JP2009059221A - 設計シミュレーションシステム、設計シミュレーション方法、設計シミュレーションプログラム、及び記録媒体 - Google Patents

設計シミュレーションシステム、設計シミュレーション方法、設計シミュレーションプログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】代表建造物以外の建造物に対して地震応答解析を省略することが可能となり、シミュレーションの時間とコストを削減すると共に、制振部材の数と配置位置を精度良く決定することができる設計シミュレーションシステム及び方法を提供する。
【解決手段】この設計シミュレーション装置100は、建造物の特性値を算定する特性値算定手段2と、所定の地震波3を与えた時に建造物の設計目標を満足する必要減衰量hを算定する必要減衰量算定手段4と、必要減衰量hに基づいて建造物に必要な制振部材数nを算定する制振部材数算定手段6と、制振装置数算定手段6により算定された数nの制振部材を建造物のどの位置に配置するかを決定する制振部材配置位置決定手段7と、制振部材配置位置決定手段7により決定した配置位置により建造物の偏心率が適正な値になるか否かを判定する偏心率判定手段8と、を備えて構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、設計シミュレーションシステムに関し、さらに詳しくは、建造物に設置する制振部材の適正な数と配置位置を決定する設計シミュレーションシステムに関するものである。
地震が多発する日本では、建造物は、その規模に応じた耐震強度を有するように設計されている。阪神大震災以降、一般の住宅の価値を評価する基準に耐震強度が含まれるようになっている。また、特に、高層建造物においては、地震の揺れを抑えて居住性を高めるために制振部材を備えるものが増えており、建造物の規模或いは形状により制振部材の数や配置が適正になるように設計される。一般には、建築に先立って設計段階でコンピュータによるシミュレーショにより建造物の構造解析を行なって制振部材の数と配置位置が決定される。
また、制振部材に関する従来技術として特許文献1には、柱粱架構内に適切にブレース等の耐震要素を高減衰装置を介在させて設置することにより、構造物に高い減衰機能を持たせ、地震や風等の外乱による構造物の揺れを低減する高減衰構造物について開示されている。
また、特許文献2には、建物の周辺の情報に対応した制振装置の種類を記憶しておき、入力された建物の周辺の情報に基づいて、制振装置の種類を選択して表示する制振装置決定装置について開示されている。
特許第513356号 特開2007−107206公報
しかしながら、従来の建造物に制振部材を組み込む際の設計方法は、各建造物ごとに地震応答解析を行い、その結果に基づいて必要減衰量を算定して制振部材の数と配置位置を決定していた。そのため、建造物の数、種類が多くなるとシミュレーションに多大の時間とコストを要するといった問題がある。
また、特許文献1に開示されている従来技術は、高減衰装置の減衰係数を、3次の振動モードに対する減衰定数の最大値と、1次の振動モードに対する減衰定数の最大値との間に設定するので、各建物ごとに3次と1次の振動モードを計算する必要があり、その結果により高減衰装置の種類が増加するといった問題がある。
また、特許文献2に開示されている従来技術においては、制振装置の種類を選択するためには、建物の周辺の情報を正確に入力する必要があり、情報の精度により誤った制振装置を選択する虞がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、予め、類似の構造特性を有する建造物を2つの要素により分解してマトリックスを構成し、このマトリックスの外郭に沿って位置する建造物を代表建造物の候補とし、その候補の中から所定の代表建造物を選択し、この代表建造物をシミュレーションにより地震応答解析を行って必要減衰量を算定することにより、代表建造物以外の建造物に対して地震応答解析を省略することが可能となり、シミュレーションの時間とコストを削減すると共に、制振部材の数と配置位置を精度良く決定することができる設計シミュレーションシステム及び方法を提供することを目的とする。
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、振動を吸収する制振部材を備えた建造物の設計シミュレーションシステムであって、耐震要素を使用した建造物の剛性、重量、耐力に係る特性値を算定する特性値算定手段と、所定の地震波を与えた時に該建造物の設計目標を満足する必要減衰量を算定する必要減衰量算定手段と、該必要減衰量算定手段により算定された必要減衰量に基づいて該建造物に必要な制振部材数を算定する制振部材数算定手段と、該制振装置数算定手段により算定された数の制振部材を該建造物のどの位置に配置するかを決定する制振部材配置位置決定手段と、該制振部材配置位置決定手段により決定した配置位置により該建造物の偏心率が適正な値になるか否かを判定する偏心率判定手段と、を備え、類似の構造特性を有する複数の建造物の中から予め選択された複数の代表建造物についての特性値を前記特性値算定手段により夫々算定し、前記必要減衰量算定手段により必要減衰量を夫々算定し、算定された前記特性値及び前記必要減衰量に基づいて前記制振部材数算定手段により前記代表建造物以外の建造物に使用する制振部材の数を算定し、前記制振部材配置位置決定手段により配置位置を夫々決定することを特徴とする。
制振部材を建造物に設置するためには、建造物の必要減衰量を予め知る必要がある。この必要減衰量を算定するためには、建造物に所定の地震波を与えて、地震応答解析を行わなければならない。従って、基本的には各建造物ごとに地震応答解析を行う必要がある。しかし、類似の構造特性を有する建造物の場合は、代表建造物の地震応答解析の結果を反映すれば、他の建造物との間に必要減衰量に大きな誤差が出ないことが知られている。そこで本発明では、類似の構造特性を有する複数の建造物の中から予め選択された複数の代表建造物に対して特性値と必要減衰量を夫々算定し、算定された特性値及び必要減衰量に基づいて、代表建造物以外の建造物に使用する制振部材の数を算定し、配置位置を夫々決定する。これにより、代表建造物以外の建造物に対して地震応答解析を省略することが可能となり、シミュレーションの時間とコストを削減すると共に、制振部材の数と配置位置を精度良く決定することができる。
請求項2は、前記特性値算定手段により算定された建造物の剛性をK、質量をM、ω=(K/M)1/2、前記必要減衰量算定手段により算定された減衰定数をh、とした場合、必要減衰係数Creqを、Creq=2h/ω・Kにより求め、前記制振部材の個別減衰係数をCとした場合、必要制振部材数nをn≧Creq/Cにより求めることを特徴とする。
建造物の代表的な特性として、剛性、質量、耐力がある。この中で剛性をK、質量をMとしたとき、ω=(K/M)1/2と表せる。また、必要減衰量算定手段により算定された減衰定数をhとした場合、必要減衰係数CreqはCreq=2h/ω・Kにより求められる。従って、建造物全体の必要減衰係数Creqが求められれば、制振部材1つの減衰係数Cで除算することにより、必要な制振部材の数nが求められる。これにより、代表建造物のシミュレーションにより求めた減衰定数hから容易に必要減衰係数Creqと制振部材の数nを求めることができる。
請求項3は、前記nを偶数とし、且つ、X,Y方向共に同数前記制振部材を配置することを特徴とする。
建造物の床平面の形は一般的に矩形である。従って制振部材の数nが求まれば、その制振部材をバランスよく配置するために、数は偶数であることが好ましい。また、建造物の偏心率を少なくするためには、制振機能をバランスよく機能させることが重要である。従って、座標的にX,Y方向には同数制振部材を配置することが好ましい。これにより、建造物に制振部材を配置した場合に、偏心率を可能な限り抑えることができる。
請求項4は、前記建造物を複数の要素に分解してマトリックスを構成し、該マトリックスの外郭に沿って位置する建造物を前記代表建造物の候補とすることを特徴とする。
本発明では、地震応答解析のシミュレーション回数を省略するために、代表建造物を選択する。その一つの方法として、類似の構造特性を有する建造物を2つの要素に分解してマトリックスを構成し、このマトリックスの外郭に沿って位置する建造物を代表建造物の候補とする。従って、マトリックスの外郭の内部に分布する建造物は、必ず代表建造物の何れかに包含される。これにより、マトリックス内部の対象建造物の地震応答解析を省略することができる。
請求項5は、複数の建造物の応答解析結果より得られた固有周期Tと減衰定数hの関係をプロットし、該プロットの集合から前記固有周期Tと減衰定数hの関係をh=αT−β(α、βは定数)と近似式を算定し、建造物の必要減衰定数hreqを、該建造物の固有周期Tに対する前記近似式の交点から得られる減衰定数hとすることを特徴とする。
近似式は必ずプロットした値より減衰定数hが大きくなるように決定される。従って、1つの建造物の固有周期Tが分かれば、そのTと近似式の交点の減衰定数hが求まる。求まった減衰定数hは必ず建造物が必要とする減衰定数hreqより大きくなる。これにより、単純な手法により最適な必要減衰定数hreqを求めることができる。
請求項6は、振動を吸収する制振部材を備えた建造物の設計シミュレーション方法であって、耐震要素を使用した建造物の剛性、重量、耐力に係る特性値を算定する特性値算定手段と、所定の地震波を与えた時に該建造物の設計目標を満足する必要減衰量を算定する必要減衰量算定手段と、該必要減衰量算定手段により算定された必要減衰量に基づいて該建造物に必要な制振部材数を算定する制振部材数算定手段と、該制振部材数算定手段により算定された数の制振部材を該建造物のどの位置に配置するかを決定する制振部材配置位置決定手段と、該制振部材配置位置決定手段により決定した配置位置により該建造物の偏心率が適正な値になるか否かを判定する偏心率判定手段と、を備え、類似の構造特性を有する複数の建造物の中から予め選択された複数の代表建造物についての特性値を前記特性値算定手段により夫々算定し、前記必要減衰量算定手段により必要減衰量を夫々算定し、算定された前記特性値及び前記必要減衰量に基づいて前記制振部材数算定手段により前記代表建造物以外の建造物に使用する制振部材の数を算定し、前記制振部材配置位置決定手段により配置位置を夫々決定することを特徴とする。
本発明は請求項1と同様の作用効果を奏する。
請求項7は、前記特性値算定手段により算定された建造物の剛性をK、質量をM、ω=(K/M)1/2、前記必要減衰量算定手段により算定された減衰定数をh、とした場合、必要減衰係数Creqを、Creq=2h/ω・Kにより求め、前記制振部材の個別減衰係数をCとした場合、必要制振装置数nをn≧Creq/Cにより求めることを特徴とする。
本発明は請求項2と同様の作用効果を奏する。
請求項8は、前記nを偶数とし、且つ、X,Y方向共に同数前記制振装置を配置することを特徴とする。
本発明は請求項3と同様の作用効果を奏する。
請求項9は、前記建造物を複数の要素に分解してマトリックスを構成し、該マトリックスの外郭に沿って位置する建造物を前記代表建造物の候補とすることを特徴とする。
本発明は請求項4と同様の作用効果を奏する。
請求項10は、請求項6乃至9の何れか一項に記載の設計シミュレーション方法をコンピュータが制御可能にプログラミングしたことを特徴とする。
本発明によれば、本発明の設計シミュレーション方法をコンピュータが制御可能なOSに従ってプログラミングすることにより、そのOSを備えたコンピュータであれば同じ処理方法により制御することができる。
請求項11は、請求項10に記載の設計シミュレーションプログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする。
本発明によれば、設計シミュレーションプログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録媒体に記録することにより、この記録媒体を持ち運ぶことにより何処でもプログラムを稼動することができる。
本発明によれば、類似の構造特性を有する複数の建造物の中から予め選択された複数の代表建造物に対して特性値と必要減衰量を夫々算定し、算定された特性値及び必要減衰量に基づいて、代表建造物以外の建造物に使用する制振部材の数を算定し、配置位置を夫々決定するので、代表建造物以外の建造物に対して地震応答解析を省略することが可能となり、シミュレーションの時間とコストを削減すると共に、制振部材の数と配置位置を精度良く決定することができる。
また、建造物全体の必要減衰係数Creqが求められれば、制振部材1つの減衰係数Cで除算することにより、必要な制振部材の数nが求められるので、代表建造物のシミュレーションにより求めた減衰定数hから容易に必要減衰係数Creqと制振装置の数nを求めることができる。
また、nを偶数とし、且つ、X,Y方向共に同数制振部材を配置するので、建造物に制振部材を配置した場合に、偏心率を可能な限り抑えることができる。
また、対象となる建造物を2つの要素に分解してマトリックスを構成し、このマトリックスの外郭に沿って位置する建造物を代表建造物の候補とするので、マトリックス内部の対象建造物の地震応答解析を省略することができる。
また、本発明の設計シミュレーション方法をコンピュータが制御可能なOSに従ってプログラミングすることにより、そのOSを備えたコンピュータであれば同じ処理方法により制御することができる。
また、設計シミュレーションプログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録媒体に記録することにより、この記録媒体を持ち運ぶことにより何処でもプログラムを稼動することができる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明の設計シミュレーションシステム100の機能ブロック図である。この設計シミュレーションシステム100は、建造物の振動を吸収する制振装置を備えた建造物の設計シミュレーション装置であって、フレーム、パネル、ユニット等の耐震要素1を使用した建造物の剛性、重量、耐力に係る特性値を算定する特性値算定手段2と、所定の地震波3を与えた時に建造物の設計目標を満足する必要減衰量hを算定する必要減衰量算定手段4と、必要減衰量算定手段4により算定された必要減衰量hに基づいて建造物に必要な制振部材数nを算定する制振部材数算定手段6と、制振部材数算定手段6により算定された数nの制振部材を建造物のどの位置に配置するかを決定する制振部材配置位置決定手段7と、制振部材配置位置決定手段7により決定した配置位置により建造物の偏心率が適正な値になるか否かを判定する偏心率判定手段8と、を備えて構成されている。尚、制振部材配置位置決定手段7は、偏心率判定手段8によりフィードバックがかかり、偏心率が適正な値でない場合は、再度、制振部材の配置をし直すように構成されている。
そして、類似の構造特性を有する複数の建造物の中から予め選択された複数の代表建造物に対して特性値算定手段2により特性値を夫々算定する。また、必要減衰量算定手段4により必要減衰量を夫々算定し、算定された特性値及び必要減衰量に基づいて、制振装置数算定手段6により代表建造物以外の建造物に使用する制振部材の数を算定し、制振部材配置位置決定手段7により配置位置を夫々決定する。尚、本実施形態では各手段をハードウェアにより構成しているが、コンピュータ等の情報処理装置により、各手段をソフトウェアにより構成してプログラムの手順により各機能を実行するようにしても良い。
即ち、制振部材を建造物に設置するためには、建造物の必要減衰量hを予め知る必要がある。この必要減衰量hを算定するためには、建造物に所定の地震波3を与えて、地震応答解析を行わなければならない。従って、基本的には各建造物ごとに地震応答解析を行う必要がある。しかし、類似の構造特性を有する建造物の場合は、代表建造物の地震応答解析の結果を反映すれば、他の建造物との間に必要減衰量hに大きな誤差が出ないことが知られている。そこで本実施形態では、類似の構造特性を有する複数の建造物の中から予め選択された複数の代表建造物に対して特性値と必要減衰量を夫々算定し、算定された特性値及び必要減衰量に基づいて、代表建造物以外の建造物に使用する制振部材の数nを算定し、配置位置を夫々決定する。これにより、代表建造物以外の建造物に対して地震応答解析を省略することが可能となり、シミュレーションの時間とコストを削減すると共に、制振部材の数と配置位置を精度良く決定することができる。
図2は代表建造物を選択する一例を示すマトリックス50の図である。例えば、類似の構造特性を有する複数の建造物が2階建てと仮定すると、縦軸に1階の重量W1(屯:t)を表し、横軸に2階の重量W2(t)を表し、各建造物が×印のように分布しているものとする。例えば、建造物aは1階の重量が5tで2階の重量が5tであり、比較的小型の総2階の建造物であることが分かる。また、建造物cは、1階の重量が27tで2階の重量が5tであり、1階の建屋面積が大きく、2階の建屋面積が小さいことが分かる。また、建造物eは、1階の重量が35tで2階の重量も35tであり、比較的大型の総2階の建造物であることが分かる。このように類似の構造特性を有する全ての建造物の1階と2階の建造物の重量をマトリックス50上にプロットすることにより、図のような分布ができる。そして、マトリックス50の外郭11上に沿って位置する建造物a〜fを代表建造物の候補とし、その中から代表建造物を選択する(実際には、1000棟の中から20棟位を選択する)。尚、マトリックス50を構成する要素として1階と2階の重量を選んだが、これに限らず、間口の大きさと戸並び数を要素としてマトリックスを構成しても良い。
即ち、本実施形態では、地震応答解析の回数を省略するために、代表建造物を選択する。その一つの方法として、類似の構造特性を有する全ての建造物(対象建造物)を2つの要素に分解してマトリックス50を構成し、このマトリックス50の外郭11に沿って位置する建造物a〜fを代表建造物の候補とする。従って、マトリックス50の外郭の内部に分布する建造物は、必ず代表建造物a〜fの何れかに包含される。これにより、マトリックス50内部の対象建造物の地震応答解析を省略することができる。
図3は固有周期Tと等価減衰定数hの関係式を算定する方法を説明する図である。図3(a)は、桁方向(X方向)の減衰定数hと固有周期の関係をプロットした図である。縦軸に減衰定数h、横軸に固有周期Tを表す。この図では、a〜fまでの建造物をプロットした図である。そして、各プロットを包含するように直線51を引くと、その直線の近似式がh=0.4T−0.144になったと仮定する。ここで、例えばa点の建造物の必要減衰量hreqを求める場合は、a点から引いた垂線が直線51と交わる点Pとすると、P点の減衰定数hは約0.03となる。従って、本来プロットしたときの建造物aの減衰定数hは約0.015であるが、本発明の手法で求めた減衰定数は2倍の0.03となり、この値が建造物aの必要減衰定数hreqとなる。このように、求まった必要減衰定数hreqは必ず建造物aが必要とする減衰定数hより大きくなる。これにより、単純な手法により最適な必要減衰定数hreqを求めることができる。他の建造物についても同様である。
図3(b)は妻方向(Y方向)の減衰定数hと固有周期の関係をプロットした図である。当然直線52の勾配が異なるが、基本的に図3(a)と考え方は同様であるので、説明を省略する。
図4は本発明の設計シミュレーションシステム100の動作を説明するフローチャートである。尚、このフローチャートは、図2の実施形態で説明した代表建造物の必要減衰量hを求めるフローチャートである。図1を参照して説明する。まず、フレーム、パネル、ユニット等の耐震要素1を決定する(S1)。これらの耐震要素1は建造物のプランが決定されると必然的に決まる要素である。次に、ステップS1で決定された耐震要素1を使用した建造物の剛性、重量、耐力に係る特性値を特性値算定手段2により算定する(S2)。ここで、算定された特性値に制限を与えるために、固有周期Tを所定の値(例えば0.4秒)以下になるようにステップS2を繰り返す(S3)。ステップS3で固有周期Tが所定の値になるように特性値が算定されると(S3でYES)、所定の地震波3を与えた時に建造物の設計目標を満足する必要減衰量h(減衰定数)を算定する(S4)。次に、必要減衰量算定手段4により算定された必要減衰量hに基づいて建造物に必要な制振部材数nを算定する(S5)。ここで、建造物の代表的な特性として、剛性、質量、耐力がある。この中で剛性をK、質量をMとしたとき、ω=(K/M)1/2と表せる。また、必要減衰量算定手段4により算定された減衰定数をhとした場合、必要減衰係数CreqはCreq=2h/ω・Kにより求められる。従って、建造物全体の必要減衰係数Creqが求められれば、制振部材1つの減衰係数Cで除算することにより、必要な制振部材の数nが求められる。これにより、代表建造物のシミュレーションにより求めた減衰定数hから容易に必要減衰係数Creqと制振装置の数nを求めることができる。
次に、制振部材の数nが決定すると、代表建造物に制振部材を配置する(S6)。そのとき、制振部材の数nを偶数とし、且つ、X,Y方向共に同数配置する。即ち、建造物の床平面の形は一般的に矩形である。従って制振部材の数nが求まれば、その制振部材をバランスよく配置するために、数は偶数であることが好ましい。ここで、制振部材を配置する位置は、代表建造物の偏心が最小になるように配置されなければならない。そこで偏心率を例えば5%以下か否かをチェックして(S7)、5%以下でなければ(S7でNO)ステップS6に戻って配置をやり直す。即ち、建造物の偏心率を少なくするためには、制振機能をバランスよく機能させることが重要である。従って、座標的にX,Y方向には同数制振部材を配置することが好ましい。これにより、建造物に制振部材を配置した場合に、偏心率を可能な限り抑えることができる。
図5は代表建造物により算定した必要減衰量hに基づいて、類似の構造特性を有する他の建造物の制振部材の数nと配置を決定する動作を説明するフローチャートである。図3のステップS1〜S4により算定した必要減衰量hに基づいてCreq=2h/ω・Kを計算して、制振部材1つの減衰係数Cで除算することにより必要制振部材の数nを算定する(S10)。次に、制振部材の数nが決定すると、代表建造物に制振部材を配置する(S11)。そのとき、制振部材の数nを偶数とし、且つ、X,Y方向共に同数配置する。即ち、建造物の床平面の形は一般的に矩形である。従って制振部材の数nが求まれば、その制振部材をバランスよく配置するために、数は偶数であることが好ましい。ここで、制振部材を配置する位置は、代表建造物の偏心が最小になるように配置されなければならない。そこで偏心率を例えば5%以下か否かをチェックして(S12)、5%以下でなければ(S12でNO)ステップS11に戻って配置をやり直す。
このように、本実施形態によれば、図3のステップS1〜S4を省略して制振装置の数nと配置を決定することができる。
本発明の設計シミュレーションシステム100の機能ブロック図である。 代表建造物を選択する一例を示すマトリックス50の図である。 固有周期Tと等価減衰定数hの関係式を算定する方法を説明する図である。 本発明の設計シミュレーションシステム100の動作を説明するフローチャートである。 代表建造物により算定した必要減衰量hに基づいて、類似の構造特性を有する他の建造物の制振部材の数nと配置を決定する動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 耐震要素、2 特性値算定手段、3 地震波、4 必要減衰量算定手段、5 制振部材性能、6 制振部材数算定手段、7 制振装置配置位置決定手段、8 偏心率判定手段、50 マトリックス、100 設計シミュレーションシステム

Claims (11)

  1. 振動を吸収する制振部材を備えた建造物の設計シミュレーションシステムであって、
    耐震要素を使用した建造物の剛性、重量、耐力に係る特性値を算定する特性値算定手段と、所定の地震波を与えた時に該建造物の設計目標を満足する必要減衰量を算定する必要減衰量算定手段と、該必要減衰量算定手段により算定された必要減衰量に基づいて該建造物に必要な制振部材数を算定する制振部材数算定手段と、該制振部材数算定手段により算定された数の制振部材を該建造物のどの位置に配置するかを決定する制振部材配置位置決定手段と、該制振部材配置位置決定手段により決定した配置位置により該建造物の偏心率が適正な値になるか否かを判定する偏心率判定手段と、を備え、
    類似の構造特性を有する複数の建造物の中から予め選択された複数の代表建造物についての特性値を前記特性値算定手段により夫々算定し、前記必要減衰量算定手段により必要減衰量を夫々算定し、算定された前記特性値及び前記必要減衰量に基づいて前記制振部材数算定手段により前記代表建造物以外の建造物に使用する制振部材の数を算定し、前記制振部材配置位置決定手段により配置位置を夫々決定することを特徴とする設計シミュレーションシステム。
  2. 前記特性値算定手段により算定された建造物の剛性をK、質量をM、ω=(K/M)1/2、前記必要減衰量算定手段により算定された減衰定数をh、とした場合、必要減衰係数Creqを、Creq=2h/ω・Kにより求め、前記制振部材の個別減衰係数をCとした場合、必要制振部材数nをn≧Creq/Cにより求めることを特徴とする請求項1に記載の設計シミュレーションシステム。
  3. 前記nを偶数とし、且つ、X、Y方向共に同数前記制振部材を配置することを特徴とする請求項1又は2に記載の設計シミュレーションシステム。
  4. 前記建造物を複数の要素に分解してマトリックスを構成し、該マトリックスの外郭に沿って位置する建造物を前記代表建造物の候補とすることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の設計シミュレーションシステム。
  5. 複数の建造物の応答解析結果より得られた固有周期Tと減衰定数hの関係をプロットし、該プロットの集合から前記固有周期Tと減衰定数hの関係をh=αT−β(α、βは定数)と近似式を算定し、建造物の必要減衰定数hreqを、該建造物の固有周期Tに対する前記近似式の交点から得られる減衰定数hとすることを特徴とする請求項1に記載の設計シミュレーションシステム。
  6. 振動を吸収する制振部材を備えた建造物の設計シミュレーション方法であって、
    耐震要素を使用した建造物の剛性、重量、耐力に係る特性値を算定する特性値算定手段と、所定の地震波を与えた時に該建造物の設計目標を満足する必要減衰量を算定する必要減衰量算定手段と、該必要減衰量算定手段により算定された必要減衰量に基づいて該建造物に必要な制振部材数を算定する制振部材数算定手段と、該制振装置数算定手段により算定された数の制振部材を該建造物のどの位置に配置するかを決定する制振部材配置位置決定手段と、該制振装置配置位置決定手段により決定した配置位置により該建造物の偏心率が適正な値になるか否かを判定する偏心率判定手段と、を備え、
    類似の構造特性を有する複数の建造物の中から予め選択された複数の代表建造物についての特性値を前記特性値算定手段により夫々算定し、前記必要減衰量算定手段により必要減衰量を夫々算定し、算定された前記特性値及び前記必要減衰量に基づいて前記制振部材数算定手段により前記代表建造物以外の建造物に使用する制振部材の数を算定し、前記制振部材配置位置決定手段により配置位置を夫々決定することを特徴とする設計シミュレーション方法。
  7. 前記特性値算定手段により算定された建造物の剛性をK、質量をM、ω=(K/M)1/2、前記必要減衰量算定手段により算定された減衰定数をh、とした場合、必要減衰係数Creqを、Creq=2h/ω・Kにより求め、前記制振部材の個別減衰係数をCとした場合、必要制振部材数nをn≧Creq/Cにより求めることを特徴とする請求項6に記載の設計シミュレーション方法。
  8. 前記nを偶数とし、且つ、X、Y方向共に同数前記制振部材を配置することを特徴とする請求項6又は7に記載の設計シミュレーション方法。
  9. 前記建造物を複数の要素に分解してマトリックスを構成し、該マトリックスの外郭に沿って位置する建造物を前記代表建造物の候補とすることを特徴とする請求項6、7又は8に記載の設計シミュレーション方法。
  10. 請求項6乃至9の何れか一項に記載の設計シミュレーション方法をコンピュータが制御可能にプログラミングしたことを特徴とする設計シミュレーションプログラム。
  11. 請求項10に記載の設計シミュレーションプログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする記録媒体。
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