JP2009059545A - 導光板の製造方法 - Google Patents

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彰 鬼切
Daisaku Okuwaki
大作 奥脇
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安昭 萱沼
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Abstract

【課題】 型の作製コストが低減でき、リードタイムも短縮可能で、量産性にも優れる導光板の製造方法を提供すること。
【解決手段】 入射された光を導光すると共に光路変換してその主面から照明対象物に対して面状の照明光を出射するシート状の導光板5を作製する方法であって、一つの型を用いて透光性樹脂シートの表面に光路変換を行う微細光学形状3を一定の形状で付加して大判導光シート4とする工程と、大判導光シート4を一定のサイズで切り分けて複数の導光板5とする工程と、を有している。
【選択図】 図3

Description

本発明は、携帯電話機などの液晶表示パネルや操作キーを照明する面状光源に用いられる導光板の製造方法に関する。
携帯電話機、PDA、モバイルタイプPC(パーソナルコンピュータ)、携帯型ゲーム機等の電子機器に用いられるディスプレイには、画像表示のための液晶表示装置が広く採用されている。この液晶表示装置には、液晶表示パネルの裏面側から光を照射して表示画面の輝度を高めるバックライトユニットが用いられている。このバックライトユニットには、蛍光管やLED等の光源からの光を導光して主面全体から液晶表示パネルに向けて出射させる導光板が用いられている。
従来、上記導光板の製造方法としては、金型による射出成形で導光板成形を行うことが一般的である。しかしながら、必要な導光板サイズにより、輝度や輝度均一性を最大限に引き出すために一品一様にして、その都度専用の射出成形用金型を作製している。また、この製法では大面積化に対応困難であると共に量産性に劣るため、他の製造方法も提案されている。
例えば特許文献1には、真空プレス金型により加熱しながら真空プレスを行うことでプラスチック板に多数の凹部を形成する面光源装置用導光板の製造方法が記載されている。また、特許文献2には、調光パターンが転写された金型を用いて導光板を作製する方法が記載されている。さらに、特許文献3には、透明シート材に、ドットパターンを形成した金型を対面させた状態で、ローラにより圧接しつつ送ることで、ドットパターンを転写する導光板の製造方法が提案されている。また、特許文献4には、転写型ローラの型面に紫外線硬化樹脂組成物を塗布し、この紫外線硬化樹脂組成物に透明フィルムを積層すると共に、紫外線硬化樹脂組成物を型面に押し付け、次に紫外線硬化樹脂組成物に紫外線を照射してこれらを型面から剥離して導光板を作製する方法が提案されている。
特開平5−60920号公報 特開平6−118245号公報 特開2007−11075号公報 特開2004−341322号公報
しかしながら、上記従来の技術には、以下の課題が残されている。
上記従来の技術では、輝度分布や見栄えを調整するために、例えばドットの密度を光源から遠いほど高くする等、ドットの密度等を可変にした金型をモデル毎に作製している。すなわち、従来は、導光板の大きさ毎に金型やローラ等の型に可変角度若しくは可変深さのプリズム、可変ピッチのドット若しくは可変深さのドットを彫り込み、導光板シートに型を押し付けてプリズム形状やドット形状を転写しなければならず、この場合も射出成形と同様に一品一様の型の作製が必要であった。このため、導光板のサイズ、目標輝度や輝度均一性毎に、型の作り直し等が必要で、製造コスト及びリードタイムの増大を招いてしまっていた。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、型の作製コストが低減でき、リードタイムも短縮可能で、量産性にも優れる導光板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明の導光板の製造方法は、入射された光を導光すると共に光路変換してその主面から照明対象物に対して面状の照明光を出射するシート状の導光板を作製する方法であって、一つの型を用いて透光性樹脂シートの表面に前記光路変換を行う微細光学形状を一定の形状で付加して大判導光シートとする工程と、前記大判導光シートを一定のサイズで切り分けて複数の導光板とする工程と、を有していることを特徴とする。
この導光板の製造方法では、一つの型を用いて、例えば一定形状のプリズム又はドットの微細光学形状を大判導光シートに付加し、この大判導光シートから必要なサイズで導光板を切り分けるので、サイズが変わっても一つの型を共有して作製した大判導光シートから複数の導光板を低コストで作製することができる。また、一定形状の微細光学形状で大判導光シートが作製されるので、どのような大きさに導光板を切り出しても同じ特性で使用することができる。
また、本発明の導光板の製造方法は、前記微細光学形状が、角度、深さ及びピッチを一定にしたプリズム形状又は深さ及び密度を一定にした凸状ドット形状若しくは凹状ドット形状であることを特徴とする。
また、本発明の導光板の製造方法は、前記切り分けを、型による抜き加工又はカッター若しくはダイシングによる切断加工で行うことを特徴とする。すなわち、この導光板の製造方法では、上記抜き加工又は上記切断加工で導光板の切り分けを行うので、複数の同一形状の導光板を容易に多数作製することができる。
また、本発明の導光板の製造方法は、前記大判導光シート又は前記切り分けた導光板の表面において輝度分布又は見栄えの調整が必要な領域に一定の光学特性を有するインクで印刷を施す工程を有していることを特徴とする。すなわち、この導光板の製造方法では、大判導光シート又は切り分けた導光板の表面において輝度分布又は見栄えの調整が必要な領域に一定の光学特性を有するインクで印刷を施すので、型を変更するのではなく、印刷によって部分的に輝度分布調整を行って容易にかつ低コストに輝度分布又は見栄えの改善が可能になる。また、導光板のサイズや設置する光源の個数や位置が変更されても、印刷の位置や濃度を変更することで、輝度特性が異なる種々の導光板に容易に対応可能である。このように、サイズや輝度特性の異なる導光板毎に異なる型を作製する必要が無く、一つの型で作製した大判導光シートからの切り分けとインク印刷による輝度分布調整とにより、要求されるサイズ及び輝度特性が異なる種々の導光板に容易に対応可能である。なお、特に、大判導光シートにインク印刷を行うことで、切り分けた後の導光板にそれぞれインク印刷するよりも、一度の工程で一括して印刷でき、コストの低減を図ることができる。
さらに、本発明の導光板の製造方法は、前記インクが、透明材料又は白色材料であることを特徴とする。すなわち、この導光板の製造方法では、透明材料又は白色材料のインクを採用するので、インクが透明材料の場合は印刷部分を透過する光が印刷されたインクの形状や光学特性(屈折率や形状等)に応じて光路が変更され、またインクが白色材料の場合は、印刷されたインクにより光が反射され光路が変更され、効果的に輝度分布調整が可能になる。
また、本発明の導光板の製造方法は、前記印刷が、シルクスクリーン印刷又はインクジェット印刷であることを特徴とする。すなわち、この導光板の製造方法では、シルクスクリーン印刷又はインクジェット印刷で上記インクを印刷するので、高精度かつ低コストで所定領域にインクを印刷することができる。
また、本発明の導光板の製造方法は、画像表示パネル及び操作キーが設けられた電子機器に用いられる導光板の製造方法であって、上記本発明の導光板の製造方法において、前記画像表示パネルを照明するパネル用導光部と前記操作キーを照明するキー用導光部とを一体にして前記切り分けを行うことを特徴とする。すなわち、この導光板の製造方法では、画像表示パネルを照明するパネル用導光部と操作キーを照明するキー用導光部とを一体にして切り分けを行うので、画像表示パネル照明用と操作キー照明用とを別体に作製する場合よりも部材コストや組立コストが低減可能な一体型導光板を容易にかつ低コストに作製することができる。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明に係る導光板の製造方法によれば、一つの型を用いて、例えば一定形状のプリズム又はドットの微細光学形状を大判導光シートに付加し、この大判導光シートから必要なサイズで導光板を切り分けるので、サイズが変わっても一つの型を共有して作製した大判導光シートから複数の導光板を作製することができる。したがって、高い量産性を得ることができると共に、型の作製コストが低減でき、リードタイムも短縮可能となる。特に、大判導光シートの表面において輝度分布又は見栄えの調整が必要な領域に一定の光学特性を有するインクで印刷を施すことで、容易にかつ低コストに輝度分布又は見栄えの改善が可能になると共に、要求されるサイズ及び輝度特性が異なる種々の導光板に対応することができる。
以下、本発明に係る導光板の製造方法の第1実施形態を、図1から図3に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。
本実施形態の導光板の製造方法は、入射された光を導光すると共に光路変換してその主面から照明対象物に対して面状の照明光を出射するシート状の導光板を作製する方法であって、例えば携帯電話機等の液晶表示パネルを照明するバックライトユニットに用いる導光板の作製方法である。
この導光板の製造方法は、まず、図1及び図2に示すように、一つのローラ(型)1を用いて透光性樹脂シート2の表面に光路変換を行う微細光学形状3として一定のプリズム形状をロール成形で付加してフィルム状の大判導光シート4とする。
上記透光性樹脂シート2は、例えば透明なポリカーボネイト樹脂やアクリル樹脂等でロール成形等により予め平坦なシート状にシート成形されている。
上記ローラ1は、一定の角度、深さ及びピッチのプリズムが形成されるように周面に一定のプリズム形状が彫り込まれている。このローラ1を透光性樹脂シート2の表面に押し当て、加熱下で加圧しながら回転させることにより、長さ方向(成形方向)にわたって一定プリズム形状の微細光学形状3が表面に付加される。
なお、ロール成形の場合は、帯状の大判導光シート4を連続的に作製することができる。ロール成形としては、例えば、透光性樹脂シート2を芯に巻き付けておき、この芯から引き出した透光性樹脂シート2にローラ1によって微細光学形状3を付加し、これをさらに別の芯に巻き付ける、いわゆるロールtoロール方式を採用しても構わない。この場合、大量の大判導光シート4を作製することができる。
また、大判導光シート4は、所望のサイズの導光板が複数枚得られるように大判なサイズとされている。なお、本実施形態では、図3に示すように、例えば幅方向及び長さ方向にそれぞれ3枚ずつ、計6枚の導光板が得られる大きさに大判導光シート4のサイズが設定されている。
次に、図3に示すように、大判導光シート4を所望の一定サイズで切り分けて複数の導光板5とする。この工程では、上記切り分けをプレス型やビク型等の型による抜き加工で行う。特に、大判導光シート4が、柔軟なフィルム状であるので、上記切り分けが容易である。これにより、所望サイズで同一の微細光学形状3が表面に形成されたシート状の導光板5が、一つのローラ1により作製した一枚の大判導光シート4から複数作製することができる。
このように本実施形態の製法では、一つのローラ1を用いて一定形状のプリズムの微細光学形状3を大判導光シート4に付加し、この大判導光シート4から必要なサイズで導光板5を複数切り分けるので、サイズが変わっても一つのローラ1を共有して作製した大判導光シート4から複数の導光板5を低コストで作製することができる。また、一定形状の微細光学形状3で大判導光シート4が作製されるので、どのような大きさに導光板5を切り出しても同じ特性で使用することができる。さらに、上記抜き加工又は上記切断加工で導光板5の切り分けを行うので、複数の同一形状の導光板5を容易に多数作製することができる。
次に、本発明に係る導光板及び電子機器の第2から第5実施形態について、図4から図11を参照して以下に説明する。なお、以下の各実施形態の説明において、上記実施形態において説明した同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は省略する。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、ローラ1を用いたロール成形で微細光学形状3を表面に施した大判導光シート4を作製するのに対し、第2実施形態では、図4及び図5に示すように、プレス型(型)6を用いた加熱加圧成形(ホットプレス加工)で微細光学形状3を表面に施した大判導光シート4を作製する点である。また、第1実施形態では、プレス型やビク型等の型による抜き加工で大判導光シート4から導光板5を切り分けているのに対し、第2実施形態では、図6に示すように、カッター又はダイシングによる切断加工で大判導光シート4から導光板5を切り分ける点でも相違している。
すなわち、第2実施形態では、加熱下でプレス型6を透光性樹脂シート2の表面に押し付けてプレス加工を行うので、ロール成形と同様に低コストで微細光学形状3が施された大判導光シート4を作製することができる。また、カッター又はダイシングによる切断加工で導光板5を切り出すので、抜き加工と同様に大判導光シート4から複数の導光板5を容易に得ることができる。
第3実施形態と第2実施形態と異なる点は、第2実施形態では、プレス型6を用いて微細光学形状3としてプリズム形状を大判導光シート4の表面に成形しているのに対し、第3実施形態では、図7及び図8に示すように、プレス型36を用いて微細光学形状33として凹状ドット形状を大判導光シート34の表面に成形し、この大判導光シート34から導光板35を切り分けしている点である。すなわち、第3実施形態では、深さ及び密度を一定にした凹状ドット形状を微細光学形状33として加圧成形で形成している。なお、凹状ドット形状ではなく、深さ及び密度を一定にした凸状ドット形状を大判導光シートに形成しても構わない。
第4実施形態と第1実施形態と異なる点は、第1実施形態では、大判導光シート4の一方の表面に微細光学形状3を成形し、他方の表面が単に平坦面とされているのに対し、第4実施形態では、図9に示すように、大判導光シート4の表面において輝度分布又は見栄えの調整が必要な領域に一定の光学特性を有するインク7で印刷を施す工程を有している点である。なお、上記インク7の印刷は、シルクスクリーン印刷又はインクジェット印刷で行われる。
この第4実施形態では、上記ロール成形で施された微細光学形状3だけでは、所望の輝度分布や見栄えの輝度特性が得られていない場合、微細光学形状3と反対側の大判導光シート4の表面において輝度分布又は見栄えの調整が必要な領域、例えば隣接するLED光源間の暗部に透明材料からなるインク7をドット状にして複数印刷する。この場合、インク7が透明材料であるので、印刷部分のインク7を透過する光がドット状インク7の形状や光学特性(屈折率や形状等)に応じたレンズ効果で光路が変更される。
例えば、第1実施形態で作製された導光板5では、図9の(a)に示すように、LED光源Lから入射されて導光された光が上面から外部に出射される光線に比べて、第3実施形態では、図9の(b)に示すように、同じ角度で導光された光線がドット状のインク7を介してよりLED光源Lに近い部分で導光板45の上面から外部に出射される。このように、印刷で付加したドット状のインク7の分布で輝度分布調整が可能である。
また、例えば、図10の(a)に示すように、導光板45の端部に複数のLED光源Lを設置した場合、一般にLED光源Lの直前領域は明るいが、隣接するLED光源L間は暗くなり、輝度差が生じるため、上記インク7をこのLED光源L間の領域に印刷することで、より多くの光を取り出して明るい領域との輝度差を解消することが可能になる。
なお、図10の(b)に示すように、導光板45のサイズや設置するLED光源Lの個数や位置が変更されても、インク7を印刷する位置や濃度等を変更することで、輝度特性が異なる種々の導光板45の作製に容易に対応可能である。
また、大判導光シート4の微細光学形状3が形成された表面において、輝度分布又は見栄えの調整が必要な領域として、隣接するLED光源L間の暗部に白色材料からなるインク7をドット状にして印刷しても構わない。この場合、インク7が白色材料であるので、印刷されたインク7により内部を導光される光が反射されて下面から出射されずに上面側に向けた光路に変更される。これにより、この領域での下面での反射率が白色のインク7により向上して、上面からの輝度が向上する。
このように第4実施形態では、大判導光シート4の表面において輝度分布又は見栄えの調整が必要な領域に一定の光学特性を有するインク7で印刷を施すので、型を変更するのではなく、印刷によって部分的に輝度分布調整を行って容易にかつ低コストに輝度分布又は見栄えの改善が可能になる。特に、大判導光シート4にインク印刷を行うので、切り分けた後の導光板45にそれぞれインク印刷するよりも、一度の工程で一括して所定領域に印刷でき、コストの低減を図ることができる。なお、上述したように、大判導光シート4にインク印刷を行うことが好ましいが、切り分けた導光板45に個別にインク印刷を行っても構わない。
このように、サイズや輝度特性の異なる導光板45毎に異なる型を作製する必要が無く、一つの型で作製した大判導光シート4からの切り分けとインク印刷による輝度分布調整とにより、要求されるサイズ及び輝度特性が異なる種々の導光板45に容易に対応可能である。
また、シルクスクリーン印刷又はインクジェット印刷で上記インク7を印刷するので、高精度かつ低コストで所定領域にインク7を印刷することができる。なお、上記インク印刷を微細光学形状3の形成面に行っても構わない。
第5実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、携帯電話機等の液晶表示パネルを照明するバックライトユニットに用いる導光板の製造方法であるのに対し、第5実施形態では、図11及び図12に示すように、液晶表示パネル(画像表示パネル)51及び操作キー52が設けられた携帯電話機等の電子機器53に用いられる導光板55の製造方法であって、例えば第1実施形態の導光板の製造方法において、液晶表示パネル51を照明するパネル用導光部55aと操作キー52を照明するキー用導光部55bとを一体にして上記切り分けを行って導光板55を作製している点である。
すなわち、第5実施形態では、液晶表示パネル51のバックライトユニット用導光板だけでなく、操作キー52の照明ユニット用導光板として機能する一体型導光板45を作製する。
このように、第5実施形態では、液晶表示パネル51を照明するパネル用導光部55aと操作キー52を照明するキー用導光部55bとを一体にして切り分けるので、液晶表示パネル照明用と操作キー照明用とを別体に作製する場合よりも部材コストや組立コストを低減可能な一体型導光板45を容易にかつ低コストに作製することができる。
なお、上記電子機器53は、図12に示すように、例えば全体が直方体形状とされた筐体54を有し、該筐体54の主面に液晶表示パネル51及び操作キー52が設けられた、いわゆるストレートタイプの携帯電話機であって、LED光源Lと、該LED光源Lからの光を入射させて導光する導光板55と、該導光板55のパネル用導光部55aを用い液晶表示パネル51の裏面側に配されてこれを照明する液晶バックライトユニット56と、操作キー52を備えたスイッチモジュールであるキー部57と、を備えている。
そして、上記液晶バックライトユニット56は、LED光源Lと、該LED光源Lからの光を入射して導光する導光板5のパネル用導光部55aと、該パネル用導光部55aの上面に積層された拡散シート58、第1プリズムシート59A及び第2プリズムシート59Bと、パネル用導光部55aの下面に設置された反射シート60と、を備えている。
また、上記キー部57は、少なくとも一部が透過又は半透明の複数の操作キー52と、これら操作キー52の下部に設置され操作キー52に対応した凸部を下面に有するキーシート61と、該キーシート61の下方かつキー用導光部55bの下面に設置されたスイッチング機構62と、を有している。なお、拡散シート9、プリズムシート10A,10Bは、必要に応じてキー用導光部6bに設けても構わない。この場合、別体でもパネル用導光部6aに設けられた拡散シート9、プリズムシート10A,10Bと一体化させても構わない。
上記スイッチング機構62は、例えば操作キー52及びキー用導光部55bの下方に配されたスイッチ基板63と、この上に設置されたタクトスイッチ64とで構成されている。
このように、キー用導光部55bが操作キー52の下部に配されているので、パネル用導光部55aから導光された光がキー用導光部55bの上面から出射されて操作キー52を照明することができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、上記各実施形態では、単層の透光性材料で大判導光シートを作製しているが、例えば基材層と、該基材層の上面に成膜され微細光学形状が表面に形成された樹脂層と、で構成された大判導光シートを作製しても構わない。
この場合、上記基材層及び樹脂層は、例えば透明なポリカーボネイト樹脂やアクリル樹脂等で形成される。そして、基材層は、例えばロール成形方法などを用いて平坦なシート状にシート成形される。また、樹脂層は、ロール成形又は加圧成形による型を使い、紫外光(UV光)で硬化する例えばアクリル系、ウレタン系、ウレタンアクリレート系、エポキシアクリレート系などの有機光反応効果樹脂の光硬化樹脂を用いて微細光学形状を賦形する紫外線(UV)硬化樹脂成形によって作製される。
本発明に係る導光板の製造方法の第1実施形態において、ローラを使用した微細光学形状の成形を説明するための概略的な正面図である。 第1実施形態において、ローラを使用した微細光学形状の成形を説明するための概略的な斜視図である。 第1実施形態において、抜き加工による導光板の切り分けを説明するための斜視図である。 本発明に係る導光板の製造方法の第2実施形態において、プレス型を使用した微細光学形状の成形を説明するための概略的な正面図である。 第2実施形態において、プレス型を使用した微細光学形状の成形を説明するための概略的な斜視図である。 第2実施形態において、切断加工による導光板の切り分けを説明するための斜視図である。 本発明に係る導光板の製造方法の第3実施形態において、プレス型を使用した微細光学形状の成形を説明するための概略的な正面図である。 第3実施形態において、導光板を示す斜視図である。 本発明に係る導光板の製造方法の第4実施形態において、インク印刷の有無による光線の出射位置の違いを説明するためのLED光源及び導光板を示す概略的な断面図である。 第4実施形態において、LED光源及び導光板を示す概略的な平面図である。 本発明に係る導光板の製造方法の第5実施形態において、導光板を示す斜視図である。 第5実施形態において、電子機器を示す断面図である。
符号の説明
1…ローラ(型)、3,33…微細光学形状、4、34…大判導光シート、5,35,45,55…導光板、6,36…プレス型(型)、7…インク、51…液晶表示パネル(画像表示パネル)、52…操作キー、54…筐体、55a…パネル用導光部、55b…キー用導光部、56…液晶バックライトユニット、57…キー部、58…拡散シート、59A…第1プリズムシート、59B…第2プリズムシート、60…反射シート、62…スイッチング機構、64…タクトスイッチ、L…LED光源

Claims (7)

  1. 入射された光を導光すると共に光路変換してその主面から照明対象物に対して面状の照明光を出射するシート状の導光板を作製する方法であって、
    一つの型を用いて透光性樹脂シートの表面に前記光路変換を行う微細光学形状を一定の形状で付加して大判導光シートとする工程と、
    前記大判導光シートを一定のサイズで切り分けて複数の導光板とする工程と、を有していることを特徴とする導光板の製造方法。
  2. 請求項1に記載の導光板の製造方法において、
    前記微細光学形状が、角度、深さ及びピッチを一定にしたプリズム形状又は深さ及び密度を一定にした凸状ドット形状若しくは凹状ドット形状であることを特徴とする導光板の製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の導光板の製造方法において、
    前記切り分けを、型による抜き加工又はカッター若しくはダイシングによる切断加工で行うことを特徴とする導光板の製造方法。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の導光板の製造方法において、
    前記大判導光シート又は前記切り分けた導光板の表面において輝度分布又は見栄えの調整が必要な領域に一定の光学特性を有するインクで印刷を施す工程を有していることを特徴とする導光板の製造方法。
  5. 請求項4に記載の導光板の製造方法において、
    前記インクが、透明材料又は白色材料であることを特徴とする導光板の製造方法。
  6. 請求項4又は5に記載の導光板の製造方法において、
    前記印刷が、シルクスクリーン印刷又はインクジェット印刷であることを特徴とする導光板の製造方法。
  7. 画像表示パネル及び操作キーが設けられた電子機器に用いられる導光板の製造方法であって、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の導光板の製造方法において、
    前記画像表示パネルを照明するパネル用導光部と前記操作キーを照明するキー用導光部とを一体にして前記切り分けを行うことを特徴とする導光板の製造方法。
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