JP2009075845A - 表示制御プログラム及び表示制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】デスクトップ画面上の画像ウィンドウの移動やサイズの変更を伴うことなく、画像の下に隠されたデスクトップ画面上の所定のアイコンの操作をデスクトップ画面上のウィンドウ内で行うこと。
【解決手段】デスクトップ画面318Aを覆う画像を表示する際、デスクトップ画面318A上のアイコン318B〜318Gの属性に関する情報及びデスクトップ画面318Aの属性に関する情報が取得され、画像を表示する子画面318aに対してデスクトップ画面318Aの属性の少なくとも一部が付与され、その画像にデスクトップ画面318A上のアイコン318B〜318Gが合成され、該画像上に疑似アイコン318b〜318gが配置され、疑似アイコン318b〜318gのいずれかかが操作されたときは、デスクトップ画面318A上のアイコン318B〜318Gのいずれかが操作された際の処理が実行されるようにした。
【選択図】図11

Description

本発明は、グラフィカルユーザインタフェース(GUI:Graphical User Interface)としてアイコンの配置されたデスクトップ画面上に画像を表示させる表示制御に適した表示制御プログラム及び表示制御装置に関する。
従来より、たとえばパソコンにおいて、デスクトップメタファと呼ばれるグラフィカルユーザインタフェースが一般的に用いられている。これは、ディスプレイ上の作業領域を机上に見立てるもので、デスクトップ画面と呼ばれる画面を設け、その画面上にアイコンやウィンドウと呼ばれる要素を配置するものである。また、デスクトップ画面上に配置されるウィンドウは層をなすように配置され、各ウィンドウに紐付けられたアイコン等はウィンドウと同じ層に配置される。たとえば、デスクトップ画面に紐付けられたアイコンは常に最下層に配置されることとなる。
このようなインタフェースにおいて、デスクトップ画面上に画像を表示した場合に、デスクトップ画面に紐付けられたアイコンが、その画像によって隠されてしまうことがある。そのため、デスクトップ画面上のアイコンを操作したいときは、その都度、その画像のサイズを変更したり、その画像の表示位置を移動させるなどの操作が必要となってくることから、これらの作業が極めて煩雑となっている。
また、デスクトップ画面上に配置された全てのウィンドウを対象として、それらのサイズを変更したり表示位置を移動させたりすることを一度のウィンドウ操作で行えるようして、隠されたアイコンを操作しようとする際の便宜が図られていることもある。この場合、デスクトップ画面上に画像を表示することによって情報を提示しながら、ウィンドウを配置して他の作業を並行して行うときなど、デスクトップ画面と紐付けられていない画像は、全てのウィンドウを対象とするウィンドウ操作の影響を受けるため、画像のサイズが変更されたり、表示位置が移動されたりして、画像によっては一定の情報を常に提示し続けることは困難となってくる。
ちなみに、特許文献1では、起動しているアプリケーション、ウィンドウの情報、アプリケーション、などの情報を格納するアプリケーション・ウィンドウ情報格納部と、ウィンドウをアクティブ、インアクティブに切り替えるアプリケーション・ウィンドウ切り替え処理部と、ダイヤルが動かされたならば、アクティブとなっているウィンドウ画面を半透明に表示しウィンドウの下に隠れていたウィンドウ画面、又はデスクトップ画面、背景画面を表示するアプリケーション・ウィンドウ画面表示処理部と、ダイヤルの回転情報である回転の有無、回転方向を検知するダイヤル回転情報処理部とを備えたウィンドウ操作装置を提案している。
特開2004−272579号公報
上述した特許文献1では、カーソルを適当な位置に合わせてポインティングデバイス操作をする作業を、たとえばマウスに搭載されているダイヤルを回すことに置き換え、従来のポインティングデバイスの操作によりウィンドウを移動させなくても、上の階層のアクティブ画面を半透明とすることで、下の階層のウィンドウを見ることができるようにしている。
これにより、ユーザは、所望のウィンドウが他のウィンドウに隠れているときも、他のウィンドウを移動したり、サイズを変更したりするということなしに、ダイヤルを操作することのみで、参照したいアプリケーションを探すことができる。
ところが、このようなウィンドウの操作方法では、ウィンドウを移動させることなく下の階層のウィンドウを見ることができるようになっているものの、たとえば下の階層のウィンドウの画面に対しての操作、すなわちたとえばデスクトップ画面上の所定のアイコンを操作しようとする場合、やはり上の階層のウィンドウを移動させるか、あるいはそのウィンドウのサイズを変更するかのいずれかの操作をポインティングデバイスを用いて行う必要があるという問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、デスクトップ画面上に画像を表示することによってデスクトップ画面に紐付けられたアイコンが隠された場合であっても、その画像の表示を移動させたり、あるいはそのサイズを変更したりすることなく、アイコンの操作を行うことができる表示制御プログラム及び表示制御装置を提供することを目的とする。
本発明の表示制御プログラムは、グラフィカルユーザインタフェースとしてアイコンの配置されたデスクトップ画面上に画像を表示させるための表示制御プログラムであって、前記デスクトップ画面を覆う画像を表示する際に、前記アイコンの属性に関する情報及び前記デスクトップ画面の属性に関する情報を取得する画面属性取得手段と、前記画像を表示する画面に対して前記デスクトップ画面の属性の少なくとも一部を付与する画面属性付与手段と、前記アイコンの属性に関する情報に基づいて前記画像に前記アイコンを合成し、該画像上に疑似アイコンを配置する疑似アイコン配置手段と、前記疑似アイコンが操作されたときは、前記デスクトップ画面上のアイコンが操作された際と同様の処理を実行するアイコン操作処理手段として、コンピュータを機能させることを特徴とする。
また、前記画面属性取得手段が取得する前記アイコンの属性に関する情報は、前記アイコンの画像データ及び前記アイコンが操作された際の処理を示す識別子を含むようにしてもよい。
また、前記画面属性取得手段が取得する前記デスクトップ画面の属性は、前記デスクトップ画面上に配置されるウィンドウに対してそのデスクトップ画面がそのウィンドウよりも常に下層に配置されることを含み、前記画面属性付与手段は、前記画面属性取得手段が取得した属性に基づいて、前記画像を表示する画面を、前記デスクトップ画面上に配置されたウィンドウに対して常に下層に配置するようにしてもよい。
また、前記画面属性取得手段が取得する前記デスクトップ画面の属性は、前記デスクトップ画面上に配置された全てのウィンドウを対象とするウィンドウ操作の影響を受けないことを含み、前記画面属性付与手段は、前記画面属性取得手段が取得した属性に基づいて、前記画像を表示する画面に対して前記ウィンドウ操作を無効化するようにしてもよい。
また、前記アイコン操作処理手段は、前記擬似アイコンが操作された際の処理として、前記擬似アイコンに対応する前記アイコンが操作されたことを示す操作信号を出力するようにしてもよい。
本発明の表示制御装置は、グラフィカルユーザインタフェースとしてアイコンの配置されたデスクトップ画面上に画像を表示させるための表示制御装置であって、前記デスクトップ画面を覆う画像を表示する際に、前記アイコンの属性に関する情報及び前記デスクトップ画面の属性に関する情報を取得する画面属性取得手段と、前記画像を表示する画面に対して前記デスクトップ画面の属性の少なくとも一部を付与する画面属性付与手段と、
前記アイコンの属性に関する情報に基づいて前記画像に前記アイコンを合成し、該画像上に疑似アイコンを配置する疑似アイコン配置手段と、前記疑似アイコンが操作されたときは、前記デスクトップ画面上のアイコンが操作された際と同様の処理を実行するアイコン操作処理手段とを備えることを特徴とする。
本発明の表示制御プログラム及び表示制御装置では、デスクトップ画面を覆う画像を表示する際に、画面属性取得手段によりアイコンの属性に関する情報及びデスクトップ画面の属性に関する情報が取得され、画面属性付与手段により画像を表示する画面に対してデスクトップ画面の属性の少なくとも一部が付与され、疑似アイコン配置手段によりアイコンの属性に関する情報に基づいて画像にアイコンが合成され、該画像上に疑似アイコンが配置され、アイコン操作処理手段により疑似アイコンが操作されたときは、デスクトップ画面上のアイコンが操作された際と同様の処理が実行される。
本発明の表示制御プログラム及び表示制御装置によれば、デスクトップ画面を覆う画像を表示する際に、アイコンの属性に関する情報及びデスクトップ画面の属性に関する情報が取得され、画像を表示する画面に対してデスクトップ画面の属性の少なくとも一部が付与され、アイコンの属性に関する情報に基づいて画像にアイコンが合成され、該画像上に疑似アイコンが配置され、疑似アイコンが操作されたときは、デスクトップ画面上のアイコンが操作された際と同様の処理が実行されるようにしたので、画面を覆う画像を移動させたり、あるいはそのサイズを変更したりすることなく、画面に紐付けられたアイコンの操作を行うことができる。
本実施形態では、デスクトップ画面を覆う画像を表示する際に、画面属性取得手段によりアイコンの属性に関する情報及びデスクトップ画面の属性に関する情報が取得され、画面属性付与手段により画像を表示する画面に対してデスクトップ画面の属性の少なくとも一部が付与され、疑似アイコン配置手段によりアイコンの属性に関する情報に基づいて画像にアイコンが合成され、該画像上に疑似アイコンが配置され、アイコン操作処理手段により疑似アイコンが操作されたときは、デスクトップ画面上のアイコンが操作された際と同様の処理が実行されるようにした。
ここで、画面属性取得手段が取得するアイコンの属性に関する情報は、アイコンの画像データ及びアイコンが操作された際の処理を示す識別子を含む。
また、画面属性取得手段が取得するデスクトップ画面の属性は、デスクトップ画面上に配置されるウィンドウに対してそのデスクトップ画面がそのウィンドウよりも常に下層に配置されることを含む。その際、画面属性付与手段は、画面属性取得手段が取得した属性に基づいて、画像を表示する画面を、デスクトップ画面上に配置されたウィンドウに対して常に下層に配置するようにする。
また、画面属性取得手段が取得するデスクトップ画面の属性は、デスクトップ画面上に配置された全てのウィンドウを対象とするウィンドウ操作の影響を受けないことを含む。その際、画面属性付与手段は、画面属性取得手段が取得した属性に基づいて、画像を表示する画面に対してウィンドウ操作を無効化するようにする。
また、アイコン操作処理手段は、擬似アイコンが操作された際の処理として、擬似アイコンに対応するアイコンが操作されたことを示す操作信号を出力する。
このように、デスクトップ画面を覆う画像を表示する際に、アイコンの属性に関する情報及びデスクトップ画面の属性に関する情報が取得され、画像を表示する画面に対してデスクトップ画面の属性の少なくとも一部が付与され、アイコンの属性に関する情報に基づいて画像にアイコンが合成され、該画像上に疑似アイコンが配置され、疑似アイコンが操作されたときは、デスクトップ画面上のアイコンが操作された際と同様の処理が実行されるようにすることで、画面を覆う画像を移動させたり、あるいはそのサイズを変更したりすることなく、画面に紐付けられたアイコンの操作を行うことができる。
以下、本発明の実施例の詳細について説明する。図1は、発明の表示制御装置を適用した場合の仮想空間提供システムの一実施例を示す図である。
同図に示すように、仮想空間提供システムは、仮想空間提供サーバ100と、Webサーバ210〜230と、ユーザ端末310〜330とを備え、これらは通信回線であるインターネット400を介して接続されている。なお、通信回線としては、専用回線や広域ネットワーク(WAN:Wide Area Network)等を用いることもできる。
仮想空間提供サーバ100は、少なくともコミュニケーションゲームのための仮想空間生成に必要な仮想空間生成プログラムが登録されているデータベース100aを有し、様々なWebページのいずれかに関心があるユーザ同士がその関心のあるWebページを通してリアルタイムで出会えるような仮想空間を提供する。
その際、少なくともユーザ端末310〜330側からの後述のWebアドレス情報から得られるハッシュ値に応じた仮想空間生成データがハッシュ値を送信したユーザ端末310〜330に与えられたり、ユーザ端末310〜330側からの後述の各種変更データに応じた仮想空間生成データがそれぞれのユーザ端末310〜330に与えられることで、各ユーザ端末310〜330は同じ仮想空間を共有するようになっているが、その詳細については後述する。
Webサーバ210〜230は、データベース210a〜230aを有し、たとえば検索サイト、ホームページ(個人又は企業が提供するサイト)、ブログ(個人又は企業が提供する日記的なサイト)等のような様々なWebページを提供するものである。
ユーザ端末310〜330は、仮想空間提供サーバ100にログインし、ユーザIDとパスワードとを取得するとともに、たとえばコミュニケーションゲームに必要な仮想空間生成プログラムをダウンロードすることで、その仮想空間が後述の表示部318に表示されるようになっている。ユーザ端末310〜330としては、携帯電話、PDA、デスクトップパソコン、ノートパソコン、ゲーム機等を用いることができる。
図2は、仮想空間提供サーバ100の詳細を説明するための図である。
同図に示すように、仮想空間提供サーバ100は、インタフェース101、受信部102、送信部103、データ書込部104、データ読出部105、制御部110を備えている。
インタフェース101は、インターネット400を介してユーザ端末310〜330との間でデータ通信を行う。
受信部102は、ユーザ端末310〜330からのアクセスに関わるデータの受信を行う。ここで、アクセスに関わるデータとしては、ログインにおけるユーザIDやパスワードを示すデータ、仮想空間におけるアバター画像(分身)の移動等に伴うアバター変更データ、家等のアイテム設置やアイテム設置消去等に伴うアイテム変更データ等である。なお、これらのデータは、ユーザ端末310〜330に後述のようにインストールされる仮想空間生成プログラムにより、仮想空間提供サーバ100にリアルタイムで送信されるようになっている。
送信部103は、少なくともユーザID及びパスワードを含むユーザ情報登録を行ったユーザ端末310〜330に対して、少なくとも仮想空間提供サーバ100が提供する仮想空間を生成するための仮想空間生成プログラムを送信する。
データ書込部104は、少なくともユーザID及びパスワードを含むユーザ情報をデータベース100aに登録する。また、データ書込部104は、いずれかのユーザ端末310〜330側で家等のアイテム画像が設置されると、ユーザID及びパスワードに紐付けてそのアイテム設置データとそのアイテム画像が設置された際の仮想空間を生成するためのデータとをデータベース100aに登録する。
データ読出部105は、少なくともユーザID及びパスワードを含むユーザ情報登録を行ったユーザ端末310〜330に対して、仮想空間提供サーバ100が提供する仮想空間をユーザ端末310〜330の後述の表示部318に生成するための仮想空間生成プログラムをデータベース100aから読み出す。
また、データ読出部105は、データベース100aにアイテム設置データが登録されているいずれかのユーザ端末310〜330から再ログインがあると、いずれかのユーザ端末310〜330からのユーザID及びパスワードに紐付けられているそのアイテム設置データとそのアイテム画像が設置された際の仮想空間を生成するためのデータとをデータベース100aから読み出す。
制御部110は、図示しないROMに記憶されているコミュニケーション仮想空間提供に関わる所定の制御プログラムに基づき、各部の動作を制御する。また、制御部110は、所定の制御プログラムに基づき、ユーザ管理モジュール111、プログラム提供モジュール112、ハッシュ値検出モジュール113、仮想空間情報生成モジュール114、仮想空間情報送信モジュール115、アバター変更データ検出モジュール116、アイテム変更データ検出モジュール117、変更データ送信モジュール118、仮想空間管理モジュール119、統括モジュール111Aを実現する。
ここで、これらのユーザ管理モジュール111、プログラム提供モジュール112、ハッシュ値検出モジュール113、仮想空間情報生成モジュール114、仮想空間情報送信モジュール115、アバター変更データ検出モジュール116、アイテム変更データ検出モジュール117、変更データ送信モジュール118、仮想空間管理モジュール119、統括モジュール111Aは、次のような処理を実行する。
ユーザ管理モジュール111は、少なくともユーザID及びパスワードを含む仮想空間ユーザ情報を管理する。また、ユーザ管理モジュール111は、いずれかのユーザ端末310〜330からのユーザID及びパスワードの入力に伴うログイン時から仮想空間の利用を停止するログアウトまでの間のセッションを管理する。これにより、いずれかのユーザ端末310〜330からのログイン時からの仮想空間でのアバター画像(分身)の移動やアイテム画像の設置等に関わる変更関連データ等をリアルタイムで管理することができる。
プログラム提供モジュール112は、少なくともユーザID及びパスワードを含むユーザ情報登録を行ったユーザ端末310〜330に対して、仮想空間提供サーバ100が提供する仮想空間がユーザ端末310〜330の後述の表示部318に生成されるための仮想空間生成プログラムを提供する。
Webアドレス情報受信手段としてのハッシュ値検出モジュール113は、ユーザ端末310〜330側から送信されるWebアドレス情報としてのハッシュ値を検出する。ここで、Webアドレス情報とは、いずれかのユーザ端末310〜330側でたとえば任意のブラウザによりいずれかのWebページを閲覧しているときに、たとえば仮想空間アイコンがクリックされると取得されるWebページのアドレス情報である。また、そのWebアドレス情報は、固定長のデータを生成するハッシュ関数を用いて生成される値であるハッシュ値に変換されたものである。なお、Webアドレス情報受信手段としては、上述のユーザ管理モジュール111を含んでいる。
仮想空間情報生成手段としての仮想空間情報生成モジュール114は、受信したWebアドレス情報であるハッシュ値と、そのハッシュ値を送信したいずれかのユーザ端末310〜330側の仮想空間ユーザ情報と、そのWebアドレスにアクセスしている他のユーザ端末310〜330側の仮想空間ユーザ情報とに基づいて仮想空間情報を生成する。
ここで、仮想空間情報生成モジュール114は、仮想空間情報を生成する際、ハッシュ値検出モジュール113で検出されたハッシュ値に応じてユーザ端末310〜330に表示される仮想空間を振り分ける。すなわち、基本的には、ユーザ端末310〜330からのハッシュ値が同じであれば、それぞれのユーザ端末310〜330に同じ内容の仮想空間が生成されることになる。
ただし、一つの仮想空間に多数のユーザが集中してしまうと、それぞれのユーザ端末310〜330における仮想空間内でのアバター画像(分身)の数が増えてしまい、上述したユーザ管理モジュール111によるセッションの管理が煩雑となるばかりか、仮想空間提供サーバ100からの応答が遅くなり、コミュニケーションゲームの進行が遅くなるなどの不都合を生じることがある。
そこで、仮想空間情報生成モジュール114は、ユーザ端末310〜330からのハッシュ値が同じである場合、すなわち、ユーザ端末310〜330からのWebアドレス情報が同じである場合、一つの仮想空間にたとえば500個のアバター画像(分身)が存在できるように仮想空間を振り分ける。なお、一つの仮想空間に存在できるアバター画像(分身)の数は、500個に限定されないことは勿論である。
また、仮想空間情報生成モジュール114は、ユーザ端末310〜330からのハッシュ値がそれぞれ異なる場合、すなわち、ユーザ端末310〜330からのWebアドレス情報が異なる場合、それぞれのWebアドレス情報であるハッシュ値に応じた仮想空間が生成されるように振り分ける。
このような仮想空間の振り分けにより、ユーザ端末310〜330側において、たとえばゲーム関連のWebページを閲覧しているときのWebアドレス情報に応じたハッシュ値の場合は、そのゲーム関連のWebページを閲覧しているユーザ同士が同じ仮想空間を共有することになる。また、その所定のブラウザにより、たとえば旅行関連のWebページを閲覧しているときのWebアドレス情報に応じたハッシュ値の場合は、その旅行関連のWebページを閲覧しているユーザ同士が同じ仮想空間を共有することになる。
つまり、ユーザ端末310〜330側で表示される所定のブラウザにおいて閲覧しているWebページのWebアドレス情報に応じたユーザ同士が同じ仮想空間を共有することになる。
仮想空間情報送信手段としての仮想空間情報送信モジュール115は、仮想空間情報生成モジュール114によって生成された仮想空間情報を同じWebアドレスにアクセスしているユーザ端末310〜330に送信する。
アバター変更データ検出手段としてのアバター変更データ検出モジュール116は、ユーザ端末310〜330側での仮想空間において、アバター画像(分身)の移動に伴うアバター変更データを検出する。すなわち、このアバター変更データは、たとえばユーザ端末310〜330側での仮想空間における、アバター画像の位置(座標)の変更に応じたデータとして検出されることになる。
また、このようなアバター変更データは、ユーザ端末310〜330にインストールされる仮想空間生成プログラムにより、仮想空間提供サーバ100にリアルタイムで送信されるようになっているため、上述したユーザ管理モジュール111によってセッションが管理されている間、リアルタイムでの検出が可能となる。
アイテム変更データ検出手段としてのアイテム変更データ検出モジュール117は、ユーザ端末310〜330側での仮想空間において、家等のアイテム設置、あるいはアイテム設置消去等に関わるアイテム変更データを検出する。すなわち、このアイテム変更データは、ユーザ端末310〜330にインストールされる仮想空間生成プログラムにより、仮想空間提供サーバ100にリアルタイムで送信されるようになっているため、上述したユーザ管理モジュール111によってセッションが管理されている間での検出が可能となる。
変更データ送信モジュール118は、アバター変更データ検出モジュール116及び/又はアイテム変更データ検出モジュール117よって検出された上述のアバター変更データやアイテム変更データを示す仮想空間生成データを他のユーザ端末310〜330に送信する。
これにより、たとえばユーザ端末310〜330側では、それぞれ同じ仮想空間を共有しているとき、たとえばユーザ端末310側で変更されたアバター画像(分身)の移動や家等のアイテム設置、さらにはアイテム設置消去等に関わる仮想空間生成データがユーザ端末320、330に送信されることで、全てのユーザ端末310〜330側で表示される仮想空間の内容が同じものとなる。
仮想空間管理手段としての仮想空間管理モジュール119は、少なくとも仮想空間情報送信モジュール115にて仮想空間生成データが生成されることに伴う仮想空間をデータベース100aに保存するように、制御部110に通知するが、その保存されている仮想空間内のアバター画像の数が0個になった時点で削除するように、制御部110に通知する。
統括モジュール111Aは、ユーザ管理モジュール111、プログラム提供モジュール112、ハッシュ値検出モジュール113、仮想空間情報生成モジュール114、仮想空間情報送信モジュール115、アバター変更データ検出モジュール116、アイテム変更データ検出モジュール117、変更データ送信モジュール118、仮想空間管理モジュール119における処理を統括管理する。
図3は、ユーザ端末310〜330の詳細を説明するための図である。なお、以下に説明するユーザ端末310〜330はそれぞれの構成がほぼ同じであるため、説明の都合上、ユーザ端末310を代表させるものとする。
同図に示すように、ユーザ端末310は、インタフェース311、受信部312、送信部313、データ書込部314、データ読出部315、記憶媒体316、制御部317、表示部318を備えている。
インタフェース311は、インターネット400を介して仮想空間提供サーバ100やWebサーバ210〜230との間でデータ通信を行う。
受信部312は、上述した任意のブラウザを用いてWebサーバ210〜230のいずれかへアクセスすることにより得られる、たとえば任意の検索サイト、ホームページ、ブログ等のような様々なWebページを表示するためのデータの受信を行う。
また、受信部312は、仮想空間提供サーバ100へのアクセスによって得られる仮想空間生成プログラムの受信を行う。また、受信部312は、仮想空間生成プログラムがインストールされた後、仮想空間を生成するための仮想空間生成データ、他のユーザ端末320、330の仮想空間で変更されたアバター画像(分身)の移動等に伴うアバター変更データ、家等のアイテム設置やアイテム設置消去等に伴うアイテム変更データ等の変更データを示す仮想空間生成データの受信を行う。
送信部313は、Webサーバ210〜230のいずれかへのアクセス、あるいは仮想空間提供サーバ100へのアクセスを行うためのアクセス情報の送信を行う。また、送信部313は、仮想空間提供サーバ100へのログイン時に必要な少なくともユーザID及びパスワードを含むユーザ情報の送信を行う。また、送信部313は、自己の仮想空間で変更されたアバター画像(分身)の移動等に伴うアバター変更データ、家等のアイテム設置やアイテム設置消去等に伴うアイテム変更データ等の変更関連データの送信を行う。
データ書込部314は、少なくともWebサーバ210〜230のいずれかへのアクセスログや仮想空間提供サーバ100へのアクセスログ、あるいは仮想空間提供サーバ100からダウンロードした仮想空間生成プログラム等を記憶媒体316に書き込む。
データ読出部315は、少なくとも仮想空間提供サーバ100からダウンロードした仮想空間生成プログラムをインストールする際、記憶媒体316からその仮想空間生成プログラムを読み出す。
記憶媒体316には、少なくともWebサーバ210〜230のいずれかへのアクセスログや仮想空間提供サーバ100へのアクセスログ、あるいは仮想空間提供サーバ100からダウンロードした仮想空間生成プログラム等がデータ書込部314によって書き込まれることで記憶される。ここで、記憶媒体316としては、内蔵ハードディスク、外付けハードディスク、内蔵DVD、外付けDVD等の補助記憶装置を用いることができる。
表示部318は、少なくとも仮想空間提供サーバ100からの仮想空間生成データに基づき、他のユーザ同士で共有できる仮想空間を表示する。
制御部317は、図示しないROMに記憶されている所定の制御プログラムに基づき、各部の動作を制御する。また、制御部317は、たとえば仮想空間提供サーバ100からダウンロードしてインストールされた仮想空間生成プログラムに基づき、Webサーバ接続モジュール317a、Webアドレス情報取得モジュール317b、Webページ閲覧モジュール317c、送信モジュール317d、仮想空間情報受信モジュール317e、仮想空間表示制御モジュール317f、アバター管理モジュール317g、アイテム管理モジュール317h、変更関連データ送信モジュール317i、アバター変更データ検出モジュール317j、アイテム変更データ検出モジュール317k、仮想空間編集モジュール317l、画面属性取得モジュール317m、画面属性付与モジュール317n、疑似アイコン配置モジュール317o、アイコン操作処理モジュール317p、統括モジュール317Aを実現する。
また、これらのWebサーバ接続モジュール317a、Webアドレス情報取得モジュール317b、Webページ閲覧モジュール317c、送信モジュール317d、仮想空間情報受信モジュール317e、仮想空間表示制御モジュール317f、アバター管理モジュール317g、アイテム管理モジュール317h、変更関連データ送信モジュール317i、アバター変更データ検出モジュール317j、アイテム変更データ検出モジュール317k、仮想空間編集モジュール317l、画面属性取得モジュール317m、画面属性付与モジュール317n、疑似アイコン配置モジュール317o、アイコン操作処理モジュール317p、統括モジュール317Aは、次のような動作を行う。
ここで、画面属性取得モジュール317m、画面属性付与モジュール317n、疑似アイコン配置モジュール317o、アイコン操作処理モジュール317pは、グラフィカルユーザインタフェース(GUI:Graphical User Interface)としてアイコンの配置されたデスクトップ画面上に画像を表示させるための表示制御に関わるものであり、ユーザ端末310〜330のOS(Operating System)上で起動する仮想空間生成プログラムにより、後述のデスクトップ画面318Aを覆う画像を表示する際に、アイコンの属性に関する情報及び後述のデスクトップ画面318Aの属性に関する情報が取得され、画像を表示する画面に対して後述のデスクトップ画面318Aの属性の少なくとも一部が付与され、アイコンの属性に関する情報に基づいて画像にアイコンが合成され、該画像上に疑似アイコンが配置され、疑似アイコンが操作されたときは、後述のデスクトップ画面318Aのアイコンが操作された際と同様の処理が実行されるような表示制御処理を行うものであるが、それぞれの詳細については追って説明する。
Webサーバ接続手段としてのWebサーバ接続モジュール317aは、ネットワークであるインターネット400を介していずれかのWebサーバ210〜230に接続する。
Webアドレス情報取得手段としてのWebアドレス情報取得モジュール317bは、Webサーバ接続モジュール317aによって接続されたいずれかのWebサーバ210〜230のWebアドレス情報を取得する。
Webページ閲覧手段としてのWebページ閲覧モジュール317cは、Webアドレス情報取得モジュール317bによって取得されたWebアドレスからWebページ情報を取得して表示手段としての表示部318にそのWebページを表示させる。
送信手段としての送信モジュール317dは、たとえば仮想空間提供サーバ100のWebアドレス情報を有する仮想空間アイコンを有し、その仮想空間アイコンがクリック(又は選択)されると、その仮想空間アイコンをクリック(又は選択)したいずれかのユーザ端末310〜330側の上述のWebアドレス情報と、仮想空間ユーザ情報とを仮想空間提供サーバ100に送信する。
ここで、その仮想空間アイコンは、予め仮想空間提供サーバ100からダウンロードした仮想空間生成プログラムをインストールすることでユーザ端末310〜330の画面に表示されるとともに、仮想空間提供サーバ100にアクセスするためのWebアドレス情報を有している。そのため、仮想空間提供サーバ100のWebアドレスの入力を行うことなく、単にその仮想空間アイコンをクリック(又は選択)するだけで、仮想空間提供サーバ100のWebアドレスの入力と仮想空間提供サーバ100へのアクセスとが実行されるようになっている。
また、送信モジュール317dは、少なくともWebアドレス情報を、仮想空間提供サーバ100に送信する際、そのWebアドレス情報を固定長のデータである、たとえばハッシュ値に変換して仮想空間提供サーバ100に送信する。このようなハッシュ値は、いわゆる暗号化のための用いられているものであり、その値の長さはアルゴリズムによって異なるものの、基データ(テキストデータや画像データ等)のサイズに関わらず固定長になるという特徴がある。
ちなみに、ハッシュ値は、基のデータのサイズに関わらず、128〜512ビット程度の一定の長さになる。また、このようなハッシュ関数によるハッシュ値を得る手法は、ハッシュ値とハッシュ関数が分かっても基のデータを特定できないという特徴がある。
また、基データが同じであれば生成されるハッシュ値も同じであり、基データが異なれば生成されるハッシュ値が異なることになる。よって、ユーザ端末310〜330からのログイン時、すなわち上述した仮想空間アイコンがクリックされてユーザIDやパスワードを入力してログインしたとき、Webアドレス情報取得モジュール317bによって取得されるWebアドレス情報が同じであれば同じハッシュ値が生成され、Webアドレス情報が異なれば異なるハッシュ値が生成されることになる。
なお、ここでは、Webアドレス情報を基データとしたハッシュ値であるデータが生成される場合としたが、この例に限らず、他の暗号化手法により固定長のデータが生成されるようにしてもよい。
また、上述した仮想空間アイコンは、単独でユーザ端末310〜330の画面に表示されるようにしてもよいし、所定のツールバーに組み込まれていてもよいし、専用のブラウザに組み込まれているようにしてもよいし、既存のブラウザにアドオンされるようにしてもよい。
仮想空間情報受信手段としての仮想空間情報受信モジュール317eは、仮想空間提供サーバ100からWebアドレス情報に基づく仮想空間情報を受信する。
仮想空間表示制御手段としての仮想空間表示制御モジュール317fは、仮想空間情報受信モジュール317eによって受信された仮想空間情報に基づいて、そのWebアドレス情報に基づく仮想空間画像と、当該Webアドレスにアクセスしているユーザのアバター画像とを生成して表示手段としての表示部318に表示させる。
なお、仮想空間表示制御モジュール317fは、仮想空間画像と、当該Webアドレスにアクセスしているユーザのアバター画像とを生成する際、既にインストール済みの仮想空間生成プログラムが有する各種要素を用いて、いずれかのユーザ端末310〜330の表示部318に表示される仮想空間を生成する。
また、仮想空間表示制御モジュール317fは、マウスやキーボード等により、ユーザ端末310を使用するユーザと紐付けられたアバター画像が仮想空間内を移動するように操作されると、その操作に応じてアバター画像の位置が変わるように仮想空間を生成する。
また、仮想空間表示制御モジュール317fは、マウスやキーボード等により、既にインストール済みの仮想空間生成プログラムが有する各種要素の中から選択された家等のアイテム画像が仮想空間に設置されるような操作が行われると、その操作に応じて家等のアイテム画像が表示されるように仮想空間を生成する。
アバター管理手段としてのアバター管理モジュール317gは、既にインストール済みの仮想空間生成プログラムが有する各種要素の中から選択されたアバター画像がユーザ端末310を使用するユーザと紐付けて管理する。また、アバター管理モジュール317gは、マウスやキーボード等の操作により、仮想空間内でアバター画像が移動されると、そのアバター画像の移動前あるいは移動後の位置をたとえば座標で管理するようになっている。
アイテム管理手段としてのアイテム管理モジュール317hは、マウスやキーボード等の操作により、既にインストール済みの仮想空間生成プログラムが有する各種要素の中から家等のアイテム画像が選択されると、そのアイテム画像をユーザ端末310を使用するユーザと紐付けて管理する。また、アイテム管理モジュール317hは、マウスやキーボード等により、家等のアイテム画像を消去するような操作があると、そのアイテム画像とユーザとの紐付けを無くす。
第1データ送信手段及び第2データ送信手段としての変更関連データ送信モジュール317iは、アバター管理モジュール317gによって管理されているアバター画像の移動に伴うアバター変更データや、アイテム管理モジュール317hによって管理されている家等のアイテム設置やアイテム設置消去等に伴うアイテム変更データ等の変更関連データを送信する。なお、変更関連データ送信モジュール317iは、アバター管理モジュール317gやアイテム管理モジュール317hによって管理されている内容が変更されると直ちにアバター変更データやアイテム変更データ等の変更関連データを送信するようになっている。
アバター変更データ検出手段としてのアバター変更データ検出モジュール317jは、仮想空間提供サーバ100からの他のユーザ端末320、330側の変更に紐付けられた仮想空間生成データから、他のユーザ端末320、330側のアバター画像の移動に伴うアバター変更データを検出する。
アイテム変更データ検出手段としてのアイテム変更データ検出モジュール317kは、仮想空間提供サーバ100からの他のユーザ端末320、330側の変更に紐付けられた仮想空間生成データから、他のユーザ端末320、330側の家等のアイテム設置、あるいはアイテム設置消去等に関わるアイテム変更データを検出する。
第1仮想空間編集手段及び第2仮想空間編集手段としての仮想空間編集モジュール317lは、アバター変更データ検出モジュール317jによってアバター変更データが検出されると、ユーザ端末310の仮想空間内での他のユーザ端末320、330を使用するユーザに紐付けられたアバター画像の位置等を変更するような編集処理を行う。
また、仮想空間編集モジュール317lは、アイテム変更データ検出モジュール317kによってアイテム変更データが検出されると、ユーザ端末310の仮想空間内での他のユーザ端末320、330を使用するユーザに紐付けられた家等のアイテム画像を設置(表示)又は設置消去(表示消去)させるような編集処理を行う。
画面属性取得手段としての画面属性取得モジュール317mは、画面を覆う画像を表示する際に、アイコンの属性に関する情報及び画面の属性に関する情報を取得する。
画面属性付与手段としての画面属性付与モジュール317nは、画像を表示する画面に対してその画面の属性の少なくとも一部を持たせる。
疑似アイコン配置手段としての疑似アイコン配置モジュール317oは、画像にアイコンを合成し、該画像上に疑似アイコンを配置する。この際、画像をデスクトップ画面の解像度とは異なる解像度でレンダリングして、最終的にデスクトップ画面のサイズに合わせて縮小または引き伸ばして表示する場合、アイコンをそのまま合成すると、擬似アイコンも縮小または引き伸ばされて表示されてしまうため、画像が縮小または引き伸ばされても擬似アイコンのサイズが元のアイコンのサイズで表示されるように、アイコンを拡大または縮小して合成する処理を行う。
アイコン操作処理手段としてのアイコン操作処理モジュール317pは、疑似アイコンが操作されたときは、画面上のアイコンが操作された際の処理を実行する。
統括モジュール317Aは、Webサーバ接続モジュール317a、Webアドレス情報取得モジュール317b、Webページ閲覧モジュール317c、送信モジュール317d、仮想空間情報受信モジュール317e、仮想空間表示制御モジュール317f、アバター管理モジュール317g、アイテム管理モジュール317h、変更関連データ送信モジュール317i、アバター変更データ検出モジュール317j、アイテム変更データ検出モジュール317k、仮想空間編集モジュール317l、画面属性取得モジュール317m、画面属性付与モジュール317n、疑似アイコン配置モジュール317o、アイコン操作処理モジュール317pにおける処理を統括管理する。
次に、図4〜図9を参照し、仮想空間提供システムにおける仮想空間提供方法について説明する。ここで、図4は仮想空間の生成ルーチンを説明するためのフローチャートであり、図5は図4の仮想空間生成プログラムの起動処理を説明するためのフローチャートであり、図6及び図7は仮想空間を共有する場合を説明するためのフローチャートであり、図8及び図9は仮想空間を共有する場合を説明するための図である。
なお、以下の説明においては、各ユーザ端末310〜330を使用する各ユーザは仮想空間提供サーバ100に対して、少なくともユーザID及びパスワードを含むユーザ情報の登録を行っているとともに、仮想空間提供サーバ100から提供される仮想空間生成プログラムが既に各ユーザ端末310〜330にインストールされているものとする。また、各ユーザ端末310〜330の画面には、仮想空間生成プログラムのインストールにより、仮想空間提供サーバ100へのアクセスを行う仮想空間アイコンがたとえば既存のブラウザにツールバーにアドオンされているものとする。
そしてまず、図4に示すように、仮想空間の生成ルーチンを開始する場合、仮想空間生成プログラムの起動処理を実行する(ステップSa1)。この仮想空間生成プログラムの起動処理では、図5に示すように、まずユーザ端末310〜330を起動し(ステップSa1−1)、上述のダウンロードしてインストールして表示されるブラウザを起動し(ステップSa1−2)、そのブラウザを介して所定のWebページを閲覧する(ステップSa1−3)。
ここで、その所定のWebページを閲覧するためのブラウザのツールバーにアドオンされている仮想空間アイコンをクリックすると(ステップSa1−4)、仮想空間生成実行に進む(ステップSa1−5)。
仮想空間生成実行に進むと、図4に示すように、仮想空間提供サーバ100へのログイン処理が実行される(ステップSa2)。ここでは、たとえばユーザ端末310で仮想空間アイコンがクリックされると、そのユーザ端末310の表示部318にユーザIDやパスワードの入力を促すログイン画面が表示される。
ここで、そのログイン画面にユーザIDやパスワードの入力を入力してたとえばOKや完了を示すボタンをクリックすると、仮想空間提供サーバ100へのログインが行われ、仮想空間提供サーバ100からログインを行ったユーザ端末310へのログイン処理による応答が行われる(ステップSb1)。
また、ユーザ端末310から仮想空間提供サーバ100へのログインが行われるとほぼ同時に、ユーザ端末310側の閲覧中の所定のWebページのWebアドレス情報に応じたハッシュ値が仮想空間提供サーバ100に送信される(ステップSa3)。
仮想空間提供サーバ100側では、ユーザ端末310からのハッシュ値を受信すると(ステップSb2)、そのハッシュ値に紐付けられた仮想空間があるかどうかを判断する(ステップSb3)。ここでは、初期状態のとき、いずれのハッシュ値にも紐付けられた仮想空間が存在しないため、いずれのハッシュ値にも紐付けられた仮想空間が存在しない場合は(ステップSb3:NO)、新たにそのハッシュ値にも紐付けられた仮想空間が生成されることになる。
この場合は、たとえばユーザ端末310からのハッシュ値に紐付けられた新たな仮想空間を生成するための仮想空間生成データ、すなわち、既に生成されている仮想空間とは別の仮想空間が生成されるための仮想空間生成データが新たに作成され(ステップSb4)、そのハッシュ値に紐付けられた新たな仮想空間生成データと、ハッシュ値を送信したユーザ端末310とが関連付けられる(ステップSb5)。
このような関連付けが行われると、そのハッシュ値に紐付いた他の仮想空間生成データがユーザ端末310に送信される(ステップSb6)。
これに対し、いずれかのハッシュ値に紐付けられた仮想空間が既に存在している場合は、その存在している仮想空間に振り分けできるかどうかを判断することになる。
すなわち、上述のハッシュ値検出モジュール113で検出されたハッシュ値に応じてユーザ端末310〜330に表示される仮想空間を振り分ける際、基本的には、ユーザ端末310〜330からのハッシュ値が同じであれば、それぞれのユーザ端末310〜330に同じ内容の仮想空間が生成されることになる。
これにより、たとえばゲーム関連のWebページを閲覧しているときの同じWebアドレス情報に応じた場合は、そのゲーム関連のWebページを閲覧しているユーザ同士が同じ仮想空間を共有することになる。また、たとえば旅行関連のWebページを閲覧しているときの同じWebアドレス情報に応じた場合は、その旅行関連のWebページを閲覧しているユーザ同士が同じ仮想空間を共有することになる。
ただし、一つの仮想空間に多数のユーザが集中してしまうと、上述したように、それぞれのユーザ端末310〜330における仮想空間内でのアバター画像(分身)の数が増えてしまい、上述したユーザ管理モジュール111によるセッションの管理が煩雑となるばかりか、仮想空間提供サーバ100からの応答が遅くなり、コミュニケーションゲームの進行が遅くなるなどの不都合を生じることがある。
そこで、仮想空間情報生成モジュール114は、ユーザ端末310〜330からのハッシュ値が同じである場合、一つの仮想空間にたとえば500個のアバター画像(分身)が存在できるように仮想空間を振り分ける。
ここで、ステップSb3において、たとえばユーザ端末310からのハッシュ値に紐付けられた仮想空間が既に生成されていて、さらにその仮想空間に存在できるアバター画像(分身)の数がたとえば500個に限定されているとき、その仮想空間のアバター画像(分身)の数が500個未満であるとすると、たとえばユーザ端末310からのハッシュ値に紐付けられた仮想空間を既に生成されている仮想空間に振り分けられる。
この場合は、たとえばユーザ端末310からのハッシュ値に紐付けられた仮想空間を生成するための仮想空間生成データ、すなわち、既に生成されている仮想空間が生成されるための仮想空間生成データがユーザ端末310に送信される(ステップSb7)。
以上のような手順により、たとえば既に生成されている仮想空間が生成されるための仮想空間生成データがユーザ端末310に送信されることで、図8(a)に示すように、ユーザA〜Cが仮想空間アイコンをクリックして仮想空間提供サーバ100へのログインが行われたときの閲覧中の所定のWebページのWebアドレス情報がそれぞれたとえば「http://www.aaa.co.jp/」であるとすると、その「http://www.aaa.co.jp/」のハッシュ値に応じた仮想空間生成データに基づき、ユーザA〜Cは同じ仮想空間aを共有することになる。
ただし、一つの仮想空間に多数のユーザが集中してしまうと、上述したように、ユーザ管理モジュール111によるセッションの管理が煩雑となるばかりか、仮想空間提供サーバ100からの応答が遅くなり、コミュニケーションゲームの進行が遅くなるなどの不都合を生じることがあるため、上述した仮想空間情報生成モジュール114による振り分けが行われる。
この場合、図8(b)に示すように、ユーザD〜Fが仮想空間アイコンをクリックして仮想空間提供サーバ100へのログインが行われたときの閲覧中の所定のWebページのWebアドレス情報がそれぞれ上記同様に、「http://www.aaa.co.jp/」であるとしても、その「http://www.aaa.co.jp/」のハッシュ値に応じた仮想空間生成データが図8(a)での仮想空間生成データとは異なるようにすることで、ユーザD〜Fは同じ仮想空間a−1を共有することになる。
同様にして、たとえば図9(a)に示すように、ユーザA〜Cが仮想空間アイコンをクリックして仮想空間提供サーバ100へのログインが行われたときの閲覧中の所定のWebページのWebアドレス情報がそれぞれたとえば「http://www.bbb.co.jp/」であるとすると、その「http://www.bbb.co.jp/」のハッシュ値に応じた仮想空間生成データに基づき、ユーザA〜Cは同じ仮想空間bを共有することになる。
また、一つの仮想空間に多数のユーザが集中して、上述した仮想空間情報生成モジュール114による振り分けが行われると、図9(b)に示すように、ユーザD〜Fが仮想空間アイコンをクリックして仮想空間提供サーバ100へのログインが行われたときの閲覧中の所定のWebページのWebアドレス情報がそれぞれ上記同様に、「http://www.bbb.co.jp/」であるとしても、その「http://www.bbb.co.jp/」のハッシュ値に応じた仮想空間生成データが図9(a)での仮想空間生成データとは異なるようにすることで、ユーザD〜Fは同じ仮想空間b−1を共有することになる。
なお、以上のような手順により生成された仮想空間は、仮想空間提供サーバ100のデータベース110aに必ずしも保存されるものではなく、その仮想空間内のアバター画像の数が0個になった時点で削除されるようになっている。これにより、仮想空間提供サーバ100の負荷が軽減される。
次に、仮想空間を他のユーザと共有する場合について説明する。まず、図6に示すように、たとえばユーザ端末310において、仮想空間の所定の位置(座標)に所定のアイテム画像の設置、すなわち、既にインストール済みの仮想空間生成プログラムが有する各種要素から家等のアイテム画像を選択して仮想空間内の所定の位置にドラック&ドロップすると(ステップSa10)、設置したアイテム画像の位置(座標)とアイテム画像の情報とが仮想空間提供サーバ100に送信される(ステップSa11)。ここで、アイテム画像の情報とは、たとえば仮想空間生成プログラムが有する各種要素に関連付けられているコードナンバー等である。
仮想空間提供サーバ100側では、ユーザ端末310からのアイテム画像の位置(座標)とアイテム画像の情報とを受信すると(ステップSb10)、該当する仮想空間のアイテム画像の位置(座標)とアイテム画像の情報とを検出する(ステップSb11)。
次いで、検出した該当する仮想空間のアイテム画像の位置(座標)とアイテム画像の情報とを保存し(ステップSb12)、該当する仮想空間に関連付けられている全てのユーザ端末であるユーザ端末320、330に保存したアイテム画像の位置(座標)とアイテム画像の情報とを送信する(ステップSb13)。
ここで、ユーザ端末320、330が仮想空間提供サーバ100から送信されたアイテム画像の位置(座標)とアイテム画像の情報とを受信すると(ステップSa12)、受信したアイテム画像の位置(座標)とアイテム画像の情報とに基づいて仮想空間が編集される(ステップSa13)。
これにより、たとえばユーザ端末310側で仮想空間の所定の位置(座標)に所定のアイテム画像の設置が行われると、他のユーザ端末320、330での仮想空間の内容がユーザ端末310側での仮想空間の内容と同じとなり、仮想空間が共有されることになる。
なお、仮想空間提供サーバ100側では、たとえばユーザ端末310において、仮想空間生成プログラムが有する各種要素から家等のアイテム画像を選択して仮想空間内の所定の位置にドラック&ドロップし、それによって設置されたアイテム画像が存在する仮想空間についてはデータベース110aに保存するが、そのアイテム画像が削除された時点で、その仮想空間がデータベース110aから削除されるようになっている。
また、ここでは、たとえばユーザ端末310側で仮想空間の所定の位置(座標)に所定のアイテム画像の設置が行われた場合での仮想空間の共有について説明したが、たとえばユーザ端末310側での仮想空間内におけるアバター画像が移動した場合も、同様にして、他のユーザ端末320、330での仮想空間の内容がユーザ端末310側での仮想空間の内容と同じとなり、仮想空間が共有されることになる。
すなわち、図7に示すように、たとえばユーザ端末310において、仮想空間に既に配置してあるアバター画像を所定の位置(座標)に移動させると(ステップSa20)、移動したアバター画像の位置(座標)とアバター画像の情報とが仮想空間提供サーバ100に送信される(ステップSa21)。ここで、アバター画像の情報とは、たとえば仮想空間生成プログラムが有する各種要素に関連付けられているコードナンバー等である。
仮想空間提供サーバ100側では、ユーザ端末310からのアバター画像の位置(座標)とアバター画像の情報とを受信すると(ステップSb20)、該当する仮想空間のアバター画像の位置(座標)とアバター画像の情報とを検出する(ステップSb21)。
次いで、検出した該当する仮想空間のアバター画像の位置(座標)とアバター画像の情報とを保存し(ステップSb22)、該当する仮想空間に関連付けられている全てのユーザ端末であるユーザ端末320、330に保存したアバター画像の位置(座標)とアバター画像の情報とを送信する(ステップSb23)。
ここで、ユーザ端末320、330が仮想空間提供サーバ100から送信されたアバター画像の位置(座標)とアバター画像の情報とを受信すると(ステップSa22)、受信したアバター画像の位置(座標)とアバター画像の情報とに基づいて仮想空間が編集される(ステップSa23)。
これにより、たとえばユーザ端末310側で仮想空間内のアバター画像が所定の位置(座標)に移動されると、他のユーザ端末320、330での仮想空間の内容がユーザ端末310側での仮想空間の内容と同じとなり、仮想空間が共有されることになる。
次に、図10及び図11を参照し、ユーザ端末310の表示部318における画像表示制御方法について説明する。ここで、図10は画像表示制御方法を説明するためのフローチャートであり、図11は画像表示制御方法を説明するための図である。
なお、以下の説明においては、図11に示すように、各種プログラムを起動させるアイコン318B〜318Gがデスクトップ画面318Aに表示されているものとする。
また、デスクトップ画面318Aの子画面318aには、たとえば注目すべき特定のオブジェクト(ユーザのアバター等)が設定されている仮想3次元空間を2次元座標系に透視変換した画像(3Dグラフィックス)が表示されるものとする。つまり、この子画面318aに表示される画像(3Dグラフィックス)は、上述したユーザ同士が共有できる仮想空間となるものである。
そして、まず、図10に示すように、画像表示制御における子画面化処理が開始されると、画面属性取得モジュール317mにより、アイコン318B〜318G及びデスクトップ画面318Aの属性に関する情報が取得される(ステップSa30)。ここで、デスクトップ画面318Aの属性に関する情報は、たとえばユーザ端末310〜330のHDD(Hard Disk Drive)等に格納されて、OS(Operating System)によって管理されている画面表示に必要な所定の情報から取得されるようにすることができる。
ここでのアイコン318B〜318Gの属性に関する情報とは、少なくともアイコン318B〜318Gの画像データ及びアイコン318B〜318Gが操作された際の処理を示す識別子である。
また、デスクトップ画面318Aの属性とは、デスクトップ画面318A上にウィンドウが配置されたとき、そのデスクトップ画面318Aがそのウィンドウよりも常に下層に表示されることを示すものである。
また、デスクトップ画面318Aの属性とは、そのデスクトップ画面318A上に配置された全てのウィンドウを対象とする操作の影響を受けないことを示すものである。
次に、取得したアイコン318B〜318G及びデスクトップ画面318Aの属性に関する情報を利用して、注目すべき特定のオブジェクト(ユーザのアバター等)が設定されている仮想3次元空間を2次元座標系に透視変換した画像(3Dグラフィックス)がデスクトップ画面の子画面とされる(ステップSa31)。
この場合、画面属性付与モジュール317nは、画像(3Dグラフィックス)を表示する画面に対してデスクトップ画面318Aの属性の少なくとも一部を付与する。すなわち、デスクトップ画面318Aに表示されているアイコン318B〜318Gについては、そのアイコン318B〜318Gの画像データ及びアイコン318B〜318Gのいずれかが操作された際の処理を示す識別子等が付与される。
このような属性の付与により、子画面318aには、疑似アイコン配置モジュール317oにより、画像(3Dグラフィックス)にそのアイコン318B〜318Gが合成されて、その画像(3Dグラフィックス)上にアイコン318B〜318Gの疑似アイコン318b〜318gが配置される。
このようにすることで、その画像(3Dグラフィックス)が表示されている子画面318aがデスクトップ画面318Aの一つ上のレイヤーに描画され、擬似的にデスクトップ画面318Aと同様の挙動を行う画面となる(ステップSa32)。
そして、アイコン操作処理モジュール317pにより、疑似アイコン318b〜318gのいずれかが操作されたときは、操作された疑似アイコン318b〜318gのいずれかに対応するデスクトップ画面318A上のアイコン318B〜318Gのいずれかが操作されたときと同様の処理が実行される。
つまり、子画面318aの疑似アイコン318b〜318gのいずれかが操作されたとき、擬似アイコンに対応するデスクトップ画面318A上のアイコン318B〜318Gのいずれかが操作されたことを示す操作信号として、アイコン318B〜318Gの操作された際の処理を示す識別子が出力され、パソコンのOS(Operating System)が当該識別子に基づいた処理を行うことで、デスクトップ画面318A上のアイコン318B〜318Gのいずれかが操作されたときと同様の処理が実行されることになる。
このように、本実施例では、デスクトップ画面318Aを覆う画像を表示する際に、画面属性取得モジュール317mによりデスクトップ画面318A上のアイコン318B〜318Gの属性に関する情報及びデスクトップ画面318Aの属性に関する情報が取得され、画面属性付与モジュール317nにより画像を表示する子画面318aに対してデスクトップ画面318Aの属性の少なくとも一部が付与され、疑似アイコン配置モジュール317oにより画像にデスクトップ画面318A上のアイコン318B〜318Gが合成され、該画像上に疑似アイコン318b〜318gが配置され、アイコン操作処理モジュール317pにより疑似アイコン318b〜318gのいずれかかが操作されたときは、デスクトップ画面318A上のアイコン318B〜318Gのいずれかが操作された際の処理が実行されるようにした。
このように、子画面318aの疑似アイコン318b〜318gのいずれかかが操作されたとき、操作された擬似アイコンに対応する、デスクトップ画面318A上のアイコン318B〜318Gのいずれかが操作された際の処理が実行されるようにしたので、デスクトップ画面318Aを覆う画像を表示する場合であっても、その画像を表示する画面を移動させたり、あるいはその画面のサイズを変更したりすることなく、デスクトップ画面318A上の所定のアイコン318B〜318Gの操作を子画面318a上で行うことができる。
また、本実施例では、ユーザ端末310〜330側で、いずれかのWebページを閲覧しているとき、そのWebページのWebアドレス情報が取得されて仮想空間提供サーバ100に送信され、仮想空間提供サーバ100からのWebアドレス情報に応じた仮想空間情報に基づき、仮想空間が生成され、さらにたとえばいずれかのユーザ端末310〜330側の仮想空間内でのアバター画像やアイテム画像の変更が他のユーザ端末310〜330の仮想空間に反映されることにより、同じWebページを閲覧しているユーザ同士で同じ内容の仮想空間が共有されるようにした。
一方、仮想空間提供サーバ100側では、複数のユーザ端末310〜330からのアクセスに用いられる、たとえば少なくともユーザID及びパスワードを含むユーザ情報が管理され、ユーザ情報の登録を行ったいずれかのユーザ端末310〜330に対して、たとえば仮想空間を実現させるための仮想空間生成プログラムが提供され、いずれかのユーザ端末310〜330から送信されるWebアドレス情報が検出されると、該検出されたWebアドレス情報に応じた仮想空間を生成させるための仮想空間生成データが生成されてWebアドレス情報を送信したユーザ端末310〜330に送信する。
このように、ユーザ端末310〜330側で、いずれかのWebページを閲覧しているときに、仮想空間提供サーバ100へのアクセスを行うためのたとえば仮想空間アイコンをクリックすると、閲覧しているWebページのWebアドレス情報に応じたたとえばハッシュ値が仮想空間提供サーバ100に送信され、仮想空間提供サーバ100からのたとえばハッシュ値に応じた仮想空間生成データに基づき、仮想空間が生成されるので、同じWebページを閲覧しているユーザ同士で同じ内容の仮想空間が共有され、様々なWebページのいずれかに関心があるユーザ同士がその関心のあるWebページを通してリアルタイムで出会えるような仮想空間が提供されることになる。
また、本実施例では、仮想空間提供サーバ100により、ユーザ端末310〜330から送信されたハッシュ値に応じて仮想空間を振り分けるようにしているので、上述したように、同じWebページを閲覧しているユーザ同士で同じ内容の仮想空間が共有されるようにすることが可能となるばかりか、一つの仮想空間を共有するユーザ数を制限できるため、上述したユーザ管理モジュール111によるセッションの管理が煩雑とならず、仮想空間提供サーバ100からの応答が速やかに行われ、コミュニケーションゲームの進行をスムーズに進めることができる。
なお、本実施例では、ユーザが仮想空間アイコンをクリックして仮想空間提供サーバ100へのログインが行われたときの閲覧中の所定のWebページのWebアドレス情報がそれぞれ同じであるとすると、そのWebアドレス情報のハッシュ値に応じた仮想空間生成データに基づき、各ユーザは同じ仮想空間を共有する場合を主として説明したが、さらにその同じ仮想空間内に存在するアバター画像(分身)に自己紹介ページや日記ページ等をリンクさせておいて、同じ仮想空間内の他のアバター画像をクリックすると、他のユーザの自己紹介ページや日記ページ等が閲覧できるようにすることも可能である。
また、仮想空間内に所定のWebページに掲載されている画像をドラッグ及びドロップインすることで、その画像をテクスチャ画像として利用することも可能である。
また、所定のWebページに掲載されているテキスト文字、画像、動画等を仮想空間と関連付け(スクリーンキャプチャ、ビデオキャプチャ)することで、その仮想空間の中身を広げることも可能である。
また、本実施例では、各ユーザ端末310〜330に仮想空間提供サーバ100からの仮想空間生成プログラムをダウンロードさせて、各ユーザ端末310〜330に共有の仮想空間を表示させる場合について説明したが、たとえばその仮想空間生成プログラムはCD等の記録媒体に記録させたものを各ユーザに配布するようにしてもよい。
また、本実施例では、デスクトップ画面318Aを覆う画像を表示する上にウィンドウが配置された場合であっても、その画像を表示する画面ウィンドウを移動させたり、あるいはそのウィンドウ画面のサイズを変更したりすることなく、デスクトップ画面318A上の所定のアイコン318B〜318Gの操作を擬似アイコン318b〜318gを用いてデスクトップ画面318A上のウィンドウ内で行えるようにした場合について説明したが、この例に限らず、たとえばデスクトップ画面318A上のいずれかのウィンドウ内に画像を表示し、そのウィンドウ内において擬似アイコンを操作できるようにすることも可能である。
子画面の内容をコミュニケーションゲームとすることに限らず、オンラインゲーム等の他のゲームの内容としてよく、さらにはゲーム以外の内容とすることも可能である。
本発明の仮想空間提供システムの一実施例を示す図である。 図1の仮想空間提供サーバの詳細を説明するための図である。 図1のユーザ端末の詳細を説明するための図である。 図1の仮想空間提供システムにおける仮想空間の生成ルーチンを説明するためのフローチャートである。 図4の仮想空間生成プログラムの起動処理を説明するためのフローチャートである。 図1の仮想空間提供システムにおける仮想空間を共有する場合を説明するためのフローチャートである。 図1の仮想空間提供システムにおける仮想空間を共有する場合を説明するためのフローチャートである。 図1の仮想空間提供システムにおける仮想空間を共有する場合を説明するための図である。 図1の仮想空間提供システムにおける仮想空間を共有する場合を説明するための図である。 図1のユーザ端末における画像表示制御方法を説明するためのフローチャートである。 図1のユーザ端末における画像表示制御方法を説明するための図である。
符号の説明
100 仮想空間提供サーバ
100a データベース
101 インタフェース
102 受信部
103 送信部
104 データ書込部
105 データ読出部
110 制御部
110a データベース
111 ユーザ管理モジュール
111A 統括モジュール
112 プログラム提供モジュール
113 ハッシュ値検出モジュール
114 仮想空間情報生成モジュール
115 仮想空間情報送信モジュール
116 アバター変更データ検出モジュール
117 アイテム変更データ検出モジュール
118 変更データ送信モジュール
119 仮想空間管理モジュール
210a〜230a データベース
210〜230 Webサーバ
310〜330 ユーザ端末
311 インタフェース
312 受信部
313 送信部
314 データ書込部
315 データ読出部
316 記憶媒体
317 制御部
317A 統括モジュール
317a Webサーバ接続モジュール
317b Webアドレス情報取得モジュール
317c ページ閲覧モジュール
317d 送信モジュール
317e 仮想空間情報受信モジュール
317f 仮想空間表示制御モジュール
317g アバター管理モジュール
317h アイテム管理モジュール
317i 変更関連データ送信モジュール
317j アバター変更データ検出モジュール
317k アイテム変更データ検出モジュール
317l 仮想空間編集モジュール
317m 画面属性取得モジュール
317n 画面属性付与モジュール
317o 疑似アイコン配置モジュール
317p アイコン操作処理モジュール
318 表示部
318A デスクトップ画面
318a 子画面
318B〜318G アイコン
318b〜318g 疑似アイコン
400 インターネット

Claims (6)

  1. グラフィカルユーザインタフェースとしてアイコンの配置されたデスクトップ画面上に画像を表示させるための表示制御プログラムであって、
    前記デスクトップ画面を覆う画像を表示する際に、前記アイコンの属性に関する情報及び前記デスクトップ画面の属性に関する情報を取得する画面属性取得手段と、
    前記画像を表示する画面に対して前記デスクトップ画面の属性の少なくとも一部を付与する画面属性付与手段と、
    前記アイコンの属性に関する情報に基づいて前記画像に前記アイコンを合成し、該画像上に疑似アイコンを配置する疑似アイコン配置手段と、
    前記疑似アイコンが操作されたときは、前記デスクトップ画面上のアイコンが操作された際と同様の処理を実行するアイコン操作処理手段として、
    コンピュータを機能させることを特徴とする表示制御プログラム。
  2. 前記画面属性取得手段が取得する前記アイコンの属性に関する情報は、前記アイコンの画像データ及び前記アイコンが操作された際の処理を示す識別子を含むことを特徴とする請求項1に記載の表示制御プログラム。
  3. 前記画面属性取得手段が取得する前記デスクトップ画面の属性は、前記デスクトップ画面上に配置されるウィンドウに対してそのデスクトップ画面がそのウィンドウよりも常に下層に配置されることを含み、
    前記画面属性付与手段は、前記画面属性取得手段が取得した属性に基づいて、前記画像を表示する画面を、前記デスクトップ画面上に配置されたウィンドウに対して常に下層に配置する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示制御プログラム。
  4. 前記画面属性取得手段が取得する前記デスクトップ画面の属性は、前記デスクトップ画面上に配置された全てのウィンドウを対象とするウィンドウ操作の影響を受けないことを含み、
    前記画面属性付与手段は、前記画面属性取得手段が取得した属性に基づいて、前記画像を表示する画面に対して前記ウィンドウ操作を無効化する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の表示制御プログラム。
  5. 前記アイコン操作処理手段は、前記擬似アイコンが操作された際の処理として、前記擬似アイコンに対応する前記アイコンが操作されたことを示す操作信号を出力することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の表示制御プログラム。
  6. グラフィカルユーザインタフェースとしてアイコンの配置されたデスクトップ画面上に画像を表示させるための表示制御装置であって、
    前記デスクトップ画面を覆う画像を表示する際に、前記アイコンの属性に関する情報及び前記デスクトップ画面の属性に関する情報を取得する画面属性取得手段と、
    前記画像を表示する画面に対して前記デスクトップ画面の属性の少なくとも一部を付与する画面属性付与手段と、
    前記アイコンの属性に関する情報に基づいて前記画像に前記アイコンを合成し、該画像上に疑似アイコンを配置する疑似アイコン配置手段と、
    前記疑似アイコンが操作されたときは、前記デスクトップ画面上のアイコンが操作された際と同様の処理を実行するアイコン操作処理手段とを備える
    ことを特徴とする表示制御装置。
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