JP2009089827A - ホームデトックスシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】VOCを除去しなければならない所定の建物に、作業員が入り込むことなく、外部からの遠隔操作によってVOC除去作業が行え、作業後には、速やかに前記オゾンを消失せしめ、もって支障の生じない適性なオゾン濃度を管理でき、かつVOC除去作業技術およびその後のオゾン消失作業の画一化、均一化が図れ、作業コストの大幅な削減がなしうるホームデトックスシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、室外に設置されたオゾン発生装置と、オゾンを室内に導入する導入パイプと、オゾン除去装置と、オゾン濃度を検知するセンサとを備え、オゾンを室内に導入しVOCの除去作業を行うと共に、除去作業後には室内のオゾン濃度を検知しつつ、オゾン除去装置によりオゾン除去作業を行うことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、室外に設置されたオゾン発生装置と、オゾンを室内に導入する導入パイプと、オゾン除去装置と、オゾン濃度を検知するセンサとを備え、オゾンを室内に導入しVOCの除去作業を行うと共に、除去作業後には室内のオゾン濃度を検知しつつ、オゾン除去装置によりオゾン除去作業を行うことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は建築物の内装材に含有した揮発性有機化合物(VOC)をオゾンの強制酸化力を用いて酸化分解させ、室内VOCを除去することを目的としたホームデトックスシステムに係り、特に室内VOCを除去した後に、前記使用したオゾンを速やかに室内から除去できるホームデトックスシステムに関するものである。
近年、建築物の内装工事後の室内空気環境は、内装工事に伴う内装材、接着剤、塗料等により発生する揮発性有機化合物(Volatile Organic
Compound: VOC)により空気汚染され、健康障害を生じる環境問題の1つとなっており、建築物内の内装工事を行った直後に、室内空気環境を元の状態もしくは室内環境基準値以下にすることは、困難であると言われていた。
従来、自然に汚染濃度が減衰するのを待つのが最も妥当な方法であったが、今日のようにスピードを要求される時代には自然に減衰するまで待つことが難しく、これらを解決するために以下の方法が検討されてきた。
(1)内装材料には、汚染物質を含まない、発生しないものを使用する。
(2)発生した汚染物質を除去する方法を考える。
最近では、シックビル症候群、シックハウス症候群あるいはシックスクール症候群等が問題になり、使用する内装材の規制も大変厳しくなり、もって(1)に示す方法がとられ、十分検討された上で使用されるのが現状である。
しかし、これだけ検討を行った上での内装工事でも、室内環境基準値を越えてしまう場合があり、その場合は(2)の発生した汚染物質を除去する方法を取らなければならない。
Compound: VOC)により空気汚染され、健康障害を生じる環境問題の1つとなっており、建築物内の内装工事を行った直後に、室内空気環境を元の状態もしくは室内環境基準値以下にすることは、困難であると言われていた。
従来、自然に汚染濃度が減衰するのを待つのが最も妥当な方法であったが、今日のようにスピードを要求される時代には自然に減衰するまで待つことが難しく、これらを解決するために以下の方法が検討されてきた。
(1)内装材料には、汚染物質を含まない、発生しないものを使用する。
(2)発生した汚染物質を除去する方法を考える。
最近では、シックビル症候群、シックハウス症候群あるいはシックスクール症候群等が問題になり、使用する内装材の規制も大変厳しくなり、もって(1)に示す方法がとられ、十分検討された上で使用されるのが現状である。
しかし、これだけ検討を行った上での内装工事でも、室内環境基準値を越えてしまう場合があり、その場合は(2)の発生した汚染物質を除去する方法を取らなければならない。
ここで、室内空気汚染物質として対象となるものは、総揮発性有機化合物(Total Volatile Organic Compound: TVOC)で特にホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、クロルピリホス等が含まれる。
なお、図6において、上記の各物質に対する室内濃度指針値または濃度換算値すなわち、室内空気環境の基準値を示しておく。
前述した内装材から発生するVOCを除去する方法としては(1)汚染物質を酸化作用により分解させる方法あるいは(2)汚染物質を吸着・吸収させる方法があり、従来より、内装材に含有したVOCを酸化分解させる工程でオゾンの強制酸化力を利用したオゾン酸化法は採用されてはいた。
なお、図6において、上記の各物質に対する室内濃度指針値または濃度換算値すなわち、室内空気環境の基準値を示しておく。
前述した内装材から発生するVOCを除去する方法としては(1)汚染物質を酸化作用により分解させる方法あるいは(2)汚染物質を吸着・吸収させる方法があり、従来より、内装材に含有したVOCを酸化分解させる工程でオゾンの強制酸化力を利用したオゾン酸化法は採用されてはいた。
前記のオゾン酸化法の長所としては、
(1)オゾンを発生させることは比較的簡単で、空気と電気とから必要な量を必要なときに供給できる。
(2)使用後のオゾンは分解して酸素になるので、二次公害発生のおそれが少ない。
(3)強力な酸化力は、他の脱臭方式で酸化分解できない悪臭物質も酸化分解できる。
(4)オゾンは気体であるので、脱臭対象空間の隅々まで到達でき、悪臭物質を酸化分解する。
(5)オゾンは殺菌作用もあるので、微生物の繁殖を抑制し、防臭効果をも期待できる。
(1)オゾンを発生させることは比較的簡単で、空気と電気とから必要な量を必要なときに供給できる。
(2)使用後のオゾンは分解して酸素になるので、二次公害発生のおそれが少ない。
(3)強力な酸化力は、他の脱臭方式で酸化分解できない悪臭物質も酸化分解できる。
(4)オゾンは気体であるので、脱臭対象空間の隅々まで到達でき、悪臭物質を酸化分解する。
(5)オゾンは殺菌作用もあるので、微生物の繁殖を抑制し、防臭効果をも期待できる。
しかして、その対策としては、いわゆる「オゾン薫蒸方式」が採用されていた。
そして、図2においては上記オゾン薫蒸方式が説明されている。
しかしながら、この方法は、即効性、経済性にすぐれている反面、高濃度オゾンの人体への有害性や濃度管理の課題、残留もしくは廃オゾンの除去の必要性、オゾン発生時の窒素酸化物の生成の問題、オゾン薫蒸機材の室内に持込む為の手間、搬入搬出時に機材落下事故のリスク等の多くの課題が生じていたのである。
特開2001−218825号公報
そして、図2においては上記オゾン薫蒸方式が説明されている。
しかしながら、この方法は、即効性、経済性にすぐれている反面、高濃度オゾンの人体への有害性や濃度管理の課題、残留もしくは廃オゾンの除去の必要性、オゾン発生時の窒素酸化物の生成の問題、オゾン薫蒸機材の室内に持込む為の手間、搬入搬出時に機材落下事故のリスク等の多くの課題が生じていたのである。
かくして、本発明は上述の従来の課題を解消するために案出されたものであり、本発明によれば、VOCを除去しなければならない所定の建物に、作業員が入り込むことなく、いわゆる無人状態で、外部からの遠隔操作によってVOC除去作業が行え、しかもその作業後には、速やかに前記オゾンを消失せしめ、もって支障の生じない適性なオゾン濃度を管理でき、かつVOC除去作業技術およびその後のオゾン消失作業の画一化、均一化が図れ、さらには作業コストの大幅な削減がなしうるホームデトックスシステムを提供することを目的とするものである。
本発明は、室内内装材より発生するVOCを除去すべく室外に設置されたオゾン発生装置と、該室外に設置されたオゾン発生装置からのオゾンを前記室内に導入する導入パイプと、室内に設置されたオゾン除去装置と、室内のオゾン濃度を検知するセンサと、
を備え、
前記オゾン発生装置により発生させたオゾンを室内に導入し、前記VOCの除去作業を行うと共に、該除去作業後には室内のオゾン濃度を検知しつつ、前記オゾン除去装置によりオゾン除去作業を行う、
ことを特徴とするものである。
を備え、
前記オゾン発生装置により発生させたオゾンを室内に導入し、前記VOCの除去作業を行うと共に、該除去作業後には室内のオゾン濃度を検知しつつ、前記オゾン除去装置によりオゾン除去作業を行う、
ことを特徴とするものである。
本発明によるホームデトックスシステムによれば、VOCを除去しなければならない所定の建物に、作業員が入り込むことなく、いわゆる無人状態で、外部からの遠隔操作によってVOC除去作業が行え、しかもその作業後には、速やかに前記オゾンを消失せしめ、もって支障の生じない適性なオゾン濃度を管理でき、かつVOC除去作業技術およびその後のオゾン消失作業の画一化、均一化が図れ、さらには作業コストの大幅な削減がなしうるとの優れた効果を奏する。
以下、本発明を好適な実施例に基づいて説明する。
まず、本発明におけるホームデトックスシステム1は、室内に例えば貼付されて形成された内装材より発生するVOCを除去すべく、その建物の室外に設置されたオゾン発生装置2と、該設置されたオゾン発生装置2から発生させたオゾンを前記室内に導入する導入パイプ3と、前記VOCを除去する室内に設置されたオゾン除去装置4と、室内のオゾン濃度を検知するセンサ5等を有して構成される。
まず、本発明におけるホームデトックスシステム1は、室内に例えば貼付されて形成された内装材より発生するVOCを除去すべく、その建物の室外に設置されたオゾン発生装置2と、該設置されたオゾン発生装置2から発生させたオゾンを前記室内に導入する導入パイプ3と、前記VOCを除去する室内に設置されたオゾン除去装置4と、室内のオゾン濃度を検知するセンサ5等を有して構成される。
前記オゾン発生装置2には、導入パイプ3が連結されており、該導入パイプ3を介して、前記オゾン発生装置2より発生させたオゾンを室内へと導入させる。
該導入パイプ3については何ら限定されるものではないが、中空パイプ状をなし、かつ自由自在に屈曲出来るフレキシブルなものが好ましい。
そして、前記導入パイプ3先端部側にはノズル部6が形成され、該ノズル部6からオゾンが室内へ送出される構造となっている。
該導入パイプ3については何ら限定されるものではないが、中空パイプ状をなし、かつ自由自在に屈曲出来るフレキシブルなものが好ましい。
そして、前記導入パイプ3先端部側にはノズル部6が形成され、該ノズル部6からオゾンが室内へ送出される構造となっている。
また、前記オゾン発生装置2には遠隔操作盤7が接続されており、該オゾン発生装置2の起動及び停止も含め、室外より遠隔操作できる構成とされている。そして、前記遠隔操作盤7の操作によりオゾンの発生量を制御、調整可能な構造としてある。
本発明の実施例としては、後述のセンサ5により室内の廃オゾン濃度(反応後のオゾン濃度)及び残留オゾン濃度(反応前のオゾン濃度)を測定し、モニタ8に残留もしくは廃オゾン濃度を表示させる。
そして、それらの測定値に応じて操作者が前記遠隔操作盤7により前記オゾン発生装置2からのオゾン発生量を管理、調整できるものとなっている。
具体的には室内のオゾン濃度が最大0.1ppmになるよう、すなわち適正オゾン濃度となるよう管理するものとし、もって、VOC除去作業技術およびその後のオゾン消失作業技術の画一化、均一化を可能なものとしてある。
そして、それらの測定値に応じて操作者が前記遠隔操作盤7により前記オゾン発生装置2からのオゾン発生量を管理、調整できるものとなっている。
具体的には室内のオゾン濃度が最大0.1ppmになるよう、すなわち適正オゾン濃度となるよう管理するものとし、もって、VOC除去作業技術およびその後のオゾン消失作業技術の画一化、均一化を可能なものとしてある。
ここで、前記遠隔操作盤7を操作することによってオゾンの発生量を制御、調整可能なものとしてあるが、例えば図1に示すように、前記導入パイプ3の基部側に加圧調整器20を設け、かつ開閉弁及びヘッダー21を設けて、複数に分岐すると共に、それぞれに分岐した導入パイプ3に対する送出量がそれぞれ調整出来、各室内に安定した送出量が供給できるよう構成されている。
なお、前記オゾン発生装置2の設置場所については何ら限定されるものではなく、図1の実施例に示すように室外に設置しても構わないし、あるいは図3の室内に設置して実施しても構わないものとする。
しかし、室内に設置する場合においても、室内には無人の状態で作業を行うため、該オゾン発生装置2を前記遠隔操作盤7により遠隔操作可能なように構成しておくものとする。また、前記オゾン発生装置2の設置台数も何ら限定されるものではなく、状況に応じて複数台の設置を考えても構わない。
しかし、室内に設置する場合においても、室内には無人の状態で作業を行うため、該オゾン発生装置2を前記遠隔操作盤7により遠隔操作可能なように構成しておくものとする。また、前記オゾン発生装置2の設置台数も何ら限定されるものではなく、状況に応じて複数台の設置を考えても構わない。
次に、前記オゾン除去装置4についても前記遠隔操作盤7が接続され、オゾン除去装置4の起動及び停止、さらには除去作業の操作が遠隔操作できる構成となっている。
そして、該遠隔操作盤7の操作を行うことにより、前記室内のオゾン濃度を最大0.1ppmの規定値になるまで除去作業が安定的に行われる。
そして、該遠隔操作盤7の操作を行うことにより、前記室内のオゾン濃度を最大0.1ppmの規定値になるまで除去作業が安定的に行われる。
前述のごとく、後述のセンサ5により室内の残留オゾン濃度もしくは廃オゾン濃度が測定され、モニタ8に前記残留オゾン濃度もしくは廃オゾン濃度が表示される。そして、その測定値に応じて操作者が前記遠隔操作盤7を操作して前記オゾン除去装置4を作動させるのである。
しかして、具体的には室内のオゾン濃度が最大0.1ppmになるよう、すなわち適正オゾン濃度となるよう作動させるものとなる。
しかして、具体的には室内のオゾン濃度が最大0.1ppmになるよう、すなわち適正オゾン濃度となるよう作動させるものとなる。
ここで、該オゾン除去装置4の構成については何ら限定されることはないが、該オゾン除去装置4の構成の一具体例につき説明する。
図2から理解されるように、オゾン除去装置4は、ケース内にオゾン吸着部を形成し、室内から導入したオゾンをこのオゾン吸着部で吸着して処理するものとしている。しかして、この吸着部材としては、一般的な「活性炭」を用いて構成して構わない。
図2から理解されるように、オゾン除去装置4は、ケース内にオゾン吸着部を形成し、室内から導入したオゾンをこのオゾン吸着部で吸着して処理するものとしている。しかして、この吸着部材としては、一般的な「活性炭」を用いて構成して構わない。
「活性炭」は安価であり、またオゾンの強力な吸着性が発揮できる。ここで、「活性炭」とは特定の物質を選択的に分離、除去、精製するなどの目的で吸着効率を高めるために化学的または物理的な処理(活性化、賦活)を施した多孔質の炭素を主な成分とする物質であり、吸着性の強い炭であって、木材、褐炭、泥炭などを活性化剤で処理して乾溜したり、木炭を水蒸気で活性化処理して製造され、脱臭や排水の脱色などに利用されている。
これらは全て、活性炭吸着法と呼ばれる特性を利用したもので、活性炭は普通20-40Å(オングストローム)の多孔質で、その表面積は900-1,300m2/gもあり、脱色、吸湿、脱臭性が高い。この性質を利用して気体の臭気物質を活性炭に吸着させて脱臭したり、液体の色素成分やCOD等を除去する方法が活性炭吸着法と呼ばれる。
なお、吸着法は臭気物質を吸着能力の高い材料に吸着させる方法で、活性炭を主体とする物理的吸着法と、イオン交換樹脂等の化学吸着法との2つがある。
なお、吸着法は臭気物質を吸着能力の高い材料に吸着させる方法で、活性炭を主体とする物理的吸着法と、イオン交換樹脂等の化学吸着法との2つがある。
図において符号5はセンサを示す。該センサ5は、各室内のオゾン濃度を検知するため、各室内にそれぞれ設置されている。また、該センサ5によって検知された各室内のオゾン濃度はモニタ8によって室毎に分けて表示される様構成されている。
次に、図2において、符号11は換気ユニットを示す。図2に示す実施例は部屋の内部にオゾン発生器2とオゾン除去装置4とを設置した場合につき説明してあるが、換気ユニット11によって外部からオゾンを導入するタイプのものとしても構わないし、室内にオゾン発生器2を設置すると共に、外部からオゾンを導入するものとしても構わない。
図2から理解されるように、部屋の室内壁に、例えば2個の一方側ファン10及び他方側ファン12が設けられた換気ユニット11が設置される。
そして、該換気ユニット11の一方側ファン10よりオゾンを導入し、他方側ファン12により、VOC除去作業後における室内の残留オゾンもしくは廃オゾン、あるいは二酸化炭素、水などの処理物を室外へと送出できる様構成される。
そして、該換気ユニット11の一方側ファン10よりオゾンを導入し、他方側ファン12により、VOC除去作業後における室内の残留オゾンもしくは廃オゾン、あるいは二酸化炭素、水などの処理物を室外へと送出できる様構成される。
なお、前記換気ユニット11の一方側ファン10に前記導入パイプ3が貫通可能な形状のオゾン導入用貫通孔のみを形成し、室内にオゾンを導入するタイプとしても構わないものとする。
さらに前記換気ユニット11下端部には、図3に示すように前記センサ5のコードが貫通可能な形状のセンサコード用貫通孔14が形成され、該センサコード用貫通孔14を嵌挿させて室内のセンサ5を室外のモニタ8へ接続している。
同様に、前記オゾン除去装置4が遠隔操作盤7により制御調節可能にすべくオゾン除去装置コード用貫通孔15も設けられる。
同様に、前記オゾン除去装置4が遠隔操作盤7により制御調節可能にすべくオゾン除去装置コード用貫通孔15も設けられる。
ここで、前記換気ユニット11は窓などの開口部に取り付ける、いわゆるアタッチメントパネルとして形成してもよく、この場合は取り付け自在なものとして構成される。この際、前記換気ユニット11の取り付け箇所、取り付け数は何ら限定されるものではない。
しかして、前記換気ユニット11を介して、室外のオゾン発生装置2より発生させたオゾンを室内へ導入できる構成にもなしえ、作業後の室内の残留オゾンもしくは廃オゾンを室外へと送出できる構成にもなしうる。
そして、前記換気ユニット11にも前記遠隔操作盤7が接続されており、該遠隔操作盤7の操作により前記一方側ファン10及び他方側ファン12の回転スピードあるいはオン、オフが行える。
以上において次に本発明による使用状態につき説明する。
(1) 室内のVOC低減作業の場合
まず、室内のVOC成分濃度の調査及び測定を行う(ステップ100)。
具体的には室内のVOC、特にホルムアルデヒド、トルエン、キシレンの成分濃度を測定する。
ここで、測定には検知管として、いわゆるサンプリングポンプを使用し主要VOCを測定する。また、臭気判定士による臭気強度測定も行われる。
(1) 室内のVOC低減作業の場合
まず、室内のVOC成分濃度の調査及び測定を行う(ステップ100)。
具体的には室内のVOC、特にホルムアルデヒド、トルエン、キシレンの成分濃度を測定する。
ここで、測定には検知管として、いわゆるサンプリングポンプを使用し主要VOCを測定する。また、臭気判定士による臭気強度測定も行われる。
次に、VOC吸着シート9の施工を行う(ステップ101)。
すなわち、VOC吸着シート9を室内所定箇所に取り付ける。該VOC吸着シート9は粒状活性炭16とミズカナイト17(アルミノケイ酸亜鉛系鉱物)とからなる吸着剤18を不織布19でサンドイッチ繊維状PETを用いて熱圧によりシート状に加工したものである。
シート状に加工することにより空気中の微量の化学物質を効果的に吸着除去可能なものとされる(図4参照)。
すなわち、VOC吸着シート9を室内所定箇所に取り付ける。該VOC吸着シート9は粒状活性炭16とミズカナイト17(アルミノケイ酸亜鉛系鉱物)とからなる吸着剤18を不織布19でサンドイッチ繊維状PETを用いて熱圧によりシート状に加工したものである。
シート状に加工することにより空気中の微量の化学物質を効果的に吸着除去可能なものとされる(図4参照)。
ここで、前記吸着剤18の構成における粒状活性炭16により、アルコール、ケトン、エステル、芳香族などのVOC等の吸着が行われ、また同時に、同構成に係るミズカナイト17によりアンモニア、ホルムアルデヒド、酸性ガス等の吸着が行われる。
図4において符号13は前記粒状活性炭16及びミズカナイト17により吸着される上述のアルコール、ケトン、エステル、芳香族などのVOC等、またはアンモニア、ホルムアルデヒド、酸性ガス等の吸着物質を表す。
図4において符号13は前記粒状活性炭16及びミズカナイト17により吸着される上述のアルコール、ケトン、エステル、芳香族などのVOC等、またはアンモニア、ホルムアルデヒド、酸性ガス等の吸着物質を表す。
また、該活性炭16とミズカナイト17は化学処理を施されていない安定した物質あり、熱溶融成型を行っているため、接着剤を使用せず有害ガスが出ずに済む。
さらに通気性のあるシート状にすることにより送風による迅速な化学物質の吸着除去を可能とする(図4参照)。
またハサミ等で容易に裁断が可能であり、大空間の室内のみならず家具類の引き出し内まで簡便に設置ができるものとする。
しかして、前記VOC吸着シート9を室内所定箇所に貼り付け、あるいはぶら下げて設置することで、ある程度のVOCは室内から取り除くことができる。
そして一定時間経過後は前記VOC吸着シート9を除去する。
またハサミ等で容易に裁断が可能であり、大空間の室内のみならず家具類の引き出し内まで簡便に設置ができるものとする。
しかして、前記VOC吸着シート9を室内所定箇所に貼り付け、あるいはぶら下げて設置することで、ある程度のVOCは室内から取り除くことができる。
そして一定時間経過後は前記VOC吸着シート9を除去する。
次に、オゾン薫蒸を行う(ステップ102)。
まず、前記オゾン発生機2、オゾン除去装置4、換気ユニット11の設置を行う。
通常、オゾン発生機2は室外に設置される。例えば運搬車両の荷台等に設置されている。また、オゾン除去装置4は室内に設置される。
まず、前記オゾン発生機2、オゾン除去装置4、換気ユニット11の設置を行う。
通常、オゾン発生機2は室外に設置される。例えば運搬車両の荷台等に設置されている。また、オゾン除去装置4は室内に設置される。
しかして、室内を密閉し前記オゾン発生機2により、例えば90分間室内にオゾンを発生させる。
その後、換気ユニット11により30分間換気を行い。併せて前記オゾン除去装置4の設置により残留オゾンもしくは廃オゾンを除去する。
その後、換気ユニット11により30分間換気を行い。併せて前記オゾン除去装置4の設置により残留オゾンもしくは廃オゾンを除去する。
上記の作業を1クール(120分)として室内のVOC成分濃度(主にホルムアルデヒド、トルエン)及び臭気強度に応じて最大12クールまで行える。
そして、作業後の室内のVOC成分濃度の測定値が、図6に示す各指針値あるいは濃度換算値(図6参照)以下になったことを確認して、作業完了とする。
そして、作業後の室内のVOC成分濃度の測定値が、図6に示す各指針値あるいは濃度換算値(図6参照)以下になったことを確認して、作業完了とする。
ここで、図5の表−1には薫蒸回数nと室内のVOC成分濃度の値との相対的関係を表している。
また、図5の表−2にはオゾン薫蒸対策の必要性と室内のVOC成分の臭気強度Σ値との相対的関係を表している。
また、図5の表−2にはオゾン薫蒸対策の必要性と室内のVOC成分の臭気強度Σ値との相対的関係を表している。
ついで、VOC除去作業後の調査及び測定を行う(ステップ103)。
すなわち、除去作業後の室内のVOCの成分濃度測定を行い、臭気判定士による臭気強度測定を行う。
すなわち、除去作業後の室内のVOCの成分濃度測定を行い、臭気判定士による臭気強度測定を行う。
つぎに、第三者機関による判定が行われる(ステップ104)。この第三者判定により検査証明書の発行などが行われる。
また、VOCデータシートの作成が行われれる(ステップ105)。すなわち、データシートに第三者機関の証明書の添付を行い。また臭気マップの作成も行われる。
最後に、報告書の提出がなされる(ステップ106)。上記のデータシート及び臭気マップの提出が行われる。
(2) 家具類のVOC低減作業
上記、室内のVOC低減作業の場合とほぼ同様の作業となる。図7に示したフローチャートを基に説明する。
上記、室内のVOC低減作業の場合とほぼ同様の作業となる。図7に示したフローチャートを基に説明する。
まず、家具類のVOC成分濃度の調査及び測定を行う(ステップ100)。
具体的には家具類のVOC、特にホルムアルデヒド、トルエン、キシレンの成分濃度を測定する。
ここで測定には検知管によるサンプリングポンプを使用し主要VOCを測定する。また、臭気判定士による臭気強度測定も行われる。
具体的には家具類のVOC、特にホルムアルデヒド、トルエン、キシレンの成分濃度を測定する。
ここで測定には検知管によるサンプリングポンプを使用し主要VOCを測定する。また、臭気判定士による臭気強度測定も行われる。
次に、VOC吸着シート9の施工が行われる(ステップ101)。
前記VOC吸着シート9を事前に裁断し、家具類の引き出し等に取り付ける。
しかして、前記VOC吸着シート9を設置することで、ある程度のVOCは室内から取り除くことができる。
そして一定時間経過後は前記VOC吸着シート9を除去する。
前記VOC吸着シート9を事前に裁断し、家具類の引き出し等に取り付ける。
しかして、前記VOC吸着シート9を設置することで、ある程度のVOCは室内から取り除くことができる。
そして一定時間経過後は前記VOC吸着シート9を除去する。
次に、オゾン薫蒸を行う(ステップ102)。
まず、前記オゾン発生機2、オゾン除去装置4、換気ユニット11の設置を行うこと前記と同様である。
まず、前記オゾン発生機2、オゾン除去装置4、換気ユニット11の設置を行うこと前記と同様である。
その後、室内を密閉し前記オゾン発生機2により、90分間室内にオゾンを発生させる。ついで、換気ユニット11により30分間換気を行い。併せて前記オゾン吸着装置4の設置により残留オゾンもしくは廃オゾンを除去する。
上記の作業を1クール(120分)として室内のVOC成分濃度(主にホルムアルデヒド、トルエン)及び臭気強度に応じて最大12クールまで行う。
そして、作業後の室内のVOC成分濃度の測定値が指針値あるいは濃度換算値(図6参照)以下になったことを確認して、作業完了とする。
そして、作業後の室内のVOC成分濃度の測定値が指針値あるいは濃度換算値(図6参照)以下になったことを確認して、作業完了とする。
ここで、図5表−1には薫蒸回数nと室内のVOC成分濃度規制値の相対的関係を表している。
また、図5表−2にはオゾン薫蒸対策の必要性と室内のVOC成分の臭気強度Σ値との相対的関係を表している。
また、図5表−2にはオゾン薫蒸対策の必要性と室内のVOC成分の臭気強度Σ値との相対的関係を表している。
その後、除去作業の施工後の調査及び測定を行う(ステップ103)。
除去作業後の室内のVOCの成分濃度測定を行い、臭気判定士による臭気強度測定を行う。
除去作業後の室内のVOCの成分濃度測定を行い、臭気判定士による臭気強度測定を行う。
さらに、第三者機関による判定を行う(ステップ104)。第三者機関は検査証明書の発行を行う。
VOCデータシートが作成される(ステップ105)。
データシートに第三者機関の証明書の添付を行い。また臭気マップの作成も行う。
データシートに第三者機関の証明書の添付を行い。また臭気マップの作成も行う。
報告書が提出される(ステップ106)。上記データシート及び臭気マップの提出が行われる。
1 ホ−ムデトックスシステム
2 オゾン発生装置
3 導入パイプ
4 オゾン除去装置
5 センサ
6 ノズル部
7 遠隔操作盤
8 モニタ
9 VOC吸着シート
10 一方側ファン
11 換気ユニット
12 他方側ファン
13 吸着物質
14 センサコード用貫通孔
15 オゾン除去装置コード用貫通孔
16 粒状活性炭
17 ミズカナイト
18 吸着剤
19 不織布
20 加圧調整器
21 ヘッダー
2 オゾン発生装置
3 導入パイプ
4 オゾン除去装置
5 センサ
6 ノズル部
7 遠隔操作盤
8 モニタ
9 VOC吸着シート
10 一方側ファン
11 換気ユニット
12 他方側ファン
13 吸着物質
14 センサコード用貫通孔
15 オゾン除去装置コード用貫通孔
16 粒状活性炭
17 ミズカナイト
18 吸着剤
19 不織布
20 加圧調整器
21 ヘッダー
Claims (1)
- 室内内装材より発生するVOCを除去すべく室外に設置されたオゾン発生装置と、該室外に設置されたオゾン発生装置からのオゾンを前記室内に導入する導入パイプと、室内に設置されたオゾン除去装置と、室内のオゾン濃度を検知するセンサと、
を備え、
前記オゾン発生装置により発生させたオゾンを室内に導入し、前記VOCの除去作業を行うと共に、該除去作業後には室内のオゾン濃度を検知しつつ、前記オゾン除去装置によりオゾン除去作業を行う、
ことを特徴とするオゾン発生装置を用いた室内VOC除去システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007262105A JP2009089827A (ja) | 2007-10-05 | 2007-10-05 | ホームデトックスシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007262105A JP2009089827A (ja) | 2007-10-05 | 2007-10-05 | ホームデトックスシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009089827A true JP2009089827A (ja) | 2009-04-30 |
Family
ID=40662423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007262105A Pending JP2009089827A (ja) | 2007-10-05 | 2007-10-05 | ホームデトックスシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009089827A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014004113A (ja) * | 2012-06-22 | 2014-01-16 | Ihi Shibaura Machinery Corp | 脱臭除菌装置 |
WO2018105402A1 (ja) * | 2016-12-05 | 2018-06-14 | ウシオ電機株式会社 | オゾン発生装置 |
-
2007
- 2007-10-05 JP JP2007262105A patent/JP2009089827A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014004113A (ja) * | 2012-06-22 | 2014-01-16 | Ihi Shibaura Machinery Corp | 脱臭除菌装置 |
WO2018105402A1 (ja) * | 2016-12-05 | 2018-06-14 | ウシオ電機株式会社 | オゾン発生装置 |
JP2018090452A (ja) * | 2016-12-05 | 2018-06-14 | ウシオ電機株式会社 | オゾン発生装置 |
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