JP2009069373A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】経時においてもアクティブ素子の動作状態の適切な切り替え動作を維持することである。
【解決手段】電子ペーパーのアクティブマトリクス回路に設けたテスト用TFTの動作状態閾値レベルが経時的にシフトすることでOFF用電圧Voffと閾値レベルとの差が小さくなる場合、まず、テスト用TFTのゲート端子にON用電圧を入力し、かつ、そのソース−ドレイン間電圧Vsdが動作状態閾値レベルの経時シフト方向(正の方向)の側の動作状態閾値レベルVth2に対応するプラス極性となるようなソース電圧を、テスト用TFTのソース端子に入力する。その後、ゲート端子に印加する電圧を変更しながらドレイン電圧Vdを検出し、その検出結果に基づいて表示用TFTのゲート端子に入力するOFF用電圧Voffを決定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、表示画素の表示状態を制御するためのアクティブマトリクス回路を備えた、液晶ディスプレイ、有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイ、電子ペーパー、フレキシブル表示装置、電子本、可搬型表示装置などの画像表示装置に関するものである。
この種の画像表示装置では、アクティブマトリクス回路のアクティブ素子として、電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)である薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)を使用したものが知られている。以下、TFTを使用した画像表示装置の構成について、画素構成部材として、移動材としての電気泳動材である着色粒子を用いた電子ペーパーを例に挙げて説明する。
図7は、アクティブマトリクス回路の一部(1画素分)を拡大した模式図である。
図中縦方向に延びる信号ラインを選択線1,2,・・・,m−1,m,m+1,・・・,Mとし、図中横方向に延びる信号ラインを信号線1,2,・・・,n−1,n,n+1,・・・,Nとする。図示された1つの画素の座標(選択線番号,信号線番号)は(m,n)である。アースに接続されている透明電極1006と、これに対向して配置される画素電極1005との間には、互いに逆極性に帯電した黒色と白色の着色粒子1014がカプセルに内包された状態で配置されている。本例では、画素電極1005に印加する駆動電圧を制御することで着色粒子1014を電界の作用により移動させ、表示面側の各表示画素の色や濃度(明るさ)などを調整して画像を表示する。また、画素電極1005には、TFT1001のドレイン端子(駆動出力端子)1004が接続されている。このTFT1001は、そのソース端子1003に信号線nが接続されており、そのゲート端子1002に選択線mが接続されている。
このようなアクティブマトリクス回路においては、各表示画素の電極1005,1006間に発生させる電界の向きを信号線1,2,・・・,n−1,n,n+1,・・・,Nに印加する駆動電圧の正負により決定する。また、どの表示画素について駆動電圧の印加を可能とするかは、どの選択線1,2,・・・,m−1,m,m+1,・・・,Mにアクティブ状態選択電圧を送るかによって制御する。すなわち、例えば(m,n)の表示画素において、選択線mにアクティブ状態選択電圧を印加すると、そのアクティブ状態選択電圧がTFT1001のゲート端子1002に印加され、TFT1001がON状態(アクティブ状態)になる。これにより、信号線nを通じてTFT1001のソース端子1003に印加される駆動電圧が、ドレイン端子1004に接続された画素電極1005に印加される。一方、選択線mに非アクティブ状態選択電圧を印加すると、その非アクティブ状態選択電圧がTFT1001のゲート端子1002に印加され、TFT1001がOFF状態(非アクティブ状態)になる。これにより、信号線nから駆動電圧がTFT1001のソース端子1003に印加されても、ドレイン端子1004に接続された画素電極1005には駆動電圧が印加されない。
このような画像表示装置においては、選択線1,2,・・・,m−1,m,m+1,・・・,Mに印加する選択電圧の電圧レベルを、TFT1001の閾値レベルVthに応じた最適値に設定することが望まれる。
図8(a)は、初期時におけるpチャネル型のTFTの特性、具体的にはゲート−ドレイン間電圧Vgdとドレイン電流Idとの関係を示すグラフであり、図8(b)は、経時における同TFTの特性を示すグラフである。なお、ここでは、pチャネル型のTFTを例に挙げて説明するが、nチャネル型のTFTの特性は図9(a)及び(b)に示すとおりである。
また、ゲート−ドレイン間電圧Vgdとドレイン電流Idの正負の方向は、図10に示すとおりである。
図8(a)に示すように、本例のTFTは、ソース−ドレイン間電圧Vsdの極性によって、ゲート−ドレイン間電圧Vgdの閾値レベルVth1,Vth2が異なる。具体的には、Vsd>0の場合の閾値レベルVth2は、Vsd<0の場合の閾値レベルVth1よりも正方向へズレている。なお、このズレ量(Vth2−Vth1)は|Vsd|の値に等しい。図8(a)に示すグラフにおいて、ソース−ドレイン間電圧Vsdに依存しないで、TFTの動作状態をOFF状態にできるゲート・ドレイン間電圧Vgdの範囲は、横軸上の斜線で覆った部分である。この斜線範囲内であれば、ゲート・ドレイン間電圧Vgdがどのような値でもTFTの動作状態をOFF状態にできるが、通常、ゲート・ドレイン間電圧Vgdの大きさ(絶対値)はできるだけ低い値にすることが好ましい。なぜなら、ゲート−ドレイン間電圧Vgdを必要以上の大きさとすると、消費電力の増大を招くとともに、TFTの故障や劣化が起きやすくなるからである。したがって、通常、ゲート・ドレイン間電圧Vgdは、初期時においては、図8(a)に示すVoff1で示す辺りの値(非アクティブ状態選択電圧)に設定される。なお、図8(a)に示すVon1は、TFTの動作状態をON状態にするためのゲート・ドレイン間電圧Vgdの値(アクティブ状態選択電圧)を示している。
ところが、TFTの動作状態をOFF状態にためのゲート・ドレイン間電圧Vgdの値(非アクティブ状態選択電圧)をなるべく低い値に設定すると、次のような問題が生じる。
TFTは、長期間の使用により経時劣化していき、これにより閾値レベルVthが変化する。具体的には、初期時においては図8(a)に示すようにVth1,Vth2であった閾値レベルが、経時においては図8(b)に示すようにV’th1,V’th2へそれぞれシフトする。そのため、初期時にはゲート・ドレイン間電圧VgdとしてVoff1を入力すればTFTをOFF状態にできたにもかかわらず、経時にはVoff1を入力してもTFTをOFF状態にできない。そのため、経時において画素電極1005に印加する駆動電圧を適切にコントロールできなくなり、表示画像の品質低下を招くという問題が発生する。
上記問題を解決し得るものとして、特許文献1に開示された画像表示装置がある。この画像表示装置は、画素構成部材として有機EL素子を用いたもので、有機EL素子に印加する駆動電流の制御に、その有機EL素子をソース端子に接続したTFTをアクティブ素子として用いたアクティブマトリクス回路を用いている。この画像表示装置では、TFTの閾値レベルを検出し、検出した閾値レベルを選択電圧に含ませることで、閾値レベルの変動を補償している。この画像表示装置によれば、TFTが長期使用により経時劣化してその閾値レベルが変化しても、TFTの動作状態を適切に切り替えることが可能である。
特開2004−341359号公報
ところが、上記特許文献1に開示された画像表示装置では、閾値レベルの変動を補償するために、1つの表示画素について、有機EL素子に印加する駆動電流の制御するためのTFTのほかにも複数個のTFTが必要である。そのため、部品点数が増え、かつ、歩留まりが悪化するため、製造コストが高騰するという問題がある。
本発明は、以上の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、経時においてもアクティブ素子の動作状態の適切な切り替え動作を維持することができる安価な画像表示装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、表示画素ごとに画素構成部材へ印加する駆動電圧又は駆動電流を制御することにより各表示画素の表示状態が変化する表示部と、表示画素ごとに画素構成部材へ印加する駆動電圧又は駆動電流を制御するためのアクティブ素子を有するアクティブマトリクス回路とを備え、該アクティブ素子は、そのアクティブ素子の動作状態を選択するための選択電圧が入力される状態選択端子と、駆動電圧又は駆動電流が入力される駆動入力端子と、該駆動入力端子に入力された駆動電圧又は駆動電流を出力する駆動出力端子とを有し、かつ、該駆動入力端子と該駆動出力端子との入出力電位差における極性の違いによって動作状態閾値レベルが異なるものである画像表示装置において、所定のアクティブ素子の状態選択端子に電圧を入力する第1電圧入力手段と、該所定のアクティブ素子の駆動入力端子に電圧を入力する第2電圧入力手段と、該所定のアクティブ素子の駆動出力端子の出力電圧を検出する出力電圧検出手段と、該所定のアクティブ素子の動作状態をアクティブ状態にするための電圧レベルをもったアクティブ状態選択電圧と非アクティブ状態にするための電圧レベルをもった非アクティブ状態選択電圧のうち、該所定のアクティブ素子の動作状態閾値レベルが経時的にシフトすることで該動作状態閾値レベルとの差が小さくなる方の選択電圧である決定対象選択電圧の電圧レベルを決定する選択電圧レベル決定手段とを備えており、該選択電圧レベル決定手段は、該第1電圧入力手段により該所定のアクティブ素子の状態選択端子にアクティブ状態選択電圧を入力し、かつ、上記入出力電位差がその極性に応じた2つの動作状態閾値レベルのうち動作状態閾値レベルの経時シフト方向の側の特定動作状態閾値レベルに対応する極性となるような電圧を該第2電圧入力手段により該所定のアクティブ素子の駆動入力端子に入力した後、該特定動作状態閾値レベルを含む範囲内で互いに異なる電圧レベルをもった複数のテスト用電圧を該第1電圧入力手段により該所定のアクティブ素子の状態選択端子へ順次印加するとともに、各テスト用電圧に対応する該所定のアクティブ素子の駆動出力端子の出力電圧を該出力電圧検出手段により検出し、その検出結果に基づいて画像表示動作中の各アクティブ素子の状態選択端子に入力する決定対象選択電圧の電圧レベルを決定することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像表示装置において、上記選択電圧レベル決定手段は、上記所定のアクティブ素子を非アクティブ状態にする電圧レベルをもったテスト用電圧のうち上記特定動作状態閾値レベルから非アクティブ状態方向に最も離れたテスト用電圧から該特定動作状態閾値レベルに近づく順に、上記複数のテスト用電圧を順次印加することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の画像表示装置において、上記選択電圧レベル決定手段は、上記決定対象選択電圧の電圧レベルを決定した後、予め決められたアクティブ状態選択電圧と非アクティブ状態選択電圧との差分と、決定した該決定対象選択電圧の電圧レベルとから、該決定対象選択電圧ではない選択電圧である非決定対象選択電圧を決定することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像表示装置において、画像表示動作時に使用するアクティブ状態選択電圧と非アクティブ状態選択電圧とを記憶する記憶手段を有し、該選択電圧レベル決定手段は、上記所定のアクティブ素子の駆動入力端子に対して上記特定動作状態閾値レベルに対応する極性の電圧を入力する際に該所定のアクティブ素子の状態選択端子に入力するアクティブ状態選択電圧の電圧レベルとして、該記憶手段に記憶されたアクティブ状態選択電圧の電圧レベルを用いることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像表示装置において、上記所定のアクティブ素子は、画像表示動作時には表示画素ごとに画素構成部材へ印加する駆動電圧又は駆動電流を制御するための表示用アクティブ素子として使用されないテスト用アクティブ素子であり、該テスト用アクティブ素子の状態選択端子と上記第1電圧入力手段との間の配線距離を、該表示用アクティブ素子の状態選択端子とこれに選択電圧を入力する手段との間の最長配線距離と同じかそれ以上にするとともに、該テスト用アクティブ素子の駆動入力端子と上記第2電圧入力手段との間の配線距離を、該表示用アクティブ素子の駆動入力端子とこれに駆動電圧又は駆動電流を入力する手段との間の最短配線距離と同じかそれ以下にしたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像表示装置において、上記アクティブ素子は電界効果トランジスタであり、上記特定動作状態閾値レベルに対応する極性の電圧として、該アクティブ素子がnチャネル型である場合にはプラス極性の電圧を用い、該アクティブ素子がpチャネル型である場合にはマイナス極性の電圧を用いることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項6の画像表示装置において、上記電界効果トランジスタは薄膜トランジスタであることを特徴とするものである。
本発明において電圧レベルを決定する対象である決定対象選択電圧は、動作状態閾値レベルが経時的にシフトすることでその動作状態閾値レベルとの差が小さくなる選択電圧である。したがって、初期時において決定対象選択電圧を動作状態閾値レベルに近い値に設定した場合、動作状態閾値レベルは、経時的には決定対象選択電圧を跨いでシフトするおそれがある。本発明は、動作状態閾値レベルが決定対象選択電圧を跨いでシフトするのを防ぐべく、動作状態閾値レベルのシフトに応じて決定対象選択電圧を設定し直す。
詳しくは、本発明においては、まず、駆動出力端子の電位を初期レベルに設定する初期化処理を行う。これは、本発明で使用するアクティブ素子が、駆動入力端子と駆動出力端子との入出力電位差における極性の違いによって、その動作状態閾値レベルが異なるものとなるため、動作状態閾値レベルを決定するにあたっては駆動出力端子の初期電位を一定とする必要があるためである。この初期化処理は、具体的には、所定のアクティブ素子の状態選択端子にアクティブ状態選択電圧を入力するとともに、その駆動入力端子に所定極性の電圧を入力する。なお、このときのアクティブ状態選択電圧の電圧レベルは、画像表示動作時のアクティブ状態選択電圧のものと同じでもよいし異なるものでもよい。また、駆動入力端子に入力する上記所定極性の電圧は、上記入出力電位差が、上記入出力電位差の極性に応じた2つの動作状態閾値レベルのうち動作状態閾値レベルの経時シフト方向の側の動作状態閾値レベル(特定動作状態閾値レベル)に対応する極性となる電圧とする。
次に、決定対象選択電圧の電圧レベルを決定する電圧レベル決定処理を行う。この処理では、まず、複数のテスト用電圧を所定のアクティブ素子の状態選択端子へ順次印加し、各テスト用電圧に対応する駆動出力端子の出力電圧を検出する。上記複数のテスト用電圧は、上記特定動作状態閾値レベルを含む範囲内で互いに異なる電圧レベルをもったものである。よって、この特定動作状態閾値レベルは、2つの動作状態閾値レベルのうち、動作状態閾値レベルがシフトしたときに最初に決定対象選択電圧を跨ぐ方である。したがって、この処理では、決定対象選択電圧を最初に跨ぐ方の動作状態閾値レベル(特定動作状態閾値レベル)の前後にわたって、選択電圧に対応した出力電圧を検出することができる。この検出結果から、シフト後の動作状態閾値レベルに近い選択電圧の値を把握することができるので、決定対象選択電圧をそのような値に設定することができる。
以上の処理を所定のタイミングで行うことにより、動作状態閾値レベルが経時的にシフトしても、動作状態閾値レベルが決定対象選択電圧を跨いでシフトするのを防止しつつ、決定対象選択電圧を常に動作状態閾値レベルに近い値に設定することができる。
しかも、以上の処理は、安価な回路素子等によって実現できる。
なお、本発明における「画像構成部材」とは、駆動電圧や駆動電流が印加されることで各表示画素の表示状態(色や明るさ等)を変化させる部材を意味する。よって、駆動電圧や駆動電流の印加によって移動することで各表示画素の色や明るさを変化させる移動材や、駆動電圧や駆動電流の印加によって自らの発光量を変化させて各表示画素の色や明るさを変化させる有機EL素子等の自己発光するものも含まれる。また、ここでいう「移動材」は、移動材そのものの色で画素の色を表現する着色材のようなものに限らず、画素の濃度(明るさ)を調整するための移動材(画素の色自体は他の手段により表現する)なども含まれる。また、ここでいう「移動材」は、駆動電圧や駆動電流を制御することで移動をコントロールできるものであればよく、駆動電圧や駆動電流に応じて変化する電界の作用を受けて移動する移動材や、駆動電圧や駆動電流に応じて変化する磁界の作用を受けて移動する移動材などが含まれる。
以上、本発明によれば、経時においてもアクティブ素子の動作状態の適切な切り替え動作を維持することを低コストで実現できるという優れた効果がある。
以下、本発明を、画像表示装置である電子ペーパーに適用した一実施形態について説明する。
図1は、本電子ペーパーの表示部を制御するためのアクティブマトリクス回路の概略構成を示す説明図である。
図2は、アクティブマトリクス回路の一部(1画素分)を拡大した模式図である。
図示のように、図中縦方向に延びる信号ラインが信号線1,2,・・・,n−1,n,n+1,・・・,Nであり、図中横方向に延びる信号ラインが選択線1,2,・・・,m−1,m,m+1,・・・,Mである。本実施形態のアクティブマトリクス回路は、アクティブ素子として、電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)である薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)1001を用いている。(m,n)座標に配置されたTFT1001を例に挙げて説明すると、TFT1001のドレイン端子(駆動出力端子)1004には画素電極1005が接続されている。また、TFT1001は、そのソース端子(駆動入力端子)1003に、対応する信号線nが接続されており、そのゲート端子(状態選択端子)1002に、対応する選択線mが接続されている。本実施形態のTFT1001は、有機半導体で構成されたpチャネルのTFTであるが、適切に電圧を設定し直すことで、nチャネルのTFTであってもよい。また、本実施形態のアクティブマトリクス回路には、コントローラ309、記憶手段としてのメモリ310、選択線ドライバ313、信号線ドライバ311が搭載されている。メモリ310には、表示部に表示する画像フレームの各表示画素の表示データが格納される。
図3は、本電子ペーパーの表示部1300及び回路部1200の一部を切断した断面を模式的に示した説明図である。
表示部1300の表示面1301aは透明基板1301の一方の面で構成され、その透明基板1301の他方の面上には、ITO(酸化インジウムスズ)などの透明電極1006が形成されている。透明電極1006と、これに対向して配置される画素電極1005との間には、画素構成部材としての移動材である電気泳動材としての白と黒の2色の着色粒子1014W,1014Bを内包した複数のカプセル1303が配置されている。なお、本実施形態においては、カプセル1303の寸法が表示画素よりも大きいものであるが、カプセル1303の寸法が表示画素と同じであったり小さいものであったりしてもよい。本実施形態では、互いに逆極性に帯電した各色の着色粒子1014W,1014Bを電界の作用により移動させることで、表示面1301a側の各表示画素の色や濃度(明るさ)などを調整して、画像を表示する。なお、透明電極1006は、各画素電極に対して共通の電極であり、アースに接続されている。
画素電極1005と透明電極1006との間に発生する電界の向きは、対応する信号線nに印加する駆動電圧の極性により決定する。また、どの画素電極1005に対して駆動電圧の印加を可能とするかは、対応する選択線1,2,・・・,m−1,m,m+1,・・・,Mに印加される選択電圧によって制御する。具体的に(m,n)の画素を例に挙げて説明する。選択線mにアクティブ状態選択電圧を印加すると、そのアクティブ状態選択電圧がTFT1001のゲート端子1002に印加され、TFT1001がON状態(アクティブ状態)になる。これにより、信号線nを通じてTFT1001のソース端子1003に印加される駆動電圧がドレイン端子1004を通じて画素電極1005に印加される。一方、選択線mに非アクティブ状態選択電圧を印加すると、その非アクティブ状態選択電圧がTFT1001のゲート端子1002に印加され、TFT1001がOFF状態(非アクティブ状態)になる。これにより、信号線nから駆動電圧がTFT1001のソース端子1003に印加されても、ドレイン端子1004に接続された画素電極1005には駆動電圧が印加されない。
カプセル1303内の着色粒子1014W,1014Bは、外部電界が無い状態ではカプセル1303内で分散した状態となる。一方、駆動電圧の印加によって外部電界が発生した状態では、図3に示すように、カプセル1303内の着色粒子1014W,1014Bは外部電界の向きに応じてカプセル1303内を移動する。これにより、カプセル1303内を表示面1301a側に移動した着色粒子1014W,1014Bの色に応じて各画素の色や濃度(明るさ)が決定し、表示面全体として白黒の画像が表示される。
次に、本実施形態における画像表示動作について説明する。
表示部1300に新たな画像フレームを表示する場合、操作部308において表示切替開始信号が生成され、その表示切替開始信号がコントローラ309へ送信されることにより表示切替処理が開始する。コントローラ309は、まず、選択線ドライバ313へ命令信号30Fを送信する。この命令信号30Fを受信した選択線ドライバ313は、命令信号30Fに従い、選択線1,2,・・・,m−1,m,m+1,・・・,Mを通じて各TFT1001のゲート端子1002に所定のタイミングで所定の選択電圧(アクティブ状態選択電圧又は非アクティブ状態選択電圧)を印加する。これにより、各TFT1001の動作状態が制御される。コントローラ309からの命令信号30Fには、どの選択線1,2,・・・,m−1,m,m+1,・・・,M上のTFT1001をON状態にするかの制御信号と、選択線ドライバ313からアクティブ状態選択電圧を出力するタイミングを決定する制御信号とが含まれている。
また、コントローラ309は、メモリ310へアドレッシング信号30Bを送信するとともに、信号線ドライバ311には命令信号30Dを送信する。メモリ310へのアドレッシング信号30Bにより、メモリ310内から表示対象である画像フレームの各表示画素の表示データが抽出される。この表示データは、各表示画素のTFT1001で表示するパターンに対応したものである。抽出された表示データ30Cは、メモリ310から信号線ドライバ311へ送信される。信号線ドライバ311は、この表示データ30Cとコントローラ309からの命令信号30Dとによって、各信号線1,2,・・・,n−1,n,n+1,・・・,Nを通じて各TFT1001のソース端子1003に所定のタイミングで所定の駆動電圧を印加する。コントローラ309からの命令信号30Dには、信号線ドライバ311から駆動電圧を出力するタイミングを決定する制御信号が含まれている。
各TFT1001では、ゲート端子1002にアクティブ状態選択電圧が印加されている期間(ON状態の期間)にソース端子1003へ入力された駆動電圧がドレイン端子1004を通じて画素電極1005へ伝達される。これにより、その画素電極1005が駆動電圧に応じてプラス電位又はマイナス電位になり、画素電極1005と透明電極1006との間に電位差が生じて電界が発生する。これにより、その画素電極1005と透明電極1006との間に位置する着色粒子1014W,1014Bのいずれか一方が透明電極1006側に移動する。これにより、その表示画素の色が、透明電極1006側に移動した着色粒子1014W,1014Bの色となる。このようにして、各表示画素の色を順次制御していき、すべての表示画素についての制御が終了した時点で、画像フレームの表示切り替えが完了する。
なお、各信号線1,2,・・・,n−1,n,n+1,・・・,Nに印加する駆動電圧の電圧レベルは、信号線用D/Aコンバータ(以下「信号線用DAC」という。)312によって設定される。また、各選択線1,2,・・・,m−1,m,m+1,・・・,Mに印加する選択電圧の電圧レベルは、選択線用D/Aコンバータ(以下「選択線用DAC」という。)314によって設定される。信号線用DAC312や選択線用DAC314で設定する電圧レベルは、コントローラ309から送信される電圧レベル設定信号に応じて決定される。具体的には、コントローラ309からの電圧レベル設定信号を受信した信号線用DAC312及び選択線用DAC314は、受信した電圧レベル設定信号に応じた電圧レベルの電圧を、それぞれ、信号線ドライバ311及び選択線ドライバ313に送る。
次に、本発明の特徴部分である、各TFT1001のゲート端子1002に入力する選択電圧の最適化処理について説明する。
本実施形態では、TFT1001の動作状態閾値レベルが経時的にシフトしても、安定してTFT1001の動作状態を切り替えることができるように、所定のタイミングで、シフトした動作状態閾値レベルに応じて選択電圧の最適化を行う。
ここで、選択電圧には、TFT1001をON状態(アクティブ状態)にするためのアクティブ状態選択電圧と、TFT1001をOFF状態(非アクティブ状態)にするための非アクティブ状態選択電圧とがある。このうち、動作状態閾値レベルがシフトしたときに問題になるのは、動作状態閾値レベルのシフトにより動作状態閾値レベルとの差が小さくなる方の選択電圧である。本実施形態のTFT1001の特性は、図8に示したものと同様である。よって、動作状態閾値レベルVth1,Vth2は経時的には図8中の右側へシフトする。したがって、このシフトにより動作状態閾値レベルVth1,Vth2との差が小さくなる選択電圧は、非アクティブ状態選択電圧Voff1である。よって、本実施形態では、この非アクティブ状態選択電圧を決定対象選択電圧とし、その電圧レベルの最適化を行う。
本実施形態では、図1に示すように、表示画素ごとに設けられている表示用TFT1001とは別に、表示画素には設けられていないテスト用TFT2001が設けられている。テスト用TFT2001は、表示用TFT1001と同じものである。また、テスト用TFT2001のゲート端子2002には選択線を介して選択線ドライバ313が接続されており、ソース端子2003には信号線を介して信号線ドライバ311が接続されており、そのドレイン端子2004には画素電極1005、カプセル1303及び透明電極1006が接続されている。そして、テスト用TFT2001は、画像表示動作中は表示用TFT1001と同じように動作するので、表示用TFT1001と同様に経時劣化する。このように、テスト用TFT2001の使用条件は、表示用TFT1001と同様の条件と同じに設定してある。
テスト用TFT2001のドレイン端子2004には、出力電圧検出手段としてのドレイン電圧検出器316が接続されている。このドレイン電圧検出器316は、コントローラ309と信号ラインを介して接続されており、この信号ラインを介して制御命令を受け付けたり、検出結果を出力したりする。
なお、本実施形態においては、テスト用TFT2001を用いて表示用TFT1001に入力する選択電圧の最適化処理を行うが、テスト用TFT2001ではなく表示用TFT1001のうちの一部を使用することも可能である。
図4は、ドレイン電圧検出器316の構成を示す説明図である。
ドレイン電圧検出器316は、主として、2個のオペアンプ317,318と、基準電圧用D/Aコンバータ(以下「基準電圧用DAC」という。)319とから構成されている。
第2オペアンプ318はコンパレータとして用いられ、一方の入力端子にはテスト用TFT2001のドレイン端子2004からの検出用ドレイン電圧信号Vdが入力される。第2オペアンプ318の他方の入力端子は、基準電圧用DAC319の出力端子が接続されており、基準電圧用DAC319からの基準電圧Vrefが入力される。なお、どちらの入力端子にどちらの信号を入力してもよく、出力信号の正負極性が反転するだけである。また、第2オペアンプ318の出力端子からは、検出用ドレイン電圧信号Vdと基準電圧Vrefとの電圧レベルの比較結果を表す比較結果信号Vcompが出力される。この比較結果信号Vcompは、コントローラ309に送られる。基準電圧用DAC319は、基準電圧Vrefの電圧レベルを設定するものであり、コントローラ309からの制御信号を受けると、その制御信号に基づいた電圧レベルの基準電圧Vrefを出力する。この基準電圧Vrefの電圧レベルは、画像表示動作において所望の表示品質を得るために最低限必要なドレイン電圧レベル(画素電極1005に印加される電圧レベル)に設定される。
また、本実施形態では、第2オペアンプ318の一方の入力端子とテスト用TFT2001のドレイン端子2004との間に、第1オペアンプ317が設けられている。この第1オペアンプ317は、計装アンプであり、入力インピーダンスがテスト用TFT2001のドレイン端子2004のインピーダンスよりも大きいものである。ドレイン端子2004と第2オペアンプ318とを直接接続すると、検出用ドレイン電圧信号Vdの検出値が、第2オペアンプ318がドレイン端子に接続されていない表示用TFT1001の値と異なってしまう問題が発生するおそれがある。これは、第2オペアンプ318の入力インピーダンスがドレイン端子のインピーダンスよりも小さいために起こる。第1オペアンプ317はこの問題を解消するために設置されている。もし、この問題が発生しなければ、第1オペアンプ317の設置は必要ない。
図5は、選択電圧の最適化処理時に、テスト用TFT2001のゲート端子2002に入力されるゲート電圧Vgcと、テスト用TFT2001のソース端子2003に入力されるソース電圧Vscと、テスト用TFT2001のドレイン端子2004から出力されるドレイン電圧(検出用ドレイン電圧信号)Vdと、第2オペアンプ318から出力される比較結果信号Vcompとを示したグラフである。
なお、ゲート電圧Vgc、ソース電圧Vsc及びドレイン電圧Vdは、透明電極1006に対するゲート端子2002、ソース端子2003、ドレイン端子2004の電位をそれぞれ表している。
また、本実施形態では、pチャネル型のTFTを用いているが、nチャネル型のTFTを用いた場合には、図5中の入力電圧Vgc,Vsc及び検出用ドレイン電圧信号Vdの極性が反転したものとなる。
本実施形態において、選択電圧の最適化処理は、ドレイン電圧を初期レベルに設定するための初期化処理と、選択電圧の最適な電圧レベルを決定するための電圧レベル決定処理とに大別できる。以下、初期化処理を行う期間を第1期間とし、電圧レベル決定処理において複数の電圧レベルのゲート電圧Vgcを印加したときのドレイン電圧Vdを検出する期間を第2期間とする。
第1期間において、コントローラ309は、まず、メモリ310に予め記憶されている最適選択電圧レベル情報を読み出し、その情報に基づいて第1電圧入力手段としての選択線ドライバ313及び選択線用DAC314を制御して、テスト用TFT2001のゲート端子2002に、ゲート電圧Vgcとしてアクティブ状態選択電圧を印加する。本実施形態のテスト用TFT2001では、アクティブ状態選択電圧がマイナス極性であるため、ここではマイナス極性の電圧をゲート電圧Vgcとして印加する。このとき印加するゲート電圧Vgcは、画像表示動作時のアクティブ状態選択電圧と同じ値以下を用いているが、テスト用TFT2001をON状態にできる値であればよい。なお、ゲート電圧Vgcとゲート−ドレイン間電圧Vgdとの関係は、ドレイン端子に接続されているカプセル1303内の着色粒子1014W,1014Bの状態や図示しないTFT周辺回路素子の電気的特性などに依存する。
また、コントローラ309は、メモリ310に予め記憶されている初期化用ソース電圧情報を読み出し、その情報に基づいて第2電圧入力手段としての信号線ドライバ311及び信号線用DAC312を制御して、テスト用TFT2001のソース端子2003に、ソース電圧Vscとしてマイナス極性の電圧を印加する。このときのソース電圧Vscの電圧レベルは、画像表示動作時に印加し得る駆動電圧の電圧レベルのうち最も低い電圧レベル(最も大きい電圧レベル)に設定される。これにより、テスト用TFT2001のドレイン端子2004をマイナス極性の電圧レベルに設定できる。
なお、この第1期間で行うドレイン電圧の初期化の目的は、後述する第2期間においてソース−ドレイン間電圧Vsdがプラス極性(Vsd>0)の状態においてテスト用TFT2001の動作状態をOFF状態にできるゲート電圧Vgcの電位レベルを適切に検出できるようにするためである。
次に、第2期間において、コントローラ309は、まず、メモリ310に予め記憶されている検出用ソース電圧情報を読み出し、その情報に基づいて第2電圧入力手段としての信号線ドライバ311及び信号線用DAC312を制御して、テスト用TFT2001のソース端子2003に、ソース電圧Vscとして今度はプラス極性の電圧を印加する。一方、コントローラ309は、メモリ310に予め記憶されているテスト用ゲート電圧情報を読み出し、その情報に基づいて第1電圧入力手段としての選択線ドライバ313及び選択線用DAC314を制御して、テスト用TFT2001のゲート端子2002に、ゲート電圧Vgcとして複数のテスト用ゲート電圧を電圧レベルが高い方から順次印加する。このとき、基準電圧Vrefとしては、画像表示動作時において所望の表示品質を得るために最低限必要なマイナス極性側の駆動電圧の電圧レベルに設定する。
本実施形態において、テスト用TFT2001は、図8に示すように、ソース端子2003とドレイン端子2004との電位差すなわちソース−ドレイン間電圧Vsdの極性の違いによって、その動作状態閾値レベルが変化する。具体的には、例えば図8(a)に示すように初期時において、ソース−ドレイン間電圧Vsdがマイナス極性(Vsd<0)の場合には動作状態閾値レベルはVth1となり、ソース−ドレイン間電圧Vsdがプラス極性(Vsd>0)の場合には動作状態閾値レベルはVth2となる。本実施形態では、ソース−ドレイン間電圧Vsdに依存せずに、安定してTFT1001をOFF状態にできる非アクティブ状態選択電圧を決定するものである。したがって、テスト用TFT2001のゲート端子2002に印加する複数のテスト用ゲート電圧としては、ソース−ドレイン間電圧Vsdの極性の違いによって異なる2つの動作状態閾値レベルVth1,Vth2のうち、動作状態閾値レベルの経時シフト方向(正の方向)の側の動作状態閾値レベルVth2の前後にわたって分布した複数の電圧レベルをもったテスト用ゲート電圧を用いる。ただし、本実施形態では、非アクティブ状態選択電圧だけでなく、アクティブ状態選択電圧の最適化も行う。そのため、テスト用TFT2001のゲート端子2002に印加する複数のテスト用ゲート電圧としては、動作状態閾値レベルの経時シフト方向(正の方向)の側の動作状態閾値レベルVth2の前後にも分布した複数の電圧レベルをもったテスト用ゲート電圧を用いる。
このようなテスト用ゲート電圧を電圧レベルが大きいものから順次印加していくと、図5に示すように、t2の時点において、検出用ドレイン電圧信号Vdが基準電圧Vrefより高くなり、比較結果信号Vcompの極性が反転する。そして、この比較結果信号Vcompを受けたコントローラ309は、t2の時点の直前に印加したテスト用ゲート電圧の電圧レベルVoff3を、現時点において最適な非アクティブ状態選択電圧として決定し、メモリ310に記憶されている最適選択電圧レベル情報を、この電圧レベルVoff3に基づいて書き替える処理を行う。ただし、もう少しマージンを持たせたいのであれば、t2の時点の直前に印加したテスト用ゲート電圧の電圧レベルVoff3ではなく、これよりも高い電圧レベルを最適な非アクティブ状態選択電圧として決定してもよい。
本実施形態では、非アクティブ状態選択電圧だけでなく、アクティブ状態選択電圧の最適化も行う。
具体的には、非アクティブ状態選択電圧の最適化処理に続いて、コントローラ309は、基準電圧用DAC319を制御し、基準電圧Vrefとして、画像表示動作時において所望の表示品質を得るために最低限必要なプラス極性側の駆動電圧の電圧レベルに設定する。そして、テスト用ゲート電圧の電圧レベルを更に下げていくと、図5に示すように、t3の時点において、検出用ドレイン電圧信号Vdが基準電圧Vrefより高くなり、比較結果信号Vcompの極性が反転する。そして、この比較結果信号Vcompを受けたコントローラ309は、t3の時点で印加されていたテスト用ゲート電圧Vgcの電圧レベルVon3を、現時点において最適なアクティブ状態選択電圧として決定し、メモリ310に記憶されている最適選択電圧レベル情報を、この電圧レベルVon3に基づいて書き替える処理を行う。ただし、もう少しマージンを持たせたいのであれば、t3の時点に印加していたテスト用ゲート電圧の電圧レベルVon3ではなく、これよりも低い電圧レベルを最適なアクティブ状態選択電圧として決定してもよい。
なお、図5に示す例では、t3の時点以降もドレイン電圧の検出動作を継続しているが、t3の時点でこの動作は終了してもよい。
〔変形例〕
次に、選択電圧の最適化処理の一変形例について説明する。なお、本変形例では、選択電圧の最適化処理における一部の処理動作が異なる以外は上述した実施形態と同様であり、重複した部分の説明については省略する。
図6は、本変形例に係る選択電圧の最適化処理時に、テスト用TFT2001のゲート端子2002に入力されるゲート電圧Vgcと、テスト用TFT2001のソース端子2003に入力されるソース電圧Vscと、テスト用TFT2001のドレイン端子2004から出力されるドレイン電圧(検出用ドレイン電圧信号)Vdと、第2オペアンプ318から出力される比較結果信号Vcompとを示したグラフである。
本変形例では、テスト用ゲート電圧を電圧レベルが大きいものから順次印加していき、比較結果信号Vcompの極性が反転したt2の時点で、ドレイン電圧の検出動作を終了する。そして、この比較結果信号Vcompを受けたコントローラ309は、t2の時点の直前に印加したテスト用ゲート電圧の電圧レベルVoff3を、現時点において最適な非アクティブ状態選択電圧として決定し、メモリ310に記憶されている最適選択電圧レベル情報を、この電圧レベルVoff3に基づいて書き替える処理を行う。もう少しマージンを持たせたいのであれば、t2の時点の直前に印加したテスト用ゲート電圧の電圧レベルVoff3ではなく、これよりも高い電圧レベルを最適な非アクティブ状態選択電圧として決定してもよい。
次に、コントローラ309は、メモリ310内の最適選択電圧レベル情報を読み出し、その情報に基づくアクティブ状態選択電圧と非アクティブ状態選択電圧との差分ΔVを算出する。なお、この差分ΔVを算出せずに予め固定値として記憶しておいてもよい。そして、最適な非アクティブ状態選択電圧として決定した電圧レベルVoff3との差分が、算出したΔVと等しくなるように、最適なアクティブ状態選択電圧を決定する。
本変形例によれば、上記実施形態の場合に比べてドレイン電圧を検出するための第2期間を短縮できるという利点がある。
なお、本変形例による最適化処理と上記実施形態による最適化処理とを組み合わせてもよい。例えば、本変形例による最適化処理を10回行ったら、次のタイミングでは上記実施形態による最適化処理を行うというようにしてもよい。
以上、本実施形態(上述した変形例を含む。以下同様。)における画像表示装置としての電子ぺーパーは、表示画素ごとに画素構成部材としての着色粒子1014W,1014Bへ印加する駆動電圧を制御することにより各表示画素の表示状態が変化する表示部1300と、表示画素ごとに着色粒子1014W,1014Bへ印加する駆動電圧を制御するためのアクティブ素子としてのTFT1001を有するアクティブマトリクス回路とを備えている。このTFT1001は、そのTFT1001の動作状態を選択するための選択電圧が入力される状態選択端子としてのゲート端子1002と、駆動電圧が入力される駆動入力端子としてのソース端子1003と、ソース端子1003に入力された駆動電圧を出力する駆動出力端子としてのドレイン端子1004とを有し、かつ、ソース端子1003とドレイン端子1004との入出力電位差であるソース−ドレイン間電圧Vsdの極性の違いによって動作状態閾値レベルVth1,Vth2が異なる。本電子ペーパーは、所定のアクティブ素子であるテスト用TFT2001のゲート端子2002に電圧を入力する第1電圧入力手段としての選択線ドライバ313及び選択線用DAC314と、テスト用TFT2001のソース端子2003に電圧を入力する第2電圧入力手段としての信号線ドライバ311及び信号線用DAC312と、テスト用TFT2001のドレイン端子2004の出力電圧(ドレイン電圧)を検出する出力電圧検出手段としてのドレイン電圧検出器316と、テスト用TFT2001の動作状態をON状態(アクティブ状態)にするためのマイナス極性の電圧レベルをもったアクティブ状態選択電圧と非アクティブ状態にするためのプラス極性の電圧レベルをもった非アクティブ状態選択電圧のうち、テスト用TFT2001の動作状態閾値レベルVth1,Vth2が経時的にシフトすることでその動作状態閾値レベルとの差が小さくなる方の選択電圧である非アクティブ状態選択電圧(決定対象選択電圧)の電圧レベルを決定する選択電圧レベル決定手段としてのコントローラ309とを備えている。そして、コントローラ309は、まず、選択線ドライバ313からテスト用TFT2001のゲート端子2002にアクティブ状態選択電圧(マイナス極性の電圧)を入力し、かつ、ソース−ドレイン間電圧Vsdがその極性に応じた2つの動作状態閾値レベルVth1,Vth2のうち動作状態閾値レベルの経時シフト方向(正の方向)の側の特定動作状態閾値レベルVth2に対応するプラス極性となるようなソース電圧を、信号線ドライバ311からテスト用TFT2001のソース端子2003に入力する。その後、コントローラ309は、上記特定動作状態閾値レベルVth2を含む範囲内で互いに異なる電圧レベルをもった複数のテスト用ゲート電圧を、選択線ドライバ313からテスト用TFT2001のゲート端子2002へ順次印加するとともに、各テスト用ゲート電圧に対応するテスト用TFT2001のドレイン端子2004の出力電圧(ドレイン電圧)Vdをドレイン電圧検出器316により検出し、その検出結果に基づいて画像表示動作中の各表示用TFT1001のゲート端子1002に入力する非アクティブ状態選択電圧の電圧レベルVoff3を決定する。これにより、動作状態閾値レベルVth1,Vth2が経時的にシフトしても、特定動作状態閾値レベルVth2が非アクティブ状態選択電圧を跨いでシフトするのを防止しつつ、非アクティブ状態選択電圧を常に動作状態閾値レベルVth2に近い値に設定することができる。しかも、以上の処理は、安価な回路素子等によって実現できる。
特に、本実施形態において、コントローラ309は、テスト用TFT2001を非アクティブ状態にするプラス極性の電圧レベルをもった複数のテスト用ゲート電圧のうち、特定動作状態閾値レベルVth2から最も離れたテスト用ゲート電圧から非アクティブ状態方向に特定動作状態閾値レベルVth2に近づく順、本実施形態では電圧レベルが大きい順に、テスト用ゲート電圧を順次印加する。最適な非アクティブ状態選択電圧を決定する上では、複数のテスト用ゲート電圧の印加順序はどのような順序でもよいが、本実施形態のように非アクティブ状態選択電圧の最適化を行う場合には、テスト用TFT2001の動作状態がOFF状態からON状態へ変化するのを検出することが必要となる。そのため、本実施形態において電圧レベルが小さい順にテスト用ゲート電圧を印加する場合には、テスト用ゲート電圧を1つ印加するたびに、ドレイン電圧を初期レベルに設定するための初期化処理するための第1期間を入れる必要が生じ、ドレイン電圧の検出時間が長くなってしまう。本実施形態では、テスト用ゲート電圧の印加順序を、テスト用TFT2001の動作状態がOFF状態からON状態へ向かう順序としているので、テスト用ゲート電圧印加のたびに第1期間を入れる必要がなく、ドレイン電圧の検出時間を短くできる。
また、上記変形例では、コントローラ309は、非アクティブ状態選択電圧の電圧レベルVoff3を決定した後、予め決められたアクティブ状態選択電圧と非アクティブ状態選択電圧との差分ΔVと、決定した非アクティブ状態選択電圧の電圧レベルVoff3とから、非決定対象選択電圧であるアクティブ状態選択電圧を決定する。よって、アクティブ状態選択電圧についても非アクティブ状態選択電圧の場合と同様にテスト用ゲート電圧に対するドレイン電圧の検出結果に応じて決定する場合に比べて、短時間でアクティブ状態選択電圧を決定することができる。なお、TFT1001の経時的な特性変化が動作状態閾値レベルVth1,Vth2のシフトのみであれば、アクティブ状態選択電圧と非アクティブ状態選択電圧との差分は経時的に一定であるので、この変形例でも、最適なアクティブ状態選択電圧を決定することができる。
また、本実施形態においては、画像表示動作時に使用するアクティブ状態選択電圧と非アクティブ状態選択電圧とを記憶する記憶手段としてのメモリ310を有し、コントローラ309は、テスト用TFT2001のソース端子2003に対して特定動作状態閾値レベルVth2に対応するプラス極性のソース電圧を入力する第1期間中にテスト用TFT2001のゲート端子2002に入力するアクティブ状態選択電圧の電圧レベルとして、メモリ310に記憶された画像表示動作時に使用するアクティブ状態選択電圧の電圧レベルVon3を用いる。第1期間のアクティブ状態選択電圧として用いる電圧レベルが不必要に高いゲート電圧であると、テスト用TFT2001の故障を引き起こしかねない。メモリ310に記憶された画像表示動作時に使用するアクティブ状態選択電圧の電圧レベルVon3であれば、テスト用TFT2001の故障を引き起こすような電圧レベルではないので、テスト用TFT2001の故障を引き起こす事態を防ぐことができる。特に、本実施形態のように、画像表示動作時に使用するアクティブ状態選択電圧も最適化している場合には、次のような利点もある。すなわち、第1期間のアクティブ状態選択電圧が固定値の場合、当初はテスト用TFT2001の故障を引き起こすような電圧レベルではなかったが、経時使用によって動作状態閾値レベルがシフトして故障を引き起こすような電圧レベルとなってしまうおそれがある。しかし、メモリ310に記憶された画像表示動作時に使用するアクティブ状態選択電圧の電圧レベルVon3を用いる場合には、常に最適化されたアクティブ状態選択電圧を第1期間で使用することができるので、テスト用TFT2001の故障を引き起こすような事態を効果的に防ぐことができる。なお、本実施形態では、コントローラ309が決定したアクティブ状態選択電圧Von3を、画像表示動作時に使用するアクティブ状態選択電圧として上書きしているが、追記するようにしてもよい。追記の場合、次回の選択電圧の最適化処理において、第1期間中にテスト用TFT2001のゲート端子2002に入力するアクティブ状態選択電圧の電圧レベルとしては、直前に書き込んだアクティブ状態選択電圧の電圧レベルを用いる。
また、本実施形態において、テスト用TFT2001は、画像表示動作時には表示画素ごとに着色粒子1014W,1014Bへ印加する駆動電圧を制御するための表示用TFT1001として使用されないものであり、図1に示すように、このテスト用TFT2001のゲート端子2002と選択線ドライバ313との間の配線距離を、表示用TFT1001のゲート端子1002とこれに選択電圧を入力する選択線ドライバ313との間の最長配線距離と同じかそれ以上にするとともに、テスト用TFT2001のソース端子2003と信号線ドライバ311との間の配線距離を、表示用TFT1001のソース端子1003とこれに駆動電圧を入力する信号線ドライバ311との間の最短配線距離と同じかそれ以下にしている。配線距離が長くなるにつれて電圧降下する。選択線ドライバ313からの配線距離が最も長く、かつ、信号線ドライバ311からの配線距離が最も短い箇所においては、TFTの動作状態をOFF状態にするための非アクティブ状態選択電圧として最も大きな電圧レベルが必要となる。したがって、このような箇所のTFTについての最適な非アクティブ状態選択電圧を求めれば、すべてのTFT1001が確実にOFF状態になるような非アクティブ状態選択電圧を求めることができる。
実施形態に係る電子ペーパーの表示部を制御するためのアクティブマトリクス回路の概略構成を示す説明図である。 同アクティブマトリクス回路の一部(1画素分)を拡大した模式図である。 同電子ペーパーの表示部及び回路部の一部を切断した断面を模式的に示した説明図である。 同回路部に設けられたドレイン電圧検出器316の構成を示す説明図である。 実施形態における選択電圧最適化処理時のゲート電圧Vgcとソース電圧Vscとドレイン電圧(検出用ドレイン電圧信号)Vdと比較結果信号Vcompとを示したグラフである。 変形例における選択電圧最適化処理時のゲート電圧Vgcとソース電圧Vscとドレイン電圧(検出用ドレイン電圧信号)Vdと比較結果信号Vcompとを示したグラフである。 アクティブマトリクス回路の一部(1画素分)を拡大した模式図である。 (a)は、初期時におけるpチャネル型のTFTの特性を示すグラフである。(b)は、経時における同TFTの特性を示すグラフである。 (a)は、初期時におけるnチャネル型のTFTの特性を示すグラフである。(b)は、経時における同TFTの特性を示すグラフである。 ゲート−ドレイン間電圧とドレイン電流の正負の方向を示す説明図である。
符号の説明
308 操作部
309 コントローラ
310 メモリ
311 信号線ドライバ
313 選択線ドライバ
316 ドレイン電圧検出器
317,318 オペアンプ
1001 表示用TFT
1002,2002 ゲート端子
1003,2003 ソース端子
1004,2004 ドレイン端子
1005 画素電極
1006 透明電極
1014W,1014B 着色粒子
1200 回路部
1300 表示部
1301 透明基板
1303 カプセル
2001 テスト用TFT

Claims (7)

  1. 表示画素ごとに画素構成部材へ印加する駆動電圧又は駆動電流を制御することにより各表示画素の表示状態が変化する表示部と、
    表示画素ごとに画素構成部材へ印加する駆動電圧又は駆動電流を制御するためのアクティブ素子を有するアクティブマトリクス回路とを備え、
    該アクティブ素子は、そのアクティブ素子の動作状態を選択するための選択電圧が入力される状態選択端子と、駆動電圧又は駆動電流が入力される駆動入力端子と、該駆動入力端子に入力された駆動電圧又は駆動電流を出力する駆動出力端子とを有し、かつ、該駆動入力端子と該駆動出力端子との入出力電位差における極性の違いによって動作状態閾値レベルが異なるものである画像表示装置において、
    所定のアクティブ素子の状態選択端子に電圧を入力する第1電圧入力手段と、
    該所定のアクティブ素子の駆動入力端子に電圧を入力する第2電圧入力手段と、
    該所定のアクティブ素子の駆動出力端子の出力電圧を検出する出力電圧検出手段と、
    該所定のアクティブ素子の動作状態をアクティブ状態にするための電圧レベルをもったアクティブ状態選択電圧と非アクティブ状態にするための電圧レベルをもった非アクティブ状態選択電圧のうち、該所定のアクティブ素子の動作状態閾値レベルが経時的にシフトすることで該動作状態閾値レベルとの差が小さくなる方の選択電圧である決定対象選択電圧の電圧レベルを決定する選択電圧レベル決定手段とを備えており、
    該選択電圧レベル決定手段は、該第1電圧入力手段により該所定のアクティブ素子の状態選択端子にアクティブ状態選択電圧を入力し、かつ、上記入出力電位差がその極性に応じた2つの動作状態閾値レベルのうち動作状態閾値レベルの経時シフト方向の側の特定動作状態閾値レベルに対応する極性となるような電圧を該第2電圧入力手段により該所定のアクティブ素子の駆動入力端子に入力した後、該特定動作状態閾値レベルを含む範囲内で互いに異なる電圧レベルをもった複数のテスト用電圧を該第1電圧入力手段により該所定のアクティブ素子の状態選択端子へ順次印加するとともに、各テスト用電圧に対応する該所定のアクティブ素子の駆動出力端子の出力電圧を該出力電圧検出手段により検出し、その検出結果に基づいて画像表示動作中の各アクティブ素子の状態選択端子に入力する決定対象選択電圧の電圧レベルを決定することを特徴とする画像表示装置。
  2. 請求項1の画像表示装置において、
    上記選択電圧レベル決定手段は、上記所定のアクティブ素子を非アクティブ状態にする電圧レベルをもったテスト用電圧のうち上記特定動作状態閾値レベルから非アクティブ状態方向に最も離れたテスト用電圧から該特定動作状態閾値レベルに近づく順に、上記複数のテスト用電圧を順次印加することを特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項1又は2の画像表示装置において、
    上記選択電圧レベル決定手段は、上記決定対象選択電圧の電圧レベルを決定した後、予め決められたアクティブ状態選択電圧と非アクティブ状態選択電圧との差分と、決定した該決定対象選択電圧の電圧レベルとから、該決定対象選択電圧ではない選択電圧である非決定対象選択電圧を決定することを特徴とする画像表示装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像表示装置において、
    画像表示動作時に使用するアクティブ状態選択電圧と非アクティブ状態選択電圧とを記憶する記憶手段を有し、
    該選択電圧レベル決定手段は、上記所定のアクティブ素子の駆動入力端子に対して上記特定動作状態閾値レベルに対応する極性の電圧を入力する際に該所定のアクティブ素子の状態選択端子に入力するアクティブ状態選択電圧の電圧レベルとして、該記憶手段に記憶されたアクティブ状態選択電圧の電圧レベルを用いることを特徴とする画像表示装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像表示装置において、
    上記所定のアクティブ素子は、画像表示動作時には表示画素ごとに画素構成部材へ印加する駆動電圧又は駆動電流を制御するための表示用アクティブ素子として使用されないテスト用アクティブ素子であり、
    該テスト用アクティブ素子の状態選択端子と上記第1電圧入力手段との間の配線距離を、該表示用アクティブ素子の状態選択端子とこれに選択電圧を入力する手段との間の最長配線距離と同じかそれ以上にするとともに、該テスト用アクティブ素子の駆動入力端子と上記第2電圧入力手段との間の配線距離を、該表示用アクティブ素子の駆動入力端子とこれに駆動電圧又は駆動電流を入力する手段との間の最短配線距離と同じかそれ以下にしたことを特徴とする画像表示装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像表示装置において、
    上記アクティブ素子は電界効果トランジスタであり、上記特定動作状態閾値レベルに対応する極性の電圧として、該アクティブ素子がnチャネル型である場合にはプラス極性の電圧を用い、該アクティブ素子がpチャネル型である場合にはマイナス極性の電圧を用いることを特徴とする画像表示装置。
  7. 請求項6の画像表示装置において、
    上記電界効果トランジスタは薄膜トランジスタであることを特徴とする画像表示装置。
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