JP2016157268A - 画像照合装置、及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】精度よく、画像間の類似度を求めることができる。
【解決手段】幾何変換パラメータ算出部1532で、入力画像のペア間において対応する特徴点のペアである第1対応点の各々について、幾何変換パラメータを算出し、擬似幾何パラメータ算出部1536で、幾何変換パラメータと、第1対応点と異なる第2対応点とに基づいて、擬似幾何変換パラメータを算出し、パラメータ離散化1534で、幾何変換空間の離散化区間を特定し、投票ヒストグラム作成部1540で、幾何変換パラメータと、擬似幾何変換パラメータとについて、幾何変換空間の離散化区間に投票することにより、投票ヒストグラムを作成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像照合装置、及び方法に係り、特に、画像間の類似度を求めるための画像照合装置、及び方法に関する。
局所特徴量に基づく画像照合は、2枚の入力画像から抽出した多数の特徴点から局所特徴量を算出し、第1画像の特徴点と第2画像の特徴点とを比較し、局所特徴量の類似度が高いか否かを判定する技術である。画像照合によって、同一画像検索や類似画像検索、又は画像認識等の課題が実現可能となる。以下、第1画像と、第1画像に写っている物体と異なる物体を写した第2画像の対を、非関連画像と呼ぶ。第1画像と、第1画像に写っている物体と同一の物体を写した第2画像の対を、関連画像と呼ぶ。既存技術では、2枚の非関連画像に対して、市松模様のような繰り返しパターンや肌理の細かい模様等が両方の画像に含まれる場合、画像の間で誤って合致する特徴点が多く存在するため、同一物体を写した画像の対であると誤った照合結果が生じることが多い。
このような問題の影響を抑制するために、幾何変換の整合性を考慮した画像照合装置が発明されている。特に、画像間の対応点から算出した幾何変換パラメータをハフ変換に用いることによって画像照合を実現する装置(非特許文献1〜非特許文献3参照)は、照合精度と処理速度とメモリ使用量とのバランスが良いことが報告されている。対応点とは、2枚の画像の間で合致したか、又は局所特徴量の類似度が高いと判定した特徴点の対のことである。
非特許文献1に開示されている画像照合装置は、入力画像間の対応点から線形変換パラメータ(拡大縮小倍率と回転角度)を算出する処理と、線形変換パラメータに基づいて当該対応点を2次元空間に投票して投票ヒストグラムを作成する処理と、投票ヒストグラム上の最大値に基づいて入力画像間の類似度を算出する処理によって構成されている。非特許文献2に開示されている画像照合装置は、入力画像間の対応点から2次元の変位ベクトルを算出する処理と、変位ベクトルに基づいて当該対応点を2次元空間に投票して投票ヒストグラムを作成する処理と、投票ヒストグラム上の最大値に基づいて入力画像間の類似度を算出する処理によって構成されている。非特許文献3に開示されている画像照合装置は、入力画像間の対応点から2次元の線形変換パラメータと2次元の変位ベクトルを算出する処理と、線形変換パラメータに基づいて変位ベクトルを補正する処理と、線形変換パラメータと補正した変位ベクトルに基づいて当該対応点を4次元空間に投票して投票ヒストグラムを作成する処理と、投票ヒストグラムに基づいて入力画像間の類似度を算出する処理によって構成されている。
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しかし、2枚の関連画像において、同一物体の内部にある正しい対応点(誤合致ではない対応点)であっても、特徴点抽出の誤差によって幾何変換パラメータを正確に算出できないことが多いという問題がある。また、2つの正しい対応点において、対応点を幾何変換空間における同一の区間に投票しなければならないが、対応点から算出した2組の幾何変換パラメータにわずかの差異しか存在しない場合でも、パラメータ離散化の誤差によって対応点が幾何変換空間の異なる区間に投票されることが多いという問題がある。
非特許文献3に開示されている画像照合装置は、対応点の投票が4次元の幾何変換パラメータに基づくため、非特許文献1又は非特許文献2に開示されている2次元の幾何変換パラメータのみに基づく画像照合装置と比べて、離散化誤差の発生確率がはるかに高い。しかし、該装置は、1つの対応点から算出した幾何変換パラメータは1組のみであるため、特徴点抽出又はパラメータ離散化の誤差が生じた場合、それに対処できず、複数の正しい対応点を誤って異なる離散化区間に投票することが多い。結果的に、投票ヒストグラムに誤りが存在することとなり、関連画像間の類似度を正しく算出できなくなる。
非特許文献1に開示されている画像照合装置は、対応点の投票が2次元の線形変換パラメータのみに基づくため、離散化誤差の発生確率がより低く、上記の問題に対する影響に耐性がある。しかし、該装置は、入力画像間の変位を全く考慮しないため、対応点が誤合致であるが線形変換パラメータが偶然類似する場合、それが誤合致であると正しく判定できないことが多い。同様に、非特許文献2に開示されている画像照合装置は、入力画像間の線形変換を全く考慮しないため、変位ベクトルが偶然類似する誤合致への弁別力が低い。また、該装置は、画像照合の精度が、線形変換が存在しないとの仮定に強く依存する。そのため、2枚の関連画像において、第1画像に対して第2画像が相対的に回転したり拡大縮小したりする幾何変換が生じた場合、幾何変換に伴って変位ベクトルが変動し、複数の正しい対応点から算出した変位ベクトルの整合性がなくなり、関連画像であると正しく判定できなくなる。
誤合致への弁別力をより高く保つためには、入力画像間の対応点の投票が線形変換と変位の両方に準じなければならない。しかし、従来の非特許文献3に開示されている画像照合装置のように1つの対応点から算出した幾何変換パラメータは1組のみである場合、特徴点抽出とパラメータ離散化の誤差に対処できない。該問題は、本発明で解決する第1の課題である。
また、関連画像に同一物体が複数写している場合、もしくは、写している同一物体が複数の平面で構成されている場合、関連画像間の幾何変換が複数存在することとなる。しかし、投票ヒストグラム上の最大値に基づいて入力画像間の類似度を算出する非特許文献1及び2に開示されている画像照合装置は、投票ヒストグラム上の最大値が1組の幾何変換パラメータにしか該当しないため、関連画像間の類似度を正確に算出できないことが多い。このような問題は、本発明で解決する第2の課題である。
また、誤合致への弁別力が高いのが原因で、非特許文献3に開示されている画像照合装置は、非特許文献1及び2に開示されている画像照合装置と比べて、より高い照合精度を実現できると報告されている。しかし、離散化区間の数が非常に多いため、幾何変換パラメータの離散化及びそれに基づいた対応点の投票において、処理速度が遅い問題がある。誤合致への弁別力を犠牲にせず、より速い処理速度を実現するのが、本発明で解決する第3の課題である。
本発明は、上記問題点を解決するために成されたものであり、精度よく、画像間の類似度を求めることができる画像照合装置、及び方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明に係る画像照合方法は、幾何変換パラメータ算出部が、入力画像のペア間において対応する特徴点のペアである第1対応点の各々について、幾何変換パラメータを算出するステップと、擬似幾何変換パラメータ算出部が、前記第1対応点の各々について、前記幾何変換パラメータ算出部により前記第1対応点について算出された幾何変換パラメータと、前記第1対応点と異なる第2対応点とに基づいて、擬似幾何変換パラメータを算出するステップと、投票ヒストグラム作成部が、前記幾何変換パラメータ算出部により前記第1対応点の各々について算出された幾何変換パラメータと、前記擬似幾何変換パラメータ算出部により前記第1対応点の各々について算出された擬似幾何変換パラメータとについて、予め定められた幾何変換空間の離散化区間に投票することにより、投票ヒストグラムを作成するステップと、を含んで実行することを特徴とする。
また、第1の発明に係る画像照合方法において、前記擬似幾何変換パラメータ算出部が擬似幾何変換パラメータを算出するステップは、前記第1対応点の各々について、前記第1対応点の近傍に存在する少なくとも1つの第2対応点の各々に対し、前記幾何変換パラメータ算出部により前記第1対応点について算出された幾何変換パラメータと、前記第2対応点とに基づいて、擬似幾何変換パラメータを算出するようにしてもよい。
第2の発明に係る画像照合方法は、幾何変換パラメータ算出部が、入力画像のペア間において対応する特徴点のペアである対応点の各々について、幾何変換パラメータを算出するステップと、投票ヒストグラム作成部が、前記幾何変換パラメータ算出部により前記対応点の各々について算出された幾何変換パラメータについて、予め定められた幾何変換空間の離散化区間に投票することにより、投票ヒストグラムを作成し、前記投票ヒストグラムの情報量と、一様分布の情報量との差分を、前記入力画像のペア間の類似度として算出するステップと、を含んで実行することを特徴とする。
また、第2の発明に係る画像照合方法において、前記投票ヒストグラム作成部が前記入力画像のペア間の類似度を算出するステップは、前記幾何変換パラメータ算出部により前記対応点の各々について算出された幾何変換パラメータについて、前記幾何変換空間の離散化区間に投票するときに、以下(1)式により表される線形対数関数の差分係数Δ(y)の値を格納したLookup Tableを用いて、以下(2)式により前記入力画像のペア間の類似度Dを更新することを繰り返すようにしてもよい。
ただし、yは前記幾何変換パラメータについての投票により得られる、前記幾何変換空間の離散化区間の投票値を表す。
また、第2の発明に係る画像照合方法において、擬似幾何変換パラメータ算出部によって擬似幾何変換パラメータを算出するステップを更に含み、前記幾何変換パラメータ算出部によって幾何変換パラメータを算出するステップは、前記入力画像のペア間において対応する特徴点のペアである第1対応点の各々について、幾何変換パラメータを算出し、前記擬似幾何変換パラメータ算出部によって擬似幾何変換パラメータを算出するステップは、前記第1対応点の各々について、前記幾何変換パラメータ算出部により前記第1対応点について算出された幾何変換パラメータと、前記第1対応点と異なる第2対応点とに基づいて、擬似幾何変換パラメータを算出し、前記投票ヒストグラム作成部によって前記入力画像のペア間の類似度を算出するステップは、前記幾何変換パラメータ算出部により前記第1対応点の各々について算出された幾何変換パラメータと、前記擬似幾何変換パラメータ算出部により前記第1対応点の各々について算出された擬似幾何変換パラメータとについて、前記幾何変換空間の離散化区間に投票することにより、投票ヒストグラムを作成し、前記入力画像のペア間の類似度を算出するようにしてもよい。
また、第2の発明に係る画像照合方法において、前記擬似幾何変換パラメータ算出部が擬似幾何変換パラメータを算出するステップは、前記第1対応点の各々について、前記第1対応点の近傍に存在する少なくとも1つの第2対応点の各々に対し、前記幾何変換パラメータ算出部により前記第1対応点について算出された幾何変換パラメータと、前記第2対応点とに基づいて、擬似幾何変換パラメータを算出するようにしてもよい。
第3の発明に係る画像照合装置は、入力画像のペア間において対応する特徴点のペアである第1対応点の各々について、幾何変換パラメータを算出する幾何変換パラメータ算出部と、前記第1対応点の各々について、前記幾何変換パラメータ算出部により前記第1対応点について算出された幾何変換パラメータと、前記第1対応点と異なる第2対応点とに基づいて、擬似幾何変換パラメータを算出する擬似幾何変換パラメータ算出部と、前記幾何変換パラメータ算出部により前記第1対応点の各々について算出された幾何変換パラメータと、前記擬似幾何変換パラメータ算出部により前記第1対応点の各々について算出された擬似幾何変換パラメータとについて、予め定められた幾何変換空間の離散化区間に投票することにより、投票ヒストグラムを作成する投票ヒストグラム作成部と、を含んで構成されている。
第4の発明に係る画像照合装置は、入力画像のペア間において対応する特徴点のペアである対応点の各々について、幾何変換パラメータを算出する幾何変換パラメータ算出部と、前記幾何変換パラメータ算出部により前記対応点の各々について算出された幾何変換パラメータについて、予め定められた幾何変換空間の離散化区間に投票することにより、投票ヒストグラムを作成し、前記投票ヒストグラムの情報量と、一様分布の情報量との差分を、前記入力画像のペア間の類似度として算出する投票ヒストグラム作成部と、を含んで構成されている。
本発明の画像照合装置、方法によれば、精度よく、画像間の類似度を求めることができる、という効果が得られる。
本発明の実施の形態に係る前処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る前処理装置のビジュアルワード作成部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る前処理装置のTF−IDF算出部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像照合装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像照合装置の空間的類似度算出部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像照合装置の空間的類似度算出処理のアルゴリズムを示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像照合装置のLookup Table作成処理のアルゴリズムを示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像照合装置の投票ヒストグラム作成部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像照合装置の投票ヒストグラム作成処理のアルゴリズムを示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像照合装置における画像照合処理ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る画像照合装置における画像照合処理ルーチンを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
<本発明の実施の形態に係る前処理装置の構成>
次に、本発明の実施の形態に係る前処理装置の構成について説明する。図1に示すように、本発明の実施の形態に係る前処理装置100は、CPUと、RAMと、前処理を実行するためのプログラムや各種データを記憶したROMと、を含むコンピュータで構成することが出来る。この前処理装置100は、機能的には図1に示すように演算部20を備えている。
演算部20は、ビジュアルワード辞書28と、ビジュアルワード作成部30と、TF−IDF類似度算出部32と、対応点抽出部34とを含んで構成されている。
ビジュアルワード辞書28は、大量の画像から抽出した全ての特徴点を局所特徴量に基づいてクラスタリングして得られた、クラスタのID(ビジュアルワード)と中心ベクトル及び当該ビジュアルワードの逆文書頻度(IDF)を格納する配列(集合)である。本実施形態では、ビジュアルワード辞書を作成する方法として、事前に5,000枚前後のビジュアルワード辞書作成用の画像を用意し、全ての画像から抽出した特徴点を近似k平均法を用いて分類する。ビジュアルワード辞書のサイズ(ビジュアルワードの数)k は、106に設定する。各ビジュアルワードtの逆文書頻度idf(t)は、以下(3)式 によって算出できる。
ここで、Dはビジュアルワード辞書作成用の画像の集合、|D|は当該集合にある画像の数、|{d∈D:t∈d}|はビジュアルワードtを含む画像の数である。
ビジュアルワード作成部30は、図2に示すように、入力画像のペアから対応する特徴点ペアを抽出する特徴点抽出部230と、各特徴点から局所特徴量を算出する局所特徴量算出部232と、ビジュアルワード辞書に基づいて各特徴点をビジュアルワードに変換する局所特徴量量子化部234とを含んで構成されている。また、本実施の形態では、第1画像及び第2画像の各々に対するビジュアルワード作成部30があり、第1画像及び第2画像の各々に対するビジュアルワード集合を出力する。
特徴点抽出部230は、入力画像から特徴点を抽出する。本実施形態では、非特許文献4に開示されているHessian Affine Region Detector を駆使する。代案として、非特許文献5に開示されているScale-Invariant Feature Transform (SIFT) 特徴点検出装置を駆使する方法もある。特徴点抽出部は、各特徴点に対して、特徴点のスケール(Scale)と特性角(Characteristic Angle)及び2次元の位置座標が出力される。
局所特徴量算出部232は、各特徴点から局所特徴量を算出する。本実施形態では、非特許文献5に開示されているSIFT局所特徴量記述器を用いる。局所特徴量計算部は、各特徴点に対して、1本の128次元の局所特徴量ベクトルが出力される。
局所特徴量量子化部234は、ビジュアルワード辞書28に基づいて、各特徴点をビジュアルワードに変換する。各特徴点に対して、局所特徴量算出部232で算出された当該特徴点の局所特徴量と、ビジュアルワード辞書28にある各クラスタの中心ベクトルとを比較し、類似度の最も高いクラスタのID(ビジュアルワード)を当該特徴点に割り当てる。当該処理を入力画像から抽出した全ての特徴点に対して実行し、得られた1個のビジュアルワード集合を出力する。本実施形態では、局所特徴量との類似度の最も高いクラスタを特定する方法として、近似最近傍探索法を駆使する。
TF−IDF類似度算出部32は、図3に示すように、入力画像に対応するビジュアルワード集合にある各ビジュアルワードのTF−IDFを算出するTF−IDF算出部330と、2個のTF−IDFベクトルのコサイン類似度を算出するコサイン類似度算出部332とを含んで構成されている。TF−IDF類似度算出部32には、2枚の入力画像のそれぞれに対応する計2個のビジュアルワード集合と、ビジュアルワード辞書28とが入力され、入力画像のペア間のTF−IDF類似度が出力される。
TF−IDF算出部330は、入力画像に対応するビジュアルワード集合にある各ビジュアルワードのTF−IDFを算出する。各ビジュアルワードに対して、該ビジュアルワードの出現頻度(TF)とビジュアルワード辞書にある該ビジュアルワードの逆文書頻度に基づいて、当該ビジュアルワードのTF−IDFを以下(4)式によって算出する。
ここで、f(t,d) は、ビジュアルワードtの画像dにおける出現回数である。ビジュアルワード辞書にあるビジュアルワードの数をnで表す場合、TF−IDF算出部330は、入力画像に対応する1個のn次元のTF−IDFベクトルが出力され、各次元の要素はビジュアルワード辞書にある各ビジュアルワードの入力画像におけるTF−IDFである。ビジュアルワード辞書にあるが入力画像にないビジュアルワードには、実数0をTF−IDFとして割り当てる。
コサイン類似度算出部332は、2個のTF−IDFベクトルのコサイン類似度を(5)式によって算出する。
任意の二枚の画像に対して、画像間のコサイン類似度は常に[0,1]の範囲にある。
対応点抽出部34は、入力画像のペア間において対応する特徴点ペアである対応点からなる対応点集合を作成する。ビジュアルワード作成部30により作成された、2枚の入力画像のそれぞれに対応する計2個のビジュアルワード集合から、同一のビジュアルワードが割り当てられた特徴点同士を特定し、該特徴点同士で構成された対を対応点と見なして抽出し、得られた1個の対応点集合を出力する。
<本発明の実施の形態に係る画像照合装置の構成>
次に、本発明の実施の形態に係る画像照合装置の構成について説明する。図4に示すように、本発明の実施の形態に係る画像照合装置500は、CPUと、RAMと、後述する画像照合処理ルーチンを実行するためのプログラムや各種データを記憶したROMと、を含むコンピュータで構成することが出来る。この画像照合装置500は、機能的には図4に示すように演算部520と、出力部550とを備えている。
演算部520は、空間的類似度算出部530と、加重平均部532とを含んで構成されている。
空間的類似度算出部530は、前処理装置100により抽出された対応点集合を受け付けて、以下に説明する各部の処理により、投票ヒストグラムを作成し、入力画像のペア間の類似度を算出する。
空間的類似度算出部530は、図5に示すように、入力画像のペア間の対応点に対して位置座標空間において最も近いk個の近傍を特定するK近傍探索部1530と、入力画像のペア間の対応点から幾何変換パラメータを算出する幾何変換パラメータ算出部1532と、幾何変換パラメータ又は擬似幾何変換パラメータを離散化して、投票先となる幾何変換空間の離散化区間を特定するパラメータ離散化部1534と、第1対応点から算出した幾何変換パラメータと第1対応点のk近傍集合にある第2対応点の位置座標に基づいて新たな擬似幾何変換パラメータを算出する擬似幾何変換パラメータ算出部1536と、線形対数関数の差分係数のLookup Tableを作成するLookup Table作成部1538と、パラメータ離散化部1534の出力に基づいて幾何変換空間に投票して投票ヒストグラムを作成し、入力画像のペア間の空間的類似度を算出する投票ヒストグラム作成部1540とを含んで構成されている。
空間的類似度算出部530は、K近傍探索部1530、幾何変換パラメータ算出部1532、パラメータ離散化部1534、擬似幾何変換パラメータ算出部1536、Lookup Table作成部1538、及び投票ヒストグラム作成部1540により、図6に示すAlgorithm1に従って、第1の反復処理及び第2の反復処理を実行する。第1反復処理は、第1対応点に該当して実行され、Algorithm1の10〜21行に相当し、第2反復処理は、第2対応点に該当して実行され、Algorithm1の13〜20行に相当する。
K近傍探索部1530は、以下に説明するように、入力画像のペア間の対応点の各々に対して、当該対応点を第1対応点とし、位置座標空間において最も近いk個の第2対応点を得る。以下、対応点を構成した2個の特徴点において、第1画像にある特徴点を第1特徴点と呼ぶ。本実施形態では、第1特徴点pに対して、pの位置座標とp以外の第1特徴点p′の位置座標とを比較し、ユークリッド距離の最も近いp′からk個の第1特徴点を特定し、pのk近傍と見なす。以下、pを含む対応点をcで、p′を含む対応点をc′で表す。pのk近傍集合にある各p′に対して、各p′を含む対応点c′を対応点cのk近傍とみなす。本実施の形態では対応点cを第1対応点とし、対応点c′を第2対応点とする。k近傍探索部1530では、入力画像のペア間の対応点集合に含まれる第1対応点毎に、第2対応点からなる1個のk近傍集合が出力される。なお、本実施形態では、近傍の数kを[10,15]の範囲にある整数に設定する。
幾何変換パラメータ算出部1532は、以下に説明するように、第1対応点の各々について、幾何変換パラメータを算出する。
幾何変換パラメータ算出部1532においては、以下、第1画像から抽出した特徴点の集合をPで、第2画像から抽出した特徴点の集合をQで表す。集合Pにある各特徴点p∈Pに対して、当該特徴点のスケールをσ(p)で、特性角をθ(p)で、位置座標をt^(p)=[x(p)y(p)]で、ビジュアルワードをu(p)で表す。第1画像と第2画像の間の第1対応点をc=(p,q)で表し、当該第1対応点は、p∈Pとq∈Q及びu(p)=u(q)の条件を満たす。第1対応点の集合をC={c}で表す。なお、ベクトルを表す記号には、記号の後ろに「^」を付して表現する。
幾何変換パラメータ算出部1532は、具体的は、以下の処理を行って幾何変換パラメータを算出する。まず、第1対応点の集合Cにおける各第1対応点cの入力を受け付ける。本実施形態では、cに対する幾何変換パラメータは、2次元の線形変換パラメータと2次元の変位ベクトルによって構成され、計4次元からなる。線形変換パラメータは、拡大縮小倍率σ(c)と回転角度θ(c)によって構成され、(6)式及び(7)式によって算出される。
また、2×2の線形変換行列M(c)を定義し、以下(8)式及び(9)式によって算出する。
次に、変位ベクトルt^(c)=[x(c)y(c)]を以下(10)式によって算出する。
以上のようにして、幾何変換パラメータ算出部1532では、各第1対応点cに対して、拡大縮小倍率σ(c)、回転角度θ(c)、及び変位ベクトルt^(c)を算出することにより、以下(11)式に示す計4次元の幾何変換パラメータF(c)を出力する。
パラメータ離散化部1534には、幾何変換パラメータ算出部1532により算出された幾何変換パラメータF(c)、又は後述する擬似幾何変換パラメータ算出部1536により算出された擬似幾何変換パラメータF (j)に基づいて、離散化区間であるID(F)を算出し、算出した離散化区間を投票ヒストグラム記憶部2540に記憶する。
パラメータ離散化部1534における具体的な処理を以下に説明する。まず、幾何変換パラメータや後述する擬似幾何変換パラメータを離散化して、投票先となる幾何変換空間の離散化区間を特定する。以下説明のため、上記(11)式に示す幾何変換パラメータをF=〈σ,θ,x,y〉に略して表記する。
拡大縮小倍率θは、以下(12)式によって離散化され、離散化区間のIDβ(F) に変換される。σは、θの範囲を制御するパラメータであり、[10,15]の範囲にある実数に設定する。nは、σの離散化区間の数を表し、整数16に設定する。βs(F)=−1の場合、該当する対応点をノイズとみなし、進行中の処理を中断して次の繰り返しを開始する。
回転角度θは、以下(13)式及び(14)式によって離散化され、離散化区間のIDβ(F)に変換される。nは、θの離散化区間の数を表し、整数8に設定する。
変位ベクトルの要素x及びyは、それぞれ以下(15)式及び(16)式によって離散化され、離散化区間のIDβ(F)とβ(F)に変換される。ρは、該当する対応点を含む入力画像の幅と高さの最大値を表す。δは、x及びyの範囲を制御するパラメータであり、[1.5,2.5]の範囲にある実数に設定する。nとnは、それぞれxとy の離散化区間の数を表し、両方とも整数16に設定する。β(F)=−1もしくはβ(F)=−1の場合、該当する対応点をノイズと見なし、進行中の処理を中断して次の繰り返しを開始する。
従って、投票先となる幾何変換空間の離散化区間のIDβ(F)は、以下(17)式によって算出できる。
本実施形態では、(F)の可能値の数が8×16=32768となる。すなわち、後述する投票ヒストグラムを構成した離散化区間の数が32768となる。
擬似幾何変換パラメータ算出部1536は、以下に説明するように、第1対応点の各々について、幾何変換パラメータ算出部1532により第1対応点から算出された幾何変換パラメータと、K近傍探索部1530により得られた第1対応点に対応する第2対応点の各々とに基づいて、当該第1対応点に対する第2対応点の各々に対し、擬似幾何変換パラメータを算出する。
擬似幾何変換パラメータ算出部1536においては、以下、第1対応点をcで、cのk近傍集合をN(c)で、第2対応点をc∈N(c)で表す。cとcのそれぞれから算出した幾何変換パラメータをそれぞれFとFで表す。擬似幾何変換パラメータ算出部1536における擬似幾何変換パラメータの算出処理を実行する前に、パラメータ離散化部1534による離散化結果に基づいて、以下(18)式に示す条件が真であるか否かの判断を実行し、条件が真の場合には擬似幾何変換パラメータ算出部1536の擬似幾何変換パラメータの算出処理を実行し、そうでない場合には進行中の処理を中断して次の繰り返し処理を開始する。
擬似幾何変換パラメータ算出部1536の具体的な処理について以下に説明する。まず、処理対象の第1対応点cと、当該第1対応点に対する第2対応点cの入力を受け付け、新たな擬似変位ベクトルt^(c|c)を以下(19)式によって算出する。M(c)は幾何変換パラメータ算出部1532により第1対応点cから算出した線形変換行列であり、t^(p)及びt^(p)は第2対応点cを構成した2個の特徴点p及びpそれぞれの位置座標である。
次に、M(c)及びt(c|c)を組み合わせ、新たな擬似幾何変換パラメータを作成する。
従って、擬似幾何変換パラメータ算出部1536は、上記(20)式に示すF (j)を第2対応点cに対する擬似幾何変換パラメータと定義して出力する。
Lookup Table作成部1538は、線形対数関数の差分係数のLookup Table(LUT)を作成して出力する。線形対数関数は以下(21)式で表される。
Lookup Table作成部1538においては、自然数yの各値について、以下(22)式により算出する、線形対数関数の差分係数Δ(y)の値を格納したLookup Tableを作成する。
Lookup Table作成部1538は、例えば、図7のAlgorithm2に示す処理を実行することによりLookup Tableを作成する。
投票ヒストグラム作成部1540は、図8に示すように、幾何変換パラメータ又は擬似幾何変換パラメータの各々について幾何変換空間の離散化区間に投票して投票ヒストグラムを更新する投票ヒストグラム更新部2530と、Lookup Tableを用いて入力画像のペア間の空間的類似度を更新する類似度更新部2532と、共通ビジュアルワード配列を更新する共通ビジュアルワード配列更新部2534と、投票ヒストグラム記憶部2540と、空間的類似度記憶部2542と、共通ビジュアルワード配列記憶部2544とを含んで構成されている。投票ヒストグラム作成部1540は、例えば、図9のAlgorithm3に示す処理を実行することにより空間的類似度を更新する。また、投票ヒストグラム作成部1540においては、下記(23)式の条件が真であるか否かの判断を実行する。
ここで、β(F)は第1対応点cに対する幾何変換パラメータの離散化区間を、β(F (j))は第2対応点cに対する擬似幾何変換パラメータの離散化区間を表す。上記(23)式の条件が真の場合には投票ヒストグラム更新部2530、類似度更新部2532、及び共通ビジュアルワード配列更新部2534の処理を実行し、そうでない場合には進行中の処理を中断して、次の対応点に対する処理を行う。
投票ヒストグラム記憶部2540には、幾何変換空間における離散化区間の各々の投票値が記憶されている。なお、空間的類似度算出部530の処理を実行する前に、全ての離散化区間の投票値が整数の0に初期化されている(上記図6のAlgorithm1の4行目を参照)。
空間的類似度記憶部2542には、類似度更新部2532により更新された空間的類似度が記憶される。なお、空間的類似度算出部530の処理を実行する前に、入力画像のペア間の空間的類似度が実数の0に初期化されている(上記図6のAlgorithm1の2行目を参照)。
共通ビジュアルワード配列記憶部2544には、各離散化区間において投票された共通ビジュアルワード配列が記憶されている。共通ビジュアルワード配列は、32768のビジュアルワード集合によって構成され、空間的類似度算出部530の処理を実行する前に、全てのビジュアルワード集合が空集合に初期化されている(Algorithm1の5行目を参照)。記憶される。
投票ヒストグラム更新部2530は、幾何変換パラメータ算出部1532により第1対応点の各々について算出された幾何変換パラメータと、擬似幾何変換パラメータ算出部1536により第1対応点の各々に対する第2対応点の各々について算出された擬似幾何変換パラメータとについて、パラメータ離散化部1534により特定された幾何変換空間の離散化区間に投票して投票ヒストグラムを更新する。以下、説明のため第1対応点又は第2対応点を対応点と省略する。
投票ヒストグラム更新部2530は、具体的には以下の処理を行う。まず、投票ヒストグラム更新の処理を実行する前に、以下(24)式に示す条件が真であるか否かの判断を実行する。
ここで、u(c)は、処理対象となっている幾何変換パラメータ又は擬似幾何変換パラメータに対する対応点cのビジュアルワードを、β(F(c))は対応点cに対する幾何変換パラメータ又は擬似幾何変換パラメータの離散化区間を表す。X(・)は、共通ビジュアルワード配列記憶部2544に記憶されている共通ビジュアルワード配列を表し、投票ヒストグラムを構成した各離散化区間において、当該離散化区間に既に投票された幾何変換パラメータ又は擬似幾何変換パラメータに対する対応点のビジュアルワードが記録される。上記(24)式の条件が真の場合には投票ヒストグラム更新部2530の投票ヒストグラム更新処理を実行し、そうでない場合には進行中の処理を中断して、次の対応点に対する処理を行う。
投票ヒストグラム更新部2530は、上記(24)式の条件が真の場合は、処理対象となっている幾何変換パラメータ又は擬似幾何変換パラメータについて、投票ヒストグラム記憶部2540に記憶されている幾何変換空間の離散化区間に投票して投票ヒストグラムを更新する。
また、投票ヒストグラム更新部2530には、処理対象の処理対象となっている幾何変換パラメータ又は擬似幾何変換パラメータについての離散化区間β(F)が入力される。投票ヒストグラム記憶部2540に記憶されている投票ヒストグラムにおいて、離散化区間β(F)の投票値h(b)に対し、1だけインクリメントし、投票ヒストグラムを更新する。更新した投票値を出力し、後述する類似度更新部2532に出力する。なお、本実施形態では、投票ヒストグラムは、32768の離散化区間によって構成されている。
類似度更新部2532は、投票ヒストグラム更新部2530による投票値の更新に基づいて、入力画像のペア間の類似度を更新することを繰り返して、入力画像のペア間の類似度を算出する。
類似度更新部2532では、以下に説明するように、入力画像のペア間の類似度は、投票ヒストグラムの情報量と、一様分布の情報量との差分により表すことができる。ここでは、投票ヒストグラムをhで、離散化区間をbで、bに対する投票値をh(b)で表す。一様分布の情報量は以下(25)式で表される。
また、投票ヒストグラムの情報量は以下(26)式により表される。
そして、類似度更新部2532では、以下(27)式により、一様分布の情報量と投票ヒストグラムの情報量との差分を、空間的類似度Dとして表すことができる。
類似度更新部2532では、Lookup Table作成部1538で作成されたLookup Tableを用いて、投票ヒストグラム更新部2530により更新された投票値h(b)に対する差分係数Δ(y)を取得し、以下(28)式に従って、入力画像のペア間の空間的類似度を更新する。
ここで、yは、投票ヒストグラム更新部2530により更新された投票値h(b)を表す。
共通ビジュアルワード配列更新部2534は、共通ビジュアルワード配列記憶部2544に記憶されている離散化区間β(F)の共通ビジュアルワード配列に対して、処理対象となる幾何変換パラメータ又は擬似幾何変換パラメータに対する対応点cのビジュアルワードu(c)を挿入し、共通ビジュアルワード配列を更新する。
加重平均部532は、前処理装置100から受け付けたTF−IDF類似度と、空間的類似度算出部530により算出された空間的類似度との加重平均を算出する。入力画像のペア間のTF−IDF類似度をDtfidfで、空間的類似度をDで表す場合、入力画像のペア間の全般的類似度Doverallを、以下(29)式によって算出する。
ここで、wは、TF−IDF類似度と空間的類似度の重みを制御するパラメータで、本実施形態では、[0.5,1]の範囲にある実数に設定する。
<本発明の実施の形態に係る画像照合装置の作用>
次に、本発明の実施の形態に係る画像照合装置500の作用について説明する。前処理装置100により出力された、入力画像のペア間の対応点の集合及びTF−IDF類似度を受け付けると、画像照合装置500は、図10及び図11に示す画像照合処理ルーチンを実行する。
まず、ステップS100では、自然数yの各値について、上記(22)式に従って、線形対数関数の差分係数Δ(y)の値を算出して、Lookup Tableに格納する。
ステップS102では、入力画像のペア間の空間的類似度Dを0に初期化して空間的類似度記憶部2542に記憶する。
ステップS104では、幾何変換空間における各離散化区間の投票値を0に初期化して投票ヒストグラム記憶部2540に記憶する。
ステップS106では、共通ビジュアルワード配列におけるビジュアルワード集合を空集合に初期化して共通ビジュアルワード配列記憶部2544に記憶する。
ステップS108では、受け付けた入力画像のペア間の対応点の集合に含まれる対応点の各々に対して、当該対応点を第1対応点とし、位置座標空間において最も近いk個の第2対応点を得る。
ステップS110では、受け付けた対応点の集合から処理対象とする第1対応点を選択する。
ステップS112では、ステップS110で選択した第1対応点について、幾何変換パラメータを算出する。
ステップS114では、ステップS112で算出された第1対応点の幾何変換パラメータを離散化して、投票先となる幾何変換空間の離散化区間を特定する。
ステップS115では、第1対応点のビジュアルワードu(c)について、上記(24)式に示す条件が真かを判定し、真であればステップS116へ移行し、真でなければステップS122へ移行する。
ステップS116では、ステップS112で算出された幾何変換パラメータについて、ステップS114で特定された第1対応点に対する離散化区間に投票し、投票値h(b)を1だけインクリメントして投票ヒストグラムを更新し、投票ヒストグラム記憶部2540に記憶する。
ステップS118では、ステップS100で算出したLookup Tableを用いて、ステップS116で更新された投票値h(b)に対する差分係数Δ(y)を取得し、上記(28)式に従って、空間的類似度Dを更新して、空間的類似度記憶部2542に記憶する。
ステップS120では、共通ビジュアルワード配列記憶部2544に記憶されている共通ビジュアルワード配列の、上記ステップ114で特定された離散化区間に対応する要素に対して、ステップS112で算出された幾何変換パラメータに対する対応点cのビジュアルワードu(c)を挿入し、共通ビジュアルワード配列を更新する。
ステップS122では、ステップS108で得た、第1対応点に対する第2対応点の何れか1つを選択する。
ステップS124では、離散化区間について、上記(18)式の条件が真かを判定し、真であればステップS128へ移行し、真でなければステップS138へ移行する。
ステップS126では、ステップS112で算出された幾何変換パラメータに基づいて、ステップS122で選択した第2対応点について、擬似幾何変換パラメータを算出する。
ステップS128では、ステップS126で算出された第2対応点の擬似幾何変換パラメータを離散化して、投票先となる幾何変換空間の離散化区間を特定する。
ステップS129では、離散化区間について、上記(23)式が真かを判定し、真であればステップS130へ移行し、真でなければステップS138へ移行する。
ステップS130では、第2対応点のビジュアルワードu(c)について、上記(24)式が真かを判定し、真であればステップS132へ移行し、真でなければステップS138へ移行する。
ステップS132では、ステップS126で算出された擬似幾何変換パラメータについて、ステップS128で特定された第2対応点に対する離散化区間に投票し、投票値h(b)を1だけインクリメントして投票ヒストグラムを更新し、投票ヒストグラム記憶部2540に記憶する。
ステップS134では、ステップS100で算出したLookup Tableを用いて、ステップS132で更新された投票値h(b)に対する差分係数Δ(y)を取得し、上記(28)式に従って、空間的類似度Dを更新して、空間的類似度記憶部2542に記憶する。
ステップS136では、共通ビジュアルワード配列記憶部2544に記憶されている共通ビジュアルワード配列の、上記ステップ128で特定された離散化区間に対応する要素に対して、ステップS126で算出された擬似幾何変換パラメータに対する第2対応点cのビジュアルワードu(c)を挿入し、共通ビジュアルワード配列を更新する。
ステップS138では、ステップS110で選択した第1対応点に対するすべての第2対応点について処理を終了したかを判定し、終了していればステップS140へ移行し、終了していなければステップS122へ移行して次の第2対応点を選択して処理を繰り返す。
ステップS140では、すべての第1対応点について処理を終了したかを判定し、終了していればステップS140へ移行し、終了していなければステップS110へ移行して次の第1対応点を選択して処理を繰り返す。
ステップS142では、最終的に得られた算出された空間的類似度Dと、受け付けたTF−IDF類似度との加重平均を算出し、本ステップの算出結果、並びにステップS116及びステップS132で更新した投票ヒストグラムを出力部550に出力して処理を終了する。
以上説明したように、本発明に実施の形態に係る画像照合装置によれば、第1対応点の各々について、幾何変換パラメータを算出し、幾何変換パラメータと、第1対応点と異なる第2対応点とに基づいて、擬似幾何変換パラメータを算出し、幾何変換パラメータ又は擬似幾何変換パラメータについて幾何変換空間の離散化区間を特定し、幾何変換パラメータと、擬似幾何変換パラメータとについて、幾何変換空間の離散化区間に投票することにより、入力画像のペア間の類似度を求めるための投票ヒストグラムを作成することで、精度よく、画像間の類似度を求めることができる。
また、上述した実施の形態に係る手法により投票ヒストグラムを作成することにより、非特許文献1及び非特許文献2に開示されている画像照合装置と比べて、非関連画像間の特徴点の誤合致への弁別力をより高く保つことが可能である。
また、上述した実施の形態に係る手法により投票ヒストグラムを作成することにより、非特許文献3に開示されている画像照合装置と比べて、関連画像における特徴点抽出の誤差とハフ変換におけるパラメータ離散化の誤差をより効果的に吸収可能である。
また、上述した実施の形態に係る手法により、第1対応点のk個の近傍となる第2対応点から算出した擬似幾何変換パラメータを用いて投票ヒストグラムを作成することにより、非関連画像間の特徴点の誤合致への弁別力をより高く保つことが可能である。
また、上述した実施の形態に係る手法により、投票ヒストグラムを作成するだけでなく、空間的類似度を算出することにより、関連画像間の幾何変換が複数存在する場合でも、空間的類似度をより正確に算出することが可能になり、より効果的に画像を照合可能である。
また、上述した実施の形態に係る手法により、投票ヒストグラムを作成するだけでなく、空間的類似度を算出することにより、ハフ変換におけるパラメータ離散化の誤差をより効果的に吸収することが可能である。
また、上述した実施の形態に係る手法により、Lookup Tableを用いて更新された投票値h(b)に対する差分係数Δ(y)を取得して空間的類似度を更新することを繰り返して空間的類似度を算出することにより、ハフ変換処理と投票ヒストグラムに基づく類似度算出処理とを同時に実行することが可能であり、空間的類似度の算出を連続的に離散化区間ごとに実行する場合に比べて、より少ない計算量で実行可能であり、より速い処理速度を実現可能である。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
例えば、上述した実施の形態では、算出された空間的類似度と、TF−IDF類似度との加重平均を算出する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、TF−IDF類似度を算出せず、加重平均を行わなくてもよい。
また、上述した実施の形態では、前処理装置100で入力画像のペア間について作成した対応点集合を受け付けて、受け付けた対応点集合に基づいて、入力画像のペア間の投票ヒストグラムを作成し、空間的類似度を算出する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、画像照合装置が、入力画像のペア間について対応点集合を作成して、入力画像のペア間の投票ヒストグラムを作成し、空間的類似度を算出するようにしてもよい。
また、Lookup Tableを用いて更新された投票値h(b)に対する差分係数Δ(y)を取得して空間的類似度を更新する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、Lookup Tableを用いずに、更新された投票値h(b)に対する差分係数Δ(y)を算出して空間的類似度を更新するようにしてもよい。
また、更新された投票値h(b)に対する差分係数Δ(y)を取得して空間的類似度を更新することを繰り返す場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、最終的に生成された投票ヒストグラムに基づいて、上記(27)式に従って、類似度を算出するようにしてもよい。
20、520 演算部
28 ビジュアルワード辞書
30 ビジュアルワード作成部
32 類似度算出部
34 対応点抽出部
100 前処理装置
230 特徴点抽出部
232 局所特徴量算出部
234 局所特徴量量子化部
330 TF−IDF算出部
332 コサイン類似度算出部
500 画像照合装置
530 空間的類似度算出部
532 加重平均部
550 出力部
1530 近傍探索部
1532 幾何変換パラメータ算出部
1534 パラメータ離散化部
1536 擬似幾何変換パラメータ算出部
1538 Lookup Table作成部
1540 投票ヒストグラム作成部
2530 投票ヒストグラム更新部
2532 類似度更新部
2534 共通ビジュアルワード配列更新部
2540 投票ヒストグラム記憶部
2542 空間的類似度記憶部
2544 共通ビジュアルワード配列記憶部

Claims (8)

  1. 幾何変換パラメータ算出部が、入力画像のペア間において対応する特徴点のペアである第1対応点の各々について、幾何変換パラメータを算出するステップと、
    擬似幾何変換パラメータ算出部が、前記第1対応点の各々について、前記幾何変換パラメータ算出部により前記第1対応点について算出された幾何変換パラメータと、前記第1対応点と異なる第2対応点とに基づいて、擬似幾何変換パラメータを算出するステップと、
    投票ヒストグラム作成部が、前記幾何変換パラメータ算出部により前記第1対応点の各々について算出された幾何変換パラメータと、前記擬似幾何変換パラメータ算出部により前記第1対応点の各々について算出された擬似幾何変換パラメータとについて、予め定められた幾何変換空間の離散化区間に投票することにより、投票ヒストグラムを作成するステップと、
    を含む画像照合方法。
  2. 前記擬似幾何変換パラメータ算出部が擬似幾何変換パラメータを算出するステップは、前記第1対応点の各々について、前記第1対応点の近傍に存在する少なくとも1つの第2対応点の各々に対し、前記幾何変換パラメータ算出部により前記第1対応点について算出された幾何変換パラメータと、前記第2対応点とに基づいて、擬似幾何変換パラメータを算出する請求項1に記載の画像照合方法。
  3. 幾何変換パラメータ算出部が、入力画像のペア間において対応する特徴点のペアである対応点の各々について、幾何変換パラメータを算出するステップと、
    投票ヒストグラム作成部が、前記幾何変換パラメータ算出部により前記対応点の各々について算出された幾何変換パラメータについて、予め定められた幾何変換空間の離散化区間に投票することにより、投票ヒストグラムを作成し、前記投票ヒストグラムの情報量と、一様分布の情報量との差分を、前記入力画像のペア間の類似度として算出するステップと、
    を含む画像照合方法。
  4. 前記投票ヒストグラム作成部が前記入力画像のペア間の類似度を算出するステップは、前記幾何変換パラメータ算出部により前記対応点の各々について算出された幾何変換パラメータについて、前記幾何変換空間の離散化区間に投票するときに、以下(1)式により表される線形対数関数の差分係数Δ(y)の値を格納したLookup Tableを用いて、以下(2)式により前記入力画像のペア間の類似度Dを更新することを繰り返す請求項3に記載の画像照合方法。
    ただし、yは前記幾何変換パラメータについての投票により得られる、前記幾何変換空間の離散化区間の投票値を表す。
  5. 擬似幾何変換パラメータ算出部によって擬似幾何変換パラメータを算出するステップを更に含み、
    前記幾何変換パラメータ算出部によって幾何変換パラメータを算出するステップは、前記入力画像のペア間において対応する特徴点のペアである第1対応点の各々について、幾何変換パラメータを算出し、
    前記擬似幾何変換パラメータ算出部によって擬似幾何変換パラメータを算出するステップは、前記第1対応点の各々について、前記幾何変換パラメータ算出部により前記第1対応点について算出された幾何変換パラメータと、前記第1対応点と異なる第2対応点とに基づいて、擬似幾何変換パラメータを算出し、
    前記投票ヒストグラム作成部によって前記入力画像のペア間の類似度を算出するステップは、前記幾何変換パラメータ算出部により前記第1対応点の各々について算出された幾何変換パラメータと、前記擬似幾何変換パラメータ算出部により前記第1対応点の各々について算出された擬似幾何変換パラメータとについて、前記幾何変換空間の離散化区間に投票することにより、投票ヒストグラムを作成し、前記入力画像のペア間の類似度を算出する請求項3又は請求項4に記載の画像照合方法。
  6. 前記擬似幾何変換パラメータ算出部が擬似幾何変換パラメータを算出するステップは、前記第1対応点の各々について、前記第1対応点の近傍に存在する少なくとも1つの第2対応点の各々に対し、前記幾何変換パラメータ算出部により前記第1対応点について算出された幾何変換パラメータと、前記第2対応点とに基づいて、擬似幾何変換パラメータを算出する請求項5記載の画像照合方法。
  7. 入力画像のペア間において対応する特徴点のペアである第1対応点の各々について、幾何変換パラメータを算出する幾何変換パラメータ算出部と、
    前記第1対応点の各々について、前記幾何変換パラメータ算出部により前記第1対応点について算出された幾何変換パラメータと、前記第1対応点と異なる第2対応点とに基づいて、擬似幾何変換パラメータを算出する擬似幾何変換パラメータ算出部と、
    前記幾何変換パラメータ算出部により前記第1対応点の各々について算出された幾何変換パラメータと、前記擬似幾何変換パラメータ算出部により前記第1対応点の各々について算出された擬似幾何変換パラメータとについて、予め定められた幾何変換空間の離散化区間に投票することにより、投票ヒストグラムを作成する投票ヒストグラム作成部と、
    を含む画像照合装置。
  8. 入力画像のペア間において対応する特徴点のペアである対応点の各々について、幾何変換パラメータを算出する幾何変換パラメータ算出部と、
    前記幾何変換パラメータ算出部により前記対応点の各々について算出された幾何変換パラメータについて、予め定められた幾何変換空間の離散化区間に投票することにより、投票ヒストグラムを作成し、前記投票ヒストグラムの情報量と、一様分布の情報量との差分を、前記入力画像のペア間の類似度として算出する投票ヒストグラム作成部と、
    を含む画像照合装置。
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