JP2009075908A - ウェブ・ページ閲覧履歴管理システム及びウェブ・ページ閲覧履歴管理方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

ウェブ・ページ閲覧履歴管理システム及びウェブ・ページ閲覧履歴管理方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザがアクセスしたウェブ・ページに関する履歴情報を視覚化する。
【解決手段】ウェブ・アクセスしたときに、各ウェブ・ページから参照されている画像とそのウェブ・ページとを関連付けて記録して、画像からリンク元のウェブ・ページを辿れるようにする。関連付けられた各画像は履歴情報としてウェブ・ブラウザ・ウィンドウに隣接した履歴ウィンドウ内で一覧表示される。ユーザが履歴ウィンドウ内のいずれか所望の画像を選択し、あるいはファイルとして保存しておいた画像を履歴ウィンドウ内にドラッグ&ドロップすると、当該画像のリンク元となるウェブ・ページをブラウザに表示させる。
【選択図】 図11

Description

本発明は、インターネットなどの基幹ネットワーク上に構築された無数のハイパーリンク形式のウェブ・ページからなる情報提供空間上でユーザがウェブ・ページを閲覧したときの履歴を管理するウェブ・ページ閲覧履歴管理システム及びウェブ・ページ閲覧履歴管理方法、並びにコンピュータ・プログラムに係り、特に、無数のウェブ・ページからなる情報提供空間上でユーザが過去に閲覧したウェブ・ページに関する情報を閲覧履歴として記録するとともに、閲覧履歴に基づいてさらにユーザがウェブ・ページの閲覧を行なうウェブ・ページ閲覧履歴管理システム及びウェブ・ページ閲覧履歴管理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
「インターネット」(The Internet)は、ネットワーク同士の相互接続を繰り返し行なった結果として文字通り世界規模のネットワークへ成長を遂げた基幹ネットワークである。光ファイバをはじめとする高速メディアの普及とも相俟って、企業や研究機関だけでなく、一般家庭にもインターネットは深く浸透している。
インターネットにおける代表的なアプリケーションは、WWW(World Wide Web)を始めとするハイパーリンク構造の情報空間を提供する広域情報検索システムである。WWWシステム上では、テキスト、画像、音声などの各種メディアのコンテンツをハイテキスト形式で閲覧することができる。WWW上で扱われるハイパーテキスト情報は、HTML(Hyper Text Markup Language)と呼ばれるハイパーテキスト形式の記述言語で記述される。TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)に従えば、これらHTMLドキュメントを始めとする各種の情報資源は、URL(Uniform Resource Locator)という形式の識別子によって特定され、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)プロトコルに従って転送することができる(周知)。そして、クライアント側では、いわゆるウェブ・ブラウザを用いてHTMLコンテンツをダウンロードして、画面上にホームページとして表示させることができる。
現在普及しているほとんどすべてのウェブ・ブラウザには、ユーザが情報提供空間を探索した場所や経路に関する記録をとるログ機能が標準で装備されている。したがって、ユーザは、ログ機能を用いて、閲覧したウェブ・ページを数日分に渡って遡ることができる。ところが、多くの場合、ウェブ・ページの閲覧履歴はページのタイトルやURLといった文字テキストベースの情報からなるため、かかる履歴情報をユーザが参照しても、目的のウェブ・ページを判別し難いという問題がある。特に、同じサイト内で幾つものページを閲覧するという情報探索方法の場合、閲覧履歴情報はほとんど同じ(例えば、同じパス名からなる文字テキストが続き、最後尾のファイル名だけが相違する)URLや似通ったタイトルが続いたりするため、各々のURLやタイトルがどのウェブ・ページであったのかユーザは想起し難い。
また、ほとんどのウェブ・ブラウザは、ユーザが頻繁にアクセスする(若しくはお気に入りの)ウェブ・ページのURLやタイトルを登録しておく、いわゆる「ブックマーク」の機能を備えているが、上述と同様に、各々のURLやタイトルがどのウェブ・ページであったのかユーザは想起し難い。
例えば、ブックマークに登録されたWebページを識別するための情報はURL乃至タイトルのみであるためWebページの提供者側の立場でのブックマーク表示時の表現力には限界がある。このような技術的課題に鑑みて、ブックマーク中で選択されているHTML文書に関する詳細説明を画面表示する文書表示装置について提案がなされている。この場合、ブックマーク登録されている各HTML文書にブックマーク制御情報として詳細情報を記述しておく必要がある(例えば、特許文献1を参照のこと)。
本発明者らは、閲覧したウェブ・ページに関する情報を視覚化することで、ユーザにとって使い易いウェブ閲覧環境を提供できる、と考えている。
例えば、ウェブサイトが用意する「サイトアイコン」をログやブックマーク内でのタイトルの脇に表示する手法が知られている。この手法によれば、ユーザは、ウェブ・ページの履歴情報を視覚的に認識することができ、文字テキストベースで提示される履歴情報に比べると該当するウェブ・ページの内容を理解し易くなる。しかしながら、通常は1つのサイトが複数のウェブ・ページで構成されるのに対して、サイトアイコンはサイト毎の粒度であることから、ウェブ・ページ毎などの細かな単位ではサイトアイコンは用意されない。また、履歴情報が象徴的なアイコンで視覚化されるとしても、画像サイズは小さため、ユーザはサイトアイコンのイメージだけでウェブ・ページの内容を判断できるものではないであろう。
また、ウェブ・ページ上の画像をドラッグ&ドロップ操作によりブックマーク画像として対応するアドレス情報とともに記憶し、該ブックマーク画像の選択によって目的のウェブ・ページを表示することを可能とし、ウェブ・ページの閲覧を容易にしたウェブ・ページ閲覧履歴管理方法について提案がなされている(例えば、特許文献2を参照のこと)。このウェブ・ページ閲覧履歴管理方法によれば、URLやタイトルと等価な情報をブックマーク画像によりビジュアル化することで、ユーザは目的のウェブ・ページを判別し易くなる。ウェブ・ページの閲覧画面の一部に、該ウェブ・ページ中の画像を収集するためのスクラップ領域が表示される。このため、ユーザは、ブックマーク画像を保存させるには、ウェブ・ページ上の所望の画像をこのスクラップ領域へドラッグ&ドロップ操作を行なう必要がある。
また、複数のブラウザが起動することを許容しつつ、各ブラウザに跨がったウェブ・ページの推移を記憶し、それを視覚的に選択可能に表示し、過去の操作で表示した経験のあるウェブ・ページを簡単に再表示するウェブ・ページ閲覧履歴管理装置について提案がなされている(例えば、特許文献3を参照のこと)。このウェブ・ページ閲覧履歴管理装置は、記憶された情報に基づき、各ウェブ・ページに相当するアイコンを木構造に表示するが、ページのサムネイルなどをアイコンに使用するため画像として煩雑であり、ページの内容を理解し難いと思料される。
また、参照ノードを特徴付ける画像が含まれる場合は、その画像情報を同時に記憶し、履歴情報を表示する際にその画像情報も表示する履歴記録表示方式に伝提案がなされている。この履歴記録表示方式によれば、画像データが含まれるURLにアクセスしたときには、そこから抽出された画像の中で最大の画像が履歴情報に付加されるようになっている(例えば、特許文献4を参照のこと)。
また、ブックマークを、それに対応するページの縮小画像で表示するとともに、ユーザ毎にブックマークの管理を制限できる画像表示ブックマーク・システムについて提案がなされている(例えば、特許文献5を参照のこと)。
現在、ウェブ・ページをスクラップブック化できるアプリケーションも配布されているが、このアプリケーションのユーザは、意図的にページを登録する作業を必要とする。
また、ユーザは、ウェブ・ページなどから気に入った写真や興味深い写真などを発見したときには、ダウンロードして端末に保存しておくこともよくあるが、後からその写真の参照元となるウェブ・ページを見つけられないことは往々にしてある。従来のウェブ・ブラウザが備えるログ機能やブックマーク機能は、保存しておいた写真の参照元のページへ辿り着くための道標にはなり得ない。
特開2002−251338号公報 再表03/096224号公報 特開2007−179282号公報 特開2002−334105号公報 再表99/017229号公報
本発明の目的は、インターネットなどの基幹ネットワーク上に構築された無数のハイパーリンク形式のウェブ・ページからなる情報提供空間上でユーザがウェブ・ページを閲覧したときの履歴の管理を好適に行なうことができる、優れたウェブ・ページ閲覧履歴管理システム及びウェブ・ページ閲覧履歴管理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
本発明のさらなる目的は、ユーザが過去に閲覧したウェブ・ページに関する情報を閲覧履歴として記録するとともに閲覧履歴に基づいてさらにユーザがウェブ・ページの閲覧を好適に行なうことができる、優れたウェブ・ページ閲覧履歴管理システム及びウェブ・ページ閲覧履歴管理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
本発明のさらなる目的は、ユーザが過去に閲覧したウェブ・ページに関する閲覧履歴を視覚化するとともに、ユーザに対して視覚的に提示することができる、優れたウェブ・ページ閲覧履歴管理システム及びウェブ・ページ閲覧履歴管理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面は、テキスト並びに画像などの1以上の部品を含み且つ各部品が他の部品又はウェブ・ページへの参照情報を持つことができる無数のウェブ・ページからなる情報提供空間上でウェブ・ページを閲覧したときの履歴を管理するウェブ・ページ閲覧履歴管理システムであって、
ウェブ・ページから参照されている画像を前記情報提供空間から取得する画像取得手段と、
ウェブ・ページから参照されている画像の情報と参照元のウェブ・ページの参照情報とを関連付けて、閲覧したウェブ・ページの履歴情報として記録する履歴情報記録手段と、
を具備することを特徴とするウェブ・ページ閲覧履歴管理システムである。
但し、ここで言う「システム」とは、複数の装置(又は特定の機能を実現する機能モジュール)が論理的に集合した物のことを言い、各装置や機能モジュールが単一の筐体内にあるか否かは特に問わない。
ほとんどすべてのウェブ・ブラウザには、ユーザが情報提供空間を探索した場所や経路に関する記録をとるログ機能が標準で装備されている。しかしながら、この種のログ機能やブックマーク機能の多くは文字テキストベースで履歴情報を扱うため、ユーザはこれを参照しただけでは目的のページが判別し難いという問題がある。
これに対し、本発明に係るウェブ・ページ閲覧履歴管理システムでは、ウェブ・アクセスしたときに、各ウェブ・ページから参照されている画像とそのウェブ・ページを関連付けて、画像から元のページを辿れるようにしている。
具体的には、ウェブ・ブラウザなどを介してウェブ・ページの閲覧を行なった際などに、ウェブ・ページから参照されている画像を前記情報提供空間から取得したときに、ウェブ・ページから参照されている画像と参照元のウェブ・ページのURLなどの参照情報とを関連付けて、閲覧したウェブ・ページの履歴情報として記録するようにしている。その後、ユーザは、興味を持った画像を選択すると、当該システム側では選択された画像に関する履歴情報が既に記録されているか否かを検索する。そして、履歴情報がヒットしたときには、当該履歴情報に関連付けられている参照元のウェブ・ページの参照情報を取得し、これを基に画像が提供されているウェブ・ページの閲覧を実現することができる。
登録された各画像は、ユーザがこれまでにウェブ・ページ探索を行なった履歴情報として、例えばウェブ・ブラウザ・ウィンドウに隣接した履歴表示ウィンドウ内で表示される。ユーザが履歴表示ウィンドウ内のいずれか所望の画像を選択すると、該当する履歴情報を検索し、当該画像の参照元となるウェブ・ページの参照情報を取得し、これをブラウザに表示させることができる。
また、ユーザは、ウェブ・ページなどから気に入った画像や興味を懐いた画像などを発見したときには、ダウンロードして端末に保存しておくこともよくある。このような場合、ユーザは、例えば保存しておいた画像を履歴表示ウィンドウ内にドラッグ&ドロップ操作すると、履歴表示ウィンドウ内に一覧表示された画像を選択した場合と同様の処理が起動して、該当する履歴情報を検索し、当該画像の参照元となるウェブ・ページの参照情報を取得し、これをブラウザに表示させることができる。
また、各ユーザがウェブ情報提供空間の探索とウェブ・ページの閲覧を行なった結果として蓄積される履歴情報をローカルでのみ管理しユーザ毎に個別に利用するようにしてもよいが、さらに複数のユーザから得られる履歴情報を集計して、複数のユーザが共有する共有ウェブ・ページ閲覧履歴情報管理データベース上で一元管理することも可能である。後者の場合、あるユーザが任意のメディアから気に入った画像や興味を懐いた画像などを発見したときには、ウェブ・ページ閲覧履歴情報管理データベースに問い合わせて、該当する履歴情報を検索することができる。ユーザ自身の閲覧履歴からは該当する履歴情報を得ることができなくても、他のユーザの閲覧履歴を利用して該当する履歴情報を見つけ出し、当該画像の参照元となるウェブ・ページの参照情報を取得し、ブラウザに表示させることができる。
本発明に係るウェブ・ページ閲覧管理システムは、例えばウェブ・ブラウザなどのクライアントに代わってインターネットとの接続を行なうプロキシとして実装することができる。
具体的には、プロキシは、ウェブ・ブラウザからのリクエストに応じてインターネット上の該当するサーバから受け取った画像データを取得した際に、ウェブ・ブラウザからの当該リクエストに参照元となるウェブ・ページの参照情報が含まれる場合には(具体的には、ウェブ・ブラウザからのGETメソッドによってリクエストをかけたメッセージにRefererのURLが記されている場合)、その履歴情報の記録を行なうようになっている。
本発明に係るウェブ・ページ閲覧履歴管理をウェブのプロキシとして実装することにより、ウェブ・ページの閲覧時に画像とそれを参照しているページの関連付けを把握し、ログ(すなわち、画像とその参照元のウェブ・ページとを関連付ける閲覧履歴の情報)を自動的に生成し登録することができる。勿論、自動化による登録に加えて、ユーザの手動によって履歴情報の作成・登録を行なうようにしてもよい。
画像データは一般的にサイズが大きい。このため、ウェブ・ページを閲覧した履歴情報として画像データそのものを扱うと履歴情報は膨大なものとなってしまい、コストが増大する。そこで、画像のハッシュ値を計算し、このハッシュ値と参照元のウェブ・ページの参照情報を関連付けて履歴情報として記録することによって、少ないデータ量で多くの履歴情報を記録することができる。また、このような場合には、ユーザが画像を選択した際には、その画像のハッシュ値を計算し、このハッシュ値にヒットする履歴情報を検索することで、参照元となるウェブ・ページのURLを見つけ出すことができる。
プロキシ機能を用いてウェブ・ページの閲覧履歴を管理すること、及び、画像のハッシュ値を用いて参照元のウェブ・ページと関連付けた履歴情報を管理することといった上記の仕組みにより、特殊な画像やファイル形式でなく、任意の画像をブックマークとして機能させることができる。
ウェブ・ページの更新や新規ウェブ・ページのアップロードは頻繁に行なわれるので、インターネットのユーザは日々ウェブ情報提供空間の探索とウェブ・ページの閲覧を行なうのが一般的である。現在までにアクセスしたすべてのウェブ・ページから取得されたすべての画像を履歴表示ウィンドウに表示していると、ウェブ探索を続けるにつれ、履歴情報は膨大になり、システムが破綻してしまうことが予想される。そこで、取得した各画像を解析し、各ページの画像を重要と思われる順にソーティングしたり、標準状態では先頭の幾つかのみを表示したりするようにしてもよい。例えば、重要そうな画像をログとして優先的に表示することで、ユーザがウェブ・ページのタイトルやURL、適切なキーワードなどを覚えていなくとも、簡単に一度閲覧したウェブ・ページに戻ることができる。
画像の重要度は、例えば、画像の大きさ又は縦横比、参照元のウェブ・ページの参照情報などに基づいて自動的に推測することができる。
また、本発明の第2の側面は、テキスト並びに画像などの1以上の部品を含み且つ各部品が他の部品又はウェブ・ページへの参照情報を持つことができる無数のウェブ・ページからなる情報提供空間上でウェブ・ページを閲覧したときの履歴を管理するための処理をコンピュータ上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、前記コンピュータを、
ウェブ・ページから参照されている画像を前記情報提供空間から取得する画像取得手段と、
ウェブ・ページから参照されている画像の情報と参照元のウェブ・ページの参照情報とを関連付けて、閲覧したウェブ・ページの履歴情報として記録する履歴情報記録手段と、
前記履歴情報記録手段により履歴情報として記録された各画像をユーザに提示する履歴情報提示手段と、
前記履歴情報提示手段により提示された画像のうちいずれかをユーザが選択したこと、又は、他の格納手段に格納されている画像をユーザが選択したことに応じて、該選択された画像に関する履歴情報が前記履歴情報記録手段により記録されているか否かを検索する履歴情報探索手段と、
前記履歴情報探索手段により見つけ出された履歴情報から参照元のウェブ・ページの参照情報を取得する参照元ウェブ・ページ取得手段と、
として機能させるためのコンピュータ・プログラムである。
本発明の第2の側面に係るコンピュータ・プログラムは、コンピュータ上で所定の処理を実現するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムを定義したものである。換言すれば、本発明の第2の側面に係るコンピュータ・プログラムをコンピュータにインストールすることによって、コンピュータ上では協働的作用が発揮され、本発明の第1の側面に係るウェブ・ページ閲覧履歴管理システムと同様の作用効果を得ることができる。
本発明によれば、ユーザが過去に閲覧したウェブ・ページに関する情報を閲覧履歴として記録するとともに閲覧履歴に基づいてさらにユーザがウェブ・ページの閲覧を好適に行なうことができる、優れたウェブ・ページ閲覧履歴管理システム及びウェブ・ページ閲覧履歴管理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
また、本発明によれば、ユーザがアクセスしたウェブ・ページに関する情報を視覚化して閲覧履歴として自動保存するとともに、ユーザが過去に閲覧したウェブ・ページに関する閲覧履歴を視覚的に提示することができる、ウェブ・ページ閲覧履歴管理システム及びウェブ・ページ閲覧履歴管理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
各ウェブ・ページにある画像とそのページにあるURLが関連付けられ、画像を保存しておくことで、ユーザは後からその画像をブックマーク代わりにして、画像の参照元のウェブ・ページにアクセスすることができる。さらに、サーバと連携することで、ウェブ・ページ中の画像を送るだけで送り先の相手も容易に参照元のウェブ・ページにアクセスすることができる。
ユーザは、ウェブ・ページなどから気に入った写真や興味深い写真などを発見したときには、ダウンロードして端末に保存しておくこともよくある。本発明に係るウェブ閲覧履歴管理システムによれば、後からその写真の参照元となるウェブ・ページを見つけ出すことができる。すなわち、保存しておいた写真の参照元のページへ辿り着くための道標として機能することができる。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
本発明は、インターネットなどの基幹ネットワーク上に構築された、無数のハイパーリンク形式のウェブ・ページからなる情報提供空間上でユーザがウェブ・ページを閲覧したときの履歴を管理するウェブ・ページ閲覧履歴管理システムに関する。同システムは、例えばパーソナル・コンピュータなどの情報端末上で動作することができる。
図1には、本発明に適用することができる情報端末のハードウェア構成を模式的に示している。以下、各部について説明する。
図示の装置は、CPU(Central Processing Unit)1と 、ROM(Read Only Memory)2と 、RAM(Random Access Memory)3と 、外部記憶装置としてのHDD(ハード・ディスク・ドライブ)4 、ユーザ・インターフェースとしてのキーボード及びマウスなどのポインティング・デバイス(PD)5を備えている。
また、図示の装置は、ビデオ・メモリ(図示しない)とそのビデオ・メモリへの描画処理及びビデオ・メモリから読み出したデータをビデオ信号として出力する表示制御部6、並びにビデオ信号を受信して表示する表示装置7を備えている。
さらに、図示の装置は、インターネットなどの基幹ネットワークやイントラネットと通信するためのネットワーク・インターフェース8を有している。インターネットやイントラネット上には、HTML形式で記述された文書すなわちウェブ・ページを提供する無数のウェブ・サーバが構築されている。ウェブ・ページは、テキスト並びに画像などの1以上の部品で構成され、各部品が他の部品又はウェブ・ページへの参照情報を持つことができる(周知)。ウェブ・サーバは、HTML文書を有償又は無償で提供し、あるいはアクセスに制限を設けることができるが、これらの点は本発明の要旨に直接関連しないので、本明細書では説明を省略する。
本装置は、本装置に電源が投入されると、CPU1はROM2に格納されたBIOS(Basic Input Output System)及びブート・プログラムに従ってHD D4内に格納されたオペレーティング・システム(OS) をRAM3にロードし、このOSが提供する所定のプログラム実行環境下において各種のアプリケーション・プログラムを実行することができる。
CPU1が実行するアプリケーション・プログラムは、一般には、実行可能形式でHDD4にインストールされている。アプリケーション・プログラムには、例えば、HTML形式で記述された書式情報を文書として表示するためのブラウザ・プログラム(以下、単に「ブラウザ」とする)や、ウェブ閲覧のためにHTTPによる接続を中継するHTTPプロキシ・プログラム(以下、単に「プロキシ」とする)などが挙げられる。及び実施形態の特徴部分であるブラウザ管理プログラム40 が格納されている。代表的なブラウザとして、インターネットエクスプローラ( 登録商標)、ネットスケープ(登録商標)、モジラ/ファイアフォックス(登録商標)、オペラ(登録商標)などが知られており、本実施形態ではいずれを使用しても構わない。また、プロキシは、外部との回線の負荷軽減のために、一度読み込んだファイルを一時的に保存するキャッシュ機能などを備えている。
なお、HDD4にインストールされ、CPU1が実行するアプリケーション・プログラムには、ここで挙げた以外にも、ワープロや表計算などさまざまあるが、本発明の要旨には直接関連しないので、ここでは図示並びに説明を省略する。
情報端末のユーザは、ブラウザを通じてWWWなどの情報空間を探索しさまざまなウェブ・ページを閲覧する。また、ブラウザは自らインターネットに接続して、ウェブ・サーバに対してアクセスすることも可能であるが、本実施形態では、ブラウザは、プロキシを介してインターネット上のウェブ・サーバへのアクセスを行なうものとする。プロキシは、ウェブ・ページの閲覧時に画像とそれを参照しているページの関連付けを把握し、ログすなわち閲覧履歴の情報を自動的に生成することができる。
また、本実施形態において特徴的なのは、情報端末のユーザがブラウザを介してWWWなどの情報空間を探索しさまざまなウェブ・ページを閲覧したときに、プロキシが過去に閲覧したウェブ・ページに関する情報を閲覧履歴として記録する点にあり、このような閲覧履歴に基づいてさらにユーザがウェブ・ページの閲覧を好適に行なうことができる。
本実施形態においてさらに特徴的なのは、ユーザがアクセスしたウェブ・ページに関する情報を視覚化して閲覧履歴として自動保存するとともに、ユーザが過去に閲覧したウェブ・ページに関する閲覧履歴を視覚的に提示する点にある。ユーザは、ウェブ・ページなどから気に入った写真や興味深い写真などを発見したときには、ダウンロードして端末に保存しておくこともよくある。本実施形態によれば、履歴情報が視覚化されているので、後からその写真の参照元となるウェブ・ページを見つけ出すことができる。すなわち、保存しておいた写真の参照元のページへ辿り着くための道標として機能することができる。
また、このようにウェブ・ページの閲覧履歴を視覚化して管理するウェブ・ページ閲覧履歴管理システムをウェブのプロキシ(前述)として実装することにより、ウェブ・ページの閲覧時に画像とそれを参照しているページの関連付けを把握し、ログ(すなわち、画像とその参照元のウェブ・ページとを関連付ける閲覧履歴の情報)を自動的に生成することができる。
以下では、本実施形態におけるウェブ・ページ閲覧履歴の管理方法について詳解する。
ユーザの使用するウェブ・ブラウザがプロキシを通してウェブ・ページにアクセスする際、プロキシは、ブラウザからのHTTPリクエスト・メッセージのGETコマンドに応じて、指定されたウェブ・サーバから該当するデータをダウンロードする。そして、プロキシは、ウェブ・サーバからダウンロードしたデータの型(Content−Type)をチェックして、ダウンロードしたデータが画像であるか否かを判別する。
ブラウザからのHTTPリクエストが例えば下記のGETコマンドを含む文字列であったとする。
このHTTPリクエストをウェブ・サーバに転送し、ウェブ・サーバからの返答が下記であったとする。
上記の返答に含まれるテキスト列Content−Typeがimage/*(*は任意、jpeg,gif,png など) であることから、ウェブ・サーバからダウンロードしたデータが画像であることが判明する。
このような場合、プロキシは、ダウンロードした画像データ本体(data body)のハッシュ値を計算し、HTTPリクエストに記されているRefererのURLと組にして、履歴情報としてHDD4内のウェブ・ページ閲覧履歴情報管理データベースに登録する。但し、ウェブ・ページ閲覧履歴情報管理データベースはHDD4などのローカル・ディスクに保存されるのではなく、ネットワーク・インターフェース8を介してアクセス可能なデータベース・サーバ上で管理するのであってもよい(後者であれば、複数のユーザ間でウェブ・ページ履歴情報を共有することができる)。
ここで、ハッシュ値の計算方法として、例えば認証やデジタル署名などで使われているMD(Message Digest Algorithm)5などの一方向性ハッシュ関数を利用することができる。また、ここで言うRefererとは、あるウェブ・ページのリンクをクリックして別のウェブ・ページに移動したときの、リンク元のページのことである(Refererは、ウェブ・サーバのアクセス・ログに記録される項目の1つである)。図2には、画像データのハッシュ値と画像の参照元のウェブ・ページのURLとの組としてデータベースに登録される履歴情報を例示している。
また、参照元のウェブ・ページと関連付けてデータベースに登録された画像は、図3に示すように、ウェブ・ブラウザ・ウィンドウに隣接した履歴表示ウィンドウ内で、ウェブ・ページの閲覧履歴として表示される。履歴表示ウィンドウ内では、画像の縮小版を作って、ウェブ・ページを閲覧した履歴として表示するようにしてもよい。
履歴表示ウィンドウ内には、例えばデータベースに登録されている履歴情報のうち、最新のページから一定のページ数、例えば10ページ分、若しくは1日分などを表示し、それを超えたものは消去する(但し、記録されたハッシュ値とURLの組は消去されない)。
ユーザが履歴表示ウィンドウ内に表示している画像の1つを選択(マウスでクリック)すると、複数のメニュー項目からなるポップアップ・メニューが表示される。
このポップアップ・メニューからメニュー項目「表示(Display)」を選択すると画像の型に関連付けられたアプリケーションを使ってデコードして、元の画像を表示する。
また、ポップアップ・メニューからメニュー項目「開く(Open)」を選択すると、当該画像(画像のハッシュ値)と組にして記録された(すなわち、履歴情報として関連付けされた)URLをデータベースから取得して、そのウェブ・ページ(すなわち、当該画像の参照元のウェブ・ページ)をウェブ・ブラウザに表示させる。
このとき、選択した画像に対応するURLが複数ある場合には、例えば図4に示すように、URLを列挙したウェブ・ページを本システムが作成しブラウザに表示させ、ユーザに適切と思われるものを選択してもらうようにする。同図に示したブラウザ・ウィンドウ中の各々のURL文字列はアンカーとなっている。
また、ポップアップ・メニューからメニュー項目「保存(Save)」を選択すると、選択された画像をファイルとしてHDD4などのローカル記憶エリアに保存する。
ファイルとして保存してある画像を履歴表示ウィンドウ内にドラッグ&ドロップし、あるいは、当該ウェブ・ページ閲覧履歴管理システムの起動用のアイコンの上にドラッグ&ドロップすると、プロキシは、その画像ファイルのハッシュ値を計算し、該当する履歴情報が既に登録されているか否かをデータベースに問い合わせる。
このとき、ハッシュ値に該当する履歴情報がデータベースに登録されていれば、ハッシュ値と組になったURLを取得し、プロキシは、そのウェブ・ページ(すなわち、画像の参照元であるウェブ・ページ)をブラウザに表示させる。
他方、ハッシュ値に該当する履歴情報がデータベースに登録されていない場合には、プロキシは、ユーザに当該画像の参照元であるウェブ・ページURLの登録を促すようにする。そして、ユーザがURLを入力したならば、プロキシは、この入力URL文字列を先ほどのハッシュ値を組としてデータベースに登録する。
続いて、上述のようにしてユーザが閲覧したウェブ・ページの履歴の表示方法について説明する。
これまでの閲覧操作を介して取得したすべての画像を履歴表示ウィンドウに表示すると、数が多過ぎて、視認性を阻害することが懸念される。
そこで、取得した画像を参照元となったウェブ・ページ毎にまとめ、普段はその中からページ毎に1つ若しくはシステムが決定する枚数の画像のみを表示し、ユーザの要求に応じて展開するようにしてもよい。
図5A左には、ウェブ・ページa〜eを閲覧した後の履歴表示ウィンドウの表示例を示している。ページ毎に1つの代表画像a1〜e1が選ばれ、デフォルトの状態では、各ページの代表画像が一覧表示されている。これによって、ユーザは、これまでにウェブ・ページを閲覧した履歴を全体にわたって眺望することができる。
図5A左に示した履歴表示ウィンドウでは、各ページから選ばれた代表画像が縦方向に配列されている。また、複数の画像を参照しているウェブ・ページについては、代表画像のみが先頭に表示され、他の画像は折りたたまれている。この状態では、代表画像の左上に「+」の展開ボタンが表示され、ユーザがこの展開ボタンをクリックすると、図5A右に示すように、折りたたまれていた他の画像が展開される。図示の例では、折りたたまれていた他のページ内の他の画像が、履歴表示ウィンドウの縦方向に展開される。他の表示例として、図5B右に示すように、折りたたまれていた他のページ内の他の画像を履歴表示ウィンドウの横方向に展開するようにしてもよい。また、ページ内のすべての画像が展開された状態では、代表画像の左上に「−」の折りたたみボタンが表示され、ユーザがこの折りたたみボタンをクリックすると、代表画像以外の画像は折りたたまれた状態に戻る。
また、1ページ内でも画像の数はとても多くなることも稀ではない。このような場合、上述したようにページ内の画像を展開したときには表示が煩雑となり、ユーザはそのウェブ・ページがどのような内容であったのかむしろ把握しにくくなってしまう。そこで、プロキシがウェブ・ページ内の画像を取得して履歴情報を登録する際に、各画像について関連度を判別して、関連度に応じてフィルタリングをかけて、そのウェブ・ページの内容にあまり関係がないと思われる画像は省略するようにしてもよい。
関連度の判別方法は任意であるが、ヒューリスティックな方法から導出される判別基準を用いることもできる。例として以下のような基準が挙げられる。
(1)縦又は横のサイズが閾値(例えば20ピクセル)以下となる画像の登録を省略する。何故ならば、単にウェブ・ページの装飾のために用いられた画像である可能性が高く、ウェブ・ページが表わそうとする内容と関連性が低いと推測されるからである。
(2)極端に細長い画像(縦:横若しくは横:縦の比が例えば 5:1 以上)の登録を省略する。この種の画像は広告やリンクのバナーであることが多く、ページの内容とは関連性が低いと推測されるからである。
(3)ウェブ・ページの本文 (HTMLファイル) とは違うドメインからロードされている画像の登録を省略する。この種の画像も広告などである可能性が高いと推測されるからである。これらの画像に関しては、履歴表示ウィンドウに表示しないだけでなく、データベースにも記録しなくともよい。
また、1つのウェブ・ページから複数の画像を取得したときには、各画像の優先度を判別し、その判別結果に基づいて代表画像を決定するようにする。さらには、図5A右や図5B右に示したようにウェブ・ページ内の取得画像をすべて展開表示する際の各画像の配列順序も、この優先度に基づいて決定する。
優先度の判別方法は任意であるが、ヒューリスティックな方法から導出される判別基準を用いることもできる。例として以下のような基準が挙げられる。
(1)縦横のサイズ(例えば、大きいものほど優先度が高い、幅+高さや面積などを用いる)
(2)縦横の比(縦横比が一定以上のもの、例えば長い辺:短い辺が3:1以上のものは優先度を下げる、あるいは長い辺:短い辺の比で優先度を割る)
優先度を計算する式を以下に例示しておく。但し、下式において、wは画像の幅、hは画像の高さであり、いずれも単位はピクセル数である。
これまで説明してきたように、ユーザが情報端末を用いてインターネット上の情報提供空間をウェブ探索し、ウェブ・ページの閲覧作業を行なっている間、プロキシは、履歴情報を作成する。個々の履歴情報は、図2に示したように、閲覧した各ウェブ・ページから画像を取得し、画像のハッシュ値(若しくは画像を一意に特定する情報)と画像の参照元のウェブ・ページのURLを組からなる。
取得した履歴情報をデータベース化してHDD4など情報端末内のローカル・ディスクに格納するようにしてもよいが、この場合、ウェブ・ページ閲覧履歴情報管理データベースを利用できるのは情報端末のユーザだけであり、また、他のユーザの情報端末上に構築されたウェブ・ページ閲覧履歴情報管理データベースを利用することもできない。
これに対し、複数のユーザから得られた履歴情報を一箇所で収集して一元管理し、複数のユーザ間で共有するという変形例も考えられる。具体的には、ネットワーク・インターフェース8を介してアクセス可能なデータベース・サーバ上に、複数のユーザ間でウェブ・ページ履歴情報を共有する共有ウェブ・ページ閲覧履歴情報管理データベースを構築する(図1を参照のこと)。各ユーザの情報端末上では、ある画像が選択されそのハッシュ値を計算してローカル・ディスク上のデータベースに問い合わせても、ハッシュ値に該当する履歴情報が登録されていないときには、さらにデータベース・サーバ上の共有ウェブ・ページ閲覧履歴情報管理データベースにハッシュ値の問い合わせを行なうようにすればよい。
例えば、自動巡回プログラム(いわゆるロボットやスパイダー)により、各ユーザの情報端末のローカル・データベースに登録されている履歴情報を自動収集して、共有ウェブ・ページ閲覧履歴情報管理データベースに登録することができる。勿論、各ユーザが手動で共有ウェブ・ページ閲覧履歴情報管理データベースへの登録作業を行なうようにしてもよい。
ユーザが手動で登録する場合は、ウェブ・ブラウザからHTTPプロトコルを用いて画像のファイルと画像の参照元のウェブ・ページのURLをデータベース・サーバにアップロードして行なう。その際、データベース・サーバは、適切なデータのみを受理するために、アップロードされたデータの適正をチェックするようにしてもよい。例えば、データベース・サーバ側では、ユーザの情報端末から受け取ったURLからその画像ファイルと同じものが本当にウェブ・ページにリンクされているかどうかを検証するようにしてもよい。
本実施形態では、ウェブ・ブラウザはプロキシを介してサーバからウェブ・ページを取得し、また、プロキシはウェブ・ブラウザからのリクエストによるサーバからデータを受け取る処理を通じて、ユーザが閲覧したウェブ・ページの履歴情報を収集するようになっている(前述)。図6には、ユーザが閲覧したウェブ・ページの履歴情報を収集するためにプロキシが行なう処理手順をフローチャートの形式で示している。
プロキシは、ブラウザからのHTTPリクエストを受け付けると(ステップS1)、当該リクエストで指定されたウェブ・サーバに該当するデータを要求する(ステップS2)。
そして、ウェブ・サーバから要求したデータをダウンロードすると(ステップS3)、データのヘッダに記されているコンテンツ型式のメタ情報(Content−Type)を参照して、当該データが画像であるか(すなわちCOntent−Typeがimage/*であるか)どうかをチェックする(ステップS4)。
ここで、ウェブ・サーバからダウンロードしたデータが画像である場合には(ステップS4のYes)、続いて、ウェブ・ブラウザからのリクエストにRefererのURLが記されているか、すなわち、ウェブ・ページから参照されているかどうかをチェックする(ステップS5)。
画像がウェブ・ページから参照されている場合には(ステップS5のYes)、さらに、当該画像が参照元のウェブ・ページと関連があるか若しくは重要であるかなどを、所定のフィルタリング条件に適合させて判断する(ステップS6)。
そして、画像がフィルタリング条件に適合するときには(ステップS6のYes)、画像データのハッシュ値を計算し、このハッシュ値と参照元のウェブ・ページの組からなる履歴情報をデータベースに登録する(ステップS7)。
また、履歴情報のデータベースへの登録に併せて、画像データ本体を画像に復号し、それを履歴表示ウィンドウのサイズに合わせた画像に解像度変換して、履歴表示ウィンドウ内に表示する(ステップS8)。
プロキシは、サーバから受け取ったデータを要求元であるウェブ・ブラウザに送ると(ステップS9)、ステップS1に戻って、ウェブ・ブラウザからの次のリクエストを受け付ける。
図7には、図6に示したフローチャートのステップS6で行なわれる、取得した画像のウェブ・ページとの関連度に応じたフィルタリング処理の手順をフローチャートの形式で示している。
まず、リクエストされたURLのドメインが、当該画像のReferer(すなわち参照元のウェブ・ページ)のURLのドメインと同じ若しくはサブドメインであるかどうかをチェックする(ステップS11)。当該判断ブロックの結果が否定的であるときには、フィルタリング条件に適合しない旨の値を返して、当該処理ルーチンを終了する。
リクエストされたURLのドメインがRefererのURLのドメインと同じ若しくはサブドメインであるときには、画像の縦横のサイズを読み取る(ステップS12)。そして、画像のたて若しくは横のサイズが所定ピクセル(例えば20ピクセル)以上であるかどうかをチェックする(ステップS13)。当該判断ブロックの結果が否定的であるときには、フィルタリング条件に適合しない旨の値を返して、当該処理ルーチンを終了する。
次いで、画像の縦:横の比がn:1以下(例えば、n=5)であるかどうかをチェックする(ステップS14)。当該判断ブロックの結果が否定的であるときには、フィルタリング条件に適合しない旨の値を返して、当該処理ルーチンを終了する。
次いで、画像の縦:横の比がn:1以下であるかどうかをチェックする(ステップS15)。当該判断ブロックの結果が否定的であるときには、フィルタリング条件に適合しない旨の値を返して、当該処理ルーチンを終了する。
そして、これらすべての判断ブロックS11〜S15において肯定的な結果が得られたときには、フィルタリング条件に適合する胸の値を返して、当該処理ルーチンを終了する。
図3に示したように、参照元のウェブ・ページと関連付けてデータベースに登録された画像は、履歴表示ウィンドウ内に表示される。1つのウェブ・ページから複数の画像が取得された場合、どの画像を表示するか、あるいは各画像をどのような順序で表示するかを決定する必要がある。図8には、履歴表示ウィンドウに表示する画像並びに画像の表示順序を決定するための処理手順をフローチャートの形式で示している。
まず、同じウェブ・ページに含まれる(すなわち、リクエストのRefererのURLが同じ)画像のリストを作成する(ステップS21)。
次いで、同リスト内の画像の縦横のサイズを取得する(ステップS22)。
次いで、同リストを画像の面積(縦×横)の大きい順に並べ替える(ステップS23)。その際、同じ面積のものは、縦:横の比が1に近い順に並べ替える。
そして、現在の履歴表示ウィンドウが、同じページの画像をすべて表示するモード(すなわち、代表画像上の展開ボタンがトグルされている)ときには(ステップS24のYes)、前ステップS23までで決定されたリストの順に従って、代表画像以外の画像を展開する(ステップS26)。
また、現在の履歴表示ウィンドウが、同じページの画像をすべて表示するモードでない(すなわち、展開ボタンがトグルされていない)ときには(ステップS24のNo)、リスト上の先頭の代表画像のみを表示し、その他の画像は折りたたんだ状態とする(ステップS25)。
また、本実施形態では、ユーザは、ファイルとして保存してある画像を履歴表示ウィンドウ内にドラッグ&ドロップし、あるいは、当該ウェブ・ページ閲覧履歴管理システムの起動用のアイコンの上にドラッグ&ドロップすることで、画像を参照するウェブ・ページにたどり着くことができる(前述)。図9には、画像ファイルのドラッグ&ドロップに応じて画像を参照するウェブ・ページにたどり着くために行なわれる処理手順をフローチャートの形式で示している。
画像のファイルが履歴表示ウィンドウにドロップされるまで待機する(ステップS31)。そして、ドロップが行なわれると、まず、その画像データのハッシュ値を計算する(ステップS32)。そして、算出されたハッシュ値をHDD4などのローカル・ディスク内のデータベースに問い合わせ、対応する(すなわち、参照元のウェブ・ページの)URLの取得を試みる(ステップS33)。
ハッシュ値に対応するURLを取得できたが(ステップS33のYes)、複数あるときには(ステップS34のYes)、候補を列挙したHTMLファイルを作成し(ステップS35)、プロキシは、それをブラウザ上に表示させる(ステップS36)(図4を参照のこと)。
また、ハッシュ値に対応するURLを1つだけ取得できたときには(ステップS34のNo)、プロキシは、そのURLのウェブ・ページをブラウザに表示させる(ステップS37)。
なお、ステップS33において、HDD4などのローカル・ディスク内のデータベースに問い合わせても、ハッシュ値に対応するURLを取得できなかったときには、オプションとして、外部のデータベース・サーバ上に構築された共有ウェブ・ページ閲覧履歴管理データベースにハッシュ値の問い合わせを行なうようにしてもよい(ステップS38)。外部データベースから対応するURLを取得できたときには、ローカル・ディスクから取得できたときと同様に、上記のステップS34以降の処理を実行する。
また、ローカル・ディスク内のデータベースからも外部データベースからも、ハッシュ値に対応するURLを得ることができなかったときには、URL登録のためのダイアログを表示し、ユーザに入力を促す(ステップS40)。そして、ユーザが個のダイアログ上でURLを入力したときには(ステップS41)、ハッシュ値と個のURLの組をデータベースに登録する(ステップS42)。
最後に、ユーザがウェブ・ブラウザを用いてウェブ探索並びにウェブ・ページの閲覧を行なう際に提供されるユーザ操作環境について説明する。
図10には、ブラウザを起動した直後の画面を示している。ウェブ・ブラウザ・ウィンドウの近傍に、ウェブ・ページの閲覧履歴を表示するための履歴表示ウィンドウが表示される。まだ閲覧が行なわれていない状態では、履歴表示ウィンドウ内はブランクである。
図11には、ウェブ・ブラウザがプロキシを通じてページ1を閲覧している様子を示している。ページ1からは複数の画像Image1−a〜Image1−jが参照されている。このとき、プロキシは、所定のフィルタリング条件(前述)に基づいてページ1内から1以上の画像を取得し、各画像のハッシュ値をページ1のURLと関連付けた履歴情報をデータベースに登録する。また、取得した画像が複数あるときには、代表画像を決定して履歴表示ウィンドウ内に表示し、それ以外の取得画像は折りたたんでおく。図示の例では、ページ1内で最も画像サイズの大きなImage1−aが代表画像となって、履歴表示ウィンドウ内に表示されている。また、それ以外の画像の展開を指示するための展開ボタンが代表画像の左上に配設されている。
図12には、図11に示した履歴表示ウィンドウに表示されている代表画像Image1−aの展開ボタンを介して画像の展開を指示した結果として、折りたたまれていた他の画像Image1−j、Image1−b、Image1−c、Image1−dが展開した様子を示している。折りたたんでいた他の画像を展開したときの表示順序は、各画像の優先度(前述)に基づく。また、同図から、ページ1内の画像のうち細長い画像Image1−e…は、フィルタリング条件により履歴情報の登録が省略されていることが分かる。
図13には、ページ1に続いてページ2を閲覧している様子を示している。ページ2からは複数の画像Image2−a〜Image2−kが参照されている。このとき、プロキシは、所定のフィルタリング条件(前述)に基づいてページ2内から1以上の画像を取得し、各画像のハッシュ値をページ2のURLと関連付けた履歴情報をデータベースに登録する。また、取得した画像が複数あるときには、代表画像を決定して履歴表示ウィンドウ内に表示し、それ以外の取得画像は折りたたんでおく。図示の例では、ページ2内で最も画像サイズの大きなImage2−kが代表画像となって、履歴表示ウィンドウ内に表示されている。それ以外の画像の展開を指示するための展開ボタンが代表画像の左上に配設されている。また、履歴表示ウィンドウ内では、閲覧した時刻が若い順で各ウェブ・ページの代表画像が表示される。
図14には、図13に示した履歴表示ウィンドウに表示されている代表画像Image2−kの展開ボタンを介して画像の展開を指示した結果として、折りたたまれていた他の画像Image2−k、Image2−c、Image2−dが展開した様子を示している。折りたたんでいた他の画像を展開したときの表示順序は、各画像の優先度(前述)に基づく。また、同図から、ページ2内の画像のうち、細長い画像Image2−bや細かい画像Image2−e…は、フィルタリング条件により履歴情報の登録が省略されていることが分かる。
図15には、ページ2に続いてページ3を閲覧している様子を示している。ページ3からは複数の画像Image3−a〜Image3−fが参照されている。このとき、プロキシは、所定のフィルタリング条件(前述)に基づいてページ3内から1以上の画像を取得し、各画像のハッシュ値をページ3のURLと関連付けた履歴情報をデータベースに登録する。また、取得した画像が複数あるときには、代表画像を決定して履歴表示ウィンドウ内に表示し、それ以外の取得画像は折りたたんでおく。図示の例では、Image3−cが代表画像となって、履歴表示ウィンドウ内に表示されている。それ以外の画像の展開を指示するための展開ボタンが代表画像の左上に配設されている。また、履歴表示ウィンドウ内では、閲覧した時刻が若い順で各ウェブ・ページの代表画像が表示される。
図16には、図15に示した履歴表示ウィンドウに表示されている代表画像Image3−cの展開ボタンを介して画像の展開を指示した結果として、折りたたまれていた他の画像Image3−d、Image3−e、Image3−fが展開した様子を示している。折りたたんでいた他の画像を展開したときの表示順序は、各画像の優先度(前述)に基づく。また、同図から、ページ2内の画像のうち、細長い画像Image3−a、Image3−bはフィルタリング条件により履歴情報の登録が省略されていることが分かる。
ユーザが履歴表示ウィンドウ内に表示している画像の1つを選択(マウスでクリック)すると、複数のメニュー項目からなるポップアップ・メニューが表示される。図17には、履歴表示ウィンドウ内から代表画像Image2−kが選択された様子を示している。代表画像Image2−k上には、Open、Save、Exitなどのメニュー項目からなるポップアップ・メニューが出現する。
ポップアップ・メニューのうち、Openを選択すると、当該画像(画像のハッシュ値)と組にして記録された(すなわち、履歴情報として関連付けされた)URLをデータベースから取得して、そのウェブ・ページ(すなわち、当該画像の参照元のウェブ・ページ)がウェブ・ブラウザに表示される。図18には、代表画像Image2−k上のポップアップ・メニューからユーザがOpenを選択し、これに応答して、当該画像の参照元であるページ2がウェブ・ブラウザに表示される様子を示している。
また、ユーザが履歴表示ウィンドウ内で選択した代表画像上に表示されるポップアップ・メニューからメニュー項目Saveを選択すると、選択された画像をファイルとしてHDD4などのローカル記憶エリアに保存する。図19には、代表画像Image1−a上のポップアップ・メニューからユーザがSaveを選択し、これに応答して、Image1−aの画像ファイルが保存される様子を示している。同図では、説明の便宜上、Image1−aの画像ファイルはデスクトップ上に保存され、そのアイコンがデスクトップに出現するものとする。
ファイルとして保存してある画像を履歴表示ウィンドウ内にドラッグ&ドロップし、あるいは、当該ウェブ・ページ閲覧履歴管理システムの起動用のアイコンの上にドラッグ&ドロップすると、プロキシは、その画像ファイルのハッシュ値を計算し、該当する履歴情報が既に登録されているか否かをデータベースに問い合わせるようになっている。図20には、デスクトップ上に保存されているImage1−aの画像ファイルのアイコンを履歴表示ウィンドウにドラッグ&ドロップする様子を示している。
そして、ハッシュ値に該当する履歴情報がデータベースに登録されていれば、ハッシュ値と組になったURLを取得し、そのウェブ・ページ(すなわち、画像の参照元であるウェブ・ページ)がブラウザに表示される。図20に示した例では、画像Image1−aのハッシュ値は、その参照元であるページ1のURLと関連付けた履歴情報として既に登録されているので(図11を参照のこと)、データベースを問い合わせて得られたURLを基に、図21に示すように当該画像の参照元であるページ1がウェブ・ブラウザに表示される。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
図1は、本発明に適用することができる情報端末のハードウェア構成を模式的に示した図である。 図2は、画像データのハッシュ値と画像の参照元のウェブ・ページのURLとの組としてデータベースに登録される履歴情報を例示した図である。 図3は、履歴表示ウィンドウの構成例を示した図である。 図4は、選択した画像に対応するURLが複数ある場合に、URLを列挙したウェブ・ページを本システムが作成しブラウザに表示させ、ユーザに適切と思われるものを選択してもらうための画面構成例を示した図である。 図5Aは、ウェブ・ページa〜eを閲覧した後の履歴表示ウィンドウの表示例を示した図である。 図5Bは、ウェブ・ページa〜eを閲覧した後の履歴表示ウィンドウの表示例を示した図である。 図6は、ユーザが閲覧したウェブ・ページの履歴情報を収集するためにプロキシが行なう処理手順を示したフローチャートである。 図7は、図6に示したフローチャートのステップS6で行なわれる、取得した画像のウェブ・ページとの関連度に応じたフィルタリング処理の手順を示したフローチャートである。 図8は、履歴表示ウィンドウに表示する画像並びに画像の表示順序を決定するための処理手順を示したフローチャートである。 図9は、画像ファイルのドラッグ&ドロップに応じて画像を参照するウェブ・ページにたどり着くために行なわれる処理手順を示したフローチャートである。 図10は、ブラウザを起動した直後の画面を示した図である。 図11は、ウェブ・ブラウザがプロキシを通じてページ1を閲覧している様子を示した図である。 折りたたまれていた他の画像Image1−j、Image1−b、Image1−c、Image1−dが展開した様子を示した図である。 図13は、ページ1に続いてページ2を閲覧している様子を示した図である。 図14は、折りたたまれていた他の画像Image2−k、Image2−c、Image2−dが展開した様子を示した図である。 図15は、ページ2に続いてページ3を閲覧している様子を示した図である。 図16は、折りたたまれていた他の画像Image3−d、Image3−e、Image3−fが展開した様子を示した図である。 図17は、履歴表示ウィンドウ内から代表画像Image2−kが選択された様子を示した図である。 図18は、ポップアップ・メニューからユーザがOpenを選択し、これに応答して、当該画像の参照元であるページ2がウェブ・ブラウザに表示される様子を示した図である。 図19は、ポップアップ・メニューからユーザがSaveを選択し、これに応答して、Image1−aの画像ファイルが保存される様子を示した図である。 図20は、デスクトップ上に保存されているImage1−aの画像ファイルのアイコンを履歴表示ウィンドウにドラッグ&ドロップする様子を示した図である。 図21は、データベースを問い合わせて得られたURLを基に、当該画像の参照元であるページ1がウェブ・ブラウザに表示される様子を示した図である。
符号の説明
1…CPU
2…ROM
3…RAM
4…HDD
5…キーボード及びポインティング・デバイス
6…表示制御部
7…表示装置
8…ネットワーク・インターフェース

Claims (21)

  1. テキスト並びに画像などの1以上の部品を含み且つ各部品が他の部品又はウェブ・ページへの参照情報を持つことができる無数のウェブ・ページからなる情報提供空間上でウェブ・ページを閲覧したときの履歴を管理するウェブ・ページ閲覧履歴管理システムであって、
    ウェブ・ページから参照されている画像を前記情報提供空間から取得する画像取得手段と、
    ウェブ・ページから参照されている画像の情報と参照元のウェブ・ページの参照情報とを関連付けて、閲覧したウェブ・ページの履歴情報として記録する履歴情報記録手段と、
    を具備することを特徴とするウェブ・ページ閲覧履歴管理システム。
  2. 前記履歴情報記録手段により履歴情報として記録された各画像をユーザに提示する履歴情報提示手段と、
    前記履歴情報提示手段により提示された画像のうちいずれかをユーザが選択したこと、又は、他の格納手段に格納されている画像をユーザが選択したことに応じて、該選択された画像に関する履歴情報が前記履歴情報記録手段により記録されているか否かを検索する履歴情報探索手段と、
    前記履歴情報探索手段により見つけ出された履歴情報から参照元のウェブ・ページの参照情報を取得する参照元ウェブ・ページ取得手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のウェブ・ページ閲覧履歴管理システム。
  3. ウェブ・ページを画面上で閲覧するウェブ・ブラウザのプロキシとして構成され、
    前記画像データ取得手段は、前記ウェブ・ブラウザからのリクエストに応じて前記情報提供空間上の該当するサーバから受け取ったデータのうち画像データを取得し、
    前記履歴情報記録手段は、前記画像データ取得手段が画像データを取得した際に、前記ウェブ・ブラウザからの当該リクエストに参照元となるウェブ・ページの参照情報が含まれる場合に、履歴情報の記録を行なう、
    ことを特徴とする請求項1に記載のウェブ・ページ閲覧履歴管理システム。
  4. 前記履歴情報記録手段は、ウェブ・ページから参照されている画像のハッシュ値を計算し、該画像のハッシュ値と該画像の参照元のウェブ・ページの参照情報とを関連付けて、閲覧したウェブ・ページの履歴情報として記録する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のウェブ・ページ閲覧履歴管理システム。
  5. 前記履歴情報記録手段は、ウェブ・ページから参照されている画像のハッシュ値を計算し、該画像のハッシュ値と該画像の参照元のウェブ・ページの参照情報とを関連付けて、閲覧したウェブ・ページの履歴情報として記録し、
    前記履歴情報探索手段は、前記履歴情報提示手段により提示された画像のうちいずれかをユーザが選択したこと、又は、他の格納手段に格納されている画像をユーザが選択したことに応じて、該選択された画像のハッシュ値を計算して、該ハッシュ値に対応する履歴情報を検索する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のウェブ・ページ閲覧履歴管理システム。
  6. 前記履歴情報記録手段は、各画像の重要度を判別する重要度判別手段を備え、重要度の高い画像を優先して履歴情報の記録を行なう、
    ことを特徴とする請求項1に記載のウェブ・ページ閲覧履歴管理システム。
  7. 前記重要度判別手段は、画像の大きさ又は縦横比、参照元のウェブ・ページの参照情報のうち少なくとも1つに基づいて、画像の重要度を判別する、
    ことを特徴とする請求項6に記載のウェブ・ページ閲覧履歴管理システム。
  8. 前記履歴情報提示手段は、各画像の重要度を判別する重要度判別手段を備え、重要度の高い画像を優先して提示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のウェブ・ページ閲覧履歴管理システム。
  9. 前記重要度判別手段は、画像の大きさ又は縦横比、参照元のウェブ・ページの参照情報のうち少なくとも1つに基づいて、画像の重要度を判別する、
    ことを特徴とする請求項8に記載のウェブ・ページ閲覧履歴管理システム。
  10. 前記履歴情報記録手段は、履歴情報を複数のユーザが共有するウェブ・ページ閲覧履歴情報管理データベース上に登録し、
    前記履歴情報探索手段は、ユーザがある画像を選択したことに応じて、該選択された画像に関する履歴情報を前記ウェブ・ページ閲覧履歴情報管理データベースに問い合わせる、
    ことを特徴とする請求項2に記載のウェブ・ページ閲覧履歴管理システム。
  11. コンピュータ上で構築されるウェブ・ページ閲覧履歴管理システムにおいて、テキスト並びに画像などの1以上の部品を含み且つ各部品が他の部品又はウェブ・ページへの参照情報を持つことができる無数のウェブ・ページからなる情報提供空間上でウェブ・ページを閲覧したときの履歴を管理するウェブ・ページ閲覧履歴管理方法であって、
    前記コンピュータが備える画像取得手段が、ウェブ・ページから参照されている画像を前記情報提供空間から取得する画像取得ステップと、
    前記コンピュータが備える履歴情報記録手段が、ウェブ・ページから参照されている画像の情報と参照元のウェブ・ページの参照情報とを関連付けて、閲覧したウェブ・ページの履歴情報として記録する履歴情報記録ステップと、
    を具備することを特徴とするウェブ・ページ閲覧履歴管理方法。
  12. 前記コンピュータが備える履歴情報提示手段が、前記履歴情報記録ステップにおいて履歴情報として記録された各画像をユーザに提示する履歴情報提示ステップと、
    前記コンピュータが備える履歴情報探索手段が、前記履歴情報提示ステップにおいて提示された画像のうちいずれかをユーザが選択したこと、又は、他の格納手段に格納されている画像をユーザが選択したことに応じて、該選択された画像に関する履歴情報が前記履歴情報記録ステップにおいて記録されているか否かを検索する履歴情報探索ステップと、
    前記コンピュータが備える参照元ウェブ・ページ取得手段が、前記履歴情報探索ステップにおいて見つけ出された履歴情報から参照元のウェブ・ページの参照情報を取得する参照元ウェブ・ページ取得ステップと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項11に記載のウェブ・ページ閲覧履歴管理方法。
  13. 前記画像データ取得ステップでは、前記ウェブ・ブラウザからのリクエストに応じて前記情報提供空間上の該当するサーバから受け取ったデータのうち画像データを取得し、
    前記履歴情報記録ステップでは、前記画像データ取得ステップにおいて画像データを取得した際に、前記ウェブ・ブラウザからの当該リクエストに参照元となるウェブ・ページの参照情報が含まれる場合に、履歴情報の記録を行ない、
    ウェブ・ページを画面上で閲覧するウェブ・ブラウザのプロキシとして動作することを特徴とする請求項11に記載のウェブ・ページ閲覧履歴管理方法。
  14. 前記履歴情報記録ステップでは、ウェブ・ページから参照されている画像のハッシュ値を計算し、該画像のハッシュ値と該画像の参照元のウェブ・ページの参照情報とを関連付けて、閲覧したウェブ・ページの履歴情報として記録する、
    ことを特徴とする請求項11に記載のウェブ・ページ閲覧履歴管理方法。
  15. 前記履歴情報記録ステップでは、ウェブ・ページから参照されている画像のハッシュ値を計算し、該画像のハッシュ値と該画像の参照元のウェブ・ページの参照情報とを関連付けて、閲覧したウェブ・ページの履歴情報として記録し、
    前記履歴情報探索ステップでは、前記履歴情報提示ステップにおいて提示された画像のうちいずれかをユーザが選択したこと、又は、他の格納手段に格納されている画像をユーザが選択したことに応じて、該選択された画像のハッシュ値を計算して、該ハッシュ値に対応する履歴情報を検索する、
    ことを特徴とする請求項12に記載のウェブ・ページ閲覧履歴管理方法。
  16. 前記履歴情報記録ステップは、各画像の重要度を判別する重要度判別ステップを実行し、重要度の高い画像を優先して履歴情報の記録を行なう、
    ことを特徴とする請求項11に記載のウェブ・ページ閲覧履歴管理方法。
  17. 前記重要度判別ステップでは、画像の大きさ又は縦横比、参照元のウェブ・ページの参照情報のうち少なくとも1つに基づいて、画像の重要度を判別する、
    ことを特徴とする請求項16に記載のウェブ・ページ閲覧履歴管理方法。
  18. 前記履歴情報提示ステップは、各画像の重要度を判別する重要度判別ステップを実行し、重要度の高い画像を優先して提示する、
    ことを特徴とする請求項11に記載のウェブ・ページ閲覧履歴管理方法。
  19. 前記重要度判別ステップでは、画像の大きさ又は縦横比、参照元のウェブ・ページの参照情報のうち少なくとも1つに基づいて、画像の重要度を判別する、
    ことを特徴とする請求項18に記載のウェブ・ページ閲覧履歴管理方法。
  20. 前記履歴情報記録ステップでは、履歴情報を複数のユーザが共有するウェブ・ページ閲覧履歴情報管理データベース上に登録し、
    前記履歴情報探索ステップでは、ユーザがある画像を選択したことに応じて、該選択された画像に関する履歴情報を前記ウェブ・ページ閲覧履歴情報管理データベースに問い合わせる、
    ことを特徴とする請求項12に記載のウェブ・ページ閲覧履歴管理方法。
  21. テキスト並びに画像などの1以上の部品を含み且つ各部品が他の部品又はウェブ・ページへの参照情報を持つことができる無数のウェブ・ページからなる情報提供空間上でウェブ・ページを閲覧したときの履歴を管理するための処理をコンピュータ上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、前記コンピュータを、
    ウェブ・ページから参照されている画像を前記情報提供空間から取得する画像取得手段と、
    ウェブ・ページから参照されている画像の情報と参照元のウェブ・ページの参照情報とを関連付けて、閲覧したウェブ・ページの履歴情報として記録する履歴情報記録手段と、
    前記履歴情報記録手段により履歴情報として記録された各画像をユーザに提示する履歴情報提示手段と、
    前記履歴情報提示手段により提示された画像のうちいずれかをユーザが選択したこと、又は、他の格納手段に格納されている画像をユーザが選択したことに応じて、該選択された画像に関する履歴情報が前記履歴情報記録手段により記録されているか否かを検索する履歴情報探索手段と、
    前記履歴情報探索手段により見つけ出された履歴情報から参照元のウェブ・ページの参照情報を取得する参照元ウェブ・ページ取得手段と、
    として機能させるためのコンピュータ・プログラム。
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