JP2009074726A - 貫流式排熱回収ボイラ - Google Patents

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Abstract

【課題】起動時の蒸発器管の焼損防止や汽水分離器のレベル変動の抑制を行う。
【解決手段】高圧二次蒸発器7、高圧一次蒸発器8、高圧一次蒸発器8と高圧二次蒸発器7を直列接続する連絡管19、高圧汽水分離器14、低圧ドラム16を備えた貫流式排熱回収ボイラにおいて、高圧一次蒸発器8の出口側から低圧ドラム16へ缶水を排出する排出系統26を設置した。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンバインドサイクル発電設備に設置される貫流式排熱回収ボイラに係り、特に大容量高効率化に好適な貫流式排熱回収ボイラに関する。
まず、一般的なコンバインドサイクル発電設備のプラント構成について図15を参照して説明する。
ガスタービン1で天然ガス等を燃焼させて発電を行い、ガスタービン1から排出された高温の排ガスは排熱回収ボイラ2に送られる。排熱回収ボイラ2では排ガスからの熱回収により給水が蒸気に変換され、発生した蒸気は蒸気タービン3に送られて発電機4にて発電を行う。
従来の貫流式排熱回収ボイラの系統構成の例を図16に示す。前記ガスタービン1からの排ガスは最初の熱交換部である高圧過熱器5から排ガス流れ方向最下流部に設置された低圧節炭器13まで送られ、その間で熱回収が行われる。
給水は低圧節炭器13を経て、高中圧給水ポンプ17で昇圧され中圧節炭器11と高圧節炭器9へ送られる。高圧節炭器9で加熱された高圧給水は高圧一次蒸発器8、高圧二次蒸発器7で蒸気に変換され、更に過熱された後、高圧汽水分離器14を経て高圧過熱器5へ供給される。高圧一次蒸発器8と高圧二次蒸発器7の間には、高圧一次蒸発器出口連絡管19、高圧分配器20、高圧二次蒸発器入口連絡管21が設置されている。
図中の6は再熱器、10は中圧蒸発器、12は低圧蒸発器、15は中圧ドラム、12は低圧ドラム、18は低圧節炭器再循環系統、22は高圧ドレンタンク、23は高圧ドレンタンクブロー系統、24は高圧二次蒸発器入口バイパス系統、25は高圧給水調節弁である。
ここで、排熱回収ボイラの起動初期には節炭器及び蒸発器に水張りを行った後ガスタービンは点火され、排熱回収ボイラに排ガスが導入され蒸発器内で蒸発を開始するが、高圧系では排ガス流れ方向上流側に設置されている高圧二次蒸発器7で蒸発が始まった後、それの排ガス流れ方向下流側に設置されている高圧一次蒸発器8で蒸発を開始する。
従って高圧二次蒸発器7で発生した蒸気は高圧汽水分離器14に送られるが、高圧一次蒸発器8ではまだ蒸気が発生しない状態が存在して、高圧二次蒸発器7内部の保有水が一次的に減少し、高圧二次蒸発器7の内部が流体で満たされず、高圧二次蒸発器管の温度が局部的に上昇して、最悪の場合は高圧二次蒸発器7の焼損が起こる恐れがあった。
この対策として排熱回収ボイラでは起動初期に定格運転時の10%程度の量の水を蒸発器に強制的に供給するミニマムフロー運転が行なわれるが、貫流式ではドラムのような大容量の保有水設備が無く、汽水分離器14の下部に設置されたドレンタンク22でレベルを確認しながらブロー系統23により系外または復水器(図示せず)へのブローが行われるが、レベル変動が大きくブロー量も多くなる。
これらの問題を解決するため、図16に示すようにバイパス系統24を設置し、ボイラ起動時に給水調節弁25の調節により高圧節炭器9の給水を高圧二次蒸発器7の入口にバイパスさせることで、高圧二次蒸発器7内の保有水の減少を補っていた。それとともに、起動前の水張時に高圧一次蒸発器8を満水にせず上部に空間を設けることで、高圧二次蒸発器7への内部流体の急激な流入を防ぎ、ドレンタンク22でのレベル変動やブロー系統23からのブロー量を抑制している。
特表2001−505645号公報
しかし、起動初期に高圧一次蒸発器8の上部が内部に流体が存在しない状態で排ガスの熱を受ける空焚き状態となるため、管材質を低合金鋼にする等の対応が必要になる。また高圧一次蒸発器8の管内上部に空間を設けるために内部流体を排出する必要があり、保有熱を含めた給水の損失となる。
本発明の目的は、排熱回収ボイラ起動時における汽水分離器内のレベル変動及びブロー量の抑制のために一次蒸発器の部分水張りを行うことなく、蒸発器管の焼損防止や汽水分離器のレベル変動抑制を行うとともに、信頼性の向上が図れる貫流式排熱回収ボイラを提供することにある。
前記課題を解決するため本発明の第1の手段は、二次蒸発器と、その二次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された一次蒸発器と、その一次蒸発器と前記二次蒸発器を直列に接続した連絡管と、前記二次蒸発器で発生した蒸気を汽水分離する汽水分離器と、前記一次蒸発器よりも低圧となる系に設置された低圧系のドラムを備えた貫流式排熱回収ボイラにおいて、
前記一次蒸発器の出口側から前記低圧系のドラムへ缶水を排出する缶水排出系統を設置したことを特徴とするものである。
本発明の第2の手段は、二次蒸発器と、その二次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された一次蒸発器と、その一次蒸発器と前記二次蒸発器を直列に接続した連絡管と、前記二次蒸発器で発生した蒸気を汽水分離する汽水分離器と、
前記一次蒸発器よりも低圧となる系に設置された低圧系の節炭器を備えた貫流式排熱回収ボイラにおいて、
前記一次蒸発器の出口側から前記低圧系の節炭器へ缶水を排出する缶水排出系統を設置したことを特徴とするものである。
本発明の第3の手段は、前記第1または第2の手段において、前記一次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に前記一次蒸発器と同圧系統の節炭器を設置し、その同圧系統の節炭器の出口側に給水調節弁または圧力調節弁を設け、その給水調節弁または圧力調節弁の入口側から前記二次蒸発器の入口側に向けてバイパス系統を設けたことを特徴とするものである。
本発明の第4の手段は、高圧二次蒸発器と、その高圧二次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された高圧一次蒸発器と、その高圧一次蒸発器と前記高圧二次蒸発器を直列に接続した連絡管と、前記高圧二次蒸発器で発生した蒸気を汽水分離する高圧汽水分離器と、前記高圧一次蒸発器よりも低圧となる系に設置された低圧ドラムを備えた貫流式排熱回収ボイラにおいて、
前記高圧一次蒸発器の出口側から前記低圧ドラムへ缶水を排出する缶水排出系統を設置したことを特徴とするものである。
本発明の第5の手段は、高圧二次蒸発器と、その高圧二次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された高圧一次蒸発器と、その高圧一次蒸発器と前記高圧二次蒸発器を直列に接続した連絡管と、前記高圧二次蒸発器で発生した蒸気を汽水分離する高圧汽水分離器と、前記高圧一次蒸発器よりも低圧となる系に設置された中圧ドラムを備えた貫流式排熱回収ボイラにおいて、
前記高圧一次蒸発器の出口側から前記中圧ドラムへ缶水を排出する缶水排出系統を設置したことを特徴とするものである。
本発明の第6の手段は、高圧二次蒸発器と、その高圧二次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された高圧一次蒸発器と、その高圧一次蒸発器と前記高圧二次蒸発器を直列に接続した連絡管と、前記高圧二次蒸発器で発生した蒸気を汽水分離する高圧汽水分離器と、前記高圧一次蒸発器よりも低圧となる系に設置された中圧節炭器を備えた貫流式排熱回収ボイラにおいて、
前記高圧一次蒸発器の出口側から前記中圧節炭器へ缶水を排出する缶水排出系統を設置したことを特徴とするものである。
本発明の第7の手段は、高圧二次蒸発器と、その高圧二次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された高圧一次蒸発器と、その高圧一次蒸発器と前記高圧二次蒸発器を直列に接続した連絡管と、前記高圧二次蒸発器で発生した蒸気を汽水分離する高圧汽水分離器と、前記高圧一次蒸発器よりも低圧となる中圧ドラムならびに低圧ドラムを備えた貫流式排熱回収ボイラにおいて、
前記高圧一次蒸発器の出口側から前記中圧ドラムならびに低圧ドラムへ缶水を排出する缶水排出系統を設置したことを特徴とするものである。
本発明の第8の手段は、高圧二次蒸発器と、その高圧二次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された高圧一次蒸発器と、その高圧一次蒸発器と前記高圧二次蒸発器を直列に接続した連絡管と、前記高圧二次蒸発器で発生した蒸気を汽水分離する高圧汽水分離器と、前記高圧一次蒸発器よりも低圧となる中圧ドラムならびに低圧節炭器を備えた貫流式排熱回収ボイラにおいて、
前記高圧一次蒸発器の出口側から前記中圧ドラムならびに低圧節炭器へ缶水を排出する缶水排出系統を設置したことを特徴とするものである。
本発明の第9の手段は、前記第4ないし第8の手段において、前記高圧一次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された高圧節炭器の出口側に給水調節弁または圧力調節弁を設け、その給水調節弁または圧力調節弁の入口側から前記高圧二次蒸発器の入口側に向けて延びたバイパス系統を設けたことを特徴とするものである。
本発明の第10の手段は、高圧二次蒸発器と、その高圧二次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された高圧一次蒸発器と、その高圧一次蒸発器と前記高圧二次蒸発器を直列に接続した高圧連絡管と、前記高圧二次蒸発器で発生した蒸気を汽水分離する高圧汽水分離器とを備えた高圧系統と、
前記高圧一次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された中圧二次蒸発器と、その中圧二次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された中圧一次蒸発器と、その中圧一次蒸発器と前記中圧二次蒸発器を直列に接続した中圧連絡管と、前記中圧二次蒸発器で発生した蒸気を汽水分離する中圧汽水分離器と、前記中圧一次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された中圧節炭器とを備えた中圧系統と、
その中圧系統よりも低圧となる系に設置された低圧ドラムを備えた貫流式排熱回収ボイラにおいて、
前記高圧一次蒸発器の出口側から前記中圧節炭器へ缶水を排出する第1の缶水排出系統と、
前記中圧一次蒸発器の出口側から前記低圧ドラムへ缶水を排出する第2の缶水排出系統を設置したことを特徴とするものである。
本発明の第11の手段は、高圧二次蒸発器と、その高圧二次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された高圧一次蒸発器と、その高圧一次蒸発器と前記高圧二次蒸発器を直列に接続した高圧連絡管と、前記高圧二次蒸発器で発生した蒸気を汽水分離する高圧汽水分離器とを備えた高圧系統と、
前記高圧一次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された中圧二次蒸発器と、その中圧二次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された中圧一次蒸発器と、その中圧一次蒸発器と前記中圧二次蒸発器を直列に接続した中圧連絡管と、前記中圧二次蒸発器で発生した蒸気を汽水分離する中圧汽水分離器と、前記中圧一次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された中圧節炭器とを備えた中圧系統と、
その中圧系統よりも低圧となる系に設置された低圧節炭器を備えた貫流式排熱回収ボイラにおいて、
前記高圧一次蒸発器の出口側から前記中圧節炭器へ缶水を排出する第1の缶水排出系統と、
前記中圧一次蒸発器の出口側から前記低圧節炭器へ缶水を排出する第2の缶水排出系統を設置したことを特徴とするものである。
本発明は前述のような構成になっており、排熱回収ボイラ起動時における汽水分離器内のレベル変動及びブロー量の抑制のために一次蒸発器の部分水張りを行うことなく、蒸発器管の焼損防止や汽水分離器のレベル変動抑制を行うとともに、信頼性の向上が図れる貫流式排熱回収ボイラを提供することができる。
以下に述べる本発明の実施形態によれば、高圧一次蒸発器の出口水の排出系統を設置することで、ボイラ起動前に高圧一次蒸発器の上部に空間を設けることなく起動時の汽水分離器のレベル変動及びブロー量の抑制が可能となり、一次蒸発器の空焚き対策が不要で、保有熱を含めた給水の損失を防ぐことができる。
また、高圧一次蒸発器の出口水の排出先を低圧ドラム又は低圧節炭器入口とすることにより、排熱回収ボイラ入口の給水温度を露点温度以上に上昇させるまでの時間が短縮でき、腐食や応力腐食割れの防止をより確実に行うことが可能となる。
更に、高圧一次蒸発器の出口水の排出先を中圧ドラム又は中圧節炭器系とすることにより、燃料加温用抽水が温度上昇する時間が短縮されることになり、ガスタービンの効率向上を早期に行うことが可能となる。
(第1実施形態)
次に本発明の各実施形態を図と共に説明する。図1は、第1実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの系統図である。
ガスタービンからの排ガスは最初の熱交換部である高圧過熱器5から排ガス流れ方向最下流部に設置された低圧節炭器13まで送られ、その間で熱回収が行われる。
給水は低圧節炭器13を経て、高中圧給水ポンプ17で昇圧され中圧節炭器11と高圧節炭器9へ送られる。高圧節炭器9で加熱された高圧給水は高圧一次蒸発器8、高圧二次蒸発器7で蒸気に変換され、更に過熱された後、高圧汽水分離器14を経て高圧過熱器5へ供給される。高圧一次蒸発器8と高圧二次蒸発器7の間には、高圧一次蒸発器出口連絡管19、高圧分配器20、高圧二次蒸発器入口連絡管21が設置されている。
本実施形態では、高圧一次蒸発器8の出口から低圧ドラム16へ内部流体を排出するための低圧ドラム排出系統26が設置されており、この低圧ドラム排出系統26は図に示すように高圧一次蒸発器出口連絡管19の途中から分岐して低圧ドラム16に接続されている。
ボイラ起動時、高圧一次蒸発器8を満水にした状態でミニマムフロー運転を行い、高圧節炭器9から高圧一次蒸発器8へ一定量の水を強制給水することで高圧二次蒸発器7での焼損を防止する。その際、高圧一次蒸発器8の出口水の一部を低圧ドラム排出系統26により低圧ドラム16へ排出することで、高圧二次蒸発器7への急激な流体の流入を防ぐことができ、そのため高圧汽水分離器14のレベル変動やブロー量の抑制が可能となる。
図2を用いて本実施形態の更なる効果を説明する。同図は、ボイラ起動時における低圧節炭器13の入口給水温度特性を示している。
低圧節炭器13の入口給水温度は、低圧節炭器再循環系統18に設置した節炭器再循環ポンプ41により、低圧節炭器13の出口の高温給水を低圧節炭器13の入口の配管へと再循環させることで、低圧節炭器13の入口の給水温度を上昇させ、排ガス流路内に設置された低圧節炭器管等の表面で排ガス中の水分が結露し腐食することを防止するようになっている。
ところで従来の排熱回収ボイラでは図16に示すように、高圧一次蒸発器8で加熱された流体が低圧ドラム16に送る低圧ドラム排出系統26が無く、低圧節炭器13は排ガス流れ方向最下流部に設置されているため、ボイラ起動時には低圧節炭器13の出口の温度上昇、つまりは低圧節炭器再循環系統18を用いた前述の温度上昇に時間がかかる(図2の一点鎖線参照)。そのため、起動初期に排熱回収ボイラ入口給水温度が露点以下となる時間帯が長時間存在するという問題がある。
これに対して本実施形態では、高圧一次蒸発器8で加熱された流体が低圧ドラム16を経て低圧蒸発器12へ送られるため、低圧蒸発器12の排ガス流れ方向下流でのガス温度が従来よりも高く、低圧節炭器13の出口給水温度が早期に上昇し、低圧節炭器13の入口の温度上昇も早まる(図2の実線参照)。従って起動初期に排ガス中の水分が低圧節炭器13の管表面等で結露する時間が短縮し、腐食や応力腐食割れの懸念が軽減される。
(第2実施形態)
図3は、第2実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの系統図である。本実施形態では、前記第1実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの系統に、高圧節炭器9の給水を高圧二次蒸発器7の入口側へバイパスさせる高圧二次蒸発器入口バイパス系統24を追加することで、高圧二次蒸発器7の焼損対策をより確実に行うことにした。すなわちバイパス系統24を設置し、ボイラ起動時に高圧給水調節弁25の調節により高圧節炭器9の給水の一部を高圧二次蒸発器7の入口にバイパスさせることで、高圧二次蒸発器7内の保有水の減少を補う。
本実施形態においても前記第1実施形態と同様に、高圧汽水分離器14のレベル変動やブロー量の抑制が可能となるとともに、低圧節炭器13の管表面等での結露時間を短縮することによる水腐食や応力腐食割れの抑制効果も得られる。
(第3実施形態)
図4は、第3実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの系統図である。本実施形態で前記第2実施形態と相違する点は、高中圧給水ポイプ17と高圧節炭器9の間に給水調節弁42を設けるとともに、高圧節炭器9の出口側に圧力調節弁43を設けた点である。
バイパス系統24は高圧二次蒸発器7が損傷しないように設けた系統であり、バイパス系統24の途中に付設されている弁は蒸発器ミニマムフロー弁(アングル弁)になっており、この弁はボイラ起動初期にのみ開くようになっている。従って、図3に示すように給水調節弁25を設けた場合は、この給水調節弁25で流量コントロールして、バイパス系統24をミニマムフローの状態にする。一方、図4に示すように圧力調節弁43を用いる場合には差圧をつけることでバイパス系統24をミニマムフローの状態とし、圧力調節弁43では流量コントロールができないので、高中圧給水ポイプ17と高圧節炭器9の間に給水調節弁42を設けている。
(第4実施形態)
図5は、第4実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの系統図である。本実施形態で前記第1実施形態と相違する点は、前記低圧ドラム排出系統26の代わりに、高圧一次蒸発器8の出口から中圧ドラム15へ内部流体を排出する中圧ドラム排出系統27を設置した点である。
ボイラの起動時、高圧一次蒸発器8を満水にした状態でミニマムフロー運転を行い、高圧節炭器9から高圧一次蒸発器8へ一定量の水を強制給水することで高圧二次蒸発器7での焼損を防止する。その際、高圧一次蒸発器8から出る水の一部を中圧ドラム排出系統27により中圧ドラム15へ排出することで、高圧二次蒸発器7への急激な流体の流入を防ぐことができ、汽水分離器14のレベル変動やブロー量の抑制が可能となる。
図6を用いて本実施形態の更なる効果を説明する。同図は、ボイラ起動時における中圧節炭器10の給水温度特性を示している。
中圧系統は高圧系統の排ガス流れ方向下流側に設置されているため、ボイラ起動時には高圧系統に比べ熱の流入が遅れ、同図に示すように従来の排熱回収ボイラでは、中圧節炭器11への給水の温度上昇にも時間がかかる。
これに対して本実施形態を採用した場合には、中圧ドラム15を経て中圧蒸発器10へ熱が送られるため、中圧蒸発器10の出口のガス温度が高く、従って同図に示すように中圧節炭器11の出入口給水温度が早い段階で上昇することになる。
ガスタービンの効率向上を図るため、図5に示すように中圧節炭器11の出口加熱水を用いてガスタービン用の燃料ガスを加熱する燃料ガス加熱器28が設置されたシステムがコンバインドサイクル発電設備で採用されている。このシステムの場合、中圧節炭器11の給水の温度上昇に時間がかかればガスタービンの起動特性と効率向上に支障をきたすことになる。この点本実施形態を採用すれば、ボイラ起動時での中圧節炭器11の出口側温度が燃料ガスの加熱に必要な温度に達するまでの時間が短縮され、ガスタービンの起動特性が安定し、早期に効率向上が図れる。
(第5実施形態)
図7は、第5実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの系統図である。本実施形態で前記第3実施形態と相違する点は、高圧節炭器9の給水を高圧二次蒸発器7の入口へバイパスさせる高圧二次蒸発器入口バイパス系統24を設けることで、高圧二次蒸発器7の焼損対策をより確実に行うことにした点である。
本実施形態においても汽水分離器14のレベル変動やブロー量の抑制が可能となるとともに、ボイラ起動時での中圧節炭器11の出口側温度が燃料ガスの加熱に必要な温度に達するまでの時間が短縮され、ガスタービンの起動特性が安定し、効率向上を早期に行うことができる。
本実施形態においても高圧給水調節弁25の代わりに、図4に示すように給水調節弁42と圧力調節弁43を用いることもできる。
(第6実施形態)
図8は、第6実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの系統図である。本実施形態の場合、高圧一次蒸発器8の出口から低圧ドラム16へ内部流体を排出する低圧ドラム排出系統26と、高圧一次蒸発器8の出口から中圧ドラム15へ内部流体を排出する中圧ドラム排出系統27とを並設している。
(第7実施形態)
図9は、第7実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの系統図である。本実施形態で前記第5実施形態と相違する点は、高圧節炭器9の給水を高圧二次蒸発器7の入口へバイパスさせる高圧二次蒸発器入口バイパス系統24を設けることで、高圧二次蒸発器7の焼損対策をより確実に行うことにした点である。
本実施形態においても高圧給水調節弁25の代わりに、図4に示すように給水調節弁42と圧力調節弁43を用いることもできる。
(第8実施形態)
図10は、第8実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの系統図である。本実施形態で前記第7実施形態と相違する点は、低圧ドラム排出系統26の代わりに高圧一次蒸発器8の出口側から中圧節炭器11側に延びる中圧節炭器系再循環系統30を設けた点である。
(第9実施形態)
図11は、第9実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの系統図である。本実施形態の場合、高圧系及び中圧系に貫流式を採用した排熱回収ボイラにおいて、高圧一次蒸発器8の出口側から中圧節炭器11側に延びる中圧節炭器系再循環系統30を設けるとともに、中圧一次蒸発器32の出口側から低圧ドラム16側に延びる中圧一次蒸発器出口連絡管34を設けている。
なお、図中の31は中圧二次蒸発器、33は中圧汽水分離器、35は中圧分配器、36は中圧二次蒸発器入口連絡管、37は中圧ドレンタンク、38は中圧ドレンタンクブロー系統、39は中圧二次蒸発器入口バイパス系統、40は中圧給水調節弁である。
(第10実施形態)
図12は、第10実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの系統図である。本実施形態で前記第9実施形態と相違する点は、低圧ドラム排出系統26の代わりに、中圧一次蒸発器32の出口側から低圧節炭器13の入口側に延びる低圧節炭器入口再循環系統29を設けて、中圧一次蒸発器32の缶水を低圧節炭器13の入口側に排出した点である。
(第11実施形態)
図13は、第11実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの系統図である。本実施形態の場合、一次蒸発器8の出口側から低圧節炭器13の入口側に延びる低圧節炭器入口再循環系統29を設けて、一次蒸発器8の缶水を低圧節炭器13の入口側に排出している。
(第12実施形態)
図14は、第12実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの系統図である。本実施形態の場合、一次蒸発器8の出口側から中圧節炭器11に延びる中圧節炭器系再循環系統30を設けて、一次蒸発器8の缶水を中圧節炭器11へ再循環している。
本実施形態などのように中圧節炭器系再循環系統30を中圧節炭器11に接続する場合は、中圧節炭器11を構成している多数の伝熱パネルどうしが連絡管で連結されているため、そのいずれかの連絡管に前記中圧節炭器系再循環系統30の配管を接続することになる。
本発明の第1実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの系統図である。 その第1実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの低圧節炭器における入口給水温度上昇を示す特性図である。 本発明の第2実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの系統図である。 本発明の第3実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの系統図である。 本発明の第4実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの系統図である。 その第4実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの中圧節炭器における入口ならびに出口の給水温度上昇を示す特性図である。 本発明の第5実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの系統図である。 本発明の第6実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの系統図である。 本発明の第7実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの系統図である。 本発明の第8実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの系統図である。 本発明の第9実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの系統図である。 本発明の第10実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの系統図である。 本発明の第11実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの系統図である。 本発明の第12実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの系統図である。 コンバインドサイクル発電設備のプラント構成図である。 従来の貫流式排熱回収ボイラの系統図である。
符号の説明
1:ガスタービン、2:排熱回収ボイラ、3:蒸気タービン、4:発電機、5:高圧過熱器、6:再熱器、7:高圧二次蒸発器、8:高圧一次蒸発器、9:高圧節炭器、10:中圧蒸発器、11:中圧節炭器、12:低圧蒸発器、13:低圧節炭器、14:高圧汽水分離器、15:中圧ドラム、16:低圧ドラム、17:高中圧給水ポンプ、18:低圧節炭器再循環系統、19:高圧一次蒸発器出口連絡管、20:高圧分配器、21:高圧二次蒸発器入口連絡管、22:高圧ドレンタンク、23:高圧ドレンタンクブロー系統、24:高圧二次蒸発器入口バイパス系統、25:高圧給水調節弁、26:低圧ドラム排出系統、27:中圧ドラム排出系統、28:燃料ガス加熱器、29:低圧節炭器入口再循環系統、30:中圧節炭器系再循環系統、31:中圧二次蒸発器、32:中圧一次節炭器、33:中圧汽水分離器、34:中圧一次蒸発器出口連絡管、35:中圧分配器、36:中圧二次蒸発器入口連絡管、37:中圧ドレンタンク、38:中圧ドレンタンクブロー系統、39:中圧二次蒸発器入口バイパス系統、40:中圧給水調節弁、41:節炭器再循環ポンプ、42:給水調節弁、43:圧力水調節弁。

Claims (11)

  1. 二次蒸発器と、その二次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された一次蒸発器と、その一次蒸発器と前記二次蒸発器を直列に接続した連絡管と、前記二次蒸発器で発生した蒸気を汽水分離する汽水分離器と、前記一次蒸発器よりも低圧となる系に設置された低圧系のドラムを備えた貫流式排熱回収ボイラにおいて、
    前記一次蒸発器の出口側から前記低圧系のドラムへ缶水を排出する缶水排出系統を設置したことを特徴とする貫流式排熱回収ボイラ。
  2. 二次蒸発器と、その二次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された一次蒸発器と、その一次蒸発器と前記二次蒸発器を直列に接続した連絡管と、前記二次蒸発器で発生した蒸気を汽水分離する汽水分離器と、前記一次蒸発器よりも低圧となる系に設置された低圧系の節炭器を備えた貫流式排熱回収ボイラにおいて、
    前記一次蒸発器の出口側から前記低圧系の節炭器へ缶水を排出する缶水排出系統を設置したことを特徴とする貫流式排熱回収ボイラ。
  3. 請求項1または2に記載の貫流式排熱回収ボイラにおいて、前記一次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に前記一次蒸発器と同圧系統の節炭器を設置し、その同圧系統の節炭器の出口側に給水調節弁または圧力調節弁を設け、その給水調節弁または圧力調節弁の入口側から前記二次蒸発器の入口側に向けてバイパス系統を設けたことを特徴とする貫流式排熱回収ボイラ。
  4. 高圧二次蒸発器と、その高圧二次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された高圧一次蒸発器と、その高圧一次蒸発器と前記高圧二次蒸発器を直列に接続した連絡管と、前記高圧二次蒸発器で発生した蒸気を汽水分離する高圧汽水分離器と、前記高圧一次蒸発器よりも低圧となる系に設置された低圧ドラムを備えた貫流式排熱回収ボイラにおいて、
    前記高圧一次蒸発器の出口側から前記低圧ドラムへ缶水を排出する缶水排出系統を設置したことを特徴とする貫流式排熱回収ボイラ。
  5. 高圧二次蒸発器と、その高圧二次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された高圧一次蒸発器と、その高圧一次蒸発器と前記高圧二次蒸発器を直列に接続した連絡管と、前記高圧二次蒸発器で発生した蒸気を汽水分離する高圧汽水分離器と、前記高圧一次蒸発器よりも低圧となる系に設置された中圧ドラムを備えた貫流式排熱回収ボイラにおいて、
    前記高圧一次蒸発器の出口側から前記中圧ドラムへ缶水を排出する缶水排出系統を設置したことを特徴とする貫流式排熱回収ボイラ。
  6. 高圧二次蒸発器と、その高圧二次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された高圧一次蒸発器と、その高圧一次蒸発器と前記高圧二次蒸発器を直列に接続した連絡管と、前記高圧二次蒸発器で発生した蒸気を汽水分離する高圧汽水分離器と、前記高圧一次蒸発器よりも低圧となる系に設置された中圧節炭器を備えた貫流式排熱回収ボイラにおいて、
    前記高圧一次蒸発器の出口側から前記中圧節炭器へ缶水を排出する缶水排出系統を設置したことを特徴とする貫流式排熱回収ボイラ。
  7. 高圧二次蒸発器と、その高圧二次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された高圧一次蒸発器と、その高圧一次蒸発器と前記高圧二次蒸発器を直列に接続した連絡管と、前記高圧二次蒸発器で発生した蒸気を汽水分離する高圧汽水分離器と、前記高圧一次蒸発器よりも低圧となる中圧ドラムならびに低圧ドラムを備えた貫流式排熱回収ボイラにおいて、
    前記高圧一次蒸発器の出口側から前記中圧ドラムならびに低圧ドラムへ缶水を排出する缶水排出系統を設置したことを特徴とする貫流式排熱回収ボイラ。
  8. 高圧二次蒸発器と、その高圧二次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された高圧一次蒸発器と、その高圧一次蒸発器と前記高圧二次蒸発器を直列に接続した連絡管と、前記高圧二次蒸発器で発生した蒸気を汽水分離する高圧汽水分離器と、前記高圧一次蒸発器よりも低圧となる中圧ドラムならびに低圧節炭器を備えた貫流式排熱回収ボイラにおいて、
    前記高圧一次蒸発器の出口側から前記中圧ドラムならびに低圧節炭器へ缶水を排出する缶水排出系統を設置したことを特徴とする貫流式排熱回収ボイラ。
  9. 請求項4ないし8のいずれか1項に記載の貫流式排熱回収ボイラにおいて、前記高圧一次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された高圧節炭器の出口側に給水調節弁または圧力調節弁を設け、その給水調節弁または圧力調節弁の入口側から前記高圧二次蒸発器の入口側に向けて延びたバイパス系統を設けたことを特徴とする貫流式排熱回収ボイラ。
  10. 高圧二次蒸発器と、その高圧二次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された高圧一次蒸発器と、その高圧一次蒸発器と前記高圧二次蒸発器を直列に接続した高圧連絡管と、前記高圧二次蒸発器で発生した蒸気を汽水分離する高圧汽水分離器とを備えた高圧系統と、
    前記高圧一次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された中圧二次蒸発器と、その中圧二次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された中圧一次蒸発器と、その中圧一次蒸発器と前記中圧二次蒸発器を直列に接続した中圧連絡管と、前記中圧二次蒸発器で発生した蒸気を汽水分離する中圧汽水分離器と、前記中圧一次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された中圧節炭器とを備えた中圧系統と、
    その中圧系統よりも低圧となる系に設置された低圧ドラムを備えた貫流式排熱回収ボイラにおいて、
    前記高圧一次蒸発器の出口側から前記中圧節炭器へ缶水を排出する第1の缶水排出系統と、
    前記中圧一次蒸発器の出口側から前記低圧ドラムへ缶水を排出する第2の缶水排出系統を設置したことを特徴とする貫流式排熱回収ボイラ。
  11. 高圧二次蒸発器と、その高圧二次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された高圧一次蒸発器と、その高圧一次蒸発器と前記高圧二次蒸発器を直列に接続した高圧連絡管と、前記高圧二次蒸発器で発生した蒸気を汽水分離する高圧汽水分離器とを備えた高圧系統と、
    前記高圧一次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された中圧二次蒸発器と、その中圧二次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された中圧一次蒸発器と、その中圧一次蒸発器と前記中圧二次蒸発器を直列に接続した中圧連絡管と、前記中圧二次蒸発器で発生した蒸気を汽水分離する中圧汽水分離器と、前記中圧一次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された中圧節炭器とを備えた中圧系統と、
    その中圧系統よりも低圧となる系に設置された低圧節炭器を備えた貫流式排熱回収ボイラにおいて、
    前記高圧一次蒸発器の出口側から前記中圧節炭器へ缶水を排出する第1の缶水排出系統と、
    前記中圧一次蒸発器の出口側から前記低圧節炭器へ缶水を排出する第2の缶水排出系統を設置したことを特徴とする貫流式排熱回収ボイラ。
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