JP2009063205A - 貫流式排熱回収ボイラ - Google Patents

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英幸 内村
Kazuhiro Takenaga
和弘 武永
Mitsugi Musashi
貢 武蔵
Nobuo Shimono
展雄 下野
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Abstract

【課題】ボイラ起動時のバイパス給水混入部でのウォーターハンマーを抑制できる貫流式排熱回収ボイラを提供する。
【解決手段】高圧二次蒸発器3と、高圧一次蒸発器7と、高圧二次蒸発器入口連絡管9と、高圧汽水分離器8と、高圧二次節炭器6を備えて、高圧二次節炭器6の出口側から高圧二次蒸発器入口連絡管9に向けて高圧バイパス系統11を設けたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンバインドサイクル発電設備において大容量高効率化に好適な貫流式排熱回収ボイラに関するものである。
一般的なコンバインドサイクル発電設備のプラント構成について図6を参照して説明する。
ガスタービン14で天然ガス等を燃焼させて発電を行い、高温のガスタービン排ガスGは排熱回収ボイラ15に送られる。排熱回収ボイラ15では排ガスGからの熱回収により供給した水が蒸気に変換され、発生した蒸気は蒸気タービン16に送られて発電機17にて発電を行う。
次に従来の貫流式排熱回収ボイラの概略構成について図7を参照して説明する。前述のガスタービン14からの排ガスGは、最初の熱交換部である高圧過熱器1、再熱器2、高圧二次蒸発器3、高圧一次蒸発器7・・・に順次送られる。
一方、給水は低圧節炭器4を経て高圧給水ポンプ18で昇圧され高圧一次節炭器5、高圧二次節炭器6で予熱された後、高圧一次蒸発器7、高圧二次蒸発器3に導入、個々で過熱されて高圧汽水分離器8に送られた後、高圧過熱器1に供給される。
高圧一次蒸発器7と高圧二次蒸発器3の間に高圧二次蒸発器入口連絡管9が設置されて、ここで高圧二次蒸発器3の出口の過熱度は通常20℃から50℃程度になるように設計されている。運転時にはこの高圧二次蒸発器3の出口の過熱度を監視し、設定温度になるよう高圧給水調節弁10を用いて給水流量を制御する。
排熱回収ボイラの起動初期においては節炭器及び蒸発器に水張りを行った後にガスタービンが点火され、排熱回収ボイラに排ガスGが導入されて蒸発器内で蒸発を開始する。ガス流れ方向上流側に設置されている高圧二次蒸発器3で蒸発が始まった後、ガス流れ方向下流側に設置されている高圧一次蒸発器7で蒸発を開始する。
従って高圧二次蒸発器3にて変換された蒸気は高圧汽水分離器8に送られるが、高圧一次蒸発器7ではまだ蒸気に変換されない状態が存在することとなり、一時的に高圧二次蒸発器3の内部の保有水が減少し、排ガスGの熱が高圧二次蒸発器3の内部の給水で冷やされない結果として、高圧二次蒸発器3を構成している伝熱管の温度が局部的に上昇し、最悪の場合は高圧二次蒸発器3を構成している伝熱管の焼損が起こる可能性がある。
また貫流式ではドラムのような大容量の保有水設備が無く、汽水分離器8でレベルを確認しながら汽水分離器ブローライン19により系外または復水器へのブローが行われることになるが、汽水分離器8内でのレベル変動が大きく必要なブロー量も多い。
この問題を解決するため図7に示す系統構成においては、バイパス系統11を設置し、起動時に高圧一次節炭器5の入口給水を高圧二次蒸発器3の入口にバイパスさせることで、高圧二次蒸発器3内の保有水の減少を補うとともに汽水分離器8でのレベル変動やブロー量を抑制していた。バイパス流量は、バイパス系統11に設置した電動弁12を用いて制御していた。
なお、この種の技術に関しては例えば下記のような特許文献を挙げることができる。
特表2001−505645号公報
しかし図7に示す系統構成では、バイパスさせる給水と高圧一次蒸発器7から送られる二相流の温度差が大きく、バイパス水の混入により急激に冷やされるためウォーターハンマーが発生し、騒音だけでなく衝撃により連絡管9の変形や破損といった問題が起こる可能性がある。中圧系統においても同様な貫流式系統構成を採用した場合には、同様の問題が起こる可能性がある。
本発明の目的は、排熱回収ボイラ起動時における二次蒸発器管の焼損防止と、汽水分離器のレベル変動及びブロー量の抑制のために行われる二次蒸発器入口への給水バイパス運転時に起こる可能性があるバイパス給水混入部でのウォーターハンマーを抑制することにより、騒音や機器の破損が防止できる貫流式排熱回収ボイラを提供することにある。
前記目的を達成するため本発明の第1の手段は、二次蒸発器と、その二次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された一次蒸発器と、その一次蒸発器の出口側と前記二次蒸発器の入口側を直列に接続する二次蒸発器入口連絡管と、前記二次蒸発器の出口側に接続された汽水分離器と、前記一次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された節炭器とを備えた貫流式排熱回収ボイラにおいて、前記節炭器の出口側から前記二次蒸発器入口連絡管に向けてバイパス系統を設けたことを特徴とするものである。
本発明の第2の手段は前記第1の手段において、前記節炭器と前記一次蒸発器を直列に接続する一次蒸発器入口連絡管の途中に給水調節弁または圧力調節弁を付設し、その給水調節弁または圧力調節弁の入口側から前記二次蒸発器入口連絡管に向けて前記バイパス系統を設けたことを特徴とするものである。
本発明の第3の手段は前記第1の手段において、前記節炭器が二次節炭器と、その二次節炭器の排ガス流れ方向下流側に設置された一次節炭器とを有し、前記一次節炭器と二次節炭器を直列に接続する二次節炭器入口連絡管の途中に給水調節弁または圧力調節弁を付設し、その給水調節弁または圧力調節弁の入口側から前記二次蒸発器入口連絡管に向けて前記バイパス系統を設けたことを特徴とするものである。
本発明の第4の手段は前記第1の手段において、前記蒸発器が高圧蒸発器であって、前記節炭器が高圧節炭器であることを特徴とするものである。
本発明の第5の手段は前記第1の手段において、前記蒸発器が中圧蒸発器であって、前記節炭器が中圧節炭器であることを特徴とするものである。
本発明の第6の手段は、高圧二次蒸発器と、その高圧二次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された高圧一次蒸発器と、その高圧一次蒸発器の出口側と前記高圧二次蒸発器の入口側を直列に接続する高圧二次蒸発器連絡管と、前記高圧二次蒸発器の出口側に接続された高圧汽水分離器と、前記高圧一次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された高圧節炭器とを有する高圧系統と、
中圧二次蒸発器と、その中圧二次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された中圧一次蒸発器と、その中圧一次蒸発器の出口側と前記中圧二次蒸発器の入口側を直列に接続する中圧二次蒸発器連絡管と、前記中圧二次蒸発器の出口側に接続された中圧汽水分離器と、前記中圧一次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された中圧節炭器とを有する中圧系統とを備えた貫流式排熱回収ボイラにおいて、
前記高圧節炭器の出口側から前記高圧二次蒸発器連絡管に向けて高圧バイパス系統を設けるとともに、前記中圧節炭器の出口側から前記中圧二次蒸発器連絡管に向けて中圧バイパス系統を設けたことを特徴とするものである。
本発明の第7の手段は前記第6の手段において、前記高圧節炭器と前記高圧一次蒸発器を直列に接続する高圧一次蒸発器入口連絡管の途中に高圧給水調節弁または高圧圧力調節弁を付設し、その高圧給水調節弁または高圧圧力調節弁の入口側から前記高圧二次蒸発器入口連絡管に向けて前記高圧バイパス系統を設けるとともに、
前記中圧節炭器と前記中圧一次蒸発器を直列に接続する中圧一次蒸発器入口連絡管の途中に中圧給水調節弁または中圧圧力調節弁を付設し、その中圧給水調節弁または中圧圧力調節弁の入口側から前記中圧二次蒸発器入口連絡管に向けて前記中圧バイパス系統を設けたことを特徴とするものである。
本発明の第8の手段は前記第6の手段において、前記高圧節炭器が高圧二次節炭器と、その高圧二次節炭器の排ガス流れ方向下流側に設置された高圧一次節炭器とを有し、前記高圧一次節炭器と高圧二次節炭器を直列に接続する高圧二次節炭器入口連絡管の途中に高圧給水調節弁または高圧圧力調節弁を付設し、その高圧給水調節弁または高圧圧力調節弁の入口側から前記高圧二次蒸発器入口連絡管に向けて前記高圧バイパス系統を設けるとともに、
前記中圧節炭器が中圧二次節炭器と、その中圧二次節炭器の排ガス流れ方向下流側に設置された中圧一次節炭器とを有し、前記中圧一次節炭器と中圧二次節炭器を直列に接続する中圧二次節炭器入口連絡管の途中に中圧給水調節弁または中圧圧力調節弁を付設し、その中圧給水調節弁または中圧圧力調節弁の入口側から前記中圧二次蒸発器入口連絡管に向けて前記中圧バイパス系統を設けたことを特徴とするものである。
本発明の第9の手段は前記第1ないし第8の手段において、前記バイパス系統に流量調節弁を設置し、当該貫流式排熱回収ボイラの起動時の負荷変化に応じた量の給水をバイパスすることを特徴とするものである。
本発明は前述のような構成になっており、バイパス給水混入部でのウォーターハンマーを発生させること無く、ボイラ起動時における二次蒸発器管の焼損防止と、汽水分離器のレベル変動及びブロー量の抑制を行うことができ、信頼性の高い貫流式排熱回収ボイラを提供することができる。
後述する本発明の実施形態において、バイパス給水の抽水元である高圧節炭器出口での給水温度は高圧蒸発器内を流れる二相流体の飽和温度と温度差が10℃前後と小さいことから二相流流体に給水が混入することによるウォーターハンマーが発生する可能性は非常に小さい。そのため、バイパス給水混入部での騒音や機器の変形、破損を防止することが可能となる。また、中圧系を貫流式とした場合においてもバイパス給水温度と二次蒸発器入口流体温度の温度差が小さいという条件は変わらないことから同様の効果が得られる。
本発明の第1の実施形態を図1とともに説明する。本実施形態の場合は同図に示すように、排ガス流れ方向上流側から下流側に向けて高圧過熱器1、再熱器2、高圧二次蒸発器3、高圧一次蒸発器7、高圧二次節炭器6、高圧一次節炭器5が順次設置されている。
高圧二次蒸発器3と高圧過熱器1を結ぶ管路の途中には高圧汽水分離器8が介在されており、高圧汽水分離器8の下部は汽水分離器ブローライン19が接続されている。高圧一次蒸発器7と高圧二次蒸発器3は、高圧二次蒸発器入口連絡管9によって直列に接続されている。また高圧二次節炭器6と高圧一次蒸発器7は高圧一次蒸発器入口連絡管20によって直列に接続され、その連絡管20の途中には高圧給水調節弁または圧力調節弁10が付設されている。さらに高圧一次節炭器5の入口側には、高圧給水ポンプ18が設けられている。
本実施形態の場合は高圧過熱器1、高圧二次蒸発器3、高圧一次蒸発器7、高圧二次節炭器6、高圧一次節炭器5ならびに高圧汽水分離器8によって高圧系統が構成されている。この高圧系統の排ガス流れ方向下流側に中圧系統ならびに低圧系統が配置されているが、図面を簡略化するため図1では低圧系統の低圧節炭器4と低圧ドラム21が図示され、他は省略されている。
前記高圧二次蒸発器入口連絡管9の途中には、高圧二次節炭器6の出口側と高圧給水調節弁または高圧圧力調節弁10の入口側の間から延びた高圧バイパス系統11が接続され、高圧バイパス系統11の途中には高圧バイパス流量調節弁13が付設されている。
図2は、高圧系統(高圧過熱器1、高圧二次蒸発器3、高圧一次蒸発器7、高圧二次節炭器6、高圧一次節炭器5)における熱吸収量及び温度の変化を示す線図である。
この図から明らかなように、従来技術においては高圧一次節炭器5の入口給水を高圧二次蒸発器3の入口にバイパスさせるため、給水温度(約150℃)と蒸気温度(約240℃)の差は約100℃あり、高圧二次蒸発器3の入口において二相流の蒸気相がバイパスされた給水により急激に冷やされるから、ウォーターハンマーが発生する可能性がある。
これに対して本実施形態では、高圧二次節炭器6の出口側の給水をバイパスさせ、その温度は約230℃であり、給水温度(約230℃)と蒸気温度(約240℃)の差は10℃程度に抑えられるため、ウォーターハンマー発生の可能性は無い。
本実施形態では図1に示すように、高圧二次節炭器6の出口側に高圧給水調節弁(または高圧圧力調節弁)10を設置し、その上流から前記バイパス給水の一部を抜出しているが、これによりバイパス系統11の前後での差圧が十分に確保できるため、給水を確実にバイパスさせることができる。
また、バイパス系統11に設置する止弁を調節弁13にすることにより、起動時の負荷変化に合わせ適切な量の給水をバイパスすることで、高圧二次蒸発器管の焼損や汽水分離器8のレベル変動抑制を的確に行うことができ、過剰なバイパスによる性能低下、起動時間の遅れを防止することが可能となる。
図3は、本発明の第2の実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの概略構成図である。本実施形態の場合、高圧一次節炭器5と高圧二次節炭器6の間を結ぶ高圧二次節炭器入口連絡管22の途中に高圧給水調節弁(または高圧圧力調節弁)10を設置する。そしてこの高圧給水調節弁(または高圧圧力調節弁)10の入口側と前記高圧二次蒸発器入口連絡管9の途中を結ぶ高圧バイパス系統11が設置され、高圧バイパス系統11の途中には高圧バイパス流量調節弁13が付設されている。
図2より本実施形態では、バイパスさせる給水温度(約190℃)と蒸気温度(約240℃)の差は約50℃となる。温度差は従来技術に比べ小さくなるため、ウォーターハンマー発生の可能性は低くなる。また高圧給水調節弁10は高圧一次節炭器5と高圧二次節炭器6の中間に設置されるため、高圧二次節炭器6の設計圧力を低く設定できることから、コストについては前記第1の実施形態に比べ低く抑えることが可能となる。
図4は本発明の第3の実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの概略構成図である。本実施形態の場合、排ガス流れ方向上流側から下流側に向けて高圧過熱器1、再熱器2、高圧二次蒸発器3、高圧一次蒸発器7、高圧二次節炭器6、高圧一次節炭器5、中圧二次蒸発器23、中圧一次蒸発器24、中圧二次節炭器25、中圧一次節炭器26、低圧蒸発器27、低圧節炭器4が順次設置されている。
中圧二次蒸発器23の出口側には中圧汽水分離器28が接続され、その下部は汽水分離器ブローライン29が接続されている。中圧一次蒸発器24と中圧二次蒸発器23は、中圧二次蒸発器入口連絡管30によって接続されている。また中圧二次節炭器25と中圧一次蒸発器24は中圧一次蒸発器入口連絡管31によって接続され、その連絡管31の途中には中圧給水調節弁または圧力調節弁32が付設されている。高中圧給水ポンプ33の出口側は、中圧一次節炭器26と高圧一次節炭器5の入口側にそれぞれ接続されている。
前記第1の実施形態と同様に、高圧給水調節弁(または高圧圧力調節弁)10の出口側から高圧二次蒸発器入口連絡管9の途中に向けて高圧バイパス系統11が接続されている。さらに本実施形態では、中圧給水調節弁(または中圧圧力調節弁)32の出口側から中圧二次蒸発器入口連絡管30の途中に向けて中圧バイパス系統34が接続され、その途中に中圧バイパス流量調節弁35が付設されている。
図5は本発明の第4の実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの概略構成図である。本実施形態の場合、高圧一次節炭器5と高圧二次節炭器6を直列に接続する高圧二次節炭器入口連絡管22に高圧給水調節弁(または高圧調節弁)10を設けて、それの入口側から高圧二次蒸発器入口連絡管9の途中に向けて高圧バイパス系統11を接続する。
さらに中圧一次節炭器26と中圧二次節炭器25を直列に接続する中圧二次節炭器入口連絡管36に中圧給水調節弁(または中圧調節弁)32を設けて、それの入口側から中圧二次蒸発器入口連絡管30の途中に向けて中圧バイパス系統34を接続している。
本実施形態では高圧バイパス系統11と中圧バイパス系統34を併設したが、中圧バイパス系統34のみを設けることもできる。
前記実施形態では蒸発器を一次蒸発器と二次蒸発器の2つに分割したが、蒸発器を例えば一次蒸発器、二次蒸発器、三次蒸発器のように3つ以上に多分割して、その最終蒸発器(前述の例では三次蒸発器)の入口側または二次以上の蒸発器(前述の例では二次蒸発器と三次蒸発器)の入口側全てに節炭器から給水できるようにバイパス系統を接続することもできる。
本発明の第1の実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの概略構成図である。 貫流式排熱回収ボイラにおける高圧系熱吸収量と温度の変化を示す線図である。 本発明の第2の実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの概略構成図である。 本発明の第3の実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの概略構成図である。 本発明の第4の実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラの概略構成図である。 コンバインドサイクル発電設備のプラント構成図である。 従来の貫流式排熱回収ボイラの概略構成図である。
符号の説明
1:高圧過熱器、2:再熱器、3:高圧二次蒸発器、4:低圧節炭器、5:高圧一次節炭器、6:高圧二次節炭器、7:高圧一次蒸発器、8:高圧汽水分離器、9:高圧二次蒸発器入口連絡管、10:高圧給水調節弁(高圧圧力調節弁)、11:高圧バイパス系統、12:電動弁、13:高圧バイパス流量調節弁、14:ガスタービン、15:排熱回収ボイラ、16:蒸気タービン、17:発電機、18:高圧給水ポンプ、19:汽水分離器ブローライン、20:高圧一次蒸発器入口連絡管、21:低圧ドラム、22:高圧二次節炭器入口連絡管、23:中圧二次蒸発器、24:中圧一次蒸発器、25:中圧二次節炭器、26:中圧一次蒸発器、27:低圧蒸発器、28:中圧汽水分離器、29:汽水分離器ブローライン、30:中圧二次蒸発器入口連絡管、31:中圧一次蒸発器入口連絡管、32:中圧給水調節弁(中圧圧力調節弁)、33:高中圧給水ポンプ、34:中圧バイパス系統、35:中圧バイパス流量調節弁、36:中圧二次節炭器入口連絡管、G:ガスタービン排ガス。

Claims (9)

  1. 二次蒸発器と、その二次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された一次蒸発器と、その一次蒸発器の出口側と前記二次蒸発器の入口側を直列に接続する二次蒸発器入口連絡管と、前記二次蒸発器の出口側に接続された汽水分離器と、前記一次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された節炭器とを備えた貫流式排熱回収ボイラにおいて、
    前記節炭器の出口側から前記二次蒸発器入口連絡管に向けてバイパス系統を設けたことを特徴とする貫流式排熱回収ボイラ。
  2. 請求項1に記載の貫流式排熱回収ボイラにおいて、前記節炭器と前記一次蒸発器を直列に接続する一次蒸発器入口連絡管の途中に給水調節弁または圧力調節弁を付設し、その給水調節弁または圧力調節弁の入口側から前記二次蒸発器入口連絡管に向けて前記バイパス系統を設けたことを特徴とする貫流式排熱回収ボイラ。
  3. 請求項1に記載の貫流式排熱回収ボイラにおいて、前記節炭器が二次節炭器と、その二次節炭器の排ガス流れ方向下流側に設置された一次節炭器とを有し、前記一次節炭器と二次節炭器を直列に接続する二次節炭器入口連絡管の途中に給水調節弁または圧力調節弁を付設し、その給水調節弁または圧力調節弁の入口側から前記二次蒸発器入口連絡管に向けて前記バイパス系統を設けたことを特徴とする貫流式排熱回収ボイラ。
  4. 請求項1に記載の貫流式排熱回収ボイラにおいて、前記蒸発器が高圧蒸発器であって、前記節炭器が高圧節炭器であることを特徴とする貫流式排熱回収ボイラ。
  5. 請求項1に記載の貫流式排熱回収ボイラにおいて、前記蒸発器が中圧蒸発器であって、前記節炭器が中圧節炭器であることを特徴とする貫流式排熱回収ボイラ。
  6. 高圧二次蒸発器と、その高圧二次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された高圧一次蒸発器と、その高圧一次蒸発器の出口側と前記高圧二次蒸発器の入口側を直列に接続する高圧二次蒸発器連絡管と、前記高圧二次蒸発器の出口側に接続された高圧汽水分離器と、前記高圧一次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された高圧節炭器とを有する高圧系統と、
    中圧二次蒸発器と、その中圧二次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された中圧一次蒸発器と、その中圧一次蒸発器の出口側と前記中圧二次蒸発器の入口側を直列に接続する中圧二次蒸発器連絡管と、前記中圧二次蒸発器の出口側に接続された中圧汽水分離器と、前記中圧一次蒸発器の排ガス流れ方向下流側に設置された中圧節炭器とを有する中圧系統とを備えた貫流式排熱回収ボイラにおいて、
    前記高圧節炭器の出口側から前記高圧二次蒸発器連絡管に向けて高圧バイパス系統を設けるとともに、前記中圧節炭器の出口側から前記中圧二次蒸発器連絡管に向けて中圧バイパス系統を設けたことを特徴とする貫流式排熱回収ボイラ。
  7. 請求項6に記載の貫流式排熱回収ボイラにおいて、前記高圧節炭器と前記高圧一次蒸発器を直列に接続する高圧一次蒸発器入口連絡管の途中に高圧給水調節弁または高圧圧力調節弁を付設し、その高圧給水調節弁または高圧圧力調節弁の入口側から前記高圧二次蒸発器入口連絡管に向けて前記高圧バイパス系統を設けるとともに、
    前記中圧節炭器と前記中圧一次蒸発器を直列に接続する中圧一次蒸発器入口連絡管の途中に中圧給水調節弁または中圧圧力調節弁を付設し、その中圧給水調節弁または中圧圧力調節弁の入口側から前記中圧二次蒸発器入口連絡管に向けて前記中圧バイパス系統を設けたことを特徴とする貫流式排熱回収ボイラ。
  8. 請求項6に記載の貫流式排熱回収ボイラにおいて、前記高圧節炭器が高圧二次節炭器と、その高圧二次節炭器の排ガス流れ方向下流側に設置された高圧一次節炭器とを有し、前記高圧一次節炭器と高圧二次節炭器を直列に接続する高圧二次節炭器入口連絡管の途中に高圧給水調節弁または高圧圧力調節弁を付設し、その高圧給水調節弁または高圧圧力調節弁の入口側から前記高圧二次蒸発器入口連絡管に向けて前記高圧バイパス系統を設けるとともに、
    前記中圧節炭器が中圧二次節炭器と、その中圧二次節炭器の排ガス流れ方向下流側に設置された中圧一次節炭器とを有し、前記中圧一次節炭器と中圧二次節炭器を直列に接続する中圧二次節炭器入口連絡管の途中に中圧給水調節弁または中圧圧力調節弁を付設し、その中圧給水調節弁または中圧圧力調節弁の入口側から前記中圧二次蒸発器入口連絡管に向けて前記中圧バイパス系統を設けたことを特徴とする貫流式排熱回収ボイラ。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の貫流式排熱回収ボイラにおいて、前記バイパス系統に流量調節弁を設置し、当該貫流式排熱回収ボイラの起動時の負荷変化に応じた量の給水をバイパスすることを特徴とする貫流式排熱回収ボイラ。
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