JP2009092918A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像情報の種類に関わらず、画像情報のより一層良好な再現性を得る。
【解決手段】印字しようとする画像情報が画像情報入力装置46により画像情報判別手段44に供給される。画像情報判別手段44は入力された画像情報が文字情報か非文字情報か判別して、その判別結果をトナー帯電条件変更手段45に供給する。トナー帯電条件変更手段45は供給された判別結果の画像情報に基づいて帯電装置4Y,4M,4C,4K、コンパクション帯電装置20Y,20M,20C,20K、現像バイアス印加装置47Y,47M,47C,47K、およびスクイーズバイアス印加装置48Y,48M,48C,48Kを制御してトナー帯電条件であるトナー帯電電位、現像バイアス、逆コントラスト電位、およびスクイーズバイアスを変更する。
【選択図】図3

Description

本発明は、液体現像剤を用いて現像を行うとともに、液体現像剤を用いて画像を形成する、複写機、ファクシミリ、プリンター等の電子写真方式の画像形成装置および画像形成方法の技術分野に関するものである。
従来、液体現像剤を用いて画像を形成する画像形成装置が種々提案されている。液体現像剤は、樹脂と顔料等で構成されるトナーを液体キャリア(キャリアオイル)中に分散させたものである。従来、このような液体現像剤を用いた画像形成装置として、現像ローラ上の液体現像剤のトナーにコンパクションローラ(トナー帯電器)で電荷を与えて、トナーを帯電する画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。現像ローラ上のトナーに電荷を与えることで、現像ニップ部へ搬送される液体キャリア中のトナー濃度を制御している。トナー帯電器としては、前述の帯電ローラの他にコロナ帯電器等がある。
特開2007−114380号公報。
しかしながら、現像ローラ上のトナーを帯電すると、トナーが液体キャリア中で現像ローラ側に圧縮される。したがって、現像ローラ上の液体キャリア中においてトナーは感光体側に存在しなくなる。このため、写真や絵などの画線率(白部の面積と黒部の面積との比率)の高い非文字情報を再現する際、ハイライト部等において良好な再現性を得ることが難しい場合がある。これは、トナーが帯電することで一度現像ローラ側に寄せられたトナーが現像ニップ部で感光体に移動するのに時間を要し、必要な量のトナーが感光体に移動し難くなるためである。このように、画像形成時に画像情報の種類によって再現性が異なるという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、画像情報の種類に関わらず、画像情報のより一層良好な再現性を得ることのできる画像形成装置および画像形成方法を提供することである。
前述の課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置および画像形成方法では、印字しようとする画像情報の種類に基づいて液体現像剤のトナーの帯電条件が変更される。これにより、画像情報が文字情報であるかあるいは非文字情報であるかに関わらず、画像情報のより一層良好な再現性を得ることが可能となる。その場合、本発明では、文字情報には、文字、抜き文字、および線画の画線率が比較的低い情報が含まれる。また、非文字情報には、写真、絵画、およびグラフィックの線画の画線率が比較的高い情報が含まれる。
トナー帯電条件として、現像ローラ上のトナー帯電電位、現像バイアス、逆コントラスト電位(潜像担持体の帯電電位−現像バイアス)、および潜像担持体上の液体現像剤像の液体キャリアのスクイーズバイアスがある。
現像ローラ上のトナー帯電電位は、コンパクション帯電装置による現像ローラ上のトナーの帯電である。このトナーの帯電の条件は、画像情報が画線率の低い文字情報であるときのトナー帯電電位の絶対値が、画像情報が画線率の高い非文字情報でのトナー帯電電位の絶対値より大きく設定される。これにより、文字情報では現像ローラ上の固形分トナー(トナー粒子)が現像ローラ側に寄せられる。したがって、画像の地肌(白部)部分のかぶりを抑制することができ、文字の字汚れが良好に防止される。また、非文字情報では現像ローラ上の固形分トナーが現像ローラ側に寄せられるのが抑制されて潜像担持体側に多く存在するようになる。この非文字情報では、かぶり自体が目立たないため、固形分トナーを現像ローラ側にあまり寄せなくてもよい。そして、固形分トナーは潜像担持体側に多く寄せられることで非文字画像の微細な再現に有利に働き、きれいな非文字画像を得ることができる。
現像バイアスは、現像時に現像ローラと潜像担持体との間に印加される。この現像バイアスの条件は、文字情報での現像バイアスの絶対値が、非文字情報での現像バイアスの絶対値より大きく設定される。文字情報では、大きい文字や抜き文字、図面などの線画などで、べたパターンに近い画像が多く使われることがある。このようなパターンでは、非文字情報よりは少ないが比較的多くの固形分トナーを潜像担持体に移動させる必要がある。そこで、文字情報では現像バイアスの絶対値を大きくすることで、前述のパターンの良好な画像を得ることができる。すなわち、べたパターンの現像性が向上する。
逆コントラスト電位は、(潜像担持体の帯電電位の絶対値−現像バイアスの絶対値)で与えられる。この逆コントラスト電位の条件は、文字情報での逆コントラスト電位が、非文字情報での逆コントラスト電位より小さく設定される。文字情報では逆コントラスト電位が小さいことにより、現像ローラ上の固形分トナーが現像ローラ側に押し付けられるのを抑制される。文字情報では画線率が低いため、現像ローラ上の液体現像剤の固形分トナーがあまり消費されない。このため、固形分トナーが逆コントラスト電位によって現像ローラ側に押し付けられると、トナー粒子間の凝集が発生するおそれがある。そこで、文字情報では、このように逆コントラスト電位を小さくすることで、現像ローラ上のトナー粒子間の凝集の発生を防止することができる。これにより、文字情報でも良好な現像を行うことができ、画像の再現性を良好にできる。
スクイーズバイアスは、潜像担持体の液体現像剤像の転写前に潜像担持体スクイーズ装置と潜像担持体との間に印加される。このスクイーズバイアスの条件は、文字情報でのスクイーズバイアスの絶対値が、非文字情報でのスクイーズバイアスの絶対値より大きく設定される。非文字情報では、白部の浮遊している固形分トナーの粒子を回収する必要がある。そこで、非文字情報では潜像担持体の帯電電位の絶対値よりスクイーズバイアスを低く設定する。このように非文字情報ではスクイーズバイアスを小さくすることで、白部の浮遊している固形分トナーの粒子を回収することができる。また、文字情報では、べたパターンのトナー粒子を回収しないように十分大きなスクイーズバイアスを印加することで、トナー粒子を潜像担持体に押し付けつつ、液体キャリアのみを効果的に回収することができる。これにより、良好な転写が可能となり、きれいな画像を得ることができる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明にかかる画像形成装置の実施の形態の一例を模式的にかつ部分的に示す図、図2は画像形成部の部分拡大図である。なお、各色の画像形成部はいずれも同じ構成を有しているので、図2には各色の符号Y,M,C,Kを一緒にして示す。
図1および図2に示すように、この例の画像形成装置1は、タンデムに配置されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の各画像形成部2Y,2M,2C,2Kを備えている。
各画像形成部2Y,2M,2C,2Kは、それぞれ潜像担持体である感光体3Y,3M,3C,3Kを備えている。この例の画像形成装置1では、各感光体3Y,3M,3C,3Kは、いずれも、感光体ドラムから構成されている。なお、各感光体3Y,3M,3C,3Kは、無端ベルト状に構成することもできる。
これらの感光体3Y,3M,3C,3Kは、いずれも作動時に矢印α方向、つまり図1および図2において時計回りに回転するようにされている。各感光体3Y,3M,3C,3Kの周囲には、それぞれ帯電装置4Y,4M,4C,4Kが設けられている。また、各帯電装置4Y,4M,4C,4Kから、それぞれ、各感光体3Y,3M,3C,3Kの回転方向に向かって、順に、露光装置5Y,5M,5C,5K、現像装置6Y,6M,6C,6K、感光体スクイーズ装置7Y,7M,7C,7K、一次転写装置8Y,8M,8C,8K、および感光体クリーナ9Y,9M,9C,9Kが配設されている。
また、画像形成装置1は、中間転写媒体である無端状の中間転写ベルト10(被転写体)を備えている。この中間転写ベルト10は図示しないモータの駆動力が伝達されるベルト駆動ローラ11および3個の従動ローラ12,13,14に張架されて図1において反時計回り(矢印β方向)に回転可能に設けられている。従動ローラ12はベルト駆動ローラ11から紙等の記録材(被転写体)の移動方向γ(図1において、上方)に所定間隔を置いて配置されている。また、他の2個の従動ローラ13,14は、これらのベルト駆動ローラ11および従動ローラ12から各画像形成部2Y,2M,2C,2Kのタンデム配置方向に所定間隔を置いて配置されている。これらの従動ローラ13,14も所定間隔を置いて配置されている。
なお、この例の画像形成装置1では、各画像形成部2Y,2M,2C,2は中間転写ベルト10の転写側の移動方向βの上流側から色Y、M、C、Kの順に配設されているが、これらの各色Y、M、C、Kの配置順は任意に設定することができる。
ベルト駆動ローラ11および従動ローラ12側に二次転写装置15が配設されている。また、二次転写装置15より記録材搬送方向γの下流側に定着装置16が設けられている。更に、中間転写ベルト10の従動ローラ13側には中間転写ベルトクリーニングブレード17を有する中間転写ベルトクリーニング装置が設けられている。
なお、図示しないが、この例の画像形成装置1は、二次転写を行う従来の一般的な画像形成装置と同様に、二次転写装置15より記録材搬送方向上流側に記録材を収納する記録材収納装置と、この記録材収納装置からの記録材を二次転写装置15へ搬送供給するレジストローラ対とを備えている。また、この画像形成装置1は、同様に定着装置16より記録材搬送方向下流側に排紙トレイを備えている。
各帯電装置4Y,4M,4C,4Kはそれぞれコロナ帯電器からなる。各帯電装置4Y,4M,4C,4Kには、図示しない電源装置から液体現像剤の帯電極性と同極性のバイアスがそれぞれ印加される。そして、各帯電装置4Y,4M,4C,4Kは、それぞれ、対応する感光体3Y,3M,3C,3Kを一様帯電するようになっている。
各露光装置5Y,5M,5C,5Kはそれぞれ、例えばLEDユニット等からなる露光装置からなる。各露光装置5Y,5M,5C,5Kは、それぞれ、対応する感光体3Y,3M,3C,3K上に露光することで静電潜像を書き込むようになっている。
各現像装置6Y,6M,6C,6Kは、それぞれ、現像剤供給部18Y,18M,18C,18Kと、現像ローラ19Y,19M,19C,19Kと、コンパクション帯電装置(トナー帯電器)20Y,20M,20C,20Kと、現像ローラクリーナの現像クリーニングブレード21Y,21M,21C,21Kと、現像ローラクリーナ回収液貯留部22Y,22M,22C,22Kとを備えている。
各現像剤供給部18Y,18M,18C,18Kは、それぞれ、固形分トナーであるトナー粒子および液体キャリアからなる液体現像剤23Y,23M,23C,23Kを収納する液体現像剤容器24Y,24M,24C,24Kと、アニロックスローラ25Y,25M,25C,25Kと、現像剤規制ブレード26Y,28M,28C,28Kとを備えている。
各液体現像剤容器24Y,24M,24C,24K内に収納される液体現像剤23Y,23M,23C,23Kにおいて、トナーとしては、トナーに使用される公知の熱可塑性樹脂中へ同じく公知の顔料等の着色剤を分散させた例えば平均粒径1μmの粒子を用いることができる。一方、液体キャリアとしては、低粘性低濃度の液体現像剤の場合は、例えばIsopar(商標:エクソン社)の絶縁性液体キャリアを用いることができる。また、液体キャリアとして、高粘性高濃度の液体現像剤の場合は、例えば、有機溶媒、フェニルメチルシロキサン、ジメチルポリシロキサンおよびポリジメチルシクロシロキサン等の引火点210℃以上のシリコーンオイル、鉱物油、沸点170℃以上で40℃での粘度が3mPa・sの比較的低粘度の流動パラフィンなどの脂肪族飽和炭化水素、ノルマルパラフィン、植物油、食用油、高級脂肪酸エステル、等の絶縁性液体キャリアを用いることができる。そして、液体現像剤23Y,23M,23C,23Kはトナー粒子を液体キャリアへ分散剤とともに添加し、トナー固形分濃度を約20%としたものである。
各アニロックスローラ25Y,25M,25C,25Kは、それぞれ、それらの外周面に各液体現像剤容器24Y,24M,24C,24K内の液体現像剤23Y,23M,23C,23Kを付着させて、各現像ローラ19Y,19M,19C,19Kに供給するローラである。これらのアニロックスローラ25Y,25M,25C,25Kは、いずれも、円筒状の部材で表面に微細かつ一様に螺旋状の溝を形成したローラである。溝の寸法は、例えば、溝ピッチが約170μm、溝深さが約30μmに設定される。もちろん、溝の寸法はこれらの値に限定されることはない。各アニロックスローラ25Y,25M,25C,25Kは、いずれも各現像ローラ19Y,19M,19C,19Kと同じ方向で図1および図2において矢印で示す反時計まわりに回転するようにされている。なお、各アニロックスローラ25Y,25M,25C,25Kは、いずれも各現像ローラ19Y,19M,19C,19Kと連れ回りで回転するようにすることもできる。すなわち、アニロックスローラ25Y,25M,25C,25Kの回転方向は、限定されず任意である。
各現像剤規制ブレード26Y,26M,26C,26Kは、それぞれ、各アニロックスローラ25Y,25M,25C,25Kの表面に当接して設けられている。これらの現像剤規制ブレード26Y,26M,26C,26Kは、それぞれ、各アニロックスローラ25Y,25M,25C,25Kの表面に当接する、ウレタンゴム等からなるゴム部と、このゴム部を支持する金属等の板とから構成されている。そして、各現像剤規制ブレード26Y,26M,26C,26Kは、それぞれ、各アニロックスローラ25Y,25M,25C,25Kの溝部以外の表面に付着する液体現像剤23Y,23M,23C,23Kをゴム部で掻き落として除去する。したがって、各アニロックスローラ25Y,25M,25C,25Kは、それらの溝部内に付着する液体現像剤23Y,23M,23C,23Kのみを各現像ローラ19Y,19M,19C,19Kに供給するようになっている。
各現像ローラ19Y,19M,19C,19Kは、いずれも、例えば幅約320mmの円筒状の部材であり、例えば鉄等金属シャフトの外周部に、導電性ウレタンゴム等の弾性体と樹脂層やゴム層を備えたものである。これらの現像ローラ19Y,19M,19C,19Kはそれぞれ各感光体3Y,3M,3C,3Kに当接され、かつ図1および図2において矢印で示すように反時計まわりに回転するようにされている。
各コンパクション帯電装置20Y,20M,20C,20Kは、それぞれコロナ帯電器によって構成されている。もちろん、各コンパクション帯電装置20Y,20M,20C,20Kは他の帯電器を用いることもできる。そして、各コンパクション帯電装置20Y,20M,20C,20Kは、それぞれトナー帯電電位を印加されて非接触コンパクションを行う。この接触コンパクションにより、各現像ローラ19Y,19M,19C,19K上の固形分トナーが帯電されるようになっている。その場合、各コンパクション帯電装置20Y,20M,20C,20Kへの印加電圧は、それぞれ直流電圧(DC)に設定されている。なお、各コンパクション帯電装置20Y,20M,20C,20Kへの印加電圧は、それぞれ直流電圧(DC)に交流電圧(AC)が重畳された電圧に設定することもできる。各コンパクション帯電装置20Y,20M,20C,20Kへの印加電圧は、直流電圧のみであっても、直流電圧(DC)と交流電圧(AC)との重畳電圧であっても、各コンパクション帯電装置20Y,20M,20C,20Kと各現像ローラ19Y,19M,19C,19Kとの間でパッシェンの法則に従って放電を開始する放電開始電圧より大きく設定される。
これらのコンパクション帯電装置20Y,20M,20C,20Kによる各現像ローラ19Y,19M,19C,19Kの帯電で、それぞれ、各現像ローラ19Y,19M,19C,19K上の液体現像剤23Y,23M,23C,23Kの固形分トナーが現像ローラ19Y,19M,19C,19Kに押し付けられる。
各現像ローラクリーニングブレード21Y,21M,21C,21Kは、それぞれ、対応する現像ローラ19Y,19M,19C,19Kの表面に当接する例えばゴム等で構成され、現像ローラ19Y,19M,19C,19Kに残留する現像剤を掻き落として除去するためのものである。更に、各現像ローラクリーナ回収液貯留部22Y,22M,22C,22Kは、それぞれ、各現像ローラクリーニングブレード21Y,21M,21C,21Kによって現像ローラ19Y,19M,19C,19Kから掻き落とされた液体現像剤を貯留するタンク等の容器から構成されている。
更に、この例の画像形成装置1は、それぞれ液体現像剤23Y,23M,23C,23Kを各液体現像剤容器24Y,24M,24C,24Kに補給する現像剤補給装置27Y,27M,27C,27Kを備えている。なお、これらの現像剤補給装置27Y,27M,27C,27Kは図1には図示省略されており、図2にのみ示されている。
これらの現像剤補給装置27Y,27M,27C,27Kは、それぞれ、トナータンク28Y,28M,28C,28Kと、キャリアタンク29Y,29M,29C,29Kと、撹拌装置30Y,30M,30C,30Kとを備えている。
各トナータンク28Y,28M,28C,28Kには、それぞれ、固形分トナーが含まれた液体トナー31Y,31M,31C,31Kが収納されている。また、各キャリアタンク329,29M,29C,29Kには、それぞれ各液体キャリア32Y,32M,32C,32Kが収納されている。更に、各撹拌装置30Y,30M,30C,30Kには、各トナータンク28Y,28M,28C,28Kからの所定量の各液体トナー31Y,31M,31C,31Kと各キャリアタンク29Y,29M,29C,29Kからの所定量の各液体キャリア32Y,32M,32C,32Kとが供給されるようになっている。
そして、各撹拌装置30Y,30M,30C,30Kは、それぞれ、供給された各液体トナー31Y,31M,31C,31Kおよび各液体キャリア32Y,32M,32C,32Kをそれぞれ混合撹拌して各現像装置6Y,6M,6C,6Kで使用する液体現像剤23Y,23M,23C,23Kを作製する。各撹拌装置30Y,30M,30C,30Kでそれぞれ作製された各液体現像剤23Y,23M,23C,23Kは、それぞれ各液体現像剤容器24Y,24M,24C,24Kに供給されるようになっている。
各感光体スクイーズ装置7Y,7M,7C,7Kは、スクイーズローラ33Y,33M,33C,33Kと、スクイーズローラクリーニングブレード34Y,34M,34C,34Kと、スクイーズローラクリーナ回収液貯留部35Y,35M,35C,35Kとを備えている。各スクイーズローラ33Y,33M,33C,33Kは、それぞれ、各感光体3Y,3M,3C,3Kと各現像ローラ19Y,19M,19C,19Kとの当接部(ニップ部)より各感光体3Y,3M,3C,3Kの回転方向下流側で、かつ各一次転写装置8Y,8M,8C,8Kより各感光体3Y,3M,3C,3Kの回転方向上流側に設置されている。そして、これらのスクイーズローラ33Y,33M,33C,33Kは、それぞれ、各感光体3Y,3M,3C,3Kと逆方向(図1および図2において反時計回り)に回転されて、各感光体3Y,3M,3C,3K上の液体キャリアを除去するようになっている。
各スクイーズローラ33Y,33M,33C,33Kとしては、いずれも、金属製芯金の表面に導電性ウレタンゴム等の弾性部材とフッ素樹脂製表層を配した弾性ローラが好適である。また、各スクイーズローラクリーニングブレード34Y,34M,34C,34Kは、いずれもゴム等の弾性体からなり、それぞれ対応するスクイーズローラ33Y,33M,33C,33Kの表面に当接され、これらのスクイーズローラ33Y,33M,33C,33Kに残留する液体キャリア32Y,32M,32C,32Kを掻き落として除去するものである。更に、各スクイーズローラクリーナ回収液貯留部35Y,35M,35C,35Kは、それぞれ、各スクイーズローラクリーニングブレード34Y,34M,34C,34Kによって各スクイーズローラ33Y,33M,33C,33Kから掻き落とされた液体現像剤を貯留するタンク等の容器から構成されている。
各一次転写装置8Y,8M,8C,8Kは、それぞれ、中間転写ベルト10を各感光体3Y,3M,3C,3Kに当接させる一次転写用のバックアップローラ36Y,36M,36C,36Kを備えている。各バックアップローラ36Y,36M,36C,36Kは、トナー粒子の帯電極性と逆極性の例えば約−200Vが印加されて、各感光体3Y,3M,3C,3K上の各色のトナー像(液体現像剤像)を中間転写ベルト10に一次転写する。
各感光体クリーナ9Y,9M,9C,9Kは、それぞれ感光体クリーニングブレード37Y,37M,37C,37Kと、感光体クリーナ回収液貯留部38Y,38M,38C,38Kとを備えている。各感光体クリーニングブレード37Y,37M,37C,37Kは、いずれもゴム等の弾性体からなり、それぞれ対応する感光体3Y,3M,3C,3Kの表面に当接され、これらの感光体3Y,3M,3C,3Kに残留する液体キャリアを掻き落として除去するものである。更に、各感光体クリーナ回収液貯留部38Y,38M,38C,38Kは、それぞれ、各感光体クリーニングブレード37Y,37M,37C,37Kによって各感光体3Y,3M,3C,3Kから掻き落とされた液体キャリアを貯留するタンク等の容器から構成されている。
そして、各感光体クリーナ回収液貯留部38Y,38M,38C,38Kに貯留された液体キャリアはキャリアタンク29Y,29M,29C,29K内に搬送される。このとき、各液体キャリアの搬送はキャリア搬送管39Y,39M,39C,39Kを通して行われる。また、各現像ローラクリーナ回収液貯留部22Y,22M,22C,22Kおよび各スクイーズローラクリーナ回収液貯留部35Y,35M,35C,35Kにそれぞれ貯留された液体現像剤は、各撹拌装置30Y,30M,30C,30K内に搬送される。
なお、各現像ローラクリーナ回収液貯留部22Y,22M,22C,22Kおよび各スクイーズローラクリーナ回収液貯留部35Y,35M,35C,35Kの液体現像剤は、いずれも、各液体現像剤容器24Y,24M,24C,24Kに直接搬送することもできる。
二次転写装置15は二次転写ローラ40を備えている。この二次転写ローラ40はベルト駆動ローラ11と従動ローラ12の中央位置に配設され、これらのベルト駆動ローラ11および従動ローラ12間に掛け渡された中間転写ベルト10をこれに直交する方向に押圧している。そして、二次転写ローラ40はベルト駆動ローラ11および従動ローラ12間の中間転写ベルト10に記録材を当接させて、中間転写ベルト10上の各色のトナー像が合わせられたカラーのトナー像(液体現像剤像)を記録材に二次転写するようになっている。
このとき、二次転写装置15に搬送されてきた記録材は、ベルト駆動ローラ11から従動ローラ12までの記録材の所定の移動領域で中間転写ベルト10に密着される。これにより、中間転写ベルト10上のフルカラーのトナー像が、中間転写ベルト10に密着した状態の記録材に所定時間にわたって二次転写されるので、良好な二次転写が行われる。
定着装置16は一対の加熱ローラ41と加圧ローラ42とを備える。そして、これらの加熱ローラ41と加圧ローラ42とは、これらの間に進入してきた、フルカラーのトナー像が転写された記録材を加熱かつ加圧することで、トナー像を記録材に加熱加圧定着する。
このように構成されたこの例の画像形成装置1の画像形成動作について説明する。この画像形成動作等の画像形成装置1の制御は図示しない制御装置によって行われる。
画像形成動作が開始されると、各感光体3Y,3M,3C,3Kがそれぞれ各帯電装置4Y,4M,4C,4Kによって一様帯電される。次いで、各感光体3Y,3M,3C,3Kに、それぞれ各露光装置5Y,5M,5C,5Kによって各色の静電潜像が形成される。
そして、イエローYの現像装置6Yにおいて、アニロックスローラ25Yに付着したイエローYの液体現像剤23Yは、現像剤規制ブレード26Yによってアニロックスローラ25Yの溝内に適正量付着される。このアニロックスローラ25Yの溝内の液体現像剤23Yは現像ローラ19Yに供給される。更に、現像ローラ19Y上の液体現像剤23Yは、コンパクション帯電装置20Yによる非接触コンパクションでその現像ローラ19Yに押し付けられる。この状態で、現像ローラ19Y上の液体現像剤23Yは、現像ローラ19Yの回転によって感光体2Yの方へ搬送される。
イエローYの感光体2Yに形成された静電潜像が現像装置6YにおいてイエローYの液体現像剤23Yで現像され、感光体2YにイエローYの液体現像剤像が形成される。現像が終了して現像ローラ19Yに残留する液体現像剤は、現像ローラクリーニングブレード21Yによって現像ローラ19Yから掻き取られて現像ローラクリーナ回収液貯留部22Yに貯留される。更に、現像ローラクリーナ回収液貯留部22Yの液体現像剤は撹拌装置30Yに搬送されて再利用される。
感光体2Y上のイエローYの液体現像剤像は、スクイーズローラ33Yにより感光体2Y上の液体キャリア31Yが回収されてイエローYのトナー像とされる。更に、このイエローYのトナー像は一次転写装置7Yで中間転写ベルト10に転写される。中間転写ベルト10上のイエローYのトナー像は、マゼンタMの一次転写装置7Mの方へ搬送される。
スクイーズローラ33Yに付着する液体キャリア31Yは、スクイーズローラクリーニングブレード34Yによって掻き取られてスクイーズローラクリーナ回収液貯留部35Yに貯留される。更に、スクイーズローラクリーナ回収液貯留部35Yの液体現像剤は撹拌装置30Yに搬送されて再利用される。
また、一次転写が終了して感光体3Yに残留するイエローの液体現像剤23Yは、感光体クリーニングブレード37Yによって感光体3Yから掻き取られて感光体クリーナ回収液貯留部38Yに貯留される。更に、感光体クリーナ回収液貯留部38Yの液体現像剤23Yはキャリア搬送管39Yを通してキャリアタンク29Yに搬送されて再利用される。
次いで、マゼンタMの感光体2Mに形成された静電潜像が現像装置6Mにおいて、イエローYの場合と同様にして搬送されてきたマゼンタMの液体現像剤23Mで現像され、感光体2MにマゼンタMの液体現像剤像が形成される。現像が終了して現像ローラ19Mに残留する液体現像剤23Mは、現像ローラクリーニングブレード21Mによって現像ローラ19Mから除去され、同様にして撹拌装置30Mに搬送されて再利用される。
感光体2M上のマゼンタMの液体現像剤像は、スクイーズローラ33Mにより感光体2M上の液体キャリア32Mが回収されてマゼンタMのトナー像とされる。このマゼンタMのトナー像は一次転写装置7Mで中間転写ベルト10にイエローYのトナー像と色重ねされて転写される。
また、スクイーズローラ33Mに付着した液体現像剤23Mはスクイーズローラクリーニングブレード34Mによってスクイーズローラ33Mから除去され、前述のイエローYの場合と同様に撹拌装置30Mに搬送されて再利用される。更に、一次転写が終了して感光体3Mに残留するマゼンタの液体現像剤23Mは、感光体クリーニングブレード37Mによって感光体3Mから掻き取られて感光体クリーナ回収液貯留部38Mに貯留される。更に、感光体クリーナ回収液貯留部38Mの液体現像剤23Mはキャリア搬送管39Mを通してキャリアタンク29Mに搬送されて再利用される。
色重ねされたイエローYとマゼンタMのトナー像は、シアンCの一次転写装置7Cの方へ搬送される。以下、同様にして、シアンCのトナー像およびブラックKのトナー像が中間転写ベルト10上のイエローYとマゼンタMのトナー像に順次色重ねされて転写され、中間転写ベルト10にフルカラーのトナー像が形成される。
そして、前述のイエローYおよびマゼンタMの場合と同様にと同様にして、各現像ローラ19C,19Kに残留する液体現像剤23C,23Kは、それぞれ、現像ローラクリーニングブレード21C,21Kによって現像ローラ19C,19Kから除去され、各撹拌装置30C,30Kに搬送されて再利用される。また、スクイーズローラ33C,33Kに付着した液体現像剤23C,23Kは、それぞれ、スクイーズローラクリーニングブレード34C,34Kによってスクイーズローラ33C,33Kから除去され、同様にして撹拌装置30C,30Kに搬送されて再利用される。
更に、一次転写が終了して各感光体3C,3Kに残留するシアンおよびブラックの液体現像剤23C,23Kは、それぞれ、感光体クリーニングブレード37C,37Mによって感光体3C,3Kから掻き取られて感光体クリーナ回収液貯留部38C,38Kに貯留される。更に、感光体クリーナ回収液貯留部38C,38Kの液体現像剤23C,23Mは、それぞれ、キャリア搬送管39C,30Kを通してキャリアタンク29C,29Kに搬送されて再利用される。
次いで、二次転写装置15により、中間転写ベルト10上のカラーのトナー像が記録材の転写面に二次転写される。このとき、二次転写装置15に搬送されてきた記録材は二次転写ローラ40によって、ベルト駆動ローラ11と従動ローラ12との間の中間転写ベルト10に密着される。これにより、中間転写ベルト10上のフルカラーのトナー像が、中間転写ベルト10に密着した状態の記録材に所定時間にわたって二次転写されるので、良好な二次転写が行われる。その場合、中間転写ベルト10が二次転写ローラ40によってそのニップ位置で凹むので、このニップ位置を通過した記録材が中間転写ベルト10の方へ付勢される。このため、このニップ位置を通過した記録材は中間転写ベルト10により効果的に密着されるようになる。これにより、一層良好な二次転写が行われる。
記録材上に転写されたカラーのトナー像は、定着器16によって加圧加熱定着される。更に、フルカラーの定着像が形成された記録材は排紙トレイに搬送されて、カラー画像形成動作が終了する。
ところで、液体現像剤23Y,23M,23C,23Kを用いた画像形成装置1では、各現像ローラ19Y,19M,19C,19K上のトナーにそれぞれ電荷を与えている。このため、前述のように写真や絵などの画線率の高い非文字情報を再現する際、ハイライト部等において良好な再現性を得ることが難しい。
そこで、この例の画像形成装置1はトナー帯電条件を画像情報に応じて変更している。図3はトナー帯電条件を変更するためのブロック図である。
図3に示すように、画像形成装置1の制御装置43に、画像情報判別手段44およびトナー帯電条件変更手段45が設けられている。また、画像情報判別手段44には、画像情報入力装置46が接続されている。更に、トナー帯電条件変更手段45には、コンパクション帯電装置20Y,20M,20C,20K、現像バイアス印加装置47Y,47M,47C,47K、帯電装置4Y,4M,4C,4K、およびスクイーズバイアス印加装置48Y,48M,48C,48Kがそれぞれ接続されている。
そして、画像情報入力装置46から、印字しようとする画像情報が画像情報判別手段44に供給される。画像情報判別手段44は供給された画像情報が画線率の低い文字情報であるか、あるいは画線率の高い非文字情報であるかを判別して、その判別結果をトナー帯電条件変更手段45に供給する。トナー帯電条件変更手段45は、画像情報判別手段44の判別結果による画像情報に基づいて、コンパクション帯電装置20Y,20M,20C,20K、現像バイアス印加装置47Y,47M,47C,47K、帯電装置4Y,4M,4C,4K、およびスクイーズバイアス印加装置48Y,48M,48C,48Kをそれぞれ制御する。こうして、トナー帯電条件変更手段45により、トナー帯電条件が画像情報に基づいて変更される。
トナー帯電条件変更手段45によって変更されるトナー帯電条件を表1に示す。
Figure 2009092918
表1に示すように、トナー帯電条件として、トナー帯電電位(TC)、現像バイアス(VD)、逆コントラスト電位、およびスクイーズバイアス(SQ)がある。
トナー帯電電位(TC)は、コンパクション帯電装置20Y,20M,20C,20Kによる現像ローラ19Y,19M,19C,19K上のトナーの帯電である。このトナー帯電電位(TC)の条件は、文字情報でのトナー帯電電位の絶対値VT1(V)が、非文字情報でのトナー帯電電位の絶対値VT2(V)より大きく設定される(VT1>VT2)。これにより、文字情報では現像ローラ上の固形分トナー(トナー粒子)が現像ローラ側に寄せられる。したがって、画像の地肌(白部)部分のかぶりを抑制することができ、文字の字汚れが良好に防止される。また、非文字情報では現像ローラ上の固形分トナーが現像ローラ側に寄せられるのが抑制されて感光体側に多く存在するようになる。この非文字情報では、かぶり自体が目立たないため、固形分トナーを現像ローラ側にあまり寄せなくてもよい。そして、固形分トナーは感光体側に多く寄せられることで非文字画像の微細な再現に有利に働き、きれいな非文字画像を得ることができる。
現像バイアス(VD)は、現像時に現像バイアス印加装置47Y,47M,47C,47Kにより現像ローラ19Y,19M,19C,19Kと感光体3Y,3M,3C,3Kとの間に印加される。この現像バイアス(VD)の条件は、文字情報での現像バイアス(電圧)の絶対値VD1(V)が、非文字情報での現像バイアス(電圧)の絶対値VD2(V)より大きく設定される(VD1>VD2)。文字情報では、大きい文字や抜き文字、図面などの線画などで、べたパターンに近い画像が多く使われることがある。このようなパターンでは、非文字情報よりは少ないが比較的多くの固形分トナーを感光体に移動させる必要がある。そこで、文字情報では現像バイアスの絶対値VD1(V)を大きくすることで、前述のパターンの良好な画像を得ることができる。すなわち、べたパターンの現像性が向上する。
逆コントラスト電位は、(感光体の帯電電位の絶対値−現像バイアスの絶対値)で与えられる。この逆コントラスト電位の条件は、文字情報での逆コントラスト電位VC1(V)が、非文字情報での逆コントラスト電位VC2(V)より小さく設定される(VC1<VC2)。文字情報では逆コントラスト電位VC1(V)が小さいことにより、現像ローラ上の固形分トナーが現像ローラ側に押し付けられるのを抑制される。文字情報では画線率が低いため、現像ローラ上の固形分トナーがあまり消費されない。このため、固形分トナーが逆コントラスト電位によって現像ローラ側に押し付けられると、トナー粒子間の凝集が発生するおそれがある。そこで、文字情報では、このように逆コントラスト電位VC1(V)を小さくすることで、現像ローラ上のトナー粒子間の凝集の発生を防止することができる。
スクイーズバイアス(SQ)は、感光体の液体現像剤像の一次転写前にスクイーズバイアス印加装置48Y,48M,48C,48Kによりスクイーズローラ33Y,33M,33C,33Kと感光体3Y,3M,3C,3Kとの間に印加される。このスクイーズバイアス(SQ)の条件は、文字情報でのスクイーズバイアス(電圧)の絶対値VS1(V)が、非文字情報でのスクイーズバイアス(電圧)の絶対値VS2(V)より大きく設定される(VS1>VS2)。非文字情報では、白部の浮遊している固形分トナーの粒子を回収する役割がある。このため、非文字情報では感光体の帯電電位の絶対値よりスクイーズバイアス(SQ)の絶対値を低く設定する必要がある。そこで、非文字情報ではスクイーズバイアス(SQ)の絶対値を小さくすることで、白部の浮遊している固形分トナーの粒子を回収することができる。また、文字情報では、べたパターンのトナー粒子を回収しないように十分大きなスクイーズバイアス(SQ)の絶対値を印加することで、トナー粒子を感光体に押し付けつつ、液体キャリアのみを効果的に回収することができる。
次に、印字しようとする画像情報の判別について説明する。
図4(a)は画像情報の判別の一例を行うためのブロック図、図4(b)は画像情報の一例を説明する図である。
図4(a)に示すように、画像情報入力装置46であるアプリケーション49から、印字しようとする画像情報が描画コマンド50が制御装置43の画像情報判別手段44に供給される。図4(b)に示すように、この例の画像情報は、12ポイント(pt)のゴシック(書体)文字からなる文字領域A、10ポイント(pt)のゴシック文字からなる文字領域B、書体が明朝(書体)の10ポイント(pt)の文字領域C、10ポイント(pt)のゴシックの抜き文字および太さ0.2mmの実線(線種)からなる文字領域D、および写真、絵、あるいはグラフィック等からなる非文字領域を有している。
そして、アプリケーション49から、この画像情報が描画コマンド50として、画像情報判別手段44に供給される。この描画コマンド50は文字情報のコマンドと非文字情報のコマンドである。図4(b)に示すように、文字情報のコマンドは、書体がゴシックで文字の大きさが12ptであるコマンド、書体がゴシックで文字の大きさが10ptであるコマンド、線種が実線で線画の太さが0.2mmであるコマンド、書体がゴシックで文字の大きさが10ptであるコマンド、書体が明朝で文字の大きさが10ptであるコマンドからなり、文字固有のコマンド(すなわち、書体、文字の大きさ、線種、線の太さ)から構成されている。非文字情報のコマンドは、文字固有のコマンド以外(文字固有のコマンドではない)のコマンドから構成されている。
したがって、画像情報判別手段44は供給された描画コマンド50に基づいて、印字しようとする画像情報が文字情報なのか、あるいは非文字情報なのかを判別する。更に、画像情報判別手段44は判別した結果の画像情報をトナー帯電条件変更手段45に供給する。すると、トナー帯電条件変更手段45は供給された画像情報に基づいてトナー帯電条件を変更する。
図5は、トナー帯電条件変更装置によるトナー帯電条件の変更のフローを示す図である。
図5に示すように、ステップS1で印字指令が発せられると、ステップS2で画像情報が文字情報であるか非文字情報であるかを判断する。画像情報が文字情報であると判断されると、ステップS3でコンパクション帯電装置20Y,20M,20C,20Kが制御される。これにより、トナー帯電電位TCが非文字情報より大きい設定電位の絶対値VT1(V)に変更される。更に、ステップS4で現像バイアス印加装置47Y,47M,47C,47Kが制御される。これにより、現像バイアスVDが非文字情報より大きい設定電位の絶対値値VD1(V)に変更される。
更に、ステップS5で、帯電装置4Y,4M,4C,4Kが制御される。これにより、逆コントラスト電位(=帯電電位の絶対値−現像バイアス電位の絶対値)が非文字情報より小さい設定電位値VC1(V)に変更される。更に、ステップS6でスクイーズバイアス印加装置48Y,48M,48C,48Kが制御される。これにより、スクイーズバイアスSQが非文字情報より大きい設定電位の絶対値VS1(V)に変更される。
そして、このようにトナー帯電条件が変更された後、ステップS7で文字情報である画像情報の印字が開始される。
一方、ステップS2で画像情報が非文字情報であると判断されると、ステップS8でコンパクション帯電装置20Y,20M,20C,20Kが制御される。これにより、トナー帯電電位TCが文字情報の設定電位の絶対値VT1(V)より小さい設定電位の絶対値VT2(V)に変更される。更に、ステップS9で現像バイアス印加装置47Y,47M,47C,47Kが制御される。これにより、現像バイアスVDが文字情報設定電位の絶対値VD1(V)より小さい設定電位の絶対値VD2(V)に変更される。
更に、ステップS10で、帯電装置4Y,4M,4C,4Kが制御される。これにより、逆コントラスト電位が文字情報設定電位の絶対値VC1(V)より大きい設定電位の絶対値VC2(V)に変更される。更に、ステップS11でスクイーズバイアス印加装置48Y,48M,48C,48Kが制御される。これにより、スクイーズバイアスSQが文字情報の設定電位の絶対値VS1(V)より小さい設定電位の絶対値VS2(V)に変更される。
そして、このようにトナー帯電条件が変更された後、ステップS7で非文字情報である画像情報の印字が開始される。
この例の画像形成装置1および画像形成方法によれば、画像情報が画線率の低い文字情報であるか、あるいは画線率の高い非文字情報であるかに関わらず、画像情報のより一層良好な再現性を得ることが可能となる。
次に、本発明に画像情報に応じてトナー帯電条件を変更する画像形成装置1の実施例について説明する。
(実施例)
この実施例では、画像情報が文字情報であるか、あるいは非文字情報であるかに基づいてトナー帯電条件を表2に示すように変更する。
Figure 2009092918
表2に示すように、画像情報が文字情報であるときは、トナー帯電電位TCは4900Vに設定される。また、現像バイアスVDは500Vに設定される。更に、逆コントラスト電位は100Vに設定される。更に、スクイーズバイアスSQは800Vに設定される。そして、トナー帯電条件変更手段45は印字しようとする画像情報が文字情報であると判断すると、画像形成装置1を文字情報に設定してトナー帯電条件の各値をこれらの値に設定する。その後で、印字動作が開始される。
また、画像情報が非文字情報であるときは、トナー帯電電位TCは、文字情報の値4900Vより小さい0Vに設定される。また、現像バイアスVDは、文字情報の値500Vより小さい400Vに設定される。更に、逆コントラスト電位は、文字情報の値100Vより大きい250Vに設定される。更に、スクイーズバイアスSQは、文字情報の値800Vより小さい350Vに設定される。そして、トナー帯電条件変更手段45は印字しようとする画像情報が非文字情報であると判断すると、トナー帯電条件の各値をこれらの値に設定する。その後で、印字動作が開始される。
これにより、所期の効果が得られる。
なお、本発明では、トナー帯電電位(TC)、現像バイアス(VD)、逆コントラスト電位、およびスクイーズバイアス(SQ)において、文字情報と非文字情報との間のそれぞれの大小関係は前述の例に限定されない。すなわち、トナー帯電電位(TC)は、少なくとも文字情報では現像ローラ上の固形分トナーを現像ローラ側に寄せることができ、また非文字情報ではこの固形分トナーが現像ローラ側に寄せられるのを抑制できる値であればよい。また、現像バイアス(VD)は、少なくとも文字情報では現像ローラ上の多くの固形分トナーを感光体に移動でき、また非文字情報では現像ローラ上の多くの固形分トナーが感光体に移動するのを抑制できる値であればよい。更に、逆コントラスト電位は、文字情報では現像ローラ上の固形分トナーが現像ローラ側に押し付けられるのを抑制でき、また非文字情報では現像ローラ上の固形分トナーを現像ローラ側に押し付けることをできる値であればよい。更に、スクイーズバイアス(SQ)は、文字情報ではトナー粒子を感光体に押し付けることができ、また非文字情報ではトナー粒子が感光体に押し付けられるのを抑制できる値であればよい。
また、本発明に係る現像システムおよび画像形成装置は、前述の実施の形態の例に限定されない。すなわち、本発明は、複数色の液体現像剤で潜像担持体上の静電潜像を現像するものであれば、そのような画像形成装置および画像形成方法にも適用することができる。
本発明にかかる画像形成装置の実施の形態の一例を模式的にかつ部分的に示す図である。 図1に示す画像形成部の部分拡大図である。 トナー帯電条件を変更するためのブロック図である。 (a)は画像情報の判別の一例を行うためのブロック図、(b)は画像情報の一例を説明する図である。 トナー帯電条件変更装置によるトナー帯電条件の変更のフローを示す図である。
符号の説明
1…画像形成装置、3Y,3M,3C,3K…各色の感光体、4Y,4M,4C,4K…帯電装置、5Y,5M,5C,5K…露光装置、6Y,6M,6C,6K…各色の現像装置、7Y,7M,7C,7K…感光体スクイーズ装置、8Y,8M,8C,8K…一次転写装置、9Y,9M,9C,9K…感光体クリーナ、10…中間転写ベルト、19Y,19M,19C,19K…現像ローラ、20Y,20M,20C,20K…コンパクション帯電装置、21Y,21M,21C,21K…現像クリーニングブレード、22Y,22M,22C,22K…現像ローラクリーナ回収液貯留部、23Y,23M,23C,23K…液体現像剤、43…制御装置、44…画像情報判別手段、45…トナー帯電条件変更手段、46…画像情報入力装置、トナー帯電条件変更装置、47Y,47M,47C,47K…現像バイアス印加装置、48Y,48M,48C,48K…スクイーズバイアス印加装置

Claims (7)

  1. 潜像担持体と、液体現像剤を前記潜像担持体の方へ搬送する現像ローラと、印字しようとする画像情報に基づいて前記液体現像剤のトナーの帯電条件を変更するトナー帯電条件変更手段を少なくとも備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記潜像担持体を帯電する帯電装置と、前記潜像担持体と前記現像ローラとの間に現像バイアスを印加する現像バイアス印加装置と、前記現像ローラ上の液体現像剤のトナーを帯電するコンパクション帯電装置と、前記潜像担持体上の液体現像剤像の液体キャリアを除去する潜像担持体スクイーズ装置と、前記潜像担持体と潜像担持体スクイーズ装置との間にスクイーズバイアスを印加するスクイーズバイアス印加装置と、画像情報を判別する画像情報判別手段と、印字しようとする画像情報を前記画像情報判別手段に供給する画像情報入力装置とを更に備え、
    前記トナー帯電条件変更手段は、前記画像情報判別手段が判別した画像情報が文字情報であるときのトナー帯電電位の絶対値を前記画像情報判別手段が判別した画像情報が非文字情報であるときのトナー帯電電位の絶対値よりも大きく設定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記潜像担持体を帯電する帯電装置と、前記潜像担持体と前記現像ローラとの間に現像バイアスを印加する現像バイアス印加装置と、前記現像ローラ上の液体現像剤のトナーを帯電するコンパクション帯電装置と、前記潜像担持体上の液体現像剤像の液体キャリアを除去する潜像担持体スクイーズ装置と、前記潜像担持体と潜像担持体スクイーズ装置との間にスクイーズバイアスを印加するスクイーズバイアス印加装置と、画像情報を判別する画像情報判別手段と、印字しようとする画像情報を前記画像情報判別手段に供給する画像情報入力装置とを更に備え、
    前記トナー帯電条件変更手段は、前記画像情報判別手段が判別した画像情報が文字情報であるときの現像バイアスの絶対値を前記画像情報判別手段が判別した画像情報が非文字情報であるときの現像バイアスの絶対値よりも大きく設定することを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記潜像担持体を帯電する帯電装置と、前記潜像担持体と前記現像ローラとの間に現像バイアスを印加する現像バイアス印加装置と、前記現像ローラ上の液体現像剤のトナーを帯電するコンパクション帯電装置と、前記潜像担持体上の液体現像剤像の液体キャリアを除去する潜像担持体スクイーズ装置と、前記潜像担持体と潜像担持体スクイーズ装置との間にスクイーズバイアスを印加するスクイーズバイアス印加装置と、画像情報を判別する画像情報判別手段と、印字しようとする画像情報を前記画像情報判別手段に供給する画像情報入力装置とを更に備え、
    前記トナー帯電条件変更手段は、前記画像情報判別手段が判別した画像情報が文字情報であるときの逆コントラスト電位(前記潜像担持体の帯電電位の絶対値−前記現像バイアスの絶対値)を前記画像情報判別手段が判別した画像情報が非文字情報であるときの逆コントラスト電位よりも小さく設定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1記載の画像形成装置。
  5. 前記潜像担持体を帯電する帯電装置と、前記潜像担持体と前記現像ローラとの間に現像バイアスを印加する現像バイアス印加装置と、前記現像ローラ上の液体現像剤のトナーを帯電するコンパクション帯電装置と、前記潜像担持体上の液体現像剤像の液体キャリアを除去する潜像担持体スクイーズ装置と、前記潜像担持体と潜像担持体スクイーズ装置との間にスクイーズバイアスを印加するスクイーズバイアス印加装置と、画像情報を判別する画像情報判別手段と、印字しようとする画像情報を前記画像情報判別手段に供給する画像情報入力装置とを更に備え、
    前記トナー帯電条件変更手段は、前記画像情報判別手段が判別した画像情報が文字情報であるときのスクイーズバイアスの絶対値を前記画像情報判別手段が判別した画像情報が非文字情報であるときのスクイーズバイアスの絶対値よりも大きく設定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1記載の画像形成装置。
  6. 潜像担持体を帯電するとともに液体現像剤のトナーを帯電し、帯電された前記潜像担持体に帯電された前記トナーを現像バイアスで移動させて前記潜像担持体の静電潜像を現像し、前記潜像担持体上の前記液体現像剤の液体キャリアをスクイーズバイアスで除去することにより画像を形成し、画像形成時に、形成しようとする画像情報に基づいて、前記トナーの帯電電位の絶対値、前記現像バイアスの絶対値、および前記スクイーズバイアスの絶対値の少なくとも1つを、前記画像情報が文字情報であるときの方が前記画像情報が非文字情報であるときの方より大きくなるように変更することを特徴とする画像形成方法。
  7. 逆コントラスト電位(前記潜像担持体の帯電電位の絶対値−前記現像バイアスの絶対値)を、前記画像情報が文字情報であるときの方が前記画像情報が非文字情報であるときの方より小さくなるように変更することを特徴とする請求項6記載の画像形成方法。
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