JP2009093184A

JP2009093184A - 書道における画像やビデオの収集方法及び装置

Info

Publication number: JP2009093184A
Application number: JP2008263517A
Authority: JP
Inventors: I Chi; 偉沈
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2007-10-11
Filing date: 2008-10-10
Publication date: 2009-04-30
Also published as: CN100520859C; CN101145290A; KR101009552B1; KR20090037348A

Abstract

【課題】光学原理及びパソコン技術を用いて、書道練習者が直観的に臨書を行うことが可能な動態アナログシステムである書道における画像やビデオの収集方法及び装置を提供する。
【解決手段】本発明は、すりガラス１１を採用し書道平台１３とし、優秀な書家や書道教師がすりガラス１１の粗面上で教授する字を書き、毛筆頭部に対して水平に取り囲む環状光源１５の光線が毛筆頭部上を投射、ビデオカメラ装置１２はすりガラス１１の平滑面に対して真正面から撮影を行い、画像やビデオを獲得する。すりガラス特有の物理特性を利用し、撮影している書道ビデオにおいては、非常にはっきりと毛筆頭部の運筆過程を見ることが可能であり、書写する者の手、身体、その他部位に隠されて見えず、書写する者の身体や手に遮られることを防ぎ、毛筆頭部の運筆方法と過程が完全に見え、はっきりと完全な書道の画像とビデオを獲得することが可能である。
【選択図】図２

Description

本発明は、書道における画像やビデオの収集方法及び装置に関するものであり、特に、光学原理及びパソコン技術を用いて、書道練習者が直観的に臨書を行うことが可能となる動態アナログシステムである。

毛筆書道は、中国の伝統文化の重要な要素であり、世界中にも多くの書道愛好家や練習者がいる。周知の通り、伝統的な漢字書道練習方法には主に手本を見ることと模倣して書くこと（臨書）があり、一般的であるのは透明の白紙を手本上に置くか手本を直接参考しながら練習を行う方法である。これには練習者は先ず、大量の御手本を必要とし、練習者の収集やこれらの御手本使用には非常な不便さがある。また、伝統的な手本を見て模倣して書くこと（臨書）には、練習者は御手本の基本的な筆遣い、字の形を観察・研究した後、これに基づいて練習を行わなくてはならない。しかし、紙質や御手本に制限され、練習者が見られるのは静態の御手本、即ち、単に書道の字画や構造をイメージとして表現した御手本であり、御手本に隠された最も重要な運筆方法や過程を見ることはできない。練習者は、筆を動かす際の軽重・速さを観察できない故、ただ各自の理解力に基づいて研究するしかなく、これが多くの書道練習者のレベルを一定にできない主な原因である。よって、多くの書道練習者は優秀な書家や書道教師の指導を受けることを希望し、実際の書道を見る機会が拡大されることを希望している。特に、古典書道の逸品を演繹的に臨書することは自己の書道レベルを向上させることができるが、このような機会はそう多くはなかった。しかし現在は、パソコンとデータ技術の飛躍的な発展に伴い、優秀な書家の作品を家庭内で鑑賞したり臨書することが実現できるようになり、テレビによる中継や、ビデオカメラ装置による書道ビデオの収集等、ディスプレイ上で優秀な書家が書く全過程を観察することができる。このような御手本の臨書は、更に直観的で動態的に書く過程、即ち毛筆の運筆方法、筆遣いの軽重、速度を表現している故、良好な臨書効果が得られる。

しかしながら、書く者の身体の位置や手によって遮られることによる一部ビデオの消失という問題点がやはり存在し、これが書道練習者の臨書に影響を与えている。

そこで、前述の公知技術に残る欠点に対し、本発明の目的は、光学原理とパソコン技術を通して動態的に漢字を書く過程を再現することにより、書道練習者に更に直観的模範を提供し、練習者の書道水準を向上させることが可能な書道における画像やビデオの収集方法及び装置を提供することにある。

また、本発明の第二目的は、粗面を上向き、平滑面を下向きにして書道平台としたすりガラスと、すりガラスの四周囲及び毛筆頭部に対して水平に取り囲んで装着する環状光源と、すりガラスの平滑面に対して真正面位置に取り付けるビデオカメラ装置とにより構成されることを特徴とする書道における画像やビデオの収集装置を提供することにある。

本発明の採取する技術方法は次の通りである。書道における画像やビデオの収集方法の特徴は、すりガラスを採用し書道平台とし、優秀な書家や書道教師がすりガラスの粗面上で教授する字を書き、毛筆頭部に対し水平に取り囲む環状光源の光線が毛筆頭部上を投射、ビデオカメラ装置はすりガラスの平滑面に対して真正面から撮影を行い画像やビデオを獲得する。

本発明の採用により生じる効果は、すりガラスの物理特性を利用して、撮影している書道ビデオにおいて、非常にはっきりと毛筆頭部の運筆過程を見ることが可能である。墨汁をつけた毛筆頭部は環状光源が提供する水平光線の投射の下、すりガラスを通してビデオカメラに撮影されると灰白色の毛筆状カーソルを形成し、書いている者の手、身体、その他部位がすりガラスによって隠れて見えない為、書いている者の身体に遮られることなく、毛筆頭部の運筆方法と過程だけしか見えず、はっきりと完全な書道ビデオ及び静態画像を獲得でき、更に映写機やその他ビデオ再生装置を使って前記画像やビデオを再生することも可能である。このようにして、書道練習者が見るビデオには単に毛筆頭部で字を書く過程だけが映し出され、毛筆で書く時の筆の軽重・速度を完全に理解できる。書道練習者はＯＨＰを使ってビデオをソーラーガラス上に投影することも可能であり、こうして臨書の白紙をソーラーガラス上に置くだけで、画像やビデオが白紙上に形成され、練習者は毛筆状カーソルを見て白紙上に字を書くことが可能となる。練習者は、カーソルの案内に基づき、動態的に字を書く練習ができ、臨書の良好な効果を発揮することが可能である。また、その他の書道愛好家によって画像またはビデオ再生ソフトを備えた携帯用小型ディスプレイを使って画像やビデオを再生することも可能であり、白紙を小型ディスプレイ上に置いて、書道練習を行え、それと映写は同様の効果を有し便利性を備え、隨時どこでも鑑賞が可能で、練習の長所は枚挙に遑がない。

更に、前記すりガラスは異なる材質の書写平台上に取り付け、前記書写平台の中間位置にはすりガラスの大きさに適応する貫通孔を開け、貫通孔の下方には貫通孔より小さい段状台を設け、すりガラスは段状台を使って書写平台の貫通孔内において粗面を上向きに平滑面を下向きに配置され、貫通孔内のすりガラス粗面に相鄰する水平位置に、毛筆頭部の高さに対応する環状凹溝を開け、環状凹溝内には環状光源を装着、ビデオカメラ装置は、書写平台下方のすりガラスの平滑面に対応する位置に取り付ける。

本発明の書道における画像やビデオの収集方法及び装置は、光学原理とパソコン技術を通して動態的に漢字を書く過程を再現することにより、書道練習者に更なる直観的模範を提供し、練習者の書道水準を向上させるという効果を奏する。

図２及び図３に示す通り、本発明の書道における画像やビデオの収集装置は、すりガラス１１を備える。前記すりガラス１１は、書写平台１３上に取り付け、粗面を上向きに平滑面を下向きにする。書写平台１３の中間位置にはすりガラス１１の大きさに適応する貫通孔１７を設け、貫通孔１７の下方には段状台１４を設置する。すりガラス１１は段状台１４を利用して書写平台１３の貫通孔１７内に配され、貫通孔１７内においてすりガラス１１粗面と相鄰する水平位置に、毛筆頭部の高さに対応する環状凹溝１６を開け、環状凹溝１６内には環状光源１５を装着、ビデオカメラ装置１２は、書写平台１３下方のすりガラス１１の平滑面に対応する位置に取り付ける。

本発明で開示する書道における画像やビデオの収集方法は、図１に示す通りである。優秀な書家や書道教師がすりガラス１１粗面上に教授する字を書き、すりガラスの上方に取り付けた環状省エネ灯が均等な光源を提供、その光線が毛筆頭部上に投射される。ビデオカメラ装置１２はすりガラス１１下方よりすりガラス１１の平滑面に照準を合わせて撮影を行う。このように、すりガラス１１の物理特性によって、撮影された書道画像において毛筆の運筆過程を非常にはっきりと見ることが可能となる。墨汁をつけた毛筆頭部は省エネ灯光源で投射するしすりガラス１１を通すと灰白色の毛筆状カーソルとなり、毛筆の運筆過程だけが見られ、書いている者の手、身体、その他部位の動作を見ることはできない。よって、書いている者の身体に遮られることなく、はっきりと完全な書道ビデオを獲得可能となる。

本発明の書道における画像やビデオの収集方法の原理ブロック図本発明の書道における画像やビデオの収集装置の構造図本発明の書道における画像やビデオの収集装置の上面図

符号の説明

１１すりガラス
１２ビデオカメラ装置
１３書写平台
１４段状台
１５環状光源
１６環状凹溝
１７貫通孔

Claims

書道における画像やビデオの収集方法において、
すりガラスを採用し書道平台とし、優秀な書家や書道教師がすりガラスの粗面上で教授する字を書き、毛筆頭部に対して水平に取り囲む環状光源の光線が毛筆頭部上を投射、ビデオカメラ装置はすりガラスの平滑面に対して真正面から撮影を行い画像やビデオを獲得することを特徴とする書道における画像やビデオの収集方法。
粗面を上に、平滑面を下に向けて書道平台とするすりガラスと、すりガラスの四周囲及び毛筆頭部に対して水平に取り囲んだ位置に装着する環状光源と、すりガラスの平滑面に対して真正面位置に取り付けるビデオカメラ装置とにより構成されることを特徴とする書道における画像やビデオの収集装置。
前記すりガラスは異なる材質の書写平台上に取り付け、前記書写平台の中間位置にはすりガラスの大きさに適応する貫通孔を開け、貫通孔の下方には貫通孔より小さい段状台を設け、すりガラスは段状台を使って書写平台の貫通孔内において粗面を上向きに平滑面を下向きに配置され、貫通孔内のすりガラス粗面と相鄰する水平位置に、毛筆頭部の高さに対応する環状凹溝を開け、環状凹溝内には環状光源を装着、ビデオカメラ装置は、書写平台下方のすりガラスの平滑面に対応する位置に取り付けることを特徴とする請求項２記載の書道における画像やビデオの収集装置。