JP2009087020A - 計算機システム並びに管理装置及び管理方法 - Google Patents

計算機システム並びに管理装置及び管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、ユーザの使い勝手を向上させ得ると共に、ストレージ装置の信頼性を向上させ得る計算機システムを提案する。
【解決手段】ホストコンピュータから送信されるデータを格納するために必要な各種の構成要素であるデバイスを有する第一のストレージ装置と、第一のストレージ装置から送信されるデータを格納するために必要な各種の構成要素であるデバイスを有する第二のストレージ装置と、第一および第二のストレージ装置を管理する管理装置とを備え、管理装置は、接続された第一および第二のストレージ装置のデバイスの構成情報、性能情報および性能管理のための閾値を格納するための格納部と、第一のストレージ装置から第二のストレージ装置へ内部の管理情報およびデータをコピーする際、第一のストレージ装置のデバイスに付与した閾値を、第二のストレージ装置のデバイスに引き継いで設定する設定部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、計算機システム並びに管理装置及び管理方法に関し、計算機システムに用いられる管理装置と、それを管理するソフトウェアに関する。
従来の技術では、第一のストレージ装置から、第一のストレージ装置からコピーされたデータを持つ第二のストレージ装置へのアクセスパスの切り替えを、ケーブルの差し替えによって行う。そのため、保守員は、ホスト装置の設置されている場所でケーブルの差し替え作業する必要があり、遠隔作業が困難であった。
また、近年は、異なる容量、ディスク構成を持つ複数種類の記憶領域をストレージ装置内に多数混在させることが可能なため、ストレージ装置の設定は、複雑で誤った設定を行いやすい。そして、従来は、ストレージ装置の保守員は、手作業によって、移動先となる第二のストレージ装置の設定を行わなければならず、誤設定によるデータ移行の失敗を引き起こす可能性がある。
そこで、データ移行に伴うアクセスパス経路の変更を物理的に行うことによる遠隔作業の難しさを解決し、複雑な設定項目の入力が必要な移行先のストレージ装置に対する誤った設定によるデータ移行の失敗を削減する技術として、特許文献1に開示されている技術がある。
特開2004−102374号公報
先述したデータ移行処理においては、移行元のストレージ装置と移行先のストレージ装置との間で、論理ボリュームの構成、論理ボリュームとホスト装置との接続関係の設定といったストレージ装置の各種設定を引き継いだ後、移行元のストレージ装置に格納されたデータを引き継ぐ。その後、データ移行処理においては、ホスト装置との間のアクセスパス経路を移行元のストレージ装置から移行先のストレージ装置に切り替える。
ストレージ装置の状態・性能を管理する管理ソフトウェアは、監視対象となるストレージ装置から定期的に構成情報および性能情報を取得し、内部のデータベースに蓄積する。そして、管理ソフトウェアは、管理者からの要求に応じて蓄積した構成情報および性能情報を表示する。性能情報は、監視対象のストレージ装置の論理ボリューム・ポートなどのデバイス(構成要素)ごとに、単位時間あたりに受信又は送信したデータ量などを取得する。
管理者は、管理ソフトウェアを使用して性能監視を行う場合、監視対象デバイスに対して、あらかじめ閾値を設定しておく。そして、例えば、ある論理ボリュームに対するホスト装置からの読み書き量が閾値を越えたとき、管理ソフトウェアは、管理者に対し閾値を超えたことをメール等の手段により通知して、注意を喚起することが可能である。
しかし、2台のストレージ装置間において先述したデータ移行処理が実施され、ホスト装置との間のパスが移行元のストレージ装置から移行先のストレージ装置へと切り替えられた場合、管理者は、移行先のストレージ装置の性能監視を継続して行うためには、移行元のストレージ装置内部のデバイスに付与していた閾値を、移行先のストレージ装置へ再度設定する必要が生じる。以上に述べた事象を防ぐことが、第1の課題である。
また、移行元のストレージ装置と移行先のストレージ装置との間で装置構成情報とデータの移行が行われ、管理ソフトが引き続き移行先のストレージ装置を管理し続ける場合、移行前後で論理ボリューム・ポートなどのデバイス(構成要素)の性能に変化があった時に、付与した閾値がデバイスの性能にそぐわないものとなるおそれがある。即ち、デバイスの性能に基づいて閾値を設定していたにもかかわらず、そのデバイスの性能が管理者の気づかないまま変化してしまい、閾値が本来の意味をなさなくなるおそれがある。以上に述べた事象を防ぐことが、第2の課題である。
また、移行元のストレージ装置と移行先のストレージ装置との間でデータの移行が行われ、管理ソフトウェアが引き続き移行先のストレージ装置を管理し続ける場合、移行前後でストレージ装置の構成の変化があった時に、付与した閾値が移行先のストレージ装置の装置構成にそぐわないものとなるおそれがある。即ち、移行元のストレージ装置の装置構成に基づいて閾値を設定していたにもかかわらず、ストレージ装置構成が管理者の気づかないまま変化してしまい、閾値が本来の意味をなさなくなるおそれがある。以上に述べた事象を防ぐことが、第3の課題である。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、ユーザの使い勝手を向上させ得ると共に、ストレージ装置の信頼性を向上させ得る計算機システム並びに管理装置及び管理方法を提案するものである。
かかる課題を解決するために本発明の一形態においては、ホストコンピュータから送信されるデータを格納するために必要な各種の構成要素であるデバイスを有する第一のストレージ装置と、第一のストレージ装置にネットワークを介して接続され、第一のストレージ装置から送信されるデータを格納するために必要な各種の構成要素であるデバイスを有する第二のストレージ装置と、第一および第二のストレージ装置にネットワークを介して接続され、第一および第二のストレージ装置を管理する管理装置とを備え、管理装置は、接続された第一および第二のストレージ装置のデバイスの構成情報、性能情報および性能管理のための閾値を格納するための格納部と、第一のストレージ装置から前記第二のストレージ装置へ内部の管理情報およびデータをコピーする際、第一のストレージ装置の前記デバイスに付与した閾値を、第二のストレージ装置のデバイスに引き継いで設定する設定部とを備える。
また、本発明の一形態においては、ホストコンピュータから送信されるデータを格納するために必要な各種の構成要素であるデバイスを有する第一のストレージ装置および第一のストレージ装置から送信されるデータを格納するために必要な各種の構成要素であるデバイスを有する第二のストレージ装置を管理する管理装置であって、第一および第二のストレージ装置のデバイスの構成情報、性能情報および性能管理のための閾値を格納するための格納部と、第一のストレージ装置から前記第二のストレージ装置へ内部の管理情報およびデータをコピーする際、第一のストレージ装置のデバイスに付与した閾値を、第二のストレージ装置のデバイスに引き継いで設定する設定部とを備える。
さらに、本発明の一形態においては、ホストコンピュータから送信されるデータを格納するために必要な各種の構成要素であるデバイスを有する第一のストレージ装置および第一のストレージ装置から送信されるデータを格納するために必要な各種の構成要素であるデバイスを有する第二のストレージ装置を管理する管理装置の管理方法であって、第一および第二のストレージ装置のデバイスの構成情報、性能情報および性能管理のための閾値を格納部に格納する第1のステップと、設定部が、第一のストレージ装置から第二のストレージ装置へ内部の管理情報およびデータをコピーする際、第一のストレージ装置のデバイスに付与した閾値を、第二のストレージ装置のデバイスに引き継いで設定する第2のステップとを備える。
従って、管理者が移行元の第一のストレージ装置の内部のデバイスに付与していた閾値を、移行先の第二のストレージ装置へ再度設定することなく、閾値を自動的に移行先の第二のストレージ装置へ設定することができる。
本発明によれば、ユーザの使い勝手を向上させ得ると共に、ストレージ装置の信頼性を向上させ得る計算機システム並びに管理装置及び管理方法を実現できる。
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
(1)実施例1
実施例1では、磁気ディスク、コントローラ、I/Oポートといった物理構成が同一である2台のストレージ装置間においてデータ移行処理が実施されたとき、移行元のストレージ装置内部のデバイスに付与していた閾値を、移行先のストレージ装置へ自動的に引き継ぐ方法について説明する。
図1から図6は、計算機システム1の構成および計算機システム1に接続される装置の構成を示し、図7から図15は、各装置に具備される管理情報又は管理画面を示す。
図1に計算機システム1の構成を示す。ホストコンピュータ2と、第一のストレージ装置3と、第二のストレージ装置4とがストレージエリアネットワーク(Storage Area Network :SAN)5によって接続されている。また、ホストコンピュータ2と、第一のストレージ装置3と、第二のストレージ装置4とが、管理用ネットワーク6によって、管理サーバ7およびストレージ管理サーバ8に接続されている。なお、ストレージエリアネットワーク5と管理用ネットワーク6は、同じネットワークであっても構わない。また、第一のストレージ装置3と第二のストレージ装置4とがデータ移行用ケーブル9により接続されている。
図2にホストコンピュータ2の詳細な構成例を示す。ホストコンピュータ2は、ストレージエリアネットワーク5に接続するためのI/Oポート11と、管理用ネットワーク6に接続するための管理ポート12と、プロセッサ13と、メモリ14とを有し、これらは内部バス等の回路を介して相互に接続される。メモリ14には、業務アプリケーション21と、オペレーティングシステム22が格納される。
業務アプリケーション21は、オペレーティングシステム22から提供された記憶領域を使用し、記憶領域に対しデータ入出力(以下、I/Oと表記)を行う。
オペレーティングシステム22は、ストレージエリアネットワーク5を介してホストコンピュータ2に接続された第一および第二のストレージ装置3、4上の論理ボリューム(後述)を記憶領域としてアプリケーション21に認識させる。
図3に第一のストレージ装置3の詳細な構成例を示す。第一のストレージ装置3は、ストレージエリアネットワーク5を介してホストコンピュータ2に接続するためのI/Oポート31と、管理用ネットワーク6に接続するための管理ポート32と、データ移行用ケーブル9を介して他のストレージ装置と接続するためのデータ移行ポート33と、各種管理情報を格納するための管理メモリ34と、データを格納するための磁気ディスク35と、データや管理メモリ内の管理情報を制御するためのコントローラ36を有し、これらは内部バス等の回路を介して相互に接続される。
管理メモリ34には、第一のストレージ装置3の管理プログラム41と、論理ボリューム管理表42と、RAIDグループ管理表43と、ポート管理表44と、デバイス機種管理表45と、装置基本情報管理表46が格納される。
磁気ディスク35は、1つまたは複数の磁気ディスク35によって、RAID(Redundant Arrays of Independent Disks)グループ51を構成する。RAIDグループ51を複数の磁気ディスク35によって構成する場合、それらの磁気ディスク35は、RAID1やRAID5等のRAID構成を組んでいてもよい。また、RAIDグループ51は、論理的に複数の論理ボリューム52に分割される。
コントローラ36は、第一のストレージ装置3内の制御を行うプロセッサ61や、ホストコンピュータ2との間でやりとりするデータを一時的に記憶するキャッシュメモリ62を内部に持つ。コントローラ36は、I/Oポート31と磁気ディスク35の間に介在し、両者の間でデータの受け渡しを行う。
第二のストレージ装置4は、上述の第一のストレージ装置3と同様に構成されている。
図4に管理サーバ7の詳細な構成例を示す。管理サーバ7は、管理用ネットワーク6に接続するための管理ポート71と、プロセッサ72と、メモリ73と、後述する処理結果を出力するためのディスプレイ装置等の出力部74と、管理サーバ7の管理者が指示を入力するためのキーボード等の入力部75とを有し、これらは内部バス等の回路を介して相互に接続される。
メモリ73には、構成管理プログラム81と、装置構成管理表82と、装置性能管理表83とが格納される。
構成管理プログラム81は、第一および第二のストレージ装置3、4から、構成情報および性能情報を定期的に取得して、装置構成管理表82と装置性能管理表83に格納する。また、管理者からの要求に応じ、取得した構成情報および性能情報を出力部74を介して表示すると共に、入力部75を介して管理対象のデバイスに対する性能管理用の閾値の設定を受け付ける。
装置構成管理表82には、第一および第二のストレージ装置3、4上の論理ボリューム管理表42など、各装置から取得した構成情報が格納される。
装置性能管理表83には、第一および第二のストレージ装置3、4を構成するデバイスの性能情報や、デバイスに付与した閾値が格納される。
図5にストレージ管理サーバ8の詳細な構成例を示す。管理サーバ8は、管理用ネットワーク6に接続するための管理ポート91と、プロセッサ92と、メモリ93と、後述する処理結果を出力するためのディスプレイ装置等の出力部94と、ストレージ管理サーバ8の管理者(以下、ストレージ管理者と呼ぶ。)が指示を入力するためのキーボード等の入力部95とを有し、これらは内部バス等の回路を介して相互に接続される。
メモリ93には、装置管理プログラム101と、データ移行プログラム102と、新旧装置構成管理表103が格納される。
装置管理プログラム101は、第一および第二のストレージ装置3、4から、構成情報を管理者からの要求に応じて取得し、出力部94を介してストレージ管理者に表示すると共に、構成情報を管理サーバ7に送信し、装置構成管理表82と装置性能管理表83に格納する。
データ移行プログラム102は、入力部95を介してストレージ管理者からの第一および第二のストレージ装置3、4間のデータ移行処理実施要求を受け付ける。
図6に、ホストコンピュータ2と、データ移行処理実施中の2台の第一および第二のストレージ装置3、4とからなるストレージ構成を示す。本実施例では、磁気ディスク、コントローラ、I/Oポートといった物理構成は2台の第一および第二のストレージ装置3、4間で同一である。
第一のストレージ装置3(移行元ストレージ装置(SYS1))と第二のストレージ装置4(移行先ストレージ装置(SYS2))は、ストレージエリアネットワーク5を介してホストコンピュータ2(HOST1、HOST2)と接続されている。第一のストレージ装置3(SYS1)は、データ移行用ケーブル9を介して第二のストレージ装置4(SYS2)と接続されている。
第一のストレージ装置3(SYS1)上の論理ボリューム52(VOL1、VOL2)は、それぞれ、第二のストレージ装置4(SYS2)上の論理ボリューム52(VOL1、VOL2)に対応付けられている。同様に、第一のストレージ装置3(SYS1)上のRAIDグループ51(RG1)は、第二のストレージ装置4(SYS2)上のRAIDグループ51(RG1)に、第一のストレージ装置3(SYS1)上のコントローラ36(CTL1)は、第二のストレージ装置4(SYS2)上のコントローラ36(CTL1)に、第一のストレージ装置3(SYS1)上のI/Oポート31(PORT1)は、第二のストレージ装置4(SYS2)上のI/Oポート31(PORT1)に対応付けられている。
図7に第一および第二のストレージ装置3、4の具備する論理ボリューム管理表42の構成を示す。論理ボリューム管理表42は、第一および第二のストレージ装置3、4内で各論理ボリューム52の識別子となる論理ボリュームIDを登録する論理ボリュームIDフィールド42Aと、論理ボリューム52の接続先となるホストコンピュータ2の識別子となる接続先ホストIDを登録する接続先ホストIDフィールド42Bと、各論理ボリューム52の容量を登録する容量フィールド42Cと、各論理ボリューム52が存在するRAIDグループ51の識別子となるRAIDグループIDを登録するRAIDグループIDフィールド42Dから構成されている。
図7には、第一および第二のストレージ装置3、4の具備する論理ボリューム管理表42の具体的な値の一例を示している。つまり、例えば、第一のストレージ装置3上の論理ボリュームIDが「VOL1」の論理ボリューム52は、「HOST1」という接続先ホストIDで示されるホストコンピュータ2との接続が許可されており、「RG1」というRAIDグループIDで示されるRAIDグループ51上の「20(Gbytes)」の容量の記憶領域からなる。
図8に第一および第二のストレージ装置3、4の具備するRAIDグループ管理表43の構成を示す。RAIDグループ管理表43は、第一および第二のストレージ装置3、4内で各RAIDグループ51の識別子となるRAIDグループIDを登録するRAIDグループIDフィールド43Aと、RAIDグループ51のRAIDレベルを登録するRAIDレベルフィールド43Bと、RAIDグループ51を構成する磁気ディスク35の識別子となるディスクIDを登録する構成磁気ディスクIDフィールド43Cと、各RAIDグループ51の容量を登録する容量フィールド43Dから構成されている。
図8には、第一および第二のストレージ装置3、4の具備するRAIDグループ管理表43の具体的な値の一例を示している。つまり、例えば、第一のストレージ装置3上のRAIDグループIDが「RG1」のRAIDグループ51は、「DISK1、DISK2」というディスクIDで示される磁気ディスク35からなり、RAIDレベルが「RAID1」で、容量が「100(Gbytes)」である。
なお、本実施例では、RAIDグループ51を構成する磁気ディスク35が全て同一機種であることを前提としているが、実際には異なる機種の磁気ディスク35から構成されていても構わない。
図9に第一および第二のストレージ装置3、4の具備するポート管理表44の構成を示す。ポート管理表44は、第一および第二のストレージ装置3、4内で各I/Oポート31の識別子となるポートIDを登録するポートIDフィールド44Aと、I/Oポート31のIPアドレスを登録するIPアドレスフィールド44Bと、I/Oポート31のサブネットマスクを登録するサブネットマスクフィールド44Cと、I/Oポート31のデフォルトゲートウェイを登録するデフォルトゲートウェイフィールド44Dと、各I/Oポート31を経由してホストコンピュータ2と接続する論理ボリューム52の識別子となる論理ボリュームIDを登録する論理ボリュームフィールド44Eから構成されている。
図9には、第一および第二のストレージ装置3、4の具備するポート管理表44の具体的な値の一例を示している。つまり、例えば、第一のストレージ装置3上のポートIDが「PORT1」のI/Oポート31は、IPアドレスが「11.11.11.11」、サブネットマスクが「255.255.255.0」、デフォルトゲートウェイが「11.11.11.1」に設定されており、「VOL1、VOL2、VOL3、VOl4」という論理ボリュームIDで示される論理ボリューム52が本I/Oポート31を経由してホストコンピュータ2と接続している。
図10に第一および第二のストレージ装置3、4の具備するデバイス機種管理表45の構成を示す。デバイス機種管理表45は、第一および第二のストレージ装置3、4内でコントローラ36やRAIDグループ51といったデバイスの識別子となるデバイスIDを登録するデバイスIDフィールド45Aと、各デバイスの物理的な機種の識別子となる機種IDを登録する機種IDフィールド45Bから構成されている。
図10には、第一および第二のストレージ装置3、4の具備するデバイス機種管理表45の具体的な値の一例を示している。つまり、例えば、第一のストレージ装置3上のデバイスIDが「CTL1」のコントローラ36は、「PORT1」というポートIDで示されるI/Oポート31が本コントローラ36を経由してホストコンピュータ2と接続しており、「CTL−1」という機種IDの機種(コントローラ36)である。また、例えば、第一のストレージ装置3上のRAIDグループIDが「RG1」のRAIDグループ51は、「DISK−1」という機種IDの機種(磁気ディスク35)である。
図11に第一および第二のストレージ装置3、4の具備する装置基本情報管理表46の構成を示す。装置基本情報管理表46は、ホストコンピュータ2や管理サーバ7、ストレージ管理サーバ8から第一および第二のストレージ装置3、4を参照する際の識別子となる装置IDを登録する装置IDフィールド46Aと、第一および第二のストレージ装置3、4の管理ポート32のIPアドレスを登録するIPアドレスフィールド46Bと、管理ポート32のサブネットマスクを登録するサブネットマスクフィールド46Cと、管理ポート32のデフォルトゲートウェイを登録するデフォルトゲートウェイフィールド46Dから構成されている。
図11には、第一および第二のストレージ装置3、4の具備する装置基本情報管理表46の具体的な値の一例を示している。つまり、例えば、装置IDが「SYS1」の第一のストレージ装置3は、管理ポート32のIPアドレスが「11.11.11.21」、サブネットマスクが「255.255.255.0」、デフォルトゲートウェイが「11.11.11.1」に設定されている。
図12に管理サーバ7の具備する装置性能管理表83の構成を示す。装置性能管理表83は、管理対象となるデバイス(管理対象デバイス)が属する第一および第二のストレージ装置3、4の識別子となる装置IDを登録する装置IDフィールド83Aと、管理対象デバイスの識別子であるデバイスIDを登録するデバイスIDフィールド83Bと、管理対象デバイスの性能情報のメトリック名称を格納するメトリックフィールド83Cと、管理対象デバイスの性能値を第一および第二のストレージ装置3、4より取得し格納する性能値フィールド83Dと、アラート実行のための閾値を、管理者からの入力を受けて格納するアラート実行閾値フィールド83Eから構成されている。
管理サーバ7は、管理対象デバイスの単位時間当たりのI/O量が前記閾値を超えた場合、管理者に対しメール等の手段によってアラートを通知する。
図12には、管理サーバ7が具備する装置性能管理表83の具体的な値の一例を示している。つまり、例えば、装置IDが「SYS1」の第一のストレージ装置3内のRAIDグループIDが「RG1」のRAIDグループ51は、単位時間I/O量が現時点で「40」である。また、RAIDグループIDが「RG1」のRAIDグループ51の単位時間I/O量が「100」を超えた場合、管理サーバ7は、管理者に対しアラートを通知する。
なお、ここでは、管理サーバ7が管理するデバイスの性能値として単位時間当たりのI/O量や動作率を例として挙げたが、管理サーバ7が管理する性能値はこれ以外でも良い。
図13にストレージ管理サーバ8の具備する新旧装置構成管理表103の構成を示す。新旧装置構成管理表103は、データ移行処理においてデータの移行元となる第一のストレージ装置3の識別子となる移行元装置IDを登録する移行元装置IDフィールド103Aと、データの移行元となる第一のストレージ装置3が具備するデバイスの識別子となる移行元装置デバイスIDを登録する移行元装置デバイスIDフィールド103Bと、データ移行処理においてデータの移行先となる第二のストレージ装置4の識別子となる移行先装置IDを登録する移行先装置IDフィールド103Cと、移行元となる第一ストレージ装置3が具備するデバイスと対になる移行先となる第二のストレージ装置4が具備するデバイスの識別子となる移行先装置デバイスIDを登録する移行先装置デバイスIDフィールド103Dから構成されている。
図13には、ストレージ管理サーバ8の具備する新旧デバイス管理表103の具体的な値の一例を示している。つまり、例えば、装置IDが「SYS1」の第一のストレージ装置3のRAIDグループIDが「RG1」のRAIDグループ51に対応するのは、装置IDが「SYS2」の第二のストレージ装置4におけるRAIDグループIDが「RG1」のRAIDグループ51である。
図14に、管理者が管理サーバ7を用いてデバイスに対して性能管理用の閾値を設定する際、管理サーバ7上で管理者に対して表示されるアラート実行閾値設定画面111の表示例を示す。アラート実行閾値設定画面111は、管理者が閾値を設定するデバイスのデバイスIDを指定する設定対象IDフィールド111Aと、指定したデバイスIDのデバイスの閾値を指定する閾値フィールド111Bと、指定したデバイスIDのデバイスのメトリックを指定するメトリックフィールド111Cと、指定したデバイスIDのデバイスが閾値を超えたときにその旨を通知するメールアドレスを指定するメールアドレスフィールド111Dと、指定したパラメータを確認の上、アラート実行閾値を設定する場合に押下する実行ボタン111Eと、アラート実行閾値の設定を中止する場合に押下する中止ボタン111Fから構成されている。
管理者は、設定対象ID、閾値、メトリックおよびメールアドレスを指定し、アラート実行閾値を設定する場合には、実行ボタン111Eを押下し、アラート実行閾値の設定を中止する場合には、中止ボタン111Fを押下する。確認ボタン111Eが押下されると、管理サーバ7の構成管理プログラム81は、管理者からの閾値設定指示を受け、閾値を装置性能管理表83に記憶する。中止ボタン111Fが押下されると、管理サーバ7の構成管理プログラム81は、閾値を設定せずに処理を終了する。
図15に、ストレージ管理者がストレージ管理サーバ8を用いて第一および第二のストレージ装置3、4間のデータ移行処理の実行を指示する際、ストレージ管理サーバ8上でストレージ管理者に対して表示されるデータ移行指示画面112の表示例を示す。データ移行指示画面112は、データの移行元となる第一のストレージ装置3の装置IDを指定する移行元装置IDフィールド112Aと、データの移行先となる第二のストレージ装置4の装置IDを指定する移行先装置IDフィールド112Bと、指定したパラメータを確認の上、データ移行指示を設定する場合に押下する実行ボタン112Cと、データ移行指示の設定を中止する場合に押下する中止ボタン112Dから構成されている。
管理者は、移行元装置IDおよび移行先装置IDを指定し、データ移行指示を設定する場合には、実行ボタン112Cを押下し、データ移行指示の設定を中止する場合には、中止ボタン112Dを押下する。実行ボタン112Cが押下されると、ストレージ管理サーバ8の装置管理プログラム101は、移行元の第一のストレージ装置3と移行先の第二のストレージ装置4に対し、データ移行処理を開始するよう指示する。中止ボタン112Dが押下されると、ストレージ管理サーバ8の装置管理プログラム101は、移行元の第一のストレージ装置3と移行先の第二のストレージ装置4に指示を送らずに処理を終了する。
図16に、本実施例における、ストレージ管理サーバ8のデータ移行プログラム102の持つデータ移行処理のフローチャートを示す。
なお、以下においては、各プログラムに基づくストレージ管理サーバ8のプロセッサ92の処理内容を明確化するため、各種処理の処理主体をプログラムとして説明するが、実際上は、そのプログラムに基づいて対応するプロセッサ92がその処理を行うことは言うまでもない。
データ移行プログラム102は、ストレージ管理者の操作によりストレージ管理サーバ8の入力部95から、移行元の第一のストレージ装置3から移行先の第二のストレージ装置4へのデータ移行処理開始が指示されると、データ移行処理を開始し、移行元の第一のストレージ装置3および移行先の第二のストレージ装置4の各管理表から構成情報を取得し、新旧装置構成管理表103を作成する。(ステップSP1)。
続いて、データ移行プログラム102は、新旧装置構成管理表103を参照し、移行元の第一のストレージ装置3および移行先の第二のストレージ装置4間の物理構成(コントローラ36、I/Oポート31、磁気ディスク35の数)が同一であるかを確認する(ステップSP2)。
そして、データ移行プログラム102は、物理構成が同一でない場合(ステップSP2:NO)、データの移行処理が行えないため、処理を終了する。これに対して、データ移行プログラム102は、物理構成が同一である場合(ステップSP2:YES)、移行先の第二のストレージ装置4に対し、ホストコンピュータ2からのI/Oを拒否するよう指示する(ステップSP3)。移行先の第二のストレージ装置4は、ストレージ管理サーバ8からの指示により、ホストコンピュータ2からのI/Oを拒否するように設定する。
続いて、データ移行プログラム102は、移行元の第一のストレージ装置3の持つ管理メモリ34内のRAIDグループ51および論理ボリューム52に関する構成情報を読み出し、移行先の第二のストレージ装置4へコピーするよう指示する(ステップSP4)。移行元の第一のストレージ装置3は、ストレージ管理サーバ8からの指示により、自身の持つ管理メモリ34内のRAIDグループ51および論理ボリューム52に関する構成情報を読み出し、移行先の第二のストレージ装置4に送信する。移行先の第二のストレージ装置4は、ストレージ管理サーバ8からの指示により、移行元の第一のストレージ装置3からRAIDグループ51および論理ボリューム52に関する構成情報を受信すると、自身の持つ管理メモリ34内に当該構成情報を設定し、ストレージ管理サーバ8に完了報告を送信する。なお、ここで読み出す構成情報は、論理ボリューム管理表42と、RAIDグループ管理表43である。
続いて、データ移行プログラム102は、移行先の第二のストレージ装置4でのRAIDグループ51および論理ボリューム52に関する構成設定が完了し、完了報告を受信すると、移行元の第一のストレージ装置3から移行先の第二のストレージ装置4へデータのコピーを実施するよう指示する(ステップSP5)。移行元の第一のストレージ装置3は、ストレージ管理サーバ8からの指示により、磁気ディスク35に格納されているデータを移行先の第二のストレージ装置4に送信する。移行先の第二のストレージ装置4は、ストレージ管理サーバ8からの指示により、移行元の第一のストレージ装置3からデータを受信すると、対応する磁気ディスク35に格納し、ストレージ管理サーバ8に完了報告を送信する。
続いて、データ移行プログラム102は、移行先の第二のストレージ装置4でのデータのコピーが完了し、完了報告を受信すると、移行元の第一のストレージ装置3に対し、ホストコンピュータ2からのI/Oを拒否するよう指示する(ステップSP6)。移行元の第一のストレージ装置3は、ストレージ管理サーバ8からの指示により、ホストコンピュータ2からのI/Oを拒否するように設定する。
続いて、データ移行プログラム102は、移行元の第一のストレージ装置3の持つ管理メモリ34内のI/Oポート31および移行元の第一のストレージ装置3の基本情報に関する構成情報を読み出し、移行先の第二のストレージ装置4へコピーするよう指示する(ステップSP7)。移行元の第一のストレージ装置3は、ストレージ管理サーバ8からの指示により、自身の持つ管理メモリ34内のI/Oポート31および移行元の第一のストレージ装置3の基本情報に関する構成情報を読み出し、移行先の第二のストレージ装置4に送信する。移行先の第二のストレージ装置4は、ストレージ管理サーバ8からの指示により、移行元の第一のストレージ装置3からI/Oポート31および移行元の第一のストレージ装置3の基本情報に関する構成情報を受信すると、自身の持つ管理メモリ34内に当該構成情報を設定し、ストレージ管理サーバ8に完了報告を送信する。なお、ここで読み出す構成情報は、ポート管理表44と、装置基本情報管理表46である。
続いて、データ移行プログラム102は、移行先の第二のストレージ装置4でのI/Oポート31および移行元の第一のストレージ装置3の基本情報に関する構成設定が完了し、完了報告を受信すると、移行先の第二のストレージ装置4に対し、I/Oポート31、管理ポート32を介してホストコンピュータ2、管理サーバ7あるいはルータを含めたノードに対して、I/Oを行うI/Oポート31のIPアドレスとそれに対応するMACアドレス(パス張替え情報)を送信するよう指示する(ステップSP8)。移行先の第二のストレージ装置4は、ストレージ管理サーバ8からの指示により、I/Oポート31、管理ポート32を介してホストコンピュータ2、管理サーバ7あるいはルータを含めたノードに対して、I/Oを行うI/Oポート31および管理を行う管理ポート32のIPアドレスとそれに対応するMACアドレスを送信し、ストレージ管理サーバ8に完了報告を送信する。
続いて、データ移行プログラム102は、I/Oを行うI/Oポート31のIPアドレスとそれに対応するMACアドレスを送信し、完了報告を受信すると、移行先の第二のストレージ装置4に対し、ホストコンピュータ2からのI/Oの拒否を解除するよう指示する(ステップSP9)。移行先の第二のストレージ装置4は、ストレージ管理サーバ8からの指示により、ホストコンピュータ2からのI/Oの拒否を解除し、ストレージ管理サーバ8に完了報告を送信する。この結果、ホストコンピュータ2や管理サーバ7から移行先の第二のストレージ装置4に対する通信が開始される。
本実施例では、移行元の第一のストレージ装置3から移行先の第二のストレージ装置4へデータ移行が行われる過程で、移行元の第一のストレージ装置3の装置IDが移行先の第二のストレージ装置4に引き継がれる場合について説明した。実際には、移行元の第一のストレージ装置3の装置IDが移行先の第二のストレージ装置4に引き継がれなくても良い。その場合は、管理サーバ7がストレージ管理サーバ8から移行元の第一のストレージ装置3の装置ID及び移行先の第二のストレージ装置4の装置IDを取得し、装置性能管理表83の装置IDを移行元の第一のストレージ装置3の装置IDから移行先の第二のストレージ装置4の装置IDに変更する方法が考えられる。
また、本実施例では移行元の第一のストレージ装置3から移行先の第二のストレージ装置4へのデータ移行がストレージ管理者による指示により開始される場合について説明した。実際には、移行元の第一のストレージ装置3と移行先の第二のストレージ装置4との間で構成情報及びデータの同期が常に行われており、例えば、移行元の第一のストレージ装置3に故障が発生した時点で、移行元の第一のストレージ装置3へのI/Oを移行先の第二のストレージ装置4へ切り替えても良い。その場合も、管理サーバ7がストレージ管理サーバ8から移行元の第一のストレージ装置3の装置ID及び移行先の第二のストレージ装置4の装置IDを取得し、装置性能管理表83の装置IDを移行元の第一のストレージ装置3の装置IDから移行先の第二のストレージ装置4の装置IDに変更する方法が考えられる。
以上、本実施例によれば、移行元の第一のストレージ装置3から移行先の第二のストレージ装置4へのデータ移行の際、移行元の第一のストレージ装置3に付与された装置IDや内部デバイスに付与されたデバイスID、ならびにI/Oポート31および管理ポート32のIPアドレスが移行先の第二のストレージ装置4に引き継がれる。その結果、管理サーバ7の管理者は、移行元の第一のストレージ装置3のデバイスに対して付与した閾値を、移行先の第二のストレージ装置4に再設定する必要がなくなる。
(2)実施例2
実施例2では、磁気ディスク35、コントローラ36、I/Oポート31といった物理構成が同一である2台の第一および第二のストレージ装置3、4間においてデータ移行処理が実施され、移行元の第一のストレージ装置3と移行先の第二のストレージ装置4とで内部のデバイスの性能(機種)が変化したとき、移行元の第一のストレージ装置3の内部のデバイスに付与していた閾値を、内部のデバイスの性能(機種)に基づき再計算した上で移行先の第二のストレージ装置4へ引き継ぐ方法について説明する。
実施例1に、管理サーバ7における閾値再計算処理を適応した後の計算機システム1の構成について説明する。図17は管理サーバ7の構成を示し、図17から図21は各管理サーバに具備される管理情報を示す。なお、ホストコンピュータ2、第一および第二のストレージ装置3、4ならびにストレージ管理サーバ8の構成は、図2、図3および図5に示す構成と変わらない。
図17に管理サーバ7の詳細な構成例を示す。なお、管理サーバ7の構成は、メモリ73に、図18に示す装置性能管理表122と、図19に示す新旧デバイス管理表123と、図20に示すデバイス性能管理表124と、図21に示す閾値再計算ポリシー管理表125が追加されると共に、図23および図24で示す閾値再計算処理が加わった構成管理プログラム121を具備することを除き、上述の実施例1における管理サーバ7の構成と同じである。
図18に管理サーバ7の具備する装置性能管理表122の構成を示す。装置性能管理表122は、本実施例で述べる閾値再計算処理において閾値再計算済みであるかを管理するための閾値再計算フラグフィールド122Fを具備する点を除いて、上述の実施例1における装置性能管理表83の構成と同じである。
図19に管理サーバ7の具備する新旧デバイス管理表123の構成を示す。新旧デバイス管理表123は、データ移行処理においてデータの移行元となる第一のストレージ装置3の識別子となる移行元装置IDを登録する移行元装置IDフィールド123Aと、データの移行元となる第一のストレージ装置3が具備するデバイスの識別子となる移行元装置デバイスIDを登録する移行元装置デバイスIDフィールド123Bと、移行元となる第一のストレージ装置3が具備する各デバイスの物理的な機種の識別子となる機種IDを登録する機種IDフィールド123Cと、データ移行処理においてデータの移行先となる第二のストレージ装置4の識別子となる移行先装置IDを登録する移行先装置IDフィールド123Dと、データの移行先となる第二のストレージ装置4が具備するデバイスの識別子となる移行先装置デバイスIDを登録する移行先装置デバイスIDフィールド123Eと、移行先となる第二のストレージ装置4が具備する各デバイスの物理的な機種の識別子となる機種IDを登録する機種IDフィールド123Fから構成されている。
図19には、管理サーバ7の具備する新旧デバイス管理表123の具体的な値の一例を示している。つまり、例えば、装置IDが「SYS1」の第一のストレージ装置3のRAIDグループIDが「RG1」のRAIDグループ51は、「DISK−1」という機種IDで示される機種の磁気ディスク35から構成されるRAIDグループ51である。装置IDが「SYS1」の第一のストレージ装置3のRAIDグループIDが「RG1」のRAIDグループ51に対応するのは、装置IDが「SYS2」の第二のストレージ装置4におけるRAIDグループIDが「RG1」のRAIDグループ51である。このRAIDグループ51は、「DISK−2」という機種IDで示される機種の磁気ディスク35から構成されている。
図20に管理サーバ7の具備するデバイス性能管理表124の構成を示す。デバイス性能管理表124は、第一および第二のストレージ装置3、4の持つ各デバイスの物理的な機種の識別子となる機種IDを登録する機種IDフィールド124Aと、各デバイスの種別を登録するデバイス種別フィールド124Bと、各デバイスの性能を登録するデバイス性能フィールド124Cから構成されている。
図20には、管理サーバ7が具備するデバイス性能管理表124の具体的な値の一例を示している。つまり、例えば、「DISK−1」という機種IDで示される機種の磁気ディスク35から構成されるRAIDグループ51については、内部の磁気ディスク35の回転数がそれぞれ「100」であることを示している。
なお、ここでは管理サーバ7が管理するデバイスの性能値としてクロック数や回転数を例として挙げたが、管理サーバ7が管理する性能値はこれ以外でも良い。また、一つのデバイスについて複数のパラメータを登録してもよい。
図21に管理サーバ7の具備する閾値再計算ポリシー管理表125の構成を示す。閾値再計算ポリシー管理表125は、第一および第二のストレージ装置3、4の持つデバイスの種別を登録するデバイス種別フィールド125Aと、デバイス種別の持ちうる性能値を登録する性能値フィールド125Bと、性能値に付与された閾値をデバイスの性能に応じて変更する必要の有無を登録する性能変化時閾値変更要否フィールド125Cと、閾値をデバイスの性能に応じて変更する際、再計算比率を算出する基準となる性能値を登録する閾値再計算基準フィールド125Dから構成されている。
図21には、管理サーバ7が具備する閾値再計算ポリシー管理表125の具体的な値の一例を示している。つまり、例えば、コントローラ36の単位時間I/O量に対する閾値を管理サーバ7が保持している場合、デバイスの性能が変わった際に閾値を変更する必要があり、その変更方法としては、磁気ディスク35の回転数の比率に基づくことを示している。
図22に、本実施例における、ストレージ管理サーバ8のデータ移行プログラム102の持つデータ移行処理のフローチャートを示す。
データ移行プログラム102は、物理構成が同一である場合(ステップSP12:YES)、管理サーバ7に対し、データ移行処理を開始した旨の通知を送信すると同時に、移行元の第一のストレージ装置3および移行先の第二のストレージ装置4の装置IDを送信し(ステップSP13)、その後、管理サーバ7に対し、ホストコンピュータ2からのI/Oを拒否するよう指示する(ステップSP14)。
データ移行プログラム102は、移行先の第二のストレージ装置4に対し、I/Oポート31、管理ポート32を介してホストコンピュータ2、管理サーバ7あるいはルータを含めたノードに対して、I/Oを行うI/Oポート31のIPアドレスとそれに対応するMACアドレス(パス張替え情報)を送信するよう指示(ステップSP19)した後、移行先の第二のストレージ装置4に対し、ホストコンピュータ2からのI/Oの拒否を解除するよう指示するのと同時に、管理サーバ7に対し、データ移行処理を終了した旨の通知を送信する(ステップSP20)。
上記以外のステップSP11、ステップSP12およびステップSP14からステップSP19における処理については、上述の実施例1の図16のステップSP1、ステップSP2およびステップSP3からステップSP9における処理と同様である。
図23および図24に、本実施例における、管理サーバ7の構成管理プログラム121の持つ閾値再計算処理のフローチャートを示す。
なお、以下においては、各プログラムに基づく管理サーバ7のプロセッサ72の処理内容を明確化するため、各種処理の処理主体をプログラムとして説明するが、実際上は、そのプログラムに基づいて対応するプロセッサ72がその処理を行うことは言うまでもない。
構成管理プログラム121は、ストレージ管理サーバ8よりデータ移行処理が開始された旨の通知を受信すると、ストレージ管理サーバ8から新旧装置構成管理表103を、移行元の第一のストレージ装置3および移行先の第二のストレージ装置4の各管理表から構成情報を受け取り、新旧デバイス管理表123を作成する(ステップSP21)。
続いて、構成管理プログラム121は、ストレージ管理サーバ8よりデータ移行処理が終了した旨の通知を受信すると、装置性能管理表122を確認する(ステップSP22)。続いて、構成管理プログラム121は、移行元の第一のストレージ装置3内部のデバイスにアラート実行閾値が付与されているかを確認する(ステップSP23)。
そして、構成管理プログラム121は、移行元の第一のストレージ装置3内部のデバイスにアラート実行閾値が付与されていない場合(ステップSP23:NO)、処理を終了する。これに対して、構成管理プログラム121は、アラート実行閾値が付与されている場合(ステップSP23:YES)、該当する全てのアラート実行閾値についてステップSP24からステップSP33までの処理を繰り返す(ステップSP24)。
まず、構成管理プログラム121は、新旧デバイス管理表123を確認する(ステップSP25)。続いて、構成管理プログラム121は、データ移行前後でデバイスの機種が変更されているかどうかを確認する(ステップSP26)。
そして、構成管理プログラム121は、機種が変更されていない場合(ステップSP26:NO)、アラート実行閾値の再計算は行わない。これに対して、構成管理プログラム121は、機種が変更されている場合(ステップSP26:YES)、該当するアラート実行閾値について閾値再計算ポリシー管理表125を参照する(ステップSP27)。
続いて、構成管理プログラム121は、アラート実行閾値を再計算(変更)する必要があるかどうか確認する(ステップSP28)。そして、構成管理プログラム121は、アラート実行閾値を変更する必要がない場合(ステップSP28:NO)、アラート実行閾値の再計算は行わない。これに対して、構成管理プログラム121は、アラート実行閾値を変更する必要がある場合(ステップSP28:YES)、閾値再計算ポリシー管理表125を参照し、アラート実行閾値をデバイスの性能に応じて変更する際、再計算比率を算出する基準となる性能値を探す。続いて、構成管理プログラム121は、デバイス性能管理表124を参照し、アラート実行閾値の再計算の基準となるデバイスに対する性能値設定の有無を探す(ステップSP29)。
続いて、構成管理プログラム121は、管理サーバ7がデバイスの性能値を保持しているかどうかを確認する(ステップSP30)。そして、構成管理プログラム121は、探索の結果、管理サーバ7がデバイスの性能値を保持していない場合(ステップSP30:NO)、アラート実行閾値の再計算は行わない。これに対して、構成管理プログラム121は、管理サーバ7がデバイスの性能値を保持している場合(ステップSP30:YES)、閾値再計算ポリシー管理表125に定義された再計算ポリシーより、アラート実行閾値を算出する(ステップSP31)。
続いて、構成管理プログラム121は、算出したアラート実行閾値を装置性能管理表122に書き込み、装置性能管理表122の閾値再計算フラグを、再計算済みであることを示す「1」に変える (ステップSP32)。
そして、構成管理プログラム121は、全ての閾値についてステップSP24からステップSP33までの閾値再計算が終了した後、装置性能管理表122の全ての閾値再計算フラグを「0」に戻す(ステップSP34)。
デバイスのアラート実行閾値の算出方法を具体的に示す。図6に示す構成において、「RG1」のRAIDグループ51の単位時間I/O量のアラート実行閾値として「100」が、動作率のアラート実行閾値として「80%」が設定されている場合を考える。データ移行処理が行われ、「RG1」のRAIDグループ51の磁気ディスク35の機種が「DISK−1」から「DISK−2」に変更された場合、「DISK−1」の磁気ディスク35の磁気ディスク回転数は「100」、「DISK−2」の磁気ディスク35の磁気ディスク回転数は「200」であるので、磁気ディスク回転数に比例して閾値を再計算するという再計算ポリシーに基づき、「RG1」のRAIDグループ51の単位時間I/O量のアラート実行閾値を「200」に再設定する。一方、「RG1」のRAIDグループ51の動作率については、再計算を行わないという再計算ポリシーに基づき、閾値は変更しない。
なお、上述した閾値算出方式は、本願発明の実現手段を限定するものではなく、閾値の算出は上述した方法以外に拠っても良い。
本実施例では、移行元の第一のストレージ装置3から移行先の第二のストレージ装置4へデータ移行が行われる過程で、移行元の第一のストレージ装置3の装置IDが移行先の第二のストレージ装置4に引き継がれる場合について説明した。実際には、移行元の第一のストレージ装置3の装置IDが移行先の第二のストレージ装置4に引き継がれなくても良い。その場合は、管理サーバ7がストレージ管理サーバ8から移行元の第一のストレージ装置3の装置ID及び移行先の第二のストレージ装置4の装置IDを取得し、装置性能管理表83の装置IDを移行元の第一のストレージ装置3の装置IDから移行先の第二のストレージ装置4の装置IDに変更する方法が考えられる。
また、本実施例では、移行元の第一のストレージ装置3から移行先の第二のストレージ装置4へのデータ移行がストレージ管理者による指示により開始される場合について説明した。実際には、移行元の第一のストレージ装置3と移行先の第二のストレージ装置4との間で構成情報及びデータの同期が常に行われており、例えば、移行元の第一のストレージ装置3に故障が発生した時点で、移行元の第一のストレージ装置3へのI/Oを移行先の第二のストレージ装置4へ切り替えても良い。その場合も、管理サーバ7がストレージ管理サーバ8から移行元の第一のストレージ装置3の装置ID及び移行先の第二のストレージ装置4の装置IDを取得し、アラート実行閾値の再計算処理と同時に装置性能管理表122の装置IDを移行元の第一のストレージ装置3の装置IDから移行先の第二のストレージ装置4の装置IDに変更する方法が考えられる。
以上、本実施例によれば、移行元の第一のストレージ装置3から移行先の第二のストレージ装置4へのデータ移行の際、移行元の第一のストレージ装置3と移行先の第二のストレージ装置4とで内部のデバイスの性能が異なる場合、性能値に応じて内部のデバイスに付与されたアラート実行閾値を再計算する。その結果、内部のデバイスの性能が異なる第一および第二のストレージ装置3、4間でのデータ移行後も、内部のデバイスの性能に応じた適切なアラート実行閾値を内部のデバイスに対し設定することができる。
(3)実施例3
実施例3では、磁気ディスク35、コントローラ36、I/Oポート31といった物理構成が異なる2台の第一および第二のストレージ装置3、4間においてデータ移行処理が実施され、移行元の第一のストレージ装置3と移行先の第二のストレージ装置4とで内部のデバイスの構成が変化したとき、移行元の第一のストレージ装置3の内部のデバイスに付与していた閾値を、内部のデバイスの構成に基づき再計算した上で移行先の第二のストレージ装置4へ引き継ぐ方法について説明する。
実施例2に、管理サーバ7における閾値再計算処理を適応した後の計算機システム1の構成について説明する。なお、ホストコンピュータ2および第一および第二のストレージ装置3、4の構成は、図2および図3に示す構成と変わらない。また、ストレージ管理サーバ8は、図25で示す移行先デバイス指示画面が加わったデータ移行プログラム131を具備する点を除き、従来の構成(図5)と同じである。さらに、管理サーバ7は、図26から図28で示す閾値見直し処理が加わった構成管理プログラム133を具備する点を除き、従来の構成(図17)と同じである。
図25に、ストレージ管理者がストレージ管理サーバ8を用いて第一および第二のストレージ装置3、4間のデータ移行処理の実行を指示する際、ストレージ管理サーバ8上でストレージ管理者に対して表示される移行先デバイス指示画面の表示例132を示す。この画面は、図15に示したデータ移行指示画面112の終了後に表示される。
移行先デバイス指示画面132は、データの移行元となる第一のストレージ装置3内のデバイスについて、移行先となる第二のストレージ装置4において移行先となるデバイスのIDを指定するデバイスID指定フィールド132Aと、指定したパラメータを確認の上、デバイス指定指示を設定する場合に押下する実行ボタン132Bと、デバイス指定指示の設定を中止する場合に押下する中止ボタン132Cから構成されている。
管理者は、指定したパラメータを確認の上、処理を続行する場合は実行ボタン132Bを、処理を中止する場合は中止ボタン132Cを押下する。実行ボタン132Bが押下されると、ストレージ管理サーバ8の装置管理プログラム131は、移行元の第一のストレージ装置3と移行先の第二のストレージ装置4に対し、データ移行処理を開始するよう指示する。中止ボタン132Cが押下されると、ストレージ管理サーバ8の装置管理プログラム131は、移行元の第一のストレージ装置3と移行先の第二のストレージ装置4に指示を送らずに処理を終了する。
図25には、移行先デバイス指示画面132で入力する移行元の第一のストレージ装置3と移行先の第二のストレージ装置4のデバイスIDの具体的な値の一例を示している。つまり、例えば、装置IDが「SYS1」の第一のストレージ装置3のRAIDグループIDが「RG1」および「RG2」のRAIDグループ51に対応するのは、装置IDが「SYS2」の第二のストレージ装置4におけるRAIDグループIDが「RG2」のRAIDグループ51である。なお、本実施例では、移行元の第一のストレージ装置3で複数のデバイスにより実現されていた処理を、移行先の第二のストレージ装置4で1つのデバイスに集約することが可能であるものとする。
図26から図28に、本実施例における、管理サーバ7の構成管理プログラム133の持つ閾値見直し処理のフローチャートを示す。
構成管理プログラム133は、ストレージ管理サーバ8よりデータ移行処理が開始された旨の通知を受信すると、ストレージ管理サーバ8から新旧装置構成管理表103を、移行元の第一のストレージ装置3および移行先の第二のストレージ装置4の各管理表から構成情報を受け取り、新旧デバイス管理表123を作成する(ステップSP41)。この後、ステップSP24からステップSP54における処理については、上述の実施例2の図24のステップSP22からステップSP34における処理と同様である。
続いて、構成管理プログラム133は、デバイスの性能に基づく閾値の再計算後、新旧デバイス管理表123を確認し、移行元の第一のストレージ装置3と移行先の第二のストレージ装置4でのデバイスIDの対応関係を確認する(ステップSP55)。デバイスの対応関係としては2つのケースが考えられる。1つは、移行元の第一のストレージ装置3と移行先の第二のストレージ装置4とで対応するデバイスIDが「1:1」の関係になるケースである。もう1つは、移行元の第一のストレージ装置3と移行先の第二のストレージ装置4とで対応するデバイスが「N:1」の関係になる、すなわち複数のデバイスが1つのデバイスに統合されるケースである。
続いて、構成管理プログラム133は、移行元の第一のストレージ装置3と移行先の第二のストレージ装置4のデバイスIDが「1:1」に対応しているかどうかを確認する(ステップSP56)。そして、構成管理プログラム133は、移行元の第一のストレージ装置3と移行先の第二のストレージ装置4のデバイスIDが「1:1」に対応する場合(ステップSP56:YES)、装置性能管理表122のデバイスIDを移行先の第二のストレージ装置4のデバイスIDに書き換え(ステップSP59)、処理を終了する。これに対して、構成管理プログラム133は、移行元の第一のストレージ装置3と移行先の第二のストレージ装置4のデバイスIDが「1:1」に対応しない場合(ステップSP56:NO)、移行元の第一のストレージ装置3と移行先の第二のストレージ装置4のデバイスIDが「N:1」に対応することを確認する(ステップSP57)。
続いて、構成管理プログラム133は、移行元の第一のストレージ装置3の各デバイスに付与されているアラート実行閾値をメトリック毎に平均し、移行先の第二のストレージ装置4のデバイスのアラート実行閾値として設定(ステップSP58)した後、装置性能管理表122のデバイスIDを移行先の第二のストレージ装置4のデバイスIDに書き換え(ステップSP59)、処理を終了する。
デバイスのアラート実行閾値の算出方法を具体的に示す。RAIDグループIDが「RG1」のRAIDグループ51の動作率のアラート実行閾値として「80%」が、RAIDグループIDが「RG2」のRAIDグループ51の動作率の閾値として「90%」がそれぞれ設定されている場合を考える。この場合、構成管理プログラム133は、データ移行処理が行われ、「RG1」と「RG2」のRAIDグループ51が移行先の第二のストレージ装置4において「RG1」のRAIDグループ51に統合された場合、両者の閾値を平均し、移行先の第二のストレージ装置4の「RG1」のRAIDグループ51の動作率を「85%」に設定する。
なお、上述した閾値算出方式は、本願発明の実現手段を限定するものではなく、閾値の算出は上述した方法以外に拠っても良い。
本実施例では、移行元の第一のストレージ装置3から移行先の第二のストレージ装置4へデータ移行が行われる過程で、複数のデバイスで行われる処理が1つのデバイスに統合される場合の閾値再計算方法について説明した。実際には、移行元の第一のストレージ装置3から移行先の第二のストレージ装置4へデータ移行が行われる過程で、1つのデバイスで行われる処理が複数のデバイスに分散されても良く、その場合の閾値再計算方法としては、アラート実行閾値の分割ポリシーを管理者にあらかじめ入力させる方法が考えられる。
以上が、本実施例における閾値再計算処理である。
以上、本実施例によれば、複数の第一および第二のストレージ装置3、4間でストレージ処理能力と入出力負荷とのバランス再調整が行われ機器構成が変化したときも、新規機器構成に応じて算出した閾値を設定することが可能となる。
(4)動作および効果
このようにして、計算機システム1では、2台の第一および第二のストレージ装置3、4間において先述したデータ移行処理が実施されたとき、移行元の第一のストレージ装置3の内部のデバイスに付与していた閾値を、移行先の第二のストレージ装置4へ自動的に引き継ぐ。
従って、管理者が移行元の第一のストレージ装置3の内部のデバイスに付与していた閾値を、移行先の第二のストレージ装置4へ再度設定することなく、閾値を自動的に移行先の第二のストレージ装置4へ設定することができる。
また、計算機システム1では、管理サーバ7が移行元の第一のストレージ装置3と移行先の第二のストレージ装置4から、内部のデバイスの機種情報を取得し、移行元の第一のストレージ装置3と移行先の第二のストレージ装置4のデバイスの性能情報をあらかじめ保持しておく。そして、計算機システム1では、管理サーバ7が移行元の第一のストレージ装置3から移行先の第二のストレージ装置4へのデータ移行が行われると同時に、移行元の第一のストレージ装置3と移行先の第二のストレージ装置4の内部の対となるデバイスに付与された閾値を、移行先の第二のストレージ装置4のデバイスの性能に即したものに再計算する。
従って、デバイスの性能に基づいて閾値を設定していたにもかかわらず、そのデバイスの性能が管理者の気づかないまま変化してしまい、閾値が本来の意味をなさなくなることを未然かつ有効に防止して、閾値を自動的に移行先の第二のストレージ装置4へ設定することができる。
さらに、計算機システム1では、管理サーバ7がストレージ管理サーバ8と移行元の第一のストレージ装置3と移行先の第二のストレージ装置4から、内部のデバイスの機種情報および移行前後の第一および第二のストレージ装置3、4の内部の機器構成の対応関係を取得し、第一および第二のストレージ装置3、4のデバイスの性能情報をあらかじめ保持しておく。そして、計算機システム1では、管理サーバ7が移行元の第一のストレージ装置3から移行先の第二のストレージ装置4へのデータ移行が行われると同時に、移行元の第一のストレージ装置3と移行先の第二のストレージ装置4の内部の対となるデバイスに付与された閾値を、移行先の第二のストレージ装置4のデバイスの性能および装置構成に即したものに再計算する。
従って、移行元の第一のストレージ装置3の装置構成に基づいて閾値を設定していたにもかかわらず、移行元の第一のストレージ装置3と移行先の第二のストレージ装置4の構成が管理者の気づかないまま変化してしまい、閾値が本来の意味をなさなくなることを未然かつ有効に防止して、閾値および装置構成を自動的に移行先の第二のストレージ装置4へ設定することができる。
本発明によれば、管理サーバ7が管理下のデバイスに対し、移行元の第一のストレージ装置3と移行先の第二のストレージ装置4へのデータ移行を行う場合において、閾値を用いた性能管理を、動的な機器構成の変更に対応しつつ行うことが可能となる。
本発明は、計算機システムに用いられる管理装置と、それを管理するソフトウェアに広く適用することができる。
本発明における計算機システムの物理構成例を示す図である。 本発明におけるホストコンピュータの詳細な構成例を示す図である。 本発明におけるストレージ装置の詳細な構成例を示す図である。 本発明における管理サーバの詳細な構成例を示す図である。 本発明におけるストレージ管理サーバの詳細な構成例を示す図である。 本発明における計算機システムの論理構成例を示す図である。 本発明においてストレージ装置が具備する論理ボリューム管理表の構成例を示す図である。 本発明においてストレージ装置が具備するRAIDグループ管理表の構成例を示す図である。 本発明においてストレージ装置が具備するポート管理表の構成例を示す図である。 本発明においてストレージ装置が具備するデバイス機種管理表の構成例を示す図である。 本発明においてストレージ装置が具備する装置基本情報管理表の構成例を示す図である。 本発明において管理サーバが具備する装置性能管理表の構成例を示す図である。 本発明においてストレージ管理サーバが具備する新旧装置構成管理表の構成例を示す図である。 本発明において管理サーバが表示する画面の一例である。 本発明においてストレージ管理サーバが表示する画面の一例である。 実施例1においてストレージ装置が実施するデータ移行処理の全体フロー例を示すフローチャートである。 実施例2における管理サーバの詳細な構成例を示す図である。 実施例2において管理サーバが具備する装置性能管理表の構成例を示す図である。 実施例2において管理サーバが具備する新旧デバイス管理表の構成例を示す図である。 実施例2において管理サーバが具備するデバイス性能管理表の構成例を示す図である。 実施例2において管理サーバが具備する閾値再計算ポリシー管理表の構成例を示す図である。 実施例2においてストレージ装置が実施するデータ移行処理の全体フロー例を示すフローチャートである。 実施例2において管理サーバが実施する閾値再計算処理の全体フロー例を示すフローチャートである。 実施例2において管理サーバが実施する閾値再計算処理の全体フロー例を示すフローチャートである。 実施例3においてにおいてストレージ管理サーバが表示する画面の一例である。 実施例3において管理サーバが実施する閾値再計算処理の全体フロー例を示すフローチャートである。 実施例3において管理サーバが実施する閾値再計算処理の全体フロー例を示すフローチャートである。 実施例3において管理サーバが実施する閾値再計算処理の全体フロー例を示すフローチャートである。
符号の説明
1……計算機システム、2……ホストコンピュータ、3……第一のストレージ装置、4……第二のストレージ装置、7……管理サーバ、8……ストレージ管理サーバ、35……磁気ディスク、36……コントローラ、41……管理プログラム、42……、論理ボリューム管理表、43……RAIDグループ管理表、44……ポート管理表、45……デバイス機種管理表、46……装置基本情報管理表、51……RAIDグループ、52……論理ボリューム、72……プロセッサ、81、121、133……構成管理プログラム、83、122……装置性能管理表、92……プロセッサ、102、131……データ移行プログラム、123……新旧デバイス管理表、124……デバイス性能管理表、125……閾値再計算ポリシー管理表

Claims (14)

  1. ホストコンピュータから送信されるデータを格納するために必要な各種の構成要素であるデバイスを有する第一のストレージ装置と、
    前記第一のストレージ装置にネットワークを介して接続され、前記第一のストレージ装置から送信されるデータを格納するために必要な各種の構成要素であるデバイスを有する第二のストレージ装置と、
    前記第一および第二のストレージ装置にネットワークを介して接続され、前記第一および第二のストレージ装置を管理する管理装置と
    を備え、
    前記管理装置は、
    接続された前記第一および第二のストレージ装置の前記デバイスの構成情報、性能情報および性能管理のための閾値を格納するための格納部と、
    前記第一のストレージ装置から前記第二のストレージ装置へ内部の管理情報およびデータをコピーする際、前記第一のストレージ装置の前記デバイスに付与した前記閾値を、前記第二のストレージ装置の前記デバイスに引き継いで設定する設定部と
    を備えることを特徴とする計算機システム。
  2. 前記第一のストレージ装置および前記第二のストレージ装置は、
    同一の物理構成で、同一の性能のデバイスを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  3. 前記管理装置は、
    前記第一のストレージ装置と前記第二のストレージ装置との間で内部の前記デバイスの物理構成が変化し、前記デバイスの性能が変化したときに、変化した前記デバイスの性能に対応した閾値再計算比率を算出し、算出したデータ割振り比率に応じてデバイスに付与した閾値を再計算する閾値再計算部
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  4. 前記閾値再計算部は、
    前記第一のストレージ装置および前記第二のストレージ装置の前記デバイス間の対応関係が変化したときに、前記第一のストレージ装置と前記第二のストレージ装置との間のデバイスの対応関係に基づいて、変化した前記デバイスの構成に対応したデバイスの閾値を再計算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  5. 前記閾値再計算部は、
    前記第一のストレージ装置の複数の前記デバイスが前記第二のストレージ装置で統合される場合、複数の前記デバイスに付与した前記閾値を平均し、当該平均した閾値を統合した前記デバイスの閾値とする
    ことを特徴とする請求項4に記載の計算機システム。
  6. 前記閾値が付与されるデバイスは、
    複数の磁気ディスクでなるRAIDグループ、前記第一のストレージ装置および前記第二のストレージ装置を制御するコントローラ、又は前記ホストコンピュータに接続するためのポートである
    ことを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  7. ホストコンピュータから送信されるデータを格納するために必要な各種の構成要素であるデバイスを有する第一のストレージ装置および前記第一のストレージ装置から送信されるデータを格納するために必要な各種の構成要素であるデバイスを有する第二のストレージ装置を管理する管理装置であって、
    前記第一および第二のストレージ装置の前記デバイスの構成情報、性能情報および性能管理のための閾値を格納するための格納部と、
    前記第一のストレージ装置から前記第二のストレージ装置へ内部の管理情報およびデータをコピーする際、前記第一のストレージ装置の前記デバイスに付与した前記閾値を、前記第二のストレージ装置の前記デバイスに引き継いで設定する設定部と
    を備えることを特徴とする管理装置。
  8. 前記第一のストレージ装置と前記第二のストレージ装置との間で内部の前記デバイスの物理構成が変化し、前記デバイスの性能が変化したときに、変化した前記デバイスの性能に対応した閾値再計算比率を算出し、算出したデータ割振り比率に応じてデバイスに付与した閾値を再計算する閾値再計算部
    を備えることを特徴とする請求項7に記載の管理装置。
  9. 前記閾値再計算部は、
    前記第一のストレージ装置および前記第二のストレージ装置の前記デバイス間の対応関係が変化したときに、前記第一のストレージ装置と前記第二のストレージ装置との間のデバイスの対応関係に基づいて、変化した前記デバイスの構成に対応したデバイスの閾値を再計算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  10. 前記閾値再計算部は、
    前記第一のストレージ装置の複数の前記デバイスが前記第二のストレージ装置で統合される場合、複数の前記デバイスに付与した前記閾値を平均し、当該平均した閾値を統合した前記デバイスの閾値とする
    ことを特徴とする請求項9に記載の管理装置。
  11. ホストコンピュータから送信されるデータを格納するために必要な各種の構成要素であるデバイスを有する第一のストレージ装置および前記第一のストレージ装置から送信されるデータを格納するために必要な各種の構成要素であるデバイスを有する第二のストレージ装置を管理する管理装置の管理方法であって、
    前記第一および第二のストレージ装置の前記デバイスの構成情報、性能情報および性能管理のための閾値を格納部に格納する第1のステップと、
    設定部が、前記第一のストレージ装置から前記第二のストレージ装置へ内部の管理情報およびデータをコピーする際、前記第一のストレージ装置の前記デバイスに付与した前記閾値を、前記第二のストレージ装置の前記デバイスに引き継いで設定する第2のステップと
    を備えることを特徴とする管理方法。
  12. 前記第2のステップでは、
    閾値再計算部が、前記第一のストレージ装置と前記第二のストレージ装置との間で内部の前記デバイスの物理構成が変化し、前記デバイスの性能が変化したときに、変化した前記デバイスの性能に対応した閾値再計算比率を算出し、算出したデータ割振り比率に応じてデバイスに付与した閾値を再計算する
    を備えることを特徴とする請求項11に記載の管理方法。
  13. 前記第2のステップでは、
    前記第一のストレージ装置および前記第二のストレージ装置の前記デバイス間の対応関係が変化したときに、前記第一のストレージ装置と前記第二のストレージ装置との間のデバイスの対応関係に基づいて、変化した前記デバイスの構成に対応したデバイスの閾値を再計算する
    ことを特徴とする請求項11に記載の管理方法。
  14. 前記第2のステップでは、
    前記第一のストレージ装置の複数の前記デバイスが前記第二のストレージ装置で統合される場合、複数の前記デバイスに付与した前記閾値を平均し、当該平均した閾値を統合した前記デバイスの閾値とする
    ことを特徴とする請求項13に記載の管理方法。
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