JP2009072754A - 汚泥の脱水処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 (a)高カチオン性であり比較的低分子量の重合系水溶性高分子、(b)ポリアミジン、(c)アミン/エピハロヒンドリン縮合物、および(d)無機凝集剤から選択される一種以上を汚泥に添加、混合した後、(e)架橋性イオン性水溶性高分子を添加し、混合した後、脱水することによって達成できる。
【選択図】 なし
Description
代表的なものとして特許文献1は、無機凝結剤を添加後のpHを5〜8にした後、特定のイオン性を有する両性高分子を添加し脱水するものである。その後
無機と両性高分子を併用した処方は、改良が重ねられ特許文献2はアクリレートカチオン性単量体とメタクリレートカチオン性単量体を特定の比率で共重合した両性高分子を使用している。また二種両性高分子の混合物を使用した例も提案されている(特許文献3)。更に架橋性高分子は、汚泥によっては特異的に高性能を示す場合があり、古くから検討がされていて、特許文献4は、架橋度が高い高分子を用いた凝集処理方法が開示されている。また比較的架橋度が低い高分子を用いた例としては、特許文献5がある。また最近ではポリオキシアルキレン鎖を有する高分子がある(特許文献6)。
このうち二種以上両性高分子を混合した処方は、製品形態として粉末から油中水型エマルジョンまで適用が可能である。また一方両性水溶性高分子は、無機凝結剤との併用など使用範囲が広く、場合によっては架橋性の水溶性高分子と同様に難脱水性の汚泥を効率よく脱水することも可能である。現在までのところ高カチオン密度を有し、比較的低分子量の水溶性高分子あるいは無機凝集剤と架橋性のイオン性水溶性高分子とを併用した汚泥脱水法は知られていない。
R1、R5は水素又はメチル基、R2、R3、R6は炭素数1〜3のアルキル基、あるいはベンジル基であり、同種でも異種でも良い。R4、R7は水素、炭素数1〜3のアルキル基、あるいはベンジル基である。Aは酸素原子またはNH、Bは炭素数2〜4のアルキレン基、X1、X2は陰イオンをそれぞれ表わす。
R8は水素、メチル基またはカルボキシメチル基、QはSO3、C6H4SO3、
CONHC(CH3)2CH2SO3、C6H4COOあるいはCOO、R9は水素またはCOOY2、Y1あるいはY2は水素または陽イオン。
R1、R5は水素又はメチル基、R2、R3、R6は炭素数1〜3のアルキル基、あるいはベンジル基であり、同種でも異種でも良い。R4、R7は水素、炭素数1〜3のアルキル基、あるいはベンジル基である。Aは酸素原子またはNH、Bは炭素数2〜4のアルキレン基、X1、X2は陰イオンをそれぞれ表わす。
R8は水素、メチル基またはカルボキシメチル基、QはSO3、C6H4SO3、
CONHC(CH3)2CH2SO3、C6H4COOあるいはCOO、R9は水素またはCOOY2、Y1あるいはY2は水素または陽イオン。
電荷内包率[%]=(1−α/β)×100
αは酢酸にてpH4.0に調整した架橋性水溶性イオン性高分子0.01%水溶液をミューテック社製PCD滴定装置(Muetek PCD 03、Muetek PCD−Two Titrator Version2)により、滴下液:1/1000N
ポリビニルスルホン酸カリウム水溶液、滴下速度:0.05ml/10sec、終点判定:0mvにて 滴定し、求めた滴定量である。βは酢酸にてpH4.0に調整した架橋性水溶性イオン性高分子0.01%水溶液に1/400N
ポリビニルスルホン酸カリウム水溶液を電荷の中和を行うに十分な量加え、十分に攪拌し、同様にPCD滴定装置により、滴下液:1/1000N ジアリルジメチルアンモニウムクロライド水溶液、滴下速度:0.05ml/10sec、終点判定:0mvにて滴定し、この滴定量をブランク値から差し引いた値とする。ブランク値とは酢酸にてpH4.0に調整した前記サンプルと同濃度のポリビニルスルホン酸カリウム水溶液を同様にPCD滴定装置により、滴下液:1/1000N ジアリルジメチルアンモニウムクロライド水溶液、滴下速度:0.05ml/10sec、終点判定:0mvにて滴定し、求めた滴定量である。
電荷内包率[%]=(1−α/β)×100
αはアンモニアにてpH10.0に調整した架橋性水溶性イオン性高分子0.01%水溶液をミューテック社製PCD滴定装置(Muetek PCD 03、Muetek PCD−Two Titrator Version2)により、滴下液:1/1000N
ジアリルジメチルアンモニウムクロライド水溶液、滴下速度:0.05ml/10sec、終点判定:0mvにて 滴定し、求めた滴定量である。βはアンモニアにてpH10.0に調整した架橋性イオン性水溶性高分子0.01%水溶液に1/400N
ジアリルジメチルアンモニウムクロライド水溶液を電荷の中和を行うに十分な量加え、十分に攪拌し、同様にPCD滴定装置により、滴下液:1/1000N ポリビニルスルホン酸カリウム水溶液、滴下速度:0.05ml/10sec、終点判定:0mvにて滴定し、この滴定量をブランク値から差し引いた値とする。ブランク値とはアンモニアにてpH10.0に調整した前記サンプルと同濃度のジアリルジメチルアンモニウムクロライド水溶液を同様にPCD滴定装置により、滴下液:1/1000N ポリビニルスルホン酸カリウム水溶液、滴下速度:0.05ml/10sec、終点判定:0mvにて滴定し、求めた滴定量である。
鉄、ポリ塩化アルミニウムなど一般的な無機凝集剤を使用することが可能であり、これらの一種あるいは二種以上を併用することも可能である。
1剤目添加率,2剤目添加率とも対液ppm、フロック径:mm、10秒後濾液量:ml、含水率:%
1剤目添加率,2剤目添加率とも対乾固形分%
フロック径:mm、10秒後濾液量:ml、含水率:%
ケーキ含水率:質量%、薬注量:対ss質量%、
ケーキ含水率:質量%、薬注量:対ss質量%、ND;測定不可
Claims (8)
- 下記一般式(1)及び/又は(2)で表わされる単量体70〜100モル%、下記一般式(3)で表わされる単量体0〜30モル%、水溶性非イオン性単量体0〜30モル%からなる単量体混合物を重合した(a)水溶性高分子、下記一般式(4)及び/又は(5)で表わされる(b)ポリアミジン、(c)アミン/エピハロヒンドリン縮合物および(d)無機凝集剤から選択される一種以上を生物処理汚泥に添加、混合した後、(e)架橋性イオン性水溶性高分子を添加し、混合した後、脱水することを特徴とする汚泥の脱水処理方法。
R1、R5は水素又はメチル基、R2、R3、R6は炭素数1〜3のアルキル基、あるいはベンジル基であり、同種でも異種でも良い。R4、R7は水素、炭素数1〜3のアルキル基、あるいはベンジル基である。Aは酸素原子またはNH、Bは炭素数2〜4のアルキレン基、X1、X2は陰イオンをそれぞれ表わす。
R8は水素、メチル基またはカルボキシメチル基、QはSO3、C6H4SO3、
CONHC(CH3)2CH2SO3、C6H4COOあるいはCOO、R9は水素またはCOOY2、Y1あるいはY2は水素または陽イオン。
- 前記(a)水溶性高分子の重量平均分子量が100万以上、500万以下であることを特徴とする請求項1に記載の汚泥の脱水処理方法。
- 前記(c)アミン/エピハロヒンドリン縮合物が、脂肪族モノアミンと脂肪族ポリアミンから選択された一種以上とエピクロロヒドリンとの縮合物であることを特徴とする請求項1に記載の汚泥の脱水処理方法。
- 前記(e)架橋性イオン性水溶性高分子が、前記一般式(1)及び/又は(2)で表わされる単量体20〜100モル%、前記一般式(3)で表わされる単量体0〜30モル%、水溶性非イオン性単量体0〜80モル%からなる単量体混合物と、架橋性単量体を前記単量体総量に対し0.0005〜0.0050モル%存在させ重合したものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の汚泥の脱水処理方法。
- 前記(e)架橋性イオン性水溶性高分子が、界面活性剤によって水と非混和性の有機性液体を連続相とし、水を含有する架橋性イオン性水溶性高分子を分散相とする油中水型エマルジョンであり、該油中水型エマルジョンを、水と混合する希釈過程を経ず油中水型エマルジョン状態で前記生物処理汚泥に添加、混合することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の汚泥の脱水処理方法。
- 前記(e)架橋性イオン性水溶性高分子が、界面活性剤によって水と非混和性の有機性液体を連続相とし、水を含有する架橋性イオン性水溶性高分子を分散相とする油中水型エマルジョンであり、該油中水型エマルジョンと水を混合する手段を配管途中に連結し、連続的に溶解し、前記生物処理汚泥に添加、混合することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の汚泥の脱水処理方法。
- 前記界面活性剤のHLB(親水性親油性バランス)が、11〜20であることを特徴とする請求項5あるいは6に記載の汚泥の脱水処理方法。
- 前記(e)架橋性イオン性水溶性高分子の電荷内包率が30%以上、90%以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに汚泥の脱水処理方法。
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2007
- 2007-12-26 JP JP2007334469A patent/JP2009072754A/ja active Pending
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