JP2009068466A - 容量可変型斜板式圧縮機 - Google Patents

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尚也 横町
Takayuki Imai
崇行 今井
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Abstract

【課題】対をなすシューを採用した場合でも、無駄な動力損失を生じることのない斜板式圧縮機を提供する。
【解決手段】本発明の容量可変型斜板式圧縮機は、斜板22の表面とピストン14の座面との間に設けられた対をなすシュー23a、23bを採用している。斜板22は、駆動軸13の回転運動を回避するスラスト軸受20及びラジアル軸受21を有するとともに、駆動軸13に対して軸直角の仮想面となす傾斜角θを変更可能に構成されている。シリンダブロック1には、傾斜角θが設定角を超えれば斜板22から離反し、傾斜角θが設定角を下回れば斜板22をシリンダボア1aから離れる方向に付勢するコイルばね30が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は容量可変型斜板式圧縮機に関する。
従来、特許文献1開示の斜板式圧縮機が知られている。この圧縮機は、シリンダブロックとフロントハウジングとリヤハウジングとによりハウジングが構成されており、シリンダブロックには複数個のシリンダボアが貫設されている。リヤハウジングには弁ユニットを介して各シリンダボアと連通する吸入室及び吐出室が形成されている。また、フロントハウジングとシリンダブロックとによりクランク室が形成され、フロントハウジングとシリンダブロックとには駆動軸が回転可能に支承されている。また、各シリンダボア内にはピストンが往復動可能に収納されており、各ピストンはそれぞれシリンダボア内に圧縮室を形成している。
クランク室内では駆動軸と同期回転する斜板が設けられており、斜板とフロントハウジングとの間にはスラスト軸受が設けられている。また、斜板と各ピストンとの間には、斜板の揺動運動を各ピストンの往復動に変換する運動変換機構が設けられている。この圧縮機の運動変換機構は、具体的には、斜板に対して各ピストン側に設けられた揺動板と、揺動板と斜板との間に設けられ、揺動板に自己の表面の揺動運動のみを行わせる軸受とを有している。各ピストンには球部が形成されており、各球部は斜板に接続されている。また、シリンダブロックと揺動板との間には、常時揺動板を斜板側に付勢する押圧ばねが設けられている。
この圧縮機では、駆動軸の駆動に伴って斜板が回転すると、揺動板を介して各ピストンがシリンダボア内で往復動し、これにより吸入室から圧縮室内に冷媒ガスが吸入され、冷媒ガスは圧縮された後、吐出室へ吐出される。この間、この圧縮機では、揺動板と斜板との間に軸受が設けられ、かつピストンの球部を斜板に接続しているため、揺動板が斜板とともに回転しようとするいわゆる連れ回りを防止することが可能になっている。また、押圧ばねが揺動板を斜板側に常時付勢していることから、揺動板の軸方向のガタツキも防止されている。
特開平10−9132号公報
しかし、上記圧縮機は、押圧ばねによって常時揺動板を付勢しているため、押圧ばねの付勢力が揺動板、軸受、斜板及びスラスト軸受に常に作用し、これがスラスト軸受のころがり抵抗となって常に動力損失を生じてしまう。
特に、耐久性向上等のために、斜板の表面とピストンの座面との間に対をなすシューを設ける場合、ピストンの球部で行う斜板の連れ回りの防止も上記のような押圧ばねで行うとすれば、そのために強い付勢力で斜板を付勢する必要があり、より動力損失が大きくなってしまう。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、対をなすシューを採用した場合でも、無駄な動力損失を生じることのない斜板式圧縮機を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の容量可変型斜板式圧縮機は、シリンダボアを有するハウジングと、該ハウジングに回転可能に支承された駆動軸と、該シリンダボア内に往復動可能に収納されたピストンと、該駆動軸と該ピストンとの間に設けられ、該駆動軸の回転運動で自己の表面を揺動させる斜板と、該斜板と該ピストンとの間に設けられ、該斜板の揺動運動を該ピストンの往復動に変換する運動変換機構とを備え、
前記運動変換機構は、前記斜板の表面と前記ピストンの座面との間に設けられた対をなすシューであり、
該斜板は、前記駆動軸の回転運動を回避する軸受を有するとともに、前記駆動軸に対して軸直角の仮想面となす傾斜角を変更可能に構成され、
前記ハウジングには、前記傾斜角が設定角を超えれば前記斜板から離反し、該傾斜角が該設定角を下回れば該斜板を前記シリンダボアから離れる方向に付勢する付勢部材が設けられていることを特徴とする。
本発明の圧縮機は、最大容量時等、傾斜角が設定角を超えれば、付勢部材の付勢力で斜板を付勢せず、付勢部材によって動力損失を生じることを防止できる。また、この際、斜板の連れ回りは大きな圧縮反力によって防止できる。最小容量時等、傾斜角が設定角を下回れば、小さな圧縮反力であっても、斜板を付勢部材の付勢力によって付勢して斜板の連れ回りを防止できる。瞬間的に斜板が連れ回りしようとすれば、付勢部材の変形によって斜板をやや連れ回りさせて損傷を防止することもできる。
したがって、本発明の圧縮機は、吐出容量を変更するための斜板の構成を斜板の連れ回りの防止に巧みに利用し、対をなすシューを採用した場合でも、無駄な動力損失を生じることを防止することができる。
設定角は、斜板の傾斜角が最大となる角度と、斜板の傾斜角が最小となる角度との間で設定され得る。設定角は斜板の連れ回りを防止できない最低の圧縮反力を生じる傾斜角で設定されることが無駄な動力損失の防止の点で好ましい。
付勢部材としては、単一又は複数個のコイルばね、板ばね等を採用することができる。ハウジングに付勢部材を設ける形態も、シリンダブロックに軸方向に延びるコイルばねを設ける形態や、シリンダブロックとフロントハウジングとの間に板ばねを設ける形態等を採用し得る。
本発明の圧縮機では、駆動軸と斜板との間には、駆動軸と同期回転しつつ傾斜角を変更可能であり、斜板との間に軸受が設けられた回転板を備えていることができる。このような圧縮機は、いわゆる2枚斜板タイプであり、シューの採用とともに、上記のようなピストンに球部を形成した圧縮機と比べ、耐久性向上の効果が大きい。
付勢部材の斜板側には当て部材が設けられ、該当て部材と該斜板とには互いに嵌合する嵌合部が形成されていることが好ましい。斜板と付勢部材とが直接接触すると、斜板が仮に連れ回りすることによって斜板や付勢部材が劣化するおそれがあるが、当て部材を採用することにより、そのような斜板や付勢部材の劣化を防止することができる。また、当て部材及び斜板の嵌合部が互いに嵌合することにより、機械的に斜板の連れ回りを防止できる。過大な力が作用すれば、付勢部材の変形により斜板をやや連れ回りさせて損傷を防止することもできる。
付勢部材の斜板側には当て部材が設けられ、当て部材と斜板とには互いに当接して摩擦抵抗を生じる摩擦部が形成されていることも好ましい。斜板と付勢部材とが直接接触すると、斜板が仮に連れ回りすることによって斜板や付勢部材が劣化するおそれがあるが、当て部材を採用することにより、そのような斜板や付勢部材の劣化を防止することができる。また、摩擦力によって斜板の連れ回りを防止できる。摩擦抵抗を超える過大な力が作用すれば、摩擦部がやや滑って斜板を連れ回りさせて損傷を防止することもできる。
付勢部材は、ハウジングに固定されていることが好ましい。最大容量時等、傾斜角が設定角を超えた状態において、付勢部材を確実に保持できる。
以下、本発明を具体化した実施例1〜5を図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、実施例1の斜板式圧縮機は、CO2を冷媒とする容量可変型のものであり、シリンダブロック1とフロントハウジング2とリヤハウジング3とによりハウジングが構成されており、シリンダブロック1には複数個のシリンダボア1aが貫設されている。なお、図1において、左方を圧縮機の前方とし、右方を圧縮機の後方とする。
リヤハウジング3には弁ユニット4を介して各シリンダボア1aと連通する吸入室5及び吐出室6が形成されている。また、フロントハウジング2とシリンダブロック1とによりクランク室7が形成され、フロントハウジング2とシリンダブロック1とには軸孔2a、1bが形成されている。軸孔2aにはラジアル軸受8及び軸封装置9が設けられ、軸孔1bにはラジアル軸受10及びスラスト軸受11が設けられ、スラスト軸受11と弁ユニット4との間には押圧ばね12が設けられている。駆動軸13は、一端がフロントハウジング2から突出した状態でこれらラジアル軸受8等により回転可能に支承されている。また、各シリンダボア1a内にはピストン14が往復動可能に収納されており、各ピストン14はそれぞれシリンダボア1a内に圧縮室を形成している。
クランク室7内では駆動軸13にラグプレート15が固定されており、ラグプレート15とフロントハウジング2との間にはスラスト軸受16が設けられている。また、駆動軸13には、駆動軸13に対して軸直角の仮想面となす傾斜角θが変更可能な回転板17が挿通されている。ラグプレート15と回転板17との間にはリンク機構18が設けられているとともに、ラグプレート15と回転板17とを離れる方向に付勢する押圧ばね19が設けられている。また、回転板17の背面にはスラスト軸受20及びラジアル軸受21を介して斜板22が設けられている。
また、回転板17及び斜板22と各ピストン14との間には、回転板17及び斜板22の揺動運動を各ピストン14の往復動に変換する運動変換機構が設けられている。この圧縮機の運動変換機構は、具体的には、回転板17の表面とピストン14の前側の座面との間に設けられたシュー23aと、斜板22の表面とピストン14の後側の座面との間に設けられたシュー23bとからなる。各シュー23a、23bは略半球状をなしている。こうして、この圧縮機は、いわゆる2枚斜板タイプであるとともに、シュー23a、23bの採用により、耐久性の向上を実現している。
また、リヤハウジング3には容量制御弁24が収納されている。容量制御弁24は、検知通路3aにより吸入室5に連通し、給気通路3bにより吐出室6とクランク室7とを連通させている。容量制御弁24は、吸入室5の圧力を検知することにより、給気通路3bの開度を変更し、圧縮機の吐出容量を変更している。また、クランク室7と吸入室5とは抽気通路1cによって連通している。吐出室6には配管25によって凝縮器26、膨張弁27及び蒸発器28が接続されており、蒸発器28は配管25によって吸入室5に接続されている。駆動軸13には、車両の走行駆動源でもある外部駆動源としてのエンジンEが電磁クラッチ又はプーリからなる動力伝達機構PTを介して作動連結されている。
また、この圧縮機では、シリンダブロック1のクランク室7側に駆動軸13と同軸のばね座1dが形成され、ばね座1dに付勢部材としての単一のコイルばね30が固定されている。コイルばね30の斜板22側には、図2にも示すように、環状の当て部材31が固定されている。当て部材31の前面には斜板22側に突出する凸部31aが形成されている。一方、斜板22には後方に延びるボス22aが形成されており、ボス22aには凸部31aが嵌合する切り欠き22bが形成されている。凸部31a及び切り欠き22bが嵌合部である。コイルばね30は、傾斜角θが設定角を超えれば斜板22から離反し、傾斜角θが設定角を下回れば斜板22をシリンダボア1aから離れる方向に付勢するようになっている。
上記のように構成された圧縮機では、駆動軸13が回転することによりラグプレート15及び回転板17が同期回転する。回転板17が回転すると、スラスト軸受20及びラジアル軸受21の作用によって回転板17と斜板22との間には相対回転が生じ、斜板22の回転速度は回転板17の回転速度よりも低下する。回転板17及び斜板22の揺動運動はシュー23a、23bによってピストン14の往復動に変換される。これにより、ピストン14のヘッド側に形成される圧縮室が容積変化をする。このため、吸入室5内の冷媒ガスは圧縮室内に吸入されて圧縮された後、吐出室6内に吐出される。こうして圧縮機、凝縮器26、膨張弁27及び蒸発器28からなる冷凍回路で冷凍作用が行われる。
この間、容量制御弁24がクランク室7内の圧力を変更することにより、リンク機構18は、回転板17及び斜板22の傾角変動をラグプレート15に対して許容し、圧縮機の吐出容量が変更される。
図3に示すように、回転板17及び斜板22の傾斜角θが設定角を超えて最大となった最大容量時には、斜板22と当て部材31とが離反しているため、コイルばね30は斜板22を付勢しない。このため、この際には、コイルばね30の付勢力が斜板22、スラスト軸受20、ラジアル軸受21、回転板17、ラグプレート15及びスラスト軸受16に作用せず、スラスト軸受20、ラジアル軸受21及びスラスト軸受16のころがり抵抗が小さいことで小さな動力損失を実現する。また、この際、傾斜角θが大きいことにより圧縮室からピストン14、シュー23bを経て斜板22に付与される圧縮反力は大きく、斜板22の連れ回りはこの大きな圧縮反力によって防止される。コイルばね30はシリンダブロック1のばね座1dに固定されているため、この状態で脱落することはない。
また、図4に示すように、回転板17及び斜板22の傾斜角θが設定角を下回って0又はほとんど0となった最小容量時には、斜板22と当て部材31とが当接し、当て部材31の凸部31aと斜板22の切り欠き22bとが互いに嵌合する。このため、この状態では、傾斜角θが小さいことにより圧縮反力が小さくても、斜板22をコイルばね30の付勢力によって付勢して斜板22の連れ回りを防止できる。この状態で瞬間的に斜板22が連れ回りしようとすれば、コイルばね30がやや捩れることとなるが、このコイルばね30の捩れはコイルばね30の付勢力で復帰し、斜板22の継続的な連れ回りは防止される。こうして、斜板22、当て部材31及びコイルばね30の損傷は防止される。また、当て部材31の採用により、斜板22とコイルばね30の直接接触による劣化は防止される。
したがって、この圧縮機は、吐出容量を変更するための斜板22の構成を斜板22の連れ回りの防止に巧みに利用し、対をなすシュー23a、23bを採用した場合でも、無駄な動力損失を生じることを防止することができる。
実施例2の圧縮機は、図5に示すように、当て部材32の前面に摩擦層32aが形成され、斜板22のボス22aには摩擦層32aと当接する摩擦層22cが形成されている。摩擦層32a、22cは公知のブレーキパッド等と同様のものである。これら摩擦層32a、22cが摩擦部である。他の構成は実施例1と同様である。
この圧縮機では、摩擦層32a、22cが互いに当接することによって生じる摩擦力によって斜板22の連れ回りを防止できる。瞬間的に過大な力が作用すれば、摩擦層32a、22cがやや滑るとともにコイルばね30が捩れ、斜板22を連れ回りさせる。こうして、斜板22、当て部材32及びコイルばね30の損傷は防止される。他の作用効果は実施例1と同様である。
実施例3の圧縮機では、図6に示すように、シリンダブロック1のクランク室7側に複数個のばね座1eが形成されている。各ばね座1eは駆動軸13と同軸に各々等間隔で整列している。各ばね座1eに付勢部材としての各々コイルばね33、34等(2個のみ図示)が固定されている。コイルばね33、34等の斜板22側には環状の当て部材35が固定されている。当て部材35の前面には斜板22側に突出する凸部35aが形成されている。他の構成は実施例1と同様である。
この圧縮機では、一のコイルばねが劣化したとしても、他のコイルばねによって本発明の作用効果を持続することが可能である。他の作用効果は実施例1と同様である。
実施例4の圧縮機では、図7に示すように、シリンダブロック1のクランク室7側に複数個のばね座1fが形成されている。各ばね座1fは駆動軸13と同軸に各々等間隔で整列している。各ばね座1fには付勢部材としての各々板ばね36、37等(2個のみ図示)が固定ねじ38によって固定されている。板ばね36、37等の斜板22側には環状の当て部材39が固定されている。当て部材39の前面には斜板22側に突出する凸部39aが形成されている。他の構成は実施例1と同様である。
この圧縮機においても、実施例3の圧縮機と同様の作用効果を奏することができる。なお、各板ばね36、37等をシリンダブロック1とフロントハウジング2とで挟持し、シリンダボア1aを回避して斜板22まで延ばすことも可能である。
実施例5の圧縮機では、図8に示すように、実施例1の回転板17とは異なる回転板40が挿通されている。回転板40の背面にはスラスト軸受41及びラジアル軸受42を介して斜板43が設けられている。斜板43の前後の表面とピストン14の座面との間に対をなすシュー23a、23bが設けられている。
また、この圧縮機では、シリンダブロック1のクランク室7側に駆動軸13と同軸のばね座1gが形成され、ばね座1gに付勢部材としての単一のコイルばね44が固定されている。コイルばね44は、傾斜角θが設定角を超えれば斜板43から離反し、傾斜角θが設定角を下回れば斜板43をシリンダボア1aから離れる方向に付勢するようになっている。他の構成は実施例1と同様である。
上記のように構成された圧縮機では、駆動軸13が回転することによりラグプレート15及び回転板40が同期回転する。回転板40が回転すると、スラスト軸受41及びラジアル軸受42の作用によって斜板43は回転しない。このため、シュー23a、23bを介してピストン14がシリンダボア1a内を往復動する。この圧縮機においても、実施例1の圧縮機と同様の作用効果を奏することができる。
以上において、本発明を実施例1〜5に即して説明したが、本発明は上記実施例1〜5に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施例1の圧縮機において、当て部材31に切り欠きを形成し、斜板22に凸部を形成することも可能である。また、実施例5の圧縮機において、実施例1や実施例2の当て部材31、32を採用することも可能である。
本発明は車両用空調装置に利用可能である。
実施例1の容量可変型斜板式圧縮機の縦断面図である。 実施例1の容量可変型斜板式圧縮機に係り、要部分解斜視図である。 実施例1の容量可変型斜板式圧縮機に係り、最大容量時の要部断面図である。 実施例1の容量可変型斜板式圧縮機に係り、最小容量時の要部断面図である。 実施例2の容量可変型斜板式圧縮機に係り、最大容量時の要部断面図である。 実施例3の容量可変型斜板式圧縮機に係り、最大容量時の要部断面図である。 実施例4の容量可変型斜板式圧縮機に係り、最大容量時の要部断面図である。 実施例5の容量可変型斜板式圧縮機の縦断面図である。
符号の説明
1a…シリンダボア
1、2、3…ハウジング(1…シリンダブロック、2…フロントハウジング、3…リヤハウジング)
13…駆動軸
14…ピストン
22、43…斜板
23a、23b…運動変換機構、シュー
20、21、41、42…軸受(20、41…スラスト軸受、21、42…ラジアル軸受)
θ…傾斜角
30、33、34、36、37、44…付勢部材(30、33、34、44…コイルばね、36、37…板ばね)
17、40…回転板
31、32、35、39…当て部材
31a、22b、35a、39a…嵌合部(31a、35a、39a…凸部、22b…切り欠き)
32a、22c…摩擦部(32a、22c…摩擦層)

Claims (5)

  1. シリンダボアを有するハウジングと、該ハウジングに回転可能に支承された駆動軸と、該シリンダボア内に往復動可能に収納されたピストンと、該駆動軸と該ピストンとの間に設けられ、該駆動軸の回転運動で自己の表面を揺動させる斜板と、該斜板と該ピストンとの間に設けられ、該斜板の揺動運動を該ピストンの往復動に変換する運動変換機構とを備え、
    前記運動変換機構は、前記斜板の表面と前記ピストンの座面との間に設けられた対をなすシューであり、
    該斜板は、前記駆動軸の回転運動を回避する軸受を有するとともに、前記駆動軸に対して軸直角の仮想面となす傾斜角を変更可能に構成され、
    前記ハウジングには、前記傾斜角が設定角を超えれば前記斜板から離反し、該傾斜角が該設定角を下回れば該斜板を前記シリンダボアから離れる方向に付勢する付勢部材が設けられていることを特徴とする容量可変型斜板式圧縮機。
  2. 前記駆動軸と前記斜板との間には、該駆動軸と同期回転しつつ前記傾斜角を変更可能であり、該斜板との間に前記軸受が設けられた回転板を備えている請求項1記載の容量可変型斜板式圧縮機。
  3. 前記付勢部材の前記斜板側には当て部材が設けられ、該当て部材と該斜板とには互いに嵌合する嵌合部が形成されている請求項1又は2記載の容量可変型斜板式圧縮機。
  4. 前記付勢部材の前記斜板側には当て部材が設けられ、該当て部材と該斜板とには互いに当接して摩擦抵抗を生じる摩擦部が形成されている請求項1又は2記載の容量可変型斜板式圧縮機。
  5. 前記付勢部材は、前記ハウジングに固定されている請求項1乃至4のいずれか1項記載の容量可変型斜板式圧縮機。
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