JP2009074029A - ポリカーボネート樹脂組成物 - Google Patents
ポリカーボネート樹脂組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009074029A JP2009074029A JP2008030683A JP2008030683A JP2009074029A JP 2009074029 A JP2009074029 A JP 2009074029A JP 2008030683 A JP2008030683 A JP 2008030683A JP 2008030683 A JP2008030683 A JP 2008030683A JP 2009074029 A JP2009074029 A JP 2009074029A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- resin composition
- polycarbonate resin
- weight
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Abstract
【解決手段】下記式(1)で表されるカーボネート構成単位を含有するポリカーボネート樹脂(A成分)100重量部に対して、充填材(B成分)1〜200重量部を含有してなるポリカーボネート樹脂組成物。
【化1】
【選択図】なし
Description
本発明者らはかかる目的を達成すべく鋭意研究の結果、特定の構造を有するポリカーボネート樹脂に充填材を配合することにより、バイオマス資源を原料とし、耐熱性、熱安定性、剛性および寸法安定性に優れた樹脂組成物が得られることを見出し、本発明を完成した。
1.下記式(1)で表されるカーボネート構成単位を含有するポリカーボネート樹脂(A成分)100重量部に対して、充填材(B成分)1〜200重量部を含有してなるポリカーボネート樹脂組成物、
3.B成分の充填材は、植物由来物質である前項1記載の樹脂組成物、および
4.ポリカーボネート樹脂(A成分)は、含窒素塩基性化合物、アルカリ金属化合物およびアルカリ土類金属化合物からなる群より選ばれた少なくとも一つの化合物を重合触媒として使用し、下記式(a)で示されるエーテルジオールと炭酸ジエステルとを、常圧で加熱反応させ、次いで減圧下、180℃〜280℃の温度で加熱しながら溶融重縮合させて得られたものである前項1記載の樹脂組成物、
6.成形品が、電気・電子機器外装部品である前項5記載の成形品、および
7.成形品が、自動車部品である前項5記載の成形品、
が提供される。
<A成分について>
本発明に用いるポリカーボネート樹脂(A成分)は、前記式(1)で表されるカーボネート構成単位を含有するポリカーボネート樹脂であり、全カーボネート構成単位中、前記式(1)で表わされる構成単位は60モル%以上が好ましく、70モル%以上がより好ましく、80モル%以上がさらに好ましく、90モル%以上が特に好ましい。最も好適には、前記式(1)のカーボネート構成単位のみからなるホモポリカーボネート樹脂である。
本発明の樹脂組成物において、(B)成分の充填材として、無機充填材及び/又は有機充填材が使用される。
本発明の樹脂組成物においては、さらに良好な色相かつ安定した流動性を得るため、酸化防止剤を含有することが好ましい。殊に酸化防止剤としてリン系安定剤を用いる事が好ましい。リン系安定剤としては、各種ホスファイト化合物、ホスフェート化合物、ホスホナイト化合物、およびホスホネイト化合物が挙げられる。
本発明の樹脂組成物を製造するには、任意の方法が採用される。例えば各成分、並びに任意に他の成分を予備混合し、その後溶融混練し、ペレット化する方法を挙げることができる。予備混合の手段としては、ナウターミキサー、V型ブレンダー、ヘンシェルミキサー、メカノケミカル装置、押出混合機などを挙げることができる。予備混合においては場合により押出造粒器やブリケッティングマシーンなどにより造粒を行うこともできる。予備混合後、ベント式二軸押出機に代表される溶融混練機で溶融混練、およびペレタイザー等の機器によりペレット化する。溶融混練機としては他にバンバリーミキサー、混練ロール、恒熱撹拌容器などを挙げることができるが、ベント式二軸押出機が好ましい。他に、各成分、並びに任意に他の成分を予備混合することなく、それぞれ独立に二軸押出機に代表される溶融混練機に供給する方法も取ることもできる。溶融混練する際のシリンダー温度は220〜270℃の範囲で行うことが好ましく、230〜260℃の範囲がより好ましく、230〜250℃の範囲が更に好ましい。シリンダー温度が270℃を超えると、本発明に用いられるポリカーボネートの熱分解の進行が大きくなってくる。
本発明の樹脂組成物から形成される電気・電子機器外装部品は、シリンダー温度220〜270℃の範囲で射出成形して得ることができる。ポリマーの分解による着色や分子量低下を抑制するために、この温度範囲は230〜260℃の範囲がより好ましく、230〜250℃の範囲が更に好ましい。シリンダー温度が270℃を超えると、ポリマーの分解が大きく促進されてしまう。金型温度は40〜140℃の範囲で好ましく行うことができるが、成形サイクルを短縮し、樹脂の溶融滞留時間を短くするため、40〜120℃がより好ましく、さらに好ましくは40〜100℃の範囲である。
本発明の樹脂組成物から形成される自動車部品は、シリンダー温度220〜270℃の範囲で射出成形して得られる。ポリマーの分解による着色や分子量低下を抑制するために、この温度範囲は230〜260℃の範囲がより好ましく、230〜250℃の範囲が更に好ましい。シリンダー温度が270℃を超えると、ポリマーの分解が大きく促進されてしまう。金型温度は40〜140℃の範囲で好ましく行うことができるが、成形サイクルを短縮し、樹脂の溶融滞留時間を短くするため、40〜120℃がより好ましく、さらに好ましくは40〜100℃の範囲である。
下記の製造例に示す方法により、ポリカーボネート樹脂の製造を行った。また実施例中における各値は下記の方法で求めた。
(1)溶融粘度
(株)東洋精機製キャピラリーレオメータ(キャピログラフ 型式1D)を用い、キャピラリー長10.0mm、キャピラリー径1.0mm、測定温度250℃にて測定速度を任意に変更し測定した結果得られたShear Rate/Viscosityカーブより600sec−1での溶融粘度を読み取った。
(2)ガラス転移温度
TA Instruments社製 DSC (型式 DSC2910)により測定した。
(3)5%重量減少温度
TA Instruments社製 TGA (型式 TGA2950)により測定した。
(4)曲げ弾性率
曲げ試験をISO178に従って行った。なお、試験片は、日本製鋼所(株)製 JSWJ−75EIIIを用いてシリンダ温度250℃、金型温度90℃にて成形した(曲げ試験片形状:長さ80mm×幅10mm×厚み4mm)。
(5)荷重たわみ温度(1.80MPa):上記(4)にて成形した曲げ試験片を用いてISO75−1および75−2で規定される高荷重下(1.80MPa)の荷重たわみ温度を測定した。
(6)成形収縮率:一方の短辺側に厚み1.5mmのフィルムゲートを有する短辺50mm、長辺100mm、厚み4mmの平板を成形し、23℃、50%RH、24時間状態調節したのち、平板の流動の流れ方向および直角方向の寸法を三次元測定機(三豊製作所(株)製 MICROPAK 550)を使用して測定し、流れ方向および直角方向の成形収縮率を求めた。
イソソルビド1608重量部(11モル)とジフェニルカーボネート2356重量部(11モル)とを反応器に入れ、重合触媒としてテトラメチルアンモニウムヒドロキシドを1.0重量部(ジフェニルカーボネート成分1モルに対して1×10−4モル)、および水酸化ナトリウムを1.1×10−3重量部(ジフェニルカーボネート成分1モルに対して0.25×10−6モル)仕込んで窒素雰囲気下常圧で180℃に加熱し溶融させた。
最終的に260℃、6.66×10−5MPaで60分間反応せしめた以外は製造例1と同様にしてポリマーを得た、このポリマーのガラス転移温度は164℃、シェアレート600sec−1における溶融粘度は1.7×103Pa・s、5%重量減少温度は362℃であった。
重合触媒として酢酸亜鉛を用い、最終的に220℃、6.66×10−5MPaで11時間反応させた以外は製造例1と同様にしてポリマーを得た、このポリマーのガラス転移温度は158℃、シェアレート600sec−1における溶融粘度が0.59×103Pa・s、5%重量減少温度291℃のポリマーが得られた。
(B−1)ガラス繊維(日本電気硝子(株)製:ECS−03T−511、平均径13μm、カット長3mmのチョップドストランド)
(B−2)ミルドファイバー(日東紡績(株)製:PFE−301FB)
(B−3)ガラスフレーク(日本板硝子(株):REFG−101)
(B−4)炭素繊維(東邦テナックス(株)製:ベスファイト HTA−C6−U)
(B−5−1)タルク(林化成(株)製:HST−0.8)
(B−6)ワラストナイト(巴工業(株)製:NYGLOS−4)
(B−7)マイカ(林化成(株):MC−40)
(B−8)ケナフ繊維(オージー(株)製 カット長5mm)
(B−9)竹繊維(オージー(株)製 パルプ紙を粉砕して使用)
(PO)酸変性ポリオレフィンワックス(三菱化学(株)ダイヤカルナ 30M)
(AO)酸化防止剤:ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト((株)アデカ製 アデカスタブPEP−36)
(MR)離型剤:ステアリン酸モノグリセリド(理研ビタミン(株)リケマールS−100A)
表1および表2記載の樹脂組成物を以下の要領で作成した。表1および表2の割合の各成分を計量して、ブレンダーにて混合した後、ベント式二軸押出機を用いて溶融混練してペレットを得た。ポリカーボネート樹脂に添加する添加剤はそれぞれ配合量の10〜100倍の濃度を目安に予めポリカーボネート樹脂との予備混合物を作成した後、ブレンダーによる全体の混合を行った。ベント式二軸押出機は(株)テクノベル社製KZW15−25MG)を使用した。押出条件は吐出量14kg/h、スクリュー回転数250rpm、ベントの真空度3kPaであり、また押出温度は第1供給口からダイス部分まで250℃ とした。得られたペレットを100℃で12時間、熱風循環式乾燥機にて乾燥した後、射出成形機を用いて、評価用の試験片を成形した。各評価結果を表1および表2に示した。
下記の製造例に示す方法により、ポリカーボネート樹脂の製造を行った。また実施例中における各値は下記の方法で求めた。
(1)溶融粘度
上記[1]と同様の方法により求めた。
(2)ガラス転移温度
上記[1]と同様の方法により求めた。
(3)5%重量減少温度
上記[1]と同様の方法により求めた。
(4)曲げ強度、曲げ弾性率
上記[1]と同様の方法により曲げ試験を行い、曲げ強度および曲げ弾性率を求めた。
(5)耐熱性(荷重たわみ温度)
上記[1]と同様の方法により求めた。
(6)燃焼性
米国アンダーライターラボラトリー社の定める方法(UL94)により、試験片厚さ1.6mmまたは3.2mmにおいて難燃性ランクを評価した。
(7)耐薬品性
各種電気・電子機器外装部品の模擬成形品から切削した成形品を、室温下、トルエン、キシレン、アセトン、トリクロロエタン中に24時間浸漬し、表面状態を観察した。
(8)耐加水分解性
各種電気・電子機器外装部品の模擬成形品から切削した成形品を、恒温恒湿槽中、80℃×90%相対湿度の条件にて10日間処理した後の分子量を、処理前の値に対する保持率で評価した。
(9)鉛筆引っかき値
JIS K5400中に定められた方法に従って、厚み1mmの平滑角板成形品を用い手かき法にて、鉛筆引っかき値を測定した。
上記[1]の製造方法で得られたポリカーボネートA−1成分を使用した。
イソソルビド1590重量部(10.88モル)、p−tert−ブチルフェノール36重量部(0.24モル)を温度計、撹拌機付き反応器にし込み、窒素置換した後、あらかじめよく乾燥したピリジン5500重量部、塩化メチレン32400重量部を加え溶解した。撹拌下25℃でホスゲン1400重量部(14.14モル)を100分要して吹込んだ。ホスゲン吹込み終了後、約20分間そのまま撹拌して反応を終了した。反応終了後生成物を塩化メチレンで希釈し、ピリジンを塩酸で中和除去後、導電率がイオン交換水と殆ど同じになるまで繰り返し水洗し、その後塩化メチレンを蒸発した。その結果、ガラス転移点172℃、シェアレート600sec−1における溶融粘度が5.1×103Pa・s、5%重量減少温度362℃のポリマーが得られた。
イソソルビド1608重量部(11モル)とジフェニルカーボネート2427重量部(11.33モル)とした以外は製造例1と同様にしてポリマーを得た。このポリマーのガラス転移温度は138℃、シェアレート600sec−1における溶融粘度は0.13×103Pa・s、5%重量減少温度は355℃であった。
(B−5−2)タルク(巴工業(株)製:HiTalc Premium HTP ultra 5C)
(C−1)難燃剤:メラミン樹脂によりコーティングされたポリリン酸アンモニウム(クラリアント・ジャパン(株)製 EXOLIT AP−462)
(C−2)難燃剤:フィブリル形成能を有するPTFE(ダイキン工業(株)製 FA−500)
(添−1)酸化防止剤:ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト((株)アデカ製 アデカスタブPEP−36)
(添−2)離型剤:ステアリン酸モノグリセリド(理研ビタミン(株)製リケマールS−100A)
また、比較用樹脂としては、以下のものを用いた。
(比−1)ビスフェノールA−ポリカーボネート樹脂:L−1250(帝人化成(株)製)
(比−2)ポリ−L−乳酸樹脂:LACEA H−100J(三井化学(株)製)
表3に示す組成でポリカーボネート樹脂、および各種添加剤を、径30mmφのベント式二軸押出機[(株)日本製鋼所製TEX30XSST]に供給し、シリンダー温度260℃、スクリュー回転数150rpm、吐出量20kg/h、およびベント減圧度3kPaで溶融押出してペレット化した。
これらの成形品、サンプルを用いて、各特性を測定した。それらの射出成形性及び測定結果を表3〜7に示した。
下記の製造例に示す方法により、ポリカーボネート樹脂の製造を行った。また実施例中における各値は下記の方法で求めた。
(1)曲げ強度、曲げ弾性率
上記[1]と同様の方法により曲げ試験を行い、曲げ強度および曲げ弾性率を求めた。
(2)耐熱性(荷重たわみ温度)
上記[1]と同様の方法により求めた。
(3)耐衝撃性
ISO179に準拠して、ノッチ付シャルピー衝撃強度を測定した。
(4)耐薬品性
ISO527−1および2に従って作成した厚さ3.2mmの試験片を、室温下、0.5%の曲げ歪みを与えた状態でエッソレギュラーガソリンに12時間浸漬し、その後の成形品外観を目視で観察、クラック発生の有無により判定した。試験片の取り付けの概要を図6に示す。
○:クラックの発生無し ×:クラック発生あり
なお、曲げ歪み(ε=0.005)は3点の内の両端の2点のスパンをL(100mm)、試験片の厚みをh(3.2mm)、および試験片を水平状態から持ち上げた高さをy(mm)としたとき、ε=(6hy)/L2の式より算出される値である。
(5)耐加水分解性
成形品(上記(4)で作成した試験片)を、恒温恒湿槽中、80℃×90%相対湿度の条件にて10日間処理した後の分子量を、処理前の値に対する保持率で評価した。
上記[1]の製造方法で得られたポリカーボネートA−1成分を使用した。
上記[2]の製造方法で得られたポリカーボネートA−4成分を使用した。
上記[2]の製造方法で得られたポリカーボネートA−5成分を使用した。
(B−1)ガラス繊維(日本電気硝子(株)製:ECS−03T−511、平均径13μm、カット長3mmのチョップドストランド)
(B−6)ワラストナイト(巴工業(株)製:NYGLOS−4)
(B−8)ケナフ繊維(オージー(株)製 カット長5mm)
(D−1)α−オレフィン/無水マレイン酸共重合体(呉羽化学工業(株)製 HIA15)
(添−1)酸化防止剤:ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト((株)アデカ製 アデカスタブPEP−36)
(添−2)離型剤:ステアリン酸モノグリセリド(理研ビタミン(株)製リケマールS−100A)
また、比較用樹脂としては、以下のものを用いた。
(比−1)ビスフェノールA−ポリカーボネート樹脂:L−1250(帝人化成(株)製)
(比−2)ポリ−L−乳酸樹脂:LACEA H−100J(三井化学(株)製)
表8に示す組成でポリカーボネート樹脂、およびその他成分を、径30mmφのベント式二軸押出機[(株)日本製鋼所製TEX30XSST]に供給し、シリンダー温度250℃、スクリュー回転数150rpm、吐出量20kg/h、およびベント減圧度3kPaで溶融押出してペレット化した。
2.艶消し表面部
3.鏡面部
4.ゲート(ピンゲート0.8mmφ、5個所)
5.耐薬品性、耐加水分解性測定用サンプル採取位置
6.リブ付ボス(鏡面部裏側に対応)
7.リブ付ボス(艶消し表面部裏側に対応)
8.成形品本体
9.ピンサイドゲート(サイドゲート部の幅5mm、ゲート厚み1.2mm、ゲートランド長さ6mm、サイドゲートのタブ:幅8mm×長さ15mm、タブ部へのピンゲートの直径1.8mm)
10.耐薬品性、耐加水分解性測定用サンプル採取位置
11.成形品本体
12.スプール及びランナー
13.ゲート
14.耐薬品性、耐加水分解性測定用サンプル採取位置
21.第1の固定棒(直径3.9mmφのステンレス鋼製)
22.試験片の中心部分(試験片の描く弧の頭頂部に位置するように設置)
23.歪負荷用の移動棒(直径3.9mmφのステンレス鋼製)
24.歪負荷用のスクリューネジ(台座57の裏面部に貫通。無負荷の試験片に接触させた位置から該スクリューネジを回しこみ、スクリューピッチに基づいて所定量の歪を試験片に負荷する)
25.試験片
26.第2の固定棒(直径3.9mmφのステンレス鋼製)
27.台座
28.第2の固定棒と歪負荷用の移動棒までの水平距離(50.0mm)
29.第1の固定棒と歪負荷用の移動棒までの水平距離(50.0mm)
Claims (7)
- 下記式(1)で表されるカーボネート構成単位を含有するポリカーボネート樹脂(A成分)100重量部に対して、充填材(B成分)1〜200重量部を含有してなるポリカーボネート樹脂組成物。
- B成分の充填材は、無機天然鉱物である請求項1記載の樹脂組成物。
- B成分の充填材は、植物由来物質である請求項1記載の樹脂組成物。
- ポリカーボネート樹脂(A成分)は、含窒素塩基性化合物、アルカリ金属化合物およびアルカリ土類金属化合物からなる群より選ばれた少なくとも一つの化合物を重合触媒として使用し、下記式(a)で示されるエーテルジオールと炭酸ジエステルとを、常圧で加熱反応させ、次いで減圧下、180℃〜280℃の温度で加熱しながら溶融重縮合させて得られたものである請求項1記載の樹脂組成物。
- 請求項1記載の樹脂組成物から形成された成形品。
- 成形品が、電気・電子機器外装部品である請求項5記載の成形品。
- 成形品が、自動車部品である請求項5記載の成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008030683A JP5437580B2 (ja) | 2007-08-31 | 2008-02-12 | 電気・電子機器外装部品 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007225821 | 2007-08-31 | ||
JP2007225821 | 2007-08-31 | ||
JP2007225820 | 2007-08-31 | ||
JP2007225820 | 2007-08-31 | ||
JP2008030683A JP5437580B2 (ja) | 2007-08-31 | 2008-02-12 | 電気・電子機器外装部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009074029A true JP2009074029A (ja) | 2009-04-09 |
JP5437580B2 JP5437580B2 (ja) | 2014-03-12 |
Family
ID=40609322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008030683A Active JP5437580B2 (ja) | 2007-08-31 | 2008-02-12 | 電気・電子機器外装部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5437580B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011001454A (ja) * | 2009-06-18 | 2011-01-06 | Teijin Chem Ltd | ポリカーボネート組成物およびその成形品 |
JP2011063723A (ja) * | 2009-09-17 | 2011-03-31 | Toyota Central R&D Labs Inc | ポリカーボネート系複合材料、その製造方法および成形体 |
JP2012041471A (ja) * | 2010-08-20 | 2012-03-01 | Mitsubishi Chemicals Corp | ポリカーボネートからなる車両用ランプレンズ |
WO2012053545A1 (ja) * | 2010-10-20 | 2012-04-26 | 三菱化学株式会社 | 光輝性樹脂組成物及び化粧シート |
JP2012092235A (ja) * | 2010-10-27 | 2012-05-17 | Mitsubishi Chemicals Corp | 木質樹脂組成物及び木質樹脂成形体 |
JP2012102287A (ja) * | 2010-11-12 | 2012-05-31 | Mitsubishi Chemicals Corp | ガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂組成物及び成形体 |
JP2012214637A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Mitsubishi Chemicals Corp | ポリカーボネート樹脂組成物及び成形品 |
JP2014098094A (ja) * | 2012-11-14 | 2014-05-29 | Mitsubishi Chemicals Corp | ポリカーボネート樹脂組成物およびその製造方法 |
JP5798922B2 (ja) * | 2009-08-21 | 2015-10-21 | 帝人株式会社 | インサート成形品 |
EP3687777A4 (en) * | 2017-09-29 | 2021-10-20 | Panelshake Corp. | CONSTRUCTION MATERIAL MADE FROM NATURAL FIBER COMPOSITE MATERIALS |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06179807A (ja) * | 1992-12-15 | 1994-06-28 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 強化ポリカーボネート樹脂組成物 |
WO2003031516A1 (fr) * | 2001-09-27 | 2003-04-17 | Teijin Limited | Composition de resine polycarbonate aromatique |
WO2004111106A1 (ja) * | 2003-06-16 | 2004-12-23 | Teijin Limited | ポリカーボネートおよびその製造方法 |
JP2006036954A (ja) * | 2004-07-28 | 2006-02-09 | Teijin Ltd | ポリカーボネート組成物及びその製造方法 |
-
2008
- 2008-02-12 JP JP2008030683A patent/JP5437580B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06179807A (ja) * | 1992-12-15 | 1994-06-28 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 強化ポリカーボネート樹脂組成物 |
WO2003031516A1 (fr) * | 2001-09-27 | 2003-04-17 | Teijin Limited | Composition de resine polycarbonate aromatique |
WO2004111106A1 (ja) * | 2003-06-16 | 2004-12-23 | Teijin Limited | ポリカーボネートおよびその製造方法 |
JP2006036954A (ja) * | 2004-07-28 | 2006-02-09 | Teijin Ltd | ポリカーボネート組成物及びその製造方法 |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011001454A (ja) * | 2009-06-18 | 2011-01-06 | Teijin Chem Ltd | ポリカーボネート組成物およびその成形品 |
JP5798922B2 (ja) * | 2009-08-21 | 2015-10-21 | 帝人株式会社 | インサート成形品 |
KR101728926B1 (ko) * | 2009-08-21 | 2017-04-20 | 데이진 가부시키가이샤 | 인서트 성형품 |
JP2011063723A (ja) * | 2009-09-17 | 2011-03-31 | Toyota Central R&D Labs Inc | ポリカーボネート系複合材料、その製造方法および成形体 |
JP2012041471A (ja) * | 2010-08-20 | 2012-03-01 | Mitsubishi Chemicals Corp | ポリカーボネートからなる車両用ランプレンズ |
WO2012053545A1 (ja) * | 2010-10-20 | 2012-04-26 | 三菱化学株式会社 | 光輝性樹脂組成物及び化粧シート |
US10131761B2 (en) | 2010-10-20 | 2018-11-20 | Mitsubishi Chemical Corporation | Glittering resin composition and decorated sheet |
JP2012092235A (ja) * | 2010-10-27 | 2012-05-17 | Mitsubishi Chemicals Corp | 木質樹脂組成物及び木質樹脂成形体 |
JP2012102287A (ja) * | 2010-11-12 | 2012-05-31 | Mitsubishi Chemicals Corp | ガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂組成物及び成形体 |
JP2012214637A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Mitsubishi Chemicals Corp | ポリカーボネート樹脂組成物及び成形品 |
JP2014098094A (ja) * | 2012-11-14 | 2014-05-29 | Mitsubishi Chemicals Corp | ポリカーボネート樹脂組成物およびその製造方法 |
EP3687777A4 (en) * | 2017-09-29 | 2021-10-20 | Panelshake Corp. | CONSTRUCTION MATERIAL MADE FROM NATURAL FIBER COMPOSITE MATERIALS |
US11408182B2 (en) | 2017-09-29 | 2022-08-09 | Panelshake Corp. | Natural fiber composite construction materials |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5437580B2 (ja) | 2014-03-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5301847B2 (ja) | 自動車部品 | |
JP5437580B2 (ja) | 電気・電子機器外装部品 | |
JP4332382B2 (ja) | 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物 | |
JP5424563B2 (ja) | 樹脂組成物の製造方法 | |
JP5798922B2 (ja) | インサート成形品 | |
JP5346449B2 (ja) | 光学用フィルム | |
JP2012224089A (ja) | 電気・電子機器外装部品の製造方法 | |
JP4896529B2 (ja) | 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物からなるoa機器外装部品 | |
JP5108230B2 (ja) | 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物からなる電気・電子部品 | |
JP2007191546A (ja) | 自動車部品 | |
JP5893848B2 (ja) | 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物およびその成形品 | |
JP5166699B2 (ja) | 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物 | |
JP2009000964A (ja) | 発泡成形品 | |
JP2009057467A (ja) | 電気・電子部品 | |
JP5111456B2 (ja) | 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物をoa機器若しくは家電製品の外装材に使用する方法 | |
JP5432046B2 (ja) | 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物およびその成形品 | |
JP2009102537A (ja) | 樹脂成形品 | |
JP2009001704A (ja) | 射出成形品 | |
JP5108231B2 (ja) | 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物からなる電子機器外装部品 | |
JP5111457B2 (ja) | 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物の製造方法 | |
JP5571643B2 (ja) | 自動車部品の製造方法 | |
JP5108229B2 (ja) | 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物からなる自動車部品 | |
JP2009001703A (ja) | 熱成形品 | |
JP5571645B2 (ja) | 電子機器外装部品の製造方法 | |
JP2009000927A (ja) | ブロー成形品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101116 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20110706 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20110706 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130129 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130327 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130528 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130722 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131119 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131212 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5437580 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |