JP2009067985A - 廃棄物の処理方法及び処理設備 - Google Patents

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山本  誠
Tomio Sugimoto
富男 杉本
Masato Fujita
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Yutaka Okubo
豊 大久保
Keiichi Yamashita
桂一 山下
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
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Abstract

【課題】廃棄物をエネルギー源として再利用する廃棄物の処理方法及び処理設備において、運転及び設備コストを低減する。
【解決手段】廃棄物1を熱分解炉4において熱分解して発生した熱分解ガス5を、ガス改質炉8、脱塩装置13及び精製装置15、16により燃料ガス23にして、発電機21を駆動するガスエンジン22のエネルギー源として再利用する処理設備において、脱塩装置13を、粉末状の脱塩剤を供給する脱塩剤供給装置42と、脱塩供給装置42の下流に位置するバグフィルター43と、精製装置16の下流側から脱塩剤供給装置42の出口へ接続するガス管路44とから構成して、精製後の熱分解ガス17の一部をキャリアガスとして粉末状の脱塩剤を熱分解ガスに添加して、塩化水素との反応生成物をバグフィルター43で捕集する。
【選択図】図1

Description

本発明は、廃棄物の処理方法及び処理設備に関し、更に詳しくは、運転及び設備コストを低減することができる廃棄物をエネルギー源として再利用する廃棄物の処理方法及び処理設備に関する。
都市ゴミなどの一般廃棄物や可燃物を含む産業廃棄物などの処理については、従来より焼却処理が多く行われてきており、例えば、廃棄物を熱分解炉で熱分解して熱分解ガスを生成し、その熱分解ガスを燃焼溶融炉において焼却する処理方法が実用化されている(例えば、非特許文献1を参照。)。
しかし、近年の環境意識の高まりから、可燃性である熱分解ガスをエネルギー源として再利用することが提案されている。例えば、特許文献1は、熱分解ガスをガス改質することにより燃料ガスにして、ガスエンジン燃料や燃料電池燃料などに再利用する処理方法を提案している。
上記のいずれの処理方法においても、機器類の腐食防止及び環境性向上などの観点から、熱分解ガスから塩化水素を除去する脱塩工程が設けられている。前者の焼却処理方法においては、粉末状の消石灰からなる脱塩剤を窒素や空気などのキャリアガスとして熱分解ガスに添加して、塩化水素との反応生成物(塩化カルシウムなど)をバグフィルターの濾布により捕集する乾式の脱塩工程が採用されている。しかし、後者の再利用処理方法においては、キャリアガスにより熱分解ガスが希釈されてエネルギー密度が低下したり、キャリアガス中の酸素により熱分解ガスが急激に燃焼したりするおそれがあるため、効率性及び安全性の観点から、アルカリ溶液による湿式の脱塩工程が採用されている(例えば、特許文献1及び2を参照。)。
しかし、この湿式の脱塩工程では、熱分解ガス中の塩化水素と反応した反応生成物を含む排水が多量に発生し、その排水を逆浸透膜や蒸発乾固の併用などにより処理する必要があるため、運転及び設備コストが増加するという問題があった。
このような問題を解決するには、排水を処理前の廃棄物と混合して再度処理することが考えられるが、排水中には廃棄物から放出された塩素分の大半が含まれており、処理系統内において塩素分が濃縮してしまうため適当ではない。
特開2000−202419号公報(段落[0135]、図1) 特開2003−314365号公報(段落[0013]) 「検証・確認報告書 件名 外熱キルン式ごみ炭化技術」、社団法人全国都市清掃会議、平成17年3月
本発明の目的は、廃棄物をエネルギー源として再利用する廃棄物の処理方法及び処理設備において、運転及び設備コストを低減することにある。
上記の目的を達成する本発明の廃棄物の処理方法は、廃棄物を熱分解して熱分解ガスを発生させる熱分解工程と、熱分解ガスに酸化剤と水蒸気と添加して加熱することにより高位炭化水素を分解して低位炭化水素に改質するガス改質工程と、改質された熱分解ガスから塩化水素を除去する脱塩工程と、脱塩された熱分解ガスを水洗及び脱硫する精製工程と、精製された熱分解ガスを燃料として発電する発電工程とを含む廃棄物の処理方法であって、脱塩工程は、精製された熱分解ガスの一部をキャリアガスして粉末状の脱塩剤に同伴させて改質された熱分解ガスに添加して、その脱塩剤と塩化水素との反応生成物を捕集することからなることを特徴とするものである。
脱塩剤には、重曹を主成分とするナトリウム系の脱塩剤を用いることが望ましい。
上記の廃棄物の処理方法においては、熱分解工程において熱分解ガスと共に熱分解残渣を発生させ、その熱分解残渣を金属類と炭化物とに分別し、炭化物に酸化剤を添加して加熱することによりガス化すると共に溶融スラグを生成して分離回収し、ガス化された炭化物に酸化剤と水蒸気とを添加して加熱することにより高位炭化水素を分解して低位炭化水素に改質し、改質されたガスを減温して上記の改質された熱分解ガスと混合することが望ましい。また、精製工程で発生した排水を廃棄物と混合することが望ましい。更に、発電工程におけるガスエンジンの排気ガスの少なくとも一部を、熱分解工程における熱源として用いることが望ましい。
本発明の廃棄物の処理設備は、廃棄物を熱分解して熱分解ガスを発生させる熱分解炉と、熱分解ガスに酸化剤と水蒸気とを添加して加熱することにより高位炭化水素を分解して低位炭化水素に改質するガス改質炉と、改質された熱分解ガスから塩化水素を除去する脱塩装置と、脱塩された熱分解ガスを水洗及び脱硫する精製装置と、精製された熱分解ガスを燃料として発電機を駆動するガスエンジンとを備えた廃棄物の処理設備であって、その脱塩装置は、粉末状の脱塩剤を供給する脱塩剤供給装置と、脱塩剤供給装置の下流に位置するバグフィルターと、精製装置の下流側から脱塩剤供給装置の出口へ接続するガス管路とから構成されることを特徴とするものである。
脱塩剤には、重曹を主成分とするナトリウム系の脱塩剤を用いることが望ましい。
上記の廃棄物の処理設備においては、熱分解炉において熱分解ガスと共に発生させた熱分解残渣を金属類と炭化物とに分別する分別装置と、炭化物に酸化剤を添加して加熱することによりガス化すると共に溶融スラグを生成して分離回収し、ガス化された炭化物に酸化剤と水蒸気とを添加して加熱することにより高位炭化水素を分解して低位炭化水素に改質する溶融ガス化炉と、改質されたガスを減温するガス冷却塔とを、熱分解炉と脱塩装置との間に設置することが望ましい。また、精製装置の排水の出口と、熱分解炉の上流側とを接続する排水管路を設けることが望ましい。更に、ガスエンジンの排気ガスの出口と、熱分解炉の伝熱管とを接続する排気ガス管路を設けることが望ましい。
本発明の廃棄物の処理方法及び処理設備によれば、廃棄物を熱分解して発生した熱分解ガスを、ガス改質、脱塩及び精製することによりエネルギー源として再利用する処理方法及び処理設備において、脱塩工程における脱塩装置を、粉末状の脱塩剤を供給する脱塩剤供給装置と、脱塩供給装置の下流に位置するバグフィルターと、精製装置の下流側から脱塩剤供給装置の出口へ接続するガス管路とから構成して、精製後の熱分解ガスの一部をキャリアガスとして粉末状の脱塩剤に同伴させて熱分解ガスに添加して、塩化水素との反応生成物を捕集して熱分解ガスを脱塩するようにしたことにより、キャリアガスにより熱分解ガスが希釈されたり、酸素により急激に燃焼したりすることがないので、排水を処理する必要がない乾式の脱塩工程を採用することができるため、廃棄物をエネルギー源として再利用する廃棄物の処理方法及び処理設備において、運転及び設備コストを低減することができる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態からなる廃棄物の処理設備の構成の一例を示す。
この廃棄物の処理設備(以下、単に「処理設備」という。)は、一般廃棄物や産業廃棄物からなる廃棄物を発電のエネルギー源として再利用するものである。
廃棄物1は破砕機2により所定の大きさに粉砕され、乾燥機3で間接加熱されて水分が除去された後に、ロータリーキルン式の熱分解炉4(例えば、特開平9−318027号公報に記載の熱分解反応器)において400〜600℃、好ましくは400〜500℃、更に好ましくは430〜470℃の温度下の無酸素状態で加熱されて熱分解ガス5と熱分解残渣6になる。
熱分解ガス5は下流に設置された誘引送風機7で吸引されてガス改質炉8に流入し、約1000〜1200℃、好ましくは1050〜1150℃の高温下で酸化剤(空気又は酸素)及び水蒸気と反応することにより、熱分解ガス5中に含まれるタールやススなどの高位炭化水素が、一酸化炭素や水素などの低位炭化水素に改質される。改質後の熱分解ガス9は、ボイラ10において空気予熱器11から供給される水12と熱交換することにより、200〜400℃、好ましくは250〜350℃の温度まで減温されてから脱塩装置13において塩化水素を除去される。脱塩後の熱分解ガス14は、ガス洗浄塔15において脱塩装置13で除去しきれなかった塩化水素が水洗されると同時に約50℃まで減温され、ガス精製塔16において酸化鉄と反応することにより硫化水素が除去されて精製される。ガス洗浄塔15で発生した塩化水素を含む排水17は、排水管路18を通じて上流側へ送られ、廃棄物1と混合されて再度処理工程へ供される。排水17中に含まれる塩化水素の大部分は、再度の処理工程において脱塩装置13により除去されるため、処理系統内で塩素分が濃縮するようなことはない。なお、塩化水素の濃度を更に低下させるために、排水17をあらかじめ苛性ソーダ等により中和処理してから廃棄物1と混合するようにしてもよい。精製後の熱分解ガス19は、貯留タンク20内に貯留され、発電機21を駆動するガスエンジン22の燃料ガス23として必要に応じて供給される。
熱分解残渣6は、冷却器24で室温まで冷却されてから、分別装置25において金属類26と炭化物27に分別され、金属類26が回収される。炭化物27は溶融ガス化炉28において、酸化剤を添加されて1400〜1600℃、好ましくは1400〜1500℃の高温でガス化されると共にガラス質の固化物であるスラグ29が溶融分離され、ガス化された炭化物は上述した熱分解ガス5と同じようにして改質される。改質されたガスは、ガス冷却塔30において50〜120℃、好ましくは80〜100℃まで冷却され灰31が除去されてから、ボイラ10の下流側に戻されて改質後の熱分解ガス9と混合される。
また、乾燥機3から発生した水蒸気32は、精製後の熱分解ガスの一部33及び空気予熱器11で生成された150〜250℃、好ましくは200〜250℃の加熱空気34とによって600〜1000℃、好ましくは750〜850℃まで加熱された加熱炉35において加熱脱臭され、ガスエンジン22の排気口からつながる排気ガス管路36を通じて供給される排気ガス37と混合されて熱分解炉4及び乾燥機3の伝熱管へ送られて熱源として再利用される。再利用後の混合ガス38は、煙突39を通じて外部環境へ排出される。
このような処理設備において、脱塩装置13を、粉末状の脱塩剤を収納する脱塩剤タンク40及びロータリーバルブなどの切出装置41からなる脱塩剤供給装置42と、バグフィルター43、及びガス精製塔16の下流側である貯留タンク18の出口近傍から脱塩剤供給装置42の出口へ接続するガス管路44から構成するようにしている。このような脱塩装置13により、改質後の熱分解ガス9はバグフィルター43の入口手前において、精製後の熱分解ガスの一部をキャリアガスとして同伴する脱塩剤を添加され、バグフィルター43において脱塩剤と塩化水素との反応生成物が飛灰と共に捕集されることにより脱塩される。捕集された反応生成物は、粉末状の脱塩残渣45として回収される。
このように、精製後の熱分解ガスの一部をキャリアガスとして粉末状の脱塩剤を熱分解ガスに添加し、塩化水素との反応生成物を捕集することにより脱塩するようにしたので、キャリアガスにより熱分解ガスが希釈されてエネルギー密度が低下したり、酸素により急激に燃焼したりすることがないので、排水を処理する必要がない乾式の脱塩工程を採用することができるため、処理設備の運転及び設備コストを低減することができる。また、環境汚染の主な原因である液体廃棄物を排出することがなくなるため、処理施設の対環境性を向上することができる。
ガス管路44の上流側の接続箇所は、ガス精製塔の下流側であれば貯留タンク18の出口近傍に限られるものではない。また、このガス管路44には、キャリアガスの流速及び流量を調整することができるように、弁46やポンプ47を適宜設けることが好ましい。
脱塩剤としては、消石灰などのカルシウム系の脱塩剤よりも、重曹(NHCO)を主成分とするナトリウム系の脱塩剤を用いることが望ましい。バグフィルター43に流入する熱分解ガスは、温度が約200〜300℃、含有水分量が5〜10%であり、焼却処理設備の場合(温度:約150〜200℃、水分量:約20〜40%)と比較すると高温かつ低水分の状態であるため、消石灰では十分な脱塩性能が得られない。重曹を単体で用いる場合には、特許第3906164号公報に記載されているように、粗粒を平均粒径15〜25μmに粉砕してから熱分解ガスへ添加することが好ましい。重曹を主成分とする脱塩剤は、重曹の粉末、親水性の湿式シリカの粉末及び疎水性の金属石鹸の粉末を、湿式シリカの含有率が1〜10重量%、金属石鹸の含有率が0.1〜0.5重量%となるように混合したものが例示される(特許第3745765号公報を参照。)。また、重曹を主成分とする商用の脱塩剤としては、ソルティクル(三井造船株式会社の登録商標)が例示される。
なお、本実施形態では、廃棄物のエネルギー源としての再利用先として、ガスエンジンによる発電を例示しているが、燃料電池やその他の機器のエネルギー源として用いることができることはもちろんである。
本発明の実施形態からなる廃棄物の処理設備の構成の一例である。
符号の説明
1 廃棄物
2 粉砕機
3 乾燥機
4 熱分解炉
5 熱分解ガス
6 熱分解残渣
7 誘引送風機
8 ガス改質炉
9 改質後のガス
10 ボイラ
11 空気予熱器
12 水
13 脱塩装置
14 脱塩後の熱分解ガス
15 ガス洗浄塔
16 ガス精製塔
17 排水
18 排水管路
19 精製後の熱分解ガス
20 貯留タンク
21 発電機
22 ガスエンジン
23 燃料ガス
24 冷却器
25 分別装置
26 金属類
27 炭化物
28 溶融ガス化炉
29 スラグ
30 ガス冷却塔
31 灰
32 水蒸気
33 精製後の熱分解ガスの一部
34 加熱空気
35 加熱炉
36 排気ガス管路
37 排気ガス
38 利用後の混合ガス
39 煙突
40 脱塩剤タンク
41 切出装置
42 脱塩剤供給装置
43 バグフィルター
44 ガス管路
45 脱塩残渣
46 弁
47 ポンプ

Claims (10)

  1. 廃棄物を熱分解して熱分解ガスを発生させる熱分解工程と、前記熱分解ガスに酸化剤と水蒸気とを添加して加熱することにより高位炭化水素を分解して低位炭化水素に改質するガス改質工程と、前記改質された熱分解ガスから塩化水素を除去する脱塩工程と、前記脱塩された熱分解ガスを水洗及び脱硫する精製工程と、前記精製された熱分解ガスを燃料として発電する発電工程とを含む廃棄物の処理方法であって、
    前記脱塩工程は、前記精製された熱分解ガスの一部をキャリアガスして粉末状の脱塩剤に同伴させて前記改質された熱分解ガスに添加して、該脱塩剤と前記塩化水素との反応生成物を捕集することからなる廃棄物の処理方法。
  2. 前記脱塩剤が、重曹を主成分とするナトリウム系の脱塩剤である請求項1に記載の廃棄物の処理方法。
  3. 前記熱分解工程において熱分解ガスと共に熱分解残渣を発生させ、前記熱分解残渣を金属類と炭化物とに分別し、該炭化物に酸化剤を添加して加熱することによりガス化すると共に溶融スラグを生成して分離回収し、該ガス化された炭化物に酸化剤と水蒸気とを添加して加熱することにより高位炭化水素を分解して低位炭化水素に改質し、該改質されたガスを減温して前記改質された熱分解ガスと混合する請求項1又は2に記載の廃棄物の処理方法。
  4. 前記精製工程で発生した排水を前記廃棄物と混合する請求項1〜3のいずれかに記載の廃棄物の処理方法。
  5. 前記発電工程におけるガスエンジンの排気ガスの少なくとも一部を、前記熱分解工程における熱源として用いる請求項1〜4のいずれかに記載の廃棄物の処理方法。
  6. 廃棄物を熱分解して熱分解ガスを発生させる熱分解炉と、前記熱分解ガスに酸化剤と水蒸気とを添加して加熱することにより高位炭化水素を分解して低位炭化水素に改質するガス改質炉と、前記改質された熱分解ガスから塩化水素を除去する脱塩装置と、前記脱塩された熱分解ガスを水洗及び脱硫する精製装置と、前記精製された熱分解ガスを燃料として発電機を駆動するガスエンジンとを備えた廃棄物の処理設備であって、
    前記脱塩装置は、
    粉末状の脱塩剤を供給する脱塩剤供給装置と、前記脱塩剤供給装置の下流に位置するバグフィルターと、前記精製装置の下流側から前記脱塩剤供給装置の出口へ接続するガス管路とから構成される廃棄物の処理設備。
  7. 前記脱塩剤が、重曹を主成分とするナトリウム系の脱塩剤である請求項6に記載の廃棄物の処理設備。
  8. 前記熱分解炉において熱分解ガスと共に発生させた熱分解残渣を金属類と炭化物とに分別する分別装置と、該炭化物に酸化剤を添加して加熱することによりガス化すると共に溶融スラグを生成して分離回収し、該ガス化された炭化物に酸化剤と水蒸気とを添加して加熱することにより高位炭化水素を分解して低位炭化水素に改質する溶融ガス化炉と、該改質されたガスを減温するガス冷却塔とを、前記熱分解炉と前記脱塩装置との間に設置した請求項6又は7に記載の廃棄物の処理設備。
  9. 前記精製装置の排水の出口と、前記熱分解炉の上流側とを接続する排水管路を設けた請求項6〜8のいずれかに記載の廃棄物の処理設備。
  10. 前記ガスエンジンの排気ガスの出口と、前記熱分解炉の伝熱管とを接続する排気ガス管路を設けた請求項6〜9のいずれかに記載の廃棄物の処理設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102319720A (zh) * 2011-07-20 2012-01-18 珠海经济特区联谊机电工程有限公司 一种城市生活垃圾综合处理系统
JP2012111847A (ja) * 2010-11-25 2012-06-14 Ihi Corp ガス化ガス生成装置およびガス化ガス生成方法

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