JP2009063218A - 空気調和機の運転モード制御方法 - Google Patents
空気調和機の運転モード制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009063218A JP2009063218A JP2007230966A JP2007230966A JP2009063218A JP 2009063218 A JP2009063218 A JP 2009063218A JP 2007230966 A JP2007230966 A JP 2007230966A JP 2007230966 A JP2007230966 A JP 2007230966A JP 2009063218 A JP2009063218 A JP 2009063218A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchanger
- indoor heat
- mode
- temperature
- cooling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
【課題】冷房モードから再熱除湿モードに移行するのに時間がかかる、または条件によっては霧吹きやファン結露が発生するという課題があった。
【解決手段】少なくとも運転継続時間と室内温度と室内熱交換器の温度を用いて冷房モードまたは弱冷除湿モードから再熱除湿モードへの移行可否を判定することを特徴とした。これにより室内熱交換器の保水量推定から、室内・外の温度条件や配管長といった施工条件の影響を排除できるため、第1の室内熱交換器4の保水量の推定精度を向上させることができ、確実に霧吹きやファン結露を防止しながらすばやく再熱除湿モードへ移行することができる。
【選択図】図2
【解決手段】少なくとも運転継続時間と室内温度と室内熱交換器の温度を用いて冷房モードまたは弱冷除湿モードから再熱除湿モードへの移行可否を判定することを特徴とした。これにより室内熱交換器の保水量推定から、室内・外の温度条件や配管長といった施工条件の影響を排除できるため、第1の室内熱交換器4の保水量の推定精度を向上させることができ、確実に霧吹きやファン結露を防止しながらすばやく再熱除湿モードへ移行することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、空気調和機の運転モード制御方法に関するものである。
従来自動モード等で、内外温度等により自動で運転モードを切り換える空気調和機の運転モード制御方法では、室内ファン回転速度と圧縮機運転速度を用いて第1の室内熱交換器の凝縮水の保水量を推定し、保水量が比較的少ないと判断した場合は冷房モードから再熱除湿モードへの移行を許可していた。
これにより霧吹きやファン結露を防止しながら最適な運転モードへ移行することを行っていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−106913号公報
しかしながら上記従来の技術では、冷房モードから再熱除湿モードに移行するのに時間がかかる、または条件によっては霧吹きやファン結露が発生するという課題があった。
これは室内ファン回転速度と圧縮機運転速度では第1の室内熱交換器の保水量の推定精度が低いためである。例えば冷房モード時、室内ファン回転速度と圧縮機運転速度が一定であったとしても、室内・外の温度条件や配管長といった施工条件等で第1の室内熱交換器温度は変動し、その結果保水量も変動する。
そのため保水量が少ないにも関わらず冷房モードから再熱除湿モードになかなか移行しない、または保水量が多いにも関わらず冷房モードから再熱除湿モードに移行し霧吹きが発生していた。
また、弱冷除湿モードから再熱除湿モードへの移行が許可されていないため、弱冷除湿モードで顕熱負荷が低下した場合に、圧縮機の運転率が低下し湿度が上昇してきて不快になるといった課題もあった。
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、冷房モードまたは弱冷除湿モードから再熱除湿モードへ移行時に、第1の室内熱交換器の保水量の推定精度を向上させることで、確実に霧吹きやファン結露を防止しながらすばやく再熱除湿モードへ移行することができる空気調和機を提供することを目的としている。
前記従来の課題を解決するために本発明の空気調和機の運転モード制御方法は、少なくとも運転継続時間と室内温度と室内熱交換器の温度を用いて、冷房モードまたは弱冷除湿モードから再熱除湿モードへの移行可否を判定することを特徴とした。本来、室内熱交換器の保水量は、室内熱交換器の温度が露点温度に対し高いか低いかで決まる。
そこで室内温度と室内熱交換器の温度で室内熱交換器の保水量を推定することで、室内・外の温度条件や配管長といった施工条件の影響を排除できるため、第1の室内熱交換器の保水量の推定精度を向上させることができる。
また、本発明の空気調和機の運転モード制御方法は、冷房モードまたは弱冷除湿モード
から再熱除湿モードへ移行時、所定時間だけ第1の室内熱交換器の温度を低めにして再熱除湿モードで運転を行い、その後通常の再熱除湿モードで運転を行うことを特徴とした。
から再熱除湿モードへ移行時、所定時間だけ第1の室内熱交換器の温度を低めにして再熱除湿モードで運転を行い、その後通常の再熱除湿モードで運転を行うことを特徴とした。
これにより再熱除湿運転開始時に、第1の室内熱交換器に保水された凝縮水をゆっくり蒸発させることができ、霧吹きやファン結露を低減させることができる。
本発明の空気調和機の運転モード制御方法は、第1の室内熱交換器の保水量の推定精度を向上させることできる。また、仮に保水量の推定が間違っていても霧吹きやファン結露を低減させることができるため、確実に霧吹きやファン結露を防止しながらすばやく再熱除湿モードへ移行することができる。
第1の発明は、少なくとも運転継続時間と室内温度と室内熱交換器の温度を用いて冷房モードまたは弱冷除湿モードから再熱除湿モードへの移行可否を判定するようにした。これにより室内熱交換器の温度が露点温度に対し高い状態が長時間続いているかを判断することができ、第1の室内熱交換器の保水量の推定精度を向上させることできる。
第2の発明は、冷房モードまたは弱冷除湿モードから再熱除湿モードへ移行時、所定時間だけ第1の室内熱交換器の温度を低めにして再熱除湿モードで運転を行い、その後通常の再熱除湿モードで運転を行うようにした。これにより、仮に保水量の推定が間違っていても霧吹きやファン結露を低減させることができるため、確実に霧吹きやファン結露を防止しながらすばやく再熱除湿モードへ移行することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における冷凍サイクル図である。図1において、冷房または弱冷除湿モード時は、圧縮機1より吐出された冷媒は四方弁7を通り室外熱交換器2へ送られる。室外熱交換器2では冷媒は凝縮されて、膨張弁3にて減圧された後、第1の室内熱交換器4へ送られる。
図1は、本発明の実施の形態1における冷凍サイクル図である。図1において、冷房または弱冷除湿モード時は、圧縮機1より吐出された冷媒は四方弁7を通り室外熱交換器2へ送られる。室外熱交換器2では冷媒は凝縮されて、膨張弁3にて減圧された後、第1の室内熱交換器4へ送られる。
第1の室内熱交換器4で冷媒は蒸発し、この後冷媒は減圧装置5を通過するが、冷房または弱冷除湿モード時は減圧装置5の開閉弁は開放されているため、減圧されずにそのまま第2の室内熱交換器6へ送られる。第2の室内熱交換器6で冷媒は再び蒸発し気化した後、再び圧縮機1へ戻る。
一方再熱除湿モード時は、圧縮機1より吐出された冷媒は四方弁7を通り室外熱交換器2へ送られる。室外熱交換器2では室外ファン11が低速で運転されているため、冷媒は完全には凝縮されずに膨張弁3へ送られる。再熱除湿モード時は膨張弁3が開放されているため、冷媒は減圧されずに第1の室内熱交換器4へ送られる。
第1の室内熱交換器4では室内ファン10からの空気により余熱が室内へ放熱され、凝縮された冷媒はその後減圧装置5を通過するが、再熱除湿モード時は減圧装置5の開閉弁は閉じられており、ここで減圧され、第2の室内熱交換器6で蒸発する。この時、同時に除湿が行われることで室内の湿度が低下する。第2の室内熱交換器6を経由した冷媒は再び圧縮機1へ戻る。
また第1の室内熱交換器4には第1の室内熱交換器温度を検出する室内熱交換器温度セ
ンサ8、室内機本体(図示せず)には室内温度を検出する室内温度センサ9がそれぞれ設けられており、各温度は制御手段12により演算され、運転モードや減圧装置5等の制御を行う。
ンサ8、室内機本体(図示せず)には室内温度を検出する室内温度センサ9がそれぞれ設けられており、各温度は制御手段12により演算され、運転モードや減圧装置5等の制御を行う。
図2は、本発明の実施の形態1におけるフローチャートである。図2において、冷房または弱冷除湿モード(S101)が開始され、そのモード中に再熱除湿モードへの移行要望が発生した場合(S102)、S103にて室内温度と第1の室内熱交換器温度の温度差が所定値K1(例えば8K)未満をT1分(例えば20分)継続しているか判定し、YESであれば第1の室内熱交換器4の保水量は少ないため再熱除湿モードへ移行する(S104)。
S105にて再熱除湿モードを開始してT2分(例えば10分)経過しているか判定し、T2分経過していればS106にて第1の室内熱交換器温度の目標値K4をK2とする(例えばK2=−10K)。
一方、S105にて再熱除湿モードを開始してT2分経過していなければS107にて目標値K4をK3とする(例えばK3=−5K)。そしてS108にて室内温度と第1の室内熱交換器温度の温度差が目標値K4未満であれば、第1の室内熱交換器温度が高いため、S109にて室外ファン11の回転数をアップさせる。これにより室外熱交換器2での放熱量が増えるため、第1の室内熱交換器温度は低下する。
逆にS110にて室内温度と第1の室内熱交換器温度の温度差が目標値K4より大きければ、第1の室内熱交換器温度が低いため、S111にて室外ファン11の回転数をダウンさせる。これにより室外熱交換器2での放熱量が減るため、第1の室内熱交換器温度は上昇する。
以上のように、本実施の形態においては少なくとも運転継続時間と室内温度と室内熱交換器の温度を用いて冷房モードまたは弱冷除湿モードから再熱除湿モードへの移行可否を判定することで、第1の室内熱交換器の保水量の推定精度を向上させることでき、仮に保水量の推定が間違っていても霧吹きやファン結露を低減させることができるため、確実に霧吹きやファン結露を防止しながらすばやく再熱除湿モードへ移行することができる。
以上のように、本発明にかかる空気調和機の運転モード制御方法は、熱交換器の保水量の推定精度を向上させることできるため、カビ防止のための熱交換器の乾燥判定や暖房時の除霜判定にも応用可能である。
1 圧縮機
2 室外熱交換器
3 膨張弁
4 第1の室内熱交換器
5 減圧装置
6 第2の室内熱交換器
7 四方弁
8 室内熱交換器温度センサ
9 室内温度センサ
10 室内ファン
11 室外ファン
12 制御手段
2 室外熱交換器
3 膨張弁
4 第1の室内熱交換器
5 減圧装置
6 第2の室内熱交換器
7 四方弁
8 室内熱交換器温度センサ
9 室内温度センサ
10 室内ファン
11 室外ファン
12 制御手段
Claims (2)
- 第1の室内熱交換器と第2の室内熱交換器を減圧装置で接続し、前記減圧装置で減圧することで前記第1の室内熱交換器を凝縮器、第2の室内熱交換器を蒸発器として用いる再熱除湿モードと、前記減圧装置で減圧せずに第1の室内熱交換器と第2の室内熱交換器共に蒸発器として用いる冷房モードまたは弱冷除湿モードの運転が可能な空気調和機において、少なくとも運転継続時間と室内温度と室内熱交換器の温度を用いて、冷房モードまたは弱冷除湿モードから再熱除湿モードへの移行可否を判定する空気調和機の運転モード制御方法。
- 冷房モードまたは弱冷除湿モードから再熱除湿モードへ移行時、所定時間だけ前記第1の室内熱交換器の温度を低めにして再熱除湿モードで運転を行い、その後通常の再熱除湿モードで運転を行うことを特徴とする請求項1記載の空気調和機の運転モード制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007230966A JP2009063218A (ja) | 2007-09-06 | 2007-09-06 | 空気調和機の運転モード制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007230966A JP2009063218A (ja) | 2007-09-06 | 2007-09-06 | 空気調和機の運転モード制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009063218A true JP2009063218A (ja) | 2009-03-26 |
Family
ID=40557948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007230966A Pending JP2009063218A (ja) | 2007-09-06 | 2007-09-06 | 空気調和機の運転モード制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009063218A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013221675A (ja) * | 2012-04-16 | 2013-10-28 | Daikin Industries Ltd | 空気調和機 |
CN112413857A (zh) * | 2020-11-23 | 2021-02-26 | 珠海格力电器股份有限公司 | 空调器控制方法、装置、空调器及存储介质 |
JP2021076290A (ja) * | 2019-11-07 | 2021-05-20 | 株式会社富士通ゼネラル | 空気調和機 |
CN117317821A (zh) * | 2023-09-11 | 2023-12-29 | 江门市大光明电力设计有限公司 | 一种变电站智能化监控系统 |
-
2007
- 2007-09-06 JP JP2007230966A patent/JP2009063218A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013221675A (ja) * | 2012-04-16 | 2013-10-28 | Daikin Industries Ltd | 空気調和機 |
JP2021076290A (ja) * | 2019-11-07 | 2021-05-20 | 株式会社富士通ゼネラル | 空気調和機 |
CN112413857A (zh) * | 2020-11-23 | 2021-02-26 | 珠海格力电器股份有限公司 | 空调器控制方法、装置、空调器及存储介质 |
CN117317821A (zh) * | 2023-09-11 | 2023-12-29 | 江门市大光明电力设计有限公司 | 一种变电站智能化监控系统 |
CN117317821B (zh) * | 2023-09-11 | 2024-05-10 | 江门市大光明电力设计有限公司 | 一种变电站智能化监控系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5709993B2 (ja) | 冷凍空気調和装置 | |
JP5012777B2 (ja) | 空気調和機 | |
WO2018173120A1 (ja) | 除湿機 | |
JP6611829B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP2008175490A (ja) | 空気調和装置 | |
WO2017029695A1 (ja) | 空気調和装置 | |
JP2008082589A (ja) | 空気調和装置 | |
JP2010210223A (ja) | 空気調和機 | |
US11029067B2 (en) | Refrigeration apparatus with defrost during heating operation | |
JP2008014606A (ja) | 空気調和機 | |
JP2006145204A (ja) | 空気調和機 | |
JP3593592B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP2009063218A (ja) | 空気調和機の運転モード制御方法 | |
JP4134501B2 (ja) | 空気調和機の自動運転制御方法 | |
JP3879458B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP2009014321A (ja) | 空気調和機 | |
JP2006226568A (ja) | 空気調和機 | |
JP6551437B2 (ja) | 空調機 | |
JP2007278535A (ja) | 空気調和機 | |
CN107642924A (zh) | 防止蒸发器结冰霜的方法及空调器 | |
JP2007010254A (ja) | 空気調和機 | |
JP2021076290A (ja) | 空気調和機 | |
JP2005083616A (ja) | 空気調和機 | |
JP4151516B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP2006170505A (ja) | 空気調和機 |