JP2009068955A - 蛍光x線分析装置及び蛍光x線分析方法 - Google Patents

蛍光x線分析装置及び蛍光x線分析方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009068955A
JP2009068955A JP2007236764A JP2007236764A JP2009068955A JP 2009068955 A JP2009068955 A JP 2009068955A JP 2007236764 A JP2007236764 A JP 2007236764A JP 2007236764 A JP2007236764 A JP 2007236764A JP 2009068955 A JP2009068955 A JP 2009068955A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
luminance
sample
light source
ray
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007236764A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuhiko Otaguro
敦彦 太田黒
Yamato Maeda
大和 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP2007236764A priority Critical patent/JP2009068955A/ja
Publication of JP2009068955A publication Critical patent/JP2009068955A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Abstract

【課題】光源の輝度を適切に調整して光学的画像を取得可能な蛍光X線分析装置を提供する。
【解決手段】試料表面にX線を照射して、試料から発せられた蛍光X線を測定する蛍光X線分析装置であって、X線を照射する箇所(照射箇所)の試料の表面を照明する光源3と、光源を用いて試料を照明しながら試料の照射箇所の画像データを取得する撮像装置4と、照射箇所の画像データに基づいて光源3の輝度を調整する調整部13とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、蛍光X線分析装置及び蛍光X線分析方法に関する。
例えば半導体やストレージの分野における局所の材料分析や不良箇所の解析、生物分野における細胞表面の化学状態の分析に適用可能な分析装置の一つとして、蛍光X線分析装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。蛍光X線分析装置は、1次X線を試料に照射し、それによって試料から放出される固有の2次X線(蛍光X線)を検出し、試料の構成元素や内部構造等を分析する。
蛍光X線分析装置による測定の前後又は測定中において、光源を用いて試料を照明し、撮像装置により試料の実画像(光学的画像)を観察する。従来は、光源の輝度を調整しないか、撮像装置により取得された光学的画像の画像データを観察しながら使用者が手動で輝度を調整していた。
しかしながら、金属、樹脂等の試料の種類や、粉体、液体等の試料の状態により照明光の反射状態が変化するため、光源の輝度を調整しないと、光量が不足又は過剰となって試料の光学的画像の輝度が適切でない場合がある。又、手動で輝度を調整する場合は煩雑であり且つ適切な輝度に調整することができない場合がある。
特開2003−149182号公報
本発明の目的は、光源の輝度を適切に調整して光学的画像を取得可能な蛍光X線分析装置及び蛍光X線分析方法を提供することである。
本願発明の一態様によれば、試料表面にX線を照射して、前記試料から発せられた蛍光X線を測定する蛍光X線分析装置であって、(イ)X線を照射する箇所(照射箇所)の試料の表面を照明する光源と、(ロ)光源を用いて試料を照明しながら、試料の照射箇所の画像データを取得する撮像装置と、(ハ)照射箇所の画像データに基づいて光源の輝度を調整する調整部とを備える蛍光X線分析装置が提供される。
本願発明の他の態様によれば、(イ)試料表面にX線を照射して、試料から発せられた蛍光X線を測定するステップと、(ロ)光源を用いてX線を照射する箇所(照射箇所)の試料の表面を照明しながら試料の照射箇所の画像データを取得するステップと、(ハ)照射箇所の画像データに基づいて光源の輝度を調整するステップとを含む蛍光X線分析方法が提供される。
本発明によれば、光源の輝度を適切に調整して光学的画像を取得可能な蛍光X線分析装置及び蛍光X線分析方法を提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであることに留意すべきである。又、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(蛍光X線分析装置)
本発明の実施の形態に係る蛍光X線分析装置は、図1に示すように、X線を照射する箇所(照射箇所)の試料の表面を照明する光源3と、光源を用いて試料を照明しながら、試料の照射箇所の画像データを取得する撮像装置4と、照射箇所の画像データに基づいて光源3の輝度を調整する調整部13とを備え、試料表面にX線を照射して、試料から発せられた蛍光X線を測定する。
調整部13は、ハードウェア資源であるモジュール(論理回路)として中央演算処理装置(CPU)1に論理的に備えられている。CPU1は、更に撮像制御部11及び測定制御部12を備える。撮像制御部11は、撮像装置4による撮像を制御する信号を撮像装置4に出力するハードウェア資源としてのモジュール(論理回路)である。測定制御部12は、測定装置2による測定を制御する信号を測定装置2に出力するハードウェア資源としてのモジュール(論理回路)である。CPU1には、データ記憶装置5、入力装置6、出力装置7、主記憶装置8及びプログラム記憶装置9等が接続されている。
光源3及び撮像装置4は、蛍光X線を検出して試料を構成する元素の種類や含有量を測定する測定装置2の一部を構成している。このため、測定装置2は、図2に示すように、ステージ22と、ステージ22に載置された試料10に対しX線(1次X線)を照射するX線源23と、試料10からの蛍光X線(2次X線)を検出する検出器24と、ステージ22、X線源23及び検出器24を収納する筐体21とを更に備える。筐体21の一部、例えば、筐体21の上部には、試料10を出し入れし、X線の漏洩を防ぐ開閉可能なカバー25が設けられている。カバー25は、使用者が手動で開閉しても、或いは測定制御部12により制御し自動的に開閉させても良い。
ステージ22は、X、Y、Z方向に移動可能である。ステージ22には、試料10を撮像し、試料10にX線を照射する等の目的で開口部(X線照射口)22aが設けられている。開口部22aの代わりに、X線を透過し且つ透明なガラス板を配置したり、開口部22aと試料10の間にフィルム等の部材を配置しても良い。
X線源23としては、例えば電子線を発射する電子銃と、電子線を所定の1次X線に変えて発射するターゲットを含むX線管等が使用可能である。X線源23は、測定制御部12により制御されてステージ22の開口部22aを介して試料10に1次X線を照射する。検出器24は、1次X線で励起され試料10から放出された蛍光X線等の2次X線を検出する。検出器24により検出された2次X線はCPU1において分析される。図示を省略するが、筐体21内を排気する真空ポンプや、X線を適宜遮断するシャッター等必要な部品が測定装置2に設けられているのは勿論である。
光源3及び撮像装置4は、図2に例示したように測定装置2内のステージ22の下に配置すれば良い。図2に例示した場合であれば、光源3は、ステージ22に設けられた開口部22aを介してX線を照射する箇所(照射箇所)の試料10の表面を照明する。光源3としては、ハロゲンランプ、キセノンランプ又は発光ダイオード(LED)等が使用可能である。撮像装置4は、ステージ22に設けられた開口部22aを介して試料10のX線が照射される箇所(測定箇所)及び光源3による照射箇所の画像データを取得する。撮像装置4としては、CCD等が使用可能である。
図1に示したデータ記憶装置5は、撮像装置4により撮像した試料10の照射箇所の画像データ等をA/D変換後、多値階調データ又は2値データとして記憶する。画像データは、図3に例示するように、マトリクス状に配列した複数の矩形(以下において、それぞれの矩形を「ドット」という。)Dによりドットマトリクスとして構成されている。図3では代表としての1ドットDを斜線で示している。データ記憶装置5は更に、調整部13による光源3の輝度の調整時に用いる基準値を記憶している。基準値は、撮像装置4の特性等により適宜設定可能である。
調整部13は、輝度算出手段131、平均値算出手段132、輝度調整手段133、輝度抽出手段134、重み決定手段135、モード選択手段136及びコントラスト算出手段137を論理的に備える。調整部13による光源3の輝度の調整方法としては、以下で説明するように「平均値モード」と「ピーク保持モード」の2種類を用いる。
「平均値モード」では、輝度算出手段131が図3に示したドットマトリクスをなす画像データ中に含まれるドットD毎に輝度を算出する。平均値算出手段132がドットDの輝度の平均値を算出する。このときのドットDの輝度の平均値としては、画像データ全体に含まれるドットDの輝度平均値を算出しても良く、或いは図4に示すように、画像データに含まれる所望の一部分の範囲A内に含まれる複数のドットD1〜D4毎に輝度を算出し、複数のドットD1〜D4の平均値を算出しても良い(図4では、範囲Aに4つのドットD1〜D4が含まれる例を示した)。
更に、輝度調整手段133がデータ記憶装置5から基準値を読み出して、ドットDの輝度の平均値が基準値と一致するように光源3の輝度を調整する。なお、基準値の代わりに基準範囲であっても良く、ドットDの輝度の平均値が基準範囲内に収まるように調整しても良い。
一方、「ピーク保持モード」では、輝度算出手段131が図3に示した画像データ中に含まれるドットD毎に輝度を算出する。輝度抽出手段134が図5に示すように画像データに含まれる複数のドットDのうち最も明るいドットDmaxの輝度(以下において「ピーク値」という。)を抽出する。このときのピーク値としては、画像データ全体に含まれる複数のドットDのうちから抽出しても良く、或いは図4に示すように画像データに含まれる所望の一部分の範囲A内に含まれる複数のドットD1〜D4のうちからピーク値を抽出しても良い。
更に、輝度調整手段133がデータ記憶装置5から基準値を読み出して、ピーク値が基準値と一致するように光源3の輝度を調整する。又、基準値の代わりに基準範囲であっても良く、ピーク値が基準範囲内に収まるように調整しても良い。
又、輝度の調整方法として、「平均値モード」と「ピーク保持モード」のいずれか一方を択一的に行う他に、「平均値モード」と「ピーク保持モード」を組み合わせて光源3の輝度を調整することも可能である。
重み決定手段135は、「平均値モード」と「ピーク保持モード」とを組み合わせる割合(重み)を決定する。重みは、撮像装置4の特性や、金属、樹脂等の試料10の種類、或いは粉体、液体等の試料10の状態等により適宜設定可能である。例えば光沢のある試料10の場合、「ピーク保持モード」の割合を大きくする。モード選択手段136は「平均値モード」と「ピーク保持モード」のいずれを行うかを選択する。
コントラスト算出手段137は、画像データのコントラストを算出する。例えば、図6に示すように、画像中に含まれる最も明るいドットDmaxの輝度と最も暗いドットDminの輝度との差をコントラストとして算出しても良い。輝度調整手段133は、コントラスト算出手段137により算出されたコントラストも考慮して光源3の輝度を調整しても良い。
入力装置6としては、例えばキーボード、マウス又はマイク等が使用可能である。入力装置6には、測定装置2による測定の指示、撮像装置4による撮像の指示、データ記憶装置5に記憶される基準値及び「平均値モード」と「ピーク保持モード」とを組み合わせる割合等が入力される。出力装置7としては、プリンタ、液晶ディスプレイ又はCRTディスプレイ等を用いることができる。出力装置7は、例えば図7に示すように、データ記憶装置5に記憶された試料10の照射箇所(X線照射箇所)の画像データ等を表示する表示部71や、「平均値モード」と「ピーク保持モード」の組み合わせの割合を調整するつまみ72が配置されている。
図1に示した主記憶装置8としては、例えば半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスクや磁気テープ等が採用可能である。半導体メモリとしては、例えば、ROM及びRAMが採用可能である。ROMは、CPU1において実行されるプログラムを格納しているプログラム記憶装置9等として機能させることが可能である(プログラムの詳細は後述する。)。RAMは、CPU1におけるプログラム実行処理中に利用されるデータ等を一時的に格納したり、作業領域として利用される一時的なデータメモリ等として機能させることが可能である。
(蛍光X線分析方法)
次に、本発明の実施の形態に係る蛍光X線分析装置を用いた蛍光X線分析方法を、図8のフローチャートを参照しながら説明する。
(イ)ステップS10において、試料10をステージ22上に載置し、カバー25を閉めて試料10をセットする。測定装置2が試料10に対してX線測定を行う。測定データはデータ記憶装置5に格納される。
(ロ)ステップS11において、光源3が、X線を照射する箇所(X線照射箇所)の試料10の表面を照明する。光源3を用いて試料10を照明しながら、撮像装置4が試料10の照射箇所(X線照射箇所)の画像データを取得する。取得された試料10の照射箇所(X線照射箇所)の画像データは、各画素のデータをA/D変換後、多値階調データ又は2値データとしてデータ記憶装置5に格納される。
(ハ)ステップS12において、重み決定手段135が、入力装置6から入力された指示や撮像装置4の特性等に基づいて、「平均値モード」と「ピーク保持モード」の組み合わせる割合(重み)を決定する。この重みは、データ記憶装置5に予め記憶していても良い。
(ニ)ステップS13〜S15において「平均値モード」を実行する。ステップS13において輝度算出手段131が画像データ中に含まれる複数のドットD毎に輝度を算出し、ステップS14において平均値算出手段132がドットDの輝度の平均値を算出する。ステップS15において輝度調整手段133がデータ記憶装置5から基準値を読み出して、平均値が基準値と一致するように光源3の輝度の調整値を算出する。
(ホ)ステップS16〜S18において、「ピーク保持モード」を実行する。ステップS16において輝度算出手段131が画像データ中に含まれる複数のドットD毎に輝度を算出し、ステップS17において輝度抽出手段134がドットD毎の輝度のうちピーク値を抽出する。ステップS18において輝度調整手段133がデータ記憶装置5から基準値を読み出して、ピーク値が基準値と一致するように光源3の輝度の調整値を算出する。
(ヘ)ステップS19において、輝度調整手段133が、ステップS12で決定した重みに応じて、ステップS13〜S15の「平均値モード」により算出した調整値と、ステップS16〜S18の「ピーク保持モード」により算出した調整値とを組み合わせた調整値を用いて光源3の輝度を調整する。
本発明の実施の形態に係る蛍光X線分析装置及び蛍光X線分析方法によれば、光源3の輝度を自動的に適切に調整可能となり、光源3が調整された輝度で照明することにより観察しやすい画像データを取得することができる。
なお、図4に示した手順は一例であって特に限定されず、例えばステップS19の手順の後に、光源3が調整された輝度で照明し撮像装置4が画像データを取得する手順、及び測定装置2が試料10に対してX線測定を行う手順等があっても良い。又、ステップS10においてX線測定を行うステップと、ステップS11において光源3を用いて試料10を照明しながら、撮像装置4が試料10の照射箇所(X線照射箇所)の画像データを取得するステップとは同時に行っても良い。
又、図4に示した一連の手順、即ち:試料10の蛍光X線を測定するステップ;光源3を用いて試料10を照明するステップ;試料10の照射箇所(X線照射箇所)の画像データを取得するステップ;画像データに基づいて光源3の輝度を調整するステップ;等は、図4と等価なアルゴリズムのプログラムにより、図1に示した蛍光X線分析装置を制御して実行できる。
このプログラムは、本発明の蛍光X線分析装置を構成するコンピュータシステムのプログラム記憶装置9に記憶させればよい。又、このプログラムは、コンピュータ読取り可能な記録媒体に保存し、この記録媒体を蛍光X線分析装置のプログラム記憶装置9に読み込ませることにより、本発明の実施の形態の一連の手順を実行することができる。
ここで、「コンピュータ読取り可能な記録媒体」とは、例えばコンピュータの外部メモリ装置、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなどのプログラムを記録することができるような媒体などを意味する。具体的には、フレキシブルディスク、CD−ROM,MOディスクなどが「コンピュータ読取り可能な記録媒体」に含まれる。例えば、蛍光X線分析装置の本体は、フレキシブルディスク装置(フレキシブルディスクドライブ)および光ディスク装置(光ディスクドライブ)を内蔵若しくは外部接続するように構成できる。
フレキシブルディスクドライブに対してはフレキシブルディスクを、また光ディスクドライブに対してはCD−ROMをその挿入口から挿入し、所定の読み出し操作を行うことにより、これらの記録媒体に格納されたプログラムをプログラム記憶装置9にインストールすることができる。又、所定のドライブ装置を接続することにより、例えばROMや、磁気テープ装置を用いることもできる。さらに、インターネット等の情報処理ネットワークを介して、このプログラムをプログラム記憶装置9に格納することが可能である。
(変形例)
次に、本発明の実施の形態の変形例として、「平均値モード」と「ピーク保持モード」とを択一的に行う蛍光X線測定方法の一例を、図9のフローチャートを参照しながら説明する。
(イ)ステップS20において、試料10をステージ22上に載置し、カバー25を閉めて試料10をセットする。測定装置2が試料10に対してX線測定を行う。測定データはデータ記憶装置5に格納される。
(ロ)ステップS21において、光源3がX線を照射する箇所(X線照射箇所)の試料10の表面を照明する。光源3を用いて試料10を照明しながら、撮像装置4が試料10の照射箇所(X線照射箇所)の画像データを取得する。取得された試料10の照射箇所(X線照射箇所)の画像データは、各画素のデータをA/D変換後、多値階調データ又は2値データとしてデータ記憶装置5に格納される。
(ハ)ステップS22において、モード選択手段136が、撮像装置4の特性や入力装置6から入力された指示等に応じて、光源3の輝度を調整する方法として「平均値モード」と「ピーク保持モード」のいずれを行うか決定する。
(ニ)ステップS22で「平均値モード」に決定した場合、ステップS23において輝度算出手段131が画像データ中に含まれる複数のドットD毎に輝度を算出する。ステップS24において平均値算出手段132がドットDの輝度の平均値を算出する。ステップS25において輝度調整手段133がデータ記憶装置5から基準値を読み出して、平均値が基準値と一致するように光源3の輝度を調整する。
(ホ)一方、ステップS22で「ピーク保持モード」に決定した場合、ステップS26において輝度算出手段131が画像データ中に含まれる複数のドットD毎に輝度を算出する。ステップS27において輝度抽出手段134がドットD毎の輝度のうちピーク値を抽出する。ステップS28において輝度調整手段133がデータ記憶装置5から基準値を読み出して、ピーク値が基準値と一致するように光源3の輝度を調整する。
本発明の実施の形態の変形例によれば、「平均値モード」と「ピーク保持モード」のいずれを行うか適宜判断し、光源3の輝度を適切に調整することができる。
なお、図9に示した手順は一例であって特に限定されず、例えばステップS28の手順の後に、光源3が調整された輝度で照明し撮像装置4が画像データを取得する手順、及び測定装置2が試料10に対してX線測定を行う手順等があっても良い。又、ステップS20においてX線測定を行うステップと、ステップS21において光源3を用いて試料10を照明しながら、撮像装置4が試料10の照射箇所(X線照射箇所)の画像データを取得するステップとは同時に行っても良い。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。例えば、蛍光X線分析法の方式には、分光結晶を用いた波長分散型と半導体検出器を用いたエネルギー分散型があるが、本発明はいずれの方式にも適用可能である。
更に、実施の形態では、蛍光X線分析装置について例示したが、試料10をステージ22に載置して測定を行う種々の測定装置(分析装置)に適用できることは、上記説明から容易に理解できるであろう。このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施の形態に係る蛍光X線分析装置の論理的な構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る蛍光X線分析装置の測定装置の論理的な構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像データを示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る画像データの範囲を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る画像データの最も明るいドットを示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る画像データの最も明るいドットと最も暗いドットを示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る出力装置の一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る蛍光X線分析方法の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る蛍光X線分析方法の他の一例を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1…中央演算処理装置(CPU)
2…測定装置
3…光源
4…撮像装置
5…データ記憶装置
6…入力装置
7…出力装置
8…主記憶装置
9…プログラム記憶装置
10…試料
11…撮像制御部
12…測定制御部
13…調整部
21…筐体
22…ステージ
22a…開口部
23…X線源
24…検出器
25…カバー
71…表示部
72…つまみ
131…輝度算出手段
132…平均値算出手段
133…輝度調整手段
134…輝度抽出手段
135…決定手段
136…モード選択手段
137…コントラスト算出手段

Claims (6)

  1. 試料表面にX線を照射して、前記試料から発せられた蛍光X線を測定する蛍光X線分析装置であって、
    前記試料の前記X線を照射する箇所の表面を照明する光源と、
    前記光源を用いて前記試料を照明しながら、前記試料の照射箇所の画像データを取得する撮像装置と、
    前記照射箇所の画像データに基づいて前記光源の輝度を調整する調整部
    とを備えることを特徴とする蛍光X線分析装置。
  2. 前記調整部は、
    前記画像データを構成するドットマトリクスのドット毎の輝度を算出する輝度算出手段と、
    前記ドットの輝度の平均値を算出する平均値算出手段と、
    前記平均値に基づいて前記光源の輝度を調整する輝度調整手段
    とを備えることを特徴とする請求項1に記載の蛍光X線分析装置。
  3. 前記調整部は、
    前記画像データを構成するドットマトリクスのドット毎の輝度を算出する輝度算出手段と、
    前記ドット毎の輝度のうち最も明るい輝度を抽出する輝度抽出手段と、
    前記抽出した最も明るい輝度に基づいて前記光源の輝度を調整する輝度調整手段
    とを備えることを特徴とする請求項1に記載の蛍光X線分析装置。
  4. 前記調整部は、
    前記画像データを構成するドットマトリクスのドット毎の輝度を算出する輝度算出手段と、
    前記ドットの輝度の平均値を算出する平均値算出手段と、
    前記ドット毎の輝度のうち最も明るい輝度を抽出する輝度抽出手段と、
    前記平均値及び前記最も明るい輝度に基づいて前記光源の輝度を調整する輝度調整手段
    とを備えることを特徴とする請求項1に記載の蛍光X線分析装置。
  5. 前記調整部は、前記画像データのコントラストを算出するコントラスト算出手段を更に備え、
    前記輝度調整手段は、前記コントラストに基づいて前記光源の輝度を調整することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の蛍光X線分析装置。
  6. 試料表面にX線を照射して、前記試料から発せられた蛍光X線を測定するステップと、
    光源を用いて前記X線を照射する箇所の前記試料の表面を照明しながら前記試料の照射箇所の画像データを取得するステップと、
    前記照射箇所の画像データに基づいて前記光源の輝度を調整するステップ
    とを含むことを特徴とする蛍光X線分析方法。
JP2007236764A 2007-09-12 2007-09-12 蛍光x線分析装置及び蛍光x線分析方法 Withdrawn JP2009068955A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007236764A JP2009068955A (ja) 2007-09-12 2007-09-12 蛍光x線分析装置及び蛍光x線分析方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007236764A JP2009068955A (ja) 2007-09-12 2007-09-12 蛍光x線分析装置及び蛍光x線分析方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009068955A true JP2009068955A (ja) 2009-04-02

Family

ID=40605375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007236764A Withdrawn JP2009068955A (ja) 2007-09-12 2007-09-12 蛍光x線分析装置及び蛍光x線分析方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009068955A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012215483A (ja) * 2011-04-01 2012-11-08 Shimadzu Corp 蛍光x線分析装置
CN106200686A (zh) * 2015-05-04 2016-12-07 宝山钢铁股份有限公司 用于波长色散型固定道x荧光光谱仪分光晶体调整装置和方法
WO2023210633A1 (ja) * 2022-04-28 2023-11-02 株式会社堀場製作所 放射線検出装置及び放射線検出器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012215483A (ja) * 2011-04-01 2012-11-08 Shimadzu Corp 蛍光x線分析装置
CN106200686A (zh) * 2015-05-04 2016-12-07 宝山钢铁股份有限公司 用于波长色散型固定道x荧光光谱仪分光晶体调整装置和方法
WO2023210633A1 (ja) * 2022-04-28 2023-11-02 株式会社堀場製作所 放射線検出装置及び放射線検出器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5267617B2 (ja) 分析装置および分析方法
JP7343551B2 (ja) Ivdアッセイを読み取るためのデバイス
US7663664B2 (en) Absolute intensity determination for a fluorescent light source in low level light imaging systems
US8284245B2 (en) Image processing apparatus, endoscope apparatus and color balance adjusting method
EP2278377B1 (en) Fluorescent-image acquisition apparatus, fluorescent-image acquisition method and fluorescent-image acquisition program
JP7424289B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム、およびプログラム
US9438848B2 (en) Image obtaining apparatus, image obtaining method, and image obtaining program
JP2004347454A (ja) シェーディング補正方法
JP2009068955A (ja) 蛍光x線分析装置及び蛍光x線分析方法
JP4985090B2 (ja) 蛍光x線分析装置、蛍光x線分析方法及びプログラム
TWI464388B (zh) 光校正裝置、生物檢測校正系統及其操作方法
US11940397B2 (en) Radiation detection device, recording medium, and positioning method
JP2009025241A (ja) 蛍光x線分析装置及び蛍光x線分析方法
US20090066960A1 (en) Luminescence Imagining Installation and Method
JP2009002795A (ja) 蛍光x線分析装置
JP7198360B2 (ja) 荷電粒子線装置
JP2010154871A (ja) 骨疾患評価システム、骨疾患評価方法及びプログラム
JP4824527B2 (ja) 試料分析装置
US20150264242A1 (en) Imaging system and imaging method
JP4417100B2 (ja) X線分析方法、x線分析装置及びコンピュータプログラム
JP2002023063A (ja) 紫外線顕微鏡及びその制御方法
JP2009222607A (ja) 試料分析装置の照明制御方法および試料分析装置
JP2020170702A (ja) 二次顕微鏡検出器からの画像を使用した一次顕微鏡検出器からのラベル付き画像の自動生成
JP2007128807A (ja) 電子顕微鏡の露光時間及び照射条件の設定方法
EP4209809A1 (en) Radiography image reading apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20101207