを判定するキャリア・センス用の判定部295および物理量検出用の判定部296と、キャリア・センス用の基準値Rcsおよび物理量検出用の基準値Rsを判定部295および296にそれぞれ設定する動作周期設定部294と、関連する構成要素246、250、286、288、276および214等にイネーブル/ディセーブル制御信号を供給するイネーブル/ディセーブル制御信号発生部299と、を含んでいる。カウンタ291および292は、アップカウンタまたはダウンカウンタであればよい。RF IDタグ206のその他の構成は図5のRF IDタグ204と同様である。
比較部287は、制御部210によって設定された閾値Dthに従って、データ読取部288から取り出したセンサ286の検出値データDdを比較処理し、その比較結果(例えば、データの格納の要否)を制御部210に供給して、メモリ制御部276に所要の検出値データDdをメモリ214に格納させる。そのために、制御部210は、制御信号EN_SNSDT_CTRLによって一時的にメモリ制御部276およびメモリ214をイネーブルする。メモリ制御部276は、現在の日付および時刻とともに所要の検出値データをメモリ214に格納する。
RF IDタグ206は、一例として、保冷コンテナの輸送経路および日付および時刻を管理し、コンテナ内の温度の変化を追跡するのに用いられる。この場合、センサ286は温度センサである。
図8Aは、リーダ/ライタ装置302のタグID要求または情報要求コマンド(CMD)を含むデータを搬送するRF信号の送信処理42のタイムチャートを示している。図8Bは、リーダ/ライタ装置302の受信待ち状態46および受信RF信号の受信処理48のタイムチャートを示している。図8Cは、アクティブ型RF IDタグ206のキャリア・センス50および53、物理量の検出、検出値データの読取りおよびメモリ214への書込み67、受信RF信号の受信処理54、メモリ214からの蓄積検出値データの読出し65、およびタグIDまたは応答等のタグ情報を含むデータを搬送するRF信号の送信処理56のタイムチャートを示している。
リーダ/ライタ装置302は、商品等とともに移動するリーダ/ライタ装置307の蓄積された検出値データを収集するために所定の位置に配置されている。
図8Aを参照すると、リーダ/ライタ装置302のデータ生成部322は、制御部310から受け取ったRF IDタグに対するタグ情報要求コマンドとしての検出値データ読み取り要求コマンドを含むデータを生成しそれを所定の暗号化方式に従って暗号化し、その暗号データを所定の符号化方式に従って符号化して、符号化された暗号データを生成する。送信部330は、送信処理42の連続する各タイムスロットにおいて、そのコマンドを搬送するRF信号を充分短い間隔で周期的に送信する。
図8Cを参照すると、アクティブ型RF IDタグ206において、制御部210は、ウェイクアップ部270からのウェイクアップ信号の所定の周期Tw(例えば、1秒)の所定の倍数(Rs)(例えば、8倍)の周期Tcs(例えば、8秒)で発生する例えば100msの長さの時間期間67において、センサ286、データ読取部288および比較部279をイネーブルし、さらにメモリ制御部276およびメモリ214をイネーブルし、検出値データをメモリ214に蓄積する。一方、制御部210は、そのウェイクアップ信号の周期Twの別の所定の倍数(Rcs)(例えば、3倍)の周期Tcs(例えば、3秒)で発生する時間期間50、53において、受信部250およびキャリア判定部246をイネーブルする。RF IDタグ206は、例えば、8秒の周期でセンサ286に物理量の検出を行わせ、3秒の周期で受信部250およびキャリア判定部246に周波数fの受信RF信号のキャリア・センスを行わせる。その所定の倍数を表す基準値(Rs、Rcs)またはそれに対応する周期長(Ts、Tcs)さは、リーダ/ライタ装置302からの周期設定要求コマンドに従って設定または変更される。物理量検出周期Tsはキャリア・センス周期Tcsより長く、即ち基準値Rsは基準値Rcsより大きいことが好ましい。
RF IDタグ206がリーダ/ライタ装置302に接近してその通信可能範囲に入ると、リーダ/ライタ装置302からのRF信号のキャリアがRF IDタグ206によって検出される。受信部250およびデータ復号部242は、後続の時間期間54に所定の持続時間においてイネーブルされ、受信部250はそのRF信号を受信し復調してコマンドを含む符号化された暗号データを生成し、データ復号部242はそのデータを所定の符号化方式に従って復号し暗号データを所定の暗号方式に従って解読して検出値データ読み取り要求コマンドを取り出して制御部210に供給する。
そのコマンドに応答して、制御部210は、後続の期間65においてメモリ214から蓄積された検出値データのファイルを読み取り、その後のランダムに選択された所定時間期間内の期間またはタイムスロット56にその蓄積された検出値データを含む応答データを所定の暗号化方式に従って暗号化し暗号データを符号化し、その符号化データを搬送する周波数fのRF信号を送信し返す。
動作期間67、50、52および56の間の休止期間51において、RF IDタグ206は休止モードに入って、制御部210およびウェイクアップ部270だけがイネーブルまたはパワー・オンされており、その他の構成要素はディセーブルまたはパワー・ダウンされる。
図8Bを参照すると、リーダ/ライタ装置302の受信部350は、常に受信待ち状態46にあり、RF IDタグ206が接近してRF信号を受信した場合、受信処理48の時間期間において受信RF信号を復調して符号化された暗号データを生成し、データ復号部342は符号化された暗号データを所定の符号化方式に従って復号し、その復号された暗号データを、所定の暗号方式に従って解読してタグIDおよび検出値データを含む応答データを再生し、その再生された応答を制御部310に供給する。その受信再生された応答に応答して、制御部310は、そのタグIDおよび検出値データをホスト・コンピュータに供給する。ホスト・コンピュータは、タグIDおよび検出値データを処理して、商品の流通または人を監視し管理するのに用いる。
図9A〜9Cは、リーダ/ライタ装置302によって送信される異なるコマンドを含むフレームの構成の例を示している。
図9Aにおいて、タグID要求コマンドは、スタート・バイト、タグID要求コマンド、データ長、データ(またはダミー・データ)、エンド・バイト、チェック・バイト(CRC)を含んでいる。
図9Bにおいて、検出値データ読み取り要求コマンドは、スタート・バイト、検出値データ読み取り要求コマンド、データ長、データ(またはダミー・データ)、エンド・バイト、チェック・バイト(CRC)を含んでいる。
図9Cにおいて、周期設定要求コマンドは、スタート・バイト、キャリア・センス(CS)および検出(S)周期設定要求コマンド、キャリア・センス(CS)周期の値、検出(S)周期の値、データ長、データ(またはダミー・データ)、エンド・バイト、チェック・バイト(CRC)を含んでいる。
図10A〜10Cは、図7のアクティブ型RF IDタグ206によって実行される処理のフローチャートを示している。但し、図を簡単にするために図4Aおよび4Bにおける認証のための処理、および比較部287の動作は示されていない。また、比較部287の比較用の閾値(Dth)が充分低くまたは0(ゼロ)で、センサ286の全ての検出値データがメモリ214に格納されるものとする。
図10Aを参照すると、ステップ502〜504は図4Aのものと同様であり、再び説明することはしない。
ステップ504の後のステップ606において、ウェイクアップ信号がオン状態であることに応答して、カウンタ291および292はそれぞれの計数値をインクリメント(増分)する。ステップ610において、判定部296は、カウンタ292の計数値CT_Sが基準値Rs(例えば、8または10)と等しいかどうかを判定する。計数値CT_Sが基準値Rsと等しくないと判定された場合は、手順はステップ642に進む。
ステップ610において計数値CT_Sが基準値Rsと等しいと判定された場合は、ステップ612において、判定部296はカウンタ292の計数値CT_Sをクリアして0(ゼロ)にリセットする。
ステップ708において、制御部210は、センサ286およびデータ読取部288をイネーブルして、センサ286に温度を検出させてデータ読取部288にその検出値を読み取らせる。ステップ712において、制御部210は、センサ286およびデータ読取部288をディセーブルする。
ステップ720において、制御部210はメモリ制御部276およびメモリ214をイネーブルする。ステップ722において、制御部210は比較部287を一時的にイネーブルし、メモリ制御部276は比較部287からの現在の検出温度値Dcすなわち格納した検出温度値Dsをメモリ214に格納する。ステップ724において、制御部210はメモリ制御部276およびメモリ214をディセーブルする。
図10Bを参照すると、ステップ642において、判定部295は、カウンタ291の計数値CT_CSが基準値Rcs(例えば、3)と等しいかどうかを判定する。計数値CT_CSが基準値Rcsと等しくないと判定された場合は、手順はステップ504に戻る。計数値CT_CSが基準値Rcsと等しいと判定された場合は、ステップ644において、判定部295はカウンタ291の計数値CT_CSをクリアして0(ゼロ)にリセットする。その後、手順はステップ508に進む。ステップ508〜522は、図4Aのものと同様であり、再び説明することはしない。
図10Cを参照すると、ステップ522の後のステップ744において、制御部210は、受信コマンドが、検出値データ読み取り要求コマンドか、またはキャリア・センス周期および検出周期設定要求コマンドかを判定する。それが周期設定要求コマンドであると判定された場合は、ステップ746において、制御部210は、動作周期設定部294に、リーダ/ライタ装置302から受信したキャリア・センス周期Tcsを表す基準値Rcsと物理量検出周期Tsを表す基準値Rsをそれぞれ判定部295および296に設定させまたは更新させる。その後、手順はステップ530に進む。
ステップ744において受信コマンドが検出値データ読み取り要求コマンドであると判定された場合は、ステップ748において、そのコマンドに応答して、制御部210はメモリ制御部276およびメモリ214をイネーブルする。ステップ750において、メモリ制御部276は、メモリ214から、所定期間にわたって記録された複数の検出温度値の格納データのファイルを読み取って制御部210に供給する(期間65)。ステップ752において、制御部210はメモリ制御部276およびメモリ214をディセーブルする。
ステップ526は図4Bのものと同様である。制御部210は、暗号化され符号化された検出温度値の格納データのファイルおよびタグIDを搬送するRF信号をリーダ/ライタ装置302に送信する。
ステップ760において、制御部210は、送信が完了したかどうかを判定する。送信が完了するまでステップ760は繰り返される。送信が完了したと判定された場合、手順はステップ529に進む。ステップ529は図4Bのものと同様である。
ステップ530において、制御部210は、RF IDタグ207を休止モードにする。休止モードにおいて、制御部210およびウェイクアップ部270だけがイネーブルまたはパワー・オンされており、その他の構成要素214、222〜250、276および286〜288は、ディセーブルまたはパワー・ダウンされる。その後、手順はステップ504に戻る。
この実施形態によれば、RF IDタグ206は、その適用例に応じてリーダ/ライタ装置202によってキャリア・センス周期Tcsおよび物理量検出周期Tsをそれぞれ最適な値に設定することができる。それによって、RF IDタグ206は、その消費電力を低くしつつ、リーダ/ライタ装置202からのコマンドに対して適度に短い時間で応答信号を送信できる。
図11は、図7の変形であり、本発明の別の実施形態による、アクティブ型非接触情報記憶装置としてのアクティブ型RF IDタグ207の構成を示している。RF IDタグ207に対して図1のリーダ/ライタ装置302を用いることができる。
RF IDタグ207の制御部210は、構成要素291、292、294、295、296、299等に加えて、動作周期決定用のカウンタ(CT_DT)293および動作周期決定用の判定部297を含んでいる。RF IDタグ207は、動作周期決定部280を含んでいる。動作周期決定部280は、データ復号部242から復号(暗号解読)された受信データを受け取ってそのデータからリーダ/ライタ装置のIDを抽出するリーダ/ライタID抽出部281と、リーダ/ライタID抽出部281によって抽出されたIDの数を計数するカウンタ(CT_ID)283と、テーブルTBLに基づいてキャリア・センスおよび物理量検出の所要の動作周期(Tcs、Ts)または計数の基準値(Rcs、Rs)を計算する演算部265と、を含んでいる。RF IDタグ207のその他の構成は図7のRF IDタグ206と同様である。カウンタ283は、アップカウンタまたはダウンカウンタであればよい。
判定部297は、カウンタ293におけるウェイクアップ信号の計数値CT_DTが基準値Rdtまたは周期Tdtに達したかどうかを判定する。計数値CT_DTが基準値Rdtに達すると、演算部265を起動しカウンタ263をクリアする。基準値Rdtは、リーダ/ライタIDの受信数を計数する周期Tdt(=ウェイクアップ信号周期×Rdt)を表している。周期Tdtは周期Tcsより充分長い。
図12は、1つの周期Tdtの時間期間(例えば、60秒間)におけるRF IDタグ207によるリーダ/ライタ装置302から受信したIDの計数値CT_IDと、キャリア・センス周期Tcsおよび物理量検出周期Tsの値の関係を表すテーブルTBLを示している。このテーブルTBLは、テーブル・メモリ266またはメモリ214に格納されている。
図12において、60秒間におけるリーダ/ライタ装置のIDの検出数が0(ゼロ)の場合は、キャリア・センス周期Tcsは最も長く10秒であり、物理量検出周期Tsは15分(900秒)である。その理由は、リーダ/ライタ装置が近くに位置する可能性が低いからである。60秒間におけるリーダ/ライタ装置のIDの検出数が1〜9の範囲の場合は、キャリア・センス周期Tcsは中程度の5秒であり、物理量検出周期Tsは15分である。その理由は、リーダ/ライタ装置が近くに位置する可能性が中程度だからである。60秒間におけるリーダ/ライタ装置のIDの検出数が10以上の場合は、キャリア・センス周期Tcsは最も短い1秒であり、物理量検出周期Tsは無くまたは無限大であり、即ち物理量検出は中断される。代替構成として、物理量検出周期Tsは最も長い30分であってもよい。その理由は、リーダ/ライタ装置が近くに位置する可能性が高く、応答の送信を優先すべきだからである。
図13A〜13Cは、アクティブ型RF IDタグ207によって実行される処理のフローチャートを示している。
図13Aを参照すると、ステップ502〜504は図10Aのものと同様である。
ステップ504の後のステップ608において、ウェイクアップ信号がオン状態であることに応答して、カウンタ291、292および293はそれぞれの計数値をインクリメント(増分)(+1)する。ステップ610および708〜724は図10Aのものと同様である。
図13Bを参照すると、ステップ724の後のステップ632において、判定部297はカウンタ293の計数値CT_IDが基準値Rdtと等しいかどうかを判定する。計数値CT_IDが基準値Ridと等しくないと判定された場合は、手順はステップ642に進む。
計数値CT_IDが基準値Ridと等しいと判定された場合は、ステップ634において、前述のようにテーブルTBLに従って基準値RcsおよびRsを計算または決定してその値を動作周期設定部294に渡し、動作周期設定部294が判定部295および296の基準値RcsおよびRsを更新するようにする。ステップ636において、判定部297はカウンタ293の計数値CT_DTをクリアして0(ゼロ)にリセットする。その後、手順はステップ508に進む。その後、手順はステップ642に進む。
ステップ642〜644および506〜522は、図10Bのものと同様である。
図13Cを参照すると、ステップ522の後のステップ732において、リーダ/ライタID抽出部261は、復号(暗号解読)された受信データからリーダ/ライタ装置のIDを抽出し、そのようなIDを検出したかどうかを判定する。IDが検出されなかったと判定された場合は、手順はステップ734に進む。ステップ732においてIDが検出されたと判定された場合は、リーダ/ライタID抽出部261はカウンタ263の計数値CT_IDをインクリメント(増分)する。その後、手順はステップ748に進む。
ステップ748〜760、526〜530は図10Cのものと同様である。
この実施形態によれば、RF IDタグ207は、リーダ/ライタ装置202の周期設定要求コマンドを必要とせずに、リーダ/ライタ装置202の位置に応じて自立的にキャリア・センス周期および物理量検出周期をそれぞれ最適な値に設定することができる。それによって、RF IDタグ207は、その消費電力を低くしつつ、環境に応じてリーダ/ライタ装置202からのコマンドに対して適度に短い時間で応答信号を送信できる。
図14は、図7の別の変形であり、本発明のさらに別の実施形態による、アクティブ型非接触情報記憶装置としてのアクティブ型RF IDタグ208の構成を示している。RF IDタグ208に対して図1のリーダ/ライタ装置302を用いることができる。
RF IDタグ208は、動作周期決定部267を含んでいる。RF IDタグ208のその他の構成は図7のRF IDタグ206と同様である。
動作周期決定部267は、ウェイクアップ部270からの時刻情報に従って、時刻に対するキャリア・センス周期Tcsおよび物理量検出周期Tsの関係を表すテーブルTBLに基づいて、キャリア・センス周期Tcsおよび物理量検出周期Tsを決定する。
図15は、時間帯と、キャリア・センス周期Tcsおよび物理量検出周期Tsの値の関係を表すテーブルを示している。このテーブルは、テーブル・メモリ268またはメモリ214に格納されている。
図15において、時刻22:00〜07:00の期間において、キャリア・センス周期Tcsは最も長く10秒であり、物理量検出周期Tsは15分(900秒)である。その理由は、深夜から早朝までの間はリーダ/ライタ装置からのアクセスの頻度が非常に低いからである。時刻12:00〜13:00および17:00〜22:00の期間において、キャリア・センス周期Tcsは中程度の5秒であり、物理量検出周期Tsは15分である。その理由は、昼休み期間および主要勤務時間後の期間はリーダ/ライタ装置からのアクセスの頻度が幾分か低いからである。時刻7:00〜12:00および13:00〜17:00の期間において、キャリア・センス周期Tcsは中程度の1秒であり、物理量検出周期Tsは無くまたは無限大であり、即ち物理量検出は中断される。代替構成として、物理量検出周期Tsは最も長い30分であってもよい。その理由は、主要勤務時間の期間はリーダ/ライタ装置からのアクセスの頻度が高く、応答の送信を優先すべきだからである。
図16A〜16Cは、アクティブ型RF IDタグ208によって実行される処理のフローチャートを示している。
図13Aを参照すると、ステップ502〜504は図10Aのものと同様である。
ステップ504の後のステップ602において、動作周期決定部267は、ウェイクアップ部270からの現在の時刻情報および図15のようなテーブルに基づいて、基準値Rcsおよび/またはRsを更新する時間かどうかを判定する。更新する時間でないと判定された場合は、手順はステップ606に進む。更新する時間であると判定された場合は、ステップ604において、動作周期決定部267は、現在の時刻に基づいてテーブルに従って基準値Rcsおよび/またはRsを決定して、動作周期設定部294に供給する。動作周期設定部294は、キャリア・センス周期を表す基準値Rcsと物理量検出周期Tsを表す基準値Rsを、判定部295および296に設定しまたは更新する。
ステップ606〜612および708〜724は図10Aのものと同様である。
図16Bを参照すると、ステップ642〜644、506〜522は図10Bのものと同様である。
図16Cを参照すると、手順はステップ522の後、ステップ748に進む。ステップ748〜760および529〜530は図10Cのものと同様である。
この実施形態によれば、RF IDタグ208は、リーダ/ライタ装置202の周期設定要求コマンドを必要とせずに、時刻に応じて自立的にキャリア・センス周期および物理量検出周期をそれぞれ最適な値に設定することができる。それによって、RF IDタグ206は、その消費電力を低くしつつ、時刻に応じてリーダ/ライタ装置202からのコマンドに対して適度に短い時間で応答信号を送信できる。
図17は、図7のさらに別の変形であり、本発明のさらに別の実施形態による、アクティブ型非接触情報記憶装置としてのアクティブ型RF IDタグ209の構成を示している。RF IDタグ209に対して図1のリーダ/ライタ装置302を用いることができる。
RF IDタグ209は、手動式のオン/オフ・スイッチ289を含んでいる。RF IDタグ209のその他の構成は図7のものと同様である。RF IDタグ209は、通常、図7のRF IDタグ206と同様の形態で動作する。
スイッチ289は、ユーザによって押下されてオン状態にされると、それに応答して動作周期設定部294はキャリア・センス周期Tcsのみを強制的に最も短く(例えば1秒)なるように変更する。その後、スイッチ289は、ユーザによって再び押下されてオフ状態にされると、それに応答して動作周期設定部294はキャリア・センス周期Tcsを元の値に戻す。代替構成として、スイッチ289は、ユーザによって押下された後の所定期間だけオフ状態になり、その後でオフ状態に戻ってもよい。
この実施形態では、RF IDタグ209は、リーダ/ライタ装置202の周期設定要求コマンドを必要とせずに、必要な場合にはユーザによって強制的に手動でキャリア・センス周期を短く設定することができる。それによって、RF IDタグ209は、その消費電力を低くしつつ、必要に応じてリーダ/ライタ装置202からのコマンドに対して短い時間で応答信号を送信できる。
以上の説明では、本発明をRF IDタグに関連して説明したが、これに限定されることなく、本発明が非接触ICカードにも適用できることは、この分野の専門家には理解されるであろう。
以上説明した実施形態は典型例として挙げたに過ぎず、その各実施形態の構成要素を組み合わせること、その変形およびバリエーションは当業者にとって明らかであり、当業者であれば本発明の原理および請求の範囲に記載した発明の範囲を逸脱することなく上述の実施形態の種々の変形を行えることは明らかである。
(付記1) 読取り書込み装置との間で無線通信が可能な情報装置であって、
前記読取り書込み装置から送信される情報要求信号を検知するための受信部と、
前記受信部による情報要求信号の検知に応じて、応答信号を前記読取り書込み装置に送信するための送信部と、
物理的な量または状態を検出するセンサから前記物理的な量または状態に対応する検出データを取得するための検出データ取得部と、
前記検出データ取得部により取得された検出データを保持するための検出データ記憶部と、
前記検出データ取得部を第1の時間間隔で起動させ、当該検出データ取得部からの検出データを前記検出データ記憶部に入力する第1の制御部と、
前記受信部を第2の時間間隔で起動させ、当該受信部において情報要求信号が検知された場合に、前記検出データ記憶部に保持される検出データに基づいて、前記送信部を起動する第2の制御部と
を備えることを特徴とする情報装置。
(付記2) 付記1に記載の情報装置は、
前記受信部における情報要求信号を検知する回数を計数するための検知回数取得部と、
前記検知回数取得部から得られる計数値に基づいて、前記第1の制御部又は前記第2の制御部を制御する第3の制御部と、
を備える
ことを特徴とする情報装置。
(付記3) 前記第3の制御部は、
前記検知回数取得部から得られる計数値が所定の閾値以上の場合に、前記第1の時間間隔を増加させる第1の処理部と、
前記検知回数取得部から得られる計数値が所定の閾値以上の場合に、前記第2の時間間隔を減少させる第2の処理部と、
前記検知回数取得部から得られる計数値が所定の閾値以上の場合に、前記第1の制御部を休止させる第3の処理部と、
前記検知回数取得部から得られる計数値が所定の閾値以上の場合に、前記第2の制御部を起動させる第4の処理部と、
の少なくとも一つを有するものである
ことを特徴とする、付記2に記載の情報装置。
(付記4) 前記第3の制御部は、
前記検知回数取得部から得られる計数値が所定の閾値未満の場合に、前記第1の時間間隔を減少させる第1の処理部と、
前記検知回数取得部から得られる計数値が所定の閾値未満の場合に、前記第2の時間間隔を増加させる第2の処理部と、
前記検知回数取得部から得られる計数値が所定の閾値未満の場合に、前記第1の制御部を起動させる第3の処理部と、
前記検知回数取得部から得られる計数値が所定の閾値未満の場合に、前記第2の制御部を休止させる第4の処理部と、
の少なくとも一つを有するものである
ことを特徴とする、付記2又は3に記載の情報装置。
(付記5) 前記第1の制御部は、
前記検出データ記憶部に保持されている検出データと、前記検出データ取得部を前記第1の時間間隔で起動させた際に当該検出データ取得部から得られる検出データとを比較し、
当該両検出データの差分が所定の閾値以上である場合に、当該検出データ取得部から得られる検出データを前記検出データ記憶部に入力するものである
ことを特徴とする、付記1に記載の情報装置。
(付記6) 付記1に記載の情報装置は、さらに、ユーザによって付勢されたときに切換信号を前記第2の制御部に供給するスイッチを備え、
前記第2の制御部は、前記切換信号に応答して前記第2の時間間隔を減少させるものである
ことを特徴とする付記1に記載の情報装置。
(付記7) 読取り書込み装置から送信される情報要求信号を検知するための受信部と、前記受信部による情報要求信号の検知に応じて、応答信号を前記読取り書込み装置に送信するための送信部と、物理的な量または状態を検出するセンサから前記物理的な量または状態に対応する検出データを取得するための検出データ取得部と、前記検出データ取得部により取得された検出データを保持するための検出データ記憶部と、を有し、読取り書込み装置との間で無線通信が可能な情報装置に用いられるプログラムであって、
前記情報装置を、
前記検出データ取得部を第1の時間間隔で起動させ、当該検出データ取得部からの検出データを前記検出データ記憶部に入力する第1の制御部と、
前記受信部を第2の時間間隔で起動させ、当該受信部において情報要求信号が検知された場合に、前記検出データ記憶部に保持される検出データに基づいて、前記送信部を起動する第2の制御部と
して機能させることを特徴とするプログラム。
(付記8) 読取り書込み装置から送信される情報要求信号を検知するための受信部と、前記受信部による情報要求信号の検知に応じて、応答信号を前記読取り書込み装置に送信するための送信部と、物理的な量または状態を検出するセンサから前記物理的な量または状態に対応する検出データを取得するための検出データ取得部と、前記検出データ取得部により取得された検出データを保持するための検出データ記憶部と、を有し、読取り書込み装置との間で無線通信が可能な情報装置に用いられる方法であって、
前記検出データ取得部を第1の時間間隔で起動させ、当該検出データ取得部からの検出データを前記検出データ記憶部に入力する第1の制御ステップと、
前記受信部を第2の時間間隔で起動させ、当該受信部において情報要求信号が検知された場合に、前記検出データ記憶部に保持される検出データに基づいて、前記送信部を起動する第2の制御ステップと
を有することを特徴とする方法。
図1は、アクティブ型非接触情報記憶装置としてのアクティブ型RF IDタグとリーダ/ライタ装置の構成を示している。 図2Aは、リーダ/ライタ装置のタグ情報要求コマンドを搬送するRF信号の送信処理のタイムチャートを示している。図2Bは、リーダ/ライタ装置2の受信待ち状態および受信RF信号の受信処理のタイムチャートを示している。図2Cは、アクティブ型RF IDタグのキャリア・センス、受信RF信号の受信処理、および認証成功の場合における応答を搬送するRF信号の送信処理のタイムチャートを示している。 図3は、リーダ/ライタ装置によって実行される処理のフローチャートを示している。 図4Aおよび4Bは、アクティブ型RF IDタグによって実行される処理のフローチャートを示している。 (図4Aで説明) 図5は、物理量を検出して検出値データを蓄積するよう変形されたアクティブ型非接触情報記憶装置としてのアクティブ型RF IDタグの構成を示している。 図6Aおよび6Bは、図5のアクティブ型RF IDタグの物理量検出(センス)、比較、キャリア・センス、メモリへの検出値データの書込み、受信RF信号の受信処理、メモリからの蓄積検出値データの読出し、および応答データを搬送するRF信号の送信処理のタイムチャートを示している。 図7は、本発明の実施形態による、アクティブ型非接触情報記憶装置としてのアクティブ型RF IDタグの構成を示している。 図8Aは、リーダ/ライタ装置のタグID要求または情報要求コマンドを含むデータを搬送するRF信号の送信処理のタイムチャートを示している。図8Bは、リーダ/ライタ装置の受信待ち状態および受信RF信号の受信処理のタイムチャートを示している。図8Cは、アクティブ型RF IDタグのキャリア・センス、物理量の検出、検出値データの読取りおよびメモリへの書込み、受信RF信号の受信処理、メモリからの蓄積検出値データの読出し、およびタグIDまたは応答等のタグ情報を含むデータを搬送するRF信号の送信処理のタイムチャートを示している。 図9A〜9Cは、リーダ/ライタ装置によって送信される異なるコマンドを含むフレームの構成の例を示している。 図10A〜10Cは、図7のアクティブ型RF IDタグによって実行される処理のフローチャートを示している。 (図10Aで説明) (図10Aで説明) 図11は、図7の変形であり、本発明の別の実施形態による、アクティブ型非接触情報記憶装置としてのアクティブ型RF IDタグの構成を示している。 図12は、1つの周期の時間期間におけるRF IDタグによるリーダ/ライタ装置から受信したIDの計数値と、キャリア・センス周期および物理量検出周期値の関係を表すテーブルを示している。 図13A〜13Cは、アクティブ型RF IDタグによって実行される処理のフローチャートを示している。 (図13Aで説明) (図13Aで説明) 図14は、図7の別の変形であり、本発明のさらに別の実施形態による、アクティブ型非接触情報記憶装置としてのアクティブ型RF IDタグの構成を示している。 図15は、時間帯と、キャリア・センス周期および物理量検出周期の値の関係を表すテーブルを示している。 図16A〜16Cは、アクティブ型RF IDタグによって実行される処理のフローチャートを示している。 (図16Aで説明) (図16Aで説明) 図17は、図7のさらに別の変形であり、本発明のさらに別の実施形態による、アクティブ型非接触情報記憶装置としてのアクティブ型RF IDタグの構成を示している。
符号の説明
206 アクティブ型RF IDタグ
210 制御部
214 メモリ
276 メモリ制御部
286 センサ
288 データ読取部
291、292 カウンタ
294 動作周期設定部
295、296 判定部

Claims (7)

  1. 読取り書込み装置との間で無線通信が可能な情報装置であって、
    前記読取り書込み装置から送信される情報要求信号を検知するための受信部と、
    前記受信部による情報要求信号の検知に応じて、応答信号を前記読取り書込み装置に送信するための送信部と、
    物理的な量または状態を検出するセンサから前記物理的な量または状態に対応する検出データを取得するための検出データ取得部と、
    前記検出データ取得部により取得された検出データを保持するための検出データ記憶部と、
    前記検出データ取得部を第1の時間間隔で起動させ、当該検出データ取得部からの検出データを前記検出データ記憶部に入力する第1の制御部と、
    前記受信部を第2の時間間隔で起動させ、当該受信部において情報要求信号が検知された場合に、前記検出データ記憶部に保持される検出データに基づいて、前記送信部を起動する第2の制御部と
    を備えることを特徴とする情報装置。
  2. 請求項1に記載の情報装置は、
    前記受信部における情報要求信号を検知する回数を計数するための検知回数取得部と、
    前記検知回数取得部から得られる計数値に基づいて、前記第1の制御部又は前記第2の制御部を制御する第3の制御部と、
    を備える
    ことを特徴とする情報装置。
  3. 前記第3の制御部は、
    前記検知回数取得部から得られる計数値が所定の閾値以上の場合に、前記第1の時間間隔を増加させる第1の処理部と、
    前記検知回数取得部から得られる計数値が所定の閾値以上の場合に、前記第2の時間間隔を減少させる第2の処理部と、
    前記検知回数取得部から得られる計数値が所定の閾値以上の場合に、前記第1の制御部を休止させる第3の処理部と、
    前記検知回数取得部から得られる計数値が所定の閾値以上の場合に、前記第2の制御部を起動させる第4の処理部と、
    の少なくとも一つを有するものである
    ことを特徴とする、請求項2に記載の情報装置。
  4. 前記第3の制御部は、
    前記検知回数取得部から得られる計数値が所定の閾値未満の場合に、前記第1の時間間隔を減少させる第1の処理部と、
    前記検知回数取得部から得られる計数値が所定の閾値未満の場合に、前記第2の時間間隔を増加させる第2の処理部と、
    前記検知回数取得部から得られる計数値が所定の閾値未満の場合に、前記第1の制御部を起動させる第3の処理部と、
    前記検知回数取得部から得られる計数値が所定の閾値未満の場合に、前記第2の制御部を休止させる第4の処理部と、
    の少なくとも一つを有するものである
    ことを特徴とする、請求項2又は3に記載の情報装置。
  5. 前記第1の制御部は、
    前記検出データ記憶部に保持されている検出データと、前記検出データ取得部を前記第1の時間間隔で起動させた際に当該検出データ取得部から得られる検出データとを比較し、
    当該両検出データの差分が所定の閾値以上である場合に、当該検出データ取得部から得られる検出データを前記検出データ記憶部に入力するものである
    ことを特徴とする、請求項1に記載の情報装置。
  6. 読取り書込み装置から送信される情報要求信号を検知するための受信部と、前記受信部による情報要求信号の検知に応じて、応答信号を前記読取り書込み装置に送信するための送信部と、物理的な量または状態を検出するセンサから前記物理的な量または状態に対応する検出データを取得するための検出データ取得部と、前記検出データ取得部により取得された検出データを保持するための検出データ記憶部と、を有し、読取り書込み装置との間で無線通信が可能な情報装置に用いられるプログラムであって、
    前記情報装置を、
    前記検出データ取得部を第1の時間間隔で起動させ、当該検出データ取得部からの検出データを前記検出データ記憶部に入力する第1の制御部と、
    前記受信部を第2の時間間隔で起動させ、当該受信部において情報要求信号が検知された場合に、前記検出データ記憶部に保持される検出データに基づいて、前記送信部を起動する第2の制御部と
    して機能させることを特徴とするプログラム。
  7. 読取り書込み装置から送信される情報要求信号を検知するための受信部と、前記受信部による情報要求信号の検知に応じて、応答信号を前記読取り書込み装置に送信するための送信部と、物理的な量または状態を検出するセンサから前記物理的な量または状態に対応する検出データを取得するための検出データ取得部と、前記検出データ取得部により取得された検出データを保持するための検出データ記憶部と、を有し、読取り書込み装置との間で無線通信が可能な情報装置に用いられる方法であって、
    前記検出データ取得部を第1の時間間隔で起動させ、当該検出データ取得部からの検出データを前記検出データ記憶部に入力する第1の制御ステップと、
    前記受信部を第2の時間間隔で起動させ、当該受信部において情報要求信号が検知された場合に、前記検出データ記憶部に保持される検出データに基づいて、前記送信部を起動する第2の制御ステップと
    を有することを特徴とする方法。
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