JP2009091054A - 用紙搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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博史 梶山
Katsuhiko Miki
克彦 三木
Kenji Ueda
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Yoshikuni Ishikawa
善邦 石川
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Abstract

【課題】紙搬送時のみに駆動・従動ローラ間に用紙搬送に必要な加圧力が発生させ、用紙搬送時以外はアームに取り付けられたスプリングによる付勢力をかけないで、操作性を落とすことなくジャム処理性などを容易にした用紙搬送装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】本発明の用紙搬送装置47は、駆動ローラ47aが、用紙Pを搬送する方向(以下、「順回転駆動」と記す。)に回転した際に、従動ローラ47bに伝達された駆動力がトルクリミッタ47cを介在してアーム47dに伝達されることにより、アーム47dに従動ローラ47bを駆動ローラ47aに押し付ける回転力が付与される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、本発明は、用紙搬送装置およびこの用紙搬送装置を備えた画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真方式、インクジェット方式の画像形成方法の如何に関わらず、最終的な記録媒体となる記録紙上に可視像が形成されている。この種の画像形成装置では、例えば、自動原稿給排紙装置が付いた画像形成装置では、自動原稿給排紙装置から原稿を1枚ずつプラテンガラス上に送り、画像読取装置で画像を読み取っていた。そして、読み取り終えた原稿は、自動原稿給排紙装置に設けられた原稿排紙トレイ上に送り出される。一方、画像形成装置の給紙トレイなどに積載されている転写紙は、1枚ずつ画像形成部に送られ、原稿の画像が転写され、定着されて排紙される。最近の画像形成装置では、高機能化が進み、用紙搬送の高速化が求められている。用紙のスリップ率を下げることにより用紙の搬送性能が上がることは周知のことである。このスリップ率を下げるためには、一般的には、用紙の搬送力を上げればよい。用紙の搬送力を上げるためには駆動・従動ローラ間の加圧力を上げれば良いが、この加圧力を上げることにより、画像形成装置の操作性が悪くなる場合がある。例えば、両面の従動ローラの圧力を上げると両面カバーの開閉力が高くする必要があるためである。
例えば、特許文献1では、回転駆動される搬送ローラと、当該搬送ローラに圧接されて回転する従動ローラとを有し、記録媒体を前記搬送ローラと前記従動ローラとの間に挟持して送出する記録媒体搬送装置であって、前記従動ローラは、前記搬送ローラに常時接触して回転駆動力を伝達する伝達部材と、前記記録媒体を前記搬送ローラと挟持して送出する挟持部材とを備えている記録媒体搬送装置が開示されている。これによって、記録裏面の摩擦係数が低い記録媒体でもスリップの無い送りを実現することができる。
特開2004−083216号公報
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、装置の操作力・アプライアンス性を損なうことなく、スリップ率を下げることにより、アプライアンス性、生産性を両立する用紙搬送装置及び画像形成装置を提供することであり、更に、具体的には、紙搬送時のみに駆動・従動ローラ間に用紙搬送に必要な加圧力が発生させ、用紙搬送時以外はアームに取り付けられたスプリングによる付勢力をかけないで、操作性を落とすことなくジャム処理性などを容易にした用紙搬送装置及び画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決する手段である本発明の特徴を以下に挙げる。
本発明の用紙搬送装置は、用紙を給紙する駆動ローラ、駆動ローラと対向する従動ローラと、駆動ローラを駆動する駆動シャフトと、従動ローラにトルクリミッタを介して連結されたアームと、従動ローラが駆動ローラに付勢される方向にアームを回転させるスプリングとを備える用紙搬送装置において、前記駆動ローラが、用紙を搬送する方向(以下、「順回転駆動」と記す。)に回転した際に、従動ローラに伝達された駆動力がトルクリミッタを介在してアームに伝達されることにより、アームに従動ローラを駆動ローラに押し付ける回転力が付与されることを特徴とする。
また、本発明の用紙搬送装置は、さらに、前記駆動シャフトが、用紙搬送後又は用紙搬送停止時に逆回転駆動を行うことを特徴とする。
また、本発明の用紙搬送装置は、さらに、前記スプリングの取り付け位置を変更する手段を有することを特徴とする。
また、本発明の用紙搬送装置は、さらに、前記アームの支点位置を変更する手段を有することを特徴とする。
また、本発明の用紙搬送装置は、さらに、前記従動、駆動ローラは1対であり、これをセンターに有することを特徴とする。
また、本発明の用紙搬送装置は、さらに、前記従動、駆動ローラは、センターを外して配置することを特徴とする。
また、本発明の用紙搬送装置は、さらに、前記従動、駆動ローラは、複数対有することを特徴とする。
また、本発明の用紙搬送装置は、さらに、前記複数の駆動、従動ローラに対して加圧力を発生させるトルクリミッタが、一つ設けられていることを特徴とする。
また、本発明の用紙搬送装置は、さらに、前記複数の駆動、従動ローラに対して加圧力を発生させるトルクリミッタが、複数であることを特徴とする。
また、本発明の用紙搬送装置は、さらに、前記複数あるトルクリミッタが、リミットとなるトルクの値が異なることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、少なくとも、潜像を担持する像担持体と、像担持体表面に均一に帯電を施す帯電装置と、帯電した像担持体の表面に画像データに基づいて露光し、潜像を書き込む露光装置と、像担持体表面に形成された潜像にトナーを供給し、可視像化する現像装置と、像担持体表面の可視像を直接又は中間転写体から転写媒体に転写する転写装置と、転写後の像担持体表面をクリーニングするクリーニング装置と、転写媒体上のトナーを溶融・固着する定着装置とを備える画像形成装置において、前記画像形成装置は、上述のいずれかに記載の用紙搬送装置を備えることを特徴とする。
上記解決する手段としての用紙搬送装置によって、用紙搬送時の加圧力を増やすことができ、これにより操作性を落とすことなくスリップ率を低減することができる。さらに、用紙搬送時の加圧力を変えることないので、スリップ率を上げることなく、操作力を低減することができ、これによりジャム処理性なども改善することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、いわゆる当業者は特許請求の範囲内における本発明を変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、これらの変更・修正はこの特許請求の範囲に含まれるものであり、以下の説明はこの発明における最良の形態の例であって、この特許請求の範囲を限定するものではない。
図1は、本発明の用紙搬送装置が用いられる画像形成装置の構成を示す概略図である。図1において、この画像形成装置100は、画像形成を行う複写機本体300と、この複写機本体300を載置する給紙装置200と、複写機本体300上に取り付けられたスキャナ400と、このスキャナ400上に取り付けられた原稿自動搬送装置(ADF)500とから主として構成されている。複写機本体300のほぼ中央には、無端ベルト状の中間転写ベルト10が設けられている。
トナー画像を担持する中間転写体たる中間転写ベルト10は、無端状のベルトであり、第1、第2及び第3支持ローラ14、15、16に張架されて、図中時計回り方向に回転搬送可能に設けられている。第1支持ローラ14と第2支持ローラ15との間に水平に張り渡された中間転写ベルト10上には、その搬送方向に沿って、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つの画像形成ユニット18Y、18C、18M、18Kが並んで配置されており、この画像形成ユニット18Y、18C、18M、18Kによって、タンデム画像形成装置19が構成される。中間転写ベルト10は、ベルト伸びによる位置ずれを防止するために、機械的に優れた特性を有するものを使用することが必要である。本実施形態では、中間転写ベルト10として、フッ素樹脂、PVDシート、ポリイミド系樹脂等の伸びの少ない材質で構成したベース層の表面に、フッ素系樹脂等を被覆して平滑性の良好なコート層を形成した、多層構造の無端状ベルトを使用する。また、上記ベース層中には、カーボン等の抵抗調整剤を分散させることによって、周辺の温度又は湿度が変動しても、安定した転写性能が維持されて、高品質な画像を安定して得ることができる。第2支持ローラ15と第3支持ローラ16との間には、画像転写後に中間転写体10上に残存する残留トナーを除去する中間転写ベルトクリーニング装置21が設けられており、中間転写ベルトクリーニング装置21の中間転写体搬送方向下流側には、ベルト潤滑材塗布装置22が設けられている。また、画像形成ユニット18の上方には、露光装置3が設けられている。
中間転写ベルト10を張架する第3支持ローラ16に対向する位置には、2次転写装置としての2次転写ローラ24が、中間転写ベルト10に対して接離可能設けられている。
なお、この2次転写装置として、転写ベルトを用いる構成とすることも可能である。中間転写ベルト10上のトナー像は、中間転写ベルト10の第3支持ローラ16に巻回された部分に2次転写ローラ24が押し当てられることによって、転写紙5上に転写される。なお、この2次転写ローラ24に、2次転写ローラ24に付着したトナーをクリーニングするローラクリーニング部を当接させて設けてもよい。
また、2次転写ローラ24の用紙搬送方向下流側には、ローラ23a、23b間に張架された無端ベルト状の搬送ベルト28が設けられている。搬送ベルト28に隣接するように、転写紙5上に転写されたトナー像を定着させるための定着装置25が設けられている。定着装置25は、加熱ローラ26に加圧ローラ27を押し当てて構成されている。
複写機本体300の図中左側方には、定着装置25を通過した転写紙5を排紙するための排紙トレイ8が設けられている。搬送ベルト28及び定着装置25の下方には、用紙反転装置93が設けられている。用紙反転装置93は、転写紙5を反転させて再び2次転写ローラ24に向けて送り出すものである。
一方、給紙装置200には、転写紙5を収納するための複数の給紙カセット44と、各給紙カセット44に収納された転写紙を2次転写ローラ24方向に搬送するための給紙路46が設けられている。給紙路46の用紙搬送方向下流側には、搬送路48が、給紙路46と接続させて設けられている。
給紙カセット44から送出された転写紙5は、給紙路46によって、複写機本体300方向に送出された後、搬送路48によって2次転写ローラ24と中間転写ベルト10とのニップ部(T)及び定着装置25に搬送されて、排紙トレイ8に排紙される。搬送路48に沿って、搬送ローラ47aを有する用紙搬送装置47、レジストローラ49、排出ローラ56などが設けられている。排出ローラ56の用紙搬送方向手前の位置には、切替爪55が設けられている。切替爪55は、搬送路48に沿って搬送されてきた転写紙5の進行方向を、排紙トレイ8方向又は用紙反転装置93方向に切り換える。
また、複写機本体300の図中右側方には、転写紙5を手差し給紙するための手差しトレイ6が設けられており、手差しトレイ6の用紙搬送方向下流側には手差し給紙路53が設けられている。
スキャナ400には、原稿照明用光源及びミラーを搭載した第1、第2の走行体33、34が設けられており、第1、第2の走行体33、34の右側方には、結像レンズ35及び読取センサ36が設けられている。第1及び第2の走行体33、34は、往復移動して原稿の読み取り走査を行い、読み取り走査によって得られた画像情報は、結像レンズ35によって読取センサ36の結像面に集光されて、読取センサ36の画像信号として読込まれる。
以下、このような構成のカラー複写機の動作を説明する。
上記構成をもつ複写機を用いて原稿のコピーをとるときは、まず、原稿自動搬送装置500の原稿台30に原稿をセットするか、または原稿自動搬送装置500を開いてスキャナ400のコンタクトガラス31上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置500を閉じてそれで押さえる。
次に、この状態で図示省略したスタートスイッチを押し、原稿自動搬送装置500に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス31上へと移動させ、スキャナ400を駆動して第1走行体33及び第2走行体34の走行を開始する。このとき、第1走行体33が発した光がコンタクトガラス31上の原稿面で反射し、この反射光が第2走行体34のミラーによって反射された後、結像レンズ35を通じて読取センサ36に導かれて、原稿の画像情報が読み取られる。また、図示省略したスタートスイッチを押し、駆動モータ(図示省略)によって、第1、第2、第3支持ローラ14、15、16のうち一つのローラを回転駆動させ、他の2つのローラを従動回転させて中間転写体10を回転搬送する。
同時に、各画像形成ユニット18Y、18C、18M、18Kに設けられた感光体ドラム20Y、20C、20M、20Kを回転駆動し、その後、読取センサ36で読み取られた画像情報に基づいて露光装置3から感光体ドラム20Y、20C、20M、20K上にそれぞれ書込光を照射して、静電潜像を形成する。
各感光体20上の静電潜像は、現像装置61Y、61C、61M、61Kによってそれぞれ可視像化されて、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのトナー像が形成される。
感光体上に形成された各色トナー像は、各感光体20と中間転写ベルト10を介して対向する各1次転写装置(ベルト転写ローラ)62Y、62C、62M、62Kに、所定の転写バイアスを印加することよって、中間転写ベルト10上に順次重ね合わせるように1次転写されて、中間転写ベルト10上に、合成カラー画像が形成される。
一方、図示省略したスタートスイッチを押すことによって、給紙装置200の給紙ローラ42を選択回転させ、給紙カセット44の1つから転写紙5を送り出し、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、用紙搬送装置47で搬送して複写機本体300内の搬送路48まで導き、レジストローラ49bに突き当てて止める。
この場合、給紙ローラ50を回転して、手差しトレイ6内に挿入された転写紙5を繰り出し、分離ローラ51によって一枚毎に分離して手差し給紙路53に入れ、レジストローラ49bに突き当てて止めた後、搬送路48に合流させることもできる。
また、搬送路48に沿って画像形成装置側板45が設けられており、搬送路48内で、転写紙5が詰まった場合は、側板45を開いて、転写紙5を取り出すことができる。
中間転写ベルト10上に形成された合成トナー画像が、2次転写ローラ24と第3支持ローラ16との対向位置である2次転写部Tに搬送されるタイミングに合わせてレジストローラ49bの回転を開始させ、転写紙5を2次転写部Tに送り出し、2次転写ローラ24に所定のバイアスが印加して中間転写ベルト10上の合成トナー像を転写紙5上に2次転写してカラー画像を形成する。
そして、転写紙5を2次転写ローラ24に吸着させた状態で定着装置25まで搬送し、定着装置25で熱と圧力を加えて転写紙5上のトナー画像を定着させる。画像定着後、排出ローラ56で排出し、排紙トレイ8上に排出する。
また、このとき、切替爪55によって搬送方向を切り換え、転写紙5を用紙反転装置93に導き、そこで反転して再び2次転写部Tに導き、裏面にも画像を形成し、その後搬出ローラ56で排紙トレイ7上に排出するようにしてもよい。
2次転写後の中間転写ベルト10上に残留した転写残トナーを、ベルトクリーニング装置21で除去し、その後の画像形成に備える。
ベルトクリーニング装置21で除去されたトナーは、図示省略した廃トナー搬送経路を経由して廃トナー収容槽に搬送される。
図2は、画像形成装置内に設置された用紙搬送装置の拡大図である。
この用紙搬送装置47は、駆動ローラ47a、駆動手段に接続していて駆動ローラ47aを駆動する駆動シャフト47h、駆動ローラ47aに接触して対向している従動ローラ47b、トルクリミッタ47c、アーム47d、アーム回転中心47e、スプリング47f、スプリング取付座47gにより構成されている。
図3は、本発明の用紙搬送装置の動作状態を示す概略図である。この用紙搬送装置47は、用紙Pを搬送していないときは、(a)に示すように、スプリング47fによるスプリング圧のみによりアーム47dの回転力が生じ、さらに駆動47a、従動ローラ47b間の加圧力が生じる。これに対して用紙搬送時には、(b)に示すように、従動ローラ47bとトルクリミッタ47c間に摩擦力が生じ、アーム47dを時計周りに回転させる回転力が生じ、このスプリング圧とトルクリミッタ47cによる回転力により、用紙搬送に必要な加圧力が得られる。
このような構成をとることにより、本発明の用紙搬送装置47では、駆動ローラ47aが、用紙Pを搬送する方向(以下、「順回転駆動」と記す。)に回転した際に、従動ローラ47bに伝達された駆動力がトルクリミッタ47cを介在してアームに伝達されることにより、アーム47dに従動ローラ47bを駆動ローラ47aに押し付ける回転力が付与される。用紙搬送時のみ、用紙搬送に必要な加圧力を与え、用紙Pを搬送していない時は、必要最低限の加圧力をスプリング47fで加えるだけの構成にすることができる。
図4は、側板を開放したときの用紙搬送装置の状態を示す概略図である。これにより、図4(b)のように、側板44aを開いた際に駆動ローラ47a、従動ローラ47bがセパレートしていて、側板44aを閉める際の操作力が従動側の加圧力に大きく依存するために、加圧力が高いと側板44aを閉めるのに高い操作力が必要である。また、側板44aを示す力を低くすると、加圧力が低くなり、スリップ率が高くなる。
この点で、(a)に示すように、用紙搬送時の加圧力を変えることなく、すなわち、スリップ率を上げることなく、側板44aの操作力を下げることができる。したがって、(a)に示すように、用紙搬送時以外の加圧力は従来と同じで、操作力は同等であるが、用紙搬送時は、従来の構成と比較して、同等の操作力を維持しながら、高い搬送力を実現し、スリップ率を低減することができる。
また、駆動ローラ47aは用紙搬送後・用紙搬送停止時(ジャム時など)に逆転動作を行うように制御する。これにより、用紙搬送後も用紙搬送時の加圧力がかかったままになっている駆動ローラ47a・従動ローラ47b間の食い込み、加圧力を解除し、スプリング47fのみで圧がかかる状態に戻すことができる。これによりジャム処理性が向上する。
また、図2に示すように、スプリング47fの取り付け位置は、取り付け位置を変えることができる構成になっている、具体的には、スプリングの取り付けの座の高さが可動式になっていて、レバーをスライドさせることによりスプリング47fの加圧力を調整することができる。図2では、取り付けの座の高さを可動式にしてスプリングの位置を変えることで、3段階の調整ができることを示している。これにより、駆動ローラ47a・従動ローラ47bの経時劣化により搬送力が低下した場合、厚紙対応で加圧力をアップさせたい場合などに、容易に駆動ローラ47a・従動ローラ47b間の加圧力の調整を行うことができる。
また、本発明の用紙搬送装置47では、また、アーム回転中心47eの位置は、スプリング取付座47gのスプリング47fの取り付ける高さを変えることができる。これにより、駆動ローラ47a・従動ローラ47bの経時劣化により搬送力が低下した場合、厚紙対応で加圧力をアップさせたい場合などに、容易に駆動ローラ47a・従動ローラ47b間の加圧力の調整を行うことができる。
また、本発明の用紙搬送装置は、駆動ローラ47a、従動ローラ47bは1対であり、これをセンターに有する。
図5は、本発明の用紙搬送装置の構成を示す概略図である。駆動ローラ47a、従動ローラ47bをセンタに配置することにより、用紙Pの斜行を少なくすることができる。加圧力を発生するトルクリミッタ47cトルクを駆動側から取る場合は、駆動ローラ47aをセンタに持って来ると、側板44aの後に回り込むために、構造が複雑になる。それに対して、本発明の構成は従動ローラ47bの駆動側との駆動連結がなく、従動側のみで閉じた機構なので、構造を簡単にすることができる。
図6は、本発明の用紙搬送装置の構成を示す概略図である。駆動ローラ47a、従動ローラ47bは、図6のように用紙搬送路に複数配置されている。駆動ローラ47a、従動ローラ47bを搬送経路46に複数持つことにより、駆動ローラ47a、従動ローラ47bを一つセンターに持っている場合よりも、用紙Pはさらに斜行(スキュー)が少なくなり、高い搬送性能を得ることができる。この際に、加圧力を発生するトルクリミッタ47cを一つである。これにより、スリップ・スキューの少ない高い搬送性能を低コストで実現することができる。
図7は、本発明の用紙搬送装置の構成を示す概略図である。加圧力を発生するトルクリミッタ47cは複数である。これにより、トルクリミッタ47cを一つ使う場合と比較して、高い搬送力を得ることができ、大きなスリップ率の低減が期待できる。また、この際に、複数用いたトルクリミッタ47cのトルクリミット値は異なるものを用いるものとする。これにより、複数配置した駆動ローラ47a、従動ローラ47b間の加圧力は違う値となる。これを利用することにより、用紙Pの横レジスト調整を行うことができる。
図8は、本発明の用紙搬送装置の構成を示す概略図である。具体的には、図8(a)のように、従動ローラ47bが第1従動ローラ47b‘と第2従動ローラ47b‘‘の2つの用紙搬送装置47で構成される搬送系において、上述のトルクリミッタ47cを用いる際に、第1従動ローラ47bと第2従動ローラ47b‘の従動ローラ47bにそれぞれ第1トルクリミッタ47c‘と第2従動ローラ47c‘‘のトルクリミッタ47cを用い、第2従動ローラ47c‘‘のトルクリミット値を第1トルクリミッタ47c‘より高くすると、(b)のように用紙搬送時に用紙Pが第2従動ローラ47c‘‘側に斜行する。斜行した用紙Pは第2従動ローラ47c‘‘側の側面44aに突き当たるが、このとき、用紙Pの横位置は側面44aの位置により規制される。これを利用することにより用紙Pの横レジスト合わせを行うことができる。
本発明の用紙搬送装置が用いられる画像形成装置の構成を示す概略図である。 画像形成装置内に設置された用紙搬送装置の拡大図である。 本発明の用紙搬送装置の動作状態を示す概略図である。 側板を開放したときの用紙搬送装置の状態を示す概略図である。 本発明の用紙搬送装置の構成を示す概略図である。 本発明の用紙搬送装置の構成を示す概略図である。 本発明の用紙搬送装置の構成を示す概略図である。 本発明の用紙搬送装置の構成を示す概略図である。
符号の説明
100 画像形成装置
200 給紙装置
300 複写機本体
400 スキャナ
500原稿自動搬送装置(ADF)
10中間転写ベルト
18画像形成ユニット
21 中間転写ベルトクリーニング装置
24 2次転写ローラ
25 定着装置
44 給紙カセット
44a 側板
46 ピックアップローラ
47 用紙搬送装置
47a 駆動ローラ
47b 従動ローラ
47c トルクリミッタ
47d アーム
47e アーム回転中心
47f スプリング
47g スプリング取付座
47h 駆動シャフト
47i アーム回転軸
60 帯電装置
61 現像装置
62 1次転写装置
P 転写紙

Claims (11)

  1. 用紙を給紙する駆動ローラ、駆動ローラと対向する従動ローラと、
    駆動ローラを駆動する駆動シャフトと、
    従動ローラにトルクリミッタを介して連結されたアームと、
    従動ローラが駆動ローラに付勢される方向にアームを回転させるスプリングとを備える用紙搬送装置において、
    前記駆動ローラが、用紙を搬送する方向(以下、「順回転駆動」と記す。)に回転した際に、
    従動ローラに伝達された駆動力がトルクリミッタを介在してアームに伝達されることにより、アームに従動ローラを駆動ローラに押し付ける回転力が付与される
    ことを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 請求項1に記載の用紙搬送装置において、
    前記駆動シャフトが、用紙搬送後又は用紙搬送停止時に逆回転駆動を行う
    ことを特徴とする用紙搬送装置。
  3. 請求項1又は2に記載の用紙搬送装置において、
    前記用紙搬送装置は、前記スプリングの取り付け位置を変更する手段を有する
    ことを特徴とする用紙搬送装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにの用紙搬送装置において、
    前記用紙搬送装置は、前記アームの支点位置を変更する手段を有する
    ことを特徴とする用紙搬送装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかにの用紙搬送装置において、
    前記従動、駆動ローラは1対であり、これをセンターに有する
    ことを特徴とする用紙搬送装置。
  6. 請求項1ないし4のいずれかにの用紙搬送装置において、
    前記従動、駆動ローラは、センターを外して配置する
    ことを特徴とする用紙搬送装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかにの用紙搬送装置において、
    前記従動、駆動ローラは、複数対有する
    ことを特徴とする用紙搬送装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかにの用紙搬送装置において、
    前記複数の駆動、従動ローラに対して加圧力を発生させるトルクリミッタが、一つ設けられている
    ことを特徴とする用紙搬送装置。
  9. 請求項1ないし7のいずれかにの用紙搬送装置において、
    前記複数の駆動、従動ローラに対して加圧力を発生させるトルクリミッタが、複数である
    ことを特徴とする用紙搬送装置。
  10. 請求項9に記載の用紙搬送装置において、
    前記複数あるトルクリミッタが、リミットとなるトルクの値が異なる
    ことを特徴とする用紙搬送装置。
  11. 少なくとも、潜像を担持する像担持体と、像担持体表面に均一に帯電を施す帯電装置と、帯電した像担持体の表面に画像データに基づいて露光し、潜像を書き込む露光装置と、像担持体表面に形成された潜像にトナーを供給し、可視像化する現像装置と、像担持体表面の可視像を直接又は中間転写体から転写媒体に転写する転写装置と、転写後の像担持体表面をクリーニングするクリーニング装置と、転写媒体上のトナーを溶融・固着する定着装置とを備える画像形成装置において、
    前記画像形成装置は、請求項1ないし10のいずれかに記載の用紙搬送装置を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014148158A (ja) * 2013-01-10 2014-08-21 Seiko Epson Corp 記録装置及び記録方法
CN106241469A (zh) * 2015-06-05 2016-12-21 富士施乐株式会社 图像形成设备和片材输送装置

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