JP2009062739A - 生体情報測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大便器のボウル内に設けられた受尿部に放尿した尿を当てやすくすることができる生体情報測定装置を提供する。
【解決手段】便器に排泄された尿を受ける受尿部と、前記受尿部が受けた尿の温度を測定する温度検出センサと、前記受尿部に内蔵された可視光発光部と、尿温度の測定開始を指示する操作部と、前記操作部が尿温度の測定開始の指示を受け付けると前記受尿部を受尿位置に移動させ、且つ前記可視光発光部を点灯させる制御部と、を備えたことを特徴とする生体情報測定装置が提供される。
【選択図】図3

Description

本発明は、生体情報測定装置に関し、具体的には放尿された尿を受尿して尿温などを測定することができる生体情報測定装置に関する。
トイレにおいて、放尿された尿を受尿して尿糖値や尿温などの生体情報を測定して、健康管理を行う試みがある。この試みに伴い、大便器のボウル表面に尿温検出センサを設けて、尿の温度を測定する装置がある(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載された装置においては、大便器のボウル表面に尿温検出センサが固定されているため、センサに尿を直接当てることは難しいという問題がある。そのため、大便器のボウルで尿を受けて、尿温検出センサに流れてきた尿の温度を測定することになる。しかし、尿が大便器のボウルを流れるうちに尿の温度が下がってしまい、尿の温度を正確に測定することは難しいという問題がある。
一方、大便器のボウル内を移動して、尿を受尿するための受尿部を設けた装置がある(例えば、特許文献2)。特許文献2に記載された装置においては、受尿部の内部に温度検出センサが設けられているため、この装置を用いて尿温を検出すれば尿が大便器のボウルを流れるうちに尿の温度が下がるということはない。
しかし、受尿直後の尿が受尿部で冷めてしまうため、ある程度の時間、尿を受尿し続ける必要がある。そのため、使用者は放尿した尿を小さな受尿部に当て続ける必要があるが、受尿部が大便器のボウル内に設けられているため、受尿部の周辺が暗くなっており、放尿した尿を小さな受尿部に当て続けることは容易ではない。従って、尿の温度測定に足りるだけの尿量が得られないおそれがある。
特開平2−54028号公報 特開平8−262017号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、大便器のボウル内に設けられた受尿部に放尿した尿を当てやすくすることができる生体情報測定装置を提供する。
本発明の一態様によれば、便器に排泄された尿を受ける受尿部と、前記受尿部が受けた尿の温度を測定する温度検出センサと、前記受尿部に内蔵された可視光発光部と、尿温度の測定開始を指示する操作部と、前記操作部が尿温度の測定開始の指示を受け付けると前記受尿部を受尿位置に移動させ、且つ前記可視光発光部を点灯させる制御部と、を備えたことを特徴とする生体情報測定装置が提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、便器に排泄された尿を受ける受尿部と、前記受尿部が受けた尿の温度を測定する温度検出センサと、前記受尿部を照らす可視光発光部と、尿温度の測定開始を指示する操作部と、前記操作部が尿温度の測定開始の指示を受け付けると前記受尿部を受尿位置に移動させ、且つ前記可視光発光部を点灯させる制御部と、を備えたことを特徴とする生体情報測定装置が提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、便器に排泄された尿を受ける受尿部と、前記受尿部が受けた尿の温度を測定する温度検出センサと、前記受尿部に内蔵された可視光発光部と、尿温度の測定開始を指示する操作部と、前記便器を使用する人を検知すると前記可視光発光部を点灯させる制御部と、を備えたことを特徴とする生体情報測定装置が提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、便器に排泄された尿を受ける受尿部と、前記受尿部が受けた尿の温度を測定する温度検出センサと、前記受尿部を照らす可視光発光部と、尿温度の測定開始を指示する操作部と、前記便器を使用する人を検知すると前記可視光発光部を点灯させる制御部と、を備えたことを特徴とする生体情報測定装置が提供される。
本発明によれば、大便器のボウル内に設けられた受尿部に放尿した尿を当てやすくすることができる生体情報測定装置が提供される。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる生体情報測定装置が設置されたトイレ室を例示する模式図である。
図1に表したトイレ室においては、側壁10aに隣接したライニング12と、ライニング12に隣接した大便器14と、生体情報測定装置1と、が設けられている。生体情報測定装置1は、ライニング12の内部に設けられた生体情報測定器2と、側壁10bに設けられた操作部(リモコン)4と、使用者が放尿した尿を受尿するための受尿ユニット20と、受尿ユニット20において受尿した尿を搬送するための搬送管6と、を有する。
大便器14は、尿などを受けるためのボウル14aと、便座14bと、便蓋14cと、を有する。また大便器14とライニング12との間においては、ロータンク15が設けられている。図1に表したトイレ室においては、洗浄機構がいわゆる「ロータンク式」の大便器を例示しているが、この洗浄機構はロータンクを用いない、いわゆる「水道直圧式」であってもよい。また、大便器14は、便座に座った使用者の「おしり」などに向けて水を噴射し、「おしり」の洗浄を可能とした温水洗浄便座装置を有していてもよい。
生体情報測定器2は、ライニング12の内部に設けられており、搬送管6を通して搬送された尿を取り入れて、尿糖などを測定する機能などを有している。操作部4は側壁10bに設けられ、表示部4a、測定開始スイッチ4b、または洗浄スイッチ4cなどを有している。搬送管6は、受尿ユニット20とライニング12の内部に設けられた生体情報測定器2との間を接続するように設けられ、受尿ユニット20で受尿した尿を生体情報測定器2へと搬送する機能などを有している。
図2は、本実施形態にかかる受尿ユニットを上方から眺めた模式図である。なお、図2に表した大便器14においては、説明の便宜上、便蓋14cを省略している。
受尿ユニット20は、駆動部22と、取付部24と、受尿装置26と、を有している。駆動部22は、例えば操作部4に設けられた測定開始スイッチ4bからの指示を受け付けると、受尿装置26を使用者が放尿する尿の略位置(受尿位置)に移動させるなどの機能などを有している。取付部24は、大便器14に固定されており、受尿装置26および駆動部22と、大便器14と、の相対的位置を略同じ位置に固定する機能などを有している。
受尿装置26は、受尿部32と回動アーム30とを有している。受尿部32と回動アーム30とは互いに締結され、回動アーム30によって、受尿部32は大便器14のボウル14aの内部を移動することができる。図2に表した受尿ユニット20においては、受尿装置26が受尿位置に位置している状態が表されている。この状態において、使用者は受尿部32に放尿した尿を当てて、受尿部32に尿を受尿させることで、尿糖値または尿温などの生体情報を測定することができる。
一方、使用者が生体情報測定装置1を使用しない場合においては、受尿装置26は取付部24の収納部24a(図6参照)に収納されている。従って、使用者が生体情報測定装置1を使用しない場合においては、受尿装置26が用便の邪魔になることはない。
図3は、本実施形態にかかる受尿装置を分解して眺めた分解斜視図である。
受尿部32は、上方部に受尿メッシュ34(受尿口)が設けられている。この受尿メッシュ34は、受尿部32が受尿した時の尿の泡立ちを防止する機能、および受尿した尿が飛び跳ねることを防止する機能、などを有している。受尿部32の下方部においては、受尿器36が設けられている。
受尿器36の内部においては、可視光発光部40と、温度検出センサ42と、吸尿口44と、が設けられている。可視光発光部40は、例えば発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)などであってもよい。さらに、発光色が可変の発光ダイオードであってもよい。温度検出センサ42は、例えばサーミスタなどであってもよい。この温度検出センサ42によって、使用者の尿温を測定することができる。吸尿口44は、搬送管6を通して生体情報測定器2に尿を搬送するために受尿器36の内部に溜まった尿を吸引する。
図4は、本実施形態にかかる受尿装置を上方側から眺めた模式図である。
また、図5は、本実施形態にかかる受尿装置を図4におけるA−Aで切断した断面模式図である。
受尿器36は、受尿した尿を一時的に溜めるための尿溜まり部36aを有する。可視光発光部40は、この尿溜まり部36aに向かって発光方向40aのごとく可視光を放射するように設けられている。温度検出センサ42は、可視光発光部40と同様に、先端部が尿溜まり部36aに向かう方向に設けられている。この温度検出センサ42は、尿溜まり部36aに一時的に溜まった尿の温度を測定することができる。また、吸尿口44は尿を吸引する口が下方に向かう方向に設けられている。こうすることによって、尿溜まり部36aの下方部に溜まった尿であっても吸引することができる。
可視光発光部40の電源供給、および駆動部22の制御信号は、生体情報測定器2の内部に設けられた制御部3から供給される。使用者が操作部4に設けられた測定開始スイッチ4bを押すと、受尿装置26が取付部24の収納部24a(図6参照)から略受尿位置まで移動する。この動作と同時に、可視光発光部40が点灯する。可視光発光部40が点灯することによって、暗いボウル14aの内部において受尿部32が明るくなるため、使用者は受尿部32の位置や放尿の軌跡を確認しやすくなる。また、受尿部32自体が発光するため、使用者は受尿部32を明確に確認することができるため、放尿した尿が受尿部32に当たっているか否かを明確に確認することができる。なお、受尿部32の内部が点灯するため、可視光発光部40の発光色が白色であれば、尿の色が透過されるため、排泄した尿の色を確認することができる。
前述の通り、受尿部32の上方部においては、受尿メッシュ34が設けられているため、可視光発光部40から放射された光は受尿メッシュ34を通して受尿部32の外部に漏れる。従って、受尿部32の外部に漏れた光においては、受尿メッシュ34に遮られて光量が低下し、使用者はボウル14aの内部を覗いてもあまり眩しく感じない。
また、測定開始スイッチ4bに依らず、人体を検知するセンサなどによって可視光発光部40を点灯させてもよい。人体を検知するセンサは、例えば、トイレ室へ入室する使用者を検知するセンサ、大便器14の前に立つ使用者を検知するセンサ、または便座に座った状態の使用者を検知するセンサ、などが挙げられる。
トイレ室へ入室する使用者を検知するセンサとしては、例えば焦電センサを用いることができる。大便器14の前に立つ使用者を検知するセンサとしては、例えば赤外線投光式のセンサを用いることができる。便座に座った状態の使用者を検知するセンサとしては、例えば着座センサを用いることができる。
これらの少なくともいずれかのセンサを用いる場合においては、測定開始スイッチ4bを押すまでの間は受尿部32が取付部24の収納部24a(図6参照)に収納された状態のままで可視光発光部40が点灯する。従って、大便器14のボウル14aの内部が間接的に照明されるという装飾効果を出すことができる。
可視光発光部40が発光色可変の発光ダイオードであれば、温度検出センサ42が所定の温度以上に達したときに、発光ダイオードの発光色を例えば白色から青色に変化させることで、排泄された尿が尿溜まり部36aに溜まっていることを報知することができる。この所定の温度は、人の体温下限値近傍の温度(例えば35℃)とするのが好ましい。そうすれば、尿温を測定するのに足りるだけの尿量が尿溜まり部36aに溜まっていることを報知することができる。これは、生体情報測定装置1の尿温測定系が正常に動作していることを報知するものでもある。
また、温度検出センサ42で計測された尿温が所定の温度領域内に略安定すれば、それは尿温測定が完了したことを意味するため、発光色可変の発光ダイオードの発光色を例えば青色から黄色に変化させることで、尿温測定が完了したことを報知してもよい。所定の温度領域とは、例えば約35℃〜42℃程度である。
そして、可視光発光部40により受尿状態と尿温測定状態の双方を報知してもよい。その場合、尿温を測定するのに足りるだけの尿量が尿溜まり部36aに溜まったことを報知したにも関わらず、その後尿温測定の完了が報知されない状態は、使用者に測定の仕方について注意喚起を促す報知を行ったことになる。
このように、発光色が可変の発光ダイオードの発光色を変化させることによって、受尿状態や測定系の動作状態や尿温測定状態を報知することができる。つまり、使用者は大便器14のボウル14aの内部を覗き込むことで、放尿した尿が受尿部32に確実に当たっていることを確認しつつ、受尿状態や測定系の動作状態や尿温測定状態を知ることができる。
なお、可視光発光部40の発光色を変化させる他に、可視光発光部40の点灯状態を点滅状態に変化させてもよい。さらに、可視光発光部40の点灯状態を消灯状態に変化させてもよい。例えば、温度検出センサの検知反応によって可視光発光部40の点灯状態を0.5秒周期の点滅状態に変化させて、尿温を測定するのに足りるだけの尿量が確保され尿温測定状態に移行したことを報知してもよい。さらに例えば、温度検出センサ42で計測された尿温が所定の温度領域内に略安定した場合において、0.5秒周期の点滅状態を2秒周期の点滅状態に変化させて、尿温測定が完了したことを報知してもよい。
以下、人体の体温について説明する。
人体の体温は、二重構造を有している。つまり、人体の核心部の体温である「核心温」と、人体の外層部の体温である「外層温」と、がある。核心温は生命維持に関わる基幹の温度であり、一定の幅に保つ必要がある。一方、外層温は核心温の調整に利用され、外気温などにより変動する。
核心部において熱が生産されると、核心温を一定の幅に保つため、外層部において放熱が行われる。放熱の方法としては、発汗や血管運動などが挙げられる。つまり、外層温は核心温と比較すると、変動が大きい。
一般的に体温を測定する場合においては、脇下または舌下に体温計を当てて測定することが多い。この測定方法においては、測定者の外層温を測定していることになる。しかし、前述の通り、外層温は核心温に比べて変動が大きいため、核心温に比べると測定結果のばらつきが大きい。従って、測定結果のばらつきがより小さい、且つ、より正確な体温を測定するためには、核心温を測定することが望ましい。
核心温を測定することができれば、より正確な平熱温を知ることができ、さらに測定結果のばらつきも小さいため、測定結果同士の比較をしやすくなる。核心温が安定しない場合においては、体調の悪化や様々な病気の過程および結果を知ることができる。つまり、核心温を測定することによって、生体の本当の状態を知ることができる。
本発明者の調査の結果、測定者の放尿した尿の尿温は核心温に近いことが分かった。そこで、放尿された尿を受尿して尿温などの生体情報を測定することは、将来の生体情報測定装置として非常に有望である。
以上説明したように、本実施形態によれば、可視光発光部40が点灯することによって、暗いボウル14aの内部において受尿部32が照射されるため、使用者は受尿部32の位置や放尿の軌跡を確認しやすくなる。つまり、使用者は大便器14のボウル14aの内部に設けられた受尿部32に放尿した尿を当てやすくすることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図6は、本発明の第2の実施の形態にかかる生体情報測定装置の受尿ユニットを切断した断面模式図である。
図6に表した受尿ユニット20は、図2に表した受尿ユニット20におけるB−B断面に相当する。図6に表した受尿ユニット20は、図2に表した受尿ユニット20と同様に、受尿部32と回動アーム30とを有している。受尿部32と回動アーム30とは互いに締結され、回動アーム30によって、受尿部32は大便器14のボウル14aの内部を移動することができる。
大便器14は、尿などを受けるためのボウル14aと、便座14bと、を有する。受尿ユニット20の取付部24は、大便器14に固定されており、受尿装置26と、大便器14と、の相対的位置を略同じ位置に固定する機能などを有している。取付部24は、大便器14のボウル14aの方向に向かって収納部24aが設けられている。使用者が生体情報測定装置1を使用しない場合においては、受尿装置26はこの収納部24aに収納されている。従って、使用者が生体情報測定装置1を使用しない場合においては、受尿装置26が用便の邪魔になることはない。
本実施形態の生体情報測定装置1は、便座14bに可視光発光部40が設けられている。可視光発光部40は、受尿部32に向かって発光方向40aのごとく可視光を放射するように設けられている。つまり、本実施形態の生体情報測定装置1は、受尿部32の外部から受尿部32を照射する構造を有している。その他の構造は、第1の実施の形態における生体情報測定装置1と同様の構造を有している。
本実施形態の生体情報測定装置1においては、便座14bなどを有する衛生洗浄装置に可視光発光部40が設けられているため、測定開始スイッチ4bに依らず、例えば大便器14の前に立つ使用者を検知するセンサ、または便座に座った状態の使用者を検知するセンサ、などからの指示を受け付けることによって、可視光発光部40が点灯されることが好ましい。
大便器14の前に立つ使用者を検知するセンサとしては、前述の通り、例えば赤外線投光式のセンサを用いることができるし、また、便座に座った状態の使用者を検知するセンサとしては、例えば着座センサを用いることができる。
可視光発光部40が便座14bの後方部、つまり使用者が便座14bに着座した状態における背中側、に設けられている場合においては、便座14bに着座した使用者の臀部が発光方向40aの妨げとなり、可視光発光部40は受尿部を照射することができない可能性がある。これに対して、本実施形態の生体情報測定装置1においては、可視光発光部40が便座14bの前方部に設けられるため、発光方向40aが使用者によって妨げられることなく受尿部32を照射することができる。
以下、本実施形態の変形例について図面を参照しつつ説明する。
図7は、本実施形態の変形例にかかる生体情報測定装置の受尿ユニットを切断した断面模式図である。
図7に表した受尿ユニット20は、図2に表した受尿ユニット20におけるB−B断面に相当する。
本変形例の生体情報測定装置1は、受尿ユニット20の取付部24に可視光発光部40が設けられている。可視光発光部40は、受尿部32に向かって発光方向40aのごとく可視光を放射するように設けられている。つまり、本実施形態の生体情報測定装置1は、図6に表した生体情報測定装置1と同様に、受尿部32の外部から受尿部32を照射する構造を有している。その他の構造は、図6に表した生体情報測定装置1と同様の構造を有している。
本変形例においては、受尿ユニット20の取付部24に可視光発光部40が設けられているため、測定開始スイッチ4bからの指示を受け付けることによって、可視光発光部40が点灯されることが好ましい。
また、可視光発光部40が便座14bの後方部、つまり使用者が便座14bに着座した状態における背中側、に設けられている場合においては、便座14bに着座した使用者の臀部が発光方向40aの妨げとなり、可視光発光部40は受尿部を照射することができない可能性がある。これに対して、本具体例の生体情報測定装置1においては、図6に表した生体情報測定装置1と同様に、可視光発光部40が便座14bの前方部に設けられるため、発光方向40aが使用者によって妨げられることなく受尿部32を照射することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、可視光発光部40が点灯することによって、受尿部32の外部から受尿部32が照射されるため、使用者は受尿部32の位置や放尿の軌跡を確認しやすくなる。つまり、使用者は大便器14のボウル14aの内部に設けられた受尿部32に放尿した尿を当てやすくすることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図8は、本発明の第3の実施の形態にかかる受尿装置を上方側から眺めた模式図である。
本実施形態における受尿装置26は、図4に表した受尿装置26と同様に、受尿部32と回動アーム30とを有する。受尿部32は受尿器36を有し、この受尿器36内部においては、レンズ146と、温度検出センサ42と、吸尿口44と、が設けられている。
温度検出センサ42は、例えばサーミスタなどであってもよい。この温度検出センサ42によって、使用者の尿温を測定することができる。吸尿口44は、搬送管6(図1参照)を通して生体情報測定器2(図1参照)に尿を搬送するために受尿器36の内部に溜まった尿を吸引する。
生体情報測定器2の内部においては、可視光発光ユニット140が設けられている。可視光発光ユニット140は、可視光発光素子141を有している。この可視光発光素子141は、例えば発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)などであってもよい。さらに、発光色が可変の発光ダイオードであってもよい。回動アーム30の内部においては、光ファイバー145が設けられている。
可視光発光素子141から発光された光は、光ファイバー145を通してレンズ146に伝送される。レンズ146に伝送された光は、尿溜まり部36aに向かって発光方向140aのごとく放射される。
温度検出センサ42は、レンズ146と同様に、先端部が尿溜まり部36aに向かう方向に設けられている。この温度検出センサ42は、尿溜まり部36aに一時的に溜まった尿の温度を測定することができる。また、吸尿口44は尿を吸引する口が下方に向かう方向に設けられている。こうすることによって、尿溜まり部36aの下方部に溜まった尿であっても吸引することができる。その他の構造は、第1の実施の形態における生体情報測定装置1と同様の構造を有している。
本実施形態の生体情報測定装置1によれば、可視光発光ユニット140が受尿部32の外部に設けられているため、受尿部32を小型化することができる。受尿部32は大便器14のボウル14aの内部を移動するため、小型であることが好ましい。従って、本実施形態の生体情報測定装置1は、受尿部32が大便器14のボウル14aの内部を移動するのにより適した構造を有している。
また、可視光発光素子141から光ファイバー145を通して伝送された光が、レンズ146によって受尿部32の内部に放射されるため、使用者は受尿部32を明確に確認することができる。そのため、使用者は放尿した尿が受尿部32に当たっているか否かを明確に確認することができる。
以下、本実施形態の変形例について図面を参照しつつ説明する。
図9は、本実施形態の変形例にかかる受尿装置を上方側から眺めた模式図である。
本実施形態における受尿装置26は、図4に表した受尿装置26と同様に、受尿部32と回動アーム30とを有する。受尿部32は受尿器36を有し、この受尿器36内部においては、レンズ146と、吸尿口44と、が設けられている。吸尿口44は、搬送管6(図1参照)を通して生体情報測定器2(図1参照)に尿を搬送するために受尿器36の内部に溜まった尿を吸引する。
生体情報測定器2の内部においては、可視光発光ユニット140が設けられている。可視光発光ユニット140は、可視光発光素子141と、感温素子142と、IR(Infrared rays)フィルタ147と、プリズム148と、を有している。可視光発光素子141は、例えば発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)などであってもよい。さらに、発光色が可変の発光ダイオードであってもよい。回動アーム30の内部においては、光ファイバー145が設けられている。
感温素子142は、赤外線(IR:Infrared rays)を感知して、使用者の尿温を測定できる機能を有している。IRフィルタ147は、赤外線(IR:Infrared rays)のみを通過させる機能を有している。また、プリズム148は、可視光発光素子141から発光された光を光ファイバー145の方向へ変換させる機能と、光ファイバー145を通して伝送された尿温に関する情報信号を感温素子142が設けられた方向へ変換させる機能と、を有している。
可視光発光素子141から発光された光は、プリズム148および光ファイバー145を通して、レンズ146に伝送される。レンズ146に伝送された光は、尿溜まり部36aに向かって発光方向140aのごとく放射される。また、レンズ146は尿溜まり部36aに一時的に溜まった尿の尿温の情報信号を光ファイバー145を通して可視光発光ユニット140へと伝送する。
尿温の情報信号が可視光発光ユニット140へ伝送されると、プリズム148において情報信号が感温素子142が設けられた方向へ変換され、IRフィルタ147を通して感温素子142へと伝送される。このようにして、使用者の尿温を測定することができる。
吸尿口44は尿を吸引する口が下方に向かう方向に設けられている。こうすることによって、尿溜まり部36aの下方部に溜まった尿であっても吸引することができる。その他の構造は、第1の実施の形態における生体情報測定装置1と同様の構造を有している。
本変形例の生体情報測定装置1によれば、可視光発光素子141および感温素子142が受尿部32の外部に設けられているため、図8に表した受尿部32よりもさらに小型化することができる。受尿部32は大便器14のボウル14aの内部を移動するため、小型であることが好ましい。従って、本変形例の生体情報測定装置1は、受尿部32が大便器14のボウル14aの内部を移動するのにより適した構造を有している。
また、可視光発光素子141から光ファイバー145を通して伝送された光が、レンズ146によって受尿部32の内部に放射されるため、使用者は受尿部32を明確に確認することができる。そのため、使用者は放尿した尿が受尿部32に当たっているか否かを明確に確認することができる。さらに、感温素子142が受尿部32の外部に設けられて尿に接触しないため、一時的に溜まった尿の尿温が冷めにくいという効果も期待できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、可視光発光素子141から発光された光が光ファイバー145を通してレンズ146に伝送され、このレンズ146によって受尿部32の内部に光が放射されるため、使用者は受尿部32の位置や放尿の軌跡を確認しやすくなる。つまり、使用者は大便器14のボウル14aの内部に設けられた受尿部32に放尿した尿を当てやすくすることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、生体情報測定装置1などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや受尿装置26の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
本発明の第1の実施の形態にかかる生体情報測定装置が設置されたトイレ室を例示する模式図である。 本実施形態にかかる受尿ユニットを上方から眺めた模式図である。 本実施形態にかかる受尿装置を分解して眺めた分解斜視図である。 本実施形態にかかる受尿装置を上方側から眺めた模式図である。 本実施形態にかかる受尿装置を図4におけるA−Aで切断した断面模式図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる生体情報測定装置の受尿ユニットを切断した断面模式図である。 本実施形態の変形例にかかる生体情報測定装置の受尿ユニットを切断した断面模式図である。 本発明の第3の実施の形態にかかる受尿装置を上方側から眺めた模式図である。 本実施形態の変形例にかかる受尿装置を上方側から眺めた模式図である。
符号の説明
1 生体情報測定装置、 2 生体情報測定器、 3 制御部、 4 操作部、 4a 表示部、 4b 測定開始スイッチ、 4c 洗浄スイッチ、 6 搬送管、 10a 、10b 側壁、 12 ライニング、 14 大便器、 14a ボウル、 14b 便座、 14c 便蓋、 15 ロータンク、 20 受尿ユニット、 22 駆動部、 24 取付部、 24a 収納部、 26 受尿装置、 30 回動アーム、 32 受尿部、 34 受尿メッシュ、 36 受尿器、 36a 尿溜まり部、 40 可視光発光部、 40a 発光方向、 42 温度検出センサ、 44 吸尿口、 140 可視光発光ユニット、 140a 発光方向、 141 可視光発光素子、 142 感温素子、 145 光ファイバー、 146 レンズ、 147 IRフィルタ、 148 プリズム

Claims (8)

  1. 便器に排泄された尿を受ける受尿部と、
    前記受尿部が受けた尿の温度を測定する温度検出センサと、
    前記受尿部に内蔵された可視光発光部と、
    尿温度の測定開始を指示する操作部と、
    前記操作部が尿温度の測定開始の指示を受け付けると前記受尿部を受尿位置に移動させ、且つ前記可視光発光部を点灯させる制御部と、
    を備えたことを特徴とする生体情報測定装置。
  2. 便器に排泄された尿を受ける受尿部と、
    前記受尿部が受けた尿の温度を測定する温度検出センサと、
    前記受尿部を照らす可視光発光部と、
    尿温度の測定開始を指示する操作部と、
    前記操作部が尿温度の測定開始の指示を受け付けると前記受尿部を受尿位置に移動させ、且つ前記可視光発光部を点灯させる制御部と、
    を備えたことを特徴とする生体情報測定装置。
  3. 便器に排泄された尿を受ける受尿部と、
    前記受尿部が受けた尿の温度を測定する温度検出センサと、
    前記受尿部に内蔵された可視光発光部と、
    尿温度の測定開始を指示する操作部と、
    前記便器を使用する人を検知すると前記可視光発光部を点灯させる制御部と、
    を備えたことを特徴とする生体情報測定装置。
  4. 便器に排泄された尿を受ける受尿部と、
    前記受尿部が受けた尿の温度を測定する温度検出センサと、
    前記受尿部を照らす可視光発光部と、
    尿温度の測定開始を指示する操作部と、
    前記便器を使用する人を検知すると前記可視光発光部を点灯させる制御部と、
    を備えたことを特徴とする生体情報測定装置。
  5. 前記可視光発光部は発光色が可変の発光ダイオード
    を有し、前記温度検出センサが所定の温度以上に達する前後において前記発光ダイオードから放射される発光色が変化し、受尿状況の良否を報知することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の生体情報測定装置。
  6. 前記受尿部は、受尿口と、前記受尿口に連通させた尿溜まり部と、を有し、前記尿溜まり部に前記温度検出センサおよび前記可視光発光部を設けたことを特徴とする請求項1または3に記載の生体情報測定装置。
  7. 前記温度検出センサで測定した尿温が所定の温度範囲内に安定すると、前記可視光発光部を尿温測定中とは異なる点灯状態にして、尿温の測定終了を報知することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の生体情報測定装置。
  8. 前記可視光発光部は、前記受尿部から離間させて設けられた発光体と、前記発光体による放射光を前記受尿部に伝送する光ファイバーと、を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の生体情報測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10918362B2 (en) * 2016-08-29 2021-02-16 Hall Labs Llc Toilet volatile organic compound analysis system for urine

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