JP2009060975A - 遊技機 - Google Patents

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JP2009060975A JP2007229358A JP2007229358A JP2009060975A JP 2009060975 A JP2009060975 A JP 2009060975A JP 2007229358 A JP2007229358 A JP 2007229358A JP 2007229358 A JP2007229358 A JP 2007229358A JP 2009060975 A JP2009060975 A JP 2009060975A
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Abstract

【課題】 入賞率調整により一方が利益になれば他方が損失に繋がる相反する結果を派生させることで、本来設定された入賞率を維持することが出来る遊技機を提供する。
【解決手段】 入賞率調整用遊技釘44を調整して通過口側開口領域47を縮小すると普通図柄始動口スイッチ94の通過率が向上して第2当たりが発生し易くなり、更に第2当たりが発生し易い第2当たり誘発状態中に、第2当たりが発生すると再度第2当たり誘発状態に移行制御されるので、遊技者だけに負担を強いるような入賞率調整を抑制する。
【選択図】 図11

Description

本発明は、遊技球を発射する発射装置と、該発射装置によって発射された遊技球が流下する遊技領域を設けた遊技盤と、前記遊技球の通過に基づいて第1図柄の変動を開始した後に停止して所定の第1当たり図柄が確定表示されたときに遊技者に有利な第1当たり状態とする始動領域と、前記遊技球の通過に基づいて遊技者に有利であって且つ前記第1当たり状態とは異なる第2当たり状態とするか否かを決定する第2当たり発生過程の実行契機を発生する作動領域と、前記遊技領域を転動する遊技球を取り込んで高い確率で前記始動領域へ通過させる取込口と、遊技の進行を統括的に制御する遊技制御手段とを備えた遊技機に関するものである。
従来、遊技球を用いて遊技を行うパチンコ機等の遊技機においては、例えば、盤面の中央に配置される中央装置の下方に図柄始動口が配置される構成を前提とした場合、中央装置を迂回して避けるようにしか遊技球の流路が確保できなかった。このため、中央装置の下方に設けられた遊技球跳上手段によって流下する遊技球を中央装置下端に設けられた転動面上に跳ね上げ、転動面上を転動した遊技球が図柄始動口へ入賞しやすくなるように構成された遊技機(例えば、特許文献1)が知られている。
また、中央装置の大きさが大きくなるにつれて、盤面中央に設けられた始動入賞領域に向けて遊技球を誘導する2種類の誘導釘群に関して、両者の間に遊技球が通過可能な間隔を設定すると共に、それぞれの長手方向を同一直線上に設定しないことによって、中央装置の転動面上への跳ね上げを支援したり、側方を流下する遊技球を始動入賞領域へ向けて誘導して入賞しやすくなるように構成(例えば、特許文献2)されるようになった。
同時に、中央装置の側方に遊技球を受け入れる球入口部を設けて、受け入れた遊技球を、役物内の凹室へ誘導路を介して誘導し、転動面としての凹室下部を転動させた後、図柄始動口の上方に設けられた球出口部から排出する構成(例えば、特許文献3)が採用されるようになった。
さらに、転動面に振り分け機能が付加され、所定位置から落下した場合に限り、図柄始動口へ極めて高い確率で入賞するように構成(例えば、特許文献4)されるものも広く普及してきている。
このように、従来のパチンコ機等の遊技機における図柄始動口への入賞は、遊技釘群によって誘導された遊技球や、若しくは転動面上を転動してきた遊技球によってもたらされるように構成されてきた。
特開1994−238050 特開2001−149549 特開2001−017684 特開2002−369919
ところで、上記した遊技機の構成において、図柄始動口への入賞に基づく所定時間当たりの図柄変動回数の多寡は、当たり頻度に直接的に影響するため、図柄始動口の入賞率調整は、転動面への跳ね上げ数で調整するようにしたり、中央装置入口への流入数で調整したり、図柄始動口の大きさを規定する遊技釘そのもので調整したりというように、いろいろな部位の遊技釘による微妙な相互調整によって実現されてきた。
しかしながら、いろいろな場所の遊技釘を調整してバランスを取るには経験と技能が必要であり、釘師と呼ばれる職人が減ってきたことも相まって、図柄始動口への入賞率調整を、経験の浅い従業員による簡易で工数の少ない釘調整によって対応する状況になっている。これにより、図柄始動口への入賞率は、自ずと著しく遊技者に不利な状態に調整されることが多く見受けられ、本来予定された入賞率が守られないという問題が発生していた。
それに加え、近年、表示装置の巨大化、映像の細やかさ・美しさの追求、更には版権を使用するタイアップ物が大半を占めるようになってきているため、メーカーでは部材コストや開発コストが大幅に上昇し、これがパチンコ機の価格引き上げに結びつき、ホールの経営を圧迫するようになってきている。このため新台入れ替え等のイベント時であっても、機械代金の回収のために本来設定されているよりも低い入賞率となるような釘調整がされて営業が行われることが当たり前になってきている。しかも、入賞率を低くしても各ホールが同じように低くしているため、他店に客が流れることもなく、ホール側にはデメリットが少ないので、ますます図柄始動口への入賞率が、本来予定された数値よりも下がる傾向にあった。そして、従来の遊技機には当該傾向を抑止する構成が何等備えられていない、という問題があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、遊技者側だけに負担を強いるような図柄始動口への入賞率調整を抑制するために、入賞率調整によって影響を受ける内容が、ホール側にとって一方が利益になれば他方が損失に繋がる相反する2つの作用を生み出す内容になるように構成することで、本来設定された入賞率を維持することが出来る遊技機を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、請求項1の発明においては、遊技球を発射する発射装置と、該発射装置によって発射された遊技球が流下する遊技領域(遊技領域30a)を設けた遊技盤(遊技盤30)と、前記遊技球の通過に基づいて第1図柄(特別図柄)の変動を開始した後に停止して所定の第1当たり図柄が確定表示されたときに遊技者に有利な第1当たり状態とする始動領域(特別図柄始動口スイッチ91)と、前記遊技球の通過に基づいて遊技者に有利であって且つ前記第1当たり状態とは異なる第2当たり状態とするか否かを決定する第2当たり発生過程(図8のステップS31乃至ステップS38、図9のステップS71乃至ステップS78)の実行契機を発生する作動領域(普通図柄始動口スイッチ94)と、前記遊技領域を転動する遊技球を取り込んで高い確率で前記始動領域へ通過させる取込口(左通過口37a、右通過口37b)と、遊技の進行を統括的に制御する遊技制御手段(主制御基板70)とを備えた遊技機(パチンコ機1)であって、前記遊技制御手段は、前記第1当たり状態に制御する第1当たり制御手段(図8のステップS15及びステップS18、図9のステップS55及びステップS58)と、前記第2当たり状態に制御する第2当たり制御手段(図8のステップS38、図9のステップS78)と、前記第1当たり状態の終了後に開始する遊技状態であって、前記第2当たり状態が発生しやすく、前記第1図柄の変動回数が所定回数(時短回数として33回、77回)に到達することに基づいて終了して通常遊技状態に移行する第2当たり誘発状態に制御する第2当たり誘発制御手段(図8のステップS17、図9のステップS50乃至ステップS60、図9のステップS70乃至ステップS80)と、前記第2当たり誘発状態中に前記第2当たり状態が発生した場合(図9のステップS76でYES)は該第2当たり状態の終了後に再び第2当たり誘発状態に制御する連続第2当たり誘発制御手段(図9のステップS80)と、を備え、前記取込口側の開口(通過口側開口領域47)を拡大すると前記遊技球が前記作動領域に通過し難くなり、前記取込口側の開口を縮小すると前記遊技球が前記作動領域に通過し易くなるように、前記取込口及び前記作動領域への前記遊技球の通過率を調整可能な通過率調整手段(入賞率調整用遊技釘44)を更に備えたことを特徴とする。
また、請求項2の発明においては、前記取込口及び前記作動領域は、隣接して設けられ、前記取込口と連通した前記取込口側の開口と、前記作動領域と連通した作動領域側の開口(ゲート側開口領域48)を具備してなる振分領域(振分空間49)を備え、該振分領域は、流入した前記遊技球を前記取込口側の開口または前記作動領域側の開口の何れかの開口から流出させることを特徴とする。
また、請求項3の発明においては、前記作動領域への遊技球の通過に基づいて第2図柄(普通図柄)の変動を開始した後に停止して所定の第2当たり図柄が確定表示されたときに、前記遊技球が入賞可能に普電開放作動(通常遊技状態において0.2秒間開放作動、第2当たり誘発(時短)状態において規定入賞数を1個として5.9秒間開放作動)する普通電動役物(普通電動役物12)と、該普通電動役物への遊技球の入賞により、第1の態様(1秒間開放作動)で遊技球が入賞可能に第2特電開放作動する第2特別電動役物(第2アタッカー35)と、を前記取込口より上方に備え、前記第2特電開放作動した第2特別電動役物への入賞球が通過可能な特定領域(特定領域40)を更に備え、前記第2当たり発生過程は、前記普電開放作動(図8のステップS33、図9のステップS73)と、前記第2特電開放作動(図8のステップS35、図9のステップS75)と、前記特定領域に通過するか否かの特定領域通過判定処理(図8のステップS36、図9のステップS76)と、を備え、前記第1の態様で作動した第2特別電動役物への入賞球が前記特定領域を通過して前記第2当たり状態となった場合(図8のステップS38、図9のステップS78)と、前記第1当たり状態となった場合(図8のステップS15とステップS18、図9のステップS55とステップ58)において、遊技球が入賞可能に作動する第1特別電動役物(第1アタッカー18)と、前記作動領域に隣接して設けられる前記取込口と、該取込口に取り込まれた遊技球を転動させる転動面(ステージ部38)と、該転動面を転動した遊技球を前記始動領域への入賞確率の高い遊技領域に再び流出させる流出口(球出口32a)と、を具備してなる中央装置(センター役物31)と、流下する遊技球を前記普通電動役物と前記第2特別電動役物に向かって誘導する誘導部材(左サイド鎧部15a、右サイド鎧部16a)を更に備え、前記第2当たり誘発状態は、前記第2図柄の変動表示時間が短縮(4.5秒から4.0秒に短縮)され且つ前記所定の第2当たり図柄が確定表示されたときに前記普通電動役物の作動時間が延長(0.2秒から5.9秒に延長)されることを特徴とする。
また、請求項4の発明においては、前記通過率調整手段(通過率調整部材344)は、前記取込口側の開口を拡大すると前記作動領域側の開口を縮小し、前記取込口側の開口を縮小すると前記作動領域側の開口を拡大するように、前記取込口及び前記作動領域を調整可能なことを特徴とする。
請求項1に係る発明においては、通過率調整手段によって取込口側の開口を縮小するように調整すると、一方では始動領域への遊技球の通過率が低下して第1当たり状態となる確率が低下するが、他方では作動領域へ遊技球が通過し易くなり第2当たり状態となる確率が向上し、利益が相反する結果を招来することが出来る。これにより、極端な通過率の調整を抑制し、本来の設定された入賞率を維持することが可能となる。
また、第2当たり状態が発生し易い第2当たり誘発状態は、始動領域への通過に基づいて変動開始する第1図柄の変動回数が所定回数に到達することにより終了するため、通過率調整手段によって取込口側の開口を縮小するように調整すると、一方では通常遊技状態において始動領域への遊技球の通過率が低下して第1当たり状態となる確率が低下するが、他方では第2当たり誘発状態において、第1図柄の変動回数が所定回数に到達するのに長時間を必要とし、第2当たり状態が発生し易い第2当たり誘発状態が長く続くことによって、再度第2当たり状態となる確率が向上し、利益が相反する結果を招来することが出来る。
さらに、連続第2当たり誘発制御手段によって、第2当たり誘発状態中に第2当たり状態が発生すると、当該第2当たり状態の終了後に再度第2当たり誘発状態に移行するように制御されるので、通過率調整手段によって取込口側の開口を縮小するように調整すると、一方では通常遊技状態において始動領域への遊技球の通過率が低下して第1当たり状態となる確率が低下するが、他方では第2当たり誘発状態と第2当たり状態が連続して発生し易くなり、利益が相反する結果を招来することが出来る。
請求項2に係る発明においては、振分領域に流入した遊技球は、取込口側の開口から流出して取込口を介して始動領域へ向かうか、作動領域側の開口から流出して作動領域を通過するか、の何れかであり、通過率調整手段によって取込口側の開口からの流出量が減少した分だけ作動領域側の開口からの流出量が増加するので、通過率調整手段の調整により一方で始動領域への通過率を減少させると、即座に他方では作動領域へ遊技球が通過し易くなり、利益が相反する結果を更に招来し易くすることが出来る。
請求項3に係る発明においては、遊技球が入賞可能に普電開放作動する普通電動役物と、第1の態様で遊技球が入賞可能に第2特電開放作動する第2特別電動役物を取込口より上方に備えたことにより、遊技領域を流下する遊技球は、普通電動役物と第2特別電動役物に取り込まれて減少して、残った遊技球が取込口に臨むようになるため、通過率調整手段によって取込口側の開口を縮小するように調整すると、一方では始動領域への遊技球の通過率が低下して第1当たり状態となる確率が低下するが、他方では高い確率で第2当たり発生過程を完遂することが可能となり、利益が相反する結果を更に招来し易くなる。
また、流下する遊技球を普通電動役物と第2特別電動役物に誘導する誘導部材を備えたことにより、普通電動役物と第2特別電動役物に遊技球が入賞し易くなり、更に高い確率で第2当たり発生過程を完遂することが可能となる。
更に、第2当たり誘発状態中は第2図柄の変動表示時間が短縮され且つ普通電動役物の普電開放作動の時間が延長されることにより、第2当たり誘発状態中には一定時間当たりの第2図柄の変動回数が増加すると共に、普通電動役物に遊技球が入賞する確率が上昇し、の始動記憶が発生し難く、更に高い確率で第2当たり発生過程を完遂することが可能となる。
請求項4に係る発明において、通過率調整手段は、取込口側と作動領域側の開口の大きさを、一方を拡大すると他方を縮小するように調整可能としたため、開口面積の増減のみで容易に調整ができる。
以下、本発明におけるいくつかの実施例について、図面を参照して説明する。
先ず、以下に説明する実施例のパチンコ機は、旧第1種、及び旧第2種パチンコ機の機能を共に備えた所謂混合機として構成されている。因みに、旧第1種パチンコ機とは、始動入賞装置における入賞球の検出に伴って可変表示装置での識別情報の変動を開始し、該識別情報が所定の表示結果となると特定遊技状態が発生して変動入賞装置を開放するパチンコ機であり、旧第2種パチンコ機とは、始動入賞装置における入賞球の検出に伴って変動入賞装置を開放し、該変動入賞装置内の特定領域への遊技球の入賞により特定遊技状態を発生するパチンコ機である。
図1は、本発明の実施例における遊技機の一例としてパチンコ機の外観を示す概略正面図である。但し、図1では便宜上、図2で示す遊技盤面上に形成された遊技領域30a内の構成を空白で示している。
パチンコ機1は、縦長の長方形に形成された外枠2と、外枠2に対して開閉可能に取り付けられる内枠3とから構成される。さらに内枠3は複層で構成され、前面側の構成として、ガラスパネル4と球皿パネル5とを上下に備え、背面側の構成として図示しない遊技盤収納枠、及び、同じく図示しないが遊技球の払い出しに係る機構部品等が取り付けられた機構板を備えている。
更に背面側の構成として、遊技制御用CPU110等が搭載されて遊技の進行を統括制御する遊技制御手段としての主制御基板70、後述する左サイド液晶表示器15や右サイド表示器16を表示制御する表示制御手段としての画像制御基板80、賞球払出装置の球払出制御を行うと共に発射装置の発射制御を行う払出制御手段及び発射制御手段としての払出制御基板60、各種ランプ・LED等の電飾制御を行うと共に後述するスピーカ8、8の音声制御を行う電飾音声制御基板85、を備えるものである。これらの各種電装品とそれらを制御する制御基板に関しては、後で詳述する。
ガラスパネル4は、略楕円形の開口窓部6が形成されており、開口窓部6の背面には着脱自在に2枚のガラスが取り付けられている。また、開口窓部6の周囲は合成樹脂製の装飾部7で囲まれ、装飾部7の内部には装飾LED87やスピーカ8、8が配置されている。球皿パネル5の中央には発射される遊技球を貯留すると共に左側上面部に演出ボタン86を備えた球皿9が設けられており、右下位置には、遊技球を発射する発射装置(図示しない)の発射力を調整するための発射ハンドル10が設けられている。
図2は、本実施例の遊技盤面上に形成された遊技領域30a内の構成を説明する概略正面図である。略矩形に形成された遊技盤30の盤面には、先述した発射装置により発射された遊技球が打ち込まれて流下する遊技領域30aが、略楕円形に形成されている。
遊技領域30aの略中央にはセンター役物31が設けられている。センター役物31の直上には本発明の第2図柄としての普通図柄の変動の結果が当たりとなった場合に開放作動する普通電動役物12と天入賞口13を具備してなる普通電動役物基板14が設けられ、該普通電動役物基板14の左方には、特別図柄の変動の結果が後述する第1当たりとなるか否かに関与する演出表示を行う左サイド液晶表示器15が設けられ、同じく右方には、後述する第2当たり誘発状態(時短)に制御される特別図柄の予定変動回数(時短回数)を表示する右サイド表示器16が設けられている。また、センター役物31の中央直下には、遊技球の通過に基づいて本発明の第1図柄としての特別図柄の変動を開始させる始動領域としての特別図柄始動口スイッチ91を内蔵した特別図柄始動入賞装置17が設けられ、更にその直下には特別図柄の変動の結果が第1当たりとなった場合に開放作動する第1アタッカー18を具備してなる第1アタッカー基板19が設けられている。そして、遊技領域30aの最下部には、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球を機内に受け入れて排出するためのアウト口20が開設されている。
ここで、上述した左サイド液晶表示器15及び右サイド表示器16について、更に説明する。左サイド液晶表示器15は、前方視山形状に形成された表示領域を備える。該表示領域の直上には、薄板状に形成され且つ表示領域の上部に隣接すると共に前方に向かって突設された左サイド鎧部15aを更に備える。同様に、右サイド表示器16は、前方視山形状に形成された表示領域を備える。該表示領域の直上には、薄板状に形成され且つ表示領域の上部に隣接すると共に前方に向かって突設された右サイド鎧部16aを更に備える。左サイド鎧部15a及び右サイド鎧部16aは共に、遊技領域30aの上部に打ち込まれて流下してきた遊技球を、遊技領域30aの左右方向中央且つ下方に向けて誘導する作用を為す。すなわち、後述する第2アタッカー35に向けて誘導するように作用するものである。
次に、センター役物31の構成について、図3を併せて参照しつつ説明する。図3は、本実施例のセンター役物31の概略斜視図である。センター役物31は、前方視略山形状の薄板で形成されて、且つ該センター役物31を遊技盤30に取り付けるセンター役物取付基板31aを備える。また、センター役物31の上部には、上述した普通電動役物12への入賞に基づいて所定の開放作動(閉鎖状態から開放状態に変化して該開放状態を1秒間維持した後で閉鎖状態に変化)を行う第2アタッカー35を備える。更に、センター役物31の略中央の凹室31bの内部には、第2アタッカー35から取り込まれた遊技球を後述する特定領域40若しくは一般領域41に振り分ける振分回転体33と、該振分回転体33の周面及び前面を包囲する略筒形状に形成されたカバー部34(前面部は便宜上図示せず)とを備える。また、センター役物31の左側端部には、左ゲート36aと左通過口37a、右側端部には右ゲート36bと右通過口37bが設けられている。該左ゲート36a及び右ゲート36bには共に、通過することに基づいて普通図柄を変動開始させる本発明の作動領域としての普通図柄始動口スイッチ94(図4参照)が内蔵されている。下部には左右方向に遊技球が転動可能なステージ部38を備え、該ステージ部38と左通過口37aに連通する左ワープ部39a、同じくステージ部38と右通過口37bに連通する右ワープ部39bも内蔵されている。更に第2アタッカー35とカバー部34の間には、前方に向かって突設された薄板状に形成され且つセンター役物31の横幅と略同じ長さに亘り両側端部に向かって緩やかな下り傾斜で構成されるセンター鎧部23が設けられている。該センター鎧部23は、落下してきた遊技球を左右且つ下方、すなわち左ゲート36a、左通過口37a或いは、右ゲート36b、右通過口37bに向かって誘導するものである。
凹室31bの上部且つ後方には、特定領域スイッチ(図示しない)が内蔵された特定領域40が設けられている。特定領域40の配設位置について更に詳述すると、図2及び図3に示すように、振分回転体33の後述する3箇所の凸形状の内の何れか1箇所が垂直に起立した状態にある場合に、第2アタッカー35から取り込まれた遊技球が上記凸形状の最上部すなわち尖端部の上に落下し、後方に向かって転動したときに流入可能な位置に特定領域40は前方に向かって開設されている。また、凹室31bの下部且つ後方には、特定領域40に流入出来なかった遊技球が、カバー部34の内部を揺動した後に流入する一般領域41が設けられている。カバー部34には、揺動する勢いの無くなった遊技球を後方に位置する一般領域41へ速やかに誘導可能な後方に向かう下り傾斜状に形成された一般領域誘導溝部34aが設けられている。なお、センター役物31に振分回転体33が取り付けられた状態において、上記した振分回転体33の凸形状の尖端部とカバー部34の間には、遊技球が通過可能な大きさの間隙が形成されるように構成されている。これにより、上述したように特定領域40に振り分けられなかった遊技球は、速やかに一般領域41に流入可能となっている。
また、上記ステージ部38の前部には遊技領域30aを流下する遊技球がステージ部38に飛び込むことを防止するための仕切板32が設けられる。該仕切板32は、薄板形状に形成されると共にステージ部38の前縁部から上方に向かって立設され、ステージ部38の前方を遮蔽するものである。また、該仕切板32は、その左右方向の略中央且つ上述した特別図柄始動入賞装置17の直上位置に、前方に向かって開設されて、ステージ部38を転動した遊技球を特別図柄始動入賞装置17への入賞確率の高い状態で放出する球出口32aが設けられている。すなわち、左通過口37a及び右通過口37bは、遊技領域30aを流下する遊技球を取り込んでステージ部38を転動させた後、球出口32aから特別図柄始動入賞装置17への入賞確率の高い状態で放出する本発明の取込口である。更に、本実施例の仕切板32は、中央から左右両側方に向かう中程が、やや低く形成されている。これにより該2箇所から、ステージ部38を転動する遊技球のうちの何れかを、特別図柄始動入賞装置17への入賞確率の低い遊技領域30aに向かって排出するよう構成されている。したがって、本実施例では左通過口37aまたは右通過口37bを通過してステージ部38に至った遊技球は、全てが必ず特別図柄始動入賞装置17への入賞確率の高い状態で遊技領域30aに放出されるとは限らない構成となっている。
ここで本実施例の振分回転体33の構成について説明する。本実施例の振分回転体33は、回転中心から放射方向に向かって形成される3箇所の凸形状が前方視均等な角度位置に配置されると共に、各々が連続した前方視略正六角形状で所定の厚みをもって形成されている。換言すると、所定の厚み寸法をもって形成される振分回転体33の前面形状は、回転中心から放射状に伸び且つ前方視均等の割り出し角度(120度)に配置される3本の仮想放射状線を想定した場合、該仮想放射状線を各々対称軸として形成されると共に回転中心から尖端に向かって先細りする3箇所の略凸形状で構成され、更に該略凸形状の回転中心側を各々連続して形成した前方視略正六角形状である。すなわち振分回転体33は、略正六角柱形状に形成されるものである。
更に本実施例の振分回転体33は、後述する振分回転体駆動用モータ98(図4参照)の駆動に伴って、時計回転方向に所定速度(例えば、13rpm)で回転するよう構成されている。また、各尖端部は、図2及び図3に示すような回転中心から上方に向かって起立する状態において、前方から後方に向かう厚み方向で、下り傾斜状に形成されている。これにより、上述したように当該状態において上方の第2アタッカー35に入賞してから落下してきた遊技球を速やかに後方に位置する特定領域40へ誘導可能とするものである。本実施例における振分回転体33の作用により特定領域40へ誘導可能な状態は、回転角度120度毎に発生する、すなわち振分回転体33の1回転につき3回発生するものである。
更に、凹室31bの内部且つカバー部34の右側方には、V通過確認装置42aが、上下方向に図示断面クランク形状に形成されて設けられている。V通過確認装置42aは内部を流下する遊技球を視認可能なように透過部材で形成されている。また、V通過確認装置42aの上部と特定領域スイッチに連通すると共に上方視略コの字状に形成される誘導樋部42bと、V通過確認装置42aの下部に連通すると共に後方に向かって延設される排出樋部42cが設けられている。V通過確認装置42aは、上記したように連続したクランク形状に形成されており、上部の開口部から該V通過確認装置42aに流入した遊技球は、右斜め下方次いで左斜め下方にと、左右方向でジグザグに落下して、下部の開口部に至るまでに、複数回の衝突を繰り返すことで、所定の時間を要するように構成されている。このように構成されることにより、本実施例のように特定領域40への振り分けが瞬間的に行われることによって、遊技者が振り分け状態を視認出来なかった場合でも、振り分けられた遊技球を遊技者に充分な時間を掛けて提示することにより、確実に認識可能となる。
次いで、第1アタッカー基板19について詳述する。上記第1アタッカー18は、横長の矩形状に形成された開口部18aと、薄板状に形成されると共に下端部で回動自在に枢設されて開口部18aを開閉する開閉板18bを備える。該第1アタッカー18の右側方には、左右2列に複数のLEDが列設されている。右側の最上部のLEDは、左ゲート36a又は右ゲート36bの遊技球の通過、すなわち普通図柄始動口スイッチ94(図4参照)が遊技球の通過を検出することに基づいて変動した後、点消灯状態によって普通図柄の当たりハズレを表示する普通図柄表示部96(図4参照)である。その下方の4個は、普通図柄記憶表示部96aである。該普通図柄記憶表示部96aは、普通図柄の始動記憶の有無に関して、記憶が有る場合に点灯することによって、記憶限度数の4個まで表示するものである。左側の最上部のLEDは、点消灯状態によって遊技状態を報知する状態表示部43aであって、具体的には点灯状態で第2当たり誘発(時短)状態にあることを示唆するものである。その下方の2個のLEDは、大当たりラウンド数を表示するラウンド数表示部43bであって、上方のLEDが点灯することで5ラウンド、下方のLEDが点灯することで16ラウンド、両方のLEDが点灯することで6ラウンドの大当たりであることを示唆するものである。次に、第1アタッカー18の左側方には、左右2個の7セグが並設され、その上方には左右方向に4個のLEDが並設されている。左右2個の7セグは、特別図柄始動入賞装置17への遊技球の入賞、すなわち特別図柄始動口スイッチ91が遊技球の通過を検出することに基づいて変動した後、7セグの表示状態によって特別図柄の当たり図柄若しくはハズレ図柄を表示する特別図柄表示部97(図4参照)を構成し、4個のLEDは、特別図柄の始動記憶を表示する特別図柄記憶表示部97aである。
なお本実施例では、特別図柄表示部97に確定表示されて第1当たりとなる上記当たり図柄として、時短当たり図柄と非時短当たり図柄を備える。時短当たり図柄は、通常遊技状態において確定表示された場合、第1当たり遊技状態の終了後に後述する第2当たり誘発(時短)状態に移行制御される図柄であり、非時短当たり図柄は、同様に、通常遊技状態において確定表示された場合、第1当たり遊技状態の終了後に第2当たり誘発(時短)状態に移行制御されない図柄である。
センター役物31の左右下方には、各々が第1アタッカー18に向けて下り傾斜した線上に列設されて、遊技領域30aを流下する遊技球を第1アタッカー18に誘導する第1アタッカー誘導用遊技釘群(左)22aと第1アタッカー誘導用遊技釘群(右)22bが植設されている。また、第1アタッカー誘導用遊技釘群(左)22aと第1アタッカー誘導用遊技釘群(右)22bを転動する遊技球が跳ね上がってステージ部38に跳び込むのを防止する跳込防止用遊技釘群(左)21a及び跳込防止用遊技釘群(右)21bが植設されている。
また、以上説明してきた構成以外にも遊技領域30aには図示したように、風車、一般入賞口等が設けられている。更に、上記複数種類の遊技釘群の他にも多数の遊技釘が適宜箇所に植設されている。その内、左ゲート36a及び左通過口37a或いは、右ゲート36b及び右通過口37bの境界の上方に植設される入賞率調整用遊技釘44(図6参照)、通過口側開口部区画用遊技釘45、ゲート側開口部区画用遊技釘46は、本発明の要部に係る構成であるので、後で詳述する。
次に、本実施例の各種電装品とそれらを制御する制御基板に関して、図4及び図5を参照して説明する。図4は、本実施例のパチンコ機1に設けられる各種電装品とそれらを制御する制御基板における電源の接続経路と信号の接続経路を示すブロック図である。中抜き矢印の示す方向が電源の接続方向を示し、黒矢印の示す方向が信号の接続先と送信方向で、一方向或いは双方向であるかをを示している。図5は、主制御基板70に搭載されたマイクロプロセッサ100の内部ブロック図である。
外部からの電源となるAC24V電源は、電源基板50にて5V、12V、32Vのパチンコ機1で使用する所要の電圧に変換され、遊技球の球貸し外部装置であるCRユニットとの中継基板であるCR接続基板51と、遊技球の発射や賞球の払い出しに係る制御を行う払出制御基板60に接続される。遊技盤面に配置された各種スイッチからの入力信号に基づきパチンコ遊技としての全体の進行に係る遊技制御を行う主制御基板70は、払出制御基板60を介して電源供給を受け、演出中継端子板75を介してサブ基板である画像制御基板80、電飾音声制御基板85に電源を供給する。
主制御基板70は、遊技盤中継端子板90を経由して、特別図柄始動入賞装置17に内蔵されて遊技球の通過を特別図柄の作動契機とする特別図柄始動口スイッチ91、第1アタッカー18へ入賞した遊技球数を計数する第1アタッカー入賞スイッチ92a、特別図柄に当たり図柄が得られると第1アタッカー18を開放する第1アタッカーソレノイド93a、第2アタッカー35へ入賞した遊技球数を計数する第2アタッカー入賞スイッチ92b、普通電動役物12への入賞に基づいて第2アタッカー35を開放する第2アタッカーソレノイド93b、上述したように左ゲート36a及び右ゲート36bに内蔵されて遊技球の通過を普通図柄の作動契機とする普通図柄始動口スイッチ94、普通図柄に当たり図柄が得られると普通電動役物12を開放する普通電役ソレノイド95、普通電動役物12へ入賞した遊技球を検出する普通電動役物スイッチ(図示せず)、図示しない一般入賞口へ入賞した遊技球を検出する入賞口スイッチ(図示せず)、普通図柄を変動表示する普通図柄表示部96、普通図柄の始動記憶数を表示する普通図柄記憶表示部96a、特別図柄を変動表示する特別図柄表示部97、特別図柄の始動記憶数を表示する特別図柄記憶表示部97a、状態表示部43a、ラウンド数表示部43b、振分回転体駆動用モータ98と接続されている。そして、特別図柄始動口スイッチ91等、賞球の払い出し契機となるスイッチからの信号に基づき、払出制御基板60に賞球コマンドを送信して、賞球を払い出させる。
払出制御基板60は、発射ソレノイド61、球送りソレノイド62、扉開放スイッチ63、受け皿満杯スイッチ64、払出モータ65、賞球カウントスイッチ66と接続されており、主制御基板70からの賞球コマンドに基づき賞球の払い出しに係る制御を行うとともに、球貸し操作基板52に設けられたスイッチが操作されることに基づいて貸球の払い出しに係る制御を行う。さらに、ハンドル接続基板55を介して入力される発射停止スイッチ56、タッチスイッチ57からの信号に基づき遊技球の発射制御を行う。
画像制御基板80は、主制御基板70からの送信コマンドに基づき、左サイド液晶表示器15における大当たりとなるか否かの報知に関与した演出画像や、右サイド表示器16における演出画像を制御する。電飾音声制御基板85は、遊技者が操作する演出ボタン86、遊技の進行に合わせて点灯・点滅される各種の装飾LED87、効果音を発生するスピーカ8、8と接続され、主制御基板70からの送信コマンドに基づく電飾並びに発音による演出に係る制御を行う。
図5は、主制御基板70に搭載されたマイクロプロセッサ100の内部ブロック図である。このマイクロプロセッサ100は、パチンコ機1の制御に用いるために、システムリセット時にユーザープログラムの改ざんをチェックし、結果が正常でなければ遊技制御用CPU110を停止するセキュリティチェック機能を有している。また、暴走を防ぐため、予め指定されたアドレス範囲外で命令が実行されるとリセットされる、指定エリア外走行禁止機能も付与されている。内蔵ROM120にはユーザプログラムやユーザプログラムを実行するために必要なデータが格納されており、SRAMの内蔵RAM130をユーザプログラムのワークエリアとして使用する。なお、5Vのバックアップ電源を供給することで、電源切断後も内蔵RAM130内のデータをバックアップすることができる。
クロック回路140は、入力された外部クロックを分周し、遊技制御用CPU110と内部の各回路に供給する内部システムクロックを生成し、タイマ回路(CTC)150は、生成されたクロックをカウントするCH0、CH1、CH2、CH3の合計4個の独立したモードで動作できる8ビットカウンタを内蔵し、リセット/割込み制御回路160は、タイマ回路150からのCH0割込み要求、CH1割込み要求、或いは、各種リセット要求を制御する。ウォッチドッグタイマ170は、クロック回路140からのクロックに基づきタイムアウト時間を経過するとユーザーリセットを発生させるタイムアウト信号を出力する。その他、指定エリア外走行禁止機能のための指定エリア外走行禁止回路180、パラレル入出力ポート190、アドレスデコード回路200、外部インターフェース210、乱数発生回路220等が設けられている。
上述したように構成される本実施例のパチンコ機1に関して、以下、図2及び図3に加えて、図6乃至図9を参照することで、各構成要素の作用を遊技の流れに則して説明する。図6は、センター役物31の左通過口37a及び左ワープ部39aを通過した遊技球の流れを説明する概略説明図であり、図7は、センター役物31の第2アタッカー35に入賞した遊技球が特定領域40若しくは一般領域41に流入する状態を説明する概略説明図であり、図8は、本実施例の通常遊技状態時における遊技の流れを説明する作用フロー図であり、図9は、本実施例の第2当たり誘発状態(時短状態)時における遊技の流れを説明する作用フロー図である。
先ず、上述したように本実施例のパチンコ機1は、旧第1種、及び旧第2種パチンコ機の機能を共に備えた所謂混合機として構成されるものであるため、旧第1種パチンコ機としての当たりである第1当たりと、旧第2種パチンコ機としての当たりである第2当たりとを備えるものである。更に制御される遊技状態は、所定条件を満たした第1当たり若しくは第2当たりの終了後、特別図柄及び普通図柄の変動時間が短縮され且つ普通電動役物12の開放時間が延長されることで第2当たりが誘発される遊技者に有利な第2当たり誘発状態(時短状態)と、通常遊技状態とを備える。したがって、通常遊技状態と第2当たり誘発状態の何れにおいても、第1当たり及び第2当たりの発生する可能性を有しており、以下それぞれのパターン毎に遊技の流れを説明する。
最初に、通常遊技状態時における第1当たりに関連した処理を説明する。遊技領域30a(図2参照)の上部に打ち込まれた遊技球は、中央に上から下に向かって、普通図柄が当たりとなることで開放作動する普通電動役物12、続いて普通電動役物12に遊技球が入賞することで開放作動する第2アタッカー35が列設されると共に、左サイド鎧部15a及び右サイド鎧部16aによって略扇形状に区画形成された領域を流下する。流下した遊技球が、センター鎧部23の上面部に落下すると、センター鎧部23の緩やかな下り傾斜によって、左方向の左ゲート36a及び左通過口37aの上方領域、或いは、右方向の右ゲート36b及び右通過口37bの上方領域にそれぞれ誘導される。こうして誘導された遊技球の内の何れかは、図6(センター役物31の右側部分を割愛しているが同様の作用を為す)に示すように、左通過口37a若しくは左ゲート36aを通過し、他の遊技球は遊技領域30aの左右側部から第1アタッカー誘導用遊技釘群(左)22a及び第1アタッカー誘導用遊技釘群(右)22bによって、第1アタッカー18の方向に向かって誘導され、第1アタッカー18に入賞しなかった遊技球は、アウト口20に取り込まれて排出される。
左通過口37aを通過した遊技球は、左ワープ部39aを介してステージ部38に送り出され、ステージ部38を転動した後、仕切板32に開設された球出口32aから特別図柄始動入賞装置17の直上に向けて排出される。排出された遊技球が特別図柄始動入賞装置17に入賞すると特別図柄始動口スイッチ91で検出され、該検出に基づいて特別図柄表示部97で特別図柄の変動表示が開始される。該変動中に続いて検出されると特別図柄記憶表示部97aによって始動記憶数が表示される。
ところで、第1アタッカー誘導用遊技釘群(左)22a及び第1アタッカー誘導用遊技釘群(右)22bによって誘導される遊技球は、上述したように、跳込防止用遊技釘群(左)21a及び跳込防止用遊技釘群(右)21b、更に仕切板32の作用によって、ステージ部38へ跳び込んで特別図柄始動入賞装置17へ入賞することを抑制される。また、第1アタッカー誘導用遊技釘群(左)22a及び第1アタッカー誘導用遊技釘群(右)22bによって誘導される遊技球は、跳込防止用遊技釘群(左)21a及び跳込防止用遊技釘群(右)21bの作用により、特別図柄始動入賞装置17の上方領域に向かうことも抑制される。本実施例はこのように構成されることにより、第1アタッカー誘導用遊技釘群(左)22a及び第1アタッカー誘導用遊技釘群(右)22bによって誘導される遊技球が、特別図柄始動入賞装置17へ入賞することを防止している。すなわち、本実施例では、左通過口37a若しくは右通過口37bを通過して出口32aから排出された遊技球にのみ特別図柄始動入賞装置17へ入賞する可能性が与えられている。
特別図柄始動入賞装置17に入賞すると、通常遊技状態時における第1当たりに関連した処理が開始される。図8(A)は、通常遊技状態時における第1当たりに関連した処理を説明する作用フロー図である。特別図柄始動入賞装置17へ入賞(ステップS10)すると、特別図柄表示部97において7セグの表示態様により特別図柄の変動表示が開始され、本実施例では平均変動時間として10秒間の変動を実行(ステップS11)する。変動時間が経過した後に確定図柄が表示され、表示された確定図柄がハズレ図柄であった場合(ステップS12でNO)には通常遊技状態に復帰して次の特別図柄始動入賞装置17への入賞が発生するまで待機する。表示された確定図柄が当たり図柄であったことにより第1当たりとなる場合(ステップS12でYES)には、第2当たりが重複して発生することを防止するために特定領域40を無効化(ステップS13)した後で、確定表示された当たり図柄が、時短図柄であるか非時短図柄であるか判定する(ステップS14)。ステップS14で時短図柄であると判断された場合、第1アタッカー18を、14秒間開放状態とするか入賞球数が9個に到達するかの何れか早く達成されたことを終了条件として実行される開放作動を1ラウンドとして、これを16ラウンドだけ反復継続する第1当たり遊技状態を実行する(ステップS15)。なお、本実施例では該第1当たり遊技状態における賞球数は15個に設定されている。次いで、ステップS15の第1当たり遊技状態が終了(ステップS16)すると、特別図柄の変動回数が77回に到達することを上限とした第2当たり誘発状態(時短状態)に移行制御される(ステップS17)。ステップS14で時短図柄ではない、すなわち非時短図柄であると判断された場合、第1アタッカー18を、14秒間開放状態とするか入賞球数が9個に到達するかの何れか早く達成されたことを終了条件として実行される開放作動を1ラウンドとして、これを5ラウンドだけ反復継続する第1当たり遊技状態を実行する(ステップS18)。次いで、ステップS18の第1当たり遊技状態が終了(ステップS19)すると、通常遊技状態に移行制御される。
次に、通常遊技状態時における第2当たりに関連した処理について説明する。図8(B)は、通常遊技状態時における第2当たりに関連した処理を説明する作用フロー図である。上述したように、遊技領域30aに打ち込まれた遊技球が、左ゲート36a(図6参照 右ゲート36bでも同様の作用)を通過すると(ステップS30)、普通図柄表示部96においてLEDの発光態様により普通図柄の変動表示が開始され、本実施例では平均変動時間として4.5秒間の変動を実行(ステップS31)する。変動時間が経過した後に確定図柄が表示され、表示された確定図柄がハズレ図柄であった場合(ステップS32でNO)には通常遊技状態に復帰して次の左ゲート36a又は右ゲート36bへの通過が発生するまで待機する。表示された確定図柄が当たり図柄であった場合(ステップS32でYES)には、普通電動役物12を開放時間0.2秒間で開放作動させる(ステップS33)。なお、本実施例の普通電動役物12は、規定入賞数は1個、及び賞球数は3個で設定されている。次いで、当該開放作動中に入賞したか否かの判定を行う(ステップS34)。ステップS34にて入賞しなかったと判断された(ステップS34でNO)場合、通常遊技状態に復帰する。また、ステップS34にて入賞したと判断された(ステップS34でYES)場合、第2アタッカー35(図7参照)を開放時間1秒間で開放作動させる(ステップS35)。なお、本実施例の第2アタッカー35は、上記1秒間の開放時間が経過するか入賞球数が9個に到達するかの何れか先に達成されたことを終了条件として閉鎖され、賞球数は8個に設定されている。第2アタッカー35に入賞した遊技球は、図7(A)に示すように振分回転体33の側面部及びカバー部34の内面部を転動した後で一般領域41に振り分けられるか、若しくは、図7(B)に示すように振分回転体33の尖端部により誘導されて特定領域40に振り分けられる。このように第2アタッカー35に入賞した遊技球が特定領域40に振り分けられたか否か、すなわち本実施例の第2当たりとなるか否かを判定する特定領域通過判定処理を実行する(ステップS36)。ステップS36にて特定領域40に振り分けられなかった、すなわち一般領域41に振り分けられたと判断された(ステップS36でNO)場合、通常遊技状態に復帰する。また、ステップS36にて特定領域40に振り分けられたと判断された(ステップS36でYES)場合、特別図柄表示部97で特別図柄が変動中であるか否かを判断して、変動中であるならば当該変動を継続して実行するように変動継続制御処理を実行する(ステップS37)。次いで、第1アタッカー18を、14秒間開放状態とするか入賞球数が9個に到達するかの何れか早く達成されたことを終了条件として実行される開放作動を1ラウンドとして、これを5ラウンドだけ反復継続する第2当たり遊技状態を実行する(ステップS38)。次いで、ステップS38の第2当たり遊技状態が終了(ステップS39)すると、通常遊技状態に移行制御される。このように、左ゲート36a及び右ゲート36bに内蔵された普通図柄始動口スイッチ94は、遊技球の通過に基づいて第2当たり状態とするか否かを決定する第2当たり発生過程の実行契機を発生する本発明の作動領域である。
次に、第2当たり誘発状態(時短状態)時における第1当たりに関連した処理について説明する。図9(A)は、第2当たり誘発状態(時短状態)時における第2当たりに関連した処理を説明する作用フロー図である。特別図柄始動入賞装置17へ入賞(ステップS50)すると、特別図柄表示部97において特別図柄の変動表示が開始される。当該第2当たり誘発状態(時短状態)時には、上述した通常遊技状態時とは異なって、本実施例では平均変動時間を0.5秒間に短縮して変動を実行(ステップS51)する。変動時間が経過した後に確定図柄が表示され、表示された確定図柄がハズレ図柄であった場合(ステップS52でNO)には、予め設定された時短回数(時短状態が維持制御される特別図柄の上限変動回数)から1を減算し(ステップS61)、減算した後の数値が0となったか否かの判定を実行する(ステップS62)。当該判定の結果、0となったと判断された場合には第2当たり誘発状態(時短状態)を終了して通常遊技状態に復帰する(ステップS63)。また、判定の結果、0となっていないと判断された場合には第2当たり誘発状態(時短状態)を維持して特別図柄始動入賞装置17への新たな入賞が発生するまで待機する。ステップS52において、表示された確定図柄が当たり図柄であったことにより第1当たりとなる場合(ステップS52でYES)には、特定領域40を無効化(ステップS53)した後で、確定表示された当たり図柄が、時短図柄であるか非時短図柄であるか判定する(ステップS54)。ステップS54で時短図柄であると判断された場合、第1アタッカー18を、14秒間開放状態とするか入賞球数が9個に到達するかの何れか早く達成されたことを終了条件として実行される開放作動を1ラウンドとして、これを16ラウンドだけ反復継続し、賞球数が15個に設定された第1当たり遊技状態を実行する(ステップS55)。次いで、ステップS55の第1当たり遊技状態が終了(ステップS56)すると、再度、特別図柄の変動回数が77回に到達することを上限とした第2当たり誘発状態(時短状態)に移行制御される(ステップS57)。ステップS54で時短図柄ではない、すなわち非時短図柄であると判断された場合、第1アタッカー18を、14秒間開放状態とするか入賞球数が9個に到達するかの何れか早く達成されたことを終了条件として実行される開放作動を1ラウンドとして、これを5ラウンドだけ反復継続し、賞球数が15個に設定された第1当たり遊技状態を実行する(ステップS58)。次いで、ステップS58の第1当たり遊技状態が終了(ステップS59)すると、特別図柄の変動回数が33回に到達することを上限とした第2当たり誘発状態(時短状態)に移行制御される(ステップS60)。
更に、第2当たり誘発状態(時短状態)時における第2当たりに関連した処理について説明する。図9(B)は、第2当たり誘発状態(時短状態)時における第2当たりに関連した処理を説明する作用フロー図である。第2当たり誘発状態(時短状態)時において、遊技領域30aに打ち込まれた遊技球が、左ゲート36a又は右ゲート36bを通過すると(ステップS70)、普通図柄表示部96において普通図柄の変動表示が開始され、通常遊技状態とは異なり、本実施例では平均変動時間を4秒間に短縮して変動を実行(ステップS71)する。変動時間が経過した後に表示された確定図柄がハズレ図柄であった場合(ステップS72でNO)には、特別図柄の変動回数が予め決められた時短回数に到達しない限り、第2当たり誘発状態(時短状態)に維持されたままで、次の左ゲート36a又は右ゲート36bへの通過が発生するまで待機する。表示された確定図柄が当たり図柄であった場合(ステップS72でYES)には、普通電動役物12を開放時間5.9秒間で、通常遊技状態よりも延長して開放作動させる(ステップS73)。なお、本実施例の普通電動役物12は、規定入賞数は1個、及び賞球数は3個で設定されている。次いで、当該開放作動中に入賞したか否かの判定を行う(ステップS74)。ステップS74にて入賞しなかったと判断された(ステップS74でNO)場合、上述したと同様に、特別図柄の変動回数が予め決められた時短回数に到達しない限り、第2当たり誘発状態(時短状態)に維持されたままで、次の左ゲート36a又は右ゲート36bへの通過が発生するまで待機する。また、ステップS74にて入賞したと判断された(ステップS74でYES)場合、第2アタッカー35(図7参照)を開放時間1秒間で開放作動させる(ステップS75)。なお、本実施例の第2アタッカー35は、上記1秒間の開放時間が経過するか入賞球数が9個に到達するかの何れか先に達成されたことを終了条件として閉鎖され、賞球数は8個に設定されている。次いで、第2アタッカー35に入賞した遊技球が特定領域40に振り分けられたか否か、すなわち本実施例の第2当たりとなるか否かを判定する特定領域通過判定処理を実行する(ステップS76)。ステップS76にて特定領域40に振り分けられなかったと判断された(ステップS76でNO)場合、上述したと同様に、特別図柄の変動回数が予め決められた時短回数に到達しない限り、第2当たり誘発状態(時短状態)に維持されたままで、次の左ゲート36a又は右ゲート36bへの通過が発生するまで待機する。また、ステップS76にて特定領域40に振り分けられたと判断された(ステップS76でYES)場合、上述した変動継続制御処理を実行する(ステップS77)。次いで、第1アタッカー18を、14秒間開放状態とするか入賞球数が9個に到達するかの何れか早く達成されたことを終了条件として実行される開放作動を1ラウンドとして、これを5ラウンドだけ反復継続する第2当たり遊技状態を実行する(ステップS78)。次いで、ステップS78の第2当たり遊技状態が終了(ステップS79)すると、再度、特別図柄の変動回数が33回に到達することを上限とした第2当たり誘発状態(時短状態)に移行制御される(ステップS80)。
このように本実施例では、上記ステップS80の作用として、第2当たりが発生しやすい第2当たり誘発状態(時短状態)時において第2当たりが発生した場合には、当該第2当たり遊技状態の終了後に、再度、第2当たり誘発状態(時短状態)に移行制御されるため、本実施例は一度第2当たりが発生すると連続して第2当たりが発生し易い構成となっている。
本実施例の通常遊技状態時と第2当たり誘発状態(時短状態)時は、以上説明したような遊技の流れで進行するよう構成されている。では次に、図10を参照して両状態における各種設定値に基づき、本実施例のパチンコ機1の特性について説明する。図10は、通常遊技状態時と第2当たり誘発状態(時短状態)時における各種設定値を示した数値表図である。
先ず、本実施例の第1当たりに関与する特別図柄始動入賞装置17の入賞率は、通常遊技状態時が7.0個/分であるのに対して、第2当たり誘発状態(時短状態)時は6.5個/分と、わずかに低下しているが、特別図柄平均変動時間が、通常遊技状態時は9.2秒/回であるのに対して、第2当たり誘発状態(時短状態)時は0.5秒/回と著しく短縮されており、両遊技状態における特別図柄当たり確率が1/190で変化しないことから、通常遊技状態時と第2当たり誘発状態(時短状態)時の1分間における第1当たりの発生確率は大きく変化しないといえる。
一方、本実施例の第2当たりに関与する第2アタッカー35の入賞率は、通常遊技状態時が0.9個/分であるのに対して、第2当たり誘発状態(時短状態)時は5.8個/分と大きく上昇し、両遊技状態における特定領域通過率が1/36で変化しないことから、1分間における第2当たりの発生率は、通常遊技状態時が0.025個/分となる。これに対して、第2当たり誘発状態(時短状態)時の第2当たりの発生率は、通常遊技状態時の約6.44倍に相当する約0.16個/分となるように設定されている。
ところで、上記発生率を1回の第2当たりが発生するのに要する時間に換算した場合、通常遊技状態時では40分であるのに対して、第2当たり誘発状態(時短状態)時には約6.21分となる。そして、上述したように第2当たり誘発状態(時短状態)時における特別図柄始動入賞装置17の入賞率が6.5個/分であることから、特別図柄の変動が約40.37回実行されるにつき1回の第2当たりが発生する設定となる。したがって、上述した特別図柄の変動回数が33回の第2当たり誘発状態(時短状態)に移行制御された場合には、約81.7%の確率で再び第2当たりが発生するような設定となっている。すなわち、本実施例の第2当たり誘発状態(時短状態)は、当該状態に移行制御されると第2当たりが誘発されて、連続して第2当たりが発生し易い構成となっている。
また、第2当たり誘発状態(時短状態)時は、通常遊技状態時と比較して、普通電動役物12及び第2アタッカー35の、所定時間あたりに占める累積開放時間が長くなるように設定されている。具体的に普通電動役物12について見てみると、開放時間は、通常遊技状態時が0.2秒/回であるのに対して、第2当たり誘発状態(時短状態)時は5.9秒/回と延長されている(但し、規定入賞数は1個)。また、第2アタッカー35について見ると、1回の開放に要する時間は通常遊技状態時と第2当たり誘発状態(時短状態)時で共に1.0秒であるが、作動回数が通常遊技状態時が1.0回/分に対して、第2当たり誘発状態(時短状態)時は8.0回/分となっている。
このように、通常遊技状態時と比較して第2当たり誘発状態(時短状態)時は、普通電動役物12及び第2アタッカー35の、所定時間あたりに占める累積開放時間が長くなるように設定されるため、開放時に流下する遊技球を取り込む可能性が高くなる。本実施例は、上述したように左サイド鎧部15a及び右サイド鎧部16aによって略扇形状に区画形成された領域に、当該普通電動役物12及び第2アタッカー35を上下方向に列設した構成となっている。これにより、第2当たり誘発状態(時短状態)時には、当該略扇形状に区画形成された領域を流下する遊技球は、高い確率で普通電動役物12及び第2アタッカー35に取り込まれ、センター鎧部23に誘導される遊技球の数は著しく減少する。このことは、特別図柄始動入賞装置17への入賞率が7.0個/分から6.5個/分に低下していること、並びに左ゲート36a及び右ゲート36bの通過率も、25.0個/分から20.0個/分に低下していることからも明らかである。したがって、右通過口37a及び左通過口37bに臨む遊技球の絶対数が減少し、ひいては右通過口37a及び左通過口37bを通過して特別図柄始動入賞装置17に入賞する頻度が低下する。特別図柄始動入賞装置17への入賞頻度が低下すると、特別図柄の変動回数に基づいて期間が設定される第2当たり誘発状態(時短状態)は、変動回数の消化が進まず比較的長時間に亘り維持されることになり、第2当たりが誘発され易い当該状態が長期に及ぶことで、第1当たりよりも第2当たりが発生しやすくなる構成となっている。
以下、本発明の要部である通過率調整手段について、図11及び図12を参照して説明する。図11は、本実施例の通過率調整手段の構成を説明する概略拡大斜視図であり、図12は、本実施例の通過率調整手段の作用を説明する概略拡大説明図である。なお、先にセンター役物31の説明に供した図6は、センター役物31の左側端部を拡大して示しているが、本実施例のセンター役物31は、係る部分に関して左右対称の構成であって、作用も亦同じであるので、何れか一方のみを説明することで他方に関しての説明は割愛する。便宜上、図11乃至図13は、センター役物31の右側端部を拡大して図示するものである。
図11(A)に示すように、センター役物31の右側端部には、既に説明した右通過口37bと、普通図柄始動口スイッチ94を内蔵した右ゲート36bが左右に隣接して、且つ上方に向かって開設されている。更に、本実施例では、右通過口37bと右ゲート36bの境界として形成される仕切壁部24のやや上方に、本発明の通過率調整手段としての入賞率調整用遊技釘44が植設されている。また、入賞率調整用遊技釘44の更に上方には、通過口側開口部区画用遊技釘45が植設され、更に、入賞率調整用遊技釘44の右側方には、ゲート側開口部区画用遊技釘46が植設されている。
また、図11(B)に示すように、センター役物31の右側端部には、入賞率調整用遊技釘44と通過口側開口部区画用遊技釘45で区画形成される通過口側開口領域47と、入賞率調整用遊技釘44とゲート側開口部区画用遊技釘46で区画形成されるゲート側開口領域48と、が設けられている。本実施例では、通過口側開口領域47を通過した遊技球のみが右通過口37bに通過可能であって、ゲート側開口領域48を通過した遊技球のみが右ゲート36bに通過可能に構成されている。更に、通過口側開口領域47とゲート側開口領域48を、2つの側面部として形成される図示三角柱形状の空間が、振分空間49である。なお、通過口側開口領域47は、本発明の取込口側の開口であり、ゲート側開口領域48は、本発明の作動領域側の開口であり、振分空間49は、本発明の振分領域である。
入賞率調整用遊技釘44は、通過口側開口部区画用遊技釘45に対する植設態様(どの方向に向かって如何なる角度で曲折して設けられているか)によって右通過口37bに対する通過口側開口領域47を拡縮するものである。また、該拡縮によって遊技球が右ゲート36bを通過する難易度を調整可能に構成されている。換言すると、入賞率調整用遊技釘44は、例えば図示右側に向かう矢印方向に曲折して右通過口37b側の通過口側開口領域47を拡大すると、遊技球が右ゲート36bに通過し難くなり、また、入賞率調整用遊技釘44は、例えば図示上側に向かう矢印方向に曲折して右通過口37b側の通過口側開口領域47を縮小すると、遊技球が右ゲート36bに通過し易くなるように構成されている。
振分空間49について更に説明する。上述したように略三角柱形状に形成された空間である振分空間49は、図示右斜め上方から流下してくる遊技球が該空間内に流入した場合、当該遊技球は通過口側開口領域47若しくはゲート側開口領域48の何れかの領域からのみ該空間外へ流出するよう構成されている。そして、上述したように通過口側開口領域47を通過した遊技球のみが右通過口37bに通過可能であって、ゲート側開口領域48を通過した遊技球のみが右ゲート36bに通過可能に構成されていることから、振分空間49に流入した遊技球は、右通過口37bまたは右ゲート36bの何れかに流入するよう構成されている。
このように構成される本実施例の通過率調整手段の作用について、図12を参照して説明する。図12(A)に示すように、遊技領域30aを流下する遊技球が、振分空間49に流入すると、図示二股の矢印のように、上記した通過口側開口領域47若しくはゲート側開口領域48の何れかの領域を介して該振分空間49から流出し、右通過口37bまたは右ゲート36bの何れかに流入する。そして、振分空間49に流入した遊技球が、右通過口37bまたは右ゲート36bの何れかに振り分けられる割合は、入賞率調整用遊技釘44の調整によって決定されるものであって、図12(A)は出荷時に設定された振り分け割合を矢印の幅で概略図示している。
このように、出荷時には予め決められた振り分け割合に係る設定値となるように入賞率調整用遊技釘44が調整されている。しかし、実際に稼働する際には特別図柄始動入賞装置17への入賞率を抑えるように調整される場合がある。つまり、図12(B)に示すように、入賞率調整用遊技釘44を例えば上方に向かって曲折して調整する場合が考えられる。この場合、右通過口37bへの振り分け割合、すなわち特別図柄始動入賞装置17への入賞率が低下した分、右ゲート36bへの振り分け割合、すなわち通過率が向上する。具体的には、入賞率調整用遊技釘44の調整が為されることにより、図10で示したように通常遊技状態時が7.0個/分で、第2当たり誘発状態(時短状態)時は6.5個/分である特別図柄始動入賞装置17の入賞率が低下し、通常遊技状態時が25.0個/分で、第2当たり誘発状態(時短状態)時は20.0個/分である左ゲート36a及び右ゲート36bの通過率は向上する。このように本実施例は、入賞率調整用遊技釘44の調整に基づいて、特別図柄始動入賞装置17への入賞率と右ゲート36bへの通過率が、一方が高くなれば他方が低くなり、一方が低くなれば他方が高くなるように構成されおり、上記したように、特別図柄始動入賞装置17への入賞率を抑えるように調整された場合には、右ゲート36bへの通過率が向上する。
以上説明してきたように本実施例は、入賞率調整用遊技釘44を例えば上方に曲折して調整することによって、左通過口37a側の、或いは右通過口37b側の通過口側開口領域47を縮小すると、遊技球が左ゲート36a或いは右ゲート36bを通過し易くなる構成を備えることにより、一方で特別図柄始動入賞装置17への入賞率を抑えて遊技者に不利な調整が為されると、同時に他方で左ゲート36a或いは右ゲート36bへの通過率が向上して遊技者に有利な結果を生むように作用するものである。
また、これに加えて、上記ステップS80の作用として、第2当たりが発生しやすい第2当たり誘発状態(時短状態)時において第2当たりが発生した場合には、当該第2当たり遊技状態の終了後に、再度、第2当たり誘発状態(時短状態)に移行制御されるため、通常時においては第1当たりが発生しにくく遊技者に不利であっても、本実施例は一度第2当たりが発生すると連続して第2当たりが発生し易い状態となり遊技者に有利となる。
更に、これに加えて、第2当たり誘発状態(時短状態)の終了条件を、特別図柄の変動回数が所定回数に到達することとしたことにより、通常時においては第1当たりが発生しにくく遊技者に不利であっても、本実施例は第2当たり誘発状態となると終了条件が達成し難く、第2当たりが発生しやすい第2当たり誘発状態(時短状態)が長時間に亘って維持されるので遊技者に有利となるものである。
次に、本発明に係る他の実施例について、図13を参照して説明する。図13は、本発明の実施例2に係る構成及び作用ついて説明する概略斜視図である。尚、当該図ではセンター役物331の右側端部周辺のみを示しているが、発明要部に関してセンター役物331が左右対称に構成され、その作用も同じであるので、便宜上割愛する。また、実施例1と同様の構成については同じ符号を付し、相違点のみ説明するものとする。
先ず本実施例の構成について説明する。上述した実施例1の右ゲート36bと右通過口37bは、隣接して設けられていたが、これに対して本実施例のセンター役物331が具備する右通過口337と、右ゲート336は、離隔して設けられている。右通過口337と右ゲート336の間には、上方視コの字形状に形成された本発明の通過率調整手段としての通過率調整部材344が設けられている。
右通過口337と右ゲート336について詳述する。図13(B)に示すように、本実施例の右通過口337と右ゲート336は、それぞれが対向する側の壁部である右通過口対向壁部345と右ゲート対向壁部346を備える。右通過口対向壁部345と右ゲート対向壁部346は、各々上面部に上方に向かって前方視略凸形状に形成されて前後方向に延設された右通過口係止凸部345aと右ゲート係止凸部346aとを備える。
次に、図13(A)を参照して、通過率調整部材344について詳述する。通過率調整部材344は、右通過口対向壁部345の上方に配設される右通過口係止部材344bと、右ゲート対向壁部346の上方に配設される右ゲート係止部材344cと、右通過口係止部材344b及び右ゲート係止部材344cをそれぞれ後端部にて連結する連結部材344aと、を備える。
右通過口係止部材344bは、断面略角柱形状に形成されると共に下面部に前方視上方に向かう凹形状の右通過口係止溝部344eを2条備える。また、右ゲート係止部材344cは、断面略角柱形状に形成されると共に下面部に前方視上方に向かう凹形状の右ゲート係止溝部344fを2条備える。連結部材344aは、断面略角柱形状に形成されると共に左右方向の略中央に横長の長円形状に形成された螺着用長穴344dが前後方向に設けられている。また、連結部材344aは右通過口係止部材344bと右ゲート係止部材344cとの間隙を一定に維持するものである。
更に本実施例の通過率調整部材344は、遊技盤30に螺着される連結部材344aと、該連結部材344aの左側端部から前方に向かって突設される右通過口係止部材344bと、連結部材344aの右側端部から前方に向かって突設される右ゲート係止部材344cと、を備え、右通過口係止部材344bと右ゲート係止部材344cとの間隙は、上方から流下してきた遊技球が通過可能な大きさに形成されている。このように構成されることにより、右通過口337と右ゲート336が所定の間隙をおいて配設された状態で上方から遊技球が流下してきても、右通過口係止部材344bと右ゲート係止部材344cとの間隙を通過するので、遊技領域30aに遊技球が滞留することを防止できると共に、右通過口係止部材344bと右ゲート係止部材344cの配置に係る設計の自由度が増す。
このように構成される本実施例の作用について説明する。図13(A)に示すように、通過率調整部材344は、2条設けられた右通過口係止溝部344eの内の1条に右通過口係止凸部345aを嵌入し、同じく2条設けられた右ゲート係止溝部344eの内の1条に右ゲート係止凸部346aを嵌入して係止した後、螺着用長穴344dにビスを挿通して遊技盤30に螺着する。このとき、右通過口係止部材344bの左側壁面によって右通過口337の開口右側部が区画形成され、右ゲート係止部材344cの右側壁面によって右ゲート336の開口左側部が区画形成される。
図13(A)に示す状態から図示矢印の方向に通過率調整部材344を移動し、具体的には右通過口係止溝部344e及び右ゲート係止溝部344eを1条ずらして係止すると図13(B)に示す状態となる。当該状態は、図13(A)に示す状態と比較して、右通過口337の開口面積が狭くなって縮小した分だけ、右ゲート336の開口面積が広くなって拡大した状態である。すなわち、特別図柄始動入賞装置17への入賞率が低下し、右ゲート336への通過率が向上した状態である。換言すれば、当該状態は一方で特別図柄始動入賞装置17への入賞率を抑えて遊技者に不利な調整が為されると、同時に他方で左ゲート(図示しない)或いは右ゲート336への通過率が向上して遊技者に有利な結果を生むように作用するものである。
本実施例では、図13の(A)と(B)の2種類の状態への変化が可能な構成となっているが、これに限らず、より多彩に調整可能な構成や、右通過口337の開口面積を拡大した分だけ、右ゲート336の開口面積が縮小する構成でも良い。
以上、本発明に係る実施例について説明してきたが、これに限定するものではなく、本発明の技術思想から逸脱しない限り、他の構成であっても良い。
パチンコ機等の遊技球を用いて遊技を行う遊技機に利用できる。
本発明の実施例における遊技機の一例としてパチンコ機の外観を示す概略正面図である。 本実施例の遊技盤面上に形成された遊技領域30a内の構成を説明する概略正面図である。 本実施例のセンター役物31の概略斜視図である。 本実施例のパチンコ機1に設けられる各種電装品とそれらを制御する制御基板における電源の接続経路と信号の接続経路を示すブロック図である。 主制御基板70に搭載されたマイクロプロセッサ100の内部ブロック図である。 センター役物31の左通過口37a及び左ワープ部39aを通過した遊技球の流れを説明する概略説明図である。 センター役物31の第2アタッカー35に入賞した遊技球が特定領域40若しくは一般領域41に流入する状態を説明する概略説明図である。 本実施例の通常遊技状態時における遊技の流れを説明する作用フロー図である。 本実施例の第2当たり誘発状態(時短状態)時における遊技の流れを説明する作用フロー図である。 通常遊技状態時と第2当たり誘発状態(時短状態)時における各種設定値を示した数値表図である。 本実施例の通過率調整手段の構成を説明する概略拡大斜視図である。 本実施例の通過率調整手段の作用を説明する概略拡大説明図である。 本発明の実施例2に係る構成及び作用ついて説明する概略斜視図である。
符号の説明
1 パチンコ機(遊技機)
2 外枠
3 内枠
4 ガラスパネル
5 球皿パネル
6 開口窓部
7 装飾部
8、8 スピーカ
9 球皿
10 発射ハンドル
12 普通電動役物(普通電動役物)
13 天入賞口
14 普通電動役物基板
15 左サイド液晶表示器
15a 左サイド鎧部(誘導部材)
16 右サイド表示器
16a 右サイド鎧部(誘導部材)
17 特別図柄始動入賞装置
18 第1アタッカー(第1特別電動役物)
18a 開口部
18b 開閉板
19 第1アタッカー基板
20 アウト口
21a 跳込防止用遊技釘群(左)
21b 跳込防止用遊技釘群(右)
22a 第1アタッカー誘導用遊技釘群(左)
22b 第1アタッカー誘導用遊技釘群(右)
23 センター鎧部
24 仕切壁部
30 遊技盤(遊技盤)
30a 遊技領域(遊技領域)
31 センター役物(中央装置)
31a センター役物取付基板
31b 凹室
32 仕切板
32a 球出口(流出口)
33 振分回転体
34 カバー部
34a 一般領域誘導溝部
35 第2アタッカー(第2特別電動役物)
36a 左ゲート
36b 右ゲート
37a 左通過口(取込口)
37b 右通過口(取込口)
38 ステージ部(転動面)
39a 左ワープ部
39b 右ワープ部
40 特定領域(特定領域)
41 一般領域
42a V通過確認装置
42b 誘導樋部
42c 排出樋部
43a 状態表示部
43b ラウンド数表示部
44 入賞率調整用遊技釘(通過率調整手段)
45 通過口側開口部区画用遊技釘
46 ゲート側開口部区画用遊技釘
47 通過口側開口領域(取込口側の開口)
48 ゲート側開口領域(作動領域側の開口)
49 振分空間(振分領域)
50 電源基板
51 CR接続基板
52 球貸し操作基板
55 ハンドル接続基板
56 発射停止スイッチ
57 タッチスイッチ
60 払出制御基板
61 発射ソレノイド
62 球送りソレノイド
63 扉開放スイッチ
64 受け皿満杯スイッチ
65 払出モータ
66 賞球カウントスイッチ
70 主制御基板(遊技制御手段)
75 演出中継端子板
80 画像制御基板
85 電飾音声制御基板
86 演出ボタン
87 装飾LED
90 遊技盤中継端子板
91 特別図柄始動口スイッチ(始動領域)
92a 第1アタッカー入賞スイッチ
92b 第2アタッカー入賞スイッチ
93a 第1アタッカーソレノイド
93b 第2アタッカーソレノイド
94 普通図柄始動口スイッチ(作動領域)
95 普通電役ソレノイド
96 普通図柄表示部
96a 普通図柄記憶表示部
97 特別図柄表示部
97a 特別図柄記憶表示部
98 振分回転体駆動用モータ
100 マイクロプロセッサ
110 遊技制御用CPU
120 内蔵ROM
130 内蔵RAM
140 クロック回路
160 リセット/割込み制御回路
150 タイマ回路
170 ウォッチドッグタイマ
180 指定エリア外走行禁止回路
190 パラレル入出力ポート
200 アドレスデコード回路
210 外部インターフェース
220 乱数発生回路
331 センター役物
336 右ゲート(作動領域、作動領域側の開口)
337 右通過口(取込口、取込口側の開口)
344 通過率調整部材(通過率調整手段)
344a 連結部材
344b 右通過口係止部材
344c 右ゲート係止部材
344d 螺着用長穴
344e 右通過口係止溝部
344f 右ゲート係止溝部
345 右通過口対向壁部
345a 右通過口係止凸部
346 右ゲート対向壁部
346a 右ゲート係止凸部

Claims (4)

  1. 遊技球を発射する発射装置と、
    該発射装置によって発射された遊技球が流下する遊技領域を設けた遊技盤と、
    前記遊技球の通過に基づいて第1図柄の変動を開始した後に停止して所定の第1当たり図柄が確定表示されたときに遊技者に有利な第1当たり状態とする始動領域と、
    前記遊技球の通過に基づいて遊技者に有利であって且つ前記第1当たり状態とは異なる第2当たり状態とするか否かを決定する第2当たり発生過程の実行契機を発生する作動領域と、
    前記遊技領域を転動する遊技球を取り込んで高い確率で前記始動領域へ通過させる取込口と、
    遊技の進行を統括的に制御する遊技制御手段とを備えた遊技機であって、
    前記遊技制御手段は、
    前記第1当たり状態に制御する第1当たり制御手段と、
    前記第2当たり状態に制御する第2当たり制御手段と、
    前記第1当たり状態の終了後に開始する遊技状態であって、前記第2当たり状態が発生しやすく、前記第1図柄の変動回数が所定回数に到達することに基づいて終了して通常遊技状態に移行する第2当たり誘発状態に制御する第2当たり誘発制御手段と、前記第2当たり誘発状態中に前記第2当たり状態が発生した場合は該第2当たり状態の終了後に再び第2当たり誘発状態に制御する連続第2当たり誘発制御手段と、を備え、
    前記取込口側の開口を拡大すると前記遊技球が前記作動領域に通過し難くなり、前記取込口側の開口を縮小すると前記遊技球が前記作動領域に通過し易くなるように、前記取込口及び前記作動領域への前記遊技球の通過率を調整可能な通過率調整手段を更に備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記取込口及び前記作動領域は、隣接して設けられ、
    前記取込口と連通した前記取込口側の開口と、前記作動領域と連通した作動領域側の開口を具備してなる振分領域を備え、
    該振分領域は、
    流入した前記遊技球を前記取込口側の開口または前記作動領域側の開口の何れかの開口から流出させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記作動領域への遊技球の通過に基づいて第2図柄の変動を開始した後に停止して所定の第2当たり図柄が確定表示されたときに、前記遊技球が入賞可能に普電開放作動する普通電動役物と、
    該普通電動役物への遊技球の入賞により、第1の態様で遊技球が入賞可能に第2特電開放作動する第2特別電動役物と、を前記取込口より上方に備え、
    前記第2特電開放作動した第2特別電動役物への入賞球が通過可能な特定領域を更に備え、
    前記第2当たり発生過程は、前記普電開放作動と、前記第2特電開放作動と、前記特定領域に通過するか否かの特定領域通過判定処理と、を備え、
    前記第1の態様で作動した第2特別電動役物への入賞球が前記特定領域を通過して前記第2当たり状態となった場合と、前記第1当たり状態となった場合において、遊技球が入賞可能に作動する第1特別電動役物と、
    前記作動領域に隣接して設けられる前記取込口と、該取込口に取り込まれた遊技球を転動させる転動面と、該転動面を転動した遊技球を前記始動領域への入賞確率の高い遊技領域に再び流出させる流出口と、を具備してなる中央装置と、
    流下する遊技球を前記普通電動役物と前記第2特別電動役物に向かって誘導する誘導部材を更に備え、
    前記第2当たり誘発状態は、
    前記第2図柄の変動表示時間が短縮され且つ前記所定の第2当たり図柄が確定表示されたときに前記普通電動役物の作動時間が延長されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記通過率調整手段は、
    前記取込口側の開口を拡大すると前記作動領域側の開口を縮小し、前記取込口側の開口を縮小すると前記作動領域側の開口を拡大するように、前記取込口及び前記作動領域を調整可能なことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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