JP2009082923A - 気泡発生方法及び装置 - Google Patents
気泡発生方法及び装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009082923A JP2009082923A JP2009014108A JP2009014108A JP2009082923A JP 2009082923 A JP2009082923 A JP 2009082923A JP 2009014108 A JP2009014108 A JP 2009014108A JP 2009014108 A JP2009014108 A JP 2009014108A JP 2009082923 A JP2009082923 A JP 2009082923A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound wave
- porous body
- gas
- bubbles
- liquid phase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
- Physical Water Treatments (AREA)
Abstract
【解決手段】液相Lと気相Gとの間に配置する多孔質体に対してその気相を媒体として音波を供給することにより、液相Lと気相Gとの間の相状態を変化させる。
【選択図】図1
Description
業分野において広く使用されている。
材を介して互いに隣接する液相と気相において、当該部材を通過させることにより気体を気泡に変換し、これを液相に移動させるという点、並びに液相を媒体として音波又は超音波を当該部材又は発生した気泡に対して供給することにより、その気泡を微細化するという点で共通している。
することを特徴とする請求項4に記載の気泡発生装置に関する。
まず、本発明に関連する用語の定義を行う。「気相」とは、音波発生源から多孔質体までの空間を、実質的に、音響的に接続する気体その他の物質の集合体が形成する領域を意味する。ここで「音響的に接続する」とは、音波発生源から伝播する音波の本発明における作用効果を多孔質体まで到達させることができることの意である。従って、音波発生源から多孔質体まで到達する空間が直線状である必要はなく、一部又は全部が曲線状であっても構わないし、音波発生源から多孔質体までの空間の一部を占有する障害物が存在していても、音波発生源から多孔質体までの空間を音響的に接続するものである限り、本発明における気相である。又、本発明における気相は、音波発生源から多孔質体までの空間を音響的に接続する限り、それを構成する物質の種類、組成成分、組成成分の存在比率等、当該空間内の温度、圧力(組成成分の各分圧を含む。)、湿度等、当該空間を構成する配管、隔室、隔壁等の材質、形状、厚さ等は一切問わない。尚、本発明のある形態では、気体の泡又は気泡の発生が必須要件になっているので、気相は気体の集合体である必要がある。しかし、その場合であっても、当該形態に係る気相から、液体や固体が混合又は分散している気体の集合体が除外されるものと解釈されてはならない。
(1)当初、気相と液相とが平衡状態にあり、その後、その平衡が崩れて非平衡状態又は更に非平衡の度合いを高めた状態になる場合。
(2)当初、気相と液相とが非平衡状態にあるとき、その後、平衡状態になる場合。
(3)当初、気相と液相とが非常に高い非平衡の度合いにあり、その後、その非平衡の度合いが緩和された非平衡状態になる場合。
(4)当初、気相から液相に気体が移動して液相中に気泡が発生している状態にあり、その後、その気泡の発生が停止したり、発生している気泡の大きさが変化したり、気泡を発生させるに必要な気相側の圧力が低減若しくは増加したりする場合。
(5)当初、気相から液相に気体が移動しておらず液相中に気泡が発生していない状態にあり、その後、その気泡が発生したり、発生している気泡の大きさが変化したり、気泡を発生させるに必要な気相側の圧力が低減若しくは増加したりする場合。
(6)当初、気相から液相に気体が移動しておらず液相中に気泡が発生していない状態にあり、その後、液相で反応などにより発生した気泡が気相に移動したりする場合。例えば、図5に示すような燃料電池で、気相である空気中の酸素が、液相である電解質中の水素イオン(H+)と反応し、水蒸気(H2O)を生成すような場合である。
材が複数個集合してなる「多孔質体」では、ボール部材間の隙間の空間連結により疑似孔が形成される。この場合の疑似孔は、通常直線状であるとは限らないし、その断面についても、ボール径、異なるボール径の組み合わせ、或いは異形状のボール状部材の混在のさせ方により、一定にはならない。更に、ボール状部材とハニカム状部材が混在してなる「多孔質体」では、ハニカム状部材が存在する領域では、孔は直線状かもしれないが、ボール状部材が存在する領域では、孔(擬似孔)は直線状とは言えない。小塊状のハニカム状部材が多数集合してできる「多孔質体」も、個々の部材に着目すると孔は直線状かもしれないが、部材間の隙間の空間的連結により非直線状の疑似孔が形成される。
次に、本発明の基礎となっている、新たに知得した現象(以下「本件現象」という。)について具体的データに基づき説明する。尚、この現象の原理やメカニズムについては、幾つかの推測は可能であるが、少なくとも本出願の時点では正確には確定できていない。
先ず、本件現象が起こる基本系は、図1に示すように、液相Lと気相Gとが多孔質体Pを挟んで隣接しており、その気相Gを媒体として供給される音波Sにより構成される。音波Sを供給するためには、音波発生源が必要である。その音波発生源は、通常、例えば、スピーカその他の音波発信機、増幅装置、制御装置その他の装置で構成される。しかし、音波発生源やその詳細な構成は、本件現象を説明するためには不可欠とまでは言えないので、この図1には示していない。
本件現象が起こる基本系を図1で説明したが、この現象を実測するための装置は、大別して、液相部、気相部、多孔質体部、気体供給調整部、音波生成部の5個の基本部分から構成され、図6に示す通りである。
501Dを設けて、そのバイパス配管501Dの途中に振動面を配置し、その前面も背面も気相Gにして、振動面の前後の圧力差をなくすと良い。そのため、配管501に分岐管501Cを設け、スピーカ背面部に繋げ、501Aへ繋がるバイパス配管501Dは、スピーカ前面に繋げればよい。この場合におけるバイパス配管501Dは、音波供給管501Aに相当する。
以上の装置を用いて、以下に言及する第1及び第2の観測を行い、第1及び第2の本件現象をそれぞれ確認した。又、第1の本件現象に引き続いて第2の本件現象が起こっていることも確認した。
第1の観測により、次に掲げる新たな知見を得ることができた。
(イ)音波Sを気相Gを介して多孔質体Pに供給すると、気相Gと液相Lとの当初の静的状態から動的状態へ変化する、即ち、例えば、液相Lに気泡が発生していない状態から液相Lに気泡が発生するという状態へ変化する現象が起こる。
(ロ)その現象には音波Sの周波数や音量への依存性が認められる。即ち、(a)その現象が起こるのに適した音波Sの周波数の範囲があり、(b)その現象が起こる音波Sの周波数の範囲内にあっても、供給する周波数によって発生する気泡の大きさや発生量が変わり、(c)その現象は、音波Sの音量が大きいほど起こりやすく、定量的にも顕著に起こる。
(ハ)その現象が起こるのに適した音波Sの周波数の範囲は、多孔質体Pの固有因子の組み合わせによって変動する。
(ニ)その現象には多孔質体Pでの圧力への依存性が認められる。即ち、(a)その現象が起こるのに適した圧力の範囲があり、(b)その現象が起こる音波Sの周波数の範囲内にあっても、多孔質体での圧力によって、その範囲は変動する。
先ず、気相Gを介して多孔質体Pに供給する音波Sの周波数を種々変化させて、液相L及び気相Gにおける相状態の変化を観測した。その結果を図7、図8、図9に示す。これらの図は、多孔質体Pの孔径がそれぞれ、20、40、75ミクロンにおける第1の本件現象の観測結果である。これらの図から分かるように、音波Sの周波数によって、少なくとも肉眼では、液相L側に気泡が観測される場合と観測されない場合があることが判った。
次に、音波Sの音量(強度)を変化させて、液相L側に気泡が発生するか否かを観測した。その結果、音波Sの音量(強度)が小さい場合には、たとえ190Hzから198Hzの範囲にある周波数であっても、液相L側への気泡の発生は見掛け上観測されなかった。しかし、音波Sの音量(強度)が徐々に大きくなると、液相体L側に気泡が発生し始め、その量を増していった。その後音波Sの音量を元のように小さくすると、液相L側への気泡の発生の程度が弱まり、やがて発生は停止した。
多孔質体Pの孔径と気泡発生時の最低気相圧力、その際の音波Sの周波数を表3に示す。この表から、液相L側に気体の発生が認められるという現象は、多孔質体Pの孔径にも依存していることが判る。また、図7〜9は、多孔質体Pの孔径と、この現象が起こる音波Sの周波数との関係を示している。このデータを測定する際、多孔質体Pの固有因子は孔の形態以外は同じにした。因みに多孔質体Pの材質はステンレス鋼(SUS304)であった。これらの結果から、この現象が起こる音波Sの周波数の範囲は、多孔質体Pの形態により変化することが判る。
第2の観測により、次に掲げる新たな知見を得ることができた。
ことにする。
音波Sの周波数によっては、第1の本件現象が起こる領域と第2の本件現象が起こる領域とが重複している。それ故、この周波数の範囲にある音波Sを、気相Gを介して多孔質体Pに供給する場合、第1の本件現象において第2の本件現象も起こっている可能性がある。一方、第2の本件現象は、気相Gと液相Lとの当初の相状態が液相L側に気泡が発生している動的状態である場合に、この動的状態が、音波Sを気相Gを介して多孔質体Pに向けて供給することにより別の動的状態に遷移する現象であるが、気相Gから液相Lへの気体gの移動量が気体供給調整部により一定に維持されると、多孔質体Pの固有因子を始めとするその他の実証装置や観測条件が変わらない限り、液相L側に発生する気泡の大きさが変化する現象とも言える。すると、第1の本件現象において第2の本件現象も起こるのならば、第1の本件現象が起こっているときに発生する気泡の大きさは、第2の本件現象が起こる周波数の音波Sを供給することにより、変化するはずである。
第1及び第2の本件現象に細分化されるものの、総括すると、本件現象は、次に掲げる特徴を有する。
(イ)本件現象は、気相Gと液相Lとが多孔質体Pを介して存在する系において、音波Sを気相Gを介して多孔質体Pに供給することにより、気相Gと液相Lとの当初の相状態から別の相状態へ変化する現象である。
(ロ)本件現象は、気相Gでは液相L側に向けて気体が移動し、液相Lでは気相G側から気体が移動して気泡が発生する現象として具体的に認識しでき、音波Sによる液相Lに対する気相Gの相対圧力の増加、又は、その増加分に相当する気相Gと液相Lとの間のエネルギー障壁の低減としても理解することができる。このエネルギー障壁の低減は、気相G中の気体が液相L側に移動する際に多孔質体Pを通過する際に生じる圧力損失をより少なくすることができることも意味している。
(ハ)本件現象には、音波Sの周波数や音量への依存性が認められる。即ち、(a)本件現象が起こるのに適した音波Sの周波数の範囲があり、(b)本件現象が起こる音波Sの周波数の範囲内にあっても、供給する周波数によって発生する気泡の大きさや発生量が変わり、(c)本件現象は、音波Sの音量が大きいほど起こりやすく、定量的にも顕著に起こる。
(ニ)本件現象が起こるのに適した音波Sの周波数の範囲は、多孔質体Pの固有因子の組み合わせによって変動する。従って、固有因子の組み合わせが異なる複数の多孔質体Pに対して同一の音波Sを供給すると、当該複数の多孔質体Pは、本件現象が起こるものと起こらないものとに区別され、しかも当該音波Sの周波数を変更することにより、本件現象が起こるものと起こらないものとを変更することができる。
(ホ)その現象には多孔質体Pでの圧力への依存性が認められる。即ち、(a)その現象が起こるのに適した圧力の範囲があり、(b)その現象が起こる音波Sの周波数の範囲内にあっても、多孔質体での圧力によって、その程度、範囲は変動する。
上記のような特徴を有する本件現象は、次のような具体的な技術的有用性を有している。
(イ)液相Lと気相Gとが多孔質体Pを挟んで並存している系において、多孔質体Pに対してその気相Gを媒体として音波Sを供給するという非常に簡便な手段により、より少ないエネルギー消費で、相状態を変化させることができ、特に、物質移動や物質移動の程度の変更を実現できる。ここで物質移動の程度とは、例えば、液相L側に発生する気泡の有無、大きさ、量を意味する。
(ロ)液相Lと気相Gとが多孔質体Pを挟んで並存している系において、多孔質体Pに対してその気相Gを媒体として音波Sを供給する際に、音波供給の有無若しくは強弱又は音波の周波数若しくは周波数の範囲を変更するという非常に簡単な手段により、より少ないエネルギー消費で、相状態の切り替えを実現でき、特に、相状態の変化を引き起こしたり、停止したりすることができ、又、相状態の変化の程度を選択することができる。その際、音波Sの音量を選択することによっても、相状態の変化の程度を選択することができる。
(ハ)固有因子の組み合わせが異なる複数の多孔質体Pに対して音波Sを供給する際に、その音波Sの周波数を変更するという非常に簡単な手段により、より少ないエネルギー消費で、本件現象が起こる多孔質体と、起こらない多孔質体とを選択又は変更することができる。
上記のような具体的な技術的有用性を有する本件現象を用いれば、次のような分野へ適用又は応用が可能となる。この適用又は応用の具体例を、本発明の実施の形態として以下に説明する。但し、本発明は、当該実施の形態のみに限定されない。
図6は、本発明を液相への気相吹込みに適用した実施例の説明図である。本装置は、空気を昇圧する気体吹込み装置、吹き込み装置と多孔質体を接続する配管、音波を供給するスピーカを備えた容器、容器と配管を接続する同圧配管、液体中へ気泡を吹出す多孔質体とを備えている。スピーカで発生する音波を効率的に気相に付与するため、スピーカ後方に供給気体の配管を接続し、スピーカ前後での圧力差を生じないように設置する必要がある。
図24は、本発明を液相への気相吹込みに適用した実施例の説明図である。本装置は、空気を昇圧する気体吹込み装置、吹き込み装置と多孔質体を接続する配管、音波を供給するスピーカを備えた容器、容器と配管を接続する同圧配管、液体中へ気泡を吹出す多孔質体とを備えている。ここでは、多孔質体は、表面に微細な孔を有する円板形状であり、材質はポリプロピレン製である。
図25は、本発明を液相への気相吹込みに適用した実施例の説明図である。本装置は、空気を昇圧する気体吹込み装置、吹き込み装置と多孔質体を接続する配管、音波を供給するスピーカを備えた容器、容器と配管を接続する同圧配管、液体中へ気泡を吹出す多孔質体とを備えている。スピーカで発生する音波を効率的に気相に付与するため、スピーカ後方に供給気体の配管を接続し、スピーカ前後での圧力差を生じないように設置する必要がある。
(イ)処理量に応じて、気泡を発生する多孔質体の数を変更する制御
(ロ)槽を多孔質体と同様に区切り、気泡を発生する槽あるいは区域を制御
(ハ)多孔質体出口に更に、配管を設置し、多孔質体を通過する気体を制御
水中に漏洩の恐れのある弁等を設置することなく、電源ケーブル、信号ケーブルの設置も不要であるため、低コストで吹込み気体の制御システムを構築可能であり、初期設備コスト及び運転コストも低減される。
3.4.1 下水処理場曝気槽での実施例
図26は、本発明を下水処理場曝気槽に適用した実施例の説明図である。本装置は、空気を昇圧する気体吹込み装置、吹き込み装置とタンクを接続する配管、音波を供給するスピーカーを備えたタンク、タンクと複数の多孔質体を接続する配管系、液体中へ気泡を吹出す多孔質体とを備えている。ここでは、多孔質体は、表面に微細な孔を有する円筒形状であり、材質はポリプロピレン製である。
図27は、本発明を化学反応器に適用した実施例の説明図である。本装置は、空気を昇圧する気体吹込み装置、吹込み装置とタンクを接続する配管、内部に液を含み、音波を供給するスピーカと気体を吹込む多孔質体を備えた反応器とを備えている。ここでは、多孔質体は、表面に微細な孔を有し、材質はステンレス製である。
図28は、本発明を湖沼の浄化に適用した実施例の説明図である。本装置は、空気を昇圧する気体吹込み装置、吹込み装置とタンクを接続する配管、音波を供給するスピーカーと湖沼へ空気を吹込む多孔質体を備えている。ここでは、多孔質体は、表面に微細な孔を有し、材質はポリプロピレン製である。
図29は、本発明を油等で汚染した土壌を浄化する装置に、適用した例である。液を満たした槽内に汚染土壌を入れ、微細化した気泡を槽内に吹き込む。気泡が、汚染土壌を通過する際に、土壌中の油分を含み、槽内を浮上し、水面に達する。したがって、水面に油分が集まり、これを回収することにより、土壌中の油分等汚染物質を分離回収可能である。
502 液体lを収容し、隔壁をもって気体lの周囲へ離散することを防止する容器
501A 配管501の先端
503 ノズル部
501B 配管501の他端
504 発音器
501D バイパス配管
501C 分岐管
505 粒度分布計
505A 粒度分布計のプローブ
Claims (13)
- 気相と液相との間に配置する多孔質体を通じて気相の側から液相の側に気体を移動させ、液相の側に気泡を発生させる気泡発生方法であって、前記多孔質体に対して前記気相を媒体として音波を供給することにより気泡を発生させるために必要な気相の圧力を相対的に低減することを特徴とする気泡発生方法。
- 気相と液相との間に配置する多孔質体を通じて前記気相の側から前記液相の側に気体が移動することにより前記液相の側に気泡を発生させる気泡発生方法であって、前記多孔質体に対して前記気相を媒体として音波を供給することにより前記気泡の発生量又は大きさを調整することを特徴とする気泡発生方法。
- 気相と液相との間に配置する多孔質体を通じて気相の側から液相の側に気体を移動させ、液相の側に気泡を発生させる気泡発生方法であって、孔径が異なる複数の多孔質体に各多孔質体に接する気相を媒体として音波を供給する際、当該音波の周波数を変えることにより選択的に、特定の多孔質体から気泡を発生させることを特徴とする気泡発生方法。
- 前記音波発生装置と第2の隔室との間を連通する配管内の気体を媒体として、前記多孔質体に接する気相に音波を伝達することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の気泡発生方法。
- 前記配管が、曲部又は枝分かれした部分を備えることを特徴とする請求項4に記載の気泡発生方法。
- 前記音波が、0Hzよりも大きく2000Hz以下の周波数の音波であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の気泡発生方法。
- 前記多孔質体に対して前記気相を媒体として音波を供給するに当たり、音波供給の有無若しくは強弱又は音波の周波数、周波数の範囲若しくは周波数の組合せを変更することにより、前記気泡の発生量又は大きさを調整することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の気泡発生方法。
- 液相を収容する第1の隔室と、気相を収容する第2の隔室と、第1及び第2の隔室間に配置する多孔質体と、第2の隔室内の気相を媒体として前記多孔質体に対して供給される音波を発生させる音波発生装置とを備える気泡発生装置であって、前記多孔質体を通じて第2の隔室内の気相の側から気体が移動し、第1の隔室内の液相の側に気泡を発生させるために必要な圧力が、前記音波発生装置により音波を発生させることにより相対的に低減されることを特徴とする気泡発生装置。
- 液相を収容する第1の隔室と、気相を収容する第2の隔室と、第1及び第2の隔室間に配置する多孔質体と、第2の隔室内の気相を媒体として前記多孔質体に対して供給される音波を発生させる音波発生装置とを備える気泡発生装置であって、前記音波発生装置により音波を発生させることにより、前記多孔質体を通じて第1の隔室内の液相の側に発生する気泡の発生量又は大きさが調整されることを特徴とする気泡発生装置。
- 液相を収容する第1の隔室と、気相を収容する第2の隔室と、第1及び第2の隔室間に配置する多孔質体とを備え、前記多孔質体に対して前記気相を媒体として音波が供給されることにより気泡が発生し得る気泡発生単位と、複数個の前記気泡発生単位と接続する配管と、該配管内の気体を媒体として各気泡発生単位の多孔質体に接する気相に伝達されることにより、その多孔質体に対して供給される音波を発生させる音波生成部とを備える気泡発生装置であって、
前記複数個の気泡発生単位の多孔質体は互いに孔径が異なり、
前記音波生成部により各多孔質体に対して供給される音波の周波数が変わることにより、気泡が発生する気泡発生単位が選択可能であることを特徴とする気泡発生装置。 - 前記配管が、曲部又は枝分かれした部分を備えることを特徴とする請求項10に記載の気泡発生装置。
- 前記音波が、0Hzよりも大きく2000Hz以下の周波数の音波であることを特徴とする請求項8乃至11のいずれかに記載の気泡発生装置。
- 前記音波発生装置が、音波供給の有無若しくは強弱又は音波の周波数、周波数の範囲若しくは周波数の組合せを変更する機能を有し、これにより、前記気泡の発生量又は大きさが調整されることを特徴とする請求項8乃至12のいずれかに記載の気泡発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009014108A JP2009082923A (ja) | 2009-01-26 | 2009-01-26 | 気泡発生方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009014108A JP2009082923A (ja) | 2009-01-26 | 2009-01-26 | 気泡発生方法及び装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006237294A Division JP4300536B2 (ja) | 2006-09-01 | 2006-09-01 | 音波による気泡発生方法及び気泡発生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009082923A true JP2009082923A (ja) | 2009-04-23 |
Family
ID=40657081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009014108A Pending JP2009082923A (ja) | 2009-01-26 | 2009-01-26 | 気泡発生方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009082923A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20130042756A1 (en) * | 2011-07-06 | 2013-02-21 | Empire Technology Development Llc | Air purifier |
JP2013545594A (ja) * | 2010-10-08 | 2013-12-26 | ウルトラソニック・システムズ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 液体処理装置および懸濁液処理方法 |
US9643140B2 (en) | 2014-05-22 | 2017-05-09 | MikroFlot Technologies LLC | Low energy microbubble generation system and apparatus |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06277690A (ja) * | 1992-12-07 | 1994-10-04 | Envicon Klaertechnik Verwalt Gmbh | 曝気装置 |
-
2009
- 2009-01-26 JP JP2009014108A patent/JP2009082923A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06277690A (ja) * | 1992-12-07 | 1994-10-04 | Envicon Klaertechnik Verwalt Gmbh | 曝気装置 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013545594A (ja) * | 2010-10-08 | 2013-12-26 | ウルトラソニック・システムズ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 液体処理装置および懸濁液処理方法 |
US20130042756A1 (en) * | 2011-07-06 | 2013-02-21 | Empire Technology Development Llc | Air purifier |
US9539586B2 (en) | 2011-07-06 | 2017-01-10 | Empire Technology Development Llc | Air purifier |
US9643140B2 (en) | 2014-05-22 | 2017-05-09 | MikroFlot Technologies LLC | Low energy microbubble generation system and apparatus |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Rehman et al. | Fluidic oscillator-mediated microbubble generation to provide cost effective mass transfer and mixing efficiency to the wastewater treatment plants | |
US7628912B2 (en) | Manufacturing device and application device for liquid containing micro-nano bubbles | |
CN207591642U (zh) | 一种微纳米气泡发生器及应用该发生器的喷淋装置 | |
CN102574169B (zh) | 一种用于清洁表面的装置及其方法 | |
Zheng et al. | Recent developments in hydrodynamic cavitation reactors: Cavitation mechanism, reactor design, and applications | |
Mirzaie et al. | Effect of ultrasonic waves on flux enhancement in microfiltration of milk | |
JP2006289183A (ja) | ナノバブル生成方法とその装置 | |
JP2011523372A (ja) | プロセス強化のための流体力学的キャビテーション反応装置を設計する方法 | |
JP2008296217A (ja) | 脱気装置及び超音波洗浄装置 | |
JP2009082923A (ja) | 気泡発生方法及び装置 | |
JP2011104534A (ja) | 微細気泡生成器、該発生器に使用する気泡微細化材及び気液反応装置 | |
JP2013071047A (ja) | 微細気泡発生装置及びそれを用いた復水器の防汚システム | |
Abadie et al. | Oxygen transfer of microbubble clouds in aqueous solutions–Application to wastewater | |
JP4927415B2 (ja) | 排ガス排水処理装置 | |
JP4300536B2 (ja) | 音波による気泡発生方法及び気泡発生装置 | |
JP3873754B2 (ja) | 音波による気泡発生方法及び気泡発生装置 | |
JP5936168B1 (ja) | 水中酸素溶解装置およびこれを用いた水中酸素溶解方法 | |
CN100531879C (zh) | 循环式多级超声波分散方法 | |
RU2611500C1 (ru) | Установка гидродинамической обработки воды | |
JP2007253000A (ja) | マイクロバブル発生装置およびその方法 | |
KR20130082266A (ko) | 미세기포 발생장치 | |
JP2006055737A (ja) | 汚泥処理方法と汚泥処理装置 | |
Alkhafaji et al. | Effect of Water Column Height on the Aeration Efficiency Using Pulsating Air Flow. | |
Xia et al. | Influence of micron-sized air bubbles on sonochemical reactions in aqueous solutions exposed to combined ultrasonic irradiation and aeration processes | |
JP4264089B2 (ja) | 超微細化装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090126 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20090209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120117 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120316 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20121225 |