JP2009058598A - 回転駆動体ユニット、回転駆動体装置、リサイクル回転駆動体装置及び画像形成装置 - Google Patents

回転駆動体ユニット、回転駆動体装置、リサイクル回転駆動体装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】リサイクル時に強く把持することによる感光体11の傷付きと、冷却装置や注入装置の使用に伴う設備投資や作業時間増大によるコストアップとを回避しつつ、プロセスユニットのリサイクルを容易に実現することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】感光体11と、原動側で回転駆動する図示しない原動ギヤとの噛み合いによって回転駆動力を感光体11に伝達するために感光体11の回転軸線方向の端部に固定された駆動受入ギヤ12aとを有する感光体ユニット10において、駆動受入ギヤ12aを感光体11の回転軸線方向の両端部にそれぞれ設けた。
【選択図】図3

Description

本発明は、感光体等の回転駆動可能な回転駆動体と、その回転駆動体の回転軸線方向の少なくとも一端部に固定された駆動受入部材とを有する回転駆動体ユニットに関するものである。また、かかる回転駆動体ユニットを用いる、回転駆動体装置、リサイクル回転駆動体装置、及び、これらの回転駆動体装置を用いる画像形成装置に関するものである。
従来、回転ローラ部材などの回転駆動体と、原動ギヤ等の駆動伝達部材の回転駆動力をその回転駆動体に受け入れるために回転駆動体の回転軸線方向の一端部に固定された駆動受入部材とを有する回転駆動体ユニットが知られている。特に、電子写真方式の画像形成装置においては、この種の回転駆動体ユニットを多く搭載するのが一般である。例えば、回転駆動体としてのドラム状の感光体と、これの回転軸線方向の少なくとも一端部に固定されたフランジと、このフランジに一体的に設けられた駆動受入部材たる駆動受入ギヤ又は駆動受入カップリングとを有する感光体ユニットなどである。
かかる感光体ユニット等の回転駆動体ユニットにおいて、回転駆動体に固定された駆動受入ギヤや駆動受入カップリング等の駆動受入部材が摩耗等によって劣化したとする。このような場合には、回転駆動体に対して駆動受入部材を新たなものに交換することで、回転駆動体ユニットやこれを搭載している回転駆動体装置(例えば画像形成装置におけるプロセスカートリッジ)をリサイクル品として再使用することが可能になる。ところが、上述のフランジについては、回転駆動体との間で空回りを発生させることがないように、嵌合、カシメ、接着等によって回転駆動体に強固に固定するのが一般的である。かかる構成において、駆動受入部材の交換が必要になった場合には、フランジを容易に取り外すことができないことから、回転駆動体ユニットのリサイクルに手間を要したり、リサイクルコストが高くなったりする。
そこで、特許文献1に記載の感光体ユニットにおいては、回転駆動体たるドラム状の感光体における回転軸線方向の一端部に強固に固定したフランジに対して、カップリングを挿入及び接着している。そして、前述のフランジ及びカップリングの組合せとして、互いに熱膨張係数の異なる材質からなるものを用いている。かかる構成では、フランジ、カップリングの何れか一方を冷やしてもう一方に比べて大きく収縮させることで、互いに接着された両者を容易に分離することができる。
また、特許文献2に記載の感光体ユニットにおいては、感光体の軸線方向の一端部に挿入したギヤ付きフランジと、これが挿入された感光体内周面との間に流体を注入するための孔を設けている。駆動受入部材たる駆動受入ギヤが形成されたギヤ付きフランジについては、感光体内周面に接着するか、あるいは弾性体を介して感光体に圧入するかしている。かかる構成において、感光体内周面とギヤ付きフランジの感光体への挿入箇所との間に、前記孔から流体又は粉体を注入すると、互いに接着された感光体とギヤ付きフランジとを容易に分離することができる。あるいは、感光体に圧入したギヤ付きフランジを液体又は粉体の注入による弾性体の変形によって感光体から容易に引き抜くことができる。
また、特許文献3に記載の感光体ユニットにおいては、感光体の回転軸線方向の一端部に挿入及び接着したギヤ付きフランジに、特殊な分離用治具を嵌合させるための嵌合部を形成している。かかる構成では、ギヤ付きフランジの嵌合部に嵌合させた分離用治具を用いて、ギヤ付きフランジを感光体から容易に引き抜くことができる。
特開2002−311756号公報 特開2004−101825号公報 特開2005−140919号公報
しかしながら、何れの特許文献に記載の感光体ユニットにおいても、フランジからカップリングを引き抜く際、あるいは、感光体からギヤ付きフランジを引き抜く際に、感光体を移動不能に強く把持しておく必要がある。そして、引き抜きの際に、感光体に対して把持部で強く圧力をかけることで傷を付けるおそれがある。特に、特許文献3に記載の感光体ユニットでは、接着剤によって感光体に接着した状態のままのギヤ付きフランジを分離用治具によって強制的に感光体から引き抜く際に、感光体の把持部に大きな圧力をかけてしまうため、かかる傷付きを発生させ易い。
また、特許文献1に記載の感光体ユニットにおいては、フランジ又はカップリングを冷却するための冷却装置が必要になることから、設備投資にコストがかかってしまう。更には、十分な収縮効果が得られるまでフランジ又はカップリングを冷却する必要があるため、作業時間の増大によるコストアップを引き起こしてしまう。
また、特許文献2に記載の感光体ユニットにおいては、上記孔に流体を注入するための注入装置が必要になることから、設備投資にコストがかかってしまう。更には、流体を注入作業やフランジから流体を除去する作業が必要になるため、作業時間の増大によるコストアップを引き起こしてしまう。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次のような回転駆動体ユニット、並びにこれを具備する回転駆動体装置、リサイクル回転駆動体装置及び画像形成装置を提供することである。即ち、把持部で強く圧力をかけることによる回転駆動体の傷付きと、冷却装置や注入装置の使用に伴う設備投資や作業時間増大によるコストアップとを回避しつつ、回転駆動体ユニットを具備する装置のリサイクルを容易に実現することができる回転駆動体ユニット等である。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、回転駆動可能な回転駆動体と、原動側で回転駆動する駆動伝達部材との噛み合いによって回転駆動力を該回転駆動体に伝達するために該回転駆動体の回転軸線方向の一端部に固定された駆動受入部材とを有する回転駆動体ユニットにおいて、上記回転駆動体として、画像形成装置の内部で回転駆動されるものを用い、且つ、上記駆動受入部材を該回転駆動体の回転軸線方向の両端部にそれぞれ設けたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の回転駆動体ユニットにおいて、上記回転駆動体の回転軸線方向の一端部に固定する上記駆動受入部材と、他端部に固定する上記駆動受入部材とを互いに同形状且つ同サイズにしたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1の回転駆動体ユニットにおいて、上記回転駆動体の回転軸線方向の一端部に固定する上記駆動受入部材と、他端部に固定する上記駆動受入部材とを識別するための識別手段を、両駆動受入部材のうちの少なくとも一方に設けたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の回転駆動体ユニットにおいて、上記識別手段として、上記駆動受入部材の回転軸線方向の端面から突出する突起部を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項3の回転駆動体ユニットにおいて、上記識別手段として、視覚的に判読可能な識別マークを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1、3、4又は5の回転駆動体ユニットにおいて、上記回転駆動体の回転軸線方向の一端部に固定する上記駆動受入部材、及び、他端部に固定する上記駆動受入部材、として、互いに回転軸線方向の長さが異なるもの、を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れかの回転駆動体ユニットにおいて、上記回転駆動体の回転軸線方向の一端部に固定する上記駆動受入部材、及び、他端部に固定する上記駆動受入部材、として、それぞれ該回転駆動体の回転駆動力を他の部材に伝達するための駆動出力部材を回転軸線方向に並べて一体形成又は固定したもの、を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1乃至7の何れかの回転体ユニットであって、上記回転駆動体が回転周面に潜像を担持する潜像担持体であることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、回転駆動可能な回転駆動体と、原動側で回転駆動する駆動伝達部材との噛み合いによって回転駆動力を該回転駆動体に伝達するために該回転駆動体の回転軸線方向の一端部に固定された駆動受入部材とを有する回転駆動体ユニットにおいて、上記駆動受入部材を上記回転駆動体の回転軸線方向の両端部にそれぞれ設けたことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、少なくとも、回転駆動可能な回転駆動体、及び、原動側で回転駆動する駆動伝達部材との噛み合いによって回転駆動力を該回転駆動体に伝達するために該回転駆動体の回転軸線方向の一端部に固定された駆動受入部材、を有する回転駆動体ユニットと、該回転駆動体ユニットを回転自在に支持する支持手段とを、画像形成装置本体に対して一体的に着脱可能にした回転駆動体装置において、上記回転駆動体ユニットとして、請求項1乃至8の何れかの回転駆動体ユニットを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、少なくとも、回転駆動可能な回転駆動体、及び、原動側で回転駆動する駆動伝達部材との噛み合いによって回転駆動力を該回転駆動体に伝達するために該回転駆動体の回転軸線方向の一端部に固定された駆動受入部材、を有する回転駆動体ユニットと、該回転駆動体ユニットを回転自在に支持する支持手段とを、画像形成装置本体に対して一体的に着脱可能にした回転駆動体装置の使用済み品を構成材料とするリサイクル回転駆動体装置であって、上記回転駆動体ユニットとして、請求項10の回転駆動体ユニットを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、少なくとも、回転駆動体、及び、原動側で回転駆動する駆動伝達部材との噛み合いによって回転駆動力を該回転駆動体に伝達するために該回転駆動体の回転軸線方向の一端部に固定された駆動受入部材、を有する回転駆動体ユニットと、該回転駆動体ユニットを回転可能に支持する支持手段とを有する画像形成装置において、上記回転体ユニットとして、請求項1乃至8の何れかの回転駆動体ユニットを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、回転駆動体を回転駆動する回転駆動体装置を備える画像形成装置において、上記回転駆動体装置として、請求項10の回転駆動体装置を用いるか、あるいは、請求項11のリサイクル回転駆動体装置を用いたことを特徴とするものである。
これらの発明において、回転駆動体ユニットが回転駆動体装置や画像形成装置などの装置に取り付けられた状態では、回転駆動体の回転軸線方向の両端部にそれぞれ固定された駆動受入部材のうち、何れか一方が、装置に固定された駆動伝達部材に噛み合って回転駆動力を受ける。このように駆動伝達部材に噛み合っている方の駆動受入部材が摩耗等によって劣化した場合には、回転駆動体ユニットを装置から取り外した後、その姿勢を逆転させて、回転軸線方向の一端部と他端部とで装置に対する取り付け位置を逆にする。すると、それまで装置側の駆動伝達部材に噛み合っていなかった未劣化の駆動受入部材が駆動伝達部材に噛み合って回転駆動力を受けるようになるため、回転駆動体ユニットの駆動受入部材を交換することなく装置をリサイクル使用することが可能になる。かかる構成では、回転駆動体ユニットのリサイクルにあたって、回転駆動体を把持手段によって強く把持しながら駆動受入部材を回転駆動体から取り外すといった作業や、冷却装置等の特殊な装置を使用しながら回転駆動体から駆動受入部材を取り外すといった作業が不要になる。よって、把持部で強く圧力をかけることによる回転駆動体の傷付きと、冷却装置や注入装置の使用に伴う設備投資や作業時間増大によるコストアップとを回避しつつ、装置のリサイクルを容易に実現することができる。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のレーザープリンタ(以下、プリンタという)の一実施形態実施形態について説明する。
まず、本実施形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。図1は本実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。このプリンタは、トナー像を形成するためのプロセスユニット1を備えている。また、光書込ユニット60、給紙カセット61、レジストローラ対62、転写ローラ63、定着装置64、排紙ローラ65、スイッチバックユニット66等も備えている。
潜像書込手段としての光書込ユニット50は、レーザーダイオードからなる光源、正六面体のポリゴンミラー、これを回転駆動するためのポリゴンモータ、fθレンズ、レンズ、反射ミラー等を有している。レーザーダイオードから射出されたレーザー光Lは、ポリゴンミラーによって偏向せしめられながら、後述する感光体の表面に到達する。これにより、感光体の表面が暗中にて光走査される。
図2は、プロセスユニット1を示す拡大構成図である。同図において、プロセスユニット1は、潜像担持体ユニットたる感光体ユニット10、これの回りに配設された帯電装置2、現像装置30、ドラムクリーニング装置40などを有している。そして、それらを1つのユニットとして共通のケーシング(保持体)に保持してプリンタ本体に対して一体的に着脱するようになっている。
感光体ユニット10は、後述するドラム状の感光体や、これの回転軸線方向の両端部に固定されたギヤフランジ等を有している。感光体は、表面の感光層が暗中にて一様帯電せしめられた後に光走査されると、光照射部の電位を減衰させて静電潜像を担持することができる。
帯電装置2は、感光体ユニット10の感光体の表面に接触しながら回転駆動される帯電ローラ3、これに接触するローラクリーニングブレード4、帯電ローラ3に帯電バイアスを印加する電源等からなる図示しない帯電バイアス印加手段等を有している。そして、帯電バイアスが印加される帯電ローラ3と、感光体の表面との間に放電を生じせしめることで、感光体の表面をトナーの正規帯電極性と同極であるマイナス極性に一様帯電せしめる。帯電ローラ3には、感光体との対向位置でトナーが付着することがあるが、これはローラクリーニングブレード4によって帯電ローラ3表面から掻き取り除去される。
なお、本プリンタでは、帯電装置2として、帯電ローラ3を用いる方式のものを採用しているが、帯電ブラシを用いる方式のものや、スコロトロン方式のものを採用してもよい。
帯電装置2によって一様に帯電せしめられた感光体の表面には、上述した光書込ユニット(50)による光走査で静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置30によってトナー像に現像される。
現像装置30は、ケーシングの側面に設けられた開口から自らの周面の一部を露出させながら回転駆動される現像ローラ31を有している。また、この現像ローラ31に当接しながら回転するトナー供給ローラ32、薄層化ブレード33、トナー収容部34なども有している。
トナー収容部34内には、図示しないトナーが収容されている。このトナーは、トナー収容部34内に回転可能に配設されたアジテータ35の回転により、トナー供給ローラ32に向けて送られる。
トナー供給ローラ32は、芯金と、これの表面に被覆された発泡ウレタン等の発泡体からなるトナー担持層とを有しており、図示しない駆動手段によって回転駆動される。そして、アジテータ35の回転に伴って送られてくるトナーをトナー担持層の発泡セル内に取り込んだ後、現像ローラ31との当接位置で現像ローラ31の表面に供給する。
現像ローラ31は、芯金と、これの表面に被覆された弾性層とを有しており、図示しない軸受けによって回転自在に支持されながら、図示しない駆動手段によって図中反時計回り方向に回転駆動される。そして、トナー供給ローラ32から供給されたトナーを弾性層の表面に担持する。これによって現像ローラ31の表面に形成されたトナー層は、現像ローラ31の回転に伴って、薄層化ブレード33と現像ローラ31との当接部に進入する。そして、薄層化ブレード33によって薄層化せしめられたり、トナー粒子の摩擦帯電が促されたりした後、現像ローラ31と感光体とが当接している現像領域に送られる。
現像ローラ31には、図示しない電源によって現像バイアスが印加されている。この現像バイアスは、マイナス極性の直流電圧、あるいは、マイナス極性の直流電圧に交流電圧が重畳された重畳電圧であるが、何れにしてもその直流電圧は、マイナス極性であり、感光体のマイナス極性の静電潜像よりも絶対値が大きく、且つ感光体の地肌部(一様帯電部)よりも絶対値が小さい値になっている。現像領域では、マイナス極性に帯電しているトナーが感光体の静電潜像に転移する。これにより、静電潜像がトナー像に現像される。
このようにして現像されたトナー像は、感光体の回転に伴って、感光体と、プリンタ本体側の転写ローラ63とが当接する転写ニップに送られて、ここで図示しない記録紙に転写される。
なお、本プリンタでは、現像剤として、磁性キャリアを含有しない1成分現像剤を用いる1成分現像方式の現像装置30を採用しているが、トナーと磁性キャリアとを主成分とする2成分現像剤を用いる2成分現像方式の現像装置を採用してもよい。
回転駆動に伴って転写ニップを通過した感光体の表面には、記録紙に転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、ドラムクリーニング装置40によって感光体から除去される。
ドラムクリーニング装置40は、転写ニップを通過した後、帯電ローラ3との当接位置である帯電位置に進入する前の感光体表面に当接しながら感光体から転写残トナーを掻き取る除去手段としてのクリーニングブレード41を有している。また、掻き取り後の転写残トナーを収容する廃トナー収容手段としての廃トナー収容部42や、掻き取り直後の転写残トナーを廃トナー収容部42に向けて搬送する搬送回転体43なども有している。
ドラムクリーニング装置40によって転写残トナーがクリーニングされた感光体の表面は、図示しない除電ランプによって除電処理が施された後、帯電装置2によって再び一様帯電せしめられる。
以上の構成のプロセスユニット1は、トナー収容部34内のトナーが無くなった時点で、プリンタ本体から取り外されて新たなものと交換される。使用済みのプロセスユニット1については、再生のために再生業者に引き取ってもらうことができる。再生業者は、使用済みのプロセスユニット1を分解して各種部品の劣化状況を調べた後、必要に応じて部品を新たなものと交換したり、部品を清掃したりする。そして、再組立後に、トナーをトナー収容部34内に充填してから、再生潜像担持体ユニットとしての再生プロセスユニットとして出荷する。
先に示した図1において、感光体ユニット10の感光体に当接して転写ニップを形成している転写ローラ63の芯金には、図示しない電源等からなる転写バイアス印加手段によって転写バイアスが印加されている。これにより、転写ローラ63と感光体の静電潜像との間に転写電界が形成される。なお、本プリンタにおいては、転写電界を形成するための手段として転写ローラ63を設けているが、ローラに代えて、ブラシやブレード等のものを用いてもよい。また、転写チャージャーなどを用いてもよい。
プリンタ本体の下部には、給紙カセット61が配設されている。この給紙カセット61は、記録紙を複数枚重ねた紙束の状態で収容しており、一番上の記録紙に給紙コロ61aを押し当てている。そして、所定のタイミングで給紙コロ61aを回転させて、記録紙を給紙路に送り出す。
給紙路の途中には、互いに当接するローラからなるレジストローラ対62が配設されており、給紙カセット61から送られてくる記録紙をローラ間に挟み込むために両ローラを回転駆動させている。但し、記録紙Pの先端をローラ間に挟み込むとすぐに両ローラの回転駆動を停止させる。そして、記録紙を上述した転写ニップで感光体上のトナー像に同期させ得るタイミングを見計らって、両ローラの回転駆動を再開して、記録紙を転写ニップに向けて送り出す。転写ニップに挟み込まれた記録紙には、上述した転写電界やニップ圧の作用により、感光体上のトナー像が転写される。
転写ニップから送り出された記録紙は、定着装置64に送られる。定着装置64は、ハロゲンランプ等の発熱源を内包する定着ローラと、加圧ローラとの当接によって定着ニップを形成しており、転写ニップから送られてきた記録紙をこの定着ニップ内に挟み込む。そして、ニップ内での加熱や加圧の作用により、トナー像を記録紙に定着せしめる。
このようにして定着処理が施された記録紙は、定着装置64から送り出された後、排紙路と、スイッチバック路との分岐点にさしかかる。この分岐点には、揺動駆動可能な図示しない切替爪が配設されており、この切替爪の揺動停止位置により、その後の記録紙の搬送路が排紙路とスイッチバック路とで切り替えられる。切替爪によって排紙路が選択されている場合には、記録紙は排出路を経由した後、排紙ローラ65によって機外へと排出される。これに対し、スイッチバック路が選択されている場合には、記録紙はスイッチバックユニット66内に送られる。そして、表裏面を反転せしめられながら上述したレジストローラ対62に再搬送され、転写ニップで裏面にもトナー像が転写される。この後、定着装置64内を再び経由した後、排紙路を経て機外へと排出される。
次に、従来の画像形成装置における感光体ユニットについて説明する。
図10は、従来の感光体ユニット100をプロセスユニットのケーシングの側板とともに示す拡大構成図である。同図において、感光体ユニット100は、中空ドラム状の感光体101と、感光体101の回転軸線方向の一端部に圧入且つ接着された駆動受入ギヤフランジ102と、他端部に圧入且つ接着されたクリーニング駆動ギヤフランジ103とを有している。
感光体101は、アルミ等からなるドラム状の素管の周面に有機感光層が被覆されたものである。感光体101の中空内には、感光体振動抑制のための中空構造の弾性体からなる制振材104が圧入且つ接着されている。
駆動受入部材としての駆動受入ギヤフランジ102は、感光体101に圧入且つ接着されていることで、感光体101とともに回転することが可能である。そして、自らの回転周面に形成された駆動受入ギヤ102aを、プリンタ本体側に固定された図示しない駆動伝達ギヤたる原動ギヤと噛み合わせて、その回転駆動力を受ける。これにより、原動ギヤの回転駆動力が感光体ユニット100に伝達されて、感光体ユニット100が回転駆動される。
ポリアセタール樹脂等からなる駆動受入ギヤフランジ102の回転中心位置には、回転軸線方向に貫通する丸穴状の滑り軸受け部が形成されている。一方、プロセスユニットの左側板の内面には、円柱状の固定軸部材205が側板内面からプロセスユニット内部に向けて突出するように固定されている。この固定軸部材205が駆動受入ギヤフランジ102の滑り軸受け部に挿入されていることで、感光体ユニット100の軸線方向の左側端部が回転自在に支持されている。
駆動出力部材としてのクリーニング駆動ギヤフランジ103も、感光体101に圧入且つ接着されていることで、感光体101とともに回転することが可能である。そして、自らの回転周面に形成された駆動出力ギヤ103aを、プロセスユニット内の図示しない回収トナー搬送ギヤに噛み合わせる。この回収トナーギヤは、上述したドラムクリーニング装置(図2の40)の搬送回転体(図2の43)の回転軸に固定されており、駆動出力ギヤ103aの回転駆動力を受けて搬送回転体を回転させる。これにより、感光体101の表面から掻き取られた転写残トナーが上述した廃トナー収容部(図2の42)内に送られる。
クリーニング駆動ギヤフランジ102は、ポリアセタール樹脂等の摩擦係数の小さな材料からなり、フランジ回転中心位置には回転軸線方向に延在する丸穴からなる滑り軸受け部が形成されている。一方、プロセスユニットのケーシングの右側板202は、その内面からユニット内側に向けて突出する円柱状の軸部202aが設けられている。クリーニング駆動ギヤフランジ102の丸穴状の滑り軸受け部に、右側板202の軸部202aが挿入されていることで、感光体ユニット100の軸線方向の右側端部が回転自在に支持されている。
右側板202の円柱状の軸部202aには、金属からなる電極棒203が側板外面から軸部202aの先端にかけて貫通した状態で固定されている。この電極棒203の一端部は、右側板202の軸部202aの先端から突出している。また、電極棒203の他端部は、右側板の外面からユニット外側に向けて突出している。このユニット外側における棒突出部には、右側板の外面に固定されたアース電極204が接触している。
クリーニング駆動ギヤフランジ102の回転軸線方向における感光体内部側の端面には、アース板103bが固定されており、これの一端部は感光体101の内周面に当接している。また、他端部は、右側板202の軸部202aの先端から突出している金属棒203に接触している。
感光体ユニット100が回転すると、それに伴い、クリーニング駆動ギヤフランジ102のアース板103bも回転し、感光体101内において、回転するアース板103bと、不動の電極棒203の一端部とが摺擦する。この電極棒203の他端部はケーシング外側でアース電極204と接触している。これにより、回転する感光体101が、アース板103bと電極棒203とアース電極204とを介してアースに接続されている。
かかる構成の従来の感光体ユニット100において、駆動受入ギヤ102aが摩耗等によって劣化した場合、プロセスユニットを再生するためには、感光体101に圧入且つ接着されている駆動受入ギヤフランジ102を感光体101から引き抜いて、新たなものと交換する必要があった。そして、引き抜きの際に感光体101を傷付けたり、引き抜き作業に手間や特殊な設備が必要になったりした。
次に、本プリンタの特徴的な構成について説明する。
図3は、本プリンタのプロセスユニット(1)に搭載される感光体ユニット10を、プロセスユニットの側板とともに示す拡大構成図である。同図において、感光体ユニット10は、中空ドラム状の感光体11と、感光体11の回転軸線方向の両端部にそれぞれ圧入且つ接着された2つの駆動受入ギヤフランジ102とを有している。これら2つの駆動受入ギヤフランジ102は、形状及びサイズが互いに同じになっている。即ち、両者は同一部品である。
アルミ等からなるドラム状の素管の周面に有機感光層が被覆された感光体11中空内には、感光体振動抑制のための中空構造の弾性体からなる制振材14が圧入且つ接着されている。
プリンタ本体側に固定された図示しない原動ギヤは、駆動受入部材たる2つの駆動受入ギヤフランジ12のうち、図中左側に位置している方の駆動受入ギヤフランジ12の駆動受入ギヤ12aと噛み合っている。
ポリアセタール樹脂等からなる駆動受入ギヤフランジ12の回転中心位置には、回転軸線方向に貫通する丸穴状の滑り軸受け部が形成されている。一方、プロセスユニットのケーシングにおける左側板51の内面には、円柱状の左固定軸部材55が側板内面からプロセスユニット内部に向けて突出するように固定されている。この左固定軸部材55が図中左側の駆動受入ギヤフランジ12の滑り軸受け部に挿入されていることで、感光体ユニット10の軸線方向の左側端部が回転自在に支持されている。また、プロセスユニットのケーシングにおける右側板54の内面には、円柱状の右固定軸部材56が側板内面からプロセスユニット内部に向けて突出するように固定されている。この右固定軸部材56が図中右側の駆動受入ギヤフランジ12の滑り軸受け部に挿入されていることで、感光体ユニット10の軸線方向の右側端部が回転自在に支持されている。
2つの駆動受入ギヤフランジ12は、それぞれ中空内に固定されたアース板12bを有しており、このアース板12bの一端部は、感光体11の内周面に接触している。
プロセスユニットのケーシングにおける左側板51に固定された左固定軸部材55と、右側板52に固定された右固定軸部材56とは、直径が互いに同じになっている。このため、それぞれが、同じ形状及びサイズの2つの駆動受入ギヤフランジ12の滑り軸受けにそれぞれ適切に係合することができる。但し、軸線方向の長さは互いに異なっている。具体的には、右固定軸部材56の軸線方向の長さL2は、左固定軸部材55の軸線方向の長さL1よりも大きくなっている。このため、図中右側の駆動受入ギヤフランジ12内では、右固定軸部材56の先端部がフランジ内のアース板12bにとどいて、両者が接触する。これに対し、図中左側の駆動受入ギヤフランジ12内では、左固定軸部材55の先端部がフランジ内のアース板12bにはとどかず、両者は非接触の状態になっている。かかる構成では、図中左側の駆動受入ギヤフランジ12において、アース板12bを左固定軸部材55に無駄に摺擦させることによるアース板12bの無駄な消耗を回避することができる。なお、図示の構成とは逆に、図中左側の駆動受入ギヤフランジ12のアース板12bを左固定軸部材55に接触させる一方で、図中右側の駆動受入ギヤフランジ12のアース板12bを右固定軸部材56に接触させない構成にしてもよい。
金属から構成される右固定軸部材56は、その一端面をケーシング外に露出させている。そして、この一端面には、右側板54の外面に固定されたアース電極54が接触している。これにより、回転する感光体11が、図中右側の駆動受入ギヤフランジ12のアース板12bと、アース電極54とを介してアースに接続されている。
以上の構成の感光体ユニット11においては、感光体11の両端部にそれぞれ固定された2つの駆動受入ギヤフランジ12のうち、図中左側の駆動受入ギヤフランジ12の駆動受入ギヤ12aが、プリンタ本体側に固定された図示しない原動ギヤに噛み合って回転駆動力を受ける。この駆動受入ギヤ12aが摩耗等によって劣化した場合には、回転駆動体ユニットたる感光体ユニット11をプロセスユニット内から取り外した後、その姿勢を逆転させて、回転軸線方向の一端部と他端部とでプロセスユニットに対する取り付け位置を逆にする。すると、それまでプリンタ本体側の原動ギヤに噛み合っていなかった駆動受入ギヤフランジ12(図中右側)の駆動受入ギヤ12aが原動ギヤに噛み合って回転駆動力を受けるようになる。このため、回転駆動体ユニットたるプロセスユニットの駆動受入ギヤフランジ12を交換することなくプロセスユニットを再生することができる。
なお、図2に示した搬送回転体43への駆動伝達については、搬送回転体43のギヤを駆動受入ギヤ12aとは別に図示しない原動ギヤに噛み合わせることによって実現することができる。また、搬送回転体43のギヤ、あるいはこれに噛み合う中継ギヤを、プリンタ本体側の原動ギヤの隣りで、駆動受入ギヤ12aに噛み合わせてもよい。
[実施例]
次に、実施形態に係るプリンタに、より特徴的な構成を付加した実施例のプリンタについて説明する。
図4は、本実施例に係るプリンタの感光体ユニット10とその周囲構成とを示す部分構成図である。同図において、感光体ユニット10の感光体と、転写ローラ63との当接による転写ニップを通過した記録紙Pは、感光体に当接している第1分離爪6、第2分離爪7によって感光体表面から強制的に剥離される。これにより、転写ニップを通過した記録紙Pの感光体への巻き付きによるジャムの発生が回避される。なお、第1分離爪6は、感光体の軸線方向の全領域のうち、一端側の箇所に当接している。また、第2分離爪7は、他端側の箇所に当接している。
図5は、本実施例に係るプリンタの感光体ユニット10を示す拡大構成図である。この感光体ユニット10においても、駆動受入ギヤフランジが感光体11の両端部のそれぞれに固定されているが、2つの駆動受入ギヤフランジのサイズが互いに異なっている。具体的には、図中左側の第1駆動受入ギヤフランジ12’は、その駆動受入ギヤ12a’の回転軸線方向の長さL3が、図中右側の第2駆動受入ギヤフランジ12"の駆動受入ギヤ12a"の回転軸線方向の長さL4よりも大きくなっている。
第1駆動受入ギヤフランジ12’を図示のように図中左側に位置させる姿勢で感光体ユニット10をプロセスユニットに取り付けた状態では、感光体11の回転軸線方向の中心部が、図中Cで示される一点鎖線のところに位置する。これに対し、感光体ユニット10の取り付け姿勢を左右逆転させたとする。換言すると、第1駆動受入ギヤフランジ12’を図中右側に位置させる姿勢で感光体ユニット10をプロセスユニットに取り付けたとする。すると、第1駆動受入ギヤフランジ12’の駆動受入ギヤ12a’と、第2駆動受入ギヤフランジ12"の駆動受入ギヤ12a"との長さの違いから、感光体11の回転軸線方向の中心部位置が、図中Cで示される一点鎖線の位置から、図中C’で示される一点鎖線の位置に移動する。
図示の状態から、感光体ユニット10の取り付け姿勢を軸線方向で逆転させると、感光体11に対する分離爪の接触位置を変化させることができる。具体的には、図示の状態では、第1分離爪6が感光体11における図中点P1で示される箇所に当接しているとともに、第2分離爪7が感光体11における図中点P2で示される箇所に当接している。2つの駆動受入ギヤフランジにおけるそれぞれの駆動受入ギヤの長さが同じである場合には、感光体ユニット10の取り付け姿勢を逆転させると、図中点P2で示される箇所に第1分離爪6を当接させるようになるとともに、図中点P1で示される箇所に第2分離爪7を当接させるようになる。このため、取り付け姿勢を逆転させたとしても、逆転前と同じ感光体箇所に分離爪を当接させることになる。これに対し、本実施例に係るプリンタにおいては、取り付け姿勢を逆転させると、第1分離爪6、第2分離爪7をそれぞれ、図中点P1で示される箇所や図中点P2で示される箇所とは異なる箇所に当接させるようになる。
かかる構成においては、感光体ユニット10の取り付け姿勢の逆転に伴って、分離爪を逆転前とは異なる感光体箇所に当接させることで、継続して同じ箇所に当接させ続けることによる感光体の劣化の早まりを回避することができる。
図6は、第1駆動受入ギヤフランジ12’を軸線方向の一端側(非固定側)から示す正面図である。第1駆動受入ギヤフランジ12’の駆動受入ギヤ12a’は、2重の中空構造になっている。より中心側にある第1の中空は、プロセスユニットの側板に設けられた固定軸部材を受けるための滑り軸受けになっている。かかる滑り軸受けを構成する目的で、駆動受入ギヤ12a’の中心部には第1の筒状壁が形成されているが、これと、駆動受入ギヤ12a’の外縁部で複数の歯車を具備している第2の筒状壁との間も中空(第2の中空)になっているのである。これら筒状壁を補強するために、両壁の間をそれぞれ架け渡しする4つのリブ12a’が放射状に設けられている。
図7は、第2駆動受入ギヤフランジ12"を軸線方向の一端側(非固定側)から示す正面図である。この第2駆動受入ギヤフランジ12"も2重の中空構造になっており、第1の筒状壁と第2の筒状壁との間を架け渡しする4つのリブ12a"が設けられているが、それぞれのリブ12a"には、軸線方向の端面から突出する突起部12e"がリブ12a"に一体形成されている。
かかる構成では、識別手段としての突起部12e"の有無により、第1駆動受入ギヤフランジ12’と第2駆動受入ギヤフランジ12"とを、視覚や手で触った感触によって容易に識別することができる。そして、識別後に、両フランジの位置関係を確認することで、プロセスユニットについて、感光体ユニット10の逆転によって既に再生されたものであるのか、まだ再生されていないものであるのかを、容易に区別することができる。
[第1変形例装置]
図8は、実施例に係るプリンタの第1変形例装置の第2駆動受入ギヤフランジ12"を示す正面図である。第1変形例装置においては、図示のように、第2駆動受入ギヤフランジ12"の中空内に、視覚的に判読可能な識別マークである「RE」という文字マーク12f"が形成される。この文字マーク12fは、突起あるいは溝によって形作られている。これに対し、図示しない第1駆動受入ギヤフランジにおいては、かかる突起や溝が付されていないか、第2駆動受入ギヤフランジ12"とは異なる文字マークが付されている。かかる構成では、文字マークの有無又は違いにより、第1駆動受入ギヤフランジ(12’)と、第2駆動受入ギヤフランジ12"とを視覚的に容易に識別することができる。
なお、感光体の軸線方向の両端にそれぞれ固定する2つの駆動受入ギヤフランジのサイズを異ならせる必要がない場合には、フランジ成形用の型に対して、文字マーク用の「入れ子」を着脱可能に設けることで、両フランジで互いに文字マークを異ならせつつ、両フランジを同一の型によって成形することが可能になる。
また、2の駆動受入ギヤフランジを互いに識別するための識別手段としては、突起や文字マークの他、両フランジの材料の色違い、ラベル、印刷などを採用することが可能である。
[第2変形例装置]
図9は、実施例に係るプリンタの第2変形例装置の第1駆動受入ギヤフランジ12’を示す拡大構成図である。この第1駆動受入ギヤフランジ12’は、原動ギヤからの回転駆動力を受けるための駆動受入ギヤ12a’と、図示しない搬送回転体(図2の43)に回転駆動力を出力するための駆動出力ギヤ12g’とが、互いに軸線方向に並んだ状態で一体形成されている。駆動出力ギヤ12g’は、搬送回転体に固定されたギヤ、あるいはこれに噛み合っている中継ギヤと噛み合うことで、ドラムクリーニング装置(図2の40)の搬送回転体に回転駆動力を出力する。
図示しない第2駆動受入ギヤフランジも、第1駆動受入ギヤフランジ12’と同様に駆動受入ギヤと駆動出力ギヤとが一体形成されているが、その駆動受入ギヤの長さ又は駆動出力ギヤの長さが、第1駆動受入ギヤフランジ12’とは異なっている。
これまで、回転駆動体として、潜像担持体である感光体11を有する感光体ユニット10に本発明を適用した例について説明したが、現像ローラなど、他の回転体を有する回転駆動体ユニットにも、本発明の適用が可能である。
以上、実施形態に係るプリンタにおいては、回転駆動体たる感光体11の回転軸線方向の一端部に固定する駆動受入部材である駆動受入ギヤ12aと、他端部に固定する駆動受入部材である駆動受入ギヤ12aとを互いに同形状且つ同サイズにしているので、両者として、互いに同一型から成形される同一部品を使用することができる。
また、実施例に係るプリンタや第1変形例装置においては、回転駆動体たる感光体11の回転軸線方向の一端部に固定する駆動受入部材である第1駆動受入ギヤフランジ12’の駆動受入ギヤ12a’と、他端部に固定する駆動受入部材である第2駆動受入ギヤフランジ12"の駆動受入ギヤ12a"とを識別するための識別手段としての突起や文字マークを、それらギヤのうちの少なくとも一方に設けている。かかる構成では、両フランジの識別後に、両フランジの位置関係を確認することで、プロセスユニットについて、感光体ユニット10の逆転によって既に再生されたものであるのか、まだ再生されていないものであるのかを、容易に区別することができる。
また、実施例に係るプリンタにおいては、識別手段として、駆動受入ギヤ12a"の回転軸線方向の端面から突出する突起部12e"を用いているので、手で触った感触によって両フランジを容易に識別することができる。
また、第1変形例装置においては、識別手段として、視覚的に判読可能な識別マークである文字マーク12f"を用いているので、両フランジを視覚的に容易に識別することができる。
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 同プリンタのプロセスユニットを示す拡大構成図。 同プロセスユニットに搭載される感光体ユニットをプロセスユニットの側板とともに示す拡大構成図。 実施例に係るプリンタの感光体ユニットとその周囲構成とを示す部分構成図。 同感光体ユニットを示す拡大構成図。 同感光体ユニットの第1駆動受入ギヤフランジを軸線方向の一端側(非固定側)から示す正面図。 同感光体ユニットの第2駆動受入ギヤフランジを軸線方向の一端側(非固定側)から示す正面図。 第1変形例装置の第2駆動受入ギヤフランジを示す正面図。 第2変形例装置の第1駆動受入ギヤフランジ12を示す拡大構成図。 従来の感光体ユニットをプロセスユニットのケーシングの側板とともに示す拡大構成図。
符号の説明
1:プロセスユニット(回転駆動体装置)
10:感光体ユニット(回転駆動体ユニット、潜像担持体ユニット)
11:感光体(回転駆動体、潜像担持体)
12:駆動受入ギヤフランジ(駆動受入部材)
12a,12a’,12a":駆動受入ギヤ(駆動受入部材)
12g:駆動出力ギヤ(駆動出力部材)
12e":突起部(識別手段)
12f":文字マーク(識別マーク)
51:左側板(支持手段)
52:右側板(支持手段)

Claims (13)

  1. 回転駆動可能な回転駆動体と、原動側で回転駆動する駆動伝達部材との噛み合いによって回転駆動力を該回転駆動体に伝達するために該回転駆動体の回転軸線方向の端部に固定された駆動受入部材とを有する回転駆動体ユニットにおいて、
    上記回転駆動体として、画像形成装置の内部で回転駆動されるものを用い、且つ、上記駆動受入部材を該回転駆動体の回転軸線方向の両端部にそれぞれ設けたことを特徴とする回転駆動体ユニット。
  2. 請求項1の回転駆動体ユニットにおいて、
    上記回転駆動体の回転軸線方向の一端部に固定する上記駆動受入部材と、他端部に固定する上記駆動受入部材とを互いに同形状且つ同サイズにしたことを特徴とする回転駆動体ユニット。
  3. 請求項1の回転駆動体ユニットにおいて、
    上記回転駆動体の回転軸線方向の一端部に固定する上記駆動受入部材と、他端部に固定する上記駆動受入部材とを識別するための識別手段を、両駆動受入部材のうちの少なくとも一方に設けたことを特徴とする回転駆動体ユニット。
  4. 請求項3の回転駆動体ユニットにおいて、
    上記識別手段として、上記駆動受入部材の回転軸線方向の端面から突出する突起部を用いたことを特徴とする回転駆動体ユニット。
  5. 請求項3の回転駆動体ユニットにおいて、
    上記識別手段として、視覚的に判読可能な識別マークを用いたことを特徴とする回転駆動体ユニット。
  6. 請求項1、3、4又は5の回転駆動体ユニットにおいて、
    上記回転駆動体の回転軸線方向の一端部に固定する上記駆動受入部材、及び、他端部に固定する上記駆動受入部材、として、互いに回転軸線方向の長さが異なるもの、を用いたことを特徴とする回転駆動体ユニット。
  7. 請求項1乃至6の何れかの回転駆動体ユニットにおいて、
    上記回転駆動体の回転軸線方向の一端部に固定する上記駆動受入部材、及び、他端部に固定する上記駆動受入部材、として、それぞれ該回転駆動体の回転駆動力を他の部材に伝達するための駆動出力部材を回転軸線方向に並べて一体形成又は固定したもの、を用いたことを特徴とする回転駆動体ユニット。
  8. 請求項1乃至7の何れかの回転体ユニットであって、
    上記回転駆動体が回転周面に潜像を担持する潜像担持体であることを特徴とする回転体ユニット。
  9. 回転駆動可能な回転駆動体と、原動側で回転駆動する駆動伝達部材との噛み合いによって回転駆動力を該回転駆動体に伝達するために該回転駆動体の回転軸線方向の端部に固定された駆動受入部材とを有する回転駆動体ユニットにおいて、
    上記駆動受入部材を上記回転駆動体の回転軸線方向の両端部にそれぞれ設けたことを特徴とする回転駆動体ユニット。
  10. 少なくとも、回転駆動可能な回転駆動体、及び、原動側で回転駆動する駆動伝達部材との噛み合いによって回転駆動力を該回転駆動体に伝達するために該回転駆動体の回転軸線方向の一端部に固定された駆動受入部材、を有する回転駆動体ユニットと、該回転駆動体ユニットを回転自在に支持する支持手段とを、画像形成装置本体に対して一体的に着脱可能にした回転駆動体装置において、
    上記回転駆動体ユニットとして、請求項1乃至8の何れかの回転駆動体ユニットを用いたことを特徴とする回転駆動体装置。
  11. 少なくとも、回転駆動可能な回転駆動体、及び、原動側で回転駆動する駆動伝達部材との噛み合いによって回転駆動力を該回転駆動体に伝達するために該回転駆動体の回転軸線方向の一端部に固定された駆動受入部材、を有する回転駆動体ユニットと、該回転駆動体ユニットを回転自在に支持する支持手段とを、画像形成装置本体に対して一体的に着脱可能にした回転駆動体装置の使用済み品を構成材料とするリサイクル回転駆動体装置であって、
    上記回転駆動体ユニットとして、請求項10の回転駆動体ユニットを用いたことを特徴とするリサイクル回転駆動体装置。
  12. 少なくとも、回転駆動体、及び、原動側で回転駆動する駆動伝達部材との噛み合いによって回転駆動力を該回転駆動体に伝達するために該回転駆動体の回転軸線方向の一端部に固定された駆動受入部材、を有する回転駆動体ユニットと、該回転駆動体ユニットを回転可能に支持する支持手段とを有する画像形成装置において、
    上記回転体ユニットとして、請求項1乃至8の何れかの回転駆動体ユニットを用いたことを特徴とする画像形成装置。
  13. 回転駆動体を回転駆動する回転駆動体装置を備える画像形成装置において、
    上記回転駆動体装置として、請求項10の回転駆動体装置を用いるか、あるいは、請求項11のリサイクル回転駆動体装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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