JP2009069295A - ズーム顕微鏡 - Google Patents
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Abstract
【課題】ズーム観察光学系に連動可能なレーザ走査型共焦点光学系を有するズーム顕微鏡を提供すること。
【解決手段】標本41側から順に、対物レンズ11と、開口絞り12と、アフォーカルズーム系13と、結像光学系14とを含むズーム観察光学系10と、前記対物レンズと前記開口絞りの間に配置された光路分割素子M1と、前記光路分割素子で前記ズーム観察光学系の光路から分割された光路上に配置され、可変開口絞りASを含むレーザ走査型共焦点光学系20とを有し、前記アフォーカルズーム系の変倍操作と前記可変開口絞りの絞り径の操作を連動させ、前記アフォーカルズーム系の変倍操作に伴う前記ズーム観察光学系の観察視野の変化に連動して、前記レーザ操作型共焦点光学系の走査領域を変化させる制御手段33を有するズーム顕微鏡1。
【選択図】図1
【解決手段】標本41側から順に、対物レンズ11と、開口絞り12と、アフォーカルズーム系13と、結像光学系14とを含むズーム観察光学系10と、前記対物レンズと前記開口絞りの間に配置された光路分割素子M1と、前記光路分割素子で前記ズーム観察光学系の光路から分割された光路上に配置され、可変開口絞りASを含むレーザ走査型共焦点光学系20とを有し、前記アフォーカルズーム系の変倍操作と前記可変開口絞りの絞り径の操作を連動させ、前記アフォーカルズーム系の変倍操作に伴う前記ズーム観察光学系の観察視野の変化に連動して、前記レーザ操作型共焦点光学系の走査領域を変化させる制御手段33を有するズーム顕微鏡1。
【選択図】図1
Description
本発明は、レーザ走査型共焦点光学系の使用を可能にするズーム顕微鏡に関する。
従来、アフォーカルズーム系を有するズーム顕微鏡が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−178440号公報
従来のズーム顕微鏡では、アフォーカルズーム系の変倍によるズーム観察光学系のみで構成されていた。近年、ズーム観察光学系とレーザ走査型共焦点光学系とが共用可能で、ズーム観察光学系の変倍操作にレーザ走査型共焦点光学系の駆動が連動するズーム顕微鏡が求められている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、ズーム観察光学系の変倍に連動可能なレーザ走査型共焦点光学系を有するズーム顕微鏡を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、標本側から順に、対物レンズと、開口絞りと、アフォーカルズーム系と、結像光学系とを含むズーム観察光学系と、前記対物レンズと前記開口絞りの間に配置された光路分割素子と、前記光路分割素子で前記ズーム観察光学系の光路から分割された光路上に配置され、可変開口絞りを含むレーザ走査型共焦点光学系とを有し、前記アフォーカルズーム系の変倍操作と前記可変開口絞りの絞り径の操作を連動させ、前記アフォーカルズーム系の変倍操作に伴う前記ズーム観察光学系の観察視野の変化に連動して、前記レーザ操作型共焦点光学系の走査領域を変化させる制御手段を有することを特徴とするズーム顕微鏡を提供する。
本発明によれば、ズーム観察光学系の変倍に連動したレーザ走査型共焦点光学系を有するズーム顕微鏡を提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態にかかるズーム顕微鏡について図面を参照しつつ説明する。
図1は、実施の形態にかかるズーム顕微鏡の概略構成図を示す。
図1において、ズーム顕微鏡1は、ズーム観察光学系10と、レーザ走査型共焦点光学系20と、これらを制御する制御装置30とから構成されている。
ズーム光学系10は、ステージ40に載置された標本41側から順に、対物レンズ11と、開口絞り12と、アフォーカルズーム系13と、結像光学系14、及び標本像を撮像する撮像装置15から構成されている。
不図示の透過照明装置或いは落射照明装置からの照明光で照明された標本からの光は、対物レンズ11で集光されて平行光束に変換され、開口絞り12を通過し、アフォーカルズーム系13を介して変倍され、結像光学系14により撮像素子15に標本像が結像され、撮像素子15で画像が取得され、取得された画像は、制御装置30の画像処理部31で処理されて、モニター等の画像出力部32に表示される。
また、画像データはCPU33を介してメモリ34に記憶される。CPU33には入力部35が接続され、入力部35に入力された変倍値に基づきCPU33が駆動部36を介してアフォーカルズーム13の変倍を行うように構成されている。
なお、結像光学系14と撮像装置15に代えて、同等の結像光学系を含む観察用双眼鏡筒(接眼鏡筒)や、写真鏡筒、観察・撮影用三眼鏡筒などを用途に応じて配置してもよい。
また、アフォーカルズーム系13は、標本41の側から順に、正の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、負の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、正の屈折力を持つ第3レンズ群G3と、正の屈折力を持つ第4レンズ群G4とで構成され、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3が変倍用のレンズ群である。このため、第1レンズ群G1と第4レンズ群G4を固定し、変倍用のレンズ群(G2,G3)を光軸方向に沿って移動させることにより、標本41の像の観察倍率を任意に変更することができる。観察倍率は、対物レンズ11の焦点距離と(結像光学系14と組み合わせた)アフォーカルズーム系13の焦点距離との比によって決まる。
なお、対物レンズ11が不図示のターレット(レボルバ)に取り付けられて交換可能となっている。つまり、ターレットには数種類の対物レンズ11が取り付けられ、ターレットの回転(またはスライド)によって対物レンズ11の種類を交換可能となっている。
また、各々の対物レンズ11の胴付面(ターレットへの取り付け面)から後側焦点面までの距離が同一である。このため、対物レンズ11を交換しても、対物レンズ11の瞳面EPの位置を一定に保持することができる。
このように、ズーム観察光学系10では、交換可能な対物レンズ11によってアフォーカルズーム系13を共有し、対物レンズ11の交換によって変倍域をシフトさせるため、簡素な構成(つまり1つのアフォーカルズーム系13)で、変倍域を拡大することができる。
実施の形態にかかるズーム顕微鏡1では、対物レンズ11と開口絞り12の間に光路分割素子M1が配置されている。光路分割素子M1は、ハーフミラー、或いは全反射ミラーであり、使用用途により光路中に挿脱可能に構成されている。
光路分割素子M1で分割された光は、レーザ走査型共焦点光学系20に入射する。なお、対物レンズ11は、ズーム観察光学系10とレーザ走査型共焦点光学系20とで共用されている。
レーザ走査型共焦点光学系20は、光路分割素子M1側から順に、フィールドレンズ21と、折り曲げミラー22と、結像レンズ系23とスキャンレンズ24とスキャナ光学系25とから構成されている。
光路分割素子M2で分割された標本41からの光は、フィールドレンズ21にて集光され、折り曲げミラー22にて光路を偏向し、1次像面I1上に結像し、さらに結像レンズ系23を介して2次像面I2に結像し、スキャンレンズ24を介して共焦点光学系25に入射し、共焦点光学系25の受光素子26で受光され画像処理部31で画像処理されて画像出力部32に表示される。また取得したスキャン画像はCPU33を介してメモリ34に保存される。なお、共焦点光学系25は、公知の光学系が使用可能であり、詳細な説明は省略する。
結像レンズ系23は、光路分割素子M1側から順に、第1レンズ群SG1と可変開口絞りASと第2レンズ群SG2から構成され、可変開口絞りASの絞り径は駆動部36を介してCPU33で制御される。
また、対物レンズ11の後側焦点位置(瞳位置)EPと、可変開口絞りASはフィールドレンズ21を介して略共役にされている。また瞳位置EPは、さらに第2レンズ群SG2とスキャンレンズ24により、スキャナ光学系25内の所定の位置P2と共役になるように構成される。ここで、瞳共役面P2上に走査光学系Sを配置することにより、レーザ走査型共焦点光学系20の使用が可能となる。また走査光学系Sの駆動は、駆動部36を介してCPU33で制御される。
また、2次像面I2上の視野全体を観察する際は、可変開口絞りASの絞り径は小さく、視野の一部を拡大して観察する際は、上記絞り径を大きくし、対物レンズ11の最大開口数まで使用出来る様にしている。
また、走査光学系Sによるレーザ光の走査範囲は、アフォーカルズーム系13の変倍操作に連動して駆動部36がズーム観察光学系10の観察視野に合わせた範囲に駆動部36を介して制御される。
また、可変開口絞りASの絞り径の操作は、アフォーカルズーム系13の変倍操作に連動してズーム観察光学系10のNAとレーザ走査型共焦点光学系20のNAが略同等となるように駆動部36により絞り径が操作される。
また、ステージ40を駆動することにより、光軸方向に分割した画像をレーザ走査型共焦点光学系20で取得することが可能になる。
また、ズーム観察光学系10で取得した画像と、レーザ走査型共焦点光学系20で所得した画像を、画像出力部32で同時に表示して観察することが可能になる。
以上述べたように、実施の形態にかかるズーム顕微鏡では、アフォーカルズーム系13を有するズーム観察光学系10と、光路分割素子M1により光路分割されたレーザ走査型共焦点光学系20を有することで、ズーム観察光学系10の変倍時においても、レーザ走査型共焦点光学系20を適用可能なズーム顕微鏡を達成することができる。
また、アフォーカルズーム系13の変倍操作とレーザ走査型共焦点光学系20の可変開口絞りASの絞り径操作を連動させることにより、レーザ光の走査範囲を観察視野に合わせることができる。
なお、実施の形態にかかるズーム顕微鏡では、ズーム観察光学系はズーム観察顕微鏡、或いはレーザ走査型共焦点光学系20はレーザ走査型共焦点顕微鏡としてそれぞれ単体で動作させることができることは言うまでもない。
なお、上述の実施の形態は例に過ぎず、上述の構成や形状に限定されるものではなく、本発明の範囲内において適宜修正、変更が可能である。
1 ズーム顕微鏡
10 ズーム観察光学系
11 対物レンズ
12 開口絞り
13 アフォーカルズーム系
14 結像光学系
15 撮像装置
20 レーザ走査型共焦点光学系
21 フィールドレンズ
22 折り曲げミラー
23 結像レンズ系
24 スキャンレンズ
25 共焦点光学系
26 受光素子
30 制御装置
31 画像処理部
32 画像表示部
33 CPU
34 メモリ
35 入力部
36 駆動部
40 ステージ
41 標本
M1 光路分割素子
S 走査光学系
AS 可変開口絞り
10 ズーム観察光学系
11 対物レンズ
12 開口絞り
13 アフォーカルズーム系
14 結像光学系
15 撮像装置
20 レーザ走査型共焦点光学系
21 フィールドレンズ
22 折り曲げミラー
23 結像レンズ系
24 スキャンレンズ
25 共焦点光学系
26 受光素子
30 制御装置
31 画像処理部
32 画像表示部
33 CPU
34 メモリ
35 入力部
36 駆動部
40 ステージ
41 標本
M1 光路分割素子
S 走査光学系
AS 可変開口絞り
Claims (4)
- 標本側から順に、対物レンズと、開口絞りと、アフォーカルズーム系と、結像光学系とを含むズーム観察光学系と、
前記対物レンズと前記開口絞りの間に配置された光路分割素子と、
前記光路分割素子で前記ズーム観察光学系の光路から分割された光路上に配置され、可変開口絞りを含むレーザ走査型共焦点光学系とを有し、
前記アフォーカルズーム系の変倍操作と前記可変開口絞りの絞り径の操作を連動させ、前記アフォーカルズーム系の変倍操作に伴う前記ズーム観察光学系の観察視野の変化に連動して、前記レーザ操作型共焦点光学系の走査領域を変化させる制御手段を有することを特徴とするズーム顕微鏡。 - 前記光路分割素子は、前記対物レンズと前記開口絞りとの間の光路に挿脱可能であることを特徴とする請求項1に記載のズーム顕微鏡。
- 前記レーザ走査型共焦点光学系は、前記光路分割素子側から順に、フィールドレンズと、結像レンズ系とを有し、
前記対物レンズの瞳面は、前記フィールドレンズを介して前記結像レンズ系中の所定の位置と共役であることを特徴とする請求項1または2に記載のズーム顕微鏡。 - 前記結像レンズ系は、前記光路分割素子側から順に、第1レンズ群と、前記可変開口絞りと、第2レンズ群とを有し、
前記可変開口絞りは前記対物レンズの瞳面と共役な前記結像レンズ系中の所定の位置近傍に配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のズーム顕微鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007235737A JP2009069295A (ja) | 2007-09-11 | 2007-09-11 | ズーム顕微鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007235737A JP2009069295A (ja) | 2007-09-11 | 2007-09-11 | ズーム顕微鏡 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009069295A true JP2009069295A (ja) | 2009-04-02 |
Family
ID=40605654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007235737A Withdrawn JP2009069295A (ja) | 2007-09-11 | 2007-09-11 | ズーム顕微鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009069295A (ja) |
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2007
- 2007-09-11 JP JP2007235737A patent/JP2009069295A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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