JP2009067586A - 紙捌き装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】重ね合わされてその一部が互いに接着された複数枚の用紙を人手によらずに分離する。
【解決手段】重ね合わされた複数枚の用紙に対して、用紙の全幅に渡って用紙の一端部側となる第1の方向から空気を吹き付けるエアー供給ノズル62及びエアー供給器61と、用紙の第1の方向とは反対側の端部を、複数枚の用紙がエアー供給ノズル62から吹き付けられる空気によって第1の方向とは反対側の第2の方向に飛び出さないように支える上面支え軸11a,11bとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、重ね合わされた複数枚の用紙を1枚ずつに分離しやすいように捌く紙捌き装置に関し、特に、その一部が互いに接着された用紙を分離する技術に関する。
近年、情報化社会の進展に伴って、情報を用いた手続きや処理が一般化している。その中で、このように手続きや処理に用いられる情報が不正あるいは偶発的に取得され、悪用されるケースが多発している。
そのため、情報の不用意な流通を避けることが要求されており、例えば、情報を通知するはがきにおいては、折り畳み可能に連なる複数のはがき片から構成され、はがき片の情報が印字された面どうしが対向するように折り畳まれてこれらが剥離可能に接着される圧着はがきが用いられている。この圧着はがきに用いられる接着剤は、加圧することにより接着されるものであって、塗工後、はがき片を折り畳んで加圧することにより、はがき片を剥離可能に接着することができる。このような圧着はがきは、連続状の用紙が単片状に断裁されることにより作製されている(例えば、特許文献1参照。)。
図8は、圧着はがきを作製するための圧着はがき用連続紙の一構成例を示す図であり、(a)は表面の構成を示す図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
上述したような圧着はがきを作製する場合は、図8(a)に示すように、圧着はがきとなるはがき部501が連続した圧着はがき用連続紙500が用いられる。本従来例における圧着はがき用連続紙500は、圧着はがきとなるはがき部501がマージナル部503を介して連続し、図8(b)に示すように、連続状のはがき用紙504の一方の面に感圧接着剤505が塗布されて構成されている。はがき部501の連続方向両端部には、マージナル部503と切り離されるためのカットライン502a,502bが設けられており、このカットライン502a,502bに沿ってはがき用紙504を断裁することにより、複数のはがき部501が単片状とされるとともに、マージナル部503がはがき部501から切り離される。その後、はがき部501が、感圧接着剤505が対向するように折り畳まれて圧力が加えられることにより、はがき部501を構成するはがき片が剥離可能に接着された圧着はがきが作製される。
このように、圧着はがきとなるはがき部501がマージナル部503を介して連続してなる圧着はがき用連続紙500を用いて圧着はがきを作製する場合は、はがき部501の連続方向両端部に設けられたカットライン502a,502bに沿ってはがき用紙504を断裁することになるため、1枚のはがき部501に対して2回の断裁処理が必要となる。ここで、まず、はがき部501の連続方向両端部に設けられたカットライン502a,502bのうち一方のカットラインに沿ってのみはがき用紙504を断裁し、その後、はがき部501とマージナル部503とが組で単片状となったものを重ね合わせ、他方のカットラインに沿ってはがき用紙504を断裁すれば、断裁処理回数が削減され、圧着はがきの作製工程の簡略化を図ることができる。
特開平11−105471号公報
図9は、図8に示した圧着はがき用連続紙500から圧着はがきを作製する場合に、はがき部501とマージナル部503とが組で単片状となったものを重ね合わせた状態でカットライン502bに沿ってはがき用紙504を断裁する際の作用を説明するための図であり、(a)ははがき部501とマージナル部503とが組で単片状となったものを重ね合わせた状態を示す斜視図、(b)は(a)に示した状態でカットライン502bに沿ってはがき用紙504が断裁された状態を示す斜視図である。
図8に示した圧着はがき用連続紙500を用いて圧着はがきを作製する場合、まず、カットライン502aに沿ってはがき用紙504を断裁して単片状とし、その後、図9(a)に示したように重ね合わせ、カットライン502bに沿ってはがき用紙504を断裁する。
すると、カットライン502bに断裁による圧力が加わるため、重ね合わされた複数のはがき部501において、図9(b)に示すように、カットライン502bの近傍に互いに接着した接着部504aが生じてしまうことになる。
重ね合わされた複数のはがき部501が、カットライン502bの近傍等の一部にて互いに接着した場合は、その後、はがき部501をフィード処理する際に、互いに接着されたはがき部501が複数枚一度にフィードされてしまう等といった不具合が生じてしまうという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、重ね合わされてその一部が互いに接着された複数枚の用紙を人手によらずに分離することができる紙捌き装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
重ね合わされた複数枚の用紙に対して、前記用紙の全幅に渡って該用紙の一端部側となる第1の方向から空気を吹き付ける空気吹付手段と、
前記用紙の前記第1の方向とは反対側の端部を、前記複数枚の用紙が前記空気吹付手段から吹き付けられる空気によって前記第1の方向とは反対側の第2の方向に飛び出さないように支える支持部材とを有する。
上記のように構成された本発明においては、重ね合わされた複数枚の用紙に対して、用紙の全幅に渡って用紙の一端部側となる第1の方向から空気吹付手段によって空気が吹き付けられると、吹き付けられた空気が複数枚の用紙間を通って反対側に抜けて、複数枚の用紙が分離することになる。その際、一部が互いに接着された用紙においては、空気吹付手段から吹き付けられる空気がその接着部分に当たり、空気吹付手段から空気が吹き付けられる第1の方向とは反対側の第2の方向に飛び出そうとする。ところが、用紙の第1の方向とは反対側の端部は、複数枚の用紙が空気吹付手段から吹き付けられる空気によって第2の方向に飛び出さないように支持部材によって支えられているので、空気吹付手段から吹き付けられる空気が用紙どうしの接着部分に当たっても、一部が互いに接着された用紙が第2の方向に飛び出すことが規制される。そのため、空気吹付手段から吹き付けられた空気による力が用紙の接着部分に強く作用し、それにより、接着部分が剥離して、一部が互いに接着された複数枚の用紙が分離することになる。
以上説明したように本発明においては、重ね合わされた複数枚の用紙に対して、用紙の全幅に渡って用紙の一端部側となる第1の方向から空気を吹き付ける空気吹付手段と、用紙の第1の方向とは反対側の端部を、複数枚の用紙が空気吹付手段から吹き付けられる空気によって第1の方向とは反対側の第2の方向に飛び出さないように支える支持部材とを有する構成としたため、重ね合わされた用紙のうち一部が互いに接着された用紙においては、空気吹付手段から吹き付けられた空気による力が用紙の接着部分に強く作用し、それにより、接着部分が剥離して、重ね合わされてその一部が互いに接着された複数枚の用紙を人手によらずに分離することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の紙捌き装置の実施の一形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は上面から見た図である。また、図2は、図1に示したエアー供給ノズル62の詳細な構造を示す図である。
本形態は図1に示すように、重ね合わされた複数枚の用紙が載置される載置台30と、載置台30上にてそれぞれ互いに対向して配置された挟持板10a,10b及び端面支え部材20a,20bと、載置台30上に載置された複数枚の用紙の上面側の端部を支える支持部材である2本の上面支え軸11a,11bと、載置台30上に載置された複数枚の用紙の下面側の端部を支える2本の下面支え軸12a,12bと、載置台30上に固定され、ばね32a,32bを介して挟持板10a,10bをそれぞれ支持する支持板31a,31bと、載置台30上に載置された複数枚の用紙に対して空気を吹き付ける空気吹付手段を構成するエアー供給器61及びエアー供給ノズル62とから構成されている。
端面支え部材20a,20bは、載置台30の端面支え部材20a,20bと挟持板10a,10bによって囲まれた領域に載置された複数枚の用紙の端部を支えるものであって、載置台30上に載置される用紙の大きさに合わせて互いの間隔を調節できるように移動自在に構成されている。
挟持板10a,10bは、載置台30の端面支え部材20a,20bと挟持板10a,10bとによって囲まれた領域に載置された複数枚の用紙を表裏から挟み込んで支えるものであって、それぞればね32a,32bを介して支持板31a,31bに固定されていることにより、互いに間隔が可変となるように構成されている。
載置台30には、端面支え部材20a,20bと挟持板10a,10bとによって囲まれた領域に表裏貫通した穴部33が形成されており、この穴部33に対向する領域に、エアー供給器61から供給された空気を排出するエアー供給ノズル62が配置されている。それにより、エアー供給器61から供給された空気が載置台30の穴部33が形成された領域に対してエアー供給ノズル62によって吹き付けられることになる。そして、エアー供給ノズル62は、載置台30の端面支え部材20a,20bと挟持板10a,10bとによって囲まれた領域に載置された用紙の重ね合わせ方向に支持軸63によって穴部33に対向しながら移動可能に構成されている。また、図2に示すように、エアー供給ノズル62はその先端部が複数のエアー吹出口64からなり、複数のエアー吹出口64は、載置台30の端面支え部材20a,20bと挟持板10a,10bとによって囲まれた領域に載置された用紙の重ね合わせ方向に直交する方向に、用紙の全幅に渡って配列されている。すなわち、エアー供給ノズル62は、載置台30の端面支え部材20a,20bと挟持板10a,10bとによって囲まれた領域に重ね合わされて載置された複数枚の用紙に対して、用紙の全幅に渡って用紙の一端部側となる第1の方向から空気を吹き付けることになる。
下面支え軸12a,12bは、載置台30の端面支え部材20a,20bと挟持板10a,10bとによって囲まれた領域に載置された複数枚の用紙の、エアー供給ノズル62によって空気が吹き付けられる側の端部を支えるものであって、載置台30の穴部33において、挟持板10a,10bが対向する方向に掛け渡されている。
上面支え軸11a,11bは、載置台30の端面支え部材20a,20bと挟持板10a,10bとによって囲まれた領域に載置された複数枚の用紙の、エアー供給ノズル62によって空気が吹き付けられる側とは反対側の端部を支えるものであって、挟持板10a,10bの上端部にて、挟持板10a,10bが対向する方向に掛け渡されている。これにより、載置台30の端面支え部材20a,20bと挟持板10a,10bとによって囲まれた領域に載置された複数枚の用紙は、エアー供給ノズル62によって吹き付けられた空気によって第1の方向とは反対側の第2の方向に飛び出さないように支えられている。また、上面支え軸11a,11bは、載置台30の端面支え部材20a,20bと挟持板10a,10bとによって囲まれた領域に複数枚の用紙を載置する際に障害とならないように、跳ね上げ構造や抜き差し可能な構造となっている。
以下に、上記のように構成された紙捌き装置1を用いた紙捌き方法について説明する。
まず、上記のように構成された紙捌き装置1にて捌かれる用紙について説明する。
図3は、図1に示した紙捌き装置1にて捌かれる用紙の一例を示す図であり、(a)は複数枚重ね合わされた断面図、(b)は複数枚重ね合わされた斜視図である。
図1に示した紙捌き装置1にて捌かれる用紙としては、例えば、図3(a)に示すように、はがき用紙2の一方の面に感圧接着剤3が塗布された圧着はがきが挙げられる。このような圧着はがきが重ね合わされた状態でその端部が断裁されると、断裁による圧力が加わるため、図3(b)に示すように、重ね合わされた複数のはがき用紙2の断裁領域近傍において、感圧接着剤3によって互いに接着した接着部3aが生じている。
このように重ね合わされた圧着はがきは、接着部3aが生じた端部が上面側となるように、載置台30の端面支え部材20a,20bと挟持板10a,10bとによって囲まれた領域に載置されることになる。
図4は、図1に示した紙捌き装置1の載置台30上に図3に示したように重ね合わされた圧着はがき4が載置された状態を示す図であり、(a)は上面から見た図、(b)は端面支え部材20b側から見た図である。
図4に示すように、図3に示したように重ね合わされた圧着はがき4は、載置台30の端面支え部材20a,20bと挟持板10a,10bとによって囲まれた領域に、接着部3aが生じた端部が上面側となるように載置され、挟持板10a,10bによって表裏から挟み込まれ、かつ、両端部が端面支え部材20a,20bによって支えられた状態となる。この際、まず、上面支え軸11a,11bを、跳ね上げたりすることにより圧着はがき4の載置領域上から退かせ、載置台30の端面支え部材20a,20bと挟持板10a,10bとによって囲まれた領域に圧着はがき4を載置した後、上面支え軸11a,11bを戻すことにより、載置台30に載置された圧着はがき4の下面側の端部は下面支え軸12a,12bによって支えられ、圧着はがき4の上面側、すなわち、接着部3aが生じた端部は上面支え軸11a,11bに当接した状態となる。
次に、上述したように紙捌き装置1の載置台30上に載置された複数枚の圧着はがき4を捌く際の動作について説明する。
まず、重ね合わされた複数枚の圧着はがき4について接着部3aが生じてない領域における作用について説明する。
図5は、図1に示した紙捌き装置1にて載置台30上に載置された圧着はがき4を捌く際の接着部3aが生じてない領域における作用を説明するための図であり、端面支え部材20b側から見た図である。
図5に示すように、複数枚の圧着はがき4を、その圧着はがき4の一端部がそれぞれ下面支え軸12a,12bに当接するように載置台30上に載置し、上述したように一対の挟持板10a,10bによって表裏から挟み込み、空気吹付部であるエアー供給器61及びエアー供給ノズル62を駆動させると、エアー供給器61からエアー供給ノズル62に空気が送られてエアー供給ノズル62のエアー吹出口64から空気が排出されるとともに、エアー供給ノズル62が挟持板10b側から挟持板10a側に支持軸63に沿って移動しはじめる。
エアー供給ノズル62は、載置台30の穴部33に対向する領域に配置されているため、エアー供給器61から供給された空気は、エアー供給ノズル62によって、載置台30の穴部33から表出した圧着はがき4の端部側となる第1の方向から吹き付けられる。また、エアー供給ノズル62は、初期状態として、挟持板10b側に配置されており、また、エアー供給ノズル62を構成する複数のエアー吹出口64が、載置台30上に載置された圧着はがき4の重ね合わせ方向に直交する方向に圧着はがき4の全幅に渡って配列されているため、エアー供給ノズル62から排出された空気は、載置台30上に載置された圧着はがき4のうち、まず、挟持板10bに接している圧着はがき4の全幅に渡って吹き付けられ、その後、エアー供給ノズル62の移動に伴って、その他の圧着はがきに1枚ずつ全幅に渡って順次吹き付けられていくことになる。
エアー供給ノズル62から排出された空気が、載置台30上に載置された圧着はがき4に吹き付けられると、図5に示すように、エアー供給ノズル62によって吹き付けられた空気が圧着はがき4の表裏、すなわち、載置台30上に載置された複数枚の圧着はがき4の間を通って載置台30とは反対側に抜け、それにより、載置台30上に載置された複数枚の圧着はがき4がエアー供給ノズル62から吹き付けられた空気によって一旦分離する。この際、挟持板10a,10bが、それぞればね32a,32bを介して支持板31a,31bに支持されているので、挟持板10a,10bの間隔が、複数枚の圧着はがき4間に入り込んだ空気の分だけ広がり、複数枚の圧着はがき4が分離することを妨げることがない。
そして、エアー供給ノズル62が支持軸63によって圧着はがき4の重ね合わせ方向に移動することにより、載置台30上に載置された複数枚の圧着はがき4のそれぞれに対して、エアー供給ノズル62から空気が順次吹き付けられていき、それにより、載置台30上に載置された複数枚の圧着はがき4の全てがエアー供給ノズル62から吹き付けられた空気によって一旦分離し、載置台30上に載置された紙束が捌かれることになる。
次に、重ね合わされた複数枚の圧着はがき4について接着部3aが生じている領域における作用について説明する。
図6は、図1に示した紙捌き装置1にて載置台30上に載置された圧着はがき4を捌く際の接着部3aが生じている領域における作用を説明するための図であり、(a)は接着部3aに空気が吹き付けられた状態を示す図、(b)は吹き付けられた空気によって接着部3aが剥離した状態を示す図である。
上述したように、載置台30上に重ね合わされて載置された複数枚の圧着はがき4に対して、圧着はがき4の全幅に渡ってエアー供給ノズル62から空気が吹き付けられると、吹き付けられた空気が複数枚の圧着はがき4間を通って反対側に抜けて、複数枚の圧着はがき4が分離することになる。
その際、図3に示したように一部に接着部3aが生じた圧着はがき4においては、図6(a)に示すように、エアー供給ノズル62から吹き付けられた空気が、圧着はがき4間に入り込んで接着部3aに当たり、エアー供給ノズル62から空気が吹き付けられる第1の方向とは反対側の第2の方向に飛び出そうとする。ところが、圧着はがき4の第1の方向とは反対側の端部、すなわち、載置台30上に載置された圧着はがき4の上面側の端部は、上面支え軸11a,11bに当接し、この上面支え軸11a,11bにより、エアー供給ノズル62から吹き付けられる空気によって反対側に飛び出さないように支えられているので、エアー供給ノズル62から吹き付けられる空気が接着部3aに当たっても、接着部3aによって互いに接着された圧着はがき4が反対側に飛び出すことが規制される。
そのため、エアー供給ノズル62から吹き付けられた空気による力が圧着はがき4の接着部3aに強く作用し、それにより、図6(b)に示すように、接着部3aが剥離して複数枚の圧着はがき4が分離されることになる。このように分離された圧着はがき4においては、図5に示したものと同様に、エアー供給ノズル62によって吹き付けられた空気が圧着はがき4の表裏、すなわち、載置台30上に載置された複数枚の圧着はがき4の間を通って載置台30とは反対側に抜け、それにより、載置台30上に載置された複数枚の圧着はがき4がエアー供給ノズル62から吹き付けられた空気によって一旦分離することになる。
このように、重ね合わされた複数枚の圧着はがき4を分離しやすく捌く際に、重ね合わされた複数枚の圧着はがき4に、複数枚の圧着はがき4が接着された接着部3aが生じている場合であっても、圧着はがき4を捌くためにエアー供給ノズル62から吹き付けられる空気によって接着部3aが剥離して、互いに接着されていた複数枚の圧着はがき4を分離することができる。
なお、本形態においては、載置台30の端面支え部材20a,20bと挟持板10a,10bとによって囲まれた領域に載置された複数枚の圧着はがき4の下面側の端部が2本の下面支え軸12a,12bによって支えられ、また、圧着はがき4の上面側の端部に2本の上面支え軸11a,11bが当接しているが、これら下面支え軸及び上面支え軸の本数はこれに限らない。ただし、下面支え軸12a,12bにおいては、圧着はがき4の下面側の端部が表出する部分が少なくなると、エアー供給ノズル62から吹き付けられた空気が複数枚の圧着はがき4間に入り込みにくくなり、また、上面支え軸11a,11bにおいては、圧着はがき4の上面側の端部が表出する部分が少なくなると、エアー供給ノズル62から吹き付けられて複数枚の圧着はがき4間に入り込んだ空気の逃げ道が少なくなり、複数枚の圧着はがき4を分離しやすく捌く効果が低減してしまうため、それらの本数は少ない方が好ましい。
(他の実施の形態)
図7は、本発明の紙捌き装置の他の実施の形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は上面から見た図である。
本形態は図7に示すように、図1に示したものに対して、上面支え軸11a,11bの代わりに支持部材として網状の上面支え板111が設けられるとともに、下面支え軸12a,12bの代わりに網状の下面支え板112が設けられる点のみが異なるものである。
上記のように構成された紙捌き装置101においても、載置台30の端面支え部材20a,20bと挟持板10a,10bとによって囲まれた領域に、重ね合わされた複数枚の用紙を載置し、下面側となる端部を支えながらもエアー供給ノズル62によって用紙の全幅に渡って空気を吹き付けることができ、また、吹き付けられた空気を複数枚の用紙の反対側に抜けるようにしながらも、エアー供給ノズル62から吹き付けられる空気によって複数枚の用紙が反対側に飛び出さないように支えることができる。
なお、上述した実施の形態においては、エアー供給ノズル62を構成する複数のエアー吹出口64が、載置台30の端面支え部材20a,20bと挟持板10a,10bとによって囲まれた領域に載置された用紙の重ね合わせ方向に直交する方向に、用紙の全幅に渡って配列され、それにより、エアー供給ノズル62が、載置台30の端面支え部材20a,20bと挟持板10a,10bとによって囲まれた領域に重ね合わされて載置された複数枚の用紙に対して、用紙の全幅に渡って空気を吹き付けているが、用紙の全幅よりも狭い幅を有する複数のエアー供給ノズル62を用紙の重ね合わせ方向に直交する方向に配列することも考えられる。
また、載置台30上に載置された複数枚の用紙を表裏から挟み込む挟持板10a,10bは、それぞれがばね32a,32bを介して支持板31a,31bに固定されることにより互いの間隔が可変となっているが、2枚の挟持板10a,10bのうち一方のみがばねを介して支持板に固定され、他方が支持板に直に固定されることにより、互いの間隔が可変となっていてもよい。
また、上述した実施の形態にて示した紙捌き装置1,101によって分離される用紙としては、上述したような圧着はがき4に限らず、用紙に施された接着加工によって複数枚重ね合わされた状態においてその一部が接着したものであれば適用することができる。また、その接着領域においては、載置台30上に載置された場合に上面側となる端部に限らない。ただし、載置台30上に載置された場合に下面側となる端部が接着されたものにおいては、エアー供給ノズル62から吹き付けられた空気が圧着はがき4間に入り込まないため、好ましくない。
本発明の紙捌き装置の実施の一形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は上面から見た図である。 図1に示したエアー供給ノズルの詳細な構造を示す図である。 図1に示した紙捌き装置にて捌かれる用紙の一例を示す図であり、(a)は重ね合わされた断面図、(b)は重ね合わされた斜視図である。 図1に示した紙捌き装置の載置台上に図3に示したように重ね合わされた圧着はがきが載置された状態を示す図であり、(a)は上から見た図、(b)は端面支え部材側から見た図である。 図1に示した紙捌き装置にて載置台上に載置された圧着はがきを捌く際の接着部が生じてない領域における作用を説明するための図である。 図1に示した紙捌き装置にて載置台上に載置された圧着はがきを捌く際の接着部が生じている領域における作用を説明するための図であり、(a)は接着部に空気が吹き付けられた状態を示す図、(b)は吹き付けられた空気によって接着部が剥離した状態を示す図である。 本発明の紙捌き装置の他の実施の形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は上面から見た図である。 圧着はがきを作製するための圧着はがき用連続紙の一構成例を示す図であり、(a)は表面の構成を示す図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 図8に示した圧着はがき用連続紙から圧着はがきを作製する場合に、はがき部とマージナル部とが組で単片状となったものを重ね合わせた状態でカットラインに沿ってはがき用紙を断裁する際の作用を説明するための図であり、(a)ははがき部とマージナル部とが組で単片状となったものを重ね合わせた状態を示す斜視図、(b)は(a)に示した状態でカットラインに沿ってはがき用紙が断裁された状態を示す斜視図である。
符号の説明
1,101 紙捌き装置
2 はがき用紙
3 感圧接着剤
3a 接着部
4 圧着はがき
10a,10b 挟持板
11a,11b 上面支え軸
12a,12b 下面支え軸
20a,20b 端面支え部材
30 載置台
31a,31b 支持板
32a,32b ばね
33 穴部
61 エアー供給器
62 エアー供給ノズル
63 支持軸
64 エアー吹出口
111 上面支え板
112 下面支え板

Claims (1)

  1. 重ね合わされた複数枚の用紙に対して、前記用紙の全幅に渡って該用紙の一端部側となる第1の方向から空気を吹き付ける空気吹付手段と、
    前記用紙の前記第1の方向とは反対側の端部を、前記複数枚の用紙が前記空気吹付手段から吹き付けられる空気によって前記第1の方向とは反対側の第2の方向に飛び出さないように支える支持部材とを有する紙捌き装置。
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