JP2009081657A - 電子機器 - Google Patents

電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2009081657A
JP2009081657A JP2007249381A JP2007249381A JP2009081657A JP 2009081657 A JP2009081657 A JP 2009081657A JP 2007249381 A JP2007249381 A JP 2007249381A JP 2007249381 A JP2007249381 A JP 2007249381A JP 2009081657 A JP2009081657 A JP 2009081657A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
unit
voice
authentication
person
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007249381A
Other languages
English (en)
Inventor
Takenori Tomino
武紀 富野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2007249381A priority Critical patent/JP2009081657A/ja
Publication of JP2009081657A publication Critical patent/JP2009081657A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】 知人と不審者との識別結果から、記憶媒体へ記憶するデータ量を変更することを目的とする。
【解決手段】
本発明の電子機器は、撮像部120で撮像した画像から人の顔を抽出し、認証する画像認証部140と、認証結果に応じて撮像した画像のデータ量を最適に変更する画像変更部142と、画像変更部142が変更した画像を記憶する画像記憶部154と、を備えることを特徴としている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、撮像された画像や入力された音声を記憶する電子機器に関する。
ドアホンは、訪ねてきた人の声を通じてその人が誰であるかを確認することができる電子機器である。近年では、さらに、テレビドアホンや防犯カメラ等、訪ねてきた人を、カメラを通じて確認する電子機器も普及し、直接対面することなく、撮像された画像や入力された音声から人に関する情報を把握することが可能となった。また、このようなカメラで撮像された画像やマイクに入力された音声は、データとして内蔵または外付けされた記憶媒体、例えばビデオテープやハードディスク等に記憶することが可能となった(例えば、特許文献1)。
一方、上述した従来の電子機器では、撮像された画像や入力された音声をデータとしてそのまま記憶媒体に記憶させることができるが、長時間単純に記憶するだけでは、すぐに記憶媒体がいっぱいになってしまう。また、人物を特定させるための認証を受けたとしても、かかる認証部が記憶媒体とは独立した機構なので、その認証結果が画像または音声の記憶に影響することはなかった。
特開平1−195785号公報
上述した従来の電子機器は、撮像された画像や入力された音声をデータとしてそのまま記憶媒体へ記憶させることしかできず、撮像された画像の質や入力された音声の質を変更する機能を有していなかった。従って、訪ねてきた人が知人であっても不審者であっても同画質による記憶が為され、記憶媒体がすぐにいっぱいになっていた。
また、画質を変更しない単純な記憶では、詳細に確認したい画面や音声が、鮮明な状態にない場合が生じ、確認したい状況を認識できず、せっかくの記憶内容が無駄になることもあった。
また、データ中に不要な画像や音声が含まれていても、ユーザは全ての記憶内容を確認しなくてはならず、無駄な時間を費やすこととなっていた。
このような必要なデータと不要なデータは、区別されないで記録媒体へ記憶されるため、記憶媒体の記憶領域が有効に活用されていなかった。
本発明は、従来の技術が有する上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、知人と他人との識別結果から、記憶媒体へ記憶するデータ量を適切な量に変更し、記憶媒体の記憶領域を有効活用することが可能な電子機器を提供することである。
上記課題を解決するにあたり、本発明のある観点によれば、撮像部で撮像した画像から人の顔を抽出し、認証する画像認証部と、認証結果に応じて撮像した画像のデータ量を最適に変更する画像変更部と、画像変更部が変更した画像を記憶する画像記憶部と、を備えることを特徴とする、電子機器が提供される。
かかる構成により、認証結果に応じて記憶する画像のデータ量を調整することが可能となり、その画像の要否によって記憶媒体の占有領域を変えることができる。従って、記憶媒体の記憶領域を有効に利用可能となる。
ここで、画像変更部は、画像認証部が抽出した人の顔を予め登録された既知の顔であると認証した場合、画像のデータ量を少なくしてもよい。
画像認証部が抽出した人が予め登録された既知の顔、例えば、家族や知人であった場合、その画像を詳細に記憶する必要性が少なくなる。従って、人の顔が既知の顔であった場合、画像のデータ量を少なくすることで、記憶媒体の記憶容量を大幅に削減することが可能となる。
画像変更部は、画像認証部が抽出した人の顔を予め登録された既知の顔と認証できなかった場合、画像のデータ量を多くしてもよい。
画像認証部が抽出した人が予め登録された既知の顔ではない、例えば、他人や不審者であった場合、その者の顔や動作を確実に認識するため、その画像をさらに詳細に記憶する必要性が生じる。従って、人の顔が既知の顔と認証できなかった場合、画質を高める等画像のデータ量を多くすることで、その他人の特徴や動作を詳細に記憶することが可能となる。
画像変更部は、画像認証部が人の顔を抽出できなかった場合、画像記憶部に画像を記憶させなくてもよい。
本発明の目的が人の顔や動作の記憶である場合、その人の顔を抽出できない間の画像の記憶を停止することで、その分の記憶容量を削減できる。また、人の顔を抽出できていない価値のない画像データを省略することで、ユーザはその不要な画像の確認に無駄な時間を費やさずに済む。
電子機器は、指紋認証部、静脈認証部、虹彩認証部の群から選択される1または2以上の認証部をさらに含んでもよい。また、上記画像認証部と置き換えて利用することもできる。
かかる指紋認証部、静脈認証部、虹彩認証部等により、画像による認証だけでなく、訪ねてきた人を様々な認証を通じて特定でき、認証手段を選択したり、1つの認証がうまくいかなかったとき他の認証を併用し互いに補完し合うことが可能となる。
指紋認証部、静脈認証部、虹彩認証部の群から選択される1または2以上の認証部のいずれかにより、予め登録された人物であると認証した場合、画像記憶部に記憶する画像データを少なくする、または画像記憶部に画像を記憶しないとしてもよい。
指紋認証部、静脈認証部、虹彩認証部等の生態認証部が抽出した人が予め登録された既知の顔であった場合にも、その画像を詳細に記憶する必要性が少なくなる。従って、人の顔が既知の顔であった場合、画像のデータ量を少なくする、または画像データを記憶しないとすることで、記憶媒体の記憶容量を大幅に削減することが可能となる。
画像変更部を有効にするか否かの設定を変更可能であってもよい。ユーザは、画像変更部を利用するかどうか、即ち、本発明の記憶媒体の有効利用機能を利用するかどうかを選択することができる。かかる構成により、ユーザの所望する記憶形式で、画像を記憶することが可能となる。
照度が低いことによって人の顔を画像認証部が抽出できなかった場合人の方向を照らす照明をさらに備えてもよい。
ここでは、例えば、照度センサによって照度を測定し、人の顔を抽出することが困難と判断したとき、その人の顔を判断できるように照らす。かかる構成により、照度の高低に拘わらず、確実に人を認識することが可能となる。
音声入力部で入力された音声から人の声を抽出し、認証する音声認証部と、認証結果に応じて入力された音声のデータ量を最適に変更する音声変更部と、音声変更部が変更した音声を記憶する音声記憶部と、を備えることを特徴とする、電子機器が提供される。
かかる構成により、認証結果に応じて記憶する音声のデータ量を調整することが可能となり、その音声の要否によって記憶媒体の占有領域を変えることができる。従って、記憶媒体の記憶領域を有効に利用可能となる。
上述した画像を記憶する電子機器における技術的思想に対応する構成要素やその説明は、当該音声を記憶する電子機器にも適用可能である。
以上説明したように本発明は、知人と不審者との識別結果から、記憶媒体へ記憶するデータ量を変更し、記憶媒体の記憶領域を有効活用することが可能となる。
以下に図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
本実施形態は、撮像された人の画像をドアホン表示部に表示すると共に、その撮像された人物が、知人(既知の人)であるか、他人(既知でない人)であるかの識別結果を用いて、その取得したデータを効率よく記憶媒体に記憶することを目的としている。本実施形態は、テレビドアホン、防犯カメラ、携帯端末等の様々な電子機器に適用可能であるが、ここでは理解を容易にするためテレビドアホンを例に挙げて説明する。
図1は、テレビドアホン100の配置を示した説明図、図2は、テレビドアホン100の概略的な構成を説明するためのブロック図、図3は、テレビドアホン100の利用形態を説明するための外観斜視図である。かかるテレビドアホン100は、図1に示すように、屋外に配され訪ねて来た人と接する屋外筐体部110と、屋内に配され屋外筐体部110に有線または無線で接続される屋内筐体部112とから成る。
上述した屋外筐体部110は、撮像部120と、屋外音声入力部122と、屋外音声出力部124と、指紋静脈取得部126と、呼び鈴部128と、照明部130と、照度センサ部132と、を含んで構成されている。
上記撮像部120は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の映像素子で構成されており、訪ねてきた人の顔の画像または人の虹彩の画像を撮像できるように配置されている。
上記屋外音声入力部122は、マイク等で構成され、訪ねてきた人が発する音声を集音する。
上記屋外音声出力部124は、スピーカ等で構成され、屋内筐体部112から送信された音声信号を音声に変換して出力する。
上記指紋静脈取得部126は、訪ねてきた人の指の指紋または指の静脈を取得する。
上記呼び鈴部128は、訪ねてきた人に押下されることにより、屋内筐体部112において、ブザーや鐘等の音を出させ、訪ねてきた人の存在を報知する。
上記照明部130は、蛍光灯やLED(Light Emitting Diode)等で構成され、訪ねてきた人の顔に照明を当て、撮像するための光が不足している場合にその照明によって撮像を補う。
上記照度センサ部132は、照度が低いことにより訪ねてきた人の顔を十分に認識できないといった状況を回避するため、屋外筐体部110周囲の照度を測定する。
画像認証部140が、照度が低いことによって人の顔を抽出できなかった場合、後述する屋内筐体部112の屋内制御部138が照明の有無を判断し、照度が所定値以下であれば、照明部130による照明を行う。かかる構成により、照度の高低に拘わらず、確実に人の顔を認識することが可能となる。
また、屋内筐体部112は、屋内制御部138と、画像記憶部154と、音声記憶部156と、ドアホン表示部158と、屋内音声入力部160と、屋内音声出力部162と、受付部164とを含んで構成される。
上記屋内制御部138は、中央処理装置(CPU)を含む半導体集積回路によりテレビドアホン100全体を管理および制御する。また、屋内制御部138は、画像認証部140、画像変更部142、音声認証部144、音声変更部146、指紋認証部148、静脈認証部150、虹彩認証部152としても機能する。各要素は後程詳述する。
上記画像記憶部154は、ROM、RAM、EEPROM、不揮発性RAM、フラッシュメモリ、HDD等で構成され、訪ねてきた人の画像情報を記憶する。また、後述する画像認証部140で認証される既知の人の顔データが、撮像部120の画像と比較できる態様で予め登録されている。
上記音声記憶部156は、画像記憶部154同様、ROM、RAM、EEPROM、不揮発性RAM、フラッシュメモリ、HDD等で構成され、訪ねてきた人の音声情報を記憶する。また、後述する音声認証部144で認証される既知の人の音声データが、屋外音声入力部122の音声と比較できる態様で予め登録されている。音声記憶部156は、記憶媒体そのもの、または記憶媒体の一部であってもよく、画像記憶部154と記憶媒体を共有することもできる。
上記ドアホン表示部158は、液晶ディスプレイ、EL(Electro Luminescence)、PDP(Plasma Display Panel)等で構成され、屋外筐体部110の撮像部120から送信された画像データを表示する。
上記屋内音声入力部160は、マイク等の音声認識装置で構成され、音声入力部として機能し、訪ねてきた人に対応する自己の音声を集音する。
上記屋内音声出力部162は、屋外音声入力部122で集音された音声を屋内の人が聴音できるよう出力する。
上記受付部164は、呼び鈴部128に応答するスイッチであり、かかる受付部164の1回目の押下で、屋外と屋内との通信が開始され、2回目の押下で通信が切断される。従って、ユーザは、呼び鈴部128により人が訪ねてきたのを把握すると、受付部164を押して通話を開始し、通話が終わると再度受付部164を押して通話を切断する。
また、上述した屋内制御部138の各要素は、以下のように機能する。
上記画像認証部140は、撮像部120で撮像された人の顔が、画像記憶部154に登録された知人の顔と合致するかどうかを認証する。
上記画像変更部142は、画像認証部140が認証した結果に応じて、画像のデータ量を変更し、画像記憶部154に記憶する。かかる構成により、認証結果に応じて記憶する画像のデータ量を調整することが可能となり、その画像の要否によって記憶媒体の占有領域を変えることができる。従って、画像記憶部154の記憶領域を有効に利用可能となる。
図4は、画像変更部142の処理を詳細に説明するためのフローチャートである。本実施形態によるテレビドアホン100は、基本的に、撮像部120によって撮像された画像をドアホン表示部158に表示しつつ、屋内筐体部112に設けられた画像記憶部154にその画像を記憶している。
画像認証部140は、撮像部120で撮像した画像から人の顔を抽出する(S180)。そして、画像認証部140が人の顔を抽出できたかどうか判断され(S182)、抽出できなかった場合、例えば、画像内に人が存在しなかった場合、画像記憶部154に画像を記憶しないで、当該処理を繰り返す。
人の顔を抽出できない間の画像の記憶を停止する上記の工程により、その分の記憶容量を削減できる。また、人の顔を抽出できていない価値のない画像データを省略することで、ユーザはその不要な画像の確認に無駄な時間を費やさずに済む。
上記の人の顔の判断(S182)で、人の顔を抽出できた場合、次にその人の顔が既知の顔であるかどうかが判断される(S184)。このとき、上記画像データにおける人の顔が小さい場合や大き過ぎてはみ出している場合は、撮像部120をズームイン、もしくはズームアウトをし、適切な大きさに調整することも可能である。かかる判断(S184)で既知の顔であると判断された場合、画像データの小容量化が図られ(S186)、その画像データが画像記憶部154に記憶される(S188)。
かかる画像データの小容量化は、例えば、取得した画像をフィルタリングして解像度を下げたり、画像の彩色量を減少させたり、取得した画像を間引いて一定時間毎のみ記憶したり、画像を静止画にしたり、画像を全く記憶しなかったり、登録された既知の人の名前等のみをテキストとして記憶したりと、様々な対応を適用することが可能である。
このように、画像認証部140が抽出した人が予め登録された既知の顔、例えば、家族や知人であった場合、その画像を詳細に記憶する必要性が少なくなる。従って、人の顔が既知の顔であった場合、画像のデータ量を少なくすることで、画像記憶部154の記憶容量を大幅に削減することが可能となる。
また、既知の顔であるかどうかの判断(S184)で既知の顔と判断されなかった場合、人の顔が把握し易いように画像データを大容量化する(S190)。そして画像データが画像記憶部154に記憶される(S188)。
かかる画像データの大容量化は、例えば、取得した画像をフィルタリング(スムージング)して解像度を上げたり、画像の彩色量を増加させたり、画像のサンプリングを増やしたり、撮像部120の解像度が可変である場合にその解像度を上げたり、本来解像度を所定圧縮率で下げて記憶しているところ圧縮率を上げて記憶したりと、様々な対応を適用することが可能である。
このように、画像認証部140が抽出した人が予め登録された既知の顔ではない、例えば、他人や不審者であった場合、その者の顔や動作を確実に認識するため、その画像をさらに詳細に記憶する必要性が生じる。従って、人の顔が既知の顔と判断されなかった場合、画質を高める等画像のデータ量を多くすることで、その他人の特徴や動作を詳細に記憶することが可能となる。
上記音声認証部144は、屋外音声入力部122が取得した人の音声が、音声記憶部156に登録された知人の音声と合致するかどうかを認証する。
上記音声変更部146は、音声認証部144が認証した結果から、音声のデータ量を変更し、音声記憶部156に記憶する。
図5は、音声変更部146の処理を詳細に説明するためのフローチャートである。ここで、テレビドアホン100は、上述した撮像した画像を記憶する機能に加えて、屋外音声入力部122によって集音された音声を屋内音声出力部162に出力しつつ、屋内筐体部112に設けられた音声記憶部156にその音声を記憶している。
音声認証部144は、屋外音声入力部122で集音した音声から人の音声を抽出する(S200)。そして、音声認証部144が人の音声を抽出できたかどうか判断され(S202)、抽出できなかった場合、例えば、集音された音声内に肉声が存在しなかった場合、音声記憶部156に音声を記憶しないで、当該処理を繰り返す。
かかる工程により、その人の音声を抽出できない間の音声の記憶を停止することで、その分の記憶容量を削減できる。また、人の音声を抽出できていない価値のない音声データを省略することで、ユーザはその不要な音声の確認に無駄な時間を費やさずに済む。
上記の人の音声の判断(S202)で、人の音声を抽出できた場合、次にその人の音声が既知の音声であるかどうかが判断され(S204)、既知の音声であると判断された場合、音声データの小容量化が図られる(S206)。そして、小容量化された音声データが音声記憶部156に記憶される(S208)。
かかる音声データの小容量化は、例えば、サンプリング周波数を低くしたり、分解能を下げたり、音声の録画を全く記憶しなかったりと、様々な対応を適用することが可能である。
このように、音声認証部144が抽出した人が予め登録された既知の音声、例えば、家族や知人であった場合、その音声を詳細に記憶する必要性が少なくなる。従って、人の音声が既知の音声であった場合、音声のデータ量を少なくすることで、音声記憶部156の記憶容量を大幅に削減することが可能となる。
また、既知の音声であるかどうかの判断(S204)で既知の音声と判断されなかった場合、人の音声が把握し易いように音声データを大容量化する(S210)。そして、大容量化された音声データが音声記憶部156に記憶される(S208)。
かかる音声データの大容量化は、例えば、サンプリング周波数を低くしたり、分解能を上げたりと、様々な対応を適用することが可能である。
このように、音声認証部144が抽出した人が予め登録された既知の音声ではない、例えば、他人や不審者の音声であった場合、その者の声質を確実に認識するため、その音声をさらに詳細に記憶する必要性が生じる。従って、人の音声が既知の音声と判断されなかった場合、音声のデータ量を多くすることで、その他人の声質や声色を詳細に記憶することが可能となる。
上記指紋認証部148は、ユーザが指紋静脈取得部126に指をかざすことによって取得された指紋が、画像記憶部154に登録された知人の指紋と合致するかどうかを認証する。
上記静脈認証部150は、ユーザが指紋静脈取得部126に指をかざすことによって取得された静脈が、画像記憶部154に登録された知人の静脈と合致するかどうかを認証する。
上記虹彩認証部152は、ユーザが撮像部120に目の位置を合わせることによって取得された眼球の黒目に現れる皺が、画像記憶部154に登録された知人の虹彩と合致するかどうかを認証する。
指紋認証部148、静脈認証部150、虹彩認証部152等の生態認証部は、訪ねた人が既知の人かどうか判断するという点で、上述した画像認証部140や音声認証部144と置き換えることができ、図4や図5のフローチャートの判断にも用いることができる。
ここで、指紋認証部148、静脈認証部150、虹彩認証部152のいずれかにより、予め登録された人物であると認証した場合、上述した実施形態同様、画像記憶部154に記憶する画像データを少なくする、または画像記憶部154に画像を記憶しないとしてもよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態で説明したテレビドアホン100は、例えば、屋内のリビングに固定設置されるので、人が訪ねてきたときには、わざわざそのテレビドアホン100の設置位置まで行かなければ訪ねてきた人を確認できなかった。第2の実施形態では、テレビドアホン100に表示している画像や出力している音声を、ユーザが携帯する携帯端末に伝送し、ユーザは、手元にある携帯端末上で画像や音声を確認できる。
このような携帯端末は、テレビドアホン100の子機として利用する一方で、無線通信システムにおける基地局を通じて他の携帯端末と無線通信を行うことも可能である。携帯端末としては、例えば、PHS(Personal Handy phone System)、携帯電話、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機等様々な電子機器を用いることができるが、ここでは、理解を容易にするためユーザが個別に所有するPHS端末を挙げ、上記の無線通信システムを説明し、その後でテレビドアホン100との接続を説明する。
(無線通信システム300)
図6は、無線通信システム300を説明するためのシステムブロック図である。かかる無線通信システム300は、ユーザが所有するPHS端末310と、基地局320と、インターネット等のIP通信網330と、接続選択サーバ340とを含んで構成される。
上記無線通信システム300においては、ユーザが自己のPHS端末310から他のPHS端末350への通話回線接続を試みた場合、ユーザのPHS端末310の操作に応じて、無線通信可能領域にある基地局320との無線通信が確立され、基地局320は、図6中(1)に示すように、IP通信網330を介して接続選択サーバ340に他のPHS端末350との通信接続を要求する。
そして、接続選択サーバ340は、図6中(2)に示すように、他のPHS端末350の無線通信可能領域にある基地局320を選定して、通信相手の有する他のPHS端末350との音声通話を設定する。
そして、音声通話に必要な基地局320の設定が完了すると、接続選択サーバ340は、その音声通話処理を基地局間に渡し、図6中(3)に示すように、ユーザ側および通信相手側の基地局320同士が主体となって音声信号の送受を直接行う。このとき、接続選択サーバ340は、各PHS端末310、350の通信環境の変化、例えば、PHS端末310の移動に応じて適切な基地局320を割り当てるための待機状態に移行する。
(PHS端末310)
以下、無線通信システム300におけるPHS端末310の構成を説明する。かかるPHS端末310は、無線通信システム300およびテレビドアホン100のいずれにも接続され、基地局320からの着呼があった場合その着信を受け、人が訪ねてきた場合テレビドアホン100として機能する。ここでは、テレビドアホン100として機能している状態を簡便のためドアホンモードと呼ぶ。
図7は、PHS端末310のハードウェア構成を示した機能ブロック図であり、図8は、PHS端末310の外観を示した斜視図である。PHS端末310は、端末制御部410と、端末メモリ412と、端末表示部414と、操作部416と、端末音声入力部418と、端末音声出力部420と、無線通信部422と、ドアホン通信部424とを含んで構成される。
上記端末制御部410は、中央処理装置(CPU)を含む半導体集積回路によりPHS端末310全体を管理および制御する。端末制御部410は、端末メモリ412のプログラムを用いて、PHS端末310を利用した通話機能やメール配信機能も当然にして遂行する。また、ドアホンモードでは、画像認証部140、画像変更部142、音声認証部144、音声変更部146、指紋認証部148、静脈認証部150、虹彩認証部152として機能する。このような構成要素は、第1の実施形態で説明した構成要素と実質的に機能が等しいのでここでは詳細な説明を省略する。
上記端末メモリ412は、ROM、RAM、EEPROM、不揮発性RAM、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等で構成され、端末制御部410で処理されるプログラムや音声データ等を記憶する。また、ドアホンモードでは、画像記憶部154や音声記憶部156として機能する。
上記端末表示部414は、液晶ディスプレイ、EL(Electro Luminescence)、PDP(Plasma Display Panel)等で構成され、端末メモリ412に記憶された、またはIP通信網330を介してアプリケーション中継サーバ(図示せず)から提供される、WebブラウザやアプリケーションのGUI(Graphical User Interface)を表示することができる。また、ドアホンモードでは、ドアホン表示部158として機能する。
上記操作部416は、キーボード、十字キー、ジョイスティック等のスイッチから構成され、ユーザの操作入力を受け付ける。
上記端末音声入力部418は、マイク等の音声認識装置で構成され、通話時に入力されたユーザの音声をPHS端末310内で処理可能な電気信号に変換する。また、ドアホンモードでは、屋内音声入力部162として機能する。
上記端末音声出力部420は、スピーカで構成され、PHS端末310で受信した通話相手の音声信号を音声に変えて出力する。また、着信音や、操作部416の操作音、アラーム音等も出力できる。また、ドアホンモードでは、屋内音声出力部162として機能する。
上記無線通信部422は、無線通信システム300における基地局320と無線通信を行う。かかる無線通信としては、基地局320内でフレームを時分割した複数のタイムスロットをそれぞれPHS端末310のチャネルに割り当てて通信を行う時分割多重方式等がある。
上記ドアホン通信部424は、無線LAN(Local Area Network)やBluetooth(登録商標)といった上記基地局320との無線通信方式と相異する無線通信方式によりテレビドアホン100の屋内筐体部112と無線通信を行う。そして、屋内筐体部112を通じて、撮像部120で撮像された画像や、屋外音声入力部122で入力された音声を受信し、また、端末音声入力部418に入力した音声を屋内筐体部112に送信する。
このように個人的に利用でき、かつ持ち運び可能なPHS端末310にテレビドアホン100の屋内筐体部112の機能を設けることで、PHS端末310を移動可能な屋内筐体部112として利用することができ、屋内であればたとえ屋内筐体部112の固定設置場所と階数が違ったとしても、移動することなく、訪ねてきた人に容易に対応することができる。また、知人と不審者との識別結果から、端末メモリ412へ記憶するデータ量を変更することで、端末メモリ412の記憶領域を有効活用することが可能となる。
また、既知の人のデータを個別のPHS端末310に記憶することができるので、例えば家族内の各人それぞれが、相異する既知の人のデータを登録することが可能となる。従って、テレビドアホン100に対応した人が知っているか知らないかで端末メモリ412への記憶処理が異なり、より個人的な対応が可能となる。
(第3の実施形態)
第2の実施形態では、テレビドアホン100の機能を備えたPHS端末310の構成を説明したが、かかる構成をPHS端末310によるテレビ電話に応用することができる。
例えば、他人からテレビ電話の着呼があった場合、取り敢えずそのテレビ電話に対応するが、発呼者が不審者であればその画像や音声を記憶したいといった要望がある。しかし、PHS端末310は、電子メール作成機能、音楽再生機能、撮像機能、テレビ視聴機能等様々な機能を有しているので、端末メモリ412の記憶容量に十分な余裕を有していない。そこで、第1および第2の実施形態で説明した認証結果に応じて記憶する画像のデータ量を最適に変更する機能を、当該テレビ電話に適用することで、PHS端末310をテレビ電話として利用したときでも端末メモリ412の記憶領域を有効活用することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、撮像された画像や入力された音声を記憶する電子機器に利用することができる。
本実施形態におけるテレビドアホンの配置を示した説明図である。 本実施形態におけるテレビドアホンの概略的な構成を説明するためのブロック図である。 本実施形態におけるテレビドアホンの利用形態を説明するための外観斜視図である。 本実施形態における画像変更部の処理を詳細に説明するためのフローチャート図である。 本実施形態における音声変更部の処理を詳細に説明するためのフローチャート図である。 本実施形態における無線通信システムを説明するためのシステムブロック図である。 本実施形態におけるPHS端末のハードウェア構成を示した機能ブロック図である。 本実施形態におけるPHS端末の外観を示した斜視図である。
符号の説明
100 …テレビドアホン
120 …撮像部
130 …照明部
132 …照度センサ
140 …画像認証部
142 …画像変更部
144 …音声認証部
146 …音声変更部
148 …指紋認証部
150 …静脈認証部
152 …虹彩認証部
154 …画像記憶部
156 …音声記憶部

Claims (9)

  1. 撮像部で撮像した画像から人の顔を抽出し、認証する画像認証部と、
    前記認証結果に応じて前記撮像した画像のデータ量を最適に変更する画像変更部と、
    前記画像変更部が変更した画像を記憶する画像記憶部と、
    を備えることを特徴とする、電子機器。
  2. 前記画像変更部は、前記画像認証部が抽出した人の顔を予め登録された既知の顔であると認証した場合、画像のデータ量を少なくすることを特徴とする、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記画像変更部は、前記画像認証部が抽出した人の顔を予め登録された既知の顔と認証できなかった場合、画像のデータ量を多くすることを特徴とする、請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記画像変更部は、前記画像認証部が人の顔を抽出できなかった場合、画像記憶部に画像を記憶させないことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 指紋認証部、静脈認証部、虹彩認証部の群から選択される1または2以上の認証部をさらに含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記指紋認証部、静脈認証部、虹彩認証部の群から選択される1または2以上の認証部のいずれかにより、予め登録された人物であると認証した場合、前記画像記憶部に記憶する画像データを少なくする、または前記画像記憶部に画像を記憶しないことを特徴とする、請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記画像変更部を有効にするか否かの設定を変更可能であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の電子機器。
  8. 照度が低いことによって人の顔を前記画像認証部が抽出できなかった場合人の方向を照らす照明をさらに備えることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の電子機器。
  9. 音声入力部で入力された音声から人の声を抽出し、認証する音声認証部と、
    前記認証結果に応じて前記入力された音声のデータ量を最適に変更する音声変更部と、
    前記音声変更部が変更した音声を記憶する音声記憶部と、
    を備えることを特徴とする、電子機器。
JP2007249381A 2007-09-26 2007-09-26 電子機器 Pending JP2009081657A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007249381A JP2009081657A (ja) 2007-09-26 2007-09-26 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007249381A JP2009081657A (ja) 2007-09-26 2007-09-26 電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009081657A true JP2009081657A (ja) 2009-04-16

Family

ID=40656092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007249381A Pending JP2009081657A (ja) 2007-09-26 2007-09-26 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009081657A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016016997A1 (ja) * 2014-07-31 2016-02-04 日立マクセル株式会社 携帯情報端末および携帯情報端末の制御方法ならびに通信システム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000156856A (ja) * 1998-11-19 2000-06-06 Kumahira Co Ltd 録画機能を備えたドアホンシステム
JP2004048519A (ja) * 2002-07-15 2004-02-12 Hitachi Ltd 防犯装置
JP2006066958A (ja) * 2004-08-24 2006-03-09 Mitsubishi Electric Corp カメラ付きインターホン
JP2007013480A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Fujifilm Holdings Corp 監視システム、監視方法、及び監視プログラム
JP2007104382A (ja) * 2005-10-05 2007-04-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd インターホン装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000156856A (ja) * 1998-11-19 2000-06-06 Kumahira Co Ltd 録画機能を備えたドアホンシステム
JP2004048519A (ja) * 2002-07-15 2004-02-12 Hitachi Ltd 防犯装置
JP2006066958A (ja) * 2004-08-24 2006-03-09 Mitsubishi Electric Corp カメラ付きインターホン
JP2007013480A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Fujifilm Holdings Corp 監視システム、監視方法、及び監視プログラム
JP2007104382A (ja) * 2005-10-05 2007-04-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd インターホン装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016016997A1 (ja) * 2014-07-31 2016-02-04 日立マクセル株式会社 携帯情報端末および携帯情報端末の制御方法ならびに通信システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3148169B1 (en) Intercom system, intercom master device, and communication method
JP2009516473A (ja) ユーザ特定情報を提供するための自動ユーザ検出と認識機能を有する映像電話機の使用方法
US20120173744A1 (en) Wireless connection method and apparatus using image recognition in mobile communication terminal
CN106255071A (zh) 发送求救信息的方法及装置
JP5185570B2 (ja) 個人識別通信システム及び個人識別通信システムにおいて実行されるプログラム
JP2002158981A (ja) 画像情報付電話帳機能を有する電話機
JP2008113396A (ja) ドアホンシステム及び玄関子機
JP2013186750A (ja) 通信機器、通信方法およびプログラム
JP4260591B2 (ja) 端末装置、宅内制御装置、及び、来訪通知システム
JP2008305193A (ja) 個人識別通信システム及び個人識別通信システムにおいて実行されるプログラム
JP2009081657A (ja) 電子機器
JP2007104382A (ja) インターホン装置
JP2006032998A (ja) 無線ドアフォンシステム
JP2005151073A (ja) Tv電話機能付き携帯端末装置
TW494684B (en) A remote video telephone system
KR20050079125A (ko) 휴대단말기의 대기화면과 벨신호 설정장치 및 방법
JP2010219923A (ja) 応対制御装置、映像表示方法及び映像表示処理プログラム
CN101895599A (zh) 台式电话机及其通信方法
WO2019187572A1 (ja) インターホン装置、プログラム
KR101677622B1 (ko) 영상 표시 방법 및 그 장치
JP3834468B2 (ja) 携帯電話機
TW201946429A (zh) 對講機系統
KR20020088539A (ko) 다기능 인터폰장치
JP7390670B2 (ja) 共同玄関子機、共同玄関子機の画像出力方法、及びプログラム
KR101649641B1 (ko) 영상 통화 시스템의 통화 제어 장치 및 그 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100615

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111109

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120514

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120522

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20120608