JP2009089470A - 回転電機 - Google Patents

回転電機 Download PDF

Info

Publication number
JP2009089470A
JP2009089470A JP2007252988A JP2007252988A JP2009089470A JP 2009089470 A JP2009089470 A JP 2009089470A JP 2007252988 A JP2007252988 A JP 2007252988A JP 2007252988 A JP2007252988 A JP 2007252988A JP 2009089470 A JP2009089470 A JP 2009089470A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
stator
core
electrical machine
wall surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007252988A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Iwai
康 岩井
Kengo Iwashige
健五 岩重
Motonobu Iizuka
元信 飯塚
Tetsuro Fujigaki
哲朗 藤垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2007252988A priority Critical patent/JP2009089470A/ja
Publication of JP2009089470A publication Critical patent/JP2009089470A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

【課題】
冷却に寄与する冷媒の通風量を多くして冷却性能の向上が図れる回転電機を得ること。
【解決手段】
固定子6と、回転子2と、これらを収納する固定子枠10とから概略構成され、回転子鉄心7の磁極頭部の周方向間に位置し、かつ、軸方向に伸延する磁極間通風路5を有している回転電機において、磁極間通風路5を形成する側壁面が、回転子2の回転方向に対して前方に位置する側壁面の径方向外径側及び後方に位置する側壁面の径方向外側が、回転子2の回転方向へ傾斜している。
【選択図】図1

Description

本発明は回転電機に係り、特に、磁極間に冷却用通風路が形成されている突極形の回転子を備えているものに好適な回転電機に関する。
一般に、回転電機は、回転子と、この回転子に所定間隙を持って対向配置された固定子と、回転子と固定子とを収納する固定子枠とから概略構成されている。具体的には、回転子は回転軸と、この回転軸に嵌合された回転子鉄心と、回転子鉄心の径方向端部側で、かつ、周方向に所定間隔をもって形成された複数の磁極頭部に導体が所定数巻回された回転子巻線とから構成され、一方、固定子は固定子鉄心と、この固定子鉄心に導体が所定数巻回された固定子巻線とから構成されている。
ところで回転子が回転する際には、次の三つの要因によって回転電機内に熱が発生する。一つ目は上述した磁極を有する突極形回転子が回転することにより、回転子内外の磁場が時間的に変化し、この磁場の変化を打ち消す方向に、回転子鉄心内を渦電流が流れることによって発生するジュール熱である。二つ目は回転子巻線や固定子巻線を電流が流れることで導体の抵抗によって発生するジュール熱である。三つ目は回転子が回転する際に、回転子と、回転子と固定子の間隙内に存在する空気との摩擦で発生する摩擦熱である。
以上三つの要因によって、回転子が回転する際には回転電機の内部は高温になるが、回転子巻線や固定子巻線を被う絶縁膜を始めとした回転電機の構成部品の許容温度を超える温度に達してしまうと、例えば絶縁膜が焼損してしまう恐れがある。絶縁膜が焼損に至ると巻線が短絡してしまうなど、回転電機の本来の性能を維持することが困難となる恐れがある。従って、回転電機はその性能を維持するために、冷却性能を保持する必要がある。
尚、突極形回転電機の冷却に関しては、例えば以下の文献に開示されているものがある。
特開平7−115742号公報 特開平7−322537号公報
上記冷却性能を保持するために、従来の突極形回転子では、回転子鉄心の磁極頭部の周方向間で、かつ、軸方向に伸延する通風路を形成し、この通風路内に冷媒を導入して回転子及び固定子に導くことで回転電機を冷却していた。
しかしながら、この構成では、通風路内に軸方向両端から導入された冷媒が、回転電機の軸方向端部側で回転子及び固定子の径方向外側に排出されてしまい、冷却に寄与するための全体の通風量が減少し、冷却性能が低下してしまうという問題がある。特に、回転時に最も高温となる回転電機の軸方向中央部側に導かれる冷媒通風量が減少すると、この部分を充分に冷却できなくなり、回転電機の冷却性能の向上が図れないという問題が存在していた。
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その第1の目的は、冷却に寄与する冷媒の通風量を多くして冷却性能の向上が図れる回転電機、又、第2の目的は、回転時に最も高温となる回転子の軸方向中央部の冷却性能を向上させることのできる回転電機を提供することにある。
上記第1の目的を達成するために、本発明の回転電機は、回転子鉄心の径が20〜200cmであって、回転子鉄心の磁極頭部の周方向間に位置し、
かつ、軸方向に伸延する磁極間通風路を形成する側壁面は、
前記回転子の回転方向に対して後方に位置する側壁面の径方向外側が、
前記回転子の回転方向へ傾斜していることを特徴とする。
上記第2の目的を達成するために、本発明の回転電機は、
回転子鉄心の磁極頭部の周方向間に位置し、
かつ、軸方向に伸延する磁極間通風路が、
回転子の軸方向中央部側の領域において、
前記回転子の回転方向に対して後方に位置する側壁面の径方向外側で、
前記回転子の回転方向へ傾斜していることを特徴とする。
本発明によれば、冷却に寄与する冷媒の通風量を多くして冷却性能の向上を図ることができる。
また、本発明によれば回転時に最も高温となる回転子の軸方向中央部の冷却性能を向上させることができるようになる。
以下、本発明の目的を達成するための実施例について説明する。
以下、本発明の回転電機の第1の実施の形態である突極形回転電機について図1及び図2を用いて詳細に説明する。始めに、本発明では、回転子鉄心の径が20〜200cmの回転電機を対象とする。これは、回転子鉄心の径に関して、径の上限は、回転による遠心力が材料強度を超えないように制限され、径の下限は、回転子が許容温度以下となるのに必要な伝熱面積が得られる径の大きさにより制限されることから求まり、タービン発電機や風力発電機といった大出力の回転電機においては概ね、上限が200cm、下限が20cm程度となるためである。
実施例1の突極形回転電機は、図1及び図2に示す如く、回転子2と、この回転子2と所定の間隙22を隔てて対向配置された固定子6と、回転子2と固定子6を収納する固定子枠10とから概略構成されている。
回転子2は、回転軸1と、この回転軸1に嵌合された回転子鉄心3と、この回転子鉄心3の径方向端部側でかつ、周方向に所定間隔をもって形成された複数の磁極頭部のそれぞれに巻回された回転子巻線4と、さらに回転子鉄心3の磁極頭部間に形成され、軸方向に伸延する、冷媒が流れる磁極間通風路5とから構成されている。
一方固定子6は、固定子鉄心7と、この固定子鉄心7の内径側に形成され、軸方向に伸延する巻線溝内に装着され、軸方向端部8A,8Bが軸方向に突出している固定子巻線8と、固定子鉄心7の軸方向に所定間隔をもち、かつ径方向に貫通して形成され、径方向に冷媒を通す複数の径方向冷媒流路9とから構成されている。これら回転子2と固定子6が固定子枠10内に収納されている。固定子枠10の上側には、機内を冷却した冷媒と熱交換する熱交換器11が設置され、この熱交換器11と固定子枠10との間は開口しており、冷媒が通過できるようになっている。熱交換器11は図2に示す如く、軸方向端部側熱交換器11A,11B、及びこの両者間に位置する軸方向中央部側熱交換器11Cからなり、軸方向端部側熱交換器11Aと軸方向中央部側熱交換器11Cは隔壁14A,軸方向端部側熱交換器11Bと軸方向中央部側熱交換器11Cは隔壁14Bでそれぞれ仕切られている。更に熱交換器11の内部には、軸方向に延びる複数のパイプが張り巡らされており、このパイプ内を外部のファンから送り出された外気が通過するようになっている。
固定子枠10内で、かつ、回転子鉄心3の軸方向外側の回転軸1上には、ファン12A,12Bが設置されている。このファン12A,12Bの外径側には、空隙を隔てて、ファンガイド13A,13Bが固定子巻線8の軸方向端部側8A,8Bを囲むように設置されており、このファンガイド13A,13Bは、その一端が固定子枠10に接続されている。
そして、実施例1では、図3に示す如く、磁極間通風路5の側壁面の回転子巻線4より外径側の部分、即ち回転方向21に対する後方側(以後、磁極間通風路5の側壁面の回転方向に対する後方側とする)5A′及び回転方向に対する前方側(以後、磁極間通風路5の側壁面の回転方向に対する前方側とする)5B′を、回転子2の回転方向21へ所定角度に傾斜させている。より具体的には、磁極間通風路5の側壁面の回転子巻線4より外径側の部分、即ち磁極間通風路5の側壁面の回転方向に対する後方側5A′及び回転方向に対する前方側5B′の双方を、回転子2の中心点20と、この中心点20に最も近い磁極間通風路5の壁面上(底面)の点5Cとを通る線23に対して、回転方向21へと傾斜させた形状としている。その時の線23に対する磁極間通風路5の側壁面の回転方向に対する後方側5A′の側壁面の傾き24Aと回転方向に対する前方側5B′の側壁面の傾き24Bは同一である。又、磁極間通風路5の外径側の幅寸法26′と内径側の幅寸法26″は等しくなるように形成されている。
次に、上述した実施例1の構成における冷媒の流れについて説明する。図2に示す如く、ファン12A,12Bにより機内に送り込まれた冷媒は、点線矢印にて示すように、固定子巻線端部8A,8Bを通過し、熱交換器中央部11Cへと至る流れと、回転子鉄心3に形成されている磁極間通風路5へと入り、隙間22を経由して固定子鉄心7に形成されている径方向冷媒流路9を通過し、熱交換器中央部11Cへと至る2つの流路を流れる。
この際に、ファン12A,12Bにより磁極間通風路5に入った冷媒は、図3に示す如く、回転方向21へ傾斜している磁極間通風路5の側壁面の回転方向に対する後方側5A′に衝突し、磁極間通風路5に径方向冷媒流れ27が生じる。この径方向冷媒流れ27は、磁極間通風路5の壁面に沿って流れており、磁極間通風路5の側壁面の回転方向に対する後方側5A′では壁面5Aに沿って内径側に向かい、回転方向に対する前方側では壁面5Bに沿って外径側に向かって流れ、その後、図2に示すように、磁極間通風路5から回転子外周の隙間22を通り固定子6の径方向冷媒流路9へと流れることになる。固定子6の径方向冷媒流路9を通過した冷媒と固定子巻線端部8A,8Bを通過した冷媒は、図2に示す如く、熱交換器中央部側11Cへと入る。熱交換器中央部側11Cに入った冷媒は、熱交換器中央部側11C内で、内部を外気が通過するパイプと接触することによって冷却される。熱交換器中央部側11Cで冷却された冷媒は、熱交換器11の上部に設けられた空間15において左右へと分かれ、それぞれ熱交換器端部側11A,11Bへ入り、ここを通過する。熱交換器中央部側11Cで冷却された冷媒は、熱交換器端部側11A,11Bを通過する際に、その内部を外気が通過するパイプと接触することによって再び冷却される。以上により、回転子2及び固定子6から冷媒が奪った熱を回転電機の外部へ放出できる。
熱交換器端部側11A,11Bで再び冷却された冷媒は固定子枠10とファンガイド13A,13Bの間を通過し、再度ファン12A,12Bから送り出される。この冷媒の循環を繰り返すことにより、回転子2及び固定子6等を連続的に冷却し続けることができ、回転電機の構成部品の温度をその許容範囲内に保つことができる。
上記で述べたように磁極間通風路5を構成することにより、磁極間通風路5の流量を増加させることができる。その理由を以下に述べる。
磁極間通風路5の側壁面の回転方向に対する後方側5A′に衝突した冷媒は、磁極間通風路5の内径側へ向かう力を受ける。その結果、磁極間通風路5の側壁面の回転方向に対する後方側5A′の冷媒は、運動エネルギーが圧力に変換され、内径方向への静圧が上昇することになる。一方、磁極間通風路5の側壁面の回転方向に対する前方側5B′の側壁面も同様に傾斜しているので、磁極間通風路5内の径方向流れ27が前方側5B′の側壁面に衝突すると生じる圧損から免れている。
また、磁極間通風路5の外径側の幅寸法26′と内径側の幅寸法26″を等しくし、磁極間通風路5の側壁面の回転方向に対する後方側5A′の傾き24Aと前方側5B′の傾き24Bも同じにしているので、磁極間通風路5の径方向冷媒流れの拡大縮小による圧損の増加が抑えられ、冷媒流量の減少が回避されている。
このように、磁極間通風路5を本実施例のように構成することにより、磁極間通風路5の径方向冷媒流れ27の駆動圧が増大すると共に、圧損が抑えられるので、磁極間通風路5の径方向冷媒流れ27や磁極間通風路5から隙間22を通り、固定子6の径方向冷媒流路9へと向かう流れの冷媒流量が増える。その結果、冷却に寄与する全体の通風量が増大し、回転子2及び固定子6の冷却性能が向上する。特に、磁極間通風路5の径方向流れ27の冷媒流量が増えて流速が上がることにより、磁極間通風路5の壁面における伝熱が促進されるので、効率的に冷却が行われ、冷却に寄与する冷媒の通風量を多くして冷却性能の向上を図ることができる。また、回転電機の軸方向中央部側においても上述のように冷媒流量の増大が図れるので、軸方向中央部側の冷却も強化でき、回転時に最も高温となる回転子の軸方向中央部の冷却性能を向上させることができる。
次に、図4を用いて本発明の実施例2を説明する。
実施例1では、磁極間通風路5の壁面5A及び5Bの傾斜している外径側と傾斜していない内径側の境界部が角張っていたが、実施例2では磁極間通風路5の壁面5A及び5Bの傾斜している外径側と傾斜していない内径側の境界部が滑らかな曲線になるように壁面5A及び5Bを形成している。
本実施例のように、壁面5A及び5Bを角張らない滑らかな曲線で形成したことにより、磁極間通風路内の径方向冷媒流れ27の乱れが少なくなり、流路抵抗の減少に応じて流量が増加し、冷却性能の更なる向上を図ることができる。
図5乃至図7に本発明の実施例3を示す。該図に示す実施例3は、実施例1で説明した回転子の軸方向の構成を工夫したものである。即ち、実施例3では、回転子鉄心3に形成されている磁極間通風路5の断面形状を、軸方向中央部側の領域31と軸方向端部側の領域32で、異なる形状としている。具体的には、軸方向中央部側の領域31では、磁極間通風路の断面形状は実施例1と同じ形状にし、軸方向端部側の領域32では、磁極間通風路5の側壁面の回転方向に対する後方側45A′の回転方向への傾斜角44Aを、軸方向中央部側の領域31における同様の部位35A′の傾斜角34A′よりも小さいか、または、傾斜角34Aとは回転方向21に対して逆向きに傾いている形状となるように磁極間通風路5を形成している。また、磁極間通風路5の側壁面の回転方向に対する前方側35B′,45B′については、軸方向端部側の領域32における傾斜角44Bが、軸方向中央部側の領域31における傾斜角34Bと等しくなるように磁極間通風路5を形成している。
上記のように磁極間通風路5を形成すると、軸方向端部側の領域32では、軸方向中央部側の領域31と比較して、回転時において、磁極間通風路5の側壁面の回転方向に対する後方側の外径側壁面に衝突して径方向内径側へ向かう力が弱く、径方向内径向きに流れの向きを変える冷媒流量が少なくなる。そのため、磁極間通風路5の側壁面の回転方向に対する後方側45A′の壁面における静圧の増加が弱まって、図8に示す如く、軸方向端部側の領域32における磁極間通風路5の径方向冷媒流れ47の駆動圧62が下がり、軸方向中央部側の領域31における磁極間通風路5の径方向冷媒流れ37の駆動圧61より低くなる。その結果、軸方向端部側の領域32では、軸方向中央部側の領域31と比較して径方向の冷媒流れ47が少なくなり、回転電機内における全体の冷媒流量は減少することとなる。
図9に、図2に示したファン12A,12Bの特性曲線と上述した実施例1及び実施例3の回転電機内冷媒流れ15の抵抗曲線との関係を示す。図9は、横軸に風量、縦軸に圧力をとり、ファン12A,12Bの特性曲線を符号52、実施例1の回転電機内冷媒流れ15の抵抗曲線を符号53、実施例3の回転電機内冷媒流れ15の抵抗曲線を符号63でそれぞれ示している。
上述した如く、実施例3では回転電機内における全体の冷媒流量が減少することから、ファン12A,12Bの圧力(駆動圧)が、ファン12A,12Bの特性曲線52と実施例1の回転電機内冷媒流れ15の抵抗曲線53との交点54からファン12A,12Bの特性曲線52と実施例3の回転電機内冷媒流れ15の抵抗曲線63との交点64に移ることになり、このことは実施例3におけるファン12A,12Bの圧力(駆動圧)が実施例1より上昇することを意味する。よって、軸方向中央部側の領域31では、軸方向中央部側の領域31における磁極間通風路5の径方向冷媒流れ37の駆動圧61は変わらないため、ファンの圧力(駆動圧)の上昇に伴って径方向冷媒流れ37の流量が増える。つまり、図10に示す如く、実施例3における軸方向中央部側の領域31における磁極間通風路5の径方向冷媒流れ37の流量65は、実施例1における径方向冷媒流れ27の流量55よりも多くなる。一方、軸方向端部側の領域32では、回転電機内における全体の冷媒流量が減少するのに対して軸方向中央部側の領域31における磁極間通風路5の径方向冷媒流れ37の流量65が増加するため、磁極間通風路5の径方向冷媒流れ47の流量96は、実施例1における径方向冷媒流れ27の流量55よりも少なくなる。従って、軸方向中央部側の領域31では冷媒流量が増加することに伴って冷却性能が向上し、逆に軸方向端部側の領域32では冷媒流量が減少するため冷却性能が低下する。
このような状況下における回転子巻線4又は固定子巻線8の軸方向における温度分布特性を図11に示す。該図の如く、実施例1の回転子巻線4又は固定子巻線8の軸方向温度分布57は、軸方向中央部側の領域31で最高温度となり、軸方向端部側の領域32に向かうに従い温度上昇は低くなっている。これに対して実施例3の、回転子巻線4又は固定子巻線8の軸方向温度分布67は、軸方向中央部側の領域31では実施例1の回転子巻線4又は固定子巻線8の軸方向温度分布57より低減され、軸方向端部側の領域32では上昇している。つまり、軸方向中央部側の領域31では冷却性能向上により回転子巻線4と固定子巻線8の温度が低減され、軸方向端部側の領域32では冷却性能低下により温度が上昇することになり、軸方向における温度分布が、平準化されて最高温度が低減される。よって、本実施例の構成によって回転子の軸方向中央部側における冷却性能が、実施例1と比較し、より向上させることができる。
尚、実施例3では、軸方向中央部側の領域31と軸方向端部側の領域32で、磁極間通風路5の側壁面の回転方向に対する前方側35B′,45B′については、傾斜角34Bと44Bを等しくしているが、軸方向中央部側の領域31における径方向冷媒流れの駆動圧が軸方向端部側の領域32の駆動圧よりも高ければ、上記傾斜角34Bと44Bを異なるように磁極間通風路5を形成しても同様の効果が得られる。
また実施例3では、磁極間通風路5の断面形状を、軸方向中央部側の領域31と軸方向端部側の領域32で磁極間通風路5の断面形状を変えて2種類の断面形状を用いているが、断面形状の種類を多くして、軸方向に沿って段階的、又は連続的に、断面形状が変化するように、磁極間通風路の回転方向への傾斜角が軸方向に沿って変化するような磁極間通風路5の構造としてもよい。ここで、磁極間通風路の回転方向への傾斜角の変化は、軸方向端部側から軸方向中央部側に向かって、段階的あるいは連続的に大きくなるようにするのが望ましい。係る構造とすることにより、全体としての冷媒流量を増加させ、かつ回転子の軸方向中央部側における冷却性能を向上させることができる。また、磁極間通風路5を軸方向に流れる冷媒が受ける流路抵抗を小さくできるので、全体としての冷媒流量を増加させることができる。即ち、回転電機全体の冷却性能も向上し、回転子巻線と固定子巻線の温度を更に低減することが可能となる。
更に、図4に示した実施例2の構成のものを軸方向中央部側の領域31に用いると更に冷却性能向上に寄与することは言うまでもない。また、上述した実施例1〜3では、回転子が4極の突極形回転子の場合について説明したが、本発明は4極の回転子に限定されるものではなく、他の極数の回転子であっても同様の効果がある。
実施例1〜3では、回転子巻線を用いた突極形回転子の構造を示したが、永久磁石式の突極形回転子に本発明を適用しても良い。その例を図12に示す。図12は実施例1の図3に相当するものであり、回転子巻線を止め回転子鉄心3の磁極頭部に設けられた軸方向に延びるスロット内に永久磁石16A,16Bを埋め込んだ構造としたものである。この永久磁石16A,16Bは1極に付き2個ずつ配置され、その埋め込む位置は、永久磁石16A,16Bの磁束が固定子鉄心を効率よく通る位置にするのが望ましい。その他の構成は、実施例1の図3に示したものと同様である。永久磁石式の突極形回転子を用いた場合、回転子巻線を使用した場合と比較して、通電を必要としないため、ジュール熱の発生を抑えることが可能となる。
回転電機の冷却性能の向上が図れるので、コンパクト化のために冷却性能が阻害されていた分野にも適用することができる。
本発明の回転電機の第1の実施例である突極形回転電機を示し、熱交換器を省略した部分を軸方向に対して垂直に断面した図である。 第1の実施例における回転電機の軸中心上半分を示す軸方向断面図である。 図1の回転子磁極頭部を拡大して示す断面図である。 本発明の回転電機の実施例2を示し、図3に相当する図である。 本発明の回転電機の実施例3を示し、回転子上側の軸方向断面図である。 図5のa−a線に沿う断面図である。 図5のb−b線に沿う断面図である。 実施例1と実施例3における磁極間通風路内の軸方向距離と径方向冷媒流れの駆動圧との関係を示す図である。 実施例1と実施例3におけるファン特性と流路抵抗による流量と駆動圧との関係を示す特性図である。 実施例1と実施例3における磁極間通風路内の軸方向距離と径方向冷媒流れの流量の関係を示す図である。 実施例1と実施例3の巻線温度分布による磁極間通風路内の軸方向距離と温度上昇の関係を示す図である。 本発明の回転電機の実施例4を示すものであり、図3に相当する図である。
符号の説明
1 回転軸
2 回転子
3 回転子鉄心
4 回転子巻線
5 極間通風路
6 固定子
7 固定子鉄心
8 固定子巻線
8A,8B 固定子巻線端部
9 固定子径方向冷媒流路
10 固定子枠
11 熱交換器
11A,11B 軸方向端部側熱交換器
11C 軸方向中央部側熱交換器
12A,12B ファン
13A,13B ファンガイド
14A,14B 隔壁
15 回転電機内の冷媒流れ
16 永久磁石
21 回転方向
22 隙間
27,37,47 極間通風路の径方向冷媒流れ
31 軸方向中央部の領域
32 軸方向端部の領域

Claims (16)

  1. 回転軸に嵌合された回転子鉄心、
    該回転子鉄心の径方向外側で、
    かつ、周方向に所定間隔をもって形成された複数の磁極頭部に所定数巻回された回転子巻線から成る回転子と、
    該回転子の回転子鉄心と所定の間隙をもって対向配置された固定子鉄心及び該固定子鉄心に所定数巻回された固定子巻線から成る固定子と、
    前記回転子及び固定子を収納する固定子枠とを備え、
    前記回転子鉄心の磁極頭部の周方向間に位置し、
    かつ、軸方向に伸延する磁極間通風路を有している回転電機において、
    前記磁極間通風路を形成する側壁面は、
    前記回転子の回転方向に対して前方に位置する側壁面の径方向外側及び後方に位置する側壁面の径方向外側が、
    前記回転子の回転方向へ傾斜していることを特徴とする回転電機。
  2. 回転軸に嵌合された回転子鉄心、
    該回転子鉄心の径方向外径側で、
    かつ、周方向に所定間隔をもって形成された複数の磁極頭部に所定数巻回された回転子巻線から成る回転子と、
    該回転子の回転子鉄心と所定の間隙をもって対向配置された固定子鉄心及び該固定子鉄心に所定数巻回された固定子巻線から成る固定子と、
    前記回転子及び固定子を収納する固定子枠とを備え、
    前記回転子鉄心の磁極頭部の周方向間に位置し、
    かつ、軸方向に伸延する磁極間通風路を有している回転電機において、
    前記回転電機は、前記回転子鉄心の径が20〜200cmであって、
    かつ、前記磁極間通風路を形成する側壁面は、
    前記回転子の回転方向に対して後方に位置する側壁面の径方向外側が、
    前記回転子の回転方向へ傾斜していることを特徴とする回転電機。
  3. 回転軸に嵌合された回転子鉄心、
    該回転子鉄心の径方向外側で、
    かつ、周方向に所定間隔をもって形成された複数の磁極頭部に所定数巻回された回転子巻線から成る回転子と、
    該回転子の回転子鉄心と所定の間隙をもって対向配置された固定子鉄心及び該固定子鉄心に所定数巻回された固定子巻線から成る固定子と、
    前記回転子及び固定子を収納する固定子枠とを備え、
    前記回転子鉄心の磁極頭部の周方向間に位置し、
    かつ、軸方向に伸延する磁極間通風路を有している回転電機において、
    前記磁極間通風路を形成する側壁面は、
    前記回転子の回転方向に対して前方に位置する側壁面の径方向外側及び後方に位置する側壁面の径方向外側が、
    前記回転子の中心点と、
    該中心点に最も近い前記磁極間通風路の壁面上の点とを通る線に対して、
    回転方向へ傾斜していることを特徴とする回転電機。
  4. 回転軸に嵌合された回転子鉄心、
    該回転子鉄心の径方向外側で、
    かつ、周方向に所定間隔をもって形成された複数の磁極頭部に所定数巻回された回転子巻線から成る回転子と、
    該回転子の回転子鉄心と所定の間隙をもって対向配置された固定子鉄心及び該固定子鉄心に所定数巻回された固定子巻線から成る固定子と、
    前記回転子及び固定子を収納する固定子枠とを備え、
    前記回転子鉄心の磁極頭部の周方向間に位置し、
    かつ、軸方向に伸延する磁極間通風路を有している回転電機において、
    前記回転電機は、前記回転子鉄心の径が20〜200cmであって、
    かつ、前記磁極間通風路を形成する側壁面は、
    前記回転子の回転方向に対して後方に位置する側壁面の径方向外側が、
    前記回転子の中心点と、
    該中心点に最も近い前記磁極間通風路の壁面上の点とを通る線に対して、
    回転方向へ傾斜していることを特徴とする回転電機。
  5. 請求項1又は3に記載の回転電機において、
    前記回転子の回転方向に対して前方と後方に位置する前記磁極間通風路の側壁面の傾斜角が等しいことを特徴とする回転電機。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の回転電機において、
    前記磁極間通風路を形成する側壁面に、
    径方向外側の傾斜している部分と径方向内側の部分との境界部が曲線状に形成されていることを特徴とする回転電機。
  7. 回転軸に嵌合された回転子鉄心、該回転子鉄心の径方向外側で、
    かつ、周方向に所定間隔をもって形成された複数の磁極頭部のスロット内に装着された永久磁石から成る回転子と、
    該回転子の回転子鉄心と所定の間隙をもって対向配置された固定子鉄心及び該固定子鉄心に所定数巻回された固定子巻線から成る固定子と、
    前記回転子及び固定子を収納する固定子枠とを備え、
    前記回転子鉄心の磁極頭部の周方向間に位置し、
    かつ、軸方向に伸延する磁極間通風路を有している回転電機において、
    前記磁極間通風路を形成する側壁面は、
    前記回転子の回転方向に対して後方に位置する側壁面の径方向外側が、
    前記回転子の回転方向へ傾斜していることを特徴とする回転電機。
  8. 回転軸に嵌合された回転子鉄心、該回転子鉄心の径方向外側で、
    かつ、周方向に所定間隔をもって形成された複数の磁極頭部のスロット内に装着された永久磁石から成る回転子と、
    該回転子の回転子鉄心と所定の間隙をもって対向配置された固定子鉄心及び該固定子鉄心に所定数巻回された固定子巻線から成る固定子と、
    前記回転子及び固定子を収納する固定子枠とを備え、
    前記回転子鉄心の磁極頭部の周方向間に位置し、
    かつ、軸方向に伸延する磁極間通風路を有している回転電機において、
    前記磁極間通風路を形成する側壁面は、
    前記回転子の回転方向に対して前方に位置する側壁面の径方向外側及び後方に位置する側壁面の径方向外側が、
    前記回転子の回転方向へ傾斜していることを特徴とする回転電機。
  9. 回転軸に嵌合された回転子鉄心、該回転子鉄心の径方向外側で、
    かつ、周方向に所定間隔をもって形成された複数の磁極頭部のスロット内に装着された永久磁石から成る回転子と、
    該回転子の回転子鉄心と所定の間隙をもって対向配置された固定子鉄心及び該固定子鉄心に所定数巻回された固定子巻線から成る固定子と、
    前記回転子及び固定子を収納する固定子枠とを備え、
    前記回転子鉄心の磁極頭部の周方向間に位置し、
    かつ、軸方向に伸延する磁極間通風路を有している回転電機において、
    前記磁極間通風路を形成する側壁面は、
    前記回転子の回転方向に対して前方に位置する側壁面の径方向外側及び後方に位置する側壁面の径方向外側が、前記回転子の中心点と、
    この中心点に最も近い前記磁極間通風路の壁面上の点とを通る線に対して、
    回転方向へ傾斜していることを特徴とする回転電機。
  10. 回転軸に嵌合された回転子鉄心、
    該回転子鉄心の径方向外側で、
    かつ、周方向に所定間隔をもって形成された複数の磁極頭部に所定数巻回された回転子巻線から成る回転子と、
    該回転子の回転子鉄心と所定の間隙をもって対向配置された固定子鉄心及び該固定子鉄心に所定数巻回された固定子巻線から成る固定子と、
    前記回転子及び固定子を収納する固定子枠とを備え、
    前記回転子鉄心の磁極頭部の周方向間に位置し、
    かつ、軸方向に伸延する磁極間通風路を有している回転電機において、
    前記回転子の軸方向中央部側の領域の前記磁極間通風路が、
    請求項1乃至6のいずれかに記載の構成であることを特徴とする回転電機。
  11. 回転軸に嵌合された回転子鉄心、該回転子鉄心の径方向外側で、
    かつ、周方向に所定間隔をもって形成された複数の磁極頭部のスロット内に装着された永久磁石から成る回転子と、
    該回転子の回転子鉄心と所定の間隙をもって対向配置された固定子鉄心及び該固定子鉄心に所定数巻回された固定子巻線から成る固定子と、
    前記回転子及び固定子を収納する固定子枠とを備え、
    前記回転子鉄心の磁極頭部の周方向間に位置し、
    かつ、軸方向に伸延する磁極間通風路を有している回転電機において、
    前記回転子の軸方向中央部側の領域の前記磁極間通風路が請求項7乃至9のいずれかに記載の構成であることを特徴とする回転電機。
  12. 請求項10又は11に記載の回転電機において、
    前記軸方向中央部側の領域以外である軸端側の領域の前記磁極間通風路は、
    前記回転子の回転方向に対して後方に位置する側壁の径方向外側の傾斜角が、
    前記軸方向中央部側の領域における同一の部分の傾斜角よりも小さいことを特徴とする回転電機。
  13. 回転軸に嵌合された回転子鉄心、
    該回転子鉄心の径方向外側で、
    かつ、周方向に所定間隔をもって形成された複数の磁極頭部に所定数巻回された回転子巻線から成る回転子と、
    該回転子の回転子鉄心と所定の間隙をもって対向配置された固定子鉄心及び該固定子鉄心に所定数巻回された固定子巻線から成る固定子と、
    前記回転子及び固定子を収納する固定子枠とを備え、
    前記回転子鉄心の磁極頭部の周方向間に位置し、
    かつ、軸方向に伸延する磁極間通風路を有している回転電機において、
    前記磁極間通風路側壁面の径方向外側の傾斜角が、
    前記回転子鉄心の軸方向に沿って段階的に変化していることを特徴とする回転電機。
  14. 回転軸に嵌合された回転子鉄心、
    該回転子鉄心の径方向外側で、
    かつ、周方向に所定間隔をもって形成された複数の磁極頭部に所定数巻回された回転子巻線から成る回転子と、
    該回転子の回転子鉄心と所定の間隙をもって対向配置された固定子鉄心及び該固定子鉄心に所定数巻回された固定子巻線から成る固定子と、
    前記回転子及び固定子を収納する固定子枠とを備え、
    前記回転子鉄心の磁極頭部の周方向間に位置し、
    かつ、軸方向に伸延する磁極間通風路を有している回転電機において、
    前記磁極間通風路側壁面の径方向外側の傾斜角が、
    前記回転子鉄心の軸方向に沿って連続的に変化していることを特徴とする回転電機。
  15. 請求項13に記載の回転電機において、
    前記磁極間通風路側壁面の径方向外側の傾斜角が、
    前記回転子鉄心の軸方向端部側から軸方向中央部側に向かって段階的に大きくなるように変化していることを特徴とする回転電機。
  16. 請求項14に記載の回転電機において、
    前記磁極間通風路側壁面の径方向外側の傾斜角が、
    前記回転子鉄心の軸方向端部側から軸方向中央部側に向かって連続的に大きくなるように変化していることを特徴とする回転電機。
JP2007252988A 2007-09-28 2007-09-28 回転電機 Pending JP2009089470A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007252988A JP2009089470A (ja) 2007-09-28 2007-09-28 回転電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007252988A JP2009089470A (ja) 2007-09-28 2007-09-28 回転電機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009089470A true JP2009089470A (ja) 2009-04-23

Family

ID=40662135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007252988A Pending JP2009089470A (ja) 2007-09-28 2007-09-28 回転電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009089470A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110098673A (zh) * 2018-01-30 2019-08-06 本田技研工业株式会社 旋转电机的转子

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110098673A (zh) * 2018-01-30 2019-08-06 本田技研工业株式会社 旋转电机的转子
US10770941B2 (en) 2018-01-30 2020-09-08 Honda Motor Co., Ltd. Rotor of rotating electrical machine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10320247B2 (en) Embedded permanent magnet rotary electric machine
JP5629828B2 (ja) 回転電機
JP4682893B2 (ja) 回転電機の回転子
KR101924294B1 (ko) 모터에 사용되는 고정자, 모터 및 모터의 환기 냉각 방법
US20150162805A1 (en) Rotor of rotating electrical machine and rotating electrical machine
JP2008172968A (ja) 強制冷却型回転電機
JP6165340B2 (ja) 回転電機
JP2008253015A (ja) 回転電機および回転電機の回転子
JP2010104225A (ja) 電動機械ロータの伝熱強化
EP3136550B1 (en) Rotor assembly having improved cooling path
JP5120538B2 (ja) モータの冷却構造
JP6638427B2 (ja) アウターロータ型回転電機
JP2013240150A (ja) 回転電機
JP4897587B2 (ja) 回転電機
JP2010200578A (ja) 回転電機
CN104682623B (zh) 串激电机
JP2017085829A (ja) 回転電機
US20140054990A1 (en) Electric machine
JP2009089470A (ja) 回転電機
JP2017050913A (ja) 回転電機
JP4640681B2 (ja) 回転電機
JP2006074866A (ja) 回転電機
CN102570670A (zh) 带有内隔片的转子及使用该转子的电机
KR100858290B1 (ko) 공랭식 전동장치
JP2010029060A (ja) ダイナモ発電機械ロータ用の通気煙突の伝熱促進