JP2009068384A - 密閉型圧縮機の支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】密閉型圧縮機が起動または停止するなど回転速度が急変するときに、密閉型圧縮機から発生する異音を低減する。
【解決手段】マウント105の取付孔105aの内径部を水平方向に拘束する支持体141の挿入部141bのマウント105近傍の内径壁面に開口する空隙を周設したもので、密閉容器101aをマウント105の水平方向へ動かすことで回転子の慣性力を逃がし、電動要素または圧縮要素が密閉容器101aの内部と衝突しにくくするので、密閉型圧縮機が起動または停止するなど回転速度が急変する時に発生する異音を低減させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、家庭用冷蔵庫または業務用冷蔵庫、空気調和機等に搭載される密閉型圧縮機の支持装置に関するものである。
従来の密閉型圧縮機の支持装置としては、挿入部と受け部とを同じ硬度の材料で一体に形成した支持体を密閉型圧縮機に取り付けることにより、密閉型圧縮機の運転中に発生する垂直方向および水平方向の振動を吸収するとしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら従来の密閉型圧縮機の支持装置を説明する。
図7は、従来の密閉型圧縮機の縦断面図、図8は、同従来の密閉型圧縮機の要部拡大断面図を示すものである。
図7、図8において、密閉型圧縮機1は支持装置60を介して、冷蔵庫などのエンジンルーム下部に設置された板状の基板31の上に支持されている。
密閉型圧縮機1は、密閉容器1a内に冷媒2が充填するとともに、複数のスプリング3によって弾性支持された電動要素11と電動要素11によって駆動される圧縮要素21とを収納している。
電動要素11は、外部電源(図示せず)と繋がっている固定子12と、固定子12の内側と所定の間隙を有して配置された回転子13から構成している。
圧縮要素21は、主軸部22aと偏芯軸部22bとを有し、下方に回転子13を固着しているシャフト22と、固定子12の上方に固定され、圧縮室23aを形成するブロック23と、圧縮室23a内で往復運動するピストン25と、ピストン25と偏芯軸部22bとを連結する連結手段26とを備え、レシプロ式の圧縮機構を構成している。
次に支持装置60について説明する。
密閉容器1aの外周部には、略水平方向に延出した一対のマウント5が固定され、マウント5には各々複数の取付孔5aが穿設されている。
また、基板31の上には上記複数の取付孔5aに対応する位置にボルト32が立設されており、支持体41はボルト32に嵌入され、マウント5を介して密閉型圧縮機1を基板31上に支持している。
支持体41は、ボルト32が嵌入されるボルト孔41aと、取付孔5aの内径部に挿入されマウント5を水平方向に拘束する挿入部41bと、マウント5の取付孔5a近傍を重力方向に支持する受け部41cを備えており、ボルト32の先端部に螺着されたナット33によって抜けないよう固定されている。
なお、挿入部41bと受け部41cは同じ硬度の同じ材料で一体に形成している。
また、ボルト孔41aは均一な直径を形成する円筒形をしており、ボルト32と全域に亘ってほぼ密着に近い状態となっている。
以上のように構成された密閉型圧縮機1の支持装置60について、以下その動作を説明する。
固定子12に外部電源より通電がされると、回転子13はシャフト22と共に回転する。これに伴いシャフト22の偏芯軸部22bは偏芯運動を行ない、連結手段26を介してピストン25が圧縮室23a内で往復運動し、冷媒2を圧縮室23a内に吸入し圧縮するという所定の圧縮動作を行う。
そして、密閉型圧縮機の起動時または停止時といった回転速度が急変する時に発生するマウント5からの荷重を、挿入部41bを含め支持体41で受けている。
特開平2−298678号公報
しかしながら、上記従来の構成では、密閉型圧縮機1の起動時または停止時といった回転速度が急変するときに、密閉型圧縮機1から異音を発生することがあった。これは回転子13の慣性力が電動要素11と圧縮要素21を回転させ、電動要素11または圧縮要素21が密閉容器1aの内部と衝突してしまうためである。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、密閉型圧縮機の起動時または停止時といった回転速度が急変する時に発生する異音を低減することができる密閉型圧縮機の支持装置を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために本発明の密閉型圧縮機の支持装置は、取付孔を設けたマウントと、マウントを支持する弾性体からなる支持体を有し、弾性体は取付孔の内径部を水平方向に拘束するとともに、マウント近傍の内径壁面に開口する空隙を周設したもので、密閉型圧縮機の起動時または停止時といった回転速度が急変する時に、密閉容器がマウントの水平方向へ動くことができる構成とすることで、回転子の慣性力を逃がして電動要素や圧縮要素が密閉容器の内部と衝突することを防止するという作用を有する。
本発明の密閉型圧縮機の支持装置は、密閉型圧縮機の起動時または停止時といった回転速度が急変する時に、密閉容器がマウントの水平方向へ動くことができる構成とすることで、回転子の慣性力を逃がして電動要素や圧縮要素が密閉容器の内部と衝突することを防止し、異音の発生を低減することができる。
請求項1に記載の発明は、基板上に立設されたボルトと、取付孔を設けたマウントと、前記ボルトに挿入され前記マウントを支持する弾性体からなる支持体を有し、前記支持体は、前記ボルトが貫通するボルト孔と、前記取付孔の内径部を水平方向に拘束する挿入部と、前記マウントの前記取付孔近傍を重力方向に支持する受け部を備えるとともに、前記挿入部の前記マウント近傍の内径壁面に開口する空隙を周設したもので、密閉型圧縮機の起動時または停止時といった回転速度が急変する時に、密閉容器がマウントの水平方向へ動くことができる構成とすることで、回転子の慣性力を逃がして電動要素や圧縮要素が密閉容器の内部と衝突することを防止し、異音の発生を低減することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、空隙の深さを2mm以上としたもので、支持体の重力方向の剛性を十分に確保した上で、支持体の挿入部の水平方向の剛性のみが低下するため、密閉容器がマウントの水平方向へ十分に動くことができるので、請求項1に記載の発明の効果に加えて、さらに異音の発生を低減することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2記載の発明において、挿入部の材料を硬度35度以下のゴム材料で構成したものであり、支持体の重力方向の剛性をあまり低下させることなく、密閉容器がマウントの水平方向へ十分に動くことができるので、請求項1または請求項2に記載の発明の効果に加えて、さらに異音の発生を低減することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1または請求項2記載の発明において、挿入部の材料を硬度35度以下のエラストマー樹脂で構成したものであり、支持体の重力方向の剛性をあまり低下させることなく、密閉容器がマウントの水平方向へ十分に動くことができ、さらに挿入部を射出成形で生産することができるので、請求項1または請求項2に記載の発明の効果に加えて、さらに異音の発生を低減することができるとともに、支持体を安価に製造することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項3または請求項4記載の発明において、受け部の材料を少なくとも一部が硬度50度以上のゴム材料で構成したものであり、支持体の重力方向の剛性が十分高くなるので、請求項3または請求項4に記載の発明の効果に加えて、密閉型圧縮機の重量による支持体の重力方向の経年変化を小さくすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の縦断面図、図2は、同実施の形態における要部拡大断面図、図3は、同実施の形態における要部拡大断面図、図4は、同実施の形態における支持体の構造図、図5は、同実施の形態における要部拡大断面図、図6は、同実施の形態における支持体の構造図を示すものである。
図1、図2において、密閉型圧縮機101は支持装置160を介して、冷蔵庫などのエンジンルーム下部に設置された板状の基板131の上に支持されている。
密閉型圧縮機101は、密閉容器101a内に冷媒102が充填するとともに、複数のスプリング103によって弾性支持された電動要素111と電動要素111によって駆動される圧縮要素121とを収納している。
電動要素111は、外部電源(図示せず)と繋がっている固定子112と、固定子112の内側と所定の間隙を有して配置された回転子113から構成している。
圧縮要素121は、主軸部122aと偏芯軸部122bとを有し、下方に回転子113を固着しているシャフト122と、固定子112の上方に固定され、圧縮室123aを形成するブロック123と、圧縮室123a内で往復運動するピストン125と、ピストン125と偏芯軸部122bとを連結する連結手段126とを備え、レシプロ式の圧縮機構を構成している。
次に支持装置160について説明する。
密閉容器101aの外周部には、略水平方向に延出した一対のマウント105が固定され、マウント105には各々複数の取付孔105aが穿設されている。
また、基板131の上には上記複数の取付孔105aに対応する位置にボルト132が立設されており、支持体141の中央に設けたボルト孔141aにボルト132を貫通させて、基板131の上に支持体141が載置されている。そして、ボルト132の先端部に螺着されたナット133により、マウント105および支持体141がボルト132から抜けないよう固定されている。
支持体141の上部には挿入部141bが形成され、挿入部141bは取付孔105aの内径部に挿入されており、また支持体141の下部には受け部141cが形成され、マウント105を介して密閉型圧縮機101の自重を支えている。
空隙141dは、マウント105の水平方向の挿入部141bの内径壁面に開口して周設されている。具体的には空隙141dの深さを2mmとしている。
挿入部141bは、比較的硬度の低い材料で形成されており、具体的には硬度32度の塩素化ブチルゴムで形成している。なお、挿入部141bはマウント105の水平方向の動きを規制しており、密閉型圧縮機101が起動または停止するなど回転速度が急変する時に発生するマウント105の水平方向の動きを十分に逃がすために、挿入部141bの硬度は35度以下としている。
受け部141cは、比較的硬度の高い材料で形成されており、具体的には硬度53度のエチレンプロピレンゴムで形成している。なお、受け部141cはマウント105を重力方向に支持しており、密閉型圧縮機101の自重による経年変化により、大きく変形してしまうことを防止するために、受け部141cの硬度は50度以上としている。
以上のように構成された密閉型圧縮機101の支持装置160について、以下その動作を説明する。
固定子112に外部電源より通電がされているとき、回転子113はシャフト122と共に回転する。これに伴い偏芯軸部122bの偏芯運動は連結手段126を介してピストン125を圧縮室123a内で往復運動させ、吸入ガスを圧縮する所定の圧縮動作を行う。
この際、圧縮要素121の振動は複数のスプリング103を介して密閉容器101aに伝わるが支持体141によって減衰されることで基板131への伝達が減衰される。
外部電源から固定子112に通電が開始された瞬間(起動する時)、回転子113が瞬間的に回転を開始するため、反作用で電動要素111と圧縮要素121を回転させ、同回転はスプリング103を介して密閉容器101aおよびマウント105に、主軸部122aの軸を中心とする円の接線方向に衝撃的な荷重を与える。
また、外部電源から固定子112への通電が遮断された瞬間(停止する時)、回転子113には慣性力が残っているため、電動要素111と圧縮要素121を回転させ、スプリング103を介して密閉容器101aおよびマウント105に、主軸部122aの軸を中心とする円の接線方向に衝撃的な荷重を与える。
従って、マウント105には略水平方向の荷重が作用し、結果としてマウント105に略水平方向の衝撃が発生する。
しかしながら、起動または停止する時に発生するマウント105の略水平方向への衝撃は、比較的硬度の低い材料で形成されているために水平方向への剛性が弱いために挿入部141bにて拘束されることなく吸収される。
そのため、マウント105に生じた略水平方向への衝撃は、ほとんど受け部141cには伝わらず、さらに挿入部141bが変形しても空隙141dが設けられているために、挿入部141bで受けた衝撃がボルト132にも伝わらないため、結果として、マウント105に生じた略水平方向への衝撃は基板131に伝わらず、基板131の動きや振動を低減することができる。
以上の通り、マウント105の水平方向の衝撃的な動きを支持体141で拘束することなく大きく逃がしてやることができるので、密閉型圧縮機101の起動時または停止時といった回転速度が急変する時に、密閉容器101aが電動要素111または圧縮要素121と同じ動きとなる方向にマウント105及び密閉容器101aが僅かに回転できる。
従って、密閉容器101aの内部と電動要素111または圧縮要素121との距離が急激に縮まることを防止し、密閉容器101aの内部と電動要素111または圧縮要素121の衝突を避けることができる。
そのため、密閉型圧縮機101が起動または停止するなど回転速度が急変する時に、密閉容器101aの内部と電動要素111または圧縮要素121とが衝突することに起因する異音を防止することができる。
さらに、基板131の振動を低減することができ、密閉型圧縮機101を搭載している冷蔵庫などの振動を低減することができる。
また、比較的高い硬度の材料で構成される受け部141cは重力方向への剛性が高く、マウント105を介して密閉型圧縮機101の自重を十分に支えることができるため、支持体141の経年変化によるへたりを防ぎ、高い信頼性を備えることができる。
なお、本実施の形態において、使用する冷媒102を特に例示しなかったが、起動または停止するなど回転速度が急変する時に電動要素111または圧縮要素121の回転が大きくなる吸入圧力が高い、例えばR22、R502、R404A、R407C、R410A、R290を用いた場合等には特に得られる効果が大きい。
また、本実施の形態において、回転速度が急変する事例として起動または始動する時のみを記述したが、インバータコンプレッサなどにおいて、急速に回転速度が変化するときも同様の効果が得られることは言うまでもない。
なお、本実施の形態において、図3および図4に示すように、支持装置260の支持体241は、前述の支持装置160の支持体141に対して、受け部241cを挿入部241bと同じ比較的低い硬度の材料を用いて挿入部241bと一体に形成し、受け部241cに重力方向に穿設した複数の挿入孔241eを設け、比較的高い硬度の材料で形成された支持柱241fを挿入孔241eに圧入している。
また、空隙241dは、マウント105の水平方向の挿入部241bの内径壁面に開口して周設されている。具体的には空隙241dの深さを2mmとしている。
また、基板131の上には上記複数の取付孔105aに対応する位置にボルト132が立設されており、支持体141の中央に設けたボルト孔241aにボルト132を貫通させて、基板131の上に支持体241が載置されている。
以上のように構成された密閉型圧縮機101の支持装置260は、前述同様に密閉型圧縮機101の起動時または停止時といった回転速度が急変する時に、マウント105には略水平方向の荷重が作用し、結果としてマウント105に略水平方向の衝撃が発生する。
しかしながら、起動または停止する時に発生するマウント105の略水平方向への衝撃は、挿入部241bが比較的硬度の低い材料で形成されているために水平方向への剛性が弱いために挿入部241bにて拘束されることなく吸収されることに加えて、受け部241cが比較的低い硬度の材料で形成され、支持柱241fが重力方向に細長く、水平方向にずれる変形に対して剛性が弱いために受け部241cにおいても吸収される。
そのため、マウント105に生じた略水平方向への衝撃は基板131に伝わらず、基板131の動きや振動を低減することができる。
以上の通り、マウント105の水平方向の衝撃的な動きを支持体241で拘束することなく大きく逃がしてやることができるので、密閉型圧縮機101の起動時または停止時といった回転速度が急変する時に、密閉容器101aが電動要素111または圧縮要素121と同じ動きとなる方向にマウント105及び密閉容器101aが僅かに回転できる。
従って、密閉容器101aの内部と電動要素111または圧縮要素121との距離が急激に縮まることを防止し、密閉容器101aの内部と電動要素111または圧縮要素121の衝突を避けることができる。
そのため、密閉型圧縮機101が起動または停止するなど回転速度が急変する時に、密閉容器101aの内部と電動要素111または圧縮要素121とが衝突することに起因する異音を防止することができる。
さらに、基板131の振動を低減することができ、密閉型圧縮機101を搭載している冷蔵庫などの振動を低減することができる。
なお、本実施の形態において、図5および図6に示すように、支持装置360の支持体341は、前述の支持装置160の支持体141に対して、受け部341cを挿入部341bと同じ比較的低い硬度の材料を用いて挿入部341bと一体に形成し、受け部341cの外周に周設固定されている支持環341gを圧入している。
また、空隙341dは、マウント105の水平方向の挿入部341bの内径壁面に開口して周設されている。具体的には空隙341dの深さを2mmとしている。
また、基板131の上には上記複数の取付孔105aに対応する位置にボルト132が立設されており、支持体141の中央に設けたボルト孔341aにボルト132を貫通させて、基板131の上に支持体341が載置されている。
以上のように構成された密閉型圧縮機101の支持装置360は、前述同様に密閉型圧縮機101の起動時または停止時といった回転速度が急変する時に、マウント105には略水平方向の荷重が作用し、結果としてマウント105に略水平方向の衝撃が発生する。
しかしながら、起動または停止する時に発生するマウント105の略水平方向への衝撃は、挿入部341bが比較的硬度の低い材料で形成されているために水平方向への剛性が弱いために挿入部341bにて拘束されることなく吸収されることに加えて、受け部341cが比較的低い硬度の材料で形成され、支持環341gが重力方向に薄く細長く、水平方向にずれる変形に対して剛性が弱いために受け部341cにおいても吸収される。
そのため、マウント105に生じた略水平方向への衝撃は基板131に伝わらず、基板131の動きや振動を低減することができる。
以上の通り、マウント105の水平方向の衝撃的な動きを支持体341で拘束することなく大きく逃がしてやることができるので、密閉型圧縮機101の起動時または停止時といった回転速度が急変する時に、密閉容器101aが電動要素111または圧縮要素121と同じ動きとなる方向にマウント105及び密閉容器101aが僅かに回転できる。
従って、密閉容器101aの内部と電動要素111または圧縮要素121との距離が急激に縮まることを防止し、密閉容器101aの内部と電動要素111または圧縮要素121の衝突を避けることができる。
そのため、密閉型圧縮機101が起動または停止するなど回転速度が急変する時に、密閉容器101aの内部と電動要素111または圧縮要素121とが衝突することに起因する異音を防止することができる。
さらに、基板131の振動を低減することができ、密閉型圧縮機101を搭載している冷蔵庫などの振動を低減することができる。
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機の支持装置は、起動または停止するなど回転速度が急変する時に発生する異音を低減させるものを備えることが可能となるので、エアーコンディショナーや自動販売機等の冷凍サイクル装置等に用いられる密閉型圧縮機にも適用できる。
本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の縦断面図 同実施の形態における要部拡大断面図 同実施の形態における要部拡大断面図 同実施の形態における支持体の構造図 同実施の形態における要部拡大断面図 同実施の形態における支持体の構造図 従来の密閉型圧縮機の縦断面図 従来の密閉型圧縮機の要部拡大断面図
符号の説明
105 マウント
105a 取付孔
131 基板
132 ボルト
141,241,341 支持体
141a,241a,341a ボルト孔
141b,241b,341b 挿入部
141c,241c,341c 受け部
141d,241d,341d 空隙
160,260,360 支持装置

Claims (5)

  1. 基板上に立設されたボルトと、取付孔を設けたマウントと、前記ボルトに挿入され前記マウントを支持する弾性体からなる支持体を有し、前記支持体は、前記ボルトが貫通するボルト孔と、前記取付孔の内径部を水平方向に拘束する挿入部と、前記マウントの前記取付孔近傍を重力方向に支持する受け部を備えるとともに、前記挿入部の前記マウント近傍の内径壁面に開口する空隙を周設した密閉型圧縮機の支持装置。
  2. 空隙の深さを2mm以上とした請求項1に記載の密閉型圧縮機の支持装置。
  3. 挿入部の材料を硬度35度以下のゴム材料で構成した請求項1または請求項2に記載の密閉型圧縮機の支持装置。
  4. 挿入部の材料を硬度35度以下のエラストマー樹脂で構成した請求項1または請求項2に記載の密閉型圧縮機の支持装置。
  5. 受け部の材料を少なくとも一部が硬度50度以上のゴム材料で構成した請求項3または請求項4に記載の密閉型圧縮機の支持装置。
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