JP2009092637A - 管状物切断面検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】管状物の切断面の位置および角度の検査を、より適正に行えるようにする。
【解決手段】トンネルまたは大口径管状物の内壁面に対してレーザ光偏向軌跡を描画し、その反射光を検出することで、偏向軌跡形状を認識して自己の設置位置のズレを自動補正し、指定された位置及び角度を持つようにレーザ光偏向軌跡を修正して、切断面の位置及び角度を正確に指示することで管状物の切断面の検査を容易に行えることを可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、トンネルまたは大口径の管状物の切断面の位置および角度の検査方法に関する。
トンネル、大口径管などの管状物において、その切断面位置および角度の検査に際しては、該管状物内部にやぐらなどの構造物を構築し、この構造物を基準として、切断位置および角度を計測することが常であった。
発明が解決しようとする課題
前記の従来の技術を解決するために、最近ではレーザ光を使用して、管状物内壁面の検査などが良く行われるようになってきた。
しかしながら、従来の管状物内壁面へのレーザ光投影装置においては、レーザ光の投影角度などを変化させた時にレーザ光が通過する経路に明確な不動点が存在していなかった。
管状物の内壁面に対してレーザ光の偏向軌跡を描画することで管状物の切断面の位置及び角度を正確に指示する為には、管状物切断面検査装置が描くレーザ光偏向軌跡の形成する面の傾き角を変化させても常に前記の面が横切っている不動点を持っている必要があり、この不動点を管状物の中心軸方向の検査位置に正しく設置されて初めて、管状物の中心軸方向の正しい位置にレーザ光偏向軌跡の描画が可能となる。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、目的は本装置の不動点を管状物の軸方向の正しい位置に設置された後に、その位置における所定の角度を持つレーザ光偏向軌跡を描画することで、きわめて安価に正確な管状物の切断面位置および角度を指定することが出来る、管状物切断面検査装置を提供することにある。
課題を解決するための手段
前記課題を解決する為に、本発明は、例えば、レーザ光源部と、レーザ光偏角生成部と、レーザ光偏向部と、管状物内壁面からの反射レーザ光を検出してレーザ光偏向部からの距離を計測する距離計測部と、レーザ光偏向部における偏向角検出部と、前記距離計測部からのデータと前記偏向角検出部からのデータからレーザ光偏向軌跡形状を計算する軌跡形状計算部と、図面上の管状物の垂直切断面形状を参照形状としてあらかじめ入力する参照形状入力部と、前記軌跡形状計算部における形状と参照形状とを比較して、管状物切断面検査装置の設置された位置を認識し、前記レーザ光偏角生成部を制御して定められた角度を持つレーザ光偏向軌跡を描画するレーザ光偏角制御部で構成されることを特徴とする、管状物切断面検査装置を提供する。
このような管状物切断面検査装置によれば、管状物の中心軸方向の所定の位置に管状物切断面検査装置の不動点を正しく設置するだけで、極めて容易かつ正確に不動点を通るレーザ光偏向軌跡を描画することが出来、さらに、以下に述べるように前記レーザ光偏向軌跡の角度を所定の値に正確に自動的に制御することにより、安価でかつ正確な管状物切断面検査が可能となる。
本発明によれば、レーザ光の偏向軌跡描画に際して、駆動部分を回転鏡または振動鏡で実現しているために、常時動作する機構部分が極力少なくなっており、装置の耐久性および信頼性の観点からきわめて優れた装置の提供が可能である。
また本発明によれば、レーザ光偏向軌跡の形成する面の角度を調整する機構として、1軸を光学的な偏角生成機構を採用しており、この部分においてもやはり耐久性および迅速応答性において優れた装置の提供が可能である。
また、管状物切断面の検査が管状物の中心軸に対して垂直な切断面のみで良い場合は、後に例示するが、たとえば管状物切断面検査装置の座標軸のZ′軸周りの回転機構とY′軸周りの回転機構を備え、かつたとえばY′軸周りの回転機構として前記光学的機構を備える装置構成とするとき、一番動作頻度の低いZ′軸周りの回転機構のみを機械的機構とすることで、耐久性、高速応答性および装置の精度維持の観点から優れた装置の提供が可能である。
次に、本発明を適用した好適な実施の形態を、大口径管に適用した例を用いて、図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の一例に係る大口径管の管状物切断面検査装置の全体図である。本図は管状物切断面検査装置の座標軸上で、Z′軸周りの回転を機械的機構で、Y′軸周りの回転を光学的手段で実現している構成を示しており、前期請求項3に対応する、管状物の中心軸に対して垂直なレーザ光偏向軌跡を描画する場合を示している。
全体をZ′軸周りに回転することが出来る機構がZ′軸周り回転機構11であり、不動点であるレーザ光偏向位置17はZ′軸上にあるために、この回転では不動点の移動は起こらない。
一方、レーザ光源5から出たレーザ光はAOM部13で、本図の場合はY′軸周りの回転すなわち、上下方向(X′軸方向)に偏角を生成され、共役光学系14を通過することで、レーザ光偏角生成位置と共役位置にあるレーザ光偏向位置17に到着する。このレーザ光偏向位置17が不動点に相当する。
レーザ光偏向位置にはレーザ光偏向部16として回転または振動するレーザ光偏向反射材15があり、レーザ光が偏向されて回転または振動軌跡を描画することになる。
この回転または振動するレーザ光は管状物の内壁面3に到達し、反射されて再びレーザ光偏向反射材15により反射された後、ハーフミラー24により光路を曲げられた後に、戻り光集光レンズ25により再び集光されて戻り光検出器26により検出される。
レーザ光源部5における発光の時刻から上記戻り光検出器26における検出時刻の時間差を計測することにより、レーザ光源部5から戻り光検出器26までの距離、すなわち、レーザ光偏向位置17から管状物内壁面3までの距離を距離計算部で算出する。
一方、レーザ光偏向部16におけるレーザ光偏向角度は偏向角検出器18により検出されており、前記距離計算部からのデータとあわせて軌跡形状計算部において軌跡形状が認識される。
一方、あらかじめ図面上での管状物の垂直切断面形状を参照形状入力部から入力しておくことにより、これと前記軌跡形状とを形状比較計算部において比較することにより、管状物切断面検査装置が設置された位置を算出することが出来る。
前記算出された設置位置情報を基にして、レーザ光偏角制御部がZ′軸周りの回転機構11と、AOM部13を制御して設置位置のずれにかかわらず、常に管状物の中心軸に対して垂直な偏向軌跡を描画することが出来る。
図2は前記の共役光学系を説明した図である。レーザ光源部5から出たレーザ光はAOM部13を通過して共役光学系14に入射し、AOM部13の偏角生成位置と共役関係にあるレーザ光偏向部16に集光された後に、レーザ光偏向反射部16により反射されて管状物内壁面3に到達している。
図3は図2の状態からAOM部13の作用でレーザ光が偏角を生成された状態を示しており、やはり共役光学系14を通過することで、共役位置であるレーザ光偏向部16に対して先ほどAOM部で生成された偏角とプラスマイナスは異なるが、同じ角度で入射していることが分かる。
結果として、レーザ光偏向部を不動点として、レーザ光偏向軌跡の形成する面の傾きを不動点である、レーザ光偏向位置17を通過することを守りつつ変化させることが可能となる。
図4はレーザ光偏角生成部として、管状物切断面検査装置における座標軸において、X′軸、Y′軸およびZ′軸の3軸ともに機械的な回転機構で構成した事例を示している。
レーザ光源部5から出たレーザ光は、レーザ光を直角に偏向させてかつ、回転または振動動作により偏向軌跡を描画する機能を有しているレーザ光偏向部16により管状物内壁面に対して偏向軌跡を描画することが出来る。
管状物切断面検査装置の設置された位置の誤差を修正するために、本事例ではX′軸周り回転機構7と、Y′軸周り回転機構9と、Z′軸周り回転機構11を持っており、この3軸の回転機構により、いかなる位置に設置された状態でも設置位置情報に基づき、設置位置のずれを修正して、管状物の中心軸に対して常に指定された角度を持つ偏向軌跡を描画することが可能となる。
本図の事例においても、請求項4に示したように1軸を光学的な偏向機構すなわち、光学的偏角生成機能としてのAOM部13と共役光学系14で置き換えることが出来る。
次に、管状物の内部に設置された管状物切断面検査装置1が、設置された位置のずれを修正する機構の一例について、図に従って説明を進める。
図5は管状物内に設置された状態の管状物切断面検査装置1を示した図であり、管状物の座標軸である、X軸、Y軸、Z軸に対して管状物切断面検査装置1の座標軸X′軸、Y′軸、Z′軸がそれぞれ少しずつずれていることをあらわしており、かつまた、管状物切断面検査装置1のY′軸周りの回転機構によるレーザ光の回転方向を10で示している。
この状態から、管状物切断面検査装置1のY′軸周りの回転機構を使用して、管状物の中心軸であるZ軸に対して、垂直な偏向軌跡の描画を可能とするためには、2種類の動作が考えられ、1つはZ′軸周りの回転機構を使用する方法であり、もう1つはX′軸周りの回転機構を使用する方法である。以下に、各々図を使用して説明を進める。
図6は、前記X′軸とZ′軸で形成される面をZ軸に一致させる為に、Z′軸周りの回転機構を使用する方法であり、図5の状態からZ′軸周りの回転を完了した状態を示している。
この状態では、管状物切断面検査装置1のX′軸とZ′軸で形成される面上に管状物の中心軸であるZ軸が乗っていることになり、この時点で管状物切断面検査装置1のY′軸周りの回転機構を使用することで、管状物の中心軸であるZ軸に対して垂直な偏向軌跡の描画が可能となっている。
図7は、X′軸周りの回転機構を使用して設置位置のずれを修正する方法を説明する図であり、前記X′軸とZ′軸で形成される面をZ軸に一致させる為に、まず管状物切断面検査装置1をX′軸周りに回転させようとしている。
図8が上記動作を完了した時点を示す図であり、X′軸とZ′軸で形成される面上に管状物の中心軸であるZ軸が一致している状態を示している。
この状態で、前記と同様にY′軸周りの回転機構を使用することで、管状物の中心軸である、Z軸に対して垂直な変更軌跡の描画が可能となる。
以上説明してきたことは、管状物切断面検査装置1の2軸、たとえばY′軸周りの回転機構およびZ′軸周りの回転機構を使用して管状物の中心軸であるZ軸に対して垂直な変更軌跡を描画する場合であった。
一方、管状物またはトンネルなどの切断面は必ずしも中心軸に対して垂直ばかりではなく、ある一定の角度を持ったものも存在する。このような垂直以外の切断面の検査を本特許で述べている管状物切断面検査装置1で検査を可能とするためには、管状物切断面検査装置1の3軸の回転機構を使用する必要が生じる。以下に3軸を使用した任意角の切断面検査について説明する。
図9は3軸の回転機構を使用して管状物の中心軸に対して任意の角度を持つ変更軌跡を描画する機能を説明する図であり、前記X′軸周りの回転機構を使用して、Z軸に対して垂直な偏向軌跡描画が可能となった状態を示す図である。
この状態においては、管状物切断面検査装置1のZ′軸周りの回転方向の設置位置ずれについての修正が出来ていない。すなわち、Y′軸周りの回転の方向が、管状物のX軸からZ′軸周りの回転方向にずれた状態である。この状態でも描画する偏向軌跡が管状物の中心軸に対して垂直なものである限りは、このZ′軸周りの回転方向の設置位置ずれは問題とはならないが、管状物の中心軸に対して垂直以外の角度、すなわち、Y軸を回転軸として回転した切断面を指定するための偏向軌跡描画に際しては、Z′軸周りの回転による位置修正により、偏向軌跡描画により、任意の角度を持った切断面の指示が可能となる。
前記の説明においては、切断面の傾きの回転軸をY軸としたが、実際にはX軸を回転軸とした切断面もありうることになる。
図11はこの状態を説明したものであり、a1が管状物の中心軸に対して垂直な切断面を表示しているのに対して、a2はY軸を回転軸として本図では時計方向に角度を持った切断面であり、a3はY軸を回転軸として反時計方向に角度を持った切断面を示している。
このような切断面に対しては、前記のように、管状物切断面検査装置1のY′軸を管状物のY軸に平行にすることで、任意の角度を持った切断面を偏向軌跡を用いて指示することが可能となる。
b1は同じく管状物の中心軸に対して垂直な切断面を表示しているが、以後の切断面の角度の生成がX軸を回転軸として行われることを示す図である。
b2はb1からX軸を回転軸として時計回りに回転した状態の切断面をしめしており、b3は同じく反時計周りに回転した状態の切断面を示している。
この場合の切断面を管状物切断面検査装置1のY′軸周りの回転を使用した偏向軌跡で指示可能とするためには、やはり管状物切断面検査装置1のY′軸を管状物の座標であるX軸に平行にする必要があり、この状態に持ち込むために、管状物切断面検査装置1のZ′軸周りの回転機構およびX′軸周りの回転機構の使用が必要であることがわかる。
また、本図からわかることとして、管状物などの円形の切断面形状を持つ場合に、中心軸に対して垂直以外の角度を持つ切断面を指定するときには、重力方向すなわち、管状物が設置された時点での鉛直方向および水平方向の指定が必須条件となる。
本管状物切断面検査装置1を正しく水平に設置することで鉛直方向の保証を行うか、または重力方向の検出器などを用いて鉛直方向の認識を可能としておく必要がある。
次に、管状物切断面検査装置1の各軸の動作が前記形状比較計算部からどのように見えるのかを図に従って説明する。
まずはじめに、管状物切断面検査装置1の設置される位置と観測される偏向軌跡形状との関係を明らかにしておく。
図12は参照形状入力部から入力された管状物の図面上に切断面形状を表しており、管状物切断面検査装置1の自己座標軸であるX′軸およびY′軸に対して、原点に正しく位置づけられている。
管状物切断面検査装置1が管状物の中心軸に対して設置位置がZ軸上でなおかつ傾きもない状態である場合には、偏向軌跡はまったくこの入力された参照形状と一致することになる。
図13は、管状物切断面検査装置1の設置位置のみが管状物の中心軸であるZ軸から少しずれた状態で、設置角度のずれがない状態での偏向軌跡形状を示している。
図14は、前図13の状態から管状物切断面検査装置1が自己のY′軸周りの回転方向に設置角度がずれた状態の偏向軌跡形状を示している。
図15は続いて、管状物切断面検査装置1がZ′軸周りに回転した状態での偏向軌跡形状を示しており、この状態が通常使用される状態での一般的な偏向軌跡形状を現していると考えてよい。
以下、前記の管状物切断面検査装置1の2軸を使用して管状物の中心軸であるZ軸に対して垂直な偏向軌跡を描画する場合について、前期の一般的な偏向軌跡形状および参照形状をモデルとして説明を進める。
図16は最初に入力された参照形状および偏向軌跡を示している。
図17は入力された偏向軌跡を参照形状と比較した上で、偏向軌跡形状の長軸方向および偏向軌跡形状の中心座標を計算する。
この段階で、管状物切断面検査装置1が設置された位置の、管状物の中心軸であるZ軸からの位置のずれおよび角度のずれが認識できる。ただし、設置角度のずれについては、プラスマイナスの区別はこの段階では識別できていない。
図18は前記2軸を使用した修正動作における、Z′軸周りの回転動作またはX′軸周りの回転動作を完了したときの偏向軌跡形状を示す図であり、自己座標であるX′軸に対して、偏向軌跡形状の長軸であるX′′軸が平行になっていることが分かる。すなわち、前記Z′軸周りの回転動作およびX′軸周りの回転動作において、動作を完了するタイミングが、いづれもこの図にあるように偏向軌跡形状の長軸であるX′′軸が自己座標軸であるX′軸に平行になったときと言える。
図19は前図18に状態から、Y′軸周りの回転機構を使用して、長軸方向の修正を実行した後の状態であり、この修正の段階において、前記の管状物切断面検査装置1の設置傾きのずれのプラスマイナスが不明であることに対する対応を行っている。
具体的には、図18の時点からY′軸の回転機構を使用して長軸方向の修正を行うときに、最初にY′軸方向の回転機構を動作させて、偏向軌跡形状の長軸方向の動きを確認し、長軸方向の寸法が大きな方向に変化する場合には、Y′軸周りの回転機構の回転方向を逆方向に切り替えることで、現在の自己の設置された角度のずれのプラスマイナスを認識することが可能となる。
図19は上記のY′軸周りの回転機構を使用して修正を完了した時点の偏向軌跡形状を示しており、この段階で、管状物の中心軸に対して垂直な偏向軌跡描画が実現できていることになる。
図20は、前記の図11におけるb2およびb3の状態に対応する場合を説明する図であり、本管状物切断面検査装置1が正しく水平に設置されていることを前提として、自己の座標であるX′軸が鉛直方向と一致している状態であり、それに対して、Z′軸周りの回転機構を使用して、約90度回転させて、正確に偏向軌跡形状の長軸を自己座標のY′軸に一致させた状態を示している。
図21はこの状態から、Y′軸周りの回転機構を使用して長軸方向の偏向軌跡形状を修正し、参照形状を同じ円形形状にした状態を示している。
図11におけるb2およびb3に示した、任意角度を持った切断面形状を偏向軌跡で指示するためには、この状態からY′軸方向の回転機構を使用して、偏向軌跡を管状物のX軸を回転中心として回転することで任意角度を持つ切断面の指示を実現することが出来る。
本発明の実施形態に係る管状物切断面検査装置の構成を模式的に示す図である。 本発明の実施形態に係る、共役光学系の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る、共役光学系の一例を示す図であり、レーザ光偏角が生成された状態を示している。 本発明の実施形態に係る、3軸駆動機構の一例を説明する図であり、管状物切断面検査装置のX′軸、Y′軸、Z′軸周りの回転機構を示している。 本発明の実施形態に係る、管状物に設置された管状物切断面検査装置の状態を説明するための図であり、管状物の座標軸である、X軸、Y軸、Z軸および管状物切断面検査装置の座標軸である、X′軸、Y′軸、Z′軸を示しており、Z′軸周りの回転により設置位置ずれの修正を行う直前の状態を示している。 図5の状態から、管状物切断面検査装置のZ′軸周りの回転を行った後の状態を示す図である。 図5と同じ状態を示しており、X′軸周りの回転機構を使用して設置位置ずれの修正を行う直前の状態を示している。 図7の状態から、管状物切断面検査装置のX′軸周りの回転を行った後の状態を示す図である。 図8と同じ状態を表す図であり、Z′軸周りの回転機構を使用して、設置位置ずれをさらに修正する直前の状態を示している。 管状物切断面検査装置のZ′軸周りの回転を行った後の状態を示す図であり、この状態から、Y′軸周りの回転機構を使用して、管状物のY軸を回転軸とした任意の切断面の傾き状態を示すことが可能となる。 管状物における各種の切断面の事例を示した図である。 参照形状を入力された状態を示す。 前記参照形状と、管状物の中心軸に対して、X軸、Y軸方向にのみずれて設置されたときに観測される偏向軌跡を現している。 前記参照形状と、図13の状態から管状物切断面検査装置がX′軸方向に傾いて設置されたときの偏向軌跡を現している。 前記参照形状と、図14の状態から管状物切断面検査装置がZ′軸周りに回転して設置された状態を示しており、この状態が現実に使用されるときの一般的な状態である。 管状物内部に設置された状態で、最初に計測される一般的な偏向軌跡形状と、参照形状を示している。 計測された偏向軌跡を参照形状と比較して、長軸方向と偏向軌跡の中心位置を算出した状態を示している。 図17の状態から、管状物切断面検査装置の1軸回転、すなわちX′軸周りまたはZ′軸周りの回転機構で位置のずれの修正を行った後の状態を示した図である。 図18の状態から、管状物切断面検査装置の2番目の回転軸、たとえばY′軸周りの回転で設定位置のずれを修正した後の状態を示している図である。 図17の状態からX′軸周りの回転機構およびZ′軸周りの回転機構を使用して、偏向軌跡形状の長軸をY′軸と平行に持ち込んだ状態を示している 図20の状態から、Y′軸周りの回転機構を使用して管状物の中心軸に対して垂直の偏向軌跡を描画している状態を意示しており、この状態からやはりY′軸周りの回転機構を使用することでX軸を回転軸とした任意角度の管状物切断面の描画か可能となっている。
符号の説明
1.管状物切断面検査装置
2.管状物
3.管状物内壁面
4.レーザ光偏向軌跡
5.レーザ光源部
6.レーザ光偏角生成部
7.X′軸周り回転機構
8.X′軸周り回転方向
9.Y′軸周り回転機構
10.Y′軸周り回転方向
11.Z′軸周り回転機構
12.Z′軸周り回転方向
13.AOM部
14.共役光学系
15.レーザ光偏向反射材
16.レーザ光偏向部
17.レーザ光偏向位置
18.偏向角検出部
19.距離計測部
20.軌跡形状計算部
21.参照形状入力部
22.形状比較計算部
23.レーザ光偏角制御部
24.ハーフミラー
25.戻り光集光レンズ
26.戻り光検出器
27.回転反射鏡駆動部
28.振動反射鏡駆動部

Claims (6)

  1. トンネルまたは大口径の管状物内部に設置され、レーザ光偏向軌跡を描画する装置であって、レーザ光源部と、レーザ光偏向軌跡が形成する面の角度を調整するためのレーザ光偏角生成部と、レーザ光偏向軌跡を形成するためのレーザ光偏向部と、前記レーザ光偏向部から出射されたレーザ光が管状物内壁面で反射されたレーザ光を検出してレーザ光偏向部からの距離を計測する距離計測部と、レーザ光偏向部における偏向角検出部と、前記距離計測部のデータと前記偏向角検出部のデータからレーザ光偏向軌跡形状を計算する軌跡形状計算部と、図面上の管状物の垂直切断面形状を参照形状としてあらかじめ入力する参照形状入力部と、前記軌跡形状計算部における形状と前記参照形状とを比較する形状比較計算部と、前記形状比較計算部の計算結果から管状物切断面検査装置の設置された位置のずれを認識して前期レーザ光偏角生成部を制御して、定められた角度を持つレーザ光偏向軌跡を描画するレーザ光偏角制御部で構成され、前記レーザ光偏向軌跡面の持つ角度を変化させる時に、レーザ光偏向部におけるレーザ光偏向位置が常に移動しない不動点としてレーザ光偏向軌跡描画を可能とする機構を持っていることを特徴とした管状物切断面検査装置
  2. 前期レーザ光偏向軌跡を描画するときに、前記レーザ光偏向位置を不動点とするために、前記レーザ光偏角生成部の構成として、管状物切断面検査装置の座標軸上において、X′軸周り、Y′軸周り、Z′軸周りにレーザ光を回転させる3つの機構を備え、それぞれの回転が全てレーザ光偏向位置を中心として実現していることで任意の指定された位置および角度を持つレーザ光偏向軌跡を描画する機能を備えていることを特徴とする請求項1記載の管状物切断面検査装置
  3. 前期レーザ光偏向軌跡を描画するときに、前記レーザ光偏向位置を不動点とするために、前記レーザ光偏角生成部の構成として、管状物切断面検査装置の座標軸上において、2軸回りの回転機構、例えばY′軸周りおよびZ′軸周りの回転機構を備えており、それぞれの回転が全てレーザ光偏向位置を中心として実現することで管状物の中心軸に対して、定められた位置で垂直なレーザ光偏向軌跡を描画する機能を備えていることを特徴とする請求項1記載の管状物切断面検査装置
  4. 前記レーザ光偏角生成部のうち1軸周りのレーザ光の回転、例えばY′軸周りの回転を、光学的偏角生成装置および共役光学系を使用することで、レーザ光偏向位置を不動点とした、レーザ光の偏向軌跡が形成する面の傾きを変化させる機能を持っていることを特徴とする請求項2および請求項3記載の管状物切断面検査装置
  5. 前記偏向部として回転鏡を使用して、レーザ光回転軌跡描画を実現していることを特徴とする請求項1記載の管状物切断面検査装置
  6. 前記偏向部として振動鏡を使用して、レーザ光振動軌跡を実現していることを特徴とする請求項1記載の管状物切断面検査装置
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