JP2009081044A - 光源装置 - Google Patents

光源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009081044A
JP2009081044A JP2007249417A JP2007249417A JP2009081044A JP 2009081044 A JP2009081044 A JP 2009081044A JP 2007249417 A JP2007249417 A JP 2007249417A JP 2007249417 A JP2007249417 A JP 2007249417A JP 2009081044 A JP2009081044 A JP 2009081044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
discharge lamp
light source
reflecting mirror
source device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007249417A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Toma
崇寛 東間
Hirohisa Iwabayashi
弘久 岩林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ushio Denki KK
Ushio Inc
Original Assignee
Ushio Denki KK
Ushio Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ushio Denki KK, Ushio Inc filed Critical Ushio Denki KK
Priority to JP2007249417A priority Critical patent/JP2009081044A/ja
Publication of JP2009081044A publication Critical patent/JP2009081044A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】 放電灯から放射される光を任意の位置において効率よく集光することができて高い輝度を有するものとして構成することができ、しかも、小型の光源装置を提供すること。
【解決手段】 一対の電極が対向配置されてなる放電灯と、当該放電灯のアーク方向と中心軸が一致するよう配置された反射鏡とを備えてなる光源装置において、反射鏡の反射面は、当該反射鏡の中心軸を含む断面において、放電アークに対する仰角が最大となる基準反射面位置より光出射方向前方側の領域に形成された、理想楕円面に対して光出射方向後方側に向かって突出する凹面状部分と、基準反射面位置より光出射方向後方側の領域において凹面状部分に連続して形成された、理想楕円面に対して光出射方向前方側に向かって突出する凸面状部分とを少なくとも有し、凹面状部分の頂部および凸面状部分の頂部が放電灯の配光曲線におけるピークを示す光放射方向に一致する状態とされている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、データプロジェクタ装置などの画像表示装置における光源として利用される光源装置に関する。
近年、例えばデータプロジェクタ装置などの画像表示装置においては、小型化および高輝度化が進められており、これに伴って、これらの画像表示装置における光源として利用される光源装置についても、小型でかつ明るく高輝度のものが求められている。
このような光源装置においては、例えば、放電灯と楕円面ないしは放物面反射面を有する反射鏡とが組み合わせられた構成とされている。
光源装置の小型化、高輝度化を図るために、従来から種々の提案がなされており、例えば、超高圧放電ランプを擬似点光源とした場合に、該超高圧放電ランプから放射される光を効果的に集光することのできるよう、放物形状の反射鏡に超高圧放電ランプを構成するバルブの内側形状で屈折される光を外側形状で再び屈折させて補正すること(特許文献1参照)や、超高圧放電ランプのバルブの屈折率を考慮して、反射鏡の形状を該反射鏡の第1焦点前後で形状を変形させること(特許文献2参照)、あるいは、超高圧放電ランプから放射される光を擬似点光源として扱い、該超高圧放電ランプのバルブの影響を打ち消すように反射鏡の曲面を補正、具体的には、反射鏡の形状を真正回転放物面、または真正回転楕円面形状とした場合に、該超高圧放電ランプのバルブが無いと仮定した光の進行方向と一致するように、該反射鏡の形状を補正すること(特許文献3参照)が行われている。
しかしながら、超高圧放電ランプから放射される光を擬似点光源として扱う、上述した各特許文献のいずれのものに開示された技術を利用した場合であっても、実際には、放電アークと反射鏡からの光を受光する受光素子には大きさがあるため、点光源を基準に楕円面・放物面の形状を改善するだけでは、超高圧放電ランプから放射される光を十分に集光して高輝度を有するものとして構成することができないという、問題がある。
特開2000−138005号公報 特許第3439435号公報 特開2004−265702号公報
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、放電灯から放射される光を任意の位置において効率よく集光することができて高い輝度を有するものとして構成することができ、しかも、小型の光源装置を提供することにある。
本発明の光源装置は、一対の電極が対向配置されてなる放電灯と、当該放電灯のアーク方向と中心軸が一致するよう配置された回転体からなる反射鏡とを備えてなる光源装置において、
反射鏡の反射面は、当該反射鏡の中心軸を含む断面において、電極間に形成される放電アークに対する仰角が最大となる基準反射面位置より光出射方向前方側の領域に形成された、理想楕円面に対して光出射方向後方側に向かって突出する凹面状部分と、前記基準反射面位置より光出射方向後方側の領域に、前記凹面状部分に連続して形成された、前記理想楕円面に対して光出射方向前方側に向かって突出する凸面状部分とを、少なくとも有し、
凹面状部分の頂部および凸面状部分の頂部が放電灯の配光曲線におけるピークを示す光放射方向に一致する状態で位置されていることを特徴とする。
本発明の光源装置においては、反射鏡の反射面は、光出射口の開口縁部分が凸面状部分により構成されていると共に、放電灯の発光管の一部が挿通される開口の開口縁部分が凹面状部分により構成されており、当該凹面状部分の頂部および凸面状部分の頂部が放電灯の配光曲線における前記ピークとは異なるピークを示す光放射方向に一致する状態で位置されていることが好ましい。
本発明の光源装置によれば、反射鏡の反射面が、基準反射面位置より光出射方向前方側の領域が凹面状とされており、基準反射面位置より光出射方向後方側の領域が凸面状とされていることにより、放電アークをその形成方向に対して2つの領域に分けたとき、任意の反射面位置について、当該反射面位置により近いことにより比較的に光度が高くなる放電アークの領域からの光を有効的に利用することができ、しかも、反射面における凹面状部分の頂部および凸面状部分の頂部が、放電灯の配光曲線における光度のピークを示す放射方向に一致する状態で位置されていることにより、放電灯から放射される光のうち、より光度の高くなる方向に放射される光について、上記作用が確実に発現されるので、光源装置を高い輝度を有するものとして構成することができる。
また、放電アークと反射鏡の反射面との最近接距離を小さく構成した場合であっても、放電灯からの光を有効的に利用することができるので、反射鏡を小型のものとすることができ、これにより、光源装置全体を小型のものとして構成することができる。
さらに、反射鏡における反射面が、光出射口の開口縁部分が凸面状部分により構成されていると共に、放電灯の発光管の一部が挿通される開口の開口縁部分が凹面状部分により構成されていることにより、放電アークの前方領域からの光を放電灯の発光管の一部が挿通される開口の開口縁部分に形成された凹面状部分、および、放電アークの後方領域からの光を反射鏡の光出射口の開口縁部分に形成された凸面状部分によって反射させることにより、放電灯からの光を一層有効的に利用することができ、光源装置を一層高い輝度を有するものとして構成することができる。
図1は、本発明の光源装置の一例における構成の概略を、超高圧放電ランプの管軸に沿った断面で示す断面図である。
この光源装置10は、例えば交流点灯型の超高圧放電ランプ11と、この超高圧放電ランプ11のアーク方向と中心軸が一致するよう配置された回転体からなる反射鏡20とを備えている。
超高圧放電ランプ11は、例えば楕円球形状の発光管部12およびこの発光管12の両端に連続するロッド状の封止部13により構成された、例えば石英ガラスよりなる発光管15を備えてなり、発光管部12の内部には、一対の電極18が、電極間距離が2mm以下となる状態で、対向配置されている。
反射鏡20は、その中心軸(光軸)を含む断面において、外面形状が楕円に沿った形態を有すると共に、反射面を構成する内面形状が以下の形態を有するものとされている。
すなわち、反射鏡20の反射面は、電極18間に形成される放電アークに対する仰角が最大となる基準反射面位置A(電極間中心を含む反射鏡20の中心軸に垂直な方向の反射面位置)より光出射方向前方側の領域が、理想楕円面Rに対して光出射方向後方側に向かって突出する凹面状とされていると共に、基準反射面位置Aより光出射方向後方側の領域が、前記理想楕円面Rに対して光出射方向前方側に向かって突出する凸面状とされている。
凹面状部分21の頂部および凸面状部分23の頂部は、上記超高圧放電ランプ11の配光曲線における光度のピークを示す光放射方向に一致する状態で位置されており、凹面状部分21の頂部および凸面状部分23の頂部の、理想楕円面Rに対する変位量は、いずれも、例えば0.2mm以下とされている。
このような反射鏡20は、以下のようにして得ることができる。
例えばDLP(登録商標)プロジェクター用の光源として用いられる場合の、反射鏡を作製する場合を例に挙げると、図2に示すように、受光素子30をその光軸が超高圧放電ランプ11の管軸と同軸Z上に位置されるよう所定の間隔で離間して配置すると共に、平板状の微小反射鏡31を超高圧放電ランプ11の電極間中心を含む、超高圧放電ランプ11の管軸に垂直な軸Y方向に配置した状態において、超高圧放電ランプ11を点灯させ、受光素子30に到達する光束が最大となる微小反射鏡31の反射面31AのY軸に対する角度を取得する。
次いで、取得された微小反射鏡31の反射面31Aの角度に調整された状態における反射面31Aの面方向(接線方向)に微小変位量Δxだけ移動させた位置において、上記と同様にして、受光素子30へ到達する光束が最大となる微小反射鏡30の反射面31AのY軸に対する角度を取得する。
このような操作を、Y軸の両側の各々について、所定の範囲内で繰り返し行うことにより、連続した形状データを取得し、これにより、上記反射面形状を有する反射鏡20を得ることができる。
以上において、受光素子30はライトトンネル35(図3参照)の入射面面積と等しい受光面積を有するものが用いられ、微小反射鏡30は超高圧放電ランプ11のアーク長と等しい長さを有するものが用いられる。
而して、上記構成の光源装置10によれば、反射鏡20の反射面が、基準反射面位置Aより光出射方向前方側の領域が凹面状とされており、基準反射面位置Aより光出射方向後方側の領域が凸面状とされていることにより、図3に示すように、放電アークをその形成方向に対して2つの領域に分けたとき、基準反射位置Aより光出射方向前方側の凹面状部分21においては、当該凹面状部分21の任意の反射面位置について、当該反射面位置により近いことにより比較的に光度が高くなる放電アークの前方領域からの光の、ライトトンネル35の受光面に対する入射割合が大きくなり、基準反射位置Aより光出射方向後方側の凸面状部分23においても同様に、当該凸面状部分23の任意の反射面位置について、当該反射面位置により近いことにより比較的に光度が高くなる放電アークの後方領域からの光の、ライトトンネル35の受光面に対する入射割合が大きくなる。
しかも、凹面状部分21の頂部および凸面状部分23の頂部が、超高圧放電ランプ11の配光曲線における光度のピークを示す光放射方向に一致する状態とされていることにより、超高圧放電ランプ11から放射される光のうち、より光度の高い方向に放射される光について、上記作用効果が発現されるので、超高圧放電ランプ11からの光を有効的に利用することができ、光源装置10を高い輝度を有するものとして構成することができる。
また、反射面が理想楕円面Rである反射鏡であれば、反射鏡の反射面位置と放電アークとの最近接距離が小さくなることにより反射面によって反射される光の出射角が大きくなることに伴って有効に利用できない光の割合が高くなって高い輝度を得ることができなくなるような、例えば、基準反射面位置Aと放電アークの中心(電極間中心)との最近接距離が30mm以下である小型の反射鏡であっても、上記構成の光源装置10によれば、超高圧放電ランプ11からの光を有効的に利用することができ、従って、光源装置10全体を小型のものとして構成することができる。
本発明の光源装置においては、上述したように、反射鏡の反射面が、基準反射面位置より光出射方向前方側の領域に形成された、理想楕円面に対して光出射方向後方側に向かって突出する凹面状部分、および、この凹面状部分に連続して基準反射面位置より光出射方向後方側の領域に形成された、理想楕円面に対して光出射方向前方側に向かって突出する凸面状部分を、少なくとも有する形態とされていれば、実用上十分な効果を得ることができるが、反射面における凹面状部分および凸面状部分が超高圧放電ランプの配光曲線において形成されるピークの数に応じて形成されていることが好ましい。
また、例えば、図4に示すように、反射鏡20の反射面における光出射口20Aの開口縁部分が凸面状部分25により構成されていると共に、超高圧放電ランプ11の封止部13が挿通される開口20Bの開口縁部分が凹面状部分27により構成されており、当該凹面状部分27の頂部および凸面状部分25の頂部が超高圧放電ランプ11の配光曲線における前記ピークとは異なるピークを示す光放射方向に一致する状態で位置された形態を有するものであることが好ましい。
このような構成の反射鏡20は、上記と同様の方法を利用して得ることができる。
上記構成の反射鏡20を備えた光源装置10によれば、上記作用効果に加えて更に、図5に示すように、電極18によって不可避的に遮蔽される領域が形成されてしまう反射面方向に向かって放射される光、すなわち、放電アークの前方領域からの光を超高圧放電ランプ11の封止部13が挿通される開口20Bの開口縁部分に形成された凹面状部分27、および、放電アークの前方領域からの光を反射鏡20の光出射口20Aの開口縁部分に形成された凸面状部分によって反射させることにより、超高圧放電ランプ11からの光を一層有効的に利用することができ、光源装置10を一層高い輝度を有するものとして構成することができる。
以下、本発明の効果を確認するために行った実験例を示す。
〔実験例1〕
図1に示す構成に従って、本発明に係る光源装置を作製した。この光源装置における超高圧放電ランプおよび反射鏡の仕様を以下に示す。
<ランプ仕様>
バルブ:材質;石英ガラス、発光管の最大外径;11.5mm、全長;50mm、放電空間の内容積;80mm3
電極:最大外径;1.6mm、電極間距離;1.2mm、
封入物:水銀、希ガス(アルゴンガス)、ハロゲンガス、
入力電力:275W、
この超高圧放電ランプは、図6に示すような、0〜180°の角度範囲内において、25°、60°、120°および150°の光放射方向に光度のピークを有する配光分布特性を有する。なお、180°〜360°の角度範囲内においても同様の光度分布を示すが便宜上省略する。
<反射鏡仕様>
光出射口の直径;44mm、長さ;20mm、
反射面における凸面状部分の頂部が、電極間中心を中心とする60°の方向(配光曲線において光度のピークが形成される光放射方向)に形成され、当該頂部の理想楕円面に対する変位量が0.02mmである。
反射面における凹面状部分の頂部が、電極間中心を中心とする120°の方向(配光曲線において光度のピークが形成される光放射方向)に形成され、当該頂部の理想楕円面に対する変位量が0.01mmである。
上記の光源装置の電極間中心位置から75mm離間した位置に、受光面の径が5mmの受光素子を配置して当該受光素子に到達する光束を測定したところ、反射面が理想楕円面とされた反射鏡を備えた光源装置に比べて、約6%大きいことが確認された。
〔実験例2〕
図4に示す構成に従って、本発明に係る光源装置を作製した。この光源装置における反射鏡の仕様を以下に示す。超高圧放電ランプは上記実験例1と同一のものである。
<反射鏡仕様>
光出射口の直径;50mm、長さ;33mm、
反射面における発光管の一部が挿通される開口の開口縁部分に形成された凹面状部分の頂部が、電極間中心を中心とする25°の方向(配光曲線において光度のピークが形成される光放射方向)に形成され、当該頂部の理想楕円面に対する変位量が0.12mmである。
反射面における凸面状部分の頂部が、電極間中心を中心とする60°の方向(配光曲線において光度のピークが形成される光放射方向)に形成され、当該頂部の理想楕円面に対する変位量が0.02mmである。
反射面における凹面状部分の頂部が、電極間中心を中心とする120°の方向(配光曲線において光度のピークが形成される光放射方向)に形成され、当該頂部の理想楕円面に対する変位量が0.01mmである。
反射面における光出射口の開口縁部分に形成された凸面状部分の頂部が、電極間中心を中心とする150°の方向(配光曲線において光度のピークが形成される光放射方向)に形成され、当該頂部の理想楕円面に対する変位量が0.01mmである。
上記の光源装置の電極間中心位置から75mm離間した位置に、受光面の径が5mmである受光素子を配置し、当該受光素子に到達する光束を測定したところ、反射面が理想楕円面とされた反射鏡を備えた光源装置に比べて、約10%大きいことが確認された。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更を加えることができる。
例えば、本発明の光源装置は、LCDプロジェクター用の光源として利用することができ、このような場合には、図7に示すように、本発明に係る光源装置10が、例えば、凹面レンズ40と、各々、平板に複数のレンズが二次元配列されてなり、レンズが互いに向き合うように対向配置された第1インテグレータレンズ41および第2インテグレータレンズ42と、偏光ビームスプリッター43とよりなる光学系と組み合わせられて用いられる。
この光源装置10を構成する反射鏡20は、図8に示すように、受光素子48をその光軸が超高圧放電ランプ11の管軸と同軸Z上に位置されるよう所定の間隔で離間して配置すると共に、超高圧放電ランプ11と受光素子48との間に、凹面レンズ40、第1インテグレータレンズ41、第2インテグレータレンズ42およびスリット45を光出射方向に対してこの順で並ぶようZ軸上に配置し、さらに、平板状の微小反射鏡31を超高圧放電ランプ11の電極間中心を含む、超高圧放電ランプ11の管軸に垂直な軸Y方向に配置した状態において、超高圧放電ランプ11を点灯させ、受光素子48に到達する光束が最大となる微小反射鏡31の反射面31AのY軸に対する角度を取得する。
次いで、取得された微小反射鏡31の反射面31Aの角度に調整された状態における反射面31Aの面方向(接線方向)に微小変位量Δxだけ移動させた位置において、上記と同様にして、受光素子48へ到達する光束が最大となる微小反射鏡31の反射面31AのY軸に対する角度を取得する。
このような操作を、Y軸の両側の各々について、所定の範囲内で繰り返し行うことにより、連続した形状データを取得し、これにより、所期の反射面形状を有する反射鏡20を得ることができる。
以上において、受光素子48はスリット45の外形寸法面積と等しい受光面面積を有するものが用いられ、スリット45は偏光ビームスプリッター43の入射面の間隔に等しいスリット間隔を有するものが用いられ、微小反射鏡30は超高圧放電ランプ11のアーク長と等しい長さを有するものが用いられる。
また、LCDプロジェクター用の光源として用いられる光源装置に係る反射鏡においても同様に、図9に示すように、反射鏡20の反射面における光出射口20Aの開口縁部分が凸面状部分25により構成されていると共に、超高圧放電ランプ11の封止部13が挿通される開口20Bの開口縁部分が凹面状部分27により構成されており、当該凹面状部分27の頂部および凸面状部分25の頂部が超高圧放電ランプ11の配光曲線における前記ピークとは異なるピークを示す光放射方向に一致する状態で位置された形態を有するものであることが好ましい。
而して、上記構成の光源装置10によれば、放電アークをその形成方向に対して2つの領域に分けたとき、基準反射位置Aより光出射方向前方側の凹面状部分21においては、当該凹面状部分21の任意の反射面位置について、当該反射面位置により近いことにより比較的に光度が高くなる放電アークの前方領域からの光の、偏光ビームスプリッター43に対する入射割合が大きくなり、基準反射位置Aより光出射方向後方側の凸面状部分23においても同様に、当該凸面状部分23の任意の反射面位置について、当該反射面位置により近いことにより比較的に光度が高くなる放電アークの後方領域からの光の、偏光ビームスプリッター43に対する入射割合が大きくなる。
しかも、凹面状部分21の頂部および凸面状部分23の頂部が、超高圧放電ランプ11の配光曲線における光度のピークを示す放射方向に一致する状態とされた形態を有することにより、超高圧放電ランプ11から放射される光のうち、より光度の高い方向に放射される光について、上記作用効果が発現されるので、超高圧放電ランプ11からの光を有効的に利用することができ、光源装置10を高い輝度を有するものとして構成することができる。
本発明の光源装置の一例における構成の概略を、超高圧放電ランプの管軸に沿った断面で示す断面図である。 本発明の光源装置を、DLP(登録商標)プロジェクター用の光源として用いる場合における、反射鏡の作製方法を説明するための図である。 図1に示す光源装置の、超高圧放電ランプからの光の光路の一例を示す説明図である。 本発明の光源装置の他の例における構成の概略を示す断面図である。 図4に示す光源装置の、超高圧放電ランプからの光の光路の一例を示す説明図である。 本発明の光源装置に係る超高圧放電ランプの配光特性の一例を示す図である。 本発明の光源装置の更に他の例における構成の概略を示す断面図である。 本発明の光源装置を、DLP(登録商標)プロジェクター用の光源として用いる場合における、反射鏡の作製方法を説明するための図である。 本発明の光源装置の更に他の例における構成の概略を示す断面図である。
符号の説明
10 光源装置
11 超高圧放電ランプ
12 発光管部
13 封止部
15 発光管
18 電極
20 反射鏡
20A 光出射口
20B 開口
21 凹面状部分
23 凸面状部分
25 凸面状部分
27 凹面状部分
30 受光素子
31 微小反射鏡
31A 反射面
35 ライトトンネル
A 基準反射面位置
R 理想楕円面
40 凹面レンズ
41 第1インテグレータレンズ
42 第2インテグレータレンズ
43 偏光ビームスプリッター
45 スリット
48 受光素子

Claims (2)

  1. 一対の電極が対向配置されてなる放電灯と、当該放電灯のアーク方向と中心軸が一致するよう配置された回転体からなる反射鏡とを備えてなる光源装置において、
    反射鏡の反射面は、当該反射鏡の中心軸を含む断面において、電極間に形成される放電アークに対する仰角が最大となる基準反射面位置より光出射方向前方側の領域に形成された、理想楕円面に対して光出射方向後方側に向かって突出する凹面状部分と、前記基準反射面位置より光出射方向後方側の領域に、前記凹面状部分に連続して形成された、前記理想楕円面に対して光出射方向前方側に向かって突出する凸面状部分とを、少なくとも有し、
    凹面状部分の頂部および凸面状部分の頂部が放電灯の配光曲線におけるピークを示す光放射方向に一致する状態で位置されていることを特徴とする光源装置。
  2. 反射鏡の反射面は、光出射口の開口縁部分が凸面状部分により構成されていると共に、放電灯の発光管の一部が挿通される開口の開口縁部分が凹面状部分により構成されており、当該凹面状部分の頂部および凸面状部分の頂部が放電灯の配光曲線における前記ピークとは異なるピークを示す光放射方向に一致する状態で位置されていることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
JP2007249417A 2007-09-26 2007-09-26 光源装置 Withdrawn JP2009081044A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007249417A JP2009081044A (ja) 2007-09-26 2007-09-26 光源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007249417A JP2009081044A (ja) 2007-09-26 2007-09-26 光源装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009081044A true JP2009081044A (ja) 2009-04-16

Family

ID=40655636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007249417A Withdrawn JP2009081044A (ja) 2007-09-26 2007-09-26 光源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009081044A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019118403A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 株式会社三洋物産 遊技機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019118403A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 株式会社三洋物産 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010272543A (ja) マルチランプ照明システム
US8308307B2 (en) Illuminator and projector
US10132471B2 (en) Lighting device having light source and reflector having ellipsoidal reflection surface
JP4987866B2 (ja) 最適化された倍率を有するデュアル放物面状リフレクタおよびデュアル楕円面状リフレクタシステム
JP4193855B2 (ja) 光源装置及びプロジェクタ
JP2007310331A (ja) マルチ光源の投影装置およびその光結合モジュール
JP2009081044A (ja) 光源装置
JP5035055B2 (ja) 光源装置
EP2217853B1 (en) Illumination system, high-pressure discharge lamp and image projection system
TWI281989B (en) Lamp module and projecting apparatus using the same
TWI343588B (en) Increasing the discharge arc diffuseness in mercury-free gas discharge lamps
TWI574123B (zh) 曝光裝置、及曝光裝置之設計方法
JP2010122532A (ja) ランプ装置
WO2000075960A1 (fr) Dispositif d'eclairage
JP5353930B2 (ja) 光学装置
JP2009259564A (ja) 光源ユニット及びプロジェクタ
JP5377097B2 (ja) 投写型表示装置及び光源装置
JP5569293B2 (ja) 光源装置
JP4356493B2 (ja) ショートアーク型高圧水銀ランプ及び光源ユニット
JP2004265702A (ja) 反射鏡、ランプユニット及び画像表示装置
JP2006120358A (ja) 光源装置、およびプロジェクタ
JP2009222907A (ja) 光源装置
JP2010146745A (ja) 車両用灯具
JP2011113818A (ja) 照明装置
JP2010027407A (ja) スポットライト

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20101207