JP2016103699A - 情報処理装置、端末間隔たり判別システム、および端末間隔たり判別方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明による端末間隔たり判別システムは、ネットワークを介して接続されたサーバおよび複数の端末を備える。端末間隔たり判別システムは、端末の緯度および経度を含む位置を算出する位置算出部と、緯度および経度に基づき定義される複数のエリアのうち、算出された位置に基づき当該端末の属するエリアを判別するエリア判別部と、端末の属するエリアおよび他の端末の属するエリアの隔たりの大きさに基づき、それら端末の間の隔たりの大きさが所定の関係にあることを判別する隔たり判別部とを備える。
本発明による端末間隔たり判別方法は、端末が算出する緯度および経度を含む位置に基づき、緯度および経度に基づきあらかじめ定義されたエリアのいずれに端末が属するかを判別し、端末の属するエリアおよび他の端末の属するエリアの間の隔たりの大きさを算出し、それら端末の間の隔たりの大きさが所定の関係にあることを判別する。
以下、図1〜10を参照して、本発明による端末間隔たり判別システムの一実施形態を説明する。
携帯端末10は、たとえば携帯電話であり、処理を統括する演算処理部11と、アプリケーションプログラムを記録する記憶部12と、サーバ20と通信する通信部13と、自己位置、すなわち自己位置算出部14と、操作部15と、表示部16とを備える。演算処理部11と、記憶部12と、通信部13と、自己位置算出部14と、操作部15と、表示部16とは、通信用バスにより接続される。
演算処理部21は、CPU、ROM、およびRAMを備え、ROMに保存されるプログラムをRAMに展開して実行する。図1は、演算処理部21により実行される主な機能を概念的に示す。演算処理部21は、携帯端末10から受信したデータに前処理を施すエリア判別処理部21aと、ある携帯端末10と他の携帯端末10が所定距離内にあるかを判別するすれ違い判別処理部21bと、アプリケーションサービス処理部21cとを備える。
すれ違い情報データベース22cには、すれ違い判別処理部21bが作成したレコードである、所定の距離以内にいると判断された携帯端末10の組合せに関する情報が保存される。すれ違い情報データベース22cは、アプリケーションサービス処理部21cにより読み込まれ、不要になるとアプリケーションサービス処理部21cにより格納されたレコード全体が削除される。
通信部23は、ネットワークXを介して携帯端末10と通信を行う。
図2〜4を用いて、位置・時刻データベース22aと、位置・時刻・範囲データベース22bと、すれ違い情報データベース22cの一例を説明する。
図2は、位置・時刻データベース22aの一例を示す図である。位置・時刻データベース22aは、複数のレコードから構成され、1レコードは、端末IDと、位置情報である緯度および経度と、位置取得時刻とから構成される。端末IDは、携帯端末10を特定する固有のIDであり、位置情報は携帯端末10の自己位置算出部14により算出された緯度および経度、位置取得時刻は自己位置算出部14が位置情報を取得した日時である。図2に示す例では、端末IDが10001〜10004である4つの端末に関する4つのレコードが示されている。前述のように、位置・時刻データベース22aに保存されるデータは、所定時間ごとに読み込まれて削除されるため、前回、エリア判別処理部21aによる処理が終了した後に携帯端末10から受信したデータのみが保存される。
図5〜6を用いてエリア識別子、およびエリア間の隔たりの大きさを説明する。
図5は、エリア定義22dの一例を示す図である。図5の上段は、40.00度が基準となる緯度であり、エリアの緯度方向の幅、すなわちメッシュのピッチは1度であることを示している。また、40度〜41度に対応する符号が「aaa」であり、41度〜42度は「aab」である。図5の下段も同様に経度について140.00度が基準であり、エリアの経度方向の幅は1度であることを示している。また、140度〜141度に対応する符号が「001」であり、141度〜142度は「002」である。
図7を用いて端末間距離判別システムにおけるデータの流れを説明する。
図7は、携帯端末10が取得した自己位置を用いてアプリケーションサービス処理部21cが処理を行う際のデータの流れを示す概念図である。
携帯端末10の自己位置算出部14は所定時間ごとに自己位置を算出し、算出した自己位置を通信部13に出力する(図7のP1)。通信部13は、算出された自己位置とともに、自己位置を取得した位置取得時刻、および当該携帯端末10の端末IDをサーバ20に送信する(図7のP2)。
携帯端末10の位置情報、および位置取得時刻は、位置・時刻・範囲データベース22bに識別子が付与された状態で保存されているので、すれ違い判別処理部21bは効率よく条件に該当する携帯端末10を抽出できる。
図8は、エリア判別処理部21aの動作を表すフローチャートである。以下に説明する各ステップの実行主体は、演算処理部21のCPUである。
ステップS103において、エリア判別処理部21aは、エリア定義22dの記載に基づき、ステップS102において読込んだ位置情報からエリア識別子を算出し、ステップS104に進む。たとえば、エリア定義22dが図5に示すものであり、緯度が41.2度、経度が142.6度の場合は、基準と幅から緯度方向は2エリア目、経度方向は3エリア目なので、エリア識別子は「aab−003」となる。
ステップS105において、エリア判別処理部21aは、位置・時刻データベース22aに格納されている全てのレコードを読み込んだか否かを判断する。全てのレコードを読み込んだと判断する場合は図8のフローチャートで示されるプログラムを終了し、全てのレコードを読み込んでいないと判断する場合はステップS102に戻る。
図9〜10は、すれ違い判別処理部21bの動作を表すフローチャートである。すれ違い判別処理部21bは、動作指令の条件として、アプリケーションサービス処理部21cから、端末絞込み条件、およびすれ違い判別条件を入力されると動作を開始する。端末絞込み条件とは、携帯端末10の位置取得時刻、または時刻識別子の条件である。すれ違い判別条件とは、すれ違い状態にあると判断するエリア数、およびすれ違い状態にあると判断する距離である。以下ではアプリケーションサービス処理部21cから時刻識別子を用いて端末の絞り込み条件が指定されたとして説明する。以下に説明する各ステップの実行主体は、演算処理部21のCPUである。
ステップS203において、すれ違い判別処理部21bは、TargetSetに保存されているレコードのうち、現在の処理対象レコードを表す変数であるiに1を代入し、ステップS204に進む。
ステップS205において、すれ違い判別処理部21bは、ステップS204において読込んだレコードのエリア識別子により特定されるエリアを基準として、アプリケーションサービス処理部21cから指定されたエリア数以内のエリア識別子を算出する。たとえば、図3に示す例において、基準となるエリアのエリア識別子が「aad−003」であり、アプリケーションサービス処理部21cから指定されたエリア数が1の場合には、「aac−002」、「aac−003」、「aac−004」、「aad−002」、「aad−003」、「aad−004」、「aae−002」、「aae−003」、「aae−004」、の9個が算出される。
ステップS207において、すれ違い判別処理部21bは、TargetSetのi番目より後のレコードを対象にして、エリア識別子がAreaSetのいずれかと一致するレコードを抽出してステップS208に進む。ここで検索対象をi番目より後に限定しているのは、距離が所定距離以内である携帯端末10の組合せが2重に抽出されるのを防止するためである。
ステップS209において、すれ違い判別処理部21bは、図10のフローチャートにより動作が表される距離判別処理を行い、ステップS210に進む。当該処理は後に図10を用いて説明する。
ステップS211において、すれ違い判別処理部21bは、変数iに1を追加して、すなわちTargetSetの処理対象のレコードを1つずらして、ステップS204に戻る。
ステップS291において、すれ違い判別処理部21bは、SubTargetの処理対象レコードを表す変数であるjに1を代入してステップS292に進む。
ステップS292において、すれ違い判別処理部21bは、TargetSetのi番目のレコードと、SubTargetのj番目のレコードとから緯度と経度を抽出し、ステップS293に進む。
(式1)
D=sqrt((M*dP)*(M*dP)+(N*cos(P)*dR)*(N*cos(P)*dR))
D:2点間の距離(m)、P:2点の緯度の平均値、dP:2点の緯度の差、dR:2点の経度差
M=6334834/sqrt((1−0.006674*sin(P)*sin(P))^3)
N=6377397/sqrt(1−0.006674*sin(P)*sin(P))
なお、式1におけるsqrt( )は平方根関数、sin( )は正弦関数、cos( )は余弦関数である。また、Mは子午線曲率半径を、Nは卯酉線曲率半径を表す。
その後、ステップS294に進む。
ステップS296において、すれ違い判別処理部21bは、SubTargetの処理対象レコードを表す変数であるjがSubTargetのレコード数であるm以下であるか否かを判断する。m以下であると判断する場合はステップS297に進み、mより大きいと判断する場合は図10のフローチャートを終了する。
ステップS297において、すれ違い判別処理部21bは、変数jに1を追加して、すなわちSubTargetの処理対象のレコードを1つずらして、ステップS292に戻る。
サーバ20のアプリケーションサービス処理部21cは、携帯端末10の相互の距離を利用した様々なアプリケーションを実行することができる。
たとえば、携帯端末10にインストールされたクライアントプログラムと、サーバ20のアプリケーションサービス処理部21cが協調動作を行って進行するゲームに用いられる。この種のゲームでは、クライアントプログラムを実行している携帯端末10同士がすれ違うと、対戦やアイテム交換が発生する。
(1)サーバ20は、緯度および経度を含む位置を算出する複数の端末から位置を受信する通信部23と、通信部23が受信した位置に基づき、緯度および経度に基づきあらかじめ定義されたエリアのいずれに端末が属するかを判別するエリア判別処理部21aと、一の端末が属するエリアおよび他の端末が属するエリアの間の隔たりの大きさを算出し、それら端末の間の隔たりの大きさが所定の関係にあることを判別する隔たり判別部(図8のステップS207)とを備える。
このようなサーバ20によれば、各端末の属するエリアの分類に基づき端末同士の隔たりを判断するので、判別対象となる端末が多数であっても所定距離以内にある端末や所定距離以上離れている端末同士を簡便に判別することができる。サーバ20を含む端末間距離判別システム1が対象とする端末数に制限はなく数億の端末同士のすれ違いを判定することもできる。サーバ20を含む端末間距離判別システム1は、端末同士の距離を逐一計算する方式に比べると、処理対象とする端末の数が多いほど計算量を削減できる利点が大きい。
そのため、エリア識別子の命名規則を利用して数回の和差算によりエリア間の隔たりの大きさを算出できる。
そのため、エリア識別子を利用して効率よく候補を絞った上で、詳細な距離を算出して厳密に所定の距離以内にあるかを判断することができる。
(1)上述した実施の形態では、エリアはエリア定義22dに従い算出されたが、エリアの定義方法はこれに限定されない。各エリアの緯度および経度の最小値、および最大値を記したルックアップテーブルを用意し、これを参照して携帯端末10の属するエリアを決定してもよい。
(2)上述した実施の形態では、距離を算出してすれ違いを判定する端末を絞り込むために、エリア間の隔たりの大きさをエリア数で評価して絞り込むようにしたが、エリア間の隔たりの大きさの評価はこれに限定されない。各エリアの中心の緯度、および経度を算出し、実施の形態において説明した式1を用いてエリア間の隔たりの大きさを具体的な距離として評価してもよい。
(4)上述した実施の形態では、式1を用いて2点間の距離を算出したが、距離の算出方法は式1に限定されない。より簡易な近似式を用いてもよい。
(6)上述した実施の形態では、すれ違い判別処理部21bは、アプリケーションサービス処理部21cから、すれ違い状態にあると判断するエリア数を含む情報を入力されると動作を開始したが、すれ違い状態にあると判断するエリア数が入力されない場合にも動作を開始してもよい。すれ違い判別処理部21bは、アプリケーションサービス処理部21cから入力された、すれ違い状態にあると判断する距離、およびエリア定義22dを用いて、すれ違い状態にあると判断するエリア数を算出してもよい。
(8)アプリケーションサービス処理部21cは、すれ違い判別処理部21bへ出力する端末絞込み条件に、エリアの条件を含めてもよい。たとえば、図9のステップS201において、抽出するレコードの位置情報が指定されたエリアに含まれることを条件に追加してもよい。すなわち、上述した実施の形態では、位置・時刻・範囲データベース22bに格納されているレコードに時間的条件を設けてTargetSetを作成したが、さらに空間的条件を設けてTargetSetを作成してもよい。
上述した実施の形態では、サーバ20にエリア判別処理部が備えられていたが、エリア判別処理部の機能を、携帯端末10に備えるようにしてもよい。この例では、携帯端末10のエリア判別処理部は、自己位置、端末ID、および現在時刻に加えて、エリア識別子、および時刻識別子をサーバ20に送信することができる。
この変形例1によれば、以下の作用効果が得られる。
(1)端末間距離判別システム1は、ネットワークXを介して接続されたサーバ20および複数の携帯端末10を備える。このシステムは、携帯端末10の緯度および経度を含む位置を算出する位置算出部14と、緯度および経度に基づき定義される複数のエリアのうち、算出された位置に基づき当該携帯端末10の属するエリアを判別するエリア判別処理部21aと、端末の属するエリアおよび他の端末の属するエリアの隔たりの大きさに基づき、それら端末の間の隔たりの大きさが所定の関係にあることを判別するすれ違い判別処理部21b、すなわち隔たり判別部とを備える。すれ違い判別処理部21bはサーバに備えられ、位置算出部14およびエリア判別処理部21aは端末に設けられ、携帯端末10は判別したエリアをサーバ20に送信する。
そのため、サーバ20が行うべき処理を軽減することができる。
上述した実施の形態では、図9のフローチャートで示したように、携帯端末同士の距離を具体的に算出して所定範囲内であるか否かを判断したが、すれ違いの判別方法はこれに限定されない。携帯端末同士の距離を算出せず、それぞれの携帯端末が属するエリア同士の隔たり量の大きさのみに基づいて判断してもよい。かかる場合には、上述した実施の形態における図9に示したフローチャートに代えて、図11のフローチャートで示す処理を実行する。
ステップS208aでは、TargetSetのi番目のレコードに記載の端末ID、位置情報、位置取得時刻、および、ステップS207において抽出したレコードの端末ID、および位置情報をすれ違い情報データベース22cに保存し、ステップS210に進む。
この変形例2によれば、携帯端末の属するエリア同士の隔たり量の大きさのみに基づいてすれ違い判別を行うので、処理が簡便であり、すれ違い判別処理部21bが短い時間で処理できる。
上述した実施の形態では、すれ違い判別処理部21bは、すれ違い判別を行う際に位置取得時刻を考慮していなかった。すなわち、すれ違い判別処理部21bは、アプリケーションサービス処理部21cから受信した時刻の範囲に関する情報に基づき、すれ違い判別を行うレコードを抽出してTargetSetとして保存し(図9のステップS201、S202)、それ以降は時刻に関する情報を用いずにすれ違い判別処理を行っていた。しかし、すれ違い判別処理部21bは、すれ違い判別を行う際に位置取得時刻を考慮してもよい。
ステップS291aにおいて、すれ違い判別処理部21bは、TargetSetのi番目のレコードと、SubTargetのj番目のレコードから位置取得時刻、または時刻識別子を抽出する。アプリケーションサービス処理部21cから許容時間範囲として具体的な時刻の差が指定されている場合は位置取得時刻を取得し、時刻識別子の差が指定されている場合は時刻識別子を取得する。次にステップS291bに進む。
この変形例3は、以下の作用効果を奏する。
そのため、携帯端末10が所定の時間範囲内に所定の距離以内に存在していた場合のみ、すれ違い情報データベース22cに記録されるので、空間的および時間的に近接していた状況を抽出することができる。
そのため、すれ違い判別処理部21bは、アプリケーションサービス処理部21cから時刻識別子が同一であることを条件として指定されると、各レコードの時刻識別子の一致判別により時刻に関する条件を満たすか否かを判断できるため、処理が簡便となる。
上述した実施の形態では、サーバ20は、各種データベースを格納し様々な演算処理を行うようにしていたが、サーバ20の形態はこれに限定されない。サーバ20の有していたデータベースおよび機能の1つ又は複数を、1つ又は複数の他のサーバに分担させ、全体としてサーバ20と同様の機能を実現する情報処理装置としてもよい。
図13は、上述した実施の形態におけるサーバ20の機能を複数の中央サーバ20aと、データベースサーバ20bと、アプリケーションサーバ20cとで実現する場合の機能ブロック図である。携帯端末10と、中央サーバ20aと、データベースサーバ20bと、アプリケーションサーバ20cとは、ネットワークXにより接続されている。ただし、図13では携帯端末10の構成は図1と同様なので省略し、各サーバは通信部を省略している。
中央サーバ20aは、携帯端末10から自己位置、固有の識別子である端末ID、および現在時刻を受信すると、受信したデータを位置・時刻データベース22aに保存する。中央サーバ20aのエリア判別処理部21aは、所定時間ごとに位置・時刻データベース22aを読込み、処理結果をデータベースサーバ20bの位置・時刻・範囲データベース22bに保存する。中央サーバ20aは、アプリケーションサーバ20cのアプリケーションサービス処理部21cから動作を開始するための条件が入力されると、すれ違い判別処理部21bがデータベースサーバ20bに保存されている位置・時刻・範囲データベース22bを利用して、すれ違い情報データベース22cを生成する。アプリケーションサーバ20cのアプリケーションサービス処理部21cは、中央サーバ20aのすれ違い情報データベース22cを読込み、たとえば指定した距離以内に近接している携帯端末10を対象とした処理を行う。
上述した実施の形態では、エリア識別子は、緯度を表す符号と経度を表す符号の組合せで定義し、符号には数字およびアルファベットを用いたが、エリア識別子の定義はこれに限定されない。所定の規則により順番が明らかである他の文字、たとえば平仮名や他の言語の文字を用いてもよい。また、緯度や経度を特定の桁数に丸めたものを符号として用いてもよい。さらには、緯度と経度を別々に表記せず、図14に示すように順番に番号を付与し、列方向には連番とし、行方向には特定の数値差(図14では100)を設けることによりエリア間の隔たりの大きさを算出可能にしてもよい。
上述した実施の形態では、エリア定義22dはあらかじめ記憶部22に保存されていたが、演算処理部21が、エリア定義22dを編集する定義編集部21dをさらに備えてもよい。この定義編集部21dは、アプリケーションサービス処理部21cからエリア定義22dの編集指令を受付可能であってもよい。さらに定義編集部21dは、サーバ20が備える不図示の入力部を介して、または通信部23を介して、エリア定義22dの編集指令を受付可能であってもよい。
この変形例6によれば以下の作用効果が得られる。
(1)サーバ20は、エリアの大きさを指定するエリアサイズ指定部を備える。
そのため、アプリケーションサービス処理部21cが実行するアプリケーションの要求するすれ違い状態にあると判断する距離に応じてエリアの大きさを変更できる。これにより、すれ違い判別処理部21bが行う処理を軽減することができる。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。すなわち、サーバ20において実行される以下の方法も本発明の範囲内に含まれる。
X … ネットワーク
10 … 携帯端末
13 … 通信部
14 … 自己位置算出部
20 … サーバ
21 … 演算処理部
21a … エリア判別処理部
21b … すれ違い判別処理部
21d … 定義編集部
22d … エリア定義
23 … 通信部
Claims (10)
- 緯度および経度を含む位置を算出する複数の端末から前記位置を受信する通信部と、
前記通信部が受信した位置に基づき、緯度および経度に基づきあらかじめ定義されたエリアのいずれに前記端末が属するかを判別するエリア判別部と、
一の端末が属する前記エリアおよび他の端末が属する前記エリアの間の隔たりの大きさを算出し、それら端末の間の隔たりの大きさが所定の関係にあることを判別する隔たり判別部とを備える、情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置において、
前記エリアには、前記隔たりの大きさが算出可能な識別子が付与され、
前記隔たり判別部は、前記エリアの識別子を用いて前記エリアの間の隔たりの大きさを算出する情報処理装置。 - 請求項1または2に記載の情報処理装置において、
前記隔たり判別部が所定の関係にあると判断した前記一の端末および他の端末の距離を算出し、算出した距離が所定の関係にあることを判別する距離判別部をさらに備える情報処理装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記位置には当該位置を取得した時刻である位置取得時刻が付随しており、
前記隔たり判別部は、前記位置取得時刻の差が所定の範囲内である前記それら端末を対象として処理を行う情報処理装置。 - 請求項4に記載の情報処理装置において、
前記情報処理装置は、
前記通信部が受信した位置取得時刻が所定の時間範囲内であれば同一の時刻識別子を付与する時刻識別子付与部をさらに備え、
前記隔たり判別部は、前記時刻識別子付与部の付与した前記時刻識別子が同一である前記それら端末を対象として処理を行う情報処理装置。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記エリアの大きさを指定するエリアサイズ指定部をさらに備える情報処理装置。 - ネットワークを介して接続されたサーバおよび複数の端末を備える端末間隔たり判別システムであって、
前記端末の緯度および経度を含む位置を算出する位置算出部と、
緯度および経度に基づき定義される複数のエリアのうち、算出された前記位置に基づき当該端末の属する前記エリアを判別するエリア判別部と、
前記端末の属する前記エリアおよび他の前記端末の属する前記エリアの隔たりの大きさに基づき、それら端末の間の隔たりの大きさが所定の関係にあることを判別する隔たり判別部とを備える、端末間隔たり判別システム。 - 請求項7に記載の端末間隔たり判別システムにおいて、
前記隔たり判別部は前記サーバに備えられ、
前記位置算出部および前記エリア判別部は前記端末に設けられ、
前記端末は判別した前記エリアを前記サーバに送信する端末間隔たり判別システム。 - 請求項7に記載の端末間隔たり判別システムにおいて、
前記隔たり判別部および前記エリア判別部は前記サーバに備えられ、
前記位置算出部は前記端末に設けられ、
前記端末は算出した前記位置を前記サーバに送信する端末間隔たり判別システム。 - 端末が算出する緯度および経度を含む位置に基づき、緯度および経度に基づきあらかじめ定義されたエリアのいずれに前記端末が属するかを判別し、
前記端末の属する前記エリアおよび他の前記端末の属する前記エリアの間の隔たりの大きさを算出し、それら端末の間の隔たりの大きさが所定の関係にあることを判別する、端末間隔たり判別方法。
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