JP2009077150A - 電話帳サーバ及び電話帳作成方法 - Google Patents

電話帳サーバ及び電話帳作成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電話帳データを完全に消去した場合でも、電話帳データを精度良く作成できる電話帳サーバ及び電話帳作成方法を提供する。
【解決手段】本発明の電話帳サーバ10は、通信先の宛先情報を含む電話帳データと携帯電話50a〜50eのユーザを示す識別情報とを関連付けて格納する電話帳データベース11と、一のユーザ50eを示す識別情報と共に電話帳作成要求を受信すると、電話帳データベース11を参照して、一のユーザ50eの宛先情報を電話帳データに登録している他のユーザを抽出する抽出部12と、抽出部12により抽出された他のユーザの宛先情報を含む電話帳データを、ユーザ50eの新たな電話帳データとして電話帳データベース11に登録する電話帳登録部15と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、一の通信端末の電話帳データを他の通信端末の電話帳データに基づいて精度良く作成することが可能な電話帳サーバ及び電話帳作成方法に関する。
携帯電話の電話帳データを誤って消去した場合の対策として、ネットワークで電話帳を預かるサービスなどが提供されている。このサービスに関連して、例えば、特許文献1には、予め携帯電話機から受信した電話帳データが電話帳管理サーバに記憶され、携帯電話機からの電話帳送信要求に基づいて、電話帳管理サーバに記憶されている電話帳データが当該携帯電話機に送信される技術が開示されている。
特開2002−335334号公報
しかし、特許文献1のような従来技術では、携帯電話のユーザが操作を誤り、電話帳管理サーバに格納されている電話帳データのバックアップデータ自体を消去してしまった場合には、電話帳データを復元することができないという問題があった。
そこで本発明は、上記問題点を解決し、電話帳データをバックアップデータも含めて完全に消去した場合でも、電話帳データを精度良く作成できる電話帳サーバ及び電話帳作成方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の電話帳サーバは、通信先の宛先情報を含む電話帳データと、ユーザを示す識別情報とを関連付けて格納する電話帳データベースと、一のユーザを示す識別情報と共に新たな電話帳データを作成する電話帳作成要求を受信すると、電話帳データベースを参照して、一のユーザの宛先情報を電話帳データに登録している他のユーザを抽出する抽出手段と、抽出手段により抽出された他のユーザの宛先情報を含む電話帳データを、一のユーザの新たな電話帳データとして電話帳データベースに登録する電話帳登録手段と、を備えることを特徴としている。
また、上記課題を解決するために、本発明の電話帳作成方法は、通信先の宛先情報を含む電話帳データと、ユーザを示す識別情報とを関連付けて格納する電話帳データベースを備える電話帳サーバにおける電話帳作成方法であって、一のユーザを示す識別情報と共に新たな電話帳データを作成する電話帳作成要求を受信する受信ステップと、受信ステップにおいて一のユーザから前記電話帳作成要求が受信されると、電話帳データベースを参照して、一のユーザの宛先情報を電話帳データに登録している他のユーザを抽出する抽出ステップと、抽出ステップにおいて抽出された他のユーザの宛先情報を含む電話帳データを、一のユーザの新たな電話帳データとして電話帳データベースに登録する電話帳登録ステップと、を備えている。
これらの構成により、一のユーザを示す識別情報と共に電話帳作成要求が受信されると、この一のユーザの宛先情報を電話帳データに登録している他のユーザが電話帳データベースを参照して抽出され、これらの抽出された他のユーザの宛先情報を含む電話帳データが作成される。これにより、一のユーザが電話帳データをバックアップデータも含めて完全に消去した場合でも、電話帳データに当該一のユーザの宛先情報を登録している他のユーザを抽出することにより、一のユーザと通信する可能性の高い相手を多く含んだ電話帳データを作成することができるので、電話帳データを精度良く作成することができる。また、他のユーザの電話帳データを参照して電話帳データを作成するので、頻繁に通信する相手を電話帳に登録し忘れるなどが起こりにくく、必要度の高い通信先を集めた電話帳を作成することができ、電話帳データをユーザの傾向に合うように精度良く作成することができる。
また、本発明の電話帳サーバは、抽出手段により抽出された他のユーザの宛先情報を含む電話帳データの候補リストを作成する候補リスト作成手段と、候補リスト作成手段により作成された候補リストに含まれる宛先情報で特定される他のユーザに対して、一のユーザの新たな電話帳データへの登録を許諾するか否かを確認する許諾確認手段と、をさらに備え、電話帳登録手段は、許諾確認手段により電話帳データへの登録の許諾が確認された他のユーザの宛先情報のみを含んだ電話帳データを、一のユーザの新たな電話帳データとして電話帳データベースに登録することが好適である。
この構成により、電話帳データベースから抽出された他のユーザに対して、一のユーザの電話帳データへの登録を許諾するか否かを確認した上で新たな電話帳データを作成するので、電話帳への登録を希望しない通信端末のユーザの意向を反映させて電話帳データへの登録を中止することが可能となり、被登録者のプライバシを保護することができる。
また、本発明の電話帳サーバにおいては、通信先との通信履歴を通信端末ごとに格納する通信履歴データベースをさらに備え、抽出手段は、通信履歴データベースを参照して、一のユーザの通信履歴に記録されている他のユーザを抽出した後に、電話帳データベースを参照して、抽出された他のユーザの中から、一のユーザの宛先情報を電話帳データに登録している他のユーザを抽出することが好適である。
この構成により、通信履歴に記録されている通信先の電話帳データのみを参照して電話帳データが作成されるので、電話帳データを作成するための電話帳サーバの計算負荷を軽減させることができる。さらに、過去に通信したことのある他のユーザの中から新たな電話帳データに登録するユーザを選ぶので、通信頻度の高相手を多く含んだ電話帳データを作成できる。
また、本発明の電話帳サーバにおいては、電話帳データは、一のユーザと他のユーザで相互に相手の宛先情報を電話帳データに登録していることを示す相互登録フラグをさらに含み、抽出手段は、電話帳データベースを参照して、相互登録フラグが相互に登録していることを示す他のユーザを抽出することが好適である。
この構成により、相互に相手の宛先情報を電話帳データに登録しているユーザのみを抽出できるので、より一層必要度の高い通信先を集めた電話帳を作成でき、電話帳データをユーザの傾向に合うように精度良く作成することができる。
本発明の電話帳サーバ及び電話帳作成方法によると、一のユーザが電話帳データをバックアップデータも含めて完全に消去した場合でも、電話帳データに当該一のユーザの宛先情報を登録している他のユーザを抽出することにより、一のユーザと通信する可能性の高い相手を多く含んだ電話帳を作成することができるので、電話帳データを精度良く作成することができる。また、他のユーザの電話帳データを参照して電話帳データを作成するので、頻繁に通信する相手を電話帳に登録し忘れるなどが起こりにくく、必要度の高い通信先を集めた電話帳を作成することができ、電話帳データをユーザの傾向に合うように精度良く作成することができる。
以下、図面を参照して本発明に係る電話帳サーバの好適な実施形態について説明する。なお、可能な場合には、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1の実施形態)
まず、図1〜図5を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。図1に、本実施形態に係る電話帳サーバ10の機能的構成を示す。
電話帳サーバ10は、ネットワーク40を介して複数の携帯電話(通信端末)50a〜50eと通信可能に接続されている。携帯電話50a〜50eのそれぞれは、通信先の宛先情報を含む電話帳データを作成して自機内に保持しており、電話帳サーバ10にこの電話帳データのバックアップをとることができる。携帯電話50a〜50e内の電話帳データが誤って削除された場合には、携帯電話50a〜50eは、電話帳サーバ10に格納されている当該電話帳データのバックアップデータを、ネットワーク40を介して電話帳サーバ10からダウンロードすることにより、自機の電話帳データを復元することができる。電話帳サーバ10に格納されている電話帳データのバックアップデータは、携帯電話50a〜50eを操作することにより、その一部または全部を自由にアップロードまたはダウンロードすることができる。なお、図1では、携帯電話50a〜50eは便宜上5台しか示されていないが、電話帳サーバ10と通信できる携帯電話の台数はこれに限定されない。
本実施形態では、一の携帯電話(例えば携帯電話50e)のユーザが電話帳サーバ10に格納されている電話帳データのバックアップデータ自体を誤って消去してしまった場合や、ユーザが自分で電話帳データを作成していないにもかかわらず電話帳を所望する場合などに、携帯電話50eの電話帳データを作成することを電話帳サーバ10に依頼する「電話帳作成要求」が、携帯電話50eから電話帳サーバ10に送信される。電話帳サーバ10は、携帯電話50eから電話帳作成要求を受信するのに応じて、電話帳サーバ10にバックアップされている他の携帯電話(例えば携帯電話50a〜50dのいずれか)の電話帳データを利用して、携帯電話50eの電話帳データを精度良く作成することができる。本実施形態では、これ以降、「携帯電話50e」が電話帳作成要求を電話帳サーバ10に送信し、電話帳サーバ10が、残りの携帯電話50a〜50dの電話帳データを利用して、携帯電話50eの電話帳データを作成する場合について説明する。
電話帳サーバ10は、機能的には、図1に示すように、電話帳データベース11、抽出部(抽出手段)12、候補リスト作成部(候補リスト作成手段)13、許諾確認部(許諾確認手段)14、電話帳登録部(電話帳登録手段)15、通信部16を含むように構成される。
電話帳データベース11は、通信先の宛先情報を含む電話帳データと、この電話帳データを備える携帯電話を示す識別情報とを関連付けて格納している。通信先の宛先情報とは、例えば、通信先の携帯電話の電話番号やEメールアドレスなどである。具体的には、電話帳データベース11は、携帯電話50a〜50eのそれぞれに対応する電話帳データのバックアップデータを格納している。
図3に電話帳データベース11の一例を示す。図3を参照すると、電話帳データベース11は、例えば携帯電話50aのユーザAの電話帳データ11a、携帯電話50bのユーザBの電話帳データ11b、携帯電話50cのユーザCの電話帳データ11c、及び携帯電話50dのユーザDの電話帳データ11dを含んでいる。電話帳11a〜11dには、各携帯電話50a〜50dのユーザが登録した通信先の宛先情報が格納されている。図3では、この宛先情報は、「ユーザ名(ユーザA、ユーザBなど)」や「メールアドレス」が例示されているが、この他にも電話番号や個人情報などを記録しても良い。なお、図3に示す電話帳データベース11には、本実施形態では電話帳作成要求を出力する役割を与えられている携帯電話50e(以降この携帯電話のユーザ名を「ユーザE」とする)の電話帳データは格納されていない。
図1に戻り説明を続けると、抽出部12は、一の携帯電話から新たな電話帳データを作成する電話帳作成要求を受信すると、電話帳データベース11を参照して、携帯電話の宛先情報を電話帳データに登録している他の携帯電話を抽出する。具体的には、抽出部12は、携帯電話50eの電話帳データを復元または新たに作成することを電話帳サーバ10に依頼する電話帳作成要求を、通信部16を介して携帯電話50eから受信する。電話帳作成要求を受信すると、抽出部12は、電話帳データベース11を参照して、電話帳作成要求を出力した携帯電話50eの宛先情報が登録されている他の携帯電話(携帯電話50a〜50dのいずれか)の電話帳データを抽出する。
候補リスト作成部13は、抽出部12により抽出された他の携帯電話の宛先情報を含むように、電話帳作成要求を送信した携帯電話50eの新たな電話帳データの候補リストを作成する。具体的には、候補リスト作成部13は、抽出部12により抽出された、携帯電話50eの宛先情報を電話帳データに登録している他の携帯電話の宛先情報を含むように、携帯電話50eの新たな電話帳データに登録できる他の携帯電話の候補リストを作成する。図4(a)に候補リスト13aの一例を示す。図3を参照すると、電話帳データに携帯電話50eのユーザEの宛先情報を登録しているのは、携帯電話50aのユーザAと、携帯電話50bのユーザBと、携帯電話50dのユーザDであるので、図4(a)に示すように、携帯電話50eの電話帳データの候補リスト13aは、ユーザA、ユーザB、ユーザDの宛先情報を含むように作成される。
また、候補リスト作成部13は、抽出部12により他の携帯電話が1台も抽出されず、候補リストが作成できなかった場合には、携帯電話50eに対して、電話帳データを作成できないことを示す「作成不可通知」を送信する。
図1に戻り説明を続けると、許諾確認部14は、候補リスト作成部13により作成された候補リスト13aに含まれている宛先情報で特定される携帯電話に対して、携帯電話50eの電話帳データへの登録を許諾するか否かを確認する。具体的には、許諾確認部14は、候補リスト作成部13から候補リスト13aを受け取ると、候補リストに登録されている携帯電話の全てに対して、Eメールなどを利用して、携帯電話50eの電話帳データへの登録を許諾するか否かの確認要求を送信する。そして、それぞれの携帯電話から登録承諾の有無の回答を受信する。図4(a)で示した候補リスト13aでは、携帯電話50a、携帯電話50b、及び携帯電話50dに対して、携帯電話50eの電話帳データへの登録を許諾するか否かが確認される。
電話帳登録部15は、許諾確認部14により携帯電話50eの電話帳データへの登録の許諾が確認された他の携帯電話の宛先情報のみを含んだ電話帳データを、携帯電話50eの新たな電話帳データとして電話帳データベース11に登録する。具体的には、電話帳登録部15は、候補リスト作成部13から携帯電話50eの新たな電話帳の候補リスト13aを受け取り、許諾確認部14から候補リストに登録されている携帯電話からの登録許諾の有無の情報を受け取る。そして、候補リスト13aの中から許諾を受けた携帯電話を抽出し、これら許諾を受けた携帯電話の宛先情報のみで構成される電話帳データを、携帯電話50eの新たな電話帳データとして電話帳データベース11に登録する。図4(b)に新たに作成された携帯電話50eの電話帳データ11eの一例を示す。図4(b)では、図4(a)に示した候補リスト13aに登録されている携帯電話のユーザのうち、ユーザA(携帯電話50a)とユーザD(携帯電話50d)が登録を許諾し、ユーザB(携帯電話50b)が登録を拒否したので、ユーザAとユーザDのみを登録した電話帳データ11eが作成されている。この電話帳データ11eは、電話帳データベース11に登録されるとともに、通信部16及びネットワーク40を介して、携帯電話50eに送信される。
また、電話帳登録部15は、候補リスト13aの中で許諾を受けた携帯電話が一台もなかった場合には、携帯電話50eに対して、電話帳データを作成できないことを示す作成不可通知を送信する。
通信部16は、電話帳サーバ10と携帯電話50a〜50eとの間で情報の送受信を行う。具体的には、通信部16は、携帯電話50a〜50eから電話帳作成要求を受信する処理、電話帳作成要求を出力した携帯電話の新たな電話帳データへの登録を許諾する依頼を他の携帯電話に送信し、これら他の携帯電話から許諾するか否かの回答を受信する処理、及び電話帳作成要求を出力した携帯電話に対して、新たに作成した電話帳データを送信する処理または電話帳が作成できなかった旨を知らせる作成不可通知を送信する処理などを行う。
図2に、電話帳サーバ10のハードウェア構成を示す。図2に示すように、電話帳サーバ10は、CPU(Central Processing Unit)101、主記憶装置であるRAM(Random Access Memory)102及びROM(Read Only Memory)103、ネットワークカード等のデータ送受信デバイスである通信モジュール104、ハードディスク等の補助記憶装置105、キーボード等の電話帳サーバ10に対して情報を入力するための入力装置106、並びにモニタ等の情報を出力するための出力装置107等のハードウェアを備えるコンピュータとして構成される。これらの構成要素が動作することにより、電話帳サーバ10の上述の機能が発揮される。
続いて、図5のフローチャートを用いて、本実施形態の電話帳サーバ10における電話帳作成処理について説明する。この処理は、電話帳サーバ10が、携帯電話50a〜50eのいずれかから電話帳作成要求を受ける度に実行される。ここでは、携帯電話50eが電話帳作成要求を電話帳サーバに送信した場合について説明する。
まず、電話帳サーバ10の通信部16が、携帯電話50eから、新たに電話帳を作成することを電話帳サーバ10に依頼する電話帳作成要求を、携帯電話50eを示す識別情報と共に受信する(S101:受信ステップ)。通信部16が電話帳作成要求の受信を確認すると、抽出部12が、電話帳データベース11から一の電話帳データを選択し(S102)、電話帳作成要求を送った携帯電話50eが、S102において選択された一の電話帳データに登録されているか否かを確認する(S103:抽出ステップ)。携帯電話50eがS102で選択された電話帳データに登録されている場合には、抽出部12がこの電話帳データに関連付けられている携帯電話(携帯電話50a〜50dのいずれか)を抽出する。そして、候補リスト作成部13が、抽出された携帯電話の宛先情報(メールアドレス、電話番号など)を新たな電話帳データに登録できる候補リストに登録して(S104)、ステップS105に移行する。携帯電話50eがS102で選択された電話帳データに登録されていない場合には、そのままステップS105に移行する。
次に、抽出部12が、電話帳データベース11に上記ステップS102〜S104の処理が実施されていない他の電話帳データがあるか否かを確認する(S105)。まだ他の電話帳データがある場合には、ステップS102に戻り、電話帳データベース11内の全ての電話帳データをチェックするまでステップS102〜S105が繰り返される。他の電話帳データがない場合には、ステップS106に移行する。
電話帳データベース11の全ての電話帳データについて上記ステップS102〜S104の処理が実施された後には、候補リスト作成部13が、候補リスト13aにいずれかの携帯電話の宛先情報が登録されているか否かを確認する(S106)。候補リスト13aにいずれの携帯電話の宛先情報も登録されていない場合、すなわち候補リストが作成されていない場合には、携帯電話50eの電話帳データ11eに登録できる携帯電話が一台もないと考えられるため、候補リスト作成部13は、電話帳データを作成できないことを示す作成不可通知を携帯電話50eに送信する(S107)。候補リストにいずれかの携帯電話の宛先情報が登録されている場合には、ステップS108に移行する。
そして、許諾確認部14が、候補リスト13aに登録されている全ての携帯電話に対して、電話帳データへの登録の許諾を依頼し(S108)、同時にタイマをスタートさせる(S109)。登録の許諾を依頼された携帯電話のユーザは、ステップS109のタイマスタートから所定時間以内に許諾の可否を回答する(S110)。
その後、許諾確認部14が、候補リスト13aに登録された携帯電話から回答を受信したか否かを確認する(S111)。回答を受信していない場合には、ステップS113に移行し、許諾確認部14がタイマスタートから所定時間が経過してタイムアウトになったか否かを確認する(S113)。タイムアウトになるまでは回答を受信するまでステップS111とS113のループが繰り返される。回答を受信した場合には、回答の内容が「許諾」であるか否かを確認する(S112)。回答内容が許諾の場合には、電話帳登録部15は、当該携帯電話の宛先情報を携帯電話50eの新たな電話帳データ11eに登録する(S114)。回答が許諾でない場合には、電話帳登録部15は当該携帯電話の宛先情報を候補リスト13aから削除し、電話帳データ11eにも登録しない(S115)。
次に、電話帳登録部15が、許諾依頼の未応答者がいるか否かを確認する(S116)。未応答者がいる場合にはステップS111に戻り、許諾確認部14により所定時間内に回答が受信されれば、電話帳登録部15によりステップS112〜S115が繰り返される。登録許諾依頼を送った全ての携帯電話から回答を受信している場合(S116のNO)、またはタイマスタート時から所定時間が経過してタイムアウトになった場合(S113のYES)にはステップS117に移行する。なお、タイムアウトまでに回答のない携帯電話は、その宛先情報を新たな電話帳データ11eに登録されない。
その後、電話帳登録部15が、新たな電話帳データ11eにいずれかの携帯電話の宛先情報が登録されているか否かを確認する(S117)。電話帳データ11eに携帯電話の宛先情報が登録されていない場合には、電話帳データ11eに登録するのを許諾した携帯電話のユーザが一人もいないと考えられるため、電話帳登録部15は、電話帳データを作成できないことを示す作成不可通知を、通信部16を介して携帯電話50eに送信する(S118)。電話帳データ11eに携帯電話の宛先情報が登録されている場合には、電話帳登録部15は、電話帳データ11eを、携帯電話50eの新たな電話帳データのバックアップデータとして電話帳データベース11に登録する(S119:電話帳登録ステップ)。また、電話帳データ11eを通信部16を介して携帯電話50eに送信する(S120)。
なお、上記実施形態では、候補リスト作成部13において携帯電話50eの電話帳作成要求に応じた候補リストが作成され、許諾確認部14において携帯電話50eの新たな電話帳データへの登録の許諾の可否が確認される。その後に、電話帳登録部15において登録を許諾した携帯電話の宛先情報のみで新たな電話帳データが作成されている。これに限らず、許諾確認部14による処理を行わずに、例えば、候補リスト作成部13により作成された候補リストを、携帯電話50eの新たな電話帳データとして、直接電話帳データベース11に登録しても良い。
以上説明したように、第1の実施形態における電話帳サーバ10によれば、一の携帯電話(例えば携帯電話50e)から電話帳作成要求を受け取ると、抽出部12が、電話帳データベース11を参照して、携帯電話50eの宛先情報を電話帳データに登録している他の携帯電話(携帯電話50a〜50dのいずれか)を抽出する。そして、候補リスト作成部13が、抽出部12により抽出された他の携帯電話の宛先情報を含む電話帳データの候補リストを作成する。これにより、電話帳データをバックアップデータも含めて完全に消去した場合でも、電話帳データに当該携帯電話50eの宛先情報を登録している他の携帯電話(携帯電話50a〜50dのいずれか)を抽出することにより、携帯電話50eと通信する可能性の高い相手を多く含んだ電話帳データを作成することができるので、電話帳データを精度良く作成することができる。また、他の携帯電話の電話帳データを参照して電話帳データを作成するので、頻繁に通信する相手を電話帳に登録し忘れるなどが起こりにくく、必要度の高い通信先を集めた電話帳を作成でき、電話帳データをユーザの傾向に合うように精度良く作成することができる。
また、許諾確認部14が、候補リスト13aに含まれている宛先情報で特定される全ての携帯電話に対して、携帯電話50eの新たな電話帳データへの登録を許諾するか否かを確認する。そして、電話帳登録部15が、携帯電話50eの新たな電話帳データへの登録を許諾した他の携帯電話のみを含んだ電話帳データを、携帯電話50eの新たな電話帳データとして電話帳データベース11に登録する。この構成により、電話帳データへの登録を希望しない携帯電話のユーザの意向を反映させて電話帳への登録を中止することが可能となり、被登録者のプライバシを保護することができる。
(第2の実施形態)
次に、図6〜8を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。図6に、第2の実施形態における電話帳サーバ20の機能的構成を示す。電話帳サーバ20の構成は、第1の実施形態において詳述した電話帳サーバ10の構成と類似するので、共通する構成要素には同一の符号を付しその説明を省略すると共に、第1の実施形態との差異について詳述する。
電話帳サーバ20は、機能的には、図6に示すように、電話帳データベース11、抽出部(抽出手段)22、候補リスト作成部(候補リスト作成手段)13、許諾確認部(許諾確認手段)14、電話帳登録部15(電話帳登録手段)、通信部16、通信履歴データベース27を含むように構成される。
通信履歴データベース27は、携帯電話50a〜50eごとに通信履歴データを格納している。通信履歴データは、例えば通信先の宛先情報や通信時間などの1通話ごとの通信記録を、時系列順に所定期間分または所定件数分だけ含むものである。図7に通信履歴データベース27の一例を示す。図7に示すように、通信履歴データベース27は、携帯電話50a〜50eのそれぞれに関する通信履歴27a〜27eを含んでいる。通信履歴に記録されるデータの詳細について、携帯電話50e(ユーザE)の通信履歴27eを取り上げて説明する。通信履歴には、例えば「通信先」「通信開始時刻」「通信終了時刻」などを含む一連のデータが、一通話分の通信記録として、一通話が終わるたびに新たに格納される。図7には、通信先「ユーザA」との通信が通信開始時刻「2007/8/20 10:00」に開始され、通信終了時刻「2007/8/20 10:15」に終了していることが例示されている。他にユーザBやユーザDとの通信記録も格納されている。
抽出部22は、まず、通信履歴データベース27を参照して、電話帳作成要求を出力した携帯電話50eの通信履歴に記録されている他の携帯電話の情報を抽出する。その後に、電話帳データベース11を参照して、通信履歴から抽出された他の携帯電話の中から、携帯電話50eを電話帳データに登録している他の携帯電話を抽出する。図7の例では、抽出部22は、まず、携帯電話50eの通話履歴27eを参照して、過去に通話したことのある携帯電話50a(ユーザA)、携帯電話50b(ユーザB)、及び携帯電話50d(ユーザD)を抽出する。続いて、抽出された携帯電話の電話帳データ11a、11b、11dを参照して(図3を参照)、電話帳データに携帯電話50eを登録している携帯電話を抽出する。図7及び図3の例では、抽出部22は、最終的に携帯電話50a、携帯電話50b、及び携帯電話50dを抽出する。
候補リスト作成部13は、抽出部22により抽出された他の携帯電話の宛先情報を含む、携帯電話50eの電話帳データの候補リストを作成する。許諾確認部14は、候補リスト作成部13により作成された候補リスト13aに含まれる全ての携帯電話に対して、携帯電話50eの電話帳データに登録することを許諾するか否かを確認する。電話帳登録部15は、候補リスト作成部13から候補リストを受け取り、許諾確認部14からこの候補リストに含まれる携帯電話からの許諾の可否に関する応答を受け取ると、候補リストの中から登録許諾を受けた携帯電話の宛先情報のみで電話帳データ11eを作成する。電話帳登録部15は、電話帳データ11eを、携帯電話50eの新たな電話帳データとして電話帳データベース11に登録すると共に、携帯電話50eへ送信する。
続いて、図8のフローチャートを用いて、本実施形態の電話帳サーバ20における電話帳作成処理について説明する。なお、本動作は、第1の実施形態において詳述した電話帳サーバ10の動作(図5参照)と基本的に同様である。具体的には図8に示すステップS208〜S222の各処理は、図5に示したステップS106〜S120の各処理にそれぞれ相当する。以下、本実施形態に特有の処理S201〜S207について説明する。
電話帳サーバ20の通信部16が、携帯電話50eから、新たに電話帳を作成することを電話帳サーバに依頼する電話帳作成要求を、携帯電話50eを示す識別情報と共に受信すると(S201:受信ステップ)、抽出部22が、携帯電話50eの通信履歴データが通信履歴データベース27に格納されているか否かを確認する(S202)。携帯電話50eの通信履歴データが通信履歴データベース27に格納されている場合には、ステップS203に移行する。携帯電話50eの通信履歴データが通信履歴データベース27に格納されていない場合には、抽出部22が、電話帳データを作成できないことを示す作成不可通知を携帯電話50eに送信する(S203)。
次に、抽出部22が、携帯電話50eの通信履歴データの中から一の通信記録を選択し(S204)、この通信記録の「通信先」に記録されている携帯電話の電話帳データに携帯電話50eが登録されているか否かを確認する(S205:抽出ステップ)。携帯電話50eがS204で選択された電話帳データに登録されている場合には、抽出部22が当該電話帳データに関連付けられている携帯電話を抽出する。そして、候補リスト作成部13が、抽出部22により抽出された携帯電話について、その宛先情報を携帯電話50eの電話帳データの候補リスト13aに登録し(S206)、ステップS207に移行する。携帯電話50eがS204で選択された電話帳データに登録されていない場合には、そのままステップS207に移行する。
続いて、抽出部22が、携帯電話50eの通信履歴データのうちで上記ステップS204〜S206の処理を未実施の他の通信記録があるか否かを確認する(S207)。まだ他の通信記録がある場合には、ステップS204に戻り、携帯電話50eの通信履歴データを全てチェックするまで、抽出部22及び候補リスト作成部13によってステップS204〜S207が繰り返される。他の通信記録がない場合には、ステップS208に移行する。
以上説明したように、第2の実施形態における電話帳サーバ20によれば、抽出部22が、まず、通信履歴データベース27を参照して、電話帳作成要求を出した携帯電話50eの通信履歴データに記録されている通信先の携帯電話を抽出する。その後、抽出部22がさらに、通信履歴データに基づいて抽出された携帯電話の中から、電話帳データベース11を参照して、携帯電話50eを電話帳データに登録している携帯電話を抽出する。この構成により、通信履歴に記録されている通信先の電話帳データのみを参照して電話帳データが作成されるので、電話帳データを作成するための電話帳サーバの計算コストを軽減させることができる。さらに、過去に通信したことのある他の携帯電話の中から新たな電話帳データに登録する携帯電話を選ぶので、通信頻度の高い相手を多く含んだ電話帳データを作成できる。
(第3の実施形態)
次に、図9〜図12を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。図9に、第3の実施形態における電話帳サーバ30の機能的構成を示す。電話帳サーバ30の構成は、第1の実施形態において詳述した電話帳サーバ10の構成と類似するので、共通する構成要素には同一の符号を付しその説明を省略すると共に、第1の実施形態との差異について詳述する。
電話帳サーバ30は、機能的には、図9に示すように、電話帳データベース31、抽出部(抽出手段)32、候補リスト作成部(候補リスト作成手段)13、許諾確認部(許諾確認手段)14、電話帳登録部(電話帳登録手段)15、通信部16、電話帳バックアップ部37、相互登録確認部38を含むように構成される。
本実施形態では、電話帳データベース31に格納される電話帳データには、通信先の宛先情報の他に、通信先と相互に相手を電話帳に登録していること示す「相互登録フラグ」が含まれる。相互登録フラグとは、一の携帯電話が他の携帯電話と相互に相手の宛先情報を電話帳データに登録していることを示すフラグである。図10に、本実施形態で用いられる相互登録フラグを含む電話帳データベース31の一例を示す。図10に示すように、電話帳データベース31では、携帯電話50a〜50dの電話帳データ31a〜31dのそれぞれにおいて、「通信先」及び「メールアドレス」の他に、相互登録フラグのチェック欄が設けられている。
図10の例では、携帯電話50a(ユーザA)の電話帳データ31a、携帯電話50b(ユーザB)の電話帳データ31b及び携帯電話50d(ユーザD)の電話帳データ31dに、携帯電話50eのユーザである「ユーザE」のメールアドレスが登録されている。さらに、電話帳データ31a及び電話帳データ31dにおいて、携帯電話50e(ユーザE)に関する相互登録フラグのチェック欄61には、相手の宛先情報を相互に電話帳データに登録していることを示すマークが付けられている。マークが付けられた状態は、図10では黒色で表されている。また、電話帳データ31bにおいて、携帯電話50e(ユーザE)に関する相互登録フラグのチェック欄62には、マークが付けられていない。マークが付けられていない状態は、図10では白色で表されている。このようなマークの有無は、携帯電話50e(ユーザE)が元々持っていた電話帳には、携帯電話50a、携帯電話50dは登録されていたが、携帯電話50bは登録されていなかったことを示している。相互登録フラグのチェック欄にマークを付けるか否かの判断は、後述するように、一の携帯電話が、当該携帯電話に格納されている電話帳データのバックアップデータを電話帳データベース31に格納することを電話帳サーバ30に依頼する「電話帳登録要求」を電話帳サーバ30に送信するときに、相互登録確認部38によって行われる。
図9に戻り説明を続けると、電話帳バックアップ部37は、携帯電話50a〜50eのいずれかによる上述の「電話帳登録要求」に応じて、通信部16を介して当該携帯電話から電話帳データを受信する。そして、この受信した電話帳データと携帯電話の識別情報とを関連付けて電話帳データベース31に格納する。
相互登録確認部38は、電話帳バックアップ部37により携帯電話50a〜50eのいずれかの電話帳データが電話帳データベース31に登録されると、相互登録フラグにマークを付けるか否かを決定する。相互登録確認部38は、新たに登録された電話帳データと、電話帳データベース31に登録されている他の電話帳データのいずれかとを比較して、相互に相手の宛先情報が登録されている場合には、それぞれの電話帳データ内の相手の相互登録フラグのチェック欄にマークを付ける。一方しか登録していない場合には、相互登録フラグのチェック欄にマークを付けない。
図10の例において、携帯電話50cのユーザCが自機の電話帳データを電話帳サーバにバックアップをとる処理を実施したとする。ユーザCの電話帳データ31cには、携帯電話50b(ユーザB)及び携帯電話50d(ユーザD)のメールアドレスが登録されているので、相互登録確認部38は、携帯電話50b(ユーザB)の電話帳データ31b及び携帯電話50d(ユーザD)電話帳データ31dを選択して、これらの電話帳データに携帯電話50aの宛先情報が登録されているか否かをチェックする。図10では、電話帳データ31bにはユーザCが登録されているが、電話帳データ31dにはユーザCは登録されていない。従って、電話帳データ31cでは、ユーザBに関する相互登録フラグのチェック欄63にマークが付けられる。また、ユーザDに関する相互登録フラグのチェック欄64にはマークは付けられない。なお、本実施形態で示した相互登録フラグの表現形式は例示的なものに過ぎず、チェック欄の設け方、マークの付け方、マークの色などは、適宜選択できるものである。
図9に戻り説明を続けると、抽出部32は、例えば携帯電話50eから電話帳作成要求を受け取ると、電話帳データベース31を参照して、携帯電話50eに関する相互登録フラグが相互に登録していることを示す他の携帯電話を抽出する。具体的には、抽出部32は、携帯電話50eに関する相互登録フラグのチェック欄にマークが付けられている電話帳データを、電話帳データベース31から抽出する。そして、これらの抽出された電話帳データに関連付けられた携帯電話を抽出する。
候補リスト作成部13は、抽出部32により抽出された他の携帯電話の宛先情報を含む、携帯電話50eの電話帳データの候補リストを作成する。許諾確認部14は、候補リスト作成部13により作成された候補リスト13aに含まれる全ての携帯電話に対して、携帯電話50eの電話帳データに登録することを許諾するか否かを確認する。電話帳登録部15は、候補リスト作成部13から候補リストを受け取り、許諾確認部14からこの候補リストに含まれる携帯電話からの許諾の可否に関する応答を受け取ると、候補リストの中から登録許諾を受けた携帯電話の宛先情報のみで電話帳データ11eを作成する。電話帳登録部15は、電話帳データ11eを、携帯電話50eの新たな電話帳データとして電話帳データベース11に登録すると共に、携帯電話50eへ送信する。
続いて、図11のフローチャートを用いて、本実施形態の電話帳サーバ30における電話帳登録処理について説明する。この処理は、電話帳サーバ30が、携帯電話50a〜50eのいずれかから電話帳サーバ30に電話帳データのバックアップデータを格納するための「電話帳登録要求」を受信する度に実行される。
電話帳サーバ30と通信可能に接続されている携帯電話50a〜50eのいずれかが、「電話帳登録要求」を電話帳サーバ30に対して送信すると(S301)、当該携帯電話に格納されている電話帳データが、この携帯電話を示す識別情報と共に電話帳サーバ30へ送信される(S302)。
電話帳バックアップ部37が、通信部16を介して、電話帳登録要求を出力した携帯電話から電話帳データを受信し、この電話帳データと当該携帯電話を示す識別情報を関連付けて電話帳データベース31に格納する(S303)。続いて、相互登録確認部38が、電話帳バックアップ部37により電話帳データベース31に新たに格納された電話帳データを参照して、この電話帳データに登録されている通信先を抽出する(S304)。
引き続き、相互登録確認部38が、ステップS304において抽出された通信先の電話帳データを参照して、これらの電話帳データに電話帳登録要求を出力した携帯電話の宛先情報が登録されているかを確認する(S305)。電話帳データに電話帳登録要求を出力した携帯電話の宛先情報が登録されている場合には、相互登録確認部38が、この電話帳データにおける電話帳登録要求を出力した携帯電話の「相互登録フラグ」のチェック欄にマークを付け(S306)、電話帳データのバックアップがとられたことを示す登録通知を、電話帳登録要求を出力した携帯電話に送信する(S307)。電話帳データに電話帳登録要求を出力した携帯電話の宛先情報が登録されていない場合には、相互登録確認部38は電話帳データの相互登録フラグのチェック欄にマークを付けずに、登録通知を当該携帯電話に送信する(S307)。
このような電話帳登録処理によって、電話帳データベース31に格納される電話帳データには、任意の2台の携帯電話において相互に相手の宛先情報を各自の電話帳に登録しているときに限り、相互登録フラグのチェック欄にマークが付けられることになる。
続いて、図12のフローチャートを用いて、本実施形態の電話帳サーバ30における電話帳作成処理について説明する。なお、本動作は、第1の実施形態において詳述した電話帳サーバ10の動作(図5参照)と基本的に同様である。具体的には図12に示すステップS316〜S330の各処理は、図5に示したステップS106〜S120の各処理にそれぞれ相当する。以下、本実施形態に特有の処理S311〜S315について説明する。
電話帳サーバ30の通信部16が、携帯電話50eから、新たに電話帳を作成することを電話帳サーバに依頼する電話帳作成要求を、携帯電話50eを示す識別情報と共に受信すると(S311:受信ステップ)、抽出部32が、電話帳データベース31から一の電話帳データを選択する(S312)。そして、抽出部32が、S312で選択された電話帳データに携帯電話50eの宛先情報が登録されており、さらに携帯電話50eに関する相互登録フラグのチェック欄にマークが付けられているか否かを確認する(S313)。相互登録フラグにマークが付けられている場合には、候補リスト作成部13が、この電話帳データに関連付けられている携帯電話を、新たな電話帳データの候補リストに登録し(S314)、ステップS315に移行する。相互登録フラグにマークが付けられていない場合には、そのままステップS315に移行する。
次に、抽出部32が、電話帳データベース31に上記ステップS312〜S314の処理を未実施の他の電話帳データがあるか否かを確認する(S315)。まだ他の電話帳データがある場合には、ステップS312に戻り、電話帳データベース31内の全ての電話帳データをチェックするまで、抽出部32及び候補リスト作成部13によりステップS312〜S315が繰り返される。他の電話帳データがない場合には、ステップS316に移行する。
以上説明したように、第3の実施形態における電話帳サーバ30によれば、携帯電話の電話帳データのバックアップデータを電話帳サーバ30に格納するときに、相互に相手の宛先情報を電話帳データに登録している携帯電話同士で相互登録フラグのチェック欄にマークが付けられる。そして、電話帳サーバ30が電話帳作成要求に応じて新たに電話帳データを作成するときには、抽出部32が、相互登録フラグにマークが付けられている電話帳データに関連付けられた携帯電話のみを抽出する。この構成により、相互に相手の宛先情報を電話帳データに登録している携帯電話のみを抽出できるので、より一層必要度の高い通信先を集めた電話帳を作成でき、電話帳データをユーザの傾向に合うように精度良く作成することができる。
(本実施形態の電話帳作成方法の概略)
図13に、第1の実施形態に係る電話帳サーバ10による電話帳作成方法の概略図を示す。なお、図13に示される処理は、第2及び第3の実施形態に係る電話帳サーバでも同様の手順で行われるものである。但し、第2の実施形態では、候補リスト13aを作成する処理(S1302)において、携帯電話50eの通信履歴がさらに考慮される。また、第3の実施形態では、当該ステップS1302において、相互登録フラグのマークの有無をみて電話帳データが抽出される。
図13では、移動通信事業者の電話帳サーバ10と、ユーザA、ユーザB、ユーザC、ユーザD及びユーザEの携帯電話50a〜50eとが通信可能に接続されている。携帯電話のうち、ユーザA、ユーザB、ユーザC及びユーザDの携帯電話50a〜50dについては、電話帳サーバ10に各自の電話帳11a〜11dのバックアップデータが格納されている。
図13を参照して本実施形態の電話帳作成方法を説明すると、まず、ユーザEが電話帳サーバ10に対して、新たに電話帳を作成するよう作成依頼を送信する(S1301)。電話帳サーバ10にユーザEからの作成依頼が届くと、電話帳サーバ10は、電話帳サーバ10に保存されている全ての電話帳データの中から、ユーザEを登録している電話帳データを抽出し、この電話帳データに関連付けられた携帯電話の宛先情報(例えばメールアドレス)を集めた候補リスト13aを作成する(S1302)。図13では、ユーザA、ユーザB及びユーザDが候補リストに登録される。
次に、電話帳サーバ10は、ユーザEの電話帳の候補リスト13aを作成した後、候補リスト13aに登録されている携帯電話のユーザに、ユーザEの電話帳に登録する旨の許諾確認を通知する(S1303)。図13では、ユーザA、ユーザB及びユーザDに許諾確認が通知されている。そして、許諾確認が通知された携帯電話のユーザから許諾情報が返送される(S1304)。図13では、ユーザAとユーザDが「許諾」を返送し、ユーザBは「拒否」を返送している。
候補リスト13aに登録されているユーザから許諾情報が返送されると、電話帳サーバ10は、この許諾情報を参照して、電話帳への登録を許諾したユーザのみでユーザEの電話帳データ11eを作成する(S1305)。図13では、ユーザEの電話帳データ11eには、ユーザAとユーザDが登録される。最後に、電話帳サーバ10は、作成した電話帳データ11eをユーザEに送信する(S1306)。
なお、上述の実施形態では通信端末として携帯電話を例示したが、これに限らず、本発明は、固定電話、PHS、衛星電話、スマートフォンやPDAなどの携帯端末、IP電話などを使用可能なコンピュータなどにも適用可能である。
また、上記の実施形態では、携帯電話の電話帳データを電話帳サーバ10において作成することを例示したが、本発明は、これに限らず、一のユーザが別の通信端末を用いて、電話帳サーバ10に格納された電話帳データを利用できるように構成しても良い。具体的には、ユーザが、パーソナルコンピュータなど他の通信端末から電話帳作成要求を電話帳サーバ10に送信して、電話帳サーバ10において新たに作成された電話帳データを携帯電話で利用することができる。または、ユーザが、携帯電話から電話帳作成要求を電話帳サーバ10に送信して、電話帳サーバ10において新たに作成された電話帳データを他の通信端末で利用することができる。
また、携帯電話が電話帳データを自機のメモリに記憶することなく、例えばWEBメールサービスのように電話帳サーバ上でEメールの送受信を行うように構成しても良い。
本発明の第1の実施形態に係る電話帳サーバの機能的構成を示す図である。 電話帳サーバのハードウェア構成図である。 第1の実施形態における電話帳データベースの一例を示す概略図である。 候補リスト作成部により作成された候補リスト(a)と、電話帳登録部により電話帳データベースに登録される電話帳データ(b)とを示す概略図である。 本発明の第1の実施形態の電話帳サーバによる電話帳作成処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る電話帳サーバの機能的構成を示す図である。 通信履歴データベースの一例を示す概略図である。 本発明の第2の実施形態の電話帳サーバによる電話帳作成処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る電話帳サーバの機能的構成を示す図である。 第3の実施形態における電話帳データベースの一例を示す概略図である。 本発明の第3の実施形態の電話帳サーバによる電話帳登録処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態の電話帳サーバによる電話帳作成処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係る電話帳サーバによる電話帳作成方法の概略図である。
符号の説明
10、20、30…電話帳サーバ、11、31…電話帳データベース、12、22、32…抽出部(抽出手段)、13…候補リスト作成部(候補リスト作成手段)、14…許諾確認部(許諾確認手段)、15…電話帳登録部(電話帳登録手段)、16…通信部、27…通信履歴データベース、37…電話帳バックアップ部、38…相互登録確認部、40…ネットワーク、50a〜50e…携帯電話。

Claims (5)

  1. 通信先の宛先情報を含む電話帳データと、ユーザを示す識別情報とを関連付けて格納する電話帳データベースと、
    一のユーザを示す識別情報と共に新たな電話帳データを作成する電話帳作成要求を受信すると、前記電話帳データベースを参照して、前記一のユーザの宛先情報を電話帳データに登録している他のユーザを抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された他のユーザの宛先情報を含む電話帳データを、前記一のユーザの新たな電話帳データとして前記電話帳データベースに登録する電話帳登録手段と、
    を備えることを特徴とする電話帳サーバ。
  2. 前記抽出手段により抽出された他のユーザの宛先情報を含む電話帳データの候補リストを作成する候補リスト作成手段と、
    前記候補リスト作成手段により作成された候補リストに含まれる宛先情報で特定される他のユーザに対して、前記一のユーザの新たな電話帳データへの登録を許諾するか否かを確認する許諾確認手段と、
    をさらに備え、
    前記電話帳登録手段は、前記許諾確認手段により前記電話帳データへの登録の許諾が確認された前記他のユーザの宛先情報のみを含んだ電話帳データを、前記一のユーザの新たな電話帳データとして前記電話帳データベースに登録する、
    請求項1に記載の電話帳サーバ。
  3. 通信先との通信履歴を通信端末ごとに格納する通信履歴データベースをさらに備え、
    前記抽出手段は、前記通信履歴データベースを参照して、前記一のユーザの通信履歴に記録されている他のユーザを抽出した後に、前記電話帳データベースを参照して、抽出された前記他のユーザの中から、前記一のユーザの宛先情報を電話帳データに登録している他のユーザを抽出する、請求項1または2に記載の電話帳サーバ。
  4. 前記電話帳データは、前記一のユーザと他のユーザで相互に相手の宛先情報を電話帳データに登録していることを示す相互登録フラグをさらに含み、
    前記抽出手段は、前記電話帳データベースを参照して、前記相互登録フラグが相互に登録していることを示す他のユーザを抽出する、請求項1または2に記載の電話帳サーバ。
  5. 通信先の宛先情報を含む電話帳データと、ユーザを示す識別情報とを関連付けて格納する電話帳データベースを備える電話帳サーバにおける電話帳作成方法であって、
    一のユーザを示す識別情報と共に新たな電話帳データを作成する電話帳作成要求を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにおいて前記一のユーザから前記電話帳作成要求が受信されると、前記電話帳データベースを参照して、前記一のユーザの宛先情報を電話帳データに登録している他のユーザを抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップにおいて抽出された他のユーザの宛先情報を含む電話帳データを、前記一のユーザの新たな電話帳データとして前記電話帳データベースに登録する電話帳登録ステップと、
    を備える電話帳作成方法。

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