JP2009070110A - 携帯型生体認証装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 携帯性が良好で、かつ精度向上も図れる携帯型生体認証装置を提供する
【解決手段】 上面101に指保持手段110を備えた本体筺体100と、この本体筺体100の上面101を覆うフード体200と、本体筺体100とフード体200とを携帯状態と使用状態に保持する取付機構部300とを含んで構成し、本体筺体100は、上面101の長手方向の一端側に立上部120を備え、フード体200は、本体筺体100の上面101を覆う平坦面210と、この平坦面210の一端側に張り出して形成される第1縁体220と、この平坦面210の他端側に形成される第2縁体230と、第1縁体220と第2縁体230の間の両端に形成される第3縁体240とを備え、取付機構部300は、第2縁体230と立上部120が接触した収納状態を保持する第1取付機構部310と、立上部120と第1縁体220とを連結してフード体200が指保持手段110の上方に位置した使用状態を保持する第2取付機構部350とから構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】 上面101に指保持手段110を備えた本体筺体100と、この本体筺体100の上面101を覆うフード体200と、本体筺体100とフード体200とを携帯状態と使用状態に保持する取付機構部300とを含んで構成し、本体筺体100は、上面101の長手方向の一端側に立上部120を備え、フード体200は、本体筺体100の上面101を覆う平坦面210と、この平坦面210の一端側に張り出して形成される第1縁体220と、この平坦面210の他端側に形成される第2縁体230と、第1縁体220と第2縁体230の間の両端に形成される第3縁体240とを備え、取付機構部300は、第2縁体230と立上部120が接触した収納状態を保持する第1取付機構部310と、立上部120と第1縁体220とを連結してフード体200が指保持手段110の上方に位置した使用状態を保持する第2取付機構部350とから構成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、携帯性と精度向上が図れる携帯型生体認証装置に関する。
近年、本人確認を行う技術として生体認証装置が脚光を浴びている。これらの生体認証装置は、指紋や指または掌の静脈などの個々の個人に特定された生体情報を用いて認証を行うため、精度良く認証を行うことができる。これらの生体認証では、認証装置から光を照射し、この照射されて光の透過光や反射光を検知して生体特有の情報を入手し、この入手した情報を予め同様な手法で記録しておいたデータと照合して、その照合の度合いで認証を行うものである。
前記従来例では、カードなどの記録媒体に予め記録した生体認証情報を記録しておき、このカード中のデータと認証時に取得する認証情報とが一致するか否かで認証を判定している。このため、高度な認証制度が得られるものである。しかし、前記従来例では、生体に照射される光の透過光や反射光を検知して認証を行うため、認証時に不要な光が混入すると良好な精度が得にくくなるという課題がある。
特に、携帯用の認証装置にあっては、多様な環境で使用されても確実な制度を得る必要があるため、この課題を解決する必要がある。しかも、携帯用であるためには、コンパクトに収納できることも大きな課題である。
そこで、本発明の目的は、携帯性が良好で、かつ精度向上も図れる携帯型生体認証装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係る認証装置は、指を保持する指保持手段と、この指保持手段に保持される指に検知光を照射する光源部と、前記指保持手段に保持される指を透過した前記検知光を検知するカメラ部とを備えた携帯型生体認証装置において、その上面に前記指保持手段を備え、前記光源部と前記カメラ部を内蔵した本体筺体と、前記指保持手段を備え前記本体筺体の前記上面を覆うフード体と、前記本体筺体と前記フード体とを携帯状態と使用状態に保持する取付機構部とを含んで構成し、前記本体筺体は、前記指保持手段の長手方向の一端側となる上面の一端側に立上部を備え、前記フード体は、前記本体筺体の上面を覆う平坦面と、前記平坦面の一端側に張り出して形成される第1縁体と、前記平坦面の他端側に形成される第2縁体と、前記第1縁体と第2縁体の間の前記平坦部の両端に形成される第3縁体とを備え、前記取付機構部は、前記第2縁体と前記立上部が接触し、前記立上部の他端側の前記本体筺体と第1縁体が接触する収納状態を保持する第1取付機構部と、前記立上部と前記第1縁体とを連結して前記フード体を前記指保持手段の上方位置となる使用状態を保持する第2取付機構部とから構成する。
本発明によれば、フード体の取り付け方法を変更することにより、指保持手段をコンパクトに覆う収納状態と、指保持手段の上方に指を挿入しつつ周囲から不要な光の侵入を軽減可能な使用状態を簡単にとることができるので、携帯性が良好で、かつ精度向上も図れる携帯型生体認証装置を提供することができる。
以下、図1から図13を参照して、本発明に係る携帯型生体認証装置を具体的に説明する。ここで、図1から図8が第1の実施の形態、図9から図13が他の実施の形態を示している。
(第1の実施の形態)
図1から図6を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る携帯型生体認証装置を具体的に説明する。先ず、図1を参照して携帯型生体認証装置を構成する生体認証装置本体の概略構造を説明する。図1は生体認証装置本体の外観斜視図であり、図1(a)が使用状態の斜視図、図1(b)が携帯状態(収納状態)に移行する状態の斜視図である。
図1から図6を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る携帯型生体認証装置を具体的に説明する。先ず、図1を参照して携帯型生体認証装置を構成する生体認証装置本体の概略構造を説明する。図1は生体認証装置本体の外観斜視図であり、図1(a)が使用状態の斜視図、図1(b)が携帯状態(収納状態)に移行する状態の斜視図である。
符号1で総括的に示す生体認証装置本体は、その上面101に指を保持する指保持手段110を備えた本体筺体100と、この指保持手段110を備えた本体筺体100の上面101を覆うフード体200と、このフード体200と本体筺体100とを使用状態、あるいは携帯状態に保持する取付機構部300とを含んで構成される。前記本体筺体100は、その内部に、少なくとも、前記指保持手段110に保持される指に検知光を照射する光源部2(図2参照)と、前記指保持手段110に保持される指を透過した検知光を検知するカメラ部3(図2参照)とを含んで構成される。また、本体筺体100の外観は、高さ寸法より横幅寸法が大きく、かつ横幅寸法より奥行寸法が大きい箱型の外観形状を備え、その上面101の中央には、前方から後方に向かって隆起して伸びる指保持手段110が設けられ、更に、その後方の上面後端部には、横幅一杯にわたって形成される立上部120が形成されている。
前記指保持手段110は、その中央部分がこの指保持手段110の長手方向に沿って凹状に形成されることで、1本の指をこの凹部111に沿って置いた際に、この凹部111の両側に形成される一対の縁体112により安定保持することができる。そして、この縁体112には、その長手方向に沿って複数の光源部2が設けられ、この光源部2から発した光は指を透過したのち、凹部111の底面部に設けられる窓部113を介して前記カメラ部3で撮影されることとなる。
一方、前記フード体200は、前記本体筺体100の上面101を覆う大きさを備えた平坦面210と、この平坦面210の一端側に張り出して形成される第1縁体220と、前記平坦面210の他端側に形成される第2縁体230と、前記第1縁体220と第2縁体230の間の前記平坦部210の両端に形成される第3縁体240とを備えて形成される。
更に、前記取付機構部300は、前記第2縁体230と前記立上部120が接触し、この立上部120の他端側の前記本体筺体100と第1縁体220とが接触した図1(b)に示すような携帯状態(収納状態)を保持する第1取付機構部310と、前記立上部120と前記第1縁体220とを連結し、前記フード体200が前記指保持手段110の上方に位置した図1(a)に示すような使用状態を保持する第2取付機構部350とから構成される。
この生体認証装置本体1によれば、パーソナルコンピュータや情報端末装置などの情報処理装置10(図2参照)とコードや無線を介して接続し、この情報処理装置10からの指示に基づいて、利用者の指の静脈パターンを取得して、予め取得しておいた利用者の静脈パターンと照合し、この照合結果に基づいて利用者の個人認証を行うことができる。なお、この実施の形態に係る生体認証装置本体1は、光源部2とカメラ部3を備えた指静脈パターンの入力装置として説明するが、本体筺体100内にマイコンやメモリなどの装置を備えた、この生体認証装置本体で認証を行うようにしてもよい。
そして、この実施の形態に係る携帯型生体認証装置の大きな特徴の1つは、フード体200の取り付け方法を変更することにより、指保持手段110をコンパクトに覆う携帯状態(収納状態)と、指保持手段110の上方に指を挿入しつつ、周囲からの不要な光の侵入を軽減可能な使用状態とを簡単にとることができる構造を備えた生体認証装置本体1を採用した点にある。この特徴によれば、携帯状態(収納状態)では、指保持手段110を保護して窓部113への塵埃の付着を軽減するとともに、装置全体を薄いコンパクトな箱型の形態とし、使用状態では、周囲からの不要な光の侵入を軽減して精度向上が測れるとともに、指を挿入することに対する利用者の不安の軽減や支障がない十分な開放感を得られ、しかも、この2つの状態をフード体200の取り付け方法を変更するという簡単な構造で達成することができる。
また、この実施の形態に係る携帯型生体認証装置の大きな特徴の他の1つは、フード体200の特徴的な取り付け方法を変更する構造を実現するために、第1取付機構部310と第2取付機構部350とからなる取付機構部300を採用した点にある。
即ち、コンパクトな携帯状態(収納状態)を実現するために、フード体200の一端に形成される張り出しの少ない第2縁体230を、上方に向かって張り出して形成される立上部120で支持し、フード体200の他端に張り出して形成される第1縁体220を、立上部120と対向する本体筺体100に第1取付機構部310を介して取り付ける構造としている。
この第1取付機構部310は、本体筺体100の両側面に形成したスライド溝311と、フード体200の両側面に形成したスライドレール312とから構成されている。この構造によれば、フード体200は、第1取付機構部310によって確り保持され、しかも、この第1取付機構部310の嵌合と、前記第2縁体230と前記立上部120とが接触することにより、フード体200の長手方向の両端が支持されるので、外部からの圧力に対抗する構造とすることができる。
しかも、前記スライド溝311は、前方から後方に沿って形成されているので、上方から加わる力に対して、前後方向に長く形成されるスライド溝311とスライドレール312の嵌合により対抗しやすくすることができるので、第1取付機構部310の小型化を実現している。更に、フード体200の着脱は、このフード体200を前後方向にスライドさせることで簡単に行うことができる。
また、周囲からの不要な光の侵入を軽減する使用状態を実現するために、この実施の形態では、第2取付機構部350を介して、立上部120と第1縁体220とを連結する構造を採用している。具体的には、第1縁体220に前記立上部120の両端部に嵌合する一対のキャップ部351を設けている。この構造によれば、このキャップ部351と立上部120との嵌合により、フード部200と本体筺体100との着脱を簡単に行うことができる。
また、この実施の形態に係る携帯型生体認証装置の大きな特徴の他の1つは、第3縁体240の張り出し量を、第1縁体220より小さく、第2縁体230より大きく形成した2段構造とした点にある。即ち、図1(a)に示す使用状態では、フード体200の両側に形成する第3縁体240を大きくすれば、周囲からの不要な光は遮蔽できるものの、穴の中に指を挿入するという閉鎖感を利用者に与えてしまう。一方、第3縁体240を小さくすると、開放感は得られるものの、不要な光の侵入が課題となる。また、十分な強度を備えた第1取付機構部310を実現するためには、前後方向に十分に伸びる第3縁体240にスライドレール312を設ける必要がある。更に、十分な強度を備えた第2取付機構部350を実現するためには、立上部120と嵌合するキャップ部351に十分な嵌合ストロークが必要である。
そこで、この実施の形態では、第1縁体220は平坦面210の肉厚程度に抑え、第2縁体230は張り出し量を前記立上部120の高さに合わせてフード体200の中央から後方にかけて形成し、第3縁体240は前記第2縁体230より下方に張り出させて、この張り出した部分にキャップ部351を設ける2段構造とした。
この構造によれば、図1(a)に示す使用状態では、フード体200の前方が大きく開放され、中央から後方にかけては第3縁体240によってその両側が十分に遮蔽され、後部は第2縁体230と立上部120とが第2取付機構部350よってフード体200が浮いた状態で堅固に保持される。一方、図1(b)に示す携帯状態では、第3縁体240の内側の下端部に前後方向に長いスライドレール312を設けることができるので、このスライドレール312とスライド溝311との嵌合により、携帯状態を確り保持することができる。このように、この実施の形態によれば、前記課題を解決することができる。
この構造によれば、図1(a)に示す使用状態では、フード体200の前方が大きく開放され、中央から後方にかけては第3縁体240によってその両側が十分に遮蔽され、後部は第2縁体230と立上部120とが第2取付機構部350よってフード体200が浮いた状態で堅固に保持される。一方、図1(b)に示す携帯状態では、第3縁体240の内側の下端部に前後方向に長いスライドレール312を設けることができるので、このスライドレール312とスライド溝311との嵌合により、携帯状態を確り保持することができる。このように、この実施の形態によれば、前記課題を解決することができる。
以下、図2から図8を参照して、この実施の形態に係る携帯型生体認証装置を更に説明する。ここで、図2は、携帯型生体認証装置を達成するための装置ブロック図である。図3は、携帯状態を示す携帯型生体認証装置の外観図であり、図3(a)が平面図、図3(b)が底面図、図3(c)が正面図、図3(d)が右側面図、図3(e)が背面図である。図4は、フード体の外観斜視図であり、図4(a)が内側後方の斜視図、図4(b)が外側後方の斜視図である。図5は、フード体の取付状態図であり、図5(a)が使用状態の右側面図、図5(b)が携帯状態または収納状態を示す右側面図である。図6は、フード体の取り付け方法の説明図である。図7と図8は、指をセットした状態の使用状態図であり、図7(a)が右側面図、図7(b)が平面図、図8(a)が斜め後方斜視図、図8(b)が後方斜視図である。
先ず、図2を参照しながら、携帯型生体認証装置を構成する装置構成を簡単に説明する。この実施の形態に係る携帯型生体認証装置は、例えば、前記生体認証装置1を携帯型のノート型パソコンやモバイル端末などの情報処理装置10と接続することで実現している。情報処理装置10は、マイコン21やメモリ22や入出力インタフェース23〜26などを備えた情報処理装置本体20と、表示部30と、キーボードやマウスなどの入力部40と、画像入力器50とを含んで構成される。情報処理装置本体20は、入力部40からの入力操作に基づいてメモリ22に格納された各種の制御動作を行わせるためのプログラムを用いて制御を実行する。また、前記メモリ22には、この生体認証装置本体1や他の生体認証装置を介して入力される利用者の指静脈パターンを予め格納(登録)している。
また、生体認証装置本体1は、光源部2とカメラ部3とスイッチ4とを備えている。そして、この実施の形態では、情報処理装置10は、光源部2とカメラ部3との間に、指99を挿入して、スイッチ4の押下に合わせて指静脈情報の画像信号を取得する。なお、スイッチ4の押下の代わりに、図示しない指置き検知センサによる指置き検知により画像信号を取得するようにしてもよい。カメラ部3の画像信号は、画像入力器50によってデジタル情報に変換され、情報処理装置10の入出力インタフェース24を介してメモリ22に格納される。
さらには、スイッチ4も同様に入出力インタフェース25を介して接続され、オン/オフの状態がメモリ22に格納されるか、もしくは、オンになると同時にマイコン21に対して割り込み信号を発生する。
マイコン21は、スイッチ4の状態がオンになったのを確認するか、もしくはオンになった割り込み信号を検知すると、認証を行うソフトウェアプログラムを起動して認証処理を実行する。そして、プログラムの処理結果に基づき、その結果を、表示部30に表示したり、制御対象60に適切な信号を送って扉を開閉したり、といった各種制御を行う。なお、この実施の形態では、入力部40から入力される暗証番号とこの指静脈パターンの認証を併用して個人認証を行うことができる。
次に、図3から図5を参照して、生体認証装置本体1を更に詳細に説明する。図3は、携帯状態(収納状態)の生体認証装置本体1を示している。図3から明らかなように、この実施の形態では、フード体200が本体筺体100の前方から第1取付機構部310を介して、前記第2縁体230の先端が立上部120の上端に接触する位置までスライド挿入される。この携帯状態(収納状態)の位置は、フード体200の第1縁体220に設けたキャップ部351の内壁面が本体筺体100の前部に当たることで特定される。
更に、この携帯状態(収納状態)の位置は、スライド溝311とスライドレール312との間に形成される図示しない凹部と凸部の嵌合により固定される。そして、この携帯状態(収納状態)の位置は、一対のキャップ部351の間に形成される手掛部250に指を引っ掛けて簡単に前記フード体200を引き出して、フード体200を本体筺体100から取り外すことができる。また、この実施の形態では、第3縁体240の中央側の両端部に手掛突起251を形成し、この手掛突起251を両側から挟んでフード体200を引き出して、フード体200を本体筺体100から取り外すことができる。
図3(c)に示すように、フード体200の第1縁体220は、手掛部250に対応する部分が両側のキャップ部351に対応する部分より、張り出し量が小さい切欠部252が設けられている。これにより、後述するように、利用者の閉鎖感を軽減している。
また、本体筺体100は、筺体の上部を構成する上カバー102と、下部を構成する下カバー103とを、図示しないネジを介して固定することで形成される。この両カバーの結合部104は、本体筺体100の周囲に凹状の溝として形成され、この結合部104を利用して前記スライド溝311を形成することで、金型を簡単な構造としている。なお、本体筺体100の背面には、この結合部104を利用して情報処理装置10と電気的に接続するためのコード穴105を設けている。
次に、図4を参照して、フード体200の外観構成について説明する。図4から明らかなように、縁体112の内側には、その両側にキャップ部351が形成され、このキャップ部351が本体筺体100の立上部120の両端部に嵌まり込むことで、使用状態の姿勢が強固に保持される。なお、キャップ部351の嵌合ストロークは、前記立上部120を略覆う大きさを備えている。
一方、第3縁体240の内壁面の両側には、内方に突出したスライドレール312が設けられている。このスライドレール312がスライド溝311に嵌合することで、携帯状態が維持される。なお、このフード体200は樹脂で形成されており、かつスライドレール312が第3縁体240の先端部に形成されることから、スライドレール312とスライド溝311の嵌合は、樹脂の弾性を利用して強固に保持することができる。
次に、図5を参照して、フード体200が本体筺体100に取り付けられる寸法体系について説明する。この実施の形態のフード体200は、奥行寸法が前後に略等分に2分割され、その前部寸法部分D2の周囲に、張り出し量が上面101の肉厚と同等な第2縁体230が連続して形成される。これにより、指を挿入する利用者に、高さH1の解放された空間を提供し、穴に指を挿入するような不安感を軽減させている。
一方、後部寸法部分D1の両側には、下方に垂れ下がった第3縁体240と、その後方に連続して形成される第1縁体220が形成される。第1縁体220は、高さH1の大きさを備えており、その下端部が本体筺体100の上面101と接するように第2取付機構部350を介して連結される。これに対し、第3縁体240は、その下端部と前記上面101との間に、高さH3の空間が開くような高さH2の大きさを備えて形成される。この第3縁体240の構造によれば、上方からの不要な光の侵入を軽減しつつ、その下方に開放された空間を備えることで、穴に指を挿入するような不安感をいっそう軽減することができる。
そして、第1縁体220は、その下端部を本体筺体100の上面101と連続させることで、前方に大きく迫り出したフード体200の不安定感を軽減している。更に、第1縁体220の両側には、立上部120を包含するだけの十分な嵌合ストローク(高さH3)を備えたキャップ部351が形成され、構造的にもフード体200を本体筺体100に確り保持することができる。
また、キャップ部351で挟まれた第1縁体220の中央には、切欠部252が形成される。この切欠部252は、第1縁体220の端部より高さH3だけ内方に切り欠かれており、この高さH3は、立上部120の高さH4より大きく切り欠かれている。このため、この切欠部252と立上部120との間に隙間を形成することができ、この隙間を利用して指が指保持手段110に装着される状態を観察したり、利用者に対していっそうの開放感を提供することができる。特に、この実施の形態では、指保持手段110の立上部120側の端部に図示しない動作ランプを設けているので、この動作ランプの動作状態を観察することができる。
一方、第3縁体240の内側の下端部には、スライドレール312が設けられている。このスライドレール312が設けられている高さH2の位置は、上ケース102の上面101と結合部104との間の高さH6と、立上部120の高さH4とを合わせた寸法H5と一致させている。このため、スライドレール312を結合部104に設けたスライド溝311に挿入してフード体200を本体筺体100に取り付けることにより、図5(b)に示すような携帯状態を取らせることができる。ここで、指保持手段110の上端までの高さを、立上部120の高さH4より低く設定しているので、携帯状態では本体筺体100とフード体200との間の空間に指保持手段110を包含することができる。
また、前記スライド溝311の前部先端部には、三角形状に開いた挿入ガイド部313を設けているので、スライドレール312をスライド溝311に挿入する際の位置あわせが容易である。
次に、図6から図8を参照して、この実施の形態に係る生体認証装置本体1の使用方法を説明する。
先ず、先に説明したように、この実施の形態に係る生体認証装置本体1は、本体筐体100に対してフード体200を着脱可能とし、この着脱可能なフード体200の取り付け方向を変更することで、携帯性に有利な図6(a)に示す携帯状態と、開放感と認証精度の精度向上が図れる図6(d)に示す使用状態とを取り得ることができる。
即ち、図6(a)に示す携帯状態では、指保持手段110を備えた本体筐体100の上面101全体がフード体200に覆われるので、指保持手段110に塵埃が進入するのを軽減することができる。しかも、この携帯状態では、フード体200の一端側に形成される張り出し量が少ない第2縁体230が、立上部120の上端で支持され、しかも、フード体200の他端に形成される張り出し量の大きな第1縁体220と、本体筐体100の他端側とが、第1取付機構部を介して確り保持されるため、外部圧力に対抗できるコンパクトな箱型の形態とすることができる。
一方、このコンパクトな形態は、図6(a)から図6(b)に示すように、フード体200を本体筐体100に対して前方にスライド移動させることで、第1取付機構部310の嵌合が外れ、フード体200を本体筐体100から簡単に取り外すことができる。
そして、図6(c)に示すように、このフード体200を180度回転させて、図6(d)に示すように、第1縁体220の下端に開放したキャップ部351を、立上部120に上方から挿入することで、この第2取付機構部350の嵌合が図れるとともに、本体筐体100の上面101の上方位置がフード体200の平坦面210で覆われた使用状態を簡単に取ることができる。このように、この実施の形態によれば、1つのフード体200の取り付け方向を変更することで、2つの使い勝手の良い形態を取らせることができる。
図7、図8に示すように、この実施の形態に係る生体認証装置本体1では、本体筺体100の横幅寸法を85mm、奥行寸法を114mmに設定している。そして、横幅寸法が45mmで奥行寸法が74mmの指保持手段110を、両側に20mm、手前側に13mmの平坦面を残して本体筺体100の上面に設けている。この大きさを備えた生体認証装置本体1であれば、標準的な手の大きさを備えた利用者に快適な操作性を提供することができる。
また、図7と図8は、中指を指保持手段110にセットした状態を示している。この状態を取る利用者は、中指の両側にある薬指と人差し指が上面101の端部に接することとなる。しかし、この実施の形態では、第3縁体240の下方に開放された空間が形成されているので、薬指と人差し指がフード体200に触れてしまうという不快感を利用者に与えることを軽減することができる。しかも、視覚的にフード体200の両側に薬指と人差し指が見えるので、閉鎖感も軽減できる。
更に、利用者が指保持手段110に指をセットした状態では、手前側を大きく開放しても、上方がフード体200に覆われ、その両側には薬指と人差し指が接近しているので、不要な光の侵入を軽減できる。一方、セットした指の先端側は、薬指と人差し指の先端がしだいに開くので、この指の隙間から不要な光が侵入する可能性が高くなる。しかしながら、この実施の形態では、本体筺体100の上面101から連続する第3縁体240が、上方と斜め上方を覆うこととなるので、この不要な光の侵入を軽減することができる。
また、この実施の形態では、指保持手段110の先端と立上部120との間に十分な空間を形成しているので、例えば、爪の長い利用者であっても快適な環境を提供することができる。更に、この実施の形態では、図8(b)に示すように、第1縁体220の切欠部252と立上部120との間で構成される隙間を介して、装置後方から指保持手段110を監視することができるとともに、開放感をいっそう向上させることができる。
なお、前記実施の形態では、第1取付機構部310を前方から後方に向かってスライドさせる機構を採用したが、上方から下方に向かって挿入するスライド構造を採用してもよい。
また、前記実施の形態では、第2縁体230と第3縁体240とを段差で接続する構造で説明したが、図5(b)の2点破線で示すように、第3縁体240から先端部に向かって斜め形状や円弧形状で徐々に細くなるように形成してもよい。
(第2の実施の形態)
次に、この発明の第2の実施の形態に係る生体認証装置本体を、図9を参照して具体的に説明する。なお、この実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一ないし同様なものは同一符号を持って示し、重複した説明を省略する。ここで、図9は、第2の実施の形態に係る生体認証装置本体の外観図であり、図9(a)が携帯状態の斜視図、図9(b)がフード体を取り外した状態の外観斜視図、図9(c)が使用状態の斜視図である。
次に、この発明の第2の実施の形態に係る生体認証装置本体を、図9を参照して具体的に説明する。なお、この実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一ないし同様なものは同一符号を持って示し、重複した説明を省略する。ここで、図9は、第2の実施の形態に係る生体認証装置本体の外観図であり、図9(a)が携帯状態の斜視図、図9(b)がフード体を取り外した状態の外観斜視図、図9(c)が使用状態の斜視図である。
図9において、符号1bで総括的に示す生体認証装置本体1bは、指保持手段110の前部と両側前部とを、着脱可能なフード体200bで構成した点を特徴とするものである。即ち、この生体認証装置本体1bは、その上面101に箱型の指保持手段110を備えた本体筺体100bと、この上面101を覆うように形成されるフード体200bとから構成される。
フード体200bは、その後端部が第1縁部220を介して支持され、指保持手段110の上部を覆うように形成される平坦面210を備えた後部フード体201と、前記平坦面210の前部と両側を覆う前部フード体202とから構成される。そして、この実施の形態では、後部フード体201を、前記本体筐体100bの後部に固定または一体的に設け、前記前部フード体202を、本体筐体100bに着脱可能に設けている。
この実施の形態によれば、図9(a)に示すように、本体筐体100bの上面101と、この上面を覆うフード体200bとの間に収納空間を形成し、この収納空間に指保持手段110を収納することができるので、携帯性に優れている。そして、図9(b)に示すように、このフード体200bは、指保持手段110の前部と両側を覆う前部フード体202を取り外すことができるので、図9(c)に示すように、指保持手段110の前方から指を挿入することができる。この際、指保持手段110の両側は開放されているので、指保持手段110に挿入する指の両側にある指が、フード体200bに触れる不快感を軽減することができる。
一方、指保持手段110の上部は平坦面210で保護され、しかも、挿入する指の先端は、第1縁体220bにより保護されるので、上方や後方から侵入する不要な光を削減することができる。また、この実施の形態では、前記第1縁体220bの両側を指保持手段110の先端部近傍まで回り込ませているので、挿入する指の先端部近傍の不要な光の侵入を軽減することができる。
(第3の実施の形態)
次に、この発明の第3の実施の形態に係る生体認証装置本体を、図10を参照して具体的に説明する。なお、この実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一ないし同様なものは同一符号を持って示し、重複した説明を省略する。ここで、図10は、第3の実施の形態に係る生体認証装置本体の外観図であり、図10(a)が携帯状態の斜視図、図10(b)がフード体を開放した状態の外観斜視図、図10(c)が使用状態の斜視図である。
次に、この発明の第3の実施の形態に係る生体認証装置本体を、図10を参照して具体的に説明する。なお、この実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一ないし同様なものは同一符号を持って示し、重複した説明を省略する。ここで、図10は、第3の実施の形態に係る生体認証装置本体の外観図であり、図10(a)が携帯状態の斜視図、図10(b)がフード体を開放した状態の外観斜視図、図10(c)が使用状態の斜視図である。
図10において、符号1cで総括的に示す生体認証装置本体1cは、指保持手段110の前部と両側前部とを、前方に開閉可能なフード体200cで構成した点を特徴とするものである。即ち、この生体認証装置本体1cは、その上面101に箱型の指保持手段110を備えた本体筺体100cと、この上面101を覆うように形成されるフード体200cとから構成される。
フード体200cは、その後端部が第1縁部220cを介して支持され、指保持手段110の上部を覆うように形成される平坦面210を備えた後部フード体201bと、前記平坦面210の前部と両側を覆う前部フード体202bとから構成される。そして、この実施の形態では、後部フード体201bを、前記本体筐体100cの後部に設けたスライド機構部370を介して前後方向にスライド移動可能に設け、前記前部フード体202bを、本体筐体100cに対して前部の回転連結部371を介して開閉可能に設けている。
ここで、前記スライド機構部370は、本体筐体100cの後部両端部に図示しない前後方向のスライド溝を設け、このスライド溝に嵌合するレールを、前記後部フード体201bの第1縁体220cに設けるようにする。また、前記回転機構部371は、前部フード体202bの前部両下端部にアームを設け、このアームの先端部が本体筐体100cの前部に出没可能に設けることで、このアームの先端部に設けた回転中心を中心に前部フード体202bが前方に向かって開放することができる。
この実施の形態によれば、図10(a)に示すように、本体筐体100cの上面101と、この上面を覆うフード体200cとの間に収納空間を形成し、この収納空間に指保持手段110を収納することができるので、携帯性に優れている。そして、図10(b)に示すように、このフード体200cは、指保持手段110の前部と両側を覆う前部フード体202bを前方に開放できるので、図10(c)に示すように、指保持手段110の前方から指を挿入することができる。この際、指保持手段110の両側は開放されているので、指保持手段110に挿入する指の両側にある指が、フード体200cに触れる不快感を軽減することができる。また、開放された前部フード体202bを、図10(c)に示すようにパームレストとしての機能を付加することができるので、指保持手段110にセットする指の姿勢を向上させることができる。
一方、指保持手段110の上部は平坦面210で保護され、しかも、挿入する指の先端は、第1縁体220cにより保護されるので、上方や後方から侵入する不要な光を削減することができる。また、この実施の形態では、前記第1縁体220cの両側を指保持手段110の先端部近傍まで回り込ませているので、挿入する指の先端部近傍の不要な光の侵入を軽減することができる。そして、この実施の形態では、後部フード体201bを後方へ移動させることができるので、利用者の指の大きさに合わせて、あるいは、挿入する指の先端部近傍の不要な光の侵入度合いに合わせて、後部フード体201bを前後方向に移動させることができる。
(第4の実施の形態)
次に、この発明の第4の実施の形態に係る生体認証装置本体を、図11を参照して具体的に説明する。なお、この実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一ないし同様なものは同一符号を持って示し、重複した説明を省略する。ここで、図11は、第4の実施の形態に係る生体認証装置本体の外観図であり、図11(a)が携帯状態の斜視図、図11(b)がフード体を回転した状態の外観斜視図、図11(c)が使用状態の斜視図である。
次に、この発明の第4の実施の形態に係る生体認証装置本体を、図11を参照して具体的に説明する。なお、この実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一ないし同様なものは同一符号を持って示し、重複した説明を省略する。ここで、図11は、第4の実施の形態に係る生体認証装置本体の外観図であり、図11(a)が携帯状態の斜視図、図11(b)がフード体を回転した状態の外観斜視図、図11(c)が使用状態の斜視図である。
図11において、符号1dで総括的に示す生体認証装置本体1dは、指保持手段110の上部を覆うフード体200dを回転可能に設けた点を特徴とするものであり、図10(a)に示す収納状態ではフード体200dを本体筐体100dに収納し、図10(b)に示すように、使用状態では本体筐体100dに収納したフード体200dを引き出し(回転させ)、指保持手段110の上部を覆う位置に固定可能に設けたものである。
即ち、この実施の形態では、短冊状の平坦面210dと第1縁体220dとを、側面から見て直角に結合するようにフード体200dを形成し、このフード体200dの第1縁体220dの端部を、本体筐体100dの裏面部に図示しない回転機構部を介して回転可能に設けている。この実施の形態では、鍵形に屈曲して形成したフード体200dが、収納状態では本体筐体100dの側面に形成したバンパー部130の一部として収納され、使用状態では、このバンパー部130を、図11(b)に示すように、前記回転機構部を介して回転させてフード体200dの開放端、即ち平坦面210dが指保持手段110の上部に位置するようにする。
この構造によれば、携帯時はフード体200dをバンパー部130の一部として本体筐体100dに収納し、使用状態では、収納したフード体200dを回転させて、指保持手段110の上部と後方から侵入する不要な光を軽減することができる。
(第5の実施の形態)
次に、この発明の第5の実施の形態に係る生体認証装置本体を、図12を参照して具体的に説明する。なお、この実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一ないし同様なものは同一符号を持って示し、重複した説明を省略する。ここで、図12は、第5の実施の形態に係る生体認証装置本体の外観図であり、図12(a)が携帯状態の斜視図、図12(b)がフード体を引き出したの外観斜視図、図12(c)が使用状態の斜視図である。
次に、この発明の第5の実施の形態に係る生体認証装置本体を、図12を参照して具体的に説明する。なお、この実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一ないし同様なものは同一符号を持って示し、重複した説明を省略する。ここで、図12は、第5の実施の形態に係る生体認証装置本体の外観図であり、図12(a)が携帯状態の斜視図、図12(b)がフード体を引き出したの外観斜視図、図12(c)が使用状態の斜視図である。
図12において、符号1eで総括的に示す生体認証装置本体は、指保持手段110の上部を覆うフード体200eを、上方に向けて引き出し可能に設けた点を特徴とするものであり、図12(a)に示す収納状態ではフード体200eを介して指保持手段110を隠蔽し、図12(b)と図12(c)に示すように、使用状態ではフード体200eを上方に引き出して、指保持手段110の上方の位置に固定可能に設けたものである。
この実施の形態では、フード体200eが、指保持手段110を覆う平坦面210eと、この平坦面210eの長手方向の一端側に垂直方向に伸びて形成される第1縁体220eと、長手方向の他端側に僅かに下方に伸びて形成される第2縁体230eと、平坦面210eの両側の第1縁体220e側に形成される第3縁体240eとを備えている。一方、本体筐体100eには、箱型の上面101の中央に、前方から後方にかけて指保持手段110が設けられている。そして、前記指保持手段110の後方の端部側には、前記第1縁体220eを出没させるスライド機構部380が設けられ、このスライド機構部380に前記フード体200eの第1縁体220eが取り付けられる。また、この本体筐体100eの前部には、この本体筐体100eの前部より前方に張り出したパームレスト部140が設けられている。
このように、この実施の形態では、スライド機構部380を介してフード体200eを上下方向にスライド可能に動作できるので、フード体200eを低くした図12(a)の携帯状態では、フード体200eによって指保持手段110の上面に形成される凹部111を覆うことができる。特に、この実施の形態では、第2縁体230eの下方と第3縁体240eの下方の張り出し形状を、前記凹部111の形状に合わせて形成しているために、凹部111に塵埃が侵入するのを軽減することができる。
一方、フード体200eを上方へ引き出した図12(b)と図12(c)の使用状態では、指保持手段110の上部を開放して、この指保持手段110とフード体200eとの間に、指を挿入するための十分に開放された空間を形成することができる。このため、利用者は指を挿入する際に、穴に指を挿入するような不快感を軽減することができる。更には、本体筐体100eの上面101の上方にフード体200eが浮いたような状態で保持されるので、前記不快感を一層払拭することができる。更にまた、前記フード体100eは、指保持手段110の先端部近傍を塞ぐ下方に、大きく垂れ下がった第3縁体240eを備えているので、使用状態における不要な光の侵入を軽減することができる。
更にまた、この実施の形態では、本体筐体100eの前部にパームレスト部140を形成しているので、指保持手段110への安定した指の挿入を図ることができる。
(第6の実施の形態)
次に、この発明の第6の実施の形態に係る生体認証装置本体を、図13を参照して具体的に説明する。なお、この実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一ないし同様なものは同一符号を持って示し、重複した説明を省略する。ここで、図13は、第6の実施の形態に係る生体認証装置本体の外観図であり、図13(a)が携帯状態の斜視図、図13(b)がフード体を引き出したの外観斜視図、図13(c)が使用状態の斜視図である。
次に、この発明の第6の実施の形態に係る生体認証装置本体を、図13を参照して具体的に説明する。なお、この実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一ないし同様なものは同一符号を持って示し、重複した説明を省略する。ここで、図13は、第6の実施の形態に係る生体認証装置本体の外観図であり、図13(a)が携帯状態の斜視図、図13(b)がフード体を引き出したの外観斜視図、図13(c)が使用状態の斜視図である。
図13において、符号1fで総括的に示す生体認証装置本体は、指保持手段110の上部を覆うフード体200fを引き出し可能に設けた点を特徴とするものであり、図13(a)に示す収納状態ではフード体200fを介して指保持手段110の上部を覆い、図13(b)と図13(c)図に示すように、使用状態ではフード体200fを上方に引き出して、指保持手段110の上方の位置に固定可能に設けたものである。
この実施の形態では、フード体200fを、指保持手段110を覆う平坦面210fと、この平坦面210fの長手方向の一端側に垂直方向に伸びて形成される第1縁体220fと、長手方向の他端側に平坦面210fの肉厚と同程度に形成される第2縁体230fと、平坦面210fの両側に形成される第3縁体240fとを備えている。一方、本体筐体100fは、前後より中央部分が張り出した大きな湾曲面を備えた上面101fの中央に、前方から後方にかけて指保持手段110が設けられる。そして、前記指保持手段110の後方の端部側には、前記第1縁体220fを出没させるスライド機構部380が設けられ、このスライド機構部380に前記フード体200fの第1縁体220fが取り付けられる。また、この本体筐体100fの湾曲した前部には、その両側に部分的張り出して形成される一対のパームレスト部140fが設けられている。
このように、この実施の形態では、スライド機構部380を介してフード体200fを上下方向にスライド可能に動作できるので、フード体200fを低くした図13(a)の携帯状態では、フード体200fによって指保持手段110の上面に形成される凹部111を覆うことができる。
一方、フード体200fを上方へ引き出した図13(b)と図13(c)の使用状態では、指保持手段110の上部を開放して、この指保持手段110とフード体200fとの間に、指を挿入するための十分に開放された空間を形成することができる。このため、利用者は指を挿入する際に、穴に指を挿入するような不快感を軽減することができる。更には、本体筐体100fの上面101の上方にフード体200fが浮いたような状態で保持されるので、前記不快感を一層払拭することができる。更にまた、前記フード体100fは、指保持手段110の両側を塞ぐ下方に、大きく垂れ下がった第3縁体240fを備えているので、使用状態における不要な光の侵入を軽減することができる。
更にまた、この実施の形態では、本体筐体100fの前部にパームレスト部140fを形成しているので、指保持手段110への安定した指の挿入を図ることができる。
1…生体認証装置本体、…2光源部、3…カメラ部、4…スイッチ、10…情報処理装置、20…情報処理装置本体、21…マイコン、22…メモリ、23〜26…入出力インタフェース、…30表示部、40…入力部、50…画像入力器、100…本体筺体、101…上面、102…上カバー、103…下カバー、104…結合部、105…コード穴、110…指保持手段、111…凹部、112…縁体、113…窓部、120…立上部、130…バンパー部、140…パームレスト部、200…フード体、201…後部フード体、202…前部フード体、210…平坦面、220…第1縁体、230…第2縁体、240…第3縁体、250…手掛部、251…手掛突起、252…切欠部、300…取付機構部、310…第1取付機構部、311…スライド溝、312…スライドレール、313…挿入ガイド部、350…第2取付機構部、351…キャップ部、370…スライド機構部、371…回転連結部、380…スライド機構部。
Claims (3)
- 指を保持する指保持手段と、この指保持手段に保持される指に検知光を照射する光源部と、前記指保持手段に保持される指を透過した前記検知光を検知するカメラ部とを備えた携帯型生体認証装置において、
その上面に前記指保持手段を備え、前記光源部とカメラ部を内蔵した本体筺体と、
前記指保持手段を備え前記本体筺体の前記上面を覆うフード体と、
前記本体筺体と前記フード体とを携帯状態と使用状態に保持する取付機構部とを含んで構成し、
前記本体筺体は、前記指保持手段の長手方向の一端側となる上面の一端側に立上部を備え、
前記フード体は、前記本体筺体の上面を覆う平坦面と、前記平坦面の一端側に張り出して形成される第1縁体と、前記平坦面の他端側に形成される第2縁体と、前記第1縁体と第2縁体の間の前記平坦部の両端に形成される第3縁体とを備え、
前記取付機構部は、前記第2縁体と前記立上部が接触し、前記立上部の他端側の前記本体筺体と第1縁体が接触する収納状態を保持する第1取付機構部と、前記立上部と前記第1縁体とを連結して前記フード体を前記指保持手段の上方位置となる使用状態を保持する第2取付機構部とから構成される
ことを特徴とする携帯型生体認証装置。 - 請求項1に記載の携帯型生体認証装置において、
前記第1取付機構部は、本体筺体の両側面に形成したスライド溝と、前記第3縁体の両側面に形成したスライドレールとから構成している
ことを特徴とする携帯型生体認証装置。 - 請求項1または請求項2に記載の携帯型生体認証装置において、
前記第2取付機構部は、前記第1縁体に前記立上部と嵌合するキャップ部を設けている
ことを特徴とする携帯型生体認証装置。
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2007
- 2007-09-13 JP JP2007237390A patent/JP2009070110A/ja active Pending
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