JP2009059010A - カード計数方法及びカード計数装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 カードを構成する基材材料の色、材質及び基材材料の積層構成に依存すること無く、正確にカード枚数を計数することができるカード計数方法及び装置を提供することである。
【解決手段】 底面19の下面に設置した測長部17を駆動部18で、カード収納部11のカードを傾斜整列させる方向の、一方の端部から他方の端部に移動させ、前記底面19の開口部20から露出している前記凹凸形状から描写線を得るように構成する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、磁気ストライプカード、ICカード等のカード類の枚数を計数する方法、及びそのカード計数装置に関するものである。
近年、会員カード、キャッシュカード、クレジットカード、プリペイドカード、乗車定期券、電子マネー等のカードが一般に使用されており、中でも磁気ストライプカードやICカード等のプラスチックカードが、その利便性及び耐久性の面から様々な分野で使用され、幅広く普及してきている。
プラスチックカードは、一般にPVC(硬質塩化ビニル)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PET-G(非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー)等の無色透明な材料から成る透明樹脂シートや白色樹脂シート、すなわち白色、あるいは乳白色材料からなる不透明なシートを単体または組み合わせて基材とし、必要に応じて必要な層を積層して作られている。
図1(a)は、一般的なプラスチックカードの構成を示す分解斜視図であり、図1(b)は、一般的なプラスチックカードの厚みを成す面を示す図であり、基材となる白色樹脂シート層1の上にデザイン印刷層2を設け、更にデザイン印刷層2の上に熱転写印刷機能、昇華印刷機能、あるいはサーマルリライト機能を備えた保護層3を設けている。また、白色樹脂シート層1の下面には注意書き等の印刷を施した文字印刷層4が設けられている。
図2(a)は、一般的なプラスチックカードの使用前の外観を示す斜視図であり、図1に示すカード構造と同じ構造である。図2(b)は、一般的なプラスチックカードの使用時の外観を示す斜視図であり、保護層3の上に、各種印刷方式を用いて氏名、使用期限、管理番号等の後印刷層6を印刷している。
上述のようにプラスチックカード基材として一般的に白色樹脂シートが用いられているが、これは印刷の色を鮮明に出す為には下地の色が白色である事が好ましいからである。
ここで、プラスチックカード5の厚さはJIS規格によれば680μmから840μmであり、一般的に780μmが多く用いられている。デザイン印刷層2、保護層3、及び文字印刷層4は約5〜10μmであり、白色樹脂シート層1は約770〜775μmである。デザイン印刷層2、保護層3、及び文字印刷層4は、白色樹脂シート層1に対し非常に薄く、白色樹脂シート層1がプラスチックカード5の厚みを成す面に占める割合は大きく、プラスチックカード5の厚みを成す面を目視した場合、白色と認識できる。
従来、カードの厚みを成す面が白色認識できる複数枚のカードに対し、その厚みを成す面を光学的に走査する時、1枚1枚の厚みを成す面は明るく、カード間の隙間は暗く見える事を利用し、計数対象となる複数枚のカードに対して相対的に移動しながらカード厚みを成す面に光を照射し、そのカードからの反射光の強弱を電気信号に変換してカード枚数を計数する方法及び装置が知られており、このようなカード計数方法及び装置は、例えば特許文献1に示されている。
ところで、近年これらのプラスチックカードの内、キャッシュカード、クレジットカード等に代表されるような分野において、セキュリティーを重視する傾向が強まりカード構造においても偽造防止の工夫が様々施されている。
図3(a)は、偽造防止カードの一例を示す分解斜視図であり、図3(b)は、偽造防止カードの厚みを成す面を示す図であり、偽造防止対策7を透明樹脂シート層8a、8b及び白色樹脂シート層1a、1bで挟み積層し、白色樹脂シート層1aの上にデザイン印刷層2を設け、更に前記デザイン印刷層2の上に保護層3を設けている。また、白色樹脂シート層1bの下面には注意書き等の印刷を施した文字印刷層4が設けられ、偽造防止カード9を構成している。近年、このような構造を有するカードが普及してきている。
偽造防止カード9の厚みを成す面は、上層から保護層3、デザイン印刷層2、白色樹脂シート層1a、透明樹脂シート層8a、8b、白色樹脂シート層1bからなる。カード厚さ面に光を照射した場合、白色樹脂シート層1a、1bからは一定の反射光が得られるが、透明樹脂シート層8a、8bは光を吸収・透過してしまい反射光が殆ど得られず、偽造防止カード9を複数枚重ねた場合に透明樹脂シート層8a、8bの部分と図示しない他の偽造防止カードとの隙間の区別がつきにくく、上述のようにカードからの反射光の強弱を電気信号に変換してカード枚数を計数する方法及び装置では、1枚のカードを分離判断する事が困難であるという問題があった。
この問題に対し、カードに気体を吹付けてカード間の隙間を大きくすることで、反射光の強弱を明確にする方法もあるが、凹凸のない平滑な表面のカード同士が整列している場合にはカード同士が密着状態になり、気体をカードに吹付けてカードを分離させる事が難しく、計数間違いが発生している。このような技術は例えば特許文献2に開示されている。
また、プラスチックカードは積層したシートをカード状に打ち抜いて作成するのが一般的であり、前記偽造防止カード9のように透明樹脂シートを積層したプラスチックカードを打ち抜く場合、プラスチックカードの厚みを成す面の透明樹脂シート部分が薄白く曇る場合がある。更に透明樹脂シート部分に発生する曇りは一様ではなく、この曇り部分から白色樹脂シートに近い反射光が得られる場合があり、計数を誤る可能性があった。
特開2000−048165号公報 特開2001−319215号公報
本発明の課題は、カードを構成する基材材料の色、材質及び基材材料の積層構成に依存すること無く、正確にカード枚数を計数することができるカード計数方法及び装置を提供することである。
本発明は、本発明者が実験により見出した、複数枚整列させ傾けた時にできるカード厚みを成す面の凹凸形状を描写して得た描写線から、描写線上の任意の変異点を始点として前記任意の変曲点から2つ目の変曲点までを1枚のカードであると判断し、カード枚数を計数するものである。すなわち、従来技術のカード厚みを成す面からの反射光の強弱を電気信号に変換する必要が無い為、カードを構成する基材材料の色、材質及び基材材料の積層構成に影響を受けないという知見に基づくものである。
本発明によれば、複数のカードの表面または裏面を接触させて、前記カードの厚みを成す第1の面が、予め用意した平面に接するように載置して、枚数を数える前記カードの計数方法であって、前記カードは前記表面または裏面が、前記平面と直交しないように傾斜載置され、前記カードの厚みを成す第1の面、または前記第1の面に対向する、前記カードの厚みを成す第2の面の集合体が形成する凹凸形状を、形状描写手段により描写し、前記描写によって得た描写線上の任意の変曲点を始点として前記任意の変曲点から2つ目の変曲点までを、1枚の前記カードであると判断することを特徴とするカード計数方法が得られる。
本発明によれば、前記カードの表面または裏面と、前記平面の成す角度が45度以上60度以下に傾斜載置される事を特徴とするカード計数方法が得られる。
本発明によれば、前記形状描写手段は、前記凹凸形状までの距離を定点または、前記平面と対向する面内を直線移動しながら測定して、前記描写線を得ることを特徴とするカード計数方法が得られる。
本発明によれば、前記形状描写手段は、触針式、レーザー方式または超音波方式のうちのいずれかの測長方法を用いてなることを特徴とするカード計数方法が得られる。
本発明によれば、複数のカードの表面または裏面を接触させて、前記カードの厚みを成す面が底面に接触するように載置し、前記カードを傾斜整列させる手段を有するカード収納部と、前記底面に設けられた開口部から露出する前記厚みをなす面の集合体が形成する凹凸形状を描写する測長部と、前記カード収納部の前記カードを傾斜整列させる方向の、一方の端部から他方の端部に前記測長部を移動させる駆動部と、前記測長部が描写した凹凸形状を解析する形状解析部と、前記形状解析部の解析結果から得た情報を計数するカウンタからなり、前記凹凸形状を描写して得た、描写線上の任意の変曲点を始点として、前記任意の変曲点から2つ目の変曲点までを1枚の前記カードであると判断することを特徴とするカード計数装置が得られる。
本発明によれば、カードの厚みを成す面からの反射光の強弱から1枚のカードを判断するのでは無く、カードの厚みを成す面の描写形状を分析して1枚のカードを特定し計数するカード計数方法及び装置が得られ、カードを構成する基材材料の色、材質及び基材材料の積層構成によること無く、正確にカード枚数を計数することが可能となる。
本発明によるカードの計数方法は、例えば、透明樹脂シート及び白色樹脂シートを積層してなるプラスチックカードを複数枚束ね、平面にカードの厚みを成す面を接するようにして立て、更に前記複数枚束ねたプラスチックカードの厚みを成す面の集合体の形状がほぼ均等な凹凸形状になるように、前記複数枚束ねたプラスチックカードを平面に対してカード表面あるいは裏面を倒す。
プラスチックカードの厚みを成す面は、カード長手方向の対向する2面とカード短手方向の対向する2面の4面からなるが、前記複数枚束ねたプラスチックカードの集合体を傾けた状態で整列保持することを考慮すればカード長手方向の面を用いるのが良く、カード長手方向の対向する2面の内の一方を厚みを成す第一の面とし、対向するもう一方の面を厚みを成す第二の面とするのが好ましい。
また、プラスチックカードの傾斜角度を適切に調整する事により、複数枚束ねたプラスチックカードの厚みを成す第一の面の集合体が形成する凹凸形状及び厚みを成す第二の面の集合体が形成する凹凸形状をほぼ均等な凹凸形状にすることができ、カード枚数をより正確に計数できる。実験の結果から、カードの傾斜角度は45度以上60度以下にあるのが好ましい。
次に、前記厚みを成す第一の面の集合体が形成する凹凸形状、または厚みを成す第二の面の集合体が形成する凹凸形状までの距離を形状描写手段が定点または、前記平面と対向する面内を直線移動しながら測定して描写線を得る。
形状描写手段は、前記凹凸形状までの距離を連続して測定し、描写線が得られるものであれば、触針式、レーザー方式、超音波方式、いずれの方式でも良く、装置を設置するスペース等によって適宜選択するのが良い。装置の小型化を図るのであれば、レーザー方式の測長装置を用いるのが好ましい。
次に、前記形状描写手段によって得た描写線上で一番初めの変曲点を始点とし、前記任意の変曲点から2つ目の変曲点までを1枚のカードとし、更に前記2つ目の変曲点を新たな変曲点の始点とし、前記新たな変曲点の始点から2つ目の変曲点までを1枚のカードとする。以降前述と同様に前記2つ目の変曲点を新たな変曲点の始点として前記新たな変曲点の始点から2つ目の変曲点までを1枚のカードと判断することを繰り返し、前記描写線からカードを計数する。
本発明によるカードの計数装置は、上述の複数枚束ねたプラスチックカードの厚みを成す第一の面が接する平面を成す底面と、上述の複数枚束ねたプラスチックカードの表面または裏面が接する前記底面に対し傾斜角度を持つ側壁を設けた箱状のカード収納部に、上述の複数枚束ねたプラスチックカードを載置し、前記底面に対し前記側壁と同一の傾斜角度のカード押さえ面を持つカード押さえ用ブロックを、前記数枚束ねたプラスチックカードの表面または裏面に前記カード押さえ面を接して整列させ、プラスチックカードの傾斜角度を適切に調整し、複数枚束ねたプラスチックカードの厚みを成す第一の面の集合体が形成する凹凸形状及び厚みを成す第二の面の集合体が形成する凹凸形状をほぼ均等な凹凸形状にすることができる。実験の結果から、前記側壁と前記カード押さえ用ブロックのカード押さえ面の傾斜角度は45度以上60度以下にあることが好ましい。
前記底面には開口部があり、前記複数枚束ねたプラスチックカードの厚みを成す第一の面の集合体が形成する凹凸形状が露出しており、駆動モーターに取り付けられた駆動ベルトによって移動ベルトが駆動し、移動ベルト上に設置された測長部が前記カード収納部の前記カードを傾斜整列させる方向の、一方の端部から他方の端部に移動し、前記凹凸形状を描写し描写線を得る。
次に、形状解析部で前記描写線上で一番初めの変曲点を始点とし、前記任意の変曲点から2つ目の変曲点までを1枚のカードとし、更に前記2つ目の変曲点を新たな変曲点の始点とし、前記新たな変曲点の始点から2つ目の変曲点までを1枚のカードと判断する。以降前述と同様に前記2つ目の変曲点を新たな変曲点の始点として前記新たな変曲点の始点から2つ目の変曲点までを1枚のカードと判断することを繰り返し、カウンタで計数する。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
(実施例1)
図4は、本発明のカード計数装置を示す図で、図4(a)はカード計数装置の構成図、図4(b)はカード収納部を示す斜視図である。
本発明によるカードの計数装置は、平面を成し開口部20を具備する底面19と前記底面19に対し傾斜角度を持つ側壁13を設けたカード収納部11、前記底面19に対し前記側壁13と同一の傾斜角度のカード押さえ面を持つカード押さえ用ブロック12、カードの厚みを成す第一の面の集合体が形成する凹凸形状を描写する測長部17、前記測長部17を移動させる為の移動ベルト14と駆動ベルト15及び駆動モーター16からなる駆動部18、描写した描写線からカード1枚1枚を判断する描写形状解析部23、前記描写形状解析部23で判断したカード枚数を計数するカウンタ21からなる。
前記底面19に対し前記側壁13がとる傾斜角度を55度とし、同様に前記カード押さえ用ブロック12のカード押さえ面の前記底面19に対する傾斜角度も55度とした。
複数枚束ねたプラスチックカードを厚みを成す第一の面が前記底面19に接するようにして前記カード収納部11内に立て、前記側壁13に前記複数枚束ねたプラスチックカードの表面あるいは裏面を接するようにして傾け、前記複数枚束ねたプラスチックカードのもう一方の表面あるいは裏面を前記カード押さえ用ブロック12のカード押さえ面で押さえ、前記複数枚束ねたプラスチックカードの厚みを成す第一の面の集合体が形成する凹凸形状及び厚みを成す第二の面の集合体が形成する凹凸形状をほぼ均等な凹凸形状にすることができた。
次に、前記底面19の下面に設置した前記測長部17を前記駆動部18で、前記カード収納部11の前記カードを傾斜整列させる方向の、一方の端部から他方の端部に移動させ、前記底面19の前記開口部20から露出している前記凹凸形状から描写線を得た。
次に、前記描写線を描写形状解析部23で、前記描写線上で一番初めの変曲点を始点とし、前記任意の変曲点から2つ目の変曲点までを1枚のカードとし、更に前記2つ目の変曲点を新たな変曲点の始点とし、前記新たな変曲点の始点から2つ目の変曲点までを1枚のカードと判断し、以降前述と同様に前記2つ目の変曲点を新たな変曲点の始点として前記新たな変曲点の始点から2つ目の変曲点までを1枚のカードと判断することを繰り返し、カウンタ21でカード枚数を計数した。
(実施例2)
図5は、上述実施例1の測長部17が触針式測長部である本発明の実施例を説明する図である。
図5の矢印Aが指し示す図は、本発明の効果を測定評価する為に用いたプラスチックカードの厚みを成す面を示す図で、偽造防止カード9a、9bは、図3(b)に示した偽造防止カード9と同様の構造であり、透明樹脂シート層8a、8b、8c、8d、白色樹脂シート層1a、1b、1c、1d、デザイン印刷層2a、2b、保護層3a、3b、注意書き等の印刷を施した文字印刷層4a、4bからなり、偽造防止カード9aは透明樹脂シート層8a、8bに曇り22があるカードを示しており、偽造防止カード9bは透明樹脂シート層8c、8dに曇り22がないカードを示している。
図5の矢印Bが指し示す図は、前記触針式測長部で得られた描写形状を示す図である。透明樹脂シート層8a、8bに曇り22がある偽造防止カード9aと透明樹脂シート層8c、8dに曇り22がない偽造防止カード9bとも同様な凹凸形状が得られ、描写線上の変曲点25aを始点とし、前記変曲点25aから1つ目の変曲点25bと、2つ目の変曲点25cを上述の描写形状解析部23で捉え、カード1枚と判断した。更に、前記2つ目の変曲点25cを始点とし、前記変曲点25cから1つ目の変曲点25dと、2つ目の変曲点25eを上述の描写形状解析部23で捉え、カード1枚と判断し、上述のカウンタ21でカード枚数を計数できた。つまり、透明樹脂シート層及び透明樹脂シート層に発生する曇りの影響を受けずにカード枚数を計数できた。
(実施例3)
図6は、上述実施例1の測長部17がレーザー方式測長部である本発明の実施例を説明する図である。
図6の矢印Aが指し示す図は、本発明の効果を測定評価する為に用いたプラスチックカードの厚みを成す面を示す図で、偽造防止カード9a、9bは、図3(b)に示した偽造防止カード9と同様の構造であり、透明樹脂シート層8a、8b、8c、8d、白色樹脂シート層1a、1b、1c、1d、デザイン印刷層2a、2b、保護層3a、3b、注意書き等の印刷を施した文字印刷層4a、4bからなり、偽造防止カード9aは透明樹脂シート層8a、8bに曇り22があるカードを示しており、偽造防止カード9bは透明樹脂シート層8c、8dに曇り22がないカードを示している。
図6の矢印Bが指し示す図は、前記レーザー方式測長部で得られた描写形状を示す図である。透明樹脂シート層8a、8bに曇り22がある偽造防止カード9aと透明樹脂シート層8c、8dに曇り22がない偽造防止カード9bとも同様な凹凸形状が得られ、描写線上の変曲点25aを始点とし、前記変曲点25aから1つ目の変曲点25bと、2つ目の変曲点25cを上述の描写形状解析部23で捉え、カード1枚と判断した。更に、前記2つ目の変曲点25cを始点とし、前記変曲点25cから1つ目の変曲点25dと、2つ目の変曲点25eを上述の描写形状解析部23で捉え、カード1枚と判断し、上述のカウンタ21でカード枚数を計数できた。つまり、透明樹脂シート層及び透明樹脂シート層に発生する曇りの影響を受けずにカード枚数を計数できた。
(実施例4)
図7は、上述実施例1の測長部17が超音波方式測長部である本発明の実施例を説明する図である。
図7の矢印Aが指し示す図は、本発明の効果を測定評価する為に用いたプラスチックカードの厚みを成す面を示す図で、偽造防止カード9a、9bは、図3(b)に示した偽造防止カード9と同様の構造であり、透明樹脂シート層8a、8b、8c、8d、白色樹脂シート層1a、1b、1c、1d、デザイン印刷層2a、2b、保護層3a、3b、注意書き等の印刷を施した文字印刷層4a、4bからなり、偽造防止カード9aは透明樹脂シート層8a、8bに曇り22があるカードを示しており、偽造防止カード9bは透明樹脂シート層8c、8dに曇り22がないカードを示している。
図7の矢印Bが指し示す図は、前記超音波方式測長部で得られた描写形状を示す図である。透明樹脂シート層8a、8bに曇り22がある偽造防止カード9aと透明樹脂シート層8c、8dに曇り22がない偽造防止カード9bとも同様な凹凸形状が得られ、描写線上の変曲点25aを始点とし、前記変曲点25aから1つ目の変曲点25bと、2つ目の変曲点25cを上述の描写形状解析部23で捉え、カード1枚と判断した。更に、前記2つ目の変曲点25cを始点とし、前記変曲点25cから1つ目の変曲点25dと、2つ目の変曲点25eを上述の描写形状解析部23で捉え、カード1枚と判断し、上述のカウンタ21でカード枚数を計数できた。つまり、透明樹脂シート層及び透明樹脂シート層に発生する曇りの影響を受けずにカード枚数を計数できた。
(実施例5)
表1は、上述実施例1において、前記底面19に対し前記側壁13がとる傾斜角度及び前記カード押さえ用ブロック12のカード押さえ面の前記底面19に対する傾斜角度を30度から70度の範囲で5度ずつ変え、つまり、前記偽造防止カード9a、9bの前記底面19に対する傾斜角度を30度から70度の範囲で5度ずつ変え、前記測長部17が触針式、レーザー方式、及び超音波方式の各方式で、前記偽造防止カード9a、9bを繰り返し計数し、計数正解率を算出したものである。実験の結果から前記底面19に対し前記偽造防止カード9a、9bがとる傾斜角度は45度以上60度以下が最適であることがわかった。
Figure 2009059010
(比較例)
図8は、カード計数装置の比較例を示す図で、図8(a)はカード計数装置の構成図、図8(b)はカード収納部を示す斜視図である。
比較例のカードの計数装置は、平面を成し開口部20を具備する底面19と前記底面19に対し直角である側壁113を設けたカード収納部111、前記底面19に対し直角であるカード押さえ面を持つカード押さえ用ブロック112、カードに射光しカードからの反射光を受光するフォトセンサ10、前記測長部17を移動させる為の移動ベルト14と駆動ベルト15及び駆動モーター16からなる駆動部18、前記フォトセンサ10のフォトセンサ出力を電気信号に変換する信号変換部24、前記電気信号を受けカード枚数を計数するカウンタ21からなる。
複数枚束ねたプラスチックカードを厚みを成す第一の面が前記底面19に接するようにして前記カード収納部111内に立て、前記側壁113に前記複数枚束ねたプラスチックカードの表面あるいは裏面を接するようにし、前記複数枚束ねたプラスチックカードのもう一方の表面あるいは裏面を前記カード押さえ用ブロック112のカード押さえ面で押さえ、前記複数枚束ねたプラスチックカードの厚みを成す第一の面の集合体が形成する面は前記底面19と平行な平面となった。
次に、前記底面19の下面に設置した前記フォトセンサ10を前記駆動部18で、前記カード収納部111の前記カードを整列させる方向の、一方の端部から他方の端部に移動させ、前記底面19の前記開口部20から露出している前記厚みを成す第一の面の集合体が形成する面から反射光を受けて、フォトセンサ出力を得て、前記フォトセンサ出力を信号変換部24で電気信号に変換し、カウンタ21でカード枚数を計数した。
図9は、フォトセンサによるカード計数を説明する図である。
図9の矢印Aが指し示す図は、本発明の効果を測定評価する為に用いたプラスチックカードの厚みを成す面を示す図で、偽造防止カード9a、9bは、図3(b)に示した偽造防止カード9と同様の構造であり、透明樹脂シート層8a、8b、8c、8d、白色樹脂シート層1a、1b、1c、1d、デザイン印刷層2a、2b、保護層3a、3b、注意書き等の印刷を施した文字印刷層4a、4bからなり、偽造防止カード9aは透明樹脂シート層8a、8bに曇り22があるカードを示しており、偽造防止カード9bは透明樹脂シート層8c、8dに曇り22がないカードを示している。
図9の矢印Bが指し示す図は、前記ホトセンサ出力を示す図であり、前記偽造防止カード9aは、白色樹脂シート層1a、1b、及び曇り22から電気信号に変換する際の閾値26を越える出力が得られ、保護層3a、デザイン印刷層2a、文字印刷層4aからは前記閾値26を越える出力は得られていない。前記偽造防止カード9bは、白色樹脂シート層1c、1d、から前記閾値26を越える出力が得られ、透明樹脂シート層8c、8d、保護層3b、デザイン印刷層2b、文字印刷層4bからは前記閾値26を越える出力は得られていない。また、偽造防止カード9aと偽造防止カード9bとの隙間からも前記閾値26を越える出力は得られていない。
図9の矢印Cが指し示す図は、電気信号を示す図であり、信号変換部24で前記フォトセンサ出力の閾値26を越えている部分のみをH(電位の高い)状態の電気信号に変換し、カウンタ21が前記電気信号を受けカードを計数する。前記偽造防止カード9aは、H(電位の高い)状態の電気信号27aに変換され、カード1枚と計数された。前記偽造防止カード9bは、H(電位の高い)状態の電気信号27bと電気信号27cに変換され、カード2枚と計数された。従って、透明樹脂シート層及び透明樹脂シート層に発生する曇りの影響を受け、カード枚数を誤って計数することが分かった。
以上の比較より、本発明のカード計数方法及び装置によれば、カードを構成する基材材料の色、材質及び基材材料の積層構成に影響を受けず、カード枚数の正確な計数ができるが、ホトセンサを用いたカード計数方法及び装置ではその影響を受け、カード枚数の正確な計数ができないことが明確になった。
以上、実施例を用いて、この発明の実施形態を説明したが、この実施例に限られるものでなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。すなわち、当事者であれば、当然なしえるであろう各種変形、修正もまた本発明に含まれることは勿論である。
本発明のカード計数方法及びカード計数装置を用いる事により、現在、普及が目覚しい磁気ストライプカード、ICカード等のプラスチックカード等のカード分野に於けるセキュリティーを重視する顧客ニーズに対し、安価で品質の良いセキュリティー機能を持ったカードを提供することが可能となる。
一般的なプラスチックカードの構成を説明する図で、図1(a)は分解斜視図、図1(b)は厚みを成す面を示す図。 一般的なプラスチックカードの使用例を説明する図で、図2(a)は使用前のカード外観を示す斜視図、図2(b)は使用時のカード外観を示す斜視図。 偽造防止カードの一例を説明する図で、図3(a)は分解斜視図、図3(b)は厚みを成す面を示す図。 本発明のカード計数装置を示す図で、図4(a)はカード計数装置の構成図、図4(b)はカード収納部を示す斜視図。 本発明の触針式測長部による実施例を説明する図。 本発明のレーザー方式の測長部による実施例を説明する図。 本発明の超音波方式の測長部による実施例を説明する図。 カード計数装置の比較例を示す図で、図8(a)はカード計数装置の構成図、図8(b)はカード収納部を示す斜視図。 ホトセンサによるカード計数を説明する図。
符号の説明
1、1a、1b、1c、1d 白色樹脂シート層
2、2a、2b デザイン印刷層
3、3a、3b 保護層
4、4a、4b 文字印刷層
5 プラスチックカード
6 後印刷層
7 偽造防止対策
8、8a、8b、8c、8d 透明樹脂シート層
9、9a、9b 偽造防止カード
10 フォトセンサ
11、111 カード収納部
12、112 カード押さえ用ブロック
13、113 側壁
14 移動ベルト
15 駆動ベルト
16 駆動モーター
17 測長部
18 駆動部
19 底面
20 開口部
21 カウンタ
22 曇り
23 描写形状解析部
24 信号変換部
25a、25b、25c、25d、25e 変曲点
26 閾値
27a、27b、27c 電気信号

Claims (5)

  1. 複数のカードの表面または裏面を接触させて、前記カードの厚みを成す第1の面が、予め用意した平面に接するように載置して、枚数を数える前記カードの計数方法であって、前記カードは前記表面または裏面が、前記平面と直交しないように傾斜載置され、前記カードの厚みを成す第1の面、または前記第1の面に対向する、前記カードの厚みを成す第2の面の集合体が形成する凹凸形状を、形状描写手段により描写し、前記描写によって得た描写線上の任意の変曲点を始点として前記任意の変曲点から2つ目の変曲点までを、1枚の前記カードであると判断することを特徴とするカード計数方法。
  2. 前記カードの表面または裏面と、前記平面の成す角度が45度以上60度以下に傾斜載置されることを特徴とする請求項1記載のカード計数方法。
  3. 前記形状描写手段は、前記凹凸形状までの距離を定点または、前記平面と対向する面内を直線移動しながら測定して、前記描写線を得ることを特徴とする請求項1または請求項2記載のカード計数方法。
  4. 前記形状描写手段は、触針式、レーザー方式または超音波方式のうちのいずれかの測長方式を用いてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のカード計数方法。
  5. 複数のカードの表面または裏面を接触させて、前記カードの厚みを成す面が底面に接触するように載置し、前記カードを傾斜整列させる手段を有するカード収納部と、前記底面に設けられた開口部から露出する前記厚みをなす面の集合体が形成する凹凸形状を描写する測長部と、前記カード収納部の前記カードを傾斜整列させる方向の、一方の端部から他方の端部に前記測長部を移動させる駆動部と、前記測長部が描写した凹凸形状を解析する形状解析部と、前記形状解析部の解析結果から得た情報を計数するカウンタからなり、前記凹凸形状を描写して得た、描写線上の任意の変曲点を始点として、前記任意の変曲点から2つ目の変曲点までを1枚の前記カードであると判断することを特徴とするカード計数装置。
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