JP2009089204A - 折り畳み式携帯情報端末装置および、折り畳み式携帯電話機 - Google Patents

折り畳み式携帯情報端末装置および、折り畳み式携帯電話機 Download PDF

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Abstract

【課題】筐体に側面から衝撃が加わった際、抜け止め部が削れ、ヒンジが筐体嵌合部から抜けることを防止し、ヒンジとアンテナ用の接続板金の接地面積を確保し、筐体の剛性を向上させた携帯情報端末の提供を目的とする。
【解決手段】ヒンジに抜け止め部106aを設け、接続板金112に曲げ部を設け、接続板金112の曲げ部と抜け止め部106aとを係合して配置した。この構成により、繰り返し開閉動作をしたとしても、抜け止め部106aの変形及び磨耗、そして抜け止め部106aの変形がなくヒンジ抜け防止を行うことができる。また、ヒンジ部の抜け止め部106aに接触する面積が小さくてもヒンジ抜け防止を行うことができ、接続板金112とヒンジとの接点を確保することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は折り畳み式携帯情報端末装置に関し、特にヒンジ抜け止め手段を設けた折り畳み式携帯情報端末装置に関する。
従来から、第一筐体と第二筐体をヒンジ部で回転自在に連結し、折り畳んで収納できるようにした折り畳み式携帯情報端末装置が知られている。そして、折り畳み式携帯情報端末装置の中には、ヒンジ部の軸方向の端部に小さいストロークで押し込み可能なワンタッチオープン釦を設け、このワンタッチオープン釦を押すことで筐体をワンタッチで開けるようにして、操作性を高めたものが実用化されている。
図7に、ワンタッチオープン釦を設けた従来の携帯情報端末装置の一つである折り畳み式携帯電話機60の外観斜視図を示す。図7に示すように、折り畳み式携帯電話機60は、操作部61のある第一筐体62に中空穴のあいたヒンジ固定部62aと62bを設け、ヒンジ固定部62aと62bの間に、第二筐体64の中空穴のあいたヒンジ固定部64aを挟んだ状態で、第一ヒンジ65と第二ヒンジ66をそれぞれ挿入している。このことにより、第一筐体62に対して第二筐体64を回転自在に連結している。なお、第一ヒンジ65の固定筒72には、後述するバネとカムを内蔵し、端部にワンタッチオープン釦67を設けている。
折り畳み式携帯電話機60については、第一筐体62の上に第二筐体64を重ねて折り畳んだ状態で持ち運び、使用時には、ワンタッチオープン釦67を親指などでA矢印のように押して、第二筐体64をB矢印のように開けて使用する。
図8に、折り畳み式携帯電話機60のワンタッチオープン釦67が付いている第一ヒンジ65の近傍の部分断面図を示す。第一ヒンジ65の構造について、固定筒72に設けられたスナップフィット部72aは、第二筐体64のヒンジ固定部64aの底面部64bに設けられた穴64cに挿通して抜け止め固定されている。固定筒72のスナップフィット部72aは、第一ヒンジ65の抜け止め防止手段として機能している。
固定筒72の内部には、バネ68、69とカム70、71を内蔵している。カム70と71は、バネ68と69の間に挟まれている。カム70は、ワンタッチオープン釦67に固定した軸67aの先端に設けてある。軸67aは第一筐体62のヒンジ固定部62aにより図8の左右方向にスライド自在に支えられており、ワンタッチオープン釦67を図8の左から右に親指などで押すことができる(例えば、特許文献1参照)。
カム70は、図示しない開閉ロック手段をロックしたりロックを解除したりする。ワンタッチオープン釦67を図8の左から右に指で押し込むと、カム70がカム71を回転させる。カム71が回転すると、図示しない開閉ロック手段のロックが外れる。開閉ロック手段のロックが外れると、第二ヒンジ66に設けた図示しないねじりバネの力により第二筐体64が開く。第二筐体64が所定角度だけ開くと、所定角度で開閉ロック手段がロックする。ワンタッチオープン釦67を押すのをやめると、バネ69によってワンタッチオープン釦67は押し戻される。その後、第二筐体64を手で押して閉じる動作をすると、開閉ロック手段のロックは一度外れ、第二筐体64が閉じたときにロックされる。このように、従来のワンタッチオープン釦67を設けた携帯電話機60では、簡単にワンタッチオープンすることができる。また、手で閉じることができる。
なお、折り畳み式携帯情報端末装置の一つである折り畳み式携帯電話機では、第一ヒンジの固定筒72を導電性部材からなるヒンジ構造体として、ヒンジ構造体に給電を行う給電部とを備え、第一ヒンジをアンテナとして活用することも提案されている。この場合、給電部と抜け止め部を近接して設ける必要があり、それぞれ十分な空間を確保することが難しかった。また、固定筒72を導電性部材としたときは、前述した弾性のあるスナップフィット部72aを形成することが難しかった(例えば、特許文献2参照)。
他の従来のワンタッチオープン釦を設けた携帯電話機ヒンジ部の構造には、ヒンジ部を抜け止め固定するために、図9に示すように、第一筐体73のヒンジ固定部73aにヒンジ部の筒部74を嵌め込み、ヒンジ部の軸と直交する方向にネジ75でネジ止め固定して、抜けないようにしたものが知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2002−344597号公報 特開2007−88692号公報 特開平11−41328号公報
ワンタッチオープン釦を設けた上記従来の携帯情報端末装置では、開閉の都度、ワンタッチオープン釦67が押される。ワンタッチオープン釦67を何度も何度も繰り返して押したときは、ワンタッチオープン釦67を押した力は、合成樹脂でできたスナップフィット部72aが嵌め込まれている第二筐体64のヒンジ固定部64aの底面部64bを繰り返し押すことになる。そしてワンタッチオープン釦67を放すと、ヒンジ固定部の底面部64bを押す力は無くなり、代わりに固定筒72の内部で圧縮されていたバネ69が元に戻ろうとする。このときの動きで、わずかではあるがスナップフィット部72aを底面部64bから引き抜く力が生じることがある。スナップフィット部72aと底面部64bの嵌合状態については、これらの力の繰り返しにより、スナップフィット部72aの穴64cに嵌合している部分が磨耗してガタができる可能性がある。また、スナップフィット部72aが繰り返し疲労により破損したりする可能性がある。
また前記従来の構成では、固定筒72およびスナップフィット部72aを樹脂で構成していたため、携帯電話機60を落下させるなど第一筐体62や第二筐体64に強い衝撃を与えた際、衝撃力によってスナップフィット部72aと底面部64bの穴64cの間にガタが生じたり、スナップフィット部72aが破損したり、底面部64bが割れたりするおそれがある。その結果、極端な場合、第一ヒンジ65が固定筒72ごと抜けることも想定される。
そして図9で示したヒンジ部の筒部74をヒンジの軸と直交する方向にネジ75で抜け止め固定した構造では、ネジ75がヒンジ部の筒部74にねじ込まれて抜け止め作用をするのであるが、携帯情報端末装置を誤って落下させたとき、ネジ75の近傍に衝撃力が加わり、合成樹脂部でできたヒンジ固定部73aが変形したり、破断したりするおそれがあった。一方、ネジ75の近傍の合成樹脂部が破断しないようにヒンジ固定部73aの肉厚を厚くすることは、携帯情報端末装置の小型化、薄型化に反し、デザイン上からも採用しにくかった。
本発明は、上記課題を解決し、携帯情報端末装置を誤って落下させて衝撃力が加わったときはもちろん、ワンタッチオープン釦を押して開閉する都度、ヒンジ軸方向の繰り返し力が作用しても、抜け止め固定部分が破損することのないワンタッチオープン釦を設けた携帯情報端末装置を実現することを第一の課題としている。
また本発明は、第一ヒンジの固定筒を導電性部材からなるヒンジ構造体として、ヒンジ構造体に給電を行う給電部を備え、ヒンジ部をアンテナとして活用するようにした携帯電話機において、給電部品と第一ヒンジの抜け止め部品を一つの部品で共用し、小型軽量したワンタッチオープン釦を設けた携帯電話機を実現することを第二の課題としている。
前記従来の課題を解決するため、本発明の折り畳み式携帯情報端末装置は、第一筐体と、第二筐体と、第一筐体と第二筐体とを開閉可能に連結するヒンジ部とを有し、ヒンジ部は、第一筐体または第二筐体の端部に構成された中空部と該中空部に挿通して固定される筒状のヒンジとで構成し、筒状のヒンジに抜け止め部を設け、第一筐体または第二筐体内に筒状のヒンジに対して開閉する軸方向の移動を規制する抜け止め防止部材を設け、第一筐体または前記第二筐体内に設けた抜け止め防止部材を筒状のヒンジに設けた抜け止め部に当接して、筒状のヒンジが抜けないように構成している。
この構成により、ワンタッチオープン釦を押して開閉動作を繰り返し、第一ヒンジの軸方向に力を与えたとしても、第一ヒンジの抜け止め部に変形及び磨耗を生じないヒンジ抜け防止を行うことができる。また、第一ヒンジの抜け止め部に接触する面積が小さくてもヒンジが抜けるのを防止することができ、接続板金と第一ヒンジとの接点を確保することができる。そして、携帯情報端末装置を誤って落下させて衝撃力が加わったとしても、抜け止め部は破損せず、第一ヒンジを安定的に保持することができる。
また、本発明の携帯電話機では、給電部品と第一ヒンジの抜け止め用の接続板金を一つの部品で共用している。そのため、小型軽量化したワンタッチオープン釦を設けた折り畳み式携帯電話機を実現することができる。
本発明によれば、第一ヒンジの軸方向に力が働くワンタッチオープン釦付き折り畳み式携帯端末で、第一ヒンジを安定的に抜け止め固定することができる。
また、第一ヒンジの固定筒を導電性部材からなるヒンジ構造体として、ヒンジ構造体に給電を行う給電部とを備え、第一ヒンジをアンテナとして活用する折り畳み式携帯電話機では、第一ヒンジを安定的に抜け止め固定するとともに、接続板金と第一ヒンジとの接点を確保することができる。そして、筐体の剛性を向上させることができる。更に、部品の共用化により、小型軽量化ができ、ヒンジ部と筐体のコストダウンを図ることができるという効果が得られる。
また、第一ヒンジの外径を小径化したり、軸方向に短くしたりして、接続板金が第一ヒンジに接触できる面積が減少しても、第一ヒンジをアンテナとして活用するためのアンテナ接点を確保することができる。その結果、筐体の剛性を向上することができる。
また、コストダウン及び関連部品の成形性、二次加工性を向上させる折り畳み式携帯電話機や折り畳み式携帯情報端末装置を提供することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。ここでは、ワンタッチオープン釦を設けた折り畳み式携帯電話機について、第一ヒンジの固定筒を導電性部材からなるヒンジ構造体とし、このヒンジ構造体に給電を行う給電部とを備え、第一ヒンジをアンテナとして活用するものについて説明する。
(実施の形態1)
図1に、本発明の実施の形態1に係る折り畳み式携帯情報端末装置である携帯電話機100の分解斜視図を示す。携帯電話機100では、操作部101のある第一筐体102と、表示部103のある第二筐体104をヒンジを用いて回転自在に連結している。
第一筐体102には、中空穴のあいた二つのヒンジ固定部102a、102bが鎌首を持ち上げたように設けてある。また、第二筐体104には中空穴のあいたヒンジ固定部104aを設けている。
第一ヒンジ106には、ワンタッチオープン釦107と、図示しないバネとカムを予め組み込んである。そして、第一ヒンジ106の外周には回り止め用の筋状の小突起106bをヒンジの軸方向に形成している。筋状の小突起106bは、第一ヒンジ106をヒンジ固定部102aの中空穴に圧入したとき、ヒンジ固定部102aの中空穴の内表面にくい込んで、第一ヒンジ106がヒンジ固定部102aの中で回転しないようにしている。なお、第一ヒンジ106の外周部分は焼結合金などの導電性の材料を用い、外周表面に突起状のヒンジ抜け止め部106aを突出させている。
接続板金112の形状については、図1で左斜め上方から見た斜視図を示しているが、理解しやすくするため、図2に右斜め上方から見た拡大斜視図を示す。接続板金112は、端部を断面が三角形となるように折り曲げた第一の接点部112aと、端部を断面がV字状になるように折り曲げた第二の接点部112bと、両接点部を一つの部品として所定の位置に固定するための固定部112cの三つの部分でできている。接続板金112は、板金固定部材110に図1の矢印Dの方向に固定される。
第二ヒンジ108には、図示しないねじりコイルバネを組み込んでいる。第二ヒンジ108は、第二筐体104のヒンジ固定部104aと第一筐体102のヒンジ固定部102bに設けた穴に矢印Fの方向に挿入して固定する。
携帯電話機100には、その他にプリント基板114と、下カバー116が組み込まれる。なお、プリント基板114の上面にはアース回路を配置していて、携帯電話機100を組み立てたときに、接続板金112がプリント基板114のアース回路に当接して電気的に導通するようにしている。
携帯電話機100の組み立て手順は、まず、第二筐体104のヒンジ固定部104aと第一筐体102のヒンジ固定部102a、102bの中空穴の中心を一致させた状態で、第一ヒンジ106を、C矢印のように第一筐体102のヒンジ固定部102aに挿入する。このとき、第一ヒンジ106の外周表面に設けた突起状のヒンジ抜け止め部106aを第一筐体102のヒンジ固定部102aに設けた切り欠き部102cに入れていく。
なお、図3に第一筐体102のヒンジ固定部102a近傍の拡大図を示す。第一ヒンジ106のヒンジ抜け止め部106aは、ヒンジ固定部102aに設けた切り欠き部102cの側壁102dに押し当てる。その後、接続板金112をD矢印のように板金固定部材110に一体に固定し、接続板金112を板金固定部材110とともにE矢印のように、第一筐体102に固定する。このとき、接続板金112の端部の第一の接点部112aを第一ヒンジ106の外周表面に設けた突起状の抜け止め部106aに押し当てる。このことにより、第一ヒンジ106の外周表面に設けた突起状の抜け止め部106aは、ヒンジ固定部102aに設けた切り欠き部の側壁102dと、接続板金112の端部の第一の接点部112aで挟まれる。
図4に、携帯電話機100をヒンジの軸方向に切断した断面図を示す。図4に示すように、第一筐体102には、接続板金112を一体に固定した板金固定部材110が固定されている。そして、接続板金112の第一の接点部112aの表面は第一ヒンジ106の外周表面に接し、第一の接点部112aの端面は、第一ヒンジ106の外周表面に設けた突起状の抜け止め部106aに当たって、ヒンジ固定部102aに設けた切り欠き部の側壁102dとの間に、抜け止め部106aを挟んでいる。また、接続板金112の第二の接点部112bはプリント基板114に接している。
その後の携帯電話機100の組立作業については、図1のF矢印のように、第二ヒンジ108を第一筐体102のヒンジ固定部102bに挿入し、先端部を第二筐体104のヒンジ固定部104aの穴に圧入する。これで、ワンタッチオープン釦107を持つ折り畳み式携帯情報端末装置である携帯電話機100が組み立つ。
組み立てられた携帯電話機100は、第一筐体102の上に第二筐体104を重ねて折り畳んだ状態で持ち運び、使用時には、ワンタッチオープン釦107を親指などで押して、第二筐体104を片手で開けて使用する。
以上説明したように、接続板金112の第一の接点部112aの側面は、第一ヒンジ106の抜け止め部106aをヒンジ固定部102aに設けた切り欠き部の側壁102dで挟んでいる。そのため、第一ヒンジ106は挟まれたまま抜け出ることはない。
また、第一ヒンジ106の外周は導電性の材料で出来ているので、第一ヒンジ106は、第一の接点部112a、固定部102c、第二の接点部102bを経由してプリント基板114のアース回路に接続する。このように、第一ヒンジ106の外周は導電性部分の一端をプリント基板114に接続し、他端を電気的に浮かせているので、第一ヒンジ106はアンテナとして機能する。
図5に、携帯電話機100を図4のG−Gで切断した断面図を示す。図5では、接続板金112の第一の接点部112aの先端の表面が第一ヒンジ106の外周表面に接しているのが見える。また、第一の接点部112aの端面がヒンジ抜け止め部116aの側面に接しているのが見える。なお、接続板金112の端面と当たっているヒンジ抜け止め部116aの幅はせまく、ヒンジ固定部102aに設けた切り欠き部102cの幅もせまい。このように本発明では、狭い空間で第一ヒンジ106の抜け止めと接続板金112との電気的な接続を実現している。また、ヒンジ固定部102aに設けた切り欠き部102cの幅がせまいため、第一ヒンジ106を圧入保持している第一筐体102の剛性を向上させることができ、ヒンジ106が抜けにくい構造とすることができる。
図6に、図4のH−H断面図を示す。図6では、接続板金112の第二の接点部112bの先端の表面がプリント基板114の図示しないアース回路に接している。
このように、本発明では、接続板金112を第一ヒンジ106と接触させていると同時に通信制御を行うプリント基板114と接触させて、プリント基板114と第一ヒンジ106を導電させることで、焼結合金などの導電性材料で作った第一ヒンジ106を無線通信用のアンテナとして使用している。
また、導電性の第一ヒンジ106を介してプリント基板114と第2筐体104に収納された図示しない通信制御用の基板とを導電させ、プリント基板114と第2筐体104に収納された図示しない通信制御用のプリント基板とを同電位で接続することで、第1の筐体と第2の筐体とを開いて通信機器として使用する際、グランドを強化することができアンテナ性能を向上させることができる。
なお上記では、第一の接点部112aを断面が三角形となるように折り曲げた例を説明した。接続板金112の接点部を略三角形とすることで、曲げ部とは垂直方向の荷重に対して接続板金112が変形することなく、第一筐体102の短手方向に強い衝撃が与えられた際、第一ヒンジ106が第一筐体102から飛び出そうとする力を支えることができ、第一ヒンジ106の抜け止めを行うことができる。
なお、第一の接点部112aの断面を略四角形や略V字形など他の多角形になるように曲げてもよいし、略円形などの断面に曲げてもよい。また、第一の接点部112aの先端を折り曲げずに平面のままとしても良い。接続板金112に、所定の厚さと幅があれば、抜け出ようとする力を十分に支えることができるからである。
また上記では、第一ヒンジ106の抜け止め部106aを、第一ヒンジ106の外径よりも突出させて形成した例を説明した。このように、ヒンジ抜け止め部116aを第一ヒンジ106の外径よりも突出させて形成することで、第一筐体102の短手方向に強い衝撃が与えられた際、第一ヒンジ106が第一筐体102から飛び出そうとする力を容易に受けることができ、第一ヒンジ106の抜け止めを行うことができる。
なお、ヒンジ抜け止め部116aについては、第一ヒンジ106を焼結合金で作ることとして、ヒンジ抜け止め部116aが第一ヒンジ106をから盛り上がった形に一体化してもよいし、ヒンジ抜け止め部116aをヒンジ抜け止め板金という板金製の一部品として、第一ヒンジ106に埋め込んで一部を突出するようにしても良い。ヒンジ抜け止め部116aをヒンジ抜け止め板金としたとしても、接続板金112をヒンジ抜け止め板金を埋め込んだ根元近くに配置することで、ヒンジ抜け止め板金を押す位置が、ヒンジ抜け止め板金の曲げ支点から近くすることができる。そのため、荷重が加わった際にも変形し難く、第一筐体102の短手方向に強い衝撃が与えられた際、第一ヒンジ106が第一筐体102から飛び出そうとする力を支えることができ、第一ヒンジ106の抜け止めを行うことができる。
また、第一ヒンジ106の外周にヒンジ抜け止め用の溝を設け、ヒンジ抜け止め用の溝に接続板金112の第一の接点部112aの先端を食い込ませて、第一の接点部112aの端面がヒンジ抜け止め用の溝の側面に当接するようにしてもよい。
以上説明したとおり、本発明の実施の形態1にかかる携帯電話機100では、第一筐体102の短手方向に強い衝撃が与えられた際、第一ヒンジ106が第一筐体102から飛び出そうとする力が発生したとしても、ヒンジ抜け止め部106aの抜け出ようとする力を、接続板金112の端面で支え、第一ヒンジ106の抜け止めを行うことができる。
また、接続板金112という一つの部品で、ヒンジ部が抜けない抜け止め機能を果たすと同時に、ヒンジをアンテナとして働かせるためにヒンジの電位をプリント基板の電位に落とすという機能を果たしている。
本発明にかかるヒンジの抜け止めに接続板金を備えた携帯情報端末装置は、ヒンジの抜け止め固定をすることができ、接続板金とヒンジとの接点を確保することができ、筐体の剛性を向上させることができ、コストダウン、その他関連部品の成形性及び二次加工性の向上を図ることができるので、ヒンジ部を介して複数の筐体が開閉可能に連結された折り畳み式携帯情報端末装置のヒンジの抜け止め固定等の用途に有用である。
本発明の実施の形態1に係る携帯電話機の分解斜視図 本発明の実施の形態1に係る携帯電話機の接続板金の斜視図 本発明の実施の形態1に係る携帯電話機の一部の分解斜視図 本発明の実施の形態1に係る携帯電話機のヒンジ部のヒンジの軸に沿って切断した断面図 本発明の実施の形態1に係る携帯電話機のG−G断面図 本発明の実施の形態1に係る携帯電話機のH−H断面図 従来の携帯情報端末装置の外観斜視図 従来の携帯情報端末装置のヒンジ部の断面図 従来の他の携帯情報端末装置のヒンジ部の断面図
符号の説明
102 第一筐体
104 第二筐体
106 第一ヒンジ
106a 抜け止め部
107 ワンタッチオープン釦
108 第二ヒンジ
110 板金固定部材
112 接続板金
114 プリント基板

Claims (6)

  1. 第一筐体と、
    第二筐体と、
    前記第一筐体と前記第二筐体とを開閉可能に連結するヒンジ部とを有し、
    前記ヒンジ部は、前記第一筐体または前記第二筐体の端部に構成された中空部と該中空部に挿通して固定される筒状のヒンジとで構成し、
    前記筒状のヒンジに抜け止め部を設け、
    前記第一筐体または前記第二筐体内に前記筒状のヒンジに対して開閉する軸方向の移動を規制する抜け止め防止部材を設け
    前記第一筐体または前記第二筐体内に設けた前記抜け止め防止部材を前記筒状のヒンジに設けた抜け止め部に当接したことを特徴とする折り畳み式携帯情報端末装置。
  2. 前記筒状のヒンジの抜け止め部を前記ヒンジの表面から突出して形成した、請求項1に記載の折り畳み式携帯情報端末装置。
  3. 前記第一筐体または前記第二筐体内に設けた前記抜け止め防止部材を板金状の部材とした、請求項1に記載の折り畳み式携帯情報端末装置。
  4. 前記第一筐体または前記第二筐体内に設けた前記抜け止め防止部材を前記第一筐体または前記第二筐体内のプリント基板に電気的に接続した、請求項1に記載の折り畳み式携帯情報端末装置。
  5. 前記筒状のヒンジの外周部分と前記抜け止め防止部材に導電性の部材を用い、
    前記筒状のヒンジの外周部分に前記抜け止め防止部材を当接して電気的に接続するとともに、
    前記抜け止め防止部材を前記第一筐体または前記第二筐体内のプリント基板に電気的に接続した、請求項1に記載の折り畳み式携帯情報端末装置。
  6. 前記筒状のヒンジの外周部分に前記第一筐体または前記第二筐体内のプリント基板から給電して、アンテナとして用いるよう構成した、請求項5に記載の折り畳み式携帯電話機。
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