JP2009071852A - 折り畳み式携帯端末装置 - Google Patents

折り畳み式携帯端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009071852A
JP2009071852A JP2008280235A JP2008280235A JP2009071852A JP 2009071852 A JP2009071852 A JP 2009071852A JP 2008280235 A JP2008280235 A JP 2008280235A JP 2008280235 A JP2008280235 A JP 2008280235A JP 2009071852 A JP2009071852 A JP 2009071852A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
display
key sheet
opened
cam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008280235A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4267686B2 (ja
Inventor
Haruo Hayakawa
温雄 早川
Kazunori Kono
一則 河野
Tatsuya Kato
達也 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2008280235A priority Critical patent/JP4267686B2/ja
Publication of JP2009071852A publication Critical patent/JP2009071852A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4267686B2 publication Critical patent/JP4267686B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Displays For Variable Information Using Movable Means (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】長手方向と短手方向に開閉可能なテレビ受信機能付き携帯電話機では、テレビ放送を横長画面で見ることができるが、テンキーなどの操作部の表示は、携帯電話機の表示のままである。
【解決手段】操作部の表示シート13を第一の筐体1内でスライドするスライド板6に貼り付け、カム12を第一回動軸9に連動して設け、第二の筐体2を長手方向に開くと第一回動軸9が第二の筐体2とともに回転することを利用して、カム12の動きでスライド板6をずらし、テンキーなどの操作部の表示をチャンネル選択用の数字配列から電話用の数字配列へ切り替え、表示の向きも90度回転した表示に切り替えるよう構成した。
【選択図】図4

Description

本発明は、2つの筐体を長手方向と短手方向にそれぞれ開閉可能に連結した折り畳み式携帯端末装置に関する。
2つの筐体が重なりあうよう連結した折り畳み式携帯電話機では、ユーザーは、テンキーなどの操作部を備えた第一の筐体を手に持って、表示部を備えた第二の筐体を見るという使い方が一般的である。
ところが最近、テレビジョン放送を受信して表示する携帯電話機が実用化され、普及し始めている。横長のテレビジョン放送画面を見るには、表示部を短手方向に90度回転させたほうが見やすい。そのため、表示部を備えた第二の筐体を該筐体の短手方向端部に備えられた回動軸まわりに機械的に回転させるとともに、表示部の方向を長手方向から短手方向に切り替える構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
従来から提案されている折り畳み式携帯電話機の一例を図9から図11に示す。図9の携帯電話機60は、操作部71を有する第一の筐体61と、表示部72を有する第二の筐体62と、連結部63の3つの筐体で構成されている。そして、第一の筐体61に設けた第一回動軸61aに連結部63を矢印A方向に回動自在に支持し、連結部63と第二の筐体62とを連結する第二回動軸63aが当該連結面端部に配置され、表示部72を有する第二の筐体62を回動自在に支持している。このため、携帯電話機60は、図10に示すように連結部63を第一の筐体61に対して垂直に立てた状態で、第二の筐体62を連結部63の第二回動軸63aの周りに矢印Bの方向に回転することができる。この状態で、第二の筐体62を連結部63とともに矢印Cの方向に倒すと、携帯電話機60は、図11に示すように第二の筐体62の表示部72を短手方向に開いた形で使用することができる。
従来の携帯電話機60では、表示部72を長手方向の状態から短手方向の状態にするために、図9と図10に示したように、矢印Aの回転操作、矢印Bの回転操作、矢印Cの回転操作という3段階の回転操作を行なっている。そして、回転操作による筐体の機械的な動きを検知して、表示する画像の表示方向を筐体の動きに連動して切り替えている。
このようにして従来の携帯電話機60で、表示部72を横長方向にしてテレビ放送などを見ることができる。表示部72の向きを横長にセットしたので、次は見る番組を選ぶ作業をする。しかし、テンキーなどの操作部は携帯電話機の配列のままであり、テンキーなどの向きも元のままである。表示部72を、いわゆる横開きの状態にしたときに操作部の表示が縦表示のままでは、直感的に操作しにくい。特に、操作部のテンキーは「1」から「10」までの数字は表示されているが、「11」や「12」の表示は無い。例えば、12チャンネルを見ようとしたらどのボタンを押せばよいか分からない。
このような場合に、第二の筐体62を短手方向に開き、表示部72を横長にしたときに、テンキーなどの操作部の配列と向きがテレビ放送を見るための配列と向きに変わると便利である。そのための方法として、操作部を液晶表示付きのタッチパネルにして、表示部72の向きが変わった都度、液晶表示のキー配列と向きを変えることが考えられるのであるが、テレビ放送を見ている間、ずっと液晶表示とバックライトをつけておくわけにもいかない。液晶表示を一度消して、その後、必要によりタッチパネルをワンタッチして再び液晶表示をさせてからチャンネル選択をすることになる(例えば、特許文献2参照)。
また、図9から図11で示した従来の携帯電話機60では、矢印Aの回転操作、矢印Bの回転操作、矢印Cの回転操作による筐体の機械的な動きを検知して、表示する画像の表示方向を筐体の動きに連動して切り替えている。そのため、電源が入っていない状態で、筐体の開閉を行なうと、最適な文字入力方向で表示しないことが考えられる。
特開2006−22899号公報 特開2001−296958号公報
本発明は、携帯電話機、ゲーム機やテレビ受信機能をもったPDA(Personal Digital Assistants)など、2つの回動軸を備え長手方向と短手方向に開閉可能に連結した折り畳み式携帯端末装置で、第二の筐体を折り畳んだ状態から連結部の回動軸を回動させて開く際に、テンキーなどの操作部に印字された文字と、液晶などの表示器の向きに合わせて変更することを第一の課題としている。
そして、電源が入っていなくても、テンキーなどの操作部に印字された文字と、液晶などの表示器の向きに合わせて切り替えることができる使い勝手の良い携帯端末装置を実現することを第二の課題としている。
本発明は、操作部を備えた第一の筐体と表示部を備えた第二の筐体を、連結部を介して連結した折り畳み式携帯端末装置において、連結部には、第一の筐体に対して連結部を第二の筐体とともに長手方向に開閉するための第一回動軸を固定して設け、更に第一の筐体に対して第二の筐体を短手方向に開閉するための第二回動軸を設けている。そして、連結部に固定した第一回動軸にはカムを連動するように設けている。また、第一の筐体には、操作部のキーの内容を表示するキーシートをカムの動きによってスライド可能に支持している。
第二の筐体と連動して連結部を第一の筐体に対して開くと、連結部に固定した第一回動軸と第一回動軸に連動するカムとが回転し、カムの動きによってキーシートがスライドする構造になっている。ここで、キーシートには、二つの異なる方向に表示された文字が記載されている。また、第一の筐体には、キーシートをカムの動きでスライドしたときに、二つの異なる方向に表示された文字のどちらか一方だけを選択的に表示する表示窓を設けている。そして、第一の筐体に対して連結部を第二の筐体とともに長手方向に開いたときと、第一の筐体に対して第二の筐体を短手方向に開いたときとによって、第一の筐体に設けた表示窓に、キーシートに記載された二つの異なる方向に表示された文字のどちらかを選択的に表示するように構成している。
この構成により、連結部の開閉に応じて、操作部のキー配列と表示の向きを正しく切り替えることができる。
そして本発明は、上記構成に加えて、無線通信手段とテレビ放送受信手段を更に備え、キーシートには、無線通信用の文字とテレビ受信用の文字を記載し、第一の筐体に対して連結部を第二の筐体とともに長手方向に開いたときは、無線通信用の文字を表示し、第一の筐体に対して第二の筐体を短手方向に開いたときは、テレビ受信用の文字を選択的に表示するように構成している。
この構成により、長手方向に開いたときは、無線通信用の文字が長手方向に表示され、短手方向に開いたときは、テレビ受信用の文字が短手方向に表示することができる。
また本発明は、第一の筐体には、操作部のキーの内容を表示するキーシートをカムの動きによってスライド可能に支持するために、キーシートをカムに押圧する押圧手段を設け、押圧手段については、キーシートが所定量移動したときは、それ以上の移動を止めるストッパー手段を設けている。
このことにより、第一の筐体に対して連結部を開いていくときに、開き始めてから所定の角度以内で文字の切り替えが行なわれる。そのため、操作者が目を向けたときには既に文字が切り替わった後であり、操作者が文字が切り替わる瞬間を見なくてすむという効果がある。
本発明によれば、携帯電話機、ゲーム機やテレビ受信機能をもったPDAなど、2つの回動軸を備え長手方向と短手方向に開閉可能に構成した折り畳み式携帯端末装置で、第二の筐体を折り畳んだ状態から連結部の回動軸を回動させて開く際に、テンキーなどの操作部に印字された文字を、液晶などの表示器の向きに合わせて変更することができる。
また、切り替えを機械的に行なうため、携帯端末装置に電源が入っていないときに筐体を開閉しても、テンキーなどの操作部に印字された文字を、液晶などの表示器の向きに合わせて切り替えることができる。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1では、第一の筐体に対して第二の筐体が開いたときに、長手方向に開かれたか短手方向に開かれたかによって、第一の筐体と第二の筐体を連結している第三の筐体である連結部が、操作部を有する第一の筐体に対して開閉することを利用して課題を解決している。
図1に、本発明の実施の形態1に係る折り畳み式携帯電話機100の第二の筐体2を長手方向に開いた状態を斜視図として示す。操作部51のある第一の筐体1は、図示しない軸受部で、第一回動軸9を回転可能に支持している。連結部3は軸保持部3a、3bにより第一回動軸9を連結部3に一体に固定している。また第一回動軸9には破線で示すカム12が連動できるようにしている。そのため、連結部3と第一回動軸9とカム12は一体部品として回転する。連結部3の片隅には、破線で示す第二回動軸10が第一回動軸9に直交するように設けてあり、第二回動軸10には第二の筐体2が回動自在に取り付けられている。第二の筐体2には表示部52を設けている。
このように、折り畳み式携帯電話機100では、第二の筐体2を第一の筐体1に対して長手方向に開くと、操作部51のテンキーの数字については、電話機として使えるように、規格で定められた電話機用のテンキー配列で、長手方向用の向きで表示される。
図2に、本発明の実施の形態1に係る折り畳み式携帯電話機100の第二の筐体2を短手方向に開いた状態を斜視図として示す。各部分の配置は図1と同じであるが、第二の筐体2が閉じた状態から、第二回動軸10の周りに回動して、第二の筐体2が第一の筐体1に対して短手方向に開いている。なお、第一の筐体1に対して連結部3は閉じている。このとき、操作部51のテンキーの数字については、テレビ受信機として使いやすいように、第一列目は左から「1」、「2」、「3」、「4」と並んでいる。第二列目は左から「5」、「6」、「7」、「8」と並んでいる。そして、第三列目は「9」、「10」、「11」、「12」と並んでいる。数字の向きも筐体の短手方向に対する向きで表示される。
折り畳み式携帯電話機100では、第二の筐体2が第一の筐体1に対して長手方向に開いた場合、短手方向に開いた場合、それぞれにおいて、液晶表示部の表示の向きに適した向きで操作部51の印字文字が見えるようにしている。以下に、その構成について詳細を説明する。
図3は、操作部51の要部についての分解斜視図である。図3に示すように、数字等のキー内容を印刷した表示シート13は、表示シート13の印刷面の裏面にスライド板6が配置され、固着されている。表示シート13には、テンキー用の「1」から「10」までの数字が13a、13b、13cというように並んで印刷されている。また、テレビチャンネル用の数字が、14a、14b、14cというようにテンキー用の数字をまたぐように並んで印字されている。テンキー用の数字(第1印字群)の向きは第二の筐体2の長手方向を上下とする向きに、テレビチャンネル用の数字(第2印字群)は短手方向の向きに90度、角度を変えて印刷されている。
なお、本実施の形態ではスライド板6の上面に表示シート13を貼着して、いわゆるキーシートを構成しているが、スライド板6そのものに文字を印刷などして記載したキーシートとしてもよい。
表示シート13の数字等の印刷面には、プラスチック部材等で構成されたマスクシート16が重ねられている。マスクシート16は、表示シート13のうち第1印字群あるいは第2印字群のみの印刷が見えるよう、1つの印字群の印字の大きさおよび印字間隔で透明部分を構成し、残り部分を不透明に構成している。マスクシート16は、筐体に貼着されている。
表示シート13の印字面の裏面に配置されたスライド板6には、カムフォロアー部材7が一体的に固着されており、カムフォロアー部材7を一体的に固着した一つの部品として第一の筐体1に組み込まれる。カムフォロアー部材7は、第1回動軸に取付けられるカムに対し、第1回動軸が所定角度以上になると追従して動く。したがって、カムフォロアー部材7およびスライド板6、スライド板6に貼着された表示シート13が、一体となって第1回動軸の回動に追従してスライドする。なお、スライド遷移の構成の詳細については、後述する。
さらに、スライド板6において、表示シート13が貼着された側と反対側には、ダイヤフラム5と、キー回路基板4が配置される。ダイヤフラム5は表示シート13に印刷された数字および文字よりも少ない数だけ配置されている。ダイヤフラム5は上から押されると中央部がへこんで、中央部と重なり合う位置に設けた接点がキー回路基板4上のキー用接点回路と接して電気的に導通させて、押されたことを感知するようにしている。
なお、スライド板6の表面を白色に塗装するか、スライド板6自体を白色の材料で作っておくと、表示シート13の文字が、白色に浮き上がるかたちで良く見える、または見やすいという効果がある。
図4に、本発明の実施の形態1に係る折り畳み式携帯電話機100の部分断面図を示す。図4では、第二の筐体2を連結部3とともに第一の筐体1に対して閉じたときの状態を示し、第一の筐体1の中を断面で示している。折り畳み式携帯電話機100は、第一の筐体1に対する連結部3の動きによって操作部のキー配列と表示の向きを切り替えている。第一の筐体1の中には、図示しない支持部によって固定されたプリント基板4があり、プリント基板4の上にはダイヤフラム5は表示シート13に印刷された数字および文字よりも少ない数だけ配置されている。ダイヤフラム5は上から押されると中央部がへこんで、中央部内に設けた図示しない接点がプリント基板4上のキー用接点回路と接して電気的に導通させて、押されたことを感知するようにしている。ダイヤフラム5と表示シート13との間にはスライド板6が(図面の左右方向)にスライド動作できるように支持されている。
第一の筐体1には圧縮バネ保持部8が設けられていて、圧縮バネ11をバネ保持部8aで支え、第一回動軸が所定の角度以上、回動すると、スライド板6に固着したカムフォロアー部材7の端面を第一の筐体1内部において、第一回動軸が回動する方向に押すようにしている。圧縮バネ11の力でスライド板6は図面左方向に動こうとする。なお、圧縮バネ保持部8のバネ保持部8aの反対側には、スライド板6の図面左方向の動きを止めるストッパー部8bを突出させている。スライド板6は他に動きを止めるものが無ければ、ストッパー部8bに当たるまで第一の筐体内部で連結部方向に動く。
カム12は、第一回動軸9に取付けられている。カム12は、スライド板6に固着したカムフォロアー部材7の先端に当たり、第一回動軸9が所定の角度以上回転すると、カム12に追従してスライド板6とともに移動する。
図5(a)に、第二の筐体2を短手方向に開いたときの状態を示す。なお、第一の筐体1を断面で示している。連結部3は第一の筐体1に対して閉じたままであるが第二の筐体2が第二回動軸10の周りに回転し、表示部52が見える。ここで、連結部3が第一の筐体1に対して閉じたままであるため、第一回動軸9は回転しない。つまり、カム12は回転せず、スライド板6は、図4の第二の筐体2を閉じたときと同じである。
図5(b)に、第二の筐体2を短手方向に開いたときの折り畳み式携帯電話機100の平面図を示す。第二の筐体2が開いているので、操作ボタンについては第一の筐体1の透明な窓1aから数字を見ることができる。図5(b)では、テレビチャンネル用の「1」から「12」までの数字が、文字の向きの上から第一段目に「1」、「2」、「3」、「4」と並んでいるのが見える。第二段目に「5」、「6」、「7」、「8」と並んでいる。そして、第三段目に「9」、「10」、「11」、「12」と並んでいる。このことにより、折り畳み式携帯電話機100の表示部52をテレビ放送を見るための横長にしたときには、「1」から「12」までのチャンネルのどれかを迷うことなく押すことができる。
図6(a)に、第二の筐体2を長手方向に閉じた状態から90度開いたときの状態を示す。なお、第一の筐体1を断面で示している。連結部3は第二の筐体2とともに、第一の筐体1に対してD矢印のように開く。連結部3が開くと、連結部3と一体に固定されている第一回動軸9もD矢印の方に回転する。第一回動軸9が回転するとカム12も連動して回転する。カム12がD矢印の方に回転すると、圧縮バネ11の伸びる力によりカムフォロアー部材7を図面左方向、E矢印の方向に移動させる。カムフォロアー部材7は図面左方向に移動を続け、圧縮バネ保持部8に突出させて形成したストッパー部8bに当たって止まる。
カムフォロアー部材7の移動量は、第一の筐体1の隣り合う窓1aの1ピッチの半分にしている。すなわち、1ピッチを「P」とすると、カムフォロアー部材7は、「P/2」だけ左に移動し、カムフォロアー部材7が固定されているスライド板6も「P/2」だけ左に移動する。
図6(b)に、第二の筐体2を長手方向に90度の位置から開ききったときの状態を部分断面図として示す。カムフォロアー部材7は圧縮バネ11保持部8に突出させて形成したストッパー部8bに当たっているため移動は止まるが、連結部3と第一回動軸9とカム12は第二の筐体2とともに更にF矢印のように開くことができ、携帯電話機としての通話や電子メールの閲覧に適した所定の角度で止まる。
本発明の折り畳み式携帯電話機100では、第二の筐体2を長手方向に90度開いたときにカム12によるカムフォロアー部材7の移動が完了する。その結果、第二の筐体2を長手方向に90度開いたときには、操作部51のキー配列と表示の向きは、第二の筐体2を長手方向に開いたときの内容に切り替わっている。
折り畳み式携帯電話機100の操作者は、一般的に第二の筐体2が更にF矢印方向に開ききってから、操作部51を見ると考えられる。そのため、折り畳み式携帯電話機100の操作者が第二の筐体2を開いて操作部に目を向けたときには、既にキー配列と表示の向きが切り替わった後になる。第二の筐体2の開閉につれて徐々に文字の位置が変わっていくのが見えると見栄えが悪いが、本発明の折り畳み式携帯電話機100では、第二の筐体2を開きかけた初期段階、つまり開き角度が所定の角度以内でキー配列と表示の向きの切り替えを完了して、見栄えが悪くならないようにしている。
したがって、本実施の形態では第二の筐体2を長手方向に90度開いたときにキー配列と表示の向きの切り替えを完了する例を説明したが、第二の筐体2を開きかけた初期段階であれば切り替え完了の角度は90度に限らない。
図7に、第二の筐体2を長手方向に開ききったときの折り畳み式携帯電話機100の平面図を示す。第二の筐体2が連結部3とともに開いているので、操作ボタンについては第一の筐体1の透明な窓1aから数字を見ることができる。図7では、電話機用として文字の向きの上から第一段目に「1」、「2」、「3」と並んでいるのが見える。第二段目に「4」、「5」、「6」と並んでいる。そして、第三段目に「7」、「8」、「9」と並んでいる。第四段目に「*」、「0」、「#」が並んでいる。このことにより、折り畳み式携帯電話機100の表示部52を縦長にしたときには、電話機の数字配置としてテンキーボタンを迷うことなく押すことができる。
なお、図8(a)に示すように第二の筐体2および連結部3を第一の筐体1に対して閉じた状態において、スライダー板6の位置がカム12の回転バラツキにより不安定になることを防ぐため、スライダー板6の位置を決める第二のストッパー部14を設けても良い。第二のストッパー部14を設けた場合における、第二の筐体2および連結部3が90度開いた状態の断面図を図8(b)に、第二の筐体2および連結部3が開ききった状態の断面図を図8(c)に示す。
また、実施の形態1では第一回動軸9にカム12を固定する場合について説明したが、第一回動軸9の回転がカム12に連動して伝わる構造であれば他の構造を用いてもよい。例えば、第一回動軸9とカム12の軸の間に別の軸を設け第一回動軸9とカム12を連動させてもよい。このことによりカムの軸の位置を任意に設定することができる。
以上説明した通り、二軸回転式の携帯電話機において、第二の筐体を折り畳んだ状態から開いたときに、長手方向に開かれたか、短手方向に開かれたかに応じて操作部の表示内容と表示する向きを正しく切り替えることができる。
また、第三の筐体である連結部3が第一の筐体1に対して回転する動きをカム12の動きとして、カムフォロアー部材を固着したスライド板6をスライドさせて、機械的に操作部の表示内容と表示する向きを切り替えている。そのため、携帯端末装置に電源が入っていなくても、確実に操作部の表示内容と表示する向きを切り替えることができる。
以上、携帯端末装置の一つであるテレビ受信手段をもつ携帯電話機について本発明を説明したが、電卓機能付き携帯電話機において、短手方向に開いたときには電子卓上計算機として使えるように計算機用のキー配列に切り替えるようにしても良い。その他、二つの異なる方向に表示された文字については、互い違いに配置しても良い。このことにより、ゲーム機その他の各種の携帯端末装置に対応することができる。
本発明は、折り畳み式携帯電話機に限らず、表示画面を縦横に切り替えて使用するゲーム機や、テレビ受信機能を持ったPDAなどにおいて、2つの回動軸を備え長手方向と短手方向に開閉可能に連結した折り畳み式携帯端末装置に適用できる。
本発明の実施の形態1に係る携帯電話機の筐体を長手方向に開いた状態を示す斜視図 本発明の実施の形態1に係る携帯電話機の筐体を短手方向に開いた状態を示す斜視図 本発明の実施の形態1に係る携帯電話機の操作部の要部についての分解斜視図 本発明の実施の形態1に係る携帯電話機を閉じたときの部分断面図 (a)本発明の実施の形態1に係る携帯電話機の筐体を短手方向に開いた状態を示す部分断面図(b)本発明の実施の形態1に係る携帯電話機の筐体を短手方向に開いた状態を示す平面図 (a)本発明の実施の形態1に係る携帯電話機の筐体を長手方向に開いた状態を示す部分断面図(b)本発明の第一の実施の形態に係る携帯電話機の筐体を長手方向に開いた状態を示す部分断面図 本発明の実施の形態1に係る携帯電話機の筐体を長手方向に開いた状態を示す平面図 本発明の実施の形態1の変形例に係る携帯電話機の筐体の断面図 従来の携帯電話機の第二の筐体を長手方向に開いた状態を示す斜視図 従来の携帯電話機の第二の筐体を長手方向に開いた後、更に第二の筐体を回転した状態を示す斜視図 従来の携帯電話機の第二の筐体を連結部とともに長手方向に開き、第二の筐体を連結部に対して回転させ、その後連結部を閉じたときの状態を示す斜視図
符号の説明
1 第一の筐体
2 第二の筐体
3 連結部
4 プリント基板
5 ダイヤフラム
6 スライド板
7 カムフォロアー部材
8 圧縮バネ保持部
9 第一回動軸
10 第二回動軸
11 圧縮バネ
12 カム
13 表示シート
本発明の折り畳み式携帯端末装置は、操作部を備えた第一筐体と、表示部を備えた第二筐体と、前記第一筐体に対して前記第二筐体を第一方向に回動可能とする第一回動軸と、前記第一筐体に対して前記第二筐体を第一方向と直交する第二方向に回動可能とする第二回動軸と、前記第一方向を上下として印字された第1文字群と前記第二方向を上下として印字された第2文字群とを有し、前記第一筐体内をスライド移動するスライドシートと、を備え、前記操作部は、前記スライドシートの移動により、前記第一方向に回動した場合に前記第1印字が表示されると共に前記第二方向に回動した場合に前記第2印字が表示されるよう構成している。
また、本発明の折り畳み式携帯端末装置は、前記第一筐体は、前記スライドシートの印字面側にキートップシートを備え、前記キートップシートは、前記スライドシートがスライドした際に、前記第1文字群と前記第2文字群のいずれか一方が、外部から視認可能な透明の表示窓を備え、前記第一筐体に対して前記第二筐体が前記第一方向に開いた状態では前記第1印字が前記表示窓と重なり、前記第一筐体に対して前記第二筐体が第二方向に開いた状態では前記第2印字が前記表示窓と重なるように構成している。さらにスライドシートにおいて前記第1文字群と前記第2文字群を、互い違いに印字している。
この構成により、第一の方向に筐体が開いた場合と第二の方向に筐体が開いた場合で、携帯端末装置に電源が入っていない状態であっても操作部のキーシートに印字された文字の方向を変更することができる。
本発明は、操作部を備えた第一筐体と、表示部を備えた第二筐体と、前記第一筐体に対して前記第二筐体を第一方向に開閉可能とする第一回動軸と、前記第一筐体に対して前記第二筐体を第一方向と直交する第二方向に開閉可能とする第二回動軸と、前記第一方向を上下として印字された第1文字群と前記第二方向を上下として印字された第2文字群とを有し、前記第一筐体内をスライド移動するスライドシートと、を備え、前記操作部は、前記スライドシートの印字面側に窓を有し、前記第一筐体に対して前記第二筐体を前記第一方向に開いた場合には、前記スライドシートの移動により前記第1文字群と前記窓とが重なり、前記第一筐体に対して前記第二筐体を前記第一方向に開かない場合には、前記スライドシートは移動せず、前記第2文字群と前記窓が重なるよう構成している。

Claims (9)

  1. 操作部を備えた第一の筐体と表示部を備えた第二の筐体を、連結部を介して連結した折り畳み式携帯端末装置において、
    前記連結部には、
    前記第一の筐体に対して前記連結部を前記第二の筐体とともに長手方向に開閉するための第一回動軸を固定して設け、
    更に前記第一の筐体に対して前記第二の筐体を短手方向に開閉するための第二回動軸を設け、
    前記連結部に固定した前記第一回動軸に連動するようカムを設け、
    前記第一の筐体には、前記操作部のキーの内容を表示するキーシートを前記カムの動きによってスライド可能に支持し、
    前記連結部を前記第一の筐体に対して開くことによって、前記連結部に固定した前記第一回動軸と前記第一回動軸に連動する前記カムとを回転させ、
    前記カムの動きによって前記キーシートをスライドさせるように構成したことを特徴とする折り畳み式携帯端末装置。
  2. 前記キーシートには、二つの異なる方向に表示された文字を記載し、
    前記第一の筐体には、前記キーシートを前記カムの動きでスライドしたときに、二つの異なる方向に表示された文字のどちらか一方だけを選択的に表示する表示窓を設け、
    前記第一の筐体に対して前記連結部を前記第二の筐体とともに長手方向に開いたときと、前記第一の筐体に対して前記第二の筐体を短手方向に開いたときとによって、前記第一の筐体に設けた表示窓に、前記キーシートに記載された二つの異なる方向に表示された文字のどちらかを選択的に表示するように構成した請求項1に記載の折り畳み式携帯端末装置。
  3. 前記キーシートに記載した二つの異なる方向に表示された文字とは、文字の向きが互いに異なることを特徴とした請求項2に記載の折り畳み式携帯端末装置。
  4. 前記キーシートに記載した二つの異なる方向に表示された文字は、文字の向きが互いに直交していることを特徴とした請求項2に記載の折り畳み式携帯端末装置。
  5. 前記キーシートに記載した二つの異なる方向に表示された文字は、互い違いに記載されていることを特徴とした請求項2に記載の折り畳み式携帯端末装置。
  6. 前記キーシートには、二つの異なる配列で表示された文字を記載し、
    前記第一の筐体には、前記キーシートを前記カムの動きでスライドしたときに、二つの異なる方向に表示された文字のどちらか一方だけを選択的に表示する表示窓を設け、
    前記第一の筐体に対して前記連結部を前記第二の筐体とともに長手方向に開いたときと、前記第一の筐体に対して前記第二の筐体を短手方向に開いたときとによって、前記第一の筐体に設けた表示窓に、前記キーシートに記載された二つの異なる配列で表示された文字のどちらかを選択的に表示するように構成した請求項1に記載の折り畳み式携帯端末装置。
  7. 無線通信手段とテレビ放送受信手段を更に備え、
    前記キーシートには、無線通信用の文字とテレビ受信用の文字を記載し、
    前記第一の筐体に対して前記連結部を前記第二の筐体とともに長手方向に開いたときは、前記無線通信用の文字を表示し、
    前記第一の筐体に対して前記第二の筐体を短手方向に開いたときは、前記テレビ受信用の文字を選択的に表示するように構成した請求項2から請求項6のいずれかひとつに記載の折り畳み式携帯電話機。
  8. 前記キーシートは、
    白色の枠状フレームに、二つの異なる方向に表示された文字を記載した表示シートを貼着して構成したことを特徴とする請求項2から請求項6のいずれかひとつに記載の折り畳み式携帯端末装置。
  9. 請求項2に記載の携帯端末装置において、
    前記第一の筐体には、前記操作部のキーの内容を表示するキーシートを前記カムの動きによってスライド可能に支持するために、前記キーシートを前記カムに押圧する押圧手段を設け、
    前記、押圧手段については、前記キーシートが所定量移動したときは、それ以上の移動を止めるストッパー手段を設けたことを特徴とする折り畳み式携帯端末装置。
JP2008280235A 2008-10-30 2008-10-30 折り畳み式携帯端末装置 Expired - Fee Related JP4267686B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008280235A JP4267686B2 (ja) 2008-10-30 2008-10-30 折り畳み式携帯端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008280235A JP4267686B2 (ja) 2008-10-30 2008-10-30 折り畳み式携帯端末装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007238806A Division JP4216887B1 (ja) 2007-09-14 2007-09-14 折り畳み式携帯端末装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009071852A true JP2009071852A (ja) 2009-04-02
JP4267686B2 JP4267686B2 (ja) 2009-05-27

Family

ID=40607573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008280235A Expired - Fee Related JP4267686B2 (ja) 2008-10-30 2008-10-30 折り畳み式携帯端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4267686B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010273163A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Toshiba Corp 携帯端末

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010273163A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Toshiba Corp 携帯端末

Also Published As

Publication number Publication date
JP4267686B2 (ja) 2009-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100993065B1 (ko) 폴더식 휴대단말
KR100993095B1 (ko) 폴더식 휴대기기
JP4216887B1 (ja) 折り畳み式携帯端末装置
JP5299273B2 (ja) 回転式携帯端末機
JP2005198062A (ja) 折り畳み式携帯電話装置
US8369071B2 (en) Portable terminal
JP4267686B2 (ja) 折り畳み式携帯端末装置
CN1985501A (zh) 折叠转动式便携终端装置
JP4267687B1 (ja) 折り畳み式携帯端末装置
JP4857324B2 (ja) 折り畳み式携帯端末装置
JP4216895B1 (ja) 折り畳み式携帯端末装置
US7200426B2 (en) Folding cellular telephone
US20100216528A1 (en) Folding mobile terminal
JP2008131454A (ja) 携帯電子機器
JP4216900B1 (ja) 折り畳み式携帯端末装置
JP4237814B1 (ja) 折り畳み式携帯端末装置
JP4286903B1 (ja) 折り畳み式携帯端末装置
JP2009182955A (ja) 折り畳み式携帯端末装置
JP4335295B1 (ja) 折り畳み式携帯端末装置
JP4335294B1 (ja) 折り畳み式携帯端末装置
JP4228029B2 (ja) 折畳み式携帯機器
JP2009296567A (ja) 折り畳み式携帯端末装置
JP2009200666A (ja) 折り畳み式携帯端末装置
JP2009296563A (ja) 折り畳み式携帯端末装置
KR20090070439A (ko) 힌지 및 그를 갖는 휴대 단말기

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090120

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees