JP2009074374A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP2009074374A
JP2009074374A JP2007241727A JP2007241727A JP2009074374A JP 2009074374 A JP2009074374 A JP 2009074374A JP 2007241727 A JP2007241727 A JP 2007241727A JP 2007241727 A JP2007241727 A JP 2007241727A JP 2009074374 A JP2009074374 A JP 2009074374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer member
rotation
inner layer
joint
scroll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007241727A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Hasegawa
修士 長谷川
Mutsunori Matsunaga
睦憲 松永
Satoshi Nakamura
聡 中村
Kazuo Sakurai
和夫 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Appliances Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Appliances Inc filed Critical Hitachi Appliances Inc
Priority to JP2007241727A priority Critical patent/JP2009074374A/ja
Publication of JP2009074374A publication Critical patent/JP2009074374A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

【課題】
強度が大きくて信頼性が高く、しかも安価に製造することができる自転防止継手を備えたスクロール圧縮機を得る。
【解決手段】
スクロール圧縮機は旋回スクロール200の回転を防止するための自転防止継手500を有し、その自転防止継手は外層部分を形成する外層部材501と、前記自転防止継手の内層部分502を形成する内層部材の2種類の部材で構成し、内層部材を形成する材料は、外層部材を形成する材料より引張強度の高い材料で構成している。
【選択図】図2

Description

本発明は冷凍用や空調用の冷媒圧縮機,空気やその他のガス圧縮機として好適なスクロール圧縮機に関し、特に旋回スクロールの自転を防止する自転防止継手の改良に関する。
スクリュー圧縮機に使用される自転防止継手の従来技術としては特開平1−211680号公報に記載されたものがある。この従来技術は、自転防止継手をアルミニウム合金鍛造パイプにより構成することが記載されている。
特開平1−211680号公報
上記従来技術のものでは、自転防止継手摺動部の焼き付き防止や自転防止継手の軽量化のため、素材材料に非鉄系金属を使用するケースが多く、自転防止継手機構を単一材料で構成している。従って、自転防止継手に加わる荷重を支えるため、リングの材料強度を高くし、自転防止継手も大きくする必要があり、このため自転防止継手が高価なものになるという課題がある。
本発明の目的は、強度が大きくて信頼性が高く、しかも安価に製造することができる自転防止部材を備えたスクリュー圧縮機を得ることにある。
上記目的を達成するため、本発明は、台板に渦巻き状のラップを直立して形成した固定スクロールと旋回スクロールとを互いに組み合わせて構成すると共に、前記旋回スクロールの自転を防止するための自転防止継手を備えているスクロール圧縮機において、前記自転防止継手を、その外層部分を形成する外層部材と、前記自転防止継手の内層部分を形成する内層部材の2種類の部材で構成し、前記内層部材を形成する材料は、前記外層部材を形成する材料より引張強度の高い材料であることを特徴とする。
本発明の他の特徴は、固定スクロールと旋回スクロールとを互いに組み合わせ、前記旋回スクロールの自転を防止するための自転防止継手を備えているスクロール圧縮機において、前記自転防止継手は、平板でリング状の内層部材と、この内層部材を包囲しつつリング状に形成され、且つ旋回スクロール側と係合するキー部と、スクロール圧縮機の静止部材側と係合するキー部とを備えた外層部材とにより構成され、前記内層部材を形成する材料の引張強度は、前記外層部材を形成する材料の引張強度より大の材料で構成したことにある。
ここで、前記自転防止継手のリング部を構成する内層部材の厚さはリング部全体の厚さの1/2〜1/4、好ましくは約1/3に構成すると良い。また、前記自転防止継手を構成する内層部材は鉄系金属で、外層部材は非鉄金属(好ましくはアルミニウム合金)で構成すると良い。
前記自転防止継手は、外層部材を形成する部材を溶融させ、予め製作しておいた固体状の内層部材と共に鋳造して製作するか、或いは外層部材を内層部材と共に鍛造により密着させて製作すると良い。
更に、前記自転防止継手を構成する内層部材は、そのリング状の平板部に凹部または凸部の少なくとも何れかを設けるか、或いは内層部材のリング状の平板部表面に微細なくぼみを設け、自転防止継手を構成する外層部材の一部が前記くぼみに浸透されるように構成すると良い。
本発明によれば、自転防止継手を安価に製造することができ且つ信頼性の高いスクロール圧縮機を得ることができる。
即ち、自転防止継手の内層部材を外層部材よりも引張強度の高い材料で構成することにより、摺動面を構成する外層部材として摺動性の優れた材料を使用でき、内層部材には引張強度の高い材料、例えば鉄系の強度が極めて大きい材料を使用できる。従って、摺動性が良くしかも自転防止継手全体の強度も大きい自転防止継手が得られ、この結果、従来に比べて信頼性の高いスクロール圧縮機を得ることができる。
また、自転防止継手の強度が従来と同程度で良ければ、自転防止継手のリング形状を小さくすることができ、より安価な自転防止継手が得られる。更に、外層部材に非鉄系金属を使用し、内層部材に非鉄系金属より安価な鉄系金属を使用することで、自転防止継手を単一の材料で製作した場合に比べ安価に製造できる効果がある。
以下、本発明の具体的実施例を図面を用いて説明する。
図1はスクロール圧縮機の要部の構造を示す縦断面図で、密閉容器700内には圧縮機構部が配置され、この圧縮機構部は回転軸300により駆動されてガスを圧縮する。前記圧縮機構部は、台板101に渦巻き状のラップ102を直立した固定スクロール100と、台板201に渦巻き状のラップ202を直立した旋回スクロール200とを、ラップを互いに噛み合わせて構成され、また前記固定スクロール100には吸入口103,吐出口104が設けられている。回転軸300の先端にはクランクピン301が設けられ、該クランクピン301が旋回スクロール200の台板201の下方に突設したボス203に挿入されている。ボス203内には旋回軸受210が設けられており、クランクピン301と摺動する構造となっている。旋回スクロール200の台板201の背面には自転防止継手500が配設されている。該自転防止継手500は、旋回スクロール200を固定スクロール100に対し自転することなく旋回運動させる自転防止機構としての継手であり、旋回スクロール200とフレーム400の間に設置されている。
上記圧縮機構部は、回転軸300の回転によりクランクピン301が偏心回転すると、旋回スクロール200が自転防止継手500により固定スクロール100に対し自転せずに旋回運動を行い、ガス吸入口103から吸入されたガスは、スクロールラップ102及び202で形成される密閉室に吸入される。旋回スクロールの旋回運動に伴い、上記密閉室は中央部へ移動しながら容積を減少して吸入したガスを圧縮し、この圧縮ガスは吐出口104から吐出室に吐出される。
図2に本発明の一実施例の自転防止継手500の構造を示す。図1の(a)は自転防止継手500の平面図、(b)は(a)図のA−A断面図、(c)は(b)図に示す内層部材502の斜視図である。(a)図及び(b)図に示すように自転防止継手500は外層部材501と内層部材502から構成されている。外層部材501にはその上面に旋回スクロール側と摺動するキー部510を設け、下面にはフレーム側と摺動するキー部511が形成されている。
内層部材502は外層部材501の内部に埋め込まれ、該外層部材に覆われている。内層部材502を構成する材料の引張強度は外層部材501を構成する材料の引張強度より高い引張強度の材料で構成されている。内層部材502は、平板でかつリング状に構成されている。強度の大きいリング状の内層部材502を自転防止継手を構成する外層部材501に一体に埋め込むことにより、自転防止継手の強度を高めることができる。
自転防止継手500の製作は、外層部材501を形成する部材を溶融させて予め製作しておいた固体状の内層部材502と共に鋳造する方法や、外層部材を内層部材と共に鍛造により密着させて製作する方法などがある。なお、内層部材は強度の高い材料で構成するため、薄い材料で良く、外層部材は強度は内層部材より低いが軽い材料で摺動特性の良い材料で製作すると良い。好まくは、自転防止継手のリング部を構成する内層部材の厚さはリング部全体の厚さの1/2〜1/4にするのが良く、図1の例では約1/3の厚さとしている。キー部510,511を構成する部材は外層部材と同一の単一部材とするのが良く、対摩耗性を向上するための表面処理をすると尚良い。内層部材は引張強度の高い鉄系の金属が良く、外層部材は軽くて摺動特性の良いアルミニウム系の合金が望ましい。
本実施例によれば、自転防止継手の外層部材を構成する材料より内層部材を構成する材料を引張強度の高い材料で構成しているので、スクリュー圧縮機の自転防止継手を安価な材料で製作でき、しかも引張強度も高くできるから、信頼性の高いスクリュー圧縮機を得ることができる。
図3は本発明の他の実施例を示すもので、実施例1の図2に示す自転防止継手における内層部材502の他の例を示すものであり、図2と同一符号を付した部分は同一又は相当する部分を示す。図3の(a)図は、平板でリング状の内層部材502に凹部502aと凸部502bを設けた構造とした例を示すものである。このような凹凸部を設けることでリング強度を更に向上できる。また、前記凹凸部を設けることで外層部材501との密着性も高めることができる。
図3の(b)図は、平板でリング状の内層部材502の平板表面に微細なくぼみ502cを設けた構造とした例を示すものである。このような微細なくぼみ502cを設けることにより、外層部材501との密着性を高めることができる。
本発明のスクロール圧縮機の実施例1を示す要部の縦断面図である。 図1に示す自転防止継手の構造を説明する図で、(a)は自転防止継手の平面図、(b)は(a)図のA−A断面図、(c)は(b)図に示す内層部材の斜視図である。 本発明の実施例2を示す図で、(a)図及び(b)図のそれぞれは実施例1の自転防止継手に使用される内層部材の他の例を示す斜視図である。
符号の説明
100 固定スクロール
101 台板
102,202 ラップ
103 吸入口
104 吐出口
105 鏡板面
200 旋回スクロール
201 台板
203 ボス
210 旋回軸受
300 回転軸
301 クランクピン
400 フレーム
401 軸受
402 スラスト軸受
500 自転防止継手
501 外層部材
502 内層部材
502a 凹部
502b 凸部
502c くぼみ
510,511 キー部
700 密閉容器

Claims (9)

  1. 台板に渦巻き状のラップを直立して形成した固定スクロールと旋回スクロールとを互いに組み合わせて構成すると共に、前記旋回スクロールの自転を防止するための自転防止継手を備えているスクロール圧縮機において、
    前記自転防止継手を、その外層部分を形成する外層部材と、前記自転防止継手の内層部分を形成する内層部材の2種類の部材で構成し、前記内層部材を形成する材料は、前記外層部材を形成する材料より引張強度の高い材料であることを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 固定スクロールと旋回スクロールとを互いに組み合わせ、前記旋回スクロールの自転を防止するための自転防止継手を備えているスクロール圧縮機において、
    前記自転防止継手は、平板でリング状の内層部材と、この内層部材を包囲しつつリング状に形成され、且つ旋回スクロール側と係合するキー部と、スクロール圧縮機の静止部材側と係合するキー部とを備えた外層部材とにより構成され、
    前記内層部材を形成する材料の引張強度は、前記外層部材を形成する材料の引張強度より大の材料で構成したことを特徴とするスクロール圧縮機。
  3. 請求項1または2において、前記自転防止継手のリング部を構成する内層部材の厚さはリング部全体の厚さの1/2〜1/4に構成したことを特徴とするスクロール圧縮機。
  4. 請求項3において、前記自転防止継手を構成する内層部材は鉄系金属で、外層部材は非鉄金属で構成したことを特徴とするスクロール圧縮機。
  5. 請求項4において、前記自転防止継手を構成する外層部材はアルミニウム合金で構成されていることを特徴とするスクロール圧縮機。
  6. 請求項5において、前記自転防止継手は、外層部材を形成する部材を溶融させ、予め製作しておいた固体状の内層部材と共に鋳造することにより製作されたものであることを特徴とするスクロール圧縮機。
  7. 請求項5において、前記自転防止継手は、外層部材を内層部材と共に鍛造により密着させて製作したものであることを特徴とするスクロール圧縮機。
  8. 請求項1または2において、前記自転防止継手を構成する内層部材は、そのリング状の平板部に凹部または凸部の少なくとも何れかを設けたことを特徴とするスクロール圧縮機。
  9. 請求項1または2において、前記自転防止継手を構成する内層部材は、そのリング状の平板部表面に微細なくぼみを設け、自転防止継手を構成する外層部材の一部が前記くぼみに浸透されていることを特徴とするスクロール圧縮機。
JP2007241727A 2007-09-19 2007-09-19 スクロール圧縮機 Pending JP2009074374A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007241727A JP2009074374A (ja) 2007-09-19 2007-09-19 スクロール圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007241727A JP2009074374A (ja) 2007-09-19 2007-09-19 スクロール圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009074374A true JP2009074374A (ja) 2009-04-09

Family

ID=40609608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007241727A Pending JP2009074374A (ja) 2007-09-19 2007-09-19 スクロール圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009074374A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08159061A (ja) * 1994-11-30 1996-06-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 横置き型スクロール流体機械
JPH0966337A (ja) * 1995-09-04 1997-03-11 Showa Alum Corp 異種金属材料の接合方法
JPH11173282A (ja) * 1997-12-12 1999-06-29 Hitachi Ltd スクロール圧縮機
JP2001140776A (ja) * 1999-11-19 2001-05-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd フローティングカム
JP2006144635A (ja) * 2004-11-18 2006-06-08 Denso Corp スクロール型圧縮機

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08159061A (ja) * 1994-11-30 1996-06-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 横置き型スクロール流体機械
JPH0966337A (ja) * 1995-09-04 1997-03-11 Showa Alum Corp 異種金属材料の接合方法
JPH11173282A (ja) * 1997-12-12 1999-06-29 Hitachi Ltd スクロール圧縮機
JP2001140776A (ja) * 1999-11-19 2001-05-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd フローティングカム
JP2006144635A (ja) * 2004-11-18 2006-06-08 Denso Corp スクロール型圧縮機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101718045B1 (ko) 스크롤 압축기
EP1582746B1 (en) Scroll fluid machine
US8157550B2 (en) Scroll compressor having spiral bodies with seal projections
US6261072B1 (en) Scroll compressor
US20130071277A1 (en) Scroll compressor
US6109899A (en) Cantilever mount orbiting scroll with shaft adjustment
KR101308753B1 (ko) 합성수지제 베어링 및 이를 이용한 스크롤 압축기
JP2009074374A (ja) スクロール圧縮機
JP3643685B2 (ja) スクロール圧縮機
KR100470433B1 (ko) 스크롤 압축기
JP5306147B2 (ja) スクロール圧縮機
US6634875B2 (en) Scroll compressor having an Oldham's ring containing silicon particles
JPH08159061A (ja) 横置き型スクロール流体機械
US6099278A (en) Cantilever mount orbiting scroll with shaft adjustment
JP2010127209A (ja) スクロール型流体機械
JP4032694B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2010156249A (ja) スクロール圧縮機
JP2007146813A (ja) スクロール圧縮機
JPH08219054A (ja) 竪型回転式密閉圧縮機
JP2005054652A (ja) 密閉型圧縮機
JP2001304124A (ja) 密閉形圧縮機
JP7373939B2 (ja) スクロール圧縮機
JP4635660B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2007064058A (ja) スクロール圧縮機
JPS6336082A (ja) スクロ−ル型圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090520

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090520

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110927

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120214