JP2009069205A - 投射型画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像表示素子を用いた投射型画像表示装置における画像の色再現範囲を拡大する。
【解決手段】3原色の光源1,8,9、およびシアン色の光源2からの光を、各色光に対応した反射型画像表示素子17〜20により変調し、変調した各色光をダイクロイックプリズム21で合成して4色の画像をスクリーン24に投射する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源から画像表示素子を経た光をスクリーンに投射する投射型画像表示装置に関する。
カラー画像を表示する装置において、色を忠実に再現するための技術として、例えば特許文献1に開示されたものがある。
この特許文献1に開示された装置は、画像入力部に入力された赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3原色に加え、4色目のデータを有する画像データに基づいて制御部により変調された信号により、RGBの主レーザ発振器および補助レーザ発振器が発光し、レーザビームがポリゴンミラーによりスクリーンを走査しながら投射し画像を表示する。その際、RGBの3原色のレーザビームに加え、波長500nmの光を発光する補助レーザビームを必要に応じて発光させることにより、RGBの3原色では再現が困難であった色を再現でき、より自然の色に忠実なカラー画像を表示することができる。
特開2000−194066号公報
特許文献1では、RGBの3原色に加え4色目の色を発光させることにより、より自然の色に忠実なカラー画像を表示することが記載されているが、この技術はポリゴンミラーを用いてレーザビームをスクリーン上に走査させて画像を表示するものである。これに対し、画像表示素子を用いた投射型画像表示装置においては、RGBの3原色では再現が困難な色を再現する技術が開発されてはいなかった。したがって、画像表示素子を用いた投射型画像表示装置において、RGBの3原色では再現が困難な色を再現し、色再現範囲を拡大する技術を開発したいという要望が生じていた。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、画像表示素子を用いた投射型画像表示装置における画像の色再現範囲を拡大することを目的とする。
上記目的を達成するために本願発明は下記の構成を有する投射型画像表示装置を提供する。
(1)第1、第2の偏光ビームスプリッタ(15,16)をそれらの偏光膜(151,161)が略一直線になるように配置し、ダイクロイックプリズム(21)をそのダイクロイック膜(211)が前記第1、第2の偏光ビームスプリッタの偏光膜に略直交する方向になるように配置し、かつ前記第1の偏光ビームスプリッタを第1の色光(B)を出射する第1の光源系(1A)側に、前記第2の偏光ビームスプリッタを第2、第3の色光(G,R)を出射する第2の光源系(1B)側に、前記ダイクロイックプリズムを投射側にそれぞれ配置し、第1の反射型画像表示素子(17)を前記第1の偏光ビームスプリッタの前記第1の色光が透過する側に配置し、第2の反射型画像表示素子(19)を前記第2の偏光ビームスプリッタの前記第2の色光が透過する側に配置し、第3の反射型画像表示素子(20)を前記第2の偏光ビームスプリッタの偏光膜で前記第3の色光が反射された側に配置して、前記第1乃至第3の色光を前記第1、第2の偏光ビームスプリッタにより各色光に色分解した後、前記第1乃至第3の反射型画像表示素子により各色光の映像信号に対応して変調すると共に反射した後、前記第1、第2の偏光ビームスプリッタ及び前記ダイクロイックプリズムにより色合成した色合成光を出射する投射型画像表示装置であって、前記第1の光源系は、色再現範囲を拡大し、前記第1の偏光ビームスプリッタの偏光膜で反射する第4の色光(C/Y)を出射する光源(2)を有し、前記第1の偏光ビームスプリッタの前記第4の色光が反射された側に、前記第4の色光の映像信号に対応して前記第4の色光を変調すると共に反射する第4の反射型画像表示素子(18)が配置されていることを特徴とする投射型画像表示装置。
(2)また、前記第1の色光は、青色光、前記第2の色光は、緑色光、前記第3の色光は、赤色光、前記第4の色光は、シアン色光或いは黄色光であることを特徴とする(1)記載の投射型画像表示装置。
本発明の投射型画像表示装置によれば、3原色およびこの3原色以外の1色の合計4色の光源からの光を、各色光に対応した4つの画像表示素子によりそれぞれ変調し、変調した各色光を合成して画像を投射するので、3原色では再現が困難な色を再現し、画像の色再現範囲を拡大することができる。
以下、本発明の投射型画像表示装置を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る投射型画像表示装置の概略構成図である。図1に示すように、本実施の形態に係る投射型画像表示装置は、第1の光源系1Aと、第2の光源系1Bと、立方体または角柱状の偏光ビームスプリッタ15,16と、各色光を画像信号に応じて偏光変調する反射型画像表示素子17〜20と、立方体または角柱状のダイクロイックプリズム21と、投射レンズ22,23とを備える。
第1の光源系1Aは、LED(Light Emitting Diode)等からなる光源1,2と、光源1,2から出射された光を略平行光にコリメートするコリメートレンズ3,4と、偏光板5,6と、立方体または角柱状の偏光ビームスプリッタ7とを備える。
光源1は、偏光ビームスプリッタ7の4つの透光面7a〜7dのうちの1つの透光面7aに向けて青色光(B)を出射し、光源2は、透光面7aに垂直な他の透光面7bに向けてシアン色光(C)を出射する。
光源1と偏光ビームスプリッタ7との間には、光源1から出射された青色光をコリメートするコリメートレンズ3と、このコリメートレンズ3でコリメートされた青色光を偏光ビームスプリッタ7の偏光膜71に対してP偏光となるように偏光方向を揃え、かつ偏光ビームスプリッタ7の透光面7aに略垂直に入射させる偏光板5とが配置されている。
同様に、光源2と偏光ビームスプリッタ7との間には、光源2から出射されたシアン色光をコリメートするコリメートレンズ4と、このコリメートレンズ4でコリメートされたシアン色光を偏光ビームスプリッタ7の偏光膜71に対してS偏光となるように偏光方向を揃え、かつ偏光ビームスプリッタ7の透光面7bに略垂直に入射させる偏光板6とが配置されている。
偏光ビームスプリッタ7は、偏光膜71により入射光の偏光方向に応じて入射光を透過させたり反射させたりする。本実施の形態では、P偏光を透過しS偏光を反射させるものとする。他の偏光ビームスプリッタ14〜16についても同様とする。
偏光ビームスプリッタ7においては、偏光膜71に対してP偏光の青色光を透過し、偏光膜71に対してS偏光のシアン色光を反射してその光軸を90度折り曲げることにより、青色光とシアン色光とが合成される。このように合成された青色光およびシアン色光は、透光面7aに対向する透光面7cから出射される。
第2の光源系1Bは、LED等からなる光源8,9と、光源8,9から出射された光を略平行光にコリメートするコリメートレンズ10,11と、偏光板12,13と、立方体または角柱状の偏光ビームスプリッタ14とを備える。
光源8は、偏光ビームスプリッタ14の4つの透光面14a〜14dのうちの1つの透光面14aに向けて緑色光(G)を出射し、光源9は、透光面14aに垂直な他の透光面14bに向けて赤色光(R)を出射する。
光源8と偏光ビームスプリッタ14との間には、光源8から出射された緑色光をコリメートするコリメートレンズ10と、このコリメートレンズ10でコリメートされた緑色光を偏光ビームスプリッタ14の偏光膜141に対してP偏光となるように偏光方向を揃え、かつ偏光ビームスプリッタ14の透光面14aに略垂直に入射させる偏光板12とが配置されている。
同様に、光源9と偏光ビームスプリッタ14との間には、光源9から出射された赤色光をコリメートするコリメートレンズ11と、このコリメートレンズ11でコリメートされた赤色光を偏光ビームスプリッタ14の偏光膜141に対してS偏光となるように偏光方向を揃え、かつ偏光ビームスプリッタ14の透光面14bに略垂直に入射させる偏光板13とが配置されている。
偏光ビームスプリッタ14においては、偏光膜141に対してP偏光の緑色光を透過し、偏光膜141に対してS偏光の赤色光を反射してその光軸を90度折り曲げることにより、緑色光と赤色光とが合成される。このように合成された緑色光および赤色光は、透光面14aに対向する透光面14cから出射される。
第1の光源系1Aの偏光ビームスプリッタ7の出射側には、偏光ビームスプリッタ15が配置されており、偏光ビームスプリッタ15の4つの透光面15a〜15dのうち、偏光ビームスプリッタ7の出射面となる透光面7cに対向する1つの透光面15aに対して、偏光ビームスプリッタ7からの青色光とシアン色光との合成光が略垂直に入射するようになっている。
偏光ビームスプリッタ15においては、偏光ビームスプリッタ7の偏光膜71に略平行に配置された偏光膜151に対してP偏光である青色光を透過し、偏光膜151に対してS偏光であるシアン色光を反射してその光軸を90度折り曲げることにより、偏光ビームスプリッタ7からの青色光とシアン色光とが分離される。偏光膜151を透過した青色光は、透光面15aに対向する透光面15cから出射され、偏光膜151で反射されたシアン色光は、透光面15cに垂直な透光面15dから出射される。
偏光ビームスプリッタ15の透光面15cに対向する位置には青色用の反射型画像表示素子17が配置され、透光面15dに対向する位置にはシアン色用の反射型画像表示素子18が配置されている。
青色用の反射型画像表示素子17は、偏光ビームスプリッタ15から入射する青色光を、青色に対応した画像信号によって偏光変調して反射し、偏光変調された青色光を偏光ビームスプリッタ15に入射させる。ここで、青色用の反射型画像表示素子17で偏光変調されることにより、青色光の偏光方向は、偏光ビームスプリッタ15の偏光膜151に対してP偏光からS偏光に変化する。
シアン色用の反射型画像表示素子18は、偏光ビームスプリッタ15から入射するシアン色光を、シアン色に対応した画像信号によって偏光変調して反射し、偏光変調されたシアン色光を偏光ビームスプリッタ15に入射させる。ここで、シアン色用の反射型画像表示素子18で偏光変調されることにより、シアン色光の偏光方向は、偏光ビームスプリッタ15の偏光膜151に対してS偏光からP偏光に変化する。
偏光変調された青色光はS偏光のため偏光膜151で反射され、偏光変調されたシアン色光はP偏光のため偏光膜151を透過することにより、偏光変調された青色光とシアン色光とが合成される。このように合成された青色光およびシアン色光は、偏光ビームスプリッタ15の透光面15dに対向する透光面15bから出射される。
一方、第2の光源系1Bの偏光ビームスプリッタ14の出射側には、偏光ビームスプリッタ16が配置されており、偏光ビームスプリッタ16の4つの透光面16a〜16dのうち、偏光ビームスプリッタ14の出射面となる透光面14cに対向する1つの透光面16aに対して、偏光ビームスプリッタ14からの緑色光と赤色光との合成光が略垂直に入射するようになっている。
偏光ビームスプリッタ16においては、偏光ビームスプリッタ14の偏光膜141に略直交し、かつ偏光ビームスプリッタ15の偏光膜151と略一直線となるように配置された偏光膜161に対してP偏光である緑色光を透過し、偏光膜161に対してS偏光である赤色光を反射してその光軸を90度折り曲げることにより、偏光ビームスプリッタ14からの緑色光と赤色光とが分離される。偏光膜161を透過した緑色光は、透光面16aに対向する透光面16cから出射され、偏光膜161で反射された赤色光は、透光面16cに垂直な透光面16bから出射される。
偏光ビームスプリッタ16の透光面16cに対向する位置には、緑色用の反射型画像表示素子19が配置され、透光面16bに対向する位置には、赤色用の反射型画像表示素子20が配置されている。
緑色用の反射型画像表示素子19は、偏光ビームスプリッタ16から入射する緑色光を、緑色に対応した画像信号によって偏光変調して反射し、偏光変調された緑色光を偏光ビームスプリッタ16に入射させる。ここで、緑色用の反射型画像表示素子19で偏光変調することにより、緑色光の偏光方向は、偏光ビームスプリッタ16の偏光膜161に対してP偏光からS偏光に変化する。
赤色用の反射型画像表示素子20は、偏光ビームスプリッタ16から入射する赤色光を、赤色に対応した画像信号によって偏光変調して反射し、偏光変調された赤色光を偏光ビームスプリッタ16に入射させる。ここで、赤色用の反射型画像表示素子20で偏光変調することにより、赤色光の偏光方向は、偏光ビームスプリッタ16の偏光膜161に対してS偏光からP偏光に変化する。
偏光変調された緑色光はS偏光のため偏光膜161で反射され、偏光変調された赤色光はP偏光のため偏光膜161を透過することにより、偏光変調された緑色光と赤色光とが合成される。このように合成された緑色光および赤色光は、偏光ビームスプリッタ16の透光面16bに対向する透光面16dから出射される。
ダイクロイックプリズム21は、その4つの透光面21a〜21dのうちの1つの透光面21aが偏光ビームスプリッタ15の透光面15bに対向し、透光面21aに垂直な他の透光面21bが偏光ビームスプリッタ16の透光面16dに対向するように配置されており、偏光ビームスプリッタ15からの青色光とシアン色光との合成光が透光面21aに略垂直に入射し、偏光ビームスプリッタ16からの緑色光と赤色光との合成光が透光面21bに略垂直に入射するようになっている。
ダイクロイックプリズム21においては、偏光ビームスプリッタ15の偏光膜151および偏光ビームスプリッタ16の偏光膜161と略直交する方向に配置された、所定の特性を有するダイクロイック膜211により、偏光ビームスプリッタ15から入射した青色光とシアン色光との合成光を透過し、偏光ビームスプリッタ16から入射した緑色光と赤色光との合成光を反射してその光軸を略90°折り曲げることにより、4色の光が合成され、透光面21aに対向する透光面21cから出射される。
ダイクロイックプリズム21の出射側には投射レンズ22,23が配置されており、透光面21aから出射した光が投射レンズ22,23によりスクリーン24上に投射される。
次に、本実施の形態に係る投射型画像表示装置の動作について説明する。
第1の光源系1Aの光源1から出射された青色の光は、コリメートレンズ3によりコリメートされ、偏光板5により偏光ビームスプリッタ7の偏光膜71に対するP偏光とされた後、偏光ビームスプリッタ7に透光面7aから入射する。また、光源2から出射されたシアン色の光は、コリメートレンズ4によりコリメートされ、偏光板6により偏光膜71に対するS偏光とされた後、偏光ビームスプリッタ7に透光面7bから入射する。
偏光ビームスプリッタ7に入射する青色光は偏光膜71に対してP偏光であり、シアン色光は偏光膜71に対してS偏光となっている。したがって、偏光ビームスプリッタ7において、青色光が偏光膜71を透過し、シアン色光が偏光膜71により反射されることにより、青色光とシアン色光とが合成されて透光面7cから出射される。この偏光ビームスプリッタ7から出射された光は、偏光ビームスプリッタ15に透光面15aから入射する。
偏光ビームスプリッタ15に入射する青色光は偏光膜151に対してP偏光であり、シアン色光は偏光膜151に対してS偏光であるため、偏光ビームスプリッタ15において、青色光が偏光膜151を透過し、シアン色光が偏光膜151により反射されることにより、偏光ビームスプリッタ7から入射した青色光とシアン色光とが分光される。
偏光ビームスプリッタ15の偏光膜151を透過した青色光は、青色用の反射型画像表示素子17に入射し、偏光膜151により反射されたシアン色光は、シアン色用の反射型画像表示素子18に入射する。
一方、第2の光源系1Bの光源8から出射された緑色の光は、コリメートレンズ10によりコリメートされ、偏光板12により偏光ビームスプリッタ14の偏光膜141に対するP偏光とされた後、偏光ビームスプリッタ14に透光面14aから入射する。また、光源9から出射された赤色の光は、コリメートレンズ11によりコリメートされ、偏光板13により偏光ビームスプリッタ14の偏光膜141に対するS偏光とされた後、偏光ビームスプリッタ14に透光面14bから入射する。
偏光ビームスプリッタ14に入射する緑色光は偏光膜141に対してP偏光であり、赤色光は偏光膜141に対してS偏光となっている。したがって、偏光ビームスプリッタ14において、緑色光が偏光膜141を透過し、赤色光が偏光膜141により反射されることにより、緑色光と赤色光とが合成されて透光面14cから出射される。この偏光ビームスプリッタ14から出射された光は、偏光ビームスプリッタ16に透光面16aから入射する。
偏光ビームスプリッタ16に入射する緑色光は偏光膜161に対してP偏光であり、赤色光は偏光膜161に対してS偏光であるため、偏光ビームスプリッタ16において、緑色光が偏光膜161を透過し、赤色光が偏光膜161により反射されることにより、偏光ビームスプリッタ14から入射した緑色光と赤色光とが分光される。
偏光ビームスプリッタ16の偏光膜161を透過した緑色光は、緑色用の反射型画像表示素子19に入射し、偏光膜161により反射された赤色光は、赤色用の反射型画像表示素子20に入射する。
各反射型画像表示素子17〜20にそれぞれ入射した各色光は、各反射型画像表示素子17〜20に供給されている各色に対応した画像信号により偏光変調されて反射される。
青色用の反射型画像表示素子17により偏光変調されて反射された青色光は、透光面15cから再度偏光ビームスプリッタ15に入射する。この青色光は、青色用の反射型画像表示素子17により、その偏光方向が偏光ビームスプリッタ15の偏光膜151に対してP偏光からS偏光に変化しているため、偏光膜151により反射されてその光軸が略90°折り曲げられ、透光面21aからダイクロイックプリズム21に入射する。
また、シアン色用の反射型画像表示素子18により偏光変調されて反射されたシアン色光は、透光面15dから再度偏光ビームスプリッタ15に入射する。このシアン色光は、シアン色用の反射型画像表示素子18により、その偏光方向が偏光ビームスプリッタ15の偏光膜151に対してS偏光からP偏光に変化しているため、偏光膜151を透過し、青色光と合成されて透光面21aからダイクロイックプリズム21に入射する。
また、緑色用の反射型画像表示素子19により偏光変調されて反射された緑色光は、透光面16cから再度偏光ビームスプリッタ16に入射する。この緑色光は、緑色用の反射型画像表示素子19により、その偏光方向が偏光ビームスプリッタ16の偏光膜161に対してP偏光からS偏光に変化しているため、偏光膜161により反射されてその光軸が略90°折り曲げられ、透光面21bからダイクロイックプリズム21に入射する。
また、赤色用の反射型画像表示素子20により偏光変調されて反射された赤色光は、透光面16bから再度偏光ビームスプリッタ16に入射する。この赤色光は、赤色用の反射型画像表示素子20により、その偏光方向が偏光ビームスプリッタ16の偏光膜161に対してS偏光からP偏光に変化しているため、偏光膜161を透過し、緑色光と合成されて透光面21bからダイクロイックプリズム21に入射する。
ここで、ダイクロイックプリズム21のダイクロイック膜211の特性について説明する。図2はダイクロイック膜211の特性を示す図、図3は光源1,2,8,9から出射される各色光の波長特性を示す図である。
図2に示すように、ダイクロイック膜211は、約500nm以下の波長領域では透過率がほぼ100%であり、約520nm以上の波長領域では反射率がほぼ100%である。これに対して、光源1,2,8,9から出射される各色光は、図3に示すような波長特性を有しているため、偏光ビームスプリッタ15から入射した青色光とシアン色光との合成光がダイクロイック膜211を透過し、偏光ビームスプリッタ16から入射した緑色光と赤色光との合成光がダイクロイック膜211により反射される。これにより4色の光が合成されてダイクロイックプリズム21から出射される。
ダイクロイックプリズム21から出射された光は、投射レンズ22,23によりスクリーン24上にカラー画像として投影される。
このように本実施の形態によれば、3原色の光源1,8,9に加えてシアン色の光源2を用い、4色の光源1,2,8,9からの光を、各色光に対応した反射型画像表示素子17〜20により変調し、変調した各色光を合成することにより4色の画像を投射するので、3原色では再現が困難な色を再現し、色再現範囲を拡大することができる。
図4は本実施の形態に係る投影型画像表示装置の色再現範囲を説明するための図である。図4では、CIE(国際照明委員会)のXYZ表示系のxy色度図において、本実施の形態に係る投影型画像表示装置の色再現範囲を示している。
図4において、馬蹄形の曲線で示されるスペクトル軌跡SPとその両端を線分でつないだ図形の内部が、世の中に存在する色の存在範囲である。
従来のように3原色の光源を用いた投射型画像表示装置では、図4においてそれぞれ青色、赤色、緑色の色度を示す点A,B,Cを頂点とする△(三角形)ABCの内側の範囲が色再現範囲となる。このように3原色を用いた場合では、スペクトル軌跡SPの描く馬蹄形の中を十分にカバーすることはできず、特に、青色と緑色の中間色であるシアン色の色純度が低くなっていた。
本実施の形態では、3原色の光源1,8,9に加えてシアン色の光源2を用いることで、図4において、点A,B,Cと、シアン色の色度を示す点Dとを頂点とする□(四角形)ADBCの内側の範囲が色再現範囲となる。このように、従来に比べてシアン系の色の色純度が高くなり、色再現範囲が拡大される。
なお、光源1,2,8,9としてはLEDに限らず、レーザ光源等を用いてもよい。
(変形例)
上記実施の形態では、3原色以外の1色としてシアン色を用いたが、3原色以外の1色として黄色を用いてもよい。
本変形例の投射型画像表示装置の構成および動作は上記実施の形態と同様であるが、本変形例では、光源2をシアン色光にかえて赤色光の光源とし、光源9を赤色光にかえて黄色光(Y)の光源とする。これに対応して、反射型画像表示素子18は赤色に対応した画像信号により偏光変調を行い、反射型画像表示素子20は黄色に対応した画像信号により偏光変調を行うものとする。また、ダイクロイックプリズム21のダイクロイック膜211が、図5に示すような特性を有するものとする。
図5に示すように、本変形例において、ダイクロイック膜211は、約480nm以下の波長領域、および約615nm以上の波長領域では透過率がほぼ100%であり、約500〜約595nmの波長領域では反射率がほぼ100%である。これに対して、本変形例において光源1,2,8,9から出射される各色光は、図6に示すような波長特性を有しているため、偏光ビームスプリッタ15から入射した青色光と赤色光との合成光がダイクロイック膜211を透過し、偏光ビームスプリッタ16から入射した緑色光と黄色光との合成光がダイクロイック膜211により反射される。これにより4色の光が合成されてダイクロイックプリズム21から出射される。
このように3原色以外の1色として黄色を用いることで、図7に示すように、点A,B,Cと、黄色の色度を示す点Eとを頂点とする□(四角形)ABECの内側の範囲が色再現範囲となる。このように、従来に比べて黄系の色の色純度が高くなり、色再現範囲が拡大される。
本発明の実施の形態に係る投射型画像表示装置の概略構成図である。 図1に示す投射型画像表示装置のダイクロイック膜の特性を示す図である。 図1に示す投射型画像表示装置の各光源から出射される各色光の波長特性を示す図である。 図1に示す投影型画像表示装置の色再現範囲を説明するための図である。 変形例におけるダイクロイック膜の特性を示す図である。 変形例における各光源から出射される各色光の波長特性を示す図である。 変形例における色再現範囲を説明するための図である。
符号の説明
1,2,8,9 光源
1A 第1の光源系
1B 第2の光源系
3,4,10,11 コリメートレンズ
5,6,12,13 偏光板
7,14,15,16 偏光ビームスプリッタ
17〜20 反射型画像表示素子
21 ダイクロイックプリズム
22,23 投射レンズ
24 スクリーン
71,141,151,161 偏光膜
211 ダイクロイック膜

Claims (2)

  1. 第1、第2の偏光ビームスプリッタをそれらの偏光膜が略一直線になるように配置し、ダイクロイックプリズムをそのダイクロイック膜が前記第1、第2の偏光ビームスプリッタの偏光膜に略直交する方向になるように配置し、かつ前記第1の偏光ビームスプリッタを第1の色光を出射する第1の光源系側に、前記第2の偏光ビームスプリッタを第2、第3の色光を出射する第2の光源系側に、前記ダイクロイックプリズムを投射側にそれぞれ配置し、第1の反射型画像表示素子を前記第1の偏光ビームスプリッタの前記第1の色光が透過する側に配置し、第2の反射型画像表示素子を前記第2の偏光ビームスプリッタの前記第2の色光が透過する側に配置し、第3の反射型画像表示素子を前記第2の偏光ビームスプリッタの偏光膜で前記第3の色光が反射された側に配置して、前記第1乃至第3の色光を前記第1、第2の偏光ビームスプリッタにより各色光に色分解した後、前記第1乃至第3の反射型画像表示素子により各色光の映像信号に対応して変調すると共に反射した後、前記第1、第2の偏光ビームスプリッタ及び前記ダイクロイックプリズムにより色合成した色合成光を出射する投射型画像表示装置であって、
    前記第1の光源系は、色再現範囲を拡大し、前記第1の偏光ビームスプリッタの偏光膜で反射する第4の色光を出射する光源を有し、
    前記第1の偏光ビームスプリッタの前記第4の色光が反射された側に、前記第4の色光の映像信号に対応して前記第4の色光を変調すると共に反射する第4の反射型画像表示素子が配置されていることを特徴とする投射型画像表示装置。
  2. 前記第1の色光は、青色光、前記第2の色光は、緑色光、前記第3の色光は、赤色光、前記第4の色光は、シアン色光或いは黄色光であることを特徴とする請求項1記載の投射型画像表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009109878A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 映像投射装置および立体映像投射システム
CN102705782A (zh) * 2012-05-04 2012-10-03 北京理工大学 一种大色域范围的连续调色装置
JP2014044291A (ja) * 2012-08-27 2014-03-13 Konica Minolta Inc 投射型表示装置

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