JP2009065604A - 無線通信装置、無線通信システム、プログラムおよび無線通信方法 - Google Patents

無線通信装置、無線通信システム、プログラムおよび無線通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信装置、無線通信システム、プログラムおよび無線通信方法を提供すること。
【解決手段】無線通信の基地局30と通信可能であり移動体の移動に追従して移動される無線通信装置20であって、前記基地局に固有に付与された基地局識別情報が未知である未知基地局の位置情報が記録されている記憶部234と、前記記憶部に記録されている前記未知基地局の位置情報を前記移動体または前記移動体の操作主体に通知する通知部と、前記未知基地局を含む基地局から送信される前記基地局識別情報を含む無線信号を受信する通信部と、前記通信部により受信された無線信号に含まれる基地局識別情報を前記記憶部に記録する記録部232と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、無線通信装置、無線通信システム、プログラムおよび無線通信方法に関する。
近年、GPS(Global Positioning System)や無線LAN(Local Area Network)の基地局(アクセスポイント)と通信可能な無線通信装置が広く普及している。かかる無線通信装置は、GPS測位や無線LANを利用して自装置の位置を推定することができる。このような無線通信装置を用いた位置推定技術は、ナビゲーション、セキュリティーまたは娯楽などの多岐にわたる分野において重要な共通基盤技術である。しかし、GPS測位に基づく位置推定技術は、起動時に同期補足のために要する時間が長く、また、衛星からの無線信号が届かない屋内や地下での利用が困難であった。
一方、無線LANを利用する位置推定技術は、無線通信装置が基地局から受信した無線信号の信号強度と、事前に登録されている基地局の位置情報と、に基づいて無線通信装置の位置を推定する技術である。また、無線LANの基地局は屋内や地下にも設置されるため、無線LANを利用する位置推定技術によれば、GPS測位に基づく位置推定技術では困難であった屋内や地下での位置推定ができる。すなわち、上記位置推定方法は、無線端末の周囲に設置された無線LANの基地局の位置を示す基地局情報が位置推定装置に登録されていれば、利便性、簡易性に優れた位置推定技術といえる。
このため、近日、無線LANの基地局情報のデータベースを構築するための技術が提案されている。例えば、特許文献1には、現在位置取得機能を有する無線通信装置が受信した基地局識別情報と、現在位置取得機能により取得された無線通信装置の現在位置を対応付けて登録する方法が記載されている。また、特許文献2には、GPS受信機能および無線LAN通信機能を備えた車両において、無線LANの基地局から受信した無線信号に含まれる基地局識別情報に、GPS受信機能を利用して得られる位置情報を対応付けて登録する方法が記載されている。
特開2007−43574号公報 米国特許出願公開第2006/0095349号明細書
しかし、従来の方法において収集される基地局情報は、例えば無線通信装置を移動させる移動体による移動経路に依存する。したがって、移動体が、基地局情報が既知である基地局の近辺ばかりを移動した場合、新たな基地局情報が得られず、効率的でないという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、基地局情報をより効率的に収集することが可能な、新規かつ改良された無線通信装置、無線通信システム、プログラムおよび無線通信方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、無線通信の基地局と通信可能であり移動体の移動に追従して移動される無線通信装置であって、前記基地局に固有に付与された基地局識別情報が未知である未知基地局の位置情報が記録されている記憶部と、前記記憶部に記録されている前記未知基地局の位置情報を前記移動体または前記移動体の操作主体に通知する通知部と、前記未知基地局を含む基地局から送信される前記基地局識別情報を含む無線信号を受信する通信部と、前記通信部により受信された無線信号に含まれる基地局識別情報を前記記憶部に記録する記録部と、を備える無線通信装置が提供される。
かかる構成においては、通知部が記憶部に記録されている未知基地局の位置情報を移動体または移動体の操作主体に通知する。したがって、通知部による未知基地局の位置情報の通知に基づき、移動体の移動と共に無線通信装置が未知基地局の位置付近に移動され得る。すると、通信部は未知基地局の位置付近において未知基地局の基地局識別情報を含む無線信号を未知基地局から受信することができる。ここで、記録部は、通信部により受信された無線信号に含まれる基地局識別情報を記憶部に記録する。その結果、記憶部に未知基地局の基地局識別情報が記録部により記録され得るため、未知基地局の位置情報と基地局識別情報とを対応付け、例えば以降の位置推定に活用することが可能となる。
前記無線通信装置の位置情報を取得する位置情報取得部をさらに備え、前記通信部は所定周期で無線信号を受信し、前記記録部は、前記位置情報の取得時刻と前記位置情報を対応付けて前記記憶部に記録し、前記通信部により受信された無線信号に含まれる基地局識別情報に前記通信部による無線信号の受信時刻を対応付けて前記記憶部に記録してもよい。
かかる構成においては、ある位置情報の取得時刻に近似する受信時刻に対応付けて記憶部に記録されている基地局識別情報が、該位置情報の示す位置付近において通信部により受信された無線信号に含まれていた基地局識別情報である。すなわち、ある位置情報から、該位置情報の示す位置付近に存在する基地局の基地局識別情報を抽出することができる。したがって、未知基地局の位置情報と一致または近似する位置情報に基づき、記憶部に記録された基地局識別情報から未知基地局の基地局識別情報を抽出することが可能となる。
前記通信部により受信された無線信号の送信元の基地局ごとの受信強度を測定する測定部をさらに備え、前記記録部は、前記基地局識別情報および前記無線信号の受信時刻に、さらに前記測定部により測定された前記受信強度を対応付けて前記記憶部に記録してもよい。
かかる構成においては、未知基地局の位置情報と一致または近似するある位置情報に基づき複数の基地局識別情報が抽出された場合、各基地局識別情報に対応付けられている受信強度に基づいて未知基地局の基地局識別情報を特定することが可能となる。例えば、未知基地局の位置情報とある位置情報とが極めて近似する場合、複数の基地局識別情報のうちで、最も強い信号強度が対応付けられている基地局識別情報が未知基地局の基地局識別情報であると判断することができる。
前記無線信号は、前記無線信号の送信元の基地局に付与されている基地局付与情報をさらに含み、前記記録部は、前記基地局識別情報に前記基地局付与情報を対応付けて前記記憶部に記録してもよい。例えば、未知基地局の基地局付与情報は既知であり、記憶部に複数の基地局識別情報が記録されている場合、未知基地局の基地局付与情報が対応付けられている基地局識別情報が未知基地局の基地局識別情報であると判断することができる。
前記移動体または前記移動体の操作主体により所定操作が行なわれる操作部をさらに備え、前記記録部は、前記操作部に対して前記所定操作が行なわれると、前記通信部により受信された無線信号に含まれる基地局識別情報を前記記憶部に記録してもよい。例えば、所定操作が未知基地局付近で行なわれると、未知基地局から送信された無線信号が通信部により受信されるため、記憶部に未知基地局の基地局識別情報が記録される。その結果、事後的に未知基地局の位置情報に、未知基地局の基地局識別情報を対応付けることが可能となる。
前記通信部は、前記記録部により前記記憶部に記録された基地局識別情報を送信してもよい。かかる構成においては、通信部から記憶部に記録された基地局識別情報を受信した情報処理装置において、未知基地局の位置情報に、未知基地局の基地局識別情報を対応付けることが可能となる。
周囲の映像を撮像する撮像部をさらに備え、前記通知部は、前記撮像部により撮像された映像を前記移動体の操作主体に通知してもよい。かかる構成においては、移動体の操作主体が、撮像部により撮像された映像に基づいて移動体の移動を操作することが可能となる。ここで、無線通信装置は移動体の移動に追従して移動されるため、無線通信装置は、例えば移動体の操作主体と遠隔した位置に存在する未知基地局の基地局識別情報を記憶部に記録することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、無線通信の基地局と通信可能であり移動体の移動に追従して移動される無線通信装置と、前記無線通信装置により取得された情報を処理する情報処理装置と、を備える情報処理システムが提供される。前記無線通信装置は、前記基地局に固有に付与された基地局識別情報が未知である未知基地局の位置情報が記録されている記憶部と、前記記憶部に記録されている前記未知基地局の位置情報を前記移動体または前記移動体の操作主体に通知する通知部と、前記未知基地局を含む基地局から送信される前記基地局識別情報を含む無線信号を受信する通信部と、前記通信部により受信された無線信号に含まれる基地局識別情報を前記記憶部に記録する記録部とを備える。前記情報処理装置は、前記記憶部に記録されている基地局識別情報のうちの前記未知基地局の位置付近で前記通信部により受信された無線信号に含まれていた基地局識別情報と、前記未知基地局の位置情報とを対応付ける処理部を備える。
かかる構成においては、通知部が記憶部に記録されている未知基地局の位置情報を移動体または移動体の操作主体に通知する。したがって、通知部による未知基地局の位置情報の通知に基づき、移動体の移動と共に無線通信装置が未知基地局の位置付近に移動され得る。すると、通信部は未知基地局の位置付近において未知基地局の基地局識別情報を含む無線信号を未知基地局から受信することができる。ここで、記録部は、通信部により受信された無線信号に含まれる基地局識別情報を記憶部に記録する。その結果、記憶部に未知基地局の基地局識別情報が記録部により記録され得る。したがって、情報処理装置の処理部が、未知基地局の位置情報に基地局識別情報を効率的に対応付け、例えば以降の無線通信装置の位置推定に活用することが可能となる。
前記無線通信装置は、前記無線通信装置の位置情報を取得する位置情報取得部をさらに備え、前記通信部は所定周期で無線信号を受信し、前記記録部は、前記位置情報の取得時刻と前記位置情報を対応付けて前記記憶部に記録し、前記通信部により受信された無線信号に含まれる基地局識別情報に前記通信部による無線信号の受信時刻を対応付けて前記記憶部に記録してもよい。また、前記情報処理装置は、前記記憶部において、前記未知基地局の位置情報との差分が第1の設定範囲内である位置情報に対応付けて記録されている前記位置情報の取得時刻を抽出する抽出部をさらに備え、前記処理部は、前記抽出部により抽出された取得時刻との差分が第2の設定範囲内である受信時刻が対応付けられている基地局識別情報と、前記未知基地局の位置情報と、を対応付けてもよい。
かかる構成においては、ある位置情報の取得時刻に近似する受信時刻に対応付けて記憶部に記録されている基地局識別情報が、該位置情報の示す位置付近において通信部により受信された無線信号に含まれていた基地局識別情報である。すなわち、ある位置情報から、該位置情報の示す位置付近に存在する基地局の基地局識別情報を抽出することができる。したがって、未知基地局の位置情報との差分が第1の設定範囲内である位置情報に基づき、記憶部に記録された基地局識別情報から未知基地局の基地局識別情報を抽出することが可能となる。
前記無線通信装置は、前記通信部により受信された無線信号の送信元の基地局ごとの受信強度を測定する測定部をさらに備え、前記記録部は、前記基地局識別情報および前記無線信号の受信時刻に、さらに前記測定部により測定された前記受信強度を対応付けて前記記憶部に記録してもよい。また、前記処理部は、前記抽出部により抽出された取得時刻との差分が前記第2の設定範囲内である受信時刻が対応付けられている基地局識別情報のうちで、該基地局識別情報に対応付けられている受信強度に基づいて選択された基地局識別情報と、前記未知基地局の位置情報と、を対応付けてもよい。
かかる構成においては、未知基地局との差分が第1の設定範囲内である位置情報に基づき複数の基地局識別情報が抽出された場合、各基地局識別情報に対応付けられている受信強度に基づいて未知基地局の基地局識別情報を特定することが可能となる。例えば、複数の基地局識別情報のうちで、最も強い信号強度が対応付けられている基地局識別情報が未知基地局の基地局識別情報であると判断してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、無線通信の基地局と通信可能であり移動体の移動に追従して移動される無線通信装置であって、前記基地局に固有に付与された基地局識別情報が未知である未知基地局の位置情報が記録されている記憶媒体に記録されている前記未知基地局の位置情報を前記移動体または前記移動体の操作主体に通知する通知部と、前記未知基地局を含む基地局から送信される前記基地局識別情報を含む無線信号を受信する通信部と、前記通信部により受信された無線信号に含まれる基地局識別情報を記憶媒体に記録する記録部と、を備える無線通信装置として機能させるためのプログラムが提供される。
かかるプログラムは、例えばCPU、ROMまたはRAMなどを含むコンピュータのハードウェア資源に、上記のような通知部、通信部および記録部の機能を実行させることができる。すなわち、当該プログラムを用いるコンピュータを、上述の無線通信装置として機能させることが可能である。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、無線通信の基地局と通信可能であり移動体の移動に追従して移動される無線通信装置において実行される無線通信方法であって、記憶媒体に前記基地局に固有に付与される基地局識別情報が未知である未知基地局の位置情報を記録するステップと、前記記憶媒体に記録されている前記未知基地局の位置情報を前記移動体または前記移動体の操作主体に通知するステップと、前記未知基地局を含む基地局から送信された前記基地局識別情報を含む無線信号を受信するステップと、前記基地局から受信した無線信号に含まれる基地局識別情報を前記記憶媒体に記録するステップと、を含む無線通信方法が提供される。
以上説明したように本発明にかかる無線通信装置、無線通信システム、プログラムおよび無線通信方法によれば、基地局情報をより効率的に収集することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、以下の順序にしたがって当該「発明を実施するための最良の形態」を説明する。
〔1〕位置推定システム
〔1−1〕位置推定システムの概要
〔1−2〕無線通信装置のハードウェア構成
〔1−3〕位置推定システムの機能
〔2〕基地局情報収集システム
〔2−1〕基地局情報収集システムの概要
〔2−2〕基地局情報収集システムの機能
〔2−3〕基地局情報収集システムの動作
〔3〕まとめ
〔1〕位置推定システム
〔1−1〕位置推定システムの概要
まず、本実施形態にかかる位置推定システム1の概要を図1を参照して説明する。
図1は、本実施形態にかかる位置推定システム1の構成例を示した説明図である。位置推定システム1は、無線通信装置20と、基地局30A、30B、30Cおよび30Dと、位置推定サーバ40と、を含む。
基地局30A、30B、30Cおよび30Dは、空間的に散在する通信装置間の通信を中継する。例えば、基地局30A、30B、30Cおよび30Dは、それぞれの電波到達範囲内にある無線通信装置20と他の無線通信装置(図示せず。)との無線通信を中継したり、無線通信装置20と、基地局30A、30B、30Cおよび30Dに有線で接続された通信装置との通信を中継したりすることができる。
具体的には、基地局30A、30B、30Cおよび30Dは、WiFi(Wireless Fidelity)規格に基づく無線LAN(Local Area Network)の基地局であっても、GSM(Global System for Mobile Communications)の基地局であっても、Bluetoothの基地局であってもよい。なお、本明細書においては、特に区別する必要が無い場合、基地局30A、30B、30Cおよび30Dを単に基地局30と総称する。
基地局30は、無線通信を中継する際に送信する信号の他に、基地局30の存在を周囲に報知するためのビーコン信号を定期的に送信することができる。該ビーコン信号には、例えば基地局30に固有に付与される基地局識別情報としてのMACアドレスなどの基地局IDが含まれる。その結果、無線通信装置20は、受信したビーコン信号に含まれる基地局IDに基づいて、周囲に存在する基地局30の存在を確認することができる。
無線通信装置20は、基地局30が制御する無線通信に基づいて各種データを送受信することができる。例えば、無線通信装置20は、基地局30を介してコンテンツ配信サーバ(図示せず。)からコンテンツデータを受信したり、他の無線通信装置(図示せず。)と電子メールを送受信することができる。なお、コンテンツデータとしては、音楽、講演およびラジオ番組などの音楽データや、映画、テレビジョン番組、ビデオプログラム、写真、絵画および図表などの映像データや、ゲームおよびソフトフェアなどの任意のデータがあげられる。
また、図1においては携帯用ゲーム機器を無線通信装置20の一例として示しているが、無線通信装置20は、例えば、PC(Personal Computer)、家庭用映像処理装置(DVDレコーダ、ビデオデッキなど)、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置、PDA(Personal Digital Assistant)、家庭用ゲーム機器、家電機器などの情報処理装置であってもよい。
また、無線通信装置20は、各基地局30から送信される信号(例えば、ビーコン信号)を受信すると、該信号の信号強度を測定し、測定した信号強度を各基地局30の基地局IDと対応付け、電測情報として位置推定サーバ40に送信することができる。
位置推定サーバ40は、事前に各基地局30が設置されている位置情報が基地局IDと対応付けられた基地局情報を記憶しており、無線通信装置20から受信した信号強度情報と、上記基地局情報とに基づいて、例えば三角測量の原理により無線通信装置20の位置を推定する機能を有する。位置推定サーバ40は、上記推定した位置を無線通信装置20に通知し、無線通信装置20は自端末位置を認識することができる。なお、位置推定サーバ40は、無線通信装置20に限らず、他の複数の無線通信装置からの位置推定要求に応じることができる。
このように基地局30から送信される信号を利用する位置推定方法は、無線通信装置20が基地局30の電波到達範囲内に存在すれば地下や屋内であっても実行できる点でGPSを利用する位置推定方法よりも有効である。
〔1−2〕無線通信装置のハードウェア構成
以上、図1を参照して位置推定システム1の概要を説明した。続いて、位置推定システム1を構成する無線通信装置20のハードウェア構成を図2を参照して説明する。
図2は、無線通信装置20のハードウェア構成を示したブロック図である。無線通信装置20は、CPU(Central Processing Unit)201と、ROM(Read Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203と、ホストバス204と、ブリッジ205と、外部バス206と、インタフェース207と、入力装置208と、出力装置210と、ストレージ装置(HDD)211と、ドライブ212と、通信装置215とを備える。
CPU201は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って無線通信装置20内の動作全般を制御する。また、CPU201は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM202は、CPU201が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM203は、CPU201の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一次記憶する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス204により相互に接続されている。
ホストバス204は、ブリッジ205を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス206に接続されている。なお、必ずしもホストバス204、ブリッジ205および外部バス206を分離構成する必要はなく、一のバスにこれらの機能を実装してもよい。
入力装置208は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイク、スイッチおよびレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU201に出力する入力制御回路などから構成されている。無線通信装置20のユーザは、該入力装置208を操作することにより、無線通信装置20に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置210は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Display)装置およびランプなどの表示装置と、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置で構成される。出力装置210は、例えば、再生されたコンテンツを出力する。具体的には、表示装置は再生された映像データ等の各種情報をテキストまたはイメージで表示する。一方、音声出力装置は、再生された音声データ等を音声に変換して出力する。
ストレージ装置211は、本実施形態にかかる無線通信装置20の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置211は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。ストレージ装置211は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)で構成される。このストレージ装置211は、ハードディスクを駆動し、CPU201が実行するプログラムや各種データを格納する。また、このストレージ装置211は、後述の、地図情報、電測情報、ログ情報などを記憶する。
ドライブ212は、記憶媒体用リーダライタであり、無線通信装置20に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ212は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体24に記録されている情報を読み出して、RAM203に出力する。
通信装置215は、例えば、通信網12に接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。また、通信装置215は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置であっても、ワイヤレスUSB対応通信装置であっても、有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。この通信装置215は、位置推定サーバ40や基地局30との間で、通信網12を介して各種データを送受信する。また、後述の情報処理サーバ50と通信することもできる。
なお、位置推定サーバ40や後述の情報処理サーバ50のハードウェア構成は、無線通信装置20のハードウェア構成と実質的に同一に構成してもよいため、詳細な説明は省略する。
〔1−3〕位置推定システムの機能
次に、図3〜図5を参照して本実施形態にかかる位置推定システム1の機能を詳細に説明する。
図3は、本実施形態にかかる位置推定システム1に含まれる無線通信装置20および位置推定サーバ40の構成を示したブロック図である。図3に示したように、無線通信装置20は、通信部216と、測定部220と、位置情報取得部224と、情報記録部230と、表示部228と、を備える。また、位置推定サーバ40は、通信部416と、位置推定部420と、基地局情報記憶部424と、を備える。
通信部216は、基地局30および位置推定サーバ40と情報を送受信するためのインターフェースである。通信部216は、例えば、位置推定サーバ40に対して電測情報を送信する送信部としての機能や、基地局30から無線信号を受信する受信部としての機能を有する。なお、通信部216は、無線LAN対応通信装置であっても、ワイヤレスUSB対応通信装置であっても、有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。また、通信部216は、1台の無線端末に限らず、2台以上の不特定多数の無線端末と情報を送受信することができる。
測定部220は、通信部216により受信された各基地局30から送信された信号の受信強度を測定する。無線通信装置20と各基地局30とが図1に示したような位置関係にある場合に測定部220により測定される受信強度の一例を図4に示す。
図4は、測定部220により測定された受信強度の一例を示した説明図である。図4においては、説明の便宜のために、各基地局30に付した符号が各基地局30の基地局IDであるものとして示している。具体的には、図4においては、基地局IDが「30A」である基地局30Aから送信された信号の受信強度が「−90Dbm」であり、基地局IDが「30B」である基地局30Bから送信された信号の受信強度が「−70Dbm」であり、基地局IDが「30C」である基地局30Cから送信された信号の受信強度が「−80Dbm」であり、基地局IDが「30D」である基地局30Dから送信された信号の受信強度が「−75Dbm」である場合を示している。
位置情報取得部224は、例えば無線通信装置20のユーザからの要求に応じて測定部220により測定された受信強度を電測情報として位置推定サーバ40に送信する。そして、位置情報取得部224は、位置推定サーバ40から、位置推定サーバ40において電測情報に基づいて推定された無線通信装置20の位置情報を取得する。位置推定サーバ40における位置推定方法の詳細については後述する。
表示部228は、位置情報取得部224により取得された位置情報を地図上に重畳して表示する。無線通信装置20のユーザは、表示部228による表示に基づいて現在位置を把握することができる。
情報記録部230は、測定部220により得られた電測情報や、例えば無線通信装置20のユーザにより入力された現在位置を現在時刻と対応付けてログ情報として記録する。かかる情報記録部230の詳細な機能については、「〔2−2〕基地局情報収集システムの機能」で説明する。
位置推定サーバ40の通信部416は、無線通信装置20とのインターフェースであって、無線通信装置20から電測情報を受信し、位置推定部420により推定された位置情報を無線通信装置20に送信する。
位置推定部420は、通信部416を介して無線通信装置20から受信した電測情報と、基地局情報記憶部424に記録されている基地局情報と、に基づいて無線通信装置20の現在位置を推定する。
基地局情報記憶部424は、無線通信装置20と無線通信を行う基地局の基地局IDと、該基地局の設置場所を示す位置情報と、を対応付けて基地局情報として記憶する。基地局情報記憶部424が記憶する基地局情報の一例を、図5を参照して説明する。
図5は、基地局情報記憶部424が記憶する基地局情報の一例を示した説明図である。図5に示したように、基地局情報記憶部424は、基地局IDと、基地局が設置されている位置情報としての緯度および経度を対応付けて記憶している。図5には、基地局ID「30A」の基地局30Aは、経度(東経)「135.001」、緯度(北緯)「35.49」に設置されているものとして基地局情報記憶部424に登録されている例を示している。
同様に、基地局ID「30B」の基地局30Bは、経度「135.002」、緯度「35.51」に、基地局ID「30C」の基地局30Cは、経度「135.003」、緯度「35.50」に、基地局ID「30D」の基地局30Dは、経度「135.002」、緯度「35.47」に設置されているものとして基地局情報記憶部424に登録されている。なお、本明細書においては、基地局IDに、対応する基地局の符号と同一の番号を用いて説明している。
また、基地局情報記憶部424に記憶される位置情報の形式は、緯度、経度を用いた形式に限られず、例えば、x、y座標を用いた形式であっても、極座標を用いた形式であっても、ベクトルを用いた形式であってもよい。
また、基地局情報記憶部424は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)などの不揮発性メモリや、ハードディスクおよびフロッピー(登録商標)ディスクなどの磁気ディスクや、CD−R(Compact Disk Recordable)/RW(ReWritable)、DVD−R(Digital Versatile Disk Recordable)/RW/+R/+RW/RAM(Ramdam Access Memory)およびBD(Blu−Ray Disc(登録商標))―R/BD−REなどの光ディスクや、MO(Magneto Optical)ディスクなどの記憶媒体であってもよい。
図3の説明に戻ると、位置推定部420は、無線通信装置20からの位置推定要求に応じ、通信部416を介して無線通信装置20から受信した電測情報と、基地局情報記憶部424に登録されている基地局情報とに基づいて、無線通信装置20の存在する位置を推定する。
例えば、位置推定部420は、図4に示した電測情報と、基地局情報記憶部424に登録されている基地局情報とを用い、以下の数式1に基づいて無線通信装置20の位置Oを推定する。
Figure 2009065604
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数式1において、Aiは基地局情報記憶部424に登録されているi番目の基地局の位置情報を示す。したがって、基地局情報が図5のように経度、緯度で表される場合、数式1を経度、緯度ごとに適用する。また、Wiは、数式2に示したように、受信強度から推定される無線通信装置20およびi番目の基地局間の距離を示すdistS(O,Ai)基づいて得られる重み係数である。また、Wは、数式3に示したように重み係数の総和である。
数式1を参照すると、distS(O,Ai)が小さい基地局の位置情報が無線通信装置20の位置Oに大きく反映される。一方、distS(O,Ai)が大きい基地局の位置情報は、無線通信装置20の位置Oに対する影響力が小さい。位置推定部420は、このような数式1を用いることにより無線通信装置20の位置Oを合理的に推定することができる。そして、位置推定部420が該推定した位置Oを無線通信装置20に通知することにより、無線通信装置20を利用するユーザが自己の場所を確認することが可能となる。
なお、無線通信装置20の位置推定方法は上記数式1を用いる方法に限られず、例えば、無線通信装置20における受信強度が最も高かった信号の送信元の基地局30の位置を無線通信装置20の位置であると推定してもよい。また、無線通信装置20における受信強度が所定の閾値以上であった信号の送信元の基地局の中心となるような位置を無線通信装置20の位置であると推定してもよい。また、無線通信装置20における受信強度の順位が上位10%、20%などの所定の割合に入る信号の送信元の基地局の中心となるような位置を無線通信装置20の位置であると推定してもよい。また、無線通信装置20における受信強度が上位5番、10番などの所定の順位に入る信号の送信元の基地局の中心となるような位置を無線通信装置20の位置であると推定してもよい。
このような位置推定システム1は、例えば、無線LANに対応する無線通信装置20が無線LANの基地局30から受信した信号の信号強度に基づいて、無線通信装置20の位置を推定できる。ここで、無線LANの基地局は地下や屋内など至る場所に配される可能性が高い。したがって、無線通信装置20が無線LANに対応する場合は、位置推定システム1は、無線通信装置20の存在位置に拘らず、無線通信装置20の位置を推定することが可能である。
〔2〕基地局情報収集システム
〔2−1〕基地局情報収集システムの概要
図3〜図5を参照して説明したように、本実施形態にかかる位置推定システム1は、無線通信装置20の位置を推定するために、位置推定サーバ40に基地局情報をあらかじめ十分に登録しておく必要がある。本実施形態にかかる基地局情報収集システム2は、このような基地局情報を効率的に収集することに着眼してなされたものである。以下、当該基地局情報収集システム2の概要を説明する。
基地局情報を収集する方法として、基地局30から送信される無線信号を受信可能な携帯装置を人間が携帯しながらランダムに移動し、携帯装置は順次無線信号を受信し、無線信号の電測情報を記憶するという方法が考えられる。携帯装置が記憶したある電測情報に基地局IDが既知である既知基地局の基地局IDが含まれていれば、該基地局IDを有する既知基地局の位置情報に基づき、基地局IDが未知である未知基地局の位置情報を高速、あるいは簡易に推定することができる。携帯装置が記憶したある電測情報に既知基地局の基地局IDが含まれていなくても、複数の電測情報に基づき、ある電測情報に含まれる未知の基地局IDを有する未知基地局の位置情報を推定することができる。
しかし、上記方法において収集される基地局IDは、例えば無線通信装置20を移動させるユーザの移動経路に依存する。したがって、無線通信装置20のユーザが、基地局IDが既知である既知基地局の近辺ばかりを移動した場合、新たな基地局情報が得られず、効率的でないという問題があった。
また、無線業者が駅や飲食店に基地局を設置し、無線業者に登録した無線通信装置20に該基地局の利用権を与えるサービスが行なわれている。このように無線業者により設置された基地局は、位置情報は公開されているものの、基地局IDは公開されていない未知基地局である場合が多い。
そこで、未知基地局の位置情報を無線通信装置20のユーザに通知することにより、未知基地局の基地局IDを優先的に収集することが可能な基地局情報収集システム2を創作するに至った。以下、情報処理システムの一例である当該基地局情報収集システム2について詳細に説明する。
〔2−2〕基地局情報収集システムの機能
図6は、本実施形態にかかる基地局情報収集システム2に含まれる無線通信装置20および情報処理サーバ50の構成を示した機能ブロック図である。
図6に示したように、無線通信装置20の情報記録部230は、記録部232と、記憶部234と、操作部236と、を備える。また、情報処理サーバ50は、通信部516と、抽出部520と、操作部524と、処理部528と、記憶部532と、を備え、情報処理装置として機能する。
記録部232は、測定部220により得られた電測情報を記憶部234に記録する。本実施形態においては、測定部220が所定周期で通信部216により受信された無線信号の受信強度を測定して電測情報を得て、記録部232が測定部220により所定周期で得られた電測情報を記憶部234に記録する。
記憶部234は、地図情報、未知基地局情報、電測情報、およびログ情報を記憶する。地図情報は、表示部228に地図を表示させるための情報である。また、地図情報は、地下や屋内などの、他の領域を電波到達範囲とする基地局の電波到達範囲外である特定の領域の詳細情報を含んでもよい。詳細情報としては、例えば、ビルや地下街の館内図などがあげられる。表示部228に表示された地図上に詳細情報の存在を示すアイコンを重畳し、該アイコンが選択されると該当する詳細情報が表示されるようにしてもよい。
未知基地局情報は、基地局IDが未知である未知基地局の位置情報と、各基地局に付与される基地局付与情報の一例としてのESSIDが対応付けられた情報である。かかる未知基地局情報の具体例を図7を参照して説明する。
図7は、未知基地局情報の具体例を示した説明図である。図7に示したように、未知基地局情報は、ESSIDと、経度および緯度を含む位置情報とが対応付けられている。図7に示した例では、ESSIDが「newdoor」である未知基地局が、経度「135.005」、緯度「35.41」、および、経度「134.938」、緯度「36.25」に存在する。また、図7に示した例では、ESSIDが「livestation」である未知基地局が、経度「135.003」、緯度「36.25」に存在する。
表示部228は、かかる未知基地局の位置情報を、地図情報に基づいて展開される地図上に重畳して表示する。このようにして表示部228が表示する表示画面の一例を図8を参照して説明する。
図8は、表示部228が表示する表示画面の一例を示した説明図である。図8に示したように、表示部228に表示された地図上に未知基地局(未A、未B)の位置が重畳される。無線通信装置20のユーザは、このような表示部228を見ることにより未知基地局の位置を把握し、未知基地局の付近に移動することが可能となる。
すなわち、表示部228は、無線通信装置20のユーザに未知基地局の位置情報を通知する通知部としての機能を有する。なお、表示部228は通知部の一例として示したに過ぎず、通知部は、未知基地局の位置情報を、音声により通知しても、未知基地局と無線通信装置20の距離が近づくにつれて光の点滅速度を速くするなどして通知してもよい。
また、図8に示した例では、基地局IDが既知である基地局30A、30B、30C、30D、30E、30F、および30Gなどの設置位置も表示部228に表示されているが、必ずしも表示される必要は無い。
ここで、表示部228に図8に示した表示画面が表示され、無線通信装置20のユーザが「ときわこ駅」から未知基地局(未A)へ向かって、図8上に点線で示した移動経路で移動した場合を考える。
このとき、測定部220が所定周期で通信部216が周囲の基地局30から受信した無線信号の受信強度を測定することにより電測情報を得て、記録部232が電測情報を記憶部234に記録する。図8には、データ番号「221」、「222」、「223」、および「224」を付して示した位置で電測情報が得られた場合を示している。かかる電測情報について、図9を参照して説明する。
図9は、電測情報の具体例を示した説明図である。図9に示したように、各電測情報は、データ番号と、取得時刻と、基地局IDと、受信強度と、ESSIDと、を含む。例えば、図9においては、データ番号「221」の電測情報は、「2007/08/10/13:10:14」に取得され、基地局30Aから受信強度「−80Dbm」で信号を受信し、基地局30AのESSIDが「newdoor」であることが示されている。なお、本明細書においては、電測情報のうちで、一の基地局IDに、一の受信強度および一のESSIDが対応付けられた情報を個別電測情報と称する場合がある。
ここで図6を参照して基地局情報収集システム2の構成の説明に戻ると、操作部236は、無線通信装置20のユーザによる各種操作を受け付け、該操作に応じた指示を出力したり、該操作を該操作に応じたデータ信号に変換したりする。例えば、操作部236は、ユーザにより現在位置、および現在時刻が入力される位置情報取得部としての機能を有する。
具体的には、ユーザは、未知基地局の付近に到達したときに、表示部228に表示されている地図上、または詳細情報上のある位置を現在位置として操作部236を介して選択することができる。記録部232は、操作部236を介して選択された現在位置および現在時刻(例えば、緯度「135.005」、経度「35.41」、時刻「2007/08/10/13:13:20」を、ログ情報として記憶部234に記録する。
このように、記憶部234には、記録部232により電測情報およびログ情報が記録される。なお、記憶部234は、位置推定サーバ40の基地局情報記憶部424と同様に、EEPROM、EPROMなどの不揮発性メモリや、ハードディスクおよびフロッピー(登録商標)ディスクなどの磁気ディスクや、CD−R、DVD−R/RW/+R/+RW/RAMおよびBD(Blu−Ray Disc(登録商標))―R/BD−REなどの光ディスクや、MOディスクなどの記憶媒体であってもよい。また、図6においては、記憶機能を有する構成を記憶部234と総称しているため、未知基地局情報、電測情報およびログ情報などが物理的に異なる記憶媒体に記録されてもよい。
情報処理サーバ50の通信部516は、無線通信装置20とのインターフェースであって、無線通信装置20から電測情報およびログ情報を受信する。なお、情報処理サーバ50が無線通信装置20から電測情報およびログ情報を取得する方法は、有線または無線で通信部516を介する方法に限られず、無線通信装置20に着脱可能に設けられた記憶媒体を情報処理サーバ50に装着する方法により取得してもよい。
抽出部520は、無線通信装置20から取得した電測情報から、ログ情報に基づいて未知基地局の基地局IDを抽出する。具体的には、抽出部520は、ログ情報のうちで、未知基地局の位置情報との差分が設定距離範囲内(第1の設定範囲内、例えば、10m)である位置情報と対応付けられている位置情報の取得時刻を抽出する。かかる位置情報の取得時刻は、未知基地局の位置付近に無線通信装置20が移動された時刻を示し得る。
そして、抽出部520は、抽出した位置情報の取得時刻との差分が設定時間内(第2の設定範囲内、例え、1分)である時刻が対応付けられている電測情報を抽出する。かかる電測情報は、未知基地局の位置付近で得られた電測情報である可能性が高い。さらに、抽出部520は、抽出した電測情報から、所望の未知基地局と同一のESSIDが対応付けられている個別電測情報を抽出する。
ログ情報に基づいて複数の個別電測情報が抽出部520により抽出された場合、抽出部520、または操作部524を操作するユーザが複数の個別電測情報から未知基地局の基地局IDを抽出する。
例えば、抽出部520は、複数の個別電測情報のうちで、最も受信強度が強い個別電測情報に含まれる基地局IDを未知基地局の基地局IDとして抽出してもよい。また、無線通信装置20のユーザは、操作部524を介して複数の個別電測情報のうちで適切と思われる基地局IDを未知基地局の基地局IDとして抽出してもよい。
処理部528は、抽出部520または操作部524により抽出された基地局IDと、未知基地局の位置情報とを対応付け、既知基地局の基地局情報として記憶部532に記録する。このように記憶部532に記録された基地局情報は、例えば図3に示して説明した位置推定に活用することができる。また、記憶部532は、基地局情報記憶部424と同一であってもよい。
〔2−3〕基地局情報収集システムの動作
以上、図6〜図9を参照して本実施形態にかかる基地局情報収集システム2の機能について説明した。続いて、図10および図11を参照し、当該基地局情報収集システム2において実行される無線通信方法の一例を説明する。
図10は、無線通信装置20による電測情報およびログ情報の収集方法の流れ示したフローチャートである。図10に示したように、まず、無線通信装置20は未知基地局の位置情報およびESSIDを未知基地局情報として記憶部234に記録する(S604)。そして、無線通信装置20の表示部228は、記憶部234に記録された未知基地局情報に基づいて未知基地局の位置を表示する(S608)。
その後、無線通信装置20の通信部216が周囲の基地局30から無線信号を受信すると(S612)、通信部216により受信された無線信号の受信強度を測定部220が測定して電測情報を得て、記録部232が該電測情報を記憶部234に記録する(S616)。続いて、操作部236に対してログ情報の入力操作があった場合には(S620)、記録部232は入力されたログ情報を記憶部234に記録し(S624)、S612からの処理が繰り返される。
図11は、情報処理サーバ50の動作の流れを示したフローチャートである。図11に示したように、まず、情報処理サーバ50の抽出部520は、無線通信装置20において記録されたログ情報のうちで、未知基地局との距離が設定距離以下のログ情報が有るか否かを判断する(S654)。そして、抽出部520は、未知基地局との距離が設定距離以下のログ情報が有ると判断した場合には、該当するログ情報を抽出する(S658)。
続いて、抽出部520は、無線通信装置20において記録された電測情報のうちで、抽出したログ情報に含まれる取得時刻との差分が設定時間内である電測情報が有るか否かを判断する(S662)。そして、抽出部520は、抽出したログ情報に含まれる取得時刻との差分が設定時間内である電測情報が有ると判断した場合、該当する電測情報から、所望の未知基地局と同一のESSIDを含む個別電測情報を抽出する(S666)。
S666において1の個別電測情報のみが抽出された場合、処理部528は、当該個別電測情報に含まれる基地局IDと所望の未知基地局の位置情報とを対応付けて記憶部532に記録する(S674)。
一方、S666において複数の個別電測情報が抽出された場合、抽出部520は、最も受信強度の強い個別電測情報が有るか否かを判断する(S678)。受信強度の強い個別電測情報が有ると抽出部520により判断された場合、処理部528は、当該個別電測情報に含まれる基地局IDと所望の未知基地局の位置情報とを対応付けて記憶部532に記録する(S674)。
また、受信強度の強い個別電測情報が抽出部520により抽出されなかった場合、操作部524に対してユーザによる選択操作があれば(S682)、処理部528は、ユーザにより選択された個別電測情報に含まれる基地局IDと所望の未知基地局の位置情報とを対応付けて記憶部532に記録する(S674)。
一方、S654、S662、S682において否定的な結果が得られた場合には、無線通信装置20による情報収集が不十分であったと考えられ、再度の収集を検討し得る。
〔3〕まとめ
以上説明したように、本実施形態にかかる基地局情報収集システム2においては、表示部228が記憶部234に記録されている未知基地局の位置情報を表示し、無線通信装置のユーザが未知基地局の位置情報を把握する。したがって、表示部228による未知基地局の位置情報の表示に基づき、無線通信装置20のユーザの移動と共に無線通信装置20が未知基地局の位置付近に移動され得る。すると、通信部216は未知基地局の位置付近において未知基地局の基地局IDを含む無線信号を未知基地局から受信することができる。ここで、記録部232は、通信部216により受信された無線信号の電測情報を記憶部234に記録する。その結果、記憶部234に未知基地局の基地局IDが記録部232により記録され得るため、情報処理サーバ50において未知基地局の位置情報と基地局IDとを対応付けることが可能となる。
また、地下や屋内などの、他の領域を電波到達範囲とする基地局の電波到達範囲外である特定の領域における電測情報に基づいて各基地局30の位置を推定する場合、最初は各基地局30間の制約条件が少ないため推定処理が煩雑になる。そこで、本実施形態のように、位置情報が既知である未知基地局の情報を優先的に収集することにより、他の基地局30の位置推定を高速、または簡易に行なうことが可能となる。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、測定部220が所定周期で通信部216により受信された無線信号の受信強度を測定して電測情報を得て、また、未知基地局の位置付近でユーザがログ情報の入力操作を行なう場合を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、ユーザが、未知基地局の位置付近に到達した場合に操作部236に対して所定操作を行い、該所定操作があったときに測定部220が電測情報を得て、記録部232が該電測情報を記録してもよい。
かかる構成によれば、未知基地局の基地局IDを含む電測情報のみが記憶部234に記録されるため、情報処理サーバ50において未知基地局の基地局IDを抽出する処理を簡略化できる。
また、上記実施形態においては、無線通信装置20を移動させる移動体として人間を例にあげて説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、移動体は、図12に示すように飛行機器60であってもよい。
図12は、本実施形態の変形例を示した説明図である。図12に示したように、無線通信装置20は、飛行機器60に搭載され、飛行機器60の移動に追従して移動される。無線通信装置20には撮像部250が設けられており、通信部216は撮像部250により撮像された映像を遠隔機器254に送信する。
遠隔機器254は、通信部216から受信した映像を表示する。飛行機器60の操作者は、遠隔機器254に表示される映像を見ながら、コントローラ260を操作することにより、飛行機器60の移動を制御することができる。なお、無線通信装置20はGPSなどの任意の位置推定機能を有し、該位置推定機能に基づいて推定された現在位置を通信部216が遠隔機器254へ送信してもよい。かかる構成により、飛行機器60の操作者は、より正確に飛行機器60がどこを飛行しているかを把握することができる。
また、無線通信装置20の通信部216は、未知基地局の位置情報を遠隔機器254に送信し、遠隔機器254の操作者に通知する通知部としての機能を有する。遠隔機器254の操作者は、通知された未知基地局の位置情報に基づいてコントローラ260を操作し、飛行機器60に搭載された無線通信装置20に未知基地局の位置情報を効率的に収集させることができる。かかる構成によれば、人間が接近しづらい場所に設置されている未知基地局の基地局IDを収集することが可能となる。
また、上記実施形態では、無線通信装置20のユーザが現在位置を手動で入力する場合を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、無線通信装置20に位置情報取得部として、GPSや、携帯電話またはPHSの基地局位置を利用する三角測量などの任意の位置推定機能を実装し、位置推定機能により推定された位置情報および位置推定時刻が記憶部234にログ情報として記録されるようにしてもよい。
また、本明細書の基地局情報収集システム2の処理における各ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、基地局情報収集システム2の処理における各ステップは、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)を含んでもよい。
また、無線通信装置20、情報処理サーバ50に内蔵されるCPU201、ROM202およびRAM203などのハードウェアを、上述した無線通信装置20、情報処理サーバ50の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。また、図6の機能ブロック図で示したそれぞれの機能ブロックをハードウェアで構成することで、一連の処理をハードウェアで実現することもできる。
本実施形態にかかる位置推定システムの構成例を示した説明図である。 無線通信装置のハードウェア構成を示したブロック図である。 本実施形態にかかる位置推定システムに含まれる無線通信装置および位置推定サーバの構成を示したブロック図である。 測定部により測定された受信強度の一例を示した説明図である。 基地局情報記憶部が記憶する基地局情報の一例を示した説明図である。 本実施形態にかかる基地局情報収集システムに含まれる無線通信装置および情報処理サーバの構成を示した機能ブロック図である 未知基地局情報の具体例を示した説明図である。 表示部が表示する表示画面の一例を示した説明図である。 電測情報の具体例を示した説明図である。 無線通信装置による電測情報およびログ情報の収集方法の流れ示したフローチャートである。 情報処理サーバの動作の流れを示したフローチャートである。 本実施形態の変形例を示した説明図である。
符号の説明
20 無線通信装置
40 位置推定サーバ
50 情報処理サーバ
216、416、516 通信部
220 測定部
224 位置情報取得部
228 表示部
230 情報記録部
232 記録部
234、532 記憶部
236、524 操作部
424 基地局情報記憶部
520 抽出部
528 処理部

Claims (12)

  1. 無線通信の基地局と通信可能であり移動体の移動に追従して移動される無線通信装置であって:
    前記基地局に固有に付与されている基地局識別情報が未知である未知基地局の位置情報が記録されている記憶部と;
    前記記憶部に記録されている前記未知基地局の位置情報を前記移動体または前記移動体の操作主体に通知する通知部と;
    前記未知基地局を含む基地局から前記基地局識別情報を含む無線信号を受信する通信部と;
    前記通信部により受信された無線信号に含まれる基地局識別情報を前記記憶部に記録する記録部と;
    を備えることを特徴とする、無線通信装置。
  2. 前記無線通信装置の位置情報を取得する位置情報取得部をさらに備え、
    前記通信部は所定周期で無線信号を受信し、
    前記記録部は、前記位置情報の取得時刻と前記位置情報を対応付けて前記記憶部に記録し、前記通信部により受信された無線信号に含まれる基地局識別情報に前記通信部による無線信号の受信時刻を対応付けて前記記憶部に記録することを特徴とする、請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記通信部により受信された無線信号の送信元の基地局ごとの受信強度を測定する測定部をさらに備え、
    前記記録部は、前記基地局識別情報および前記無線信号の受信時刻に、さらに前記測定部により測定された前記受信強度を対応付けて前記記憶部に記録することを特徴とする、請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記無線信号は、前記無線信号の送信元の基地局に付与されている基地局付与情報をさらに含み、
    前記記録部は、前記基地局識別情報に前記基地局付与情報を対応付けて前記記憶部に記録することを特徴とする、請求項1に記載の無線通信装置。
  5. 前記移動体または前記移動体の操作主体により所定操作が行なわれる操作部をさらに備え、
    前記記録部は、前記操作部に対して前記所定操作が行なわれると、前記通信部により受信された無線信号に含まれる基地局識別情報を前記記憶部に記録することを特徴とする、請求項1に記載の無線通信装置。
  6. 前記通信部は、前記記録部により前記記憶部に記録された基地局識別情報を送信することを特徴とする、請求項1に記載の無線通信装置。
  7. 周囲の映像を撮像する撮像部をさらに備え、
    前記通知部は、前記撮像部により撮像された映像を前記移動体の操作主体に通知することを特徴とする、請求項1に記載の無線通信装置。
  8. 無線通信の基地局と通信可能であり移動体の移動に追従して移動される無線通信装置と、前記無線通信装置により取得された情報を処理する情報処理装置と、を備える情報処理システムであって:
    前記無線通信装置は、
    前記基地局に固有に付与された基地局識別情報が未知である未知基地局の位置情報が記録されている記憶部と;
    前記記憶部に記録されている前記未知基地局の位置情報を前記移動体または前記移動体の操作主体に通知する通知部と;
    前記未知基地局を含む基地局から送信される前記基地局識別情報を含む無線信号を受信する通信部と;
    前記通信部により受信された無線信号に含まれる基地局識別情報を前記記憶部に記録する記録部と;
    を備え、
    前記情報処理装置は、前記記憶部に記録されている基地局識別情報のうちの前記未知基地局の位置付近で前記通信部により受信された無線信号に含まれていた基地局識別情報と、前記未知基地局の位置情報とを対応付ける処理部を備えることを特徴とする、情報処理システム。
  9. 前記無線通信装置は、
    前記無線通信装置の位置情報を取得する位置情報取得部をさらに備え、
    前記通信部は所定周期で無線信号を受信し、
    前記記録部は、前記位置情報の取得時刻と前記位置情報を対応付けて前記記憶部に記録し、前記通信部により受信された無線信号に含まれる基地局識別情報に前記通信部による無線信号の受信時刻を対応付けて前記記憶部に記録し、
    前記情報処理装置は、
    前記記憶部において、前記未知基地局の位置情報との差分が第1の設定範囲内である位置情報に対応付けて記録されている前記位置情報の取得時刻を抽出する抽出部をさらに備え、
    前記処理部は、前記抽出部により抽出された取得時刻との差分が第2の設定範囲内である受信時刻に対応付けて記録されている基地局識別情報と、前記未知基地局の位置情報と、を対応付けることを特徴とする、請求項8に記載の情報処理システム。
  10. 前記無線通信装置は、
    前記通信部により受信された無線信号の送信元の基地局ごとの受信強度を測定する測定部をさらに備え、
    前記記録部は、前記基地局識別情報および前記無線信号の受信時刻に、さらに前記測定部により測定された前記受信強度を対応付けて前記記憶部に記録し、
    前記処理部は、前記抽出部により抽出された取得時刻との差分が前記第2の設定範囲内である受信時刻が対応付けられている基地局識別情報のうちで、該基地局識別情報に対応付けられている受信強度に基づいて選択された基地局識別情報と、前記未知基地局の位置情報と、を対応付けることを特徴とする、請求項9に記載の情報処理システム。
  11. コンピュータを、
    無線通信の基地局と通信可能であり移動体の移動に追従して移動される無線通信装置であって、
    前記基地局に固有に付与された基地局識別情報が未知である未知基地局の位置情報が記録されている記憶媒体に記録されている前記未知基地局の位置情報を前記移動体または前記移動体の操作主体に通知する通知部と;
    前記未知基地局を含む基地局から送信される前記基地局識別情報を含む無線信号を受信する通信部と;
    前記通信部により受信された無線信号に含まれる基地局識別情報を記憶媒体に記録する記録部と;
    を備える無線通信装置として機能させるための、プログラム。
  12. 無線通信の基地局と通信可能であり移動体の移動に追従して移動される無線通信装置において実行される無線通信方法であって、
    記憶媒体に前記基地局に固有に付与される基地局識別情報が未知である未知基地局の位置情報を記録するステップと;
    前記記憶媒体に記録されている前記未知基地局の位置情報を前記移動体または前記移動体の操作主体に通知するステップと;
    前記未知基地局を含む基地局から送信された前記基地局識別情報を含む無線信号を受信するステップと;
    前記基地局から受信した無線信号に含まれる基地局識別情報を前記記憶媒体に記録するステップと;
    を含むことを特徴とする、無線通信方法。
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