JP2009069492A - 光ファイバおよび光学装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成によりダブルクラッドファイバ内の余分な励起光を除去可能な光ファイバ、およびその光ファイバを含む光学装置を提供する。
【解決手段】光ファイバは、コア11、クラッド12,13を含むダブルクラッドファイバ1と、コア21およびクラッド22を含むシングルクラッドファイバ2とを備える。コア21の直径がコア11の直径以上、かつクラッド22の外径がクラッド12の外径以上となるように、コア11,12の直径およびクラッド12,22の外径が定められる。さらに、クラッド22のNAはクラッド12のNA以上に定められる。クラッド12からクラッド22に入射した励起光Bはクラッド22と被覆24との境界面で、その一部が被覆24を介して外部に放出される逸脱励起光Cとなり、残りは境界面で反射してクラッド22を伝播する励起光Dとなる。
【選択図】図4
【解決手段】光ファイバは、コア11、クラッド12,13を含むダブルクラッドファイバ1と、コア21およびクラッド22を含むシングルクラッドファイバ2とを備える。コア21の直径がコア11の直径以上、かつクラッド22の外径がクラッド12の外径以上となるように、コア11,12の直径およびクラッド12,22の外径が定められる。さらに、クラッド22のNAはクラッド12のNA以上に定められる。クラッド12からクラッド22に入射した励起光Bはクラッド22と被覆24との境界面で、その一部が被覆24を介して外部に放出される逸脱励起光Cとなり、残りは境界面で反射してクラッド22を伝播する励起光Dとなる。
【選択図】図4
Description
本発明は、光ファイバおよび光学装置に関し、特に、ダブルクラッドファイバを備える光ファイバおよび光学装置に関する。より特定的には、本発明はダブルクラッドファイバ内の余分な励起光を除去するための技術に関する。
高出力の光を発生させるための光源として、希土類添加ファイバを用いた光ファイバ増幅器および発振器が提案されている。希土類添加ファイバでは、たとえばYb(イッテルビウム)、Er(エルビウム)、Nd(ネオジム)などの希土類元素が光ファイバに添加されている。
希土類添加ファイバに励起光を入射させると、希土類元素は、元素中の電子が励起した反転分布状態となる。その希土類元素の誘導放出により生じる光を用いることにより光増幅および発振が可能となる。
たとえば光ファイバ増幅器では、シード光源として固体レーザあるいは半導体レーザが用いられる。希土類元素中の電子が励起状態にあるときにシード光源からの光(信号光)がコアに導入されると、その希土類元素の誘導放出によって信号光が増幅される。発振器の場合、希土類添加ファイバの両端にミラーを設置したり、希土類添加ファイバの両端にファイバブラッググレーティングを施したりすることによって共振器が構成される。この共振器を利用してレーザ発振が行なわれる。なお、この発振器を用いてパルス発振を行なう場合には、シード光源として光パルスを発するレーザ(固体レーザあるいは半導体レーザ)が用いられたり、共振器内にQスイッチが設置されたりする。
従来、光ファイバ増幅器や発振器には、コアの直径が数μm程度であるシングルモードファイバが用いられている。シングルモードファイバではコアの直径が小さいため、コア内に高パワーの光を伝送させると非線形効果が生じやすい。非線形効果は高効率な光増幅や発振を妨げる要因となる。非線形効果が生じるのを回避するため、近年では光ファイバ増幅器および発振器にコア径の大きなLMA(Large Mode Area)ファイバが用いられている。また、コアに効率よく励起光を入射させるため、コアの周囲のクラッドを二重に設けたダブルクラッドファイバを備える光ファイバ増幅器(および発振器)も提案されている。
しかし、コアの直径を大きくしたり、ダブルクラッド構造のファイバを採用したりしてもコアにすべての励起光が吸収されることはない。よって、余分な励起光が光ファイバ内に存在する。この余分な励起光が光ファイバを伝播すると、光ファイバに結合された光学素子において励起光は熱源となる。励起光によって光学素子が発熱した場合、光学素子が損傷することも起こり得る。したがって、余分な励起光を除去するための方法が従来から提案されている。
たとえば特開2000−252559号公報(特許文献1)には、ダブルクラッドファイバの出力端において一定長の第2クラッドを除去するとともに、第1クラッドよりも屈折率の高い樹脂を第2クラッドが除去された部位に塗布する方法が開示されている。この文献では、樹脂が塗布された部分において余分な励起光を逃がすことが可能であると説明されている。
また、特開2005−129863号公報(特許文献2)には、ダブルクラッドファイバの出力端において第2クラッドを除去するとともに、第1クラッドをテーパ状に形成する光ファイバ製造方法が開示されている。この文献によれば、ダブルクラッドファイバの出力端では、励起光の全反射条件が成立しなくなるように第1クラッドが形成されているため励起光を第1クラッドの外部に逃がすことが可能になると説明されている。
特開2000−252559号公報
特開2005−129863号公報
特開2000−252559号公報(特許文献1)に開示されたダブルクラッドファイバでは、余分な励起光は樹脂が塗布された部分からクラッド外部に放出される。この文献では、樹脂が塗布されたクラッドの長さは50mmであることが開示されている。このことから、余分な励起光が集中的にクラッド外部に放出される可能性が考えられる。
一般的に樹脂は熱に対して弱い。したがって高パワーの励起光が樹脂に入射した場合には、樹脂の温度が急激に上昇して樹脂の変形や劣化が生じる可能性が高くなる。たとえば樹脂の劣化が生じると、その樹脂の一部が剥離する可能性がある。これにより励起光除去の効果が低下する可能性がある。
上記文献に開示されたダブルクラッドファイバの場合、以下の理由により、樹脂が塗布された部分を長くすることは容易ではないと考えられる。第1の理由として、励起光をコアに添加された希土類元素にできるだけ吸収させるためには第2クラッドが除去された出力端部をできるだけ短くしなければならないことが挙げられる。第2の理由として、第2のクラッドの除去および樹脂の塗布に要する手間が大きくなることが挙げられる。特に、樹脂を塗布すべき部分の長さが長くなるほど、均一な膜厚で樹脂を塗布することが困難になるので、作業の負担が大きくなることが予想される。
一方、特開2005−129863号公報(特許文献2)に開示されたダブルクラッドファイバでは、第1クラッドをテーパ状に加工するための手法が必要となる。このため、たとえば第1クラッドをエッチングするためのエッチング剤が必要になる。また、第1クラッドを所望の形状に加工するための専門的な知識や経験が必要になることも考えられる。さらに、この文献に開示されたダブルクラッドファイバにおいても、余分な励起光は全反射条件を満たさなくなった部分、すなわちダブルクラッドファイバの出力端側で局所的に第1クラッドの外部に放射されるものと考えられる。
ダブルクラッドファイバ内の励起光が外部に局所的に放出される場合、以下の問題が考えられる。たとえば、筐体内にダブルクラッドファイバや光学部品が収納された増幅器のように、ダブルクラッドファイバの設置スペースが制限される場合、ダブルクラッドファイバから逸脱した励起光が周辺の光学部品に対して熱源となる。光ファイバの一部から高パワーの励起光が放出されると、その励起光を集中的に受ける光学部品が存在する可能性が高くなる。この場合、光学部品が高温となるために光学部品の特性の変化あるいは光学部品の損傷が生じることが考えられる。
本発明の目的は、簡易な構成によりダブルクラッドファイバ内の余分な励起光を除去可能な光ファイバ、およびその光ファイバを含む光学装置を提供することである。
本発明の他の目的は、ダブルクラッドファイバ内の余分な励起光を除去しても、ダブルクラッドファイバの周辺への影響を小さくすることが可能な技術を提供することである。
本発明は要約すれば、光ファイバであって、ダブルクラッドファイバと、シングルクラッドファイバとを備える。ダブルクラッドファイバは、希土類元素が添加された第1のコアと、第1のコアの周囲に形成された第1のクラッドと、第1のクラッドの周囲に形成された第2のクラッドとを含むダブルクラッドファイバとを含む。シングルクラッドファイバは、第2のコアと、第2のコアの周囲に形成される第3のクラッドとを含む。第1および第2のコアは光学的に結合される。第1のクラッドおよび第2のクラッドは光学的に結合される。第2のコアの直径は、第1のコアの直径以上である。第2のコアの開口数は、第1のコアの開口数以上である。第3のクラッドの外径は、第1のクラッドの外径以上である。第3のクラッドの開口数は、第1のクラッドの開口数以上である。
好ましくは、第2のコアの直径は、第1のコアの直径と実質的に等しい。第2のコアの開口数は、第1のコアの開口数と実質的に等しい。第3のクラッドの外径は、第1のクラッドの外径と実質的に等しい。第3のクラッドの開口数は、第1のクラッドの開口数と実質的に等しい。
より好ましくは、第1および第2のコアは、互いに融着される。第1および第3のクラッドは、互いに融着される。
より好ましくは、第1のコアおよび第1のクラッドは、接続器具により第2のコアおよび第3のクラッドにそれぞれ接続される。
さらに好ましくは、シングルクラッドファイバは、曲線状に曲げられた部分を有する。
さらに好ましくは、シングルクラッドファイバは、第3のクラッドの周囲を覆う被覆をさらに含む。被覆の屈折率は、第2および第3のクラッドのいずれの屈折率よりも高い。
さらに好ましくは、シングルクラッドファイバは、第3のクラッドの周囲を覆う被覆をさらに含む。被覆の屈折率は、第2および第3のクラッドのいずれの屈折率よりも高い。
本発明の他の局面に従うと、光学装置であって、上述のいずれかに記載の光ファイバを備える。
好ましくは、光学装置は、光ファイバ増幅器である。
好ましくは、光学装置は、レーザ発振器である。
好ましくは、光学装置は、レーザ発振器である。
好ましくは、光学装置は、レーザマーキング装置である。
本発明によれば、ダブルクラッドファイバ内の余分な励起光を除去するための構成を簡易にすることができる。
また、本発明によれば、ダブルクラッドファイバ内の余分な励起光を除去しても、ダブルクラッドファイバおよびその周辺への影響を小さくすることが可能になる。
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[本実施の形態の光ファイバおよび光学装置]
図1は、本実施の形態による光ファイバ10、および光ファイバ10を備える光ファイバ増幅器100の構成を示す図である。図1を参照して、光ファイバ増幅器100は、光ファイバ10を備える。光ファイバ10は、ダブルクラッドファイバ1およびシングルクラッドファイバ2を含む。
図1は、本実施の形態による光ファイバ10、および光ファイバ10を備える光ファイバ増幅器100の構成を示す図である。図1を参照して、光ファイバ増幅器100は、光ファイバ10を備える。光ファイバ10は、ダブルクラッドファイバ1およびシングルクラッドファイバ2を含む。
ダブルクラッドファイバ1およびシングルクラッドファイバ2は、結合部3において光学的に結合される。具体的には、ダブルクラッドファイバ1の端面とシングルクラッドファイバ2の端面とは結合部3において融着されている。ただし後述するように、ダブルクラッドファイバ1とシングルクラッドファイバ2とを光学的に結合するための構成は、このように限定されるものではない。
ダブルクラッドファイバ1およびシングルクラッドファイバ2の素材は特に限定されるものではなく、たとえば石英あるいはプラスチックである。ただし、ダブルクラッドファイバ1とシングルクラッドファイバ2とを融着させるため、ダブルクラッドファイバ1の素材とシングルクラッドファイバ2の素材とは同種であることが好ましい。
ダブルクラッドファイバ1は、光増幅成分である希土類元素が添加されたコアを含む。希土類元素の種類は特に限定されるものではなく、たとえばYb,Er,Ndなどを挙げることができる。なお、以下では希土類元素はYbであるとして説明する。
光ファイバ増幅器100は、さらに、励起光源4と、アイソレータ5と、結合器6と、光学素子7とを備える。
励起光源4は、たとえば半導体レーザである。励起光源4は、希土類元素の電子を励起させるための励起光Bを発する。励起光Bの波長は希土類元素の種類に基づいて定められる。Ybの場合、励起光Bの波長はたとえば940±10nmである。
アイソレータ5は、入力される信号光Aを透過するとともにダブルクラッドファイバ1からの戻り光を遮断する。結合器6は信号光Aおよび励起光Bを結合してダブルクラッドファイバ1に入射させる。
励起光Bはダブルクラッドファイバ1を伝播するうちにコアで吸収される。これによりコアに添加された希土類元素は、元素中の電子が励起した反転分布状態となる。その電子のエネルギー準位が基底準位に移行する際に誘導放出が生じる。この誘導放出によって信号光Aが増幅される。
ただし励起光Bのうちの一部はコアで吸収されずにシングルクラッドファイバ2に入射する。シングルクラッドファイバ2に入射した励起光Bは、シングルクラッドファイバ2を伝播するうちにシングルクラッドファイバ2の外部に放出される。逸脱励起光Cはシングルクラッドファイバ2から放出される励起光である。
光学素子7はシングルクラッドファイバ2の出射端面から出力された信号光を受ける。光学素子7の種類は特に限定されない。たとえば光学素子7はシングルクラッドファイバ2から出力される光の中から所望の波長帯の光を透過するバンドパスフィルタでもよいし、アイソレータであってもよい。光学素子7からは信号光Aが増幅された光である増幅光A1が出力される。
図2は、ダブルクラッドファイバおよびシングルクラッドファイバの断面図である。
図2(A)および図2(B)は、ダブルクラッドファイバの延在方向に対してそれぞれ垂直方向および水平方向の断面図である。
図2(A)および図2(B)は、ダブルクラッドファイバの延在方向に対してそれぞれ垂直方向および水平方向の断面図である。
図2(C)および図2(D)は、シングルクラッドファイバの延在方向に対してそれぞれ垂直方向および水平方向の断面図である。
図2(A)および図2(B)を参照して、ダブルクラッドファイバ1は、希土類元素が添加されたコア11と、コア11の周囲に設けられ、かつコア11よりも屈折率が低いクラッド(第1クラッド)12と、クラッド12の周囲に設けられ、かつクラッド12よりも屈折率が低いクラッド13(第2クラッド)と、被覆14とを含む。クラッド13の形状は特に円形に限定されず、たとえば八角形、星型、D字型などでもよい。
図2(C)、図2(D)を参照して、シングルクラッドファイバ2は、コア21を含む。コア21には希土類元素が添加されていてもよいし、添加されていなくてもよい。シングルクラッドファイバは、さらに、コア21の周囲に設けられ、かつコア21よりも屈折率が低いクラッド22と、クラッド22の周囲に設けられる被覆24とを含む。
ここでクラッド12,13,クラッド22の屈折率はいずれも空気の屈折率(ほぼ1.0)よりも高い。また、被覆24の屈折率はダブルクラッドファイバ1のクラッド13(第2クラッド)の屈折率、およびシングルクラッドファイバ2のクラッド22の屈折率のいずれよりも高い。このような条件を満たす限りにおいて被覆24の素材は特に限定されない。たとえば被覆24の素材としてはシリコン系樹脂、ポリアミド、UV硬化樹脂などを挙げることができる。また、被覆14の素材は被覆24の素材と同じでもよいし、異なっていてもよい。
コア11,コア21の直径をそれぞれd1,d2とし、クラッド12およびクラッド22の外径をそれぞれd3,d4とする。コア21の直径d2はコア11の直径d1以上である。クラッド22の外径d4はクラッド12の外径d3以上である。
また、光ファイバ内を光が伝播する場合、光ファイバに入射する光の入射角度は、ある一定角度以内であることが求められる。この一定角度は臨界角と呼ばれる。臨界角を表すための値としてNA(開口数:Numerical Aperture)が用いられる。NAが大きいほど受光角は大きくなる。つまり、NAが大きいということは光ファイバに入射する光の入射角度の条件が緩やかになることを示す。
本実施の形態ではコア21のNA(開口数:Numerical Aperture)はコア11のNA以上である。さらに、クラッド22のNAはクラッド12のNA以上である。
なおシングルクラッドファイバ2の長さは特に限定されるものではない。
図3は、本実施形態による励起光除去をより詳しく説明する図である。図3を参照して、シングルクラッドファイバ2は円形に曲げられている。図示しないがたとえばシングルクラッドファイバ2をボビンに巻きつけることによって円形に曲げることができる。ダブルクラッドファイバ1および結合部3を介してシングルクラッドファイバ2に入射した励起光は、円の接線方向に沿ってシングルクラッドファイバ2から放出され逸脱励起光Cとなる。
図3は、本実施形態による励起光除去をより詳しく説明する図である。図3を参照して、シングルクラッドファイバ2は円形に曲げられている。図示しないがたとえばシングルクラッドファイバ2をボビンに巻きつけることによって円形に曲げることができる。ダブルクラッドファイバ1および結合部3を介してシングルクラッドファイバ2に入射した励起光は、円の接線方向に沿ってシングルクラッドファイバ2から放出され逸脱励起光Cとなる。
シングルクラッドファイバ2が直線状に延びている場合にも、励起光はシングルクラッドファイバ2の全体から放出される。言い換えると励起光は分散的にシングルクラッドファイバ2から放出される。よって必ずしもシングルクラッドファイバ2を円形に曲げる必要はない。
ただし、シングルクラッドファイバ2を曲げることによって、曲げられた箇所から励起光が放出される。よって、より多くの励起光を除去することができる。また、シングルクラッドファイバ2が長い場合には、シングルクラッドファイバ2を巻くことによってシングルクラッドファイバ2の設置スペースが大きくなるのを回避できる。
図4は、ダブルクラッドファイバ1およびシングルクラッドファイバ2での励起光および信号光の伝送を詳細に説明する図である。図4を参照して、ダブルクラッドファイバ1のコア11とシングルクラッドファイバ2のコア21とは同軸上に配置された状態で融着される。同様にダブルクラッドファイバ1のクラッド12とシングルクラッドファイバ2のクラッド22とは同軸上に配置された状態で融着される。これによりコア11,21が光学的に結合されるとともに、クラッド12,22が光学的に結合される。
コア11の直径とコア21の直径とは同じである。さらにコア11のNAはコア21のNAと同じである。これにより、ダブルクラッドファイバ1のコア11を伝播する光(信号光A)の全反射条件(言い換えると臨界角)とシングルクラッドファイバ2のコア21を伝播する光の全反射条件とが同じになる。よって、信号光Aがコア21に入射する際の損失を抑制することができる。
同様にシングルクラッドファイバ2のクラッド22の外径はダブルクラッドファイバ1のクラッド12の外径と同じである。さらにクラッド22のNAはクラッド12のNAと同じである。これにより、クラッド12を伝播した励起光Bは、クラッド12とクラッド13との境界面での反射角を保ちながらクラッド22に入射することができる。
なお、信号光Aが全反射条件を満たしながらコア11,21を伝播するためにはコア21の直径がコア11の直径以上であり、かつコア21のNAがコア11のNA以上であればよい。同様に、励起光Bがクラッド12とクラッド13との境界面での反射角を保ちながらクラッド22に入射するためには、クラッド22の外径がクラッド12の外径以上であり、かつクラッド22のNAがクラッド12のNA以上であればよい。
ここで被覆24の屈折率はクラッド13の屈折率と異なる。したがって、励起光の全反射条件は、クラッド22および被覆24の境界面と、クラッド12およびクラッド13の境界面とで異なる。このためクラッド22に入射した励起光Bの一部はクラッド22と被覆24との境界面から被覆24を介して外部に放出される逸脱励起光Cとなる。励起光Bのうち、クラッド22と被覆24との境界面で反射した光はクラッド22を伝播する励起光Dとなる。クラッド22と被覆24との境界面で励起光Dが反射を繰返すたびに励起光Dの一部が被覆24を介して外部に放出される。このため励起光Dは反射を繰返すうちに減衰する。
このようにシングルクラッドファイバ2に余分な励起光を通すことにより、励起光を除去することができる。
本実施の形態によれば、ダブルクラッドファイバ1の端面とシングルクラッドファイバ2の端面とを融着させる。これにより複雑な加工処理が不要となる。たとえば、ダブルクラッドファイバのクラッド12をテーパ状に加工する処理が不要になる。
あるいは、ダブルクラッドファイバの第2クラッドの一部を除去するとともに、その部分に樹脂を塗布する処理が不要となる。一般的には光ファイバを保護するために光ファイバの側面は被覆で覆われている。したがって、本実施の形態によれば、励起光を除去するためにクラッドの表面に樹脂を新たに塗布しなくてもよい。したがってダブルクラッドファイバ内の余分な励起光を除去するための構成を簡易にすることができる。
また、本実施の形態によれば、励起光が局所的に放出されるのを防ぐことができる。これによりシングルクラッドファイバ2の被覆24の損傷を防ぐことができる。図1等に示すようにシングルクラッドファイバ2は巻かれているので、被覆24の一部が損傷した場合には、その部分の応力によってシングルクラッドファイバ2が損傷する可能性が生じる。しかし、本実施の形態によれば、このような問題を回避することができる。
また、シングルクラッドファイバ2の周囲に光学部品が密集している場合(たとえば共体内に光ファイバ10および光学部品を収納する場合)にも、特定の光学部品に高パワーの励起光が集中的に入射するのを防ぐことができる。これによりその光学部品が高温になるのを防ぐことができる。よって、たとえば光学部品の損傷を防ぐことができる。
続いて、本実施の形態によれば励起光をシングルクラッドファイバから外部に分散的に放出させることが可能であることを詳しく説明する。
図5は、図4に示す励起光の透過をより詳しく説明する図である。図5を参照して、ダブルクラッドファイバ1のクラッド12の屈折率nd1を1.46、開口数NAdを0.46とする。また、シングルクラッドファイバ2のクラッド22の屈折率ns1を屈折率nd1と同様に1.46とし、被覆24の屈折率ns2を1.50とする。ここでダブルクラッドファイバ1のクラッド13の屈折率nd2は以下の式(1)に従って、1.386と算出される。
一般的に、高屈折率媒質から低屈折率媒質へ光が入射する場合、入射角が臨界角よりも大きくなると光が全反射される。ダブルクラッドファイバ1の臨界角θdcは以下の式(2)に従って71.64(deg)と算出される。
続いてシングルクラッドファイバ2のクラッド22と被覆24との境界面での反射率を算出する。スネルの法則から、ns1×θ1=ns2×θ2となるので、透過角θ2が求まる。さらに以下の式(3)に従うフレネルの反射法則によって透過率rpが算出される。なお、入射光は入射面に対して電場ベクトルが平行なP偏光であるとする。
上記式(3)を用いて入射角θ1に対する透過率rpを算出した結果を以下に示す。なおダブルクラッドファイバ1内では励起光の全反射条件が満たされているとする。すなわちクラッド12とクラッド13との境界面における励起光の反射角は71.64(deg)以上である。また励起光がクラッド12を伝播するためには反射角の最大値は90(deg)よりも小さくなければならない。したがって反射角の最大値を89(deg)とする。
励起光は71.64〜89(deg)の範囲内での反射角を保ったまま、シングルクラッドファイバ2に入射する。このときの入射角θ1は上述の反射角と同じ値になる。
図6は、クラッド22に入射する励起光の入射角と透過率との関係を説明する図である。なお、図6では被覆24の屈折率ns2が1.5の場合、屈折率ns2が1.6の場合、屈折率ns2が1.7の場合の各々について、励起光の入射角と透過率との関係を示す。
図6を参照して、入射角が大きくなるほど透過率が低下することが示される。たとえば屈折率ns2が1.5であるとする。入射角θ1が71.64〜89(deg)の範囲内である場合、1回の反射あたりの励起光の透過率(励起光が逸脱する割合)は99.3%から26.8%までの範囲内の値となる。
このように透過率は100%より小さな値であるとともに入射角θ1によって異なる。さらにシングルクラッドファイバ2には71.64〜89(deg)の範囲内の様々な入射角度で励起光が入射する。このため、シングルクラッドファイバ2のクラッド22に入射した励起光は、クラッド22と被覆24との境界面で反射を繰返しながら外部に分散的に放出される。
さらに、図6は励起光の入射角が同じでも被覆24の屈折率ns2が異なれば透過率が異なる(屈折率ns2が高いほど透過率が下がる)ことを示す。したがって本実施の形態によれば屈折率ns2を適切に定める(具体的には被覆24の素材を適切に選択する)ことによって透過率を制御できる。これによりシングルクラッドファイバ2から励起光が局所的に放出されるのを抑制することができるとともに、励起光が反射した際の外部への放出量を制御することが可能になる。
図7は、シングルクラッドファイバにおける励起光の透過率を測定するための構成を示す図である。図7を参照して、励起光源4から出力される励起光Bは結合器6を介してダブルクラッドファイバ1に入射する。励起光Bのパワーは特に限定されるものではないが、本測定においては1.9Wに設定した。
ダブルクラッドファイバ1に入射された励起光は結合部3においてダブルクラッドファイバ1から出射されるとともにシングルクラッドファイバ2に入射する。パワーメータ30はシングルクラッドファイバ2から出射された励起光のパワーを検出する。励起光の透過率は、パワーメータ30で検出された励起光のパワーおよび励起光Bのパワーから算出した。
ダブルクラッドファイバ1とシングルクラッドファイバ2とはコアの直径が同じである。また、シングルクラッドファイバ2を直線状に配置した。これはシングルクラッドファイバ内で励起光を複数回反射させることにより励起光を除去できることを確認するためである。
図8は、シングルクラッドファイバ2の長さと励起光の透過率との関係を説明する図である。図8を参照して、シングルクラッドファイバ2が長くなるほど励起光の透過率が高くなる。たとえばファイバ長が500mmである場合には、シングルクラッドファイバ2全体での励起光の透過率はほぼ100%となる。つまりシングルクラッドファイバ2に入射した励起光はほぼすべてシングルクラッドファイバ2の外部に放出される。
なお、図1等に示すように本実施の形態ではシングルクラッドファイバ2は円形に曲げられている。これにより、同じファイバ長でも励起光の透過率を高めることができる。
図9は、シングルクラッドファイバ2の曲げ直径と励起光の透過率との関係を説明する図である。図9を参照して、シングルクラッドファイバ2の曲げ直径が小さくなるほど透過率は高くなる。図9は、シングルクラッドファイバ2が短い場合にはシングルクラッドファイバ2を曲げることにより励起光を確実に除去できることを示す。
このように励起光を除去することによって、シングルクラッドファイバ内での非線形効果を抑制することが可能になる。非線形効果としては、たとえば誘導ラマン散乱(Stimulated Raman Scattering;SRS)がある。
誘導ラマン散乱は、光ファイバを伝播する光の強度がある値(閾値)よりも大きくなった場合に、光ファイバを構成する物質中に発生する音波と光ファイバを伝播する光との相互作用により生じる。誘導ラマン散乱によって信号光だけでなく信号光よりも長波長の光も発生する。このため誘導ラマン散乱は高効率な光増幅や発振を妨げる要因となる。誘導ラマン散乱を防ぐためには上述した閾値を高くする必要がある。
図10は、シングルクラッドファイバにおいて生じる非線形効果を示す図である。図10において、グラフの横軸はファイバ長を示し、グラフの縦軸は誘導ラマン散乱を生じさせる光の強度の閾値(SRS発振閾値)を示す。なお、図10では、コア径が6μm、10μm、15μmの各場合についてファイバ長とSRS発振閾値との関係を示す。コア径が6μmの光ファイバとは、たとえばシングルモードファイバである。
図10に示すように、コア径が6μm、10μm、15μmのいずれの場合においても光ファイバが長くなるほどSRS発振閾値は低下する。一方、ファイバの長さが同じでもコア径が大きくなるほどSRS発振閾値が高くなる。
たとえば励起光を十分除去する(透過率がほぼ100%となる)ために必要なシングルクラッドファイバの長さが2mであるとする。このシングルクラッドファイバのコア径が6μmである場合(すなわち光ファイバがシングルモードファイバである場合)と、コア径が15μmである場合とを比べると、コア径が15μmの場合の閾値はコア径が6μmの場合の閾値の約4倍となる。
本実施の形態では、シングルクラッドファイバのコア径を一般的なシングルモードファイバのコア径よりも大きく設定する。これによりシングルクラッドファイバにおいて非線形効果が生じるのを抑制しつつ、余分な励起光を除去することが可能になる。
[本実施の形態の光ファイバの他の構成例]
図11は、本実施の形態の光ファイバの他の構成の一例を説明する図である。図11を参照して、シングルクラッドファイバ2のコア21の直径d2は、ダブルクラッドファイバ1のコア11の直径d1よりも大きい。さらに、シングルクラッドファイバ2のクラッド22の外径d4は、ダブルクラッドファイバ1のクラッド12(第1クラッド)の外径d3よりも大きい。この場合においても、コア21のNAはコア11のNA以上であり、クラッド22のNAはクラッド12のNA以上である。
図11は、本実施の形態の光ファイバの他の構成の一例を説明する図である。図11を参照して、シングルクラッドファイバ2のコア21の直径d2は、ダブルクラッドファイバ1のコア11の直径d1よりも大きい。さらに、シングルクラッドファイバ2のクラッド22の外径d4は、ダブルクラッドファイバ1のクラッド12(第1クラッド)の外径d3よりも大きい。この場合においても、コア21のNAはコア11のNA以上であり、クラッド22のNAはクラッド12のNA以上である。
このように構成された光ファイバにおいても、信号光Aは全反射条件を満たしながらコア21を伝播することができる。さらに、クラッド12を伝播した励起光Bはクラッド22に入射することができる。励起光Bはクラッド22と被覆24との境界においてその一部が逸脱励起光Cとしてシングルクラッドファイバ2の外部に放出され、残りがクラッド22内を伝播する。よって、励起光Bが局所的に放出されるのを防ぎつつ励起光Bを除去できる。
また、本実施の形態ではダブルクラッドファイバ1とシングルクラッドファイバ2とは融着されているが、図12に示すように、光ファイバを接続するための器具を用いてダブルクラッドファイバ1とシングルクラッドファイバ2とを光学的に結合してもよい。
図12を参照して、ダブルクラッドファイバ1、シングルクラッドファイバ2はそれぞれフェルール31,32に挿入される。フェルール31,32は端面が互いに接触した状態でアダプタ33により固定される。
コア21をコア11に接触させ、クラッド22をダブルクラッドファイバ1のクラッド12に接触させることによりダブルクラッドファイバ1とシングルクラッドファイバ2とが光学的に結合される。フェルール31,32およびアダプタ33はコア11とコア21とを接続するとともに、クラッド12とクラッド22とを接続するための接続器具を構成する。
図12に示すようにダブルクラッドファイバ1とシングルクラッドファイバ2とを接続することにより、たとえばダブルクラッドファイバ1の交換の必要が生じた場合に、交換作業に要する負担を低減することができる。これにより保守性に優れた光学装置を実現することができる。
[本実施の形態の光ファイバを備える光学装置の他の例]
本実施の形態の光学装置は、上述の光ファイバ10を備えていればよいため、光ファイバ増幅器に限定されるものではない。以下に本実施の形態の光ファイバ10を備える光学装置の他の例を示す。
本実施の形態の光学装置は、上述の光ファイバ10を備えていればよいため、光ファイバ増幅器に限定されるものではない。以下に本実施の形態の光ファイバ10を備える光学装置の他の例を示す。
図13は、本実施の形態の光ファイバ10を備えるレーザ発振器の構成を説明する図である。図13を参照して、レーザ発振器110は、光ファイバ10と、励起光源4と、ファイバブラッググレーティング42,44と、Qスイッチ43と、光学素子7とを備える。
ファイバブラッググレーティング42,44は、光ファイバのコア中に回折格子を形成することにより光フィルタとしての機能を持たせた光デバイスである。ファイバブラッググレーティング42,44はダブルクラッドファイバ1の一部として形成されるが、説明を分かりやすくするため、図13ではファイバブラッググレーティング42,44をダブルクラッドファイバ1と別に示す。
レーザ発振器110では、ファイバブラッググレーティング42,44およびダブルクラッドファイバ1によって共振器が構成される。この共振器内の損失をQスイッチ43により変化させることで、高パワーのパルス光(レーザ光B1)を得ることができる。
図14は、本実施の形態の光ファイバを備えるレーザマーキング装置の構成を説明する図である。図14を参照して、レーザマーキング装置120は、レーザ発振器110と、走査機構51と、fθレンズ52とを備える。レーザ発振器110の構成は図13に示す構成と同様であるので以後の説明は繰返さない。
走査機構51はたとえばガルバノミラーを含む。走査機構51はレーザ発振器110から出力されるレーザ光B1をX−Y方向に走査する。走査機構51およびfθレンズ52を通過したレーザ光B1によってマーキング対象物55の表面に、文字や図形などから構成された情報が印字される。
これらの光学装置においても、たとえば光ファイバ10および光学部品を筐体内に収納する場合が生じ得る。この場合、シングルクラッドファイバ2の周辺に多くの光学部品が密集する可能性がある。しかしながらシングルクラッドファイバ2からは励起光が分散的に放出される。これによりシングルクラッドファイバ2の周辺の光学部品への影響を小さくする(たとえば励起光が光学部品に入射することによる光学部品の発熱)を抑制することができる。よって光学装置の信頼性を高めることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ダブルクラッドファイバ、2 シングルクラッドファイバ、3 結合部、4 励起光源、5 アイソレータ、6 結合器、7 光学素子、10 光ファイバ、11,21 コア、12,13,22 クラッド、14,24 被覆、30 パワーメータ、31,32 フェルール、33 アダプタ、42,44 ファイバブラッググレーティング、43 Qスイッチ、51 走査機構、52 fθレンズ、55 マーキング対象物、100 光ファイバ増幅器、110 レーザ発振器、120 レーザマーキング装置、A 信号光、A1 増幅光、B,D 励起光、B1 レーザ光、C 逸脱励起光。
Claims (10)
- 希土類元素が添加された第1のコアと、前記第1のコアの周囲に形成された第1のクラッドと、前記第1のクラッドの周囲に形成された第2のクラッドとを含むダブルクラッドファイバと、
第2のコアと、前記第2のコアの周囲に形成される第3のクラッドとを含むシングルクラッドファイバとを備え、
前記第1および第2のコアは光学的に結合され、
前記第1のクラッドおよび第2のクラッドは光学的に結合され、
前記第2のコアの直径は、前記第1のコアの直径以上であり、
前記第2のコアの開口数は、前記第1のコアの開口数以上であり、
前記第3のクラッドの外径は、前記第1のクラッドの外径以上であり、
前記第3のクラッドの開口数は、前記第1のクラッドの開口数以上である、光ファイバ。 - 前記第2のコアの直径は、前記第1のコアの直径と実質的に等しく、
前記第2のコアの開口数は、前記第1のコアの開口数と実質的に等しく、
前記第3のクラッドの外径は、前記第1のクラッドの外径と実質的に等しく、
前記第3のクラッドの開口数は、前記第1のクラッドの開口数と実質的に等しい、請求項1に記載の光ファイバ。 - 前記第1および第2のコアは、互いに融着され、
前記第1および第3のクラッドは、互いに融着される、請求項1または2に記載の光ファイバ。 - 前記第1のコアおよび前記第1のクラッドは、接続器具により前記第2のコアおよび第3のクラッドにそれぞれ接続される、請求項1または2に記載の光ファイバ。
- 前記シングルクラッドファイバは、曲線状に曲げられた部分を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の光ファイバ。
- 前記シングルクラッドファイバは、
前記第3のクラッドの周囲を覆う被覆をさらに含み、
前記被覆の屈折率は、前記第2および第3のクラッドのいずれの屈折率よりも高い、請求項1〜5のいずれか1項に記載の光ファイバ。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の光ファイバを備える、光学装置。
- 前記光学装置は、光ファイバ増幅器である、請求項7に記載の光学装置。
- 前記光学装置は、レーザ発振器である、請求項7に記載の光学装置。
- 前記光学装置は、レーザマーキング装置である、請求項7に記載の光学装置。
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-
2007
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