JP2009065382A - 撮像装置 - Google Patents

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初子 小笠原
Akio Nishizawa
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Abstract

【課題】 撮影直前に画角内で人物が増加する状況において、ユーザーにとって好ましい画像を効率的に取得できる手段を提供する。
【解決手段】 撮像装置は、撮像部と、顔検出部と、メモリと、顔認証部と、制御部とを備える。撮像部は、被写体像を光電変換して画像のデータを生成する。顔検出部は、画像に含まれる顔領域を検出するとともに、ユーザーの指示に応じて生成された第1画像と、該第1画像の撮像後に生成された第2画像との間で顔領域の数が増加したか否かを判定する。メモリは、認証対象となる顔の特徴を示す顔登録データを記録する。顔認証部は、顔登録データに基づいて、顔領域に認証対象の顔が含まれるか否かを判定する。制御部は、第1画像および第2画像の顔領域の数に応じて、ユーザーに対する警告動作および画像の再撮像動作の少なくとも一方の動作を実行する。また、制御部は、顔認証部の判定結果に応じて動作の判定条件を変更する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、顔検出機能を備えた撮像装置に関する。
従来から、撮影画面内の被写体の顔を検出して、画像内の顔に合わせてAF(オートフォーカス)や画像処理を行う電子カメラが公知である。例えば、特許文献1には、顔検出機能を有する電子カメラの構成の一例が開示されている。
特開平8−63597号公報
ところで、電子カメラでの撮像直前に画角内に不要な人物が写り込むと撮影失敗となり、再撮影の必要が生じることとなる。その一方で、撮像直前にユーザーにとって好ましい人物が増える場合には再撮影の必要はない。このような状況判断はユーザーによって行なわれるが、例えば、セルフタイマ撮影やリモート撮影のときにはユーザーによる再撮影の判断が困難となるケースも想定されるため、その改善が要望されていた。
本発明は上記従来技術の課題を解決するためのものである。本発明の目的は、撮影直前に画角内で人物が増加する状況において、ユーザーにとって好ましい画像を効率的に取得できる手段を提供することにある。
第1の発明の撮像装置は、撮像部と、顔検出部と、メモリと、顔認証部と、制御部とを備える。撮像部は、被写体像を光電変換して画像のデータを生成する。顔検出部は、画像に含まれる顔領域を検出するとともに、ユーザーの指示に応じて生成された第1画像と、該第1画像の撮像後に生成された第2画像との間で顔領域の数が増加したか否かを判定する。メモリは、認証対象となる顔の特徴を示す顔登録データを記録する。顔認証部は、顔登録データに基づいて、顔領域に認証対象の顔が含まれるか否かを判定する。制御部は、第1画像および第2画像の顔領域の数に応じて、ユーザーに対する警告動作および画像の再撮像動作の少なくとも一方の動作を実行する。また、制御部は、顔認証部の判定結果に応じて動作の判定条件を変更する。
第2の発明は、第1の発明において、第1画像は、ユーザーのAF指示のときに撮像された非記録画像である。また、第2画像は、ユーザーの撮像指示入力に基づいて撮像された記録画像である。
第3の発明は、第2の発明において、第2画像は、撮像指示入力から所定の待機時間経過後に撮像される。
第4の発明は、第1の発明において、顔検出部は、第1画像および第2画像の間で各々の顔領域の位置および大きさの変化を検出する。また、制御部は、顔領域の位置および大きさに閾値以上の変化があるときに、ユーザーに対する警告動作および画像の再撮像動作の少なくとも一方の動作を実行する。
第5の発明は、第1の発明において、第1画像を撮像するための第1撮像部と、第2画像を撮像するための第2撮像部とを撮像装置がそれぞれ備える。
本発明の撮像装置では、第1画像と第2画像との間で顔領域の数が増加したシーンにおいて、第2画像のみから検出された顔領域が認証対象と一致しないときには警告動作や再撮像動作が実行されるので、ユーザーにとって好ましい画像が効率的に取得できる。
(第1実施形態の説明)
以下、図面を参照しつつ第1実施形態の電子カメラの構成を詳細に説明する。図1は第1実施形態の電子カメラの構成を示すブロック図である。なお、図2は第1実施形態の電子カメラの内部構成を示す縦断面図である。
電子カメラは、撮像光学系11と、レンズ駆動部12と、シャッタ/絞りユニット13と、撮像素子14と、AFE15と、CPU16と、第1メモリ17と、記録I/F18と、第2メモリ19と、操作部20と、モニタ21と、閃光発光部22と、受信部23と、LED24と、スピーカー25とを有している。上記の電子カメラの構成部品群はそれぞれ筐体26に格納されている。なお、レンズ駆動部12、シャッタ/絞りユニット13、AFE15、第1メモリ17、記録I/F18、第2メモリ19、操作部20、モニタ21、閃光発光部22、受信部23、LED24、スピーカー25は、それぞれCPU16と接続されている。
撮像光学系11は、ズームレンズやフォーカシングレンズを含む複数のレンズ群で構成されている。図2に示すように、第1実施形態の撮像光学系11は沈胴式の鏡筒31に収納されており、撮像光学系11のレンズ位置は、レンズ駆動部12によって光軸方向に調整される。なお、レンズ駆動部12は、リードナット32に螺合するリードスクリュー33と、リードスクリュー33を駆動させるギヤ群34およびモータ35とを有している。なお、レンズ駆動部12は、不図示のエンコーダにより、ズーム動作やAF動作によるレンズ位置の変化をCPU16に出力できるように構成されている。
シャッタ/絞りユニット13は、絞り羽根とシャッタ羽根とを有している。そして、シャッタ/絞りユニット13は、絞り羽根の動作により撮像素子14への入射光量を調節する。また、シャッタ/絞りユニット13は、シャッタ秒時に応じてシャッタ羽根を動作させることで、本画像の撮像時におけるスミアの発生を抑制する。
撮像素子14は、撮像光学系11の像空間側に配置されている。撮像素子14は、撮像光学系11を通過した光束による受光面の結像を光電変換してアナログの画像信号を生成する。この撮像素子14の出力はAFE15に接続されている。
ここで、電子カメラの撮影モードにおいて、撮像素子14は、後述のレリーズ釦20bの全押し操作に応答して記録画像(本画像)を撮像する。また、撮影モードでの撮像素子14は、撮影待機時にも所定間隔毎にスルー画像を撮像する。このスルー画像のデータは、撮像素子14から間引き読み出しで出力される。なお、スルー画像のデータは、モニタ21での画像表示や、CPU16による各種の演算処理などに使用される。
AFE15は、撮像素子14の出力に対してアナログ信号処理を施すアナログフロントエンド回路である。このAFE15は、相関二重サンプリングや、画像信号のゲインの調整や、画像信号のA/D変換を行う。なお、図1では、AFE15に含まれる個々の回路の図示は省略する。
CPU16は、電子カメラの動作を統括的に制御するプロセッサである。このCPU16は、スルー画像のデータに基づいて、コントラスト検出方式による公知のAF制御や、自動露出(AE)演算、オートホワイトバランス演算などを実行する。また、CPU16は、不図示のROMに格納されたプログラムの実行により、画像処理部16a、顔検出部16b、顔認証部16cとして機能する。
画像処理部16aは、デジタルの画像信号に対して、各種の画像処理(色補間処理、階調変換処理、輪郭強調処理、ホワイトバランス調整など)を施す。また、画像処理部16aは、本画像の圧縮伸張処理や、モニタ21に画像を表示するときの解像度変換処理を実行する。
顔検出部16bは、撮像素子14で撮像した画像のデータに顔検出処理を施して、画像内に含まれる人物の顔領域を検出する。この顔検出処理は公知のアルゴリズムによって行われる。一例として、顔検出部16bは、公知の特徴点抽出処理によって、眉,目,鼻,唇の各端点などの特徴点を画像から抽出し、これらの特徴点に基づいて顔領域か否かを判定する。あるいは、顔検出部16bは、予め用意された参照データ(顔画像など)と判定対象の画像との相関係数を求め、この相関係数が一定の閾値を超えるときに顔領域があると判定してもよい。
顔認証部16cは、顔検出部16bの出力に基づいて、認証対象となる顔の特徴を示す顔登録データを生成する。例えば、顔認証部16cは、検出された顔の特徴点の位置、特徴点から求まる顔パーツの大きさ、各特徴点の相対距離などから上記の顔登録データを生成する。
また、顔認証部16cは、画像内の人物の顔が認証対象となる人物の顔か否かを判定する顔認証処理を行う。具体的には、まず顔認証部16cは検出された顔の特徴点に基づいて、撮影人物の顔の特徴点の位置、各顔パーツの大きさ、各特徴点の相対距離などを演算する。次に顔認証部16cは、上記の演算結果と顔登録データとを比較して、顔登録データの各人物の顔と撮影人物の顔との相似度を求める。そして、顔認証部16cは上記の相似度が閾値を上回る場合に撮影人物が顔登録データの人物に合致すると判定する。
第1メモリ17は、後述の画像処理の前工程や後工程などで画像のデータを一時的に記憶するためのバッファメモリである。
記録I/F18には、記憶媒体27を接続するためのコネクタが形成されている。そして、記録I/F18は、コネクタに接続された記憶媒体27に対してデータの書き込み/読み込みを実行する。上記の記憶媒体27は、ハードディスクや、半導体メモリを内蔵したメモリカードなどで構成される。なお、図1では記憶媒体27の一例としてメモリカードを図示する。
第2メモリ19は、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体で構成される。この第2メモリ19には、顔認証部16cで生成された顔登録データが記憶されている。なお、第2メモリ19に記憶された顔登録データは、各々の登録人物(認証対象の人物)ごとに関連付けされてデータベース化されている。
操作部20は、電源釦20aと、レリーズ釦20bと、ズーム釦20cと、十字キー20dと、OK釦20eと、再生モード釦20fおよび撮影モード釦20gとを有している。電源釦20aは、電子カメラの電源オン/オフの切換操作をユーザーから受け付ける。レリーズ釦20bは、半押し操作による撮像前のオートフォーカス(AF)動作開始の指示入力と、全押し操作による撮像動作開始の指示入力とをユーザーから受け付ける。ズーム釦20cは、撮影モードのときに撮影倍率の変更操作をユーザーから受け付ける。なお、ズーム釦20cによる撮影倍率の変更には、撮像光学系11による光学ズームと、画像の切り出し範囲の変更による電子ズームとの両方が含まれうる。十字キー20dおよびOK釦20eは、電子カメラの設定変更などの各種の入力操作をユーザーから受け付ける。また、再生モード釦20fは、本画像の再生表示を行う再生モードの立ち上げ操作をユーザーから受け付ける。また、撮影モード釦20gは、各種の撮影モードの切換操作などをユーザーから受け付ける。
モニタ21は、CPU16の指示に応じて各種画像を表示する。なお、第1実施形態でのモニタ21は、筐体背面に配置された液晶パネルで構成されている。撮影モードでの撮影待機時において、モニタ21にはCPU16の制御によりスルー画像が動画表示される。このとき、CPU16は、撮影に必要となる各種情報をモニタ21上のスルー画像に重畳表示させることもできる。
閃光発光部22は、本画像の撮像時に被写体に閃光を照射する。この閃光発光部22は、キセノン発光管、発光のエネルギを蓄えるメインコンデンサ、反射傘およびレンズ部材、発光タイミングや光量を調整する発光制御回路などから構成されている。
受信部23は、リモコン(不図示)での遠隔操作による本画像の撮像指示入力をユーザーから受け付ける。LED24は、AF時の補助光の照射や、セルフタイマ撮影時の動作状態の表示などに用いられる。また、スピーカー25は、電子カメラの外部に音声を出力するために設けられている。
次に、図3、図4を参照しつつ本実施形態の電子カメラの外観を説明する。図3は第1実施形態の電子カメラの正面図であり、図4は第1実施形態の電子カメラの背面図である。 電子カメラの筐体正面には、撮像光学系11、閃光発光部22、LED24および受光部が配置されている。また、筐体上面には、電源釦20aおよびレリーズ釦20bが配置されている。一方、筐体正面には、モニタ21、ズーム釦20c、スピーカー25、十字キー20d、OK釦20e、再生モード釦20fおよび撮影モード釦20gが配置されている。
以下、第1実施形態の電子カメラでの撮影モードの動作例を、通常撮影の場合と、セルフタイマ撮影の場合とに分けてそれぞれ説明する。なお、以下の説明では、電子カメラの顔検出機能が予めオンに設定されるとともに、人物が含まれるシーンを撮影することを前提として説明を行う。
まず、図5の流れ図を参照しつつ、通常撮影時の電子カメラの動作を説明する。
ステップ101:CPU16は、撮像素子14を駆動させてスルー画像の撮像を開始する。その後、スルー画像は所定間隔ごとに逐次生成されることとなる。また、CPU16は、スルー画像をモニタ21に動画表示する。したがって、ユーザーはモニタ21のスルー画像によって撮影構図を決定するためのフレーミングを行うことができる。
ステップ102:CPU16は、レリーズ釦20bが半押しされたか否かを判定する。レリーズ釦20bが半押しされた場合(YES側)には、CPU16はS103に移行する。一方、レリーズ釦20bが半押しされていない場合(NO側)には、CPU16はレリーズ釦20bの半押し操作を待機する。
ステップ103:CPU16は、スルー画像に対して顔検出処理を実行し、撮影画面内に含まれる人物の顔領域を検出する。ここで、S103で顔領域が検出された場合には、CPU16は、検出した顔領域の数(N1)と、各々の顔領域の検出位置およびサイズとを示す顔検出データを第1メモリ17などに一時的に記録する。
ステップ104:CPU16は、スルー画像のデータに基づいて、AF演算およびAE演算を実行する。なお、S103で顔領域が検出されているときには、CPU16は顔領域を焦点検出エリアとするAFや、顔領域を対象とするスポットAEを実行してもよい。
ステップ105:CPU16は、レリーズ釦20bが全押しされたか否かを判定する。レリーズ釦20bが全押しされた場合(YES側)には、CPU16はS107に移行する。一方、レリーズ釦20bが全押しされていない場合(NO側)には、CPU16はS106に移行する。
ステップ106:CPU16は、レリーズ釦20bの半押しが解除されたか否かを判定する。レリーズ釦20bの半押しが解除された場合(YES側)には、CPU16はS102に移行する。一方、レリーズ釦20bの半押しが継続する場合(NO側)には、CPU16はS105に戻って上記動作を繰り返す。
ステップ107:CPU16は、撮像素子14を駆動させて本画像を撮像する。その後、CPU16の画像処理部16aによって本画像のデータが生成される。なお、本画像のデータは、この段階では第1メモリ17に一時的に記憶される。
ステップ108:CPU16は、本画像(S107)に対して顔検出処理を実行し、撮影画面内に含まれる人物の顔領域を検出する。ここで、上記の本画像から顔領域が検出された場合には、CPU16は、検出した顔領域の数(N2)と、各々の顔領域の検出位置およびサイズとを示す顔検出データを第1メモリ17などに一時的に記録する。
ステップ109:CPU16は、半押し時の顔検出データ(S103で記録したもの)と本画像の顔検出データ(S108で記録したもの)とを参照する。そして、CPU16は、半押し時に検出された顔領域の数(N1)と、本画像で検出された顔領域の数(N2)とが等しいか否か(N1=N2か否か)を判定する。
上記要件を満たす場合(YES側)には、CPU16はS114に移行する。なお、この場合は、レリーズ釦20bの半押し時と全押し時とで検出された人数の変化がなく、S107において本画像が好ましい構図で撮影されたものとみなすことができる。
一方、上記要件を満たさない場合(NO側)には、CPU16はS110に移行する。なお、この場合は、例えば、(1)レリーズ釦20bの半押し後に画角内に新たに人物が加わった場合や、(2)レリーズ釦20bの半押し後に撮影しようとする人物が画角内から立ち去った場合や、(3)撮影しようとした人物の顔が、被写体ブレや顔の向きの変化などで検出できなかった場合などに該当する。そのため、これらの場合には、S107においてユーザーの意図しない本画像が撮影された可能性が高いと考えられる。
ステップ110:この場合のCPU16はスピーカー25から警告音を出力し、ユーザーに対して注意を喚起する。これにより、電子カメラを操作するユーザーは、レリーズ釦20bの半押し時と全押し時とで検出された人数に変化があることを迅速に察知できる。
ステップ111:CPU16は、警告音の出力(S110)から所定時間内にレリーズ釦20bが再び半押しされたか否かを判定する。上記要件を満たす場合(YES側)には、CPU16はS103に戻って上記動作を繰り返す。すなわち、この場合には、レリーズ釦20bの全押しに応じて、CPU16は本画像を再撮影することとなる。なお、この場合において、S107で生成された本画像のデータは、初期設定状態では記憶媒体27に記録されずに破棄される。勿論、ユーザーの設定変更に応じて、CPU16が上記の本画像のデータを記憶媒体27に記録するようにしてもよい。一方、上記要件を満たさない場合(NO側)には、CPU16はS112に移行する。
ステップ112:CPU16は、警告画面をモニタ21に表示させる。具体的には、警告画面には、本画像(S107)の再生画像と、再生画像に対応する本画像の保存/消去の選択入力をユーザーに促すメッセージ表示とが含まれる。そして、CPU16は、警告画面の表示状態において、本画像のデータの保存/消去の選択入力をユーザーから受け付ける。なお、S112における警告画面の例を図6に示す。
ステップ113:CPU16は、上記の警告画面(S112)の表示状態において、本画像のデータの保存を指示する入力をユーザーから受け付けたか否かを判定する。本画像のデータの保存が指示された場合(YES側)には、CPU16はS114に移行する。一方、本画像のデータの消去が指示された場合(NO側)には、CPU16は本画像のデータを記憶媒体27に記録することなく、一連の撮像動作を終了する。なお、ユーザーが本画像の撮影を継続する場合には、CPU16はS102に戻って上記動作を繰り返す。
ステップ114:CPU16は、第1メモリ17の本画像のデータ(S107)を記憶媒体27に記録し、一連の撮像動作を終了する。なお、ユーザーが本画像の撮影を継続する場合には、CPU16はS102に戻って上記動作を繰り返す。以上で、図5の説明を終了する。
次に、図7、図8を参照しつつ、セルフタイマ撮影時の電子カメラの動作を説明する。ここで、図7は、セルフタイマ撮影において、リモコンを使用しない第1モードでの動作例を示す流れ図である。なお、図7のS201からS206は、図5のS101からS106にそれぞれ対応するので、これらのステップに関する重複説明は省略する。
ステップ207:CPU16は、セルフタイマ撮影の撮影回数を示すカウンタiの値を初期化する。これにより、S207の段階ではカウンタiの値が0値に設定される。
ステップ208:CPU16は、セルフタイマ撮影により本画像の撮像を行う。具体的には、CPU16は、セルフタイマ撮影時に以下の処理を実行する。
第1に、CPU16は、レリーズ釦20bの全押しに応じてタイマのカウントをスタートさせる。また、CPU16は筐体前面のLED24を点灯させて、セルフタイマ撮影にあることを外部に示す。
第2に、CPU16はタイマのカウント開始から所定時間(例えば10秒など)が経過するまで撮影を待機する。そして、CPU16は、上記の所定時間経過後にLED24を消灯するとともに、撮像素子14を駆動させて本画像を撮像する。その後、CPU16の画像処理部16aによって本画像のデータが生成される。なお、本画像のデータは、この段階では第1メモリ17に一時的に記憶される。
ステップ209:CPU16は、本画像(S208)に対して顔検出処理を実行し、撮影画面内に含まれる人物の顔領域を検出する。ここで、上記の本画像から顔領域が検出された場合には、CPU16は、検出した顔領域の数(N2)と、各々の顔領域の検出位置およびサイズとを示す顔検出データを第1メモリ17などに一時的に記録する。
ステップ210:CPU16は、半押し時の顔検出データ(S203で記録したもの)と本画像の顔検出データ(S209で記録したもの)とを参照する。そして、CPU16は、半押し時に検出された顔領域の数(N1)と、本画像で検出された顔領域の数(N2)とが以下の(A)または(B)の条件のいずれかに合致するか否かを判定する。
(A)半押し時に検出された顔領域の数(N1)と、本画像で検出された顔領域の数(N2)とが等しい(N1=N2)。
(B)本画像で検出された顔領域の数(N2)が、半押し時に検出された顔領域の数(N1)よりも1つ多い(N2=N1+1)。
上記要件を満たす場合(YES側)には、CPU16はS211に移行する。なお、上記(A)に該当する場合は、レリーズ釦20bの半押し時と全押し時とで検出された人数に変化がない場合である。また、上記(B)に該当する場合は、セルフタイマ撮影において、電子カメラの操作者(ユーザー)が撮影対象に加わる場合に相当する。したがって、これらの場合には、S208において本画像が好ましい構図で撮影されたものとみなすことができる。
一方、上記要件を満たさない場合(NO側)には、CPU16はS212に移行する。なお、これらの場合に相当するシーンの説明は、S109の場合と同様であるので重複説明を省略する。
ステップ211:この場合のCPU16は再撮影を行なわずに、第1メモリ17の本画像のデータ(S207)を記憶媒体27に記録して一連の撮像動作を終了する。なお、ユーザーが本画像の撮影を継続する場合には、CPU16はS202に戻って上記動作を繰り返す。
ステップ212:この場合のCPU16はスピーカー25から警告音を出力し、ユーザーに対して注意を喚起する。
ステップ213:CPU16は、カウンタiの値をインクリメントする。
ステップ214:CPU16は、カウンタiの現在値が予め設定された撮影回数の上限値(例えばi=2)に達したか否かを判定する。上記要件を満たす場合(YES側)には、CPU16はS215に移行する。
一方、上記要件を満たさない場合(NO側)には、CPU16はS208に戻ってセルフタイマ撮影を再び実行する。なお、この場合において、本画像のデータは、初期設定状態では記憶媒体27に記録されずに破棄される。勿論、ユーザーの設定変更に応じて、CPU16が上記の本画像のデータを記憶媒体27に記録するようにしてもよい。
ステップ215:CPU16は、警告画面をモニタ21に表示させる。例えば、この場合の警告画面には、図6と同様に、直前に撮像した本画像(S208)の再生画像と、再生画像に対応する本画像の保存/消去の選択入力をユーザーに促すメッセージ表示とが含まれる。そして、CPU16は、警告画面の表示状態において、本画像のデータの保存/消去の選択入力をユーザーから受け付けて、一連の撮像動作を終了する。以上で、図7の説明を終了する。
また、図8は、セルフタイマ撮影において、リモコンを使用する第2モードでの動作例を示す流れ図である。ここで、ユーザーはメニュー画面などの操作によって、CPU16に対して第1モードと第2モードとの切替を指示することができる。なお、図8のS301は、図5のS101に対応する。また、図8のS308からS312は、図7のS211からS215にそれぞれ対応する。そのため、これらの各ステップに関する重複説明は省略する。
ステップ302:CPU16は、リモコンからの撮像指示を受信部23から受け付けると、スルー画像に対して顔検出処理を実行し、撮影画面内に含まれる人物の顔領域を検出する。ここで、S302で顔領域が検出された場合には、CPU16は、検出した顔領域の数(N1)と、各々の顔領域の検出位置およびサイズとを示す顔検出データを第1メモリ17などに一時的に記録する。
ステップ303:CPU16は、スルー画像のデータに基づいて、AF演算およびAE演算を実行する。なお、S302で顔領域が検出されているときには、CPU16は顔領域を焦点検出エリアとするAFや、顔領域を対象とするスポットAEを実行してもよい。
ステップ304:CPU16は、セルフタイマ撮影の撮影回数を示すカウンタiの値を初期化する。これにより、S304の段階ではカウンタiの値が0値に設定される。
ステップ305:CPU16は、セルフタイマ撮影により本画像の撮像を行う。なお、S305の本画像の撮像動作は、S208に対応するため重複説明を省略する。
ステップ306:CPU16は、本画像(S305)に対して顔検出処理を実行し、撮影画面内に含まれる人物の顔領域を検出する。ここで、上記の本画像から顔領域が検出された場合には、CPU16は、検出した顔領域の数(N2)と、各々の顔領域の検出位置およびサイズとを示す顔検出データを第1メモリ17などに一時的に記録する。
ステップ307:CPU16は、セルフタイマ撮影前の顔検出データ(S302で記録したもの)と本画像の顔検出データ(S306で記録したもの)とを参照する。そして、CPU16は、セルフタイマ撮影前に検出された顔領域の数(N1)と、本画像で検出された顔領域の数(N2)とが等しいか否か(N1=N2か否か)を判定する。上記要件を満たす場合(YES側)には、CPU16はS308に移行する。一方、上記要件を満たさない場合(NO側)には、CPU16はS309に移行する。
ここで、セルフタイマ撮影の第2モードではリモコンで撮影指示を行うことから、ユーザーが予め撮影画面内に収まっている可能性が高い。すなわち、上記の第2モードにおいて、セルフタイマ撮影の前後で被写体の人数が変化したときは、ユーザーの意図しない本画像である可能性が高いため、S307でのCPU16はN1=N2の場合を除いて再撮影を実行する。以上で、図8の説明を終了する。
以下、第1実施形態の作用効果を説明する。第1実施形態の電子カメラは、本画像の撮影前後に顔領域の数を検出し、通常撮影またはセルフタイマ撮影において本画像が好ましい状態でないと推定されるときには、警告や再撮影を実行する。そのため、第1実施形態の電子カメラでは、ユーザーにとって好ましい本画像を効率的に取得することができる。
(第2実施形態の説明)
図9は、第2実施形態におけるセルフタイマ撮影時の第1モードでの電子カメラの動作を説明する流れ図である。また、図10は、第2実施形態におけるセルフタイマ撮影時の第2モードでの電子カメラの動作を説明する流れ図である。この第2実施形態は第1実施形態の変形例であって、CPU16が顔領域の位置および大きさの判定をさらに行う点で相違がある。
以下、図9を参照しつつ、セルフタイマ撮影時の第1モードでの動作例を説明する。なお、図9のS401からS410は、図7のS201からS210にそれぞれ対応する。また、図9のS413からS417は、図7のS211からS215にそれぞれ対応する。そのため、これらの各ステップに関する重複説明は省略する。
ステップ411:CPU16は、半押し時の顔検出データ(S403で記録したもの)と本画像の顔検出データ(S409で記録したもの)とを参照する。そして、CPU16は、半押し時に検出された顔領域の位置と、本画像で検出された顔領域の位置との間に閾値以上のズレがあるか否かを判定する。なお、複数の顔領域が検出されている場合には、S411でのCPU16は、各々の顔領域を対象として上記の判定を実行する。
いずれかの顔領域の位置に閾値以上のズレがある場合(YES側)には、CPU16はS414に移行する。この場合は、例えば、セルフタイマ撮影の前後において、画角内の人物が移動して構図が変化している場合に相当するので、CPU16は警告や再撮影を実行する。
一方、顔領域の位置に閾値以上のズレがない場合(NO側)には、CPU16はS412に移行する。
ステップ412:CPU16は、半押し時の顔検出データ(S403で記録したもの)と本画像の顔検出データ(S409で記録したもの)とを参照する。そして、CPU16は、半押し時に検出された顔領域のサイズと、本画像で検出された顔領域のサイズとの差に閾値以上の変化があるか否かを判定する。なお、複数の顔領域が検出されている場合には、S412でのCPU16は、各々の顔領域を対象として上記の判定を実行する。
いずれかの顔領域のサイズに閾値以上の変化がある場合(YES側)には、CPU16はS414に移行する。この場合は、例えば、セルフタイマ撮影の前後において、撮影対象の人物の手前に通行人がオーバラップして構図が変化している場合(図11参照)や、画角内の人物が移動して構図が変化している場合に相当するので、CPU16は警告や再撮影を実行する。
一方、顔領域の位置に閾値以上のズレがない場合(NO側)には、CPU16はS413に移行する。以上で、図9の説明を終了する。
なお、図10に示すセルフタイマ撮影の第2モードは、S507の後にS508およびS509が付加された点を除いて、図8に示した第1実施形態の場合と共通する。そして、図10のS508,S509は、図9のS411,S412にそれぞれ対応する。そのため、図10の各ステップに関する重複説明はいずれも省略する。
この第2実施形態の電子カメラでは、第1実施形態とほぼ同様の効果に加えて、顔領域の位置と大きさを考慮して警告や再撮影を行うので、ユーザーにとって好ましい本画像を取得できる可能性がより向上する。
(第3実施形態の説明)
図12は、第3実施形態におけるセルフタイマ撮影時の第1モードでの電子カメラの動作を説明する流れ図である。また、図13は、第3実施形態におけるセルフタイマ撮影時の第2モードでの電子カメラの動作を説明する流れ図である。この第3実施形態は第1実施形態の変形例であって、CPU16が顔認証を行う点で相違がある。なお、以下の実施形態では、撮影者(ユーザー)の顔登録データが予め第2メモリ19に記憶されていることを前提として説明を行う。
以下、図12を参照しつつ、セルフタイマ撮影時の第1モードでの動作例を説明する。なお、図12のS601からS604は、図7のS201からS204にそれぞれ対応する。また、図12のS614からS618は、図7のS210からS214にそれぞれ対応する。そのため、これらの各ステップに関する重複説明は省略する。
ステップ605:CPU16は、顔検出処理(S603)で検出された顔領域に対して顔認証処理を施す。そして、CPU16は、認証対象となる人物(この場合は電子カメラのユーザー)が画像内に含まれていたか否かを判定する。認証対象となる人物が含まれている場合(YES側)には、CPU16はS606に移行する。一方、認証対象となる人物が含まれていない場合(NO側)には、CPU16はS607に移行する。
ステップ606:CPU16は、認証対象(ユーザー)の有無を示す判定値(n1)を「0」に設定する。その後、CPU16はS608に移行する。
ステップ607:CPU16は、認証対象(ユーザー)の有無を示す判定値(n1)を「1」に設定する。
ステップ608:CPU16は、レリーズ釦20bが全押しされたか否かを判定する。レリーズ釦20bが全押しされた場合(YES側)には、CPU16はS610に移行する。一方、レリーズ釦20bが全押しされていない場合(NO側)には、CPU16はS609に移行する。
ステップ609:CPU16は、レリーズ釦20bの半押しが解除されたか否かを判定する。レリーズ釦20bの半押しが解除された場合(YES側)には、CPU16はS602に移行する。一方、レリーズ釦20bの半押しが継続する場合(NO側)には、CPU16はS608に戻って上記動作を繰り返す。
ステップ610:CPU16は、セルフタイマ撮影の撮影回数を示すカウンタiの値を初期化する。これにより、S610の段階ではカウンタiの値が0値に設定される。
ステップ611:CPU16は、セルフタイマ撮影により本画像の撮像を行う。なお、S610の本画像の撮像動作は、S208に対応するため重複説明を省略する。
ステップ612:CPU16は、本画像(S611)に対して顔検出処理を実行し、撮影画面内に含まれる人物の顔領域を検出する。ここで、上記の本画像から顔領域が検出された場合には、CPU16は、検出した顔領域の数(N2)と、各々の顔領域の検出位置およびサイズとを示す顔検出データを第1メモリ17などに一時的に記録する。
ステップ613:CPU16は、半押し時の顔検出データ(S603で記録したもの)と本画像の顔検出データ(S612で記録したもの)と、判定値n1(S606,S607)とを参照する。そして、CPU16は、参照した各々の値が、以下の(A)または(B)の条件のいずれかに合致するか否かを判定する。
(A)半押し時に検出された顔領域の数(N1)と、本画像で検出された顔領域の数(N2)とが等しい(N1=N2)。
(B)本画像で検出された顔領域の数(N2)が、半押し時に検出された顔領域の数(N1)と判定値(n1)との和に等しい(N2=N1+n1)。
上記要件を満たす場合(YES側)には、CPU16はS614に移行する。一方、上記要件を満たさない場合(NO側)には、CPU16はS615に移行する。
ここで、S603の段階で画像から認証対象の顔が検出できた場合(S605のYES側)には、判定値(n1)が「0」となる(S606)。そのため、S613の上記(B)の判定条件は上記の(A)と同じになる。この場合には、事後的にユーザーが撮影対象に加わることがないため、かかるケースを考慮する必要がないからである。
一方、S603の段階で画像から認証対象の顔が検出できない場合(S605のNO側)には、判定値(n1)が「1」となる(S607)。そのため、S613の上記(B)の判定条件は実質的に「N2=N1+1」となる。この場合には、事後的にユーザーが撮影対象に加わる可能性を考慮する必要があるからである。以上で、図12の説明を終了する。
なお、図13に示すセルフタイマ撮影の第2モードは、S703の後に、S704からS706が加わった点と、S310の判定条件が異なる点を除いて、図8に示した第1実施形態の場合と共通する。そして、図13のS704からS706は、図12のS605からS607にそれぞれ対応する。また、図13のS710は図12のS613に対応する。そのため、図13の各ステップに関する重複説明はいずれも省略する。
この第3実施形態の電子カメラでは、第1実施形態とほぼ同様の効果に加えて、顔認証の結果に応じて警告や再撮影の判定条件を変更するので、ユーザーにとって好ましい本画像を取得できる可能性がより向上する。
(第4実施形態の説明)
図14は、第4実施形態におけるセルフタイマ撮影時の第1モードでの電子カメラの動作を説明する流れ図である。この第4実施形態は第3実施形態の変形例であって、CPU16が本画像の撮像後にも顔認証を行う点で相違がある。
以下、図14を参照しつつ、セルフタイマ撮影時の第1モードでの動作例を説明する。なお、図14のS801からS812は、図12のS601からS612にそれぞれ対応する。また、図14のS817からS821は、図12のS614からS618にそれぞれ対応する。そのため、これらの各ステップに関する重複説明は省略する。
ステップ813:CPU16は、本画像に対する顔検出処理(S812)で検出された顔領域に対して顔認証処理を施す。そして、CPU16は、認証対象となる人物(この場合は電子カメラのユーザー)が画像内に含まれていたか否かを判定する。認証対象となる人物が含まれている場合(YES側)には、CPU16はS814に移行する。一方、認証対象となる人物が含まれていない場合(NO側)には、CPU16はS815に移行する。
ステップ814:CPU16は、認証対象(ユーザー)の有無を示す判定値(n2)を「0」に設定する。その後、CPU16はS816に移行する。
ステップ815:CPU16は、認証対象(ユーザー)の有無を示す判定値(n2)を「1」に設定する。
ステップ816:CPU16は、半押し時の顔検出データ(S803で記録したもの)と本画像の顔検出データ(S812で記録したもの)と、判定値n1(S806,S807)および判定値n2(S814,S815)とを参照する。そして、CPU16は、参照した各々の値が、以下の(A)から(C)の条件のいずれかに合致するか否かを判定する。
(A)判定値n1およびn2がいずれも「0」であり、かつ、半押し時に検出された顔領域の数(N1)と、本画像で検出された顔領域の数(N2)とが等しい(n1=n2=0,N1=N2)。
(B)判定値n1およびn2がいずれも「1」であり、かつ、半押し時に検出された顔領域の数(N1)と、本画像で検出された顔領域の数(N2)とが等しい(n1=n2=1,N1=N2)。
(C)判定値n1が「1」で、判定値n2が「0」であり、かつ、本画像で検出された顔領域の数(N2)が、半押し時に検出された顔領域の数(N1)よりも1つ多い(n1=1,n2=0,N2=N1+1)。
上記要件を満たす場合(YES側)には、CPU16はS817に移行する。一方、上記要件を満たさない場合(NO側)には、CPU16はS818に移行する。以上で、図14の説明を終了する。
この第4実施形態での電子カメラは、(1)セルフタイマ撮影の前後で顔認証の結果と顔領域の数が同じ場合(S816の(A),(B))か、(2)本画像においてのみユーザーの顔認証が成功し、かつ本画像での顔領域の数が1つ増えている場合(S816の(C))を除いて、警告や再撮影を実行する。そのため、第4実施形態の電子カメラでは、ユーザーにとって好ましいシーンであるか否かの推定精度がより向上し、ユーザーにとって好ましい本画像を取得できる可能性がさらに高まる。
(実施形態の補足事項)
(1)上記実施形態では、1つの撮像素子14でスルー画像と本画像を撮像するいわゆるコンパクト型の電子カメラを前提として説明を行ったが、本発明の構成は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、図15に示すように、一眼レフレックス型の電子カメラにおいても、ファインダ光学系のペンタプリズムの近傍にスルー画像を撮像するための撮像素子を設ければ、上記実施形態と同様の動作を実現することが可能となる。
(2)上記の第3実施形態および第4実施形態においても、CPU16は第2実施形態と同様に顔の位置や顔のサイズを判定するようにしてもよい。
なお、本発明は、その精神またはその主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。そのため、上述した実施形態は、あらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明は、特許請求の範囲によって示されるものであって、本発明は明細書本文にはなんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内である。
第1実施形態の電子カメラの構成を示すブロック図 第1実施形態の電子カメラの内部構成を示す縦断面図 第1実施形態の電子カメラの正面図 第1実施形態の電子カメラの背面図 第1実施形態における通常撮影時の電子カメラの動作を説明する流れ図 図5のS112における警告画面の例を示す図 第1実施形態におけるセルフタイマ撮影時の第1モードでの電子カメラの動作を説明する流れ図 第1実施形態におけるセルフタイマ撮影時の第2モードでの電子カメラの動作を説明する流れ図 第2実施形態におけるセルフタイマ撮影時の第1モードでの電子カメラの動作を説明する流れ図 第2実施形態におけるセルフタイマ撮影時の第2モードでの電子カメラの動作を説明する流れ図 失敗画像の一例を示す模式図 第3実施形態におけるセルフタイマ撮影時の第1モードでの電子カメラの動作を説明する流れ図 第3実施形態におけるセルフタイマ撮影時の第2モードでの電子カメラの動作を説明する流れ図 第4実施形態におけるセルフタイマ撮影時の第1モードでの電子カメラの動作を説明する流れ図 一眼レフ型電子カメラでの構成を示す模式図
符号の説明
14…撮像素子、16…CPU、16b…顔検出部、16c…顔認証部、19…第2メモリ、21…モニタ、23…受信部、24…LED、25…スピーカー

Claims (5)

  1. 被写体像を光電変換して画像のデータを生成する撮像部と、
    前記画像に含まれる顔領域を検出するとともに、ユーザーの指示に応じて生成された第1画像と、該第1画像の撮像後に生成された第2画像との間で前記顔領域の数が増加したか否かを判定する顔検出部と、
    認証対象となる顔の特徴を示す顔登録データを記録したメモリと、
    前記顔登録データに基づいて、前記顔領域に前記認証対象の顔が含まれるか否かを判定する顔認証部と、
    前記第1画像および前記第2画像の顔領域の数に応じて、ユーザーに対する警告動作および前記画像の再撮像動作の少なくとも一方の動作を実行するとともに、前記顔認証部の判定結果に応じて前記動作の判定条件を変更する制御部と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記第1画像は、ユーザーのAF指示のときに撮像された非記録画像であり、
    前記第2画像は、ユーザーの撮像指示入力に基づいて撮像された記録画像であることを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項2に記載の撮像装置において、
    前記第2画像は、前記撮像指示入力から所定の待機時間経過後に撮像されることを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記顔検出部は、前記第1画像および前記第2画像の間で各々の前記顔領域の位置および大きさの変化を検出し、
    前記制御部は、前記顔領域の位置および大きさに閾値以上の変化があるときに、ユーザーに対する警告動作および前記画像の再撮像動作の少なくとも一方の動作を実行することを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記第1画像を撮像するための第1撮像部と、前記第2画像を撮像するための第2撮像部とをそれぞれ備えることを特徴とする撮像装置。


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