JP2009065631A - 信号再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】受信したDVB−ASI信号からジッタなどによる位相変動を抑制したクロックを再生可能とする。
【解決手段】パラレル変換されたDVB−ASI信号の各TSパケットの47hコードが、47コード検出器4により、検出された47hコードパルスEが得られ、適応型位相代替回路5を介してPLL回路の位相比較器13に供給され、分周器8からの位相基準クロックF1と位相比較される。ジッタなどによって47hコードパルスEの位相が大きく急変し、位相基準クロックF1との位相差が異常に大きい場合には、適応型位相代替回路5は、かかる47hコードパルスEに代わる代替パルスを位相比較器13に供給する。これにより、VCO15の制御電圧の急変を抑えることができ、安定した基準クロックFが得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、MPEG(Motion Picture Experts Group)規格などの圧縮符号化方式に基づいて形成された映像信号や音声信号などの放送データのパケット化されたTS(Transport Stream)の信号(TS信号)を、地上デジタル放送信号して、受信する信号再生装置に係り、特に、受信した地上デジタル放送信号からクロックを再生する信号再生装置に関する。
映像信号や音声信号からなる放送番組信号を無線伝送する場合、従来、アナログFM(Frequency Modulation:周波数変調)方式による方法で伝送していたが、近年、QAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)方式やOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex:直交周波数分割多重)方式などのデジタル変調方式による無線デジタル伝送方式が用いられるようになってきている。
このようなデジタル伝送方式を用いて放送番組信号を一般家庭に伝送(放送)する場合、かかるデジタル放送番組信号(デジタルデータ)をスタジオから、例えば、東京タワーなどに設けられた無線中継装置に送るためのSTLや無線中継装置間でデジタル放送番組信号を伝送するTTL(Transmitter to Transmitter Link)が用いられており、これらSTLやTTLの日本国内の地上デジタル放送用としては、映像信号や音声信号などの放送データを、MPEG規格などによる圧縮符号化方式に基づいて形成された約32Mbpsの伝送ビットレートのパケット化されたTS信号を上記のデジタル変調方式で変調して伝送するISDB−T(Integrated Service Digital Broadcasting-Terrestrial)方式が用いられるが、さらに、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses)の規格に従って、これと8MHzのクロックとを伝送する2線式が採られている。これに対し、日本や米国を除くほとんどの地域では、DVB(Digital Video Broadcasting)規格に従って上記のようにパケット化されたTS信号のみを伝送する1線式が採られている。
なお、ISDB−T方式は、地上デジタル放送において、1つのチャンネルを13セグメント(1セグメントは429KHzの周波数帯域)に区分し、伝送するデータに応じて1〜複数セグメントが使用できるようにした方式である。例えば、携帯機器に対しては1セグメントを使用し、通常画質のテレビジョンに対しては4セグメント、ハイビジョンに対しては12セグメント夫々使用される。
一方、中継現場で取得した放送用素材をスタジオに伝送する場合、この中継現場から基地局(無線中継装置)を経てスタジオに伝送されるが、この無線中継装置,スタジオ間では、TSL(Transmitter to Studio Link)の無線伝送回線が用いられ、上記の無線伝送方式が用いられる。これに対し、中継現場から無線中継装置への無線伝送システムとしては、中継カメラ側に設けられた送信用のFPU(Field Pickup Unit)装置と無線中継装置側に設けられた受信用のFPU装置とからなる無線伝送システム(信号再生装置)が用いられる。
図9はFPU装置を用いた従来のTSLの無線伝送システムの一例を示すブロック構成図であって、100は送信側のFPU(FPU−TX)装置、101はインターフェース、102は変調部、103はコンバータ、104は送信アンテナ、105は受信アンテナ、106は受信側のFPU(FPU−RX)装置、107はコンバータ、108は復調部、109はインターフェースである。
同図において、この従来例は、ARIBの規格によるものであって、図示しない中継用カメラ装置からの映像信号や音声信号からなる送信データDATA-tと送信クロックCK-tとがFPU−TX装置1に供給される。かかるFPU−TX装置1では、伝送ビットレートが60Mbpsや44Mbpsの送信データDATA-tを処理するものとする。また、この場合の送信クロックCK-tは44MHzである。
FPU−TX装置100において、かかる44Mbpsの送信データDATA-tと44MHzの送信クロックCK-tとはインターフェース101から入力される。入力された送信データDATA-tは、変調部102により、送信クロックCK-tを基に、エネルギー拡散変調,リードソロモン符号化,インターリーブ,畳込み符号化,64QAM変調などの処理がなされ、コンバータ103でマイクロ波帯の信号に変換されて送信用アンテナ104から送信される。
一方、受信(即ち、基地局(無線中継装置))側のFPU−RX装置106では、FPU−TX装置100から送信されたマイクロ波信号を受信アンテナ105で受信し、コンバータ107でもとの周波数帯の信号に変換した後、復調部108により、64QAM復調,ビタビ復号,デインターリーブ,リードソロモン復号,エネルギー逆拡散変調などの処理がなされもとの44Mbpsのデータ(受信データ)DATA-rとし、インターフェース109から出力する。また、このインターフェース109では、復調されたデータDATA-rから44MHzのクロックCK-rを抽出し、受信データDATA-rとともに出力する。この受信データDATA-rとクロックCK-rとが、TSLにより、スタジオ(放送局)に伝送される。
図10はFPU装置を用いた従来のTSLの無線伝送システムの他の例を示すブロック構成図であって、200は送信側のFPU(FPU−TX)装置、201はシリアル・パラレル変換/レートコンバータ、202は変調部、203はコンバータ、204は送信アンテナ、205は受信アンテナ、206は受信側のFPU(FPU−RX)装置、207はコンバータ、208は復調部、209はパラレル・シリアル変換/レートコンバータである。
同図において、この従来例は、DVBの規格によるものであって、図示しない中継用カメラ装置からの映像信号や音声信号からなる伝送ビットレートが44Mbpsのシリアルな送信データDVB-tがFPU−TX装置200に供給される。FPU−TX装置200では、この送信データDVB-tがシリアル・パラレル変換/レートコンバータ203でシリアル・パラレル変換されるとともに、付加的なパケット(NULLパケット)の挿入,削除によって所定の伝送ビットレートに変換され、さらに、変調部202で、例えば、OFDM変調され、コンバータ203でマイクロ波信号に変換されて送信用アンテナ204から送信される。
一方、受信(即ち、基地局(無線中継装置))側のFPU−RX装置206では、FPU−TX装置200から送信されたマイクロ波信号が受信アンテナ205で受信され、コンバータ207でもとの周波数帯の信号に変換した後、復調部208でOFDM復調され、パラレル・シリアル変換/レートコンバータ209でもとの44Mbpsの伝送ビットレートのシリアルなデータ(受信データ)DVB-rに変換されて出力される。
ところで、以上のような放送伝送システムにおいて、上記のSTLやTTLが不具合な状態になると、一般家庭などへの地上デジタル放送ができなくなる。このような事態を回避する方法として、かかるSTLやTTLの代替システムとして上記のFPU装置で構成された信号再生装置を使用可能とした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の技術は、送信側のFPU装置に送信用のMPEG規格で圧縮されて放送番組信号の32.5Mbps(より正確には、32.5079Mbps)のTS信号を44.5MbpsのTS信号に変換するレート変換部を設け、かつ中継現場から無線中継装置への伝送に用いる場合には、かかる伝送レートの変換が行われないように構成したものであり、送信側のFPU装置でも、これに対応する構成としたものである。
ところで、特許文献1に記載の技術のように、送信側での処理と受信側での処理とを同期させることが必要であり、このためには、通常、送信側から受信側にクロックが送られ、受信側では、このクロックを基に、受信した信号の処理が行われる。また、送信側でも、伝送レートの変換を行なう場合には、入力された32.5Mbpsの送信用の放送番組信号のTS信号を44M.7bpsのTS信号にレート変換する場合、この入力されたTS信号に同期したクロックを周波数変換する必要がある。
一方、MPEG規格のTS信号を伝送する方式の1つの規格として、DVB−ASI(Digital Video Broadcasting-Asynchronous Serial Interface)規格が知られている。これは、270Mbpsの非同期なクロックに上記のMPEG規格の32.5MbpsのTS信号を乗せて伝送するものである。かかるDVB−ASI規格でTS信号(以下、これをDVB−ASI信号という)をスタジオから送信所(無線中継装置)に送信するSTLの場合、このTS信号とともに、このTS信号のクロック周波数(=32.5079MHz)の1/4の8.127MHzのクロックと、TS信号の各フレームの開始タイミングを示すフレーム同期信号Fsyncとが送信される。
特開2006ー33236
ところで、STLでスタジオから送信所にDVB−ASI信号を送る場合、図9,図10でも説明したように、このDVB−ASI信号はマイクロ波帯の電波信号で送られる。このため、送信所では、スタジオからの直進する電波が受信されることになる。但し、地球の丸さにより、直進する電波を受信できる限界は100km程度である。本土から100kmを越える距離離れた離島との間にSTLを構成する場合、マイクロ波帯でDVB−ASI信号を伝送することができない。これを可能とするために、海底光ファイバを利用してDVB−ASI信号を光伝送することが考えられる。
しかしながら、光ファイバ装置は、通常、TS信号のみを伝送するタイプのものが多く、クロックやTS信号のフレーム開始を示すフレーム信号Fsyncの伝送には対応していない。そこで、送信所側では、受信したTS信号からクロックを再生し、これを利用してフレーム信号Fsyncを生成することが考えられる。
ところが、DVB−ASI信号は非同期であることから、受信側の送信所でこのDVB−ASI信号を処理する際にサンプリング誤差などが蓄積し、稀ではあるが、その発生周期が一時的に変動することがあり、かかるDVB−ASI信号からPLL(Phase Locked Loop:位相ロックループ)回路を用いてクロックを再生すると、そのVCO(Voltage Controled Oscilator:電圧制御型発振器)への制御電圧が一時的に大きく揺れ、再生クロックに大きなジッタ(位相変動)が発生して、後段の処理装置に大きな影響を及ぼすことになる。
本発明の目的は、かかる問題を解消し、受信したDVB−ASI信号からジッタなどによる位相変動を抑制したクロックを再生でき、このDVB−ASI信号の周期の変動を除去することができるようにした信号再生装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、47h(16進数)コードで始まるTSパケットからなるTS信号から、PLL回路を用いて、該TS信号の正規のクロックを再生する信号再生装置であって、該TS信号の該TSパケット毎に該47hコードを検出し、該47hコードのタイミングで47hコードパルスを出力する47hコード検出器と、該47hコードパルスが供給され、該PLL回路での位相比較器に供給される位相基準クロックの位相を基準位相として、該基準位相から所定の範囲内にある位相の該47hコードパルスに対しては、該47hコードパルスを出力信号とし、該所定の範囲からはずれた位相の該47hコードパルスに対しては、代替パルスを出力信号とする適応型位相代替回路とを設け、該位相基準クロックと該適応型位相代替回路の出力信号とを該PLL回路の位相比較器に供給し、該PLL回路から該正規のクロックを再生するものである。
また、本発明は、前記適応型位相代替回路が、前記基準位相に対し、前記47hコード検出器から供給される前記47hコードパルスの位相が前記所定の範囲内であるか否かを検知する適正位相範囲検知器と、該適正位相範囲検知器の検知結果に基づいて、前記所定範囲内の位相の前記47hコードパルスを前記PLL回路の前記位相比較器に供給し、前記所定の範囲を越える位相の前記47hコードパルスに対しては、前記代替パルスを前記PLL回路の前記位相比較器に供給する位相代替処理器とを備えたものである。
さらに、本発明は、前記位相代替処理器が、前記47hコード検出器から供給される前記47hコードパルスの位相が前記所定の範囲を越える進み位相であるとき、前記47hコードパルスに代えて、前記所定の範囲内の位相の前記代替パルスを前記位相比較器に出力し、前記47hコード検出器から供給される前記47hコードパルスの位相が前記所定の範囲を越える遅れ位相であるとき、該遅れ位相の前記47hコードパルスに代えて、前記所定範囲を越えたタイミングで代替パルスを前記位相比較器に出力した後、前記出力信号としての該遅れ位相の前記代替パルスによって前記PLL回路の位相比較器で得られる位相誤差信号をキャンセルする2つ目の代替パルスを前記位相比較器に出力するものである。
本発明によると、TS信号の各TSパケットに付加されている47hコードを用いてこのTS信号の適正なクロックを生成するものであるが、ジッタが生ずる47hコードパルスに対しては、これを検出して代替パルスを用いるものであるから、ジッタに影響されない適正なクロックを得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面により説明する。
図1は本発明による信号再生装置の第1の実施形態を示すブロック構成図であって、1はS/P(シリアル/パラレル)変換器、2はFPGA(Field Programmable Gate Array)、3はメモリ、4は47hコード検出器、5は適応型位相代替回路、6は適正位相範囲検知器、7は位相代替処理器、8は分周器、9はPLLロック判定回路、10はフレーム検出器、11,12は2分周器、13は位相比較器、14はLPF(ローパスフィルタ)、15はVCO、16はASI変調器、17は270MHz発振器である。
同図において、例えば、図10に示す受信側のFPU装置206から出力されるシリアルのDVB−ASI信号AはS/P変換器1に供給され、パラレルのDVB−ASI信号に変換されてメモリ3に供給される。なお、この場合、図10においては、FPU−TX200,FPU−RX装置206間の送信は、例えば、光ファイバを介して行なわれるものであるが、これに限るものではない。
ここで、シリアルDVB−ASI信号AのTS信号は、クロック周波数が32.5079MHz(クロック周期=1/32.5079μsec)で、図2に示すように、204バイト(=1632ビット)のTSパケットの配列からなるものである。このTSパケットは、8バイトのヘッダと196バイトのデータ及びパリティとから構成されており、ヘッダは、先頭に1バイトの16進数「47」を表わす47hコードが付加され、これに次いで、データの有効,無効(NULLパケット)を識別するための3バイトのPID(Packet IDentifier:パケットID)などから構成されている。
シリアルのDVB−ASI信号Aは、図3(a)に示す上記の32.5079MHzのクロック周波数のシリアルのTS信号で図3(b)に示す270MHzのクロックが変調されたものである。
S/P変換器1は、クロック周波数が270MHzのシリアルDVB−ASI信号Aを、図3(c)に示すように、その10ビット(クロック)毎に8ビット(32.5079MHzのクロック周波数のTSパケットの1ビットに相当する期間での270MHzのクロックのビット数)のパラレル信号に変換する。従って、得られたパラレルDVB−ASI信号のクロック周波数は、図3(d)に示すように、27MHzとなる。
図4は図1における各部の信号を示すタイミング図であって、以下、図4を用いて図1での各部の動作を説明する。
S/P変換器1は、入力されるクロック周波数が270MHzのシリアルDVB−ASI信号A(図4(a))を、図3で説明したようにTSパケット毎にパラレル化した、クロック周波数が27MHzのパラレルDVB−ASI信号B(図4(b))に変換し、出力するとともに、この27MHzの周波数のクロック(27Mクロック)も出力する。シリアルのTSパケットは、図2に示すように、1632ビットからなり、その期間はほぼ50μsec(=1632ビット/32.5079Mbps)であり、これが8ビットパラレルのデータが204個(=1632ビット/8)からなるパラレルデータとなるが、このパラレルのTSパケットの期間はほぼ7.5μsec(=204個/27MHz)である。従って、ほぼ50μsecのシリアルTSパケットが7.5μsecのパラレルTSパケットに変換されることになる。
そこで、1つのシリアルTSパケットがパラレルTSパケットに変換されると、次のシリアルTSパケットが始まるまでシリアル/パラレル変換処理が休止され、次のシリアルTSパケットが始まると、このシリアルTSパケットのシリアル/パラレル変換処理が行なわれる。得られたパラレルDVB−ASI信号では、ほぼ50μsec毎に7.5μsecのパラレルTSパケットからなる間欠的な信号となる。
このようにして、S/P変換器1では、シリアルのDVB−ASI信号のシリアル/パラレル変換処理が行なわれるが、得られたパラレルDVB−ASI信号での間欠的なパラレルTSパケットの期間(上記の7.5μsecの期間:有効期間)を表わす7.5μsecのEN(ENable:イネーブル)信号D(図4(d))も作成されて出力される。
クロック周波数が27MHzのパラレルDVB−ASI信号B(図4(b))と、シリアルDVB−ASI信号Aのクロック周波数270MHzを10分周した27MHzのクロック(27Mクロック)C(図4(c))と、EN信号D(図4(d))とは、FPGA2に形成されているメモリ3に供給される。
ここで、FPGA2には、メモリ3とともに、47hコード検出器と、適正位相範囲検知器6と位相代替処理器7とからなる適応型位相代替回路5と、分周器8と、PLLロック判定回路9と、フレーム検出器10と、2分周器11,12とが形成されているが、これらはFPGA2によって構成されたものに限定されるものではなく、DSP(Digital Signal Processor)でこれらの機能を持たせるようにしてもよいし、これらとして専用ICで構成したものを用いるようにしてもよく、特に限定されるものではない。
位相比較器13とLPF14とVCO15と分周器8は、パラレルDVB−ASI信号Bの47hコードから分周基準クロックF2を生成するためのPLL回路を構成しており、これに47hコード検出器4と適応型位相代替回路5とPLLクロック判定回路9とが設けられている。適応型位相代替回路5は適応位相範囲検出器6と位相代替処理器7とで構成されている。
S/P変換器1からのパラレルDVB−ASI信号Bと27MクロックCとEN信号dとはメモリ3に供給され、27MクロックCを書込クロックとして、パラレルTS信号BでのEN信号Dで決まる有効期間の部分の信号、即ち、パラレルTSパケットが順次書き込まれる。また、パラレルDVB−ASI信号Bと27MクロックCとEN信号dとは47hコード検出器4に供給され、パラレルDVB−ASI信号BのシリアルTSパケットの先頭を示す47hコードが検出され、この検出タイミングで47hコードパルスE(図4(e))が出力される。この47hコード検出器4では、27MクロックCとEN信号Dとを用いて、シリアルTS信号B毎に16進数「47」の47hコードが検出され、47hコードパルスEが生成出力されるものであって、この47hコードパルスEは32.5079MHzで1632周期のパルス、即ち、ほぼ19.9kHzのパルスである。
この47hコードパルスEは適応型位相代替回路5を介して位相比較回路13に供給される。この位相比較器13は、LPF14,VCO15及び分周器8とともに、PLL回路を形成しており、VCO15は32.5079MHzの基準クロックFを発生する。この基準クロックFは分周器8で1632分周されてほぼ19.9kHzの位相基準クロックF1が生成され、位相比較器13に供給されて適応型位相代替回路5からの47hコードパルスEと位相比較される。その位相誤差信号はLPF14で平滑処理され、制御電圧としてVCO15に供給される。VCO15はこの制御電圧によって制御され、これにより、VCO15から出力される基準クロックFの位相,周波数が47hコードパルスEに同期する。
適応型位相代替回路5は、47hコード検出器4からの47hコードパルスEの位相が位相基準クロックF1に対して異常にずれていても、これによってPLL回路が影響を受けないようにするものである。これにより、分周器8からは、VCO15からの32.5079MHzの基準クロックFを4分周した8.127MHzの分周基準クロックF2が得られるが、この分周基準クロックF2は、47hコード、従って、47hコードパルスEの異常位相(即ち、ジッタ)に影響されない安定したものとなる。この適応型位相代替回路5については、詳細に後述する。
分周器8からの分周基準クロックF2は2分周器11で2分周され、これによって得られた4.0635MHzのクロックが読出クロックとして、メモリ3から上記のパラレルTSパケットが順番に連続して読み出される。これによると、1つのパラレルTSパケットは204個の8ビットパラレルデータからなるから、1パラレルTSパケット読出期間は、
204×8/32.5079μsec=1632/32.5079μsec=約50μsec
であって、32.5079MHzのクロック周波数のシリアルTSパケットの期間長に等しい。これにより、メモリ3からはパラレルTSパケットが順次連続したクロック周波数32.5079/8MHzの8ビットパラレルデータ(32Mデータ)Iが読み出されることになる。この32MデータIはASI変調器16に供給され、270MHz発振器17からの270MHzのクロックを用いてパラレルのDVB−ASI信号J(図4(g))が生成され、次の送信所に送信される。
また、メモリ3から読み出された32MデータIはフレーム検出器10に供給され、分周器8からの分周基準クロックF2を2分周器11でさらに2分周して得られる8分周クロックを用いてフレームの先頭を示すFsync信号Kが生成される。このFsync信号Kも、ASI変調器16からのパラレルDVB−ASI信号Jとともに、次の送信所に送信される。
さらにまた、分周器8からの分周基準クロックF2も、ASI変調器16からのパラレルDVB−ASI信号Jやフレーム検出器10からのFsync信号Kとともに、次の送信所に送信される。
このようにして、ジッタに影響されない分周基準クロックF2が得られることになり、これをパラレルDVB−ASI信号Jのクロック信号して用いることができるし、また、このパラレルDVB−ASI信号Jも、この分周基準クロックF2を用いてメモリ3から読み出されるので、ジッタの影響を受けたものではない。
次に、適応型位相代替回路5について説明する。
なお、PLLロック判定回路9は、分周器8からの分周基準クロックF2とパラレルDVB−ASI信号Bとから、このPLL回路が安定(ロック)したか否かを判定し、安定したことを判定すると、適応型位相代替回路5の適正位相検知器6に起動信号Hを送り、適正位相検知器6を起動させて適応型位相代替回路5の動作を開始させる。このPLL回路がロックするまでは(即ち、適正位相検知器6が起動するまでは)、適正位相範囲検知器6から位相代替処理器7に代替指示信号Gが供給されないため、47hコード検出器4から出力される47hコードパルスEはそのまま位相代替処理器7を通ってPLL回路の位相比較器13に供給され、これにより、PLL回路がこの47hコードパルスEに位相ロックする動作を行なう。
ここで、まず、この適応型位相代替回路5が設けられない場合の従来のPLL回路の動作について、図5により、説明する。
図5(a)は位相基準クロックF1の位相を基準位相θSとして、この基準位相θSに対する47hコードパルスEの位相のずれ(位相差)が小さい場合の位相比較器13が出力する位相誤差電圧Δθを示すものであって、図5(a),(イ)に示すように、47hコードパルスEの位相が基準位相θSと一致する場合には、位相比較器13からの位相誤差電圧Δθは0である。この場合には、VCO15は現在の基準クロックFの位相,周波数をそのまま保持するように制御される。また、図5(a),(ロ)に示すように、47hコードパルスEの位相が基準位相θSよりも小さく進んでいる場合には、その位相差に応じた正の位相誤差電圧Δθが位相比較器13から出力され、これにより、VCO15は基準クロックFの周波数を上昇させて、位相基準クロックF1の基準位相θSが小さく進むように(左向きの短い矢印)、制御される。さらに、図5(a),(ハ)に示すように、47hコードパルスEの位相が基準位相θSよりも小さく遅れている場合には、その位相差に応じた負の位相誤差電圧Δθが位相比較器13から出力され、これにより、VCO15は基準クロックFの周波数を下降させて位相基準クロックF1の基準位相θSが小さく遅れるように(右向きの短い矢印)、制御される。このように、47hコードパルスEの位相と基準位相θSとの位相差が小さい場合に、小さい制御電圧により、47hコードパルスEと位相基準クロックF1とが位相同期するように、PLL回路が制御されることになる。
図5(b)は位相基準クロックF1の位相、即ち、基準位相θSに対する47hコードパルスEの位相差が大きい場合の位相比較器13が出力する位相誤差電圧Δθを示すものであって、図5(b),(イ)に示すように、47hコードパルスEの位相が基準位相θSよりも大きく進む場合には、その位相差に応じた正の大きな位相誤差電圧Δθが位相比較器13から出力され、これにより、VCO15は基準クロックFの周波数を上昇させて位相基準クロックF1の基準位相θSが大きく進むように(左向きの長い矢印)、制御される。また、図5(b),(ロ)に示すように、47hコードパルスEの位相が基準位相θSよりも大きく遅れる場合には、その位相差に応じた負の大きな位相誤差電圧Δθが位相比較器13から出力され、これにより、VCO15は基準クロックFの周波数を下降させて位相基準クロックF1の基準位相θSが大きく遅れるように(右向きの長い矢印)、制御される。このように、47hコードパルスEの位相と基準位相θSとの位相差が大きい場合も、この場合、制御電圧は大きくなるが、47hコードパルスEと位相基準クロックF1とが位相同期するように、PLL回路が制御されることになる。
PLLロック判定回路9が起動信号Hを出力する前の適応型位相代替回路5が動作していない期間でのPLL回路の動作も、以上の動作と同様である。
次に、PLLロック判定回路9からの起動信号Hによる起動後の適応型位相代替回路5とPLL回路の動作について、図6,図7を用いて説明する。
まず、位相基準クロックF1の位相、即ち、基準位相θSに対する47hコードパルスEの位相のずれが小さい場合について、図6を用いて説明する。
ここで、基準位相θSに対する47hコードパルスEの位相のずれが小さいとは、図6(a)に示すように、この基準位相θSの前から後にわたる所定の期間を適正位相範囲PPEとし、この適正位相範囲PPE内にある位相をいう。この適正位相範囲PPEとしては、例えば、基準位相θSを中心として、32.5079MHzのクロックで3クロック分の範囲とする。但し、これのみに限るものではない。
47hコードパルスEの位相がこの適正位相範囲PPE内にあるときには、適正位相範囲検知器6から代替指示信号Gが発生されず、これにより、このときの47hコードパルスEはそのまま位相代替処理器7を通過してPLL回路の位相比較器13に供給される。
そこで、図6(b)に示すように、47hコードパルスEの位相が基準位相θSと一致する場合には、この47コードパルスEは位相代替処理器7を介して位相比較器13に供給され、位相比較器13からの位相誤差電圧Δθは0となる。この場合には、VCO15は現在の基準クロックFの位相,周波数をそのまま保持するように制御される。また、図6(c)に示すように、47hコードパルスEの位相が適正位相範囲PPE内で基準位相θSよりも進んでいる場合も、この47コードパルスEは位相代替処理器7を介して位相比較器13に供給され、その位相差に応じた正の位相誤差電圧Δθが位相比較器13から出力される。これにより、VCO15は基準クロックFの周波数を上昇させて位相基準クロックF1の基準位相θSが小さく進むように(左向きの短い矢印)、制御される。さらに、図6(d)に示すように、47hコードパルスEの位相が適正位相範囲PPE内で基準位相θSよりも遅れている場合も、この47コードパルスEは位相代替処理器7を介して位相比較器13に供給され、その位相差に応じた負の位相誤差電圧Δθが位相比較器13から出力される。これにより、VCO15は基準クロックFの周波数を下降させて位相基準クロックF1の基準位相θSが小さく遅れるように(右向きの短い矢印)、制御される。このように、47hコードパルスEの位相が適正位相範囲PPE内にあるときには、PLL回路は、図5に示した従来のPLL回路と同様の動作が行なわれ、適応型位相代替回路5がない場合と同様の動作を実行することになる。
次に、47hコードパルスEの位相が適正位相範囲PPEを越える場合の動作について、図7を用いて説明する。これは、ジッタなどによって47hコードの位相が大きく急変した場合に生ずるものである。
図7(a)は、図6(a)と同様、位相基準クロックF1の基準位相θSに対する適正位相範囲PPEを示すものである。
図7(b)に示すように、47hコードパルスEの位相が、適正位相範囲PPEを越えて、大きく進んだ場合には、適応型位相代替回路5がない場合、この47hコードパルスEの位相と基準位相θSとの間の正の大きな位相誤差電圧Δθ’が位相比較器13で得られ、これに基づく制御電圧によってVCO15は基準クロックFの周波数を大きく上昇させるが、この実施形態では、適応型位相代替回路5において、適正位相範囲検知器6が、47hコードパルスEを検知し、その位相が適正位相範囲PPEを越えて進んでいることを判定すると、基準基準位相θSのタイミングで代替指示信号Gを発生して位相代替処理器7に供給する。位相代替処理器7は、この代替指示信号Gを受けると、分周器8から代替パルスF3を取り込み、47hコードパルスEに代えてこの代替パルスF3を位相比較器13に供給する。
ここで、この代替パルスF3は、位相基準クロックF1よりも32.5079MHzのクロックの1クロック分遅れたパルスであり、分周器8はかかる代替パルスF3も生成している。また、適正位相範囲検知器6は、位相基準スロックF1が供給される毎に、VCO15からの基準クロックFを繰り返しカウントしており、そのカウント値によって適正位相範囲PPEの期間を判定するとともに、また、47hコードパルスEのタイミングをこのカウント値によって認識し、この47hコードパルスEの位相が適正位相範囲PPE外にあるか否かを判定している。そして、47hコードパルスEの位相が適正位相範囲PPEよりも進んでいると判定した場合には、代替指示信号Gを位相代替処理器7に送り、位相代替処理器7は、この代替指示信号Gを受けると、このときの47hコードパルスEを阻止し、代わりに分周器8からの代替パルスF3を位相比較器13に送るものである。これにより、位相比較器13では、位相基準クロックF1とこの代替パルスF3とが位相比較され、これらの位相差に応じた充分小さい位相誤差電圧Δθが得られることになる。従って、VCO15は上記のジッタによって影響されず、これから得られる基準クロックFは大きく位相が変動することなく、安定した位相、周波数のクロックとなる。
図7(c)に示すように、47hコードパルスEの位相が、適正位相範囲PPEを越えて、大きく遅れた場合には、適応型位相代替回路5がない場合、この47hコードパルスEの位相と基準位相θSとの間の正の大きな位相誤差電圧Δθ’が位相比較器13で得られ、これに基づく制御電圧によってVCO15は基準クロックFの周波数を大きく下降させるが、この実施形態では、適応型位相代替回路5において、かかる47hコードパルスEによる位相誤差電圧Δθ’をキャンセルし、位相比較器13での位相誤差信号Δθに変化を与えないようにする代替パルスF3を用いたのと等化な処理を行なうものである。
以下、図8を用いて47hコードパルスEの位相が適正位相範囲PPEよりも遅れている場合の処理動作を具体的に説明する。
図8(a)は、図7(a)と同様、位相基準クロックF1と適正位相範囲PPEとを示すものであり、これらを時間基準として説明する。
ここで、図8(b)に示すように、適正位相範囲PPEの終了時点t1から所定期間の遅れ処理範囲DPEが設定されている。この遅れ処理範囲DPEの期間は、例えば、32.5079MHzのクロックで2〜3クロック分の期間とする。適正位相範囲検知器6は、また、47hコードパルスEの位相がこの遅れ処理範囲DPE内にあるか否かも検出し、その検出結果も、代替指示信号Gとして、位相代替処理器7に出力する。
図8(c)に示すように、47hコードパルスEの位相がこの遅れ処理範囲DPE内にあるときには、適正位相範囲検知器6からの代替指示信号Gにより、位相代替処理器7は、47hコード検出器4からの47hコードパルスEをそのまま位相比較器13に供給すると共に、この47hコードパルスを一定時間遅延して得られるパルスを、代替パルスE’として、位相比較器13に供給する。また、適正位相範囲検知器6は、位相基準クロックF1から32.5079MHzのクロックを用いて時間を計測しており、47hコードパルスEの位相が適正位相範囲PPEよりも遅れる場合には、位相基準クロックF1からこの47hコードパルスEまでの時間の計測情報T1を位相代替処理器7に送る。これにより、位相代替処理器7は、代替指示信号Gにより、47hコードパルスEの位相が遅れ処理範囲DPE内にあることが認識されると、上記のように、この47hコードパルスEに続けて代替パルスE’を位相比較器13に供給するとともに、代替パルスE’よりも上記の計測情報T1の時間遅れて、代替クロックF1’を位相比較器13に供給する。
このように、47hコードパルスEと位相基準クロックF1夫々に続いて代替パルスE’と代替クロックF1’とを上記の時間間隔T1で位相比較器13に供給することにより、位相比較器13では、位相基準クロックF1と47hコードパルスEとの位相差に応じた位相誤差信号Δθは、代替パルスE’と代替クロックF1’との位相差に応じた位相誤差信号(−Δθ)によってキャンセルされ、図7(c)に示す47hコードパルスEの代替パルスF3を用いた場合と同等の効果が得られることになる。
また、図8(d)に示すように、47hコードパルスEの位相が遅れ処理範囲DPEよりもさらに遅れているときには、適正位相範囲検知器6はこの遅れ処理範囲DPE内に47hコードパルスEがないことから、この遅れ処理範囲DPEの終了と共に代替指示信号Gを位相代替処理器7に送る。位相代替処理器7は、この代替指示信号Gにより、47hコードパルスEの第1の代替パルスE1’をこの47hコードパルスの経路を介して位相比較器13に送り、これに続けて第2の代替信号E2’を位相比較器13に送る。この場合、47hコード検出器4からの47hコードパルスEは阻止され、位相比較器13に供給されない。そして、第2の代替信号E2’を出力してから、位相基準クロックF1の基準位相θSから遅れ処理範囲DPEの終了時点までの時間T2に等しい時間経過すると、位相基準クロックF1の径路を介して代替クロックF1’を出力し、位相比較器13に供給する。
このように、47hコードパルスEの第1の代替パルスE1’と位相基準クロックF1夫々に続いて第2の代替パルスE2’と代替クロックF1’とを上記の時間間隔T2で位相比較器13に供給することにより、位相比較器13では、位相基準クロックF1と47hコードパルスEの第1の代替パルスE1’との位相差に応じた位相誤差信号Δθは、第2の代替パルスE’と代替クロックF1’との位相差に応じた位相誤差信号(−Δθ)によってキャンセルされ、図7(c)に示す47hコードパルスEの代替パルスF3を用いた場合と同等の効果が得られることになる。
なお、図8(c)に示す場合も、図8(d)に示すように、47hコード検出器4からの47hコードパルスEを阻止し、第1,第2の代替パルスE1’,E2’を用いるようにしてもよい。
以上のように、この実施形態では、ジッタによってDVB−ASI信号の位相が急変しても、かかるジッタに影響されない安定した周波数,位相の基準クロックF2が得られることになる。
本発明による信号再生装置の第1の実施形態を示す斜視図である。 シリアルTS信号のTSパケットのフォーマットを示す図である。 図1におけるS/P変換器の動作を示すタイミング図である。 図1における各部の信号を示すタイミング図である。 従来のPLL回路の動作を示すタイミング図である。 図1におけるPLL回路の47hコードパルスEの位相が適正位相範囲PPE内にあるときの動作を示すタイミング図である。 図1におけるPLL回路の47hコードパルスEの位相が適正位相範囲PPE外にあるときの動作を示すタイミングである。 図7(c)の処理動作を具体的に示すタイミング図である。 FPU装置を用いた従来のTSLの無線伝送システムの一例を示すブロック構成図である。 FPU装置を用いた従来のTSLの無線伝送システムの他の例を示すブロック構成図である。
符号の説明
1 S/P変換器
3 メモリ
4 47hコード検出器
5 適応型位相代替回路
6 適正位相範囲検知器
7 位相代替処理器
8 4分周器
9 PLLロック判定回路
10 フレーム検出器
11,12 2分周器
13 位相比較器
14 LPF
15 VCO
16 ASI変調器
17 270MHz発振器

Claims (3)

  1. 47h(16進数)コードで始まるTSパケットからなるTS信号から、PLL回路を用いて、該TS信号の正規のクロックを再生する信号再生装置であって、
    該TS信号の該TSパケット毎に該47hコードを検出し、該47hコードのタイミングで47hコードパルスを出力する47hコード検出器と、
    該47hコードパルスが供給され、該PLL回路での位相比較器に供給される位相基準クロックの位相を基準位相として、該基準位相から所定の範囲内にある位相の該47hコードパルスに対しては、該47hコードパルスを出力信号とし、該所定の範囲からはずれた位相の該47hコードパルスに対しては、代替パルスを出力信号とする適応型位相代替回路と
    を設け、
    該位相基準クロックと該適応型位相代替回路の出力信号とを該PLL回路の位相比較器に供給し、該PLL回路から該正規のクロックを再生することを特徴とする信号再生装置。
  2. 請求項1において、
    前記適応型位相代替回路は、
    前記基準位相に対し、前記47hコード検出器から供給される前記47hコードパルスの位相が前記所定の範囲内であるか否かを検知する適正位相範囲検知器と、
    該適正位相範囲検知器の検知結果に基づいて、前記所定範囲内の位相の前記47hコードパルスを前記PLL回路の前記位相比較器に供給し、前記所定の範囲を越える位相の前記47hコードパルスに対しては、前記代替パルスを前記PLL回路の前記位相比較器に供給する位相代替処理器と
    を備えたことを特徴とする信号再生装置。
  3. 請求項2において、
    前記位相代替処理器は、
    前記47hコード検出器から供給される前記47hコードパルスの位相が前記所定の範囲を越える進み位相であるとき、前記47hコードパルスに代えて、前記所定の範囲内の位相の前記代替パルスを前記位相比較器に出力し、
    前記47hコード検出器から供給される前記47hコードパルスの位相が前記所定の範囲を越える遅れ位相であるとき、該遅れ位相の前記47hコードパルスに代えて、前記所定範囲を越えたタイミングで代替パルスを前記位相比較器に出力した後、前記出力信号としての該遅れ位相の前記代替パルスによって前記PLL回路の位相比較器で得られる位相誤差信号をキャンセルする2つ目の代替パルスを前記位相比較器に出力する
    ことを特徴とする信号再生装置。
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