JP2009088711A - 地域情報提供方法、サーバ装置、及び同装置のプログラム - Google Patents

地域情報提供方法、サーバ装置、及び同装置のプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】質問者からの質問を送信する地域を柔軟に設定できる地域情報提供方法、サーバ装置、及び同装置のプログラムを提供すること。
【解決手段】
他の端末装置からの質問に対する受付時間、質問の内容及び質問を受付ける地域に関する条件うち少なくともいずれか一つの条件の情報を記憶する条件情報記憶手段と、一の端末装置から所望の地域に関する質問を受信したとき、所望の地域に位置する他の端末装置のうち条件情報記憶手段に記憶した条件を満たす端末装置に対して質問を送信する質問処理手段と、質問に対する他の端末装置からの回答を一の端末装置へ送信する回答処理手段とを有するサーバ装置を介して、複数の端末装置間で、所望の地域に関する質問とその回答の送受信を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、地域情報提供方法、サーバ装置、及び同装置のプログラムに関するものであり、特に、複数の端末装置間で所望の地域に関する質問とその回答の送受信を、通信網に接続されたサーバ装置を介して行う地域情報提供方法、前記質問及びその回答を中継するサーバ装置、及び同サーバ装置の動作プログラムに関するものである。
ある特定の地域の現在の情報を知りたいという要望は多々ある。例えば、旅先等で、その地域の施設や店舗の混雑具合等の情報を知りたいと考えることはよくある。
このような要望に応えることのできる情報提供システムとして、例えば、特許文献1には、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistants)等の複数の端末装置間で所望の地域に関する質問とその回答の送受信を、通信網に接続されたシステムサーバを介して行う技術が開示されている。
この情報提供システムは、複数の端末装置と、基地局と、システムサーバとからなり、たとえば、この情報提供システムのユーザが、ある地域に関する情報がほしい時、その地域のエリア情報を指定して自身の端末装置からシステムサーバへ質問メールを送信する。
システムサーバは、ユーザからの質問メールを受信したとき、指定された地域にある基地局と通信可能なユーザの端末装置に対して受信した質問メールを送信する。
質問メールを受信したユーザから、その質問メールに対する回答メールが返信された時、システムサーバはその回答メールを、質問メールを送信したユーザの端末装置に送信する。
このように、特許文献1に記載の情報提供システムでは、質問メールの送信元のユーザに回答メールを送信することによって、ある特定の地域に関する現在の情報を知りたいというユーザの要望に応えている。
特開2005−191911号公報
ところが、上記従来の情報提供システムでは、システムサーバが質問メールを送信する地域が、基地局と通信可能な地域単位で区切られることから、質問者からの質問を送信する地域を柔軟に設定できないという問題があった。
そこで、本発明では、質問者からの質問を送信する地域を柔軟に設定できる地域情報提供方法、サーバ装置、及び同装置のプログラムを提供することを目的とする。
請求項1に係る本発明では、複数の端末装置と通信網を介して接続されたサーバ装置において、各端末装置の位置の情報を通信網を介して各端末装置から定期的に取得する取得手段と、取得手段により取得した位置の情報に基づいて、各端末装置が位置する地域を判定する判定手段と、他の端末装置からの質問に対する受付時間、質問の内容及び質問の地域に関する条件うち少なくともいずれか一つの条件の情報を記憶する条件情報記憶手段と、一の端末装置から所望の地域に関する質問を受信したとき、所望の地域に位置する他の端末装置のうち条件情報記憶手段に記憶した条件を満たす端末装置に対して質問を送信する質問処理手段と、質問に対する他の端末装置からの回答を受信したとき、この回答を一の端末装置へ送信する回答処理手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る本発明では、請求項1に記載のサーバ装置において、一の端末装置から送信される質問には、所望の地域を特定するエリア情報が含まれており、質問処理手段は、エリア情報に基づいて所望の地域を決定することを特徴とする。
また、請求項3に係る本発明では、請求項1又は請求項2に記載のサーバ装置において、質問処理手段は、質問の送信先である他の端末装置の数を、質問を送信した一の端末装置へ通知することを特徴とする。
また、請求項4に係る本発明では、請求項1〜3のいずれか1項に記載のサーバ装置において、回答処理手段は、予め設定された時間内に受信した回答を、質問を送信した一の端末装置へ送信することを特徴とする。
また、請求項5に係る本発明では、請求項1〜4のいずれか1項に記載のサーバ装置において、質問処理手段は、一の端末装置から受信した質問の内容を所定のサーバ装置に送信し、所定のサーバ装置に記憶した質問の閲覧先情報を他の端末装置へ送信することによって質問の送信を行い、回答処理手段は、他の端末装置から質問に対する回答を受信した所定のサーバ装置から通知される質問に対する回答の閲覧先情報を受信したとき、回答の閲覧先情報を一の端末装置へ送信することによって回答の送信を行う
ことを特徴とする。
また、請求項6に係る本発明では、コンピュータを、請求項1〜5のいずれか1項に記載のサーバ装置の各手段として機能させるプログラムを提供することとした。
また、請求項7に係る本発明では、複数の端末装置間で所望の地域に関する質問とその回答の送受信を、通信網に接続されたサーバ装置を介して行う地域情報提供方法であって、各端末装置が、自装置の位置の情報を送信するステップと、サーバ装置が、各端末装置の位置の情報を取得するステップと、サーバ装置が、取得した位置の情報に基づいて、各端末装置の位置する地域を判定するステップと、サーバ装置が、他の端末装置からの質問に対する受付時間、質問の内容及び質問の地域に関する条件うち少なくともいずれか一つの条件の情報を記憶手段に記憶するステップと、一の端末装置が、所望の地域に関する質問をサーバ装置に送信するステップと、サーバ装置が、一の端末装置から所望の地域に関する質問を受信したとき、所望の地域に位置する他の端末装置のうち記憶手段に記憶した条件を満たす端末装置へ質問を送信するステップと、他の端末装置が、サーバ装置から質問を受信するステップと、他の端末装置が、受信した質問に対する回答を送信するステップと、サーバ装置が、他の端末装置から受信した質問に対する回答を一の端末装置へ送信するステップとを有することとした。
請求項1、6、7に係る本発明によれば、端末装置の位置の情報を定期的に取得し、質問者の選択する所望の地域にいる端末装置を回答者とするので、従来技術のごとく、質問を送信する地域が基地局と通信可能な地域単位に限定されることがなく、質問者からの質問を送信する地域を柔軟に設定することができる。また、質問の受信を、質問の受付時間、質問の内容或いは質問を受付ける地域で制限することができるので、回答者側の利便性を向上させることができ、サービスへの参加を促すことができる。
また、請求項2に係る本発明によれば、サーバ装置が、質問に含まれるエリア情報に基づいて、質問を送信するエリアを決定することができるので、質問者が指定する地域に応じて柔軟に質問を送信するエリアを決定することができ、質問をより効率的に送信することができる。
また、請求項3に係る本発明によれば、質問がどれ位の人に通知されているのかを質問者に把握させることができるので、質問者は、返信される回答数の概算を容易に予測することができ、質問を送信してから回答を受信するまでの質問者の不安感を低減することができる。
また、請求項4に係る本発明によれば、サーバ装置が予め設定された時間を超えて端末装置から送信された回答については、その回答を質問者へ送信しないので、時期を逸した回答が質問者の端末装置へ送信されることを抑制することができる。
また、請求項5に係る本発明によれば、サーバ装置は、質問の内容と、質問及び回答の閲覧情報という比較的情報量の少ない情報だけを送受信するだけで済むため、当該サーバ装置の処理負荷を可及的に低減することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。ここでは、複数の端末装置間で所望の地域に関する質問とその回答の送受信を、通信網に接続されたサーバ装置を介して行う地域情報提供システムに対して、本発明を適用した場合を例に挙げて説明する。
[1.地域情報提供システムの概要]
図1は、本実施形態に係る地域情報提供システムを示す説明図である。図1に示すように、本実施形態に係る地域情報提供システムSは、複数のユーザa、b、c(以下、特定のユーザではなく、当該地域情報提供システムSを利用する任意のユーザを指す場合には、単に「ユーザ」という。)がそれぞれ所有する携帯用の端末装置2a、2b、2c(以下、特定の端末装置ではなく、当該地域情報提供システムSにおける任意の端末装置を指す場合には、単に、「端末装置」という。)と、これら複数の端末装置と通信網を介して接続されたサーバ装置1とから構成される。
各端末装置は、最寄の無線基地局を介してインターネット等の通信網に接続可能に構成されている。また、サーバ装置1は、インターネット等の通信網に接続可能に構成されている。
各端末装置は、GPS(Global Positioning System)機能を備えており、自装置が存在する位置の緯度・経度の情報等を含む位置情報をGPS衛星から所定時間隔毎に取得し、通信網を介してサーバ装置1へ送信するように構成されている(図2参照)。
一方、サーバ装置1は、各端末装置から送信されてくる位置情報を受信して取得し、この取得した位置情報に基づいて、各端末装置の位置する地域を判定して、現在各端末装置が何処に存在するかを管理するように構成されている。
そして、この地域情報提供システムSでは、複数の端末装置間で所望の地域に関する質問とその回答の送受信を、通信網に接続されたサーバ装置1を介して行う。
たとえば、図1に示すように、あるユーザaが所望の地域3(以下、「質問先地域3」という。)に関する情報を知りたい場合、そのユーザa(以下、「質問者a」という。)は、自身の端末装置2a(以下、「質問者端末2a」という。)を操作して、地図上から選択したエリア情報と、質問先地域3に関して知りたい情報とを記載したメール(以下、「質問メールM1」という。)を作成して、サーバ装置1へ送信する。なお、上記エリア情報は、サーバ装置1が質問先地域3を識別するための情報である。
サーバ装置1は、この質問メールM1を受信すると、質問メールM1に記載されているエリア情報に基づいて、質問先地域3を特定し、その質問先地域3にある他の端末装置(ここでは、端末装置2b、2c)へ質問メールM1を送信する。
この質問メールM1を受信した端末装置2b、2cのユーザb、cは、その質問に答える場合、自身の端末装置2b、2cを操作して、質問に対する回答を記載したメール(以下、「回答メールM2」という。)を作成して、サーバ装置1へ送信する。そして、サーバ装置1は、受信した回答メールM2を質問者端末2aに送信する。
こうして、この地域情報提供システムSでは、質問者aに質問先地域3に関する所望の情報を提供する。
特に、本実施形態に係るサーバ装置1は、各端末装置毎に、その端末装置が質問メールM1を受付ける時間、質問メールM1を受付ける質問の内容、質問メールM1を受付ける地域等に関する条件(以下、「受付条件」という。)のうち、少なくともいずれか一つの受付条件を記憶する条件情報記憶手段を備えており、質問メールM1を受信したときに、質問先地域3に位置する複数の端末装置のうち、この条件情報記憶手段に記憶した受付条件を満たす端末装置2b、2cへ質問メールM1を送信するように構成している。
そのため、このサーバ装置1は、質問者aが情報を知りたい質問先地域3にある端末装置のなかでも、質問者aの質問に回答する可能性が高いユーザb、cの端末装置に的を絞って、質問者aからの質問メールM1を送信することができるので、質問者端末2aに、より確実に、質問先地域3に関する所望の情報を送信することができる。
[2.地域情報提供システムの基本動作等]
ここで、本実施形態に係る地域情報提供システムSの基本動作等について、図2〜図4を参照して説明する。図2は、本実施形態に係るサーバ装置1を介して端末装置間で行われる情報の送受信を示すシーケンス図であり、図3は、本実施形態に係るサーバ装置1のエリアデータベース及びランドマークデータベースを示す説明図であり、図4は、本実施形態に係るサーバ装置1のユーザデータベースを示す説明図である。
ここでは、サーバ装置1を介して、質問者端末2aと、質問者aの質問に対して上記受付条件を満たす端末装置として2つの端末装置2b、2c(以下、「受付可能端末2b、2c」という。)との間で行われる情報の送受信を例に挙げて説明する。
図2に示すように、この地域情報提供システムSにおいて、各端末装置2a、2b、2cは、サーバ装置1へ定期的に位置情報を送信する(図2に示す(1)参照)。
このとき、各端末装置2a、2b、2cは、自装置が位置する緯度及び経度を含む位置情報のほか、自装置をサーバ装置1に識別させるためのユーザID、自装置のEメールアドレスなどのユーザ情報もサーバ装置1へ送信する。
サーバ装置1は、後述のHDD103(図5参照)内に、各端末装置2a、2b、2c毎に位置情報、ユーザ情報及び受付条件の情報を記憶するユーザデータベース(以下、「ユーザDB」という。)と、各エリアのID(エリアID)とそのエリアの北西点及び南東点の緯度・経度とを対応付けて記憶したエリアデータベース(以下、「エリアDB」という。)と、各エリアIDに対応させて、そのエリアにあるランドマークとを対応付けて記憶したランドマークデータベース(以下、「ランドマークDB」という。)とを備えている。
そして、サーバ装置1は、各端末装置2a、2b、2cから定期的に送信されてくる位置情報を取得する度に、エリアDBに基づいて、各端末装置の存在するエリアに対応するエリアIDを判断し、ユーザDBを更新する。このユーザDBは、図4に示すように、ユーザID、Eメールアドレス、端末装置の存在するエリアのエリアID、受付条件の情報とが関連づけられて記憶されるものであり、図4に示す例では、ユーザIDが「777」、Eメールアドレスが「taro@brother.co.jp」、エリアIDが「123」、さらに、受付条件を示す情報として、質問受信の可否設定が「可」、この端末装置が回答を受付ける地域に対応するエリアIDが「124」、質問を受付ける時間が18:00〜21:00、受付ける質問のカテゴリーが「飲食店」又は「宿泊施設」という情報がそれぞれ記憶されていることを示している。
サーバ装置1は、順次このユーザDBを更新することによって、現在各端末装置が、何処の地域に位置しているのかを管理している。
また、各ユーザa、b、cは、当該地域情報提供システムSを最初に利用するときに、自身の端末装置を操作して、このサーバ装置1にアクセスして、ユーザ登録を行い、その際、所定の欄に、その端末装置が質問メールM1の受信を許可するか否かを示す情報、質問メールM1を受付ける時間、質問メールM1を受付ける質問のカテゴリー、質問メールM1を受付ける地域のエリアID又はランドマークID等を記入することにより、自装置に関する受付条件を設定する。
また、受付条件を変更する場合、ユーザは、各受付条件を記載したメールを作成して、そのメールをサーバ装置1へ送信することにより、受付条件の設定変更を行う。
また、サーバ装置1は、エリアDBを作成する際、図3に示すように、地域を格子状の複数のエリアに分割し、各エリア毎にそれぞれ固有のエリアIDを割り当てる。このサーバ装置1では、分割するエリアの広さを任意に設定できるようにしている。また、このように設定したエリア毎にランドマークIDを設定するようにして、ランドマークDBを作成するようにしている。
例えば、サーバ装置1の管理者が、エリアの範囲(例えば、20kmの範囲)を指定すると、図3に示すように、サーバ装置1は、指定されたエリア範囲の単位で格子状にエリアを区切って複数のエリアを生成しエリアDBを作成する。
また、サーバ装置1は、地図データベース(図示略)から、上記作成したエリアの範囲にある、ランドマークとなる情報(例えば、駅、ホテル、ビル、地名など)を抽出し、エリアIDと関連付けてランドマークDBを作成する。
図3では、一例として愛知県名古屋市付近の情報が図示されたエリアDBとランドマークDBとを示している。
この図3に示す例では、サーバ装置1は、名古屋市付近の北西点の緯度136.8°、経度35.0°と南東点137.5°の緯度、経度34.5°とをエリアIDに関連づけてエリアDBに記憶し、この地域のランドマークとして、名古屋駅(ランドマークID:NGYST)を記憶している。
そして、サーバ装置1は、質問者端末2aから質問メールM1を受信すると(図2に示す(2)参照)、その質問メールM1に記載のエリア情報に基づいて、質問先地域3を決定する。
例えば、サーバ装置1が受信したエリア情報がランドマークIDやエリアIDの場合、エリアDBやランドマークDBに基づいて、質問先地域3を決定する。また、サーバ装置1が受信したエリア情報が緯度・経度情報等である場合には、その緯度・経度情報等に基づいて、質問先地域3を決定する。このように質問先地域を特定することができることから、質問者からの質問を送信する地域を柔軟に設定することができる。
例えば、この緯度・経度情報が、質問先地域3を指定するための北西点及び南東点の緯度・経度の情報である場合、特定の一つの地点の緯度・経度の情報とそこからの距離の情報(例えば、100m範囲)とが含まれる情報である場合、或いはランドマークの情報とそこからの距離の情報とが含まれる情報である場合には、サーバ装置1は、同様にユーザDBによらず、ユーザが質問メールM1に記載した質問先地域3を指定するためエリア情報に基づいて質問先地域3を決定する。このように、ユーザが指定する所望の地域を、質問メールM1の送信先として柔軟且つ的確に決定することができ、こうして決定した質問先地域3に位置する端末装置の中から質問メールM1を送信する端末装置を選択することができる
また、このサーバ装置1は、受信した質問メールM1に、回答メールM2を受付ける締め切り時刻を指定する情報が含まれていた場合、その指定された時刻を回答メールM2の締め切り時刻として設定し、締め切り時刻を指定する情報が含まれていかった場合には、当該サーバ装置1に予め登録されている時間(例えば、10分)に基づいて締め切り時刻(例えば、質問メールM1を送信してから10分後の時刻)を設定する。
その後、サーバ装置1は、質問メールM1に記載のエリア情報に基づいて決定した質問先地域3に位置する受付条件を満たす受付可能端末2b、2cへ質問メールM1を送信する(図2に示す(4)参照)。
このように、本実施形態のサーバ装置1は、質問者aの質問に回答できる可能性が高いユーザb、cの端末装置2b、2cに対して、選択的に質問メールM1を送信するので、質問者aが回答メールM2を受信する確率を可及的に向上させることができる。
また、このサーバ装置1では、受付可能端末2b、2cへ質問メールM1を送信する前に、受付可能端末2b、2cの台数(ここでは、受付可能端末2b、2cが2台である)を質問者端末2aへ通知するようにしている(図2に示す(3)参照)。
そのため、この地域情報提供システムSでは、質問者aに自身が作成した質問メールM1が、どれくらいの人に通知されるのかを把握させることができ、これにより、質問者aは、サーバ装置1から通知される受付可能端末2b、2cの台数から、返信される回答メールM2の数を容易に予測することができるので、質問メールM1を送信してから回答メールM2を受信するまでの不安感が低減される。
その後、サーバ装置1は、受付可能端末2b、2cから質問に対する回答メールM2を受信すると(図2に示す(5)参照)、その回答メールM2を質問者端末2aへ送信する(図2に示す(6)参照)。
このとき、サーバ装置1は、設定した締め切り時刻よりも前に受信した回答メールM2のみを質問者端末2aへ送信するようにしており、この締め切り時刻を超えて送信されてきた回答メールM2に関しては、受信しても質問者端末2aへ送信しないようにしている。
このように、本実施形態のサーバ装置1では、回答メールM2の受付可能時刻を超えた回答メールM2については、その回答メールM2を受信しても質問者端末2aへ送信しないようにしているため、時期を逸した不要な回答メールM2が質問者端末2aへ送信されることを防止することができる。
[3.サーバ装置の電気的構成等]
次に、上記した地域情報提供システムSにおけるサーバ装置1の電気的構成等について説明する。
図5は、サーバ装置1の電気的構成を示す説明図である。サーバ装置1は、専用のコンピュータの他、汎用のサーバコンピュータを適用可能であり、図5に示すように、制御部101と、質問者からの質問や回答者からの回答の情報等を記憶する書き換え可能な記憶部102と、前述のエリアDB、ランドマークDB、ユーザDB等を記憶する条件情報記憶手段としてのハードディスク(HDD)103と、現在の各端末装置ユーザDBの内容等を後述の表示部107で表示可能な情報に変換処理する映像処理部106と、この映像処理部106からの出力に基づいて映像を表示する液晶表示装置(LCD)等の表示部107と、マウス及びキーボードなどからなる入力部110と、端末装置2と通信するための通信部113とを備えている。なお、制御部101、記憶部102、ハードディスク103、通信部113、映像処理部106は、システムバス120を介して相互に接続されている。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)、不揮発性メモリ及びRAM(Random Access Memory)から構成される。この不揮発性メモリには、質問者端末2aからの質問メールM1を受信して、その質問メールM1に対応する質問先地域3にある受付可能端末2b、2cへ質問を送信する質問・回答転送処理等を行うための情報処理プログラムが格納されており、CPUは不揮発性メモリに記憶されている情報処理プログラムを読み出して実行することによって、後述の取得手段、判定手段、質問処理手段、回答処理手段等として機能する。
なお、この情報処理プログラムは、例えば、当該サーバ装置1に接続された他のサーバから、通信部113を介して、制御部101内部の不揮発性メモリにダウンロードされるようにしてもよく、又CD−ROM等の記録媒体に記録されてから図示しない記録媒体ドライブを介して、制御部101内部の不揮発性メモリに読み込まれるようにしてもよい。
また、HDD103は、他の端末装置からの質問に対する受付時刻、質問の内容及び質問の受付地域に関する条件のうち少なくともいずれか一つの条件の情報を記憶する条件情報記憶手段として機能する。
[4.サーバ装置の制御部が実行する処理]
以上のように構成されたサーバ装置1の動作の一例について、図6〜図12を参照して具体的に説明する。図6〜図12は、本実施形態のサーバ装置の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。なお、ここでは、質問者端末から送信される質問メールに記載されるエリア情報がエリアID又はランドマークIDであるときの処理について説明することとする。
なお、以下の各処理は、サーバ装置1の制御部101が上述した各手段等として機能することによって実行されるものである。ここでは、本発明の要部である質問・回答転送処理に関連する処理のみ説明することとする。
[4.1.位置情報取得処理]
まず、サーバ装置1の制御部101が実行する位置情報取得処理について、図6を参照して説明する。サーバ装置1の制御部101は、電源が投入されると、図示しないメイン処理を実行し、そのメイン処理内で繰り返し実行される処理として、この位置情報取得処理を実行する。
制御部101は、端末装置からユーザ情報や位置情報(緯度及び経度)を含む端末情報を受信すると、図6に示すように、この端末情報からユーザIDを取得する処理を行い(ステップS01)、その後、処理をステップS02へ移す。
次に、ステップS02において制御部101は、端末装置が送信した端末情報からその端末装置が位置する地点の緯度及び経度を取得する処理を行い、その後、処理をステップS03へ移す。このように、制御部101は、各端末装置の位置の情報を通信網を介して各端末装置から定期的に取得する取得手段として機能する。
次に、ステップS03において制御部101は、ステップS02で取得した緯度及び経度と、HDD103に記憶しているエリアDBとに基づいて、位置情報を送信してきた端末装置のユーザが存在するエリアを計算する処理を行い、その後、処理をS04へ移す。このように、制御部101は、取得手段により取得した位置の情報に基づいて、各端末装置が位置する地域を判定する判定手段として機能する。
次に、ステップS04において制御部101は、受信した端末情報から、端末装置の受付条件として、質問メールの受信可否に関する質問受付可否情報と、質問メールを受付ける地域に対応するエリアIDと、質問を受付ける時間帯を示す受付時間情報と、質問メールを受付可能な質問のカテゴリーを示す情報とを取得する処理を行い、その後、処理をステップS05へ移す。
次に、ステップS05において制御部101は、取得した端末装置の位置情報に基づいて、ユーザDBを更新する処理を行い、その後、この位置情報取得処理を終了する。
[4.2.質問・回答転送処理]
次に、サーバ装置1の制御部101が実行する質問・回答転送処理について、図7を参照して説明する。サーバ装置1の制御部101は、前述の位置情報取得処理と並行して、質問・回答転送処理を繰り返し実行する。この質問・回答転送処理は、端末装置から質問メール又は回答メールを受信したときに行われる処理である。
図7に示すように、この質問・回答転送処理において、制御部101は、まず、受信したメールが質問メールであるか否かの判断を行い(ステップS11)、受信したメールが質問メールである場合に(ステップS11:Yes)、処理をステップS12へ移す。
一方、サーバ装置1は、受信したメールが質問メールでないと判断した場合に(ステップS11:No)、処理をステップS19へ移す。
ステップS12において制御部101は、受信した質問メールから、質問先地域3に関するエリア情報や質問内容のカテゴリー等の項目(以下、「質問項目」という。)を抽出する質問項目の抽出処理を行い、その後、処理をステップS13へ移す。この質問項目の抽出処理については、後に詳述する。
次に、ステップS13において制御部101は、質問の受付が可能な受付可能端末2を抽出する受付可能端末の抽出処理を行い、その後、処理をステップS14へ移す。この受付可能端末の抽出処理については、後に詳述する。
次に、ステップS14において制御部101は、受付可能端末が存在するか否かの判断を行い、存在すると判断した場合に(ステップS14:Yes)、処理をステップS15へ移す。
一方、制御部101は、受付可能端末が存在しないと判断した場合に(ステップS14:No)、質問者端末へ受付可能端末が存在しないことを通知する処理を行い(ステップS18)、その後、この質問・回答転送処理を終了する。
ここで、制御部101は、後述のステップS32(図8参照)で取得した質問者端末のEメールアドレスを宛先に指定して、受付可能端末が存在しない旨を記載したメールを質問者端末へ送信することにより、質問者へ受付可能端末が存在しないことを通知する。
次に、ステップS15において制御部101は、受付可能端末の台数を質問者端末へ通知する処理を行い、その後、処理をステップS16へ移す。
ここで、制御部101は、後述のステップS32(図8参照)で取得した質問者端末のEメールアドレスを宛先に指定して、受付可能端末の台数を記載したメールを質問者端末へ送信することにより、質問者へ受付可能端末の台数を通知する。
次に、ステップS16において制御部101は、受付可能端末へ質問メールを送信する処理を行い、その後、処理をステップS17へ移す。
ここで、制御部101は、ユーザDBを参照し、ステップS13で抽出した受付可能端末のEメールアドレスを宛先に指定して、受付可能端末へ質問メールを送信する。すなわち、ユーザDBに、受信可否の条件が「可」であり、質問者端末から送信される質問メールの質問先地域が質問メールを受付可能な地域として含まれ、その質問の内容が受付可能な内容として含まれ、その質問メールを受信した時刻が受付可能な時間に含まれる受付条件を有する端末装置を受付可能端末として決定する。例えば、ユーザDBが図4に示すような状態のとき、質問メールに含まれる質問項目に関し、質問先地域のエリアIDが「124」、サーバ装置1での質問メールの受信時刻が「19:20」、質問の内容が「飲食店」である場合には、「taro@brother.co.jp」を受付可能端末のEメールアドレスと判断する。
このように、制御部101は、一の端末装置から所望の地域に関する質問を受信したとき、所望の地域に位置する他の端末装置のうち、条件情報記憶手段に記憶した条件を満たす端末装置に対して質問を送信する質問処理手段として機能する。
次に、ステップS17において制御部101は、受付可能端末からの回答メールの受付可能時間を計測するための締め切り時間計測用タイマ(図示略)をスタートさせる処理を行い、その後、この質問・回答転送処理を終了する。このとき、制御部101は、CPUの動作クロックを締め切り時間計測用タイマとして使用し、回答メールの受付可能時間を計測する。
また、制御部101は、ステップS19において、受信したメールが受付可能端末からの回答メールであるか否かの判断を行い、回答メールではないと判断した場合に(ステップS19:No)、処理をステップS20へ移す。
一方、制御部101は、受信したメールが回答メールである判断した場合に(ステップS19:Yes)、処理をステップS21へ移す。
次に、ステップS20において制御部101は、受付可能端末数の増減に対処する処理を行い、その後、この質問・回答転送処理を終了する。この受付可能端末数の増減に対処する処理については、後に詳述する。
次に、ステップS21において制御部101は、締め切り時間計測用タイマを参照して、締め切り時刻を経過したか否かの判断を行い、経過したと判断した場合に(ステップS21:Yes)、回答メールの受付けに関する締め切り時刻を経過したことを質問者端末へ通知する処理を行い(ステップS22)、この質問・回答転送処理を終了する。
ここで、制御部101は、後述のステップS32(図8参照)で取得した質問者端末のEメールアドレスを宛先に指定して、質問メールの受付時間が終了した旨を記載したメールを質問者端末へ送信することにより、質問者へ回答メールの受付けに関する締め切り時刻を経過したことを通知する。
一方、制御部101は、締め切り時刻を経過していないと判断した場合に(ステップS21:No)、質問者端末へ回答メールを送信する処理を行い(ステップS23)、この質問・回答転送処理を終了する。
ここで、制御部101は、後述のステップS32(図8参照)で取得した質問者端末のEメールアドレスを宛先に指定して、回答メールを質問者端末へ送信する。
このように、制御部101は、質問に対する他の端末装置からの回答を受信したとき、この回答を、質問送信してきた一の端末装置へ送信する回答処理手段として機能することになる。
[4.3.質問事項の抽出処理]
次に、図7に示す質問・回答転送処理中のステップS12において実行される質問事項の抽出処理について、図8を参照して説明する。
図8に示すように、この質問事項の抽出処理において、制御部101は、まず、質問者端末から受信した質問メールから、質問者端末のユーザIDを取得する処理を行い(ステップS31)、その後、処理をステップS32へ移す。
次に、ステップS32において制御部101は、質問者端末から受信した質問メールから、質問者端末のアドレスを取得する処理を行い、その後、処理をステップS33へ移す。ここで、制御部101は、取得するアドレスとして、質問者端末のEメールアドレスを取得することになる。
次に、ステップS33において制御部101は、質問先地域のエリアIDを求める処理を行い、その後、処理をステップS34へ移す。このエリアIDを求める処理については、後に詳述する。
次に、ステップS34において制御部101は、質問者端末から受信した質問メールから、質問内容のカテゴリーに関する情報を取得する処理を行い、その後、処理をステップS35へ移す。
次に、ステップS35において制御部101は、質問の受付を締め切る時刻を設定する締め切り時刻設定処理を行い、その後、この質問事項の抽出処理を終了する。この締め切り時刻設定処理については、後に詳述する。
[4.4.エリアIDを求める処理]
次に、図8に示す質問項目の抽出処理中のステップS33において実行されるエリアIDを求める処理について、図9を参照して説明する。
図9に示すように、このエリアIDを求める処理において、制御部101は、質問先地域3が緯度と経度とにより指定されているか否かの判断を行い(ステップS51)、緯度と経度により指定されていると判断した場合に(ステップS51:Yes)、処理をステップS53へ移す。一方、制御部101は、質問先地域3が緯度と経度とにより指定されていないと判断した場合に(ステップS51:No)、処理をステップS52へ移す。
ステップS52において制御部101は、ランドマークDBを参照して、質問メールに記載のランドマークIDに対応するエリアIDを検索することにより、エリアIDを求め、その後、このエリアIDを求める処理を終了する。
また、ステップS53において制御部101は、質問メールに記載の質問先地域3の北西点及び南東点の緯度・経度に基づいて、地域を格子状に区切って複数のエリアを生成し、各エリア毎にエリアIDを割り当てることによって、質問先地域3に対応するエリアIDを求め、その後、このエリアIDを求める処理を終了する。
[4.5.締め切り時刻設定処理]
次に、図8に示す質問項目の抽出処理中のステップS35において実行される締め切り時刻設定処理について、図10を参照して説明する。
図10に示すように、この締め切り時刻設定処理において制御部101は、質問者端末から回答メールの受付けに関して、締め切り時刻の指定があるか否かの判断を行い(ステップS61)、指定があると判断した場合に(ステップS61:Yes)、処理をステップS63へ移す。一方、制御部101は、締め切り時刻の指定が無いと判断した場合に(ステップS61:No)、処理をステップS62へ移す。
ステップS62において制御部101は、締め切り時刻を当該サーバ装置1に予め登録されている固定値に設定する処理を行い、その後、この締め切り時刻設定処理を終了する。
また、ステップS63において制御部101は、締め切り時刻を質問者端末から指定された値に設定する処理を行い、その後、この締め切り時刻設定処理を終了する。
[4.6.受付可能端末の抽出処理]
次に、図7に示す質問・回答転送処理中のステップS13において実行される受付可能端末の抽出処理について、図11を参照して説明する。
図11に示すように、この受付可能端末の抽出処理において制御部101は、ユーザDBを参照して、質問先地域3のエリアIDとエリアIDが一致する地域にある端末装置を抽出する処理を行い(ステップS41)、その後、処理をステップS42へ移す。
次に、ステップS42において制御部101は、ユーザDBを参照して、ステップS41で抽出した端末装置の中から、受付条件を満たす受付可能端末を抽出する処理を行い、その後、この受付可能端末の抽出処理を終了する。
[4.7.受付可能端末数の増減に対処する処理]
次に、図7に示す質問・回答転送処理中のステップS20において実行される受付可能端末数の増減に対処する処理について、図12を参照して説明する。
図12に示すように、この受付可能端末数の増減に対処する処理において、制御部101は、受付可能端末の抽出処理を行い(ステップS71)、その後、処理をステップS72へ移す。ここで、制御部101は、図9に示した受付可能端末の抽出処理と同一の処理を実行する。
次に、ステップS72において制御部101は、受付可能端末が存在するか否かの判断を行い、存在すると判断した場合に(ステップS72:Yes)、処理をステップS73へ移し、存在しないと判断した場合に(ステップS72:No)、処理をステップS75へ移す。
ステップS75において制御部101は、質問者端末へ受付可能端末が存在しないことを一度も通知していないか否かの判断を行う。このステップS75の判断を行うために、制御部101は、ステップS18,S76にて通知したことを質問メール毎に記憶している。そして、制御部101は、質問者端末へ受付可能端末が存在しないことを一度も通知していないと判断した場合に(ステップS75:Yes)、処理をステップS76へ移し、一度以上通知したと判断した場合に(ステップS75:No)、処理をステップS73へ移す。
ステップS76において制御部101は、質問者端末へ受付可能端末が存在しないことを通知する処理を行い、その後、処理をステップS73へ移す。
ここで、制御部101は、ステップS32(図8参照)で取得した質問者端末のEメールアドレスを宛先に指定して、受付可能端末が存在しない旨を記載したメールを質問者端末へ送信することにより、質問者へ受付可能端末存在しないことを通知する。
ステップS73において制御部101は、受付可能端末のなかで、未だ質問メールを送信していない端末装置(以下、「質問未送信端末」という。)が存在するか否かの判断を行う。このステップS73の判断を行うために、制御部101は、ステップS16にて質問メールを送信した端末装置を記憶している。そして、制御部101は、質問未送信端末が存在すると判断した場合に(ステップS73:Yes)、処理をステップS74へ移し、存在しないと判断した場合に(ステップS73:No)、この受付可能端末数の増減に対処する処理を終了する。
ステップS74において制御部101は、質問未送信端末へ質問メールを送信する処理を行い、その後、この受付可能端末数の増減に対処する処理を終了する。ここで、制御部101は、ユーザDBを参照して、ステップS73で存在を確認した質問未送信端末のEメールアドレスを検索し、そのEメールアドレスを宛先に指定して質問メールを送信する。
このように、本実施形態の地域情報提供システムSでは、質問者が質問先地域3を指定する情報として、エリアIDやランドマークIDなどを記載した質問メールを送信してきた場合、エリアDBやランドマークDBに基づいて質問先地域3を決定することができ、また、当該質問先地域3の北西点及び南東点の緯度・経度等のエリア情報を記載した質問メールを送信してきた場合、サーバ装置1は、その緯度・経度等に基づいて、質問先地域3を決定することができるので、質問者からの質問を送信する地域を、質問者の要求に応じて柔軟に設定することができる。
また、本実施形態のサーバ装置1は、地域情報提供システムSを利用している各端末装置の所在位置に関する情報と、各端末装置の各種受付条件とを、各端末装置毎に記憶したユーザDBを備えており、質問者端末から質問メールを受信したときには、質問先地域3にある任意の端末装置へ質問メールを送信するのではなく、ユーザDBを参照して、受付条件を満たしている質問に回答する可能性の高い特定の受付可能端末へ、選択的に質問メールを送信するので、回答メールを受信する確率を高めることができ、その結果、より確実に質問者へ所望の情報を提供することができる。
また、この地域情報提供システムSでは、各端末装置のユーザが、質問メールを受付可能な時間帯や、質問メールを受付可能な質問のカテゴリー、質問メールを受付可能な地域等を自身で設定することができるので、例えば、ユーザが仕事中や勉強中等、質問メールM1を受け付けたくない時間帯や場所にいるときには、そのユーザの端末装置に質問メールが送信されないので、ユーザに不快感を与えることがない。
なお、上記実施形態では、各端末装置のユーザが、質問メールを受付可能な時間帯や、質問メールを受付可能な質問のカテゴリー、質問メールを受付可能な地域等を自身で設定するように構成したが、逆に、質問メールを受付ない時間帯、質問メールを受付けない質問の内容、質問メールを受付けない地域等を、各ユーザが設定するように構成してもよく、これらの情報を組み合わせてもよい。
このように構成することによっても、同様に回答者に不快感を与えることが無くなるので、ユーザにサービスの参加を促すことができる。
また、上記実施形態では、サーバ装置1が質問者端末と受付可能端末との間で、質問メールと回答メールとを転送することにより、質問者と回答者の間で質問とその回答とを送受信を行わせるように構成したが、質問及び回答の送受信は、メール以外を用いて行う構成としてもよい。
たとえば、地域情報提供システムSのユーザが質問やその質問に対する回答を書き込み可能な複数の電子掲示板(BBS:Bulletin Board System)をインターネット上に公開する所定のサーバ(以下、「BBSサーバ」という。)をさらに設け、上記実施形態のサーバ装置1が、質問者端末から受信した質問の内容をBBSサーバに送信し、BBSサーバに記憶した質問の閲覧先情報(URLなどのアドレス)をBBSサーバから取得して、受付可能端末へ送信することによって質問の送信を行い、受付可能端末から質問に対する回答を受信したBBSサーバから通知される質問に対する回答の閲覧先情報(URLなどのアドレス)を受信したときに、その回答の閲覧先情報を質問者端末へ送信することによって回答の送信を行うように構成する。
このように地域情報提供システムSを構成することにより、サーバ装置1は、質問の内容と、質問及び回答の閲覧情報という比較的情報量の少ない情報だけを送受信するだけで済むため、当該サーバ装置1の処理負荷を可及的に低減することができる。
また、このように地域情報提供システムSを構成する場合にも、サーバ装置1は、質問の閲覧情報を送信する端末装置を選択する際、上記質問メールの受付可能端末を選択するときと同様に、受付条件を満たす端末装置を閲覧情報を送信する端末装置として選択するため、質問者aが回答の閲覧情報を受信する可能性を可及的に向上させることができる。
また、端末装置がノート型のパーソナルコンピュータのような携帯端末である場合、当該端末装置のIPアドレスもユーザDBに記憶しておき、Eメールを用いずに、IPアドレスを指定してIPネットワーク(Internet Protocol Network)経由で質問及び回答の送受信を行うようにしてもよい。この場合、端末装置はサーバ装置1のIPアドレスを指定して質問を送信することになる。
本実施形態に係る地域情報提供システムを示す説明図である。 本実施形態に係るサーバ装置を介して端末装置間で行われる質問及び回答の送受信を示すシーケンス図である。 本実施形態に係るサーバ装置のエリアデータベース及びランドマークデータベースを示す説明図である。 本実施形態に係るサーバ装置のユーザデータベースを示す説明図である。 本実施形態のサーバ装置の電気的構成を示す説明図である。 本実施形態のサーバ装置の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。 本実施形態のサーバ装置の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。 本実施形態のサーバ装置の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。 本実施形態のサーバ装置の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。 本実施形態のサーバ装置の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。 本実施形態のサーバ装置の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。 本実施形態のサーバ装置の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。
符号の説明
S 地域情報提供システム
1 サーバ装置
2a 質問者端末
2b、2c 受付可能端末
M1 質問メール
M2 回答メール

Claims (7)

  1. 複数の端末装置と通信網を介して接続されたサーバ装置において、
    各前記端末装置の位置の情報を前記通信網を介して各前記端末装置から定期的に取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した位置の情報に基づいて、各前記端末装置が位置する地域を判定する判定手段と、
    他の端末装置からの質問に対する受付時間、前記質問の内容及び前記質問の地域に関する条件うち少なくともいずれか一つの条件の情報を記憶する条件情報記憶手段と、
    一の前記端末装置から所望の地域に関する質問を受信したとき、前記所望の地域に位置する他の前記端末装置のうち前記条件情報記憶手段に記憶した条件を満たす端末装置に対して前記質問を送信する質問処理手段と、
    前記質問に対する前記他の端末装置からの回答を受信したとき、この回答を前記一の端末装置へ送信する回答処理手段と、を備えた
    ことを特徴とするサーバ装置。
  2. 前記一の端末装置から送信される質問には、前記所望の地域を特定するエリア情報が含まれており、
    前記質問処理手段は、前記エリア情報に基づいて前記所望の地域を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 前記質問処理手段は、前記質問の送信先である前記他の端末装置の数を、前記質問を送信した前記一の端末装置へ通知する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のサーバ装置。
  4. 前記回答処理手段は、予め設定された時間内に受信した回答を、前記質問を送信した前記一の端末装置へ送信する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  5. 前記質問処理手段は、前記一の端末装置から受信した質問の内容を所定のサーバ装置に送信し、前記所定のサーバ装置に記憶した前記質問の閲覧先情報を前記他の端末装置へ送信することによって前記質問の送信を行い、
    前記回答処理手段は、前記他の端末装置から前記質問に対する回答を受信した前記所定のサーバ装置から通知される前記質問に対する回答の閲覧先情報を受信したとき、前記回答の閲覧先情報を前記一の端末装置へ送信することによって前記回答の送信を行う
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  6. コンピュータを、請求項1〜5のいずれか1項に記載のサーバ装置の各手段として機能させるプログラム。
  7. 複数の端末装置間で所望の地域に関する質問とその回答の送受信を、通信網に接続されたサーバ装置を介して行う地域情報提供方法であって、
    各前記端末装置が、自装置の位置の情報を送信するステップと、
    前記サーバ装置が、各前記端末装置の位置の情報を取得するステップと、
    前記サーバ装置が、前記取得した位置の情報に基づいて、各前記端末装置の位置する地域を判定するステップと、
    前記サーバ装置が、他の端末装置からの質問に対する受付時間、前記質問の内容及び前記質問の地域に関する条件うち少なくともいずれか一つの条件の情報を記憶手段に記憶するステップと、
    一の前記端末装置が、所望の地域に関する質問を前記サーバ装置に送信するステップと、
    前記サーバ装置が、前記一の端末装置から前記所望の地域に関する質問を受信したとき、前記所望の地域に位置する他の端末装置のうち前記記憶手段に記憶した条件を満たす端末装置へ前記質問を送信するステップと、
    前記他の端末装置が、前記サーバ装置から質問を受信するステップと、
    前記他の端末装置が、前記受信した質問に対する回答を送信するステップと、
    前記サーバ装置が、前記他の端末装置から受信した前記質問に対する回答を前記一の端末装置へ送信するステップと、を有する地域情報提供方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014063362A (ja) * 2012-09-21 2014-04-10 Aisin Aw Co Ltd 情報共有システム、情報共有方法及び端末装置
JP2016103699A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 株式会社日立製作所 情報処理装置、端末間隔たり判別システム、および端末間隔たり判別方法

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