JP2009074247A - 滑り止め部材 - Google Patents

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Abstract


【課題】 発光効率が高くしかも変形し難い滑り止め部材を提供する。
【解決手段】 蓄光材層7は大径の蓄光材粒子10同士が最密充填に近い状態で結合した多孔質状をなしており、蓄光材粒子10同士の間のスペースは透明樹脂11で満たされている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、階段の縁部に形成した溝に嵌め込まれる長尺状の滑り止め部材に関する。
従来から階段を踏み外すことを防ぐため、階段の縁部に長尺状の滑り止め部材を設けることが行われている。そして、夜間や暗い場所でいちいち照明をつけなくても階段の縁部が分かるように、蓄光材を用いることも行われている。
蓄光材の固定方法としては特許文献1〜3などに提案されている。特許文献1には、蓄光材粒子を細かく粉砕して塗料に混練し、これをシルクスクリーン印刷によって印刷して蓄光層を形成することが記載されている。
特許文献2には、洋紙上に糊(接着剤)を印刷し、この上に蓄光材粉末を振り掛け、比重により糊の内部に蓄光材粉末を沈み込ませることが記載されている。
特許文献3は本出願人が提案したものであり、この特許文献3には、図8に示すように、透光性部材の上に接着層を形成し、この接着層の上に蓄光材粒子を振りかけ、更に付着した蓄光材粒子の裏面に透明樹脂をスプレーして蓄光材粒子が脱落しないようにし、この蓄光材粒子層を反射シートで覆うようにしている。
特開平10−884048号公報 特開平10−31440号公報 特許第3482407号公報
蓄光材の発光効率を高めるには、蓄光材粒子の径を大きくし且つできるだけ充填密度を高くすることが条件となる。しかしながら、上述した従来技術においては、蓄光材粒子を塗料中に混練したりあるいは透明樹脂のマトリックス内に蓄光材粒子が分散している。このため、発光効率が悪い。
一方、発光効率のみを考慮すれば、蓄光材粒子のみを用いればよいのであるが、これでは所定の形状を維持できない。特に階段の滑り止めの一部を蓄光材にて形成する場合には、使用者の体重が繰り返し作用する部分であるので、簡単に変形しないように樹脂で蓄光材粒子を固めなければならない。しかしながら、従来の方法では蓄光材粒子が透明樹脂内に分散した状態であるので、発光効率が悪い。
上記課題を解決するため本発明に係る階段或いは床面用の滑り止め部材は、基材と透明樹脂層と蓄光材層と透明表面層とを備え、前記基材は着色樹脂からなり、前記透明樹脂層は前記基材の上に形成されその表面には滑り止め用の凸部が形成され、前記蓄光材層は滑り止め部材の長さ方向又は幅方向の一部でその表面は前記透明樹脂層の表面に連続し且つ滑り止め用の凸部が形成され、前記蓄光材層を構成する蓄光材粒子は粒子同士が接触した状態で結合することで多孔質状をなすとともに蓄光材粒子間の隙間は透明樹脂で埋められている。
前記基材を構成する着色樹脂が白色以外の場合には、基材と透明樹脂層との境界面で前記蓄光材層に対応する箇所に白色の反射層を設けることが好ましい。
本発明に係る滑り止め部材は長さ方向又は幅方向の一部にのみ蓄光材層を設けているので、滑り止め機能としては十分な幅及び長さを持ち且つ蓄光機能としても暗闇での最低限の視認性を持つことができる。
また、蓄光材層を構成する蓄光材粒子は互いに一部が接触して粒子間に隙間を形成した多孔質状に結合しているので、最密充填状態に近く、発光効率を最大限に引き出すことができる。更に多孔質状に結合した状態で蓄光材粒子間の隙間には透明樹脂が充填しているので、光エネルギーが充填物に消費されることがなく、且つ繰り返し体重が作用しても蓄光材層が変形することがなく、滑り止め効果を維持することができる。
以下に本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る滑り止め部材を適用した階段の斜視図、図2は同滑り止め部材の斜視図、図3は同滑り止め部材の要部を長さ方向に沿って切断した図、図4は同滑り止め部材の蓄光材層の拡大図である。
階段1の各ステップ2の縁部に溝3が形成され、この溝3に滑り止め部材4が嵌め付けられている。滑り止め部材4は基材5、透明樹脂層6、蓄光材層7及び透明表面層8を備える。
前記基材5は着色(例えば白色)樹脂からなり、前記透明樹脂層6は前記基材5の上に形成されその表面には滑り止め用の凸部9が形成され、前記蓄光材層7は滑り止め部材4の長さ方向又は幅方向の一部でその表面は前記透明樹脂層6の表面に連続し且つ滑り止め用の凸部9が形成されている。そして、前記透明樹脂層6は前記基材5の上面を透明表面層8が覆っている。
前記蓄光材層7は大径の蓄光材粒子10にて構成されている。即ち図4に示すように、蓄光材粒子10は粒子同士が接触した状態で結合している。このためには従来のようにスプレーなどによって蓄光材粒子10の表面に薄く接着剤(透明樹脂)を吹き付ける手段が考えられる。
上記の如くして前記蓄光材層7は大径の蓄光材粒子10同士が最密充填に近い状態で結合した多孔質状をなしており、蓄光材粒子10同士の間のスペースは透明樹脂11で満たされている。
図5は本発明に係る滑り止め部材の成形に用いる型の斜視図であり、成形型20はシリコン樹脂で製作され、上面には成形用のキャビティ21が形成され、このキャビティ21の底面には前記凸部9を成形するための凹部22が形成されている。
上記の成形型20を用いて滑り止め部材を成形する手順を図6(a)〜(e)に基づいて説明する。
先ず、図6(a)に示すように、成形型20のキャビティ21表面にスプレーまたは刷け塗りによって透明表面層8を薄く均一な厚みで形成する。この薄く均一な厚みの透明表面層8を形成するには、印刷では凹部22に厚く形成されてしまうので、スプレーまたは刷け塗りが好ましい。
次いで、図6(b)に示すように、キャビティ21の一部を残してマスク23をかけ、更に図6(c)に示すように、前記薄く均一な厚みの透明表面層8の上にスプレーまたは刷け塗りの方法でバインダとしての透明樹脂を薄く均一な厚みで形成するとともに蓄光材粒子10を振りかける。
更に、透明表面層8の上に固着された蓄光材粒子10の上にスプレーまたは刷け塗りの方法でバインダとしての透明樹脂を薄く均一な厚みで形成するとともにこの透明樹脂層の上に再び蓄光材粒子を振りかける。このようにして蓄光材粒子10同士が透明樹脂によって結合するとともに蓄光材粒子10間に隙間が存在する多孔質状の蓄光材層7が形成される。
次いで、図6(d)に示すように、マスク23を外して多孔質状の蓄光材層7の上部より液状の透明樹脂を注入して透明樹脂層6を形成する。この透明樹脂層6を構成する樹脂は前記蓄光材粒子10同士の結合に用いた樹脂と同一にしても良いし別の材質の樹脂でも良い。この透明樹脂層6を形成する際に注入した透明樹脂は蓄光材粒子10間の隙間に侵入する。
尚、上記工程において、多孔質状の蓄光材層7の上部より液状の透明樹脂を注入して透明樹脂層6を形成する工程をとらず蓄光材層7の表面に直接白色反射層を設け、この上に基材となる着色樹脂を注入すると、白色反射層を透過して着色樹脂が蓄光材粒子10同士間の隙間に侵入して光エネルギーを吸収してしまうので、着色樹脂を用いる場合には、多孔質状の蓄光材層7の空隙に透明樹脂を充填する必要がある。
前記透明樹脂が固化した後、図6(e)に示すように、透明樹脂層6上に基材5となる液状の白色樹脂を注入し、固化した後にキャビティから払い出す。
図7は別実施例を示す図3と同様の図であり、この実施例にあっては、基材5を構成する樹脂として茶色などの階段の色に合せた色の樹脂を用いており、この場合には、前記基材5と透明樹脂層6との境界面で前記蓄光材層7に対応する箇所に、白色の反射層24を設けることが好ましい。
また図示例では、蓄光材層7を滑り止め部材4の長さ方向の中央付近に所定の長さ設けているが、長さ方向の一端側のみまたは長さ方向の両端に蓄光材層7を設けてもよい。同じく蓄光材層7を滑り止め部材4の幅方向の中央付近に所定の幅設けてもよい。この場合蓄光材層7の長さは滑り止め部材4と同一の長さにするのが好ましい。例えば、滑り止め部材4の寸法が幅30mm×長さ750mmであれば、蓄光材層7の寸法を幅10mm×長さ750mmとする。
本発明に係る滑り止め部材を適用した階段の斜視図 同滑り止め部材の斜視図 同滑り止め部材の要部を長さ方向に沿って切断した図 同滑り止め部材の蓄光材層の拡大図 本発明に係る滑り止め部材の成形に用いる型の斜視図 (a)〜(f)は本発明に係る滑り止め部材の成形工程を説明した図 別実施例を示す図3と同様の図 従来例を説明した図
符号の説明
1…階段、2…ステップ、3…溝、4…滑り止め部材、5…基材、6…透明樹脂層、7…蓄光材層、8…透明表面層、9…凸部、10…蓄光材粒子、11…透明樹脂、20…成形型、21…キャビティ、22…凹部、23…マスク、24…白色の反射層。

Claims (2)

  1. 床面や階段の縁部に形成した溝に嵌め込まれる長尺状の滑り止め部材であって、この滑り止め部材は、基材と透明樹脂層と蓄光材層と透明表面層とを備え、前記基材は着色樹脂からなり、前記透明樹脂層は前記基材の上に形成されその表面には滑り止め用の凸部が形成され、前記蓄光材層は滑り止め部材の長さ方向又は幅方向の一部でその表面は前記透明樹脂層の表面に連続し且つ滑り止め用の凸部が形成され、前記蓄光材層を構成する蓄光材粒子は粒子同士が接触した状態で結合することで多孔質状をなすとともに蓄光材粒子間の隙間は透明樹脂で埋められていることを特徴とする滑り止め部材。
  2. 請求項1に記載の滑り止め部材において、前記基材と透明樹脂層との境界面で前記蓄光材層に対応する箇所には白色の反射層が形成されていることを特徴とする滑り止め部材。



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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108357662A (zh) * 2017-01-26 2018-08-03 空中客车运营有限公司 可变形填隙片和安装安排

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