JP2009069141A5 - - Google Patents

Claims (7)

1. 基体と、該基体の表面に存在する重合体と、該重合体に結合する第一の標的物質捕捉体とを有し、前記重合体が、下記一般式（１）で示されるカルボキシベタインモノマーの重合体からなり、前記重合体が有するカルボキシル基のうちの一部に、前記第一の標的物質捕捉体が結合しており、前記重合体が有するカルボキシル基のうちの前記第一の標的物質捕捉体が結合していないカルボキシル基の少なくとも一部に一般式（２）に示される化合物が結合していることを特徴とする構造体。
   
   （式中、Ｒ_１は水素原子又はメチル基である。Ｒ_２およびＲ_３は各々独立にメチル基、エチル基、ｎ−プロピル基、ｉｓｏ−プロピル基のいずれかから選ばれる基である。Ｘは酸素原子もしくはＮＨである。ａは１以上５以下の整数である。ｂは１以上４以下の整数である。）
   
   （式中、ｎは１以上４以下の整数であり、且つｎ＋ｂは２以上５以下の整数である。Ｙは、−ＯＳＯ _３ Ｈ、−ＳＯ _３ Ｈのうちのいずれかの基である。また、メチレン基の水素原子は、水酸基、メチル基、ヒドロキシメチル基で置換されていても良い。）
2. 前記一般式（２）に記載の化合物が、アミノメタンスルホン酸、硫酸モノアミノエチルのいずれかであることを特徴とする請求項１に記載の構造体。
3. 前記一般式（１）に記載の化合物が、下記一般式（３）に記載の化合物であることを特徴とする請求項１または２に記載の構造体。
   
   （式中、Ｒ_１は水素原子又はメチル基である。Ｒ_２およびＲ_３は各々独立にメチル基、エチル基、ｎ−プロピル基、ｉｓｏ−プロピル基のいずれかから選ばれる基である。ａは１以上５以下の整数である。ｂは１以上４以下の整数である。）
4. 前記一般式（１）に記載の化合物が、下記の化学式（Ａ）に記載の化合物であり、前記一般式（２）に記載の化合物が、アミノメタンスルホン酸、硫酸モノアミノエチルのいずれかであることを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載の構造体。
   
5. 検出領域を有する基体と、該基体の表面に存在する重合体と、該重合体に結合する第一の標的物質捕捉体とを有し、前記重合体が、下記一般式（１）で示されるカルボキシベタインモノマーの重合体からなり、前記重合体が有するカルボキシル基のうちの一部に、前記第一の標的物質捕捉体が結合しており、前記重合体が有するカルボキシル基のうちの前記第一の標的物質捕捉体が結合していないカルボキシル基の少なくとも一部に一般式（２）に示される化合物が結合していることを特徴とする標的物質検出素子。
   
   （式中、Ｒ_１は水素原子又はメチル基である。Ｒ_２およびＲ_３は各々独立にメチル基、エチル基、ｎ−プロピル基、ｉｓｏ−プロピル基のいずれかから選ばれる基である。Ｘは酸素原子もしくはＮＨである。ａは１以上５以下の整数である。ｂは１以上４以下の整数である。）
   
   （式中、ｎは１以上４以下の整数であり、且つｎ＋ｂは２以上５以下の整数である。Ｙは、−ＯＳＯ _３ Ｈ、−ＳＯ _３ Ｈのうちのいずれかの基である。また、メチレン基の水素原子は、水酸基、メチル基、ヒドロキシメチル基で置換されていても良い。）
6. 請求項５に記載の標的物質検出素子と、標識物質と第二の標的物質捕捉体とからなる標識材料と、からなることを特徴とする標的物質検出キット。
7. 前記検出領域が、磁性物質を検出することができる検出領域であり、前記標識物質が磁性物質であることを特徴とする請求項６に記載の標的物質検出キット。