JP2002251338A - ブックマーク提示機能を有する文書表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブックマークに登録されたＷｅｂページを識
別するための情報はＵＲＬないしタイトルのみであるた
めＷｅｂページの提供者側の立場でのブックマーク表示
時の表現力には限界がある。 【解決手段】 ステップＳ２０２で、リンク情報ファイ
ルに登録されているリンク情報を参照する。ステップＳ
２０４で、参照したリンク情報に基づいて、ブックマー
ク登録されているＨＴＭＬ文書の一覧をタイトル名およ
び画像により表示する。ステップＳ２０６で、いずれか
のＨＴＭＬ文書が選択されているか否かを判断し、いず
れかが選択されている場合にはステップＳ２０８に進
み、いずれも選択されていない場合には処理を完了す
る。ステップＳ２１０で、リンク情報ファイルに基づい
て、選択されているＨＴＭＬ文書に関する詳細説明を画
面表示するとともに、所定のサウンドファイルを再生し
てサウンド出力する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、文書表示装置に関
し、より特定的には、マークアップ言語で記述された文
書を表示するための、ブックマーク提示機能を有する文
書表示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】インターネット上のＷＷＷサーバには、
ＨＴＭＬ文書つまりＷｅｂページが保存されており、ユ
ーザはブラウザを利用してＷｅｂページを閲覧すること
ができる。ユーザが所望のＷｅｂページにアクセスする
際には、そのＷｅｂページのＵＲＬを入力する必要があ
る。

【０００３】ブラウザには、一般に、ユーザが特定のＷ
ｅｂページを再び閲覧する際のＵＲＬの入力の手間を省
くために、気に入ったＷｅｂページのＵＲＬを登録して
おくことのできるブックマーク機能が付されていること
が多い。このブックマーク機能を利用すると、例えば、
ユーザがあるＷｅｂページを閲覧した際にこのＷｅｂペ
ージをブックマークに登録しておけば、後日、ユーザは
このブックマークに登録したＵＲＬを選択するだけで、
ＵＲＬを入力することなくこのＷｅｂページにアクセス
することができる。

【０００４】ところで、ブックマークを表示する際、単
にＵＲＬを羅列して表示するだけでは、所望のＷｅｂペ
ージにアクセスするためにどのＵＲＬを選択すればよい
のかが分かりずらい。そこで、従来、ブックマークに登
録されたＷｅｂページを表示してユーザに選択させる際
に、ＵＲＬの代わりにＨＴＭＬ文書に記述されたＴＩＴ
ＬＥタグによって指定されるＷｅｂページのタイトルを
表示することが一般的に行われている。これにより、ユ
ーザはブックマークに登録されているＷｅｂページのタ
イトルを参照してページ選択を行うことができるため、
ＵＲＬを選択するよりも容易に所望のＷｅｂページを選
択することができる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来、
ブックマークに登録されたＷｅｂページを識別するため
の情報は、ＵＲＬもしくはＴＩＴＬＥタグによって示さ
れたテキストのみである。

【０００６】ところで、例えばＷｅｂページの提供者
が、このＷｅｂページへのアクセス数の増加を狙う場合
には、ＵＲＬないしタイトルを、他のＷｅｂページのも
のと明確に識別でき、かつユーザの目を引くものにする
必要がある。しかしながら、従来では、上述のように、
ブックマークに登録されたＷｅｂページを識別するため
の情報はＵＲＬないしタイトルのみであるため、Ｗｅｂ
ページの提供者側の立場でのブックマーク表示時の表現
力には限界があり、せいぜいＵＲＬやページのタイトル
を分かり易いものや凝ったものに変更できる程度であ
る。

【０００７】また、ユーザの立場から見ても、特にブッ
クマークに登録したＷｅｂページの数が多い場合には、
ＵＲＬやタイトルの羅列の中から所望のＷｅｂページを
選択するのに時間がかかってしまう。また、ブックマー
クに登録してから長い時間が経過している場合、ＵＲＬ
やタイトルからそのＷｅｂページの内容を思い出すこと
が困難であり、ブックマークの整理等の際には、わざわ
ざそのＷｅｂページにアクセスしてみるといった作業が
必要になる。

【０００８】それ故に、本発明の目的は、ブックマーク
の登録内容がユーザに提示される際の提示方法を、ブッ
クマークに登録される文書の提供者側でより自由に指定
することのできるブックマーク提示機能を有する文書表
示装置を提供することである。

【０００９】

【課題を解決するための手段および発明の効果】第１０
の発明は、マークアップ言語で記述された文書を表示す
るための文書表示装置であって、文書の記述にはブック
マークの提示方法を制御するためのブックマーク制御情
報が含まれており、文書を受信する受信手段と、受信手
段において受信された文書の記述からブックマーク制御
情報を読み出すブックマーク制御情報読み出し手段と、
ブックマーク制御情報読み出し手段において読み出され
たブックマーク制御情報に基づいてブックマークの提示
に係るリンク情報ファイルを作成するリンク情報ファイ
ル作成手段と、リンク情報ファイル作成手段において作
成されたリンク情報ファイルを記憶するリンク情報ファ
イル記憶手段と、リンク情報ファイル記憶手段において
記憶されるリンク情報ファイルに基づいてブックマーク
の提示を行うブックマーク提示手段とを備える。

【００１０】上記のように、第１０の発明によれば、文
書の提供者が文書の記述の中に種々のブックマーク制御
情報を記述することにより、ブックマークの提示方法を
文書の提供者側が任意に制御することができる。

【００１１】第１１の発明は、１０の発明において、ブ
ックマーク制御情報は、ブックマーク提示ステップにお
けるブックマークの提示の際に表示すべき画像を指定す
るためのブックマーク画像情報を含む。

【００１２】上記のように、第１１の発明によれば、文
書の提供者が文書の記述の中にブックマーク提示の際の
表示画像を指定するための情報を記述することにより、
ブックマーク提示時の表示画像を文書の提供者側が任意
に設定することができる。

【００１３】第１２の発明は、第１０の発明において、
ブックマーク制御情報は、ブックマーク提示ステップに
おけるブックマークの提示の際に出力すべきサウンドを
指定するためのブックマークサウンド情報を含む。

【００１４】上記のように、第１２の発明によれば、文
書の提供者が文書の記述の中にブックマーク提示の際の
出力サウンドを指定するための情報を記述することによ
り、ブックマーク提示時の出力サウンドを文書の提供者
側が任意に設定することができる。

【００１５】第１３の発明は、第１０の発明において、
ブックマーク制御情報は、ブックマーク提示ステップに
おけるブックマークの提示の際に表示すべき詳細説明を
指定するための詳細説明情報を含む。

【００１６】上記のように、第１３の発明によれば、文
書の提供者が文書の記述の中にブックマーク提示の際に
表示すべき詳細説明を指定するための情報を記述するこ
とにより、ブックマーク提示時に表示される詳細説明を
文書の提示者側が任意に設定することができる。

【００１７】第１４の発明は、第１０の発明において、
ブックマーク制御情報は、ブックマーク提示ステップに
おけるブックマークの提示を時間に応じて制御するため
の情報を含む。

【００１８】上記のように、第１４の発明によれば、文
書の提供者が文書の記述の中にブックマークの提示を時
間に応じて変化させるための情報を記述することによ
り、文書の提供者側がブックマークの提示を時間に応じ
て任意に変化させることができる。

【００１９】第１５の発明は、第１０の発明において、
ブックマーク制御情報は、ブックマーク提示ステップに
おけるブックマークの提示を条件に応じて変化させるた
めの情報を含む

【００２０】上記のように、第１５の発明によれば、文
書の提供者が文書の記述の中にブックマークの提示を条
件に応じて変化させるための情報を記述することによ
り、文書の提供者側がブックマークの提示を条件に応じ
て任意に変化させることができる。

【００２１】第１６の発明は、第１３の発明において、
ブックマーク提示手段は、ブックマークとして登録され
ている文書の一覧を表示するとともに、選択中の文書に
係るブックマークサウンド情報により指定されるサウン
ドを出力することを特徴とする、請求項１２記載の文書
表示装置。

【００２２】上記のように、第１６の発明によれば、ブ
ックマークの一覧の中の選択されている文書についての
み、この文書に関連付けられているサウンドを出力する
ことができるので、出力サウンドにより例えば表示を見
ることなく文書の識別を行うことができるため、文書の
識別が容易となる。

【００２３】第１７の発明は、第１４の発明において、
ブックマーク提示手段は、ブックマークとして登録され
ている文書の一覧を表示するとともに、選択中の文書に
係る詳細説明情報を表示することを特徴とする。

【００２４】上記のように、第１７の発明によれば、ブ
ックマークの一覧の中の選択されている文書についての
み、この文書に関連付けられている詳細説明を表示する
ことができるので、表示画面が煩雑化することなく詳細
説明により文書の識別を行うことができるため、文書の
識別が容易となる。

【００２５】第１８の発明は、第９の発明において、ブ
ックマーク情報読み出し手段において読み出されたブッ
クマーク情報にリンクファイルが指定されている場合
に、当該リンクファイルをダウンロードするリンクファ
イルダウンロード手段をさらに備える。

【００２６】上記のように、第１８の発明によれば、リ
ンクファイルを必要に応じて適宜ダウンロードするた
め、リンクファイルのダウンロードに係る通信トラフィ
ックに対する悪影響を抑えることができる。

【００２７】第１の発明は、マークアップ言語で記述さ
れた文書をブックマークとして登録し提示するためのブ
ックマーク提示プログラムを記録した記録媒体であっ
て、文書の記述にはブックマークの提示方法を制御する
ためのブックマーク制御情報が含まれており、ブックマ
ーク提示プログラムは、前記文書の記述からブックマー
ク制御情報を読み出すブックマーク制御情報読み出しス
テップと、ブックマーク制御情報読み出しステップにお
いて読み出されたブックマーク制御情報に基づいてブッ
クマークの提示に係るリンク情報ファイルを作成するリ
ンク情報ファイル作成ステップと、リンク情報ファイル
作成ステップにおいて作成されたリンク情報ファイルに
基づいてブックマークの提示を行うブックマーク提示ス
テップとをコンピュータに実行させることを特徴とす
る。

【００２８】上記のように、第１の発明によれば、文書
の提供者が文書の記述の中に種々のブックマーク制御情
報を記述することにより、ブックマークの提示方法を文
書の提供者側が任意に制御することができる。

【００２９】第２の発明は、第１の発明において、ブッ
クマーク制御情報は、ブックマーク提示ステップにおけ
るブックマークの提示の際に表示すべき画像を指定する
ためのブックマーク画像情報を含む。

【００３０】上記のように、第２の発明によれば、文書
の提供者が文書の記述の中にブックマーク提示の際の表
示画像を指定するための情報を記述することにより、ブ
ックマーク提示時の表示画像を文書の提供者側が任意に
設定することができる。

【００３１】第３の発明は、第１の発明において、ブッ
クマーク制御情報は、ブックマーク提示ステップにおけ
るブックマークの提示の際に出力すべきサウンドを指定
するためのブックマークサウンド情報を含む。

【００３２】上記のように、第３の発明によれば、文書
の提供者が文書の記述の中にブックマーク提示の際の出
力サウンドを指定するための情報を記述することによ
り、ブックマーク提示時の出力サウンドを文書の提供者
側が任意に設定することができる。

【００３３】第４の発明は、第１の発明において、ブッ
クマーク制御情報は、ブックマーク提示ステップにおけ
るブックマークの提示の際に表示すべき詳細説明を指定
するための詳細説明情報を含む。

【００３４】上記のように、第４の発明によれば、文書
の提供者が文書の記述の中にブックマーク提示の際に表
示すべき詳細説明を指定するための情報を記述すること
により、ブックマーク提示時に表示される詳細説明を文
書の提示者側が任意に設定することができる。

【００３５】第５の発明は、第１の発明において、ブッ
クマーク制御情報は、ブックマーク提示ステップにおけ
るブックマークの提示を時間に応じて変化させるための
情報を含む。

【００３６】上記のように、第５の発明によれば、文書
の提供者が文書の記述の中にブックマークの提示を時間
に応じて変化させるための情報を記述することにより、
文書の提供者側がブックマークの提示を時間に応じて任
意に変化させることができる。

【００３７】第６の発明は、第１の発明において、ブッ
クマーク制御情報は、ブックマーク提示ステップにおけ
るブックマークの提示を条件に応じて変化させるための
情報を含む。

【００３８】上記のように、第６の発明によれば、文書
の提供者が文書の記述の中にブックマークの提示を条件
に応じて変化させるための情報を記述することにより、
文書の提供者側がブックマークの提示を条件に応じて任
意に変化させることができる。

【００３９】第７の発明は、第３の発明において、ブッ
クマーク提示ステップは、ブックマークとして登録され
ている文書の一覧を表示するとともに、選択中の文書に
係るブックマークサウンド情報により指定されるサウン
ドを出力することを特徴とする。

【００４０】上記のように、第７の発明によれば、ブッ
クマークの一覧の中の選択されている文書についての
み、この文書に関連付けられているサウンドを出力する
ことができるので、出力サウンドにより例えば表示を見
ることなく文書の識別を行うことができるため、文書の
識別が容易となる。

【００４１】第８の発明は、第４の発明において、ブッ
クマーク提示ステップは、ブックマークとして登録され
ている文書の一覧を表示するとともに、選択中の文書に
係る詳細説明情報を表示することを特徴とする、請求項
４記載の記録媒体。

【００４２】上記のように、第８の発明によれば、ブッ
クマークの一覧の中の選択されている文書についての
み、この文書に関連付けられている詳細説明を表示する
ことができるので、表示画面が煩雑化することなく詳細
説明により文書の識別を行うことができるため、文書の
識別が容易となる。

【００４３】第９の発明は、第１の発明において、ブッ
クマーク提示プログラムは、ブックマーク情報読み出し
ステップにおいて読み出されたブックマーク情報にリン
クファイルが指定されている場合に、リンクファイルを
ダウンロードするステップをさらにコンピュータに実行
させることを特徴とする。

【００４４】上記のように、第９の発明によれば、リン
クファイルを必要に応じて適宜ダウンロードするため、
リンクファイルのダウンロードに係る通信トラフィック
に対する悪影響を抑えることができる。

【００４５】第１９の発明は、送信者コンピュータシス
テムから受信者コンピュータシステムへ提供されたマー
クアップ言語で記述された文書を当該受信者コンピュー
タシステムにおいてブックマークとして登録し提示する
ためのブックマーク提示方法であって、送信者コンピュ
ータシステムにおいてブックマーク制御情報に関する記
述を含む文書を作成する文書作成ステップと、文書作成
ステップにおいて作成された文書を通信回線を通じて送
信者コンピュータシステムから受信者コンピュータシス
テムに提供する文書提供ステップと、受信者コンピュー
タシステムにおいて、前期文書提供ステップにおいて提
供された文書の記述からブックマーク制御情報を読み出
すブックマーク制御情報読み出しステップと、受信者コ
ンピュータシステムにおいて、ブックマーク制御情報読
み出しステップにおいて読み出されたブックマーク制御
情報に基づいてブックマークを提示するブックマーク提
示ステップとを備える。

【００４６】上記のように、第１９の発明によれば、文
書の提供者が文書の記述の中に種々のブックマーク制御
情報を記述することにより、ブックマークの提示方法を
文書の提供者側が任意に制御することができる。

【００４７】第２０の発明は、マークアップ言語で記述
された文書をブックマークとして登録し提示するための
プログラムであって、文書の記述にはブックマークの提
示方法を制御するためのブックマーク制御情報が含まれ
ており、文書の記述からブックマーク制御情報を読み出
すブックマーク制御情報読み出しステップと、ブックマ
ーク制御情報読み出しステップにおいて読み出されたブ
ックマーク制御情報に基づいてブックマークの提示に係
るリンク情報を記憶するリンク情報記憶ステップと、リ
ンク情報記憶ステップにおいて記憶されたリンク情報に
基づいてブックマークの提示を行うブックマーク提示ス
テップとをコンピュータに実行させることを特徴とす
る。

【００４８】上記のように、第２０の発明によれば、文
書の提供者が文書の記述の中に種々のブックマーク制御
情報を記述することにより、ブックマークの提示方法を
文書の提供者側が任意に制御することができる。

【００４９】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。図１は、送信者コンピュ
ータシステムから受信者コンピュータシステムへのＨＴ
ＭＬ文書の流れを示す図である。送信者コンピュータシ
ステム２００ではＨＴＭＬ文書が作成され、受信者コン
ピュータシステム１００においてこのＨＴＭＬ文書のア
ドレスが指定されると、ＨＴＭＬ文書は無線ないし有線
の通信回線を通じて受信者コンピュータシステム１００
へ送信される。図１に示すように、無線の場合には例え
ば送信者コンピュータシステム２００から通信衛星５０
０を介して受信者コンピュータシステム１００に送信さ
れ、有線の場合には例えば送信者コンピュータシステム
２００において作成されたＨＴＭＬ文書は一度サーバシ
ステム３００に記憶され、受信者コンピュータシステム
１００においてこのサーバシステム３００に記憶された
ＨＴＭＬ文書のアドレスが指定されるとインターネット
４００を通じて受信者コンピュータシステム１００に送
信される。送信者コンピュータシステム２００から受信
者コンピュータシステム１００へは、例えば、放送衛星
を介するルート等、図１に示すルート以外の種々のルー
トによりＨＴＭＬ文書が供給され得る。

【００５０】なお、受信者コンピュータシステムに供給
される文書が特にＨＴＭＬ文書であるとして説明する
が、これに限らず、ＢＭＬ文書等、マークアップ言語で
記述された他の文書であっても構わない。

【００５１】図２は、送信者コンピュータシステム２０
０において作成されて受信者コンピュータシステム１０
０に提供されるＨＴＭＬ文書の記述例を示している。図
２に示すように、ＨＴＭＬ文書６００には、ＭＥＴＡタ
グ及びＬＩＮＫタグを利用して、ブックマーク制御情報
が記述される。ＭＥＴＡタグでは、ｎａｍｅの項目には
“ＢｏｏｋｍａｒｋＤｅｔａｉｌ”と記述され、ｃｏｎ
ｔｅｎｔｓの項目にはユーザがブックマークを選択する
際の画面上に表示させるブックマークの詳細説明が記述
される。ＭＥＴＡタグに続く一つ目のＬＩＮＫタグで
は、ｒｅｌの項目には“ＢｏｏｋｍａｒｋＰｉｃｔｕｒ
ｅ”と記述され、ｈｒｅｆの項目にはユーザがブックマ
ークを選択する際に画面上に表示させる画像ファイルの
アドレスが記述される。ＭＥＴＡタグに続く二つ目のＬ
ＩＮＫタグでは、ｒｅｌの項目には“Ｂｏｏｋｍａｒｋ
Ｓｏｕｎｄ”と記述され、ｈｒｅｆの項目にはユーザが
ブックマークを選択する際に音声出力させるサウンドフ
ァイルのアドレスが記述される。

【００５２】以下、受信者コンピュータシステム１００
の構成について説明する。図３に示すように、受信者コ
ンピュータシステム１００は、ＣＰＵ１０と、記憶部２
０と、バス３０と、出力部４０と、ユーザ入力部５０
と、受信部６０とを備える。ＣＰＵ１０、記憶部２０、
出力部４０、ユーザ入力部５０、通信部６０は、バス３
０を介して互いに接続される。

【００５３】ＣＰＵ１０は、記憶部２０に記憶されるプ
ログラムやデータ等に基づいて種々の情報処理を実行す
る。記憶部２０は、ＨＴＭＬ文書を読解して表示するた
めのブラウザソフトや、ＣＰＵ１０に後述する処理を実
行させるためのブックマーク提示プログラムや、ＨＴＭ
Ｌ文書や、後述するリンク情報等を記憶する。出力部４
０は、例えばモニタやスピーカにより構成され、適宜、
画像やサウンドを出力する。ユーザ入力部５０は、キー
ボードやマウスやリモコン等によりユーザの入力を受け
る。通信部６０は、ＨＴＭＬ文書や画像ファイル等への
アクセス要求を送信し、これらを受信する。

【００５４】図４に、前述の記憶部２０に記憶されるリ
ンク情報ファイルの内容を示す。ＨＴＭＬ文書がブック
マークに登録されると、ＨＴＭＬ文書に記述されている
前述のブックマーク制御情報に基づいて図４に示すリン
ク情報ファイルのリンク情報が随時作成されて記憶部２
０に記憶される。図４において、リンクの欄には、ＨＴ
ＭＬ文書のファイル名が記憶される。リンク名の欄に
は、ＨＴＭＬ文書のＴＩＴＬＥタグによって指定される
タイトルが記憶される。リンクファイル１の欄には、ユ
ーザがブックマークを選択する際に画面上に表示する画
像ファイルのファイル名が記憶される。リンクファイル
２の欄には、ユーザがブックマークを選択する際に音声
出力するサウンドファイルのファイル名が記憶される。
詳細説明の欄には、ユーザがブックマークを選択する際
に画面上に表示する詳細説明の内容が記憶される。な
お、リンク、リンクファイル１、およびリンクファイル
２において、ファイル名の代わりにそのファイルが存在
するアドレスを記憶しても構わない。

【００５５】図５に、登録したブックマークをユーザが
選択する際の表示画面の一例を示す。図５に示すよう
に、ブックマークの選択時には、ブックマークに登録済
みのＨＴＭＬ文書のタイトルが一覧表示される。このタ
イトルは、具体的には、図２に示すＨＴＭＬ文書６００
のＴＩＴＬＥタグによって指定される文字列であって、
図４に示すリンク情報ファイルのリンク名の欄に記憶さ
れる文字列である。そして、タイトルの横には画像が表
示される。この画像は、具体的には、図２に示すＨＴＭ
Ｌ文書６００の一つ目のＬＩＮＫタグによって指定され
る画像ファイルを表示したものであって、図４に示すリ
ンク情報ファイルのリンクファイル１の欄に記憶される
画像ファイルを表示したものである。ユーザは、これら
一覧の中のいずれかのＨＴＭＬ文書を選択して決定する
が、その際、図５に網がけで示すようなフォーカスをリ
モコン等の上下ボタンで上下に移動させて選択する場合
には、このフォーカスにより選択されているＨＴＭＬ文
書の詳細説明が画面上に表示されるとともに、所定のサ
ウンドがスピーカ等から出力される。マウスによって選
択する場合には、ポインタが指しているＨＴＭＬ文書の
詳細説明が表示されるとともに、サウンドが出力され
る。このとき表示される詳細説明は、具体的には、図２
に示すＨＴＭＬ文書６００のＭＥＴＡタグによって指定
されるテキストであって、図４に示すリンク情報ファイ
ルの詳細説明の欄に記憶されるテキストである。また、
出力されるサウンドは、具体的には、図２に示すＨＴＭ
Ｌ文書６００の二つ目のＬＩＮＫタグによって指定され
るサウンドファイルを出力したものであって、図４に示
すリンク情報ファイルのリンクファイル２の欄に記憶さ
れるサウンドファイルを出力したものである。

【００５６】次に、図６に示すフローチャートを参照し
て、受信者コンピュータシステム１００において、ＨＴ
ＭＬ文書をブックマークに登録する際のリンク情報ファ
イル作成に係るＣＰＵ１０の動作について説明する。Ｃ
ＰＵ１０は、ステップＳ１０２で、通信部６０を介して
受信したＨＴＭＬ文書の記述を順次読解していく。ステ
ップＳ１０４で、読み出したタグがブックマーク制御情
報であるか否かを判断し、ブックマーク制御情報である
場合にはステップＳ１０６に進み、ブックマーク制御情
報でない場合にはステップＳ１１２に進む。ステップＳ
１０６で、読み出したブックマーク制御情報に画像ファ
イル等へのリンクが含まれるか否かを判断し、リンクが
含まれる場合にはステップＳ１０８に進み、リンクが含
まれない場合にはステップＳ１１０に進む。ステップＳ
１０８で、リンクに指定されている画像ファイル等のリ
ンクファイルを、そのアドレスに基づいて通信部６０を
通じてダウンロードする。ステップＳ１１０で、読み出
したタグに関するリンク情報を作成してリンク情報ファ
イルに登録し、ステップＳ１０２に戻る。一方、ステッ
プＳ１１２で読み出したタグがブックマーク制御情報で
ない場合には、ステップＳ１１２で、ＨＴＭＬ文書を全
て読み終わったか否かを判断し、全て読み終わっている
場合には処理を完了し、まだ読み終わっていない場合に
はステップＳ１０２に戻る。

【００５７】なお、Ｓ１０８で、リンクファイルをダウ
ンロードするとしたが、このリンクファイルが予めダウ
ンロードされて記憶部２０に記憶されている場合には、
ダウンロードを省略することが可能であることは言うま
でもない。通信回線の通信トラフィック軽減のために
は、ＨＴＭＬ文書の受信時にこれらリンクファイルを予
め取得しておくよりも、図６に示すフローチャートのよ
うに、このＨＴＭＬ文書をブックマークに登録する際、
つまりリンク情報ファイル作成時点で必要に応じてダウ
ンロードする方が好ましい。

【００５８】次に、図７に示すフローチャートを参照し
て、受信者コンピュータシステム１００において、ユー
ザがブックマークを選択する際のブックマークの提示に
係るＣＰＵ１０の動作について説明する。ＣＰＵ１０
は、ステップＳ２０２で、リンク情報ファイルに登録さ
れているリンク情報を参照する。ステップＳ２０４で、
参照したリンク情報に基づいて、図５に示すようにブッ
クマーク登録されているＨＴＭＬ文書の一覧をタイトル
名及び画像で表示する。ステップＳ２０６で、いずれか
のＨＴＭＬ文書が選択されているか否かを判断し、いず
れかのＨＴＭＬ文書が選択されている場合にはステップ
Ｓ２０８に進み、いずれのＨＴＭＬ文書も選択されてい
ない場合には処理を完了する。ステップＳ２０８で、リ
ンク情報ファイルに基づいて、選択されているＨＴＭＬ
文書に関する詳細説明を図５に示すように画面表示する
とともに、所定のサウンドファイルを再生してサウンド
出力する。

【００５９】ＣＰＵ１０は、上記のように、記憶部２０
に記憶されているブックマーク提示プログラムに従っ
て、図６及び図７のフローチャートに示される処理を実
行する。

【００６０】なお、本実施形態では、ＨＴＭＬ文書にお
けるブックマーク制御情報の記述例として、ＭＥＴＡタ
グおよびＬＩＮＫタグを用いたが、これに限らず、任意
のタグを用いることができる。例えば独自に新たなタグ
を用意しても構わない。

【００６１】また、本実施形態では、記憶部２０がブッ
クマーク提示プログラムを記憶するとしたが、このプロ
グラムがブラウザソフトに組み込まれていても構わな
い。また、このブックマーク提示プログラムは、記録媒
体を介して受信者コンピュータシステム１００に供給さ
れても構わないし、通信回線を介して供給されても構わ
ない。

【００６２】また、本実施形態では、リンク情報をリン
ク情報ファイルに登録するとしたが、これに限らず、例
えば、リンク情報をメモリ上に記録しても構わない。

【００６３】また、本実施形態では、記憶部２０に記憶
されるブックマーク提示プログラムをＣＰＵ１０で実行
することによってブックマーク提示に係る処理を実行す
るとしたが、これに限らず、これらの処理をソフトウェ
アとハードウェアの任意の組合せにより実現しても構わ
ない。

【００６４】なお、以上で説明した具体例によれば、Ｈ
ＴＭＬ文書の提供者は、ＨＴＭＬ文書の記述の中に図２
に示すようなブックマーク制御情報を記述することによ
り、ブックマークの一覧表示の際に表示される詳細説
明、表示画像、および出力サウンドを任意に指定するこ
とができる。しかしながらこれに限らず、例えば、ブッ
クマーク制御情報として、このブックマークの有効期間
を指定する情報や、ブックマークに登録してから所定の
時間が経過する毎にブックマークの一覧表示の際の表示
画像が変化するように指定する情報など、ＨＴＭＬ文書
の提供者側において、さまざまなブックマークの提示方
法に関する制御が可能となる。

【００６５】また、送信者側が要求した所定の条件を満
たした場合だけ受信者コンピュータシステム１００にお
いてブックマークを提示するように制御することも可能
である。これにより、例えば送信者側で用意したクイズ
で正解した場合にだけブックマークが提示されるような
形態も可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本発明の一実施形態に係るシステムに
おいて送信者コンピュータシステムから受信者コンピュ
ータシステムへのＨＴＭＬ文書の供給の流れを示す図で
ある。

【図２】図２は、本発明の一実施形態において受信者コ
ンピュータシステムに提供されるＨＴＭＬ文書の記述例
を示す図である。

【図３】図３は、本発明の一実施形態に係る受信者コン
ピュータの構成を示すブロック図である。

【図４】図４は、リンク情報ファイルの内容を示す図で
ある。

【図５】ブックマーク登録済みＨＴＭＬ文書の選択時に
おける画面表示例を示す図である。

【図６】図６は、受信者コンピュータシステムにおい
て、ＨＴＭＬ文書をブックマークに登録する際のリンク
情報ファイル作成に係るＣＰＵの動作を示すフローチャ
ートである。

【図７】図７は、受信者コンピュータシステムにおい
て、ユーザがブックマークを選択する際のブックマーク
の提示に係るＣＰＵの動作を示すフローチャートであ
る。

【符号の説明】

１０ ＣＰＵ ２０ 記憶部 ３０ バス ４０ 出力部 ５０ ユーザ入力部 ６０ 通信部 １００ 受信者コンピュータシステム ２００ 送信者コンピュータシステム ３００ サーバシステム ４００ インターネット ５００ 通信衛星 ６００ ＨＴＭＬ文書

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/30 ４１９ Ｇ０６Ｆ 17/30 ４１９Ｂ (72)発明者 下地 達也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Ｆターム(参考） 5B075 ND04 ND14 NK07 NK08 NK13 NK25 NK44 NK46 NR06 PP03 PP13 PR01 UU06 5B082 GC02 HA05 5E501 AA02 AB15 AC15 AC35 BA03 CC17 FA04 FA14 FA23 FA32 FB21

Claims (20)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 マークアップ言語で記述された文書を表
   示するための文書表示装置であって、 前記文書の記述にはブックマークの提示方法を制御する
   ためのブックマーク制御情報が含まれており、 前記文書を受信する受信手段と、 前記受信手段において受信された前記文書の記述から前
   記ブックマーク制御情報を読み出すブックマーク制御情
   報読み出し手段と、 前記ブックマーク制御情報読み出し手段において読み出
   されたブックマーク制御情報に基づいてブックマークの
   提示に係るリンク情報を記憶するリンク情報記憶手段
   と、 前記リンク情報記憶手段において記憶される前記リンク
   情報に基づいてブックマークの提示を行うブックマーク
   提示手段とを備える、文書表示装置。
2. 【請求項２】 前記ブックマーク制御情報は、前記ブッ
   クマーク提示ステップにおけるブックマークの提示の際
   に表示すべき画像を指定するためのブックマーク画像情
   報を含む、請求項１記載の文書表示装置。
3. 【請求項３】 前記ブックマーク制御情報は、前記ブッ
   クマーク提示ステップにおけるブックマークの提示の際
   に出力すべきサウンドを指定するためのブックマークサ
   ウンド情報を含む、請求項１記載の文書表示装置。
4. 【請求項４】 前記ブックマーク制御情報は、前記ブッ
   クマーク提示ステップにおけるブックマークの提示の際
   に表示すべき詳細説明を指定するための詳細説明情報を
   含む、請求項１記載の文書表示装置。
5. 【請求項５】 前記ブックマーク制御情報は、前記ブッ
   クマーク提示ステップにおけるブックマークの提示を時
   間に応じて変化させるための情報を含む、請求項１記載
   の文書表示装置。
6. 【請求項６】 前記ブックマーク制御情報は、前記ブッ
   クマーク提示ステップにおけるブックマークの提示を条
   件に応じて変化させるための情報を含む、請求項１記載
   の文書表示装置。
7. 【請求項７】 前記ブックマーク提示手段は、ブックマ
   ークとして登録されている前記文書の一覧を表示すると
   ともに、選択中の文書に係る前記ブックマークサウンド
   情報により指定されるサウンドを出力することを特徴と
   する、請求項４記載の文書表示装置。
8. 【請求項８】 前記ブックマーク提示手段は、ブックマ
   ークとして登録されている前記文書の一覧を表示すると
   ともに、選択中の文書に係る前記詳細説明情報を表示す
   ることを特徴とする、請求項５記載の文書表示装置。
9. 【請求項９】 前記ブックマーク制御情報読み出し手段
   において読み出されたブックマーク制御情報にリンクフ
   ァイルが指定されている場合に、当該リンクファイルを
   ダウンロードするリンクファイルダウンロード手段をさ
   らに備える、請求項１記載の文書表示装置。
10. 【請求項１０】 マークアップ言語で記述された文書を
    ブックマークとして登録し提示するためのブックマーク
    提示プログラムを記録した記録媒体であって、 前記文書の記述にはブックマークの提示方法を制御する
    ためのブックマーク制御情報が含まれており、 当該ブックマーク提示プログラムは、 前記文書の記述から前記ブックマーク制御情報を読み出
    すブックマーク制御情報読み出しステップと、 前記ブックマーク制御情報読み出しステップにおいて読
    み出されたブックマーク制御情報に基づいてブックマー
    クの提示に係るリンク情報を記憶するリンク情報記憶ス
    テップと、 前記リンク情報記憶ステップにおいて記憶されたリンク
    情報に基づいてブックマークの提示を行うブックマーク
    提示ステップとをコンピュータに実行させることを特徴
    とする、記録媒体。
11. 【請求項１１】 前記ブックマーク制御情報は、前記ブ
    ックマーク提示ステップにおけるブックマークの提示の
    際に表示すべき画像を指定するためのブックマーク画像
    情報を含む、請求項１０記載の記録媒体。
12. 【請求項１２】 前記ブックマーク制御情報は、前記ブ
    ックマーク提示ステップにおけるブックマークの提示の
    際に出力すべきサウンドを指定するためのブックマーク
    サウンド情報を含む、請求項１０記載の記録媒体。
13. 【請求項１３】 前記ブックマーク制御情報は、前記ブ
    ックマーク提示ステップにおけるブックマークの提示の
    際に表示すべき詳細説明を指定するための詳細説明情報
    を含む、請求項１０記載の記録媒体。
14. 【請求項１４】 前記ブックマーク制御情報は、前記ブ
    ックマーク提示ステップにおけるブックマークの提示を
    時間に応じて変化させるための情報を含む、請求項１０
    記載の記録媒体。
15. 【請求項１５】 前記ブックマーク制御情報は、前記ブ
    ックマーク提示ステップにおけるブックマークの提示を
    条件に応じて変化させるための情報を含む、請求項１０
    記載の記録媒体。
16. 【請求項１６】 前記ブックマーク提示ステップは、ブ
    ックマークとして登録されている前記文書の一覧を表示
    するとともに、選択中の文書に係る前記ブックマークサ
    ウンド情報により指定されるサウンドを出力することを
    特徴とする、請求項１２記載の記録媒体。
17. 【請求項１７】 前記ブックマーク提示ステップは、ブ
    ックマークとして登録されている前記文書の一覧を表示
    するとともに、選択中の文書に係る前記詳細説明情報を
    表示することを特徴とする、請求項１３記載の記録媒
    体。
18. 【請求項１８】 前記ブックマーク提示プログラムは、
    前記ブックマーク制御情報読み出しステップにおいて読
    み出されたブックマーク制御情報にリンクファイルが指
    定されている場合に、当該リンクファイルをダウンロー
    ドするステップをさらにコンピュータに実行させること
    を特徴とする、請求項１０記載の記録媒体。
19. 【請求項１９】 送信者コンピュータシステムから受信
    者コンピュータシステムへ提供されたマークアップ言語
    で記述された文書を当該受信者コンピュータシステムに
    おいてブックマークとして登録し提示するためのブック
    マーク提示方法であって、 前記送信者コンピュータシステムにおいてブックマーク
    制御情報に関する記述を含む前記文書を作成する文書作
    成ステップと、 前記文書作成ステップにおいて作成された前記文書を通
    信回線を通じて前記送信者コンピュータシステムから前
    記受信者コンピュータシステムに提供する文書提供ステ
    ップと、 前記受信者コンピュータシステムにおいて、前期文書提
    供ステップにおいて提供された前記文書の記述から前記
    ブックマーク制御情報を読み出すブックマーク制御情報
    読み出しステップと、 前記受信者コンピュータシステムにおいて、前記ブック
    マーク制御情報読み出しステップにおいて読み出された
    前記ブックマーク制御情報に基づいてブックマークを提
    示するブックマーク提示ステップとを備える、ブックマ
    ーク提示方法。
20. 【請求項２０】 マークアップ言語で記述された文書を
    ブックマークとして登録し提示するためのプログラムで
    あって、 前記文書の記述にはブックマークの提示方法を制御する
    ためのブックマーク制御情報が含まれており、 前記文書の記述から前記ブックマーク制御情報を読み出
    すブックマーク制御情報読み出しステップと、 前記ブックマーク制御情報読み出しステップにおいて読
    み出されたブックマーク制御情報に基づいてブックマー
    クの提示に係るリンク情報を記憶するリンク情報記憶ス
    テップと、 前記リンク情報記憶ステップにおいて記憶されたリンク
    情報に基づいてブックマークの提示を行うブックマーク
    提示ステップとをコンピュータに実行させることを特徴
    とするプログラム。