JP2009077297A - 位相ロックループ回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】広周波数範囲で動作可能であり、電圧制御発振器のゲインを低減させることができる位相ロックループ回路を提供する。
【解決手段】リファレンスクロック信号及びフィードバッククロック信号の位相差を検出する位相差検出器(101)と、制御電圧を保持するコンデンサ(117)と、前記検出された位相差に応じて、前記コンデンサを電源電圧又は基準電位に接続するチャージポンプ回路(102)と、前記制御電圧に応じた発振周波数の出力クロック信号を生成し、前記出力クロック信号又は前記出力クロック信号に応じた信号を前記フィードバッククロック信号として前記位相差検出器に出力する電圧制御発振器(104)とを有し、前記電圧制御発振器は、4段の差動リングオシレータ(131〜134)と、前記4段の差動リングオシレータの異なる段で出力されるクロック信号の排他的論理和信号を出力する第1の排他的論理和回路(127)とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】リファレンスクロック信号及びフィードバッククロック信号の位相差を検出する位相差検出器(101)と、制御電圧を保持するコンデンサ(117)と、前記検出された位相差に応じて、前記コンデンサを電源電圧又は基準電位に接続するチャージポンプ回路(102)と、前記制御電圧に応じた発振周波数の出力クロック信号を生成し、前記出力クロック信号又は前記出力クロック信号に応じた信号を前記フィードバッククロック信号として前記位相差検出器に出力する電圧制御発振器(104)とを有し、前記電圧制御発振器は、4段の差動リングオシレータ(131〜134)と、前記4段の差動リングオシレータの異なる段で出力されるクロック信号の排他的論理和信号を出力する第1の排他的論理和回路(127)とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、位相ロックループ回路に関する。
位相ロックループ(PLL)回路は、クロック周波数の逓倍やLSI(Large-scale Integrated Circuit)内部のクロック信号のスキュー(Skew)調整等を行う機能を有しており、近年のLSIの高速化及び大規模化を実現させる為に必須の回路(マクロ)として提供されている。
そのような市場動向に伴い、PLL回路が半導体チップに搭載されるのが当然となってきた。半導体チップの低電圧化、微細化に伴い、PLL回路を構成するトランジスタも、低電圧化、微細化が進められていることは認知されてきた。しかし、近年、この低電圧化により、広周波数範囲のPLL回路にて電圧制御発振器のゲインが大きくなり、ジッター(Jitter)特性が悪化する要因の1つとなってきた。
図5は、PLL回路の構成例を示す図である。PLL回路は、PLL回路用IC(集積回路)700及び分周器705を有する。IC700は、位相比較回路(PFD)701、チャージポンプ回路(CP)702、ローパスフィルタ(LPF)703及び電圧制御発振器(VCO)704を有する。
位相比較回路701は、リファレンスクロック信号CKの立ち上がり(又は立ち下がり)とフィードバッククロック信号FBの立ち上がり(又は立ち下がり)の位相を比較し、その位相差を制御信号UPB及びDNとしてチャージポンプ回路702へ出力する。フィードバッククロック信号FBがリファレンスクロック信号CKに対して遅れているときには信号UPB及びDNがローレベルになり、フィードバッククロック信号FBがリファレンスクロック信号CKに対して進んでいるときには信号UPB及びDNがハイレベルになる。チャージポンプ回路702は、制御信号UPB及びDNに応じた電荷をローパスフィルタ703内のコンデンサに対して注入又は抜くことで、制御電圧VCNTを制御する。具体的には、信号UPB及びDNがローレベルになるとローパスフィルタ703内のコンデンサは電源電圧に接続され、制御電圧VCNTが上昇する。また、信号UPB及びDNがハイレベルになるとローパスフィルタ703内のコンデンサは基準電位に接続され、制御電圧VCNTが低下する。電圧制御発振器704は、制御電圧VCNTに応じた発振周波数の出力クロック信号Xを出力する。制御電圧VCNTが上昇すると出力クロック信号Xの周波数は高くなり、制御電圧VCNTが低下すると出力クロック信号Xの周波数が低くなる。分周器705は、出力クロック信号XをN分周し、フィードバッククロック信号FBを出力する。出力クロック信号Xは、リファレンスクロック信号CKに対してN倍高い周波数として出力される。
さらに詳しく動作を説明すると、リファレンスクロック信号CKよりフィードバッククロック信号FBの位相が進んでいる場合は、出力クロック信号Xの周波数が高すぎると認識させて、出力クロック信号Xの周波数を下げる動作を行うために、位相比較回路701は制御信号UPB及びDNをハイレベルにし、チャージポンプ回路702はローパスフィルタ703内のコンデンサに溜まっている電荷を抜くことで、制御電圧VCNTを下げる。また、反対に、リファレンスクロック信号CKよりフィードバッククロック信号FBの位相が遅れている場合は、出力クロック信号Xの周波数が低すぎると認識させて、出力クロック信号Xの周波数を上げる動作を行うために、位相比較回路701は制御信号UPB及びDNをローレベルにし、チャージポンプ回路702はローパスフィルタ703内のコンデンサに電荷を注入することで、制御電圧VCNTを上げる。なお、制御信号UPBがハイレベルかつ制御信号DNがローレベルの間は、チャージポンプ回路702からローパスフィルタ703内のコンデンサへの電荷の授受は行われない。
下記の特許文献1には、選択信号に応じてリングオシレータの段数を切り替えることにより、発振周波数範囲が切り替わる電圧制御発振回路を備えるPLL回路において、前記電圧制御発振器の制御電位が定められた上限電位になったこと検知する検知手段と、その出力により動作するカウンタと、その出力値をデコードし、前記電圧制御発信回路の段数切り替え信号を生成するデコーダと、を備え、前記上限電位を検知する検知手段の出力信号によって、前記電圧制御発振器の制御電位をプルダウンするとともに、前記電圧制御発振器の段数を切り替えるための選択信号を生成することを特徴とするPLL回路が記載されている。
また、下記の特許文献2には、3段接続されたインバータからなるリングオシレータを有する発振回路において、1段目および3段目のインバータの出力を入力とする第1の排他的論理和回路と、2段目のインバータの出力を入力とする第4のインバータと、前記第1の排他的論理和回路の出力と前記第4のインバータの出力とを入力とする第2の排他的論理和回路とからなる信号合成回路部を備えたことを特徴とする発振回路が記載されている。
また、下記の特許文献3には、入力クロック信号と帰還された信号との周波数並びに位相を比較してその誤差に応じた電圧信号を形成する位相比較回路と、位相比較回路から出力される電圧信号に応じて発振周波数が変化される制御型発振回路とを含んで、前記入力クロック信号の周波数を逓倍するPLL形式の帰還系として構成されるクロックジェネレータであって、前記制御型発振回路は、奇数段の遅延回路を含んで構成されたリングオシレータを備え、前記複数個の遅延回路の出力信号を直接複数相のクロック信号として別々に引き出すようにされて成るクロックジェネレータが記載されている。
図6は、制御電圧VCNTに対する電圧制御発振器704の出力クロック信号Xの発振周波数特性を示すグラフである。制御電圧VCNTの範囲は電源電圧範囲と等しくなる。従来のPLL回路では電源電圧が高く、制御電圧VCNTの範囲が広い。このため、広周波数範囲のPLL回路でも電圧制御発振器704のゲインを低減させることができた。ここで、電圧制御発振器704のゲインは、図6の特性の傾きに対応する。しかし、近年の低電源電圧化により、制御電圧VCNTの範囲が狭まり、広周波数範囲のPLL回路で電圧制御発振器704のゲインを低減できなくなっている。このため、電源電圧が低くても、電圧制御発振器704のゲインを低減させる回路が必要となってきている。
制御電圧VCNTの範囲が狭くなると、広周波数範囲のPLL回路の電圧制御発振器704のゲインを増加させる必要がある。しかし、電圧制御発振器704のゲインを増加させると、電源電圧変動に対する周波数感度が高まり、ジッター(Jitter)特性が悪化する。逆に、電圧制御発振器704のゲインを低減させると、PLL回路の周波数範囲が狭まってしまう。
本発明の目的は、広周波数範囲で動作可能であり、電圧制御発振器のゲインを低減させることができる位相ロックループ回路を提供することである。
本発明の位相ロックループ回路は、リファレンスクロック信号及びフィードバッククロック信号の位相差を検出する位相差検出器と、制御電圧を保持するコンデンサと、前記検出された位相差に応じて、前記コンデンサを電源電圧又は基準電位に接続するチャージポンプ回路と、前記制御電圧に応じた発振周波数の出力クロック信号を生成し、前記出力クロック信号又は前記出力クロック信号に応じた信号を前記フィードバッククロック信号として前記位相差検出器に出力する電圧制御発振器とを有し、前記電圧制御発振器は、4段の差動リングオシレータと、前記4段の差動リングオシレータの異なる段で出力されるクロック信号の排他的論理和信号を出力する第1の排他的論理和回路と、前記差動リングオシレータが出力するクロック信号又は前記第1の排他的論理和回路が出力するクロック信号を前記出力クロック信号として選択的に出力するマルチプレクサとを有することを特徴とする。
マルチプレクサの選択に応じて出力クロック信号の周波数を変えることができるので、広周波数範囲で動作可能であり、電圧制御発振器のゲインを低減させることができる。
図1は、本発明の実施形態による位相ロックループ(PLL)回路の構成例を示す回路図である。PLL回路は、位相比較回路(PFD)101、チャージポンプ回路(CP)102、ローパスフィルタ(LPF)103、電圧制御発振器(VCO)104、分周器105及びスタートアップロジック回路106を有する。
チャージポンプ回路102は、スイッチ111,114及び定電流源112,113を有する。スイッチ111及び定電流源112の直列接続回路は、正の電源電圧及び制御電圧VCNTのノード間に接続される。定電流源113及びスイッチ114の直列接続回路は、制御電圧VCNTのノード及び基準電位(グランド電位)間に接続される。
ローパスフィルタ103は、抵抗115及びコンデンサ116,117を有する。抵抗115及びコンデンサ116の直列接続回路は、制御電圧VCNTのノード及び基準電位間に接続される。コンデンサ117は、制御電圧VCNTのノード及び基準電位間に接続される。
次に、電圧制御発振器104の構成を説明する。nチャネルMOS電界効果トランジスタ121は、ドレインが正の電源電圧に接続され、ゲート及びソースが相互に接続される。nチャネルMOS電界効果トランジスタ122は、ゲートが制御電圧VCNTのノードに接続され、ドレインがトランジスタ121のソースに接続され、ソースが基準電位に接続される。スイッチSS0及び定電流源123の直列接続回路は、トランジスタ121のゲート及び基準電位間に接続される。スイッチSS0は、制御信号S0によりオン/オフが制御される。定電流源124は、トランジスタ121のゲート及び基準電位間に接続される。電流源125及びスイッチSS1の直列接続回路は、正の電源電圧及び差動アンプ131〜134の電源電圧端子間に接続される。スイッチSS1は、制御信号S1によりオン/オフが制御される。電流源125は、トランジスタ121のゲート電圧により電流が制御され、トランジスタ121との間でカレンミラー回路を構成する。電流源126は、正の電源電圧及び差動アンプ131〜134の電源電圧端子間に接続され、トランジスタ121のゲート電圧により電流が制御され、トランジスタ121との間でカレンミラー回路を構成する。
4個の差動アンプ131〜134は、4段の差動リングオシレータを構成する。第1の差動アンプ131は、非反転入力端子が第4の差動アンプ134の非反転出力端子に接続され、反転入力端子が第4の差動アンプ134の反転出力端子に接続される。第2の差動アンプ132は、非反転入力端子が第1の差動アンプ131の反転出力端子に接続され、反転入力端子が第1の差動アンプ131の非反転出力端子に接続される。第3の差動アンプ133は、非反転入力端子が第2の差動アンプ132の反転出力端子に接続され、反転入力端子が第2の差動アンプ132の非反転出力端子に接続される。第4の差動アンプ134は、非反転入力端子が第3の差動アンプ133の反転出力端子に接続され、反転入力端子が第3の差動アンプ133の非反転出力端子に接続される。差動アンプ131〜134は、入力差動信号を増幅して出力差動信号を出力する。
図2は、電圧制御発振器104の各ノードの電圧を示すタイミングチャートである。電圧V0は、第4の差動アンプ134の非反転出力端子の電圧である。電圧V4は、第4の差動アンプ134の反転出力端子の電圧である。電圧V0及びV4は、相互に反転した信号である。電圧V1は、第1の差動アンプ131の非反転出力端子の電圧である。電圧V5は、第1の差動アンプ131の反転出力端子の電圧である。電圧V1及びV5は、相互に反転した信号である。電圧V2は、第2の差動アンプ132の反転出力端子の電圧である。電圧V6は、第2の差動アンプ132の非反転出力端子の電圧である。電圧V2及びV6は、相互に反転した信号である。電圧V3は、第3の差動アンプ133の非反転出力端子の電圧である。電圧V7は、第3の差動アンプ133の反転出力端子の電圧である。電圧V3及びV7は、相互に反転した信号である。電圧V0〜V7は、パルス周波数が同じであり、それぞれ位相が45度ずつずれたパルス電圧である。
排他的論理和(XOR)回路127は、信号V0及びV2の排他的論理和信号XV0を出力する。排他的論理和回路128は、信号V1及びV3の排他的論理和信号XV1を出力する。排他的論理和回路129は、信号XV0及びXV1の排他的論理和信号XV2を出力する。分周器135は、信号V4を2分周した信号XV3を出力する。
信号XV0及びXV1は、信号V0〜V7の2倍の周波数を有し、それぞれ位相が45度ずれている。信号XV2は、信号V0〜V7の4倍の周波数を有する。信号XV3は、信号V0〜V7の1/2の周波数を有する。
マルチプレクサ136は、制御信号S2及びS3に応じて、信号XV2、V0、XV3及びXV0の中の1つを選択して出力クロック信号Xとして出力する。
スタートアップロジック回路106は、カウンタ141、デコーダ142、乗算器143、マルチプレクサ144、デコーダ145、比較器146、第1のメモリ151、第2のメモリ152及び第3のメモリ153を有する。比較器146は、制御信号S0〜S3を出力する。
フィードバッククロック信号FBは、分周器105から出力される。位相比較回路101は、リファレンスクロック信号CKの立ち上がり(又は立ち下がり)とフィードバッククロック信号FBの立ち上がり(又は立ち下がり)の位相を比較し、その位相差を制御信号UPB及びDNとしてチャージポンプ回路102へ出力する。フィードバッククロック信号FBがリファレンスクロック信号CKに対して遅れているときには、信号UPB及びDNがローレベルになり、フィードバッククロック信号FBがリファレンスクロック信号CKに対して進んでいるときには信号UPB及びDNがハイレベルになる。信号UPB及びDNのパルス幅は、フィードバッククロック信号FB及びリファレンスクロック信号CKの位相差が大きいほど広くなる。
チャージポンプ回路102は、制御信号UPB及びDNに応じた電荷をローパスフィルタ103内のコンデンサ116及び117に対して注入又は抜くことで、制御電圧VCNTを制御する。スイッチ111は、信号UPBがローレベルになるとオンし、信号UPBがハイレベルになるとオフする。スイッチ114は、信号DNがハイレベルになるとオンし、信号DNがローレベルになるとオフする。信号UPB及びDNがローレベルになるとローパスフィルタ103内のコンデンサ116及び117は正の電源電圧に接続され、制御電圧VCNTが上昇する。また、信号UPB及びDNがハイレベルになるとローパスフィルタ103内のコンデンサ116及び117は基準電位(グランド電位)に接続され、制御電圧VCNTが低下する。なお、フィードバッククロック信号FB及びリファレンスクロック信号CKの立ち上がり位相が同じときには、狭パルス幅で信号UPBがローレベル、信号DNがハイレベルになり、制御電圧VCNTは変化しない。
電圧制御発振器104は、制御電圧VCNTに応じた発振周波数の出力クロック信号Xを出力する。制御電圧VCNTが上昇すると出力クロック信号Xの周波数は高くなり、制御電圧VCNTが低下すると出力クロック信号Xの周波数が低くなる。
制御電圧VCNTが上昇すると、トランジスタ122を流れる電流が大きくなり、トランジスタ121のゲート電圧が上昇する。すると、カレントミラーにより、電流源125及び126の電流も大きくなり、差動アンプ131〜134のリングオシレータに供給される電源電流が大きくなる。これにより、信号V0〜V7及び信号XV0〜XV3の位相が早くなり、出力クロック信号Xの周波数が高くなる。
逆に、制御電圧VCNTが低下すると、トランジスタ122を流れる電流が小さくなり、トランジスタ121のゲート電圧が低下する。すると、カレントミラーにより、電流源125及び126の電流も小さくなり、差動アンプ131〜134のリングオシレータに供給される電源電流が小さくなる。これにより、信号V0〜V7及び信号XV0〜XV3の位相が遅くなり、出力クロック信号Xの周波数が低くなる。
分周器105は、出力クロック信号XをN分周し、フィードバッククロック信号FBを出力する。分周数Nは、分周数信号DIVSELが示す分周数である。出力クロック信号Xは、リファレンスクロック信号CKに対してN倍の周波数を有する。
より具体的に動作を説明すると、リファレンスクロック信号CKよりフィードバッククロック信号FBの位相が進んでいる場合は、信号UPB及びDNがハイレベルになり、スイッチ111がオフし、スイッチ114がオンする。ローパスフィルタ103内のコンデンサ116及び117は基準電位に接続され、制御電圧VCNTは低下する。電圧制御発振器104は、制御電圧VCNTが低下すると出力クロック信号Xの発振周波数を下げる。その結果、リファレンスクロック信号CKに対してフィードバッククロック信号FBは位相の進み量が小さくなり、やがて両者の位相差が0になる。
逆に、リファレンスクロック信号CKよりフィードバッククロック信号FBの位相が遅れている場合は、信号UPB及びDNがローレベルになり、スイッチ111がオンし、スイッチ114がオフする。ローパスフィルタ103内のコンデンサ116及び117は電源電圧に接続され、制御電圧VCNTは上昇する。電圧制御発振器104は、制御電圧VCNTが上昇すると出力クロック信号Xの発振周波数を上げる。その結果、リファレンスクロック信号CKに対してフィードバッククロック信号FBは位相の遅れ量が小さくなり、やがて両者の位相差が0になる。
図3(A)〜(D)は、電圧制御発振器104の出力クロック信号Xの周波数特性を示すグラフである。横軸は制御電圧VCNTを示し、縦軸は出力クロック信号Xの周波数を示す。図3(A)はマルチプレクサ136が出力クロック信号Xとして信号XV3を選択したときの周波数特性、図3(B)はマルチプレクサ136が出力クロック信号Xとして信号V0を選択したときの周波数特性、図3(C)はマルチプレクサ136が出力クロック信号Xとして信号XV0を選択したときの周波数特性、図3(D)はマルチプレクサ136が出力クロック信号Xとして信号XV2を選択したときの周波数特性を示す。なお、特性M1〜M4は、後述するスイッチSS0及びSS1の状態に応じて決まる。マルチプレクサ136は、制御信号S2及びS3に応じて、信号XV3,V0,XV0,XV2のいずれかを選択する。
具体的には、マルチプレクサ136は、制御信号S2がローレベル、制御信号S3がローレベルのときには、信号XV3を出力クロック信号Xとして選択する。その時の周波数特性は、図3(A)になる。図2に示すように、信号XV3は、リングオシレータの出力信号V0の1/2の周波数となる。
また、マルチプレクサ136は、制御信号S2がローレベル、制御信号S3がハイレベルのときには、信号V0を出力クロック信号Xとして選択する。その時の周波数特性は、図3(B)になる。信号V0は、リングオシレータの出力信号である。
また、マルチプレクサ136は、制御信号S2がハイレベル、制御信号S3がローレベルのときには、信号XV0を出力クロック信号Xとして選択する。その時の周波数特性は、図3(C)になる。図2に示すように、信号XV0は、リングオシレータの出力信号V0の2倍の周波数となる。
また、マルチプレクサ136は、制御信号S2がハイレベル、制御信号S3がハイレベルのときには、信号XV2を出力クロック信号Xとして選択する。その時の周波数特性は、図3(D)になる。図2に示すように、信号XV2は、リングオシレータの出力信号V0の4倍の周波数となる。
次に、特性M1〜M4について説明する。特性M1〜M4は、スイッチSS0及びSS1の状態に応じて決まる。スイッチSS0は、制御信号S0がハイレベルになるとオンし、制御信号S0がローレベルになるとオフする。スイッチSS1は、制御信号S1がハイレベルになるとオンし、制御信号S1がローレベルになるとオフする。
スイッチSS0がオンになると、制御電圧VCTNが0Vであっても、電流源123に電流を流すことができる。スイッチSS0を切り替えることにより、出力クロック信号Xの周波数の下限を切り替えることができる。スイッチSS0がオフすると、電流源123に電流が流れず、電流源125及び126の電流が小さくなり、出力クロック信号Xの周波数が低くなる。逆に、スイッチSS0がオンすると、電流源123に電流が流れ、電流源125及び126の電流が大きくなり、出力クロック信号Xの周波数が高くなる。
スイッチSS1がオンになると、電流源125に電流を流すことができる。スイッチSS1を切り替えることにより、出力クロック信号Xの周波数の下限はそのままで、上限を切り替えることができる。スイッチSS1がオフすると、電流源125に電流が流れず、出力クロック信号Xの周波数が低くなる。逆に、スイッチSS1がオンすると、電流源125に電流が流れ、出力クロック信号Xの周波数が高くなる。
スイッチSS0及びSS1を以下のように組み合わせると、図3(A)〜(D)の周波数特性M1〜M4となる。例として、周波数が25MHz〜1000MHz程度と仮定しているが、他の周波数範囲でも可能である。
制御信号S0がローレベル、制御信号S1がローレベルのとき、スイッチSS0がオフ、スイッチSS1がオフし、図3(A)〜(D)の特性M1になる。
制御信号S0がローレベル、制御信号S1がハイレベルのとき、スイッチSS0がオフ、スイッチSS1がオンし、図3(A)〜(D)の特性M2になる。
制御信号S0がハイレベル、制御信号S1がローレベルのとき、スイッチSS0がオン、スイッチSS1がオフし、図3(A)〜(D)の特性M3になる。
制御信号S0がハイレベル、制御信号S1がハイレベルのとき、スイッチSS0がオン、スイッチSS1がオンし、図3(A)〜(D)の特性M4になる。
図3(A)〜(D)の16個の周波数特性を組み合わせることにより、低VCOゲインで広周波数範囲のPLL回路を実現することができる。その結果の例を図4(A)〜(C)に示す。
図4(A)〜(C)は、制御信号S0〜S3に応じた周波数範囲毎の周波数特性を示すグラフである。横軸は制御電圧VCNTを示し、縦軸は出力クロック信号Xの周波数を示す。図4(A)は出力クロック信号Xの周波数が25MHz〜175MHzの周波数範囲の特性を示し、第1のメモリ151はその下限周波数25MHzの数値を記憶する。図4(B)は出力クロック信号Xの周波数が50MHz〜350MHzの周波数範囲の特性を示し、第2のメモリ152はその下限周波数50MHzの数値を記憶する。図4(C)は出力クロック信号Xの周波数が100MHz〜700MHzの周波数範囲の特性を示し、第3のメモリ153はその下限周波数100MHzの数値を記憶する。
図4(A)において、特性M2aが最低特性、特性M1bが中間特性、特性M4aが最高特性である。
特性M2aは、図3(A)の特性M2を示し、制御信号S0がローレベル、制御信号S1がハイレベル、制御信号S2がローレベル、制御信号S3がローレベルのときの特性である。
特性M1bは、図3(B)の特性M1を示す。すなわち、制御信号S0がローレベル、制御信号S1がローレベル、制御信号S2がローレベル、制御信号S3がハイレベルである。
特性M4aは、図3(A)の特性M4を示し、制御信号S0がハイレベル、制御信号S1がハイレベル、制御信号S2がローレベル、制御信号S3がローレベルのときの特性である。
図4(B)において、特性M2bが最低特性、特性M1cが中間特性、特性M4bが最高特性である。
特性M2bは、図3(B)の特性M2を示し、制御信号S0がローレベル、制御信号S1がハイレベル、制御信号S2がローレベル、制御信号S3がハイレベルのときの特性である。
特性M1cは、図3(C)の特性M1を示し、制御信号S0がローレベル、制御信号S1がローレベル、制御信号S2がハイレベル、制御信号S3がローレベルのときの特性である。
特性M4bは、図3(B)の特性M4を示し、制御信号S0がハイレベル、制御信号S1がハイレベル、制御信号S2がローレベル、制御信号S3がハイレベルのときの特性である。
図4(C)において、特性M2cが最低特性、特性M1dが中間特性、特性M4cが最高特性である。
特性M2cは、図3(C)の特性M2を示し、制御信号S0がローレベル、制御信号S1がハイレベル、制御信号S2がハイレベル、制御信号S3がローレベルのときの特性である。
特性M1dは、図3(D)の特性M1を示し、制御信号S0がローレベル、制御信号S1がローレベル、制御信号S2がハイレベル、制御信号S3がハイレベルのときの特性である。
特性M4cは、図3(C)の特性M4を示し、制御信号S0がハイレベル、制御信号S1がハイレベル、制御信号S2がハイレベル、制御信号S3がローレベルのときの特性である。
図1において、リファレンスクロック信号CKを入力し、分周数信号DIVSEL及び選択信号VCOSELを設定することにより、スタートアップロジック回路106が動作し、図4(A)〜(C)の周波数特性の中から最適な設定を自動で選択することができる。以下、スタートアップロジック回路106の具体的な動作を示す。
選択信号VCOSELは、図4(A)の周波数特性(25MHZ〜175MHz)を選択するための第1の選択信号、図4(B)の周波数特性(50MHz〜350MHz)を選択するための第2の選択信号、又は図4(C)の周波数特性(100MHz〜700MHz)を選択するための第3の選択信号である。第1のメモリ151は図4(A)の周波数特性の下限周波数として25[MHz]の周波数値を記憶し、第2のメモリ152は図4(B)の周波数特性の下限周波数として50[MHz]の周波数値を記憶し、第3のメモリ153は図4(C)の周波数特性の下限周波数として100[MHz]の周波数値を記憶する。マルチプレクサ144は、選択信号VCOSELに応じて、第1のメモリ151、第2のメモリ152又は第3のメモリ153の内容を出力する。マルチプレクサ144は、選択信号VCOSELが第1の選択信号のときには第1のメモリ151の25[MHz]の周波数値、選択信号VCOSELが第2の選択信号のときには第2のメモリ152の50[MHz]の周波数値、選択信号VCOSELが第3の選択信号のときには第3のメモリ153の100[MHz]の周波数値を選択して出力する。デコーダ145は、マルチプレクサ144が出力する周波数値を2進数の周波数A2にデコード(変換)する。
基準クロック信号REFCLKは、リファレンスクロック信号CKに同期した信号であり、周波数が例えば1MHzである。このとき、リファレンスクロック信号CKの周波数は、整数であり、基準クロック信号REFCLKよりも高いことを前提条件とする。カウンタ141は、基準ロック信号REFCLKが1クロック経過する間に、リファレンスクロック信号CKが何回立ち上がるかをカウントする。すなわち、カウンタ141は、リファレンスクロック信号CKの周波数[MHz]を出力する。例えば、リファレンスクロック信号CKが100[MHz]であれば、カウンタ141は「100」の数値を出力する。デコーダ142は、カウンタ141の出力信号を2進数の信号にデコード(変換)する。乗算器143は、デコーダ142の出力信号(2進数)及び分周数信号DIVSELの分周数(2進数)Nを乗算し、周波数(2進数)A1を出力する。分周数信号DIVSELは、分周器105の分周数Nを示す信号である。周波数A1は、PLL回路としてロックしている時の出力クロック信号Xの目標周波数である。
比較器146は、周波数A1及びA2を比較し、A1>A2であれば、周波数A2をカウントアップする動作を行い、A1=A2となるまで繰り返す。そして、比較器146は、A1=A2となったときのA2の値に応じて、制御信号S0〜S3を出力する。
まず、選択信号VCOSELが第1の選択信号であり、図4(A)が選択されている場合を説明する。周波数A2が最低周波数特性M2aの周波数平均値以下である場合、比較器146は、最低周波数特性M2aを選択するための制御信号S0〜S3を出力する。次に、周波数A2が中間周波数特性M1bの周波数平均値以下である場合、比較器146は、中間周波数特性M1bを選択するための制御信号S0〜S3を出力する。次に、周波数A2が中間周波数特性M1bの周波数平均値より高ければ、比較器146は、最高周波数特性M4aを選択するための制御信号S0〜S3を出力する。
次に、選択信号VCOSELが第2の選択信号であり、図4(B)が選択されている場合を説明する。周波数A2が最低周波数特性M2bの周波数平均値以下である場合、比較器146は、最低周波数特性M2bを選択するための制御信号S0〜S3を出力する。次に、周波数A2が中間周波数特性M1cの周波数平均値以下である場合、比較器146は、中間周波数特性M1cを選択するための制御信号S0〜S3を出力する。次に、周波数A2が中間周波数特性M1cの周波数平均値より高ければ、比較器146は、最高周波数特性M4bを選択するための制御信号S0〜S3を出力する。
次に、選択信号VCOSELが第3の選択信号であり、図4(C)が選択されている場合を説明する。周波数A2が最低周波数特性M2cの周波数平均値以下である場合、比較器146は、最低周波数特性M2cを選択するための制御信号S0〜S3を出力する。次に、周波数A2が中間周波数特性M1dの周波数平均値以下である場合、比較器146は、中間周波数特性M1dを選択するための制御信号S0〜S3を出力する。次に、周波数A2が中間周波数特性M1dの周波数平均値より高ければ、比較器146は、最高周波数特性M4cを選択するための制御信号S0〜S3を出力する。
なお、制御信号S0〜S3は1度選択されると、保持される。なお、ローパスフィルタ103内の抵抗115及びコンデンサ116は削除してもよい。また、分周器105を削除し、電圧制御発振器104の出力クロック信号Xをフィードバッククロック信号FBとして直接位相比較回路101に入力してもよい。その場合、出力クロック信号Xは、リファレンスクロック信号CKと同じ周波数として出力される。
以上のように、本実施形態によれば、電圧制御発振器104の電流を制御することで、出力クロック信号Xの周波数範囲を切り替えるためのスイッチSS0及びSS1を設ける。また、電圧制御発振器104のリングオシレータの出力クロック信号V0と、クロック信号V0の1/2の周波数のクロック信号XV3、クロック信号V0の2倍の周波数のクロック信号XV0及びクロック信号V0の4倍の周波数のクロック信号XV2を切り替えるためのマルチプレクサ136を設ける。また、リファレンスクロック信号CKの周波数をカウントした値をデコードし、分周数Nと乗算した結果と、下限周波数A2と比較し、最適な周波数特性を選択するスタートアップロジック回路106を設ける。本実施形態により、低VCOゲインで広周波数範囲のPLL回路を実現することができる。
本実施形態のPLL回路は、リファレンスクロック信号及びフィードバッククロック信号の位相差を検出する位相差検出器(位相比較回路)101と、制御電圧VCNTを保持するコンデンサ117(及び116)と、前記検出された位相差に応じて、前記コンデンサ117を電源電圧又は基準電位に接続するチャージポンプ回路102と、前記制御電圧VCNTに応じた発振周波数の出力クロック信号Xを生成し、前記出力クロック信号X又は前記出力クロック信号Xに応じた信号を前記フィードバッククロック信号FBとして前記位相差検出器101に出力する電圧制御発振器104とを有する。
前記電圧制御発振器104は、4段の差動リングオシレータ131〜134と、前記4段の差動リングオシレータ131〜134の異なる段で出力されるクロック信号の排他的論理和信号を出力する第1の排他的論理和回路127と、前記差動リングオシレータ131〜134が出力するクロック信号V0又は前記第1の排他的論理和回路127が出力するクロック信号XV0を前記出力クロック信号Xとして選択的に出力するマルチプレクサ136とを有する。
前記電圧制御発振器104は、前記差動リングオシレータ131〜134が出力するクロック信号V4を分周する分周器135を有する。前記マルチプレクサ136は、前記差動リングオシレータ131〜134が出力するクロック信号V0、前記第1の排他的論理和回路127が出力するクロック信号XV0又は前記分周器135により分周されたクロック信号XV3を前記出力クロック信号Xとして選択的に出力する。
前記電圧制御発振器104は、前記4段の差動リングオシレータ131〜134の異なる段であってかつ前記第1の排他的論理和回路127の入力とは異なる段で出力されるクロック信号の排他的論理和信号を出力する第2の排他的論理和回路128と、前記第1の排他的論理和回路127及び前記第2の排他的論理和回路128が出力するクロック信号の排他的論理和信号XV2を出力する第3の排他的論理和回路129とを有する。前記マルチプレクサ136は、前記差動リングオシレータ131〜134が出力するクロック信号V0、前記第1の排他的論理和回路127が出力するクロック信号XV0又は前記第3の排他的論理和回路129が出力するクロック信号XV2を前記出力クロック信号Xとして選択的に出力する。
前記電圧制御発振器104は、前記制御電圧VCNTとは異なる独立の制御信号S0又はS1に応じて前記差動リングオシレータ131〜134に供給する電流を制御するための電流源123又は125を有する。
スタートアップロジック回路106は、前記リファレンスクロック信号CKに応じて前記マルチプレクサ136の選択を制御する。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
101 位相比較回路
102 チャージポンプ回路
103 ローパスフィルタ
104 電圧制御発振器
105 分周器
106 スタートアップロジック回路
102 チャージポンプ回路
103 ローパスフィルタ
104 電圧制御発振器
105 分周器
106 スタートアップロジック回路
Claims (5)
- リファレンスクロック信号及びフィードバッククロック信号の位相差を検出する位相差検出器と、
制御電圧を保持するコンデンサと、
前記検出された位相差に応じて、前記コンデンサを電源電圧又は基準電位に接続するチャージポンプ回路と、
前記制御電圧に応じた発振周波数の出力クロック信号を生成し、前記出力クロック信号又は前記出力クロック信号に応じた信号を前記フィードバッククロック信号として前記位相差検出器に出力する電圧制御発振器とを有し、
前記電圧制御発振器は、
4段の差動リングオシレータと、
前記4段の差動リングオシレータの異なる段で出力されるクロック信号の排他的論理和信号を出力する第1の排他的論理和回路と、
前記差動リングオシレータが出力するクロック信号又は前記第1の排他的論理和回路が出力するクロック信号を前記出力クロック信号として選択的に出力するマルチプレクサと
を有することを特徴とする位相ロックループ回路。 - 前記電圧制御発振器は、前記差動リングオシレータが出力するクロック信号を分周する分周器を有し、
前記マルチプレクサは、前記差動リングオシレータが出力するクロック信号、前記第1の排他的論理和回路が出力するクロック信号又は前記分周器により分周されたクロック信号を前記出力クロック信号として選択的に出力することを特徴とする請求項1記載の位相ロックループ回路。 - 前記電圧制御発振器は、
前記4段の差動リングオシレータの異なる段であってかつ前記第1の排他的論理和回路の入力とは異なる段で出力されるクロック信号の排他的論理和信号を出力する第2の排他的論理和回路と、
前記第1の排他的論理和回路及び前記第2の排他的論理和回路が出力するクロック信号の排他的論理和信号を出力する第3の排他的論理和回路とを有し、
前記マルチプレクサは、前記差動リングオシレータが出力するクロック信号、前記第1の排他的論理和回路が出力するクロック信号又は前記第3の排他的論理和回路が出力するクロック信号を前記出力クロック信号として選択的に出力することを特徴とする請求項1又は2記載の位相ロックループ回路。 - 前記電圧制御発振器は、前記制御電圧とは異なる独立の制御信号に応じて前記差動リングオシレータに供給する電流を制御するための電流源を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の位相ロックループ回路。
- さらに、前記リファレンスクロック信号に応じて前記マルチプレクサの選択を制御するスタートアップロジック回路を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の位相ロックループ回路。
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Family Applications (1)
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JP2007246037A Withdrawn JP2009077297A (ja) | 2007-09-21 | 2007-09-21 | 位相ロックループ回路 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2009077297A (ja) |
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2007
- 2007-09-21 JP JP2007246037A patent/JP2009077297A/ja not_active Withdrawn
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